JP7443941B2 - 換気システム - Google Patents

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Description

本開示は、換気システムに関する。
特許文献1には、換気システムが記載されている。換気システムは、給排気によって室内の換気を行うことができる。
特開2016-44944号公報
特許文献1に記載された換気システムのように、給排気のみによって換気を行った場合には、例えば、室内に存在する汚染物質の分子量が空気より重い場合には、特に、当該汚染物質の室外への排出効率が悪いという課題がある。
本開示は、上述のような課題を解決するためのものである。本開示の目的は、汚染物質の室外への排出効率に優れた換気システムを提供することである。
本開示に係る換気システムは、室内の空気を室外へ排出するための排気口を有する換気手段と、空気を昇温させることが可能な温調手段と、温調手段によって昇温した空気を室内へ送る送風手段と、室内に存在する汚染物質源の位置を検出する汚染物質源検出手段と、温調手段および前記送風手段を制御する制御手段と、を備える。制御手段は、汚染物質源検出手段の検出結果に応じて、室内に存在する汚染物質源を含む領域である汚染物質源エリアに向かう温風を温調手段および送風手段に送らせて、汚染物質源の周囲の温度を上昇させる。
また、本開示に係る換気システムは、室内の空気を室外へ排出するための排気口を有する換気手段と、空気を昇温させることが可能な温調手段と、温調手段によって昇温した空気を室内へ送る送風手段と、室内に存在する汚染物質源の位置を検出する汚染物質源検出手段と、排気口の位置を検出する排気口検出手段と、温調手段および送風手段を制御する制御手段と、を備える。制御手段は、汚染物質源検出手段の検出結果および排気口検出手段の検出結果に応じて、室内に存在する汚染物質源の周囲の温度を上昇させてかつ当該汚染物質源の位置から排気口に向かう気流を生成させる温風を温調手段および送風手段に送らせる。
本開示によれば、汚染物質の室外への排出効率に優れた換気システムを提供することが可能となる。
実施の形態1に係る換気システムが適用された室内を模式的に示す図である。 実施の形態1に係る換気システムの構成を説明するブロック図である。 実施の形態1に係る換気システムの動作例を説明するフロー図である。 実施の形態2に係る換気システムが適用された室内を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して、実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。各図において、共通または相当する部分には、同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。なお、本開示は以下の実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る換気システムが適用された室内を模式的に示す図である。図1は、換気システムの構成および動作を模式的に示している。また、図2は、実施の形態1に係る換気システムの構成を説明するブロック図である。
本実施の形態に係る換気システムは、室内の換気をおこなう換気手段の一例として、換気設備1を備える。換気設備1は、室内へ外気を導入して、室内の空気を屋外へ排出するための設備である。換気設備1は、室内と屋外とを連通させる給気口2および排気口3を有する。給気口2は、屋外の空気を室内へ取り込むための開口である。排気口3は、室内の空気を屋外へ排出するための開口である。
給気口2および排気口3は、例えば、同一の筐体に設けられていてもよいし、それぞれ別のタクト等に設けられていてもよい。また、給気口2には、当該給気口2から室内へ取り込まれた空気の送風方向を変更するためのフラップ等が設けられていてもよい。換気設備1は、換気を行う際に室内へ生成される気流の方向を調整可能に構成されていてもよい。また、換気設備1は、熱交換機能を有するものであってもよい。
換気設備1は、自然吸気および自然排気を行うものでもよいし、強制給気および強制排気を行うものでもよい。換気設備1が強制排気を行うものである場合、当該換気設備1は、排気口3から排出される空気の量である換気量を調整可能に構成されてもよい。具体的には、換気設備1には、換気量を制御するための換気量制御部4が設けられていてもよい。換気量制御部4は、例えば、ファンおよび当該ファンを回転させるファンモータ等から構成される。
