JP7443825B2 - コイル部品 - Google Patents

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Description

本発明はコイル部品に関し、特に、ワイヤレス電力伝送装置に用いることができるコイル部品に関する。
ワイヤレス電力伝送装置に用いることができるコイル部品としては、特許文献1に記載されたコイル部品が知られている。特許文献1に記載されたコイル部品は、送電コイルと受電コイルの相対的な位置が横方向にずれた場合であっても電力伝送ができるよう、送電コイルを横長形状としている。
特開2014-93795号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたコイル部品では、送電コイルと受電コイルの相対的な位置にずれが生じていない場合、つまり、送電コイルの中心軸と受電コイルの中心軸が一致している場合に電力伝送効率が低下するという問題があった。
したがって、本発明は、ワイヤレス電力伝送装置に用いた場合に、送電コイルの中心軸と受電コイルの中心軸が一致している場合においても高い電力伝送効率を得ることが可能なコイル部品を提供することを目的とする。
本発明によるコイル部品は、基板と、基板の一方の表面に設けられたスパイラル状の第1のコイルパターンとを備え、第1のコイルパターンの外形及び内形は、いずれも第1の方向における幅の方が第1の方向と直交する第2の方向における幅よりも大きく、第1のコイルパターンの外形は、第2の方向における幅が第1の外形幅である一対の第1の外形区間と、第1の方向において一対の第1の外形区間の間に位置し、第2の方向における幅が第1の外形幅よりも大きい第2の外形幅である第2の外形区間とを有し、第1のコイルパターンの内形は、第2の方向における幅が第1の内形幅である一対の第1の内形区間と、第1の方向において一対の第1の内形区間の間に位置し、第2の方向における幅が第1の内形幅よりも大きい第2の内形幅である第2の内形区間とを有し、第1の内形幅に対する第2の内形幅の比率である内形比は、第1の外形幅に対する第2の外形幅の比率である外形比よりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、第1のコイルパターンの外形及び内形が第1の方向に拡大されていることから、ワイヤレス電力伝送装置に用いた場合に、送電コイルの中心軸と受電コイルの中心軸が第1の方向にずれた場合であっても、高い電力伝送効率を得ることが可能となる。しかも、第1のコイルパターンの外形及び内形の第2の方向における幅が第1の方向における略中央部分において拡大されており、且つ、内形比が外形比よりも大きいことから、送電コイルの中心軸と受電コイルの中心軸が一致している場合における電力伝送効率の低下を抑えることが可能となる。
本発明において、外形比に対する内形比の比率は、1.2以上であっても構わない。これによれば、送電コイルの中心軸と受電コイルの中心軸が一致している場合における電力伝送効率の低下をより効果的に抑えることが可能となる。
本発明において、コイルパターンの内形の第1の方向における幅は、第2の内形幅よりも大きくても構わない。これによれば、送電コイルの中心軸と受電コイルの中心軸が第1の方向に大きくずれた場合であっても、高い電力伝送効率を得ることが可能となる。
本発明において、第1のコイルパターンを構成する複数のターンのそれぞれは、外周端から内周端に向かう延在方向が180°変化する第1及び第2の巻回領域と、延在方向が第1の方向と一致する第3の巻回領域と、延在方向が第1の方向に対して所定の傾きを有し、第1の巻回領域の一端と第3の巻回領域の一端を直線的に接続する第4の巻回領域と、延在方向が第1の方向に対して所定の傾きを有し、第2の巻回領域の一端と第3の巻回領域の他端を直線的に接続する第5の巻回領域とを含むものであっても構わない。これによれば、送電コイルの中心軸と受電コイルの中心軸のずれ量に応じた電力伝送効率の変化を小さく抑えることが可能となる。
本発明において、複数のターンのそれぞれは、第3の巻回領域における長さよりも第4及び第5の巻回領域におけるそれぞれの長さの方が短くても構わない。これによれば、全体のサイズの増大を抑えつつ、内形を拡大することが可能となる。
本発明において、複数のターンのそれぞれは、スパイラル状のスリットによって複数のラインに径方向に分割されていても構わない。これによれば、第1のコイルパターンに流れる電流の密度分布が均一化されることから、直流抵抗や交流抵抗を低減することが可能となる。
