JP7434302B2 - 飲料調製のためのコーヒー容器及びコーヒー容器の製造方法 - Google Patents

飲料調製のためのコーヒー容器及びコーヒー容器の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、特定の圧縮された形態のコーヒー原材料を収容するカプセル又はポッドなどの最適化されたコーヒー容器、及びかかる容器の製造プロセスに関する。コーヒー容器は、コーヒー飲料を調製する飲料調製デバイス内で抽出されるように設計されている。
飲料調製デバイスと併せて使用されるコーヒー容器は周知であり、市場で広く入手可能である。したがって、かかる容器は、通常、加熱された加圧液体を注入して、供給された液体と容器内の飲料原材料とが相互作用すると飲料を調製するように設計される。かかる相互作用は、液体接触下における供給された飲料原材料の溶解時及び/又は抽出時に起こり得る。容器は、通常、シングルサーブ用飲料ポーションを調製するための予め定義された量の原材料を備える。
既知の飲料調製システムのコーヒー容器は、通常、システムの特定の飲料調製デバイスと適合する単一の容器サイズを備える。しかしながら、これは、ショートカップ又はロングカップ、すなわちエスプレッソタイプの飲料及びルンゴタイプの飲料などの異なる飲料を調製する際に不利になり、理想的には、ロングカップには、ショートカップの飲料と比較して、容器内により多量の注入された液体及びより多量のコーヒー原材料が必要である。したがって、同じ容器サイズ内で異なるタイプの飲料を調製するためにコーヒー原材料を供給する場合、それぞれ、容器内の原材料に対して同じ利用可能な容積について妥協点を見出さなければならない。特に、エスプレッソタイプの飲料を調製するために供給される飲料原材料を最適化するために、5~6グラムなどのより少量のコーヒー原材料が供給されるが、相対的に薄いルンゴ飲料が得られる、あるいは、ルンゴ飲料の飲料結果を最適化するために、より大量のコーヒー原材料が供給されるが、所与の飲料調製システムにおいて同じ容器を用いてエスプレッソタイプの飲料を調製する場合にコーヒー原材料が無駄になる、のいずれかである。
加えて、エスプレッソ飲料及びルンゴ飲料などの異なる飲料タイプは、適用された飲料調製プロセスに関して、とりわけ、必要な抽出圧力、液体接触時間、それぞれ、抽出時間、抽出収率、及び結果として得られる飲料クレマに関して、異なる理想的要件も有する。しかしながら、一体サイズの既知の飲料容器は、これらの異なる要件には対処しない。これはまた、別の一体容器容積内に異なる量の飲料原材料を供給する、同じ飲料調製システムのための既知の容器にも適用される。
本発明は、上記課題に対処しようとするものである。本発明は、他の目的、特に本明細書の残りの部分に記述されるような他の問題点の解決も目標とするものである。
第1の態様では、本発明は、水などの液体がコーヒー容器に注入されるとコーヒー飲料を調製するためのコーヒー容器の製造方法であって、本方法は、
予め定められた容器容積を囲む容器壁手段を選択して提供するステップと、
焙煎して挽いたコーヒー粒子などのある量のバルクコーヒー材料を、容器壁手段間の容器容積内で、予め定められた圧縮力下でコーヒータブレットへと圧縮するステップと、
を含み、印加される圧縮力は、提供された容器容積及び/又は結果として得られる容器タイプ、それぞれ、結果として得られる容器容積から調製される飲料の特定のタイプに少なくとも基づいて設定され、印加される圧縮力は0.5kN~15kN、最も好ましくは1kN~10kNの値に設定される、
コーヒー容器の製造方法に関する。
本発明によれば、それぞれの容器容積に供給されるコーヒー材料に対する圧縮力は、特定の容器又は容器タイプの飲料調製パラメータを、この特定の容器から調製されるように意図される飲料のためにそれぞれ最適化するために、予め定められた値に特に適合される。これは、バルクコーヒー材料に対する圧縮力、それぞれ、製造された容器内におけるコーヒー材料の結果として得られる圧縮率が、既知の飲料調製デバイス又はシステムを用いて液体を容器内に注入するときの飲料プロセスパラメータに対して強く影響を与えるという事実に起因する。特に、得られた抽出圧力、得られた流動時間、抽出収率、及び/又は得られたクレマは、印加された異なる圧縮力に基づいて影響を受ける。しかしながら、これらのプロセスパラメータは、異なる容器に対する圧縮力の調節によって好適に影響を受け得るので、異なる飲料タイプの、特に、ショート飲料、例えばエスプレッソタイプ又はリストレットタイプのコーヒー飲料、並びにロング飲料、例えばルンゴタイプのコーヒー飲料のために製造された飲料容器を用いて最適化された飲料結果を得ることができる。例えば、それぞれより小さい容器容積内に収容されたエスプレッソタイプの飲料について、高圧かつ硬質のクレマを得ることができるが、それぞれより大きい容器容積に収容されたルンゴタイプのコーヒー飲料については、過抽出ノートを回避することができる。
