JP7444802B2 - 粘稠液体吐出キャップ及び粘稠液体吐出容器 - Google Patents
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また容器ではないが、蜂蜜などを掬う際に好適な食器具として、棒状体に複数の円盤部を取り付けてなる治具(ハニーディッパー)が知られている(特許文献2の段落0002参照)。
また特許文献2のハニーディッパーは、1度の操作で少量しか掬えず、また洗うのが面倒であるという不都合があり、使い勝手が悪かった。
本発明の第2の目的は、使い勝手がよい粘稠液体吐出キャップ及び粘稠液体吐出容器を提供することである。
容器体100の口頸部104へ装着可能な装着筒6を有し、この装着筒6の上端側から内向きのフランジ状壁部10を介して導液筒16を立設したキャップ本体4と、
前記導液筒16の内部から支承片42を介して導液棒を兼ねる軸棒46を起立するとともに、この軸棒46の上部46bに、上方から見て導液筒16の開口部32を覆うように、容器体を傾けた状態で液体を流下させるための液体供給部50を形成した液体供給機構40と
を具備しており、
前記液体供給部50は、上下方向の両端e2、e1側に比べて中間部mが大径であり、
少なくとも液体供給部50の表面には、水平方向から見て横溝状に見える環状空隙部vが周設されている。
前記液体供給部50は、上下方向の両端e2、e1側に比べて中間部mが大径である。
この構造によれば、図4(B)に示す如く、液体を供給した後で中心軸Оを中心とする回転操作によって、液体供給部50から流下される粘稠液体Fを途切れさせることができるので、液切れがよくなる。
また少なくとも液体供給部50の表面には、水平方向から見て横溝状に見える(液体供給部50の表面に沿う狭義の“溝”に限定されない)、環状空隙部vが周設されている。
この構造によれば、液体供給部50へ液体が付着可能な面積が広くなり、液体を絡ませ易い。
この構造によれば、粘稠液体を供給する作業が完了した後に、図4(C)に示す如く、液体供給部50に付着した粘稠液体Fを容器体側へ効率的に回収することができる。
従って、洗浄して液体供給部への付着液体を除去することが不要であるから、使い勝手がよい。
前記液体戻り流路Pは、それら円盤部52に側方から見て一列に配列する切割り56を穿設しており、かつ各切割り56を円盤部52の周端から軸棒46の表面まで切り込ませてなる。
前記液体戻り流路Pは、それら円盤部52に、側方から見て一列に配列する切割り56を穿設しており、かつ各切割り56を円盤部52の周端から軸棒46の表面まで切り込ませてなる(図2(B)参照)。
この構造によれば、図4(C)に示す如く、液体戻り流路Pで前記軸棒46の表面に沿って液体をスムーズに流すことができ、効率的に液体を回収できる。
そして、当該垂直板部と直交する方向から見て、垂直板部の下辺が軸棒46側から下外方へ傾斜して導液筒16の内面に至る傾斜部44となるように形成されている。
この構造によれば、図4(C)に示す如く、この傾斜部44を介して軸棒46側から容器体100側へ液体をスムーズに回収できる。
胴部である把持筒102から口頸部104を起立した容器体100と、
前記口頸部104に装着された、第1の手段から第4の手段のいずれかに記載した粘稠液体吐出キャップ2とからなり、
この粘稠液体吐出キャップ2の軸棒46の中心軸Оと前記把持筒102の筒軸Tとが一致するように構成されている。
そして粘稠液体吐出キャップ2の軸棒46の中心軸Оと前記把持筒102の筒軸Tとが一致する。
この構造によれば、図4(B)に示す筒軸T回りで把持筒102を回転させる操作により、液体供給部50が軸棒46の中心軸Оを中心にブレずに回転するので、液体供給部50から流下される液体の液切れを良くすることができる。
また、液体供給部50の表面に、水平方向から見て横溝状に見える環状空隙部vを周設したから、液体供給部50へ液体が付着可能な面積が広くなり、液体を絡ませ易い。
