JP7437331B2 - データ配信装置、配信システム - Google Patents

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本発明は、データ配信装置、および配信システムに関する。
近年、地図データを用いた自動運転技術が実用化されつつある。現在の自動運転技術はセンサ情報に加え、地図データを、車両の位置補正や、走行ルート道路情報の先読みとして使用している。当該地図データはカーナビ用の従来地図データに比べて、高い精度が必要とされている。ただし、主に一般道では、車両に搭載されたセンサなどの機器の他に道路の劣化や障害物等の道路状態と車両との関係を考慮する手段がなく、車両に搭載されたセンサなどの情報を用いた自動運転車両の制御に限界がある。そのため、自動運転は様々な要因で中断されてしまうことがある。特許文献1には、一の車両からの問合せに応じて、推奨する走行ラインに関する情報を提供する走行支援装置であって、走行レーンの情報を含む道路ネットワーク情報を記憶する道路情報記憶部と、他の車両が走行した位置を、前記道路ネットワーク情報における前記走行レーンとの位置関係として特定し、前記他の車両の走行に伴う走行ラインを含む車両走行情報を取得する走行情報取得部と、前記車両走行情報を取得した際の前記他の車両の走行環境に関する走行環境情報を取得する走行環境情報取得部と、前記車両走行情報を取得した際の前記他の車両が走行している道路の路面情報を取得する路面情報取得部と、前記車両走行情報を取得した際の前記他の車両の走行に一時的に影響を与える道路の状況である道路状況情報を取得する道路状況取得部と、前記取得された車両走行情報、前記走行環境情報、前記路面情報、前記道路状況情報を、前記車両自体の情報と共に記憶するデータ記憶部と、前記道路ネットワーク情報を利用する前記一の車両からの問合せに応じて、前記データ記憶部に記憶された前記車両走行情報、前記走行環境情報、前記路面情報、前記道路状況情報の少なくとも一部と前記車両自体の情報との組合せから、当該走行する車両に推奨する走行ラインの情報を出力する出力部とを備えた走行支援装置が開示されている。
特開2018-181034号公報
特許文献1に記載されている発明では、車両の幅が考慮されておらず改善の余地がある。
本発明の第1の態様によるデータ配信装置は、情報を送信する車両である送信車両から前記車両の走行軌跡、および前記車両の幅および長さに関する情報である車両情報を受信するサーバ通信部と、前記サーバ通信部が受信した前記走行軌跡に基づき走行経路を算出し、前記走行経路および前記車両情報を関連付けた走行可能情報を生成し、走行可能情報データベースを更新する走行可能情報生成部と、情報を受信する車両である受信車両の幅および長さに応じて、前記走行可能情報データベースから前記走行可能情報を抽出して前記受信車両に送信する走行可能情報送信部とを備え、前記サーバ通信部は、前記送信車両から前記走行軌跡が得られた日時の情報も受信し、前記走行可能情報には、前記走行軌跡が得られた日時も関連付けられ、前記走行可能情報送信部は、前記日時を含む走行可能情報を送信する
本発明の第2の態様によるデータ配信装置は、情報を送信する車両である送信車両から前記車両の走行軌跡、および前記車両の幅および長さに関する情報である車両情報を受信するサーバ通信部と、前記サーバ通信部が受信した前記走行軌跡に基づき走行経路を算出し、前記走行経路および前記車両情報を関連付けた走行可能情報を生成し、走行可能情報データベースを更新する走行可能情報生成部と、情報を受信する車両である受信車両の幅および長さに応じて、前記走行可能情報データベースから前記走行可能情報を抽出して前記受信車両に送信する走行可能情報送信部とを備え、前記サーバ通信部は、前記送信車両から前記走行軌跡が得られた日時の情報も受信し、前記走行可能情報には、前記走行軌跡が得られた日時も関連付けられ、前記走行可能情報送信部は、前記走行可能情報に含まれる前記日時と現在日時との相関をさらに考慮して、前記受信車両に送信する前記走行可能情報を抽出する。
本発明の第3の態様によるデータ配信装置は、情報を送信する車両である送信車両から前記車両の走行軌跡、および前記車両の幅および長さに関する情報である車両情報を受信するサーバ通信部と、前記サーバ通信部が受信した前記走行軌跡に基づき走行経路を算出し、前記走行経路および前記車両情報を関連付けた走行可能情報を生成し、走行可能情報データベースを更新する走行可能情報生成部と、情報を受信する車両である受信車両の幅および長さに応じて、前記走行可能情報データベースから前記走行可能情報を抽出して前記受信車両に送信する走行可能情報送信部とを備え、前記サーバ通信部は、自動運転が中断された中断位置の情報をさらに受信し、前記走行可能情報生成部は、前記中断位置が近傍に存在する前記走行軌跡を対象として前記走行可能情報を作成する。
本発明の第4の態様によるデータ配信装置は、情報を送信する車両である送信車両から前記車両の走行軌跡、および前記車両の幅および長さに関する情報である車両情報を受信するサーバ通信部と、前記サーバ通信部が受信した前記走行軌跡に基づき走行経路を算出し、前記走行経路および前記車両情報を関連付けた走行可能情報を生成し、走行可能情報データベースを更新する走行可能情報生成部と、情報を受信する車両である受信車両の幅および長さに応じて、前記走行可能情報データベースから前記走行可能情報を抽出して前記受信車両に送信する走行可能情報送信部とを備え、前記サーバ通信部は、路上に停止している車両である停止車両の位置、前記停止車両の幅、および前記停止車両の長さ、の情報をさらに取得し、前記停止車両の位置、前記停止車両の幅、および前記停止車両の長さに基づき、前記停止車両の存在領域を示す障害物情報を作成して障害物情報データベースに追加する障害物情報生成部と、前記受信車両に前記障害物情報を送信する障害物情報送信部と、をさらに備える。
本発明の第5の態様によるデータ配信装置は、情報を送信する車両である送信車両から前記車両の走行軌跡、および前記車両の幅および長さに関する情報である車両情報を受信するサーバ通信部と、前記サーバ通信部が受信した前記走行軌跡に基づき走行経路を算出し、前記走行経路および前記車両情報を関連付けた走行可能情報を生成し、走行可能情報データベースを更新する走行可能情報生成部と、情報を受信する車両である受信車両の幅および長さに応じて、前記走行可能情報データベースから前記走行可能情報を抽出して前記受信車両に送信する走行可能情報送信部とを備え、前記サーバ通信部は、路上に停止している車両である停止車両の位置の情報をさらに取得し、前記走行可能情報送信部は、前記停止車両の近傍を前記走行経路に含む前記走行可能情報を前記受信車両に送信しない。
