JP7438194B2 - 中継装置及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、中継装置、プログラム、通信システム及び通信方法に関する。
基地局として機能する移動可能な中継装置が知られていた(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2011-029988号公報
解決しようとする課題
中継装置の運用を適切に支援可能な技術を提供することが望ましい。
一般的開示
本発明の第1の態様によれば、無線基地局と通信端末との通信を中継する移動可能な中継装置が提供される。中継装置は、中継装置と無線通信接続を確立している通信端末に、通信端末が受信している電波の測定報告を行うことなくハンドオーバするハンドオーバ先を示すハンドオーバ先情報を送信する情報送信部を備えてよい。
上記中継装置は、上記中継装置が移動しているか否かを判定する移動判定部を備えてよく、上記情報送信部は、上記中継装置が通信端末と無線通信接続を確立しているときに、上記中継装置が移動していると判定された場合に、上記通信端末に上記ハンドオーバ先情報を送信してよい。上記中継装置は、上記中継装置の移動速度が予め定められた速度よりも速いか否かを判定する移動速度判定部を備えてよく、上記情報送信部は、上記中継装置が通信端末と無線通信接続を確立しているときに、上記中継装置の移動速度が予め定められた速度より速いと判定された場合に、上記通信端末に上記ハンドオーバ先情報を送信してよい。上記情報送信部は、上記中継装置が無線通信接続を確立している無線基地局をハンドオーバ先として示すハンドオーバ先情報を上記通信端末に送信してよい。
上記中継装置は、上記中継装置とは異なる複数の移動可能な中継装置からの電波受信強度を測定する受信強度測定部を備えてよく、上記情報送信部は、上記複数の移動可能な中継装置のうち、上記電波受信強度がより強い中継装置をハンドオーバ先として示すハンドオーバ先情報を上記通信端末に送信してよい。上記中継装置は、上記中継装置とは異なる複数の移動可能な中継装置からの電波受信強度の時間的変化を判定する変化判定部を備えてよく、上記情報送信部は、上記複数の移動可能な中継装置のうち、上記電波受信強度がより強く、上記時間的変化がより少ない上記中継装置をハンドオーバ先として示すハンドオーバ先情報を上記通信端末に送信してよい。上記中継装置は、上記中継装置とは異なる複数の移動可能な中継装置からの電波受信強度の時間的変化を判定する変化判定部を備えてよく、上記情報送信部は、上記複数の移動可能な中継装置のうち、上記時間的変化がより少ない上記中継装置をハンドオーバ先として示すハンドオーバ先情報を上記通信端末に送信してよい。
上記中継装置は、車両に搭載されてよい。上記情報送信部は、上記車両の状態が予め定められた状態になったことに応じて、上記通信端末に上記ハンドオーバ先情報を送信してよい。上記車両は、オフ状態、電源オン状態、及び走行可能状態を有してよく、上記中継装置は、上記車両が上記電源オン状態であるとき及び上記走行可能状態であるときに上記無線基地局と上記通信端末との通信を中継する中継機能を実行してよく、上記情報送信部は、上記車両の状態が、上記電源オン状態から上記走行可能状態に切り替わったときに、上記通信端末に上記ハンドオーバ先情報を送信してよい。
本発明の第2の態様によれば、コンピュータを、上記中継装置として機能させるためのプログラムが提供される。
本発明の第3の態様によれば、通信システムが提供される。通信システムは、無線基地局と通信端末との通信を中継する移動可能な中継手段を備えてよい。通信システムは、通信端末が受信している電波の測定報告を行うことなく通信端末がハンドオーバするハンドオーバ先を特定する特定手段を備えてよい。通信システムは、中継手段と無線通信接続を確立している通信端末に対して、特定手段が特定したハンドオーバ先を示すハンドオーバ先情報を通知する情報送信手段を備えてよい。
上記通信システムは、上記中継手段の状態情報を取得する状態情報取得手段を備えてよく、上記特定手段は、上記中継手段が第1状態であるときに上記ハンドオーバ先を特定してよく、上記情報送信手段は、上記中継手段が第2状態であるときに、上記通信端末に対して、上記ハンドオーバ先情報を通知してよく、上記第1状態は、上記中継手段の中継機能がオンとされたことであってよく、上記第2状態は、上記中継手段が移動していることであってよい。上記通信システムは、上記中継手段の状態情報を取得する状態情報取得手段を備えてよく、上記特定手段は、上記中継手段が第1状態であるときに上記ハンドオーバ先を更新して特定してよく、上記情報送信手段は、上記中継手段が第2状態であるときに、上記通信端末に対して、上記ハンドオーバ先情報を通知してよく、上記第1状態は、上記中継手段の現在位置が所定エリアにあることであってよく、上記第2状態は、上記中継手段が所定速度を超えて移動していることであってよい。