本発明によるコイル部品は、基板の他方の表面に設けられたスパイラル状の第2のコイルパターンをさらに備え、第2のコイルパターンを構成する複数のターンのそれぞれは、スパイラル状のスリットによって複数のラインに径方向に分割されており、第1のコイルパターンを構成する最内周ターンは、第1のラインと、第1のラインよりも外周側に位置する第2のラインを含み、第2のコイルパターンを構成する最内周ターンは、第3のラインと、第3のラインよりも外周側に位置する第4のラインを含み、第1のラインの内周端と第4のラインの内周端は、基板を貫通して設けられた第1の接続部を介して互いに接続され、第2のラインの内周端と第3のラインの内周端は、基板を貫通して設けられた第2の接続部を介して互いに接続されていても構わない。これによれば、第1のコイルパターンの内外周差と第2のコイルパターンの内外周差が相殺されることから、直流抵抗や交流抵抗をよりいっそう低減することが可能となる。
このように、本発明によるコイル部品は、ワイヤレス電力伝送装置に用いた場合に、送電コイルの中心軸と受電コイルの中心軸が一致している場合においても高い電力伝送効率を得ることが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態によるコイル部品1の構成を示す略断面図である。 図2は、第1のコイルパターン100のパターン形状を説明するための平面図であり、基板10の一方の表面11側から見た状態を示している。 図3は、第2のコイルパターン200のパターン形状を説明するための平面図であり、基板10の一方の表面11側から見た状態を示している。 図4は、コイル部品の等価回路図である。 図5は、第1のコイルパターン100の外形及び内形を説明するための模式的な平面図である。 図6は、巻回領域191~198の形状を説明するための模式的な平面図である。 図7は、コイル部品1をワイヤレス電力伝送装置の送電コイルとして利用した場合において、送電コイルの中心軸と受電コイルの中心軸の位置関係を説明するための模式的な平面図である。 図8は、コイル部品1の代わりに比較例によるコイル部品1aをワイヤレス電力伝送装置の送電コイルとして利用した例を示す模式的な平面図である。 図9は、実施形態によるコイル部品1と比較例によるコイル部品1aの電力伝送効率を比較したグラフであり、受電コイル3のオフセット量と磁気結合度の関係を示している。 実施例の測定結果を示す表である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるコイル部品1の構成を示す略断面図である。
図1に示すように、本実施形態によるコイル部品1は、基板10と、基板10の一方の表面11に形成された第1のコイルパターン100と、基板10の他方の表面12に形成された第2のコイルパターン200とを備えている。詳細については後述するが、第1のコイルパターン100の内周端と第2のコイルパターン200の内周端は、基板10を貫通して設けられた複数の接続部(図1に示す断面には接続部302のみが現れている)を介して互いに接続されている。また、本実施形態によるコイル部品1をワイヤレス電力伝送装置の送電コイルとして用いる場合、基板10の一方の表面11と受電コイルが向かい合うように配置される。この場合、基板10の他方の表面12側には、フェライトなどの磁性体からなる磁性シート20を配置することが好ましい。
基板10の材料については特に限定されないが、PET樹脂などの透明又は半透明なフレキシブル絶縁材料を用いることができる。また、基板10は、ガラスクロスにエポキシ系樹脂が含浸されたフレキシブル基板であっても構わない。
図2は、第1のコイルパターン100のパターン形状を説明するための平面図であり、基板10の一方の表面11側から見た状態を示している。
第1のコイルパターン100は、ターン110,120,130,140,150,160からなる6ターン構成であり、ターン110が最外周に位置し、ターン160が最内周に位置する。このうち、ターン110,120,130,140,150は、スパイラル状の3本のスリットによって径方向に4分割されている。一方、ターン160は、スパイラル状の1本のスリットによって径方向に2分割されている。これにより、ターン110はライン111~114に4分割され、ターン120はライン121~124に4分割され、ターン130はライン131~134に4分割され、ターン140はライン141~144に4分割され、ターン150はライン151~154に4分割され、ターン160はライン161,162に2分割される。
ライン111,121,131,141,151,161は、スパイラル状に6ターン巻回された連続的なラインであり、各ターンにおける最外周に位置する。ライン112,122,132,142,152,162は、スパイラル状に6ターン巻回された連続的なラインであり、各ターンにおいて2番目に外周に位置する。ライン113,123,133,143,153は、スパイラル状に5ターン巻回された連続的なラインであり、各ターンにおいて3番目に内周に位置する。ライン114,124,134,144,154は、スパイラル状に5ターン巻回された連続的なラインであり、各ターンにおける最内周に位置する。
