JP7445005B2 - コンプレッサハウジングおよび遠心圧縮機 - Google Patents
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Description
遠心圧縮機の高効率化を図るためには、コンプレッサハウジング内を流れる作動流体の圧力損失をできる限り抑制する必要がある。
遠心圧縮機のインペラを回転可能に収容するためのコンプレッサハウジングであって、
前記遠心圧縮機の軸方向における吸気口側を前方側、前記軸方向における前記吸気口側と反対側を後方側と定義した場合に、
前記インペラのインペラ翼の先端と所定の隙間を有して対向する面を含むシュラウド面と、
前記シュラウド面の前記軸方向における前記前方側に形成されるとともに前記シュラウド面の前方端よりも径方向において外側に位置する前方側内周面と、
前記前方側内周面から前記径方向の内側に向かって突出する複数の凸部であって、前記前方側内周面において周方向に間隔を空けて形成された複数の溝部のうちの隣接する溝部の間に形成された複数の凸部と、を備え、
前記複数の溝部の夫々は、
前記インペラの回転方向に向かって徐々に深さが大きくなる傾斜部と、
前記傾斜部の前記回転方向における下流端に形成された段部と、
を含む。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
なお、同様の構成については同じ符号を付し説明を省略することがある。
図1は、一実施形態にかかる遠心圧縮機を備えるターボチャージャの構成を説明するための説明図である。図2は、一実施形態にかかる遠心圧縮機を備えるターボチャージャのコンプレッサ側を概略的に示す概略断面図であって、遠心圧縮機の軸線を含む概略断面図である。
本開示の幾つかの実施形態にかかる遠心圧縮機1は、図1、図2に示されるように、インペラ2と、インペラ2を回転可能に収容するコンプレッサハウジング3と、を備える。
インペラ2は、図2に示されるように、ハブ21と、ハブ21の外面22に設けられた複数のインペラ翼23と、を含む。ハブ21は、回転シャフト12の一方側に機械的に固定されているため、ハブ21や複数のインペラ翼23は、インペラ2の軸線CAを中心として回転シャフト12と一体的に回転可能に設けられている。インペラ2は、コンプレッサハウジング3に収納され、軸方向Xの前方側XFから導入される流体を径方向Yにおける外側に導くように構成されている。
図示される実施形態では、コンプレッサハウジング3は、図2に示されるように、上述したシュラウド面4を含むシュラウド部33と、遠心圧縮機1の吸気導入路50を形成する吸気導入部34と、遠心圧縮機1のディフューザ流路60を形成するディフューザ部35と、遠心圧縮機1のスクロール流路360を形成するスクロール部36と、を備える。
吸気導入路50は、コンプレッサハウジング3の吸気口31から導入した吸気(例えば、空気などの流体)をインペラ翼23に向かって導くための流路である。ディフューザ流路60は、インペラ2を通過した流体を、インペラ2の周囲に設けられた渦巻状のスクロール流路360に導くための流路である。スクロール流路360は、インペラ2およびディフューザ流路60を通過した流体を、排出口32(図1参照)を通じてコンプレッサハウジング3の外部へ導くための流路である。
幾つかの実施形態にかかるコンプレッサハウジング3は、図3に示されるように、インペラ2のインペラ翼23の先端24と所定の隙間Gを有して対向する面41を含む上述したシュラウド面4と、シュラウド面4の軸方向における前方側XFに形成されるとともにシュラウド面4の前方端42よりも径方向Yにおいて外側に位置する前方側内周面5と、前方側内周面5から径方向の内側に向かって突出する複数の凸部7Aと、を備える。
