JP7439334B1 - 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】商流の中において鋼材の販売先に対して速やかにミルシートを開示する情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】サーバー装置100と、サーバー装置110と、クライアント装置120と、スマートフォン130とが、ネットワーク150を介して互いに通信可能に接続され、少なくとも1つ以上の制御部を有する情報処理システム1000であって、サーバー装置100の制御部は、鋼材の品質を証明する書類であるミルシート情報を取得する。ミルシート情報には鋼材の商流を示す商流情報が含まれる。制御部はまた、取得したミルシート情報を登録し、商流情報に基づき鋼材の販売先にミルシート情報を開示するよう制御する。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用 令和4年10月1日にエムエム建材販売株式会社関東支店に販売。令和5年6月1日にエムエム建材販売株式会社東北支店、エムエム建材販売株式会社高崎支店、エムエム建材販売株式会社札幌支店第一課、エムエム建材販売株式会社札幌支店第二課、エムエム建材販売株式会社旭川支店、エムエム建材販売株式会社帯広営業所、エムエム建材販売株式会社北見営業所に販売 〔刊行物等〕 令和5年4月1日に株式会社玉造福岡事業所に販売 〔刊行物等〕 〔ウェブサイトの掲載日〕 令和4年12月15日 〔ウェブサイトのアドレス〕 https://mill-box-series.jp/ 〔刊行物等〕 令和4年12月16日に(1)日本経済新聞 令和4年12月16日付及び(2)日本経済新聞のウェブサイトhttps://www.nikkei.com/article/DGKKZO66877310V11C22A2TB1000/にて発表 〔刊行物等〕 (1)〔発行日、ウェブサイトの掲載日〕令和4年12月16日 〔刊行物〕日刊産業新聞令和4年12月16日付 〔ウェブサイトのアドレス〕 https://www.japanmetal.com/news-t20221216123621.html (2)〔発行日、ウェブサイトの掲載日〕令和5年9月6日 〔刊行物〕日刊産業新聞 令和5年9月6日付 〔ウェブサイトのアドレス〕 https://www.japanmetal.com/news-t20230906129506.html (3)〔発行日〕令和5年7月11日 〔発行日〕日刊産業新聞 令和5年7月11日付 (4)〔発行日〕令和5年7月21日 〔発行日〕日刊産業新聞 令和5年7月21日付 (5)〔発行日〕令和5年8月23日 〔刊行物〕日刊産業新聞 令和5年8月23日付 (6)〔発行日〕令和5年8月28日 〔刊行物〕日刊産業新聞 令和5年8月28日付
特許法第30条第2項適用 〔刊行物等〕 (1)〔発行日、ウェブサイトの掲載日〕令和4年12月16日 〔刊行物〕鉄鋼新聞 令和4年12月16日付 〔ウェブサイトのアドレス〕 https://www.japanmetaldaily.com/articles/-/118234 (2)〔発行日、ウェブサイトの掲載日〕令和5年9月6日 〔刊行物〕鉄鋼新聞 令和5年9月6日付 〔ウェブサイトのアドレス〕 https://www.japanmetaldaily.com/articles/-/133669 (3)〔発行日、ウェブサイトの掲載日〕令和5年9月12日 〔刊行物〕鉄鋼新聞 令和5年9月12日付 〔ウェブサイトのアドレス〕 https://www.japanmetaldaily.com/articles/-/133963 (4)〔発行日〕令和5年6月12日 〔刊行物〕鉄鋼新聞 令和5年6月12日付 (5)〔発行日〕令和5年7月14日 〔刊行物〕鉄鋼新聞 令和5年7月14日付 (6)〔発行日〕令和5年7月21日 〔刊行物〕鉄鋼新聞 令和5年7月21日付 (7)〔発行日〕令和5年7月27日 〔刊行物〕鉄鋼新聞 令和5年7月27日付 (8)〔発行日〕令和5年8月21日 〔刊行物〕鉄鋼新聞 令和5年8月21日付 (9)〔発行日〕令和5年8月30日 〔刊行物〕鉄鋼新聞 令和5年8月30日付
特許法第30条第2項適用 〔刊行物等〕 〔ウェブサイトの掲載日〕 令和4年11月16日 〔ウェブサイトのアドレス〕 https://www.youtube.com/watch?v=Cxml7mJ2LQc 〔刊行物等〕 〔ウェブサイトの掲載日〕 令和5年5月16日 〔ウェブサイトのアドレス〕 https://www.tokyo-cci.or.jp/digital-support/ds-pittari-navi/ 〔刊行物等〕 令和5年5月3日に(1)日本経済新聞 令和5年5月3日付及び(2)日本経済新聞のウェブサイトhttps://www.nikkei.com/article/DGKKZO70731430S3A500C2TB1000/にて発表 〔刊行物等〕 令和5年3月31日に「令和3年度「電子受発注システム普及促進に向けた実証調査事業」報告書」にて発表。令和5年4月17日に経済産業省中小企業庁のウェブサイトhttps://www.chusho.meti.go.jp/keiei/gijut/digitalization/download/system_r3.pdfにて発表 〔刊行物等〕 令和5年6月15日に(1)「日経ムック 製造業DX,第78~79頁,日本経済新聞出版」を発表。(2)その電子書籍版をhttps://amzn.asia/d/e5mgw30にて販売
特許法第30条第2項適用 〔刊行物等〕 令和5年2月1日~令和5年9月24日の期間に、サービス紹介、デモンストレーションにて発表 〔刊行物等〕 令和5年9月6日に(1)日刊工業新聞 令和5年9月6日付及び(2)日刊工業新聞のウェブサイトhttps://www.nikkan.co.jp/articles/view/00685104にて発表 〔刊行物等〕 令和5年6月2日に2023年度 北海道エムエム建材会にて発表。令和5年6月28日に2023年度中国エムエム建材会にて発表。令和5年7月12日に2023年度 中部エムエム建材会にて発表。令和5年7月26日に2023年度 東北エムエム建材会にて発表。令和5年8月8日に2023年度 新潟エムエム建材会にて発表。
本発明は、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
特許文献1にはミルシート電子ファイルの原本保証性を担保しつつ、ミルシート電子ファイルの閲覧に要する手間を削減でき、閲覧するまでに要する時間を短縮するミルシート閲覧システムが開示されている。
特開2016-197463号公報
特許文献1のシステムでは、枝分かれしていく商流の中において鋼材の販売先に対して速やかにミルシートを開示することはできなかった。
本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムは、少なくとも1つ以上の制御部を有する。少なくとも1つ以上の制御部は、鋼材の品質を証明する書類であるミルシート情報を取得する。ミルシート情報には鋼材の商流を示す商流情報が含まれる。取得したミルシート情報を登録する。商流情報に基づき鋼材の販売先にミルシート情報を開示するよう制御する。
図1は、情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。 図2は、サーバー装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、クライアント装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、スマートフォンのハードウェア構成の一例を示す図である。 図5は、ミルボックス及びトレースプラスの処理を示す概念図である。 図6は、メーカー向け機能(システム連携、自動登録及び開示)に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、メーカーのクライアント装置の出力部に表示される画面の一例を示す図である。 図8は、一次商社向け機能(自動開示)に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、一次商社のクライアント装置の出力部に表示される画面の一例を示す図である。 図10は、メタデータアップロード機能に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、メタデータをアップロードする際の画面の一例を示す図(その1)である。 図12は、メタデータをアップロードする際の画面の一例を示す図(その2)である。 図13は、ミルシート検索機能に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。 図14は、検索画面の一例を示す図(その1)である。 図15は、検索画面の一例を示す図(その2)である。 図16は、販売先及び出荷現品登録機能(手動)に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。 図17は、販売先登録画面の一例を示す図である。 図18は、出荷現品登録画面の一例を示す図である。 図19は、販売先及び出荷現品登録機能(自動)に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。 図20は、出荷情報をアップロードする際の画面の一例を示す図(その1)である。 図21は、出荷情報をアップロードする際の画面の一例を示す図(その2)である。 図22は、押印機能に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。 図23は、選択領域を含む画面の一例を示す図である。 図24は、物件集約機能に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。 図25は、受発注システムとの連携機能に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。 図26は、ミルシートDBに登録された情報の出力に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。 図27は、メーカーラベル標準利活用機能に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。 図28は、鋼材情報の読み取りの一例を示す図である。 図29は、コード生成及び母材―製品関係の紐づけ管理機能に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。 図30は、コード生成及び母材―製品関係の紐づけ管理機能に関する画面の一例を示す図である。 図31は、誤出荷防止機能に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。 図32は、加工証明書の自動生成機能に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。 図33は、鋼材の検索結果の一例を示す図である。 図34は、トレサビリティを示す資料の一例を示す図である。 図35は、ミルボックス・トレースプラス連携機能に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。 図36は、検索条件を設定する画面の一例を示す図である。 図37は、販売先を登録する画面の一例を示す図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