特に限定されるものではないが、本実施形態においては、ライン111~114,121~124のパターン幅P1よりも、ライン131~134,141~144、151~154,161,162のパターン幅P2の方が狭い。ここで、「パターン幅」とは、平面導体の径方向における幅を指す。
第1のコイルパターン100の外周端はライン111~114の外周端によって構成され、これらは端子電極E1に共通に接続される。一方、第1のコイルパターン100の内周端はライン161,162,153,154の内周端によって構成され、これらは、それぞれ接続部301~304に接続される。
図2に示すように、第1のコイルパターン100の中心点C1から径方向に延在する仮想線L1を引いた場合、接続部301と接続部304は仮想線L1を基準として互いに対称となる位置に配置され、接続部302と接続部303は仮想線L1を基準として互いに対称となる位置に配置されている。
図3は、第2のコイルパターン200のパターン形状を説明するための平面図であり、基板10の一方の表面11側から見た状態、つまり、基板10を透過して見た状態を示している。
図3に示すように、第2のコイルパターン200のパターン形状は、第1のコイルパターン100のパターン形状と同一である。したがって、第1のコイルパターン100と第2のコイルパターン200は、同一のマスクを用いて作製することが可能であり、これによって製造コストを大幅に削減することが可能となる。
第2のコイルパターン200は、ターン210,220,230,240,250,260からなる6ターン構成であり、ターン210が最外周に位置し、ターン260が最内周に位置する。このうち、ターン210,220,230,240,250は、スパイラル状の3本のスリットによって径方向に4分割されている。一方、ターン260は、スパイラル状の1本のスリットによって径方向に2分割されている。これにより、ターン210はライン211~214に4分割され、ターン220はライン221~224に4分割され、ターン230はライン231~234に4分割され、ターン240はライン241~244に4分割され、ターン250はライン251~254に4分割され、ターン260はライン261,262に2分割される。
ライン211,221,231,241,251,261は、スパイラル状に6ターン巻回された連続的なラインであり、各ターンにおける最外周に位置する。ライン212,222,232,242,252,262は、スパイラル状に6ターン巻回された連続的なラインであり、各ターンにおいて2番目に外周に位置する。ライン213,223,233,243,253は、スパイラル状に5ターン巻回された連続的なラインであり、各ターンにおいて3番目に内周に位置する。ライン214,224,234,244,254は、スパイラル状に5ターン巻回された連続的なラインであり、各ターンにおける最内周に位置する。
特に限定されるものではないが、本実施形態においては、ライン211~214,221~224のパターン幅P1よりも、ライン231~234,241~244、251~254,261,262のパターン幅P2の方が狭い。
第2のコイルパターン200の外周端はライン211~214の外周端によって構成され、これらは端子電極E2に共通に接続される。一方、第2のコイルパターン200の内周端はライン261,262,253,254の内周端によって構成され、これらは、それぞれ接続部304,303,302,301に接続される。
図3に示すように、第2のコイルパターン200の中心点C2から径方向に延在する仮想線L2を引いた場合、接続部301と接続部304は仮想線L2を基準として互いに対称となる位置に配置され、接続部302と接続部303は仮想線L2を基準として互いに対称となる位置に配置されている。
このような構成を有する第1及び第2のコイルパターン100,200は、中心点C1とC2が重なり、且つ、仮想線L1とL2が重なるよう、基板10の表裏に形成される。
図4は、本実施形態によるコイル部品1の等価回路図である。
図4に示すように、ライン111,121,131,141,151,161からなる6ターンのライングループA1と、ライン214,224,234,244,254からなる5ターンのライングループB4は、接続部301を介して直列に接続され、合計で11ターン巻回された連続的なラインを構成する。ライン112,122,132,142,152,162からなる6ターンのライングループA2と、ライン213,223,233,243,253からなる5ターンのライングループB3は、接続部302を介して直列に接続され、合計で11ターン巻回された連続的なラインを構成する。ライン113,123,133,143,153からなる5ターンのライングループA3と、ライン212,222,232,242,252,262からなる6ターンのライングループB2は、接続部303を介して直列に接続され、合計で11ターン巻回された連続的なラインを構成する。ライン114,124,134,144,154からなる5ターンのライングループA4と、ライン211,221,231,241,251,261からなる6ターンのライングループB1は、接続部304を介して直列に接続され、合計で11ターン巻回された連続的なラインを構成する。
