JP2013512741A - 流れ調整手段を有するカプセルシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】優れたカプセルシステムを提供する。
【解決手段】本発明は、制御手段(25)を備える遠心分離浸出装置内でのカプセル(1)の遠心分離によって飲料を調製するためのカプセルシステムに関する。上記制御手段は、飲料流速および/または飲料の量を制御することによって遠心分離浸出装置を遠心分離動作させることができるようにする遠心分離浸出装置と、前記遠心分離浸出装置内に挿入されるべきカプセルであって、単独であるいは遠心分離浸出装置と協働して、遠心分離された液体に背圧を与える流れ制限部または流れ制限バルブを形成するようになっている当該カプセルと、を備える。制御手段(25)が、流れ制限部または流れ制限バルブによって及ぼされる背圧に応じて、挿入されるカプセル(1)の回転遠心分離速度および/またはカプセル内に注入される液体の量を、選択的に調整する。
【選択図】図3

Description

本発明は、カプセル内に収容される飲料物質から、該物質に遠心力を使用して液体を通すことにより飲料を調製するためのシステムに関する。
特に、本発明は、装置を用いた飲料製造中に流量および/または背圧を調整できるようにする流れ調整手段を有するシステムおよび装置に関する。
カプセル内に収容される原料に遠心力を使用して液体を通過させることによりコーヒーなどの飲料を調製するためのシステムが存在する。
例えば、国際公開2008/148604号パンフレットは、カプセル内に収容される物質に浸出遠心力を使用して水を通すことにより、遠心分離浸出ユニット内で物質から飲料または液体食品を調製するためのカプセルであって、所定用量の物質を収容する筐体と、遠心作用を受けて開口して浸出液がカプセルから出ることができるようにする開放手段とを備えるカプセルに関する。また、カプセルは、カプセルを遠心分離浸出装置の外部回転駆動手段に係合させるための手段を備えてもよく、この場合、係合手段は、カプセルを基準回転位置に維持するためにカプセルの回転中にトルクに対して抵抗を与えるように構成される。
その結果、コーヒーを浸出するあるいは他の食品物質を調製するための遠心力の作用は、圧力ポンプを使用する通常の浸出方法と比べて多くの利点を与える。例えば、圧力ポンプを使用する従来のエスプレッソまたはルンゴコーヒータイプの浸出方法では、供給されるコーヒー抽出物の抽出品質に影響を与える全てのパラメータを修得することが非常に難しい。これらのパラメータは、一般に、圧力、圧力と共に減少する流量、流れ特性にも影響を及ぼすとともに挽いたコーヒー豆の粒径に依存するコーヒー粉末の圧密度、温度、水流分布などである。特に、抽出圧力および流量を変えることは容易ではない。これは、抽出圧力および流量が本質的に、ポンプによって与えられ得る静圧、コーヒー層の抵抗、および、下流側の濾過システムによって決定されるからである。
遠心分離抽出においては、回転するカプセルが遠心ポンプとして使用される。したがって、回転速度は、カプセルから出てくる遠心分離液の流量を決定する。調製されるべき飲料の品質は、特に流量の制御によって決まる。特に、流量は、2つのパラメータ、すなわち、装置内でのカプセルの回転速度と、遠心分離液がカプセルから突出される前に遠心分離液に及ぼされる背圧とによって影響される。所定の背圧においては、回転速度が高ければ高いほど、流量が大きくなる。逆に、所定の回転速度においては、背圧が大きければ大きいほど、流量が少なくなる。
カプセルの回転速度は、通常、遠心分離飲料製造装置の回転モータを選択的に作動させる制御手段によって制御されるが、所定の背圧は、カプセルの出口にあるあるいはカプセルを支持する遠心分離セルの外側にある遠心分離液の流れ制限部によって得られることが好ましい。
例えば、欧州特許第651963号明細書は、蓋と遠心分離セルのカップとの間の界面に介挿されるゴム弾性要素によって圧力勾配が得られることを教示する。そのような要素は、特定の圧力が界面で得られるときに液体のための濾過通路を残すように弾性的に変形する。コーヒー豆がセル内に保持される一方で、遠心分離液は濾過通路を通過できる。また、仏国特許第2487661号および国際公開第2006/112691号パンフレットは、圧力勾配をもたらすためにフィルタの下流側に所定の制限部が配置される遠心分離システムに関する。
また、国際公開第2008/148646号パンフレットは、遠心分離セル内または遠心分離セルの外側に流れ制限部が配置される解決策を提案する。流れ制限部は、有効背圧を与える調整ばね付勢バルブを備えることができる。ばね付勢バルブは、バルブに及ぼす液体の十分な圧力の作用を受けて開放する。速度が高ければ高いほど、バルブを通じた通過が多くなり、流量が多くなる。バルブには、ゴムまたはばね要素などの弾性要素によって予荷重を付与することができる。
したがって、濃度、風味、香り、泡/クレマの異なる特性を有する飲料(例えば、コーヒー)を供給できる簡単で多目的なシステムが必要である。
背圧調整を伴わない従来技術のシステムに関して、問題点は、遠心分離速度を増大させることによってしか流量を増大させることができないという点である。その結果、これが、飲料の流量を変えることに制限をもたらし、それにより、異なる特性の飲料を供給できる可能性も制限する。また、非常に高い回転速度は、ノイズ、振動、および、装置の機械部品の時期尚早な摩耗などの問題を引き起こす場合がある。
したがって、供給される食品液体の品質を向上させるために、浸出パラメータ、および、特に飲料調製中の背圧および/または流量をより良好かつより独立して制御できる新規なシステムを提案する必要性がある。
本発明は、前述した問題に対する解決策を提供するとともに、既存の技術に対して更なる利益を与える。
国際公開第2008/148604号 欧州特許出願公開第0651963号 仏国特許出願公開第2487661号 国際公開第2006/112691号 国際公開第2008/148646号
本発明の第1の態様は、遠心分離浸出装置内でのカプセルの遠心分離によって飲料を調製するためのカプセルシステムであって、
