JP7439743B2 - フォークリフトのフォーク - Google Patents
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Description
この場合、押圧部材用付勢部材の付勢力が押圧部材の下端部を載置部の下面から確実に突出させることができる。したがって、フォークの載置部が接地したときに押圧部材はカム面を押圧し、ストッパ部材を確実に反転させることができる。
この場合、回転規制機構は、段壁部により軸部材の回転を規制し、押圧部材がカム面を押圧して軸部材に規制部材用付勢部材の付勢力に対抗する回転力が生じた時には、軸部材の回転を許容し、軸部材の下降時に軸部材の回転を規制する。したがって、パレットとストッパ部材との相対移動によるストッパ部材の下降時には、ストッパ部材の回転を防止でき、フォークの接地によりストッパ部材を確実に反転させることができる。
この場合、載置部に備えられた支持部材は、押圧部材をカム部材に対して進退可能に保持するので、載置部に押圧部材を保持させる必要がなく、押圧部材を容易に保持させることができる。
この場合、ストッパ部材の平面視形状は、矩形であることから、パレットとストッパ部材との相対移動のとき、パレットがストッパ部材を押圧してもストッパ部材が押圧によって回転することは殆どない。
(1)フォーク30が樹脂パレット90の差込口92に差し込まれるとき、載置部31に対して相対移動する樹脂パレット90の突部96がテーパ面59と当接して案内され、ストッパ部材51は第1圧縮コイルばね54の付勢力に対抗して下降する。突部96がテーパ面59を通過すると、ストッパ部材51は第1圧縮コイルばね54の付勢力によって上昇し、ストッパ面60が樹脂パレット90の抜け出しを防止する。フォーク30を樹脂パレット90から抜き出す場合には、まず、フォーク30を接地させる。押圧部材64によりカム面66を押圧してカム部材62を回転させる。軸部材52がカム部材62と一体となって回転するため、載置部31の長手方向におけるストッパ部材51のストッパ面60およびテーパ面59の向きが反転される。そして、フォーク30を上昇させてから樹脂パレット90からフォーク30を引き抜くと、樹脂パレット90の突部96がテーパ面59に案内され、ストッパ部材51は第1圧縮コイルばね54の付勢力に対抗して下降し、樹脂パレット90を円滑に抜き出すことができる。また、ストッパ面60で樹脂パレット90の抜け出しを防止するため、樹脂パレット90が損傷することがない。さらに、フォークリフト10のオペレータはパレットに対するフォーク30の差し込みおよび抜き出しの特別な熟練技術を必要としない。
○ 上記の実施形態では、ストッパ部材の平面視形状は矩形であるとしたがこの限りではない。ストッパ部材の平面形状は、例えば、円形であってもよい。この場合、ストッパ本体とストッパベースを一体化することができる。
○ 上記の実施形態では、パレットとしての樹脂パレットを例示して説明したが、パレットは樹脂パレットに限定されない。パレットは少なくも上壁に突部を有するパレットであれば、特に、種類やサイズは自由である。
○ 上記の実施形態では、フォークの載置部の長手方向の中心付近にストッパ部材を設けるようにしたが、これに限らない。ストッパ部材の位置は、パレットの突起の位置に応じて適宜設定してもよい。
○ 上記の実施形態では、軸孔の孔壁が備える周壁部の軸心が軸部材の軸部材と偏心しているとしたが、これに限らない。周壁部の軸心は軸部材と一致してもよい。
○ 上記の実施形態では、規制部材として球体を例示したが、規制部材は球体に限定されない。規制部材が軸部材の外周面に対して出没可能であって周壁部に案内可能であれば、規制部材の形状や構造は自由である。
○ 上記の実施形態では、押圧部材を下方へ向けて付勢する押圧用付勢部材を備えるようにしたが、これに限定されない。例えば、押圧部材が自重によって下端が載置部の下面によって突出するようにしてもよい。
30 フォーク
31 載置部
32 立ち上がり部
33 上面
34 下面
51 ストッパ部材
52 軸部材
53 軸孔
54 第1圧縮コイルばね(ストッパ部材用付勢部材)
55 反転機構
58 上側凹部
59 テーパ面
60 ストッパ面
62 カム部材
63 支持部材
