JP7448167B2 - 落ち口カバー閉鎖部材 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技媒体補給用コンベアに搬送される遊技媒体を補給シュートへ落下させるための落ち口を閉鎖するための落ち口カバー閉鎖部材、及び、該落ち口を閉鎖するための落ち口カバーの閉鎖方法に関する。
複数の遊技媒体使用機(例えばスロットマシン、メダル貸出機等)が並設された遊技機島には、遊技機島内で遊技媒体例えばメダルを循環させるための遊技媒体循環システムが構築されている。遊技媒体循環システムは、スロットマシンやメダル貸出機から排出されたメダルを遊技媒体回収装置にて回収し、遊技機島端の貯留タンクに一時貯留後、遊技媒体補給装置がスロットマシンやメダル貸出機に対してメダルの補給を行う。
ところで、近年、メダルを投入することなく遊技を行なうことができる所謂メダルレススロットマシン及びメダルレス用専用ユニットが開発されている。メダルレススロットマシン及びメダルレス用専用ユニットは、メダルの補給や回収が不要であり、上記遊技媒体循環システムを要することなく遊技を完結することできる。したがって、上記遊技機島において、既存のスロットマシン及びメダル貸出機の一部をメダルレススロットマシン及びメダルレス用専用ユニットに入れ替えをする場合には、遊技媒体補給装置がメダルレススロットマシン及びメダルレス用専用ユニットに対してメダルを補給しないように対策しなければない。メダルレススロットマシン及びメダルレス用専用ユニットへと入れ替えた場所に誤ってメダルが補給されてしまうと、メダルが遊技機島内部に散乱し、散乱したメダルが電気制御部品との接触によるショート等のトラブルを招いてしまうことが発生し得るからである。
従来、壁と一体に形成した壁島や、島の片側に直径(及び単価)が異なるメダルを使用するスロットマシン(自動補給を用いずに手補給を行う。)を設置した島のように、片面しか遊技媒体循環システムを使用しない遊技島では、使用しない面への遊技媒体の補給を禁止するために、補給シュートの代わりに閉塞板を取り付けて、メダルの落ち口の開口部を塞ぐ方法が知られている(特許文献1)。このように開口部を閉塞板で塞ぐことによっても、メダルを使用するスロットマシンから、メダルレススロットマシンへ入れ替えた後において、開口部からメダルが落下する不具合を防止することができる。
特許4540584号公報
しかし、特許文献1に記載のものを用いて遊技媒体循環システムの使用を中断する場合には、補給シュートを取り外してから、開口部の両サイドに設けられているガイド溝に閉塞板を押し込んで開口部を閉鎖する必要がある。このとき、補給シュートには遊技媒体使用機にメダルを送る補給管や、詰まり検知センサ等が配設されているので、狭い島内でこれらを外すための手間がかかる。また、開口部を再度使用する場合には元に戻す作業も同様に手間がかかる。
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は、遊技媒体補給用コンベアで搬送した遊技媒体を補給シュートへ落下させるための落ち口を容易に閉鎖すると共に、容易に元に戻すことで作業性を向上させることが可能な落ち口カバー閉鎖部材、及び、落ち口カバーの閉鎖方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る落ち口カバー閉鎖部材(70,80)は、遊技媒体補給用コンベア(補給コンベアユニット21)によって搬送されてきた遊技媒体(メダルM)を受けて補給管(12)へ供給する補給シュート(60)と、前記遊技媒体補給用コンベアと前記補給シュートとの間に形成され、前記遊技媒体補給用コンベアによって搬送されてきた遊技媒体を前記補給シュートへ落下させる落ち口(42)と、前記落ち口の水平回りを囲う補給シュート側壁(61)と、前記落ち口を開閉可能になるように揺動自在に配設される落ち口カバー(50)と、を備えるメダル補給装置に用いられる落ち口カバー閉鎖部材であって、前記落ち口カバーが前記落ち口を開放する方向を正面側と定義し、前記落ち口カバーが前記落ち口を閉鎖する方向を背面側と定義した場合に、前記落ち口カバー閉鎖部材(70,80)は、メダル補給装置へ装着する時に、前記落ち口カバーと前記補給シュート側壁の間に配置される本体(71,81)と、前記本体の背面側に配設され、前記落ち口カバーと当接して前記落ち口カバーの揺動を規制することにより、前記落ち口カバーを常時閉鎖する開禁止部(72,82)と、前記本体の正面側に配設され、前記補給シュート側壁の内壁に当接する内壁当接部(73,83)と、前記本体の正面側に配設され、前記補給シュート側壁の外壁に当接することにより、前記内壁当接部とで前記補給シュート側壁を挟み込む外壁当接部(74,84)と、を備え、前記内壁当接部は、前記本体の正面側の辺の一部から前記補給シュート側壁に沿う方向に延設して設けられた板体である第1当接板(77,87)の正面側の面であり、前記外壁当接部は、前記本体の正面側の辺の一部から延長板(78,88)を介して前記補給シュート側壁に沿う方向に延設して設けられた板体である第2当接板(79,89)の背面側の面であり、前記延長板は、前記本体の正面側の辺の一部を正面方向に延設して設けられており、前記延長板の下辺は、メダル補給装置へ装着する時に、前記補給シュート側壁(61)上端の水平部(61a)に当接した状態となる、ことを特徴とする。
このように構成することによって、落ち口カバー閉鎖部材をメダル補給装置に装着する際、開禁止部を落ち口カバーと当接すると共に内壁当接部を補給シュート側壁の内壁に当接させる簡単な作業のみで、落ち口カバーを常時閉鎖することができる。このため、補給シュートを外す作業等の手間のかかる作業が発生せず短時間で作業を終えることができるので、落ち口を閉鎖する作業の作業性を向上させることができる。
また、内壁当接部と外壁当接部とで補給シュート側壁を挟み込むことができ、装着された落ち口カバー閉鎖部材が垂直軸周りに回動することなどの位置ズレが発生し難くなるので、装着の精度を向上することができる。
また、延長板の下辺が、補給シュート側壁の水平部に当接することで、落ち口カバー閉鎖部材の上下方向への位置ズレが発生し難くなるので、装着の精度を向上することができる。
この場合、コンベア搬送方向に対する位置決めを行う搬送方向係止部(76)を備える方がよい。
このように構成することによって、装着された落ち口カバー閉鎖部材のコンベア搬送方向(左右方向)への位置ズレが発生し難くなるので、装着の精度を向上することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る落ち口カバー閉鎖部材(90)は、遊技媒体補給用コンベア(補給コンベアユニット21)によって搬送されてきた遊技媒体(メダルM)を受けて補給管(12)へ供給する補給シュート(60)と、前記遊技媒体補給用コンベアと前記補給シュートとの間に形成され、前記遊技媒体補給用コンベアによって搬送されてきた遊技媒体を前記補給シュートへ落下させる落ち口(42)と、前記落ち口の水平回りを囲う補給シュート側壁(61)と、前記補給シュート側壁に開設された確認孔(61b)と、前記落ち口を開閉可能になるように揺動自在に配設される落ち口カバー(50)と、を備えるメダル補給装置に用いられる落ち口カバー閉鎖部材であって、前記落ち口カバーが前記落ち口を開放する方向を正面側と定義し、前記落ち口カバーが前記落ち口を閉鎖する方向を背面側と定義した場合に、前記落ち口カバー閉鎖部材(90)の本体(91)は、背面側には、前記確認孔(61b)に対して外側から挿入する底面を有し、正面側には、前記補給シュート側壁(61)から外側に突出させておくフランジ部(97)を有し、前記底面には、前記落ち口カバーと当接して前記落ち口カバーの揺動を規制することにより、前記落ち口カバーを常時閉鎖する開禁止部(92)を形成し、前記フランジ部(97)における背面側には、前記補給シュート側壁(61)の外壁に接触する側壁であって、前記開禁止部(92)と同方向に向く外壁当接部(94)を形成し、前記外壁当接部(94)から前記補給シュート側壁(61)の厚さに相当する距離を離間した背面方向には、前記外壁当接部(94)と対向する壁面であって、前記補給シュート側壁の内壁に当接する内壁当接部(93)を、弾性片(91b)を介して形成し、前記内壁当接部(93)は、当該落ち口カバー閉鎖部材の着脱時において、前記弾性片(91b)を弾性変形させて、前記確認孔(61b)の周縁を通過させることを特徴とする。