本発明の第の態様による配信システムは、前述のデータ配信装置と、複数の前記送信車両と、複数の前記受信車両とを含む配信システムであって、複数の前記送信車両および複数の前記受信車両は、第5世代移動通信システムに対応する通信モジュールを備え、前記第5世代移動通信システムを用いて前記データ配信装置と通信する。
本発明によれば、車両の幅を考慮した経路情報を提供できる。
自動運転システムSのハードウエア構成を示す図 自動運転システムの機能ブロック図 軌跡情報151の一例を示す図 車両情報152の一例を示す図 走行可能情報DB252の一例を示す図 情報要求159の一例を示す図 走行可能情報生成部211の機能ブロック図 走行可能情報送信部212の機能ブロック図 車載装置10およびサーバ20の動作例を示すタイムチャート 動作例を示す図 自動制御部113の処理を表すフローチャート 第2の実施の形態における自動運転システムの機能ブロック図 障害物情報DB253の一例を示す図 障害物情報生成部221の機能ブロック図 動作例を示す図
―第1の実施の形態―
図1~図11を参照して、車載装置およびサーバを含む配信システムの第1の実施の形態を説明する。
(用語の定義)
本実施の形態において、構成や動作を説明する車載装置が搭載される車両を「自車両」と呼ぶ。自車両に乗車している人間を「ユーザ」と呼ぶ。本実施の形態では、緯度と経度の組合せを「絶対座標」と呼ぶ。また本実施の形態では「経路」とは車両が通行する道路を特定可能な程度の分解能を有する経路情報であり、たとえば自車両が走行する順番でノードやリンクの識別子を並べたものである。
本実施の形態では、「自動運転」とは、エンジンやモータなど駆動源、制動装置、およびステアリングホイールの少なくとも1つが演算処理により制御される状態を指す。また「手動運転」とは、車両が動作している状態であって自動運転ではない状態を指す。自動運転の「手動中断」とは、自動運転の状態においてユーザが自動運転の領域に介入することを指す。たとえば自動運転の定義が駆動源および制動装置の制御である場合に、ユーザがアクセルペダルやブレーキペダルを踏む行為は自動運転の手動中断に該当する。
本実施の形態では「軌道」とは、自動運転の実現に十分な分解能を有する位置の情報であり、たとえばmm級の分解能を有する複数の絶対座標を車両がこれから走行すべき順番で並べたものである。本実施の形態では「軌跡」とは、車両が実際に走行した絶対座標を走行した順番で並べたものである。すなわち過去に走行した位置を示すのが「軌跡」であり、これから走行することが想定されている位置を示すのが「軌道」である。
本実施の形態では「送信車両」とは、サーバに情報を送信する車両である。本実施の形態では「受信車両」とは、サーバから情報を受信する車両である。あるタイミングで送信車両であった車両が、異なるタイミングでは受信車両となる場合もある。送信車両および受信車両は、いずれも1台に限定されず同時に複数の車両が送信車両や受信車両に該当してもよい。
(ハードウエア構成)
図1は、本実施の形態における配信システムSのハードウエア構成を示す図である。配信システムは、複数の車両にそれぞれ搭載される車載装置10と、それぞれの車載装置10と通信するサーバ20とを含んで構成される。ただし図1では図示の都合により車載装置10は1つしか記載していない。それぞれの車載装置10は、以下に説明する共通する構成を有する。ただしそれぞれの車載装置10が、以下に説明する構成以外を有することによりそれぞれの車載装置10の構成が異なってもよい。なお以下では、車載装置10およびサーバ20のそれぞれは1つの装置として説明するが、車載装置10およびサーバ20のそれぞれが複数の装置から構成されてもよい。
車載装置10は、中央演算装置であるCPU11と、読み出し専用の記憶装置であるROM12と、読み書き可能な記憶装置であるRAM13と、車載通信部14と、車載記憶部15と、センサ16と、を備える。CPU11がROM12に格納されるプログラムをRAM13に展開して実行することで後述する複数の機能を実現する。ただしCPU11、ROM12、およびRAM13の組み合わせの代わりに書き換え可能な論理回路であるFPGA(Field Programmable Gate Array)や特定用途向け集積回路であるASIC(Application Specific Integrated Circuit)により実現されてもよい。また車載装置10は、CPU11、ROM12、およびRAM13の組み合わせの代わりに、異なる構成の組み合わせ、たとえばCPU11、ROM12、RAM13とFPGAの組み合わせを備えてもよい。
車載通信部14は、サーバ20と通信を行う、無線通信が可能な通信モジュールである。車載通信部14は第5世代移動通信システム、いわゆる5Gに対応する。車載通信部14は、サーバ20と直接接続されてもよいし、通信事業者が提供する基地局およびインターネットを介してサーバ20と接続されてもよい。車載記憶部15は、不揮発性の記憶装置、たとえばフラッシュメモリである。
センサ16は、自車両の周囲の情報を収集する1または複数のセンサである。センサ16はたとえば、カメラおよびレーザレンジファインダである。センサ16が取得する情報は、道路区画線の認識や障害物の検出に利用される。センサ16には少なくとも、自車両の絶対座標を算出可能な位置算出装置、たとえば全球測位衛星システムに対応する受信機を含む。この受信機は、衛星航法システムを構成する複数の衛星から電波を受信し、その電波に含まれる信号を解析することで自車両の位置、すなわち緯度と経度を算出する。
サーバ20は、中央演算装置であるCPU21と、読み出し専用の記憶装置であるROM22と、読み書き可能な記憶装置であるRAM23と、サーバ通信部24と、サーバ記憶部25と、を備える。CPU21がROM22に格納されるプログラムをRAM23に展開して実行することで後述する複数の機能を実現する。ただしCPU21、ROM22、およびRAM23の組み合わせの代わりにFPGAやASICにより実現されてもよい。またサーバ20は、CPU21、ROM22、およびRAM23の組み合わせの代わりに、異なる構成の組み合わせ、たとえばCPU21、ROM22、およびRAM23とFPGAの組み合わせを備えてもよい。
サーバ通信部24は、車載通信部14と通信する。サーバ通信部24は車載通信部14と直接に通信してもよいし、他の装置、たとえば基地局や他の通信装置を介して通信してもよい。サーバ記憶部25は、不揮発性の記憶装置、たとえばハードディスクドライブである。
(詳細構成)
図2は、自動運転システムが有する各機能をブロックとして表す機能ブロック図である。ただし図2には車載記憶部15およびサーバ記憶部25に格納される情報も示している。車載装置10はその機能として、車載通信部14、駆動指令部111、軌道生成部112、自動制御部113、走行可能情報取得部114、記録部115を備える。車載記憶部15には、軌跡情報151、車両情報152、高精度地図情報153、走行可能情報154、中断位置情報155、および情報要求159が格納される。