本発明の第4の態様によれば、通信方法が提供される。通信方法は、無線基地局と通信端末との通信を中継する移動可能な中継手段と無線通信接続を確立している通信端末が、受信している電波の測定報告を行うことなく中継手段からハンドオーバするハンドオーバ先を特定する特定段階を備えてよい。通信方法は、中継手段と無線通信接続を確立している通信端末に対して、特定段階において特定されたハンドオーバ先を示すハンドオーバ先情報を通知する情報送信段階を備えてよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
通信システム10の一例を概略的に示す。 通信システム10における処理の流れの一例を概略的に示す。 中継装置210の機能構成の一例を概略的に示す。 中継装置210による処理の流れの一例を概略的に示す。 中継装置210による処理の流れの一例を概略的に示す。 通信システム10の機能構成の一例を概略的に示す。 通信システム10による処理の流れの一例を概略的に示す。 通信システム10による処理の流れの一例を概略的に示す。 中継装置210として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、通信システム10の一例を概略的に示す。通信システム10は、無線基地局100と通信端末300との通信を中継する中継装置210を含む。中継装置210は、移動体に搭載されてよい。本実施形態では、中継装置210が車両200に搭載される場合を例に挙げて説明する。中継装置210を搭載した車両200は、移動基地局と呼ばれる場合もある。通信システム10は、車両200を含んでもよい。通信システム10は、無線基地局100を含んでもよい。移動体の他の例として、ドローンのような無人航空機等が挙げられる。
車両200は、自動車であってよい。車両200は、無線通信機能を有していれば、どのような種類の自動車であってもよい。車両200は、例えば、ガソリン車であってよく、また、いわゆるエコカーであってもよい。エコカーの種類としては、HV(Hybrid Vehicle)、PHEV/PHV(Plug-in Hybrid Vehicle)、EV(Electric Vehicle)、及びFCV(Fuel Cell Vehicle)等が挙げられる。車両200は、どのような用途の自動車であってもよい。車両200は、例えば、自家用車であってよく、また、タクシー及びバス等の事業用の車両であってもよい。
無線基地局100は、任意の移動体通信方式に準拠していてよい。無線基地局100は、例えば、3G(3rd Generation)通信方式に準拠する。無線基地局100は、例えば、LTE(Long Term Evolution)通信方式に準拠する。無線基地局100は、eNB(eNodeB)であってよい。また、無線基地局100は、例えば、5G(5th Generation)通信方式に準拠する。無線基地局100は、gNB(gNodeB)であってよい。無線基地局100は、6G(6th Generation)通信方式以降の移動体通信方式に準拠してもよい。ここでは、無線基地局100がLTE通信方式に準拠する場合を主に例に挙げて説明する。
中継装置210は、例えば、無線基地局100によって生成される無線通信エリア102に在圏して、無線基地局100との間で無線通信を実行する。中継装置210が無線基地局100によって生成される無線通信エリア102に在圏しているとは、中継装置210が無線通信エリア102内に位置して無線基地局100と無線通信接続を確立していることであってよい。
中継装置210は、例えば、無線通信エリア202を生成して、無線通信エリア202に在圏している通信端末300との間で無線通信を実行する。通信端末300が無線通信エリア202に在圏しているとは、通信端末300が無線通信エリア202内に位置して中継装置210と無線通信接続を確立していることであってよい。なお、通信端末300が中継装置210によって生成されている無線通信エリア202に在圏していることを、通信端末300が中継装置210に在圏していると記載する場合がある。
中継装置210と通信端末300との間の移動体通信方式は、中継装置210と無線基地局100との間の移動体通信方式と同一であってよい。また、中継装置210と通信端末300との間の移動体通信方式は、中継装置210と無線基地局100との間の移動体通信方式と異なってもよい。
通信端末300は、無線通信機能を有していればどのような通信端末であってもよい。通信端末300は、例えば、スマートフォン等の携帯電話、タブレット端末、ウェアラブル端末、及びPC(Personal Computer)等である。また、通信端末300は、IoT(Internet of Thing)端末であってもよい。
