JP7451726B2 - 電子装置カバー及び電子装置コンポーネント - Google Patents

電子装置カバー及び電子装置コンポーネント Download PDF

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Description

[関連する出願の参照]
本出願は2020年1月23日に中国国家知識産権局に出願され、名称が「COVER AND ELECTRONIC DEVICE」である中国特許出願第202010076923.0号の優先権を主張し、本中国特許出願の全体が参照によって本明細書に援用される。本出願は2020年2月12日に中国国家知識産権局に出願され、名称が「ELECTRONIC DEVICE COVER AND ELECTRONIC DEVICE COMPONENT」である中国特許出願第202010089378.9号の優先権を主張し、本中国特許出願の全体が参照によって本明細書に援用される。
本出願は情報技術の分野に関し、特に、電子装置カバー及び電子装置コンポーネントに関する。
情報技術の急速な発達にともない、温度が高く大気質が比較的劣悪である限界間際の場面で電子装置が使用されることが徐々に多くなってきており、また、こうした場面で広く用いられている。限界間際の場面で比較的苛酷な環境に適応するために、防塵性、放熱性や耐食などの電子装置の性能は電子装置の市場競争力に影響する主な要因になっている。従来の技術では、電子装置のシャーシの吸気口には防塵のために塵埃フィルタが配置されることが多い。この解決手段によって比較的優れた防塵効果を実現することができるが、塵埃フィルタを配置した分だけ冷風の抵抗が増大し、これは電子装置の放熱性に影響する。これに加えて、塵埃フィルタは塵埃によって目詰まりし易く、定期的に清掃されメンテナンスされる必要がある。メンテナンスが適時に実行されない場合、塵埃がシャーシに侵入することが避けられず、塵埃中の有害な汚染物質が基板に取り付いた後、湿潤状態で潮解が起こって基板が腐食する。これに加えて、電子装置の作動中には、電子装置内の基板などの電子部品が環境の温度及び湿度の影響により腐食し易い。この結果、電子装置の性能が影響を受ける。
本出願では、電子装置の放熱性に影響を及ぼすことなく、電子装置の耐食性を改善する電子装置カバー及び電子装置コンポーネントを提供する。
第1の態様に係れば、本出願では電子装置カバーを提供する。電子装置カバーは電子装置を収容するように構成されてもよい。電子装置カバーには第1の吸気ウインドウと第1の排気ウインドウとが配置される。第1の吸気ウインドウは電子装置の吸気口と連通して吸気路を形成するように構成されてもよく、第1の排気ウインドウは電子装置の排気口と連通して排気路を形成するように構成されてもよい。これに加えて、電子装置カバー内には空気戻り路がさらに配置され、空気戻り路は排気路及び吸気路と連通するように構成されてもよく、これにより、排気路内の高温戻り空気の一部が吸気路に流入することができる。
上述の解決手段では、熱気の一部を吸気路に戻すように空気戻り路が配置され、これにより、電子装置の放熱性に影響することなくシャーシの吸気温度が僅かに上昇することが可能である。このようにして、シャーシ内の領域でありかつ吸気口領域に近い冷気領域をなくすことができ、シャーシ内の空気の相対湿度を下げることができ、基板などの電子部品が腐食するおそれを緩和することができる。
具体的に配置する際、電子装置カバーは上部パネル、第1の側部パネル、及び下部パネルを含んでもよい。上部パネルと下部パネルとの間に第1の側部パネルが接続される。第1の側部パネルの内壁にはバッフルプレートが配置される。バッフルプレートは下部パネルに対して斜めに配置される。バッフルプレートの2つの側には吸気路と排気路とがそれぞれ位置し、バッフルプレートと下部パネルとの間の隙間が空気戻り路の一部を形成してもよい。このようにして、空気戻り路内で、バッフルプレートの一方側でありかつ排気路に近い側からの高温戻り空気が主にバッフルプレートと下部パネルとの間の隙間を通じて吸気路側に近い側に流入し、これにより、吸気路の下方領域に供給される高温戻り空気が比較的充足する。これは、吸気路内で形成された混合空気の温度の均衡を一層保たせるのに有用である。
第1の吸気ウインドウ及び第1の排気ウインドウの具体的な配置位置は限定されない。可能な実現例では、第1の側部パネルには第1の吸気ウインドウ及び第1の排気ウインドウが配置されてもよい。この場合、第1の側部パネルと電子装置のパネルとの間に空気戻り路が形成され、空気戻り路の配置がより容易になり、電子装置カバーの構成が簡略化される。
特定の実現例では、第1の吸気ウインドウと第1の排気ウインドウとの間にはバッフルプレートが位置する。
バッフルプレートを具体的に配置する際、バッフルプレートは第1の端部、第2の端部、第3の端部、及び第4の端部を含んでもよい。第1の端部と第2の端部とは互いに対向し、第3の端部は、バッフルプレートの一端でありかつ上部パネルに近い端部であり、第4の端部は、バッフルプレートの一端でありかつ下部パネルに近い端部である。電子装置が電子装置カバー内に配置されるとき、第1の端部によってシャーシのパネルを付勢することができ、第2の端部が第1の側部パネルに接続され、第3の端部が上部パネルに接続されてもよいし第3の端部と上部パネルとが間隔を空けて配置されてもよく、第4の端部と下部パネルとが間隔を空けて配置される。
バッフルプレートの具体的な構成形態は限定されない。特定の実現例では、バッフルプレートは直線状プレート構成のプレートであってもよく、バッフルプレートと上部パネルとが直交して配置されてもよい。これの代わりに、バッフルプレートは吸気路の一方側に斜めに向いて配置されてもよく、すなわち、バッフルプレートの一方側でありかつ吸気路に近い側部と上部パネルとの間の狭角が鋭角である。