好ましい実施形態では、バルクコーヒー材料に印加される圧縮力は、提供されたバルクコーヒー材料の粒度及び/又はバルクコーヒー材料の焙煎度にも基づいて設定される。したがって、当該容器による飲料調製中に、結果として得られる飲料プロセスパラメータを更に最適化することができる。
バルクコーヒー材料の粒度は、好ましくは150~800μm、より好ましくは150~600μmである。
バルクコーヒー材料の焙煎値又は焙煎度度は、好ましくは50~120CTNである。したがって、用語「CTN」は、Neuhaus NeotecのColor Test IIなどの分光光度計で測定したときに、焙煎して挽いたコーヒーの試料によって反射される単色光の強度を特徴付ける実験単位を指す。例えば、例えば約45のより低いCTN値は、暗色の焙煎したコーヒーに関連し、例えば約150のより高いCTNは、極めて明るい焙煎したコーヒーに関連する。
印加される圧縮力は、特定の容器容積、粒度、焙煎度、及び/又は容積内に提供されるコーヒー材料の重量に応じて設定され得る。したがって、圧縮力は、好ましくは、所与の飲料調製デバイス又はシステムを用いて最適化された飲料パラメータを提供することが見出された予め定められた値に従って設定される。
印加される圧縮力は、好ましくは、小さい粒子径についてはより低く設定され、より大きい粒子径についてはより高く設定される。
印加される圧縮力は、より小さい容器容積、それぞれ、容器容積内に囲まれたより少量のコーヒー材料について、相対的により低く設定することができ、より大きい容器容積、それぞれ、容器容積内に囲まれたより大量のコーヒー材料については、相対的により高く設定することができる。
異なる選択可能な容器壁手段は、好ましくは、ショートコーヒー飲料及びロングコーヒー飲料を調製するための少なくとも第1及び第2の予め定められた容器タイプ、並びに、ミディアムサイズのコーヒー飲料を調製するための任意選択の少なくとも第3の予め定められた容器タイプなど、複数の代替可能なタイプの容器を形成するように設計される。
それぞれの容器容積内に囲まれたコーヒー材料の重量は、好ましくは、4~15グラム、好ましくは5.5~12グラムで構成される。
容器内に供給されるコーヒー材料は、好ましくは、カプセルに供給される水などの液体と相互作用すると、飲料のシングルサーブ用ポーションを再構成するように設計される。コーヒー材料は、好ましくは、リストレットコーヒー飲料、エスプレッソコーヒー飲料、又はルンゴコーヒー飲料などのコーヒー飲料を調製するように設計された焙煎して挽いたコーヒー粒子である。
好ましい実施形態では、ショートコーヒー飲料を調製するように意図される容器の容積は、5mL~15mL、より好ましくは9mL~11mLである。ロングコーヒー飲料を調製するように意図される容器の容積は、好ましくは15mL~50mL、より好ましくは16mL~20mLであり、ミディアムサイズのコーヒー飲料を調製するように意図される容器の容積は、好ましくは13mL~16mLである。
明確にするために、カップ内に注出される、ポッドから調製されるコーヒー飲料の体積は、「ショートコーヒー飲料」の場合、カップ内の体積は15mL~50mLであり、「ミディアムサイズのコーヒー飲料」の場合、カップ内の体積は51mL~150mLであり、「ロングコーヒー飲料」の場合、カップ内の体積は、151mL~1リットルであると考えられる。
好ましい実施形態では、ショートコーヒー飲料を調製するように設計された容器容積に対する圧縮力は0.5kN~10kNの値に設定され、1kN~2.5kNがより好まれる。ロングコーヒー飲料を調製するように設計された容器容積の場合、圧縮力は、好ましくは0.5kN~15kNの値に設定され、2kN~5kNがより好まれる。ミディアムサイズのコーヒー飲料を調製するように設計された容器容積の場合、圧縮力は、好ましくは1kN~7kNの値に設定される。
特定の好ましい実施形態では、ショートコーヒー飲料を調製するように設計された容器容積に対する圧縮力は、1~2.5kNの値に設定され、バルクコーヒー材料の粒度は、200~300μm、より好ましくは約250μmである。
特定の好ましい実施形態では、ロングコーヒー飲料を調製するように設計された容器容積に対する圧縮力は、2.5~3.5kNの値に設定され、バルクコーヒー材料の粒度は、300~400μm、より好ましくは約350μmである。
上述の好ましい実施形態では、相対的により小さい容器容積は、エスプレッソコーヒーなどのショート飲料を調製するように意図され、相対的により大きい容器容積は、ルンゴタイプコーヒーなどのロング飲料を調製するように意図されることに留意されたい。次いで、必要な圧縮力は、それぞれの容器からの意図される飲料調製の結果を最適化するために、好適な値に設定される。