本明細書において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、実施形態1においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、0又は1で構成される2進数のビット集合体として信号値の高低によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
<実施形態1>
1.システム構成
図1は、情報処理システム1000のシステム構成の一例を示す図である。情報処理システム1000はシステム構成として、サーバー装置100と、サーバー装置110と、クライアント装置120と、スマートフォン130と、を含む。サーバー装置100と、サーバー装置110と、クライアント装置120と、スマートフォン130とは、ネットワーク150を介して互いに通信可能に接続されている。
サーバー装置100は、ミルボックス(Mill-Box)の機能を提供する。ミルボックスは、鉄鋼サプライチェーン全体でミルシート業務を電子化する、プラットフォームサービスである。実施形態1では主にミルボックスの様々な機能のうち店売り取引管理に関する機能を説明する。サーバー装置110は、トレースプラス(Trace-Plus)の機能を提供する。トレースプラスは、鋼材現物の流れを管理するサプライチェーン横断のプラットフォームサービスである。クライアント装置120は、ミルボックスの機能及び/又はトレースプラスの機能を利用する利用者の装置である。簡略化のため図1では1台のクライアント装置120を示している。しかし、鉄鋼サプライチェーンを構成するメーカー、商社、川中問屋等はそれぞれ1台以上のクライアント装置120を有している。スマートフォン130は、鋼材現物に貼られている二次元コード等を撮像し、撮像データをトレースプラス等にアップロードする装置である。簡略化のため図1では1台のスマートフォン130を示している。しかし、情報処理システム1000に複数のスマートフォン130が含まれてもよい。なお、スマートフォンはコード(一次元コード及び/又は二次元コード)を撮像する端末装置の一例であって、コードを撮像し、撮像画像よりコードに含まれる情報を取得し、取得した情報をサーバー装置100及び/又はサーバー装置110等に送信することができればどのような装置であってもよい。
なお、明細書では特に言及されない限りミルボックスの機能はサーバー装置100に実装され、トレースプラスの機能はサーバー装置110に実装されているものとして説明を行うが、ミルボックスの機能及びトレースプラスの機能は同じサーバー装置に実装されてもよい。
ここで、特許請求の範囲に記載の情報処理システムは、複数の装置で構成されてもよいし、一つの装置で構成されてもよい。特許請求の範囲に記載の情報処理システムが一つの装置で構成される場合、その装置の一例はミルボックスの機能及びトレースプラスの機能が実装されたサーバー装置である。このような場合、少なくとも1つ以上の制御部の一例は、このサーバー装置の制御部である。特許請求の範囲に記載の情報処理システムが複数の装置で構成される場合、複数の装置の一例は、サーバー装置100及びサーバー装置110である。このような場合、少なくとも1つ以上の制御部の一例は、サーバー装置100の制御部及びサーバー装置110の制御部である。
2.ハードウェア構成
(1)サーバー装置100のハードウェア構成
図2は、サーバー装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示されるように、サーバー装置100は、ハードウェア構成として、制御部210と、記憶部220と、通信部230と、を含む。
制御部210は、CPU(Central Processing Unit)等であって、サーバー装置100の全体を制御する。
記憶部220は、HDD(Hard Disk Drive)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、SSD(Solid Sate Drive)等の何れか、又はこれらの任意の組み合わせであって、プログラム及び制御部210がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ(例えば、後述するミルシート情報、出荷情報、鋼材情報)等を記憶する。記憶部220は、記憶媒体の一例である。明細書では制御部210がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータは記憶部220に記憶されるものとして説明するが、サーバー装置100と通信可能な他の装置の記憶部等に記憶されていてもよい。すなわち、データは、制御部210が参照可能であればどの装置の記憶部に記憶されていてもよい。制御部210が、記憶部220に記憶されているプログラムに基づき、処理を実行することによって、サーバー装置100の機能(例えば、ミルボックスの機能)及び後述するサーバー装置100のフローチャートの情報処理が実現される。
通信部230は、サーバー装置100をネットワーク150に接続し、他の装置との通信を司る。
サーバー装置110のハードウェア構成もサーバー装置100のハードウェア構成と同様である。サーバー装置110の制御部がサーバー装置110の記憶部に記憶されたプログラムに基づき、処理を実行することによって、サーバー装置110の機能(例えば、トレースプラスの機能)及び後述するサーバー装置110のフローチャートの情報処理が実現される。
(2)クライアント装置120のハードウェア構成
図3は、クライアント装置120のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示されるように、クライアント装置120は、ハードウェア構成として、制御部310と、記憶部320と、入力部330と、出力部340と、通信部350と、を含む。
制御部310は、CPU等であって、クライアント装置120の全体を制御する。
記憶部320は、HDD、ROM、RAM、SSD等の何れか、又はこれらの任意の組み合わせであって、プログラム及び制御部310がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶する。記憶部320は、記憶媒体の一例である。制御部310が、記憶部320に記憶されているプログラムに基づき、処理を実行することによって、クライアント装置120の機能等が実現される。
入力部330は、キーボード及びマウス等であって、ユーザの選択操作及び入力操作等の操作情報を入力する。
出力部340は、ディスプレイ等であって、ユーザの操作情報及び制御部310による処理の結果等を表示する。
通信部350は、クライアント装置120をネットワーク150に接続し、他の装置との通信を司る。
(3)スマートフォン130のハードウェア構成
図4は、スマートフォン130のハードウェア構成の一例を示す図である。図4に示されるように、スマートフォン130は、ハードウェア構成として、制御部410と、記憶部420と、撮像部430と、入出力部440と、通信部450と、を含む。
制御部410は、CPU等であって、スマートフォン130の全体を制御する。
記憶部420は、ROM、RAM、SSD等の何れか、又はこれらの任意の組み合わせであって、プログラム及び制御部410がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶する。記憶部420は、記憶媒体の一例である。制御部410が、記憶部420に記憶されているプログラムに基づき、処理を実行することによって、スマートフォン130の機能等が実現される。
撮像部430は、カメラ等であって、被写体を撮像する。被写体としては例えば、二次元コード等がある。
入出力部440は、タッチパネルディスプレイ等であって、ユーザの入力操作及び選択操作等の操作情報を入力したり、制御部410による処理の結果等を表示したりする。
通信部450は、スマートフォン130をネットワーク150に接続し、他の装置との通信を司る。
4.情報処理
以下、実施形態1の情報処理を説明する。
図5は、ミルボックス及びトレースプラスの処理を示す概念図である。
(1)メーカー向け機能(システム連携、自動登録及び開示)
図6は、メーカー向け機能(システム連携、自動登録及び開示)に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。ユーザ(業務)はクライアント装置120を介したメーカーの担当者の操作等を示している。ミルボックス(機能)は制御部210が実行するミルボックスの機能を示している。ミルボックス(DB)は記憶部220等に記憶されているミルシート情報が格納されたDB(データベース)を示している。
ステップS610において、制御部210は、システム連携をしているメーカーの基幹システムよりAPI(Application Programming Interface)を利用してミルシート情報を取得する。ミルシート情報とは、ミルシートに記載されている情報である。ミルシートとは、鋼材の品質を証明する書類のことである。ミルシート情報には、例えば、製鋼番号、製品番号、鉄鋼メーカー名、証明書区分、証明書番号、受注番号、ミルシートの発行年月日、商社名、需要家名、規格、鋼材が用いられる物件名等が含まれる。製鋼番号及び製品番号は鋼材を一意に識別する識別情報を指す。鉄鋼メーカー名はミルシートを発行したメーカーの会社名を指す。証明書区分及び規格は鋼材種類を識別する情報の一例を指す。証明書番号はミルシートを一意に識別する管理番号を指す。受注番号は鋼材出荷時に物件が定められている場合の管理番号を指す。発行年月日はメーカーがミルシートを発行した日付情報を指す。商社名及び需要家名は、鋼材の販売先の情報である。鋼材の販売先の情報は商流情報の一例である。またミルシート情報にはミルシート情報が次の会社に対して開示済みか否かを示す情報が含まれる。鋼材が用いられる物件名は、鋼材が用いられる物件に関する物件情報の一例である。
