JP2023162815A - 動物用トイレ - Google Patents

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Abstract

【課題】仕切部の貫通孔の内面を指で清掃することが可能な動物用トイレを提供する。【解決手段】動物用トイレ1は、本体部10、及び仕切部20を備えている。本体部10は、底面部10a及び側面部10bを有している。本体部10は、排泄された尿を受ける。仕切部20は、本体部10の内部空間を上部空間S1と下部空間S2とに区画している。上部空間S1は、複数の粒状体30が敷設される空間である。下部空間S2は、尿が溜まる空間である。仕切部20は、最大円寸法が12.0mm以上である貫通孔22を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、動物用トイレに関する。
従来の動物用トイレとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された動物用トイレは、排泄された尿を受ける本体部(トレー)、及び本体部の内部空間を上部空間と下部空間とに区画する仕切部(簀子)を備えている。上部空間(仕切部上)には、低吸水性を有する複数の粒状体が敷設されている。下部空間には、尿を吸収する吸水性シートが配設されている。仕切部には、尿を通過させる一方で、粒状体を通過させない貫通孔が形成されている。本体部に排泄された尿は、粒状体どうしの隙間を通り抜けた後、仕切部の貫通孔を通じて上部空間から下部空間へと移動する。
特開2003-180182号公報
このように粒状体の隙間を通り抜けた尿が貫通孔を通過するため、貫通孔の内面には、粒状体や尿の成分による汚れが付着しやすい。かかる汚れを放置しておくと、貫通孔が詰まったり、動物用トイレの周囲に悪臭が漂ったりする原因となる。しかしながら、貫通孔は粒状体を通過させない程度に小さいため、貫通孔内には人の指が入らない。それゆえ、貫通孔の内面を人の指で擦って清掃することはできず、当該内面を清掃するには、貫通孔内に挿入可能な棒状のブラシ等の道具を用意しなければならないという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、仕切部の貫通孔の内面を指で清掃することが可能な動物用トイレを提供することを目的とする。
本発明による動物用トイレは、底面部及び側面部を有し、排泄された尿を受ける本体部と、上記本体部の内部空間を、複数の粒状体が敷設される空間である上部空間と上記尿が溜まる空間である下部空間とに区画する仕切部と、を備え、上記仕切部は、最大円寸法が12.0mm以上である貫通孔を有することを特徴とする。
この動物用トイレにおいては、仕切部の貫通孔の最大円寸法が12.0mm以上である。ここで、最大円寸法とは、平面視で貫通孔が内包し得る最大の円の直径をいう。女性の小指の第1関節幅(第5指遠位関節幅)に関し、50パーセンタイルは、11.7mmである。それゆえ、貫通孔の最大円寸法が12.0mm以上であれば、概ね半数以上の女性が小指を第1関節まで貫通孔に入れることができる。これにより、貫通孔の内面を小指の腹で擦って清掃することが可能になる。
本発明によれば、仕切部の貫通孔の内面を指で清掃することが可能な動物用トイレが実現される。
本発明による動物用トイレの一実施形態を示す端面図である。 本体部10を示す端面図である。 本体部10を示す正面図である。 本体部10を示す平面図である。 仕切部20を示す平面図である。 引出部50を示す斜視図である。 一変形例に係る貫通孔22を示す平面図である。 他の変形例に係る貫通孔22を示す平面図である。 他の変形例に係る貫通孔22を示す平面図である。 変形例に係る粒状体30を示す模式図である。 本体部10の変形例を説明するための端面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明による動物用トイレの一実施形態を示す端面図である。動物用トイレ1は、本体部10、仕切部20、複数の粒状体30、吸水性シート40、及び引出部50を備えている。動物用トイレ1は、例えば猫用トイレである。本体部10は、1つの容器からなり、底面部10a及び側面部10bを有している。本体部10は、排泄された尿を受ける。本体部10の外形は、略直方体である。本体部10の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等のプラスチックを用いることができる。