第2の手段に係る発明によれば、前記液体供給部50に、環状空隙部vを縦断して液体供給部50の上端e2から下端e1へ延びる液体戻り流路Pを形成したから、液体供給部50に付着した液体を容器体側へ効率的に液体を回収でき、使い勝手がよい。
第3の手段に係る発明によれば、前記液体戻り流路Pは、軸棒46の上部に連設された複数の円盤部52に、側方から見て一列に配列させて、円盤部52の周端から軸棒46の表面まで切り込む切割り56を穿設してなるから、液体戻り流路P内で液体が前記軸棒46の表面に沿って円滑に流れることができ、液体の回収がより効率的となる。
第4の手段に係る発明によれば、前記支承片42は、前記導液筒16の内面から突出する垂直板部であり、垂直板部の下辺が軸棒46側から下外方へ傾斜する傾斜部44であるから、液体が傾斜部44に沿って円滑に流れることができ、液体の回収がより効率的となる。
第5の手段に係る発明によれば、軸棒46の中心軸Оと容器体の把持筒102の筒軸Tとが一致するから、筒軸T回りの把持筒102の回転操作により液体供給部50が中心軸Оを中心にブレずに回転するので、液体供給部50から流れ落ちる液体の液切れが良くなる。
この粘稠液体吐出容器は、本実施形態において、容器体100と、粘稠液体吐出キャップ2と、オーバーキャップ60とからなる。もっともオーバーキャップは省略しても構わない。
これら各部材は、例えば合成樹脂材で形成することができる。
前記把持筒102は、円筒体であり、その筒軸Tは、後述の軸棒46の中心軸Оと一致している。
前記口頸部104は、本実施形態において、垂直筒である主筒部104aから内向きフランジ104bを介して小径筒部104cを起立している。そして、前記主筒部104aの外面に、第1雄ネジ部106を形成している。もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
前記装着筒6の内面には、前記第1雄ネジ部106とかみ合う第1雌ネジ部8が形成されている。
前記フランジ状壁部10の下面からは、シール筒14が垂設されている。このシール筒14は、前記小径筒部104cの内面に密嵌されている。
前記導液筒16は、本実施形態において、前記フランジ状壁部10から立設された上方筒部16aと、フランジ状壁部10から垂設された下方筒部16bとを含む。
図示例では、前記上方筒部16aは、図2に示す如く、フランジ状壁部10の内周端から直筒部20を介して上端小径のテーパ状筒部24を起立するとともに、このテーパ状筒部24の上端から、縮径部28を経て、開口部32を有する口筒部30を上方へ延設してなる。
図2に示すように、前記直筒部20の外面上端には抜止め用リブ22が、また口筒部30の外面上端にはシール用突条34が、それぞれ周設されている。
前記テーパ状筒部24の外面には、第2雄ネジ部26が形成されている。
もっともこれらの構造は、適宜変更することができる。
前記下方筒部16bの周方向の一部には、図1に示すように、空気置換用の切欠き18が形成されている。図示例では、切欠き18は、後述の支承片42と反対側に位置させて、下方筒部16bの前壁部に形成されている。
図示例の支承片42は、図2(C)に示すように、前記上方筒部16aの後壁部から筒径方向内方へ突設された垂直板状である。
なお、本明細書では、説明の都合上、図1の右側を“後”と、左側を“前”と、紙面に直交する方向を“左右”とする。
この支承片42の外端部(基端部)は、前記直筒部20から前記口筒部30に亘って上方筒部16aの後壁部に連設されている。
前記支承片42の内端部(先端部)は、前記口筒部30の内側で前記軸棒46の下部46aの後面に連結されているとともに、軸棒46の下面前端から上方筒部16aの後壁部下端に亘って傾斜する傾斜部44を形成している。
この軸棒46は、図2に示す如く、前記口筒部30の内部から上方へ延びており、当該軸棒46の下部46aを前記支承片42に支持させるとともに、軸棒46の上部46bに後述の液体供給部50を形成させている。
なお、本明細書では、軸棒46のうちで口筒部30内に位置する部分を“下部”と、口筒部30より上方に位置する部分を“上部”と、それぞれ称するものとする。
