JP7432563B2 - バッテリユニット及び電動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリユニット及び電動二輪車に関する。
近年、地球温暖化などの環境問題への関心が高まるにつれて、自動二輪車などの車両においても、電気モータ(電動機)を動力源として走行可能な車両、所謂、電動車両(電動二輪車)に関する技術の研究及び開発が進められている。かかる技術に関連して、電気モータに電力を供給するバッテリユニットとして、コネクタ(端子)を含むハウジングと、ハウジングの内部に配置されたバッテリセル(コアパック)とを有し、電動車両に着脱可能に搭載される可搬式のバッテリユニット(モバイルバッテリ)が提案されている(特許文献1参照)。
例えば、特許文献1には、バッテリセルの周囲を覆い、圧縮性を有して衝撃吸収部材としても機能する断熱要素を含み、かかる断熱要素の被覆層がガス透過性を有するバッテリユニットが開示されている。
特表2021-507483号公報
特許文献1に開示されたバッテリユニットは、バッテリセルの周囲を断熱要素で覆う構成を有している。しかしながら、かかる構成では、衝撃吸収部材としても機能する断熱要素の外周側に別部材であるハウジング(ハウジング蓋)を配置するとともに、ハウジングにガスを逃がすガス抜き部を設ける必要があるが、ハウジング側の設計制約に起因して、ガス抜き部を設ける位置の設計自由度に制約が生じてしまう可能性がある。
そこで、本発明は、高い設計自由度を有するバッテリユニットに関する新たな技術を提供することを例示的目的とする。
本発明の一側面としてのバッテリユニットは、バッテリセルを収容するコアパックと、前記コアパックの外周面を覆う外周部材と、を有し、前記外周部材は、前記コアパックに近い側の内側面と、前記コアパックから遠い側の外側面との間に、複数の格子が配列されたラティス構造を有し、前記内側面は、前記コアパックが配置される空間と前記ラティス構造とを連通するための少なくとも1つの内側孔を含み、前記外側面は、前記空間から前記内側孔及び前記ラティス構造を介して外部への流体の流出を可能とし、且つ、外部から前記ラティス構造への流体の流入を規制する外側孔部を含み、前記外周部材は、前記外側孔部を除く部分で前記コアパックを密閉するように構成され、前記外周部材を収容するケースと、前記ケースに設けられ、前記バッテリセルからの電力を出力するための端子部と、を更に有し、前記ケースは、前記外側孔部と外部とを連通する貫通孔を含み、前記端子部と前記貫通孔とは、前記バッテリユニットの左右方向又は奥行方向、又は、前記バッテリユニットの左右方向及び奥行方向において、予め定められた距離だけ離間して設けられていることを特徴とする。
本発明の別の側面としての電動二輪車は、車両本体と、前記車両本体に着脱可能に装着されるバッテリユニットと、を有し、前記バッテリユニットは、バッテリセルを収容するコアパックと、前記コアパックの外周面を覆う外周部材と、を有し、前記外周部材は、前記コアパックに近い側の内側面と、前記コアパックから遠い側の外側面との間に、複数の格子が配列されたラティス構造を有し、前記内側面は、前記コアパックが配置される空間と前記ラティス構造とを連通するための少なくとも1つの内側孔を含み、前記外側面は、前記空間から前記内側孔及び前記ラティス構造を介して外部への流体の流出を可能とし、且つ、外部から前記ラティス構造への流体の流入を規制する外側孔部を含み、前記外周部材は、前記外側孔部を除く部分で前記コアパックを密閉するように構成されていることを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、高い設計自由度を有するバッテリユニットに関する新たな技術を提供することができる。
本発明の一側面としての鞍乗型電動車両の構成を示す側面図である。 本発明の一側面としてのバッテリユニットの正面断面図である。 本発明の一側面としてのバッテリユニットの斜視断面図である。 コアパックの構成の一例を示す図である。 バッテリユニットにおけるガス放出機能を説明するための図である。 バッテリユニットにおけるガス放出機能を説明するための図である。 本発明の一側面としてのバッテリユニットの正面断面図である。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、本発明の一側面としての鞍乗型電動車両1(以下では、「電動車両1」と称する)の構成を示す側面図である。電動車両1は、電気モータ121(電動機)を動力源として走行可能な電動二輪車両である。図1には、電動車両1に対して、車体前後方向又は奥行方向に対応するX方向と、車幅方向又は車体左右方向に対応するY方向と、車体上下方向又は高さ方向に対応するZ方向とを示す。なお、以下において、前/後、左/右、上/下などは、車体を基準とした相対的な位置関係を示す。
電動車両1は、図1に示すように、車両本体100と、車両本体100に着脱可能に装着されるバッテリユニット120とを有する。電動車両1は、運転者(ライダー)が車両本体100を跨いで乗車可能な自動二輪車である。