また、図1および図2に示すように、本実施の形態に係る換気システムは、空調機10を備える。空調機10は、少なくとも暖房運転を実行可能に構成される。空調機10は、空気の昇温と、昇温した空気の室内への送風と、を実行可能である。空調機10は、本開示に係る温調手段および送風手段の一例を構成するものである。
本実施の形態において温調手段と送風手段とは、一例として、一台の空調機10として構成されている。温調手段の一例を構成する空調機10は、熱交換器を有し、当該熱交換器によって空気を昇温させる。熱交換器による空気の温調能力は、圧縮機の動作を制御することによって調整される。すなわち、空調機10が吹き出す空気の風温は、圧縮機の動作を制御することによって調整される。図2に示されるように、空調機10には、一例として、圧縮機の動作を制御する圧縮機制御部11が備えられている。
送風手段の一例を構成する空調機10は、風量、風速および風速の少なくとも1つ以上を制御可能に構成されている。空調機10には、例えば、風量および風速を制御するためのファンモータ制御部12が備えられる。ファンモータ制御部12は、空調機10に搭載された送風ファンを回転駆動させるファンモータの動作を制御する。ファンモータの動作が制御されることによって、送風ファンの回転数が制御される。これにより、空調機10が送る空気の風量および風速が制御される。また、空調機10には、例えば、風向を制御するためのルーバー制御部13が備えられる。ルーバー制御部13は、空調機10に搭載されたルーバーを動かすモータの動作を制御する。モータの動作が制御されることによって、ルーバーの向きが調整される。これにより、空調機10が送る空気の風向が制御される。
空調機10は、除湿および加湿、すなわち湿度の調整を実行可能に構成されていてもよい。空調機10には、当該空調機10の湿度調整能力を制御するための除加湿制御部14が備えられていてもよい。
なお、空気を昇温させることが可能な温調手段と、温調手段によって昇温した空気を室内へ送る送風手段と、はそれぞれ別の機器として構成されてもよい。例えば、温調手段を空調機10とし、送風手段を扇風機等の空調機10とは別の送風機器としてもよい。また、温調手段は、空調機10等の熱交換器を有する機器に限られず、例えば、ファンヒーター等であってもよい。
本実施の形態に係る換気システムは、室内に存在する汚染物質源の位置を検出する汚染物質源検出手段の一例として、汚染物質源検出部20を備える。汚染物質源とは、汚染物質を発生させるものである。本開示における汚染物質には、臭気物質および二酸化炭素等、室内から排出されることが好ましい各種の物質が含まれる。
汚染物質源は、例えば、人である。汚染物質源の一例である人を検出する汚染物質源検出部20は、例えば、表面温度センサから構成される。表面温度センサから構成される汚染物質源検出部20は、例えば、空調機10に設置される。
人を検出する汚染物質源検出部20は、例えば、人が装着するウェアラブルセンサ、室内に設置される人感センサ、湿度センサ、または、室内にいる人が自身の位置を申告するシステム等から検知されていてもよい。また、汚染物質源検出部20は、人以外の、例えばペット等の生体を汚染物質源として検出してもよい。
また、汚染物質源は、人等の生体に限られるものではない。本開示において、汚染物質源の位置は、汚染物質の濃度が所定の値を超えている位置として検出されてもよい。すなわち、汚染物質の濃度が所定の値を超えている位置に汚染物質源が存在すると定義してもよい。汚染物質源検出部20は、例えば、汚染物質の一例である二酸化炭素等を検出するガスセンサから構成されていてもよい。また、汚染物質源検出部20は、例えば、臭気濃度を検出する臭気センサ、または、花粉等の微粒子を検出する粉塵センサから構成されていてもよい。このように、本開示における汚染物質源検出手段は、任意の汚染物質源の位置を検出可能に構成され得る。
また、本実施の形態に係る換気システムは、室内の環境情報を検出する環境情報検出手段の一例として、環境情報検出部21を備えていてもよい。環境情報検出部21は、例えば、室内の温湿度を検出可能な温湿度センサから構成される。
換気設備1は、例えば、温湿度センサが検出した湿度値が基準値を上回る場合に、当該室内の高湿空気を除去するための換気運転を行う。また、上記した除加湿制御部14は、温湿度センサが検出した湿度値に応じて動作する。例えば、温湿度センサが検出した湿度値が基準値を下回る場合、除加湿制御部14は、空調機10が加湿運転を行うように動作する。
