JP7432852B2 - レイアウト設計装置、レイアウト設計方法及びプログラム - Google Patents

レイアウト設計装置、レイアウト設計方法及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、ある空間内での対象の動線を用いて、その空間でのレイアウトを設計するレイアウト設計装置、レイアウト設計方法及びプログラムに関する。
近年、工場や店舗等の様々な場面で動線解析が利用される。例えば、作業者、店員、顧客等の人の動線を取得し、特定の場所における業務効率向上のためにレイアウトを改善する等の目的で利用されている。動線解析では、例えば、カメラで撮影される画像データから抽出された人物等の動線を用いて、その抽出した動線が解析される。
特許文献1では、人の特定の部位を含む複数の部位それぞれについての位置を示す情報を用いて、特定部位についての動線を描画する技術が記載されている。また、特許文献2では、作業情報を含む作業ログと、動線データとを組み合わせて、動線データを解析する技術が記載される。
国際公開第2016/098265号 特許第5915731号公報
本開示は、特定の場所での作業効率を向上させるレイアウトを設計することができるレイアウト設計装置、レイアウト設計方法及びプログラムを提供する。
本開示のレイアウト設計装置は、ある空間での設備の配置に関する既存のレイアウトを変更した新たなレイアウトを設計するレイアウト設計装置であって、空間で既存のレイアウトの場合に対象の動きを表す動線データから特定された滞留に関する滞留データに応じて新たなレイアウトを生成する生成部と、生成部で生成された前記新たなレイアウトを出力する出力処理部と、を備え、生成部は、動線データから作業者などの対象が滞留した滞留箇所を抽出して滞留データを生成し、空間内に配置される設備と前記滞留箇所と空間内に配置される設備を関連付ける補助情報と、滞留データとを用いて、新たなレイアウトを生成することができる。
これらの概括的かつ特定の態様は、システム、方法、及びコンピュータプログラム、並びに、それらの組み合わせにより、実現されてもよい。
本開示のレイアウト設計装置、レイアウト設計方法及びプログラムによれば、特定の場所での作業効率を向上させるレイアウトを提供することができる。
本開示のレイアウト設計装置を説明する概念図である。 本開示のレイアウト設計装置の構成を示すブロック図である。 図1Bのレイアウト設計装置で利用するレイアウトデータのデータ構成図である。 図1Bのレイアウト設計装置で設計対象とする空間のレイアウトである。 図1Bのレイアウト設計装置で利用する制約条件データの一例である。 図1Bのレイアウト設計装置で利用する動線データの一例である。 図3のレイアウトに動線が追加された一例である。 図1Bのレイアウト設計装置の制御部の詳細を説明するブロック図である。 設備間の移動回数を示す移動回数データの一例である。 関連データの一例である。 実施の形態1のレイアウト設計装置で実行される処理を説明するフローチャートである。 図9Aのフローチャートのレイアウト設計処理の一例を説明するフローチャートである。 第1の空間のレイアウト及び動線の一例である。 図10Aのレイアウトから作成された新たなレイアウトの一例である。 図10Aのレイアウトに補助線が付加された一例である。 図10Cのレイアウトから作成された新たなレイアウトの一例である。 実施の形態2のレイアウト設計処理の一例を説明するフローチャートである。 図10Cのレイアウトから作成された新たなレイアウトの一例である。 第2の空間のレイアウト及び動線の一例である。 図13Aのレイアウトに補助線が付加された一例である。 図13Bのレイアウトから作成された新たなレイアウトの一例である。
[実施形態]
以下に、図面を用いて本開示における実施形態を、図面を適宜参照しながら説明する。ただし、詳細な説明において、従来技術および実質的に同一の構成に関する説明のうち不必要な部分は省略されることもある。これは、説明を簡単にするためである。また、以下の説明および添付の図面は、当業者が本開示を充分に理解できるよう開示されるのであって、特許請求の範囲の主題を限定することを意図されていない。
図1Aに示すように、本開示に係るレイアウト設計装置1は、ある空間200の既存のレイアウトと、そのレイアウトにおいて取得した対象201の動線202と、これら対象201の動線202に対して取得した補助情報とを組み合わせて、その空間200の新たなレイアウトを作成するものである。例えば、対象201の動線202は、カメラ2で撮影された画像を用いて特定することができる。後に詳述するが、補助情報は、ユーザ等が入力する情報であって、レイアウトの生成に使用可能であるが、動線情報には含まれない情報である。
以下の説明において、レイアウト設計装置1は、作業者が作業に利用する複数の設備を有する空間内で、作業の効率化を図る目的で新たなレイアウトを作成するものとする。新たなレイアウトは、既存のレイアウトと比較し、例えば、設備の位置が変更されたり、設備の数が増減したものである。
本説明において、「動線」は、空間内を「対象」が移動した経路を表す線を意味する。「対象」は、例えば、空間内で作業する作業者等の人やロボットである。また、例えば、「対象」は、作業者が、作業のために動かすカート又はフォークリフトである。その他、「作業者」又は「カート」等の他、「作業者」や「カート」によって動かされる「商品」等を「対象」として動線抽出してもよい。
「レイアウト」は、空間内における設備の配置を意味する。「設備」は、例えば、棚、作業台、工作機械等の空間に設置される物である。作業者は、作業の際、これら設備の間を移動し、必要な設備を利用する。また、「レイアウト」は、空間内における設備の配置に加え、その設備を利用する作業者が存在し得る範囲である「エリア」の配置を含んでもよい。例えば、設備が作業台であるとき、作業者は、その作業台の上に存在するのではなく、その作業台に手が届く範囲に存在する。したがって、「レイアウト」は、物とともに、そのような作業者が作業で滞在する範囲であるエリアを含むものとしてもよい。
〈実施の形態1〉
以下、図1B~図10Dを用いて、実施の形態1に係るレイアウト設計装置を説明する。
《1-1.構成》
図1Bに示すように、レイアウト設計装置1は、例えば、制御部11と、記憶部12と、入力部13と、出力部14と、通信部15とを備え、これらがバス16で接続される情報処理装置である。
制御部11は、レイアウト設計装置1全体の制御を司るコントローラである。例えば、制御部11は、記憶部12に記憶されるプログラムPを読み出して実行することにより、生成部111及び出力処理部112としての処理を実現する。また、制御部11は、ハードウェアとソフトウェアの協働により所定の機能を実現するものに限定されず、所定の機能を実現する専用に設計されたハードウェア回路でもよい。すなわち、制御部11は、CPU、MPU、GPU、FPGA、DSP、ASIC等、種々のプロセッサで実現することができる。