具体的に実施する際、バッフルプレートの第3の端部は上部パネルに接続されてもよい。この場合、空気戻り路内で、バッフルプレートの一方側でありかつ排気路に近い側からの高温戻り空気はバッフルプレートと下部パネルとの間の隙間を通じてしか吸気路に近い側に流入することができず、吸気路内で形成された混合空気の温度の均衡を一層保たせることができる。これに加えて、電子装置カバー内には空気ガイドがさらに配置される。空気ガイドは特に空気戻り路に配置されてもよく、高温戻り空気をバッフルプレートと下部パネルとの間の隙間を通じて吸気路に案内するように構成されることで、高温戻り空気が一層整流化されてより効率的に吸気路に流入することができ、これにより、混合空気を形成する効率が改善される。
空気ガイドの具体的な構成形態は限定されない。たとえば、特定の実現例では、空気ガイドは複数のガイド翼板を含み、複数のガイド翼板は第1の側部パネルの内壁に間隔を空けて配置されてもよい。このようにして、隣接する2つのガイド翼板の間に第1のガイド樋を形成することができる。
バッフルプレートの一方側でありかつ吸気路に近い側部と上部パネルとの間の狭角が鋭角である場合、複数のバッフルプレートが存在してもよい。複数のバッフルプレートは第1の側部パネルの内壁に間隔を空けて配置されてもよく、複数のバッフルプレートの第3の端部が上部パネルから順次より遠ざかる。このようにして、隣接する2つのバッフルプレートの間に空気戻り路の第2のガイド樋を形成することができる。第2のガイド樋の一端でありかつ吸気路と連通する一端が下部パネルの近くに配置される。このようにして、排気路からの高温戻り空気を、吸気路の領域でありかつ下部パネルに近い下方領域に整流化して案内することができる。これは、吸気路内で形成された混合空気の温度の均衡が一層保たれるのに有用である。
別の特定の実現例では、上記とは異なり、バッフルプレートは曲げプレート構成のプレートであってもよい。この場合、1つ以上のバッフルプレートが存在する。1つのバッフルプレートが存在する場合、バッフルプレートの第3の端部が上部パネルに接続されてもよく、バッフルプレートの第4の端部が吸気路の一方側の方に曲がっていてもよい。この場合、バッフルプレートの一方側でありかつ排気路に近い側からの高温戻り空気はバッフルプレートと下部パネルとの間の隙間を通じてしか吸気路に近い側に流入することができず、吸気路内で形成された混合空気の温度の均衡を一層保たせることができる。これに加えて、バッフルプレートの曲げ形状には気流を案内する機能も持つことができ、この形状によって、吸気路の領域でありかつ下部パネルに近い下方領域に高温戻り空気を案内することができる。
複数のバッフルプレートが存在する場合、複数のバッフルプレートは第1の側部パネルの内壁に間隔を空けて配置されてもよく、複数のバッフルプレートの第3の端部が上部パネルから順次より遠ざかる。このようにして、隣接する2つのバッフルプレートの間に空気戻り路の第2のガイド樋を形成することができる。第2のガイド樋の一端でありかつ吸気路と連通する一端が下部パネルの近くに配置される。このようにして、排気路からの高温戻り空気を、吸気路の領域でありかつ下部パネルに近い下方領域に整流化して案内することができる。これは、吸気路内で形成された混合空気の温度の均衡が一層保たれるのに有用である。
曲げプレート構成が用いられる場合、バッフルプレートは特に円弧形プレート、複数の直線状プレートを接続することによって形成される組合せプレートや、直線状プレートと円弧形プレートとを接続することによって形成される組合せプレートなどの構成形態のプレートであってもよい。
可能な実現例では、電子装置カバーの内壁には吸音コットンが配置される。このようにして、吸音コットンを用いることで、電子装置が動作するときに発生する騒音を電子装置カバー内で遮音することができる。
吸音コットンが電子装置カバーの内壁に配置される場合、特に、吸音コットンを接着剤によって電子装置カバーの内壁に接着固定して、吸音コットンと電子装置カバーの内壁との間の接続の信頼性を確保してもよい。
第1の吸気ウインドウ及び第1の排気ウインドウはよろい戸であってもよい。よろい戸のブレードは特に曲げブレードであってもよい。ブレードの各々が第1の曲げ部分と第2の曲げ部分とを含む。第1の曲げ部分は第2の曲げ部分と比較して電子装置カバーの内部の方に近づけて配置され、第1の曲げ部分と第2の曲げ部分との間の狭角が180度未満である。この設計では、隣接する2つのブレードの間に形成された吸気口は曲がり孔である。電子装置カバー内の音が吸気口を通過するとき、複数回の反射又は屈折が起こる。複数回の反射及び屈折の際、音響エネルギーの一部が空気によって吸収される。このようにして、電子装置カバーから最終的に広がる音が弱められることが可能であり、これにより、騒音がさらに抑えられる。
可能な実現例では、電子装置はシャーシを含み、シャーシの両側の2つのパネルに吸気口と排気口とがそれぞれ配置される。電子装置カバーは、互いに対向する第2の側部パネルと第3の側部パネルとをさらに含み、第2の側部パネル及び第3の側部パネルは第1の側部パネルの2つの側にそれぞれ接続され、第2の側部パネルはシャーシの一方側でありかつ吸気口が配置される側のパネルに対向して配置される。
上述の解決手段に係れば、吸気路は、第1の側部パネルの領域でありかつ第2の側部パネルに近い領域とシャーシのパネルとの間に形成される第1の部分と、第2の側部パネルとシャーシのパネルとの間に形成される第2の部分との2つの部分を含んでもよい。排気路も、第1の側部パネルの領域でありかつ第3の側部パネルに近い領域とシャーシのパネルとの間に形成される第3の部分と、第3の側部パネルとシャーシのパネルとの間に形成される第4の部分との2つの部分を含んでもよい。
可能な実現例では、上部パネルの一方側でありかつ第2の側部パネルに近い側には第2の吸気ウインドウが配置され、第2の吸気ウインドウは吸気路と連通する。上部パネルの一方側でありかつ第3の側部パネルに近い側には第2の排気ウインドウが配置され、第2の排気ウインドウは排気路と連通する。このようにして、吸気経路と排気経路とを増加させることができ、電子装置の放熱効率を改善させることができる。
可能な実現例では、第2の側部パネルには第3の吸気ウインドウが配置される。第3の吸気ウインドウは吸気路と連通し、第3の吸気ウインドウは切換え式ウインドウである。第3の吸気ウインドウの開放状態か閉鎖状態かを調節することによって様々な場面で電子装置コンポーネントを用いることができる。