幾つかの実施形態では、図3、図5に示されるように、上述した前方側内周面5は、上述したシュラウド面4の前方端42から前方側XFに向かって拡径するテーパ面51と、テーパ面51の前方端52から軸方向Xに沿って前方側XFに延在する軸方向面53と、を含む。上述した凸部7Aは、図5に示されるように、前方側内周面5においてテーパ面51のみから突出するように構成された。図示される実施形態では、凸部7Aは、少なくともテーパ面51の軸方向Xの全体に亘って延在する。この場合には、凸部7Aや溝部7Bをテーパ面51に設けることで、逆流RFを効果的に抑制できる。また、凸部7Aを前方側内周面5におけるテーパ面51のみに設ける、すなわち前方側内周面5のうちの軸方向面53には設けないことで、凸部7Aとの衝突による主流MFの衝突損失を抑制できる。
なお、上述した幾つかの実施形態では、溝部7Bは、軸方向Xに沿って延在し、溝部7Bの後方端74は、溝部7Bの前方端78に対してインペラ2の回転方向RDにおいて同じ位置に位置するように構成されている。
なお、幾つかの実施形態では、図5に示されるように、上述した凸部7Aは、上述した前方側内周面5とは別体に作製されていてもよい。図5に示される実施形態では、複数の凸部7Aおよび複数の溝部7Bが形成された内面を有する環状体7が前方側内周面5の内側に支持されている。
幾つかの実施形態にかかるコンプレッサハウジング3は、図7に示されるように、インペラ2のインペラ翼23の先端24と所定の隙間Gを有して対向する面41を含む上述したシュラウド面4と、シュラウド面4の後方端43よりも軸方向においてインペラ2の背面26側(後方側XR)に位置するディフューザ面6であって、径方向Yに沿って延在する径方向面61と、径方向面61の内側端62とシュラウド面4の後方端43とを接続するピンチ面63と、を含むディフューザ面6と、ピンチ面63から軸方向におけるインペラ2の背面26側(後方側XR)に向かって突出する複数のディフューザ側凸部8Aと、を備える。
なお、他の幾つかの実施形態では、上述したディフューザ側凸部8Aは、上述したディフューザ面6とは別体に作製されていてもよい。
遠心圧縮機(1)のインペラ(2)を回転可能に収容するためのコンプレッサハウジング(3)であって、
前記遠心圧縮機の軸方向における吸気口側を前方側、前記軸方向における前記吸気口側と反対側を後方側と定義した場合に、
前記インペラのインペラ翼(23)の先端(24)と所定の隙間(G)を有して対向する面(41)を含むシュラウド面(4)と、
前記シュラウド面(4)の前記軸方向における前記前方側に形成されるとともに前記シュラウド面(4)の前方端(42)よりも径方向において外側に位置する前方側内周面(5)と、
前記前方側内周面(5)から前記径方向の内側に向かって突出する複数の凸部(7A)であって、前記前方側内周面(5)において周方向に間隔を空けて形成された複数の溝部(7B)のうちの隣接する溝部(7B)の間に形成された複数の凸部(7A)と、を備え、
前記複数の溝部(7B)の夫々は、
前記インペラ(2)の回転方向(RD)に向かって徐々に深さが大きくなる傾斜部(71)と、
前記傾斜部(71)の前記回転方向(RD)における下流端(72)に形成された段部(73)と、
を含む。
前記傾斜部(71)は、前記径方向の外側に向かって凹状に湾曲する円弧状部(71A)を含む。
前記段部(73)は、前記傾斜部(71)とのなす角度(θ)が120度以下である段差面(73A)を含む。
前記複数の溝部(7B)の夫々は、
前記溝部の後方端(74)が、前記溝部の前方端(78)よりも、前記インペラ(2)の回転方向(RD)における上流側に位置するように構成された。
前記複数の凸部(7A)の夫々は、削り出し加工、又は鋳造によって、前記前方側内周面(5)と一体的に形成された。
前記シュラウド面(4)の後方端(43)よりも前記軸方向において前記インペラ(2)の背面(26)側に位置するディフューザ面(6)であって、前記径方向に沿って延在する径方向面(61)と、前記径方向面(61)の内側端(62)と前記シュラウド面(4)の前記後方端(43)とを接続するピンチ面(63)と、を含むディフューザ面(6)と、
