JP7443390B2 - 部品補充装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品補充装置に関するものである。
特許文献1には、複数の部品をバルク状態で収容するタンクを部品供給に用いて、基板に部品を装着する部品装着機が開示されている。タンクへの部品の補充は、例えば多数の部品を収容する部品パックから作業者の作業によりタンクへと移されることによりなされる。特許文献2には、上記の補充作業を自動で行う装置が開示されている。
国際公開第2014/045378号 特開2018-118787号公報
ここで、タンクに補充される部品は、キャリアテープのように個別に包装されておらず、キャビティにバルク状態で収容されている。そのため、部品の補充作業には、部品のロスが発生しないように全数の移し替えが求められる。また、部品の補充作業において、タンクに異種部品が混入すると、部品の数量が多く、部品が微細であることからその異種部品の除去作業は容易でない。そのため、タンクへの部品の補充作業には、異種部品の混入の防止が求められる。
本明細書は、部品の補充作業の作業性を向上させるとともに、異種部品の混入を防止することができる部品補充装置を提供することを目的とする。
本明細書は、複数の部品を収容し且つ部品装着機に装備されて前記部品の供給に用いられるタンクに部品パックから前記部品を補充する作業に適用される部品補充装置を開示する。前記部品パックは、補充用の複数の前記部品を収容するキャビティを形成されたパック本体と、前記キャビティを閉塞するカバーであって、前記キャビティが開口する前記パック本体の表面に沿ってスライド可能な前記カバーと、を備える。前記部品補充装置は、前記タンクを保持するタンク保持装置と、前記パック本体の前記表面が下側となる姿勢の前記部品パックを保持するパック保持装置と、前記パック保持装置に設けられ、前記部品パックに前記部品が収容された状態を維持することにより前記タンクへの前記部品の補充を規制する規制状態、および前記カバーに対する前記パック本体のスライドの規制を解除して前記部品パックから前記タンクへの前記部品の補充を許容する許容状態を切り換える規制装置と、前記部品パックに収容された複数の前記部品が前記タンクへの補充に適合するか否かを示す適合情報に基づいて、前記規制装置の動作を制御する制御装置と、を備える。
このような構成によると、タンク保持装置およびパック保持装置によりタンクおよび部品パックがそれぞれ保持されるので、従来のように作業者が手作業で部品パックを傾けてタンクに移し替える構成と比較して、部品の補充作業の作業性を向上できる。また、部品補充装置は、適合情報に基づいて、部品パックからタンクへの部品の補充が規制されたり許容されたりする。これにより、部品の補充作業において適合しないタンクに部品を補充することが防止され、また適合するタンクへの部品の補充が許容される。結果として、部品の補充作業における異種部品の混入を防止することができる。
実施形態における部品補充装置を示す斜視図である。 部品パックを示す平面図である。 図2のIII-III断面を示す拡大図である。 部品パックの下面図である。 タンクを示す側面図である。 部品補充装置の規制装置を示す模式図である。 図6の規制装置の動作を示す拡大図である。 部品パックからタンクへの部品の補充を示す断面図である。 部品補充装置のブロック図である。 部品補充装置を用いた補充処理を示すフローチャートである。
1.部品補充装置1の概要
部品補充装置1は、タンク80に部品パック70から部品91を補充する作業に適用される(図1を参照)。部品補充装置1は、部品の補充作業のうち少なくとも一部の工程を自動化し、その他の工程における作業者の作業を補助する。上記のタンク80は、多数の部品をバルク状態(ばらの部品が集合した状態)で収容する。タンク80は、基板に部品を装着する部品装着機に装備されて、部品の供給に用いられる。
部品装着機には、例えば特許文献1(国際公開第2014/045378号)のようにタンク80を装着ヘッドに装備する構成や、バルクフィーダに装備される構成が採用され得る。バルクフィーダは、テープフィーダと同様に部品供給装置のスロットに装備され、例えばタンク80内の部品を所定のステージ上にまき散らすことにより複数の部品を供給する。これにより、バルクフィーダは、装着ヘッドに支持された吸着ノズルなどの保持部材が部品を採取可能な状態とする。
1-1.部品パック70
ここで、本実施形態における部品パック70について図2-図4を参照して説明する。部品パック70は、図2に示すように、パック本体71を備える。パック本体71は、上方視において長方形に形成される。パック本体71は、1以上のキャビティ72を形成される。本実施形態において、パック本体71は、7つのキャビティ72を長手方向(図2および図4の左右方向、図3の前後方向)に等間隔で形成される。
複数のキャビティ72のそれぞれは、上方視においてパック本体71の幅方向(図2および図4の上下方向、図3の左右方向)に長軸が伸びる楕円形状に形成される。キャビティ72は、パック本体71の表面711において開口する。キャビティ72は、パック本体71の裏面712側に突出して所定の容積を有する。キャビティ72は、図3に示すように、補充用の複数の部品91をバルク状態で収容する。
部品パック70は、図2に示すように、カバー73を備える。カバー73は、キャビティ72を閉塞する。カバー73は、キャビティ72が開口するパック本体71の表面711に沿ってスライド可能に形成される。本実施形態において、カバー73は、図3に示すように、パック本体71の幅方向両側の端縁を、断面U字状に形成された部位により支持する。これにより、カバー73は、パック本体71の長手方向にスライド可能に、且つパック本体71の幅方向に移動不能に構成される。