可能な実現例では、電子装置カバーを屋外環境で用いることができる。電子装置内の空気の相対湿度は比較的低く、電子装置外の塩化ナトリウムや塩化カリウムなどの強い腐食性を持つ物質が電子装置に侵入しても、潮解の進行が起こることはない。したがって、電子部品に対する腐食効果が起こらない。
第2の態様に係れば、本出願では電子装置コンポーネントをさらに提供する。電子装置コンポーネントは電子装置と、上述の可能な実現例のいずれか1つの電子装置カバーとを含む。電子装置は電子装置カバー内に配置されてもよい。電子装置カバーにより、電子装置の吸気温度を調節することによって電子装置内の相対湿度を下げることができ、これにより、電子装置内の電子部品に腐食が及ぶおそれが緩和されることが可能であり、電子装置の耐食性が改善されることが可能である。
可能な実現例では、電子装置はサーバである。
可能な実現例では、電子装置はネットワークデバイスである。
可能な実現例では、電子装置は記憶デバイスである。
可能な実現例では、電子装置は屋外環境で用いることができる電子装置である。
本出願の実施形態に係る電子装置コンポーネントの構成の一部の概略図である。 本出願の実施形態に係る電子装置カバーの構成の一部の概略図である。 本出願の実施形態に係る電子装置カバー内の気流の流れの方向の概略図である。 本出願の実施形態に係る第1の側部パネルの構成の一部の概略図である。 本出願の別の実施形態に係る第1の側部パネルの構成の一部の概略図である。 本出願のさらに別の実施形態に係る第1の側部パネルの構成の一部の概略図である。 本出願のまたさらに別の実施形態に係る第1の側部パネルの構成の一部の概略図である。 本出願のなおまたさらに別の実施形態に係る第1の側部パネルの構成の一部の概略図である。 本出願のさらなる実施形態に係る第1の側部パネルの構成の一部の概略図である。 本出願のさらなる別の実施形態に係る第1の側部パネルの構成の一部の概略図である。 本出願の実施形態に係る第1の吸気ウインドウの構成の一部の概略図である。
本出願の目的、技術的解決手段及び効果をより明確にするために、以下、添付の図面を参照して本出願を詳細にさらに説明する。
本出願の実施形態で提供されている電子装置カバーの理解を容易にするために、以下、電子装置カバーの適用場面をまず説明する。本出願の実施形態で提供されているカメラモジュールは電子装置を収容するように構成されてもよい。電子装置は、サーバ、通信デバイス、ネットワークデバイス、記憶デバイス、ルータやスイッチなど、従来の技術の装置であってもよい。インターネット技術及び5G技術の急速な発達にともない、比較的苛酷な環境における限界間際の場面で電子装置が使用されることが徐々に多くなってきており、また、こうした場面で広く用いられている。限界間際の場面で高温、劣悪大気質、低騒音などの条件に適合するために、放熱、防塵、騒音抑制や耐食などの電子装置の特性が継続的に改善される必要がある。従来の技術では、電子装置のシャーシの吸気口には防塵のために塵埃フィルタが配置されることが多い。この解決手段の効果は防塵効果に比較的優れることである。この解決手段の欠点は塵埃フィルタを配置することによって冷風の抵抗が増大することであり、これは電子装置の放熱性に影響する。これに加えて、塵埃フィルタは塵埃によって目詰まりし易く、定期的に清掃されメンテナンスされる必要がある。メンテナンスが適時に実行されず、塵埃がシャーシに侵入し、塵埃中の有害な腐食性汚染物質が基板に取り付いた後、湿潤状態で潮解が起こる場合、基板が腐食する。深刻な例では、基板が短絡するおそれがある。これに加えて、電子装置の作動中には、電子装置内の基板などの電子部品が環境の温度及び湿度の影響により腐食し易い。この結果、電子装置の性能が影響を受ける。
上記に鑑みて、本出願では、電子装置カバー、及び電子装置カバーを用いる電子装置コンポーネントを提供する。電子装置カバーにより、電子装置の放熱性に影響を及ぼすことなく、電子装置の耐食性を改善することができる。
図1を参照して、本出願の実施形態で提供されている電子装置カバー10は電子装置20を収容するように構成されてもよい。電子装置20はシャーシ21と、シャーシ21内に配置される基板やファンなどの部品とを含んでもよい。シャーシ21には吸気口22と排気口23とが配置されている。具体的に配置を行なう際、シャーシ21の両側の2つのパネルに吸気口22と排気口23とが配置されてもよい。ファンの吸気側が吸気口22の向きに配置されてもよく、ファンの排気側が排気口23の向きに配置されてもよい。このようにして、シャーシ21外の冷気がファンの吸引効果を受けて吸気口22からシャーシ21に流入し、シャーシ21に流入した冷気は電子部品と熱を交換した後に暖まる。その後、冷気はファンの排気効果を受けて排気口23を通じてシャーシ21から排出されて、電子装置20の放熱が実施される。
シャーシ21内の空気の相対湿度が、関係する電子部品の腐食に影響する重要な指標である点に留意するべきできある。例として基板を用いる。基板上のケーブルのほとんどが銅製であり、空気中での銅の腐食の相対湿度閾値は60%である。相対湿度が閾値を超える環境では、相対湿度値が増加するにつれて銅の腐食速度が増加する。上記に加えて、相対湿度が増加するにつれて基板表面上の絶縁抵抗部の抵抗が減少する。60%~65%の範囲の相対湿度が、絶縁抵抗部の抵抗が減少する転換点である。これに加えて、相対湿度が60%未満であると、塩化ナトリウムや塩化カリウムなどの強い腐食性を持つ物質の潮解が起こらず、電子部品に対する腐食効果が起こらない。
したがって、シャーシ21内の空気の相対湿度を抑制することによって基板が腐食するおそれが緩和されることが可能である。絶対湿度が一定に保たれる場合、温度が高いことは相対湿度が低いことを表わすと考えることができる。この原則にしたがえば、電子装置20の通常の放熱に影響を与えない範囲でシャーシ21の吸気温度を僅かに上昇させて相対湿度を下げることができる。本出願の本実施形態では、電子装置カバー10を配置することによってシャーシ21の吸気温度が上昇する。