車両本体100は、前輪101と、後輪102と、シート103とを有する。シート103は、運転者が着座可能なシートであって、本実施形態では、バッテリユニット120の着脱のために開閉可能に設けられている。図1では、電動車両1の内部構造を説明するために、車両本体100及びシート103を破線で示している。
車両本体100は、ヘッドパイプ104と、メインフレーム105と、シートフレーム106と、ダウンフレーム107と、リアフレーム108と、ピボットフレーム109と、スイングアーム110と、ハンドルバー111と、フロントフォーク112とを有する。なお、メインフレーム105、シートフレーム106、ダウンフレーム107、リアフレーム108、ピボットフレーム109及びスイングアーム110のそれぞれは、左右に一対設けられている。
ハンドルバー111は、車両本体100の前部上方において、ヘッドパイプ104を介して回動可能に支持されている。ハンドルバー111には、加速用操作子(例えば、アクセルグリップ)や制動用操作子(例えば、ブレーキレバー)などの各種操作子が設けられている。運転者は、ハンドルバー111に設けられた各種操作子を操作することで、電動車両1の加速や制動などを行うことができる。
フロントフォーク112は、車両本体100の前部下方において、前輪101を回転自在に支持する。また、フロントフォーク112は、ヘッドパイプ104を介して、ハンドルバー111とともに回動可能に支持されている。運転者は、ハンドルバー111を回動させることで、フロントフォーク112を介して、前輪101の向きを変えて操舵を行うことができる。
メインフレーム105は、ヘッドパイプ104から互いに左右に離間しながら車体後部下方に向かって延設されている。シートフレーム106は、メインフレーム105の中央部から車体後部上方に向かって延設され、シート103に加わる荷重を支持する。ダウンフレーム107は、メインフレーム105の下方において、ヘッドパイプ104から互いに左右に離間しながら車体後部下方に向かって延設され、更に、車体後部上方に向かって延設されてシートフレーム106に接続されている。リアフレーム108は、シートフレーム106とダウンフレーム107との間に架設され、シートフレーム106とともに、シート103に加わる荷重を支持可能とする。
ヘッドパイプ104、メインフレーム105、シートフレーム106、ダウンフレーム107、リアフレーム108及びピボットフレーム109は、車体フレームと総称される。車両本体100の各種構成部品は、主として、車体フレームのいずれかに支持される。なお、車体フレームには、強度向上のための補強材(トラスフレームなど)が付随的に架設されていてもよい。
ピボットフレーム109は、ダウンフレーム107の下方において、スイングアーム110に揺動可能に設けられている。スイングアーム110は、後輪102を回転可能に支持する。
なお、電動車両1の車体構造は、上述した構造に限定されるものではなく、多様な車種に対応可能となるように、上述した構造に部分的な変更や変形が加えられてもよい。例えば、本実施形態では、メインフレーム105、シートフレーム106、ダウンフレーム107及びリアフレーム108は左右に一対設けられているが、これらの一部又は全部は、車両本体100の車幅方向の中央部に単一で設けられていてもよい。
また、車両本体100は、電気モータ121と、制御装置122とを更に有する。電気モータ121は、スイングアーム110の後端部において、実質的に、後輪102の車軸上に支持される。電気モータ121は、バッテリユニット120から出力(供給)される電力に基づいて動力(回転)を生成して、後輪102を回転させる。電気モータ121には、例えば、三相誘導モータなどの当業界で周知のいかなるモータをも適用可能である。また、電気モータ121は、減速機を付随的に含んでモータユニットやパワーユニットと称されてもよい。なお、電気モータ121を車体フレームで支持し、電気モータ121で生成された動力を、チェーン・スプロケットなどを介して後輪102に伝達する構成を採用してもよい。
制御装置122は、締結部材などを介して、車体フレームに対して固定され、本実施形態では、左右一対のダウンフレーム107の間に配置されている。制御装置122は、直流電圧を交流電圧に変換する機能を有してPDU(パワードライブユニット)として構成されてもよいし、交流電圧を直流電圧に変換する機能や電圧レベルを変換する機能などを更に有してPCU(パワーコントロールユニット)として構成されてもよい。制御装置122は、バッテリユニット120からハーネス91を介して供給された電力を所定の態様に変換し、かかる電力を、ワイヤハーネス92を介して電気モータ121に供給して、電気モータ121(の駆動)を制御する。制御装置122は、電気モータ121の回生制動によって発生した電力を用いて、バッテリユニット120を充電することも可能である。