カバー73は、摩擦力によってパック本体71に対する位置を保持される。パック本体71またはカバー73にスライド方向(パック本体71の長手方向)に所定以上の外力が加えられると、上記の摩擦力に抗してパック本体71に対してカバー73がスライドする。なお、図2は、パック本体71に対してカバー73が所定距離だけスライドした状態を示す。このとき、7つのキャビティ72のうち2つのキャビティ72の開口が露出し、残りの5つのキャビティ72がカバー73により閉塞されている。図4は、パック本体71に対してカバー73がスライドしていない初期状態を示す。
部品パック70には、識別情報を示すパックコード74が付される。本実施形態において、上記のパックコード74は、部品パック70の表側および裏側にそれぞれ付される。具体的には、表側のパックコード74は、図2に示すように、カバー73の端部付近に付される。また、裏側のパックコード74は、図4に示すように、複数のキャビティ72の一つの底部に付されている。
パックコード74は、部品パック70に固有の識別情報を示す。パックコード74としては、バーコードや二次元コードなどを適用し得る。なお、パックコード74には、識別情報に加えて、部品パック70が収容する部品91の種類や数量、部品91の製造者などを示す情報が含まれてもよい。
1-2.タンク80
ここで、本実施形態におけるタンク80について図5を参照して説明する。タンク80は、図5に示すように、タンク本体81を有する。タンク本体81は、全体形状としては箱状に形成される。タンク本体81は、内部に多数の部品91をバルク状態で収容可能な収容部を形成される。タンク本体81は、補充用の部品91を投入される投入部82を形成される。
本実施形態において、投入部82は、タンク本体81の上部に形成される。投入部82は、タンク本体81の収容部に連通する。補充用の部品91は、投入部82から投入されると、タンク本体81の収容部に貯留される。また、タンク本体81には、外部への部品91の排出口として用いられる排出部83が形成される。排出部83は、タンク本体81の下部に形成される。排出部83は、図略の部品排出路を介して収容部と連通する。
タンク80は、蓋部材84を有する。蓋部材84は、タンク本体81に設けられる。蓋部材84は、投入部82の開口状態と閉塞状態とを切り換える。本実施形態において、蓋部材84は、断面U字状に形成され、タンク本体81の上端縁に沿って移動可能に設けられる。タンク本体81の投入部82は、蓋部材84が開口位置(図5の実線にて示す)に移動すると開口し、蓋部材84が閉塞位置(図5の破線にて示す)に移動すると閉塞される。
蓋部材84は、部品装着機の装着ヘッドやバルクフィーダに装備されると、部品装着機により動作されて、投入部82の開口状態と閉塞状態とを切り換える。同様に、蓋部材84は、部品補充装置1に装備され、タンク80がタンク保持装置10に保持されたときに投入部82を開口する。そして、蓋部材84は、タンク80がタンク保持装置10から取り外されたときに投入部82を閉塞する。
タンク80には、識別情報を示すタンクコード85が付される。本実施形態において、上記のタンクコード85は、タンク80の側面に付される。具体的には、タンクコード85は、図5に示すように、タンク本体81の側面の下端付近に付される。タンクコード85は、タンク80に固有の識別情報を示す。タンクコード85としては、バーコードや二次元コード、無線タグなどを適用し得る。なお、タンクコード85には、識別情報に加えて、タンク80の種類や容量などを示す情報が含まれてもよい。
2.部品補充装置1の構成
ここで、タンク80への部品91の補充作業は、例えば作業者が部品パックを開封するとともに、漏斗などを用いてタンク80の投入部82に部品91を投入することによりなされる。上記のような手作業による補充作業には、部品91が微細でありバルク状態にあることから、部品91の紛失や異種部品の混入などのリスクを伴うことがある。そのため、部品補充装置1には、部品91の紛失や異種部品の混入を防止することの要請がある。そこで、本実施形態の部品補充装置1は、以下のような構成を採用する。
なお、部品補充装置1は、例えば部品装着機の外部装置として構成される。本実施形態において、部品補充装置1は、テープフィーダにキャリアテープを装填する作業に用いられる作業台に、テープフィーダと同様にセットされる。そして、部品補充装置1は、作業台から電力を供給されて、部品91の補充作業を補助する。また、作業台は、種々の基板製品の生産に用いられる生産ラインを統括管理するホストコンピュータと通信可能に接続される。上記の生産ラインは、例えば部品装着機を含む複数の対基板作業機により構成される。
2-1.タンク保持装置10
部品補充装置1は、タンク保持装置10を備える。タンク保持装置10は、部品補充装置1の基台2に設けられる。タンク保持装置10は、基台2と上下方向に対向して配置されたプレート3との間に形成されたスロット4から挿入されたタンク80を保持する。タンク保持装置10は、ガイド部材11を有する。ガイド部材11は、基台2から上方に延伸する板状部材である。ガイド部材11は、挿抜されるタンク80をガイドするとともに、タンク80の姿勢を維持する。
タンク保持装置10は、位置決めブロック12を有する。位置決めブロック12は、基台2に設けられる。位置決めブロック12は、タンク保持装置10に挿入されたタンク80の前端に接触し、タンク80を挿抜方向の所定位置に位置決めする。タンク保持装置10は、ロック装置13を有する。ロック装置13は、位置決めされたタンク80の移動を規制する。具体的には、ロック装置13は、タンク80が所定位置まで移動した際に、基台2から上方に突出して、タンク本体81の底部外面に係合する。