具体的に実施する際、図2を参照して、電子装置カバー10に第1の吸気ウインドウ11と第1の排気ウインドウ12とが配置される。第1の吸気ウインドウ11は、シャーシ21の吸気口22と連通し、第1の吸気ウインドウ11と吸気口22との間に吸気路を形成するように構成されてもよい。第1の排気ウインドウ12は、シャーシ21の排気口23と連通し、第1の排気ウインドウ12と排気口23との間に排気路を形成するように構成されてもよい。電子装置20の放熱が行なわれるとき、電子装置カバー10外の新気が第1の吸気ウインドウ11を通じて電子装置カバー10に流入し、吸気路を流れ、吸気口22を通じてシャーシ21に流入することができる。シャーシ21内での電子部品との熱交換の後、新気が排気路23を通じてシャーシから排出され、排気路を流れ、新気は第1の排気ウインドウ12を通じて電子装置カバー10から排出され、熱交換サイクルを1回完了させることができる。
電子装置カバー10には空気戻り路がさらに設けられている。空気戻り路は排気路及び吸気路と個別に連通してもよい。排気路内の熱気の一部が空気戻り路を通じて吸気路に流入することができ、第1の吸気ウインドウ11を通じて吸気路に流入する新気と混合されて、新気の温度よりも僅かに高い温度の混合空気を形成する。混合空気はファンの作用を受けて吸気路22を通じてシャーシ21に流入して、吸気路22の吸気温度を上昇させる。このようにして、シャーシ21内の領域でありかつ吸気口22に近い冷気領域がなくなり、シャーシ21内の空気の相対湿度が下がり、さらに、基板などの電子部品が腐食するおそれが緩和される。これに加えて、大気質が比較的劣悪である適用場面、たとえば屋外環境であっても、シャーシ内の空気の相対湿度は比較的低いので、シャーシに侵入した塩化ナトリウムや塩化カリウムなどの強い腐食性を持つ物質の潮解は起こらず、電子部品に対する腐食効果は起こらない。
引き続き図2を参照して、電子装置カバー10は特に、上部パネル101、下部パネル102、第1の側部パネル103、第2の側部パネル104、第3の側部パネル105、及び第4の側部パネル(図示せず)を含む六面体構造のカバーであってもよい。上部パネル101と下部パネル102とが互いに対向し、第1の側部パネル103と第4の側部パネルとが互いに対向し、第2の側部パネル104と第3の側部パネル105とが互いに対向する。電子装置カバー10内に電子装置が配置されると、シャーシに吸気口が配置されている側のパネルに対向して第2の側部パネル104が配置されてもよく、シャーシの一方側でありかつ排気口が配置される側にあるパネルに対向して第3の側部パネル105が配置される。
本出願の本実施形態では、上述の第1の吸気ウインドウ11と第1の排気ウインドウ12とが第1の側部パネル103に配置されてもよい。具体的に配置を行なう際、第1の吸気ウインドウ11は、第1の側部パネル103の一方側でありかつ第2の側部パネル104に近い側に位置し、第1の排気ウインドウ12は、第1の側部パネル103の一方側でありかつ第3の側部パネル105に近い側に位置する。これの代わりに、第1の吸気ウインドウ11と第1の排気ウインドウ12とが第4の側部パネルに配置されてもよいことが当然分かる。具体的に配置を行なう際、第1の吸気ウインドウ11は、第4の側部パネルの一方側でありかつ第2の側部パネル104に近い側に位置し、第1の排気ウインドウ12は、第4の側部パネルの一方側でありかつ第3の側部パネル105に近い側に位置する。電子装置に対する放熱効果を改善するために、本出願の他の実施形態では、第3の側部パネル105及び第4の側部パネルの各々に第1の吸気ウインドウ11及び第1の排気ウインドウ12が配置されてもよく、これにより、吸気経路及び排気経路が増加し、放熱効率が改善される。
以下、第1の側部パネル103の構造と、吸気路、排気路及び空気戻り路の配置形態とを具体的に説明するのに、第1の吸気ウインドウ11と第1の排気ウインドウ12とが第1の側部パネル103に配置されている例を用いる。
図3を参照して、本出願の本実施形態では、吸気路30は、第1の側部パネル103の領域でありかつ第2の側部パネル104に近い領域とシャーシ21のパネルとの間に形成される第1の部分31と、第2の側部パネル104とシャーシ21のパネルとの間に形成される第2の部分32との2つの部分を含んでもよい。排気路40も、第1の側部パネル103の領域でありかつ第3の側部パネル105に近い領域とシャーシ21のパネルとの間に形成される第3の部分41と、第3の側部パネル105とシャーシ21のパネルとの間に形成される第4の部分42との2つの部分を含んでもよい。第1の側部パネル103とシャーシ21のパネルとの間に空気戻り路50も形成される。空気戻り路50は第1の部分31と第3の部分41との間に位置し、第1の部分31及び第3の部分41とそれぞれ連通する。このようにして、空気戻り路50の配置の難度を下げることができ、電子装置カバー10の構造を簡略化することができる。
熱気は上昇するので、一般的に、空気戻り路50内で上部パネル101に近い高温戻り空気の温度は、下部パネル102に近い高温戻り空気の温度よりも高い。空気戻り路50内の高温戻り空気が吸気路30に流入して新気と混合された後に形成される混合空気にシャーシの上部と下部との温度の不均衡が起こることによって、シャーシ内の空気の相対湿度の調節効果が影響を受けることを避けるために、図2及び図3に関する本出願の本実施形態では、第3の側部パネル105の内壁にバッフルプレート13が配置されてもよい。バッフルプレート13は下部パネルに対して斜めに配置され、特に、第1の吸気ウインドウ11と第1の排気ウインドウ12との間に位置してもよい。この場合、バッフルプレートの2つの側に吸気路と排気路とがそれぞれ位置し、バッフルプレートと下部パネルとの間の隙間が空気戻り路の一部を形成してもよい。バッフルプレート13を配置する。これにより、空気戻り路50では、バッフルプレートの一方側でありかつ排気路40に近い側からの高温戻り空気が主に、バッフルプレート13と下部パネル102との間の隙間を通って吸気路30に近い側に流入する。このようにすれば、吸気路30に近い側の高温戻り空気がこのようにしても上昇する場合であっても、高温戻り空気がバッフルプレート13と下部パネル102との間の隙間を通じて絶えず供給されて、高温戻り空気が下部で比較的充足するので、高温戻り空気が吸気路30に流入して新気と混合された後、温度の均衡が比較的保たれた混合空気を得ることができる。
