JP7442893B2 - 情報処理装置、情報処理システム、ユーザ端末、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents
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Description
まず、一実施形態に係る情報処理装置100の概要について説明する。
図1は、一実施形態に係る情報処理装置100について説明するための図である。
情報処理装置100は、例えば、サーバ、デスクトップ、ラップトップ、タブレット及びスマートフォン等のコンピュータであってもよい。
各宿泊施設又は各部屋には、対応付けられる2次元情報コード301が掲出されてもよい。
また、サイト(例えば、URL等のサイト情報)は、ユーザが宿泊施設等を予約する際にユーザ端末200に通知される。
ユーザ端末200は、例えば、宿泊施設の予約の段階等において、ユーザの生体に関する生体情報がユーザ端末200に入力されることに基づいて、生体情報にそれぞれ対応付けた第1鍵と第2鍵とを生成する。生体情報は、例えば、指紋情報、虹彩等の瞳情報及び静脈情報等を始めとする、ユーザの生体器官の身体的特徴等を用いた個人認証に関する情報であってもよい。第1鍵は、例えば、秘密鍵等であってもよい。第2鍵は、例えば、公開鍵等であってもよい。
情報処理装置100は、ユーザ端末200から第2鍵を受け付ける。
情報処理装置100は、ユーザ端末200で撮像された2次元情報コード301を、サイトを介して取得する。情報処理装置100は、予め対応付けられた2次元情報コード301と、サイトを介して取得した2次元情報コード301とを突合させることにより、ユーザ端末200を使用するユーザが物件300に居ることを特定する。
情報処理装置100は、署名と、予め取得した第2鍵とに基づいて、ユーザを特定する。すなわち、情報処理装置100は、ユーザ本人を特定する。
次に、一実施形態に係る情報処理装置100について詳細に説明する。
図2は、一実施形態に係る情報処理装置100について説明するためのブロック図である。
物件300は、宿泊施設等の種々の施設等であってもよい。また、物件300は、施設にある部屋等であってもよい。
2次元情報コード301の一例は、上述したようにQRコード等であってもよい。QRコード等の2次元情報コード301は、対応する物件300(例えば、宿泊施設のフロント又は部屋等)に表示される。ここでの「表示」には、2次元情報コード301が掲出される、2次元情報コード301が張り出される、2次元情報コード301が記載されるアクリルスタンド等の物品が置かれる等の、ユーザが宿泊施設を利用する際にユーザ端末200で2次元情報コード301を読み取ることが可能な形態で表示されることを意味してもよい。
また、サイトとして、例えば、予約サイト(又は、予約サイトのURL)には、ユーザが物件300にチェックインを行う際に利用するチェックインサイト(又は、チェックインサイトのURL)等が対応付けられてもよい。
また、サイトとして、例えば、予約サイト(又は、予約サイトのURL)又はチェックインサイト(又は、チェックインサイトのURL)には、ユーザの勤怠を管理する勤怠管理サイト(勤怠管理サイトのURL等)が対応付けられてもよい。
対応付け部111は、物件300毎に、2次元情報コード301とサイトとを1対1に対応付けてもよい。具体的な一例として、対応付け部111は、ワーケーションに適した物件300毎に、QRコードとURLとを対応付けてもよい。
対応付け部111は、例えば、物件300毎に、2次元情報コード301とサイトとを対応付けた結果である、対応情報を記憶部122に記憶してもよい。
ユーザは、例えば、ユーザ端末200を使用して、チェックインサイト又は勤怠管理サイト(サイト)を端末表示部224に表示させ、チェックインサイト又は勤怠管理サイトのプログラム及びカメラ部221を利用して、物件300毎に対応付けられる2次元情報コード301を撮像する。すなわち、ユーザ端末200は、例えば、サイトの画像(サイト画像)を端末表示部224に表示させ、表示されるサイト画像の一部(例えば、所定領域内等)に、カメラ部221で撮像した2次元情報コードを表示させてもよい。チェックインサイト又は勤怠管理サイトは、自サイトのプログラムの動作に基づいて、カメラ部221で撮像した2次元情報コード301を取得して、情報処理装置100に送信する。
なお、サイト、例えば、予約サイト、チェックインサイト及び勤怠管理サイト等のプログラムは、記憶部122に記憶されてもよく、情報処理装置100の外部にあるサーバ(図示せず)等に記憶されてもよい。そのサイトは、情報処理装置100と連携可能であってもよい。