図2及び図3は、それぞれ、本体部10を示す端面図及び正面図である。本体部10の側面部10bには、引出部50を抜き挿しするための開口12が形成されている。開口12は、底面部10aの近傍に位置し、横長の長方形状をしている。開口12の横方向(図3の左右方向)の長さは、本体部10の横幅(内寸)に略等しく、例えば20cm以上40cm以下である。開口12の縦方向(図3の上下方向)の長さは、例えば2cm以上5cm以下である。
図4は、本体部10を示す平面図である。本体部10は、支持部14を有している。支持部14は、側面部10bから本体部10の内側に突出している。支持部14は、仕切部20を下から支持する。支持部14は、平面視で、側面部10bの内周の全体に設けられている。すなわち、支持部14は、側面部10bの内周に沿って環状に設けられた突条からなる。側面部10bの内周は、平面視で、略矩形状をしている。ここで、略矩形とは、矩形に限らず、角丸四角形のように矩形に近い形状も含む趣旨である。支持部14の突出長さ(当該支持部14が設けられた側面部10bの内面に垂直な方向の長さ)は、例えば5mm以上15mm以下である。支持部14は、側面部10bと一体に成形されてもよいし、側面部10bと別々に成形された後に側面部10bに取り付けられてもよい。
図5は、仕切部20を示す平面図である。仕切部20は、支持部14上に載置されている。仕切部20は、本体部10に固定されていない。仕切部20は、本体部10に対して着脱可能である。仕切部20は、その周囲全体が側面部10bから離間した状態で本体部10内に配設することが可能である。仕切部20は、板状の部材からなる。仕切部20は、平面視で、略矩形状をしている。仕切部20は、底面部10aと平行に配置されている。また、仕切部20は、本体部10(側面部10b)の上端及び吸水性シート40の双方から離間した位置に配設されている。これにより、仕切部20は、本体部10の内部空間を上部空間S1と下部空間S2とに区画している。上部空間S1は、仕切部20の上方に存在し、複数の粒状体30が敷設される空間である。下部空間S2は、仕切部20の下方に存在し、尿が溜まる空間である。仕切部20の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等のプラスチックを用いることができる。
仕切部20は、尿を通過させる貫通孔22を有している。貫通孔22は、尿を通過させる一方で、各粒状体30を通過させない。すなわち、粒状体30は、向きをどのように変えても、変形しない限り、貫通孔22を通過することができない。仕切部20は、複数の貫通孔22を有している。複数の貫通孔22は、仕切部20において二次元的に配列されている。各貫通孔22は、平面視で、角を含まない形状をしている。各貫通孔22の輪郭は、平面視で、外側に膨らんだ曲線のみからなっている。具体的には、各貫通孔22は、平面視で、円形をしている。仕切部20の厚み方向(図1の上下方向)について、貫通孔22の横断面(当該厚み方向に垂直な断面)の形状及び大きさは、一定である。すなわち、各貫通孔22は、円柱状の空間からなる。
各貫通孔22の最大円寸法は、12.0mm以上である。本実施形態のように貫通孔22の平面形状が円である場合、最大円寸法は、当該円の直径に等しい。各貫通孔22の最大円寸法は、13.0mm以上、14.0mm以上、15.0mm以上、16.0mm以上、17.0mm以上、18.0mm以上、20.0mm以上、又は25.0mm以上であることが好ましい。
上部空間S1には、排泄物(主に尿)を処理するための複数の粒状体30が敷設される。複数の粒状体30は、仕切部20上に直接敷設される。各粒状体30は、粒状をしている。かかる粒状の形状としては、例えば、球、円柱、又は楕円体が挙げられる。各粒状体30の粒径は、例えば、15mm以上35mm以下である。ここで、粒状体30の粒径は、当該粒状体30を内包し得る最小の球の直径として定義される。動物用トイレ1の使用時、粒状体30は、排泄された尿を直接に受けることになる。
粒状体30は、疎水性を有している。すなわち、粒状体30は、尿等の液体を全く吸収しないか、あるいは吸収するとしても殆ど吸収しない性質を有する。かかる疎水性を有する粒状体30は、吸水性を有する粒状体とは異なり、尿で濡れたときに粒状体どうしが接着して固まりを形成するということはない。
