JP7445252B2 - 散茶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送手段の搬送体に対して茶葉等の葉物類を落下させて積層状態にて供給可能な散茶装置に関するものである。
例えば碾茶を製造するための碾茶炉は、コンベア等の搬送手段により搬送された茶葉を乾燥させるよう構成されている。かかる搬送手段の搬送体に茶葉を積層状態にて供給するための散茶装置として、従来、散茶枠に茶葉を投入しつつブロア等の送風手段で上方に吹き上げ、自然落下した茶葉を積層状態にて搬送手段の搬送体に供給するものが挙げられる(特許文献1参照)。
特開2018-174776号公報 特開2018-121529号公報
しかしながら、上記従来の散茶装置においては、茶葉を上方に吹き上げた後、自然落下により茶層を形成するため、茶葉の状態や製茶工場内の周囲環境の影響を受け易く、搬送手段の搬送体に供給された茶葉の茶層が不均一になってしまう虞がある。特に、自然落下した茶葉の茶層が搬送体の幅方向に対して不均一である場合、碾茶炉等の乾燥工程において乾燥ムラが生じてしまい、製品の乾燥状態及び品質に多大な影響が及んでしまうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、搬送手段の搬送体に対して茶層を均一にして乾燥ムラを防ぐことにより製品の品質を良好に維持することができる散茶装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、搬送手段の搬送体に対して茶葉等の葉物類を積層状態で落下させ得る散茶装置において、周囲と画成して前記葉物類の吹き上げ及び前記搬送上への落下を可能とする空間が形成された画成手段と、前記画成手段に葉物類を投入する投入部と、前記画成手段内に送風することにより前記投入部から投入された前記葉物類を上方に吹き上げ可能な送風手段とを具備し、前記送風手段は、前記搬送体の幅方向に対する送風分布を任意に調整することにより、前記搬送体の幅方向に対する茶葉の吹き上げ分布を均等に調整し得ることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の散茶装置において、前記送風手段は、前記画成手段において前記搬送体の幅方向に対して複数形成された送風部にそれぞれ接続された複数のブロアから成り、前記複数の送風部からの送風量がそれぞれ調整可能とされたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の散茶装置において、前記送風手段は、前記画成手段において前記搬送体の幅方向に対して複数形成された送風部に接続された単一のブロアから成り、前記複数の送風部からの送風量が調整可能とされたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の散茶装置において、前記送風手段は、前記画成手段の下部から上方に向かって送風可能な第1の送風手段と、前記画成手段の側面から任意の角度で送風可能な第2の送風手段とを有し、各送風手段の送風量が調整可能とされたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1~4の何れか1つに記載の散茶装置において、前記送風手段と接続して前記画成手段の内部に送風可能な送風部と、前記投入部から投入された葉物類を受けるとともに、前記送風部からの送風にて当該葉物類を吹き上げる受け部と、該受け部から吹き上げられる葉物類を前記画成手段の天面に向かって案内する案内部とが形成された接続手段を具備したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の散茶装置において、前記接続手段は、前記画成手段に対して取り付け角度が調整可能とされたことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1記載の散茶装置において、前記送風手段からの前記搬送体の幅方向に対する送風量を調整し得るダンパを具備するとともに、前記送風手段は、前記ダンパによる空気の流れる方向が調整されることによって、前記搬送体の幅方向に対する送風分布を任意に調整可能とされたことを特徴とする
請求項1の発明によれば、送風手段は、搬送体の幅方向に対する送風分布を任意に調整可能とされたので、搬送体の幅方向に対する葉物類の吹き上げ分布を略均等にすることができ、搬送手段の搬送体に対して茶層を均一にして茶葉の品質を良好に維持することができる。