記憶部12は種々の情報を記憶する記憶媒体である。記憶部12は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Device)、ハードディスク、その他の記憶デバイス又はそれらを適宜組み合わせて実現される。記憶部12には、制御部11が実行するプログラムPの他、レイアウトの作成に使用する情報やレイアウトの作成のために取得又は生成された種々の情報等が格納される。例えば、記憶部12は、レイアウトデータ121、制約条件データ122、動線データ123、滞留データ124、移動回数データ125、滞留設備データ126及び関連データ127を記憶する。
入力部13は、操作やデータの入力に利用される操作ボタン、キーボード、マウス、タッチパネル、マイクロフォン等の入力手段である。出力部14は、処理結果やデータの出力に利用されるディスプレイ、スピーカ等の出力手段である。通信部15は、外部の装置(図示せず)とのデータ通信を可能とするためのインタフェース回路(モジュール)である。例えば、レイアウト設計装置1は、通信部15を介して動線データを取得し、入力部13であるマウスを介して補助情報を取得し、制御部11では取得した動線データを解析するとともに、新たなレイアウトを設計し、得られた新たなレイアウトを出力部14であるディスプレイに出力する。
ここで、レイアウト設計装置1は、1台のコンピュータにより実現されてもよいし、ネットワークを介して接続される複数台のコンピュータの組み合わせにより実現されてもよい。また例えば、記憶部12に記憶されるデータの全部又は一部が、ネットワークを介して接続される外部の記憶媒体に記憶され、レイアウト設計装置1は、外部の記憶媒体に記憶されるデータを使用するように構成されていてもよい。具体的には、レイアウトデータ121、制約条件データ122または動線データ123を外部の記憶媒体に記憶してもよい。
図2に、レイアウトを設計する空間の既存のレイアウトに関するレイアウトデータ121の一例を示す。例えば、レイアウト設計装置1は、入力部13を介してユーザが入力したレイアウトデータ121を、記憶部12に記憶させる。また、レイアウト設計装置1は、このレイアウトデータ121で規定される既存のレイアウトの情報を基に、新たなレイアウトを設計する。図2に示すレイアウトデータ121では、各設備の識別情報である「設備名称」に、設備が配置される「位置」と、設備の「サイズ」と、設備を利用する作業者等が存在し得る範囲であるエリアの「位置」と、エリアの「サイズ」と、設備を増設する場合に要する費用である「増設費用」とを関連付ける。図2に示す例において、各「位置」は、例えば、「座標」を用いて特定される。
図2の例では、「設備A」は、レイアウトを変更する空間の中で、XY座標(20,30)で特定される位置に設置される。また、「設備A」のサイズは、(20,20)である。図3は、図2に示すレイアウトデータ121に対応する空間のレイアウトの一例である。具体的には、「設備A」は、x方向のサイズが20、y方向のサイズが20であって、図3に示すように、座標(20,30)を基準に設置される。具体的には、設備Aは、20×20の四角形であり、その四角形を形成する4点のうち、座標の値が最も小さい点が座標(20,30)となる。ここで、例えば、「座標10」及び「サイズ10」を所定の長さ(例えば、2m)に相当させるものとする。さらに、設備Aに作業範囲として設定される「エリア」は、図3に示すように、XY座標(5,25)で特定される位置が指定される。また、設備Aに設定されたエリアAのサイズは、(40,30)である。具体的には、設備Aのエリアは、x方向のサイズが40、y方向のサイズが30である。そして、「設備A」の増設費用は100万円である。
図4に、レイアウトを設計する際の条件である制約条件データ122の一例を示す。例えば、レイアウト設計装置1は、入力部13を介してユーザが、この制約条件データ122を入力する。レイアウト設計装置1は、この制約条件データ122で指定される条件の範囲で、新たなレイアウトを設計する。図4に示す制約条件データ122では、制約条件のカテゴリである「制約条件の項目」と、条件の具体的な「内容」が関連付けられる。
図4の一例では、項目「レイアウト」については、「150×200以内」と指定される。具体的には、新たなレイアウトを設計する空間のサイズが、x方向が150以内であり、y方向が200以内であることが規定される。このように、制約条件として、空間のサイズを制限することができる。なお、図4で使用するサイズは、図2に示すサイズと同一の基準であるものとする。
また、図4において、項目「出入り口」については、「周囲には何も置かない」と指定される。具体的には、出入り口の周囲には設備等の物を設置しないように新たなレイアウトを設計することが規定される。このように、制約条件として、設備を配置可能な範囲又は不可能な範囲を制限することができる。
さらに、図4において、項目「増設費用」については、「200万円以内」と指定される。具体的には、増設費用が200万円以内で新たなレイアウトを設計することが規定される。このように、制約条件として、「設備の増設数の許容に関する情報」を制限することができる。なお、図4に示す制約条件データ122は一例であり、これに限定されない。例えば、異なる複数の対象の動線の交差を制限する場合、交差を少なくした効率的なレイアウトを設計することができる。
図5に、動線データ123の一例を示す。レイアウト設計装置1は、動画像データを用いて作業者等の対象の動きを抽出して、内部で動線データ123を作成してもよいし、外部の装置で作成された動線データ123を取得してもよい。図5に示す動線データ123では、動画像データのフレームを取得した「時刻」と、このフレームでの対象の「位置」と、対象に付与された「対象ID」とが関連付けられる。図5の動線データ123の「位置」は、図2のレイアウトデータ121の「位置」と同様に「座標」であるが、位置を特定できれば座標に限定されない。
例えば、図5の動線データ123は、図6に示すような対象の動線を所定時間毎(図5の例では、0.01秒毎)に抽出して生成されたデータである。図5の一例では、「2019年7月5日 15時44分59秒」に、座標(5,20)に対象ID「作業者A」が付与された対象が存在することがわかる。また、その「作業者A」は、同日の「15時45分00秒」及び「15時45分01秒」にも、座標(5,20)に存在することがわかる。
図7は、制御部11の内部を説明するブロック図である。生成部111は、滞留抽出部113、設備割付部114、補助情報割付部115、レイアウト設計部116として処理を実行する。