記録部117は、第1特定部114でのユーザが物件300に居ることの特定と、第2特定部116でのユーザ本人の特定とに基づいて、業務開始及び業務終了とを含む勤怠を記録する。
この場合、記録部117は、時系列的に初回(第1回目)に、第1特定部114及び第2特定部116いずれでも特定(第1特定)が行われた場合、ユーザ本人が業務を開始したとして、業務開始の勤怠を記録してもよい。
また、記録部117は、時系列的に初回の次(第2回目)に、第1特定部114及び第2特定部116いずれでも特定(第2特定)が行われた場合、ユーザ本人が業務を中断した又は終了したとして、業務中断又は終了の勤怠を記録してもよい。
同様に、記録部117は、第2回目の次(第3回目)に、第1特定部114及び第2特定部116いずれでも特定(第1特定)が行われた場合、ユーザ本人が業務を再開した又は開始したとして、業務再開又は業務開始の勤怠を記録してもよい。
同様に、記録部117は、第3回目の次(第4回目)に、第1特定部114及び第2特定部116いずれでも特定(第2特定)が行われた場合、ユーザ本人が業務を中断した又は終了したとして、業務中断又は終了の勤怠を記録してもよい。
記録部117は、第5回目以降についても、上述した場合と同様に、勤怠を記録してもよい。
すなわち、記録部117は、第1特定部114及び第2特定部116での特定としての第1回目の第1特定に基づいて、業務開始を記録してもよい。また、記録部117は、第1特定部114及び第2特定部116での特定としての第1回目後の第2回目の第2特定に基づいて、業務終了を記録してもよい。
同様に、記録部117は、例えば、1日のうち、複数回の第2特定が有った場合、すなわち複数回の勤務終了が有った場合、最終回よりも前の第2特定(最終回よりも前の勤務終了)では休憩を行うための勤務中断として、勤怠を記録してもよい。
一例として、記憶部122は、ユーザの属性情報を記憶してもよい。属性情報は、ユーザと、そのユーザの氏名、年齢、住所及び職業等を始めとする種々の内容とを対応付けた情報であってもよい。この場合、記録部117(制御部110)は、例えば、属性情報を参照し、第2特定部116によって特定されたユーザ本人の属性情報を読み出してもよい。また、記録部117(制御部110)は、第1特定部114によって特定されたユーザが居る物件(例えば、宿泊施設等)の宿泊者名簿に、読み出した属性情報に記録されるユーザの種々の内容を記録してもよい。換言すると、記録部117(制御部110)は、ユーザの属性に関する情報(属性情報)(氏名、住所、職業、その他関連業法で取得が求められる情報)を情報処理装置100が取得した場合は、その属性情報に記録される内容をそのユーザが利用する施設の宿泊者名簿に記録してもよい。
記録部117(制御部110)は、勤怠管理用に取得した利用者の情報、すなわちユーザの属性情報を宿泊者名簿として使用可能であり、その宿泊者名簿を自動的に作成可能である。また、記録部117(制御部110)は、例えば、上述した勤怠の記録(例えば、日時(打刻日時)の記録等)と同様に、宿泊施設についての到着日時及び出発日時等を宿泊者名簿に記録してもよい。
すなわち、出力制御部118は、例えば、記録部117によって記録される勤怠に関する勤怠情報を情報処理装置100の外部(外部装置)に出力するよう通信部121を制御してもよい。ここで、外部装置は、例えば、ユーザ端末200及びサーバ(図示せず)等であってもよい。
また、出力制御部118は、例えば、記録部117によって記録される勤怠に関する勤怠情報を記憶するよう記憶部122を制御してもよい。
また、出力制御部118は、例えば、記録部117によって記録される勤怠を表示するよう表示部123を制御してもよい。
次に、一実施形態に係るユーザ端末200について詳細に説明する。
図3は、一実施形態に係るユーザ端末200について説明するためのブロック図である。
ユーザ端末200は、例えば、カメラ部221、端末通信部222、端末記憶部223、端末表示部224及び端末制御部210等を備える。端末制御部210は、例えば、入力受付部211及び生成部212等を備える。端末制御部210は、例えば、ユーザ端末200の演算処理装置等によって構成されてもよい。端末制御部210(例えば、演算処理装置等)は、例えば、端末記憶部223等に記憶される各種プログラム等を適宜読み出して実行することにより、各部(例えば、入力受付部211及び生成部212等)の機能を実現してもよい。