制御手段を備える遠心分離浸出装置であり、制御手段が、飲料流速および/または飲料の量を制御することによって装置を遠心分離動作させることができるようにする、遠心分離浸出装置と、
前記浸出装置内に挿入されるべきカプセルであり、単独であるいは遠心分離浸出装置と協働して、遠心分離された液体に背圧を与える流れ制限部または流れ制限バルブを形成するようになっているカプセルと、
を備え、
装置の制御手段が、制限部または制限バルブによって及ぼされる背圧に応じて、挿入されるカプセルの回転遠心分離速度および/またはカプセル内に注入される液体の量を選択的に調整する、
カプセルシステムに関する。
「バルブ手段の背圧」という用語は、制限部または制限バルブによって引き起こされる圧力損失のことである。制限部または制限バルブが「ボトルネック効果」を形成するため、液体の圧力は、遠心分離作用によって制限部または制限バルブの上流側に形成される。制限部によって制限前の圧力が増大され、この圧力が、液体と原料との相互作用(例えば、抽出)プロセスに影響を及ぼす。制限バルブのこの圧力は、特に、飲料製造装置のばね荷重面がカプセルに及ぼす力(「戻り力」)を制限バルブでの接触面の面積で割った比率として規定することもできる。
好ましい態様では、カプセルが縁部を備え、該縁部は、浸出装置の囲繞部材と相互に作用して、カプセルの縁部に対して背圧を及ぼす制限バルブを形成するようになっている。
制限バルブに衝突する液体を回転させることによって形成される遠心力は、バルブ手前の液体の加圧をもたらす。この圧力が閾値に達すると、バルブが開放し始め、すなわち、カプセルの縁部が飲料製造装置の協働面からわずかに離間される。
回転遠心分離速度の調整は、遠心分離された液体をバルブ手段を通じてカプセルから解放できるカプセルの回転速度の少なくとも2つ、好ましくは3つの異なる値または範囲間での選択であってもよい。
回転速度は、カプセル内に注入される液体の基準流量と適合するように、遠心分離された液体の解放中に調整されてもよい。
想定し得る態様において、回転速度は、カプセル内に注入される液体の基準圧力と適合するように、遠心分離された液体の解放中に調整されてもよい。注入される液体の圧力は、ポンプとカプセルとの間の流体ライン中の任意の従来の位置で測定できる。
カプセルの回転速度の所定の値がユーザ操作によって所定の範囲内で更に変えられてもよい。
カプセルの回転速度の所定の値は、カプセルの物理的特徴によって、好ましくは自動的に、調整されてもよい。
特に、カプセルの縁部の幾何学的形態は、流れ制限バルブの及ぼされる背圧の値を変えるように形成されてもよい。
とりわけ、少なくとも2つの異なるカプセル、好ましくは少なくとも3つの異なるカプセルにおいて、縁部の厚さは異なってもよく、それにより、バルブ手段の少なくとも2つの異なる背圧が調整される。特に、調整は、カプセルの縁部と飲料装置のばね付勢バルブ部との係合によって行なわれる。
縁部の厚さは、カプセルによって封入される飲料物質の格納量および/または重量、および/または、調製されるべき飲料のタイプに応じて増大されあるいは減少されてもよい。
カプセルの縁部の厚さの値は、カプセルのタイプに応じて0.2〜5mmの間で変わってもよい。
また、カプセルの縁部は、カプセルの回転軸線に対して略垂直な方向でカプセルの本体と一体に形成されてもよい。
本発明の更なる態様は、カプセルの遠心分離によって飲料を調製するための遠心分離浸出装置であって、
カプセルを保持するための浸出装置の回転カプセルホルダと、
カプセルを回転遠心分離状態で駆動させるための回転駆動手段と、
カプセル内に液体を注入するための注入手段と、
を備え、
注入手段はポンプに接続され、装置は飲料流速および/または飲料の量を変えるようになっている少なくとも回転駆動手段およびポンプに接続される制御手段を更に備え、
装置は、前記制御手段に接続されかつ前記カプセルに設けられあるいは前記カプセルと前記遠心分離浸出装置との協働によって設けられる流れ制限部または流れ制限バルブの背圧を直接的にあるいは間接的に検出するようになっている背圧関連の検出手段を更に備える、
遠心分離浸出装置に関する。
制御手段は、検出される背圧に応じて、駆動手段の回転速度を調整するように構成されてもよい。
制御手段は、検出される背圧に応じて、カプセル内に注入される液体の量を変えるようになっていてもよい。
制御手段は、抽出のための開始回転速度を調整できる。特に、抽出中に基準の流量の制御を確保するために、回転速度を抽出中に変えることができる。
流れ制限バルブは、係合部と、係合部をカプセルの縁部に対して押し付けるばね付勢要素とを備えてもよい。
第1の想定し得る態様において、背圧検出手段は、カプセルの縁部に対して係合部により及ぼされる背圧を測定するように構成される少なくとも1つの圧力センサを備えてもよい。
第2の想定し得る態様において、背圧検出手段は、背圧を間接的に反映するバルブ手段における圧縮距離の変化を検出するための少なくとも1つの距離センサを備えてもよい。
遠心分離浸出装置は、カプセルに供給される液体の流量を検出するとともに、基準流量と適合するように回転速度を変えることにより流量を調整するための流量計量手段を更に備えてもよい。
本発明のシステムに係るカプセルは、液体温度、ポンプ流量、回転速度、液体量、水圧、事前湿潤時間、および、これらの組み合わせから成るリストの中から選択される少なくとも1つの浸出パラメータを調整するためにセット内の異なるカプセルに関連付けられる、更なるカプセル識別手段を更に備えてもよい。そのような更なるカプセル識別手段は、バーコード、RFID、色認識、強磁性要素、機械的な突起、および、これらの組み合わせであってよい。
この場合、本発明の装置は、カプセルの更なる識別手段を読み取るのに適する読取り機を備える。読取り機は、検出されるカプセルに応じて装置の様々な手段を制御するための装置の制御ユニットに接続される。読取り機は、バーコード、RFID、色認識、強磁性要素、機械的な突起、および、これらの組み合わせから成るリストの中から選択されるコードを読み取るようになっている。