バッテリユニット120は、充填可能な2次電池、例えば、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などで構成されている。バッテリユニット120は、本実施形態では、第1バッテリユニット120aと、第2バッテリユニット120bとを含み、電動車両1に着脱可能に搭載される可搬式のバッテリユニット(モバイルバッテリ)である。第1バッテリユニット120aは、第1ハーネス91aを介して、制御装置122に電力を供給し、第2バッテリユニット120bは、第2ハーネス91bを介して、制御装置122に電力を供給する。なお、バッテリユニット120の数量は、2つに限定されるものではなく、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
バッテリユニット120は、車体フレームに対して着脱可能に固定され、本実施形態では、左右一対のシートフレーム106、ダウンフレーム107及び/又はリアフレーム108の間に配置される。電動車両1に対するバッテリユニット120の着脱は、シート103を開いた状態において、その開口部を介して行われる。例えば、電動車両1の運転者、電動車両1の所有者、電動車両1の整備者などのユーザは、必要に応じて、シート103を回動させて開いた状態にして、車両本体100からバッテリユニット120を取り外し、或いは、車両本体100にバッテリユニット120を取り付ける(装着する)ことが可能である。なお、本実施形態では、シート103の回動軸は、シート103の前方に設けられている。
以下、バッテリユニット120の構成について説明する。図2A及び図2Bは、バッテリユニット120の構成を示す模式図である。図2Aは、バッテリユニット120の正面断面図であり、図2Bは、バッテリユニット120の斜視断面図である。
バッテリユニット120は、図2A及び図2Bに示すように、コアパック1201と、外周部材1202と、ケース1208と、端子部1209と、上面側支持部1210と、下面側支持部1211と、ハーネス1212とを有する。
コアパック1201は、樹脂などで構成され、1個又は複数のバッテリセルを収容する。コアパック1201は、例えば、図3に示すように、その内部に、複数のバッテリセルBCを収容する枠体構造を有する。図3では、コアパック1201は、左右方向に3個のバッテリセルBC、上下方向に4個のバッテリセルBCが規則的に配列された合計で12個のバッテリセルBCを収容している。但し、コアパック1201が収容するバッテリセルBCの数やバッテリセルBCの配列は、限定されるものではない。また、コアパック1201が規定するバッテリセルBCを収容する空間SP1は、密閉性を有していなくてもよい。図3は、バッテリセルBCを収容するコアパック1201の構成の一例を示す図である。
外周部材1202は、コアパック1201を収容する機能を有する。外周部材1202は、例えば、コアパック1201の周囲を囲むように、具体的には、コアパック1201の外周面(最も外側の面)1201aを覆うように設けられている。また、外周部材1202は、絶縁性を有する材料で構成され、コアパック1201(に収容されたバッテリセル)に対する絶縁を担保している。
外周部材1202は、主に、複数の格子(中空の小さなセル)が、例えば、周期的に配列された構造、所謂、ラティス構造で構成され、本実施形態では、図2A及び図2Bに示すように、内側面1203と外側面1204との間にラティス構造1205を有する。ラティス構造1205は、例えば、3Dプリンタを用いて製造することができる。ラティス構造1205によって、外周部材1202の内側面1203と外側面1204との間は、多数の孔が形成されているような状態(多孔質)となるため、流体が流通することが可能となる。なお、流体は、気体及び液体のうちの少なくとも一方を含む。
外周部材1202の内側面1203及び外側面1204は、薄い板状部材で構成されている。外周部材1202の内側面1203は、コアパック1201に近い側の面であり、外周部材1202の外側面1204は、コアパック1201から遠い側の面である。
外周部材1202の内側面1203は、コアパック1201が配置(収容)される空間SP2を規定する。外周部材1202の内側面1203は、コアパック1201の外周面1201aに接していてもよいし、コアパック1201の外周面1201aから僅かに離間していてもよい。また、外周部材1202の内側面1203には、コアパック1201が配置される空間SP2とラティス構造1205とを連通するための内側孔1206が設けられている。本実施形態では、図2A及び図2Bに示すように、外周部材1202の内側面1203のうち、YZ面に平行な2つの面(互いに対向する面)のそれぞれに、複数の内側孔1206が設けられている。但し、内側孔1206は、外周部材1202の内側面1203のいずれの面に設けられていてもよいし、その数も限定されるものではなく、少なくとも1つ設けられていればよい。