代替実施形態では、しかしながら、より大きい容器容積が提供され、その容器容積は非常に濃いエスプレッソ、つまりショート飲料を調製するように設計されることも適用され得る。この場合、本発明によると、提供される圧縮力は、特定の容器から調製される飲料の意図されたタイプに基づいて設定され、それにより、この圧縮力は、ロングコーヒー飲料を調製するようにより大きい容器容積が意図される他の実施形態と比較して、相対的により低く設定される。別の好ましい代替実施形態では、アメリカーノコーヒー飲料を調製するために、短い抽出で大量の固体を抽出することを目的とする、より大きい容器容積が提供され得る。本明細書では、200~300μmなどの相対的に細かい粒度のコーヒー材料は、より小さい容器容積の場合、それぞれ、ショート飲料を調製するための容器の場合、通常印加される相対的に低い圧縮力で提供される。
容器壁手段は、好ましくは、第1及び第2の囲みシートを含む。第1及び第2の囲みシートは、好ましくは、少なくとも部分的に変形可能な材料から作製される。容器壁手段は、好ましくは、紙又は同様のセルロース材料、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、デンプン系材料、ポリ乳酸(PLA)、及び/又はアルミニウムを含む、単層フィルム又は多層フィルムのリストに含まれる材料から作製される。容器壁手段は、好ましくは、酸素及び/又は水分に対するバリア手段を含む。
少なくとも第1及び/又は第2の容器壁手段、それぞれ、第1及び/又は第2の囲みシートは、それぞれの容器壁部間に囲まれる異なる容器容積を提供するために、そのサイズ又は直径が変動し得る。容器壁手段は、好ましくは、本質的に円形の形状のものである。
本方法は、好ましくは、容器の周縁フランジ状のリム部分しながら、囲まれた量のコーヒー材料の周囲に、それぞれ、囲まれたコーヒータブレットの周囲に容器壁手段を構成する第1及び第2の囲みシートを密封接続するステップを更に含む。
好ましい実施形態では、第1及び第2の囲みシートは、結果として得られる容器タイプの所望の容積及び/又は結果として得られる容器から調製される飲料の特定のタイプに応じて選択される。次いで、次のステップにおいて、第1の囲みシートを、好ましくは、好適な製造デバイスの専用の凹部、マトリックス、金型、又はダイに提供する。次のステップにおいて、予め定められた量のバルクコーヒー材料を、第1の囲みシートの上面に供給する。次いで、バルクコーヒー材料を、圧縮プレス又は他の好適な圧縮手段用いて、デバイスの提供された凹部、マトリックス、金型、又はダイに対して予め定められた圧縮力下で、少なくとも選択された容器容積に基づいて圧縮して、圧縮されたコーヒータブレットにする。次いで、更なるステップにおいて、例えば、糊付け技術又は溶接技術を用いて、第2の囲みシートを第1の囲みシートに密封接続する。好ましくは、それにより、圧縮されたコーヒータブレットは、内部容器容積全体がコーヒータブレットで充填されるように囲まれる。したがって、好ましくは、結果として得られる容器内に、コーヒータブレットによって充填されていない利用可能な空間は存在しない。更に、好ましくは、第1及び第2のシート内に圧縮されたコーヒータブレットを囲むことにより、容器内におけるコーヒータブレットの圧縮率はそれ以上変化しない。
1つではなく、2つ又はそれ以上の圧縮されたコーヒータブレットを、上記の圧縮プロセスに従って形成し、同じ容器内に供給し、囲むことができる。2つのコーヒータブレットを異なる予め定められた圧縮力下で形成してもよい。また、かかる実施形態では、コーヒータブレットは、好ましくは、容器容積を完全に充填する。
更なる態様において、本発明は、上記の方法によって得ることができる容器に関する。本発明に係る容器の更なる特徴を以下に記載する。特に、以下の容器の特徴の説明は、上記の製造プロセスにも適用可能であり、逆もまた同様である。
本発明に係る、液体がコーヒー容器に注入されるとコーヒー飲料を調製するためのコーヒー容器は、焙煎して挽いたコーヒー粒子などの圧縮されたコーヒー材料で充填された5mL~50mLの予め定められた容積を囲む容器壁手段を備え、コーヒー材料は、0.5~15kN、好ましくは1kN~10kNの圧縮力下で圧縮された形態で存在する。
容器壁手段は、本発明に係る方法に関して上述したように、シート材料で作製される。容器壁手段は、好ましくは、周縁フランジ状のリム部分の形成しながら、囲まれた圧縮されたコーヒー材料の周囲に密封接続される。それにより、第1の材料のシートは、容器の入口面を形成し、第2の材料のシートは、容器の出口面を形成する。容器壁手段は、好ましくは、飲料調製デバイスの専用の開放手段を用いて、穿孔可能であるように、又は別の場合には開放可能であるように設計される。