一例として、環境情報検出部21は、汚染物質源検出部20によって検出された汚染物質源の周囲の温度を検出する。本実施の形態に係る換気システムは、一例として、汚染物質源検出部20によって検出された汚染物質源の周囲の温度に応じて動作する。なお、汚染物質源検出部20によって検出された汚染物質源の周囲の温度は、床面の温度と天面の温度とから推定されてもよい。環境情報検出部21は、例えば、床面の温度と天面の温度とを検出するセンサから構成されていてもよい。
また、図2に示すように、本実施の形態の換気システムは、判定部30および動作制御部40を備える。判定部30および動作制御部40は、換気設備1および空調機10を制御するためのものである。判定部30および動作制御部40は、温調手段および送風手段を制御する制御手段の一例を構成している。
判定部30は、汚染物質源検出部20が検出した情報および環境情報検出部21が検出した情報の処理を行う。判定部30は、例えば、情報取得部31、汚染物質源位置判定部32および環境状態判定部33を備える。
情報取得部31は、汚染物質源検出部20および環境情報検出部21から出力されたデータを取得する。汚染物質源位置判定部32は、情報取得部31が取得したデータに基づいて、汚染物質源の位置を判定する。環境状態判定部33は、情報取得部31が取得したデータに基づいて、室内環境の状態を判定する。例えば、環境状態判定部33は、汚染物質源の周囲の温度を判定する。
動作制御部40には、換気設備1および空調機10の運転動作全般を制御するための制御回路が搭載されている。動作制御部40は、例えば、情報処理部41および制御部42を備えている。情報処理部41は、例えば、判定部30の汚染物質源位置判定部32によって判定された汚染物質源の位置に応じて、空調機10および換気設備1の制御内容を決定する。また、情報処理部41は、例えば、環境状態判定部33によって判定された汚染物質源の周囲の温度に応じて、空調機10および換気設備1の制御内容を決定する。
制御部42は、情報処理部41が決定した制御内容に従って、空調機10に具体的な制御指令を出力する。空調機10は、制御部42からの制御指令に従って、例えば、圧縮機制御部11、ファンモータ制御部12、ルーバー制御部13および除加湿制御部14を動作させる。同様に、制御部42は、情報処理部41が決定した換気設備1に具体的な制御指令を出力する。換気設備1は、制御部42からの制御指令に従って、例えば、換気量制御部4を動作させる。
制御手段の一例である判定部30および動作制御部40の機能は、処理回路によって実現することができる。処理回路は、少なくとも1つのプロセッサと少なくとも1つのメモリとを備えてもよい。処理回路が少なくとも1つのプロセッサと少なくとも1つのメモリとを備える場合、制御部の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述されてもよい。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、少なくとも1つのメモリに格納されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、判定部30および動作制御部40の各機能を実現してもよい。少なくとも1つのメモリは、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク等を含んでもよい。
処理回路は、少なくとも1つの専用のハードウェアを備えてもよい。処理回路が少なくとも1つの専用のハードウェアを備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものでもよい。判定部30および動作制御部40の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、他の一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、判定部30および動作制御部40の各機能を実現してもよい。
