JP7433537B2 - 分割型配電盤 - Google Patents

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Description

本開示は、分割組立可能な配電盤に関するものである。
配電盤は、電力系統の保護、各需要家の受配電設備および各種機器の制御に適用されている。配電盤の一般的な構成としては、一体構造の筐体を有し、この筐体内部に遮断器や変圧器などの各種電子機器が搭載されたユニット、および母線構造が実装されている。配電盤自体が大きいため、スペースが狭い電気室、或は入口が小さい電気室において、配電盤の現地搬入時の搬入作業用スペースの確保が難しく、室内への搬入は容易に行えない。
このため、配電盤を異なる機能を有する複数のユニットに分割し、ユニットごとに実装した後に設置現場で組み合わせることにより、搬入作業性を向上させるとしている。
例えば、特許文献1に記載されている配電盤では、縦横に分割された複数のユニットの間に嵌まり合う凹凸構造を設けることで配電盤の組立作業性及び筐体の連結作業性を向上させるとしている。
特開2019-213343号公報
特許文献1に記載されている配電盤は、分割された筐体を上下に組立てる場合、筐体の前後方向の一方向のみにおいて位置調整が可能である。筐体間の位置調整が一方向しかできないため、搬入、組立の作業性が影響される。特に電気室などの設置エリアのスペースが限られている場合、配電盤の搬入、組立作業が困難になり、搬入先の電気室への収納効率が悪化する可能性がある。
本開示に係る分割型配電盤は、上下方向に組立てられ、それぞれ電子機器が収納される複数の筐体を有する分割型配電盤であって、下段に配置された筐体となる第1筐体と、第1筐体の上段に配置された筐体となる第2筐体と、第1筐体の上面に設けられ、第1方向に沿って延伸する第1レール部および第1方向に交差する第2方向に沿って延伸する第2レール部を含むレール部と、第2筐体の下面に設けられ、前記レール部に沿って移動可能に形成された可動部とを備える。
本開示に係る分割型配電盤によれば、上下方向に電子機器が収納される複数の筐体を組立てる際に、電気室などの設置エリアにおける搬入作業用スペースに応じて上段に筐体の設置方向は交差するレール部に沿って2つの方向が選択できる。特許文献1に記載されている前後方向の一方向のみに組立可能な配電盤に比べて、組立て作業性及び搬入効率が向上できる。
本開示に係る分割型配電盤における配電盤単体の一例を示す外観側面図である。 実施の形態1に係る分割型配電盤における筐体の斜視図である。 実施の形態1に係る分割型配電盤における筐体の上面に設けられたレール部の斜視図である。 実施の形態1に係る分割型配電盤における上下方向に設置された筐体間のレール部と可動部の嵌めあい状態を示す側面図である。 実施の形態1に係る分割型配電盤における下段の第1配電盤単体の前面から上段の第2配電盤単体が設置される例を示す斜視図である。 実施の形態1に係る分割型配電盤における下段の第1配電盤単体の右側から上段の第2配電盤単体が設置される例を示す斜視図である。 実施の形態2に係る分割型配電盤の列盤配置例を示す斜視図である。 実施の形態2に係る分割型配電盤における左右方向に接続された複数の筐体の斜視図である。 実施の形態2に係る分割型配電盤におけるレール部を示す斜視図である。 実施の形態2に係る分割型配電盤における左右方向に隣接する複数のレール部を示す斜視図である。 実施の形態2に係る分割型配電盤における左右方向に隣接するレール部の凹端部と凸端部を示す拡大斜視図である。 本開示に係る分割型配電盤における下段に接続された複数の第1配電盤単体の右側から第2配電盤単体が上段に組立てられる例を説明するための上面図である。 本開示に係る分割型配電盤における下段に接続された複数の第1配電盤単体の前面から第2配電盤単体が上段に組立てられる例を説明するための上面図である。
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
実施の形態1.