好ましくは、制限部またはバルブ手段によって及ぼされる背圧(すなわち、大気圧を超える圧力)は、カプセルのタイプに応じて、5N/cm(0.5bar)〜180N/cm(18bar)、より好ましくは15N/cm(1.5bar)〜134N/cm(13.4bar)、最も好ましくは27N/cm(2.7bar)〜87N/cm(8.7bar)の範囲であってもよい。
開放形態のバルブによってあるいはオリフィスによって形成される制限部は、0.5〜4.0mm、より好ましくは0.75〜3.0mm、最も好ましくは1.0〜2.5mmの範囲となるように、例えば約1.7mmとなるようにカプセルおよび/または装置の形態によって制御されるのが好ましい。
回転速度は、2000〜16500rpm、最も好ましくは4000〜10000rpmの範囲で制御されるのが好ましい。セットの少なくとも2つのカプセルにおいて、好ましくはセットの少なくとも3つのカプセルにおいて、少なくとも1つの回転速度は、カプセル内の液体の遠心分離中に、制御される範囲内で異なる。
流量は、0.1〜10ml/秒、より好ましくは0.5〜3.5ml/秒の範囲に制御されるのが好ましい。先と同様に、セットの少なくとも2つのカプセルにおいて、好ましくはセットの少なくとも3つのカプセルにおいて、少なくとも1つの流量は、カプセル内の液体の遠心分離中に異なる。
本発明の他の態様において、カプセルのセットは、全体として流れ制限バルブを備える。言い換えると、バルブは、カプセルのバルブ部とカプセルのバルブ部との共同によって得られず、カプセル自体の部分によって得られる。そのような類の制限バルブを有するカプセルの一例は、その内容が参照することにより本願に組み入れられる国際公開第2008/148604号パンフレットに記載されている。この引用刊行物において、制限バルブは、浸出液がカプセルから出ることができるように遠心作用下で開放する開放手段と称される。開放手段またはバルブ手段は弾性バルブを備えることができる。例えば、開放手段は、カプセルの壁と一体の少なくとも1つの径方向偏向リップを備える。例えば、カプセルの蓋が本体に接続され、また、偏向可能なリップが蓋の一部である。リップは、所定の開放圧を与えるために正確な寸法を有する。本発明との関連で、開放バルブまたは制限バルブは、セットの少なくとも2つのカプセルにおいて、好ましくは少なくとも3つのカプセルにおいて変わるバルブの閉塞圧を遠心分離液に与えるように構成され、および/または、セットの少なくとも2つのカプセルにおいて、好ましくは少なくとも3つのカプセルにおいて異なる制限領域をバルブの開放形態で形成するべく開放するように構成される。結果として、バルブ手段によって引き起こされる圧力損失は、セットの少なくとも2つのカプセルにおいて、好ましくは少なくとも3つのカプセルにおいて異なる。
なお、バルブの接触部はカプセルそれ自体に位置させることができるが、ばね付勢手段は、カプセルの一部を互いに閉じた状態に付勢するために、装置上に位置させることができる。バルブは依然としてカプセルの一部であるが、背圧を設定するバルブの閉塞力は装置によって確保される。
他の態様において、カプセルは、流れ制限オリフィス(すなわち、前述した流れ制限バルブと置き換わっている)を有しており、該オリフィスの全表面積は、粉末の量および/またはセット内のカプセルのサイズの増大に応じて、カプセルのセット内で増大する。したがって、カプセルが大きければ大きいほど、カプセル内の遠心分離液のための流れ領域が大きくなり、その結果、制限オリフィスによって及ぼされる背圧が小さくなる。また、回転速度も、カプセルにおいてコーヒー粉末が減少しおよび/またはカプセルのサイズが減少するときに増大するように装置において設定される。検出手段は、制限部の上流側の背圧を検出するようになっていてもよい。
好ましい実施形態において、本発明のシステムに係るカプセルは、特性(濃さ、香り、風味、クレマ、・・・)および異なる量、例えば25、40、110、250、400mLを有する、好ましくはクレマ特性(量および/または質感)を変えることができるコーヒー飲料(リステロット、エスプレッソ、ルンゴ、ドッピオ、アメリカーノ、ロングブラック等)を生成するために異なる種類のコーヒー粉末を収容する。
飲料物質またはコーヒーの「異なる種類」とは、カプセルの重量、挽きサイズ、タップ密度、焙煎レベル、原産、ブレンド、原料の性質(コーヒー、茶、ココア、添加物など)、および、これらの組み合わせに関する任意の差異を意味する。
本発明の更なる特徴、利点、および、目的は、本発明の実施形態についての以下の詳細な説明を読んで添付図面の図と併せて解釈されると、当業者に明らかになる。
異なるサイズを有するとともにそれらの縁部の高さに差異がある本発明に係るカプセルの異なる実施形態の断側面図である。 異なるサイズを有するとともにそれらの縁部の高さに差異がある本発明に係るカプセルの異なる実施形態の断側面図である。 異なるサイズを有するとともにそれらの縁部の高さに差異がある本発明に係るカプセルの異なる実施形態の断側面図である。 異なる形態の縁部を有するシステムのカプセルの更なる実施形態の断側面図である。 異なる形態の縁部を有するシステムのカプセルの更なる実施形態の断側面図である。 本発明に係るカプセルが挿入される遠心分離装置であって、ばね荷重手段によって背圧が及ぼされる遠心分離装置の概略図である。 本発明に係るカプセルが挿入される遠心分離装置であって、磁気手段によって背圧が及ぼされる遠心分離装置の断側面である。 異なる背圧を与える2つの異なるカプセルを用いて得られるコーヒー流量を遠心分離装置内のカプセルの回転速度の関数として示すグラフ図である。
図1a、図1b、図1cは、本発明に係るカプセル1A、1B、1Cのセットの好ましい実施形態に関する。カプセルは、本体2、縁部3、および、上壁部材、すなわち、穿孔可能な膜4をそれぞれ備えることが好ましい。したがって、膜4および本体2は、筺体、すなわち、材料区画室6を包含する。図示のように、膜4は、好ましくは1〜5mmである縁部3の内側環状部Rに接続されるのが好ましい。膜4は、熱溶着線または超音波溶着線などのシールによって本体の縁部3に接続される。