粒状体30が疎水性を有するというには、次の試験により測定される液通過率が60%以上であることが必要である。まず、内径10cm、目開き1mmの篩に50g相当の粒状体30(サンプル)を入れる。篩の下には、空のビーカーを設置する。そして、サンプルに対し、外筒の内径3cm、筒先の内径4mmのシリンジ(テルモ社製60mlシリンジ)を用いて、30mlの水を10秒かけて滴下する。1分間放置した後、ビーカー内の水量を計測する。計測した水量の滴下した水量(30ml)に対する割合をもって液通過率とする。このとき、ビーカー内の水量が18ml以上であれば、液通過率が60%以上となるため、粒状体30が疎水性を有するといえる。
各粒状体30は、有機物を主材料とすることが好ましい。ここで、粒状体30の主材料とは、粒状体30を構成する1又は2以上の材料のうち、当該粒状体30に占める重量割合が最大のものをいう。かかる有機物としては、例えば、紙類、茶殻、プラスチック類、又はオカラが挙げられる。各粒状体30は、有機物のみからなっていてもよいし、有機物及び無機物からなっていてもよい。
紙類は、パルプを主体とする材料をいう。紙類としては、例えば、通常の紙の他にも、塩ビ壁紙分級物、印画紙、剥離紙、フラッフパルプ、製紙スラッジ、又はパルプスラッジが挙げられる。塩ビ壁紙分級物は、紙及びポリ塩化ビニルを含有する塩ビ壁紙からポリ塩化ビニルの一部が除去されてなる。プラスチック類としては、例えば、通常のプラスチックの他にも、アルミ蒸着フィルム、又は紙おむつ分級物(紙おむつを分級することにより得られるプラスチック)が挙げられる。オカラは、乾燥オカラであることが好ましい。これらの材料には、疎水処理(撥水処理)が施されていてもよいし、施されていなくてもよい。
粒状体30を構成する材料は、1つのみであってもよいし、2つ以上であってもよい。前者の場合、粒状体30を構成する材料は、上述の主材料のみということになる。後者の場合、粒状体30は、主材料と他の材料との混合物によって構成されることになる。他の材料としては、例えば、石膏又は重曹が挙げられる。石膏又は重曹を加えることにより、粒状体30の疎水性を高めることができる。石膏又は重曹の割合は、例えば、粒状体30の全体に対して5重量%以上50重量%未満とされる。
粒状体30は、例えば、次の方法により製造することができる。まず、造粒装置を用いて造粒材料(粒状体30を構成する材料)を造粒することにより、粒状体30となる造粒物を形成する。造粒装置としては、例えば押出造粒機を用いることができる。造粒物には、必要に応じて疎水処理を施してもよい。疎水処理は、例えば、造粒物の表面を疎水剤(撥水剤)でコーティングすることにより行うことができる。疎水処理を行わない場合、造粒時に造粒材料に加わる圧力を高めることにより、造粒物内に隙間が極力生じないようにすることが好ましい。かかる隙間は、粒状体30の内部に尿等の液体が浸入する経路となるからである。造粒に先立って、造粒材料には、粉砕、混錬、加水等の前処理が必要に応じて行われる。また、造粒後には、篩分け(分粒)、乾燥等の後処理が必要に応じて行われる。
下部空間S2には、吸水性シート40が配設される。吸水性シート40は、仕切部20の貫通孔22を通過した尿を吸収する。すなわち、貫通孔22を通過した尿は、吸水性シート40に吸収された状態で下部空間S2に溜まる。
図6は、引出部50を示す斜視図である。引出部50は、底板50a、前板50b、先板50c、及び一対の側板50dを有している。底板50aの大きさは、本体部10の底面部10aの大きさに略等しい。前板50bは、開口12と略同一の形状及び大きさをしている。前板50bには、把手52が取り付けられている。引出部50は、側面部10bに形成された開口12を通じて、本体部10に対して抜き挿しすることが可能である。引出部50には、吸水性シート40が収容される。すなわち、吸水性シート40は、引出部50に収容された状態で本体部10内に配設される。引出部50の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等のプラスチックを用いることができる。
動物用トイレ1の使用時、本体部10に排泄された尿は、粒状体30どうしの隙間を通り抜けた後、仕切部20の貫通孔22を通じて、上部空間S1から下部空間S2へと移動する。下部空間S2に移動した尿は、吸水性シート40に吸収される。