前記ピンチ面(63)から前記軸方向における前記インペラの背面側に向かって突出する複数のディフューザ側凸部(8A)であって、前記ディフューザ面(6)において前記周方向に間隔を空けて形成された複数のディフューザ側溝部(8B)のうちの隣接するディフューザ側溝部(8B)の間に形成された複数のディフューザ側凸部(8A)と、をさらに備える。
前記複数のディフューザ側溝部(8B)の夫々は、
前記インペラの回転方向に向かって徐々に深さが大きくなるディフューザ側傾斜部(81)と、
前記ディフューザ側傾斜部(81)の前記回転方向における下流端(82)に形成されたディフューザ側段部(83)と、を含む。
前記複数のディフューザ側凸部(8A)の夫々は、削り出し加工、又は鋳造によって、前記ディフューザ面(6)と一体的に形成された。
遠心圧縮機(1)のインペラ(2)を回転可能に収容するためのコンプレッサハウジング(3)であって、
前記遠心圧縮機の軸方向における吸気口側を前方側、前記軸方向における前記吸気口側と反対側を後方側と定義した場合に、
前記インペラのインペラ翼(23)の先端(24)と所定の隙間(G)を有して対向する面(41)を含むシュラウド面(4)と、
前記シュラウド面(4)の前記軸方向における前記前方側に形成されるとともに前記シュラウド面(4)の前方端(42)よりも径方向において外側に位置する前方側内周面(5)と、
前記前方側内周面(5)から前記径方向の内側に向かって突出する複数の凸部(7A)であって、前記前方側内周面(5)において周方向に間隔を空けて形成された複数の溝部(7B)のうちの隣接する溝部(7B)の間に形成された複数の凸部(7A)と、を備え、
前記複数の溝部(7B)の夫々は、
前記溝部の後方端(74)が、前記溝部の前方端(78)よりも、前記インペラ(2)の回転方向(RD)における上流側に位置するように構成された。
遠心圧縮機(1)のインペラ(2)を回転可能に収容するためのコンプレッサハウジング(3)であって、
前記遠心圧縮機の軸方向における吸気口側を前方側、前記軸方向における前記吸気口側と反対側を後方側と定義した場合に、
前記インペラのインペラ翼(23)の先端(24)と所定の隙間(G)を有して対向する面(41)を含むシュラウド面(4)と、
前記シュラウド面(4)の後方端(43)よりも前記軸方向において前記インペラ(2)の背面(26)側に位置するディフューザ面(6)であって、前記径方向に沿って延在する径方向面(61)と、前記径方向面(61)の内側端(62)と前記シュラウド面(4)の前記後方端(43)とを接続するピンチ面(63)と、を含むディフューザ面(6)と、
前記ピンチ面(63)から前記軸方向における前記インペラの背面側に向かって突出する複数のディフューザ側凸部(8A)であって、前記ディフューザ面(6)において周方向に間隔を空けて形成された複数のディフューザ側溝部(8B)のうちの隣接するディフューザ側溝部(8B)の間に形成された複数のディフューザ側凸部(8A)と、を備え、
前記複数のディフューザ側溝部(8B)の夫々は、
前記インペラの回転方向に向かって徐々に深さが大きくなるディフューザ側傾斜部(81)と、
前記ディフューザ側傾斜部(81)の前記回転方向における下流端(82)に形成されたディフューザ側段部(83)と、を含む。
上記11)の構成によれば、コンプレッサハウジング(3)内を流れる流体の圧力損失を効果的に抑制できるため、遠心圧縮機(1)の効率を向上させることができる。
2 インペラ
21 ハブ
22 外面
23 インペラ翼
24 先端
25 前縁
26 背面
3 コンプレッサハウジング
31 吸気口
32 排出口
33 シュラウド部
34 吸気導入部
35 ディフューザ部
36 スクロール部
360 スクロール流路
361 流路壁面
4 シュラウド面
41 面
42 前方端
43 後方端
5 前方側内周面
50 吸気導入路
51 テーパ面
52 前方端
53 軸方向面
6 ディフューザ面
60 ディフューザ流路
61 径方向面
62 内側端