滞留抽出部113は、ある空間内で既存のレイアウトの場合に対象の動きを表す動線データ123を記憶部12から取得し、各対象について、所定範囲内に所定時間以上(例えば、半径50cmの範囲内に5秒以上)とどまる範囲である滞留箇所を滞留点として抽出する。所定範囲に所定時間以上存在していればよく、必ずしも一点において停止している必要はない。また、滞留抽出部113は、各対象が滞留点にとどまる時間を滞留時間とする。そして、滞留抽出部113は、抽出した滞留点及び滞留時間を関連付けたデータを滞留データとし、設備割付部114及び出力処理部112に出力する。具体的には、滞留データは、滞留が生じた範囲の座標と滞留が生じた時間とを含むデータである。
設備割付部114は、レイアウトデータ121を記憶部12から取得し、さらに、滞留データを滞留抽出部113から入力し、滞留データに含まれる滞留点が、レイアウトデータ121で特定される設備のエリアにある場合、設備と滞留を関連付ける。具体的には、設備割付部114は、設備に滞留時間を関連付ける。これにより、滞留の発生原因がどの設備であるのかを特定することができる。同時に、設備割付部114は、設備に滞留する時間の前後情報から移動元の設備から移動先の設備への2つの設備間の移動を特定する。そして、設備割付部114は、複数の動線において同様に2つの設備間の移動をカウントして、図8Aのような移動回数データ125を生成する。図8Aは、移動元の設備と、移動先の設備と、その2つの設備間の移動回数を関連付ける移動回数データ125である。また、設備割付部114は、滞留時間を設備で作業した時間である作業時間として計算する。そして、設備割付部114は、設備毎の作業時間及び滞留回数を含むデータを滞留設備データとする。また、生成部111は、移動回数データ125に基づいて、移動回数の少ない設備間よりも移動回数が多い2つの設備間を重視して、新たなレイアウトを生成するので、より実用的なレイアウトを生成することができる。複数の動線を取得することが困難な場合は、移動回数データをカウントせずに、1つの代表的な動線で設備間の移動を考慮するとしてもよい。なお、ここでは説明の簡易化のため、「作業時間=滞留時間」とする。ただし、設備や作業の内容によって、「作業時間=0.9×滞留時間」、「作業時間=滞留時間-30秒×到着回数」等、のように計算してもよい。なお、「到着回数」は、対象が、該当する滞留点に到着した回数である。
補助情報割付部115には、レイアウトデータ121を記憶部12から取得し、滞留抽出部113から滞留データ124を取得し、入力部13を介して補助情報を取得する。「補助情報」は、「対象の滞留」と「設備」とを関連付けるための情報である。ここでは、補助情報が、出力部14に表示される空間のレイアウト及び動線を表す画像上において、入力部13を介してユーザに指定された滞留点と設備とを結ぶ「補助線」を特定する補助線データである場合の一例を用いて説明する。例えば、補助線データは、補助線の『始点の座標』と『終点の座標』とを含む。また、図6に示すように、ユーザは、関連付けたい滞留点と設備とを補助線で結ぶ。したがって、補助線の始点と終点は、設備又は滞留点を示すものである。そのため、補助情報割付部115は、入力部13を介して取得した補助線データの始点又は終点の座標で特定される滞留点と、始点又は終点の座標で特定される設備とを関連付けたデータを関連データ127として生成する。このように、補助情報割付部115は、補助情報で指定された座標を特定する設備をレイアウトデータ121から特定し、図8Bに示すような滞留点と関連付けた関連データ127を生成する。図8Bでは滞留点を滞留点が属するエリアで示す。また、補助情報割付部115は、関連データ127をレイアウト設計部116に出力する。
図8Bについて説明する。図8Bは、図6で示したレイアウトと動線を例とし、滞留が発生しているエリアと、その滞留を含むエリア以外に関連する関連設備と、そのエリアと関連設備の制約条件を示す。例えば、エリアAにおいて、作業者が設備Cの終了通知ランプを見るために、エリアAと設備Cとの間の距離が5m以内で、エリアAと設備Cとの間に障害物がないことを関連データ127とする。エリアDにおいて、設備Bのモニタを見ながら、エリアDにある設備Dの作業するために、エリアDと設備Bとの間の距離が3m以内で、エリアDと設備Bとの間に障害物がないこと、および、設備Bのモニタが見える位置であることを関連データ127とする。エリアF1において、設備F1で作成した仕掛品をエリアF2にある棚に置くために、エリアF1と設備F2の間の距離が1m以内であることを関連データ127とする。
出力処理部112は、滞留データ、レイアウトデータ及び補助線データを記憶部12から入力し、これらを描画し、出力部14であるディスプレイに表示させる。出力処理部112は、例えば、図6に示すように、レイアウトデータによってレイアウトを描画し、動線データ及び滞留データによって、レイアウト上に動線を描画し、出力部14に表示する。また、出力処理部112は、このように表示されたレイアウト及び動線において、補助情報として補助線データを取得すると、補助線を追加して描画する。
レイアウト設計部116は、レイアウトデータ121、制約条件データ122、移動回数データ125、滞留設備データ126、および、関連データを取得すると、評価関数に基づき新たなレイアウトを設計する。レイアウト設計部116で利用される評価関数の一例について説明する。
(1)評価関数1(総移動距離)
対象の総移動距離が既存のレイアウトから新たなレイアウトにした時の移動距離の削減量を評価値とする評価関数について説明する。この評価関数を用いる場合、レイアウト設計部116は、既存のレイアウトと比較して評価値である削減量が大きいレイアウトを、新たなレイアウトとする。その後、レイアウト設計部116は、レイアウトデータ121及び制約条件データ122を用いて空間内で任意に選択された複数の設備の位置を入れ替えたレイアウトを設計する。なお、「総移動距離」の算出方法には、例えば、(1)設備Aと設備Bの中心同士を直線で結んで距離を計算する方法、(2)設備Aから設備Bまで縦横の移動だけで移動する距離、いわゆる「マンハッタン距離」を求める方法、(3)設備Aから設備Bまで他の設備を踏みつけないように迂回しながら移動する距離を計算する方法等がある。
そして、レイアウト設計部116は、評価値として各対象の移動距離、具体的には、設備間の移動回数と2つの設備間の距離から総移動距離を求める。また、レイアウト設計部116は、評価値である総移動距離の削減量が所定の条件を満たす場合、このレイアウトを新たなレイアウトと決定する。
ここで位置を入れ替える設備の数は、限定されない。したがって、2つの設備の位置を入れ替える方法でもよいし、2つ以上の設備の位置をランダムに入れ替える方法でもよい。遺伝アルゴリズムによるレイアウト設計(例えば、「探索領域を適応的に調整する遺伝的アルゴリズムによるフロアプラン設計問題の一解法」(染谷博司、他1名、電気学会論文誌 C,119巻、第3号、第393-403頁、1999年)参照)を用いても良い。一般的には良いレイアウトほど評価値の値が大きくなるように評価値の計算方法を設定し、評価値が所定の条件を満たす場合とは、評価値が所定の閾値を上回る場合であってもよいし、複数パターンのレイアウトの評価値を比較し、その中で最大となるレイアウトを選択する場合であってもよい。