カメラ部221は、例えば、端末制御部210等の制御に基づいて、2次元情報コード301を撮像してもよい。この場合、カメラ部221は、例えば、上述したサイトを利用して、物件300に掲出される2次元情報コード301を撮像してもよい。サイトは、上述したように例えば、ユーザが宿泊する物件300を予約する際に、物件300に応じて2次元情報コード301と対応付けた通信ネットワーク上にあるサイトであってもよい。ユーザ端末200は、例えば、そのサイトにアクセスし、そのサイト及びカメラ部221を利用して、物件300に掲出される2次元情報コード301を取得してもよい。
また、カメラ部221は、例えば、端末制御部210等の制御に基づいて、ユーザの生体を撮像してもよい。
この場合、生成部212は、入力受付部211によって受け付けた生体情報を対応付けた第1鍵及び第2鍵を生成し、第2鍵とユーザ本人を特定する署名とを情報処理装置100に送信する。すなわち、生成部212は、ユーザの生体情報に基づいて、第1鍵及び第2鍵をそれぞれ生成する。第1鍵及び第2鍵それぞれには、例えば、ユーザの生体情報等が対応付けられる。第1鍵は、上述したように例えば、秘密鍵等であり、情報処理装置100及び他人等には公開されない鍵等であってもよい。第2鍵は、上述したように例えば、公開鍵等であり、署名を検証するための情報処理装置100等に保管可能な鍵等であってもよい。
端末制御部210は、例えば、生成部212によって生成した第2鍵(例えば、公開鍵等)及び署名(例えば、署名付きチャレンジ)を情報処理装置100に送信するよう端末通信部222を制御してもよい。また、端末制御部210は、例えば、生成部212と協働して、第2鍵及び署名(例えば、署名付きチャレンジ)を情報処理装置100に送信してもよい。
この場合、生成部212は、入力受付部211によって生体情報の入力を新たに受け付けた場合、生体情報に基づいて第1鍵(例えば、秘密鍵等)で署名を行い、その署名(署名付きチャレンジ)を情報処理装置100に送信する。
端末制御部210は、例えば、署名(例えば、署名付きチャレンジ)を情報処理装置100に送信するよう端末通信部222を制御してもよい。換言すると、生成部212は、例えば、端末制御部210と協働して生体情報を対応付けた第1鍵に基づく署名(例えば、署名付きチャレンジ)を情報処理装置100に送信してもよい。
次に、ユーザが物件300に居ることを特定する処理の流れの一例について説明する。
図4は、ユーザが物件300に居ることを特定する処理の流れの一例について説明するための図である。
情報処理装置100は、予約情報が入力されるのに応じて、時限付きのURLを自動発行して、ユーザ端末200に送信する(ステップST104)。時限付きのURLは、例えば、チェックインURL等であり、チェックイン等の際に利用される。チェックインURLは、例えば、チェックインサイトに誘導するためのものであってもよい。また、時限付のURLは、例えば、ユーザが宿泊施設で勤務を行う際の勤怠管理に利用される勤怠管理URL等であってもよい。勤怠管理URLは、例えば、勤怠管理サイトに誘導するためのものであってもよい。時限付きURLは、例えば、宿泊終了予定日までサイトにアクセス可能なそのサイトのURL等であってもよい。
次に、生体情報に基づいた鍵を情報処理装置100に登録する際の処理の流れの一例について説明する。
図5は、生体情報に基づいた鍵を情報処理装置100に登録する際の処理の流れの一例について説明するための図である。
この場合、ユーザは、例えば、予約サイト等を利用して、その予約サイトに対応する物件300(例えば、宿泊施設等)を予約する際に、又は、宿泊施設にチェックインを行う前に、ユーザ端末200を使用して、自身の生体情報を読み取る。一例として、ユーザは、ユーザ端末200を使用して、上述した予約情報の登録を行う際に、生体認証によるチェックインデバイスの登録を行ってもよい。ユーザは、現地の物件300でチェックイン等を行う際にも、同一のユーザ端末200を利用して生体認証を行うことで、予約者本人(ユーザ本人)であることを担保することができる。
次に、生体情報に基づいた鍵の検証(本人特定)を行う際の処理の流れの一例について説明する。
図6は、生体情報に基づいた鍵の検証(本人特定)を行う際の処理の流れの一例について説明するための図である。
なお、ユーザ端末200は、ユーザの勤怠を記録する際にも、勤怠管理URLを介して勤怠管理サイト(情報処理装置100)にアクセスしてもよく、他の方法により情報処理装置100にアクセスしてもよい。
次に、勤怠管理の処理の流れの一例について説明する。
図7は、勤怠管理の処理の流れの一例について説明するための図である。