請求項2の発明によれば、送風手段は、画成手段において搬送体の幅方向に対して複数形成された送風部にそれぞれ接続された複数のブロアから成り、複数の送風部からの送風量がそれぞれ調整可能とされたので、各ブロアの送風量を任意に調整することにより搬送体の幅方向に対する葉物類の吹き上げ分布を略均等にすることができる。
請求項3の発明によれば、送風手段は、画成手段において搬送体の幅方向に対して複数形成された送風部に接続された単一のブロアから成り、複数の送風部からの送風量が調整可能とされたので、単一のブロアにより搬送体の幅方向に対する葉物類の吹き上げ分布を略均等にすることができる。
請求項4の発明によれば、送風手段は、画成手段の下部から上方に向かって送風可能な第1の送風手段と、画成手段の側面から任意の角度で送風可能な第2の送風手段とを有し、各送風手段の送風量が調整可能とされたので、上方に向かう送風と側面からの送風とにより搬送体の幅方向に対する葉物類の吹き上げ分布を略均等にすることができる。
請求項5の発明によれば、送風手段と接続して画成手段の内部に送風可能な送風部と、投入部から投入された葉物類を受けるとともに、送風部からの送風にて当該葉物類を吹き上げる受け部と、該受け部から吹き上げられる葉物類を画成手段の天面に向かって案内する案内部とが形成された接続手段を具備したので、搬送体の幅方向に対する葉物類の吹き上げ分布をより確実に略均等にすることができる。
請求項6の発明によれば、接続手段は、画成手段に対して取り付け角度が調整可能とされたので、茶葉の状態や周囲環境に応じて案内部による茶葉の案内方向を任意に変更することができる。
本発明の実施形態に係る散茶装置及び乾燥装置を示す側面図 同散茶装置を示す正面図 同散茶装置における接続手段の取り付け部及びその近傍を示す拡大図 同散茶装置における接続手段を示す側面図及び正面図 同散茶装置における調整部を示す正面図 同散茶装置における接続手段(案内部が形成された状態)を示す側面図 同散茶装置における接続手段(案内部が形成されない状態)を示す側面図 本発明の他の実施形態に係る散茶装置に適用される送風手段(ブロア)を示す模式図 本発明の他の実施形態に係る散茶装置(複数の送風部及び単一のブロアを具備したもの)を示す正面図 本発明の他の実施形態に係る散茶装置(単一の送風部及び単一のブロアを具備したもの)を示す正面図 本発明の他の実施形態に係る散茶装置(第1の送風手段及び第2の送風手段を具備したもの)を示す正面図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る散茶装置は、碾茶の製造ラインに設置されたもので、図1に示すように、乾燥装置9(碾茶炉)に茶葉を搬送するための搬送手段8に取り付けられ、その搬送手段8の搬送体Dに対して茶葉(葉物類)を落下(自然落下)させることで略均等な状態にさせ得るものである。なお、図中符号Xは搬送体Dによる茶葉の搬送方向、符号Zは茶葉が吹き上げられる鉛直方向、及び符号Yは搬送体Dの幅方向を示している。
乾燥装置9は、蒸機による蒸し工程を経て酵素が失活された蒸葉を搬送しつつ乾燥させて碾茶を得るもので、茶葉を載置して搬送可能な搬送体Dを具備している。かかる搬送体Dは、搬送手段8及び乾燥装置9に亘って懸架された無端状部材から成り、茶葉を搬送方向Xに搬送可能とされている。すなわち、搬送手段8において搬送体Dに対して積層状態で供給された茶葉は、乾燥装置9に搬送された後、乾燥装置9の内部を搬送される過程で乾燥されるのである。
本実施形態に係る散茶装置は、搬送手段8の搬送体Dに対して茶葉を落下(自然落下)させることで所定の厚さの茶層を形成した後、乾燥装置9に供給して乾燥させ得るもので、図1、2に示すように、搬送手段9の所定位置から上方に向かって延びる散茶枠1(画成手段)と、散茶枠1の所定位置に形成された投入部2と、左右一対のブロア3(送風手段)と、接続部材Hを介して各ブロア3と接続される接続手段4とを具備して構成されている。
散茶枠1は、通気性を有した網状部材により周囲と画成して茶葉の吹き上げ及び搬送D上への落下を可能とする空間が内部に形成されたもので、正面側の所定位置に投入部2及び接続手段4が取り付けられている。具体的には、散茶枠1は、図1に示すように、搬送手段8の搬送体Dより上方に延設されるとともに、側面及び天面が網状部材で周囲と画成されるとともに、底部が搬送体Dに対して開口されている。