なお、他の例として制御部210は、情報処理システム1000内のメッセージ送信機能等を用いてシステム連携をしているメーカーの基幹システムから送信されてきたメッセージに添付等されているミルシート情報を取得するようにしてもよい。
ステップS610の処理は、鋼材の品質を証明する書類であるミルシート情報を取得する処理の一例である。
ミルシート情報を取得すると、ステップS620において、制御部210は、取得したミルシート情報を記憶部220等に記憶されているミルシートDBに格納する。
ステップS620の処理は、取得したミルシート情報を登録する処理の一例である。
クライアント装置120を介してメーカーのユーザよりミルシートの確認要求を受け取ると、ステップS630において、制御部210は、メーカーのユーザが権限を有する該当のミルシート情報をミルシートDBより取得し、画面を生成する。そして、制御部210は、生成した画面がクライアント装置120のWebブラウザ等に表示されるよう制御する。なお、サーバー装置100が生成した画面をクライアント装置120に送信する。そしてクライアント装置120が受信した画面をWebブラウザに等に表示させる処理は画面を表示させるよう制御する処理の一例である。また他の例としてサーバー装置100が画面の生成に必要なデータをクライアント装置120に送信する。そしてクライアント装置120が受信したデータに基づき画面を生成し、Webブラウザ等に表示させてもよい。このような処理も画面を表示させるよう制御する処理の例である。
図7は、メーカーのクライアント装置120の出力部340に表示される画面の一例を示す図である。画面は、検索ボタン710を含む。検索ボタン710を用いて様々な情報に基づきミルシートを検索可能となっている。様々な情報とは、例えば、証明書区分、証明書番号、受注番号、発行日、商社名、需要家名、規格等である。画面に表示される行は一つのミルシートを示している。一つのミルシートを選択し、開示ボタン720を選択することで選択したミルシートに該当する鋼材の次の所有権者(次の販売先)に対してミルシートを開示することを指示することができる。情報730は、ミルシートの開示状況を示す情報である。ステップS620でミルシート情報がミルシートDBに登録されると該当する開示状況を示す情報は「未開示」となる。ユーザが所望のミルシートを選択し、開示ボタン720を選択すると、該当するミルシートの開示状況を示す情報は「開示済」となる。
上述したようなミルシートを選択した上で開示ボタン720を選択する操作を受け付けると、図6のステップS640において、制御部210は、ミルシートDBの該当するミルシート情報の開示状況を示す情報を「未開示」から「開示済み」に変更する。ミルシート情報の開示状況を示す情報が「未開示」から「開示済み」に変更された場合、制御部210は、次の販売先のクライアント装置に図7に示されるような画面を表示する際に該当するミルシートの情報がミルシートの一覧に含まれるよう制御する。また、制御部210は、該当するミルシート情報を次の販売先のユーザからアクセス可能とする。
ステップS640の処理は、商流情報に基づき鋼材の販売先にミルシート情報を開示するよう制御する処理の一例である。ステップS640の処理は、また、商流情報と、画面を介したユーザの開示操作と、に基づき、開示操作されたタイミングから販売先にミルシート情報を開示するよう制御する処理の一例でもある。情報730の「未開示」や「開示済み」の情報は鋼材の販売先の装置がミルシート情報を表示できるか否かの情報の例である。すなわち、制御部210は、図7に示されるようなミルシート情報を含む画面を表示するよう制御する。画面にはミルシート情報に対応させて鋼材の販売先の装置がミルシート情報を表示できるか否かの情報が含まれている。
また、ユーザは、クライアント装置120を操作してミルシート情報の次の販売先にミルシート情報を開示する開示時間を示す開示時間情報を設定することができる。開示時間情報はミルシート情報における商流情報に含まれる次の販売先の情報等とともに記憶部220等に記憶される。
ステップS650において、制御部210は、RTC(Real Time Clock)等から取得した時間情報と、図7に示される画面に関係するミルシート情報に含まれる開示時間情報とを比較し、開示時間情報に達しているミルシート情報は存在しないかを判定する。制御部210は、開示時間情報を過ぎているミルシート情報が存在すると判定した場合には、ミルシートDBの該当するミルシート情報の開示状況を示す情報を「未開示」から「開示済み」に変更する。ミルシート情報の開示状況を示す情報が「未開示」から「開示済み」に変更された場合、制御部210は、次の販売先のクライアント装置に図7に示されるような画面を表示する際に該当するミルシートの情報がミルシートの一覧に含まれるよう制御する。また、制御部210は、該当するミルシート情報を次の販売先のユーザからアクセス可能とする。
ステップS650の処理は、商流情報に基づき鋼材の販売先にミルシート情報を開示するよう制御する処理の一例である。ステップS650の処理は、また、商流情報と、設定された開示時間を示す開示時間情報と、に基づき、開示時間情報で示されるタイミングから販売先にミルシート情報を開示するよう制御する処理の一例でもある。
上述したメーカー向け機能によれば、メーカーのシステムと連携し、ミルシートの自動登録や自動又は手動での開示を行うことができる。
また上述したメーカー向け機能によれば、ミルシートの汎用的な開示ポータルになり得る。
(2)一次商社向け機能(自動開示)
図8は、一次商社向け機能(自動開示)に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。ユーザ(業務)はクライアント装置120を介した一次商社の担当者の操作等を示している。ミルボックス(機能)は制御部210が実行するミルボックスの機能を示している。ミルボックス(DB)は記憶部220等に記憶されているミルシート情報が格納されたDB(データベース)を示している。
ステップS810において、制御部210は、メーカーから開示されたミルシート情報を一次商社向けのミルシート情報として記憶部220等に記憶されているミルシートDBに格納する。
クライアント装置120を介して一次商社のユーザよりミルシートの確認要求を受け取ると、ステップS820において、制御部210は、メーカーのユーザが権限を有する該当のミルシート情報をミルシートDBより取得し、画面を生成する。そして、制御部210は、生成した画面がクライアント装置120に表示されるよう制御する。
図9は、一次商社のクライアント装置120の出力部340に表示される画面の一例を示す図である。画面は、検索ボタン910を含む。検索ボタン910を用いて様々な情報に基づきミルシートを検索可能となっている。様々な情報とは、例えば、証明書区分、証明書番号、受注番号、発行日、商社名、需要家名、規格等である。画面に表示される行は一つのミルシートを示している。一つのミルシートを選択し、開示ボタン920を選択することで選択したミルシートに該当する鋼材の次の所有権者(次の販売先)に対してミルシートを開示することを指示することができる。情報930は、ミルシートの開示状況を示す情報である。ユーザが「未開示」のミルシートを選択し、開示ボタン920を選択すると、該当するミルシートの開示状況を示す情報は「開示済」となる。
上述した一次商社向け機能によれば、メーカーから開示されたミルシート連携し、ミルシートの自動登録や自動又は手動での開示を行うことができる。
また上述した一次商社向け機能によれば、大量仕分け作業の自動化を実現することができる。
(3)メタデータアップロード機能
図10は、メタデータアップロード機能に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。ユーザ(業務)はクライアント装置120を介した川中問屋(1)の担当者の操作等を示している。ミルボックス(機能)は制御部210が実行するミルボックスの機能を示している。ミルボックス(DB)は記憶部220等に記憶されているミルシート情報が格納されたDB(データベース)を示している。
ステップS1010において、制御部210は、クライアント装置120を介した川中問屋(1)の担当者の所定の操作に基づきメーカーが発行しているミルシートのメタデータ(例えばxmpファイル)と対応するミルシート(例えばPDFファイル)とを取り込み、ミルシートDBに反映する。ミルシートのメタデータとは、ミルシートに含まれる情報の項目のデータである。PDFファイルのミルシートはミルシートをPDF化したファイルである。制御部210は、項目のデータに基づき、PDFファイルのミルシートから項目に対応するデータを取得し、ミルシート情報を生成し、ミルシートDBに反映する。
反映の結果は記憶部220の所定の記憶領域に記憶される。反映の結果とは、反映に成功したか、又は失敗しかたの情報である。
図11は、メタデータをアップロードする際の画面の一例を示す図(その1)である。
ユーザは所定の操作を行うことでクライアント装置120に図11に示される画面を表示させ、アップロードボタン1110を選択する。
アップロードボタン1110が選択されたことを検知すると、制御部210は、図12に示される画面がユーザのクライアント装置120に表示されるよう制御する。
図12は、メタデータをアップロードする際の画面の一例を示す図(その2)である。
ユーザはクライアント装置120を操作し、選択部品1210において鉄鋼メーカーを選択する。次にユーザはクライアント装置120を操作し、デスクトップ等に配置されているミルシートのメタデータを選択し、領域1220にドラッグアンドドロップする。そしてユーザはクライアント装置120を操作し、登録ボタン1230を選択する。このようにして登録されたミルシートのメタデータはクライアント装置120からサーバー装置100に送信される。