タンク保持装置10は、レバー14を有する。レバー14は、作業者による操作を受け付ける。ロック装置13は、レバー14が初期状態から操作状態に移行された場合に、タンク80の移動の規制を解除する。これにより、タンク80は、スロット4から取り出し可能な状態となる。ロック装置13の解除状態において、タンク80は、例えば作業者により把持されるとともに取り出し方向の外力を付与されて、ガイド部材11によりガイドされながら部品補充装置1から取り出される。
タンク保持装置10は、タンクセンサ15を有する。タンクセンサ15は、タンク保持装置がタンク80を保持しているか否かを検出する。タンクセンサ15は、本実施形態において、位置決めブロック12に埋め込まれる。タンクセンサ15は、タンク80が挿抜方向の所定位置まで挿入されている状態において、後述する制御装置40に対して検出信号を常時送出する。また、タンクセンサ15は、タンク80が所定位置から取り出し側に移動された状態において、検出信号の送出を停止する。
上記のような構成からなるタンク保持装置10は、本実施形態において、タンク80の挿抜方向における位置に応じてタンク80の蓋部材84を動作させる。具体的には、タンク80の挿入に連動して、蓋部材84が投入部82を開口させる。これにより、タンク80が位置決めされた状態において、投入部82は、部品91を投入可能な状態となる。また、タンク80の取り出しに連動して、蓋部材84が投入部82を閉塞する。これにより、タンク80は、部品補充装置1から取り出されたときには、投入部82からの部品91の漏出が防止される。
2-2.パック保持装置20
部品補充装置1は、パック保持装置20を備える。パック保持装置20は、部品補充装置1のプレート3の上面に設けられる。パック保持装置20は、図1に示すように、パック本体71の表面711が下側となる姿勢の部品パック70を保持する。パック保持装置20は、保持台座21を有する。保持台座21は、直方形状に形成され、プレート3の上面に固定される。保持台座21は、上面において部品パック70のカバー73を長手方向に移動可能に支持する。
パック保持装置20は、挿入部22を有する。挿入部22は、保持台座21の端部に形成される。挿入部22は、パック本体71の表面711が下側となる姿勢の部品パック70を挿入される。パック保持装置20は、一対のカバー規制部23を有する。図1は、一対のカバー規制部23の一方を実線で、他方を破線で示す。カバー規制部23は、側方視でL字形状に形成され、保持台座21の上部において固定される。カバー規制部23の一部は、保持台座21の端部において下方に延伸し、挿入部22から挿入された部品パック70のカバー71のうち端縁に接触する。これにより、カバー規制部23は、図7に示すように、カバー73に係合して、保持台座21に対するカバー73の漏斗部24側への移動を規制する。
上記のようにパック保持装置20は、カバー規制部23により保持台座21に対してカバー73の移動を規制する。一方で、パック保持装置20は、カバー73に対するパック本体71のスライドを許容する。これにより、作業者は、例えばパック本体71の裏面712またはキャビティ72の底部外面にスライド方向の外力を加えることによって、パック本体71をスライドさせることができる。上記のスライドによってキャビティ72がカバー73の端部731を通過すると、図8に示すように、キャビティ72が下方に開口して、キャビティ72にバルク状態で収容されていた部品91が排出される。
パック保持装置20は、漏斗部24を有する。漏斗部24は、保持台座21の長手方向の両端部のうち挿入部22とは反対側の端部に形成される。これにより、漏斗部24は、タンク保持装置10に保持されたタンク80の投入部82の上方に配置される。漏斗部24は、図8に示すように、上端から下端に向かうほど断面の開口面積が小さくなる錐状内面241を形成される。なお、上記のカバー規制部23は、漏斗部24の上端開口の周縁にカバー73の端部731が位置するように、カバー73の移動を規制する。
上記のような構成により、カバー73に対してパック本体71がスライドされると、カバー73の端部731よりスライド方向の前方で開口するキャビティ72から補充用の複数の部品91が排出される。漏斗部24は、キャビティ72から排出された複数の部品91を上端から下端に向かって徐々に集約する。これにより、部品91は、錐状内面241に案内されて落下し、下方において開口するタンク80の投入部82に投入される。結果として、補充用の複数の部品91が漏斗部24を介して投入部82からタンク80に補充される。
パック保持装置20は、補助台座25を有する。補助台座25は、保持台座21の長手方向において、漏斗部24を挟んでカバー規制部23とは反対側に配置される。補助台座25は、漏斗部24の上端開口の周縁の一部を円弧状に囲う部位を有し、カバー73と同程度の厚みに形成される。補助台座25は、図8に示すように、カバー73に対してスライドしたパック本体71の上面を支持する。これにより、補助台座25は、漏斗部24の上方を通過したパック本体71の下方への湾曲を防止する。
パック保持装置20は、パックセンサ26を有する。パックセンサ26は、パック保持装置20が部品パック70を保持しているか否かを検出する。パックセンサ26は、本実施形態において、保持台座21に埋め込まれる。パックセンサ26は、部品パック70が挿入部22から所定位置まで挿入されている状態において、後述する制御装置40に対して検出信号を常時送出する。また、パックセンサ26は、部品パック70のカバー73が所定位置から取り出し側に移動された状態において、検出信号の送出を停止する。
2-3.規制装置30