これにより、端子電極E1と端子電極E2の間には、11ターンのラインが4本並列に接続されることになる。これにより、第1及び第2のコイルパターン100,200に流れる電流の密度分布が均一化されることから、直流抵抗や交流抵抗を低減することが可能となる。しかも、本実施形態においては、最も外周側に位置するライングループA1は最も内周側に位置するライングループB4に接続され、2番目に外周側に位置するライングループA2は2番目に内周側に位置するライングループB3に接続され、2番目に内周側に位置するライングループA3は2番目に外周側に位置するライングループB2に接続され、最も内周側に位置するライングループA4は最も外周側に位置するライングループB1に接続される。これにより、第1のコイルパターン100の内外周差と第2のコイルパターン200の内外周差が相殺されることから、直流抵抗や交流抵抗をよりいっそう低減することが可能となる。しかも、ライングループA1,A2,B1,B2を6ターン構成とし、ライングループA3,A4,B3,B4を5ターン構成としていることから、基板10の表裏に形成された第1及び第2のコイルパターン100,200のパターン形状が互いに同一であるにもかかわらず、合計のターン数を奇数とすることが可能となる。
図5は、第1のコイルパターン100の外形及び内形を説明するための模式的な平面図である。ここで、「外形」とは最外周に位置するライン111の外周エッジに沿った形状を意味し、「内形」とは最内周に位置するライン162の内周エッジに沿った形状を意味する。上述の通り、第1のコイルパターン100と第2のコイルパターン200の形状は互いに同一であることから、以下に説明する第1のコイルパターン100の形状は、第2のコイルパターン200の形状にも同じく当てはまる。
図5に示すように、第1のコイルパターン100の外形は外形区間171~178を含み、第1のコイルパターン100の内形は内形区間181~188を含む。外形区間171~178と内形区間181~188に挟まれた領域は、それぞれ第1のコイルパターン100が巻回される巻回領域191~198である。
このうち、巻回領域191,192は、外周端から内周端(または内周端から外周端)に向かう各ラインの延在方向が180°変化する領域である。例えば、巻回領域191においては、符号D1で示すように+x方向に延在するラインの延在方向が90°変化して-y方向に延在し、さらに延在方向が90°変化して-x方向に延在する。同様に、巻回領域192においては、符号D2で示すように-x方向に延在するラインの延在方向が90°変化して+y方向に延在し、さらに延在方向が90°変化して+x方向に延在する。
巻回領域193は、符号D3で示すように、各ラインが-x方向に直線的に延在する領域である。巻回領域194は、巻回領域191と巻回領域193の間に位置し、巻回領域191に位置するラインの一端と、巻回領域193に位置するラインの一端を接続する領域である。巻回領域194においては、符号D4で示すように、各ラインが-x方向に対して所定の傾き(例えば-y方向へ45°程度の傾き)をもって直線的に延在する。巻回領域195は、巻回領域192と巻回領域193の間に位置し、巻回領域192に位置するラインの一端と、巻回領域193に位置するラインの他端を接続する領域である。巻回領域195においては、符号D5で示すように、各ラインが-x方向に対して所定の傾き(例えば+y方向へ45°程度の傾き)をもって直線的に延在する。
巻回領域196は、符号D6で示すように、各ラインが+x方向に対して所定の傾き(例えば-y方向へ30°程度の傾き)をもって直線的に延在する領域である。巻回領域196は、各ターンの境界となる遷移領域であり、各ターンが-y方向に1ターン分だけ斜行する。巻回領域197は、巻回領域191と巻回領域196の間に位置し、巻回領域191に位置するラインの他端と、巻回領域196に位置するラインの一端を接続する領域である。巻回領域197においては、符号D7で示すように、各ラインが+x方向に対して所定の傾き(例えば-y方向へ45°程度の傾き)をもって直線的に延在する。巻回領域198は、巻回領域192と巻回領域196の間に位置し、巻回領域192に位置するラインの他端と、巻回領域196に位置するラインの他端を接続する領域である。巻回領域198においては、符号D8で示すように、各ラインが+x方向に対して所定の傾き(例えば+y方向へ45°程度の傾き)をもって直線的に延在する。
図6は、巻回領域191~198の形状を説明するための模式的な平面図である。