容器は、好ましくは、圧縮されたコーヒー材料を通る液体の流通の意図される方向に対して好ましくは実質的に平行な中心軸線を中心にして回転対称である。
容器の高さは、好ましくは、5mm~30mm、好ましくは10mm~22mmで構成される。容器の直径は、好ましくは30~70mm、好ましくは35mm~55mmで構成される。
本発明の特定の好ましい実施形態では、容器は、5mL~15mL、好ましくは9mL~11mLの容積を備え、コーヒー材料は、前記容積内に40~65%、好ましくは49~59%の圧縮率で存在する。かかる容器は、好ましくは、ショートカップ、すなわち、リストレットタイプ又はエスプレッソタイプのコーヒー飲料を調製するように設計される。
容器に囲まれた圧縮コーヒー、それぞれ、圧縮されたコーヒータブレットの圧縮率Tは、圧縮されたコーヒータブレットの実密度dに対する見かけ密度d比(T=(da/dv)100)として定義される。以下に更に記載される実施例1に関する計算も参照されたい。特に、圧縮率は、囲まれたコーヒー材料の圧縮力だけでなく、特に、コーヒーの粒子径、焙煎度、及び容器容積内のコーヒー粒子の密度などの更なるパラメータにも依存する。
本発明の別の好ましい実施形態では、容器は、15mL~50mL、好ましくは16mL~20mLの容積を備え、コーヒー材料は、35~60%、好ましくは39~49%の圧縮率で、前記容積内に存在する。かかる容器は、好ましくは、ロングカップ、すなわち、ルンゴタイプのコーヒー飲料を調製するように設計される。
また更なる態様では、本発明は、記載される製造方法を用いて得られるような少なくとも2つ、好ましくは3つ、より好ましくは少なくとも5つの容器を備える、コーヒー容器のキットにであって、それぞれの容器は、それぞれの容器壁手段によって包囲された容器容積において、及び/又は、それぞれの容器から調製される飲料の特定のタイプにおいて異なり、それぞれの容器内のコーヒー材料は、異なる圧縮力下で圧縮された形態で存在する、それぞれ、異なる圧縮率でそれぞれ存在する、コーヒー容器のキットに関する。
本発明に係るキットのそれぞれの容器は、好ましくは、容器の高さにおいて異なるが、等しい外径を備える。
好ましい実施形態では、本キットは、ショートコーヒー飲料を調製するための5mL~15mL、好ましくは9mL~11mLの容器容積を有する第1の容器と、ロングコーヒー飲料を調製するための15mL~50mL、好ましくは16mL~20mLの容器容積を有する第2の容器と、任意選択的に、ミディアムサイズのコーヒー飲料を調製するための13mL~16mLの容器容積を有する第3の容器と、を備える。
好ましくは、ショートコーヒー飲料を調製するように設計された容器容積内のコーヒー材料に対する圧縮力は0.5kN~10kであり、1kN~2.5kNがより好まれる。ロングコーヒー飲料を調製するように設計された容器容積内のコーヒー材料に対する圧縮力は好ましくは0.5kN~15kN、2.5kN~5kNがより好まれる。ミディアムサイズのコーヒー飲料を調製するように設計されたコーヒー材料に対する圧縮力は、好ましくは1kN~7kNである。
キットの異なる容器は、好ましくは、好ましくは100~800μm、より好ましくは150~600μmの異なる粒度の、かつ/又は異なる焙煎度、好ましくは50~120CTNのコーヒー材料を備える。相対的により小さい粒子径、したがって、より細かい粒度が、好ましくは、ショート飲料を調製するように設計された容器内のバルクコーヒー材料に対して提供されるのに対し、相対的により大きい粒子径、したがって、より粗い粒度は、より大きい飲料を調製するように設計された容器内のバルクコーヒー材料に対して提供される。
本発明は、更に、上記のコーヒー容器及び/又はコーヒー飲料を調製するための本発明に係る方法によって得られるコーヒー容器の使用に関する。
本発明の更なる特徴、利点、及び目的は、添付の図面と併せて本発明の実施形態の以下の詳細な説明を読むと、当業者には明らかになるであろう。
本発明に係る、異なる容積を有し、かつ/又は異なるタイプの飲料を調製するように設計された容器の好ましい実施形態を示す。 本発明に係る、異なる容積を有し、かつ/又は異なるタイプの飲料を調製するように設計された容器の代替実施形態を示す。 本発明による、容器の製造プロセスの概略フロー図を示す。 異なる印加される圧縮力を備える異なる容器に関する測定結果に関し、かかる容器への注入時の結果として得られる流動時間は、容器内のコーヒー材料の粒度に依存することを示す。 異なる印加される圧縮力を備える異なる容器に関する測定結果に関し、抽出されたコーヒー飲料の結果として得られる収率は、容器内のコーヒー材料の粒度に依存することを示す。