軌跡情報151は、自車両が走行すると記録部115により記録される。車両情報152は、あらかじめ車載記憶部15に格納される。高精度地図情報153および走行可能情報154は、サーバ20から送信される。ただし高精度地図情報153および走行可能情報154の全部または一部があらかじめ車載記憶部15に格納されてもよい。中断位置情報155および情報要求159は、自動制御部113により作成される。
サーバ20は、その機能としてサーバ通信部24、走行可能情報生成部211、走行可能情報送信部212、およびサーバ記憶部25を備える。サーバ記憶部25には、高精度地図データベース(以下、「高精度地図DB」と記載する)251、走行可能情報データベース(以下、「走行可能情報DB」と記載する)252、中断位置データベース(以下、「中断位置DB」と記載する)255、および車種データベース(以下、「車種DB」と記載する)256が格納される。以下ではまず車載記憶部15およびサーバ記憶部25に格納される情報を説明し、その後に車載装置10およびサーバ20が有する機能を説明する。
(情報の説明)
軌跡情報151とは、自車両による走行を記録した情報である。より詳細には、軌跡情報151とは、事後的に自車両が走行した軌道を算出可能な情報であり、たとえば自車両が走行した順番に並べた車両の絶対座標の列挙である。なお軌跡情報151には、ノードやリンクの情報が含まれてもよいし含まれなくてもよい。
図3は、軌跡情報151の一例を示す図である。軌跡情報151は、日時1511、始点ノード1512、終点ノード1513、走行座標1514を含む。日時1511は、軌跡情報151が作成された日時である。走行座標1514は、始点ノード1512から終点ノード1513までを走行した際の走行軌跡上の絶対座標の列挙である。
車両情報152とは、自車両の寸法を特定可能な情報である。自車両の寸法とは、少なくとも自車両の幅と自車両の長さとが含まれ、さらに自車両の高さが含まれてもよい。これらの寸法の情報がそのまま車両情報152として格納されてもよいし、車種DB256別途用意される対照表と組み合わせることで自車両の寸法が特定可能な情報、たとえばモデル名や型式を示す情報が車両情報152として格納されてもよい。なお車両情報152は、特定の車両に固有の情報は含めないことを意図しており、同一の車両モデルであれば同一の値となる。そのため車両情報152は、車種、型式、モデルナンバーなどでもよい。
図4は、車両情報152の一例を示す図である。図4に示す例では車両情報152は車種のみから構成され、車種の識別子が「1111」であることが示されている。
高精度地図情報153とは、走行経路の算出、および車両の自動制御が可能な精度での道路に関する各種情報である。高精度地図情報153にはたとえば、道路上の交差点や分岐等に対応して設定された点であるノード、および道路に沿って並んだ2つのノード間を結ぶ区間であるリンクを特定する情報が含まれる。高精度地図情報153にはさらに、それぞれリンクを構成する車両走行帯の数、車両走行帯の幅、車両走行帯ごとの進行方向、規制標識、および規制標示などの情報が含まれる。
高精度地図DB251は、高精度地図情報153と同種の情報を有し、高精度地図情報153と同一または高精度地図情報153よりも広範囲の情報が格納される。
走行可能情報154とは、自動運転を補完するための情報であり、車両が通過する絶対座標が列挙されている。車載記憶部15に格納される走行可能情報154と、サーバ記憶部25に格納される走行可能情報DB252の構成は同一なので、以下では両者を代表して走行可能情報DB252の構成を説明する。
走行可能情報DB252は、サーバ20によって作成される自動運転を補完するためのデータベースである。走行可能情報DB252は複数のレコードから構成される。走行可能情報DB252は、自動運転ができない領域、過去に自動運転が中断された地点において、自動運転を実現するための情報が格納される。具体的には走行可能情報DB252には、複数の地点について、第1ノードから第2ノードに至る過程で走行する軌道であって、自動運転に適した実車線中心線情報が格納される。
走行可能情報DB252は、実車線中心線情報のほかに、走行可能な領域を示す走行可能領域情報や、日時、天候などの情報が含まれてもよい。軌道生成部112は走行可能情報154を参照することによって、既存の軌道生成手法では自動運転ができない地点、または中断される地点においても自動運転可能な軌道を生成できる。
図5は走行可能情報DB252の一例を示す図である。走行可能情報DB252は複数のレコードから構成され、各レコードは、番号2521、車種2522、日時2523、特定位置2524、第1ノード2525、第2ノード2526、走行座標2527のフィールドを有する。番号2521のフィールドには、各レコードの識別番号が格納される。図5に示す例では、一連のレコードには共通する番号を付し、一連の複数のレコードを区別するために枝番を付している。
車種2522のフィールドには、そのレコードに記録されている情報を送信した車両の車両情報152を示す識別情報が格納される。すなわち車種2522のフィールドに格納されている車種の識別情報と、自車両の車種の識別情報とは必ずしも一致しない。車種2522のフィールドには、車両情報152が異なっていても車両の幅および車両の長さが同一であれば同一の識別情報を付してもよい。日時2523のフィールドには、そのレコードの生成に使用した走行可能情報154が生成された日時が格納される。
特定位置2524のフィールドには、これまで自動制御が不可能であった場所の絶対座標やリンクを特定する情報、または自動制御が中断された絶対座標やリンクを特定する情報が格納される。自動制御が中断された位置は、中断位置情報155から取得される。特定位置2524で表される位置は、第1ノード2525と第2ノード2526との間に存在する。
第1ノード2525のフィールドには、そのレコードに記載されている特定位置が属するリンクの始点となるノードである「第1ノード」の識別情報、換言すると第1ノードを特定する情報が格納される。リンクの始点と終点は、車両の進行方向を基準にして決定されてもよいし、緯度や経度を基準に決定されてもよい。たとえば特定位置が属するリンクの両端のノードのうち、車両が先に通過するノードを第1ノードとしてもよいし、緯度の値が小さい方を第1ノードとしてもよい。第2ノード2526のフィールドには、そのレコードに記載されている特定位置が属するリンクの終点となるノードである「第2ノード」の識別情報、換言すると第2ノードを特定する情報が格納される。
走行座標2527のフィールドには、サーバ20により作成され、車両の通行が予定される絶対座標が格納される。図5に示す例では、車両が(φ911、λ911)、(φ922、λ922)、(φ933、λ933)の順に辿ることが示されている。これらの走行座標を結ぶ線分は、特定位置そのもの、または特定位置の近傍を通過する。