領域1220にミルシートのメタデータをドラッグアンドドロップするかわりに、ユーザは選択ボタン1240を選択し、表示される画面1250を介してミルシートのメタデータを選択、開くこともできる。このような操作の後、登録されたミルシートのメタデータもクライアント装置120からサーバー装置100に送信される。
ステップS1020において、制御部210は、反映の結果をTOP画面にお知らせとして表示されるよう制御する。
登録したミルシートの参照要求をクライアント装置120から受け取ると、ステップS1030において、制御部210は、登録したミルシートを含む画面を生成し、クライアント装置120に表示されるよう制御する。
上述したメタデータアップロード機能によればメタデータによってミルシートを登録でき、結果を確認することができる。
またメタデータを活用することで、速やかに、かつ、正確にミルシートを格納することができる。
(4)ミルシート検索機能
図13は、ミルシート検索機能に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。ユーザ(業務)はクライアント装置120を介した川中問屋(1)の担当者の操作等を示している。ミルボックス(機能)は制御部210が実行するミルボックスの機能を示している。ミルボックス(DB)は記憶部220等に記憶されているミルシート情報が格納されたDB(データベース)を示している。
クライアント装置120からの要求に応じて、制御部210は、検索画面をクライアント装置120の出力部340に表示する。図14は、検索画面の一例を示す図(その1)である。検索条件入力領域1410は、検索条件を入力する領域である。検索条件としては必須項目と任意項目とがある。必須項目は検索条件として必ず入力すべき項目である。任意項目は検索条件として入力しても入力しなくてもよい項目である。
検索条件入力領域1410で検索条件が入力され検索ボタン1420が選択されると、ステップS1310において、制御部210は、入力された検索条件でミルシートを検索し、検索結果を含む画面を生成し、クライアント装置120の出力部340において表示されるよう制御する。
図13の検索結果表示領域1430は、検索条件に基づき検索されたミルシートの検索結果が表示される領域である。図13の例では5つのミルシートが検索結果として表示されている。複数のミルシートを選択する場合、行にカーソルを合わせてクリックすることで選択することができる。状態1440は2つのミルシートが選択されている状態を示している。ダウンロードボタン1450は、対応するミルシートのダウンロードを指示するためのボタンである。図13に示される1つのミルシートを1つの明細行ともいう。
ミルシートが選択されダウンロードボタン1450が選択されると、ステップS1320において、制御部210は、選択されたミルシートをミルシートDBより取得し、該当するクライアント装置120に送信する。
図15は、検索画面の一例を示す図(その2)である。ボタン群1510には全選択ボタンと全解除ボタンが含まれる。全選択ボタンが選択された場合、全ての明細行が選択される。全解除ボタンが選択された場合、全選択が解除される。検索結果が複数ページに渡る場合、記号マークをクリックすることでページを遷移させることができる。登録内容を編集する場合、編集ボタン1530を選択することによって、ミルシートの内容を編集することができる。
編集ボタン1530が選択されると、ステップS1320において、制御部210は、選択された編集ボタン1530に対応するミルシートを編集可能な編集画面をクライアント装置120の出力部340に表示するよう制御する。ユーザは編集画面を介してミルシートを編集することができる。
図15の画面においてユーザは複数行選択し、圧縮ダウンロードボタン1540を選択することによって対応するミルシートだけをダウンロードすることができる。
上述したミルシート検索機能によれば、ミルシート特有の項目に対して複数条件で検索することができる。
(5)販売先及び出荷現品登録機能(手動)
図16は、販売先及び出荷現品登録機能(手動)に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。ユーザ(業務)はクライアント装置120を介した川中問屋(1)の担当者の操作等を示している。ミルボックス(機能)は制御部210が実行するミルボックスの機能を示している。ミルボックス(DB)は記憶部220等に記憶されているミルシート情報が格納されたDB(データベース)を示している。
図14や図15に示されるような画面においてミルシートが選択され販売先登録ボタンが選択されたことを検知すると、制御部210は、販売先登録画面を生成し、クライアント装置120の出力部340に表示するよう制御する。図17は、販売先登録画面の一例を示す図である。ユーザは選択ボタン1710を選択し、表示された販売先候補から販売先を選択して入力する。なお、販売先候補は、記憶部220等に記憶されている販売先マスタに記憶されている販売先の情報である。ステップS1610において、制御部210は、販売先登録画面において登録された販売先の情報を取得し、ミルシートDBの該当するミルシートに反映させる。なお、図17に表示されているのは1つのミルシートである。異なる3つの製鋼番号は1つのミルシートに含まれる3つの明細を示している。
この処理は、販売先を登録する登録画面を介したユーザの選択操作に基づき選択された販売先を登録する処理の一例である。
またユーザは図17に示される物件名入力領域1720において物件名を入力する。ステップS1620において、制御部210は、物件名入力領域1720において入力された物件名を取得し、ミルシートDBの該当するミルシートに反映させる。
図17の画面において出荷現品登録ボタン1730が選択されたことを検知すると、ステップS1630において、制御部210は、図18に示されるような出荷現品登録画面1800を生成し、クライアント装置120の出力部340に表示するよう制御する。図18は、出荷現品登録画面の一例を示す図である。今回の例では、1つのミルシートに3明細の鋼材情報があり、1行目と3行目の2明細について、出荷処理を行う例を記載している。出荷現品登録画面1800のペンマークの出荷現品入力ボタンが選択されると、制御部210は、鋼材の長さ及び本数を格納する画面を生成し、クライアント装置120の出力部340に表示するよう制御する。1行目の出荷現品入力ボタンが選択されると、画面1820が生成され、表示される。3行目の出荷現品入力ボタンが選択されると、画面1830が生成され、表示される。ユーザは画面1820又は画面1830において長さを変更したい行をクリックし、長さを入力し、登録を指示する。制御部210は、画面1820又は画面1830において入力された長さや員数に基づき出荷した鋼材の長さや員数の情報を該当するミルシートの情報としてミルシートDBに格納する。
ステップS1630の処理は、1つのミルシート情報に含まれる鋼材のデータから出荷された分だけの鋼材の員数及び長さ情報を格納する画面を表示するよう制御する処理の一例である。
上述した販売先及び出荷現品登録機能(手動)によれば、ミルシートを開示する販売先(需要家)を選択することができる。また、販売先及び出荷現品登録機能(手動)によれば、1つのミルシートに含まれる鋼材の明細から出荷した分だけの員数や長さを格納することができる。また販売先登録を行うことで、明細単位で鋼材の在庫員数や残りの長さを管理することができる。
(6)販売先及び出荷現品登録機能(自動)
図19は、販売先及び出荷現品登録機能(自動)に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。基幹システム(機能)は、情報処理システム1000とシステム連携をしている基幹システムを示している。ユーザ(業務)はクライアント装置120を介した川中問屋(1)の担当者の操作等を示している。ミルボックス(機能)は制御部210が実行するミルボックスの機能を示している。ミルボックス(DB)は記憶部220等に記憶されているミルシート情報が格納されたDB(データベース)を示している。
ユーザはクライアント装置120を操作して、情報処理システム1000とシステム連携をしている基幹システムから出荷情報を取得する。出荷情報は例えばCSVファイルとして取得する。出荷情報には例えば、製鋼番号、製品番号、規格、出荷日、受注番号、鋼材の販売先、物件名、鋼材の長さ、本数(員数)等が含まれる。製鋼番号及び製品番号は鋼材を一意に識別する識別情報である。鋼材の長さ、及び本数は、ユーザが鋼材を切断・加工した情報である。ユーザはクライアント装置120を操作して、CSVファイルの出荷情報をサーバー装置100にアップロードする。
ステップS1910において、制御部210は、クライアント装置120を介した川中問屋(1)の担当者の所定の操作に基づき基幹システムから取得し、アップロードされた出荷情報を取得する。そして、制御部210は、取得した出荷情報を記憶部220等に記憶されている出荷情報DBに反映する。
図20は、出荷情報をアップロードする際の画面の一例を示す図(その1)である。
ユーザは所定の操作を行うことでクライアント装置120に図20に示される画面を表示させ、切断証明書アップロードボタン2010を選択する。なお、出荷情報のデータ名は各社によって異なる。ここでは出荷情報の一例として「切断証明書」を用いて説明する。
切断証明書アップロードボタン2010が選択されたことを検知すると、制御部210は、図21に示される画面がユーザのクライアント装置120に表示されるよう制御する。
図21は、出荷情報をアップロードする際の画面の一例を示す図(その2)である。
ユーザはクライアント装置120を操作し、デスクトップ等に配置されている切断証明書を選択し、領域2110にドラッグアンドドロップする。またユーザはクライアント装置120を操作し、デスクトップ等に配置されているZIP形式の切断証明書を選択し、領域2120にドラッグアンドドロップする。ZIP形式の切断証明書は、需要家に開示する頭紙のことである。ユーザはクライアント装置120を操作し、アップロードボタン2130を選択する。このようにして登録された切断証明書と需要家に開示する頭紙とはクライアント装置120からサーバー装置100に送信される。
領域2110に切断証明書のCSVファイルをドラッグアンドドロップするかわりに、ユーザは選択ボタン2140を選択し、表示される画面2160を介して切断証明書のCSVファイルを選択、開くこともできる。同様に、領域2120に需要家に開示する頭紙のZIPファイルをドラッグアンドドロップするかわりに、ユーザは選択ボタン2150を選択し、表示される画面2160を介して需要家に開示する頭紙を選択、開くこともできる。このような操作によって選択された切断証明書と需要家に開示する頭紙ともクライアント装置120からサーバー装置100に送信される。