本出願の本実施形態で、バッフルプレートが下部パネルに対して斜めのパネルであることは、バッフルプレートが下部パネルに垂直であることを含むが、これに限定されない。特に、バッフルプレートと下部パネルとは平行ではない。この場合、バッフルプレートの一方側でありかつ排気路40に近い側からの高温戻り空気は主に、バッフルプレート13と下部パネル102との間の隙間を通じて吸気路30に近い側に流入し、これにより、下部の高温戻り空気が比較的充足する。したがって、高温戻り空気が吸気路30に流入して新気と混合された後、温度の均衡が比較的保たれた混合空気を得ることができる。
バッフルプレート13を具体的に配置する際、バッフルプレート13は第1の端部、第2の端部、第3の端部及び第4の端部を含んでもよい。第1の端部と第2の端部とは互いに対向し、第3の端部は、バッフルプレート13の一端でありかつ上部パネル101に近い端部であり、第4の端部は、バッフルプレート13の一端でありかつ下部パネル102に近い端部である。電子装置が電子装置カバー10内に配置されるとき、第1の端部によってシャーシのパネルを付勢することができ、第2の端部が第1の側部パネルに接続され、第3の端部が上部パネル101に接続されてもよいし第3の端部と上部パネル101とが間隔を空けて配置されてもよく、第4の端部と下部パネル102とが間隔を空けて配置される。
バッフルプレート13の具体的な構成形態は限定されない。本出願の特定の実施形態では、バッフルプレート13は特に直線状プレート構成のプレートであってもよく、バッフルプレート13と上部パネル101とが直交して配置されてもよい。これの代わりに、図4を参照して、バッフルプレート13は吸気路30の一方側に斜めに向いて配置されてもよく、すなわち、上部パネル101と、バッフルプレート13の一方側でありかつ吸気路30に近い側部との間の狭角が鋭角である。この場合、バッフルプレート13の第3の端部が上部パネル101に接続されていてもよく、これにより、バッフルプレート13の一方側でありかつ排気路40に近い側からの高温戻り空気がバッフルプレート13と下部パネル102との間の隙間を通じてしか吸気路30に近い側に流入することができず、これにより、吸気路30内で形成された混合空気の温度の均衡が一層保たれる。本出願の別の特定の実施形態では、バッフルプレート13は特に直線状プレート構成のプレートであってもよい。これの代わりに、図4を参照して、バッフルプレート13は吸気路30の一方側に斜めに向いて配置されてもよく、すなわち、上部パネル101と、バッフルプレート13の一方側でありかつ吸気路30に近い側部との間の狭角が鋭角である。ただし、バッフルプレート13の第3の端部と上部パネル101とが間隔を空けて配置され、第4の端部と下部パネル102とが間隔を空けて配置される。
図2及び図3を参照して、電子装置カバー10内には空気ガイド14がさらに配置されてもよい。空気ガイド14は特に空気戻り路50内に配置されてもよい。整流ガイド(fair guide)14により、高温戻り空気をバッフルプレートと下部パネルとの間の隙間を通じて吸気路30に案内して、高温戻り空気が一層整流化されてより効率的に吸気路30に確実に流入することができるようにすることができ、これにより、混合空気を形成する効率が改善される。
空気ガイド14の具体的な構成形態は限定されない。たとえば、本出願の特定の実施形態では、空気ガイド14は平行に配置された複数のガイド翼板141を含む。複数のガイド翼板141は第3の側部パネル105の内壁に間隔を空けて固定されてもよい。このようにして、隣接する2つのガイド翼板141の間に第1のガイド樋142を形成することができる。具体的に実施する際、第1のガイド樋142の個数は電子装置コンポーネントの具体的な適用場面に基づいて設定されてもよい。たとえば、適用場面の周囲温度が比較的高い場合、比較的少数のガイド樋142が存在してもよく、適用場面の周囲温度が比較的低い場合、比較的多数のガイド樋142が存在してもよい。
図3及び図5を参照して、バッフルプレート13の第4の端部が吸気路30の一方側に斜めに向いて配置される場合、複数のバッフルプレート13が存在してもよい。複数のバッフルプレート13は第1の側部パネル103の内壁に間隔を空けて固定されてもよい。これに加えて、具体的に配置を行なう際、複数のバッフルプレート13のうち、上部パネル101に最も近いバッフルプレート13については、バッフルプレート13の第3の端部が上部パネル101に接続されてもよく、残りのバッフルプレート13の第3の端部は上部パネル101から順次遠ざかる。このようにして、隣接する2つのバッフルプレート13の間に空気戻り路50の第2のガイド樋131を形成することができる。第2のガイド樋131の一端でありかつ排気路40と連通する一端が上部パネル101の近くに配置され、第2のガイド樋131の一端でありかつ吸気路30と連通する一端が下部パネル102の近くに配置され、これにより、排気路40からの高温戻り空気が、吸気路30の領域でありかつ下部パネル102に近い下方領域に整流化されて案内されることが可能であることが分かる。これは、吸気路30内で形成された混合空気の温度の均衡を一層保たせるのに有用である。別の実現例では、複数のバッフルプレート13と上部パネル101とが間隔を空けて配置され、これらのバッフルプレート13の第3の端部は上部パネル101から順次遠ざかる。このようにして、隣接する2つのバッフルプレート13の間に空気戻り路50の第2のガイド樋131を形成することができる。
