JP7449674B2 - 動物用トイレ - Google Patents

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Description

本発明は、動物用のトイレに関する。
従来の動物用トイレとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載の動物用トイレは、箱状の本体部(容器)、及び板状の仕切部を備えている。仕切部には、尿を通過させる貫通孔が形成されている。本体部の内部空間は、仕切部により上部空間と下部空間とに区画されている。上部空間(仕切部上)には、非吸水性の複数の粒状体が敷設されている。下部空間には、尿を吸収する排泄物処理材が敷設されている。
特開2016-41038号公報
上述の動物用トイレにおいて、粒状体上に排泄された尿は、粒状体どうしの隙間を通り抜けた後、仕切部の貫通孔を通じて上部空間から下部空間へと移動する。しかしながら、従来の動物用トイレにおいては、表面張力で貫通孔の内面に付着した尿によって当該貫通孔が塞がれるという問題があった。かかる貫通孔の閉塞が起こると、上部空間から下部空間への尿の円滑な移動が妨げられてしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、尿による貫通孔の閉塞を起こりにくくした動物用トイレを提供することを目的とする。
本発明による動物用トイレは、底面部及び側面部を有する箱状の本体部と、尿を通過させる貫通孔を有し、上記本体部内を上下に区画する板状の仕切部と、を備え、上記貫通孔の周辺部における上記仕切部の厚みである第1の厚みは、上記周辺部以外の部分である残部における上記仕切部の厚みである第2の厚みよりも小さいことを特徴とする。
この動物用トイレにおいては、貫通孔の周辺部における仕切部の厚み(第1の厚み)が、周辺部以外の部分(残部)における仕切部の厚み(第2の厚み)より小さくなっている。このように貫通孔の周辺部において仕切部を薄化することにより、貫通孔の長さを小さくすることができる。これにより、表面張力で貫通孔の内面に付着する尿が少なくなるため、尿によって貫通孔が塞がれにくくなる。
本発明によれば、尿による貫通孔の閉塞を起こりにくくした動物用トイレが実現される。
本発明による動物用トイレの一実施形態を示す端面図である。 本体部10を示す端面図である。 本体部10を示す正面図である。 本体部10を示す平面図である。 引出部14を示す斜視図である。 仕切部20を示す平面図である。 図6のVII-VII線に沿った断面の一部を示す断面図である。 図1の動物用トイレの効果を説明するための端面図である。 図1の動物用トイレの効果を説明するための端面図である。 仕切部20の一変形例を説明するための断面図である。 仕切部20の他の変形例を説明するための断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明による動物用トイレの一実施形態を示す端面図である。動物用トイレ1は、本体部10、引出部14、仕切部20、複数の粒状体30、及び吸水性シート40を備えている。本体部10は、底面部10a及び側面部10bを有する箱状をしている。本実施形態において本体部10は、略直方体状をしている。本体部10の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等のプラスチックを用いることができる。
本体部10は、側面部10bから本体部10の内側に突出するように設けられた突出部10cを有している。突出部10cは、突起であってもよいし、突条であってもよい。突出部10cは、側面部10bと一体に成形されてもよいし、側面部10bと別々に成形された後に側面部10bに取り付けられてもよい。突出部10cの突出長さ(当該突出部10cが設けられた側面部10bの内面に垂直な方向の長さ)は、例えば5mm以上15mm以下である。
引出部14は、側面部10bに形成された開口12を通じて、本体部10に対して抜き挿しすることが可能である。引出部14には、吸水性シート40が収容される。引出部14の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等のプラスチックを用いることができる。