通信端末300が中継装置210に在圏している状態で、中継装置210を搭載している車両200が移動すると、無線通信エリア202が移動することによって、通信端末300が無線通信エリア202の外に出てしまうことになる。通信端末300のハンドオーバが間に合えば、通信端末300の無線通信接続は維持されるが、ハンドオーバが間に合わなかった場合、無線通信接続が切断されてしまい、通信端末300のユーザの体感品質が低下してしまうおそれがある。
本実施形態に係る中継装置210は、中継装置210に在圏している通信端末300に、通信端末300が受信している電波の測定報告を行うことなくハンドオーバするハンドオーバ先を示すハンドオーバ先情報を、予め送信する。当該測定報告は、いわゆるMeasurement Report(MRと記載する場合がある。)であってよい。通信端末300が受信している電波の測定報告を行うことなく指定されたハンドオーバ先にハンドオーバすることを、無測定ハンドオーバと記載する場合がある。通信端末300が受信している電波の測定報告を行うことなくハンドオーバするハンドオーバ先を示すハンドオーバ先情報を、無測定ハンドオーバ先情報と記載する場合がある。
中継装置210は、中継装置210の無線通信エリア202から通信端末300が外れてしまう蓋然性が高まったときに、無測定ハンドオーバ先情報を通信端末300に送信してよい。中継装置210は、例えば、車両200が停止している状態で、中継装置210が無線基地局100と通信端末300との通信を中継している状況において、車両200の移動を検出したときに、無測定ハンドオーバ先情報を通信端末300に送信する。これにより、車両200の移動によって通信端末300が無線通信エリア202から外れてしまいそうになったときに、通信端末300は、測定報告を行うことなく、迅速に、無測定ハンドオーバ先情報によって示されるハンドオーバ先にハンドオーバすることができ、ハンドオーバが間に合わずに無線通信接続が切断されてしまう事態の発生を抑制することができる。
なお、無測定ハンドオーバは、通信端末300が受信している電波の測定報告を行うことなくハンドオーバ先を指定するので、例えば、通信端末300が無線通信エリア内に位置しない無線基地局が結果として指定されると、通信端末300がハンドオーバできない場合がある。
本実施形態に係る中継装置210は、例えば、中継装置210が在圏している無線基地局100をハンドオーバ先として示す無測定ハンドオーバ先情報を通信端末300に送信する。中継装置210が無線通信エリア102内に位置しているということは、中継装置210に在圏している通信端末300も無線通信エリア102内に位置している可能性が非常に高い。このため、非常に高い確率で、通信端末300のハンドオーバを成功させることができる。
中継装置210は、他の複数の中継装置210からの電波受信強度を測定して、電波受信強度がより強い中継装置210をハンドオーバ先として示す無測定ハンドオーバ先情報を、通信端末300に送信してもよい。また、中継装置210は、他の複数の中継装置210からの電波受信強度の時間的変化を判定して、時間的変化がより少ない中継装置210をハンドオーバ先として示す無測定ハンドオーバ先情報を、通信端末300に送信してもよい。中継装置210は、他の複数の中継装置210のうち、電波受信強度がより強く、電波受信強度の時間的変化がより少ない中継装置210をハンドオーバ先として示す無測定ハンドオーバ先情報を通信端末300に送信してもよい。
他の中継装置210からの電波受信強度が強く、電波受信強度の時間的変化が少ないということは、当該他の中継装置210が、比較的近くに位置し、停止しているか又は低速走行している可能性が高い。例えば、第1の車両200に搭載されている第1の中継装置210が電波受信強度を測定した場合において、電波受信強度が強く、電波受信強度の時間的変化が少ない第2の中継装置210を搭載している第2の車両200は、第1の車両200の比較的近くに位置しており、かつ、停止しているか又は低速走行している可能性が高い。第1の中継装置210に在圏している通信端末300は、第2の中継装置210の無線通信エリア202内に位置する可能性が高く、第1の中継装置210が移動してしまった後も、第2の中継装置210の無線通信エリア202内に位置する可能性が高い。このため、第2の中継装置210をハンドオーバ先として示す無測定ハンドオーバ先情報を通信端末300に送信しておくことによって、高い確率で、通信端末300のハンドオーバを成功させることができる。
図2は、通信システム10における処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、車両200が停止しており、中継装置210に通信端末300が在圏している状態を開始状態として説明する。
ステップ(ステップをSと省略して記載する場合がある。)102では、車両200が移動を開始する。S104では、中継装置210が、車両200の移動開始を検知したことに応じて、中継装置210が在圏している無線基地局100をハンドオーバ先として示す無測定ハンドオーバ先情報を通信端末300に送信する。