この場合、前記補給シュート側壁(61)の水平部(61c)に当接して前記落ち口カバー閉鎖部材の上下方向の位置決めを行う上下係止部(95)を備える方がよい。
このように構成することによって、装着された落ち口カバー閉鎖部材の上下方向への位置ズレが発生し難くなるので、装着の精度を向上することができる。
本発明の落ち口カバー閉鎖部材及び落ち口カバーの閉鎖方法によれば、上記のように構成されており、補給シュートを外す作業等の手間のかかる作業が発生せず短時間で作業を終えることができるので、落ち口を閉鎖する作業の作業性を向上させることができる。
遊技機島を示す概略平面図である。 遊技機島を構成するメダル循環システムの概略全体構成図である。 メダル循環システムを構成するメダル補給装置を示す斜視図である。 メダル補給装置の一部を切り欠いた状態の斜視図である。 メダル補給装置の分解斜視図である。 メダル補給装置を構成する補給コンベアユニットの分解斜視図である。 メダル補給装置を構成する補給コンベアユニットの概略正面図である。 図7のA-Aに沿う断面図である。 メダル補給装置の落ち口カバー付近を正面背面方向で切断し右方向から見た概略断面図である。 メダル補給装置に装着可能な第1~4実施形態の落ち口カバー閉鎖部材とメダル補給装置の説明図である。 第1実施形態の落ち口カバー閉鎖部材の斜視図(a),図11(a)のB部拡大図(b)である。 第1実施形態の落ち口カバー閉鎖部材をメダル補給装置に装着する作業中の状態を示す概略斜視図である。 第1実施形態の落ち口カバー閉鎖部材をメダル補給装置に装着する作業後の状態を示す概略斜視図である。 第1実施形態の落ち口カバー閉鎖部材の側面図(a), 第1実施形態の落ち口カバー閉鎖部材を装着したメダル補給装置の落ち口カバー閉鎖部材付近を正面背面方向で切断し右方向から見た概略断面図(b)である。 第2実施形態の落ち口カバー閉鎖部材の斜視図(a),図15(a)のC部拡大図(b)である。 第2実施形態の落ち口カバー閉鎖部材の側面図(a),第2実施形態の落ち口カバー閉鎖部材を装着したメダル補給装置の落ち口カバー閉鎖部材付近を正面背面方向で切断し右方向から見た概略断面図(b)である。 第2実施形態の落ち口カバー閉鎖部材をメダル補給装置に装着する作業後の状態を示す斜視図である。 第3実施形態の落ち口カバー閉鎖部材の斜視図(a),(a)の上からの方向視を正面とした場合の第3実施形態の落ち口カバー閉鎖部材の正面図及び左側面図(b)、(a)の右からの方向視を正面とした場合の第3実施形態の落ち口カバー閉鎖部材の正面図及び左側面図(c),(a)の右からの方向視を正面とした場合の第3実施形態の落ち口カバー閉鎖部材を弾性変形した状態の正面図及び左側面図(d)である。 第3実施形態の落ち口カバー閉鎖部材をメダル補給装置に装着する作業中の状態を示す斜視図である。 第3実施形態の落ち口カバー閉鎖部材をメダル補給装置に装着する作業後の状態を示す斜視図である。 第3実施形態の落ち口カバー閉鎖部材を装着したメダル補給装置の落ち口カバー閉鎖部材付近を正面背面方向で切断し右方向から見た概略断面図である。 第4実施形態の落ち口カバー閉鎖部材の側面図(a),第4実施形態の落ち口カバー閉鎖部材を装着したメダル補給装置の落ち口カバー閉鎖部材付近を正面背面方向で切断し右方向から見た概略断面図(b)である。
以下、本発明に係る落ち口カバー閉鎖部材70,80,90,100について説明する。最初に、落ち口カバー閉鎖部材70,80,90,100が装着されるメダル補給装置20について説明する。メダル補給装置20は、遊技機島1を構成するメダル循環システム4(例えば図2参照。)に組み込まれている。なお、本発明における方向について説明すると、図4に示すように、メダル補給装置20のメダルMの搬送方向を右側から左側と定義する。したがって、コンベア搬送方向は左右方向であり、コンベア幅方向は正面背面方向である。
(遊技機島1の説明)
図1を参照して、遊技機島1について説明する。図1は、遊技機島を示す概略正面図である。遊技機島1は、スロットマシン2と、メダル貸出機3が左右交互に複数列設された遊技機列同士が背中合わせにして連設した両面形式で構成されている。そして、遊技機列に挟まれた間隙には、遊技機島1の左右方向に沿ってメダル循環システム4(詳細は後述する)が組み込まれている。
(スロットマシン2の説明)
図1,2を参照して、スロットマシン2について説明する。図1には、スロットマシン2の正面図が示されている。図2には、スロットマシン2の概略斜視図が示されている。スロットマシン2は、遊技者がメダルMを用いて遊技を行うものである。遊技者は、スロットマシン2内にメダルMを投入し、レバー等の操作手段を操作した結果、3列のリール2cの図柄が予め入賞設定された組み合わせとなったときに、内蔵された貯留部(図示せず)からメダルMをトレイ(図示せず)に払い出す。スロットマシン2の貯留部は、最大貯留量を超えると、余剰メダルMは、筐体の下面に設けられた落下口(図示せず)から、スロットマシン2外のメダル回収装置7に排出される。
(メダル貸出機3の説明)
図1,2を参照して、メダル貸出機3について説明する。図1には、メダル貸出機3の正面図が示されている。図2には、メダル貸出機3の概略斜視図が示されている。メダル貸出機3は、遊技者の所定の操作、例えば遊技者の貨幣投入口への貨幣の投入に応じて、貯留部(図示せず)からノズルシュートを介して所定数のメダルMをスロットマシン2のトレイ内に貸し出す。また、例えばメダル貸出機3には、メダルMを計数する計数装置が内蔵されており、ノズルシュートの計数投入口から投入されたメダルMを計数することができる。計数装置による計数を終えたメダルMは、筐体の下面に設けられた落下口(図示せず)から、メダル貸出機3外のメダル回収装置7に排出される。
(メダル循環システム4の説明)
図2を参照して、メダル循環システム4について説明する。図2は、遊技機島1を構成するメダル循環システム4の概略全体構成図である。メダル循環システム4は、遊技機島1内でメダルMを循環するための装置であり、貯留タンク5と、メダル補給装置20と、メダル回収装置7と、制御部200を主に備えている。
(貯留タンク5の説明)
図2を参照して、貯留タンク5について説明する。図2には、遊技機島1の端に備えられた収納ボックス8内に収納される貯留タンク5が示されている。貯留タンク5は、後述するメダル回収装置7が回収してきたメダルMを貯留する容器である。