本開示に係る分割型配電盤は、上下方向に分割された複数の配電盤単体1により組立てられ、列盤配置されて構成される。図1は分割型配電盤における配電盤単体1の構成の一例を示す外観正面図である。
分割型配電盤を構成する複数の配電盤単体1は、それぞれ単体で配電設備としての機能を有する。配電盤単体1は、筐体3と、筐体3に収納されたユニット2とを有する。図1に示すように、例えば、配電盤単体1において、複数のユニット2が一つの筐体3に収容されており、上下方向に並べて設置され、着脱可能に構成されている。
分割型配電盤は配電盤単体1により上下方向に組立てられるため、配電設備の占有スペースの縮小、組立て作業の工数軽減を図ることが可能になる。また、増設や仕様変更による工事が容易に対応できる。
また、図1には示されていないが、ユニット2には、制御機器などの電子機器が複数搭載されており、筐体3の内部に、ユニット2の間の電路を形成する母線が収納されている。配電盤単体1において、配電盤の仕様に合わせて搭載されたユニット2の数、及びユニット2と筐体3の大きさが変更できる。
図2は配電盤単体1の筐体3を示す斜視図である。分割型配電盤は、複数の配電盤単体1により構成されており、すなわち複数個連接して配置された筐体3を有する。図2に示す筐体3は上下方向および左右方向に組立てられることができる。
図1、2および以下の図に示すxyz直交座標系において、z方向は筐体3の上下方向を指し、x方向は筐体3の正面から奥行への前後方向を指し、y方向は筐体3の正面からみた筐体3の左右方向を指す。
ここで、配電盤単体1の正面は筐体3の正面であり、例えば、開閉可能な扉が設けられている面である。前後方向に正面に対向する面は配電盤単体1の背面である。配電盤単体1の前後方向は筐体3の前後方向であり、配電盤単体1の左右方向は筐体3の左右方向である。x方向、y方向とz方向は互いに垂直に交差する方向である。また、以下では、矢印で示すz方向の正の方向を上向き方向、z方向の負の方向を下向き方向として説明する。
図1、2に示すように、筐体3の上面には、レール部4が設けられている。筐体3の下面には、レール部4に沿って移動可能に形成された可動部5が設けられている。
図2に示すように、筐体3の上面に設けられたレール部4は、互いに交差する第1レール6と第2レール7とを有する。
第1レール6は、筐体3の前後方向、すなわち図示x方向において筐体3の端から端まで延伸している。第2レール7は、第1レール6に交差し、筐体3の左右方向、すなわち図示y方向において筐体3の端から端まで延伸している。第1レール6と第2レール7が筐体3の端部まで延伸しているため、上下方向に筐体3を組立するときに、上段の筐体3に設けられた可動部5が下段の筐体3に設けられたレール部4に挿入することが容易になる。
ここで、x方向を第1方向とし、y方向を第2方向とし、第1レール6と第2レール7は、それぞれ第1方向と第2方向に沿って直線状に延びるレールである。第1レール6と第2レール7は筐体3上面の同一平面上で、図示xy平面において垂直に交差して設置されている。
図3は筐体3の上面に設けられたレール部4を示す斜視図である。
第1レール6と第2レール7は、筐体3の上面に平行して延伸し、可動部5が走行可能に受けるレール底面6a、7aと、レール底面6a、7aの延伸方向の両側に、レール底面6a、7aから上方となるz方向に延び、可動部5を案内するレール側面6b、7bとをそれぞれ含む溝形状に形成されている。
すなわち、第1レール6は、延伸方向となるx方向に垂直する断面となるyz平面において、凹形状となっている。第2レール7は、延伸方向となるy方向に垂直する断面となるxz平面において、凹形状となっている。レール側面6b、7bは、レール底面6a、7aに対して略垂直に形成されている。
第1レール6と第2レール7は、同じレール幅を有する。すなわち、レール底面6a、7aは同じ幅を有する。
レール交差部8は第1レール6と第2レール7とが交差する交差部である。レール交差部8は、レール側面となる仕切りがなく、第1レール6と第2レール7との延伸方向に開放されている。