縁部は必ずしも図示のように水平とは限らない。カプセル原料の経時的な脱気に起因する膜を押圧する圧力の経時的な増大に対するシールの抵抗を高めるために、縁部をわずかに曲げることができる。
カプセルの縁部3は、カプセル1の回転軸線Z(図3参照)に対して(図示のように)略垂直なあるいは(前述したように曲げられた場合)わずかに傾けられる方向で外側に延びる。この場合、回転軸線Zは、浸出装置内でのカプセルの遠心分離中の回転軸線に相当する。
図示の実施形態が単なる典型的な実施形態にすぎず、本発明に係るカプセル1、特にカプセル本体2が様々な異なる実施形態をとり得ることは言うまでもない。
カプセル1A、1B、1Cは使い捨てカプセルであることが好ましい。しかしながら、カプセルが、複数の飲料を一度に供給できる、例えば2つのカップを同時に満たすのに十分な量のコーヒー抽出物を供給できることに留意すべきである。
それぞれのカプセルの本体2は、それぞれ可変深さd1、d2、d3の単一の凸部5a、5b、5cを有する。この場合、凸部5a、5b、5cは、連続的に先端が切り取られた部分であってもよく、あるいは、一部が円筒状の部分であってもよい。
そのため、カプセル1A、1B、1Cは、異なる容量を備えることが好ましいが、同じ挿入直径「D」を備える。図1aのカプセルは小容量カプセル1Aを示しており、一方、図1bおよび図1cのカプセルは大容量カプセル1B、1Cをそれぞれ示している。この場合、挿入直径「D」は、縁部3の下面と本体2の上部との間の交差線で決定される。しかしながら、挿入直径を装置内のカプセルの他の基準直径にすることができる。
カプセルの本体2は硬質または半硬質であることが好ましい。本体は、例えばEVOHなどのガスバリア層、または、アルミニウム合金あるいはプラスチックとアルミニウム合金との積層体を伴う、食品用プラスチック、例えばポリプロピレンから形成することができる。膜4は、バリア層、または、アルミニム合金、または、プラスチックとアルミニウム合金との組み合わせも含むプラスチックフィルム等のより薄い材料から形成することができる。膜4は、通常、例えば10〜250ミクロンの厚さを有する。膜は、明細書本文で後述するように、注水口を形成するために穿孔される。また、膜は、穿孔可能な外周領域も更に備える。
膜4の代わりに、カプセル1A、1B、1Cは、プラスチックのディスクの形状を有することが好ましい硬質または半硬質の蓋部材を備えてもよく、該蓋部材は、水注入部材の導入を可能にするための入口ポートを有する中央部と、周方向に配置される出口開口を有する外周部とを備える。
小型カプセルと大型カプセルとの間の容量差は、特にセット内のカプセルの本体2の深さ(d1、d2、d3)を変えることによって得られる。特に、小さい方のカプセル1Aの本体の深さは、大きい方のカプセル1B、1Cの本体の深さよりも小さい。
無論、異なる容量を得るための等価(図示せず)な態様は、カプセルの底形状またはカプセルの他の寸法、例えばその直径を変えることである。
小容量カプセル1Aは、大容量カプセル1B、1Cにおける量よりも少ない量の抽出原料、例えばグランドコーヒーを収容することが好ましい。そのため、小型カプセル1Aは、4〜8グラムの量のグランドコーヒーを用いて10mL〜60mLのショートコーヒーを供給するようになっている。更に大きいカプセル1Bは、中間サイズのコーヒー、例えば60〜120mLのコーヒーを供給するようになっており、また、最も大きいカプセルは、ロングサイズのコーヒー、例えば120〜500mLのコーヒーを供給するようになっている。また、中間サイズのコーヒーカプセル1Bは、6〜15グラムの量のグランドコーヒーを収容することができ、また、ロングサイズのコーヒーカプセル1Cは、8〜30グラムの量のグランドコーヒーを収容することができる。
また、本発明に係るセット内のカプセルは、ローストコーヒーとグランドコーヒーとの異なるブレンド、または、異なる原産のコーヒー、および/または、異なる焙煎特性および/または挽き特性を有するコーヒーを収容してもよい。
図1a〜図1cに示されるように、縁部3の幾何学的形態は、例えば、膜4が配置される平面に対して垂直な方向に形成される環状外側突起8を有するL形状断面を備えるようになっていてもよい。この場合、飲料製造装置の専用の囲繞部材15によって取り囲まれるときにカプセルに対して及ぼされる背圧の調整を可能にするために、縁部3の厚さh1、h2、h3は、図示のカプセル1A、1B、1Cによって収容される飲料物質の量および/または特性に適合されるのが好ましい。
特に、例えばカプセル1Aといった少量の飲料物質を収容するカプセルの場合には、例えばリステロットまたはエスプレッソコーヒー飲料を調製するために、高濃度(すなわち、コーヒー抽出物中に移されるコーヒー固形物の総量が多い)および厚いクレマを有するコーヒーを供給するべく、ゆっくりとした抽出が望ましい場合がある。これらの特性は、多量のコーヒー粉末を収容するカプセル1B、1Cから出てくる飲料にとって望ましいかもしれない高速抽出と比較され得る。したがって、飲料抽出中の所定の回転速度において、少量の物質を収容する小容量のカプセル1Aの背圧は、多量の物質を収容する大きい方のカプセル1Bまたは1Cの背圧よりも高くなるように適合されなければならない。したがって、カプセル1Aにおける縁部のバルブ部8の表示された厚さh1は、カプセル1B、1Cのそれぞれにおける表示されたそれぞれの厚さh2、h3よりも大きくなるように選択される。そのため、それぞれのカプセル1A、1B、1Cの厚さhは、カプセルの容量および/またはそれぞれのカプセル内に収容される飲料物質の量に応じて増大するようになっている。
例えば、図1aに示される小サイズカプセルの場合、厚さh1は、1.0〜2.5mmとなるように選択されるのが好ましい。図1bおよび図1cによって示されるような大サイズカプセルの場合、厚さh2、h3はそれぞれ、0.8〜1.8mmおよび0.5〜1.5mmにそれぞれなるように選択されるのが好ましい。無論、そのような値は、バルブ手段の形態に応じて、特に装置側に応じて大きく異なり得る。