動物用トイレ1の効果を説明する。動物用トイレ1においては、仕切部20の貫通孔22の最大円寸法が12.0mm以上である。女性の小指の第1関節幅に関し、50パーセンタイルは、11.7mmである。それゆえ、貫通孔22の最大円寸法が12.0mm以上であれば、概ね半数以上の女性が小指を第1関節まで貫通孔22に入れることができる。これにより、貫通孔22の内面を小指の腹で擦って清掃することが可能になる。したがって、仕切部20の貫通孔22の内面を指で清掃することが可能な動物用トイレ1が実現されている。
なお、本明細書における各指の関節幅の値は、産業技術総合研究所人工知能研究センターのウェブ上で公開されているデータに基づくものである(河内まき子、2012:AIST日本人の手の寸法データ。https://www.airc.aist.go.jp/dhrt/hand/index.html)。当該データは、2004年から2011年までの間に、日本人の男女530名(男性327名、女性203名)を被験者として取得されたものである。各データは、指を伸ばした状態で(遠位・近位)指節間関節の最大幅をデジタルノギスを用いて計測した値である。
女性の小指の第1関節幅に関し、95パーセンタイルは、12.7mmである。それゆえ、貫通孔22の最大円寸法が13.0mm以上であれば、殆どの女性が小指を第1関節まで貫通孔22に入れることができる。
女性の小指の第2関節幅(第5指近位関節幅)に関し、50パーセンタイルは、13.2mmである。それゆえ、貫通孔22の最大円寸法が14.0mm以上であれば、概ね半数以上の女性が小指を第2関節まで貫通孔22に入れることができる。このように貫通孔22に指を深く入れることができれば、貫通孔22の内面の清掃をしやすくなる。
男性の小指の第1関節幅に関し、50パーセンタイルは、13.4mmである。それゆえ、貫通孔22の最大円寸法が14.0mm以上であれば、概ね半数以上の男性が小指を第1関節まで貫通孔22に入れることができる。これにより、男性も、貫通孔22の内面を小指の腹で擦って清掃することが可能になる。
女性の人差指の第1関節幅(第2指遠位関節幅)に関し、50パーセンタイルは、13.8mmである。それゆえ、貫通孔22の最大円寸法が14.0mm以上であれば、概ね半数以上の女性が人差指を第1関節まで貫通孔22に入れることができる。これにより、貫通孔22の内面を人差指の腹で擦って清掃することも可能になる。
女性の小指の第2関節幅に関し、95パーセンタイルは、14.3mmである。それゆえ、貫通孔22の最大円寸法が15.0mm以上であれば、殆どの女性が小指を第2関節まで貫通孔22に入れることができる。
女性の人差指の第1関節幅に関し、95パーセンタイルは、14.9mmである。それゆえ、貫通孔22の最大円寸法が15.0mm以上であれば、殆どの女性が人差指を第1関節まで貫通孔22に入れることができる。
男性の小指の第1関節幅に関し、95パーセンタイルは、14.9mmである。それゆえ、貫通孔22の最大円寸法が15.0mm以上であれば、殆どの男性が小指を第1関節まで貫通孔22に入れることができる。
男性の小指の第2関節幅に関し、50パーセンタイルは、14.9mmである。それゆえ、貫通孔22の最大円寸法が15.0mm以上であれば、概ね半数以上の男性が小指を第2関節まで貫通孔22に入れることができる。
男性の人差指の第1関節幅に関し、50パーセンタイルは、15.5mmである。それゆえ、貫通孔22の最大円寸法が16.0mm以上であれば、概ね半数以上の男性が人差指を第1関節まで貫通孔22に入れることができる。
女性の人差指の第2関節幅(第2指近位関節幅)に関し、50パーセンタイルは、16.0mmである。それゆえ、貫通孔22の最大円寸法が16.0mm以上であれば、概ね半数以上の女性が人差指を第2関節まで貫通孔22に入れることができる。
男性の小指の第2関節幅に関し、95パーセンタイルは、16.4mmである。それゆえ、貫通孔22の最大円寸法が17.0mm以上であれば、殆どの男性が小指を第2関節まで貫通孔22に入れることができる。
男性の人差指の第1関節幅に関し、95パーセンタイルは、17.1mmである。それゆえ、貫通孔22の最大円寸法が18.0mm以上であれば、殆どの男性が人差指を第1関節まで貫通孔22に入れることができる。
女性の人差指の第2関節幅に関し、95パーセンタイルは、17.2mmである。それゆえ、貫通孔22の最大円寸法が18.0mm以上であれば、殆どの女性が人差指を第2関節まで貫通孔22に入れることができる。
男性の人差指の第2関節幅に関し、50パーセンタイルは、18.0mmである。それゆえ、貫通孔22の最大円寸法が18.0mm以上であれば、概ね半数以上の男性が人差指を第2関節まで貫通孔22に入れることができる。