S106では、通信端末300が、中継装置210からの電波受信強度を測定する。この時点では、中継装置210からの電波受信強度がハンドオーバ閾値より高いものとして説明を続ける。
S108では、通信端末300が、中継装置210からの電波受信強度を測定する。この時点で、中継装置210からの電波受信強度がハンドオーバ閾値より低いものとして説明を続ける。
S110では、ハンドオーバ処理が実行されて、通信端末300がハンドオーバする。図2に示す例では、通信端末300は、中継装置210が在圏している無線基地局100にハンドオーバする。
当該ハンドオーバ処理の方式は、任意の方式であってよい。例えば、当該ハンドオーバ処理は、X2ハンドオーバである。この場合、中継装置210は、S104において、通信端末300に無測定ハンドオーバ先情報を送信した後、ハンドオーバ先に対して、ハンドオーバ要求と、通信端末300の端末情報とを送信しておいてよい。当該ハンドオーバ要求は、通信端末300が無線基地局100にハンドオーバする可能性があることを示す要求であってよい。無線基地局100は、受信したハンドオーバ要求を格納して、通信端末300からの要求を待機する。S110において、通信端末300が、ハンドオーバの要求を無線基地局100に送信し、通信端末300と無線基地局100との間で同期処理が行われる。また、無線基地局100から、コアネットワーク20内のMME(Mobility Management Entity)22に対してパスの切り替え要求が送信され、MME22は、ハンドオーバ先をコア側に通知する。そして、コア側によって、パスの切り替えが行われ、ハンドオーバが完了する。なお、当該ハンドオーバ処理は、S1ハンドオーバであってもよい。
図3は、中継装置210の機能構成の一例を概略的に示す。中継装置210は、基地局通信部212、端末通信部220、移動判定部230、移動速度判定部232、受信強度測定部234、及び変化判定部236を備える。なお、中継装置210がこれらの全ての構成を備えることは必須とは限らない。
基地局通信部212は、無線基地局100と無線通信する。端末通信部220は、通信端末300と無線通信する。端末通信部220は、特定部221及び情報送信部222を有する。
特定部221は、中継装置210に在圏している通信端末300が、受信している電波の測定報告を行うことなく中継装置210からハンドオーバするハンドオーバ先を特定する。すなわち、特定部221は、中継装置210に在圏している通信端末300の、無測定ハンドオーバ先を特定する。
特定部221は、例えば、中継装置210が在圏している無線基地局100をハンドオーバ先として特定する。特定部221は、例えば、ハンドオーバ先を示す情報として、中継装置210が在圏している無線基地局100のセルIDを取得する。中継装置210が在圏している無線基地局100のセルIDは、基地局通信部212によって管理されていてよく、特定部221は、基地局通信部212からセルIDを取得してよい。特定部221は、中継装置210が、在圏していた無線基地局100とは異なる無線基地局100に在圏した場合、新たに在圏した無線基地局100を、通信端末300のハンドオーバ先として再特定してよい。
情報送信部222は、中継装置210に在圏している通信端末300に、無測定ハンドオーバ先情報を送信する。情報送信部222は、例えば、ハンドオーバ先として、特定部221によって特定されたハンドオーバ先を示す無測定ハンドオーバ先情報を通信端末300に送信する。情報送信部222は、例えば、無測定ハンドオーバ先情報として、ハンドオーバ先の指定を含むメッセージ(例えば、RRC Connection Reconfiguration)を通信端末300に送信する。
中継装置210は、特定部221を有さなくてもよく、無線基地局100が特定部を有してもよい。無線基地局100が有する特定部は、無線基地局100に在圏している中継装置210に在圏している通信端末300のハンドオーバ先を特定してよい。当該特定部は、例えば、当該特定部を有する無線基地局100を、中継装置210に在圏している通信端末300のハンドオーバ先として特定する。なお、無線基地局100ではなく、コアネットワーク20内の他の装置が特定部を有してもよい。
移動判定部230は、中継装置210が移動しているか否かを判定する。移動判定部230は、中継装置210を搭載している移動体が移動していることを検知した場合に、中継装置210が移動していると判定してよく、中継装置210を搭載している移動体が移動していないことを検知した場合に、中継装置210が移動していないと判定してよい。
情報送信部222は、通信端末300が中継装置210に在圏しているときに、移動判定部230によって中継装置210が移動していると判定された場合に、通信端末300に無測定ハンドオーバ先情報を送信してよい。