(メダル補給装置20の説明)
図2,3を参照して、メダル補給装置20について説明する。図2は、メダル循環システム4の一部を構成するメダル補給装置20の構成図が示されている。図3は、メダル補給装置20の斜視図が示されている。メダル補給装置20は、貯留タンク5に貯留されたメダルMをスロットマシン2、メダル貸出機3(以下、特に区別しないときは、スロットマシン2と記す。)に補給する装置であって、補給コンベアユニット21と、補給シュート60と、補給管12を主に備えている。
(補給コンベアユニット21の説明)
図3,6を参照して、補給コンベアユニット21について説明する。図3には、補給コンベアユニット21の斜視図が示されている。図6には、補給コンベアユニット21の分解斜視図が示されている。補給コンベアユニット21は、リフタ装置(図示せず)により貯留タンク5から揚送されたメダルMを補給シュート60まで搬送するための装置で、搬送ベルト22と、フレーム23と、ジョイント24と、第1のプーリーユニット25と、第2のプーリーユニット26と、テンショナー27と、トンネル材28と、分配装置30と、落ち口ユニット40を主に備えている。
搬送ベルト22は、無端のベルトであり、搬送ベルト22がフレーム23に沿って巻回されることにより搬送ベルト22上面に載せ置かれたメダルMを搬送することができる。フレーム23は、搬送ベルト22を内面側から支持するための装置で、遊技機島1の左右方向に沿って配設されている。フレーム23は、複数の金属製(アルミニウム製、鉄製など)の中空角材がジョイント24を介して連結して構成されている。第1のプーリーユニット25は、フレーム23の一端に連結されおり、搬送ベルト22を掛け回して一定方向に駆動させるドライブプーリ(図示せず)を備えている。第1のプーリーユニット25は、メダル回収装置7にメダルMを案内する連絡管9が接続可能な接続口(図示せず)を備えている。第2のプーリーユニット26は、フレーム23の他端に連結されており、搬送ベルト22が掛け回されるリターンプーリ(図示せず)を備える。第2のプーリーユニット26は、リフタ装置(図示せず)により貯留タンク5から揚送されたメダルMを搬送ベルト22上面に案内するための開口が形成されている。テンショナー27は、ローラ(図示せず)の位置を調整することにより搬送ベルト22に対して所定の張力を与える。トンネル材28は、搬送ベルト22を内包して覆う部材であり、後述する分配装置30及び落ち口ユニット40が搬送ベルト22を覆う部位以外を覆うものである。
(分配装置30の説明)
図4~7,9を参照して、分配装置30について説明する。図4は、分配装置30の背面側フラップ32を降下させ、背面側フラップ32の先端に形成した遮蔽板32Aが搬送ベルト22に斜めに塞き止め、背面側の落ち口42にメダルMを案内する態様が図示されている。図5には、分配装置30の斜視図が示されている。図6には、分配装置30の斜視図が示されている。図7には、分配装置30の正面図が示されている。図9は、分配装置30の正面側フラップ31を降下させ、正面側フラップ31の先端に形成した遮蔽板31Aが搬送ベルト22に斜めに塞き止め、正面側の落ち口42にメダルMを案内する態様が図示されている。分配装置30は、補給コンベアユニット21により搬送されるメダルMを落ち口42に案内するための装置で、吊台35と、正面側フラップ31と、背面側フラップ32と、ソレノイド33A,33Bを主に備えている。
吊台35は、搬送ベルト22を正面背面方向に跨ぐように配置される基片35aと、基片35aの両端から下方に設けられると共にフレーム23に側面に着脱可能に係止される一対の脚片35bを備えている。正面側フラップ31は、一端が吊台35の基片35aが軸支されており、他端に搬送ベルト22を斜めに塞き止める遮蔽板31Aを備える。背面側フラップ32は、一端が吊台35の基片35aに軸支されており、他端に搬送ベルト22を斜めに塞き止める遮蔽板32Aを備える。ソレノイド33A,33Bは、吊台35の脚片35bにそれぞれ配設されており、後述する制御部200からの制御を受け正面側フラップ31,背面側フラップ32の他端を降下させ、搬送ベルト22を遮蔽板31A,32Aにより斜めに塞き止める動力を発生する。
分配装置30は、制御部200からの制御を受けたソレノイド33Aが、正面側フラップ31を降下させると、正面側フラップ31の先端に形成した遮蔽板31Aが搬送ベルト22に斜めに塞き止め、正面側の落ち口42にメダルMを案内する。分配装置30は、制御部200からの制御を受けたソレノイド33Bが、背面側フラップ32を降下させると、背面側フラップ32の先端に形成した遮蔽板32Aが搬送ベルト22上を斜めに塞き止め、背面側の落ち口42にメダルMを案内する。
(落ち口ユニット40の説明)
図3~9を参照して、落ち口ユニット40について説明する。図3には、落ち口ユニット40の斜視図が示されている。図4には、一部を切り欠いた状態の落ち口ユニット40の斜視図が示されている。図5,6には、落ち口ユニット40の斜視図が示されている。図7には、落ち口ユニット40の正面図が示されている。図8,9には、落ち口ユニット40の断面図が示されている。落ち口ユニット40は、搬送ベルト22に搬送されるメダルMが所定の落ち口42以外から落下するのを防止するための装置で、カバー材41と、落ち口カバー50を主に備えている。
カバー材41は、搬送ベルト22及び分配装置30の正面側フラップ31,背面側フラップ32を内包して覆う装置であり、搬送ベルト22を正面背面方向に跨ぐように配置される天井板41aと、天井板41aの両端から下方に設けられると共にフレーム23に側面に着脱可能に係止される一対のカバー材側壁41bを備えている。カバー材側壁41bには、落ち口42と、落ち口42の上部に形成される一対の軸受43が形成されている。
(落ち口ユニット40に形成される落ち口42の説明)
図4,5,7~9を参照して、落ち口42について説明する。図4には、一部を切り欠いた状態の落ち口42の斜視図が示されている。図5には、落ち口42の斜視図が示されている。図7には、落ち口42の正面図が示されている。図8,9には、落ち口42の断面図が示されている。落ち口42は、カバー材側壁41bに形成され、分配装置30により案内されたメダルMを補給シュート60へ落下させるための開口である。落ち口42は、左右側に長い横長の矩形状開口である。開口位置は、カバー材側壁41bがフレームに装着された状態で、正面側フラップ31,背面側フラップ32の遮蔽板31A,32Aの正面背面方向の側方、かつ、開口の下端がフレーム23の側壁の上端付近が露出する部位に形成される(特に図8参照。)。
(落ち口カバー50の説明)
図4~9,12を参照して、開閉式の落ち口カバー50について説明する。図4には、説明上一部を切り欠いた状態の落ち口カバー50の斜視図が示されている。図5,6には、落ち口カバー50の斜視図が示されている。図7には、落ち口カバー50の正面図が示されている。図8,9には、落ち口カバー50の断面図が示されている。図12には、落ち口カバー50の斜視図が示されている。落ち口カバー50は、搬送ベルト22により搬送されるメダルMが、分配装置30により落ち口42方向に案内されていないにも関わらず落ち口42から落下するのを防止するための装置であり、カバー本体51と、軸棒52と、ステー53と、ウェイト54を主に備えている。