ここで、補助線に対して制約条件が設定された場合、レイアウト設計部116は、この制約条件を満たさないレイアウトについて、評価値の算出の際にペナルティ値を与えることができる。これにより、制約条件を満たすレイアウトを優先して選択することができる。例えば、この制約条件は「隣のエリアのモニタを目視することを示す補助線」として、「対象となる作業者がモニタを見るための角度は60°以内である」ことを設定するものであり、仮に、補助線が設定された場合、「角度が60°以内」である場合、ペナルティ値は与えられないが、「角度が60°以内」でない場合、角度に応じたペナルティ値が与えられる。また、仮に、補助線の長さが小さい方が良いとする場合、既存のレイアウトの総移動距離に補助線の長さの和と、新たなレイアウトの総移動距離に補助線の長さの和との削減量を評価値としてもよい。このとき、補助線の長さを単に加算するのではなく、重み付き加算により総移動距離に補助線の長さを加算して評価値を求めてもよい。
(2)評価関数2(稼働率)
設備の稼働率を評価値とする評価関数について説明する。この評価関数を用いる場合、レイアウト設計部116は、既存のレイアウトと比較して、評価値である稼働率が高くなるレイアウトを、新たなレイアウトとする。まず、レイアウト設計部116は、レイアウトデータ121を用いて、空間内で任意に選択された複数の設備の位置を入れ替えたレイアウトを設計する。また、レイアウト設計部116は、滞留設備データ及び関連データを用いて、設計したレイアウトについて、設備毎に稼働率を求める。さらに、レイアウト設計部116は、評価値として、全設備の稼働率の平均値を求め、この評価値が所定の条件を満たす場合、このレイアウトを新たなレイアウトと決定する。ここでも位置を入れ替える設備の数は、限定されない。例えば、各設備の稼働率の算出には、下記の式(1)を用いる。評価値が所定の条件を満たす場合とは、評価値が所定の閾値を上回る場合であってもよいし、複数パターンのレイアウトの評価値を比較し、その中で最大となるレイアウトを選択する場合であってもよい。
稼働率 = 設備のエリア内での滞留時間 ÷ 全時間 ・・・(1)
式(1)において、「設備のエリア内での滞留時間」は、滞留設備データに含まれる各設備の滞留時間に相当する。また、「全時間」は、設備のエリア内の滞留時間に総移動時間を加えたものである。
ここで、設備に設定されるエリア外に補助線で結合された滞留がある場合、レイアウト設計部116は、稼働率の算出において、設備に設定されるエリア外にある補助線で結合された滞留も、当該設備の滞留として扱う。例えば、エリアAの滞留と補助線で関連付けられた設備Bがあり、エリアAには滞留が発生していたが、設備BのエリアBには滞留が発生していないとする。このような場合、設備Bは設備Aと補助線で関連付けられたため、レイアウト設計部116は、エリアAの滞留時間をエリアBの滞留時間として稼働率を算出する。
(3)評価関数3(分散)
複数の対象の位置の分散の度合いを評価値とする評価関数について説明する。この評価関数を用いる場合、レイアウト設計部116は、分散の度合いが高低くなるレイアウトを、新たなレイアウトとする。まず、レイアウト設計部116は、レイアウトデータ121を用いて、空間内で任意に選択された設備の位置を入れ替えたレイアウトを設計する。またレイアウト設計部116は、滞留設備データを用いて、設計したレイアウトについて分散の度合いを表す評価値を求める。例えば、所定の範囲内又は所定のエリア内に複数の対象が同時に所定時間以上(例えば、5秒以上)存在しない場合、レイアウト設計部116は、その合計時間を加算し、評価値として求めることができる。そして、レイアウト設計部116は、この評価値が所定の条件を満たす場合、このレイアウトを新たなレイアウトと決定する。ここでも位置を入れ替える設備の数は、限定されない。評価値が所定の条件を満たす場合とは、評価値が所定の閾値を上回る場合であってもよいし、複数パターンのレイアウトの評価値を比較し、その中で最大となるレイアウトを選択する場合であってもよい。
なお、レイアウト設計部116は、これら(1)~(3)で上述したような評価関数でレイアウトを設計するとき、図4を用いて上述したような制約条件データ122で予め規定される制約条件の範囲内で設計することができる。例えば、「関連付けられる滞留と設備の距離が所定距離内にあること」、「関連付けられる滞留と設備の距離が所定確度内にあること」等の制約条件が規定される場合、これらの条件に従って設計する。
レイアウト設計部116でレイアウトの設計に利用する評価関数は、1つでもよいし、複数を組み合わせてもよい。例えば、複数の評価関数の組み合わせは、下記の式(2)を用いることができる。
評価値 = 評価値1 + 評価値2 + 評価値3 ・・・(2)
具体的には、レイアウト設計部116は、1つのレイアウトについて、評価関数1で求めた評価値1、評価関数2で求めた評価値2、評価関数3で求めた評価値3を合計して得られた値を評価値とすることができる。このとき、各評価値1~3に対して、異なる重み値で重みづけをしてもよい。
また、これらの評価関数は、上述した方法に限定されず、ユーザが設計する設備や空間等に応じて、自由に変更することができる。
《1-2.動作》
図9A及び9Bに示すフローチャートを用いて、レイアウト設計装置1で実行されるレイアウト設計の処理の流れを説明する。
生成部111は、変更前の既存のレイアウトに関するレイアウトデータ121を取得する(S01)。また、生成部111は、レイアウトを設計する際の制約条件を規定する制約条件データ122を取得する(S02)。さらに、生成部111は、既存のレイアウトの空間で得られた対象の動線を表す動線データ123を取得する(S03)。なお、これらステップS01~S03の処理の順序は、問わない。
生成部111は、ステップS03で取得した動線データ123を用いて、滞留を抽出し、滞留の位置及び時間を特定する滞留データ124と移動回数データ125を生成する(S04)。
生成部111は、ステップS01で取得したレイアウトデータ121及びステップS04で生成された滞留データ124を用いて、滞留が発生した設備を特定する滞留設備データ126を生成する(S05)。
出力処理部112は、ステップS01で取得したレイアウトデータ121を用いて、空間のレイアウトを描画し、出力部14に表示させる(S06)。また、出力処理部112は、ステップS03で取得し動線データ123を用いて、ステップS06で描画したレイアウトに重ねて動線を描画し、出力部14に表示させる(S07)。このとき、出力処理部112は、滞留データ124で特定される滞留点も強調して表示してもよい。例えば、出力処理部112は、滞留点による滞留時間に応じて滞留点を表す円の径を大きくしたり、円の色を濃くして表示することができる。