また、情報処理装置100(例えば、記録部117等)は、例えば、所定期間を設定し、所定期間内に物件特定及び本人特定の両方が行われる場合に、上述した一例の打刻時刻を勤怠に記録してもよい。所定期間は、5分間、8分間、10分間及び15分間等を始めとする種々の時間であってもよい。
なお、情報処理装置100(例えば、記録部117等)は、1日のうち2回以上の勤務開始の打刻があった場合、2回目以降は勤務開始の打刻を勤務再開の打刻としてもよい。また、情報処理装置100は、勤務再開の打刻をする場合、それよりも前の勤務終了の打刻については、勤務中断の打刻としてもよい。
次に、一実施形態に係る情報処理方法について説明する。
図8は、一実施形態に係る情報処理方法について説明するためのフローチャートである。
情報処理プログラムは、上述した各機能をコンピュータに実現させることができる。情報処理プログラムは、例えば、メモリ、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ又は光ディスク等の、コンピュータで読み取り可能な非一時的な記録媒体等に記録されていてもよい。記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読媒体と言い換えてもよい。
また、上述したように、情報処理装置100の各部は、コンピュータの演算処理装置等で実現されてもよい。その演算処理装置等は、例えば、集積回路等によって構成される。このため、情報処理装置100の各部は、演算処理装置等を構成する回路として実現されてもよい。すなわち、情報処理装置100の対応付け部111、受付部112、第1取得部113、第1特定部114、第2取得部115、第2特定部116、記録部117及び出力制御部118(制御部110)は、コンピュータの演算処理装置等を構成する対応付け回路、受付回路、第1取得回路、第1特定回路、第2取得回路、第2特定回路、記録回路及び出力制御回路(制御回路)として実現されてもよい。
また、情報処理装置100の通信部121、記憶部122及び表示部123(出力部)は、例えば、演算処理装置等の機能を含む通信機能、記憶機能及び表示機能(出力機能)として実現されもよい。また、情報処理装置100の通信部121、記憶部122及び表示部123(出力部)は、例えば、集積回路等によって構成されることにより通信回路、記憶回路及び表示回路(出力回路)として実現されてもよい。また、情報処理装置100の通信部121、記憶部122及び表示部123(出力部)は、例えば、複数のデバイスによって構成されることにより通信装置、記憶装置及び表示装置(出力装置)として構成されてもよい。
ユーザ端末200の情報処理プログラムは、上述した各機能をコンピュータに実現させることができる。ユーザ端末200の情報処理プログラムは、例えば、メモリ、ソリッドステートドライブ又は光ディスク等の、コンピュータで読み取り可能な非一時的な記録媒体等に記録されていてもよい。記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読媒体と言い換えてもよい。
また、上述したように、ユーザ端末200の各部は、コンピュータの演算処理装置等で実現されてもよい。その演算処理装置等は、例えば、集積回路等によって構成される。このため、ユーザ端末200の各部は、演算処理装置等を構成する回路として実現されてもよい。すなわち、ユーザ端末200の入力受付部211及び生成部212(端末制御部210)は、コンピュータの演算処理装置等を構成する入力受付回路及び生成回路(端末制御回路)として実現されてもよい。
また、ユーザ端末200のカメラ部221、端末通信部222、端末記憶部223及び端末表示部224(入出力部)は、例えば、演算処理装置等の機能を含むカメラ機能、端末通信機能、端末記憶機能及び端末表示機能(入出力機能)として実現されもよい。また、ユーザ端末200のカメラ部221、端末通信部222、端末記憶部223及び端末表示部224(入出力部)は、例えば、集積回路等によって構成されることによりカメラ回路、端末通信回路、端末記憶回路及び端末表示回路(入出力回路)として実現されてもよい。また、ユーザ端末200のカメラ部221、端末通信部222、端末記憶部223及び端末表示部224(入出力部)は、例えば、複数のデバイスによって構成されることによりカメラ装置、端末通信装置、端末記憶装置及び端末表示装置(入出力装置)として構成されてもよい。
本開示では、「情報」の文言を使用しているが、「情報」の文言は「データ」と言い換えることができ、「データ」の文言は「情報」と言い換えることができる。