63 ピンチ面
7 環状体
7A 凸部
7B 溝部
71 傾斜部
71A 円弧状部
72 下流端
73 段部
73A 段差面
74 後方端
75 テーパ面
76,78 前方端
77 底面
8A ディフューザ側凸部
8B ディフューザ側溝部
81 ディフューザ側傾斜部
81A 円弧状部
82 下流端
83 ディフューザ側段部
83A 段差面
10 ターボチャージャ
11 タービン
12 回転シャフト
13 タービンロータ
14 タービンハウジング
141 タービン側導入口
142 タービン側排出口
15 軸受
16 軸受ハウジング
CA 軸線
G 隙間
MF 主流
RD 回転方向
RF,RF2 逆流
X 軸方向
XF (軸方向の)前方側
XR (軸方向の)後方側
Y 径方向
Claims (11)
- 遠心圧縮機のインペラを回転可能に収容するためのコンプレッサハウジングであって、
前記遠心圧縮機の軸方向における吸気口側を前方側、前記軸方向における前記吸気口側と反対側を後方側と定義した場合に、
前記インペラのインペラ翼の先端と所定の隙間を有して対向する面を含むシュラウド面と、
前記シュラウド面の前記軸方向における前記前方側に形成されるとともに前記シュラウド面の前方端よりも径方向において外側に位置する前方側内周面と、
前記前方側内周面から前記径方向の内側に向かって突出する複数の凸部であって、前記前方側内周面において周方向に間隔を空けて形成された複数の溝部のうちの隣接する溝部の間に形成された複数の凸部と、を備え、
前記複数の溝部の夫々は、
前記インペラの回転方向に向かって徐々に深さが大きくなる傾斜部と、
前記傾斜部の前記回転方向における下流端に形成された段部と、
を含み、
前記段部は、前記傾斜部の前記下流端から前記径方向の内側に向かって前記径方向に沿って延在する段差面を含む、
コンプレッサハウジング。 - 前記傾斜部は、前記径方向の外側に向かって凹状に湾曲する円弧状部を含む、
請求項1に記載のコンプレッサハウジング。 - 前記溝部の後方端は、前記前方側から前記後方側に向かうにつれて前記インペラの軸線からの距離が大きくなる前記シュラウド面の前方端に接続された、
請求項1又は2に記載のコンプレッサハウジング。 - 遠心圧縮機のインペラを回転可能に収容するためのコンプレッサハウジングであって、
前記遠心圧縮機の軸方向における吸気口側を前方側、前記軸方向における前記吸気口側と反対側を後方側と定義した場合に、
前記インペラのインペラ翼の先端と所定の隙間を有して対向する面を含むシュラウド面と、
前記シュラウド面の前記軸方向における前記前方側に形成されるとともに前記シュラウド面の前方端よりも径方向において外側に位置する前方側内周面と、
前記前方側内周面から前記径方向の内側に向かって突出する複数の凸部であって、前記前方側内周面において周方向に間隔を空けて形成された複数の溝部のうちの隣接する溝部の間に形成された複数の凸部と、を備え、
前記複数の溝部の夫々は、
前記インペラの回転方向に向かって徐々に深さが大きくなる傾斜部と、
前記傾斜部の前記回転方向における下流端に形成された段部と、
を含み、
前記複数の溝部の夫々は、
前記溝部の後方端が、前記溝部の前方端よりも、前記インペラの回転方向における上流側に位置するように構成された、
コンプレッサハウジング。 - 前記複数の凸部の夫々は、削り出し加工、又は鋳造によって、前記前方側内周面と一体的に形成された、
請求項1乃至4の何れか1項に記載のコンプレッサハウジング。 - 遠心圧縮機のインペラを回転可能に収容するためのコンプレッサハウジングであって、
前記遠心圧縮機の軸方向における吸気口側を前方側、前記軸方向における前記吸気口側と反対側を後方側と定義した場合に、
前記インペラのインペラ翼の先端と所定の隙間を有して対向する面を含むシュラウド面と、
前記シュラウド面の前記軸方向における前記前方側に形成されるとともに前記シュラウド面の前方端よりも径方向において外側に位置する前方側内周面と、