カバー本体51は、落ち口42を塞ぐことによりメダルMの落下を防止する部位であり、左右方向に長い横長の矩形状に形成される閉鎖板51aと、閉鎖板51aの上端から上方に傾斜して延設される傾斜片51bにより構成されている。閉鎖板51aの上下方向の高さは、閉鎖板51aの下端がフレーム23に接触して係止される大きさで形成されている(特に図8参照)。このように構成することにより、落ち口カバー50を補給シュート60の方向にのみ回動自在にすることができる。
軸棒52は、傾斜片51bの上端に連結されており、カバー材側壁41bに突設された一対の軸受43に支承される。落ち口カバー50は、軸棒52が一対の軸受43に支承されることにより、落ち口42を揺動自在に開閉することができる。ステー53は、閉鎖板51aから正面背面方向に立設される一対の垂直片53aと、一対の垂直片53aの間に配設される水平板53bを主に備えている。垂直片53aの先端には後述するウェイト54を連結するための爪が形成されている。水平板53bには、上下方向に貫通した略長方形状の差込孔53cが形成されている(特に図12参照)。ウェイト54は、所定の重さの平板状金属片であり、上端に水平な面である水平部54aが形成されている(特に図8参照)。ウェイト54は、中心付近に形成された一対の取付孔に垂直片53aが挿入されスナップフィット方式で垂直片53aと連結している。落ち口カバー50は、ウェイト54により落ち口42を閉鎖する方向に付勢されているので、通常はメダルMが落ち口42から補給シュート60へとメダルMが通過することはない。しかしながら、メダルMの搬送状況によっては、メダルMの押圧力により落ち口カバー50が少し開いて、落ち口42から補給シュート60へとメダルMが通過することがある。
(補給シュート60の説明)
図3~5,9,12,19を参照して、補給シュート60について説明する。図3,5,12,19には、補給シュート60の斜視図が示されている。図4には、説明上補給シュート60の一部を切り欠いた状態の斜視図が示されている。図9には、補給シュート60の断面図が示されている。補給シュート60は、落ち口42から落下したメダルMを内部に取り込み補給管12に供給する装置であり、落ち口42を通過したメダルMを内部に取り込む取込口62と、取込口62の水平回りを囲う補給シュート側壁61と、内部に取り込んだメダルMを落下により排出する円形の排出口63を主に備えている。
補給シュート60は、取込口62が落ち口ユニット40の落ち口カバー50と対面する位置で落ち口ユニット40に連結されており、落ち口ユニット40に連結された状態では補給シュート側壁61が落ち口42の水平回りを囲うように配置される。補給シュート側壁61には、正面背面方向に貫通した確認孔61bが形成されており、補給シュート60内にメダルMが詰まった際に、作業者が棒を確認孔61bに差し込みメダルMをかき回せば詰まりを解消することができる。補給シュート側壁61の上端には、水平な面である水平部61aが形成されている(特に図12参照)。補給シュート側壁61の確認孔61bの上周及び下周には、水平な辺である水平部61cが形成されている(特に図19参照)。
(補給管12の説明)
図2~5を参照して、補給管12について説明する。図2~5には、補給管12の斜視図が示されている。補給管12は、補給シュート60とスロットマシン2及びメダル貸出機3の間に介設され、メダルMを補給シュート60からスロットマシン2及びメダル貸出機3に流下する屈曲自在な管体である。補給管12として、金属線を螺旋状に巻いて断面略円形に形成したジャバラやホースなどを用いることができる。
(メダル回収装置7の説明)
図2を参照して、メダル回収装置7について説明する。図2は、メダル循環システム4の一部を構成するメダル回収装置7の構成図が示されている。メダル回収装置7は、スロットマシン2及びメダル貸出機3から排出されたメダルM及び連絡管9を流下したメダルMを貯留タンク5に回収する装置であって、メダルMを回収して貯留タンク5に搬送する回収用搬送コンベア(図示せず)により主に構成されている。
(制御部200の説明)
図2を参照して、制御部200について説明する。制御部200は、遊技機島1の端に備えられた収納ボックス8内に収納されている。制御部200は、例えば、CPU等のマイクロプロセッサとその周辺回路を有する演算処理部を備えたコンピュータにより構成され、遊技機島1を構成する各装置と電気的に接続して、所定プログラムの実行によりそれら装置の動作制御を行うものである。具体的には、制御部200は、スロットマシン2からの補給要求信号に応じて、補給コンベアユニット21によるメダル搬送動作等を制御する。
(メダル補給装置20の動作の説明)
図9を参照して、メダル補給装置20の動作について説明する。図9は、メダル補給装置20を構成する分配装置30が正面側フラップ31を降下させ、正面側フラップ31の先端に形成した遮蔽板31Aが搬送ベルト22に斜めに塞き止め、正面側の落ち口42にメダルMを案内する態様が図示されている。制御部200は、例えばスロットマシン2及びメダル貸出機3に備えられたタンクに付属するメダルMの貯留量を計測するセンサから送信されるメダルMの規定量以下であることを検知した信号を受けた場合、補給コンベアユニット21の第1のプーリーユニット25に対し、搬送ベルト22を右から左の方向に駆動させてメダルMの搬送を開始する信号を発信する。次いで、所定のソレノイド33Aに対し正面側フラップ31を引き下げる信号を発信する。
制御部200からの信号を受けたソレノイド33Aは、正面側フラップ31の一端を引き下げる力を発生し、正面側フラップ31の他端に設けられた遮蔽板31Aが、搬送ベルト22を斜めに塞き止める。搬送ベルト22により搬送されてきたメダルMは、遮蔽板32Aに衝突し正面側の落ち口42方向に案内される。落ち口42に揺動自在に配設される落ち口カバー50は、順次案内され続けて滞留した多数のメダルMの押圧により開放した状態となるので、メダルMが正面側の落ち口42から落下することができる。落下したメダルMは補給シュート60内に落下して収容された後、補給管12を介してスロットマシン2又はメダル貸出機3のタンクに補給される。
<第1実施形態>
以下、第1実施形態に係る落ち口カバー閉鎖部材70について説明する。ここでは、上述したメダル補給装置20に落ち口カバー閉鎖部材70を装着する場合について説明する。
(落ち口カバー閉鎖部材70の説明)
図10,11,14を参照して、落ち口カバー閉鎖部材70について詳細に説明する。図10,11(a)には、落ち口カバー閉鎖部材70の斜視図が示されている。図11(b)には、一部を拡大した落ち口カバー閉鎖部材70の斜視図が示されている。図14には、落ち口カバー閉鎖部材70の右側面図が示されている。落ち口カバー閉鎖部材70は、落ち口カバー50を常時閉鎖するための部材であり、メダル補給装置20が落ち口カバー閉鎖部材70を装着することで、例えばスロットマシン2からメダルレススロットマシン(図示せず)への入れ替えにより、所定の落ち口42が未使用時の際に、落ち口42からのメダル落下を防止することができる。落ち口カバー閉鎖部材70は、本体71と、第1当接板77と、延長板78と、第2当接板79を主に備えている。