“軸棒”の中心線Оは、図4(B)に示すように、流下する液体を途切れさせるために液体供給部50を回転させる操作の回転軸となる。
前述の通り、軸棒46の中心軸Оは、前記把持筒102の筒軸Tと一致している。
なお、「流下」というときは、主として、糸のように垂れ落ちる状態を指すが、液体が滴り落ちる状態も排除しないものとする。
前記液体供給部50は、上下方向の両端e2、e1側に比べて中間部mが大径であって、前記軸棒46の中心軸Оに対してほぼ回転対称な輪郭Cを有する。
好適な本実施形態では、液体供給部50は、任意の平面曲線が中心軸Оを中心として回転されることにより得られる立体図形(回転体)を基本形状としている。換言すれば、垂直方向から見て円形を基本形状とするものである。
図示例では、液体供給部50の輪郭Cは、図1に示す如く、軸棒46の中心軸Оの方向に長いほぼ楕円形状であるが、例えば、ほぼ球体形状としてもよい。
これら各円盤部52の周端は、図1に示す如く、液体供給部50の輪郭Cとなる、仮想の楕円体(又は球体)の上に位置している。
なお、液体供給部50を軸棒46の上部46bに形成した構造は、前述のハニーディッパーと同様の形状を有しているが、掬い取るためのもの(dipper)ではない。
本発明の構造によれば、掬い取る操作をしなくても、図4に示す如く、使い始めに粘稠液体吐出容器を傾けて押圧することで液体を吐出させる。そして容器体100内の液体を液体供給部50へ絡ませ、傾斜状態を保持し続けるだけで、所望量の液体を液体供給部50から目的箇所に(例えば食品の上に)流下させることができる。また、容器体100の押圧量によって調整しながら所望量の液体を吐出させて液体供給部に絡ませることが容易にできる。故に、一度の操作で掬うことができる液体の量が少ないという前述のハニーディッパーの不都合を解消することができ、使い勝手がよい。
図示例の液体供給部50は、図2(A)に示す如く、1枚の大径円盤部52aと、大径円盤部52aの両側に配置された上下一対の中径円盤部52bと、中径円盤部52bより垂直方向外側に配置された上下一対の小径円盤部52cとで形成されている。
もっとも、これらの構造(例えば円盤部52の種類・寸法・個数)は適宜変更することができる。
図示例では、小径円盤部52c、中径円盤部52b、及び大径円盤部52aの外周面54は、図1に示すように、液体供給部50の輪郭Cとなる仮想の楕円体(又は球体)に沿うような勾配(水平面に対する角度)を有している。こうすることにより、図4(A)に示すように、容器体100を傾けたときに、各外周面54を液体ガイド面として、粘稠液体Fが、液体供給部50の下端e1側から上端e2側へ、隣接する円盤部52同士の間を伝って流れるようにしている。
また図示例では、前記大径円盤部52aの直径をRa、前記口筒部30の内径をdとすると、図1に示すようにRa>dとなるように設計されている。
また小径円盤部52cの直径Rcは、口筒部30の内径dより僅かに小さいが、垂直方向から見て、口筒部30の開口部32は、小径円盤部52cによってほぼ覆われている(図2(C)参照)。
軸棒46の上部46bに液体供給部50を設ける理由の一つは、単に口筒部の内部から単なる棒部を突設しただけの構造では、容器体を傾けたときに、口筒部30内を通る液体が棒部に絡まずに、口筒部30の開口部32から外部へ流れ落ちる不都合を生じ得るからである。
そして口筒部の内径が円盤部52の直径よりも大である場合にも同様の不都合を生ずる可能性がある。
これを避けるために、本本発明では、垂直方向から見て、口筒部30の開口部32が液体供給部50の円盤部52によって実質的に覆われるようにしている。
そして、前記液体供給部50の上下方向の両端e2、e1側に比べて中間部mを大径とすることで、液体が液体供給部50の下端e1側から中間部50側へ向かって流れ、そして液体供給部50の表面の最下端位置から液体が流下するようにしている。
換言すれば、このようにすることで、液体供給部50の下端e1付近から液体が垂れ落ちにくい構造になっている。