仕切部20は、突出部10c上に載置されている。仕切部20は、板状をしており、底面部10aと平行に配置されている。仕切部20は、吸水性シート40及び本体部10の上端の双方から離間した位置に設けられている。これにより、仕切部20は、本体部10内を上下に区画している。すなわち、本体部10の内部空間は、仕切部20によって、上部空間S1と下部空間S2とに区画されている。仕切部20は、本体部10に対して着脱可能である。仕切部20は、尿を通過させる貫通孔22を有している。仕切部20の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等のプラスチックを用いることができる。
本体部10内には、複数の粒状体30が配設される。以下の記述において「複数の粒状体30」は、別段の断りがない限り、本体部10内に配設される全ての粒状体30を指すものとする。複数の粒状体30は、仕切部20上に敷設された状態で本体部10内に配設されている。動物用トイレ1の使用時、粒状体30は、排泄された尿を直接に受けることになる。粒状体30は、撥水性を有している。すなわち、粒状体30は、尿等の液体を全く吸収しないか、あるいは吸収するとしても殆ど吸収しない性質を有する。
粒状体30が撥水性を有するというには、次の試験により測定される撥水率が80%以上であることが必要である。まず、茶こしに50g相当の複数の粒状体30(サンプル)を入れる。茶こしの下には、空のビーカーを設置する。そして、サンプルに対し、針のない注射器を用いて、30mlの水を10秒かけて滴下する。1分間放置した後、ビーカー内の水量を計測する。計測した水量の滴下した水量(30ml)に対する割合をもって撥水率とする。すなわち、ビーカー内の水量が24ml以上であれば、撥水率が80%以上となるため、粒状体30が撥水性を有するといえる。参考として、市販されている一般的な吸水性の猫砂の撥水率は、5%程度である。
粒状体30は、粒状に成形されている。かかる粒状の形状としては、例えば、球、円柱、楕円体等が挙げられる。粒状体30の粒径は、例えば、5mm以上15mm以下である。ここで、粒径は、粒状体30を内包することが可能な最小の球の直径として定義される。粒状体30は、有機物を主材料とすることが好ましい。ここで、主材料とは、粒状体30を構成する1又は2以上の材料のうち、当該粒状体30に占める重量割合が最大のものをいう。有機物としては、例えば、紙類、茶殻、プラスチック類又はオカラを用いることができる。
紙類は、パルプを主体とする材料をいう。紙類としては、例えば、通常の紙の他にも、塩ビ壁紙分級物(塩ビ壁紙を分級することにより得られる紙)、フラッフパルプ、製紙スラッジ、パルプスラッジ等が挙げられる。プラスチック類としては、例えば、紙おむつ分級物(紙おむつを分級することにより得られるプラスチック)を用いてもよい。オカラは、乾燥オカラであることが好ましい。これらの材料には、撥水処理が施されていてもよい。
粒状体30を構成する材料は、1つのみであってもよいし、2つ以上であってもよい。前者の場合、粒状体30を構成する材料は、上述の主材料のみということになる。後者の場合、粒状体30は、主材料と他の材料との混合物によって構成されることになる。他の材料としては、例えば石膏が挙げられる。石膏を加えることにより、粒状体30の撥水性を高めることができる。石膏の量は、例えば、粒状体30の全体に対して5重量%以上15重量%以下である。
粒状体30は、例えば、次の方法により製造することができる。まず、造粒装置を用いて被造粒材料(粒状体30を構成する材料)を造粒することにより、粒状体30を構成する造粒物を形成する。造粒装置としては、例えば押出造粒機を用いることができる。造粒物には、必要に応じて撥水処理を施してもよい。撥水処理は、例えば、造粒物の表面を撥水剤でコーティングすることにより行うことができる。撥水処理を行わない場合、造粒時に被造粒材料に加わる圧力を高めることにより、造粒物内に隙間が極力生じないようにすることが好ましい。かかる隙間は、粒状体30の内部に尿等の水分が浸入する経路となるからである。造粒に先立って、被造粒材料には、粉砕、混錬、加水等の前処理が必要に応じて行われる。また、造粒後には、篩分け(分粒)、乾燥等の後処理が必要に応じて行われる。
仕切部20の下方には、吸水性シート40が配設される。本実施形態において吸水性シート40は、引出部14に収容された状態で本体部10内に配設されている。吸水性シート40は、仕切部20の貫通孔22を通過した尿を吸収する。
動物用トイレ1の使用時、粒状体30上に排泄された尿は、隣り合う粒状体30どうしの隙間を縫うように下方へと流れる。当該尿は、仕切部20の貫通孔22を通じて、上部空間S1から下部空間S2へと移動し、吸水性シート40に吸収される。