また、第1レール6は、延伸方向となる前後方向の端部は第1レール端部9であり、第2レール7は、延伸方向となる左右方向の端部は第2レール端部10である。第1レール端部9と第2レール端部10は延伸方向に開放するため、前後方向と左右方向に隣接する配電盤単体におけるレール部と互いに連接することができる。
筐体3の下面において、可動部5はレール部4の第1レール6と第2レール7とが交差するレール交差部8の位置に対応して取り付けられている。
第1レール6の延伸方向となるx方向において、可動部5が複数ある場合、複数の可動部5間の取付間隔は、複数の第2レール7間の取付間隔と同じである。第2レール7の延伸方向となるy方向において、可動部5が複数ある場合、複数の可動部5間の取付間隔は、第1レール6の取付間隔と同じである。
可動部5はレール交差部8の位置に対応して取り付けられるため、レール交差部8において回転することができる。例えば、第1レール6に沿った移動から、レール交差部8で移動方向を変えて第2レール7に沿って移動することができる。
第1レール6は、y方向において間隔をあけて複数本設けられている。第2レール7は、x方向において間隔をあけて複数本設けられている。
例えば、図2、3に示すように、レール部4は、x方向に沿って平行する2本の第1レール6と、y方向に沿って平行する2本の第2レール7とが互いに交差して構成されている。図2に示すように、可動部5がレール部4における4つのレール交差部8の位置に対応して、筐体3の下面に4つの角にそれぞれ取り付けられている。
なお、図2、3に示すレール部4は2本の第1レール6と2本の第2レール7とを有する構造であるが、第1レール6と第2レール7の本数はこれに限定するものではない。
上段の筐体3の下面にける可動部5は、レール交差部8の位置に対応するため、下段の筐体3の上に下段の筐体3を設置する際に、下段の筐体3に設けられた第1レール6と第2レール7とを選択して移動させることができる。
図2に示す可動部5が筐体3の下面において複数個対称に設けられることにより、上段の筐体3を支持しながら、下段のレール部4に沿って移動する時の安定性を保つことができる。
以下、上下方向に組立てられた配電盤単体1を有する分割型配電盤の列盤配置について、図4、5、6を用いて説明する。
ここで、下段の配電盤単体1を第1配電盤単体1aと定義し、第1配電盤単体1aの上段に設置される配電盤単体を第2配電盤単体1bと定義して説明する。第1配電盤単体1aの筐体を第1筐体3aと定義し、第2配電盤単体1bの筐体を第2筐体3bと定義して説明する。
図4は、上下方向に組立てられた筐体3の間における可動部5とレール部4との嵌め合い状態を示す。
下段の第1筐体3aの上面にレール部4が設けられており、上段の第2筐体3bの下面に可動部5が設けられている。可動部5が、レール部4内に収まる構造を有し、第1レール6と第2レール7とに嵌め込み、第1レール6と第2レール7とに沿って移動できる。
可動部5は、例えば、ボールキャスタが用いられる。この場合、可動部5は、レール部4に沿って移動するボールキャスタ5aと、ボールキャスタ5aの移動およびレール交差部8での回転を支持する支持部5bとを含む。
図5、図6に上下方向に組立てられている第1配電盤単体1aと第2配電盤単体1bを有する分割型配電盤100を示す。
図5は、設置エリアに設置済みの第1配電盤単体1aの前面から第2配電盤単体1bを積み上げて設置する時の状態を示す。
この場合、第1配電盤単体1aの前面から、第1筐体3aの上面における溝形状の第1レール6の端部に第2筐体3bの下面の可動部5を挿入し、可動部5を第1レール6に沿って移動させる。前後方向となるx方向に沿って第2配電盤単体1bを第1配電盤単体1a上の設置位置まで移動させることにより分割型配電盤100を実装する。
図6は、設置エリアに設置済みの第1配電盤単体1aの右側から第2配電盤単体1bを積み上げて設置する時の状態を示す。