本体71は、左右方向に面を向けた矩形状の板体であって、落ち口カバー閉鎖部材70がメダル補給装置20に装着されると、補給シュート側壁61内側に配置される部位である。本体71の下辺には、下方に開口した第1凹部71aが形成されている。第1凹部71a内の正面側の辺(面)は、開禁止部72である。開禁止部72は、落ち口カバー50を構成するウェイト54の正面側の面と当接して落ち口カバー50を常時閉鎖する。本体71の背面側の辺(面)と第1凹部71a内の背面側の辺(面)との間の部位である片は、搬送方向係止部76である。搬送方向係止部76は、上述した落ち口カバー50の差込孔53cに挿入されることにより、左右方向の位置決めを行うことができる。第1凹部71aの底面は、上下係止部75である。上下係止部75は、落ち口カバー50を構成するウェイト54上端面の水平部54aに当接して落ち口カバー閉鎖部材70の上下方向の位置決めを行うことができる。
第1当接板77は、本体71の正面側の辺の下方側一部から90度左方向に延設して設けられた矩形状の板体である。第1当接板77は、正面背面方向に面を向けており、正面側の面は、補給シュート側壁61の内壁に当接する内壁当接部73である。
延長板78は、本体71の正面側の辺の上方側一部を正面方向に補給シュート側壁61の幅と同じ長さに延設して設けられた矩形状の板体である。
第2当接板79は、延長板78の正面側の辺から90度左方向に延設して設けられた矩形状の板体である。第2当接板79は、正面背面方向に面を向けており、背面側の面は、補給シュート側壁61の外壁に当接する外壁当接部74である。
第2当接板79は、延長板78と比較して下方に長い矩形で形成されており、本体71と延長板78と第2当接板79の間隙により、下方に開口した第2凹部78aが形成されている。第2凹部78aは、補給シュート側壁61の上部に嵌合することができる。第2凹部78aの底面は上下係止部75であり、補給シュート側壁61上端の水平部61aに当接して落ち口カバー閉鎖部材70の上下方向の位置決めを行う。
落ち口カバー閉鎖部材70の正面背面方向の長さ、上下方向の長さは、補給シュート60の排出口63の内径より長く設計されている。落ち口カバー閉鎖部材70の長さをこのようにすることで、落ち口カバー閉鎖部材70が補給シュート60内に万が一落下しても、排出口63を通過できないので補給シュート60内に留まらせることができる。
(落ち口カバー閉鎖部材70の装着方法の説明)
次に、図12,13,14(b)を参照して、落ち口カバー閉鎖部材70の装着方法について説明する。図12には、落ち口カバー閉鎖部材70をメダル補給装置20に装着する作業中の状態を示す斜視図が示されている。図13には、落ち口カバー閉鎖部材70をメダル補給装置20に装着する作業後の状態を示す斜視図が示されている。図14(b)には、落ち口カバー閉鎖部材70を装着したメダル補給装置20の落ち口カバー閉鎖部材70付近を正面背面方向で切断し右方向から見た概略断面図が示されている。
作業者は、閉鎖予定の落ち口42を確認し、対象となる落ち口42に連結された補給シュート60の位置を確認する。次に作業者は、落ち口カバー閉鎖部材70を手に取り、対象となる落ち口42に連結された補給シュート60の上部開口から、補給シュート60内に、落ち口カバー閉鎖部材70を、本体71が左右方向に面を向けた方向、かつ、第1当接板77が正面側になる方向で降下させる。この際、第1凹部71aが落ち口カバー50のウェイト54に挿入される位置、搬送方向係止部76が落ち口カバー50の差込孔53cに挿入される位置、かつ、第2凹部78aに補給シュート側壁61の上部を挿入する位置に合わせて降下させる。
作業者が、上記の配置で落ち口カバー閉鎖部材70を降下させると、落ち口カバー閉鎖部材70の背面側では、第1凹部71aに落ち口カバー50のウェイト54が嵌合すると共に、搬送方向係止部76が落ち口カバー50の差込孔53cに嵌合する。第1凹部71aに落ち口カバー50のウェイト54が嵌合すると、落ち口カバー閉鎖部材70の開禁止部72が落ち口カバー50を構成するウェイト54と当接した状態となると共に、落ち口カバー閉鎖部材70の背面側の上下係止部75が、落ち口カバー50を構成するウェイト54の水平部54aに当接した状態となる。
落ち口カバー閉鎖部材70の正面側では、第2凹部78aに補給シュート側壁61の上部が嵌合する。第2凹部78aに補給シュート側壁61の上部が嵌合すると、外壁当接部74が補給シュート側壁61の外壁に当接した状態となると共に、内壁当接部73が補給シュート側壁61の内壁に当接した状態となる。また、落ち口カバー閉鎖部材70の正面側の上下係止部75が、補給シュート側壁61上端の水平部61aに当接した状態となる。
以上で、落ち口カバー閉鎖部材70をメダル補給装置20に装着する作業が完了する。なお、落ち口カバー閉鎖部材70をメダル補給装置20から取り外す作業は、落ち口カバー閉鎖部材70を上方に持ち上げて取り外すだけでよい。
このように第1実施形態の落ち口カバー閉鎖部材70によれば、落ち口カバー閉鎖部材70をメダル補給装置20に装着する際、開禁止部72を落ち口カバー50と当接すると共に内壁当接部73を補給シュート側壁61の内壁に当接させる簡単な作業のみで、落ち口カバー50を常時閉鎖することができる。このため、補給シュート60を外す作業等の手間のかかる作業が発生せず短時間で作業を終えることができるので、落ち口42を閉鎖する作業の作業性を向上させることができる。
また、外壁当接部74を備えることによって、内壁当接部73と外壁当接部74とで補給シュート側壁61を挟み込むことができ、装着された落ち口カバー閉鎖部材70が垂直軸周りに回動することなどの位置ズレが発生し難くなるので、装着の精度を向上することができる。
また、搬送方向係止部76を備えることによって、装着された落ち口カバー閉鎖部材70の左右方向への位置ズレが発生し難くなるので、装着の精度を向上することができる。
また、補給シュート側壁61の水平部61a及び落ち口カバー50の水平部54aに当接して落ち口カバー閉鎖部材70の上下方向の位置決めを行う上下係止部75を備えることによって、装着された落ち口カバー閉鎖部材70の上下方向への位置ズレが発生し難くなるので、装着の精度を向上することができる。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態に係る落ち口カバー閉鎖部材80について説明する。ここでは、上述したメダル補給装置20に落ち口カバー閉鎖部材80を装着する場合について説明する。
(落ち口カバー閉鎖部材80の説明)
図10,15,16(a)を参照して、落ち口カバー閉鎖部材80について詳細に説明する。図10,15(a)には、落ち口カバー閉鎖部材80の斜視図が示されている。図15(b)には、一部を拡大した落ち口カバー閉鎖部材80の斜視図が示されている。図16(a)には、落ち口カバー閉鎖部材80の右側面図が示されている。落ち口カバー閉鎖部材80は、落ち口カバー50を常時閉鎖するための部材であり、落ち口カバー閉鎖部材80を装着することで、例えばスロットマシン2からメダルレススロットマシン(図示せず)への入れ替えにより、所定の落ち口42が未使用時の際に、落ち口42からのメダル落下を防止することができる。落ち口カバー閉鎖部材80は、本体81と、第1当接板87と、延長板88と、第2当接板89と、第3当接板82aを主に備えている。
本体81は、落ち口カバー閉鎖部材80をメダル補給装置20に装着した際に補給シュート側壁61内側に配置される部位であり、上下方向に面を向けた矩形状の板体である水平板81aと、水平板81aの背面側の辺から45度下方向に延設して設けられた矩形状の板体である傾斜板81bを備えている。