以下、図2~図7を参照しつつ、動物用トイレ1の各部の構成を詳細に説明する。図2、図3及び図4は、それぞれ、本体部10を示す端面図、正面図及び平面図である。図2及び図3に示すように、本体部10の側面部10bには、引出部14を抜き挿しするための開口12が形成されている。開口12は、底面部10aの近傍に位置し、横長の長方形状をしている。開口12の横方向(図3の左右方向)の長さは、本体部10の内側の横幅に略等しく、例えば20cm以上40cm以下である。開口12の縦方向(図3の上下方向)の長さは、例えば2cm以上5cm以下である。また、図4に示すように、本実施形態において突出部10cは、平面視で側面部10bの内面の全周にわたって環状に設けられた突条からなる。
図5は、引出部14を示す斜視図である。引出部14は、底板14a、前板14b、先板14c、及び一対の側板14dを有している。底板14aの大きさは、本体部10の底面部10aの大きさに略等しい。前板14bは、開口12と略同一の形状及び大きさをしている。前板14bには、把手15が取り付けられている。
図6は、仕切部20を示す平面図である。また、図7は、図6のVII-VII線に沿った断面の一部を示す断面図である。仕切部20には、複数の貫通孔22が形成されている。複数の貫通孔22は、仕切部20において、二次元的に配列されている。本実施形態において各貫通孔22の平面形状は、円形である。貫通孔22は、尿を通過させる。ただし、貫通孔22は、粒状体30は通過させない。すなわち、貫通孔22は、尿を通過させる一方で、粒状体30を通過させない大きさ及び形状をしている。
貫通孔22の周辺部24における仕切部20の厚みt1(第1の厚み)は、周辺部24以外の部分である残部26における仕切部20の厚みt2(第2の厚み)よりも小さい。厚みt1は、厚みt2の1/2以下であることが好ましく、1/4以下であることがより好ましい。厚みt1は、仕切部20の最小厚みに等しい。すなわち、仕切部20の厚みは、周辺部24において最小値をとる。また、厚みt2は、仕切部20の最大厚みに等しい。すなわち、仕切部20の厚みは、残部26において最大値をとる。厚みt1は、例えば1mm以上3mm以下である。また、厚みt2は、例えば5mm以上10mm以下である。
本実施形態においては、仕切部20における貫通孔22を除く部分の全体が、厚みt1又は厚みt2を有している。換言すれば、仕切部20の厚みは、周辺部24全体について一定値(t1)をとるとともに、残部26全体について一定値(t2)をとる。仕切部20は、隣り合う2つの貫通孔22の中間点において厚みt2を有している。ここで、中間点とは、平面視で、2つの貫通孔22の中心を結ぶ線分の中点をいう。また、周辺部24の上面は、残部26の上面と面一である。
周辺部24は、貫通孔22を包囲する環状の領域である。図6においては、周辺部24の輪郭(外輪郭)を点線で示している。平面視で、貫通孔22の形状と周辺部24の輪郭の形状とは、互いに相似である。周辺部24の外径d2は、複数の粒状体30のうち最小の粒径を有する粒状体30の粒径よりも大きい。周辺部24の外径d2は、貫通孔22の径d1の1.5倍以上であることが好ましく、2倍以上であることがより好ましい。平面視で、残部26全体の面積は、周辺部24全体の面積よりも大きい。
仕切部20の厚み方向(図7中の上下方向)について、貫通孔22の径d1は一定である。それゆえ、貫通孔22の内面は、円筒状をしている。径d1は、複数の粒状体30のうち最小の粒径を有する粒状体30の粒径よりも小さい。径d1は、例えば2mm以上4mm以下である。貫通孔22の長さは、周辺部24の厚みt1に等しい。
動物用トイレ1の効果を説明する。動物用トイレ1においては、貫通孔22の周辺部24における仕切部20の厚みt1が、周辺部24以外の部分(残部26)における仕切部20の厚みt2より小さくなっている。このように貫通孔22の周辺部24において仕切部20を薄化することにより、貫通孔22の長さを小さくすることができる。これにより、表面張力で貫通孔22の内面に付着する尿が少なくなるため、尿によって貫通孔22が塞がれにくくなる。したがって、尿による貫通孔22の閉塞を起こりにくくした動物用トイレ1が実現されている。