投入部2は、散茶枠1(画成手段)の内部空間に茶葉を投入するホッパ状の部材から成り、散茶枠1における接続手段4より上部の位置に取り付けられている。すなわち、投入部2から投入された茶葉は、散茶枠1の内部に至り、接続手段4の受け部4bに向かって導入されるよう構成されている。なお、投入部2は、本実施形態の如くホッパ状の部材に限定されず、茶葉を散茶枠1に投入し得る開口であってもよい。
ブロア3(送風手段)は、散茶枠1内に送風することにより投入部2から投入された茶葉を上方に吹き上げ可能なもので、図2に示すように、複数(本実施形態においては、左側ブロア3及び右側ブロア3の2つ)配設されている。各ブロア3は、外部から空気を吸い込む吸込み口3a及び該吸込み口3aで吸い込んだ空気を吹き出す吹出し口3bがそれぞれ形成されており、それぞれの吹出し口3bには、ホース等の接続部材Hが接続されている。
接続部材Hは、ブロア3の吹出し口3bに接続される一端Haと、接続手段4の送風部4aに接続される他端Hbとを有する空気の流路を構成するもので、ブロア3からの送風を散茶枠1内に導入するためのものである。本実施形態においては、左側のブロア3の吹出し口3bに接続された接続部材Hと、右側のブロア3の吹出し口3bに接続された接続部材Hとの両方を有している。
接続手段4は、図3に示すように、散茶枠1における投入部2より下部に形成され、接続部材Hを介してブロア3と接続されるもので、同図3及び図4に示すように、ブロア3の接続部材Hと接続して散茶枠1の内部に送風可能な左右一対の送風部4aと、投入部2から投入された茶葉を受けるとともに、送風部4aからの送風にて当該茶葉を吹き上げる受け部4bと、該受け部4bから吹き上げられる茶葉を散茶枠1の天面に向かって案内する案内部4cとが形成されている。
送風部4aは、ブロア3から延設された接続部材Hと接続可能な円環状(他の形状でもよい)の部位から成り、搬送体Dの幅方向Yに対して複数(本実施形態においては左右に並設された2つ)形成されるとともに、複数のブロア3(本実施形態においては、左側ブロア3及び右側ブロア3の2つ)からの送風を散茶枠1内にそれぞれ導入可能とされている。受け部4bは、接続手段4が散茶枠1に取り付けられた状態において、投入部2の投入口と対峙する部位から成り、その突端には、案内部4cが延設されている。かかる案内部4cは、受け部4bの受け面に対して所定角度だけ上方に屈曲して延設された部位から成る。
本実施形態に係る接続手段4によれば、案内部4cが形成されているので、図6に示すように、茶葉が散茶枠1の天面に向かって吹き上げられた後、自然落下する軌跡(A1、A2)をとることとなり、吹き上げ過程の軌跡と自然落下する過程の軌跡とが交差するのを回避することができるので、搬送体Dの幅方向Yに対して茶葉を均等に落下させて積層させることができる。また、案内部4が上方に向かって屈曲しているので、受け部4bの受け面の水平面に対する傾斜角度を小さく設定しても茶葉を散茶枠1の天面に向けて案内させることができる。
これに対し、案内部4cが形成されない接続手段4を用いた場合、図7に示すように、吹き上げ過程の軌跡と自然落下する過程の軌跡とが部位tにて交差するので、搬送体Dの幅方向Yに対して茶葉を均等に落下させて積層させることが困難とされる。また、案内部4cが形成されないので、茶葉を散茶枠1の天面に向けて吹き上げようとした場合、受け部4bの受け面の水平面に対する傾斜角度を大きくする必要がある。この場合、鉛直方向から投入された茶葉を鉛直方向に吹き上げることとなり、無理な方向変換を伴って茶葉が受け部4b上で詰まってしまう虞がある。
さらに、本実施形態に係る接続手段4は、突出部4dが形成されており、図3に示すように、当該突出部4dが散茶枠1に形成されたステー5に接続されることにより所定角度で支持されるよう構成されている。すなわち、ステー5は、円弧状の溝5aが形成されており、その溝5aに突出部4dと連結された固定部材6が挿通して取り付けられており、固定部材6を回転させて締め上げることにより、ステー5に対して突出部4dが固定されるようになっている。
これにより、固定部材6を溝5aの任意位置で締め上げることにより、ステー5に対して突出部4dが固定されるので、散茶枠1に対する接続手段4の取り付け角度が調整可能とされている。このように、本実施形態に係る接続手段4は、散茶枠1に対して取り付け角度が調整可能とされたので、茶葉の状態や周囲環境に応じて案内部4cによる茶葉の案内方向を任意に変更することができる。