図1及び図2は、本発明に係る、異なる容積を有し、好ましくは異なるタイプの飲料を調製するように設計された容器の好ましい実施形態に関する。したがって、図1a~1dは、容器1a~1dの第1のセット又はキットに関する。図1a~1dの容器1a~1dは各々、容器壁手段2と、フランジ状のリム部分4を形成しながら周囲にそれぞれ接続される壁手段3a、3b、3c、3dとを備える。
容器壁手段2、3a~3dは、好ましくは円形形状のものである少なくとも部分的に変形可能な材料のシートで形成される。容器壁手段は、予め定められた容積を囲み、紙又は同様のセルロース材料、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、デンプン系材料、ポリ乳酸(PLA)、及び/又はアルミニウムを含む、単層フィルム又は多層フィルムのリストに含まれるシート材料で作製される。
容器は、それぞれのサイズにおいて、したがって、その中に囲まれるそれぞれの容積において異なる。したがって、容器1a~1dは全て、好ましくは、本質的に凸状の形態で均一な高さh1の同じ第1の材料のシート2と、本質的に凸状の形態であるが、結果として異なる高さh1、h2、h3、h4をそれぞれを生じる異なるサイズの好適な第2の材料のシート3a、3b、3c、3dとで形成される。容器1aは、好ましくは、フランジ状リム4が配置される中心平面を中心にして対称である。
第1の材料のシート2、それぞれ、第2の材料のシート3a、3b、3c、3dは、好ましくは、中央に配置された本質的に平坦な部分5、6を含む。第1の材料のシート2は、好ましくは、専用の飲料調製デバイスにおいて容器の出口面を提供するように設計され、第2の材料のシート3a、3b、3c、3dは、専用の飲料調製デバイスにおいて容器の入口面を提供するように設計される。
容器1a~1dの全高は、好ましくは5mm~30mm、より好ましくは10mm~22mmで構成される。それぞれの容器の直径d2は、好ましくは30~70mm、より好ましくは35mm~55mmで構成される。それぞれの容器の内径d1は、好ましくは、20~60mm、より好ましくは30~50mmで構成される。
異なる容器は、好ましくは、容器の製造プロセス中に0.5~15kN、より好ましくは0.1kN~10kNの力で圧縮された、圧縮されたコーヒータブレットを容器容積内に備える。
圧縮されたコーヒータブレットは、好ましくは、容器の内部容積を完全に充填している。容器容積内のコーヒー材料は、好ましくは、150~600μmの粒度を備える。それぞれの容器に囲まれたコーヒー材料は、好ましくは、50~120CTNの焙煎値のものである。
図1a~1dに示されるような異なる容器は好ましくは、少なくとも、提供された容積に囲まれたコーヒー材料の重量において、囲まれたコーヒー材料の粒度において、及び圧縮されたコーヒータブレットを形成するときの容器の製造中における印加される圧縮力において異なる。異なる容器は、コーヒー材料の焙煎値においても同様に異なり得る。任意選択的に、異なるコーヒー材料、それぞれ、コーヒー材料の異なるブレンドもまた、それぞれの容器内に存在し得る。図1a~1dのそれぞれの容器の上記の異なるパラメータの好ましい例を、以下の表1に示す。
特定の飲料タイプを提供するための容器の提供された容積及び/又は収容された原材料の粒度に少なくとも基づいて、容器を製造するときに印加されるそれぞれの圧縮力を適応させることによって、特定の容器の飲料結果を、意図された目的のために最適化することができる。
例えば、実施例1Aの容器を用いて、ショートカップ、すなわち、リストレットタイプ又はエスプレッソタイプのコーヒー飲料の最適化された結果を得ることができる。したがって、濃いカップを提供するために、細挽きが固体抽出の加速を可能にする。更に、相対的により低い圧縮力は、飲料調製時の収率の増大につながる。
実施例1B及び実施例1Cの容器によって、最適化されたミディアムサイズの飲料を得ることができる。したがって、中間的な粒子径及び中程度の圧縮力は、バランスのとれたミディアムコーヒー飲料を得るために、抽出時間全体にわたる平滑な抽出を保証する。
実施例1Dの容器によって、最適化されたロングカップ、すなわち、ルンゴタイプのコーヒー飲料を得ることができる。したがって、大きな粒子径は、相対的により高い圧縮力と組み合わせると、望ましくないオフノートを回避しながら、非常に大量にサーブする場合の過抽出を回避する。
提供された粒度、焙煎値、及び/又は特定のコーヒーブレンド、並びに重量に基づいて圧縮力を適合させることにより、得られた飲料結果を更に最適化することが可能になる。
図2a~2cは、専用の容器、それぞれ、それぞれの容器容積において異なる、異なる容器1e、1f、1gを備えるキットの代替実施形態に関する。