これに対し、図8に示すように、仕切部20の厚みが均一である場合(貫通孔22の周辺部の厚みが残部の厚みt2に等しい場合)、貫通孔22の長さが大きいため、表面張力で貫通孔22の内面に付着する尿90が多くなる。そうすると、尿90によって貫通孔22が塞がれやすくなってしまう。この点、動物用トイレ1によれば、上述のとおり貫通孔22の長さを小さくし、それにより表面張力で貫通孔22の内面に付着する尿90を少なくすることができる(図9参照)。
ところで、貫通孔22の内面に付着した尿によって貫通孔22が塞がれにくいようにする手段としては、貫通孔22の径d1を大きくすることも考えられる。しかし、貫通孔22の径d1には、粒状体30を通過させない大きさでなければならないという制約がある。かかる制約の下で径d1を大きくしても、貫通孔22の閉塞を起こりにくくする点で充分な効果は得られない。この点、動物用トイレ1においては、周辺部24を薄化して貫通孔22の長さを小さくするという手段を採用している。当該手段によれば、上記制約とは無関係に貫通孔22の長さを小さくすることができるため、貫通孔22の閉塞を起こりにくくする点で充分な効果を得ることができる。
また、残部26の厚みt2を周辺部24の厚みt1より大きくすることは、仕切部20全体を薄化した場合(仕切部20全体が厚みt1を有する場合)に比して、仕切部20の強度を確保するのに有利である。動物用トイレ1においては、動物が粒状体30の上に直接乗った状態で排泄するため、仕切部20が充分な強度を有することが求められる。
仕切部20がプラスチック製である場合、仕切部20の強度を充分に確保するには、仕切部20がある程度の厚みを有することが必要である。それゆえ、残部26を残して周辺部24のみが薄化された仕切部20を備える動物用トイレ1が特に有用となる。
周辺部24の厚みt1を小さくする程、貫通孔22の長さを小さくすることができる。かかる観点から、厚みt1は、残部の厚みt2の1/2以下であることが好ましく、1/4以下であることがより好ましい。他方、厚みt1が小さすぎると、周辺部24において仕切部20が破損しかねない。かかる観点から、厚みt1は、厚みt2の1/10以上であることが好ましい。
周辺部24の厚みt1は、仕切部20の最小厚みに等しい。このように厚みt1を極力小さくすることは、貫通孔22の内面に付着する尿を少なくするのに有利である。
残部26の厚みt2は、仕切部20の最大厚みに等しい。このように厚みt2を極力大きくすることは、仕切部20の強度を高めるのに有利である。
貫通孔22の下部には、残部26の側面26aで囲まれるとともに貫通孔22と連通する空間28が存在する(図9参照)。表面張力で側面26aに付着した尿によって空間28が塞がれる事態を回避するには、周辺部24の外径d2を大きくした方が有利である。かかる観点から、外径d2は、貫通孔22の径d1の1.5倍以上であることが好ましく、2倍以上であることがより好ましい。他方、薄化された周辺部24の外径d2が大きすぎると、仕切部20の強度が不充分になりかねない。かかる観点から、外径d2は、貫通孔22の径d1の3倍以下であることが好ましい。
周辺部24の外径d2は、複数の粒状体30のうち最小の粒径を有する粒状体30の粒径よりも大きい。このことも、尿による空間28の閉塞を回避する上で有利となる。貫通孔22の径d1と異なり、周辺部24の外径d2には、粒状体30を通過させない大きさでなければならないという制約がない。それゆえ、周辺部24の外径d2は、空間28の閉塞が起こらないよう充分に大きくすることが可能である。
平面視で、貫通孔22の形状と周辺部24の輪郭の形状とは、互いに相似である。これにより、仕切部20の美観を高めることができる。また、仕切部20全体の構造がシンプルになるため、仕切部20の成形を行いやすくなる。
平面視で、残部26の面積は、周辺部24の面積よりも大きい。このように厚みが比較的大きい残部26の面積を厚みが比較的小さい周辺部24の面積よりも大きくすることは、仕切部20の強度を高めるのに有利である。
仕切部20における貫通孔22を除く部分の全体が、厚みt1又は厚みt2を有している。この場合、仕切部20における貫通孔22を除く部分は、厚みt1を有する部分(周辺部24)及び厚みt2を有する部分(残部26)のみからなる。これにより、仕切部20全体の構造がシンプルになるため、仕切部20の成形を行いやすくなる。
本体部10内は仕切部20によって上下に区画されており、複数の粒状体30は仕切部20上に配設されている。これにより、粒状体30が配設される空間(上部空間S1)と尿が溜まる空間(下部空間S2)とを区別することができる。このため、本体部10内に溜まった尿(吸水性シート40に吸収された尿を含む。)に粒状体30が触れないようにすることができる。