一方、外周部材1202の外側面1204には、コアパック1201が配置される空間SP2から内側孔1206及びラティス構造1205を介して外部(バッテリユニット120の外部)への流体の流出を可能とし、且つ、外部からラティス構造1205への流体の流入を規制する機能を有する外側孔部1207が設けられている。本実施形態では、外側孔部1207は、コアパック1201の下方に位置するように、具体的には、図2A及び図2Bに示すように、外周部材1202の外側面1204のうち、上下方向(Z方向)において、最も下方に位置する下面(底面)に設けられている。なお、外側孔部1207は、上述した機能を実現するために、例えば、外周部材1202の外側面1204に設けられた孔1207aと、かかる孔1207aに取り付けられたワンウェイバルブ1207bとで構成されているが、これに限定されるものではない。また、本実施形態では、外側孔部1207(孔1207a及びワンウェイバルブ1207b)を除いて、外周部材1202でコアパック1201を密閉するように構成されている。換言すれば、外周部材1202は、外側孔部1207を除く部分でコアパック1201を密閉するように構成されている。
ケース1208は、コアパック1201及び外周部材1202を収容し、バッテリユニット120の外形(例えば、略直方体)を規定する筐体である。ケース1208は、外部環境や衝撃に対して優れた耐久性を有する材料、例えば、樹脂で構成されている。ケース1208の上面(外側)には、ユーザによって把持可能な把持部1208aが設けられている。ケース1208に設けられた把持部1208aを介して、ユーザは、車両本体100からのバッテリユニット120の取り外し、バッテリユニット120の運搬、及び、車両本体100へのバッテリユニット120の取り付け(装着)を容易に行うことができる。また、ケース1208の底面(内側)には、外周部材1202の外側面1204に設けられた外側孔部1207(孔1207a及びワンウェイバルブ1207b)と外部とを連通する貫通孔1208bが設けられている。
端子部1209は、ケース1208の底面(内側)に設けられ、コアパック1201に収容されたバッテリセルから電力を取り出して制御装置122に出力するための電気接続部材である。端子部1209は、1つ以上の端子(電極)を含む。端子部1209には、図1に示すハーネス91(第1ハーネス91a及び第2ハーネス91b)が接続される。
上面側支持部1210は、ケース1208の上面(内側)に設けられ、コアパック1201を収容した外周部材1202の上面を支持する。本実施形態では、図2Aに示すように、ケース1208の上面に対して2つの上面側支持部1210が設けられ、外周部材1202の上面の2箇所を支持する。但し、ケース1208の上面に設けられる上面側支持部1210の数は限定されるものではなく、外周部材1202の上面を安定して支持することができれば、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。なお、上面側支持部1210は、比較的高い剛性を有する材料で構成するとよい。このように、上面側支持部1210で外周部材1202の上面を支持することで、バッテリユニット120が上下方向(Z方向)に振動した場合にも(即ち、上下方向の振動に対して)、コアパック1201及び外周部材1202を適切に支持することができる。
下面側支持部1211は、ケース1208の底面(内側)に設けられ、コアパック1201を収容した外周部材1202の下面を支持する。本実施形態では、図2Aに示すように、ケース1208の底面に対して2つの下面側支持部1211が設けられ、外周部材1202の下面の2箇所を支持する。但し、ケース1208の底面に設けられる下面側支持部1211の数は限定されるものではなく、外周部材1202の下面を安定して支持することができれば、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。なお、下面側支持部1211は、比較的高い剛性を有する材料で構成するとよい。このように、下面側支持部1211で外周部材1202の下面を支持することで、バッテリユニット120が上下方向(Z方向)に振動した場合にも(即ち、上下方向の振動に対して)、コアパック1201及び外周部材1202を適切に支持することができる。
なお、本実施形態では、上面側支持部1210及び下面側支持部1211の両方を設けている。但し、上面側支持部1210及び下面側支持部1211の両方が必ずしも必要であるのではなく、上面側支持部1210及び下面側支持部1211のいずれか一方のみが設けられていてもよい。この場合、上面側支持部1210を下面側支持部1211よりも優先的に設けることが、上下方向の振動に対してコアパック1201及び外周部材1202を安定して支持する機能上の観点やバッテリユニット120の構造上の観点から有利である。
ハーネス1212は、コアパック1201と端子部1209とを接続する。コアパック1201(に収容されたバッテリセル)から出力される電力は、ハーネス1212、端子部1209及びハーネス91を介して制御装置122に供給される。このように、コアパック1201と端子部1209とをハーネス1212を介して接続することで、コアパック1201が振動しても(揺れても)、ハーネス1212の揺動で吸収して、コアパック1201と端子部1209との間に確実な電気的接続を提供することができる。また、ケース1208の底面における端子部1209の配置に関する設計自由度を向上させることができる。