男性の人差指の第2関節幅に関し、95パーセンタイルは、19.4mmである。それゆえ、貫通孔22の最大円寸法が20.0mm以上であれば、殆どの男性が人差指を第2関節まで貫通孔22に入れることができる。
男性の親指の関節幅(第1指関節幅)に関し、最大値は、23.3mmである。それゆえ、貫通孔22の最大円寸法が25.0mm以上であれば、男女を問わず略全ての人が、5本の指の何れでも貫通孔22に入れることができる。これにより、貫通孔22の内面を任意の指で清掃することが可能になる。ただし、貫通孔22を大きくしすぎると、それに適合する粒状体30(貫通孔22を通過しない大きさの粒状体30)を用意するのが困難になりかねない。かかる観点から、貫通孔22の最大円寸法は、30mm以下であることが好ましい。
貫通孔22は、各粒状体30を通過させない。これにより、粒状体30が貫通孔22を通じて下部空間S2に落下してしまう事態を防ぐことができる。
貫通孔22は、平面視で、角を含まない形状をしている。角は、指で触れにくい部位である。それゆえ、角のない形状とすることは、貫通孔22の内面の広範囲を指で清掃できるようにするのに有利である。
貫通孔22の輪郭は、平面視で、外側に膨らんだ曲線のみからなる。この場合、内側に膨らんだ曲線が含まれる場合と異なり、貫通孔22の内面は、貫通孔22の内側に入り込む部分を有しない。このため、貫通孔22の内部を指が移動しやすくなる。このことは、貫通孔22の内面の広範囲を指で清掃できるようにするのに一層有利である。
貫通孔22は、平面視で、円形をしている。この場合、貫通孔22の内面の全体を指で触れることができる。このため、貫通孔22の内面の全体を指で確実に清掃することができる。
各粒状体30は、疎水性を有している。この場合、粒状体30上に排泄された尿の大部分は、粒状体30に吸収されずに、粒状体30どうしの隙間を通り抜けていく。これにより、尿を下部空間S2まで速やかに導くことができる。
各粒状体30が有機物を主材料とする場合、焼却処分に適した粒状体30を得ることができる。この場合、使用済みの粒状体30を可燃ゴミとして捨てやすくなるため、ユーザ(動物の飼主等)にとっての利便性が向上する。特に各粒状体30が有機物のみからなる場合、焼却処分に一層適した粒状体30を得ることができる。
仕切部20がプラスチック製である場合、環境保護等の観点から、仕切部20は、長期にわたって繰り返し使用されることが求められる。それには仕切部20(特に貫通孔22)の清掃が重要となるため、貫通孔22の内面を指で清掃することが可能な動物用トイレ1が特に有用である。
本体部10は、1つの容器からなっている。この場合、本体部10が複数の容器からなる場合に比して簡易な構成で、上部空間S1及び下部空間S2を有する動物用トイレ1を実現することができる。
仕切部20は、本体部10に固定されていない。この場合、本体部10に対する仕切部20の着脱が容易になる。
仕切部20は、支持部14上に載置されている。これにより、本体部10に固定することなく仕切部20を本体部10内の所定の位置に留めておくことができる。
支持部14は、平面視で、側面部10bの内周の全体に設けられている。これにより、仕切部20が下部空間S2に落下してしまう事態を防ぎやすくなる。
仕切部20は、その周囲全体が側面部10bから離間した状態で本体部10内に配設することが可能である。このように仕切部20と側面部10bとの間にマージンを設けておくことにより、本体部10に対する仕切部20の着脱を円滑に行うことができる。
仕切部20の下方には、吸水性シート40が配設されている。これにより、下部空間S2に溜まった尿を吸水性シート40内に閉じ込めることができる。このため、当該尿からの悪臭の発生を緩和することができる。
本体部10に対して抜き挿しすることが可能な引出部50が設けられている。これにより、使用済みの吸水性シート40を新しいものと交換する作業を楽に行うことができる。
ところで、猫は、犬等の他の動物と異なり、排泄後に排泄物を粒状体で隠す習性を有する。それゆえ、上部空間S1に複数の粒状体30が敷設される動物用トイレ1は、猫用トイレとして特に好適に用いることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態においては、貫通孔22が平面視で円形をしている場合を例示した。しかし、貫通孔22は、例えば図7に示すように、平面視で楕円形をしていてもよい。その場合、貫通孔22の最大円寸法は、楕円の短軸の長さに等しい。図7においては、平面視で貫通孔22が内包し得る最大の円C1を点線で示している。