図1の実施形態とは対照的に、それぞれの容器1e、1f、1gは、第1の本質的に平坦な材料のシート2aと、異なる本質的に凸状の材料のシート3e、3f、3gとを含む。本質的に凸状の材料のシートは、好ましくは、結果として得られる容器が異なる高さh5、h6、h7を備えるように、異なるサイズのものである。これらの容器の内径d3及び外径d4は、好ましくは一定である。内径及び外径は、好ましくは、図1a~1dに係る容器のそれぞれの直径d1、d2に対応する。容器の高さは、好ましくは、図1に関して上述したような範囲である。
図1a~1dの容器に関して説明したように、図2a~2cの容器は、少なくとも、容器内に提供されたコーヒータブレットの印加される圧縮力において異なる。容器は、提供された容積に囲まれたコーヒー材料の性質及び重量において、囲まれたコーヒー材料の粒度において、並びに/あるいはコーヒー材料の焙煎値において、更に異なり得る。
図3は、本発明に係る容器を形成するための製造プロセスの好ましい実施形態の概略図に関する。
製造プロセスにおいて、第1のステップ(図示せず)は、例えば図1のシート2及びシート3a~3dのうちの1つなどの第1及び第2の囲みシートを、結果として得られる容器の所望の容積に基づいて、それぞれ、結果として得られる容器を用いて調製されるように意図される飲料に基づいて、選択するステップに関する。この第1のステップは、好ましくは、提供された容積に囲まれたコーヒー材料の性質及び重量の判定及び/又は選択、コーヒー材料の粒度の選択、コーヒー材料の焙煎度の選択を更に含む。更に、製造プロセス中に印加される圧縮力は、選択された容器容積に少なくとも基づいて、かつ/又は結果として得られる容器を用いて調製されるように意図される飲料に基づいて、判定及び設定される。
次いで、それに続くステップ7において、例えば容器の底部箔を構成する第1の囲みシートを形成し、好適な製造デバイスの専用の凹部、ダイ又は金型に提供する。
後続のステップ8において、予め定められた量の予め定められた粒度の焙煎して挽いたコーヒーのバルク材料を第1の囲みシートの表面に提供する。
次のステップ9において、意図された容器容積に基づいてバルク材料をコーヒータブレットへと圧縮するために、設定された圧縮力下でコーヒーのバルク材料の圧縮が行われる。コーヒータブレットへは、例えば、第1の囲みシート及びコーヒーのバルク材料が存在する凹部、ダイ、又は金型に対して押圧される既知の圧縮プレスを用いて得られる。印加される圧縮力は、圧縮プレスに接続される力測定デバイスによって測定される。
代替実施形態では、コーヒーのバルク材料は、予め定められた圧縮力下で圧縮されるために専用の圧縮プレス内に提供され、次いで、圧縮されたコーヒータブレットが、第1の囲みシートの表面に提供される。
次いで、更なるステップ10において、例えば糊付け技術又は溶接技術を用いて、第2の囲みシート、例えば、上部箔を第1の囲みシートに密封接続する。好ましくは、それにより、圧縮されたコーヒータブレットは、内部容器容積全体がコーヒータブレットで充填されるように囲まれる。したがって、好ましくは、結果として得られる容器内に、利用可能な空いている、すなわち、コーヒータブレットによって充填されていない空間はない。
実施例1-ショートカップ用容器
以下において、本発明に係る容器の好ましい例について説明し、容器は、5.41~5.81gのコーヒー材料が充填された9.42cmの容積を備え、かつ、リストレットタイプ又はエスプレッソタイプのコーヒー飲料などのショートカップを調製するように設計されている。コーヒー材料は、好ましくは、250~350μm[D(4,3)]の粒度で存在する。焙煎度は、70~80である。
容器内のコーヒー材料の圧縮率は、40%~65%、好ましくは49~59%である。これは、製造プロセス中の1kN~2.5kNの印加される圧縮力に対応する。圧縮率は、圧縮力だけでなく、特に、コーヒーの粒子径、焙煎度、及び容器容積におけるコーヒー粒子の密度などの更なるパラメータにも依存するので、最終容器内のコーヒー材料の圧縮率は、容器の製造プロセス中に印加される圧縮力と必ずしも相関しないことに留意されたい。
容器内のコーヒータブレットの上記の圧縮率は、以下のように測定される。特に、コーヒータブレットを圧縮するために、固定された上部パンチ部材又はダイ及び固定された下部パンチ部材又はダイを含む既知の油圧圧縮プレスがばね荷重式ロッドと共に使用され得る。
以下の方法に従って、ヘリウム比重びん、例えば、QuantachromeのUltrapycnometer 1000を用いて、圧縮されていないバルクコーヒー材料の実密度値dを、求めることができる。