部品補充装置1は、規制装置30を備える。規制装置30は、パック保持装置20に設けられる。規制装置30は、パック保持装置20に保持された部品パック70を対象として、当該部品パック70からタンク80への部品91の補充を規制する規制状態と、補充を許容する許容状態とを切り換える。規制装置30は、部品パック70に部品91が収容された状態を維持することにより規制状態とする。また、規制装置30は、カバー73に対するパック本体71のスライドの規制を解除することにより許容状態とする。
本実施形態において、規制装置30は、図6に示すように、ストッパ31を有する。ストッパ31は、パック保持装置20においてパック本体71のスライド方向前側において、保持台座21に対して上下方向に移動可能に設けられる。また、本実施形態において、ストッパ31は、パック本体71のスライド経路Rs(図1および図6を参照)の幅方向中央側に向かって突出する突出部311を有する。
ストッパ31は、図7に示すように、規制位置P1と退避位置P2との間で移動可能に構成される。上記の「規制位置P1」とは、図7の破線で示すように、パック保持装置20に保持された部品パック70のパック本体71に接触する位置である。上記の「退避位置P2」とは、図7の実線で示すように、パック本体71に非接触となる位置である。
規制装置30は、駆動部32を有する。駆動部32は、制御装置40の指令信号に基づいて、ストッパ31を規制位置P1または退避位置P2に移動させる。駆動部32は、ストッパ31を規制位置P1に移動させることによりパック本体71のスライドを規制する。これにより、ストッパ31の突出部311が規制位置P1においてパック本体71のスライド経路Rs上に突出してパック本体71の前端713に接触する。このように、駆動部32は、カバー73に対するパック本体71のスライドを規制して、部品91の補充を規制する規制状態とする。
また、駆動部32は、ストッパ31を退避位置P2に移動させることによりパック本体71のスライドの規制を解除する。このとき、ストッパ31は、退避位置P2においてパック本体71のスライド経路Rsから外れてパック本体71のスライドを阻害せず、部品91の補充を許容する許容状態とする。許容状態において、例えば作業者の手動によりパック本体71にスライド方向の外力が加えられると、カバー73に対してパック本体71がスライドする。
このように、パック保持装置20は、規制装置30が許容状態としている場合に、作業者の手動によるパック本体71のスライドを許容するように構成されている。具体的には、パック保持装置20は、挿入部22から挿入された部品パック70の裏面(パック本体71の裏面712、キャビティ72の底部外面)を露出させて、作業者による手作業を受け付ける構成を採用する。
2-4.第一リーダ51、第二リーダ52
部品補充装置1は、図9に示すように、第一リーダ51および第二リーダ52を備える。第一リーダ51は、タンク保持装置10に保持されたタンク80のタンクコード85を読み取る。第二リーダ52は、パック保持装置20に保持された部品パック70のパックコード74を読み取る。
第一リーダ51は、例えばタンク保持装置10の位置決めブロック12に埋め込まれ、所定位置に位置決めされたタンク80のタンクコード85を読み取る。第一リーダ51は、無線タグであるタンクコード85と無線通信を行う。第一リーダ51は、取得したタンク80の識別情報を制御装置40に送出する。
第二リーダ52は、例えば制御装置40に接続され、作業者により把持されて作業者の手動操作によって部品パック70のパックコード74を読み取る。第二リーダ52は、キャビティ72の底部外面に付された二次元コードであるパックコード74をスキャンする。第二リーダ52は、取得した部品パック70の識別情報を制御装置40に送出する。
なお、第一リーダ51および第二リーダ52は、タンクコード85およびパックコード74の読み取りに兼用されるハンディタイプとしてもよい。また、第二リーダ52は、パック保持装置20に埋め込まれ、パック保持装置20の所定位置に位置決めされたカバー73の表面に付されたパックコード74を下方から読み取る構成としてもよい。
2-5.制御装置40
部品補充装置1は、制御装置40を備える。制御装置40は、主として、CPUや各種メモリ、制御回路により構成される。制御装置40は、記憶部41を有する。記憶部41は、例えば光学ドライブ装置またはフラッシュメモリなどにより構成される。記憶部41には、部品の補充処理の制御に用いられる制御プログラムや各種データが記憶される。
上記の各種データには、適合情報D1や照合情報D2が含まれる。上記の「適合情報D1」とは、部品パック70に収容された複数の部品91がタンク80への補充に適合するか否かを示す情報である。適合情報D1は、使用予定のタンク80に適切な部品91が補充されるように、一種の管理情報として生成される。適合情報D1は、例えば部品補充装置1がホストコンピュータから受け取り、タンク80と部品パック70の適合判定に用いられる。
上記の「照合情報D2」とは、所定のタンク80に収容されている部品91の種類を示す情報である。具体的には、照合情報D2は、適合情報D1に基づく適合判定の結果が「適合」であった場合に、タンク80の識別情報に、当該タンク80に補充された部品91を収容していた部品パック70の識別情報を関連付けて更新される情報である。照合情報D2は、例えばホストコンピュータと共有される。照合情報D2は、適合判定が実行されたときや、タンク80が空になったときに更新される。
制御装置40は、判定部42を有する。判定部42は、適合情報D1、タンク80の識別情報、および部品パック70の識別情報に基づいて、部品パック70に収容された複数の部品91がタンク80への補充に適合するか否かを判定する。本実施形態において、判定部42は、適合判定の結果が「適合」であった場合に、タンク80の識別情報に部品パック70の識別情報を関連付けて、照合情報D2を更新する。照合情報D2の更新時刻は、適合判定の実行時刻に相当する。