上記実施形態においては、貫通孔22の輪郭が平面視で外側に膨らんだ曲線のみからなる場合を例示した。しかし、貫通孔22の輪郭は、例えば図8に示すように、平面視で、外側に膨らんだ曲線に加えて直線を含んでいてもよい。同図において貫通孔22の輪郭は、大きさの等しい2つの半円弧と、2つの半円弧の一端どうしを連結する線分と、2つの半円弧の他端どうしを連結する線分とからなる。その場合、貫通孔22の最大円寸法は、半円の直径に等しい。図8においては、平面視で貫通孔22が内包し得る最大の円C2を点線で示している。
上記実施形態においては、平面視で貫通孔22が角を含まない形状をしている場合を例示した。しかし、貫通孔22は、例えば図9に示すように、角を含む形状をしていてもよい。同図において貫通孔22は、矩形をしている。その場合、貫通孔22の最大円寸法は、矩形の短辺の長さ(正方形の場合は各辺の長さ)に等しい。図9においては、平面視で貫通孔22が内包し得る最大の円C3を点線で示している。
上記実施形態において各粒状体30は、例えば図10に示すように、使用前、他の粒状体30と接着していてもよい。その場合、各粒状体30は、少なくとも1つの他の粒状体30と接着していれば充分である。図10において各粒状体30は、2つの他の粒状体30と接着している。すなわち、相互に接着した3つの粒状体30からなる粒状体群が形成されている。このように使用前の粒状体30どうしを接着させることにより、個々の粒状体30が貫通孔22を通過する大きさをしている場合であっても、貫通孔22を通じて粒状体30が下部空間S2に落下するのを防ぐことが可能となる。
上記実施形態においては、仕切部20の厚み方向について貫通孔22の横断面の形状及び大きさが一定である場合を例示した。しかし、貫通孔22の横断面の形状又は大きさは、仕切部20の厚み方向について一定でなくてもよい。例えば、貫通孔22は、テーパ状をしていてもよい。その場合、最大円寸法が最小となる横断面における最大円寸法の値をもって、「貫通孔22の最大円寸法」とする。
上記実施形態においては、支持部14が平面視で側面部10bの内周の全体に設けられた突条からなる場合を例示した。しかし、支持部14は、平面視で側面部10bの内周の一部にのみ設けられた1又は2以上の突条からなってもよいし、複数の突起からなってもよい。
上記実施形態においては、引出部50が設けられた場合を例示した。しかし、引出部50を設けることは必須でない。引出部50を設けない場合、吸水性シート40は、底面部10a上に直接配設される。その場合、当然ながら、側面部10bに開口12は設けられない。
上記実施形態においては、本体部10に吸水性シート40が配設される場合を例示した。しかし、本体部10に吸水性シート40を配設することは必須でない。吸水性シート40を配設しない場合、引出部50も設けられない。
上記実施形態においては、本体部10が1つの容器で構成された場合を例示した。しかし、本体部10は、例えば図11に示すように、複数の容器で構成されてもよい。同図において本体部10は、2つの容器(容器62,64)で構成されている。各容器62,64は、底面部及び側面部を有する箱状をしている。容器62は、容器64上に積み重ねられている。容器62の底面部は、貫通孔22を有しており、仕切部20を構成している。これにより、容器62の内部空間及び容器64の内部空間が、それぞれ上部空間S1及び下部空間S2となっている。また、容器64の底面部が本体部10の底面部を構成するとともに、容器62の側面部及び容器64の側面部が本体部10の側面部を構成している。
1 動物用トイレ
10 本体部
10a 底面部
10b 側面部
12 開口
14 支持部
20 仕切部
22 貫通孔
30 粒状体
40 吸水性シート
50 引出部
52 把手
62 容器
64 容器
S1 上部空間
S2 下部空間

Claims (26)

  1. 底面部及び側面部を有し、排泄された尿を受ける本体部と、
    前記本体部の内部空間を、複数の粒状体が敷設される空間である上部空間と前記尿が溜まる空間である下部空間とに区画する仕切部と、を備え、
    前記仕切部は、最大円寸法が12.0mm以上である貫通孔を有することを特徴とする動物用トイレ。
  2. 請求項1に記載の動物用トイレにおいて、
    前記貫通孔の最大円寸法は、13.0mm以上である動物用トイレ。
  3. 請求項2に記載の動物用トイレにおいて、