移動速度判定部232は、中継装置210の移動速度が予め定められた速度よりも速いか否かを判定する。移動速度判定部232は、中継装置210を搭載している移動体の移動速度が予め定められた速度よりも速い場合に、中継装置210の移動速度が予め定められた速度よりも速いと判定してよい。移動速度判定部232は、中継装置210を搭載している移動体の移動速度が予め定められた速度よりも遅い場合に、中継装置210の移動速度が予め定められた速度よりも遅いと判定してよい。
情報送信部222は、通信端末300が中継装置210に在圏しているときに、移動速度判定部232によって、中継装置210の移動速度が予め定められた速度よりも速いと判定された場合に、通信端末300に無測定ハンドオーバ先情報を送信してよい。
受信強度測定部234は、他の複数の中継装置210からの電波受信強度を測定する。特定部221は、複数の中継装置210のうち、電波受信強度がより強い中継装置210をハンドオーバ先として特定してよい。特定部221は、例えば、複数の中継装置210のうち、電波受信強度が最も強い中継装置210をハンドオーバ先として特定する。情報送信部222は、複数の中継装置210のうち、電波受信強度がより強い中継装置210をハンドオーバ先として示す無測定ハンドオーバ先情報を通信端末300に送信してもよい。情報送信部222は、例えば、複数の中継装置210のうち、電波受信強度が最も強い中継装置210をハンドオーバ先として示す無測定ハンドオーバ先情報を通信端末300に送信する。中継装置210は、例えば、ハンドオーバ先として、電波受信強度がより強い中継装置210を識別する識別情報を含むメッセージ(例えば、RRC Connection Reconfiguration)を通信端末300に送信する。中継装置210の識別情報は、中継装置210を識別可能であればどのような情報であってもよい。
変化判定部236は、他の複数の中継装置210からの電波受信強度の時間的変化を判定する。変化判定部236は、他の複数の中継装置210のうち、電波受信強度の時間的変化がより少ない中継装置210を特定してよい。
特定部221は、複数の中継装置210のうち、電波受信強度の時間的変化がより少ない中継装置210をハンドオーバ先として特定してもよい。特定部221は、例えば、電波受信強度の時間的変化が最も少ない中継装置210をハンドオーバ先として特定する。情報送信部222は、例えば、複数の中継装置210のうち、電波受信強度の時間的変化がより少ない中継装置210をハンドオーバ先として示す無測定ハンドオーバ先情報を通信端末300に送信する。情報送信部222は、例えば、電波受信強度の時間的変化が最も少ない中継装置210をハンドオーバ先として示す無測定ハンドオーバ先情報を通信端末300に送信する。特定部221は、例えば、電波受信強度がより強く、電波受信強度の時間的変化がより少ない中継装置210をハンドオーバ先として特定する。情報送信部222は、例えば、電波受信強度がより強く、電波受信強度の時間的変化がより少ない中継装置210をハンドオーバ先として示す無測定ハンドオーバ先情報を通信端末300に送信する。
図4は、中継装置210による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、通信端末300が中継装置210に在圏しており、中継装置210が停止している状態を開始状態とし、中継装置210が通信端末300に対して無測定ハンドオーバ先情報を送信するまでの処理の流れを概略的に説明する。
S202では、移動判定部230が、中継装置210が移動を開始したか否かを判定する。開始したと判定した場合、S204に進む。
S204では、情報送信部222が、中継装置210が在圏している無線基地局100のセルIDを取得する。情報送信部222は、例えば、S202において中継装置210が移動を開始したと判定された後に、特定部221によって特定されたセルIDを特定部221から取得する。情報送信部222は、S202において中継装置210が移動を開始したと判定される前に、特定部221によって特定されたセルIDを特定部221から取得してもよい。情報送信部222は、無線基地局100が有する特定部によって特定されたセルIDを、当該特定部から取得してもよい。
S206では、情報送信部222が、ハンドオーバ先として、S204において取得したセルIDを含む無測定ハンドオーバ先情報を通信端末300に送信する。そして、処理を終了する。
図4では、S202において、移動判定部230が、中継装置210が移動を開始したか否かを判定する例を挙げて説明したが、代わりに、移動速度判定部232が、中継装置210の移動速度が予め定められた速度よりも速いか否かを判定してもよい。
図5は、中継装置210による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、図4と異なる点を主に説明する。
S302では、移動判定部230が、中継装置210が移動を開始したか否かを判定する。開始したと判定した場合、S304に進む。