中断位置情報155とは、これまでに自車両において自動運転が中断された1以上の位置を示す情報である。中断位置情報155はたとえば、自動運転が中断された絶対座標を特定する情報、または自動運転が中断されたリンクを特定する情報である。中断位置DB255には、車載装置10から受信した中断位置情報155が格納される。すなわち中断位置DB255には、自動運転が中断された絶対座標の情報が複数格納される。
情報要求159は、車載装置10がサーバ20に対して走行可能情報154を明示的に要求する際に送信する情報である。情報要求159には少なくとも自車両の車両情報152に相当する情報が含まれ、位置情報や日時の情報が含まれてもよい。
図6は、情報要求159の一例を示す図である。図6に示す情報要求159は、位置1591と車種1592と時刻1593とを含む。位置1591は、自車両の現在位置でもよいし、自車両が所定時間後に走行する予定の位置でもよい。車種1592は、自車両の車種を示す識別子である。時刻1593は、情報要求159を送信する時刻、または情報要求159を送信する時刻から所定時間だけ未来の時刻である。
車種DB256には、車両情報152の識別情報と車両の幅および長さとの対応関係が格納される。以上が車載記憶部15およびサーバ記憶部25に格納される情報の説明である。
(機能の説明)
駆動指令部111は、ユーザによる操作、または自動制御部113の動作指令に基づき自車両の駆動源、制動装置、および操舵装置を駆動させる。ユーザによる操作とは、ステアリングホイールの回転、アクセルペダルの踏み込み、およびブレーキペダルの踏み込みなどである。
軌道生成部112は、自車両がこれから走行する軌道を算出する。軌道生成部112は、高精度地図情報153および走行可能情報154を参照して、指定されたノード間の軌道を算出する。以下では、軌道生成部112が軌道を算出する2つのノードのうち、出発地に近い側のノードを「第1ノード」と呼び、目的地に近い側のノードを「第2ノード」と呼ぶ。
自動制御部113は、ユーザの操作に基づき自車両の自動運転を開始する。自動制御部113は、軌道生成部112が算出した軌道を参照し自動運転を行う。自動制御部113は、自車両が目的地に到着した場合、自動運転中にユーザが自動運転に介入して自動運転の手動中断がされた場合、およびセンサ16が取得する情報を用いて自動制御部113自身が自動運転を終了することが適切と自発的に判断(以下、「自発中断」と呼ぶ)した場合に自動運転を終了する。自動制御部113は自動運転が中断されると、その位置情報を中断位置情報155として車載記憶部15に記録する。この中断には、手動中断と自発中断との両方が含まれてもよいし、手動中断だけが含まれてもよい。また位置情報は、自動運転が中断された際の絶対座標を示す情報でもよいし、自動運転が中断されたリンクを示す情報でもよい。
車載通信部14は、軌跡情報151および車両情報152をサーバ20に送信し、サーバ20から高精度地図情報153および走行可能情報154を受信して車載記憶部15に格納する。ただし車載記憶部15に格納される走行可能情報154は、サーバ20から複数回に分けて受信してもよいし、サーバ20から受信した一部であってもよい。換言すると、サーバ20から受信する走行可能情報154と車載記憶部15に格納される走行可能情報154は同種の情報であるが、両者の情報量は異なっていてもよい。サーバ20から受信する高精度地図情報153と、車載記憶部15に格納される高精度地図情報153の関係も同様である。
記録部115は、軌跡情報151をRAM13または車載記憶部15に記録する。記録部115は、センサ16が算出する自車両の絶対座標を軌跡情報151として記録する。
走行可能情報生成部211は車載装置10から受信する軌跡情報151、車両情報152を用いて走行可能情報を生成し、サーバ記憶部25の走行可能情報DB252に記録する。走行可能情報が新たに作成されるたびに走行可能情報DB252が更新される。サーバ通信部24は、任意のタイミング、たとえば一定時間ごとや走行可能情報DB252に新たなレコードが追加されるたびに、走行可能情報送信部212が判断する特定の車載装置10に、または全ての車載装置10に対して、走行可能情報DB252の全体、または新たなレコードを送信する。
図7は、走行可能情報生成部211が有する機能を示す機能ブロック図である。走行可能情報生成部211は、軌跡情報取得部2111、車両情報取得部2112、実車線中心線情報算出部2113、走行可能領域算出部2114、および紐付部2115を備える。軌跡情報取得部2111は、それぞれの車載装置10から軌跡情報151を取得し、実車線中心線情報算出部2113に送信する。車両情報取得部2112は、それぞれの車載装置10から車両情報152を取得し、実車線中心線情報算出部2113、および走行可能領域算出部2114に送信する。
実車線中心線情報算出部2113は、軌跡情報取得部2111から送信された軌跡情報151と、車両情報取得部2112から送信された車両情報152とを関連付けし、車両情報152ごとの軌跡である実車線中心線情報を算出する。具体的には実車線中心線情報算出部2113は、ノードごとに、ある車両情報152に関連付けられた軌跡情報151が1つだけの場合は、その軌跡情報151を実車線中心線情報とする。また実車線中心線情報算出部2113は、ノードごとに、ある車両情報152に関連付けられた軌跡情報151が複数存在する場合は、複数の軌跡情報151に対してリンクごとに幅方向について中央値を算出して実車線中心線情報とする。
走行可能領域算出部2114は、実車線中心線情報算出部2113から送信された車種ごとの実車線中心線情報と、車両情報取得部2112から送信される車両情報152とを関連付ける。そして走行可能領域算出部2114は、車両の幅および長さを特定し、同種の車両の個体が移動した領域情報の中央値を求め、同種の車両が走行可能な走行可能領域を算出する。
図8は、走行可能情報送信部212が有する機能を示す機能ブロック図である。走行可能情報送信部212は、配信候補車両特定部2121、配信情報特定部2122、および情報送信部2124を備える。配信候補車両特定部2121は、走行可能情報DB252が網羅する領域をこれから走行する車両を対象車両として特定する。対象車両の特定には、車載装置10が送信する軌跡情報に含まれる位置情報、および位置情報を時系列で評価することで得られる進行方向を考慮する。配信候補車両特定部2121はたとえば、走行可能情報DB252が網羅する領域内を走行する車両、および走行可能情報DB252が網羅する領域に向かって走行する5km以内の距離にある車両を対象車両とする。