また液体供給部50の最下位の円盤部52は、前記開口部32に近接して配設する。こうすることで、粘稠液体の粘性に応じて、容器体100を傾けたときに口筒部30を通った液体が最下位の円盤部52に絡むことを可能としている。
環状空隙部vは、水平方向から見て横溝状に見える形態を有する。
“横溝状に見える”とは、液体供給部50の表面を横方向に延びる構造(狭義の溝)に限定されないという程度の意味である。
図示例の環状空隙部vは、垂直方向から見て、図2(B)に点線で示す軸棒46の表面と、実線で示す各円盤部52の輪郭との間に画成されるドーナツ状の空所である。
しかしながら、環状空隙部vを、例えば楕円体又は球体の表面のみに形成された狭義の溝としても構わない。溝の数は複数であることが望ましいが、単数であってでも構わない。
液体戻り流路Pは、前記環状空隙部vを縦断して、液体供給部50の上端e2から下端e1へ延びており、水平方向から見て縦溝状に見える部位である。
“縦溝状に見える”とは、液体供給部50の表面を縦方向に延びる構造(狭義の溝)に限定されないという意味である。その形状に関しては、“横溝状に見える”という用語の説明を援用する。
液体戻り流路Pは、液体の回収を容易とするために、前記支承片42から離れた位置に設けることが望ましい。
図示例では、液体供給部50の左右両側に一対の液体戻り流路Pが形成されている。
もっともその配置及び個数は適宜変更することができる。
本実施形態の液体戻り流路Pは、前記複数の円盤部52に側方から見て一列に配列する切割り56を穿設してなる。
各切割り56は、図2(B)に示す如く、円盤部52の周端から軸棒46の表面まで切り込ませている。こうすることにより、容器体100を傾けて液体を外部へ供給した後に、図4(C)に示すように、容器体100を正立状態に戻したときに、液体戻り流路P内で液体が軸棒46の表面に沿って容器体100側へ円滑に流れることを可能としている。
本実施形態では、図2(B)に示すように、軸棒46の両側(図示例では左右両側)に、前後方向に一定の幅を有する一対の矩形の切割り56を形成している。
各切割りの幅は軸棒46の軸径とほぼ同じであり、こうすることにより、軸棒46の周長の約半分の範囲で一対の液体戻り流路Pを開通させている。この構造によれば、液体戻り流路Pを介する粘稠液体Fの流れをスムーズなものとすることができる。
前記キャップ周壁64は、垂直筒状の上半部64aの下部から下端大径のテーパ状の下半部64bを垂下している。
この下半部64bの内面には、前記第2雄ネジ部26とかみ合う第2雌ネジ部66が形成されている。
また前記上半部64aから真下へ被シール筒部68が延設されている。この被シール筒部68の内面には、前記シール用突条34が密接されている。
前記下半部64bの下端には、破断可能な連結部69を介して、封緘リング70が付設されている。この封緘リング70は、抜止め用リブ22の下側で導液筒16の直筒部20に嵌着されている。
前記粘稠液体Fは、導液筒16の開口部32を通過して液体供給部50に到達し、次に液体供給部50の各円盤部52の外周面54を順次覆うとともに、外周面54の回りに粘稠液体が溜まる。
外周面54の回りに溜まった液体の重量が当該液体の表面張力を超えると、液体供給部50の最下端から粘稠液体Fが垂れ落ちる。これにより、目的箇所(食品など)に液体をかけることができる。
所要量の粘稠液体を落下させた後に、図4(B)に示すように把持筒102を回転させると、液体供給部50から流れ落ちる粘稠液体Fは、液体供給部50の回転する方向に引かれて、流れが細くなり、液体供給部50の表面近くのある一点b(分断予定点)で流れが途切れる。これにより、液切れが良好となる。
次に、粘稠液体吐出容器を正立状態に戻すと、液体供給部50に付着した粘稠液体Fは、前記液体戻り流路Pを通って軸棒46の下部46aへ流れ落ち、さらに支承片42の左右両面を経由して、傾斜部44に達する。
この傾斜部44に沿って容器体100側へ向かう粘稠液体Fの流れが形成され、容器体100への液体の回収が効率的に行われる。