上記のような構成から成る制御装置40は、部品補充装置1にタンク80および部品パック70がそれぞれセットされた後に、適合情報D1に基づく適合判定を実行する。そして、制御装置40は、適合判定の結果に基づいて、規制装置30の動作を制御する。具体的には、制御装置40は、適合判定の結果が「適合」である場合に、規制装置30が許容状態となるように制御する。一方で、制御装置40は、適合判定の結果が「不適合」である場合に、規制装置30が規制状態となるように制御する。
このような構成によると、単にタンク80と部品パック70との照合(それぞれの識別情報の関連付け)をもって部品91の補充を許容するのではなく、適合情報D1に基づく適合判定が実行されるので、補充作業による異種部品の混入を防止できる。また、制御装置40は、さらに確実に異種部品の混入を防止すべく以下のような制御態様を採用し得る。
2-5-1.第一制御態様
制御装置40は、適合判定において、第一リーダ51によるタンクコード85の読み取りでタンク80の識別情報の取得を試行する。このとき、制御装置40は、タンク80の識別情報が適正に取得された場合に、第二リーダ52によるパックコード74の読み取りを可能とする。具体的には、制御装置40は、タンク80の識別情報が適正に取得された場合に限り、例えば第二リーダ52を起動する。
一方で、制御装置40は、タンク80の識別情報が取得できず、また識別情報が不適正あった場合には、第二リーダ52を停止する。また、制御装置40は、タンク80の識別情報が適正に取得された場合に、第二リーダ52によるパックコード74の読み取りで取得された部品パック70の識別情報を有効としてもよい。このとき、制御装置40は、タンク80の識別情報が取得できず、また識別情報が不適正であった場合には、第二リーダ52によるパックコード74の読み取りで取得された部品パック70の識別情報を無効とする。
2-5-2.第二制御態様
制御装置40は、タンク保持装置10にタンク80が保持された時刻と、判定部42による適合判定の実行時刻とに基づいて、規制装置30の動作を制御してもよい。詳細には、先ず、制御装置40は、タンクセンサ15による検出結果に基づいて、タンク80が保持された時刻およびタンク80が保持されている状態が維持されているか否かを取得する。
次に、制御装置40は、タンク80が保持された時刻よりも適合情報D1に基づく適合判定の実行時刻(即ち、照合情報D2の更新時刻)が前の場合に、タンク80への部品91の補充を規制装置30により規制させる。このとき、制御装置40は、タンク保持装置10に現在保持されているタンク80に対応した適合判定が実行されるまで、規制装置30が規制状態を維持するように制御する。
つまり、制御装置40は、適合判定によってタンク80と部品パック70とが適合すると判定された後に、タンク80がタンク保持装置10から取り外された場合には、上記のような構成により再度の適合判定を経るまで部品91の補充を許容しない。一方で、制御装置40は、再度の適合判定の結果が「適合」であり、照合情報D2が更新された場合には、更新時刻がタンク80の保持時刻よりも後になるため、部品91の補充を許容する。これにより、適合判定の後にタンク80の入れ換えに起因する異種部品の混入を確実に防止できる。
2-5-3.第三制御態様
制御装置40は、パック保持装置20に部品パック70が保持された時刻と、判定部42による適合判定の実行時刻とに基づいて、規制装置30の動作を制御してもよい。詳細には、先ず、制御装置40は、パックセンサ26による検出結果に基づいて、部品パック70が保持された時刻および部品パック70が保持されている状態が維持されているか否かを取得する。
次に、制御装置40は、部品パック70が保持された時刻よりも適合情報D1に基づく適合判定の実行時刻(即ち、照合情報D2の更新時刻)が前の場合に、タンク80への部品91の補充を規制装置30により規制させる。このとき、制御装置40は、パック保持装置20に現在保持されている部品パック70に対応した適合判定が実行されるまで規制装置30が規制状態を維持するように制御する。
つまり、制御装置40は、適合判定によってタンク80と部品パック70とが適合すると判定された後に、部品パック70がパック保持装置20から取り外された場合には、上記のような構成により再度の適合判定を経るまで部品91の補充を許容しない。一方で、制御装置40は、再度の適合判定の結果が「適合」であり、照合情報D2が更新された場合には、更新時刻が部品パック70の保持時刻よりも後になるため、部品91の補充を許容する。これにより、適合判定の後に部品パック70の入れ換えに起因する異種部品の混入を確実に防止できる。
2-5-4.第四制御態様
制御装置40は、第二および第三制御態様のように、タンク80や部品パック70のセット時刻と照合情報D2の更新時刻とを比較する構成に換えて、または加えて、タンク80や部品パック70の保持状態の変化に基づいて、規制装置30の動作を制御してもよい。詳細には、制御装置40は、タンク80がタンク保持装置10から取り外された場合に、規制装置30が規制状態となるように制御してもよい。
また、制御装置40は、部品パック70がパック保持装置20から取り外された場合に、規制装置30が規制状態となるように制御してもよい。上記のような構成によると、適合判定の結果や規制装置30の状態によらず、タンク80および部品パック70の少なくとも一方が部品補充装置1に適正にセットされた状態ではなくなった時点で、規制装置30を規制状態とし、部品91の補充作業の実行を防止できる。
これにより、タンク80が非セット状態にもかかわらず、部品91が部品パック70から排出されることを防止できる。また、タンク80と部品パック70の適合判定の後に、部品パック70が入れ替わることに起因する異種部品の混入を防止できる。なお、上記の制御装置40による第一、第二、第三、および第四制御態様は、部品補充装置1の構成などに応じて適宜組み合わせることが可能である。