配信情報特定部2122は、配信候補車両特定部2121が特定したそれぞれの対象車両に対して送信する走行可能情報を特定する。換言すると配信情報特定部2122は、走行可能情報DB252から適切な一連のレコードを抽出する。配信情報特定部2122が抽出するレコードは、枝番の単位ではなく、たとえば図5に示す例における番号2521が「1-01」から「1-n」までの一連のレコードの単位である。抽出するレコードの条件を詳述する。
走行可能情報送信部212は、それぞれの対象車両に対して、地理的条件および車両の条件が合致する走行可能情報を送信する。地理的な条件とは、それぞれの対象車両の現在位置から所定の距離以内、たとえば半径3キロメートル以内の領域に走行可能情報DB252の特定位置2524が含まれることである。車両の条件とは、車種2522と、対象車両の車種が一致することである。ただし対象車両の車種は、車種2522に記載された車種よりも小型でもよい。たとえば大型の車両がある軌跡を走行可能な場合に、その車両よりも横幅および長さが短い車両ならば同一の軌跡を走行可能と考えられるからである。なお車種が「小型」とは、車両の幅および車両の長さの両方が比較対象よりも小さいことをいう。
情報送信部2124は、配信情報特定部2122が特定した走行可能情報を、それぞれの対象車両に送信する。サーバ20は、走行可能情報を車両に送信するので「データ配信装置」とも呼べる。
(タイムチャート)
図9は、車載装置10およびサーバ20の動作例を示すタイムチャートである。車載装置10は、自車両が走行すると軌跡情報151を作成する。この軌跡情報151は、時刻t1に車両情報152とともにサーバ20に送信される。これを受信したサーバ20は、時刻t2に走行可能情報DB252を更新する。その後、車載装置10において自動運転の中断が発生すると、車載装置10は時刻t3に中断位置情報155をサーバ20に送信する。
その後、自車両が走行を続けると、時刻t4に車載装置10は時刻t4に軌跡情報151を作成し、時刻t5には軌跡情報151および車両情報152をサーバ20に送信する。これを受信したサーバ20は、時刻t6に走行可能情報DB252を更新する。その後、時刻t7に車載装置10が情報要求159をサーバ20に送信すると、サーバ20はこの要求に応じて走行可能情報DB252の一部である走行可能情報154を車載装置10に送信する。
図9では、サーバ20は軌跡情報151を受信するたびに走行可能情報DB252を更新したが、サーバ20は他のタイミングで走行可能情報DB252を更新してもよい。サーバ20は、軌跡情報151を所定の回数、たとえば10回受信するごとに走行可能情報DB252を更新してもよいし、所定の時間、たとえば1時間が経過するごとに走行可能情報DB252を更新してもよい。
図9ではサーバ20は、車載装置10から情報要求159を受信すると走行可能情報154を送信したが、車載装置10から情報要求159を受信しなくても走行可能情報154を送信してもよい。
(動作例)
図10は、動作例を示す図であり、車両走行帯の幅が不明確な道路における自動運転を示す概略図である。符号30および符号31は路線Aを示し、符号40および符号41は路線Bを示し、符号50および符号51は路線Cを示す。また図7においてハッチングは走行が不可能な領域を示す。符号30、40、および50は、自動運転ができない状態を示している。符号31、41、および51は、走行可能情報を用いて自度運転を行う様子を示している。
具体的には、符号31に示す例では走行位置を右側に変更することで走行が不可能な領域への接近を防止し、自動運転を実現している。また符号41に示す例では、走行位置を左側に変更することで走行が不可能な領域への接近を防止し、自動運転を実現している。さらに符号51に示す例では、小型の幅が狭い車両ならば自度運転による走行が可能であることを示している。
(フローチャート)
図11は、自動制御部113の処理を表すフローチャートである。以下に説明する各ステップの実行主体は車載装置10のCPU11である。ただし以下に説明するフローチャートの処理が開始される前に目的地の設定が完了しており、軌道生成部112が高精度地図情報153を用いて自車両が走行すべき軌道を算出済みである。
自動制御部113は、まずステップS410において、軌道生成部112で生成した軌道を読込む。続くステップS420で自動制御部113は、自動運転が可能か否かを判断する。自動制御部113は、自動運転が不可能、自動運転が強制中断された、自動運転が手動中断された、および自動運転が自発中断された、のいずれかであると判断する場合はステップS431に進み、自動運転が可能であり、かつ、いかなる種類の中断も発生していないと判断する場合は、ステップS440に進む。
ステップS431では自動制御部113は、車載記憶部15から走行可能情報154を検索する。検索条件の項目には少なくとも車種、第1ノード、および第2ノードを含み、日時は任意である。具体的には、車種の条件とは、自車両の車種と走行可能情報154に記載された車種が完全一致、または自車両の車種が走行可能情報154に記載された車種以下の幅および長さを有することである。第1ノードおよび第2ノードの条件とは、現在設定されている第1ノードおよび第2ノードが走行可能情報154に記載された第1ノードおよび第2ノードと一致することである。日時の条件とは、現在の時刻と走行可能情報154に記載された日時との相違が所定の範囲内、同一の時間帯に属する、曜日が同一、などである。
続くステップS432では自動制御部113は、検索条件に該当するレコードが存在すると判断する場合は、ステップS440に進み、該当するレコードが存在しないと判断する場合は手動運転制御へ切り替えて図11に示す処理を終了する。
ステップS440では自動制御部113は、軌道に沿って車両を制御する。ただし自動制御部113は、ステップS432において肯定判断された場合には、ステップS431において検索して得られた走行可能情報に含まれる走行座標を軌道として利用する。また自動制御部113は、ステップS420において肯定判断された場合には、ステップS410において読み込んだ軌道を利用する。なお、自動制御部113は、ステップS440において、センサ16から得られる情報を用いて他の車両や障害物などとの衝突を避けるように自車両を制御してもよい。
続くステップS450では自動制御部113は、目的地に到着したか否かを判断し、目的地に到着したと判断する場合には処理を終了し、目的地に到着していないと判断する場合にはステップS410に戻って処理を続ける。すなわち自動制御部113は、目的地に到達すると判断するか(ステップS450:YES)、手動運転に切り替える(S433)まで図11に示す処理を繰り返す。以上が図11の説明である。