周辺部24の上面は、残部26の上面と面一である。このため、空間28は、貫通孔22の下方にのみ存在することになる。この場合、空間28の上方に周辺部24が庇のように張り出した形となるため(図9参照)、残部26の側面26aに尿が付着しにくくなる。これにより、尿による空間28の閉塞を効果的に防止することができる。
仕切部20は、隣り合う2つの貫通孔22の中間点において厚みt2を有している。このように隣り合う2つの貫通孔22の中間点の厚みを比較的大きくすることは、仕切部20の強度を確保するのに有利である。
仕切部20は、突出部10c上に載置されている。これにより、簡易な構造で、仕切部20を本体部10に対して着脱可能に配設することができる。仕切部20が着脱可能であれば、仕切部20を本体部10から取り外した状態で本体部10及び仕切部20を別々に洗うことが可能となるため、動物用トイレ1の清掃が容易になる。
仕切部20の下方には、吸水性シート40が配設されている。これにより、本体部10内に溜まった尿を吸水性シート40内に閉じ込めることができる。このため、本体部10内に溜まった尿に起因する悪臭の発生を緩和することができる。
動物用トイレ1には、本体部10に対して抜き挿しすることが可能な引出部14が設けられている。これにより、使用済みの吸水性シート40を新しいものと容易に交換することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態においては、周辺部24の上面が残部26の上面と面一である場合を例示した。しかし、図10及び図11に示すように、周辺部24の上面と残部26の上面とは、面一でなくてもよい。図10においては、周辺部24の下面と残部26の下面とが面一になっている。また、図11においては、周辺部24の上面と残部26の上面とが面一になっておらず、周辺部24の下面と残部26の下面とも面一になっていない。周辺部24の上面と残部26の上面とが面一でない場合、貫通孔22と連通する空間28の少なくとも一部が、貫通孔22の上部に存在する。このように貫通孔22よりも大きい開口を有する空間28が貫通孔22の上部に存在すると、尿が残部26の上面に残留しにくくなるため、尿が貫通孔22に導かれやすくなる。それにより、尿が上部空間S1から下部空間S2へスムーズに移動することができる。
上記実施形態においては、貫通孔22の平面形状が円形である場合を例示した。しかし、貫通孔22の平面形状は、任意であり、例えば、矩形等の多角形であってもよいし、楕円形であってもよい。貫通孔22の平面形状が円形でない場合、貫通孔22の径d1は、平面視で当該貫通孔22を内包することが可能な最小の円の直径として定義される。周辺部24の輪郭の平面形状についても、同様である。貫通孔22の平面形状と周辺部24の輪郭の平面形状とは、互いに等しい(すなわち相似である)必要はなく、相異なっていてもよい。
上記実施形態においては、仕切部20が独立した部材からなる場合、すなわち仕切部20が独立した1つの部材の全体を構成する場合を例示した。しかし、仕切部20は、独立した部材の一部からなる、すなわち独立した1つの部材の一部を構成するものであってもよい。例えば、仕切部20は、箱型の部材の底部からなるものであってもよい。
上記実施形態においては、引出部14が設けられた場合を例示した。しかし、引出部14を設けることは必須でない。引出部14を設けない場合、吸水性シート40は、底面部10a上に直接配設される。その場合、当然ながら、側面部10bに開口12は設けられない。
上記実施形態においては、本体部10内に吸水性シート40が配設される場合を例示した。しかし、本体部10内に吸水性シート40を配設することは必須でない。吸水性シート40を配設しない場合、引出部14も設けられない。
1 動物用トイレ
10 本体部
10a 底面部
10b 側面部
10c 突出部
12 開口
14 引出部
15 把手
20 仕切部
22 貫通孔
24 周辺部
26 残部
26a 側面
28 空間
30 粒状体
40 吸水性シート
90 尿
S1 上部空間
S2 下部空間

Claims (20)

  1. 底面部及び側面部を有する箱状の本体部と、
    尿を通過させる貫通孔を有し、前記本体部内を上下に区画する板状の仕切部と、を備え、
    前記貫通孔の周辺部における前記仕切部の厚みである第1の厚みは、前記周辺部以外の部分である残部における前記仕切部の厚みである第2の厚みよりも小さく、