図19のステップS1920において、制御部210は、ステップS1910で出荷情報DBに格納した出荷情報に含まれる情報と、ミルシートDBに格納されている情報とを突合し、ステップS1910で出荷情報DBに格納した出荷情報に関連するミルシート情報を取得し、取得したミルシート情報と出荷情報とを関連付ける。より具体的に説明すると、制御部210は、出荷情報DBとミルシートDBとに含まれる製鋼番号/製品番号を突合し、開示対象となるミルシートを検索している。出荷情報はアップロードされた出荷された鋼材のデータの一例である。
ステップS1930において、制御部210は、出荷情報に含まれる販売先の情報及び出荷された分だけの鋼材の員数及び長さ情報を出荷情報と関連付けたミルシート情報に格納する。
ステップS1930の処理は、アップロードされた出荷された鋼材のデータに基づき関連するミルシート情報に出荷された分だけの員数及び長さ情報を自動で登録する処理の一例である。
上述した販売先及び出荷現品登録機能(自動)によれば、ミルシートを開示する販売先(需要家)を自動で格納することができる。また、販売先及び出荷現品登録機能(自動)によれば、1つのミルシートに含まれる鋼材の明細から出荷した分だけの員数や長さを自動で格納することができる。また販売先登録を行うことで、明細単位で鋼材の在庫員数や残りの長さを管理することができる。
(7)押印機能
図22は、押印機能に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。ユーザ(業務)はクライアント装置120を介した川中問屋(1)の担当者の操作等を示している。ミルボックス(機能)は制御部210が実行するミルボックスの機能を示している。ミルボックス(DB)は記憶部220等に記憶されているミルシート情報が格納されたDB(データベース)を示している。
販売先が確定すると、ステップS2210において、制御部210は、自動押印の設定がなされているか否かを判定する。ユーザは情報処理システム1000に自動押印をON(有効)にするか否かの設定を予め行っているものとする。自動押印をONにした場合、ユーザは印鑑データを販売先に関連付けてサーバー装置100に販売先マスタとして格納することができる。またユーザは登録した印鑑データを書類のどこに押印するかの座標情報を含む押印箇所情報をサーバー装置100に座標マスタとして格納することができる。
ステップS2210において、制御部210は、自動押印の設定がなされているか否かを判定する。制御部210は、自動押印の設定がなされていると判定した場合、処理をステップS2220に進める。制御部210は、自動押印の設定がなされていないと判定した場合、処理をステップS2230に進める。
ステップS2220において、制御部210は、確定した販売先に関連付けられた印鑑データを販売先マスタから取得する。制御部210は、印鑑データに対応する押印箇所情報を座標マスタから取得する。そして、制御部210は、取得した印鑑データを取得した押印箇所情報が示す箇所に押印したミルシートを生成し、ミルシートDBに格納する。
ステップS2230において、制御部210は、押印したい印を選択させる選択領域を含む画面をクライアント装置120のWebブラウザ等に表示されるよう制御する。図23は、選択領域を含む画面の一例を示す図である。図23に示されるように画面にはミルシートが含まれる。また画面には押印する印影を選択することができる選択領域2310が含まれる。選択領域2310に表示される印は事前登録された印影画像である。ステップS2230の処理は、ミルシート情報を含む画面に基づき選択領域を表示するよう制御する処理の一例である。ユーザは、選択領域2310が押印する印鑑データを選択し、ドラッグで押印したい箇所に移動させることができる。確定ボタンが選択されると、押印が完了する。制御部210は、選択領域2310で選択された印鑑データとドラッグで移動された位置の座標を示す押印箇所情報とをミルシートDBに格納する。
上述した押印機能によれば、1つのミルシートにおいて、需要家ごとに必要な各種押印を手動又は自動で行うことができる。
(8)物件集約機能
図24は、物件集約機能に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。ユーザ(業務)はクライアント装置120を介した川中問屋(1)の担当者の操作等を示している。ミルボックス(機能)は制御部210が実行するミルボックスの機能を示している。ミルボックス(DB)は記憶部220等に記憶されているミルシート情報が格納されたDB(データベース)を示している。
販売先が確定すると、ステップS2410において、制御部210は、クライアント装置120を介した操作に応じて物件単位での添付資料のアップロードを受け付ける。制御部210は、物件情報に基づき対応するミルシートを特定し、特定したミルシートとアップロードされた添付資料とを関連付けてミルシートDB等に格納する。なお、物件情報としては、物件名、物件に紐づく管理番号、物件に紐づく日付情報が含まれる。
ステップS2410の処理は、物件情報に基づき物件単位にアップロードされた物件についての資料データと、物件情報が含まれるミルシート情報と、を関連付けて格納する処理の一例である。
ステップS2420において、制御部210は、販売先(開示先)に対して、ミルシートDBの該当するミルシート情報の開示状況を示す情報を「未開示」から「開示済み」に変更する。ミルシート情報の開示状況を示す情報が「未開示」から「開示済み」に変更された場合、制御部210は、次の販売先のクライアント装置に該当するミルシートの情報がミルシートの一覧に含まれるよう制御する。また、制御部210は、該当するミルシート情報を次の販売先のユーザからアクセス可能とする。また、制御部210は、ミルシートに関連付けられた添付資料をミルシートの一覧に含め、添付資料を示すマーク等が選択された場合、次の販売先のクライアント装置120のWebブラウザ等に表示する。また、制御部210は、該当する添付資料を次の販売先のユーザからアクセス可能とする。
上述した物件集約機能によれば、ミルシートと添付資料が物件単位で紐づき、需要家ごとに自動開示することができる。
(9)受発注システムとの連携機能
図25は、受発注システムとの連携機能に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。ユーザ(業務)はクライアント装置120を介した川中問屋(2)の担当者の操作等を示している。ミルボックス(機能)は制御部210が実行するミルボックスの機能を示している。ミルボックス(DB)は記憶部220等に記憶されているミルシート情報が格納されたDB(データベース)を示している。
ステップS2510において、制御部210は、販売先の確定後、予め連携設定されている鋼材の受発注システムと連携し、受発注システムから受け取った鋼材の受注番号に基づき該当する受注番号を含むミルシート情報を検索し、該当するミルシート情報を取得する。制御部210は、受発注システムにおける受注番号を含むデータ(例えば受発注データ)と取得したミルシート情報とを関連付けて記憶する。
ステップS2520において、受発注システムを介して受注番号に関連付けられたミルシート情報の参照要求を受け取ると、該当するミルシート情報を受発注システムに渡す。
上述した受発注システムとの連携機能によれば、開示されたミルシートと受発注データが受注番号をキーに紐づき対象のミルシートを受発注システムから参照することができる。
(10)項目情報の出力機能
図26は、ミルシートDBに登録された情報の出力に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。ユーザ(業務)はクライアント装置120を介した川中問屋(2)の担当者の操作等を示している。ミルボックス(機能)は制御部210が実行するミルボックスの機能を示している。ミルボックス(DB)は記憶部220等に記憶されているミルシート情報が格納されたDB(データベース)を示している。
ステップS2610において、制御部210は、画面を介した出力要求に応じて、該当するミルシートに含まれる項目情報をミルシートDBより取得し、出力する。制御部210は、例えば、項目情報をCSVファイルの形式で出力する。
上述した項目情報の出力機能によれば、ユーザはミルシートの情報を基に集計表等の資料を作成する元となるデータを取得することができる。
(11)メーカーラベル標準利活用機能
図27は、メーカーラベル標準利活用機能に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。メーカーユーザ(業務)は鋼材を出荷するメーカーの担当者の処理等を示している。ユーザ(業務)はスマートフォン130を介した川中問屋(1)の担当者の操作等を示している。トレースプラス(機能)は制御部310が実行するトレースプラスの機能を示している。トレースプラス(DB)は記憶部320等に記憶されている鋼材情報が格納されたDB(データベース)を示している。メーカー基幹システム(DB)はメーカーの基幹システムが参照可能な他のサーバー装置等の記憶部等に格納された鋼材情報(束情報)が格納されたDB(データベース)を示している。
ステップS2710において、制御部310は、メーカー基幹システムから取得し、鋼材情報DBに格納した束情報を有効化する。例えば、制御部310は、束情報に対応する有効化されているか否かを示すフラグを0から1に変更することで束情報を有効化する。有効化すると制御部310は、スマートフォン130でのコードの読み取りを許可する。読み取りが許可されるとスマートフォン130は、ユーザ操作に応じて、出荷された鋼材に貼られているラベル(鋼材ラベル)を撮像し、撮像画像より鋼材ラベルに含まれるコード情報より鋼材情報を取得する。そして、スマートフォン130は読み取った鋼材情報をサーバー装置100に送信する。
ステップS2720において、制御部310は、スマートフォン130から送られてきた画像に含まれるコードから鋼材情報を取得する。ここで取得される鋼材情報としては製鋼番号、鋼材番号、規格、製品長さ、寸法、本数、販売情報(販売先、受注番号、出荷日)等が含まれる。制御部310は、取得した鋼材情報を鋼材情報DBに反映させる。