3.部品補充装置1による補充処理
部品補充装置1によるタンク80への部品91の補充処理について図10を参照して説明する。ここでは、部品補充装置1にタンク80および部品パック70のいずれもセットされていない状態とする。また、規制装置30は、部品パック70の有無にかかわらず、ストッパ31が規制位置P1に位置する規制状態にある。部品補充装置1の電源が投入されると、制御装置40は、タンク80がタンクセンサ15により検出されたか否かを判定する(S11)。制御装置40は、タンク80が検出されていない場合には(S11:No)、タンク80のセットを待機する。
制御装置40は、タンク80が検出されると(S11:Yes)、タンク保持装置10の所定位置にタンク80が位置決めされ、投入部82が上方に開口した状態となる。制御装置40は、第一リーダ51によるタンクコード85の読み取り処理を実行する(S12)。タンク80の識別情報が適正に取得されなかった場合に(S13:No)、制御装置40は、セットされたタンク80への部品91の補充が適当でないことを作業者に通知するなどのエラー処理を実行する(S31)。
一方で、タンク80の識別情報が適正に取得された場合に(S13:Yes)、制御装置は、部品パック70がパックセンサ26により検出されたか否かを判定する(S14)。制御装置40は、部品パック70が検出されていない場合には(S14:No)、部品パック70のセットを待機する。部品パック70が検出された場合に(S14:Yes)、制御装置40は、第二リーダ52を起動する(S15)。そして、制御装置40は、第二リーダ52によるパックコード74の読み取りがなされるまで待機する。
判定部42は、パックコード74が読み取りされた後に、適合判定を実行する(S16)。詳細には、判定部42は、タンクコード85により示されるタンク80の識別情報、パックコード74により示される部品パック70の識別情報、および適合情報D1に基づいて、部品パック70に収容された複数の部品91がタンク80への補充に適合するか否かを判定する。判定部42は、例えばタンク80に既に収容されている部品91の種類と、補充しようとしている部品91の種類とが相違する場合などに、適合判定の結果を「不適合」とする。
判定部42は、適合判定の結果が「不適合」である場合に(S16:No)、その旨を作業者に通知するなどのエラー処理を実行する(S31)。このとき、タンク80の投入部82は開口しているが、規制装置30の規制状態が維持される。上記の通知を受けた作業者は、例えばパック保持装置20の挿入部22から部品パック70を抜き取るなどして対応する。
判定部42による適合判定の結果が「適合」である場合に(S16:Yes)、制御装置40は、照合情報D2の更新処理を実行する(S21)。具体的には、制御装置40は、取得したタンク80の識別情報に部品パック70の識別情報を関連付けて、照合情報D2に記録する。これにより、照合情報D2は、部品補充装置1に現在セットされているタンク80に、セットされている部品パック70に収容されている所定種類の部品91が補充されたことを示す。
制御装置40は、規制装置30の動作を制御し、規制装置30を許容状態とする(S22)。このとき、制御装置40は、規制装置30の動作を制御する条件として、タンク80がセットされた時刻および部品パック70がセットされた時刻が、照合情報D2の更新時刻よりも前であることを追加してもよい。これにより、パックコード74の読み取り後のタンク80や部品パック70の入れ替えに起因する異種部品の混入を防止できる。
制御装置40は、例えば上記のように規制装置30を許容状態に移行させた場合に、パイロットランプの点灯を赤色から緑色に変更し、作業者に対してパック本体71のスライドが可能である旨を報知する。作業者は、パック本体71を手作業によりスライド経路Rsに沿って移動させる。これにより、カバー73の端部731を通過したキャビティ72が下方に開口する。結果として、キャビティ72にバルク状態で収容されていた部品91が排出される。
キャビティ72から排出された部品91は、漏斗部24によって集約されてタンク80の投入部82に案内される(図8を参照)。このように、キャビティ72に収容されていた複数の部品91は、投入部82からタンク80に補充される。上記のような構成により、キャビティ72からタンク80までの補充経路において部品91が漏出して紛失することが防止される。
なお、制御装置40は、上記のような補充作業が実行されている期間において、タンク80のセット状態、および部品パック70のセット状態が維持されているかを監視する(S23)。具体的には、制御装置40は、補充作業の実行中にタンク80が取り外されたり、部品パック70のカバー73が位置ずれを生じたりした場合に(S23:No)、規制装置30を規制状態に移行させる(S24)。これにより、制御装置40は、部品91に紛失や異種部品の混入を防止する。なお、制御装置40は、S24による規制状態から再度の許容状態への移行に、再度の適合判定の実行と、当該適合判定の結果が「適合」であることを条件としてもよい。
一方で、制御装置40は、タンク80および部品パック70が正常にセットされた状態が維持されている場合には(S23:No)、部品91の補充作業(作業者の手動によるパック本体71のスライド)を許容する状態にある。その後に、制御装置40は、例えば作業者がパック本体71のスライドを終えたことを、図示しない操作ボタンなどにより受け付けた場合に、部品91の補充処理を終了する。