第3当接板82aは、傾斜板81bの背面側の辺の左右の両端部に45度下方向に延設して設けられた一対の矩形状の板体である。第3当接板82aは、正面背面方向に面を向けており、背面側の面は、落ち口カバー50のカバー本体51の外壁に当接して落ち口カバー50を常時閉鎖する開禁止部82である。
第1当接板87は、本体81の正面側の辺の中央付近から90度下方向に延設して設けられた矩形状の板体である。第1当接板87は、正面背面方向に面を向けており、正面側の面は、補給シュート側壁61の内壁に当接する内壁当接部83である。
延長板88は、本体81の正面側の辺の左右の両端部に正面方向に補給シュート側壁61の幅と同じ長さに延設して設けられた矩形状の板体である。
第2当接板89は、延長板88の正面側の辺から90度下方向に延設して設けられた矩形状の板体である。第2当接板89は、正面背面方向に面を向けており、背面側の面は、補給シュート側壁61の外壁に当接する外壁当接部84である。
図16(a)で確認できるように、第1当接板87と延長板88と第2当接板89の間隙により、下方に開口した凹部88aが形成されている。凹部88aは、補給シュート側壁61の上部に嵌合することができる。凹部88aの底面は上下係止部85であり、補給シュート側壁61上端の水平部61aに当接して落ち口カバー閉鎖部材80の上下方向の位置決めを行う。
落ち口カバー閉鎖部材80の正面背面方向の長さ、左右方向の長さは、補給シュート60の排出口63の内径より長く設計されている。落ち口カバー閉鎖部材80の長さをこのようにすることで、落ち口カバー閉鎖部材80が補給シュート60内に万が一落下しても、排出口63を通過できないので補給シュート60内に留まらせることができる。
(落ち口カバー閉鎖部材80の装着方法の説明)
次に、図16(b),17を参照して、落ち口カバー閉鎖部材80の装着方法について説明する。図16(b)には、落ち口カバー閉鎖部材80を装着したメダル補給装置20の落ち口カバー閉鎖部材80付近を正面背面方向で切断し右方向から見た概略断面図が示されている。図17には、落ち口カバー閉鎖部材80をメダル補給装置20に装着する作業後の状態を示す斜視図が示されている。
作業者は、閉鎖予定の落ち口42を確認し、対象となる落ち口42に連結された補給シュート60の位置を確認する。次に作業者は、落ち口カバー閉鎖部材80を手に取り、補給シュート60の上部から、落ち口カバー閉鎖部材80を、本体81の水平板81aが上下方向に面を向けた方向、かつ、第1当接板87が正面側になる方向で、降下させる。この際、落ち口カバー閉鎖部材80の凹部88aに補給シュート側壁61の上部を挿入する位置に合わせて降下させる。
作業者が、上記の配置で落ち口カバー閉鎖部材80を降下させると、落ち口カバー閉鎖部材80の凹部88aが補給シュート側壁61の上部が嵌合する。凹部88aに補給シュート側壁61の上部が嵌合すると、落ち口カバー閉鎖部材80の外壁当接部84が補給シュート側壁61の外壁に当接し、落ち口カバー閉鎖部材80の内壁当接部83が補給シュート側壁61の内壁に当接した状態となる。また、落ち口カバー閉鎖部材80の上下係止部85が、補給シュート側壁61上端の水平部61aに当接した状態となる。この際、落ち口カバー閉鎖部材80の背面側では、開禁止部82が落ち口カバー50のカバー本体51の外壁に当接した状態となる。
以上で、落ち口カバー閉鎖部材80をメダル補給装置20に装着する作業が完了する。なお、落ち口カバー閉鎖部材80をメダル補給装置20から取り外す作業は、落ち口カバー閉鎖部材80を上方に持ち上げて取り外すだけでよい。
このように第2実施形態の落ち口カバー閉鎖部材80によれば、落ち口カバー閉鎖部材80をメダル補給装置20に装着する際、開禁止部82を落ち口カバー50と当接すると共に内壁当接部83を補給シュート側壁61の内壁に当接させる簡単な作業のみで、落ち口カバー50を常時閉鎖することができる。このため、補給シュート60を外す作業等の手間のかかる作業が発生せず短時間で作業を終えることができるので、落ち口42を閉鎖する作業の作業性を向上させることができる。
また、外壁当接部84を備えることによって、内壁当接部83と外壁当接部84とで補給シュート側壁61を挟み込むことができ、装着された落ち口カバー閉鎖部材80が垂直軸周りに回動することなどの位置ズレが発生し難くなるので、装着の精度を向上することができる。
また、補給シュート側壁61の水平部61aに当接して落ち口カバー閉鎖部材80の上下方向の位置決めを行う上下係止部85を備えることによって、装着された落ち口カバー閉鎖部材80の上下方向への位置ズレが発生し難くなるので、装着の精度を向上することができる。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態に係る落ち口カバー閉鎖部材90について説明する。ここでは、上述したメダル補給装置20に落ち口カバー閉鎖部材90を装着する場合について説明する。
図10,18(a)~(c),19を参照して、落ち口カバー閉鎖部材90について詳細に説明する。図10,18(a),19には、落ち口カバー閉鎖部材90の斜視図が示されている。図18(b)には、図18(a)の上からの方向視を正面とした場合の落ち口カバー閉鎖部材90の正面図及び左側面図が示されている。図18(c)には、図18(a)の右からの方向視を正面とした場合の落ち口カバー閉鎖部材90の正面図及び左側面図が示されている。落ち口カバー閉鎖部材90は、落ち口カバー50を常時閉鎖するための部材であり、落ち口カバー閉鎖部材90を装着することで、例えばスロットマシン2からメダルレススロットマシン(図示せず)への入れ替えにより、所定の落ち口42が未使用時の際に、落ち口42からのメダル落下を防止することができる。落ち口カバー閉鎖部材90は、本体91と、弾性片91bと、係止片93aと、延長筒96と、フランジ97を主に備えている。
本体91は、円形の平らな底面(開禁止部92)を有し、補給シュート側壁61の確認孔61b内径と同じ呼び径の外径を有する有底円筒体が正面方向に開口を向けて配置している。本体91は、落ち口カバー閉鎖部材90がメダル補給装置20に装着されると、補給シュート側壁61内側に配置される部位である。本体91の背面側の閉口端部底面は開禁止部92であり、落ち口カバー50を構成するカバー本体51と当接して落ち口カバー50を常時閉鎖する。
本体91は、開口から正面背面方向に一対のスリット91aが上面及び下面それぞれに形成されている。一対のスリット91a間の部位である片は、弾性片91bである。弾性片91bは、正面側の端部が本体91の正面側端部を越して後述するフランジ97の先まで延設されている。弾性片91bは、正面側の端部に上下方向に力を加えると上下方向に弾性変形可能である。
係止片93aは、弾性片91bの上面に形成された断面略台形の四角柱である。係止片93aは、正面側に上下方向に垂直な面が形成されており、この面が内壁当接部93である。内壁当接部93は、補給シュート側壁61の内壁に当接する。係止片93aの配置は、内壁当接部93が本体91の正面側の端部と面一になるように弾性片91b上の位置に形成されている。
延長筒96は、本体91の正面側の開口端を正面方向に補給シュート側壁61の幅と同じ長さに延設して設けられた一対の半円筒体である。
フランジ97は、延長筒96の正面側の開口端に沿って設けられた凸条である。フランジ97は、背面側に水平な面が形成されており、この面が外壁当接部94である。外壁当接部94は、補給シュート側壁61の外壁に当接する。