ここで、本実施形態に係る散茶装置は、送風手段としてのブロア3によって、搬送体Dの幅方向Yに対する送風分布を任意に調整可能とされている。具体的には、本実施形態に係る散茶装置は、散茶枠1において搬送体Dの幅方向Yに対して複数(本実施形態においては左右に並設された2つ)形成された送風部4aにそれぞれ接続された複数のブロア(本実施形態においては、左側ブロア3及び右側ブロア3の2つ)から成り、複数の送風部4aからの送風量が左側ブロア調整部7a及び右側ブロア調整部7b(図5参照)により、それぞれ調整可能とされている。
すなわち、本実施形態に係る散茶装置は、図5に示すように、調整部7が配設されており、当該調整部7における左側ブロア調整部7aを操作することにより、左側のブロア3をインバータ制御し、その左側のブロア3の送風量(吹出し口3bからの空気の吹き出し量)を調整し得るとともに、当該調整部7における右側ブロア調整部7bを操作することにより、右側のブロア3のモータをインバータ制御し、その右側のブロア3の送風量(吹出し口3bからの空気の吹き出し量)を調整し得るようになっている。
本実施形態に係る散茶装置によれば、茶葉の状態や周囲環境に変化があっても、送風手段としてのブロア3は、搬送体Dの幅方向Yに対する送風分布を任意に調整可能とされたので、搬送体Dの幅方向Yに対する茶葉の吹き上げ分布を略均等にすることができ、搬送手段8の搬送体Dに対して茶層を均一にして茶葉のムラのない乾燥を実現することができる。特に、本実施形態における送風手段は、散茶枠1(画成手段)において搬送体Dの幅方向Yに対して複数形成された送風部4aにそれぞれ接続された複数のブロア3から成り、複数の送風部4aからの送風量がそれぞれ調整可能とされたので、各ブロア3の送風量を任意に調整することにより搬送体Dの幅方向に対する茶葉の吹き上げ分布を略均等にすることができる。
さらに、本実施形態によれば、ブロア3(送風手段)と接続(接続部材Hを介する接続)して散茶枠1(画成手段)の内部に送風可能な送風部4aと、投入部2から投入された茶葉を受けるとともに、送風部4aからの送風にて当該茶葉を吹き上げる受け部4bと、該受け部4bから吹き上げられる茶葉を散茶枠1の天面に向かって案内する案内部4cとが形成された接続手段4を具備したので、搬送体Dの幅方向Yに対する茶葉の吹き上げ分布をより確実に略均等にすることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば図8に示すように、ブロア3の吸込み口3aを覆って閉止可能なダンパ10を設け、当該ダンパ10による吸込み口3aの開口面積に応じて吹出し口3bから吹き出される空気を調整し、散茶枠1の内部に導入される送風量を調整し得るものとしてもよい。この場合、複数のブロア3による送風量をインバータ制御によって調整する必要がない。
また、図9に示すように、送風手段は、画成手段(散茶枠1)において搬送体Dの幅方向Yに対して複数形成された送風部4aに接続された単一のブロア3から成り、ダンパ11によって複数の送風部4aからの送風量が調整可能とされたものであってもよい。すなわち、接続部材Hは、分岐した流路の少なくとも一方の流路において空気の流動量を調整し得るダンパ11が取り付けられたものであって、単一のブロア3の吹出し口3bに接続される一端Haと、送風部4aのそれぞれに接続される他端H1b、H2bとを有して構成されている。この場合、ダンパ11による空気の流量を調整することによって、一方の送風部4aからの送風量に対する他方の送風部4aからの送風量を調整することができ、単一のブロア3により搬送体Dの幅方向Yに対する茶葉の吹き上げ分布を略均等にすることができる。
さらに、図10に示すように、送風手段は、ダンパ12が形成された単一の送風部4aと、その単一の送風部4aに接続された単一のブロア3から成り、ダンパ12によって単一の送風部4aから左右に向かう送風量がそれぞれ調整可能とされたものであってもよい。この場合、ダンパ12による空気の流れる方向を調整することによって、送風部4aから左側に向かう送風量と右側に向かう送風量を調整することができ、単一のブロア3により搬送体Dの幅方向Yに対する茶葉の吹き上げ分布を略均等にすることができる。
またさらに、図11に示すように、送風手段は、散茶枠1(画成手段)の下部から上方に向かって送風可能な第1の送風手段(ブロア3)と、散茶枠1(画成手段)の側面から任意の角度で送風可能な第2の送風手段(送風ファン13)とを有し、それぞれの送風手段の送風量が調整可能とされたものであってもよい。すなわち、第1の送風手段(ブロア3)により茶葉を上方に吹き上げるとともに、第2の送風手段(送風ファン13)により茶葉の吹き上げ軌跡を任意に調整することができるのである。この場合、上方に向かう送風と側面からの送風とにより搬送体Dの幅方向Yに対する茶葉の吹き上げ分布を略均等にすることができる。