S304では、受信強度測定部234が、他の複数の中継装置210からの電波受信強度を測定する。S306では、変化判定部236が、他の複数の中継装置210からの電波受信強度の時間的変化を判定する。
S308では、情報送信部222が、電波受信強度が特定の強度よりも強い中継装置210のうち、電波受信強度の時間的変化が最も少ない中継装置210を特定し、特定した中継装置210をハンドオーバ先として示す無測定ハンドオーバ先情報を、通信端末300に送信する。なお、情報送信部222は、電波受信強度が強い順に予め定められた数の中継装置210を特定し、特定した中継装置210のうち、電波受信強度の時間的変化が最も少ない中継装置210を特定し、当該中継装置210をハンドオーバ先として示す無測定ハンドオーバ先情報を、通信端末300に送信してもよい。そして、処理を終了する。
図6は、通信システム10の機能構成の一例を概略的に示す。通信システム10は、中継手段402、状態情報取得手段404、特定手段406、及び情報送信手段408を備える。
中継手段402は、無線基地局100と通信端末300との通信を中継する。中継手段402は、例えば、無線基地局100と無線通信接続を確立し、かつ、通信端末300と無線通信接続を確立して、無線基地局100と通信端末300との通信を中継する。中継手段402は、移動可能である。中継手段402は、移動体に搭載されてよい。中継手段402は、例えば、中継装置210内に配置される。
状態情報取得手段404は、中継手段402の状態を示す状態情報を取得する。状態情報取得手段404は、例えば、中継装置210内に配置されて、中継手段402の状態情報を取得する。また、状態情報取得手段404は、例えば、無線基地局100内に配置されて、無線基地局100に在圏する中継装置210内の中継手段402の状態情報を当該中継装置210から受信する。
特定手段406は、中継手段402が通信を中継する通信端末300が、通信端末300が受信している電波の測定報告を行うことなくハンドオーバするハンドオーバ先を特定する。すなわち、特定手段406は、中継手段402が通信を中継する通信端末300の無測定ハンドオーバ先を特定する。特定手段406は、例えば、中継手段402が在圏している無線基地局100を、通信端末300の無測定ハンドオーバ先として特定する。特定手段406は、例えば、中継装置210内に配置される。また、特定手段406は、例えば、無線基地局100内に配置される。
情報送信手段408は、中継手段402と無線通信接続を確立している通信端末300に対して、特定手段406が特定したハンドオーバ先を示すハンドオーバ先情報を通知する。情報送信手段408は、特定手段406によって特定された無測定ハンドオーバ先を示す無測定ハンドオーバ先情報を、中継手段402と無線通信接続を確立している通信端末300に対して送信してよい。情報送信手段408は、例えば、中継装置210内に配置される。
特定手段406は、中継手段402が第1状態であるときに、中継手段402と無線通信接続を確立している通信端末300のハンドオーバ先を特定してよく、情報送信手段408は、中継手段402が第2状態であるときに、通信端末300に対して、特定手段406が特定したハンドオーバ先を示すハンドオーバ先情報を通知してよい。第1状態は、中継手段402の中継機能がオンにされたことであってよく、第2状態は、中継手段402が移動していることであってよい。すなわち、中継手段402の中継機能がオンにされたときに、特定手段406が、中継手段402と無線通信接続を確立している通信端末300のハンドオーバ先を特定し、中継手段402が移動しているときに、情報送信手段408が、特定手段406によって特定されていたハンドオーバ先を示すハンドオーバ先情報を通信端末300に送信する。これにより、中継手段402が停止している状態で中継機能がオンにされたことに応じて、特定手段406がハンドオーバ先を特定し、中継手段402が移動を開始して、中継手段402に在圏していた通信端末300が中継手段402の無線通信エリアから外れてしまう蓋然性が高まったことに応じて、情報送信手段408が、中継手段402に在圏している通信端末300に対して、ハンドオーバ先情報を送信することができる。