生成部111に、ステップS06及びS07で表示されたレイアウト及び動線に対し、ユーザによって、入力部13を介して補助情報である補助線データを取得する(S08)。生成部111は、ステップS01で取得したレイアウトデータ121及びステップS08で取得した補助線データを用いて、滞留点と設備を関連付け、関連データを生成する(S09)。ステップS06及びステップS07の処理のタイミングは、描画のために必要なデータが取得した後、補助情報が取得するまでであれば、その処理のタイミングは限定されない。
生成部111は、ステップS01で取得したレイアウトデータ121と、ステップS08で取得した補助線データを用いて、設備と滞留とを関連付けた関連データ127を生成する(S09)。
生成部111は、レイアウトデータ121、制約条件データ122、動線データ123、滞留設備データ126、及び、関連データ127を用いて、レイアウトを生成するための設計の処理を行う(S10)。
ステップS10の設計処理について、図9Bに示すフローチャートを用いて説明する。
まず、生成部111は、レイアウトデータ121及び動線データ123を用いて、設備間の移動回数を計算する(S101)。
生成部111は、ステップS01で取得したレイアウトデータ121で特定される既存のレイアウトで、任意に選択された複数の設備の位置を入れ替えたレイアウトデータを生成する(S102)。例えば、生成部111は、任意に選択された2つの設備の位置を入れ替える。
生成部111は、ステップS102で生成されたレイアウトデータの評価値を計算する(S103)。
生成部111は、ステップS103で得られた評価値が、目標値に達したか否かを判定する(S104)。
評価値が目標値に達していない場合(S104でNO)、生成部111は、ステップS102の処理に戻り、ステップS102~S104の処理を繰り返す。
評価値が目標値に達すると(S104でYES)、生成部111は、ステップS102で生成したレイアウトデータを、新たなレイアウトデータに決定する(S105)。生成部111は、新たなレイアウトデータを決定すると、図9AのステップS10の新たなレイアウトの設計の処理を終了する。
図9Aに戻り、生成部111は、ステップS10で設計された新たなレイアウトのレイアウトデータを出力する(S11)。
《1-3.レイアウト設計の例》
図10A~図10Dに示す例を用いて、レイアウト設計装置1で設計されるレイアウトの例について説明する。
まず、図10Aの模式図に示すレイアウトを用いて、例えば、上述した総移動距離を短くする評価関数1を用いて新たなレイアウトを設計する場合について説明する。図10Aに示す一例のレイアウトの空間には、設備A~設備Fがあり、それぞれの設備の作業範囲がエリアA~エリアFとなっている。対象が、図10Aに示す動線で示されるように、エリアAで滞留し(P11)、次にエリアDに移動して滞留し(L11,P12)、続いてエリアFに移動して滞留し(L12,P13)、最後にエリアCに移動して滞留した(L13,P14)とする。このとき、単に動線データ及び滞留データのみで判断すると、設備A、設備B、設備F、設備Cの順に各設備を利用して作業し、設備B及び設備Eは使用されていないように見える。
したがって、図10Aに示す動線データ及び滞留データのみを用いて新たなレイアウトを設計する場合、例えば、図10Bに示すようなレイアウトが生成される可能性がある。具体的には、図110Bに示す新たなレイアウトでは、設備Dの次に使用される設備Fと、動線によると使用されていないとされる設備Eの位置が入れ替えられ、設備Dと設備Fの位置を近づけられる。また、新たなレイアウトでは、設備Fの次に使用される設備Cと、動線によると使用していないとされる設備Bの位置が入れ替えられ、設備Fと設備Cの位置を近づけられる。この場合、図10Aに示すレイアウトと、図10Bに示すレイアウトとを比較すると、動線の合計距離が短くなったため、レイアウトは改善されたように見える。
ところが、図10Aで示す動線データ及び滞留データを含むレイアウトでは表れていないが、例えば、設備Dで作業する際、作業者はエリアDから手を伸ばして設備Eを利用したり、設備Cで作業する際、作業者はエリアCから設備Bに設置されるディスプレイに表示される情報を参考にしたりすることもある。このような情報は、図10Aで示す動線(L11~L13)と滞留点(P11~P14)のみからは把握できない。したがって、動線のみが利用されることにより図10Bのようなレイアウトが生成されると、かえって作業効率が低下する場合がある。
これに対し、レイアウト設計装置1には、例えば、図10Cに示すように、設備Dで作業時に設備Eを使用する旨の補助情報である補助線X11を取得し、設備Cで作業時に設備Bを使用する旨の補助情報である補助線X12を取得する。このように動線データ及び滞留データと共に補助情報を使用することにより、レイアウト設計装置1では、作業効率を向上させるレイアウトデータを生成することができる。
具体的には、レイアウト設計装置1は、補助情報である補助線に基づき、設備Dと設備Eとを関連付け、また、設備Cと設備Bとを関連付ける。これにより、レイアウト設計装置1は、例えば、図10Dに示すようなレイアウトを設計する。図10Dに示すレイアウトは、図10Aに示す既存のレイアウトと比較して、各レイアウトの位置が左回転方向にスライドされた構成である。
《1-4.効果等》
上述したように、レイアウト設計装置1は、補助情報を用いてレイアウトを設計することで、作業効率を向上させるレイアウトを設計することができる。
〈実施の形態2〉
以下、図11~図13Cを用いて、実施の形態2に係るレイアウト設計装置を説明する。上述した実施の形態1に係るレイアウト設計装置1は、既存のレイアウトでの設備の位置を入れ替えることで、新たなレイアウトを設計するものであった。これに対し、実施の形態2に係るレイアウト設計装置は、必要な設備を抽出したり、不要な設備を除いたり、必要な設備を増設したうえで、空間内で各設備を配置して新たなレイアウトを設計する。
《2-1.構成》
実施の形態2に係るレイアウト設計装置の構成は、実施の形態2において上述したレイアウト設計装置1と同一の構成である。したがって、実施の形態2に係るレイアウト設計装置の構成については、図1A~図7を用いて、説明を省略する。
《2-2.動作》
また、実施の形態2に係るレイアウト設計装置1における全体の処理は、図9Aを用いて上述したように実行される。一方、設計処理は、図9Bを用いて実行した設計処理と異なる。以下では、図11のフローチャートを用いて、実施の形態2に係るレイアウト設計装置1における設計処理について説明する。