ステップS2720の処理は、出荷された鋼材に貼られている鋼材の情報が記載された鋼材ラベルを読み取ることによって取得された鋼材の情報を取得する処理の一例である。
ステップS2730において、制御部310は、スマートフォン130から送られてきた鋼材のステータス(状態情報)を鋼材情報DBに反映させる。
図28は、鋼材情報の読み取りの一例を示す図である。ラベル2810は鋼材に貼られているラベルである。ラベルにはコードが記載されている。スマートフォン130は、ユーザの操作に応じてラベル2810を撮像し、撮像画像をサーバー装置110に送信する。制御部310は、撮像画像に含まれるコードに含まれる鋼材情報を読み取り、スマートフォン130の入出力部440等に表示させる。鋼材情報2820は、コードから読み取られ、スマートフォン130の入出力部440等に表示されている画面に含まれる鋼材情報である。トレースボタン2830が選択されたこと示す情報を受け取ると、制御部310は、鋼材の状態情報を入力する画面をスマートフォン130に表示するよう制御する。ユーザは、鋼材の状態情報を、画面を介して入力する。図28ではユーザが入荷ボタン2840を選択した状態を示している。状態情報が選択されると、スマートフォン130は、選択された鋼材の状態情報をサーバー装置110に送信する。鋼材の状態情報としては、入荷、加工、出荷等の情報がある。またこの状態情報は、スマートフォン130等を介してユーザが自由にカスタマイズ可能である。
ステップS2730の処理をより具体的に説明すると、制御部310は、スマートフォン130の画面を介して入力された状態情報をステップS2720で鋼材情報DBに格納した鋼材情報と関連付けて鋼材情報DBに登録する。この処理は、スマートフォン130の画面を介して入力された鋼材の状態を示す状態情報と鋼材の情報とを関連付けて登録する処理の一例である。
上述したメーカーラベル標準利活用機能によれば、メーカーが出荷した鋼材のラベルを読み取ることで、鋼材のトラッキングができるようになる。また各メーカーが鋼材に貼り付けたラベルの情報を読み取り、鋼材情報をデジタル管理することができる。
(12)コード生成及び母材―製品関係の紐づけ管理機能
図29は、コード生成及び母材―製品関係の紐づけ管理機能に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。ユーザ(業務)はスマートフォン130を介した川中問屋(1)の担当者の操作等を示している。トレースプラス(機能)は制御部310が実行するトレースプラスの機能を示している。トレースプラス(DB)は記憶部320等に記憶されている鋼材情報が格納されたDB(データベース)を示している。
ステップS2910において、制御部310は、母材の鋼材情報に基づき母材の鋼材情報を含むコード情報を生成し、母材のコード情報として該当する鋼材情報DBに格納する。この処理は、鋼材の母材を識別する識別情報を含む母材コード情報を生成する処理の一例である。母材のコード情報は要求に応じて画面に表示される。制御部310は、母材を加工して生成された製品の鋼材情報を含むコード情報を生成し、製品のコード情報として該当する鋼材情報DBに格納する。この処理は、鋼材を加工し、生成された製品を識別する製品コード情報を生成する処理の一例である。製品のコード情報も要求に応じて画面に表示される。
図30は、コード生成及び母材―製品関係の紐づけ管理機能に関する画面の一例を示す図である。
画面3010には、生成された母材のコード情報が含まれる。画面3020には、生成された製品のコード情報が含まれる。なお、製品のコード情報に含まれる製品の鋼材情報にはどの母材から作られた製品であるかの情報が含まれる。例えば画面3020の母材1製品1は、母材1から作られた製品1であることを示している。母材のコード情報はラベルに印字され、該当する母材に貼られる。また製品のコード情報もラベルに印字され、該当する製品に貼られる。
ステップS2920において、制御部310は、スマートフォン130より母材のコード情報の撮像画像から取得された母材の鋼材情報と、製品のコード情報の撮像画像から取得された製品の鋼材情報と、を含むペアリング要求を受け取る。制御部310は、受け取ったペアリング要求に含まれる母材の鋼材情報及び母材から生成された1つ以上の製品の鋼材情報を関連付けて鋼材情報DBに反映する。母材の鋼材情報には母材を識別する情報が含まれる。また製品の鋼材情報には製品を識別する情報が含まれる。
ステップS2920の処理は、母材コード情報を読み取って取得された母材を識別する識別情報と製品コード情報を読み取って取得された製品を識別する識別情報とを関連付けて格納する処理の一例である。
制御部310は、スマートフォン130からの要求に応じて、画面3030がスマートフォン130において表示されるよう制御する。画面3030は、ユーザが母材のコード情報を読み取る際に表示させる画面である。コードスキャンボタン3040が選択されると、撮像部430が起動する。ユーザは撮像部430を介して母材のコード情報を撮像する。画面305は、母材のコード情報を読み取った後に表示される画面である。ペアリングボタン3060が選択されると、撮像部430が起動する。ユーザは撮像部430を介して製品のコード情報を撮像する。母材のコード情報を撮像し、製品のコード情報を撮像すると、スマートフォン130には画面3070が表示される。画面3070は、母材の情報と母材に関連付ける製品の情報とが表示される。画面3070において完了ボタン3080が選択されると、ペアリング要求がスマートフォン130からサーバー装置110に送信される。
完了ボタン3080は所定のグラフィカルユーザインターフェース部品の一例である。
すなわち、制御部310は、母材のコード情報と製品のコード情報とを読み取ったスマートフォン130の画面に表示された完了ボタン3080が選択されたことに基づき母材を識別する識別情報と製品を識別する識別情報とを関連付けて鋼材情報DBに格納する。
川中問屋では母材を加工し製品にするが、上述したコード生成及び母材―製品関係の紐づけ管理機能によれば、母材と母材を加工し生成された製品とを関連付けて管理することができる。
(13)誤出荷防止機能
図31は、誤出荷防止機能に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。ユーザ(業務)はスマートフォン130を介した川中問屋(1)の担当者の操作等を示している。トレースプラス(機能)は制御部310が実行するトレースプラスの機能を示している。トレースプラス(DB)は記憶部320等に記憶されている鋼材情報が格納されたDB(データベース)を示している。基幹システム(DB)は基幹システムが参照可能な他のサーバー装置等の記憶部等に格納された出荷情報が格納されたDB(データベース)を示している。
制御部310は、システム連携している基幹システムより鋼材の出荷情報を受け取ると、鋼材情報DBに格納する。出荷情報には出荷された鋼材の情報が含まれる。この処理は、連携している所定のシステムより鋼材の情報を取得する処理の一例である。ステップS3110において、制御部310は、有効化する。格納した出荷情報を有効化する。例えば、制御部310は、出荷情報に対応する有効化されているか否かを示すフラグを0から1に変更することで有効化する。有効化すると制御部310は、スマートフォン130でのコードの発行を可能とする。
ステップS3120において、制御部310は、出荷情報のコード情報を生成する。
ユーザはスマートフォン130を操作して生成された出荷情報のコード情報を読み取る操作を行う。スマートフォン130は、コード情報から読み取った出荷情報をサーバー装置100に送信する。制御部210は、コード情報から読み取られた出荷情報を受信する。
またユーザはスマートフォン130を操作して鋼材に貼られているラベルのコード情報を読み取る操作を行う。スマートフォン130は、コード情報から読み取った鋼材情報をサーバー装置110に送信する。制御部210は、コード情報から読み取られた鋼材情報を受信する。
この処理は、出荷された鋼材に貼られている鋼材の情報が記載された鋼材ラベルを読み取ることによって取得された鋼材の情報を取得する処理の一例である。
ステップS3130において、制御部310は、受信した出荷情報及び鋼材情報のうち設定された項目の値を突合し、異なる値が入っている項目がある場合は、異なっている項目及びその値の情報を含むアラート画面を生成し、所定の装置(例えばスマートフォン130)の画面に表示するよう制御する。
すなわち、制御部310は、鋼材ラベルより読み取った鋼材の情報と所定のシステムより取得した鋼材の情報とに異なる箇所が存在する場合は、異なる箇所の情報を出力する。
上述した誤出荷防止機能によれば、鋼材の出荷時に、鋼材の出荷情報と鋼材に貼られている鋼材ラベルを読み取り取得した鋼材情報とを比較し、異なっている点があれば項目及びその値を確認することができる。
(14)加工証明書の自動生成機能
図32は、加工証明書の自動生成機能に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。ユーザ(業務)はスマートフォン130を介した川中問屋(1)の担当者の操作等を示している。トレースプラス(機能)は制御部310が実行するトレースプラスの機能を示している。トレースプラス(DB)は記憶部320等に記憶されている鋼材情報が格納されたDB(データベース)を示している。
ステップS3210において、制御部310は、鋼材情報DBに格納されている鋼材の状態情報を監視する。
ステップS3220において、制御部310は、監視している鋼材の状態情報が完了となった鋼材情報が存在する場合、その鋼材情報に基づいて鋼材のトレサビリティを示す資料を生成する。トレサビリティを示す資料は、加工証明書の一例である。トレサビリティを示す資料にはいつ誰によってどのような加工がなされたかの情報が含まれる。制御部310は、生成した鋼材のトレサビリティを示す資料を鋼材情報と関連付けて鋼材情報DBに記憶する。
図33は、鋼材の検索結果の一例を示す図である。図33に示されるように、検索結果にはその鋼材のトレサビリティを示す資料のダウンロードボタン3310が含まれる。ダウンロードボタン3310が選択されると、サーバー装置110にトレサビリティを示す資料のダウンロード要求が送信される。
画面を介してトレサビリティを示す資料のダウンロード要求を受け取ると、ステップS3230において、制御部310は、鋼材情報DBより該当するトレサビリティを示す資料を取得し、ダウンロード要求を送信してきた装置に対して送信する。図34は、トレサビリティを示す資料の一例を示す図である。