上述した第1の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)データ配信装置であるサーバ20は、情報を送信する車両である送信車両から車両の走行軌跡、および車両の幅および長さに関する情報である車両情報152を受信するサーバ通信部24と、サーバ通信部24が受信した走行軌跡および車両情報152が関連付けられた走行可能情報DB252を格納するサーバ記憶部25と、情報を受信する車両である受信車両の幅および長さに応じて、走行可能情報DB252から走行軌跡を抽出して受信車両に送信する走行可能情報送信部212とを備える。そのためサーバ20は、車両の幅を考慮した経路情報を提供できる。
(2)走行可能情報送信部212は、幅が送信車両以下であり、かつ長さが送信車両以下である受信車両に対して、当該送信車両の車両情報に関連付けられた走行可能情報を送信する。そのため、送信車両と受信車両の寸法が同一でなくても、送信車両の方が受信車両よりも大きい場合にも走行可能情報を提供できる。
(3)走行可能情報送信部212は、受信車両の位置および進行方向の少なくとも一方に基づいて、受信車両に送信する走行可能情報を選択する。そのため、受信車両が使用する可能性が高い走行可能情報を選択して送信することができる。
(4)サーバ通信部24は、送信車両から走行軌跡が得られた時刻の情報も受信する。走行可能情報には、図5に日時2523で示すように、走行軌跡が得られた日時も関連付けられる。走行可能情報送信部212は、走行軌跡が得られた日時を含む走行可能情報を送信する。そのため、車載装置10は日時の情報を考慮して走行可能情報を取捨選択できる。
(5)サーバ通信部24は、送信車両から走行軌跡が得られた日時の情報も受信する。走行可能情報には、走行軌跡が得られた日時も関連付けられる。走行可能情報送信部212は、走行軌跡が得られた日時と現在日時との相関をさらに考慮して、受信車両に送信する走行可能情報を選択する。そのため、受信車両により有用な走行可能情報を送信できる。
(6)サーバ通信部24は、自動運転が中断された中断位置の情報を受信する。走行可能情報生成部211は、中断位置が近傍に存在する走行軌跡を対象として走行可能情報を作成する。
(7)サーバ通信部24は第5世代移動通信システムに対応する通信モジュールであり、サーバ通信部24は第5世代移動通信システムにより複数の車載装置10と通信する。そのため、同時に多数の車載装置10との通信が可能であり、車載装置10からの情報収集、および車載装置10への走行可能情報の送信が大規模に実施できる。
(変形例1)
車載装置10は、中断位置情報155の作成とサーバ20への送信、軌跡情報151の作成とサーバ20への送信、および走行可能情報154の利用の3つすべてを行った。しかしこの3つが別々の車載装置に搭載されてもよい。すなわち、中断位置情報155および軌跡情報151を作成せず、走行可能情報154をサーバ20から受信して利用する車載装置10が存在してもよい。この場合の車載装置10は、走行可能情報取得部114および中断位置の記録の機能を有さなくてもよい。
(変形例2)
サーバ記憶部25は、サーバ20の外部に設けられてもよい。サーバ記憶部25に格納される情報にサーバ20の各機能がアクセスできればよい。たとえばサーバ記憶部25は、サーバ20がサーバ通信部24を介してアクセス可能なネットワーク上に単一または複数の記憶装置として存在してもよい。
(変形例3)
上述した第1の実施の形態では、車載通信部14は、第5世代移動通信システム、いわゆる5Gに対応する通信モジュールとして説明した。しかし車載通信部14が対応する通信規格は5Gに限定されない。車載通信部14はたとえば、3G、4G、LTEなどの無線通信規格に対応してもよい。
(変形例4)
走行可能情報DB252はさらに、車載装置10に搭載されるセンサ16であるカメラ、レーザー、LiDARなどのセンサ情報から移動体などの周囲情報を判断して生成する実行条件が含まれてもよい。例えば前方に障害物がある場合は、障害物を避け、走行可能スペースを走行するなどの条件である。
―第2の実施の形態―
図12~図15を参照して、配信システムSの第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、障害物の情報を積極的に利用する点で、第1の実施の形態と異なる。
図12は、第2の実施の形態における自動運転システムの機能ブロック図である。車載装置10は第1の実施の形態の構成に加えて、障害物情報取得部116、および停止通知部117をさらに備える。車載記憶部15には、第1の実施の形態において格納される情報に加えて、障害物情報158がさらに格納される。サーバ20は第1の実施の形態の構成に加えて、障害物情報送信部213をさらに備える。サーバ記憶部25には、第1の実施の形態において格納される情報に加えて、障害物情報データベース(以下、「障害物情報DB」と記載する)257がさらに格納される。
停止通知部117は、自車両が所定の時間以上継続して道路上で停止すると、サーバ20に停止通知を送信する。停止通知とは、自車両の絶対座標、自車両の車両情報152、および自車両が停止していることを示す識別情報の組み合わせである。停止通知部117が通知する停止は、路肩での駐車や荷下ろしのための停車を意図しており、信号待ちの停車を意図しない。そのため停止通知部117は、車両が停止している道路上の位置が交差点の手前、かつ路肩ではない場合は停止通知を送信しなくてもよい。障害物情報取得部116は、車載通信部14を介し、サーバ20から障害物情報158を取得する。
障害物情報生成部221は車載装置10から受信する停止通知を用いて障害物情報を生成し、障害物情報DB257に追加することで_257が更新される。障害物情報DB257は、任意のタイミング、たとえば一定時間ごとや障害物情報DB257に新たなレコードが追加されるたびに、障害物情報送信部213が判断する特定の車載装置10または全ての車載装置10に対して障害物情報DB257の一部または全部が送信される。
障害物情報送信部213は、障害物情報DB257の全体を送信可能なすべての車載装置10に送信してもよいし、障害物情報DB257の更新された部分のみを全ての車載装置10に送信してもよい。さらに障害物情報送信部213は、それぞれの車載装置10の位置や進行方向に応じて障害物情報DB257の一部を抽出し、それぞれの車載装置10に異なる情報を送信してもよい。たとえば_213は、車載装置10の現在位置から半径10km以内に存在する障害物の情報を送信してもよいし、車載装置10の移動方向に存在する障害物の情報を送信してもよい。
図13は障害物情報DB253の一例を示す図である。障害物情報DB253は複数のレコードから構成され、各レコードは、番号2531、日時2533、第1ノード2535、第2ノード2536、障害物座標2537を有する。番号2531のフィールドには、各レコードの識別番号が格納される。図13に示す例では、一連のレコードには共通する番号を付し、一連の複数のレコードを区別するために枝番を付している。一連のレコードとは、日時2533、第1ノード2535、および第2ノード2536の値が同一のレコードである。