以上に示したように構成された換気システムは、汚染物質源検出部20検出結果に応じて、室内に存在する汚染物質源に向けて温風を送ることを特徴としている。なお、温風は、汚染物質源の周囲に送られてもよい。温風は、汚染物質源を含む領域である汚染物質源エリアに向かって搬送されればよい。本実施の形態に係る換気システムは、汚染物質源エリアに向かって温風を送ることによって、汚染物質源の周囲の温度を上昇させる。
本実施の形態において、温風の搬送は、図1に示すように、温調手段および送風手段の一例を構成する空調機10によって行われる。空調機10による温風の搬送動作は、上記したように、制御手段の一例である判定部30および動作制御部40によって制御される。空調機10は、暖房運転によって生成した空調空気を、温風として汚染物質源に向けて送る。汚染物質源の周囲の温度が上昇することで、汚染物質の運動エネルギーが増加して、当該汚染物質が浮きやすくなる。汚染物質は、床面に沈降しにくくなる。
汚染物質源に向けた温風が吹き出された状態で換気設備1が機能すると、給気口2から取り込まれた外気と上記の空調空気とが混合して汚染物質含有空気となり、排気口3から排出される。上記したように、汚染物質源の周囲の温度が上昇することで、汚染物質の運動エネルギーが増加して当該汚染物質が浮きやすくなっている。このため、汚染物質含有空気には多量の汚染物質を含まれることができる。本実施の形態の換気システムによれば、汚染物質の温度を上昇させることで、当該汚染物質を排出しやすくすることができる。このように、本実施の形態によれば、汚染物質の室外への排出効率に優れた換気システムを提供することが可能となる。
汚染物質源への温風の搬送は、例えば、汚染物質源周囲の温度が基準温度幅だけ上昇するまで継続される。汚染物質源周囲の温度が基準温度幅だけ上昇したか否かは、例えば、環境状態判定部33によって判定される。
また、本実施の形態の換気システムは、汚染物質源の周囲の空気を温めることによって、当該空気が膨張する。これにより、室内の圧力は陽圧の状態になる。これにより、空気の屋外への排出効率を高くすることができる。特に、屋外の気温が室内よりも低い冬季等においては、温度差によって換気が促進される。例えば、冬季に室温が25℃から26℃に上昇した場合、換気効率が5%向上する。また、屋外の気温が室内よりも低い冬季等においては、温風を室内へ吹き出すことで、換気による室内の温度低下を抑制する効果も得られる。
温風が室内へ送られることで室内の空気が温められると、当該室内の空気の湿度が低下する。例えば、汚染物質が臭気物質の場合、湿度が低下することによって、人が臭気を感じにくくなる。このように、汚染物質が臭気物質の場合において、在室者の快適性を向上させる効果が得られる。
本実施の形態の換気システムは、汚染物質源の周囲の温度を上昇させる際に、換気設備1による換気量を増加させるように構成されていてもよい。具体的には、空調機10を動作させない通常の換気運転の際よりも、汚染物質源の周囲の温度を上昇させる際の換気量を多くする。これにより、より効率よく汚染物質を排出することができる。また、本実施の形態の換気システムは、汚染物質源の周囲の温度を上昇させる際に、空調機10が送る空気の風量を増加させるように構成されていてもよい。具体的には、換気設備1を動作させない通常の暖房運転の際よりも、汚染物質源の周囲の温度を上昇させる際における風量を多くする。これにより、例えば、広い室内においても、効率よく汚染物質を排出することができる。
また、図3は、実施の形態1の換気システムの動作例を説明するフロー図である。換気システムは、まず、室内における汚染物質の有無を判定する(ステップS101)。このステップS101の判定処理は、例えば、汚染物質源検出部20の検出結果に基づいて、判定部30が行う。室内に汚染物質がないと判定された場合には、上記した汚染物質源の周囲の温度を上昇させる動作は実行されずに、処理が終了する。
室内に汚染物質がある場合には、汚染物質源の位置判定が行われる(ステップS102)。ステップS101の判定処理は、汚染物質源検出部20の検出結果に基づいて、汚染物質源位置判定部32が行う。また、環境情報検出部21および環境状態判定部33等によって、環境情報を取得する処理が行われる(ステップS103)。換気システムの動作の制御に必要な各種の情報の取得後に、汚染物質源に向けて温風を搬送する動作が実行される(ステップS104)。
以上に示したように、本実施の形態によれば、汚染物質の室外への排出効率に優れた換気システムを提供することが可能となる。ここで、本実施の形態に係る換気システムの変形例について説明する。