上記に加えて、本出願の他の可能な実施形態では、上述のバッフルプレートはさらに別の曲げプレート構成のプレートであってもよい。曲げプレートの具体的な構成形態は限定されず、たとえば、複数の直線状プレートを接続することによって形成される組合せプレート、湾曲プレートや、直線状プレートと湾曲プレートとを接続することによって形成される組合せプレートであってもよい。曲げプレートが用いられる場合、1つ以上のバッフルプレートが存在してもよい。図3及び図6を参照して、1つのバッフルプレート13が存在する場合、バッフルプレート13の第3の端部が上部パネル101に接続されてもよく、バッフルプレート13の第4の端部が吸気路30の一方側の方に曲がっていてもよい。この場合、バッフルプレート13の一方側でありかつ排気路40に近い側からの高温戻り空気はバッフルプレート13と下部パネル102との間の隙間を通じてしか吸気路30に近い側に流入することができず、吸気路30内で形成された混合空気の温度の均衡を一層保たせることができる。これに加えて、バッフルプレート13の曲げ形状に基づいて、バッフルプレート13は気流を案内する機能も持つことができ、吸気路30の領域でありかつ下部パネル102に近い下方領域に高温戻り空気を案内することができる。別の可能な実施形態では、バッフルプレート13の第3の端部と上部パネル101とが間隔を空けて配置され、第4の端部と下部パネル102とが間隔を空けて配置される。
複数のバッフルプレート13がある場合、図7を参照して、複数のバッフルプレート13は第1の側部パネル103の内壁に間隔を空けて固定されてもよい。これに加えて、具体的に配置を行なう際、複数のバッフル13のうち、上部パネル101に最も近いバッフルプレート13については、バッフルプレート13の第3の端部が上部パネル101に接続されてもよく、残りのバッフルプレート13の第3の端部は上部パネル101から順次遠ざかり、これにより、隣接する2つのバッフルプレート13の間に空気戻り路50の第2のガイド樋131を形成することができる。同様に、第2のガイド樋131の一端でありかつ排気路40と連通する一端が上部パネル101の近くに配置され、第2のガイド樋131の一端でありかつ吸気路30と連通する一端が下部パネル102の近くに配置される。このようにして、排気路40からの暖気戻り空気が、吸気路30の領域でありかつ下部パネル102に近い下方領域に整流化されて案内されることが可能であり、これは、吸気路30内で形成された混合空気の温度の均衡を一層保たせるのに有用である。別の可能な実施形態では、複数のバッフルプレート13の第3の端部と上部パネル101とが間隔を空けて配置され、これらのバッフルプレート13の第3の端部は上部パネル101から順次遠ざかる。
図7に示されている実施形態では、2つの直線状プレートによって形成された鈍角構成のバッフルプレート13が用いられている。2つの直線状プレートのうち、下部パネル102に近い一方の直線状プレートが吸気路の一方側に斜めに向いて配置され、また、上部パネル101に近い一方の直線状プレートと上部パネルとが直交して配置されてもよいし、上部パネル101に近い直線状プレートが、図8に示されているように吸気路の一方側に斜めに向いて配置されてもよい。本出願ではこれは限定されない。これに加えて、上部パネル101に近い直線状プレートが上部パネル101に接続されてもよし、上部パネル101と上部パネル101に近い直線状プレートとが間隔を空けて配置されてもよい。
本出願の別の実施形態では、上記とは異なり、バッフルプレート13は図9及び図10に示されている湾曲プレートであってもよい。具体的に配置する際、バッフルプレート13は図9に示されているように吸気路側の方に突出してもよいし、図10に示されているように排気路側の方に突出してもよい。本出願ではこれも限定されない。上記とは異なり、1つの湾曲プレートが存在してもよい。湾曲プレートが上部パネル101に接続されてもよいし、湾曲プレートと上部パネル101とが間隔を空けて配置されてもよい。
第1の吸気ウインドウ11と第1の排気ウインドウ12とが第4の側部パネルにそれぞれ配置される場合、第1の側部パネル103の構成と対称な構成が第4の側部パネルに用いられてもよいことが分かるが、本記載では重ねて詳細を説明しない。
上述の実施形態では、バッフルプレート13の空気混合機能及び気流案内機能を組み込んで、シャーシの吸気口の吸気温度が約3℃上昇することができるように空気戻り路50が設計される。このようにして、シャーシ内の領域でありかつ吸気口に近い冷気領域をなくすことができ、シャーシ内の空気の相対湿度が60%以下まで下がることが可能であり、基板などの電子部品が腐食するおそれが緩和されることが可能である。
図2を参照して、本出願の本実施形態では、上部パネル101の一方側でありかつ第2の側部パネル104に近い側に第2の吸気ウインドウ15がさらに配置されてもよく、第2の吸気ウインドウ15は吸気路と連通してもよい。このようにして、第1の吸気ウインドウ11と第2の吸気ウインドウ15との両方を通じて外部の新気が吸気路に流入することができ、これにより、吸気経路を増加させることができる。同様に、上部パネル101の一方側でありかつ第3の側部パネル105に近い側に第2の排気ウインドウ16がさらに配置されてもよく、第2の排気ウインドウ16は排気路と連通してもよい。このようにして、第1の排気ウインドウ12と第2の排気ウインドウ16との両方を通じて排気路内の熱気を排出することができ、これにより、排気経路を増加させることができる。
上記に加えて、図2を参照して、第2の側部パネル104に第3の吸気ウインドウ17が配置されてもよい。第3の吸気ウインドウ17も吸気路と連通する。配置の際、第3の吸気ウインドウ17は特に切換え式ウインドウであってもよい。第3の吸気ウインドウ17の開放状態か閉鎖状態かを調節することによって様々な場面で電子装置コンポーネントを用いることができる。特に、第3の吸気ウインドウ17が開放状態にある場合、大気質が比較的良好であり空気の温度が比較的十分に低い場面で電子装置コンポーネントを用いることができる。第3の吸気ウインドウ17を開放することで、吸気経路を増加させることができる。この場合、吸気路内の新気の温度は比較的低く、高温戻り空気の割合は比較的小さい。電子装置のファンが低速で動作したとしても、放熱要件が満たされることが可能であり、比較的僅かな騒音しか発生しない。これに加えて、外気が比較的清浄な空気であるため、強い腐食性を持つ物質が僅かしかシャーシに侵入せず、電子部品に対する腐食力が比較的弱い。第3の吸気ウインドウ17が閉鎖状態にある場合、大気質が比較的劣悪である場面、たとえば屋外環境で電子装置コンポーネントを用いることができる。この場合、吸気路内の高温戻り空気の割合が相対的に増加するので、シャーシに流入する吸気口の吸気温度が僅かに上昇し、これにより、シャーシ内の空気の相対湿度が下がり、すなわち、この場面では、電子部品が腐食するおそれも緩和されることが可能である。したがって、本出願の実施形態で提供されている電子装置カバー及び電子装置を屋外環境で用いることができる。