    前記貫通孔の最大円寸法は、14.0mm以上である動物用トイレ。
  4. 請求項3に記載の動物用トイレにおいて、
    前記貫通孔の最大円寸法は、15.0mm以上である動物用トイレ。
  5. 請求項4に記載の動物用トイレにおいて、
    前記貫通孔の最大円寸法は、16.0mm以上である動物用トイレ。
  6. 請求項5に記載の動物用トイレにおいて、
    前記貫通孔の最大円寸法は、17.0mm以上である動物用トイレ。
  7. 請求項6に記載の動物用トイレにおいて、
    前記貫通孔の最大円寸法は、18.0mm以上である動物用トイレ。
  8. 請求項7に記載の動物用トイレにおいて、
    前記貫通孔の最大円寸法は、20.0mm以上である動物用トイレ。
  9. 請求項8に記載の動物用トイレにおいて、
    前記貫通孔の最大円寸法は、25.0mm以上である動物用トイレ。
  10. 請求項1乃至9の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    前記貫通孔は、前記各粒状体を通過させない動物用トイレ。
  11. 請求項1乃至9の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    前記貫通孔は、平面視で、角を含まない形状をしている動物用トイレ。
  12. 請求項11に記載の動物用トイレにおいて、
    前記貫通孔の輪郭は、平面視で、外側に膨らんだ曲線のみからなる動物用トイレ。
  13. 請求項12に記載の動物用トイレにおいて、
    前記貫通孔は、平面視で、円形をしている動物用トイレ。
  14. 請求項1乃至9の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    前記上部空間に敷設され、疎水性を有する前記複数の粒状体を備える動物用トイレ。
  15. 請求項14に記載の動物用トイレにおいて、
    前記各粒状体は、使用前、他の前記粒状体と接着している動物用トイレ。
  16. 請求項14に記載の動物用トイレにおいて、
    前記各粒状体は、有機物を主材料とする動物用トイレ。
  17. 請求項16に記載の動物用トイレにおいて、
    前記各粒状体は、有機物のみからなる動物用トイレ。
  18. 請求項1乃至9の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    前記仕切部は、プラスチック製である動物用トイレ。
  19. 請求項1乃至9の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    前記本体部は、1つの容器からなる動物用トイレ。
  20. 請求項1乃至9の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    前記仕切部は、前記本体部に固定されていない動物用トイレ。
  21. 請求項20に記載の動物用トイレにおいて、
    前記本体部は、前記側面部から当該本体部の内側に突出する支持部を有し、
    前記仕切部は、前記支持部上に載置される動物用トイレ。
  22. 請求項21に記載の動物用トイレにおいて、
    前記支持部は、平面視で、前記側面部の内周の全体に設けられている動物用トイレ。
  23. 請求項1乃至9の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    前記仕切部は、当該仕切部の周囲の全体が前記側面部から離間した状態で、前記本体部内に配設することが可能である動物用トイレ。
  24. 請求項1乃至9の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    前記下部空間に配設され、前記尿を吸収する吸水性シートを備える動物用トイレ。
  25. 請求項24に記載の動物用トイレにおいて、
    前記吸水性シートが収容される引出部を備え、
    前記本体部の前記側面部には、開口が形成されており、
    前記引出部は、前記開口を通じて前記本体部に対して抜き挿しすることが可能である動物用トイレ。
  26. 請求項1乃至9の何れかに記載の動物用トイレにおいて、
    当該動物用トイレは、猫用トイレである動物用トイレ。
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