この場合、第1配電盤単体1aの右側から、第1筐体3aの上面における溝形状の第2レール7の端部に第2筐体3bの下面の可動部5を挿入し、可動部5を第2レール7に沿って移動させる。左右方向となるy方向に沿って第2配電盤単体1bを第1配電盤単体1a上の設置位置まで移動させることにより分割型配電盤100を実装する。
このように、上下方向に組立てられた分割型配電盤では、上段の第2筐体3bの下面に取り付けられた可動部5は、下段の第1筐体3aの上面に設けられた第1レール6または第2レール7のいずれかのレール端部から挿入し、レールの延伸方向に沿って移動できるため、搬入作業用スペースに応じて上段の筐体の設置方向が選択でき、組立て作業性が向上できる。
第1レール6と第2レール7は、可動部5を案内するように溝形状に形成されているため、可動部5が第1レール6と第2レール7に沿って移動する際に、上段の第2筐体3bの傾きが抑制でき、分割型配電盤の組立て作業性及び搬入効率が向上できる。
また、第2筐体3bに設けられた可動部5は第1筐体3aのレール交差部8の位置に対応して取り付けられており、レール交差部8はレール側面となる仕切りがないため、可動部5はレール交差部8で回転でき、移動方向が変更できる。第2筐体3bは第1筐体3aの上面を前後及び左右方向に移動可能であり、第1筐体3aと第2筐体3bとの間の位置調整が容易になる。
なお、図5、6に示すように、第1配電盤単体1aの前面もしくは右側から第2配電盤単体1bを設置するが、搬入作業用スペースに応じて第1配電盤単体1aの背面側もしくは左側から第2配電盤単体1bを積み上げて設置してもよい。
図5、6に上下方向に組立てられた一対の配電盤単体を例として示すが、複数の第1配電盤単体1aを左右方向に互いに隣接して設置してから、上段に第2配電盤単体1bを設置してもよい。一対の第1配電盤単体1aを前後方向に互いに背凭れて設置してから、上段に第2配電盤単体1bを設置してもよい。また、上下方向において2段以上多段に組立されることができる。
複数の第1筐体3aを左右方向に隣接して設置する場合、または前後方向に背凭れて設置する場合、左右方向においてレール部4の第2レール端部10同士、または前後方向においてレール部4の第1レール端部9同士を位置あわせておく。第1レール端部9と第2レール端部10は延伸方向に開放するため、上段の第2筐体3bは、隣接する第1筐体3aの上面に設けられたレール部4同士の間に移動することができる。
また、図5、6に、下段の第1筐体3aと上段の第2筐体3bとも、下面に可動部5が設けられており、上面にレール部4が設けられている構造を示している。上下に組立てられる筐体の間に交差するレール部4および対応する可動部5を設ければ、組立て作業性及び搬入効率を向上させる効果を奏する。下段の第1筐体3aの下面にも可動部5が設けられるため、設置エリアへの第1筐体3aの搬入効率が向上できる。また、上段の第2筐体3bの上面にもレール部4が設けられるため、配電盤の増設や仕様変更による工事が容易に対応できる。
また、第1筐体3aの下面に設けられた可動部は第2筐体3bの下面に設けられた可動部5と同じ構造を有し、第2筐体3bの上面に設けられたレール部は第1筐体3aの上面に設けられたレール部4と同じ構造を有することが好ましい。それぞれ同じ構造の可動部とレール部を用いることにより、製造および取付作業などが容易になる。
また、配電盤単体1を左右方向に隣接して設置すること、背凭れて設置することのほかに、レール部4において、第1レール6間の間隔と第2レール7間の間隔とを合わせれば、例えば、第1配電盤単体1aの背面と、ほかの第1配電盤単体1aの左右側の何れかの面とを隣接して設置してから、上段に第2配電盤単体を設置してもよい。連接されるレール部4により、設置エリアへの適応性がさらに向上できる。
実施の形態1に係る分割型配電盤によれば、下段に位置する筐体の上面に設けられた交差するレール部、および、レール部における交差部に対応して上段に位置する筐体の下面に設けられた可動部を有するため、上下方向に電子機器が収納される複数の筐体を組立てる際に、搬入作業用スペースに応じて上段に筐体の設置方向が交差するレール部に沿って2つの方向が選択でき、組立て作業性及び搬入効率が向上できる。
実施の形態2.