まず、生成部111は、設備間の移動回数を計算する(S201)。
生成部111は、ステップS01で取得した既存のレイアウトデータで特定されるレイアウトから、任意に複数の設備を増設設備として抽出し、増設対象の設備及び増設数を決定する(S202)。例えば、生成部111は、増設対象の「増設設備」を決定し、増設数を決定する。増設数は、「1台を追加」としてもよいし、「ランダムな台数を追加」として設定してもよい。生成部111は、制約条件の範囲で増設設備と、増設数を決定する。このとき、生成部111は、既存の設備である「既存設備」の数と「増設設備」の数の合計が所定数となるように増設設備を決定するとともに、増設数を決定する。
生成部111は、ステップS202で抽出され、また、設置が決定された数の設備を空間内にランダムに配置する(S203)。このとき、生成部111は、複数の設備が重なっていた場合、言い換えると、設備の位置に重複する部分がある場合、いずれか又は複数の設備の位置を移動させることで、重複が生じないようにする。また、生成部111は、制約条件の範囲外となった場合、制約条件の範囲内となるように、配置を変更する。
生成部111は、ステップS203で生成されたレイアウトデータの評価値を計算する(S204)。
生成部111は、ステップS204で得られた評価値が、目標値に達成したか否かを判定する(S205)。
評価値が目標値に達していない場合(S205でNO)、生成部111は、ステップS202の処理に戻り、ステップS202~S205の処理を繰り返す。
評価値が目標値に達すると(S205でYES)、生成部111は、ステップS203で生成したレイアウトデータを、新たなレイアウトデータと決定する(S206)。
《2-3.レイアウト設計の例》
図12~図13Dに示す例を用いて、レイアウト設計装置1で設計されるレイアウトの例について説明する。
(第1のレイアウト)
図12を模式図に示すレイアウトを用いて、例えば、上述した総移動距離を短くする評価関数1を用いて新たなレイアウトを設計する場合について説明する。図12に示すレイアウトは、図10Cで上述したように補助情報である補助線に基づき設計されたレイアウトの一例である。レイアウト設計装置1は、設備Dと設備Eとが関連付けられ、また、設備Cと設備Bとが関連付けられた場合、各設備の位置をランダムに配置することにより、図12に示すようなレイアウトを設計する場合がある。このように生成された図12に示す新たなレイアウトは、図10Aに示す既存のレイアウトと比較して、必要な設備が近接し、また、全体として動線の距離は短くなっている。したがって、レイアウト設計装置1は、全体として作業効率を向上させたレイアウトを生成することができる。
なお、図12に示すように、設備に設定されるエリアは、他の設備に設定されるエリアと重なるように設定されてもよい。具体的には、上述したように、設備Bに設定されるエリアBは、設備Aに設定されるエリアA、または、設備Cに設定されるエリアCと重なる部分がある。また、設備Eに設定されるエリアEは、設備Dに設定されるエリアD、または、設備Fに設定されるエリアFと重なる部分がある。このように作業に支障の生じない範囲で重複部分を設けることで、設備間の距離を短くすることが可能であり、その結果、作業効率を向上させたレイアウトの作成ができる場合がある。
仮に、既存のレイアウトで、図12に示すようにエリアの重複部分が設定されており、滞留点が存在する場合、この滞留は、その両方の設備と関連付けられるようにすることができる。また、重複部分に存在する滞留点が複数の設備に関連付けられた場合、補助線等の補助情報を用いて、いずれか一の設備のみに関連付けるようにしてもよい。
(第2のレイアウト)
図13Aに示すレイアウトを用いて、例えば、上述した稼働率を高くする、すなわち、非稼働率を低くする評価関数2を用いて新たなレイアウトを設計する場合について説明する。図13Aに示すレイアウトの例では、空間には、設備A及び設備Bがあり、それぞれの設備に設定される作業範囲がエリアA及びエリアBとなっている。図13A~13Cにおいて、破線は、カート及び作業者の移動であり、一点鎖線は、作業者のみの移動である。図13Aに示す例では、まず、『15時48分04秒』に入口からカートを持つ作業者が進入し(L21)、カートが設備BのあるエリアBに置かれたまま(P21)、『15時48分15秒』に作業者のみがカートを持たずに、必要なものを取るために往復し(L22)、『15時49分08秒』に作業者は再びカートを持って、設備AのあるエリアAまで移動し(L23)、エリアAで作業者とともにカートが作業のために滞留し(P22)、その後、『15時49分38秒』に作業者はカートを持って出口から退出する(L24)。図13Aにおいて、一人の作業者の動線のみしか示していないが、実際には、空間内で同時に複数の作業者が作業し、複数の動線及び滞留が存在するものとする。
図13Aに示す例では、入口から空間に進入した作業者は、はじめに、カートを持ってエリアBまで移動している。しかしながら、これは、作業者がエリアBで作業をすることが目的だったのではなく、設備Aが使用されていたため、カートを置くことができず、エリアBにカートを仮置きし、エリアAでの作業に必要なものを取りに行ったものとする。本来、これらの具体的な状況は、動線データ及び滞留データのみからは特定しにくい場合が多い。したがって、ユーザが補助情報としてこのような情報を入力することによって、新たなレイアウトの設計に役立てることができる。
図13Bは、設備AとエリアBの滞留点P21とを関連付ける補助線X2が付加された一例である。このような補助線X2を付加することで、レイアウト設計装置1は、エリアBでの滞留は、設備Aでの使用を目的とするためのカートの「仮置き」であることを特定できる。なお、滞留がカート「仮置き」であることは、滞留点P21とエリアAとの距離、具体的には、補助線X2の距離により特定する。例えば、補助線X2の距離が所定以上であるとき、「仮置き」とされ、補助線X2の距離が所定以内であるとき、設備の利用とする。これにより、図11Bの補助線が、「エリアBでの作業時に、設備Aを利用する」ことを示すのではなく、「本来はエリアAに配置したいが混雑のため、エリアBに配置する」ことを示すものであると区別される。
設備Aを利用して作業するエリアAで滞留が起こることが特定されたことにより、レイアウト設計装置1は、例えば、図13Cに示すように、設備Aを1つ増設し、2つの設備Aを有するレイアウトを作成することができる。なお、図13Cにおいて、増設された設備Aを「設備A2」とし、設備A2に設定される作業範囲をエリアA2として図11Aの設備A及びエリアA2を増設するこれにより、入口から進入した作業者は、カートをエリアBに仮置きすることなく、設備A2のあるエリアAに残し、必要なものを取ってエリアA2に戻り、設備A2を利用して作業をした後、出口から退出する。このようにすることで、不要な滞留を防ぎ、効率的なレイアウトを作成することができる。