しかしながら、以下で図4を参照して後述するように、厚さは、カプセルが飲料製造装置内に封入されるとき(図3および図4参照)にカプセル1の縁部3および突起8のそれぞれに所定の力を及ぼす力荷重手段に依存して、カプセル内に収容される飲料物質の量に応じて減少してもよいことに留意すべきである。
また、カプセルが装置に係合するときにカプセルの縁部に対して背圧を及ぼす囲繞部材に加えられる力を変えないために、装置に設けられる力発生手段を調整できないようにすることに留意すべきである。したがって、印加される背圧の適合は、カプセルの縁部の幾何学的形態の変化によってのみ行なわれることが好ましい。
図1a〜図1cに示されるように、突起8の幅bは、縁部のバルブ部を径方向で画定する。この幅は、セットのカプセル1A、1B、1Cの異なる実施形態において等しい値を有することが好ましい。
言うまでもなく、特定のカプセルの縁部3および環状突起8のそれぞれの厚さ(h1、h2、h3)は、カプセルの縁部3が専用の装置のバルブの部分と係合されるときに生じる背圧が所望の値に調整されるように、容量に関してだけでなく、カプセル内に収容される飲料物質の性質(例えば、量、濃度、組成など)に関しても適合されてもよい。
図2aおよび図2bは、本発明に係るカプセルの更なる好ましい実施形態に関する。この場合、カプセル1D、1Eの図示の実施形態は、カプセル1A、1B、1Cと同じ直径Dを備えることが好ましい。
図2aに示されるように、カプセル1Dは、好ましくは一定の壁厚tを有する本体2を備える円錐台形状を成す。この場合、カプセルの縁部3は本体2と一体に形成される。図示のように、カプセルの縁部3は、厚さがhで幅がbの略長方形断面を有することが好ましい。この場合、厚さhおよび/または幅bがカプセルのタイプに適合されるのが好ましい。厚さhは、カプセルの好ましくは一定の壁厚tと異なってもよい。
図示の実施形態において、膜4は、カプセルの縁部3の上面の環状部Rに対してシールされる。しかしながら、膜4は、部分Rが幅bに等しくなるように縁部3の上面全体に対してシールされてもよい。
図2bは、本発明に係るカプセルのセットの更なるカプセル1Eを示している。この実施形態において、縁部3の幾何学的形態は、縁部に対する上壁4のシール面よりも上側に突出する本質的にエンボス加工された中央突起8を有するようになっている。
本発明の文脈において、厚さ「h」(または、「h1」、「h2」、「h3」など)は、縁部3の下面から縁部の最高点まで測定され、すなわち、延出部が設けられる場合には縁部3の延出部8の最高点から測定される。
いずれにしても、厚さは、更に説明されるような装置内へのカプセルの挿入による飲料抽出プロセス中に背圧を調整するようになっている有効距離である。
図1a〜図1cと図2aおよび図2bに関して示されるように、カプセル縁部3は、飲料抽出プロセス中に少なくとも1つの浸出パラメータに影響を与えて該パラメータを適合させるために様々な幾何学的形態をとってもよい。
図3は、本発明のシステムに係る装置のその閉状態の断側面図を示している。この場合、装置は、回転カプセルホルダ10と、駆動手段27と、収集器11とを備えており、遠心分離された液体が収集器11に衝突して飲料出口12を通じて排出される。駆動手段27は、(図示のように)カプセルホルダ10の下端側に結合され、あるいは、上端側に結合される(図示せず)回転モータであってもよい。
また、装置は、カプセル1の膜4をその中心部で穿孔するように配置される注入部材13を有する水注入手段18を備える。注入手段18は、国際公開第2008/148604号パンフレットに記載されるような一連の出口穿孔器24も備えることが好ましい。したがって、カプセルの回転動作中に抽出される飲料がカプセル1から出ることができるようにする出口が膜4の環状部に形成される。注入手段18は液体回路22に接続され、液体回路22は、飲料抽出プロセス中に所定量の加熱された加圧液体をカプセル1に供給するために、液体供給源21と、ポンプ20と、加熱手段19とを備える。
装置はバルブ部15を更に備え、該バルブ部15は、水注入ユニット18に対して周方向に配置されるとともに、下側環状押圧面15aを有する。
バルブ部15および注入ユニット18は、飲料抽出プロセスの前後にそれぞれカプセルホルダ10へのカプセル1の挿入およびカプセルホルダ10からのカプセル1の排出を可能にするために、カプセルホルダ10に対して移動できることが好ましい。
また、水注入手段18、バルブ部15、および、カプセルホルダ10は、軸線Zを中心に回転できる。
また、バルブ部15は、カプセルに係合されるときに注入部の相対位置に影響を及ぼすことなくカプセルの異なる想定し得る厚さを考慮に入れるために、注入ユニット18から独立して移動可能にされる。このため、バルブ部15を注入ユニット18の周囲にスライド可能に取り付けることができる。
バルブの開放形態では、遠心分離された液体の流れを強制的に装置の衝突面11へ向けて突出される細い液体噴流にすることができる比較的小さい流れ制限部が形成される。この制限部は、好ましくは1.0〜10.0mmの表面積の環状開口を形成する。流れ制限部の表面積は、カプセルによりバルブで設定される背圧値とカプセルの回転速度とに応じて変化し得る。この場合、一般に、速度が高ければ高いほど、表面積が大きくなる。
カプセルホルダ10は、カプセルホルダ10内へのカプセルの緊密な嵌合を、想定し得る径方向の遊びを伴うことなく確保するために、カプセル1の直径「D」にほぼ等しい基準直径を成す内周面10bを有する。
カプセルホルダ10は、セットの全てのカプセルを受け入れることができるように、中央が十分に中空になっているかあるいは深いことが好ましい。したがって、セットの全てのカプセル1A、1B、1C、1D、1Eを受けるためには、1つのカプセルホルダだけで十分である。図示の収集器11は、例えば調製された飲料を収集するために1つ以上のカップに方向付けられる少なくとも1つの開放ダクトとして形成される、飲料出口12で終端する。
なお、カプセルホルダは、様々な形状をとることができ、また、単純な環状中空リングから形成されてもよい。