図6に示すように、巻回領域191~198のx方向における外形幅をWx2outとし、巻回領域191~198のy方向における外形幅をWy2outとした場合、本実施形態によるコイル部品は、
Wx2out>Wy2out
を満たしている。つまり、コイル部品1の外形は、y方向における外形よりもx方向における外形の方が大きい横長形状を有している。ここで、外形幅Wx2outは、外形区間171と外形区間172のx方向における距離によって定義される。また、外形幅Wy2outは、外形区間173と外形区間176のy方向における距離によって定義される。
また、巻回領域191~198のx方向における内形幅をWx2inとし、巻回領域191~198のy方向における内形幅をWy2inとした場合、本実施形態によるコイル部品は、
Wx2in>Wy2in
を満たしている。つまり、コイル部品1の内形は、y方向における内形よりもx方向における内形の方が大きい横長形状を有している。ここで、内形幅Wx2inは、内形区間181と内形区間182のx方向における距離によって定義される。また、内形幅Wy2inは、内形区間183と内形区間186のy方向における距離によって定義される。
さらに、本実施形態によるコイル部品は、巻回領域の一部が+y方向又は-y方向に膨らむよう変形した形状を有している。具体的には、巻回領域191,192に対して巻回領域193が-y方向に変形し、巻回領域191,192に対して巻回領域196が+y方向に変形している。巻回領域191,192と巻回領域193の間には、外周端から内周端(または内周端から外周端)に向けて変形量がリニアに変化する巻回領域194,195が配置される。同様に、巻回領域191,192と巻回領域196の間には、外周端から内周端(または内周端から外周端)に向けて変形量がリニアに変化する巻回領域197,198が配置される。
このように、巻回領域193~195は-y方向へ膨らむように変形した形状を有し、巻回領域196~198は+y方向へ膨らむように変形した形状を有している。これに対し、巻回領域191,192は+y方向又は-y方向に変形した形状を有していない。このため、巻回領域191,192のy方向における外形幅をWy1outとした場合、
Wy2out>Wy1out
を満たしている。ここで、外形幅Wy1outは、外形区間171,172のy方向における幅によって定義される。
同様に、巻回領域191,192のy方向における内形幅をWy1inとした場合、
Wy2in>Wy1in
を満たしている。ここで、内形幅Wy1inは、内形区間181,182のy方向における幅によって定義される。さらに、外形区間173~175(又は外形区間176~178)のx方向における外形幅はWx1outであり、内形区間183~185(又は内形区間186~188)のx方向における内形幅はWx1inである。
ここで、外形幅Wy1outに対する外形幅Wy2outの比を外形比Rout(=Wy2out/Wy1out)とし、内形幅Wy1inに対する内形幅Wy2inの比を内形比Rin(=Wy2in/Wy1in)とした場合、
Rin>Rout
を満たしている。つまり、コイル部品1の外形がy方向へ膨らむ比率よりも、コイル部品1の内形がy方向へ膨らむ比率の方が大きい。これにより、外形幅Wy2outの増加を抑えつつ、内形幅Wy2inが十分に増加することから、コイル部品1の全体サイズの増大を抑えつつ、内形を拡大することができる。
図7は、本実施形態によるコイル部品1をワイヤレス電力伝送装置の送電コイルとして利用した場合において、送電コイルの中心軸と受電コイルの中心軸の位置関係を説明するための模式的な平面図である。
図7に示す例では、コイル部品1が枠体4のx方向における中央部に埋め込まれている。そして、枠体4に囲まれた載置領域に携帯型電子デバイス2を載置すると、携帯型電子デバイス2がワイヤレスで充電される。このようなワイヤレス電力伝送は、本実施形態によるコイル部品1と、携帯型電子デバイス2に内蔵された受電コイル3を介して行われる。
枠体4のy方向における内形サイズは、携帯型電子デバイス2のy方向における外形サイズとほぼ同じかやや大きく設計されている。このため、枠体4に携帯型電子デバイス2を載置した場合、枠体4に対する携帯型電子デバイス2のy方向における位置は、大きくずれることなく中央に位置決めされる。これに対し、枠体4のx方向における内形サイズは、携帯型電子デバイス2のx方向における外形サイズよりもかなり大きく設計されている。このため、枠体4に携帯型電子デバイス2を載置した場合、枠体4に対する携帯型電子デバイス2のx方向における位置は、載置位置によって大きく異なる。
ここで、図7(a)に示すように、携帯型電子デバイス2がx方向における略中央部に載置された場合には、送電コイルであるコイル部品1の中心軸と受電コイル3の中心軸がほぼ一致することから、コイル部品1から生じる磁束が受電コイル3に鎖交し、ワイヤレスで電力が伝送される。