《2-4.効果等》
上述したように、レイアウト設計装置1は、補助情報を用いてレイアウトを設計することで、作業効率を向上させるレイアウトを設計することができる。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、上記実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用可能である。
<他の実施の形態>
(1)動作情報
上述の実施の形態において、レイアウト設計装置1は、入力部13を介してユーザが入力する補助線を補助情報とする例で説明したが、これ以外の補助情報であってもよい。例えば、補助情報として、対象が作業者等の人である場合、この人の動作を検出した情報を利用することができる。
(1-1.視線検出)
動作の検出情報の一例としては、作業者等の人の視線検出が可能なカメラを利用した、視線認識の情報が考えられる。この視線認識の情報により、この人が滞留点とは異なるエリアの設備に視線が向き、この異なるエリアの設備で提供する情報を使用したことが特定されると、補助情報割付部115は、視線が向けられた先の設備とこの滞留点とを関連付ける。例えば、補助情報割付部115は、滞留点とは異なるエリアの設備に所定時間以上(例えば、15秒以上)視線が向いた場合に、滞留点とこの設備とを関連付ける。
(1-2.ウェアラブルセンサ)
動作の検出情報の他の例としては、作業者等の人に装着されるウェアラブルセンサの検出情報が考えられる。このウェアラブルセンサで検出される動作の種別、動作範囲等の情報により、この人が滞留点とは異なるエリアの設備を利用したことが特定されると、補助情報割付部115は、利用された設備とこの滞留点とを関連付ける。
(1-3.赤外線センサ)
動作の検出情報の他の例としては、例えば、空間内で各エリア等に設けられる赤外線センサの検出情報が考えられる。例えば、人が滞留点とは異なるエリアに手を伸ばしたこと等が赤外線センサで検知されると、補助情報割付部115は、滞留点から異なるエリアの設備を利用したと特定し、利用された設備とこの滞留点とを関連付ける。
(1-4.骨格認識)
動作の情報の他の例としては、例えば、カメラを利用した作業者等の人の骨格認識の情報が考えられる。この骨格認識の情報により、この人の動きを検出し、この人が滞留点とは異なるエリアの設備を利用したことが特定されると、補助情報割付部115は、利用された設備とこの滞留点とを関連付ける。
(2)テーブルデータ
補助情報を生成する他の方法として、設備と、この設備のエリア外であっても、その設備を利用しうる位置の範囲とを関連付けるテーブルデータを用いる方法が考えられる。このテーブルデータでは、各設備に、この設備に設定されるエリアの範囲外であって、かつ、この設備を利用しうる位置と設定される範囲が予め関連付けられる。したがって、補助情報割付部115は、例えば、滞留データからこのテーブルに含まれる範囲に滞留点が存在する場合、この滞留点を補助情報とする。また、補助情報割付部115は、この滞留点と、テーブルデータで関連付けられる設備とを関連付ける。
(3)レイアウトデータの生成
図9AのステップS102では、「任意に選択された複数の設備の位置を入れ替えて、レイアウトデータを生成する」方法で説明した。レイアウトデータを生成する他の例としては、例えば、「縦方向又は横方向等の直線上に配置される設備の位置を入れ替えて、レイアウトデータを生成する方法」、「全ての設備をランダムに配置し、重なりがある場合には重なりをずらし、レイアウトデータを生成する方法」等、様々な方法が考えられる。
《実施形態の概要》
(1)本開示のレイアウト設計装置は、ある空間での設備の配置に関する既存のレイアウトを変更した新たなレイアウトを設計するレイアウト設計装置であって、空間で前記既存のレイアウトの場合に対象の動きを表す動線データから特定された滞留に関する滞留データに応じて新たなレイアウトを生成する生成部と、生成部で生成された新たなレイアウトを出力する出力処理部と、を備え、生成部は、動線データから対象が滞留した滞留箇所を抽出して滞留データを生成し、空間内に配置される設備と滞留箇所とを関連付ける補助情報と、滞留データとを用いて、新たなレイアウトを生成してもよい。
これにより、空間における設備の配置を変更し、効率的なレイアウトを提供することができる。
(2)(1)のレイアウト設計装置において、生成部は、動線データから対象が滞留した滞留個所から次に滞留した滞留個所への移動回数データをさらに生成し、空間内に配置される設備と滞留箇所とを関連付ける補助情報と、滞留データと移動回数データを用いて、新たなレイアウトを生成してもよい。
これにより、滞留箇所間の移動に関する情報を用いることで、効率的なレイアウトを提供することができる。
(3)(1)のレイアウト設計装置において、補助情報は、滞留箇所と、当該滞留箇所と隣接する設備以外の選択された設備とを関連付ける情報であって、生成部は、滞留箇所と、当該滞留箇所と隣接する設備とを対応付けて前記新たなレイアウトを生成し、補助情報において当該滞留箇所と関連付けられる選択された設備とを対応付けて前記新たなレイアウトを生成してもよい。
これにより、設備と滞留点を関連付ける際に補助情報を用いることで効率的なレイアウトを提供することができる。
(4)(1)のレイアウト設計装置において、生成部は、所定の評価関数を用いて新たなレイアウトを生成してもよい。
これにより、評価関数を利用して効率的なレイアウトを提供することができる。
(5)(4)のレイアウト設計装置において、生成部が利用する評価関数は、前記対象の動線の総和が前記既存のレイアウトより小さい新たなレイアウトを設計するものであってもよい。
これにより、移動距離を短くした効率的なレイアウトを提供することができる。
(6)(4)のレイアウト設計装置において、生成部が利用する評価関数は、前記設備の稼働率が既存のレイアウトより大きくなるレイアウトを設計するものであってもよい。
これにより、設備の稼働率を向上した効率的なレイアウトを提供することができる。
(7)(4)のレイアウト設計装置において、生成部が使用する評価関数は、空間内で所定範囲内に複数の対象が同時に所定時間以上、滞留する時間が前記既存のレイアウトより少なくなるレイアウトを設計するものであってもよい。
これにより、空間内での混雑を緩和した効率的なレイアウトを提供することができる。
(8)(4)のレイアウト設計装置において、生成部は、レイアウトを設計するための制約条件に従って新たなレイアウトを設計してもよい。
これにより、実現可能な範囲で新たなレイアウトの生成が可能となり、又は、非効率的な新たなレイアウトが生成されることを防止することができる。