次に、本実施形態の一態様及び各態様が奏する効果について説明する。なお、以下に記載する各態様は出願時の一例であり、本実施形態は以下に記載する態様に限定されることはない。すなわち、本実施形態は以下に記載する各態様に限定されることはなく、上述した各部を適宜組み合わせて実現されてもよい。また、下位の態様は、それよりも上位の態様のいずれでも引用できる場合がある。
また、以下に記載する効果は一例であり、各態様が奏する効果は以下に記載するものに限定されることはない。また、各態様は、例えば、以下に記載する少なくとも1つの効果を奏してもよい。
一態様の情報処理装置は、物件に応じて、2次元情報コードと通信ネットワーク上にあるサイトとを対応付ける対応付け部と、ユーザ端末を使用するユーザの生体に関する生体情報がユーザ端末に入力されることに基づいて、生体情報にそれぞれ対応付けた第1鍵と第2鍵とがユーザ端末で生成された場合、ユーザ端末から第2鍵とユーザ本人を特定する署名とを受け付ける受付部と、ユーザ端末からサイトにアクセスし、ユーザ端末のカメラ部で読み取った、物件に掲出される2次元情報コードを、サイトを介して取得する第1取得部と、対応付け部によって対応付けた2次元情報コードと、第1取得部によって取得した2次元情報コードとを突合させることにより、ユーザ端末を使用するユーザが物件に居ることを特定する第1特定部と、ユーザ端末においてユーザの生体情報が入力されることにより生体情報を第1鍵に対応付けた場合、生体情報を対応付けた第1鍵に基づく署名をユーザ端末から取得する第2取得部と、第2取得部によって取得した署名と、受付部によって受け付けた第2鍵とに基づいて、ユーザを特定する第2特定部と、第1特定部でのユーザが物件に居ることの特定と、第2特定部でのユーザ本人の特定とに基づいて、業務開始及び業務終了とを含む勤怠を記録する記録部と、を備える。
これにより、情報処理装置は、会社とは異なる場所、すなわち一例としてワーケーションを行う際の宿泊施設等でユーザが働く場合でも、ユーザが働く場所を特定し、またユーザ本人を特定して、勤怠を記録することができる。すなわち、情報処理装置は、ユーザがワーケーション等において宿泊施設等で勤務する際の勤怠管理を行うことができる。
情報処理装置は、ワーケーション等の、普段のオフィス及び自宅とは異なる就業場所において、ユーザ(従業員)の勤怠管理を行うことができる。情報処理装置は、場所の特定とユーザ本人の特定を用いて、ユーザ(従業員)の適切な労働時間の把握を行うことができ、適切な年次有給休暇等の運用、及び、労働災害保険給付の適用等に活用することができる。すなわち、情報処理装置は、生体認証等の個人認証を行うことで、ユーザ(従業員)が現地に居ること、ユーザ(従業員)の労働時間の管理、及び、事故発生時の労災対象判別を適切に行うことができる。
情報処理装置は、2次元情報コードを対応する物件に表示することで、一例として、宿泊施設のフロント等の省人化又は無人化を行うことができ、チェックイン等に際する応対にかかる受付の混雑緩和を図ることができる。
一態様の情報処理装置では、記録部は、第1特定部及び第2特定部での特定としての第1回目の第1特定に基づいて、業務開始を記録し、第1特定部及び第2特定部での特定としての第1回目後の第2回目の第2特定に基づいて、業務終了を記録することとしてもよい。
これにより、情報処理装置は、時系列的な特定に基づいて、業務開始及び業務再開、並びに、業務中断及び業務終了等の勤怠を記録することができる。
一態様の情報処理装置では、対応付け部は、物件として、ユーザが勤務する勤務施設とは異なる、観光地及びリゾート地を含む地域にある宿泊施設に応じて、2次元情報コードとサイトとを対応付けることとしてもよい。
これにより、情報処理装置は、ワーケーション等を行うことが可能な宿泊施設において、勤怠を記録することができる。
一態様の情報処理装置では、記録部は、第1特定部でのユーザが物件に居ることの特定と、第2特定部でのユーザ本人の特定とに基づいて、物件における宿泊者名簿を記録することとしてもよい。
これにより、情報処理装置は、物件(例えば、宿泊施設等)で使用する宿泊者名簿にユーザの属性等を自動的に記録することができる。
一態様の情報処理装置では、記録部は、受付部によって受け付けた第2鍵に基づいて、物件の宿泊予約を行うこととしてもよい。
これにより、情報処理装置は、第2鍵は生体情報(生体認証)に基づくものなので、生体情報(生体認証)に基づいてユーザ本人を特定し、そのユーザの宿泊を予約することができる。
一態様の情報処理装置では、記録部は、第2特定部でのユーザ本人の特定に基づいて、物件の宿泊、物件で提供されるサービス、及び、物件で販売される商品のうち少なくとも1つについての決済を行うこととしてもよい。