汚染物質源が人等の生体である場合、換気システムは、例えば、室内の生体の状態を検出する生体状態検出手段を備えていてもよい。換気システムが備える温調手段および送風手段は、この生体状態検出手段の検出結果に応じて制御されてもよい。
生体状態検出手段は、個人識別を可能に構成される。生体状態検出手段は、生体の状態として、例えば、室内の生体が居酒屋および喫煙室等の特定施設を利用直後の状態であるかどうかを検出する。この場合には、当該生体へ向けて優先的に温風が送風されるように、温調手段および送風手段が制御されるとよい。これにより、タバコ臭およびアルコール臭を効果的に除去することができる。生体状態検出手段は、室内の生体が前日に飲酒をしているかを検出してもよい。また、生体状態検出手段は、室内の生体が屋外で粉塵等によって汚れた後の状態であるかどうかを検出してもよい。生体状態検出手段は、例えば、汚染物質源検出部20のように、各種のセンサから構成され得る。例えば、生体状態検出手段は、生体の位置情報を取得するウェアラブルセンサから構成される。また、生体状態検出手段は、例えば、利用者が自身の状態を申告するシステムから構成されていてもよい。本変形例によれば、汚染物質を帯びた状態である利用者に対して優先的に温風を吹き当てることで、当該汚染物質を効率よく排出することが可能となる。
また、例えば、生体状態検出手段は、室内の生体の眠気を検出してもよい。換気システムは、室内の生体が眠気を帯びている場合には当該生体の眠気を覚ますために当該生体へ向けて冷風を吹き当てるように構成されてもよい。また、生体状態検出手段が室内の生体が前日に飲酒をしているかを検出する場合には、前日に飲酒を行った生体の足元に向かって温風が吹き当てられてもよい。これにより、前日に飲酒を行った体調不良者の温熱快適性を向上させることができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態1と同一または相当する部分については、説明を簡略化および省略する。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図4は、実施の形態2に係る換気システムが適用された室内を模式的に示す図である。本実施の形態に係る換気システムは、実施の形態1と同様に、換気設備1を備える。また、本実施の形態に係る換気システムは、温調手段の一例として、空調機10を備える。そして、本実施の形態に係る換気システムは、空気を室内に送る送風手段として、送風機50を備える。なお、温調手段および送風手段は、実施の形態1と同様に、一台の空調機10として構成されてもよい。
本実施の形態に係る換気システムは、排気口3の位置を検出する排気口検出手段を備えることを特徴としている。排気口検出手段は、例えば、表面温度センサから構成される。この表面温度センサは、汚染物質源検出部20を構成するものでもよいし、別のものでもよい。排気口検出手段は、汚染物質源検出手段の一例である汚染物質源検出部20から構成されてもよい。
換気システムが備える空調機10および送風機50は、汚染物質源を含む領域である汚染物質源エリアに向けて温風を搬送する。このとき、空調機10および送風機50によって送られる温風の風向は、排気口検出手段の検出結果、すなわち排気口3の位置に応じて制御される。具体的には、汚染物質源の位置と排気口3とを結ぶ最短経路上に気流が発生するように、風向が制御されるとよい。また、排気口3が複数ある場合には、汚染物質源に最も近い排気口3から汚染物質が排出されるように、風向が制御されるとよい。また、温風の風向だけでなく、換気設備1が取り込む外気の風向も制御されてもよい。本実施の形態によれば、汚染物質の排出効率をより向上させることができる。
なお、本実施の形態においては、空調機10および送風機50は、汚染物質源エリアに向けて温風を搬送しなくてもよい。空調機10および送風機50は、汚染物質源の周囲の温度を上昇させてかつ当該汚染物質源の位置から前記排気口に向かう気流を生成させればよい。排気口検出手段の検出結果に応じて空調機10および送風機50が連動することによって、汚染物質の温度を上昇させてかつ当該汚染物質を排気口3へ搬送する気流を発生させることができる。
また、本実施の形態において、換気設備1、空調機10および送風機50の少なくとも1つは、排気口3の温度を低下させてもよい。これにより、温度差による効率的な換気を行うことができる。