一方、図7(b)に示すように、携帯型電子デバイス2が+x方向(右方向)にオフセットして載置された場合や、図7(c)に示すように、携帯型電子デバイス2が-x方向(左方向)にオフセットして載置された場合には、送電コイルであるコイル部品1の中心軸と受電コイル3の中心軸にずれが生じる。しかしながら、本実施形態によるコイル部品1は、外形幅Wx2outが外形幅Wy2outよりも拡大され、且つ、内形幅Wx2inが内形幅Wy2inよりも拡大されていることから、コイル部品1の中心軸と受電コイル3の中心軸がx方向にずれている場合であっても、コイル部品1から生じる磁束を受電コイル3に鎖交させることができる。このため、携帯型電子デバイス2を枠体4のどの領域に載置しても、正しくワイヤレス電力伝送を行うことが可能となる。
ここで、比較例である図8に示すように、巻回領域の一部が+y方向及び-y方向に膨らむように変形していないコイル部品1a、つまり、外形及び内形を単純にx方向に拡大させた形状を有するコイル部品1aを用いると、コイル部品1aの中心軸と受電コイル3の中心軸がほぼ一致している状態において、電力伝送効率が低下することがある。
図9は、本実施形態によるコイル部品1と比較例によるコイル部品1aの電力伝送効率を比較したグラフであり、受電コイル3のオフセット量と磁気結合度の関係を示している。図9において実線で示す特性は本実施形態によるコイル部品1の特性を示し、図9において破線で示す特性は比較例によるコイル部品1aの特性を示している。
図9に示すように、本実施形態によるコイル部品1では、x方向のオフセット量に関わらず、広い範囲でフラットな磁気結合度が得られているのに対し、比較例によるコイル部品1aでは、x方向のオフセットが小さい場合(つまり、コイル部品1aと受電コイル3の中心軸がほぼ一致している場合)に磁気結合度が大きく低下してしまう。このような現象が生じるのは次の理由による。つまり、コイルの内径領域を通過する磁束は、内径領域のエッジ部分において特に密度が高くなるため、比較例によるコイル部品1aでは、x方向のオフセットが小さい場合、受電コイル3の内径領域と重なるコイル部品1aの内径領域のエッジが不足するためである。
この点を考慮し、本実施形態によるコイル部品1では、x方向における中央部分において、巻回領域のx方向における中央部を+y方向及び-y方向に膨らむように変形させていることから、図7(a)に示すように、コイル部品1の中心軸と受電コイル3の中心軸がほぼ一致している場合であっても、受電コイル3の内径領域と重なるコイル部品1の内径領域のエッジが増加する。これにより、図9に示すように、広い範囲でフラットな特性を得ることが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によるコイル部品1は、ワイヤレス電力伝送装置の送電コイルとして用いた場合、コイル部品1の中心軸と受電コイル3の中心軸がx方向にずれている場合であっても、正しくワイヤレス電力伝送を行うことが可能となる。このような効果を十分に得るためには、内形幅Wx2inを内形幅Wy2inよりも大きく設計することが好ましい。しかも、本実施形態によるコイル部品1は、コイル部品1の中心軸と受電コイル3の中心軸がほぼ一致している場合であっても磁気結合度が大きく低下しないことから、フラットな特性を得ることが可能となる。特に、本実施形態においては、Rin>Routが満たされていることから、コイル部品1の中心軸と受電コイル3の中心軸がほぼ一致している場合に十分な磁気結合度を得ることが可能となる。
内径比Rinを外形比Routより大きくするためには、例えば外形区間176と内形区間186のy方向における距離で定義される巻幅を大きくしても構わない。このとき、各ターンのパターン幅を単純に大きくすると、渦電流損失が増加するおそれがあるが、本実施形態においては、各ターンをスパイラル状のスリットによって複数のラインに径方向に分割していることから、各ラインのパターン幅が細くなり、渦電流損失の増加を抑制することができる。
また、本実施形態によるコイル部品1は、巻回領域194,195,197,198において各ラインが斜め方向に直線的に延在していることから、受電コイル3に対するx方向のオフセット量の変化に対する磁気結合度の変化が抑えられる。これは、巻回領域194,195,197,198においてy方向に延在するラインが存在すると、x方向におけるオフセット量が僅かに変化しただけで磁気結合度が急激に変化するのに対し、本実施形態によるコイル部品1では、巻回領域194,195,197,198においてy方向に延在するラインが存在せず、各ラインが斜め方向に直線的に延在していることから、x方向におけるオフセット量が変化しても磁気結合度が急激に変化することがない。
しかも、本実施形態によるコイル部品1においては、巻回領域194,195,197,198における各ラインの長さが巻回領域193,196における各ラインの長さよりも短い。巻回領域194,195,197,198は、y方向における径の拡大に要する区間であり、この区間が長いとコイル部品1のサイズが必要以上に大きくなってしまうからである。