これにより、情報処理装置は、ユーザ本人の特定は生体情報(生体認証)に基づくものなので、生体情報(生体認証)に基づいてユーザ本人を特定し、そのユーザが使用する種々の決済方法により決済を行うことができる。
一態様の情報処理システムは、情報処理装置と、情報処理装置と通信が可能なユーザ端末と、を備え、情報処理装置は、物件に応じて、2次元情報コードと通信ネットワーク上にあるサイトとを対応付ける対応付け部と、ユーザ端末を使用するユーザの生体に関する生体情報がユーザ端末に入力されることに基づいて、生体情報に対応付けた第1鍵と第2鍵とがユーザ端末で生成された場合、ユーザ端末から第2鍵とユーザ本人を特定する署名とを受け付ける受付部と、ユーザ端末からサイトにアクセスし、ユーザ端末のカメラ部で読み取った、物件に掲出される2次元情報コードを、サイトを介して取得する第1取得部と、対応付け部によって対応付けた2次元情報コードと、第1取得部によって取得した2次元情報コードとを突合させることにより、ユーザ端末を使用するユーザが物件に居ることを特定する第1特定部と、ユーザ端末においてユーザの生体情報が入力されることにより生体情報を第1鍵に対応付けた場合、生体情報を対応付けた第1鍵に基づく署名をユーザ端末から取得する第2取得部と、第2取得部によって取得した署名と、受付部によって受け付けた第2鍵とに基づいて、ユーザを特定する第2特定部と、第1特定部でのユーザが物件に居ることの特定と、第2特定部でのユーザ本人の特定とに基づいて、業務開始及び業務終了とを含む勤怠を記録する記録部と、を備える。
これにより、情報処理システムは、上述した一態様の情報処理装置と同様の効果を奏することができる。
一態様のユーザ端末は、ユーザの生体に関する生体情報の入力を受け付ける入力受付部と、入力受付部によって受け付けた生体情報を対応付けた第1鍵及び第2鍵を生成し、第2鍵とユーザ本人を特定する署名とを情報処理装置に送信する生成部と、ユーザが宿泊する物件を予約する際に、物件に応じて2次元情報コードと対応付けた通信ネットワーク上にあるサイトにアクセスし、サイトを利用して、物件に掲出される2次元情報コードを撮像するカメラ部と、を備え、生成部は、入力受付部によって生体情報の入力を新たに受け付けた場合、生体情報を対応付けた第1鍵に基づく署名を情報処理装置に送信する。
これにより、ユーザ端末は、生体情報を利用したユーザ本人を特定する際に必要な複数の鍵を生成することができる。また、ユーザ端末は、ユーザが物件に居ることを特定する際に必要な2次元情報コードを撮像することができる。
一態様の情報処理方法では、コンピュータが、物件に応じて、2次元情報コードと通信ネットワーク上にあるサイトとを対応付ける対応付けステップと、ユーザ端末を使用するユーザの生体に関する生体情報がユーザ端末に入力されることに基づいて、生体情報にそれぞれ対応付けた第1鍵と第2鍵とがユーザ端末で生成された場合、ユーザ端末から第2鍵とユーザ本人を特定する署名とを受け付ける受付ステップと、ユーザ端末からサイトにアクセスし、ユーザ端末のカメラ部で読み取った、物件に掲出される2次元情報コードを、サイトを介して取得する第1取得ステップと、対応付けステップによって対応付けた2次元情報コードと、第1取得ステップによって取得した2次元情報コードとを突合させることにより、ユーザ端末を使用するユーザが物件に居ることを特定する第1特定ステップと、ユーザ端末においてユーザの生体情報が入力されることにより生体情報を第1鍵に対応付けた場合、生体情報を対応付けた第1鍵に基づく署名をユーザ端末から取得する第2取得ステップと、第2取得ステップによって取得した署名と、受付ステップによって受け付けた第2鍵とに基づいて、ユーザを特定する第2特定ステップと、第1特定ステップでのユーザが物件に居ることの特定と、第2特定ステップでのユーザ本人の特定とに基づいて、業務開始及び業務終了とを含む勤怠を記録する記録ステップと、を実行する。
これにより、情報処理方法は、上述した一態様の情報処理装置及びユーザ端末と同様の効果を奏することができる。