実施の形態2では、本開示の実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を使用し、同一または対応する部分についての説明は省略する。以下、図面を参照して、実施の形態2に係る分割型配電盤200について説明する。
実施の形態1に係る分割型配電盤におけるレール部のレール端部に比べて、実施の形態2では、隣接して設置された筐体に設けられたレール部同士は、互いに対向するレール端部が凹凸嵌合するように形成された凸端部と凹端部とを有する。
図7は、実施の形態2に係る分割型配電盤200の列盤配置の一例を示す斜視図である。
図7に示すように、実施の形態2に係る分割型配電盤200は、上下に配置された配電盤単体が、左右方向にも複数接続されている。すなわち、分割型配電盤200は、隣接して設置された複数の第1配電盤単体1aと、隣接して設置された複数の第2配電盤単体1bとが上下方向に組立てられて構成されている。
複数の第1配電盤単体1aは、第1筐体3aの上面に設けられたレール部4同士の凹凸嵌合により連結されている。複数の第2配電盤単体1bは、第2筐体3b下面に設けられた可動部5が第1筐体3aの上面に設けられたレール部4に挿入して設置されている。
また、図7には示されていないが、上下左右分割型の配電盤を構成する筐体において、上下方向の垂直母線及び左右方向に並ぶ筐体間の水平母線は、筐体の組立て時に接続グリップ、電線ケーブル、接続用の導体のいずれかを用いて電気的に接続される。
なお、図7では上下方向において2段、左右方向において3列の配電盤単体が接続された構成を示すが、上下方向、または左右方向に接続される配電盤単体の数はこれに限定されるものではない。
実施の形態1と同様に、実施の形態2に係る分割型配電盤200においても、複数の配電盤単体は、左右方向に複数隣接して設置されてもよく、前後方向に背凭れて設置されてもよく、上下方向において2段以上多段に組立されることができる。
図7に示す分割型配電盤200において、上段に左右方向に隣接する複数の第2配電盤単体1bは、第2筐体3bの上面にもレール部4が設けられているため、配電盤の増設や仕様変更による工事が容易に対応できる。また、レール部4同士が凹凸嵌合して連結できるため、組み立の安定性がさらに向上できる。
図8に分割型配電盤200における左右方向に隣接して組立てられた筐体3の一例を示す斜視図である。筐体3は、隣接して組立てられた下段の3つの第1筐体3a、または隣接して組立てられた上段の3つの第2筐体3bの例である。図8に示すように、筐体3同士が密着して接続されるように、レール部4同士は、互いに対向する第2レール端部10が凹凸嵌合して連結されている。
以下は、実施の形態2におけるレール部4の第1レール端部9、第2レール端部10の凹凸構造について説明する。
図9は、実施の形態2に係る分割型配電盤200における筐体3に設けられたレール部4を示す斜視図である。
図9に示すように、第1レール6は延伸方向両端の第1レール端部9に、それぞれ凹端部9aと凸端部9bを有し、第2レール7は延伸方向両端の第2レール端部10に、それぞれ凹端部10aと凸端部10bを有する。凹端部9a、10aは、レール底面6a、7aにおいて、延伸方向において内側に凹むように形成されている。凸端部9b、10bは、レール底面6a、7aにおいて、延伸方向において外側に突出するように形成されている。
図8に示すように、筐体3同士は密着して接続されるように、レール部4の第2レール端部10において、凹端部10aは延伸方向において筐体3の端より内側に凹むように形成されており、凸端部10bは対向して、延伸方向において筐体3の端より外側に突出するように形成されている。左右方向に接続された複数の筐体3上面の第2レール7同士は、凹凸嵌合構造により連結されているため、左右方向に接続された複数の筐体3の端から端まで延びるレールとして機能する。
図10は、例として3つの左右方向に隣接するレール部を示す斜視図である。レール部4同士が連結されていない状態における凹端部10aと凸端部10bとの構造を示す。
図11は、図10に示す斜視図の一部であり、隣接するレール部4同士のそれぞれの第2レール端部10における凹端部10aと凸端部10bを示す拡大斜視図である。
図11に示すように、隣接するレール部4同士の端部は、互いに対向して嵌合する凹凸嵌合構造を有している。一方のレール部4の第2レール端部10に設けられた凹端部10aと、他方のレール部4の第2レール端部10に設けられた凸端部10bは、互いに対向して凹凸嵌合するように、それぞれのy方向に延伸する長さが略同じになっており、x方向の幅が略同じになっている。これにより、一方のレール部4の凹端部10aと、他方のレール部4の凸端部10bが嵌め合うことで、隣接するレール部4の第2レール端部10同士が密着して接続される。