特定手段406は、中継手段402が第1状態であるときに、通信端末300のハンドオーバ先を更新して特定してよく、情報送信手段408は、中継手段402が第2状態であるときに、通信端末300に対して、特定手段406が更新して特定したハンドオーバ先を示すハンドオーバ先情報を通知してよい。第1状態は、中継手段402の現在位置が所定エリアにあることであってよく、第2状態は、中継手段402が所定速度を超えて移動していることであってよい。所定エリアは、中継手段402が在圏していた無線通信エリアの外のエリアであってよい。すなわち、中継手段402の現在位置が、在圏していた無線通信エリアの外である場合に、特定手段406が、ハンドオーバ先を更新して特定する。例えば、特定手段406は、中継手段402が第1の無線基地局100の無線通信エリア内に位置しているときに、第1の無線基地局100をハンドオーバ先として特定し、中継手段402が第2の無線基地局100の無線通信エリア内に移動した場合に、ハンドオーバ先を更新して、第2の無線基地局100をハンドオーバ先として特定する。そして、中継手段402が所定速度を超えて移動している場合に、情報送信手段408が、中継手段402によって更新して特定されたハンドオーバ先を示すハンドオーバ先情報を、中継手段402に在圏している通信端末300に対して送信する。これにより、例えば、第2の無線基地局100の無線通信エリア内に位置する中継手段402が、所定速度を超えて移動を開始し、中継手段402に在圏している通信端末300が、中継手段402の無線通信エリアから外れてしまう蓋然性が高まったことに応じて、情報送信手段408が、第2の無線基地局100をハンドオーバ先として示すハンドオーバ先情報を、中継手段402に在圏している通信端末300に対して送信することができる。なお、このときの所定速度は時速0(ゼロ)キロメートルに設定してもよく、またはそれより速い速度に設定してもよい。
図7は、通信システム10による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、中継機能がオフになっている中継手段402の状態を監視している状態から、中継手段402に在圏している通信端末300に対して、通信端末300の中継手段402からのハンドオーバ先を示すハンドオーバ先情報を送信するまでの処理について説明する。
S402では、状態情報取得手段404が、中継手段402の状態情報を取得する。S404では、状態情報取得手段404が、中継手段402の中継機能がオンになったか否かを判定する。オンになったと判定した場合、S406に進み、なっていないと判定した場合、S402に戻る。
S406では、特定手段406が、中継手段402に在圏している通信端末300の、中継手段402からのハンドオーバ先を特定する。特定手段406は、例えば、中継手段402が在圏している無線基地局100をハンドオーバ先として特定する。
S408では、状態情報取得手段404が、中継手段402の状態情報を取得する。S410では、状態情報取得手段404が、中継手段402が移動しているか否かを判定する。移動していると判定した場合、S412に進み、移動していないと判定した場合、S408に戻る。
S412では、情報送信手段408が、S406において特定手段406が特定したハンドオーバ先を示すハンドオーバ先情報を、中継手段402に在圏している通信端末300に対して送信する。そして、処理を終了する。
図8は、通信システム10による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、中継手段402が第1の無線基地局100の無線通信エリアに在圏しているときに、特定手段406によって当該第1の無線基地局が無測定ハンドオーバ先として特定された後、中継手段402の状態を監視している状態から、情報送信手段408が通信端末300に対して、ハンドオーバ先情報を送信するまでの処理について説明する。
S502では、状態情報取得手段404が、中継手段402の状態情報を取得する。S504では、状態情報取得手段404が、中継手段402が在圏していた第1の無線基地局100の無線通信エリアの外のエリアに移動したか否かを判定する。移動したと判定した場合、S506に進み、移動していないと判定した場合、S502に戻る。ここでは、中継手段402が、第2の無線基地局100の無線通信エリア内に移動したものとして説明を続ける。
S506では、特定手段406が、中継手段402に在圏している通信端末300の、中継手段402からのハンドオーバ先を特定する。特定手段406は、例えば、中継手段402が在圏している第2の無線基地局100をハンドオーバ先として特定(更新)する。
S508では、状態情報取得手段404が、中継手段402の状態情報を取得する。S510では、状態情報取得手段404が、中継手段402が所定速度を超えて移動しているか否かを判定する。所定速度を超えて移動していると判定した場合、S512に進み、所定速度を超えて移動していないと判定した場合、S508に戻る。
S512では、情報送信手段408が、S506において特定手段406が特定(更新)したハンドオーバ先を示すハンドオーバ先情報を、中継手段402に在圏している通信端末300に対して送信する。そして、処理を終了する。