上述した加工証明書の自動生成機能によれば、鋼材のステータスが完了になったことに伴い、自動的に鋼材の加工証明書が生成される。ユーザは画面を介して加工証明書を参照したり、ダウンロードしたりすることができる。
(15)ミルボックス・トレースプラス連携機能
図35は、ミルボックス・トレースプラス連携機能に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。ユーザ(業務)はクライアント装置120を介した川中問屋(1)の担当者の操作等を示している。ミルボックス(機能)は制御部210が実行するミルボックスの機能を示している。ミルボックス(DB)は記憶部220等に記憶されているミルシート情報が格納されたDB(データベース)を示している。トレースプラス(機能)は制御部310が実行するトレースプラスの機能を示している。
ステップS3210において、制御部210は、一定のタイミングでAPI等を用いてサーバー装置110より鋼材情報を取得し、記憶部220等に記憶されている蓄積DBに反映させる。
ステップS3220において、制御部210は、ステップS3210で蓄積DBに反映させた鋼材情報に含まれる製鋼番号、寸法、規格、製品長さを検索キーとして取得する。そして、制御部210は、検索キーに基づきミルシートDBを検索し、対象候補となるミルシート情報を抽出する。この処理は、鋼材の情報に基づき、鋼材の情報に関連するミルシート情報の候補を抽出する処理の一例である。制御部210は、対象候補となるミルシート情報が複数存在する場合は、複数のミルシート情報を含む画面を生成し、クライアント装置120に表示させる。ユーザは表示された画面を介して連携するミルシート情報を選択することができる。この処理は、候補として抽出されたミルシート情報が複数存在する場合、複数のミルシート情報を出力する処理の一例である。制御部210は、画面を介して選択されたミルシート情報と鋼材情報とを関連付けて記憶部220等に記憶する。
ユーザがミルシート情報を検索する際には、鋼材情報と関連付けられているミルシート情報を検索対象とすることができる。図36は、検索条件を設定する画面の一例を示す図である。紐づきボタン3610を選択することによって鋼材情報と関連付けられているミルシート情報を検索対象とすることを指示することができる。
図36に示される画面において鋼材情報と関連付けられているミルシート情報を検索対象とすることを指示されると、ステップS3230において、制御部210は、鋼材情報と関連付けられたミルシート情報を検索対象として、入力等された検索条件で検索を行う。
また、ステップS3240において、制御部210は、鋼材情報と関連付けられたミルシート情報に対して、鋼材情報に含まれる販売情報を反映させる。販売情報には、販売先、受注番号、出荷日等が含まれる。図37は、販売先を登録する画面の一例を示す図である。図37の例では、鋼材情報に含まれる、販売先の情報3710、受注番号及び出荷日情報3720が既に自動で登録されていることを示している。
上述したミルボックス・トレースプラス連携機能によれば、鋼材とミルシートを関連付けて管理することができる。
実施形態1の構成によれば、枝分かれしていく商流の中において関係する各プレイヤーそれぞれの装置に対して速やかにミルシートを表示可能とすることができる。
(変形例1)
実施形態1の変形例1を説明する。変形例1では実施形態1と異なる点について主に説明を行う。
実施形態1では、サーバー装置100にミルボックスの機能が実装され、サーバー装置110にトレースプラスの機能が実装された例を示した。しかし、一つのサーバー装置にミルボックスの機能及びトレースプラスの機能が実装されてもよい。
変形例1の構成であっても実施形態1の効果を奏することができる。
<付記>
発明は、次に記載の各態様で提供されてもよい。
(1)情報処理システムであって、少なくとも1つ以上の制御部を有し、前記少なくとも1つ以上の制御部は、鋼材の品質を証明する書類であるミルシート情報を取得し、前記ミルシート情報には前記鋼材の商流を示す商流情報が含まれ、取得した前記ミルシート情報を登録し、前記商流情報に基づき前記鋼材の販売先に前記ミルシート情報を開示するよう制御する、情報処理システム。
(2)上記(1)に記載の情報処理システムにおいて、前記少なくとも1つ以上の制御部は、前記商流情報と、画面を介したユーザの開示操作と、に基づき、前記開示操作されたタイミングから前記鋼材の販売先に前記ミルシート情報を開示するよう制御する、情報処理システム。
(3)上記(1)又は(2)に記載の情報処理システムにおいて、前記少なくとも1つ以上の制御部は、前記商流情報と、設定された開示時間を示す開示時間情報と、に基づき、前記開示時間情報で示されるタイミングから前記鋼材の販売先に前記ミルシート情報を開示するよう制御する、情報処理システム。
(4)上記(1)から(3)までの何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記ミルシート情報を含む画面を表示するよう制御し、前記画面には前記ミルシート情報に対応させて前記鋼材の販売先の装置が前記ミルシート情報を表示できるか否かの情報が含まれる、情報処理システム。
(5)上記(1)から(4)までの何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記少なくとも1つ以上の制御部は、前記販売先を登録する登録画面を介したユーザの選択操作に基づき選択された前記販売先を登録する、情報処理システム。
(6)上記(1)から(5)までの何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記少なくとも1つ以上の制御部は、1つの前記ミルシート情報に含まれる鋼材のデータから出荷された分だけの鋼材の員数及び長さ情報を格納する画面を表示するよう制御する、情報処理システム。
(7)上記(1)から(6)までの何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記少なくとも1つ以上の制御部は、アップロードされた出荷された鋼材のデータに基づき関連するミルシート情報に出荷された分だけの員数及び長さ情報を自動で登録し、前記ミルシート情報には、前記鋼材を識別する識別情報が含まれ、前記鋼材のデータには、前記鋼材を識別する識別情報と、出荷された分だけの鋼材の員数及び長さ情報と、が含まれる、情報処理システム。
(8)上記(1)から(7)までの何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記少なくとも1つ以上の制御部は、前記ミルシート情報を含む画面に選択領域を表示するよう制御し、前記選択領域には予め登録された複数の印影画像が表示される、情報処理システム。
(9)上記(1)から(8)までの何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記ミルシート情報には前記鋼材が用いられる物件に関する物件情報が含まれ、前記少なくとも1つ以上の制御部は、前記物件情報に基づき物件単位にアップロードされた物件についての資料データと前記物件情報が含まれる前記ミルシート情報とを関連付けて格納する、情報処理システム。
(10)上記(1)から(9)までの何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記少なくとも1つ以上の制御部は、出荷された鋼材に貼られている鋼材の情報が記載された鋼材ラベルを読み取ることによって取得された前記鋼材の情報を取得し、前記鋼材ラベルは端末装置を介して読み取られ、前記端末装置の画面を介して入力された前記鋼材の状態を示す状態情報と前記鋼材の情報とを関連付けて登録し、前記状態情報には、前記鋼材の入荷、又は加工、又は出荷の情報が含まれる、情報処理システム。
(11)上記(1)から(10)までの何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記少なくとも1つ以上の制御部は、前記鋼材の母材を識別する識別情報を含む母材コード情報を生成し、前記鋼材を加工し、生成された製品を識別する製品コード情報を生成し、前記母材コード情報を読み取って取得された前記母材を識別する識別情報と前記製品コード情報を読み取って取得された前記製品を識別する識別情報とを関連付けて格納する、情報処理システム。
(12)上記(11)に記載の情報処理システムにおいて、前記少なくとも1つ以上の制御部は、前記母材コード情報と前記製品コード情報とを読み取った端末装置の画面に表示された所定のグラフィカルユーザインターフェース部品が選択されたことに基づき前記母材を識別する識別情報と前記製品を識別する識別情報とを関連付けて格納する、情報処理システム。
(13)上記(1)から(12)までの何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記少なくとも1つ以上の制御部は、出荷された鋼材に貼られている鋼材の情報が記載された鋼材ラベルを読み取ることによって取得された前記鋼材の情報を取得し、前記鋼材ラベルは端末装置を介して読み取られ、連携している所定のシステムより前記鋼材の情報を取得し、前記鋼材ラベルより読み取った前記鋼材の情報と前記所定のシステムより取得した前記鋼材の情報とに異なる箇所が存在する場合は、前記異なる箇所の情報を出力する、情報処理システム。
(14)上記(10)に記載の情報処理システムにおいて、前記鋼材の情報には鋼材の加工の情報が含まれ、前記少なくとも1つ以上の制御部は、前記鋼材の加工の情報に基づき、加工証明書を生成し、前記加工証明書にはいつ誰によってどのような加工がなされたかの情報が含まれる、情報処理システム。
(15)上記(10)に記載の情報処理システムにおいて、前記ミルシート情報には、製鋼番号、寸法、規格、製品長さのうち少なくとも1つ以上の情報が含まれ、前記鋼材の情報には製鋼番号と寸法と規格と製品長さとが含まれ、前記少なくとも1つ以上の制御部は、前記鋼材の情報に基づき、前記鋼材の情報に関連する前記ミルシート情報の候補を抽出し、候補として抽出されたミルシート情報が複数存在する場合、複数のミルシート情報を出力する、情報処理システム。
(16)上記(15)に記載の情報処理システムにおいて、前記少なくとも1つ以上の制御部は、出力された前記複数のミルシート情報のうち選択されたミルシート情報と前記鋼材の情報とを関連付けて格納する、情報処理システム。