日時2533には、停止通知を受信した時刻が格納される。第1ノード2535および第2ノード2536のフィールドには、障害物が存在するリンクの両端のノードの識別子が格納される。障害物座標2537のフィールドには、障害物が存在する領域を示す絶対座標が格納される。図13に示す例では、障害物が存在する領域を矩形と仮定して、その矩形の対角である2点の座標により領域を表現している。
図14は、障害物情報生成部221の機能ブロック図である。障害物情報生成部221は、停止通知取得部2211、車両情報取得部2212、障害物領域算出部2213、および紐付部2214を備える。停止通知取得部2211は、車載装置10が送信した停止通知を受信して車両情報取得部2212および障害物領域算出部2213に送信する。さらに停止通知取得部2211は、停止通知に含まれる位置情報に該当するリンクを特定し、そのリンクの両端のノードを第1ノード2535および第2ノード2536とする。
車両情報取得部2212は、停止通知に含まれる車両情報152を取得し、車両の幅および長さの情報を障害物領域算出部2213に送信する。すなわち車両情報取得部2212は、車両情報152に車両の幅および長さの情報がそのまま含まれている場合にはそれらを抽出して障害物領域算出部2213に送信する。また車両情報取得部2212は、し、車両情報152が車種などの識別情報である場合には車種DB256を参照して車両の幅および長さの情報を特定して障害物領域算出部2213に送信する。
障害物領域算出部2213は、停止通知に含まれる位置情報と、車両情報取得部2212が出力する車両の幅および長さとを組み合わせて、障害物である車両が存在する領域、すなわち障害物領域を算出する。障害物領域はたとえば矩形領域として表すことができ、この場合には矩形の対角である2点の座標により表現できる。また障害物領域は円領域として表すことができ、この場合には縁の中心点の座標と半径により表現できる。
(動作例)
図15は動作例を示す図であり、障害物のある路線での自動運転の状況を示す概略図である。符号60に示す路線Cでは、車両Pが図示左下にあり、その前方に停車している車両F1およびF2が存在する。サーバ20は、車両F1およびF2から停止通知を受信すると障害物情報DB253を更新し、車両Pの車載装置10に車両F1およびF2の存在領域を障害物情報として通知する。これにより車載装置10は、経路R1ではなく障害物を回避する経路R2を生成する。そのため車両Pは、自動運転を中断することなくスムーズに障害物を回避できる。
符号70に示す路線Dでは、車両Pが交差点を左折しようとしている。左折した先には車両F3が停車している。サーバ20は、車両F3から停止通知を受信すると障害物情報DB253を更新し、車両Pの車載装置10に車両F3の存在領域を障害物情報として通知する。これにより車載装置10は、経路R3ではなく障害物を回避する経路R4を生成する。そのため車両Pは、自動運転を中断することなくスムーズに障害物を回避できる。なお車両Pの車載装置10は、障害物情報を自動運転だけでなく手動運転の安全支援やナビゲーションにも利用できる。
上述した第2の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(8)サーバ通信部24は、路上に停止している車両である停止車両の位置、停止車両の幅、および停止車両の長さ、の情報を取得する。サーバ20は、停止車両の位置、停止車両の幅、および停止車両の長さに基づき、停止車両の存在領域を示す障害物情報を作成して障害物情報DB257に追加する障害物情報生成部221と、受信車両に障害物情報を送信する障害物情報送信部223と、を備える。そのため、通行の障害となる路上に停止している車両の情報を配信でき、安全な自動運転の継続に資することができる。
(9)サーバ通信部24は、停止車両が停止している日時の情報を受信する。障害物情報には、停止車両が停止している日時の情報も含まれる。そのため障害物情報を受信した車両は、日時を考慮して障害物の有無を推測でき、障害物の存在をより高い精度で推測できる。
(第2の実施の形態の変形例1)
上述した第2の実施の形態では、サーバ20は障害物情報をそれぞれの車載装置10に送信した。すなわちサーバ20は、走行可能情報および障害物情報の両方を車載装置10に送信した。しかしサーバ20は、障害物情報を送信する代わりに障害物情報を走行可能情報の棄却に用いてもよい。
この場合には、走行可能情報送信部212は、障害物情報DB253に格納された第1ノード2535と第2ノード2536の組み合わせに該当する走行可能情報を送信しない。たとえば図5および図13の例によれば、第1ノード2535が「N950」、かつ第2ノード2536が「N959」の組み合わせは走行可能情報DB252および障害物情報DB253の両方に存在する。そのため走行可能情報送信部212は、第1ノード2535が「N950」、かつ第2ノード2536が「N959」である走行可能情報を車載装置10に送信しない。
なお走行可能情報送信部212は、日時をさらに考慮してもよく、走行可能情報の日時2523と障害物情報の日時2533とが所定の相関を有することを棄却の条件に加えてもよい。所定の相関とはたとえば、時刻の相違が所定の範囲内、同一の時間帯に属する、曜日が同一、などである。
(10)サーバ通信部24は、路上に停止している車両である停止車両の位置の情報を取得する。走行可能情報送信部212は、停止車両の近傍を走行経路に含む走行可能情報を受信車両に送信しない。そのため、車載装置が走行可能情報を利用したにもかかわらず停止車両を原因として自動運転が中断される事態を回避できる。
上述した各実施の形態および変形例において、機能ブロックの構成は一例に過ぎない。別々の機能ブロックとして示したいくつかの機能構成を一体に構成してもよいし、1つの機能ブロック図で表した構成を2以上の機能に分割してもよい。また各機能ブロックが有する機能の一部を他の機能ブロックが備える構成としてもよい。
上述した各実施の形態および変形例において、サーバ20のプログラムはサーバROM22に格納されるとしたが、プログラムはサーバ記憶部25に格納されていてもよい。また、サーバ20が不図示の入出力インタフェースを備え、必要なときに入出力インタフェースとサーバ20が利用可能な媒体を介して、他の装置からプログラムが読み込まれてもよい。ここで媒体とは、例えば入出力インタフェースに着脱可能な記憶媒体、または通信媒体、すなわち有線、無線、光などのネットワーク、または当該ネットワークを伝搬する搬送波やディジタル信号を指す。
上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
10…車載装置
14…車載通信部
20…サーバ
114…走行可能情報取得部
115…記録部
116…障害物情報取得部
152…車両情報
154…走行可能情報
155…中断位置情報
158…障害物情報
211…走行可能情報生成部