また、カプセル1は、本体2が径方向に大きく変形することなく、カプセル1の縁部3がカプセルホルダ10の上側フランジ10a上にしっかりと位置する。この形態では、水注入ユニット18およびバルブ部15が膜4および縁部にそれぞれ係合される。これにより、システムは、装置のバルブ部15とカプセルのバルブ部8との係合によってバルブ23を形成する。
バルブ23は、好ましくはばね付勢要素16を備える荷重発生系16、17によって得られる弾性閉塞荷重の力を受けて閉じるようになっている。ばね付勢要素16は所定の弾性荷重を囲繞部材15に加える。荷重は、最初に、それ自体、縁部3のバルブ部の環状面に抗して閉塞状態で作用するバルブ部15の押圧面15aに沿って分布する。そのような表面は、単純な環状接触ラインであってもよい。したがって、バルブ23は、通常、穿孔要素24によって形成されるオリフィスを通じて出る遠心分離液によりバルブの上流側領域に十分な圧力が及ぼされるまで、遠心分離液のための流路を閉塞する。なお、カプセルに液体(図示せず)を充填する最中にカプセル内に収容されるガスまたは空気を放出するのに役立つバルブ手段23を通じたわずかな液漏れが必要とされる場合がある。この漏れは、いずれかのバルブ部(装置の部分15および/またはカプセルの縁部3)に設けられる小さい径方向の溝またはオリフィスによって得られてもよい。また、漏れは、漏れを形成するための膜4上の小さなエンボス加工部によって得られてもよい。小さなエンボス加工部がバルブ部15の表面上にあってもよい。したがって、液体は、膜4とバルブ部15との間を流れて、ばね付勢要素16の力に抗して囲繞部材15の全体を押し上げることによりバルブ23を開放させる。そのため、遠心分離された液体は、バルブ部15の表面15aと縁部3または突起部8の上面またはラインとの間に形成される制限部を横断することができる。したがって、液体は、図3に矢印Aによって示されるように、収集器11に対して、あるいは、収集器とバルブ23との間に配置される装置の他の垂直に向けられた環状壁(図示せず)に対して高速で放出される。
この場合、カプセル1からの飲料の抽出は、注入ユニット18、バルブ部15、および、カプセルホルダ10をカプセルと共に軸線Z周りに例えば500〜16500rpmの抽出速度で回転(Y)駆動させることによって得られる。回転駆動は、少なくともカプセルホルダ10または注入ユニット18に接続される回転モータ28によって行なわれる。そのため、本発明に係るシステム内に配置されるカプセル1の動作中、カプセル1は、カプセル1の軸線Z周りに回転される。これにより、中心部でカプセル1内に注入される液体は、本体2の側壁の内面に沿って、膜4の内面に至るまで案内されるようになり、その後、穿孔部材24によって膜4に形成された穿孔出口濾過開口を通じて案内されるようになる。カプセル1内の液体の遠心分離に起因して、液体およびカプセル内に設けられる原料または物質は、液体食料品(例えば、液体抽出物)を形成するために相互に作用させられる。
押圧面15aによってカプセル1の縁部3に作用する力を、例えば縁部3の厚さhなどの縁部3の幾何学的形態によって調整できることは言うまでもない。そのため、特に、縁部3の厚さhをその所定の値に適合させることによって、縁部3に作用して及ぼされる背圧を調整することができる。この場合、より高い背圧は、より大きい厚さhによって得ることができる。これは、それによって、ばね付勢要素16の更に大きな圧縮がもたらされ、その結果、より大きな力が押圧面15aに及ぼされるからである。したがって、厚さhに関する値が小さいと、ばね付勢要素16の圧縮が小さくなり、それにより、押圧面15aに作用する力が相対的に小さくなり、そのため、背圧が小さくなる。したがって、厚さhは、結果として生じる高い背圧を得るために増大するように設計されるのが好ましい。
したがって、本発明の簡単な態様では、前述したような背圧の特定の調整に起因して、結果として生じる流量は、例えば、装置内に挿入されるカプセルのタイプ(例えば、1A、1Bまたは1C)に応じて設定される。
この場合、本発明は内蔵型の解決策を構成し、この解決策によれば、装置内でカプセル1を取り囲む囲繞部材15のばね荷重は、異なる性質の飲料が調製されるようになっている飲料調製処理ごとに外部から操作される必要がない。代わりに、カプセルの縁部3の幾何学的形態の変化による背圧の正確な調整を可能にするために、ばね荷重が一定の所定の値に保たれることが好ましい。これにより、システム内での飲料浸出中にカプセル1に対する背圧に対し、より都合の良い信頼できる調整が可能になる。
本発明の更に洗練された態様において、カプセル1は、浸出パラメータを制御しおよび/または飲料製造装置と相互に作用するための識別手段を含んでもよい。
この場合、識別手段は、飲料製造装置に係合されるカプセルのタイプに関する情報を与えることができるのが好ましい。これにより、飲料が調製される際の浸出パラメータ、量、および/または、回転速度が、カプセルの与えられる情報に応じて、装置により自動的に調整されてもよい。ユーザが特定の抽出パラメータを所定の範囲内で変更できるように、特注生産の選択肢がユーザに与えられてもよい。
好ましい実施形態において、カプセル1の縁部3のバルブの部分は、その部分の幾何学的形態、例えばその部分の特定の厚さに応じて判別可能な情報を装置に与える識別手段を形成するようになっていてもよい。この場合、装置は、カプセルの識別手段と相互に作用するようになっている検出手段26を備えることが好ましい。
図3に示されるように、装置の検出手段26は、装置の荷重発生手段16、17に接続される圧力センサであってもよい。検出手段26は、係合されたカプセルの縁部3に作用する現在の背圧に関連する情報、すなわち、圧力または力の値を与えるために装置の制御手段25に接続されるのが好ましい。この場合、制御手段25は、少なくとも駆動手段27、ポンプ20、および、加熱手段19に接続されるのが好ましい。したがって、モータ27の回転速度、温度、飲料製造プロセス中にカプセルに供給される液体の圧力および/または量などの浸出パラメータが、与えられる検出手段26の情報に応じて調整されてもよい。特に、調製されるべき特定の飲料の浸出パラメータを適合させるために、縁部3の厚さhは、バルブ23の結果として生じる背圧を変えるように設計される。また、圧力センサ26により検出された情報に応じて、回転速度が所望の流量に対応する所望の値に調整される。結果として、検出手段26によって検出された情報に応じて異なる速度または速度範囲を選択できる。速度の選択は制御ユニット25で行なわれ、制御ユニット25は、代わりに回転モータ28を制御するとともに、必要に応じてポンプ20の流量を制御して、選択された速度に応じてカプセル内への液体の十分な供給を確保する。