(17)情報処理システムが実行する情報処理方法であって、前記少なくとも1つ以上の制御部は、鋼材の品質を証明する書類であるミルシート情報を取得し、前記ミルシート情報には前記鋼材の商流を示す商流情報が含まれ、取得した前記ミルシート情報を登録し、前記商流情報に基づき前記鋼材の販売先に前記ミルシート情報を開示するよう制御する、情報処理方法。
(18)プログラムであって、コンピュータに上記(1)から(16)までの何れか1つに記載の情報処理システムとして機能させるためのプログラム。
もちろん、この限りではない。
例えば、サーバー装置100及びサーバー装置110の処理の一部をクライアント装置が実行してもよい。
上述した実施形態1及び変形例を任意に組み合わせて実施するようにしてもよい。
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 :サーバー装置
110 :サーバー装置
120 :クライアント装置
130 :スマートフォン
150 :ネットワーク
210 :制御部
220 :記憶部
230 :通信部
305 :画面
310 :制御部
320 :記憶部
330 :入力部
340 :出力部
350 :通信部
410 :制御部
420 :記憶部
430 :撮像部
440 :入出力部
450 :通信部
710 :検索ボタン
720 :開示ボタン
730 :情報
910 :検索ボタン
920 :開示ボタン
930 :情報
1000 :情報処理システム
1110 :アップロードボタン
1210 :選択部品
1220 :領域
1230 :登録ボタン
1240 :選択ボタン
1250 :画面
1410 :検索条件入力領域
1420 :検索ボタン
1430 :検索結果表示領域
1440 :状態
1450 :ダウンロードボタン
1510 :ボタン群
1530 :編集ボタン
1540 :圧縮ダウンロードボタン
1710 :選択ボタン
1720 :物件名入力領域
1730 :出荷現品登録ボタン
1800 :出荷現品登録画面
1820 :画面
1830 :画面
2010 :切断証明書アップロードボタン
2110 :領域
2120 :領域
2130 :アップロードボタン
2140 :選択ボタン
2150 :選択ボタン
2160 :画面
2310 :選択領域
2810 :ラベル
2820 :鋼材情報
2830 :トレースボタン
2840 :入荷ボタン
3010 :画面
3020 :画面
3030 :画面
3040 :コードスキャンボタン
3060 :ペアリングボタン
3070 :画面
3080 :完了ボタン
3310 :ダウンロードボタン
3610 :ボタン
3710 :情報
3720 :出荷日情報

Claims (18)

  1. 情報処理システムであって、
    少なくとも1つ以上の制御部を有し、
    前記少なくとも1つ以上の制御部は、
    鋼材の品質を証明する書類であるミルシート情報を取得し、
    前記ミルシート情報には前記鋼材の商流を示す商流情報が含まれ、
    取得した前記ミルシート情報を登録し、
    前記商流情報に基づき前記鋼材の販売先に前記ミルシート情報を開示するよう制御する、
    情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記少なくとも1つ以上の制御部は、
    前記商流情報と、画面を介したユーザの開示操作と、に基づき、前記開示操作されたタイミングから前記鋼材の販売先に前記ミルシート情報を開示するよう制御する、
    情報処理システム。
  3. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記少なくとも1つ以上の制御部は、
    前記商流情報と、設定された開示時間を示す開示時間情報と、に基づき、前記開示時間情報で示されるタイミングから前記鋼材の販売先に前記ミルシート情報を開示するよう制御する、
    情報処理システム。
  4. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記ミルシート情報を含む画面を表示するよう制御し、
    前記画面には前記ミルシート情報に対応させて前記鋼材の販売先の装置が前記ミルシート情報を表示できるか否かの情報が含まれる、
    情報処理システム。
  5. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記少なくとも1つ以上の制御部は、
    前記販売先を登録する登録画面を介したユーザの選択操作に基づき選択された前記販売先を登録する、
    情報処理システム。
  6. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記少なくとも1つ以上の制御部は、
    1つの前記ミルシート情報に含まれる鋼材のデータから出荷された分だけの鋼材の員数及び長さ情報を格納する画面を表示するよう制御する、
    情報処理システム。
  7. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記少なくとも1つ以上の制御部は、
    アップロードされた出荷された鋼材のデータに基づき関連するミルシート情報に出荷された分だけの員数及び長さ情報を自動で登録し、
    前記ミルシート情報には、前記鋼材を識別する識別情報が含まれ、
    前記鋼材のデータには、前記鋼材を識別する識別情報と、出荷された分だけの鋼材の員数及び長さ情報と、が含まれる、
    情報処理システム。
  8. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記少なくとも1つ以上の制御部は、
    前記ミルシート情報を含む画面に選択領域を表示するよう制御し、
    前記選択領域には予め登録された複数の印影画像が表示される、
    情報処理システム。
  9. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記ミルシート情報には前記鋼材が用いられる物件に関する物件情報が含まれ、
    前記少なくとも1つ以上の制御部は、
    前記物件情報に基づき物件単位にアップロードされた物件についての資料データと前記物件情報が含まれる前記ミルシート情報とを関連付けて格納する、
    情報処理システム。
  10. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記少なくとも1つ以上の制御部は、
    出荷された鋼材に貼られている鋼材の情報が記載された鋼材ラベルを読み取ることによって取得された前記鋼材の情報を取得し、
    前記鋼材ラベルは端末装置を介して読み取られ、
    前記端末装置の画面を介して入力された前記鋼材の状態を示す状態情報と前記鋼材の情報とを関連付けて登録し、
    前記状態情報には、前記鋼材の入荷、又は加工、又は出荷の情報が含まれる、
    情報処理システム。
  11. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記少なくとも1つ以上の制御部は、
    前記鋼材の母材を識別する識別情報を含む母材コード情報を生成し、
    前記鋼材を加工し、生成された製品を識別する製品コード情報を生成し、
    前記母材コード情報を読み取って取得された前記母材を識別する識別情報と前記製品コード情報を読み取って取得された前記製品を識別する識別情報とを関連付けて格納する、
    情報処理システム。
  12. 請求項11に記載の情報処理システムにおいて、
    前記少なくとも1つ以上の制御部は、
    前記母材コード情報と前記製品コード情報とを読み取った端末装置の画面に表示された所定のグラフィカルユーザインターフェース部品が選択されたことに基づき前記母材を識別する識別情報と前記製品を識別する識別情報とを関連付けて格納する、
    情報処理システム。
  13. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記少なくとも1つ以上の制御部は、
    出荷された鋼材に貼られている鋼材の情報が記載された鋼材ラベルを読み取ることによって取得された前記鋼材の情報を取得し、
    前記鋼材ラベルは端末装置を介して読み取られ、
    連携している所定のシステムより前記鋼材の情報を取得し、
    前記鋼材ラベルより読み取った前記鋼材の情報と前記所定のシステムより取得した前記鋼材の情報とに異なる箇所が存在する場合は、前記異なる箇所の情報を出力する、
    情報処理システム。
  14. 請求項10に記載の情報処理システムにおいて、
    前記鋼材の情報には鋼材の加工の情報が含まれ、
    前記少なくとも1つ以上の制御部は、
    前記鋼材の加工の情報に基づき、加工証明書を生成し、
    前記加工証明書にはいつ誰によってどのような加工がなされたかの情報が含まれる、
    情報処理システム。
  15. 請求項10に記載の情報処理システムにおいて、
    前記ミルシート情報には、製鋼番号、寸法、規格、製品長さのうち少なくとも1つ以上の情報が含まれ、
    前記鋼材の情報には製鋼番号と寸法と規格と製品長さとが含まれ、
    前記少なくとも1つ以上の制御部は、
    前記鋼材の情報に基づき、前記鋼材の情報に関連する前記ミルシート情報の候補を抽出し、
    候補として抽出されたミルシート情報が複数存在する場合、複数のミルシート情報を出力する、
    情報処理システム。
  16. 請求項15に記載の情報処理システムにおいて、
    前記少なくとも1つ以上の制御部は、
    出力された前記複数のミルシート情報のうち選択されたミルシート情報と前記鋼材の情報とを関連付けて格納する、
    情報処理システム。
  17. 情報処理システムが実行する情報処理方法であって
    材の品質を証明する書類であるミルシート情報を取得し、
    前記ミルシート情報には前記鋼材の商流を示す商流情報が含まれ、
    取得した前記ミルシート情報を登録し、
    前記商流情報に基づき前記鋼材の販売先に前記ミルシート情報を開示するよう制御する、
    情報処理方法。
  18. プログラムであって、
    コンピュータに
    請求項1から請求項16までの何れか1項に記載の情報処理システムとして機能させるためのプログラム。
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