前記前方側内周面から前記径方向の内側に向かって突出する複数の凸部であって、前記前方側内周面において周方向に間隔を空けて形成された複数の溝部のうちの隣接する溝部の間に形成された複数の凸部と、を備え、
前記複数の溝部の夫々は、
前記インペラの回転方向に向かって徐々に深さが大きくなる傾斜部と、
前記傾斜部の前記回転方向における下流端に形成された段部と、
を含み、
前記コンプレッサハウジングは、
前記シュラウド面の後方端よりも前記軸方向において前記インペラの背面側に位置するディフューザ面であって、前記径方向に沿って延在する径方向面と、前記径方向面の内側端と前記シュラウド面の前記後方端とを接続するピンチ面と、を含むディフューザ面と、
前記ピンチ面から前記軸方向における前記インペラの背面側に向かって突出する複数のディフューザ側凸部であって、前記ディフューザ面において前記周方向に間隔を空けて形成された複数のディフューザ側溝部のうちの隣接するディフューザ側溝部の間に形成された複数のディフューザ側凸部と、をさらに備える、
コンプレッサハウジング。 - 前記複数のディフューザ側溝部の夫々は、
前記インペラの回転方向に向かって徐々に深さが大きくなるディフューザ側傾斜部と、
前記ディフューザ側傾斜部の前記回転方向における下流端に形成されたディフューザ側段部と、を含む、
請求項6に記載のコンプレッサハウジング。 - 前記複数のディフューザ側凸部の夫々は、削り出し加工、又は鋳造によって、前記ディフューザ面と一体的に形成された、
請求項6又は7に記載のコンプレッサハウジング。 - 遠心圧縮機のインペラを回転可能に収容するためのコンプレッサハウジングであって、
前記遠心圧縮機の軸方向における吸気口側を前方側、前記軸方向における前記吸気口側と反対側を後方側と定義した場合に、
前記インペラのインペラ翼の先端と所定の隙間を有して対向する面を含むシュラウド面と、
前記シュラウド面の前記軸方向における前記前方側に形成されるとともに前記シュラウド面の前方端よりも径方向において外側に位置する前方側内周面と、
前記前方側内周面から前記径方向の内側に向かって突出する複数の凸部であって、前記前方側内周面において周方向に間隔を空けて形成された複数の溝部のうちの隣接する溝部の間に形成された複数の凸部と、を備え、
前記複数の溝部の夫々は、
前記溝部の後方端が、前記溝部の前方端よりも、前記インペラの回転方向における上流側に位置するように構成された、
コンプレッサハウジング。 - 遠心圧縮機のインペラを回転可能に収容するためのコンプレッサハウジングであって、
前記遠心圧縮機の軸方向における吸気口側を前方側、前記軸方向における前記吸気口側と反対側を後方側と定義した場合に、
前記インペラのインペラ翼の先端と所定の隙間を有して対向する面を含むシュラウド面と、
前記シュラウド面の後方端よりも前記軸方向において前記インペラの背面側に位置するディフューザ面であって、径方向に沿って延在する径方向面と、前記径方向面の内側端と前記シュラウド面の前記後方端とを接続するピンチ面と、を含むディフューザ面と、
前記ピンチ面から前記軸方向における前記インペラの背面側に向かって突出する複数のディフューザ側凸部であって、前記ディフューザ面において周方向に間隔を空けて形成された複数のディフューザ側溝部のうちの隣接するディフューザ側溝部の間に形成された複数のディフューザ側凸部と、を備え、
前記複数のディフューザ側溝部の夫々は、
前記インペラの回転方向に向かって徐々に深さが大きくなるディフューザ側傾斜部と、
前記ディフューザ側傾斜部の前記回転方向における下流端に形成されたディフューザ側段部と、を含む、
コンプレッサハウジング。 - 請求項1乃至10の何れか1項に記載のコンプレッサハウジングを備える遠心圧縮機。
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Citations (3)
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