異なる態様(図示せず)では、圧力検出手段を1つ以上の距離センサと置き換えることができる。例えば、縁部の厚さhを直接的にあるいは間接的に検出できる。例えば、荷重発生手段16、17の長さ(例えば、ばね長さ)の変化を、距離センサによって検出して、浸出パラメータ、例えば回転速度および/または注入液の量を調整するための情報として制御ユニット25へ供給することができる。
本発明の流量制御原理が図5に示されている。グラフは、2つの異なるカプセル(すなわち、戻り力)に関して、飲料流量、例えばコーヒー流量(mL//秒の単位)の漸進的変化をモータの回転速度(rpmの単位)の関数として示している。戻り力は、ここでは、装置のばね荷重部材16の圧縮に起因して部分8のカプセルの縁部接触面に対して環状押圧面15aにより及ぼされる力であり、部分8の接触面と接触する押圧面が約186mmに相当すると考える。下側の曲線は、240ニュートンの戻り力(または、1.29Mpaまたは12.9barの背圧)を設定するカプセルを表わしている。上側の曲線は、部分8の厚さが更に小さい他のカプセルを表わしており、このカプセルはわずか150ニュートンの更に低い戻り力(または、0.819Mpaまたは8.19barの背圧)を結果として設定する。両方のカプセルにおいては、比較的狭い範囲の回転速度、すなわち、9000〜12000rpmを維持しつつ、流量を大きな範囲内で、例えば0.5〜3.5mL//秒の範囲内で設定できることは明らかである。150ニュートンの単一の戻り力を与える単一のカプセルだけが利用される場合、同じ流量範囲は、非常に大きな速度範囲、すなわち、9000〜16500rpmを超える範囲のみを占める。したがって、本発明は、非常に大きな流量範囲を伴う飲料特性を仕立てるという、より大きな機会を与える。特に、1つの利点は、大きな流量範囲内で飲料を供給する機会を維持しつつ、有用な速度範囲を小さくすることもできるという点である。
図4は、カプセルホルダ10によって取り囲まれる縁部3と装置のバルブ部15とによって構成されるバルブ手段23の断側面図を示す本発明に係る装置の他の好ましい実施形態に関する。しかしながら、この場合、得られる背圧は、この実施形態ではバルブ部15とカプセルホルダ10とにそれぞれ配置される2つのマグネットMを備える荷重発生手段16に起因して得られる。この場合、囲繞部材15とカプセルの縁部3を取り囲むカプセルホルダ10との間で均一な力分布を可能にするために、マグネットMが装置の軸線Z(図3参照)周りで周方向に配置されてもよい。
図3にしたがって示される実施形態とは異なり、縁部3の厚さhが増大することにより、結果として生じる背圧が減少することに留意すべきである。これは、マグネット間の距離が増大されれば、2つの対向するマグネットM間の引力が減少するからである。縁部の高さhの設計においては、これを考慮しなければならない。そのため、そのような実施形態では、囲繞部材15とカプセルホルダ10との間およびカプセル1の縁部3のそれぞれに作用する結果として生じる更に高い背圧を得るために、高さhが減少される。
本発明の他の想定し得る態様(図示せず)では、カプセルと装置との協働によって得られるバルブを、カプセルの一部としてだけのバルブと置き換えることができる。この場合、バルブは、遠心分離された液体に対して異なる背圧を与えるべく、少なくとも2つのタイプのカプセル用に、好ましくはセットのそれぞれのタイプのカプセルごとに幾何学的に設計される。
本発明の他の想定し得る態様(図示せず)において、背圧は、所定の制限部によって、例えば、カプセルを貫通して設けられる少なくとも1つの、しかしながら好ましくは複数の径方向に配置される出口オリフィスによって得られ、出口オリフィスの全体の開口表面積はセット内のカプセルのタイプに応じて異なる。制限オリフィスは、出口オリフィスの数と各オリフィスの個々の開口断面とに応じた背圧を与える。例えば、オリフィスは、カプセルの上壁を貫通して円形経路に沿って設けることができ、あるいは、カプセルの側壁を貫通して環状経路に沿って設けることができる。流れ制限部の総表面積は、0.5〜5.0mm、より好ましくは0.75〜3.0mm、最も好ましくは1.0〜2.5mm、例えば1.7mmに相当し得る。カプセルの周囲に流れ制限部を形成するための出口オリフィスの数は、1〜300個、より好ましくは3〜150個の範囲となり得る。例えば、第1のカプセルは、それぞれが0.2mmの10個のオリフィスから形成される流れ制限部を備え、また、第2のカプセルは、それぞれが0.2mmの15個のオリフィスから成る流れ制限部を有する。他の態様において、第1のカプセルは、それぞれが0.2mmの10個のオリフィスから形成される流れ制限部を備え、また、第2のカプセルは、それぞれが0.25mmの10個のオリフィスから成る制限部を有する。第1のカプセルは、第2のカプセルとは異なる流量対圧力の関数を与える。特に、第1のカプセルは、それらの制限部の小さい総表面積に起因して、第2のカプセルよりも高い背圧を遠心分離液に与える。製造されるべき飲料の特性に対応する流量を第1および第2のカプセルにおいて確保するために、回転速度を特定の値に制御できる。無論、他の異なる背圧特性を確保するために、カプセルのセット内で他のカプセルタイプを設計できる。
本発明をその好ましい実施形態に関して説明してきたが、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲から逸脱することなく、多くの改良および変更が当業者によってなされてもよい。

Claims (17)