制御装置40は、補充処理の終了に際して、規制装置30が規制状態となるように制御する。また、制御装置40は、照合情報D2をホストコンピュータに送出する。更新された照合情報D2は、タンク80が部品装着機に装備された場合に、当該タンク80に収容されている部品91の種類を示し、基板製品の生産に適合するか否かの判定に用いられる。
4.実施形態の変形態様
実施形態において、タンク保持装置10は、タンク80の挿抜方向における位置に応じて蓋部材84を動作させる構成とした。これに対して、タンク保持装置10は、例えば第一リーダ51によるタンクコード85の読み取りでタンク80の識別情報が適正に取得された場アイン、蓋部材84を動作させて投入部82を開口させてもよい。
実施形態において、パック保持装置20は、パック本体71の表面711が下側になる姿勢の部品パック70を、概ね水平に保持する構成とした。このとき、パック保持装置20は、部品パック70をスライド方向または幅方向に傾斜するように保持してもよい。これにより、キャビティ72にバルク状態で収容されている複数の部品91が偏った状態となり、漏斗部24との関係によっては、より効率的に部品91を排出することができる。また、上記のような構成により、補充作業における部品の紛失を防止できる。
実施形態において、規制装置30は、ストッパ31および駆動部32を有する構成とした。これに対して、規制装置30は、カバー73に対するパック本体71のスライドの規制可能であれば、種々の態様を採用し得る。具体的には、規制装置30は、パック本体71の裏面712やキャビティ72の外面に接触することにより、パック本体71のスライドを規制してもよい。
実施形態において、部品補充装置1は、部品の補充作業のうち少なくとも一部の工程(例えば蓋部材84の動作、カバー73の固定)を自動化し、その他の工程(適合判定、パック本体71のスライドなど)における作業者の作業を補助する構成とした。これに対して、部品補充装置1は、補助する工程のうち一部または全部をさらに自動化する構成としてもよい。
具体的には、部品パック70がパック本体71の所定位置まで挿入され、パックセンサ26がパック本体71を検出したときに、保持台座21に埋め込まれた第二リーダ52を用いてカバー73に付されたパックコード74を読み取ってもよい。これにより、部品パック70およびタンク80がそれぞれ部品補充装置1にセットされると、それぞれの識別情報が取得され、自動的に適合判定がなされる。
実施形態において、パック保持装置20は、一対のカバー規制部23を有する構成とした。カバー規制部23は、種々の態様を採用し得る。カバー規制部23は、例えば部品パック70のスライド方向において、保持台座21に対する位置を調整可能に固定されてもよい。これにより、カバー規制部23により移動を規制されるカバー73の位置が調整され、結果として漏斗部24の上端開口とカバー73の端部731との位置が調整される。
また、パック保持装置20は、上記のような固定式のカバー規制部23の他に、カバー73の規制状態と解除状態とを切り換え可能な可動式のカバー規制部を採用してもよい。このカバー規制部は、例えば保持台座21に埋め込まれ、スライド経路Rs側に向かって伸縮可能な係合部材を有する。カバー規制部は、挿入部22から部品パック70が挿入された際に、係合部材をカバー73に接触するように伸張させて、カバー73のスライド方向の移動を規制する規制状態とする。
また、カバー規制部は、例えば補充処理の終了時やエラー処理(S31)の実行時に、部品パック70を抜き取り可能とするために、係合部材をカバー73から離間するように縮小させて、カバー73のスライド方向の移動を許容する解除状態とする。このような構成によると、実施形態と同様の効果を奏する。また、規制状態におけるカバー73のスライド方向の位置を任意に設定することができる。さらに、補充処理の実行時において、カバー73の挿入部22側への移動を規制することができ、動作安定性の向上を図ることができる。
上記の他に、部品補充装置1は、部品パック70をパック保持装置20に挿入する工程、パック本体71をスライドする工程、補充後にカバー73やタンク80を取り出す工程などを実行可能な駆動装置を備える構成としてもよい。但し、部品補充装置1の小型化や製造コストの低減の観点からは、実施形態にて例示した態様が好適である。
1:部品補充装置、 10:タンク保持装置、 15:タンクセンサ、 20:パック保持装置、 22:挿入部、 24:漏斗部、 241:錐状内面、 26:パックセンサ、 30:規制装置、 31:ストッパ、 32:駆動部、 40:制御装置、 42:判定部、 51:第一リーダ、 52:第二リーダ、 70:部品パック、 71:パック本体、 711:表面、 713:前端、 72:キャビティ、 73:カバー、 74:パックコード、 80:タンク、 81:タンク本体、 82:投入部、 84:蓋部材、 85:タンクコード、 91:部品、 D1:適合情報、 P1:規制位置、 P2:退避位置、 Rs:スライド経路

Claims (15)

  1. 複数の部品を収容し且つ部品装着機に装備されて前記部品の供給に用いられるタンクに部品パックから前記部品を補充する作業に適用される部品補充装置であって、
    前記部品パックは、
    補充用の複数の前記部品を収容するキャビティを形成されたパック本体と、
    前記キャビティを閉塞するカバーであって、前記キャビティが開口する前記パック本体の表面に沿ってスライド可能な前記カバーと、を備え、
    前記部品補充装置は、
    前記タンクを保持するタンク保持装置と、
    前記パック本体の前記表面が下側となる姿勢の前記部品パックを、当該部品パックの裏面を露出させて作業者の手作業を受け付け可能に保持するパック保持装置と、