従って液体供給部50を洗浄しなくても、その表面に多量の液体が固着するようなことがなく、そのままオーバーキャップ60を粘稠液体吐出キャップ2に装着して、容器を保管場所に仕舞えばよいので、使い勝手がよい。
10…フランジ状壁部 14…シール筒
16…導液筒 16a…上方筒部 16b…下方筒部 18…切欠き
20…直筒部 22…抜止め用リブ 24…テーパ状筒部 26…第2雄ネジ部
28…縮径部 30…口筒部 32…開口部 34…シール用突条
40…液体供給機構 42…支承片 44…傾斜部 46…軸棒
46a…下部 46b…上部
50…液体供給部 52…円盤部 52a…大径円盤部 52b…中径円盤部
52c…小径円盤部 54…外周面(液体ガイド面) 56…切割り
60…オーバーキャップ 62…天板 64…キャップ周壁 64a…上半部
64b…下半部(テーパ状周壁部) 66…第2雌ネジ部 68…被シール筒部
69…連結部 70…封緘リング
100…容器体 102…胴部(把持筒) 104…口頸部 104a…主筒部
104b…内向きフランジ 104c…小径筒部 106…第1雄ネジ部
b…分断予定点 C…輪郭 d…口筒部の内径 e1…(液体供給部の)下端
e2…上端 F…粘稠液体 m…中間部 O…中心軸 P…液体戻り流路(縦溝)
Ra…大径円盤部の直径 Rc…小径円盤部の直径 T…筒軸
v…環状空隙部(横溝)
Claims (5)
- 容器体(100)の口頸部(104)へ装着可能な装着筒(6)を有し、この装着筒(6)の上端側から内向きのフランジ状壁部(10)を介して導液筒(16)を立設したキャップ本体(4)と、
前記導液筒(16)の内部から支承片(42)を介して導液棒を兼ねる軸棒(46)を起立するとともに、この軸棒(46)の上部(46b)に、上方から見て導液筒(16)の開口部(32)を覆うように、容器体を傾けた状態で液体を流下させるための液体供給部(50)を形成した液体供給機構(40)と
を具備しており、
前記液体供給部(50)は、上下方向の両端(e2、e1)側に比べて中間部(m)が大径であり、
少なくとも液体供給部(50)の表面には、水平方向から見て横溝状に見える環状空隙部(v)が周設されていることを特徴とする、粘稠液体吐出キャップ。 - 前記液体供給部(50)には、前記環状空隙部(v)を縦断して、液体供給部(50)の上端(e2)から下端(e1)へ延びる、水平方向から見て縦溝状に見える液体戻り流路(P)が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の粘稠液体吐出キャップ。
- 前記液体供給部(50)は、前記軸棒(46)の上部(46b)に、相互の間に前記環状空隙部(v)を配置して連設された複数の円盤部(52)で構成されており、
前記液体戻り流路(P)は、それら円盤部(52)に側方から見て一列に配列する切割り(56)を穿設しており、かつ各切割り(56)を円盤部(52)の周端から軸棒(46)の表面まで切り込ませてなることを特徴とする、請求項2に記載の粘稠液体吐出キャップ。 - 前記支承片(42)は、前記導液筒(16)の内面から突出するとともに、先端側で軸棒(46)と連続する垂直板部であり、当該垂直板部と直交する方向から見て、垂直板部の下辺が軸棒(46)側から下外方へ傾斜して導液筒(16)の内面に至る傾斜部(44)となるように形成されていることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の粘稠液体吐出キャップ。
- 胴部である把持筒(102)から口頸部(104)を起立した容器体(100)と、
前記口頸部(104)に装着された、請求項1から請求項4のいずれかに記載した粘稠液体吐出キャップ(2)とからなり、
この粘稠液体吐出キャップ(2)の軸棒(46)の中心軸(О)と前記把持筒(102)の筒軸(T)とが一致するように構成されたことを特徴とする、粘稠液体吐出容器。
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