  1. 遠心分離浸出装置内でのカプセル(1)の遠心分離によって飲料を調製するためのカプセルシステムであって、
    制御手段(25)を備える遠心分離浸出装置であって、前記制御手段が、前記飲料の流速および/または前記飲料の量を制御することによって前記遠心分離浸出装置を遠心分離動作させることができるようにする、当該遠心分離浸出装置と、
    前記遠心分離浸出装置内に挿入されるべきカプセルであって、単独であるいは前記遠心分離浸出装置と協働して、遠心分離された液体に背圧を与える流れ制限部または流れ制限バルブを形成するようになっているカプセルと、
    を備え、
    前記遠心分離浸出装置の前記制御手段(25)が、前記流れ制限部または前記流れ制限バルブによって及ぼされる背圧に応じて、挿入される前記カプセル(1)の回転遠心分離速度および/または前記カプセル内に注入される液体の量を、選択的に調整する、
    カプセルシステム。
  2. 前記カプセル(1)が縁部(3)を備え、
    前記縁部(3)が、前記遠心分離浸出装置の囲繞部材(15)と相互に作用して、前記カプセル(1)の前記縁部(3)に対して背圧を及ぼす制限バルブを形成するようになっている、請求項1に記載のカプセルシステム。
  3. 前記回転遠心分離速度の調整が、前記遠心分離された液体を前記流れ制限部または前記流れ制限バルブ(23)を通じて前記カプセルから解放できる前記カプセルの回転速度の少なくとも2つ、好ましくは3つの異なる値または範囲間での選択である、請求項1または2に記載のカプセルシステム。
  4. 回転速度が、前記カプセル内に注入される液体または飲料の基準流量または注入される液体の基準圧力と適合するように、前記遠心分離された液体の解放中に調整される、請求項1または2に記載のカプセルシステム。
  5. 前記カプセルの回転速度の所定の値または範囲をユーザ操作によって変えることができる、請求項4に記載のカプセルシステム。
  6. 前記カプセルの回転速度の所定の値または範囲が、前記カプセルの物理的特徴によって自動的に調整される、請求項1〜5のいずれか一項に記載のカプセルシステム。
  7. 前記カプセル(1)の縁部(3)の幾何学的形態が、前記流れ制限バルブ(23)の及ぼされる背圧の値を変えるように形成される、請求項1〜6のいずれか一項に記載のカプセルシステム。
  8. 縁部の厚さ(h)が、セットの少なくとも2つの異なるカプセル、好ましくは少なくとも3つの異なるカプセルにおいて異なり、それにより、前記遠心分離浸出装置に係合するときに前記流れ制限バルブ(23)の少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つの異なる背圧がそれぞれ調整される、請求項1〜7のいずれか一項に記載のカプセルシステム。
  9. 前記縁部(3)の厚さ(h)が、
    前記カプセル(1)によって封入される飲料物質の格納量および/または重量、および/または、調製されるべき飲料のタイプ、
    に応じて、増大されあるいは減少される、請求項8に記載のカプセルシステム。
  10. 前記カプセル(1)の前記縁部(3)の厚さ(h)の値が、前記カプセルのタイプに応じて0.2mm〜3mmの間で変化可能である、請求項8または9に記載のカプセルシステム。
  11. 前記カプセルの前記縁部(3)が、前記カプセル(1)の回転軸線(Z)に対して略垂直な方向で前記カプセル(1)の本体(2)と一体に形成される、請求項8〜10のいずれか一項に記載のカプセルシステム。
  12. カプセルの遠心分離によって飲料を調製するための遠心分離浸出装置であって、
    カプセル(1)を保持するための前記遠心分離浸出装置の回転カプセルホルダ(10)と、
    前記カプセルを回転遠心分離状態で駆動させるための回転駆動手段(24)と、
    ポンプ(20)に接続され、前記カプセル(1)内に液体を注入するための注入手段(18)と、
    を備え、
    前記遠心分離浸出装置が、前記飲料の流速および/または前記飲料の量を変えるようになっている少なくとも前記回転駆動手段(24)および前記ポンプ(20)に接続される制御手段(25)、を更に備え、
    前記遠心分離浸出装置が、前記制御手段(25)に接続され、かつ、前記カプセルに設けられあるいは前記カプセルと前記遠心分離浸出装置との協働によって設けられる流れ制限部または流れ制限バルブ(23)の背圧を、直接的にあるいは間接的に検出するようになっている背圧関連検出手段(26)、を更に備える、
    遠心分離浸出装置。
  13. 前記制御手段(25)が、検出される背圧に応じて、少なくとも1つの浸出パラメータ、特に前記回転駆動手段(24)の回転速度、を調整するように構成される、請求項12に記載の遠心分離浸出装置。
  14. 前記制御手段(25)が、検出される背圧に応じて、前記カプセル(1)内に注入される液体の量および/または圧力を変えるようになっている、請求項12または13に記載の遠心分離浸出装置。
  15. 前記流れ制限バルブ(23)が、
    前記遠心分離浸出装置の係合部(15)と、
    前記係合部(15)を前記カプセルの縁部(8)に対して押し付けるばね付勢要素(16、17)と、
    を備える、請求項12〜14のいずれか一項に記載の遠心分離浸出装置。
  16. 前記背圧関連検出手段が、
    前記カプセルの縁部に対して前記係合部により及ぼされる背圧を測定するように構成される少なくとも1つの圧力センサ、または、背圧を間接的に反映する前記流れ制限バルブ(23)における圧縮距離の変化を検出するための少なくとも1つの距離センサ、
    を備える、請求項12〜15のいずれか一項に記載の遠心分離浸出装置。
  17. 前記カプセルに供給される液体の流量を検出するとともに、基準流量と適合するように回転速度を変えることにより前記流量を調整するための流量計量手段、
    を更に備える、請求項12〜16のいずれか一項に記載の遠心分離浸出装置。
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