上述の実施形態では、第3の吸気ウインドウ17の具体的な構成形態は限定されない。たとえば、第3の吸気ウインドウ17はヒンジを介して第1の側部パネルに枢着される回転式扉であってもよいし、第3の吸気ウインドウ17は回転式よろい戸(revolving shutter)であってもよい。
周囲環境に対する電子装置の騒音の影響を抑えるために、電子装置カバー10の内壁に吸音コットンが配置されてもよい。このようにして、吸音コットンを用いることで、電子装置が動作するときに発生する騒音を電子装置カバー10内で遮音することができる。吸音コットンの具体的な種類は限定されない。たとえば、吸音コットンはガラス繊維吸音コットンやポリエステル繊維吸音コットンであってもよい。吸音コットンが電子装置カバー10の内壁に配置される場合、特に、吸音コットンを接着剤によって電子装置カバー10の内壁に接着固定して、吸音コットンと電子装置カバー10の内壁との間の接続の信頼性を確保してもよい。
配置の際、電子装置カバー10が円滑に吸気して排気することを確実にするために、吸音コットンが電子装置カバー10の吸気ウインドウ及び排気ウインドウの位置から離れている必要がある点に留意するべきできある。
上記に加えて、本出願の本実施形態では、上述の吸気ウインドウ及び排気ウインドウがよろい戸(shutter)であってもよい。例として第1の吸気ウインドウ11を用いる。図11を参照して、第1の吸気ウインドウ11のブレード111が特に曲げブレードであってもよい。ブレード111は第1の曲げ部分112と第2の曲げ部分113とを含む。第1の曲げ部分112は第2の曲げ部分113と比較して電子装置カバーの内部の方に近づけて配置され、第1の曲げ部分112と第2の曲げ部分113との間の狭角は180度未満である。この設計では、隣接する2つのブレード111の間に形成された吸気口114は曲がり孔である。電子装置カバー内の音が吸気口114を通じて広がるとき、複数回の反射又は屈折が起こる。複数回の反射及び屈折の際、音響エネルギーの一部が空気によって吸収される。このようにして、電子装置カバーから最終的に広がる音が弱められることが可能であり、これにより、騒音がさらに抑えられる。電子装置カバーの内壁の吸音コットンと組み合されたよろい戸により騒音が約3デシベル下げられることが可能であることで、オフィスの場面における55デシベルの騒音基準を電子装置が満たすことが実験によって示されている。
他の実施形態では、騒音抑制を実施するのに、吸気ウインドウ及び排気ウインドウに迷路型よろい戸をさらに用いてもよい。迷路型よろい戸の構成は従来の技術の構成と同様であってもよい。本出願では詳細は説明しない。
上記に加えて、さらには、電子装置カバーを配置することによってオフィスなどの整理棚(cabinet)がない場面で電子装置コンポーネントを縦に設置することができ、電子装置コンポーネントの外観の高級工業意匠の価値を高めることができる。
まとめると、本出願の実施形態で提供されている電子装置カバーに係れば、熱気の一部を吸気路に戻すように空気戻り路が配置され、これにより、電子装置の放熱性に影響することなくシャーシの吸気温度が僅かに上昇することが可能である。このようにして、シャーシ内の領域でありかつ吸気口に近い冷気領域をなくすことができ、シャーシ内の空気の相対湿度を下げることができ、基板などの電子部品が腐食するおそれを緩和することができる。
図1を参照して、本出願の実施形態では電子装置コンポーネントをさらに提供する。電子装置コンポーネントは電子装置20と、上述の可能な実施形態のいずれか1つの電子装置カバー10とを含む。電子装置20は従来の技術のサーバ、通信デバイス、ネットワークデバイス、記憶デバイス、ルータ、スイッチなどであってもよい。電子装置は電子装置カバー10内に配置されてもよい。電子装置カバー10により、電子装置の吸気温度を調節することによって電子装置20内の相対湿度を下げることができ、これにより、電子装置20内の電子部品に腐食が及ぶおそれが緩和されることが可能であり、電子装置の耐食性が改善されることが可能である。
上記で説明したものは本出願の特定の実現例にすぎない一方で、本出願の保護範囲を限定することを意図するものではない。本出願に開示されている技術的範囲の当業者によって容易に想到されるいかなる変形又は置換も本出願の保護範囲に含まれる。したがって、本出願の保護範囲は請求項の保護範囲にしたがう。
10 電子装置カバー
20 電子装置
21 シャーシ
22 吸気口
23 排気口
11 第1の吸気ウインドウ
12 第1の排気ウインドウ
101 上部パネル
102 下部パネル
103 第1の側部パネル
104 第2の側部パネル
105 第3の側部パネル
30 吸気路
31 第1の部分
32 第2の部分
40 排気路
41 第3の部分
42 第4の部分
50 空気戻り路
13 バッフルプレート
14 空気ガイド
141 ガイド翼板
142 第1のガイド樋
131 第2のガイド樋
15 第2の吸気ウインドウ
16 第2の排気ウインドウ
17 第3の吸気ウインドウ
111 第3の吸気ウインドウ
112 第1の曲げ部分
113 第2の曲げ部分
114 吸気口

Claims (19)

  1. 電子装置を収容するように構成される電子装置カバーであって、
    前記電子装置カバーには第1の吸気ウインドウと第1の排気ウインドウとが配置され、前記第1の吸気ウインドウは前記電子装置の吸気口と連通して吸気路を形成するように構成され、前記第1の排気ウインドウは前記電子装置の排気口と連通して排気路を形成するように構成され、
    前記電子装置カバー内には空気戻り路が配置され、前記空気戻り路は前記排気路及び前記吸気路と連通するように構成され、
    前記電子装置カバーは上部パネル、第1の側部パネル、及び下部パネルをさらに備え、前記第1の側部パネルは前記上部パネル及び前記下部パネルに接続され、