さらに、本実施形態によるコイル部品1においては、パターン幅P1よりもパターン幅P2の方が狭いことから、渦電流による発熱に起因する損失も低減される。つまり、内周側のパターン幅P1を縮小することにより、磁束密度の高い内周側のラインと干渉する磁束が減少することから、発生する渦電流を低減することができる。
さらに、導体パターンのパターン厚は、最外周ターンよりも最内周ターンの方が薄くても構わない。特に、最外周ターンから最内周ターンに向かって、パターン厚が徐々に又は段階的に薄くなる構成とすることが好ましい。これによれば、渦電流の影響をより強く受ける内周側において、パターン幅を狭くすることによる損失の低減効果が顕著となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、基板10の表裏にそれぞれ第1及び第2のコイルパターン100,200を形成しているが、本発明においてこの点は必須でない。また、第1及び第2のコイルパターン100,200からなる組を複数重ね、これらを並列接続することによって端子電極E1,E2間に流れる電流を増加させても構わない。
さらに、上記実施形態では、第1及び第2のコイルパターン100,200の各ターンをスパイラル状のスリットによって4つのラインに分割しているが、本発明においてこのような分割を行うことは必須でない。また、分割を行う場合であっても、分割数が4に限定されるものではない。
上記実施形態によるコイル部品1と同じ構造を有する実施例1のコイル部品を作製し、基板10の他方の表面12側に比透磁率が1000、厚みが0.5mmである焼結フェライトを配置するとともに、基板10の一方の表面11側に受電コイルを配置した。受電コイルは、外形40mm、内形10mmの円形コイルであり、実施例1のコイル部品から4mm離間させるとともに、実施例1のコイル部品とは反対側に比透磁率が1000、厚みが0.5mmである焼結フェライトを配置した。実施例1における外形幅及び内形幅は次の通りである。
外形幅Wx2out:80mm
外形幅Wx1out:40mm
外形幅Wy2out:60mm
外形幅Wy1out:50mm
内形幅Wx2in:32mm
内形幅Wx1in:20.1mm
内形幅Wy2in:12mm
内形幅Wy1in:2mm
したがって、外形比Routは1.2、内形比Rinは6であり、Rin/Routの値は5.00である。
このようなパラメータを有する実施例1のコイル部品に対し、中心軸が一致するように受電コイルを配置した場合の磁気結合度を測定するとともに、中心軸がx方向に20mmずらして受電コイルを配置した場合の磁気結合度を測定した。
内形幅が次の通りである他は、実施例1と同じパラメータを有する実施例2のコイル部品を作製し、実施例1と同じ条件で磁気結合度を測定した。
内形幅Wx2in:37mm
内形幅Wx1in:22.2mm
内形幅Wy2in:17mm
内形幅Wy1in:7mm
したがって、内形比Rinは2.43であり、Rin/Routの値は2.02である。
内形幅が次の通りである他は、実施例1と同じパラメータを有する実施例3のコイル部品を作製し、実施例1と同じ条件で磁気結合度を測定した。
内形幅Wx2in:50mm
内形幅Wx1in:27.6mm
内形幅Wy2in:30mm
内形幅Wy1in:20mm
したがって、内形比Rinは1.5であり、Rin/Routの値は1.25である。
内形幅が次の通りである他は、実施例1と同じパラメータを有する実施例4のコイル部品を作製し、実施例1と同じ条件で磁気結合度を測定した。
内形幅Wx2in:53mm
内形幅Wx1in:28.8mm
内形幅Wy2in:33mm
内形幅Wy1in:23mm
したがって、内形比Rinは1.43であり、Rin/Routの値は1.2である。
内形幅が次の通りである他は、実施例1と同じパラメータを有する実施例5のコイル部品を作製し、実施例1と同じ条件で磁気結合度を測定した。
内形幅Wx2in:60mm
内形幅Wx1in:31.7mm
内形幅Wy2in:40mm
内形幅Wy1in:30mm
したがって、内形比Rinは1.33であり、Rin/Routの値は1.11である。
図8に示した比較例によるコイル部品1aと同じ構造を有する比較例1のコイル部品を作製し、実施例1と同じ条件で磁気結合度を測定した。比較例1における外形幅及び内形幅は次の通りである。
外形幅Wx2out:80mm
外形幅Wy2out:60mm
内形幅Wx2in:60mm
内形幅Wy2in:40mm
測定の結果を図10に示す。図10に示すように、比較例1のコイル部品では、中心軸が受電コイルのコイル軸に対して20mmオフセットしている場合に比べ、中心軸が受電コイルのコイル軸と一致している場合(図10では「オフセットなし」と表記)の磁気結合度が18%低下する。これに対し、実施例1~5のコイル部品では、このような磁気結合度の低下が抑えられ、特に、Rin/Routの値が1.2以上である実施例1~4のコイル部品では、磁気結合度の低下が生じなかった。