図18(c)で確認できるように、係止片93aと延長板96とフランジ97の間隙により、上又は下に開口した凹部96aが一対形成されている。凹部96aは、補給シュート側壁61に形成された確認孔61b周縁に嵌合することができる。凹部96aの底面は上下係止部95であり、補給シュート側壁61の確認孔61bの上周及び下周の水平部61c(特に図19参照)に当接して落ち口カバー閉鎖部材90の上下方向の位置決めを行う。
(落ち口カバー閉鎖部材90の弾性変形の説明)
次に、図18(d)を参照して、口カバー閉鎖部材90の弾性変形について説明する。図18(d)には、図18(a)の右からの方向視を正面とした場合の落ち口カバー閉鎖部材90を弾性変形した状態の正面図及び左側面図が示されている。落ち口カバー閉鎖部材90の弾性片91bは、図18(d)正面図の矢印の上下方向から力を加えると、向かい合った端部が円中心方向に屈曲する弾性変形をする。弾性片91bが弾性変形した状態では、図18(d)左側面図で示すように、弾性片91bの上面及び下面に形成された係止片93aが本体91の外周内に収まる状態となる。
(落ち口カバー閉鎖部材90の装着方法の説明)
次に、図18(d),19~21を参照して、口カバー閉鎖部材90の装着方法について説明する。図18(d)には、図18(a)の右からの方向視を正面とした場合の落ち口カバー閉鎖部材90を弾性変形した状態の正面図及び左側面図が示されている。図19には、落ち口カバー閉鎖部材90をメダル補給装置20に装着する作業中の状態を示す斜視図が示されている。図20には、落ち口カバー閉鎖部材90をメダル補給装置20に装着する作業後の状態を示す斜視図が示されている。図21には、落ち口カバー閉鎖部材90を装着したメダル補給装置20の落ち口カバー閉鎖部材90付近を正面背面方向で切断し右方向から見た概略断面図が示されている。
作業者は、閉鎖予定の落ち口42を確認し、対象となる落ち口42に連結された補給シュート60の位置を確認する。次に作業者は、落ち口カバー閉鎖部材90を手に取り、図18(d)で示すように、落ち口カバー閉鎖部材90の一対の弾性片91bを摘まむようにして上下方向に力を加え弾性変形させる。
次いで、作業者は、落ち口カバー閉鎖部材90を弾性変形させた状態で、落ち口カバー50と補給シュート側壁61の内壁との間に配置する。具体的には、落ち口カバー閉鎖部材90を、補給シュート側壁61の確認孔61bに開禁止部92側から挿入する。この際、係止片93aは、弾性片91bの上面に形成されているが、上述したように、弾性変形した状態では本体91の外周内に収まっているので、確認孔61b周縁に接触することなく通過することができる。係止片93aが確認孔61bを通過すると、落ち口カバー閉鎖部材90の背面側では、開禁止部92が落ち口カバー50のカバー本体51の下側に当接する。
次いで、作業者は、落ち口カバー閉鎖部材90の開禁止部92が、落ち口カバー50のカバー本体51の下側に当接した状態で、弾性片91bの弾性変形を解除する。落ち口カバー閉鎖部材90は、弾性変形が解除されると図18(c)の状態に戻り、落ち口カバー閉鎖部材90の凹部96aに補給シュート側壁61の確認孔61b周縁が嵌合され、スナップフィット方式で落ち口カバー閉鎖部材90と補給シュート60が連結する。
落ち口カバー閉鎖部材90と補給シュート60が連結すると、落ち口カバー閉鎖部材90の背面側では、落ち口カバー閉鎖部材90の開禁止部92が落ち口カバー50のカバー本体51の下側に当接する。落ち口カバー閉鎖部材90の正面側では、落ち口カバー閉鎖部材90の凹部96aに、補給シュート側壁61の確認孔61b周縁が嵌合され、外壁当接部94が補給シュート側壁61の外壁に当接し、内壁当接部93が補給シュート側壁61の内壁に当接する。また、落ち口カバー閉鎖部材90の上下係止部95が、補給シュート側壁61の確認孔61bの上周及び下周に配置される水平部61cに当接する。
以上で、落ち口カバー閉鎖部材90をメダル補給装置20に装着する作業が完了する。なお、落ち口カバー閉鎖部材90をメダル補給装置20から取り外す作業は、落ち口カバー閉鎖部材90の弾性片91bを弾性変形した状態で、引き抜くだけでよい。
このように第3実施形態の落ち口カバー閉鎖部材90によれば、落ち口カバー閉鎖部材90をメダル補給装置20に装着する際、開禁止部92を落ち口カバー50と当接すると共に内壁当接部93を補給シュート側壁61の内壁に当接させる簡単な作業のみで、落ち口カバー50を常時閉鎖することができる。このため、補給シュート60を外す作業等の手間のかかる作業が発生せず短時間で作業を終えることができるので、落ち口42を閉鎖する作業の作業性を向上させることができる。
また、外壁当接部94を備えることによって、内壁当接部93と外壁当接部94とで補給シュート側壁61を挟み込むことができ、装着された落ち口カバー閉鎖部材90が垂直軸周りに回動することなどの位置ズレが発生し難くなるので、装着の精度を向上することができる。
また、補給シュート側壁61の水平部61cに当接して落ち口カバー閉鎖部材90の上下方向の位置決めを行う上下係止部95を備えることによって、装着された落ち口カバー閉鎖部材90の上下方向への位置ズレが発生し難くなるので、装着の精度を向上することができる。
<第4実施形態>
以下、第4実施形態に係る落ち口カバー閉鎖部材100について説明する。ここでは、上述したメダル補給装置20に落ち口カバー閉鎖部材100を装着する場合について説明する。
(落ち口カバー閉鎖部材100の説明)
図10,22(a)を参照して、落ち口カバー閉鎖部材100について詳細に説明する。図10には、落ち口カバー閉鎖部材100の斜視図が示されている。図22(a)には、落ち口カバー閉鎖部材100の右側面図が示されている。落ち口カバー閉鎖部材100は、落ち口カバー50を常時閉鎖するための部材であり、落ち口カバー閉鎖部材100を装着することで、例えばスロットマシン2からメダルレススロットマシン(図示せず)への交換により、所定の落ち口42が未使用時の際に、落ち口42からのメダル落下を防止することができる。落ち口カバー閉鎖部材100は、本体101と、開禁止部102と、内壁当接部103を主に備えている。
本体101は、弾性素材例えばゴム製の(中空)球体であり、例えば本体101を挟み込む力を加えれば略楕円体に弾性変形することができる。本体101の外径は、落ち口カバー50のウェイト54から補給シュート側壁61の正面側の内壁までの長さより長くなるように設計されている。本体101の背面側の外周面は開禁止部102である。本体101の正面側の外周面は内壁当接部103である。
落ち口カバー閉鎖部材100の外径は、補給シュート60の排出口63の内径より大きく設計されている。落ち口カバー閉鎖部材100の大きさをこのようにすることで、落ち口カバー閉鎖部材100が補給シュート60内に万が一落下しても、排出口63を通過できないので補給シュート60内に留まらせることができる。
(落ち口カバー閉鎖部材100の装着方法の説明)
次に、図22(a),(b)を参照して、落ち口カバー閉鎖部材100の装着方法について説明する。図22(a)には、落ち口カバー閉鎖部材100の右側面図が示されている。図22(b)には、落ち口カバー閉鎖部材100を装着したメダル補給装置20の落ち口カバー閉鎖部材100付近を正面背面方向で切断し右方向から見た概略断面図が示されている。