図9は、中継装置210として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、上記実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、上記実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、上記実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、DVDドライブ1226、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。DVDドライブ1226は、DVD-ROMドライブ及びDVD-RAMドライブ等であってよい。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びタッチパネルのようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されている。
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにする。コンピュータ1200は、ディスプレイデバイス1218を備えていなくてもよく、その場合、グラフィックコントローラ1216は、イメージデータが外部のディスプレイデバイスに表示されるようにする。
通信インタフェース1222は、無線通信ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVDドライブ1226は、プログラム又はデータをDVD-ROM1227等から読み取り、記憶装置1224に提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1240はまた、USBポート等を介して、様々な入出力ユニットを入出力コントローラ1220に接続してよい。
プログラムは、DVD-ROM1227又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、DVD-ROM1227、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU1212は、記憶装置1224、DVDドライブ1226(DVD-ROM1227)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
上記実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 システム、20 コアネットワーク、22 MME、100 無線基地局、102 無線通信エリア、200 車両、202 無線通信エリア、210 中継装置、212 基地局通信部、220 端末通信部、222 情報送信部、230 移動判定部、232 移動速度判定部、234 受信強度測定部、236 変化判定部、300 通信端末、402 中継手段、404 状態情報取得手段、406 特定手段、408 情報送信手段、1200 コンピュータ、1210 ホストコントローラ、1212 CPU、1214 RAM、1216 グラフィックコントローラ、1218 ディスプレイデバイス、1220 入出力コントローラ、1222 通信インタフェース、1224 記憶装置、1226 DVDドライブ、1227 DVD-ROM、1230 ROM、1240 入出力チップ

Claims (2)

  1. 無線基地局と通信端末との通信を中継する移動可能な中継装置であって、
    前記中継装置が移動しているか否かを判定する移動判定部と、
    前記中継装置が前記通信端末と無線通信接続を確立しており前記中継装置が停止している状態で、前記中継装置が前記無線基地局と前記通信端末との通信を中継している状況において、前記中継装置が移動し、前記移動判定部によって前記中継装置が移動していると判定されたことに応じて前記中継装置が無線通信接続を確立している無線基地局のセルIDを取得し、前記通信端末に、前記通信端末が受信している電波の測定報告を行うことなくハンドオーバするハンドオーバ先として前記無線基地局を示す、前記セルIDを含む無測定ハンドオーバ先情報を送信する情報送信部とを備える、中継装置。
  2. 無線基地局と通信端末との通信を中継する移動可能な中継手段が前記通信端末と無線通信接続を確立しており前記中継手段が停止している状態で、前記中継手段が前記無線基地局と前記通信端末との通信を中継している状況において、前記中継手段が移動し、前記中継手段が移動していると判定したことに応じて前記中継手段が無線通信接続を確立している無線基地局のセルIDを取得し、前記通信端末が受信している電波の測定報告を行うことなく前記通信端末が前記中継手段からハンドオーバするハンドオーバ先として前記無線基地局を特定する特定段階と、
    前記中継手段と無線通信接続を確立している前記通信端末に対して、前記特定段階において特定された前記無線基地局をハンドオーバ先として示す、前記セルIDを含む無測定ハンドオーバ先情報を通知する情報送信段階と
    を備える、通信方法。
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