一態様の情報処理プログラムは、コンピュータに、物件に応じて、2次元情報コードと通信ネットワーク上にあるサイトとを対応付ける対応付け機能と、ユーザ端末を使用するユーザの生体に関する生体情報がユーザ端末に入力されることに基づいて、生体情報にそれぞれ対応付けた第1鍵と第2鍵とがユーザ端末で生成された場合、ユーザ端末から第2鍵とユーザ本人を特定する署名とを受け付ける受付機能と、ユーザ端末からサイトにアクセスし、ユーザ端末のカメラ部で読み取った、物件に掲出される2次元情報コードを、サイトを介して取得する第1取得機能と、対応付け機能によって対応付けた2次元情報コードと、第1取得機能によって取得した2次元情報コードとを突合させることにより、ユーザ端末を使用するユーザが物件に居ることを特定する第1特定機能と、ユーザ端末においてユーザの生体情報が入力されることにより生体情報を第1鍵に対応付けた場合、生体情報を対応付けた第1鍵に基づく署名をユーザ端末から取得する第2取得機能と、第2取得機能によって取得した署名と、受付機能によって受け付けた第2鍵とに基づいて、ユーザを特定する第2特定機能と、第1特定機能でのユーザが物件に居ることの特定と、第2特定機能でのユーザ本人の特定とに基づいて、業務開始及び業務終了とを含む勤怠を記録する記録機能と、を実現させる。
これにより、情報処理プログラムは、上述した一態様の情報処理装置及びユーザ端末と同様の効果を奏することができる。
Claims (9)
- 物件に応じて、2次元情報コードと通信ネットワーク上にあるサイトとを対応付ける対応付け部と、
ユーザ端末を使用するユーザの生体に関する生体情報が前記ユーザ端末に入力されることに基づいて、生体情報にそれぞれ対応付けた秘密鍵と公開鍵とが前記ユーザ端末で生成された場合、前記ユーザ端末から公開鍵とユーザ本人を特定する署名とを受け付ける受付部と、
前記ユーザ端末から前記サイトにアクセスし、前記ユーザ端末のカメラ部で読み取った、前記物件に掲出される2次元情報コードを、前記サイトを介して取得する第1取得部と、
前記対応付け部によって対応付けた2次元情報コードと、前記第1取得部によって取得した2次元情報コードとを突合させることにより、前記ユーザ端末を使用するユーザが前記物件に居ることを特定する第1特定部と、
前記ユーザ端末においてユーザの生体情報が入力されることにより生体情報を秘密鍵に対応付けた場合、生体情報を対応付けた秘密鍵に基づく署名を前記ユーザ端末から取得する第2取得部と、
前記第2取得部によって取得した署名と、前記受付部によって受け付けた公開鍵とに基づいて、ユーザを特定する第2特定部と、
前記第1特定部でのユーザが物件に居ることの特定と、前記第2特定部でのユーザ本人の特定とに基づいて、業務開始及び業務終了とを含む勤怠を記録する記録部と、
を備える情報処理装置。 - 前記記録部は、
前記第1特定部及び前記第2特定部での特定としての第1回目の第1特定に基づいて、業務開始を記録し、
前記第1特定部及び前記第2特定部での特定としての第1回目後の第2回目の第2特定に基づいて、業務終了を記録する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記対応付け部は、前記物件として、ユーザが勤務する勤務施設とは異なる、観光地及びリゾート地を含む地域にある宿泊施設に応じて、2次元情報コードとサイトとを対応付ける
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記記録部は、前記第1特定部でのユーザが物件に居ることの特定と、前記第2特定部でのユーザ本人の特定とに基づいて、前記物件における宿泊者名簿を記録する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記記録部は、前記受付部によって受け付けた公開鍵に基づいて、前記物件の宿泊予約を行う
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記記録部は、前記第2特定部でのユーザ本人の特定に基づいて、前記物件の宿泊、前記物件で提供されるサービス、及び、前記物件で販売される商品のうち少なくとも1つについての決済を行う
請求項1に記載の情報処理装置。 - 情報処理装置と、前記情報処理装置と通信が可能なユーザ端末と、を備え、
前記情報処理装置は、
物件に応じて、2次元情報コードと通信ネットワーク上にあるサイトとを対応付ける対応付け部と、
前記ユーザ端末を使用するユーザの生体に関する生体情報が前記ユーザ端末に入力されることに基づいて、生体情報に対応付けた秘密鍵と公開鍵とが前記ユーザ端末で生成された場合、前記ユーザ端末から公開鍵とユーザ本人を特定する署名とを受け付ける受付部と、
前記ユーザ端末から前記サイトにアクセスし、前記ユーザ端末のカメラ部で読み取った、前記物件に掲出される2次元情報コードを、前記サイトを介して取得する第1取得部と、
前記対応付け部によって対応付けた2次元情報コードと、前記第1取得部によって取得した2次元情報コードとを突合させることにより、前記ユーザ端末を使用するユーザが前記物件に居ることを特定する第1特定部と、