作業者は、閉鎖予定の落ち口42を確認し、対象となる落ち口42に連結された補給シュート60の位置を確認する。次に、作業者は、落ち口カバー閉鎖部材100を手に取り、落ち口カバー閉鎖部材100の本体101を握るようにして正面背面方向に力を加え略楕円体に弾性変形させる。この際、弾性変形された本体101の正面背面方向の長さが、落ち口カバー50のウェイト54から補給シュート側壁61の正面側の内壁までの長さより、短くなるように力を加える。
次いで、作業者は、落ち口カバー閉鎖部材100を弾性変形させた状態で、落ち口カバー50と補給シュート側壁61の内壁との間に配置する。具体的には、弾性変形させた状態の落ち口カバー閉鎖部材100を、補給シュート60の上部から補給シュート60内に降下させる。この際、上述したように、本体101は、本体101の正面背面方向の長さが、落ち口カバー50のウェイト54から補給シュート側壁61の正面側の内壁までの長さより短くなるように弾性変形しているので、落ち口カバー50のウェイト54と補給シュート側壁61の正面側の内壁の間まで到達することができる。
次いで、作業者は、本体101が、落ち口カバー50のウェイト54と補給シュート側壁61の正面側の内壁の間まで到達した状態で、本体101の弾性変形を解除する。本体101の弾性変形を解除すると、本体101は、弾性力により球体の状態に戻る過程で、開禁止部102が落ち口カバー50のウェイト54に当接すると共に内壁当接部103が補給シュート側壁61の正面側の内壁に当接する。次いで、落ち口カバー閉鎖部材100は、球体の状態に戻ろうとする弾性力により落ち口カバー50のウェイト54と補給シュート側壁61の正面側の内壁に挟持され、略楕円体の状態で固定された状態になる。
以上で、落ち口カバー閉鎖部材100をメダル補給装置20に装着する作業が完了する。なお、落ち口カバー閉鎖部材100をメダル補給装置20から取り外す作業は、落ち口カバー閉鎖部材100を握って弾性変形させた状態で、上方に引き抜くだけでよい。
このように第4実施形態の落ち口カバー閉鎖部材100によれば、落ち口カバー閉鎖部材100をメダル補給装置20に装着する際、開禁止部102を落ち口カバー50と当接すると共に内壁当接部103を補給シュート側壁61の内壁に当接させる簡単な作業のみで、落ち口カバー50を常時閉鎖することができる。このため、補給シュート60を外す作業等の手間のかかる作業が発生せず短時間で作業を終えることができるので、落ち口42を閉鎖する作業の作業性を向上させることができる。
本発明は上記の実施形態及び実施例の例示に限定されるものでなく、特許請求の範囲の技術的範囲には、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々、設計変更した形態が含まれる。
M メダル
12 補給管
20 メダル補給装置
21 補給コンベアユニット(遊技媒体補給用コンベア)
42 落ち口
50 落ち口カバー
54a 水平部
60 補給シュート
61 補給シュート側壁
61a,61c 水平部
70,80,90,100 落ち口カバー閉鎖部材
72,82,92,102 開禁止部
73,83,93,103 内壁当接部
74,84,94 外壁当接部
75,85,95 上下係止部
76, 搬送方向係止部

Claims (4)

  1. 遊技媒体補給用コンベアによって搬送されてきた遊技媒体を受けて補給管へ供給する補給シュートと、
    前記遊技媒体補給用コンベアと前記補給シュートとの間に形成され、前記遊技媒体補給用コンベアによって搬送されてきた遊技媒体を前記補給シュートへ落下させる落ち口と、
    前記落ち口の水平回りを囲う補給シュート側壁と、
    前記落ち口を開閉可能になるように揺動自在に配設される落ち口カバーと、
    を備えるメダル補給装置に用いられる落ち口カバー閉鎖部材であって、
    前記落ち口カバーが前記落ち口を開放する方向を正面側と定義し、前記落ち口カバーが前記落ち口を閉鎖する方向を背面側と定義した場合に、
    前記落ち口カバー閉鎖部材は、
    メダル補給装置へ装着する時に、前記落ち口カバーと前記補給シュート側壁の間に配置される本体と、
    前記本体の背面側に配設され、前記落ち口カバーと当接して前記落ち口カバーの揺動を規制することにより、前記落ち口カバーを常時閉鎖する開禁止部と、
    前記本体の正面側に配設され、前記補給シュート側壁の内壁に当接する内壁当接部と、
    前記本体の正面側に配設され、前記補給シュート側壁の外壁に当接することにより、前記内壁当接部とで前記補給シュート側壁を挟み込む外壁当接部と、を備え、
    前記内壁当接部は、前記本体の正面側の辺の一部から前記補給シュート側壁に沿う方向に延設して設けられた板体である第1当接板の正面側の面であり、
    前記外壁当接部は、前記本体の正面側の辺の一部から延長板を介して前記補給シュート側壁に沿う方向に延設して設けられた板体である第2当接板の背面側の面であり、
    前記延長板は、前記本体の正面側の辺の一部を正面方向に延設して設けられており、前記延長板の下辺は、メダル補給装置へ装着する時に、前記補給シュート側壁上端の水平部に当接した状態となる、
    ことを特徴とする落ち口カバー閉鎖部材。
  2. コンベア搬送方向に対する位置決めを行う搬送方向係止部と、
    を備える請求項1記載の落ち口カバー閉鎖部材。
  3. 遊技媒体補給用コンベアによって搬送されてきた遊技媒体を受けて補給管へ供給する補給シュートと、
    前記遊技媒体補給用コンベアと前記補給シュートとの間に形成され、前記遊技媒体補給用コンベアによって搬送されてきた遊技媒体を前記補給シュートへ落下させる落ち口と、
    前記落ち口の水平回りを囲う補給シュート側壁と、
    前記補給シュート側壁に開設された確認孔と、
    前記落ち口を開閉可能になるように揺動自在に配設される落ち口カバーと、
    を備えるメダル補給装置に用いられる落ち口カバー閉鎖部材であって、
    前記落ち口カバーが前記落ち口を開放する方向を正面側と定義し、前記落ち口カバーが前記落ち口を閉鎖する方向を背面側と定義した場合に、
    前記落ち口カバー閉鎖部材の本体は、
    背面側には、前記確認孔に対して外側から挿入する底面を有し、正面側には、前記補給シュート側壁から外側に突出させておくフランジ部を有し、
    前記底面には、前記落ち口カバーと当接して前記落ち口カバーの揺動を規制することにより、前記落ち口カバーを常時閉鎖する開禁止部を形成し、
    前記フランジ部における背面側には、前記補給シュート側壁の外壁に接触する側壁であって、前記開禁止部と同方向に向く外壁当接部を形成し、
    前記外壁当接部から前記補給シュート側壁の厚さに相当する距離を離間した背面方向には、前記外壁当接部と対向する壁面であって、前記補給シュート側壁の内壁に当接する内壁当接部を、弾性片を介して形成し、
    前記内壁当接部は、当該落ち口カバー閉鎖部材の着脱時において、前記弾性片を弾性変形させて、前記確認孔の周縁を通過させる、
    ことを特徴とする落ち口カバー閉鎖部材。
  4. 前記補給シュート側壁の水平部に当接して、前記落ち口カバー閉鎖部材の上下方向の位置決めを行う上下係止部と、
    を備える請求項3記載の落ち口カバー閉鎖部材。
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