(9)(8)のレイアウト設計装置において、制約条件は、設備の増設数の許容に関する情報であって、生成部は、空間に配置される設備の増設数の許容に関する情報を取得し、制約条件で指定される範囲内で設備を増設して新たなレイアウトを設計するものであってもよい。
これにより、現実的な設備の増設の範囲でレイアウトを設計することができる。
(10)(1)のレイアウト設計装置において、補助情報は、ユーザによって選択された設備と滞留箇所とを関連付けた情報としてもよい。
これにより、ユーザに指定された補助情報を考慮した、効率的なレイアウトを設計することができる。
(11)(1)のレイアウト設計装置において、補助情報は、対象である作業者の動作を特定する情報であって、生成部は、当該補助情報に含まれる動作と関連付けられる設備を対象の存在する滞留箇所と関連付けてもよい。
これにより、ユーザの行動により特定された補助情報を考慮した、効率的なレイアウトを設計することができる。
(12)(8)のレイアウト設計装置において、生成部は、評価関数又は制約条件の少なくともいずれかに前記補助情報を用いてもよい。
(13)本開示のレイアウト設計方法は、ある空間での設備の配置に関する既存のレイアウトを変更した新たなレイアウトを設計するレイアウト設計方法であって、空間で既存のレイアウトの場合に対象の動きを表す動線データから対象が滞留した滞留箇所を抽出して滞留データを生成するステップと、空間内に配置される設備と滞留箇所とを関連付ける補助情報と、滞留データとを用いて、新たなレイアウトを生成するステップと、生成された前記新たなレイアウトを出力する出力ステップとを含むことができる。
これにより、作業者等の移動距離を短縮した効率的なレイアウトを提供することができる。
(14)本開示のプログラムは、コンピュータに、(13)の方法を実現させる。
これにより、作業者等の移動距離を短縮した効率的なレイアウトを提供することができる。
本開示の全請求項に記載のレイアウト設計装置、レイアウト設計方法及びプログラムは、ハードウェア資源、例えば、プロセッサ、メモリ、及びプログラムとの協働などによって、実現される。
本開示のレイアウト設計装置、レイアウト設計方法及びプログラムは、工場や店舗棟の様々な場所で作業の効率化のためにレイアウトを変更する場合に有用である。
1 レイアウト設計装置
11 制御部
111 生成部
112 出力処理部
12 記憶部
13 入力部
14 出力部
121 レイアウトデータ
122 制約条件データ
123 動線データ
124 滞留データ
125 移動回数データ
126 滞留設備データ
127 関連データ

Claims (14)

  1. ある空間での設備の配置に関する既存のレイアウトを変更した新たなレイアウトを設計するレイアウト設計装置であって、
    前記空間で前記既存のレイアウトの場合に対象の動きを表す動線データから特定された滞留に関する滞留データに応じて新たなレイアウトを生成する生成部と、
    前記生成部で生成された前記新たなレイアウトを出力する出力処理部と、
    を備え、
    前記生成部は、
    前記動線データから前記対象が滞留した滞留箇所を抽出して滞留データを生成し、
    前記空間内に配置される設備と前記滞留箇所とを関連付ける補助情報と、前記滞留データとを用いて、前記新たなレイアウトを生成する
    レイアウト設計装置。
  2. 前記生成部は、前記動線データから前記対象が滞留した滞留個所から次に滞留した滞留個所への移動回数データをさらに生成し、
    前記空間内に配置される設備と前記滞留箇所とを関連付ける補助情報と、前記滞留データと前記移動回数データを用いて、前記新たなレイアウトを生成する
    請求項1に記載のレイアウト設計装置。
  3. 前記補助情報は、前記滞留箇所と、当該滞留箇所と隣接する設備以外の選択された設備とを関連付ける情報であって、
    前記生成部は、
    前記滞留箇所と、当該滞留箇所と隣接する設備とを対応付けて前記新たなレイアウトを生成し、
    前記補助情報において前記滞留箇所と関連付けられる選択された前記設備とを対応付けて前記新たなレイアウトを生成する
    請求項1又は2に記載のレイアウト設計装置。
  4. 前記生成部は、所定の評価関数を用いて新たなレイアウトを生成する
    請求項1乃至3のいずれか1に記載のレイアウト設計装置。
  5. 前記生成部が利用する評価関数は、前記対象の動線の総和が前記既存のレイアウトより小さい新たなレイアウトを設計するものである
    請求項4に記載のレイアウト設計装置。
  6. 前記生成部が利用する評価関数は、前記設備の稼働率が既存のレイアウトより大きくなるレイアウトを設計するものである
    請求項4に記載のレイアウト設計装置。
  7. 前記生成部が使用する評価関数は、前記空間内で所定範囲内に複数の対象が同時に所定時間以上、滞留する時間が前記既存のレイアウトより少なくなるレイアウトを設計するものである
    請求項4に記載のレイアウト設計装置。
  8. 前記生成部は、
    レイアウトを設計するための制約条件に従って前記新たなレイアウトを設計する
    請求項4乃至7のいずれか1に記載のレイアウト設計装置。
  9. 前記制約条件は、設備の増設数の許容に関する情報であって、
    前記生成部は、前記空間に配置される設備の増設数の許容に関する情報を取得し、前記制約条件で指定される範囲内で設備を増設して前記新たなレイアウトを設計する
    請求項8に記載のレイアウト設計装置。
  10. 前記補助情報は、ユーザによって選択された設備と前記滞留箇所とを関連付けた情報である
    請求項1乃至9のいずれか1に記載のレイアウト設計装置。
  11. 前記補助情報は、前記対象である作業者の動作を特定する情報であって、
    前記生成部は、当該補助情報に含まれる前記動作と関連付けられる設備を前記対象の存在する滞留箇所と関連付ける
    請求項1乃至9のいずれか1に記載のレイアウト設計装置。
  12. 前記生成部は、
    評価関数又は制約条件の少なくともいずれかに前記補助情報を用いる
    請求項8に記載のレイアウト設計装置。
  13. ある空間での設備の配置に関する既存のレイアウトを変更した新たなレイアウトを設計するレイアウト設計方法であって、
    前記空間で前記既存のレイアウトの場合に対象の動きを表す動線データから前記対象が滞留した滞留箇所を抽出して滞留データを生成するステップ、
    前記空間内に配置される設備と前記滞留箇所とを関連付ける補助情報と、前記滞留データとを用いて、新たなレイアウトを生成するステップと、
    生成された前記新たなレイアウトを出力する出力ステップと、
    を含む、
    レイアウト設計方法。
  14. コンピュータに、請求項13の方法を実現させるプログラム。
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