また、換気システムは、例えば、室内の生体の位置を検出する生体検出手段を備えていてもよい。この生体検出手段は、生体の身体部位を検出可能に構成される。生体検出手段は、例えば、表面温度センサから構成される。この表面温度センサは、汚染物質源検出部20を構成するものでもよいし、別のものでもよい。生体検出手段は、汚染物質源検出手段の一例である汚染物質源検出部20から構成されてもよい。
また、換気システムの動作は、この生体検出手段の検出結果に応じて制御されてもよい。具体的には、空調機10および送風機50は、汚染物質源の周囲の温度を上昇させる際、生体検出手段の検出結果に応じて、生体の上半身を避けるように温風の送風を行うとよい。これにより、生体の上半身に温風が当てられることによって当該生体に生じる不快感を抑制することができる。
以上の各実施の形態に示した構成および各実施の形態の種々の変形例は、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、適宜組み合わせることができる。
1 換気設備、 2 給気口、 3 排気口、 4 換気量制御部、 10 空調機、 11 圧縮機制御部、 12 ファンモータ制御部、 13 ルーバー制御部、 14 除加湿制御部、 20 汚染物質源検出部、 21 環境情報検出部、 30 判定部、 31 情報取得部、 32 汚染物質源位置判定部、 33 環境状態判定部、 40 動作制御部、 41 情報処理部、 42 制御部、 50 送風機

Claims (6)

  1. 室内の空気を屋外へ排出するための排気口を有する換気手段と、
    空気を昇温させることが可能な温調手段と、
    前記温調手段によって昇温した空気を前記室内へ送る送風手段と、
    前記室内に存在する汚染物質源の位置を検出する汚染物質源検出手段と、
    前記温調手段および前記送風手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記汚染物質源検出手段の検出結果に応じて、前記室内に存在する汚染物質源を含む領域である汚染物質源エリアに向かう温風を前記温調手段および前記送風手段に送らせて、前記汚染物質源の周囲の温度を上昇させることを特徴とする換気システム。
  2. 前記排気口の位置を検出する排気口検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記汚染物質源の周囲の温度を上昇させる際、前記排気口検出手段の検出結果に応じて前記温風の風向を制御することを特徴とする請求項1に記載の換気システム。
  3. 室内の空気を屋外へ排出するための排気口を有する換気手段と、
    空気を昇温させることが可能な温調手段と、
    空気を前記室内へ送る送風手段と、
    前記室内に存在する汚染物質源の位置を検出する汚染物質源検出手段と、
    前記排気口の位置を検出する排気口検出手段と、
    前記温調手段および前記送風手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記汚染物質源検出手段の検出結果および前記排気口検出手段の検出結果に応じて、前記室内に存在する汚染物質源の周囲の温度を上昇させてかつ当該汚染物質源の位置から前記排気口に向かう気流を生成させる温風を前記温調手段および前記送風手段に送らせることを特徴とする換気システム。
  4. 前記制御手段は、前記汚染物質源の周囲の温度を上昇させる際、前記換気手段と前記温調手段と前記送風手段との少なくとも1つに前記排気口の温度を低下させる請求項2または請求項3に記載の換気システム。
  5. 前記室内の生体の位置を検出する生体検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記汚染物質源の周囲の温度を上昇させる際、前記生体検出手段の検出結果に応じて、前記室内の生体の上半身を避けるように温風の送風を前記温調手段および前記送風手段に行わせる請求項1から請求項4の何れか1項に記載の換気システム。
  6. 前記室内の生体の状態を検出する生体状態検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記汚染物質源の周囲の温度を上昇させる際、前記生体状態検出手段の検出結果に応じて前記温調手段および前記送風手段を制御する請求項1から請求項5の何れか1項に記載の換気システム。
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