212…走行可能情報送信部
213…障害物情報送信部
221…障害物情報生成部
252…走行可能情報データベース
257…障害物情報データベース
2111…軌跡情報取得部
2112…車両情報取得部
2113…実車線中心線情報算出部
2114…走行可能領域算出部
2121…配信候補車両特定部
2122…配信情報特定部
2124…情報送信部
2211…停止通知取得部
2212…車両情報取得部
2213…障害物領域算出部

Claims (9)

  1. 情報を送信する車両である送信車両から前記車両の走行軌跡、および前記車両の幅および長さに関する情報である車両情報を受信するサーバ通信部と、
    前記サーバ通信部が受信した前記走行軌跡に基づき走行経路を算出し、前記走行経路および前記車両情報を関連付けた走行可能情報を生成し、走行可能情報データベースを更新する走行可能情報生成部と、
    情報を受信する車両である受信車両の幅および長さに応じて、前記走行可能情報データベースから前記走行可能情報を抽出して前記受信車両に送信する走行可能情報送信部とを備え
    前記サーバ通信部は、前記送信車両から前記走行軌跡が得られた日時の情報も受信し、
    前記走行可能情報には、前記走行軌跡が得られた日時も関連付けられ、
    前記走行可能情報送信部は、前記日時を含む走行可能情報を送信する、データ配信装置。
  2. 情報を送信する車両である送信車両から前記車両の走行軌跡、および前記車両の幅および長さに関する情報である車両情報を受信するサーバ通信部と、
    前記サーバ通信部が受信した前記走行軌跡に基づき走行経路を算出し、前記走行経路および前記車両情報を関連付けた走行可能情報を生成し、走行可能情報データベースを更新する走行可能情報生成部と、
    情報を受信する車両である受信車両の幅および長さに応じて、前記走行可能情報データベースから前記走行可能情報を抽出して前記受信車両に送信する走行可能情報送信部とを備え
    前記サーバ通信部は、前記送信車両から前記走行軌跡が得られた日時の情報も受信し、
    前記走行可能情報には、前記走行軌跡が得られた日時も関連付けられ、
    前記走行可能情報送信部は、前記走行可能情報に含まれる前記日時と現在日時との相関をさらに考慮して、前記受信車両に送信する前記走行可能情報を抽出する、データ配信装置。
  3. 情報を送信する車両である送信車両から前記車両の走行軌跡、および前記車両の幅および長さに関する情報である車両情報を受信するサーバ通信部と、
    前記サーバ通信部が受信した前記走行軌跡に基づき走行経路を算出し、前記走行経路および前記車両情報を関連付けた走行可能情報を生成し、走行可能情報データベースを更新する走行可能情報生成部と、
    情報を受信する車両である受信車両の幅および長さに応じて、前記走行可能情報データベースから前記走行可能情報を抽出して前記受信車両に送信する走行可能情報送信部とを備え
    前記サーバ通信部は、自動運転が中断された中断位置の情報をさらに受信し、
    前記走行可能情報生成部は、前記中断位置が近傍に存在する前記走行軌跡を対象として前記走行可能情報を作成する、データ配信装置。
  4. 情報を送信する車両である送信車両から前記車両の走行軌跡、および前記車両の幅および長さに関する情報である車両情報を受信するサーバ通信部と、
    前記サーバ通信部が受信した前記走行軌跡に基づき走行経路を算出し、前記走行経路および前記車両情報を関連付けた走行可能情報を生成し、走行可能情報データベースを更新する走行可能情報生成部と、
    情報を受信する車両である受信車両の幅および長さに応じて、前記走行可能情報データベースから前記走行可能情報を抽出して前記受信車両に送信する走行可能情報送信部とを備え
    前記サーバ通信部は、路上に停止している車両である停止車両の位置、前記停止車両の幅、および前記停止車両の長さ、の情報をさらに取得し、
    前記停止車両の位置、前記停止車両の幅、および前記停止車両の長さに基づき、前記停止車両の存在領域を示す障害物情報を作成して障害物情報データベースに追加する障害物情報生成部と、
    前記受信車両に前記障害物情報を送信する障害物情報送信部と、をさらに備える、データ配信装置。
  5. 請求項4に記載のデータ配信装置において、
    前記サーバ通信部は、前記停止車両が停止している日時の情報をさらに受信し、
    前記障害物情報には、前記停止車両が停止している日時の情報も含まれる、データ配信装置。
  6. 情報を送信する車両である送信車両から前記車両の走行軌跡、および前記車両の幅および長さに関する情報である車両情報を受信するサーバ通信部と、
    前記サーバ通信部が受信した前記走行軌跡に基づき走行経路を算出し、前記走行経路および前記車両情報を関連付けた走行可能情報を生成し、走行可能情報データベースを更新する走行可能情報生成部と、
    情報を受信する車両である受信車両の幅および長さに応じて、前記走行可能情報データベースから前記走行可能情報を抽出して前記受信車両に送信する走行可能情報送信部とを備え
    前記サーバ通信部は、路上に停止している車両である停止車両の位置の情報をさらに取得し、
    前記走行可能情報送信部は、前記停止車両の近傍を前記走行経路に含む前記走行可能情報を前記受信車両に送信しない、データ配信装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のデータ配信装置において、
    前記走行可能情報送信部は、幅が前記受信車両以上であり、かつ長さが前記受信車両以上である前記車両情報を含む前記走行可能情報を抽出する、データ配信装置。
  8. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のデータ配信装置において、
    前記走行可能情報送信部はさらに、前記受信車両の位置および進行方向の少なくとも一方に基づいて、前記走行可能情報を抽出する、データ配信装置。
  9. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のデータ配信装置と、複数の前記送信車両と、複数の前記受信車両とを含む配信システムであって、
    複数の前記送信車両および複数の前記受信車両は、第5世代移動通信システムに対応する通信モジュールを備え、前記第5世代移動通信システムを用いて前記データ配信装置と通信する、配信システム。
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JP2019109675A (ja) 2017-12-18 2019-07-04 株式会社豊田中央研究所 運転行動データ生成装置、運転行動データベース

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