64 押圧部材
65 第2圧縮コイルばね(押圧部材用付勢部材)
66 カム面
68 球体(規制部材)
69 第3圧縮コイルばね(規制部材用付勢部材)
76 下側凹部
81 回転規制機構
82 周壁部
83 段壁部
90 樹脂パレット
92 差込口
96 突部
P 軸心(軸部材)
Q 軸心(一方の周壁部)
R 軸心(他方の周壁部)
Claims (5)
- パレットに載置された荷を載置可能とする載置部を備えたフォークリフトのフォークにおいて、
前記載置部の上面に対して出没可能であり、前記載置部に載置されたパレットを係止可能とするストッパ部材と、
前記ストッパ部材を支持する軸部材と、
前記ストッパ部材を上方へ付勢するストッパ部材用付勢部材と、
前記載置部の長手方向における前記ストッパ部材の向きを反転させる反転機構と、を備え、
前記ストッパ部材は、
高低差を有するテーパ面と、
パレットと係止されるストッパ面と、を備え、
前記反転機構は、
前記軸部材の下端部に設けられ、下方に面するカム面を有するカム部材と、
前記カム部材に対して進退可能であって前記カム面を押圧可能な押圧部材と、を備え、
前記押圧部材が前記カム面を押圧することにより、前記軸部材が回転し、前記ストッパ部材の前記ストッパ面および前記テーパ面の向きが反転されることを特徴とするフォークリフトのフォーク。 - 前記押圧部材の下端部を前記載置部の下面から突出させるように前記押圧部材を下方へ付勢する押圧部材用付勢部材が備えられ、
前記載置部が接地されることにより、前記押圧部材は前記押圧部材用付勢部材の付勢力に対抗してカム面を押圧することを特徴とする請求項1記載のフォークリフトのフォーク。 - 前記載置部に設けられ、前記軸部材を挿通可能な軸孔と、
前記軸部材の回転を規制する回転規制機構と、が備えられ、
前記回転規制機構は、
前記軸部材の外周面から出没可能な規制部材と、
前記規制部材を突出方向に付勢する規制部材用付勢部材と、を備え、
前記軸孔を形成する孔壁は、
前記押圧部材が前記カム面を押圧することにより、前記軸部材に前記規制部材用付勢部材の付勢力に対抗する回転力が生じた時に、前記規制部材を周方向に案内して前記軸部材の回転を許容する周壁部と、
前記規制部材を保持して前記軸部材の回転を規制する段壁部と、を備えることを特徴とする請求項1又は2記載のフォークリフトのフォーク。 - 前記押圧部材を前記カム部材に対して進退可能に保持する支持部材が前記載置部に備えられていることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項記載のフォークリフトのフォーク。
- 前記ストッパ部材の平面視形状は、矩形であることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項記載のフォークリフトのフォーク。
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JP2020208288A Active JP7439743B2 (ja) | 2020-12-16 | 2020-12-16 | フォークリフトのフォーク |
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US6015255A (en) | 1998-09-03 | 2000-01-18 | Vander Meer; Brett | Self locking forklift attachment |
JP2003267686A (ja) | 2002-03-15 | 2003-09-25 | Nippon Yusoki Co Ltd | フォークリフト |
JP4844943B2 (ja) | 2006-01-30 | 2011-12-28 | 東海カーボン株式会社 | リチウムイオン二次電池用負極材とその製造方法 |
JP5610500B1 (ja) | 2014-05-21 | 2014-10-22 | 小島化学薬品株式会社 | 有機金錯体 |
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2020
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