    前記パック保持装置に設けられ、前記カバーに対する前記パック本体の作業者の手動によるスライドを規制して前記部品パックに前記部品が収容された状態を維持することにより前記タンクへの前記部品の補充を規制する規制状態、および前記カバーに対する前記パック本体の作業者の手動によるスライドの規制を解除して前記部品パックから前記タンクへの前記部品の補充を許容する許容状態を切り換える規制装置と、
    前記部品パックに収容された複数の前記部品が前記タンクへの補充に適合するか否かを示す適合情報に基づいて、前記規制装置の前記規制状態と前記許容状態とを制御し、前記規制装置が前記カバーに対する前記パック本体のスライドを規制する前記規制状態と、前記規制装置が前記カバーに対する前記パック本体のスライドの規制を解除する前記許容状態とを切り換える制御装置と、
    を備える部品補充装置。
  2. 前記規制装置は、
    前記パック保持装置に保持された前記部品パックの前記パック本体に接触する規制位置と、前記パック本体に非接触となる退避位置との間で移動可能なストッパと、
    前記ストッパを前記規制位置に移動させることにより前記パック本体のスライドを規制して前記規制状態とし、また前記ストッパを前記退避位置に移動させることにより前記パック本体のスライドの規制を解除して前記許容状態とする駆動部と、
    を有する請求項1に記載の部品補充装置。
  3. 前記ストッパは、前記パック保持装置において前記パック本体のスライド方向前側に設けられ、前記規制位置において前記パック本体のスライド経路上に突出して前記パック本体の前端に接触する、請求項2に記載の部品補充装置。
  4. 前記パック保持装置は、前記規制装置が前記許容状態としている場合に、前記パック本体の手動によるスライドを許容する、請求項1-3の何れか一項に記載の部品補充装置。
  5. 前記パック保持装置は、前記パック本体の前記表面が下側となる姿勢の前記部品パックを挿入される挿入部を有する、請求項1-4の何れか一項に記載の部品補充装置。
  6. 前記タンクは、
    補充用の前記部品を投入される投入部を形成されたタンク本体と、
    前記タンク本体に設けられ、前記タンクが前記タンク保持装置に保持されたときに前記投入部を開口し、前記タンクが前記タンク保持装置から取り外されたときに前記投入部を閉塞する蓋部材と、
    を有する請求項1-5の何れか一項に記載の部品補充装置。
  7. 前記タンクは、上方に開口し、前記補充用の前記部品を投入される投入部を形成され、
    前記パック保持装置は、保持された前記タンクの前記投入部の上方に配置され、上端から下端に向かうほど断面の開口面積が小さくなる錐状内面を形成された漏斗部を有し、
    前記パック保持装置は、前記漏斗部の上端開口の周縁に前記カバーの端部を位置決めし、
    前記カバーに対して前記パック本体がスライドされると、前記カバーの端部よりスライド方向の前方で開口する前記キャビティから補充用の複数の前記部品が排出され、補充用の複数の前記部品が前記漏斗部を介して前記投入部から前記タンクに補充される、請求項1-6の何れか一項に記載の部品補充装置。
  8. 前記制御装置は、前記タンクの識別情報および前記部品パックの識別情報に基づいて、前記部品パックに収容された複数の前記部品が前記タンクへの補充に適合するか否かを判定する判定部を有する、請求項1-7の何れか一項に記載の部品補充装置。
  9. 前記タンクおよび前記部品パックには、それぞれの前記識別情報を示すコードがそれぞれ付され、
    前記部品補充装置は、
    前記タンク保持装置に保持された前記タンクの前記コードを読み取る第一リーダと、
    前記パック保持装置に保持された前記部品パックの前記コードを読み取る第二リーダと、をさらに備える請求項8に記載の部品補充装置。
  10. 前記制御装置は、前記第一リーダによる前記コードの読み取りで前記タンクの前記識別情報が適正に取得された場合に、前記第二リーダによる前記コードの読み取りを可能とし、または第二リーダによる前記コードの読み取りで取得された前記部品パックの前記識別情報を有効とする、請求項9に記載の部品補充装置。
  11. 前記制御装置は、前記タンク保持装置に前記タンクが保持された時刻よりも前記適合情報に基づく適合判定の実行時刻が前の場合に、現在保持されている前記タンクに対応した前記適合判定が実行されるまで前記規制装置により前記タンクへの前記部品の補充を規制させる、請求項1-10の何れか一項に記載の部品補充装置。
  12. 前記タンク保持装置は、前記タンクを保持しているか否かを検出するタンクセンサを有し、
    前記制御装置は、前記タンクセンサによる検出結果に基づいて、前記タンクが保持された時刻および前記タンクが保持されている状態が維持されているか否かを取得する、請求項1-11の何れか一項に記載の部品補充装置。
  13. 前記制御装置は、前記パック保持装置に前記部品パックが保持された時刻よりも前記適合情報に基づく適合判定の実行時刻が前の場合に、現在保持されている前記部品パックに対応した前記適合判定が実行されるまで前記規制装置により前記タンクへの前記部品の補充を規制させる、請求項1-12の何れか一項に記載の部品補充装置。
  14. 前記パック保持装置は、前記部品パックを保持しているか否かを検出するパックセンサを有し、
    前記制御装置は、前記パックセンサによる検出結果に基づいて、前記部品パックが保持された時刻および前記部品パックが保持されている状態が維持されているか否かを取得する、請求項1-13の何れか一項に記載の部品補充装置。
  15. 前記制御装置は、前記タンクが前記タンク保持装置から取り外された場合、または前記部品パックが前記パック保持装置から取り外された場合に、前記規制装置が前記規制状態となるように制御する、請求項1-14の何れか一項に記載の部品補充装置。
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