    前記周辺部は、平面視で、前記貫通孔の全体を包囲しており、
    前記仕切部は、前記周辺部の全体において前記第1の厚みを有していることを特徴とする動物用トイレ。
  2. 請求項1に記載の動物用トイレにおいて、
    前記第1の厚みは、前記第2の厚みの1/2以下である動物用トイレ。
  3. 請求項2に記載の動物用トイレにおいて、
    前記第1の厚みは、前記第2の厚みの1/4以下である動物用トイレ。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    前記第1の厚みは、前記仕切部の最小厚みに等しい動物用トイレ。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    前記第2の厚みは、前記仕切部の最大厚みに等しい動物用トイレ。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    前記貫通孔の前記周辺部の外径は、当該貫通孔の径の1.5倍以上である動物用トイレ。
  7. 請求項6に記載の動物用トイレにおいて、
    前記貫通孔の前記周辺部の外径は、当該貫通孔の径の2倍以上である動物用トイレ。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    平面視で、前記貫通孔の形状と前記周辺部の輪郭の形状とは、互いに相似である動物用トイレ。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    平面視で、前記残部の面積は、前記周辺部の面積よりも大きい動物用トイレ。
  10. 請求項1乃至9の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    前記仕切部における前記貫通孔を除く部分の全体が、前記第1又は第2の厚みを有する動物用トイレ。
  11. 請求項1乃至10の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    前記仕切部は、プラスチック製である動物用トイレ。
  12. 請求項1乃至11の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    前記仕切部上に配設され、撥水性を有する複数の粒状体を備える動物用トイレ。
  13. 請求項12に記載の動物用トイレにおいて、
    前記周辺部の外径は、前記複数の粒状体のうち最小の粒径を有する粒状体の粒径よりも大きい動物用トイレ。
  14. 請求項1乃至13の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    前記周辺部の上面は、前記残部の上面と面一である動物用トイレ。
  15. 請求項1乃至13の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    前記周辺部の上面は、前記残部の上面と面一でない動物用トイレ。
  16. 請求項1乃至15の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    前記仕切部は、複数の前記貫通孔を有している動物用トイレ。
  17. 請求項16に記載の動物用トイレにおいて、
    前記仕切部は、隣り合う2つの前記貫通孔の中間点において前記第2の厚みを有する動物用トイレ。
  18. 請求項1乃至17の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    前記本体部は、前記側面部から当該本体部の内側に突出するように設けられた突出部を有し、
    前記仕切部は、前記突出部上に載置されている動物用トイレ。
  19. 請求項1乃至18の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    前記仕切部の下方に配設され、前記貫通孔を通過した前記尿を吸収する吸水性シートを備える動物用トイレ。
  20. 請求項19に記載の動物用トイレにおいて、
    前記吸水性シートが収容される引出部を備え、
    前記本体部の前記側面部には、開口が形成されており、
    前記引出部は、前記開口を通じて前記本体部に対して抜き挿しすることが可能である動物用トイレ。
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