この測定の作動原理は、ヘリウムなどの気体を所与の圧力で基準チャンバ内に注入し、次いで、このチャンバ内の新たな気体圧力を測定することによって、試料を収容する測定チャンバ内でこの気体を膨張させることである。この方法は、気体がキャビティ内に浸透する際に、分割された又は多孔性の固体の体積及び密度を測定するのに特に好適である。
したがって、実密度値dを求めるために、分析される製品をセル単位で計量する。次いで、セルを比重びんの測定チャンバ内に置く。測定チャンバを閉じ、測定を開始する。測定が終了すると、分析された製品の実密度値が求められる。
圧縮されたコーヒータブレットの見かけ密度dは、以下の式に基づいて求めることができる。
=m/V=m/(Sh)、
式中、
mは、グラム単位の、圧縮された固体のコーヒータブレットの製品質量である。
Vは、cm単位の、圧縮された固体のコーヒータブレットの体積であり、
Sは、cm単位の、固体の圧縮されたコーヒータブレットの表面である。
hは、cm単位の、固体の圧縮されたコーヒータブレットの高さである。
圧縮されたコーヒータブレットを、圧縮のために使用されたプレスダイから排出した後に、例えばキャリパーを用いて測定した。
上記の見かけ密度d及び実密度値dに基づき、容器内におけるコーヒータブレットの圧縮率を以下の式に基づいて判定することができる。
T=(d/d100
実施例1にかかる容器の圧縮率に関する例示的な測定結果を、以下の表2に示す。
実施例2-ロングカップ用容器
本実施例は、7.80~8.10gのコーヒー材料が充填された16.6cmの容積を備え、かつ、ルンゴタイプのコーヒー飲料などのロングカップを調製するように設計された、別の好ましい容器に関する。
コーヒー材料は、好ましくは、300~650μm[D(4,3)]の粒度で存在する。焙煎度は、80~90である。この容器に関する本実施例の圧縮率は、35~60%、好ましくは39~49%である。
上記の例えば1の方法を用いて、上記の表に示されるような本実施例の試験の測定値を求めた。
図4は、異なる印加される圧縮力を備える異なる容器に関する測定結果に関し、かかる容器への注入時の結果として得られる流動時間は、容器内のコーヒー材料の粒度に依存することを示す。
図4のグラフを見ると分かるように、10kN~5kNなどの高い圧縮力(曲線12a~12c参照)の場合、2.5kN~1kNなどのより低い圧縮力(曲線12d及び曲線12eを参照)と比較して、流動時間は相対的に短くなり、より大きい粒子径で速くなる。したがって、より小さい粒子径は、より大きい粒子径と比較して、より高い圧縮力での流動時間の増加に対して、より大きい影響を有する。したがって、印加される圧縮力は、好ましくは、より大きい粒子径と比較して小さい粒子径については相対的により低く設定される。
図5は、異なる印加される圧縮力を備える異なる容器に関する測定結果に関し、抽出されたコーヒー飲料の結果として得られる収率は、容器内のコーヒー材料の粒度に依存することを示す。したがって、結果として得られる容器からコーヒー飲料を抽出するための収率は、理想的には、24%超の値、好ましくは26%未満となるべきである。
図5のグラフを見ると分かるように、結果として得られるコーヒー飲料の収率は、使用されるバルクコーヒー材料の粒度の増大と共に減少する。更に、収率は、一般に、より低い圧縮力で減少する(相対的により高い圧縮力10kNに関連する曲線15a~相対的に低い圧縮力1kNに関連する曲線15aを参照)。したがって、圧縮力がより低い場合の収率の相対的な減少は、粒子範囲全体にわたって相対的に一定に見える。
図5及び図6に記載されるグラフに基づくと、本発明の特定の好ましい実施形態は、ショートコーヒー飲料を調製するための容器を提供し、200~300μm、より好ましくは約250μmの粒度で、1~2.5kNの圧縮力において、合理的な流動時間(40mLに対して40秒未満)で最適化された収率(24~26%)に達する。
本明細書で説明されている現在の好ましい実施形態に対する様々な変更及び改変が、当業者には明らかとなる点を理解されたい。そのような変更及び修正は、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、かつその付随する利点を減じることなく、実施することができる。

Claims (14)

  1. 液体がコーヒー容器に注入されるとコーヒー飲料を調製するためのコーヒー容器(1a~1g)の製造方法であって、前記方法は、
    予め定められた容器容積を囲む容器壁手段(2、2a、3a~3g)を選択して提供するステップと、
    る量のバルクコーヒー材料を、前記容器壁手段(2、2a、3a~3g)間の前記容器容積内で、予め定められた圧縮力下でコーヒータブレットへと圧縮するステップと、
    を含み、
    前記印加される圧縮力は、前記提供された容器容積及び/又は前記提供された容器から調製される飲料の特定のタイプに少なくとも基づいて設定されており、