1,1a コイル部品
2 携帯型電子デバイス
3 受電コイル
4 枠体
10 基板
11 基板の一方の表面
12 基板の他方の表面
20 磁性シート
100 第1のコイルパターン
200 第2のコイルパターン
110,120,130,140,150,160,210,220,230,240,250,260 ターン
111~114,121~124,131~134,141~144,151~154,161,162,211~214,221~224,231~234,241~244,251~254,261,262 ライン
171~178 外形区間
181~188 内形区間
191~198 巻回領域
301~304 接続部
A1~A4,B1~B4 ライングループ
C1,C2 中心点
E1,E2 端子電極
L1,L2 仮想線
P1,P2 パターン幅

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板の一方の表面に設けられたスパイラル状の第1のコイルパターンと、を備え、
    前記第1のコイルパターンの外形及び内形は、いずれも第1の方向における幅の方が前記第1の方向と直交する第2の方向における幅よりも大きく、
    前記第1のコイルパターンの外形は、前記第2の方向における幅が第1の外形幅である一対の第1の外形区間と、前記第1の方向において前記一対の第1の外形区間の間に位置し、前記第2の方向における幅が前記第1の外形幅よりも大きい第2の外形幅である第2の外形区間とを有し、
    前記第1のコイルパターンの内形は、前記第2の方向における幅が第1の内形幅である一対の第1の内形区間と、前記第1の方向において前記一対の第1の内形区間の間に位置し、前記第2の方向における幅が前記第1の内形幅よりも大きい第2の内形幅である第2の内形区間とを有し、
    前記第1の内形幅に対する前記第2の内形幅の比率である内形比は、前記第1の外形幅に対する前記第2の外形幅の比率である外形比よりも大きいことを特徴とするコイル部品。
  2. 前記外形比に対する前記内形比の比率は、1.2以上であることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記コイルパターンの内形の前記第1の方向における幅は、前記第2の内形幅よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載のコイル部品。
  4. 前記第1のコイルパターンを構成する複数のターンのそれぞれは、外周端から内周端に向かう延在方向が180°変化する第1の巻回領域と、前記外周端から前記内周端に向かう延在方向が前記第1の巻回領域における変化の向きとは逆向きに180°変化する第2の巻回領域と、前記延在方向が前記第1の方向と一致する第3の巻回領域と、前記延在方向が前記第1の方向に対して所定の傾きを有し、前記第1の巻回領域の一端と前記第3の巻回領域の一端を直線的に接続する第4の巻回領域と、前記延在方向が前記第1の方向に対して所定の傾きを有し、前記第2の巻回領域の一端と前記第3の巻回領域の他端を直線的に接続する第5の巻回領域とを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコイル部品。
  5. 前記複数のターンのそれぞれは、前記第3の巻回領域における長さよりも前記第4及び第5の巻回領域におけるそれぞれの長さの方が短いことを特徴とする請求項4に記載のコイル部品。
  6. 前記複数のターンのそれぞれは、スパイラル状のスリットによって複数のラインに径方向に分割されていることを特徴とする請求項4又は5に記載のコイル部品。
  7. 前記基板の他方の表面に設けられたスパイラル状の第2のコイルパターンをさらに備え、
    前記第2のコイルパターンを構成する複数のターンのそれぞれは、スパイラル状のスリットによって複数のラインに径方向に分割されており、
    前記第1のコイルパターンを構成する最内周ターンは、第1のラインと、前記第1のラインよりも外周側に位置する第2のラインを含み、
    前記第2のコイルパターンを構成する最内周ターンは、第3のラインと、前記第3のラインよりも外周側に位置する第4のラインを含み、
    前記第1のラインの内周端と前記第4のラインの内周端は、前記基板を貫通して設けられた第1の接続部を介して互いに接続され、
    前記第2のラインの内周端と前記第3のラインの内周端は、前記基板を貫通して設けられた第2の接続部を介して互いに接続されていることを特徴とする請求項6に記載のコイル部品。
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