前記ユーザ端末においてユーザの生体情報が入力されることにより生体情報を秘密鍵に対応付けた場合、生体情報を対応付けた秘密鍵に基づく署名を前記ユーザ端末から取得する第2取得部と、
前記第2取得部によって取得した署名と、前記受付部によって受け付けた公開鍵とに基づいて、ユーザを特定する第2特定部と、
前記第1特定部でのユーザが物件に居ることの特定と、前記第2特定部でのユーザ本人の特定とに基づいて、業務開始及び業務終了とを含む勤怠を記録する記録部と、
を備える情報処理システム。 - コンピュータが、
物件に応じて、2次元情報コードと通信ネットワーク上にあるサイトとを対応付ける対応付けステップと、
ユーザ端末を使用するユーザの生体に関する生体情報が前記ユーザ端末に入力されることに基づいて、生体情報にそれぞれ対応付けた秘密鍵と公開鍵とが前記ユーザ端末で生成された場合、前記ユーザ端末から公開鍵とユーザ本人を特定する署名とを受け付ける受付ステップと、
前記ユーザ端末から前記サイトにアクセスし、前記ユーザ端末のカメラ部で読み取った、前記物件に掲出される2次元情報コードを、前記サイトを介して取得する第1取得ステップと、
前記対応付けステップによって対応付けた2次元情報コードと、前記第1取得ステップによって取得した2次元情報コードとを突合させることにより、前記ユーザ端末を使用するユーザが前記物件に居ることを特定する第1特定ステップと、
前記ユーザ端末においてユーザの生体情報が入力されることにより生体情報を秘密鍵に対応付けた場合、生体情報を対応付けた秘密鍵に基づく署名を前記ユーザ端末から取得する第2取得ステップと、
前記第2取得ステップによって取得した署名と、前記受付ステップによって受け付けた公開鍵とに基づいて、ユーザを特定する第2特定ステップと、
前記第1特定ステップでのユーザが物件に居ることの特定と、前記第2特定ステップでのユーザ本人の特定とに基づいて、業務開始及び業務終了とを含む勤怠を記録する記録ステップと、
を実行する情報処理方法。 - コンピュータに、
物件に応じて、2次元情報コードと通信ネットワーク上にあるサイトとを対応付ける対応付け機能と、
ユーザ端末を使用するユーザの生体に関する生体情報が前記ユーザ端末に入力されることに基づいて、生体情報にそれぞれ対応付けた秘密鍵と公開鍵とが前記ユーザ端末で生成された場合、前記ユーザ端末から公開鍵とユーザ本人を特定する署名とを受け付ける受付機能と、
前記ユーザ端末から前記サイトにアクセスし、前記ユーザ端末のカメラ部で読み取った、前記物件に掲出される2次元情報コードを、前記サイトを介して取得する第1取得機能と、
前記対応付け機能によって対応付けた2次元情報コードと、前記第1取得機能によって取得した2次元情報コードとを突合させることにより、前記ユーザ端末を使用するユーザが前記物件に居ることを特定する第1特定機能と、
前記ユーザ端末においてユーザの生体情報が入力されることにより生体情報を秘密鍵に対応付けた場合、生体情報を対応付けた秘密鍵に基づく署名を前記ユーザ端末から取得する第2取得機能と、
前記第2取得機能によって取得した署名と、前記受付機能によって受け付けた公開鍵とに基づいて、ユーザを特定する第2特定機能と、
前記第1特定機能でのユーザが物件に居ることの特定と、前記第2特定機能でのユーザ本人の特定とに基づいて、業務開始及び業務終了とを含む勤怠を記録する記録機能と、
を実現させる情報処理プログラム。
Priority Applications (1)
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-
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-
2024
- 2024-02-14 JP JP2024020677A patent/JP2024054339A/ja active Pending
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Non-Patent Citations (1)
Title |
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チェックインSaaS『TOMARO+』とスマートロック『RemoteLOCK』の連携で非日常体験型の旅行・宿泊をシームレスに,[online],2022年07月07日,[2023年8月30日検索], インターネット<URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000095866.html> |
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