レール部4において、凹端部と凸端部は必要に応じて、第1レール端部9または第2レール端部10の何れか一方に設けられてもよい。例えば、左右方向に複数の配電盤単体を接続する場合、第1レール端部9には凹凸嵌合構造を設けず、第2レール端部10に凹凸嵌合構造を設ければよい。
なお、図10、11などにレール底面6a、7aに形成された凹端部9a、10aを有するレール部4の構造を示すが、例えば、隣接する第2レール7同士は、対向する第2レール端部10において、一方のレール側面7bに凹端部、他方のレール側面7bに凸端部が形成され、互いに対向して嵌合する凹凸嵌合構造を有してもよい。第1レール端部9、第2レール端部10において、レール底面6a、7aとレール側面6b、7bとも凹凸嵌合構造を有してもよい。同様に、レール部4同士の凹凸嵌合により連結されることができる。
以下、実施の形態1、実施の形態2に係る分割型配電盤の組立て例について、図12、13を用いて説明する。
図12は、設置エリアとなる電気室11に実施の形態1または実施の形態2に係る分割型配電盤における下段に接続された複数の第1配電盤単体の右側から第2配電盤単体が上段に組立てられる例を説明するための上面図である。
図13は、設置エリアとなる電気室12に実施の形態1または実施の形態2に係る分割型配電盤における下段に接続された複数の第1配電盤単体の前面から第2配電盤単体が上段に組立てられる例を説明するための上面図である。
なお、図12、13では、分割型配電盤におけるレール部4は凹端部、凸端部を有する様態を示す。
図12において、電気室11に左右方向に接続された複数の第1配電盤単体1aが設置された状態で、第1配電盤単体1aの上段に第2配電盤単体1bを設置する場合の例を示す。一般的に、上下方向に組立てられる配電盤の作業用スペースは、第1配電盤単体1aの前面側または背面側に配電盤の取り付けおよびメンテナンスなど用のメンテナンス作業用スペース13と、第2配電盤単体1bを搬入するための搬入作業用スペース14とを含む。
第1配電盤単体1aの上面に前後方向と左右方向に交差するレール部4を利用して第2配電盤単体1bを設置できるため、第2配電盤単体1bを所定の設置位置に対応する第1配電盤単体1aの前面または背面側まで搬入して上段に積み上げる必要がない。これの代わりに、左右方向の何れか一端に位置する第1配電盤単体1aにおける第2レール端部10から第2配電盤単体1bの可動部5を挿入して第2配電盤単体1bを設置することができる。
例えば、図12に示すように、第1配電盤単体1aの右側の端部から矢印で示す搬入方向15に沿って第2配電盤単体1bを所定の設置位置となる左側の第1配電盤単体1aの上段に設置できる。搬入方向15は配電盤単体の左右方向となる。
これにより、図12に示すような電気室11に設置された第1配電盤単体1aの前面または背面側に搬入作業用スペース14がなくても第1配電盤単体1aの上段に第2配電盤単体1bを設置できるため、電気室11に占める配電盤の作業用スペースの削減が可能になる。
また、第1配電盤単体1aの正面側または背面側まで第2配電盤単体1bを搬入せずとも、左右方向の端部に位置する第1配電盤単体1aのレール部4に第2配電盤単体1bの可動部5を挿入し、複数の第1配電盤単体1aのレール部4に沿って第2配電盤単体1bを所定の設置位置となる第1配電盤単体1a上面まで移動させることで搬入作業が済むことができるため、組立て作業性及び搬入効率が向上できる。
この場合、実施の形態2におけるレール部4を用いると、レール部4同士の凹凸嵌合により組立てられているため、左右方向に接続された第1配電盤単体1a同士の前後方向の位置ずれが抑制できる。
図13では、第1配電盤単体1aに設けられたレール部4および第2配電盤単体1bに設けられた可動部5を利用して、第1配電盤単体1aの上段において第2配電盤単体1bを前後方向および左右方向に移動させ、第2配電盤単体1bを所定の第1配電盤単体1aの上段に設置する例である。以下、図13を用いてこの組立て例について説明する。
図13に示す設置エリアとなる電気室12は、例えば、搬入作業用スペース14が足りない電気室12である。3つの第1配電盤単体1a、図13に示す第1配電盤単体1a1、1a2、1a3を順に電気室12に搬入して左右方向に設置しておいてから、3つの第2配電盤単体1b、図13に示す第2配電盤単体1b1、1b2、1b3を矢印で示す搬入方向16に沿って順に搬入し、左右方向に接続された第1配電盤単体1aの上段に設置する。
まずは、第2配電盤単体1b1をx方向に沿って電気室12に搬入する。
次に、第1配電盤単体1a3前面の第1レール6の第1レール端部9から第2配電盤単体1b1下部の可動部5を挿入し、x方向に延伸する第1レール6に沿ってボールキャスタを有する可動部5を滑らしながらレール交差部8まで移動させる。
次に、可動部5がレール交差部8まで到着した後、搬入方向16に示すようにy方向に可動部5を回転させ、左右方向となるy方向に連結された第2レール7上を滑らせながら第2配電盤単体1b1を所定の設置位置となる第1配電盤単体1a1の上段に設置する。