加えて、本実施形態によれば、ブロア3(送風手段)と接続手段4とが接続部材Hを介して接続されているので、ブロア3(送風手段)の設置位置の自由度を向上することができる。また、ブロア3及び接続手段4が一体となっているもの、ブロア3、接続手段4及び投入部2が一体となっているもの等であってもよい。
なお、ブロア3に代えて他の形態の送風手段としてもよく、搬送体Dの幅方向Yに対して3つ以上の送風手段を配設するようにしてもよい。また、本実施形態に係る散茶枠1は、網状部材が固定されたフレームにて構成されているが、フレームにより網が吊り下げられたもの、工場等の建物の天井から網が吊り下げられたものであってもよく、散茶枠1が複数台連結して設置されたものであってもよい。さらに、本実施形態においては、碾茶の製造ラインに設置された乾燥装置9(碾茶炉)に茶葉を搬送するものに適用されているが、他の乾燥装置9に適用してもよく、碾茶などの茶葉に代え、大麦、桑、笹など他の葉物類を上方に吹き上げて落下させるものであってもよい。なお、葉物類の積層を均一にする目的とするベルトコンベア、コンテナ等への搬送装置に適用してもよい。
送風手段は、搬送体の幅方向に対する送風分布を任意に調整可能とされた散茶装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 散茶枠(画成手段)
2 投入部
3 ブロア(送風手段)
3a 吸込み口
3b 吹出し口
4 接続手段
4a 送風部
4b 受け部
4c 案内部
4d 突出部
5 ステー
5a 溝
6 固定部材
7 調整部
7a 左側ブロア調整部
7b 右側ブロア調整部
8 搬送手段
9 乾燥装置
10 ダンパ
11 ダンパ
12 ダンパ
13 送風ファン
D 搬送体
H 接続部材

Claims (7)

  1. 搬送手段の搬送体に対して茶葉等の葉物類を積層状態で落下させ得る散茶装置において、
    周囲と画成して前記葉物類の吹き上げ及び前記搬送上への落下を可能とする空間が形成された画成手段と、
    前記画成手段に葉物類を投入する投入部と、
    前記画成手段内に送風することにより前記投入部から投入された前記葉物類を上方に吹き上げ可能な送風手段と、
    を具備し、前記送風手段は、前記搬送体の幅方向に対する送風分布を任意に調整することにより、前記搬送体の幅方向に対する茶葉の吹き上げ分布を均等に調整し得ることを特徴とする散茶装置。
  2. 前記送風手段は、前記画成手段において前記搬送体の幅方向に対して複数形成された送風部にそれぞれ接続された複数のブロアから成り、前記複数の送風部からの送風量がそれぞれ調整可能とされたことを特徴とする請求項1記載の散茶装置。
  3. 前記送風手段は、前記画成手段において前記搬送体の幅方向に対して複数形成された送風部に接続された単一のブロアから成り、前記複数の送風部からの送風量が調整可能とされたことを特徴とする請求項1記載の散茶装置。
  4. 前記送風手段は、前記画成手段の下部から上方に向かって送風可能な第1の送風手段と、前記画成手段の側面から任意の角度で送風可能な第2の送風手段とを有し、各送風手段の送風量が調整可能とされたことを特徴とする請求項1記載の散茶装置。
  5. 前記送風手段と接続して前記画成手段の内部に送風可能な送風部と、
    前記投入部から投入された葉物類を受けるとともに、前記送風部からの送風にて当該葉物類を吹き上げる受け部と、
    該受け部から吹き上げられる葉物類を前記画成手段の天面に向かって案内する案内部と、
    が形成された接続手段を具備したことを特徴とする請求項1~4の何れか1つに記載の散茶装置。
  6. 前記接続手段は、前記画成手段に対して取り付け角度が調整可能とされたことを特徴とする請求項5記載の散茶装置。
  7. 前記送風手段からの前記搬送体の幅方向に対する送風量を調整し得るダンパを具備するとともに、前記送風手段は、前記ダンパによる空気の流れる方向が調整されることによって、前記搬送体の幅方向に対する送風分布を任意に調整可能とされたことを特徴とする請求項1記載の散茶装置
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