    前記第1の側部パネルの内壁にはバッフルプレートが配置され、前記バッフルプレートは前記下部パネルに対して斜めに配置され、
    前記バッフルプレートの2つの側には前記吸気路と前記排気路とがそれぞれ位置し、前記バッフルプレートと前記下部パネルとの間の隙間が前記空気戻り路の一部を形成する、
    電子装置カバー。
  2. 前記第1の側部パネルには前記第1の吸気ウインドウ及び前記第1の排気ウインドウが配置される、請求項1に記載の電子装置カバー。
  3. 前記第1の吸気ウインドウと前記第1の排気ウインドウとの間には前記バッフルプレートが位置する、請求項2に記載の電子装置カバー。
  4. 前記バッフルプレートの第1の端部が前記電子装置を付勢するように構成され、前記バッフルプレートの第2の端部が前記第1の側部パネルに接続され、前記バッフルプレートの第3の端部が前記上部パネルに接続されるか、前記バッフルプレートの第3の端部と前記上部パネルとが間隔を空けて配置されるかし、前記バッフルプレートの第4の端部と前記下部パネルとが間隔を空けて配置され、
    前記第1の端部と前記第2の端部とが互いに対向し、前記第3の端部は、前記バッフルプレートの一端でありかつ前記上部パネルに近い端部であり、前記第4の端部は、前記バッフルプレートの一端でありかつ前記下部パネルに近い端部である、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の電子装置カバー。
  5. 前記バッフルプレートは直線状プレート構成のプレートであり、前記バッフルプレートと前記上部パネルとが直交して配置されるか、前記バッフルプレートの一方側でありかつ前記吸気路に近い側部と前記上部パネルとの間の狭角が鋭角であるかする、請求項4に記載の電子装置カバー。
  6. 前記第3の端部は前記上部パネルに接続され、
    前記電子装置カバー内には空気ガイドが配置され、前記空気ガイドは前記空気戻り路内に配置され、前記空気ガイドは前記排気路からの戻り空気の一部を、前記バッフルプレートと前記下部パネルとの間の前記隙間を通じて、前記吸気路に案内するように構成される、
    請求項5に記載の電子装置カバー。
  7. 前記空気ガイドは複数のガイド翼板を備え、前記複数のガイド翼板は前記第1の側部パネルの前記内壁に間隔を空けて配置され、隣接する2つのガイド翼板が第1のガイド樋を形成する、請求項6に記載の電子装置カバー。
  8. 前記バッフルプレートの一方側でありかつ前記吸気路に近い前記側部と前記上部パネルとの間の前記狭角が鋭角である場合、
    複数のバッフルプレートが存在し、前記複数のバッフルプレートは前記第1の側部パネルの前記内壁に間隔を空けて配置され、前記複数のバッフルプレートの第3の端部が前記上部パネルから順次より遠ざかり、隣接する2つのバッフルプレートが前記空気戻り路の第2のガイド樋を形成し、前記第2のガイド樋の一端でありかつ前記吸気路と連通する一端が前記下部パネルの近くに配置される、
    請求項5に記載の電子装置カバー。
  9. 前記バッフルプレートは曲げプレート構成のプレートであり、1つ以上のバッフルプレートが存在する、請求項4に記載の電子装置カバー。
  10. 複数のバッフルプレートが存在し、前記複数のバッフルプレートは前記第1の側部パネルの前記内壁に間隔を空けて配置され、前記複数のバッフルプレートの第3の端部が前記上部パネルから順次より遠ざかり、隣接する2つのバッフルプレートが前記空気戻り路の第2のガイド樋を形成し、前記第2のガイド樋の一端でありかつ前記吸気路と連通する一端が前記下部パネルの近くに配置される、請求項9に記載の電子装置カバー。
  11. 前記電子装置カバーの内壁には吸音コットンが配置される、請求項1に記載の電子装置カバー。
  12. 前記第1の吸気ウインドウ及び前記第1の排気ウインドウはよろい戸であり、前記よろい戸のブレードの各々が第1の曲げ部分と第2の曲げ部分とを備え、前記第1の曲げ部分は前記電子装置カバーの内部の方に近づけて配置され、前記第1の曲げ部分と前記第2の曲げ部分との間の狭角が180度未満である、請求項1に記載の電子装置カバー。
  13. 前記電子装置はシャーシを備え、前記シャーシの両側の2つのパネルに前記吸気口と前記排気口とがそれぞれ配置され、
    前記電子装置カバーは、互いに対向する第2の側部パネルと第3の側部パネルとをさらに備え、前記第2の側部パネル及び前記第3の側部パネルは第1の側部パネルの2つの側にそれぞれ接続され、前記第2の側部パネルは、前記シャーシの一方側でありかつ前記吸気口が配置される側のパネルに対向して配置される、
    請求項1から12のいずれか一項に記載の電子装置カバー。
  14. 上部パネルの一方側でありかつ前記第2の側部パネルに近い側には第2の吸気ウインドウが配置され、前記第2の吸気ウインドウは前記吸気路と連通し、
    前記上部パネルの一方側でありかつ前記第3の側部パネルに近い側には第2の排気ウインドウが配置され、前記第2の排気ウインドウは前記排気路と連通する、
    請求項13に記載の電子装置カバー。
  15. 前記第2の側部パネルには第3の吸気ウインドウが配置され、前記第3の吸気ウインドウは前記吸気路と連通し、前記第3の吸気ウインドウは開閉することができるウインドウである、請求項13又は14に記載の電子装置カバー。
  16. 前記電子装置カバーを屋外環境で用いることができる、請求項1から15のいずれか一項に記載の電子装置カバー。
  17. 電子装置と、請求項1から16のいずれか一項に記載の電子装置カバーとを備える電子装置コンポーネントであって、前記電子装置は前記電子装置カバー内に配置される、電子装置コンポーネント。
  18. 前記電子装置はサーバ、ネットワークデバイス、又は、記憶デバイスである、請求項17に記載の電子装置コンポーネント。
  19. 前記電子装置は屋外環境で用いられる電子装置である、請求項17又は18に記載の電子装置コンポーネント。
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