第2配電盤単体1b2も同様に、搬入方向16に沿って所定の設置位置となる第1配電盤単体1a2の上段に設置する。
最後に、第2配電盤単体1b3をx方向に沿って第1配電盤単体1a3の上段に設置する。
このように、3つの第2配電盤単体1bを順に所定の設置位置となる3つの第1配電盤単体1aの上段にそれぞれ設置する。
この場合、実施の形態2におけるレール部4を用いると、レール部4同士の凹凸嵌合により組立てられているため、左右方向に接続された第1配電盤単体1a同士、第2配電盤単体1b同士はそれぞれの前後方向の位置ずれが抑制できる。
上記のように、実施の形態1と実施の形態2に係る分割型配電盤とも、設置方向が交差するレール部に沿って2つの方向が選択できる。また、上段の第2配電盤単体1bが下段の第1配電盤単体1a上において、レール交差部8で移動方向が回転できるため、組立て作業性及び搬入効率が向上できる。
また、実施の形態2に係る分割型配電盤によれば、左右方向または前後方向においてレール部同士は凹凸嵌合により連結されるため、隣接された配電盤単体同士間の位置ずれが抑制でき、組立ての安定性をさらに高めることができる。
なお、以上の実施の形態に示した構成は、本開示の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 配電盤単体、1a 第1配電盤単体、1b 第2配電盤単体、2 ユニット、3 筐体、3a 第1筐体、3b 第2筐体、4 レール部、5 可動部、6 第1レール、7 第2レール、8 レール交差部、9 第1レール端部、9a 凹端部、9b凸端部、10 第2レール部端部、10a 凹端部、10b凸端部、11 電気室、12 電気室、13 メンテナンス作業用スペース、14 搬入作業用スペース、15 搬入方向、16 搬入方向

Claims (9)

  1. 上下方向に組立てられ、それぞれ電子機器が収納される複数の筐体を有する分割型配電盤において、
    下段に配置された前記筐体となる第1筐体と、
    前記第1筐体の上段に配置された前記筐体となる第2筐体と、
    前記第1筐体の上面に設けられ、第1方向に沿って延伸する第1レール、および、前記第1方向に交差する第2方向に沿って延伸する第2レールを含むレール部と、
    前記第2筐体の下面に設けられ、前記レール部に沿って移動可能に形成された可動部と、
    を備える分割型配電盤。
  2. 前記可動部は、前記第1レールと前記第2レールとが交差するレール交差部の位置に対応して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の分割型配電盤。
  3. 前記第1方向は、前記第1筐体の正面から奥行への前後方向であり,
    前記第2方向は、前記第1筐体の左右方向であり、
    前記第1レールは、前記第1筐体の前後方向の端部まで延伸しており、
    前記第2レールは、前記第1筐体の左右方向の端部まで延伸していることを特徴とする請求項1または2に記載の分割型配電盤。
  4. 前記第1レールは、前記第2方向において間隔をあけて複数本設けられることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の分割型配電盤。
  5. 前記第2レールは、前記第1方向において間隔をあけて複数本設けられることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の分割型配電盤。
  6. 前記第1レールと前記第2レールとは、
    前記可動部を受けるレール底面と、
    前記レール底面の延伸方向の両側に、前記レール底面から上方に延び、前記可動部を案内するレール側面と、
    を含む溝形状をそれぞれ有することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の分割型配電盤。
  7. 隣接に設置された前記筐体に設けられた前記レール部同士は、互いに対向するレール端部が凹凸嵌合するように形成された凸端部と凹端部とを有することを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の分割型配電盤。
  8. 前記第1筐体の上面に設けられた前記レール部と同じ構造を有するレール部が、さらに前記第2筐体の上面に設けられていることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の分割型配電盤。
  9. 前記可動部は、ボールキャスタを含むことを特徴とする請求項1から8の何れか1項 に記載の分割型配電盤。
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