    前記印加される圧縮力は、0.5~15kNの値に設定されている、
    コーヒー容器の製造方法。
  2. 前記印加される圧縮力は、前記提供されたバルクコーヒー材料の粒度及び/又は前記バルクコーヒー材料の焙煎値にも基づいて設定されている、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記バルクコーヒー材料の粒度は、150~600μmであり、かつ/又は前記バルクコーヒー材料の前記焙煎値は、50~120CTNである、
    請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記印加される圧縮力は、小さい粒子径の前記バルクコーヒー材料についてはより低く設定され、より大きい粒子径の前記バルクコーヒー材料についてはより高く設定されている、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記方法は、前記容器の周縁フランジ状のリム部分(4)を形成しながら、前記囲まれた量のコーヒー材料の周囲に前記容器壁手段を構成する第1及び第2の囲みシート(2、2a、3a~3g)を密封接続するステップを含む、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 異なる選択可能な前記容器壁手段(2、2a、3a~3g)は、ショートコーヒー飲料及びロングコーヒー飲料を調製するための少なくとも第1及び第2の予め定められた容器タイプ、並びに任意選択的に、ミディアムサイズのコーヒー飲料を調製するための少なくとも第3の予め定められた容器タイプなど、複数の代替可能なタイプの容器を形成するように設計されている、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  7. ショートコーヒー飲料を調製するための前記容器タイプは、5mL~15mLの容積を有し、ロングコーヒー飲料を調製するための前記容器タイプは、15mL~50mLの容積を有し、ミディアムサイズのコーヒー飲料を調製するための前記容器タイプは、13mL~16mLの容積を有する、
    請求項6に記載の方法。
  8. 前記圧縮力は、ショートコーヒー飲料を調製するように設計された容器タイプに対して0.5kN~5kNの値に設定されており、ロングコーヒー飲料を調製するために設計された容器タイプに対して0.5kN~15kNの値に設定されており、ミディアムサイズのコーヒー飲料を調製するために設計された容器タイプに対して1kN~7kNの値に設定されている、
    請求項6又は7に記載の方法。
  9. 液体がコーヒー容器に注入されるとコーヒー飲料を調製するための少なくとも2つのコーヒー器を備える、コーヒー容器(1a~1g)のキットであって、各コーヒー容器は、圧縮されたコーヒー材料により充填された5mL~50mLの予め定められた容積を囲む容器壁手段(2、2a、3a~3g)を備えており、
    前記それぞれの容器は、前記容器壁手段によって囲まれた容積において、及び/又は、前記それぞれの容器から調製される飲料の特定のタイプにおいて異なり、前記それぞれの容器内の前記コーヒー材料は、0.5~15kNの異なる圧縮力下で圧縮された形態で存在している、
    コーヒー容器のキット。
  10. 前記それぞれの容器は、前記容器の高さにおいて異なるが、等しい外径を備える、
    請求項に記載のキット。
  11. 前記容器の高さは、5mm~30mmであり、前記容器の直径は、30~70mmである、
    請求項10に記載のキット。
  12. 前記キットは、ショートコーヒー飲料を調製するための5mL~15mLの容器容積を有する第1の容器と、ロングコーヒー飲料を調製するための15mL~50mLの容器容積を有する第2の容器と、任意選択的に、ミディアムサイズのコーヒー飲料を調製するための13mL~16mLの容器容積を有する第3の容器と、を備える、
    請求項9~11のいずれか一項に記載のキット。
  13. 前記圧縮力は、ショートコーヒー飲料を調製するように設計された前記容器内の前記コーヒー材料に対して0.5kN~10kNであり、ロングコーヒー飲料を調製するように設計された容器に対して0.5kN~15kNであり、ミディアムサイズのコーヒー飲料を調製するように設計された容器に対して1kN~7kNである、
    請求項12のいずれか一項に記載のキット。
  14. 前記キットの前記異なる容器は、異なる粒度、及び/又は、異なる焙煎値のコーヒー材料を備える、
    請求項13のいずれか一項に記載のキット。
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