このようなバッテリユニット120においては、長期間にわたって、安全に電力を出力(供給)することを保障するために、少なくとも、衝撃吸収機能、ガス放出機能及び防水機能(排水機能)の3つの機能を実現する必要がある。衝撃吸収機能は、外部からの衝撃でコアパック1201(が収容するバッテリセル)が破損することを防止するために、外部からの衝撃がコアパック1201に伝わる前に、かかる衝撃を吸収する機能である。ガス放出機能は、バッテリセルの劣化などでコアパック1201から発生するガスなどに起因するバッテリユニット120の膨張や破損を防止するために、バッテリユニット120の内部で発生するガスをバッテリユニット120の外部に放出(排気)する機能である。防水機能は、バッテリユニット120の内部に侵入した水でコアパック1201(が収容するバッテリセル)が濡れることでコアパック1201が破損することを防止するために、バッテリユニット120の内部に侵入した水がコアパック1201を濡らす前に、かかる水をバッテリユニット120の外部に排水する(即ち、コアパック1201を防水する)機能である。
本実施形態では、バッテリユニット120において、主に、ラティス構造1205を有する外周部材1202によって、衝撃吸収機能、ガス放出機能及び防水機能を実現している。
まず、本実施形態における衝撃吸収機能について説明する。外周部材1202は、コアパック1201よりも外側に配置され、内側面1203と外側面1204との間に設けられたラティス構造1205、即ち、周期的に配列された複数の格子によって、外部からの衝撃を吸収する。従って、外部からの衝撃は、コアパック1201に伝わる前に、ラティス構造1205に吸収される。これにより、外部からの衝撃によるコアパック1201(が収容するバッテリセル)の破損を防止(抑制)することができる。なお、外部からの衝撃に対するラティス構造1205の強度(剛性)は、ラティス構造1205を構成する格子の密度によって調整可能である。
また、本実施形態では、外周部材1202の外側面1204が板状部材で構成されているため、外部からの衝撃に対して壁として機能する。これにより、外部からの衝撃によるコアパック1201の破損をより効果的に防止することができる。
更に、衝撃吸収機能の観点から、外部からの衝撃を効率的に吸収するために、外周部材1202(内側面1203、外側面1204及びラティス構造1205)は、可撓性を有する材料、例えば、樹脂などで構成することが好ましい。
次に、本実施形態におけるガス放出機能について説明する。上述したように、外周部材1202を主に構成しているラティス構造1205は、その内部を流体が流通することが可能であり、外周部材1202の内側面1203には、コアパック1201が配置される空間SP2とラティス構造1205とを連通する内側孔1206が設けられ、外周部材1202の外側面1204には、外部への流体の流出を可能とする外側孔部1207が設けられている。更に、コアパック1201及び外周部材1202を収容するケース1208には、外側孔部1207と外部とを連通する貫通孔1208bが設けられている。従って、空間SP2は、内側孔1206、ラティス構造1205、外側孔部1207及び貫通孔1208bを介して、外部と連通している。換言すれば、空間SP2と外部との間には、それらの間に介在する各部材によって、流体が流通可能な流路が形成されている。これにより、空間SP2に配置されたコアパック1201から発生するガス(空間SP2の内部の気体)は、まず、図4Aに矢印で示すように、外周部材1202の内側面1203に設けられた内側孔1206を介して、ラティス構造1205に流れる。空間SP2からラティス構造1205に流れたガスは、図4Bに矢印で示すように、板状部材で構成された外周部材1202の外側面1204に沿って、コアパック1201の下方に位置する外側孔部1207に向かう。そして、外側孔部1207に到達したガスは、外側孔部1207を構成する孔1207a及びワンウェイバルブ1207bと、ケース1208に設けられた貫通孔1208bとを介して、バッテリユニット120の外部に排出(排気)される。図4A及び図4Bは、バッテリユニット120において、コアパック1201が配置される空間SP2と外部との間に形成される流体の流路、即ち、コアパック1201から発生するガスの流れを示す図である。
次に、本実施形態における防水機能について説明する。上述したように、外周部材1202は、コアパック1201の外周面1201aを覆うように設けられているため、例えば、把持部1208aの接合部などのケース1208の隙間からケース1208の内部(バッテリユニット120の内部)に侵入した水は、外周部材1202に阻まれ、コアパック1201(が収容するバッテリセル)に触れることはできない。なお、外周部材1202の外側面1204には、外部への流体の流出を可能とする外側孔部1207が設けられているが、かかる外側孔部1207は、ワンウェイバルブ1207bによって、外部(外周部材1202の外部)からラティス構造1205への流体の流入を規制している。従って、ケース1208の内部に侵入した水は、外側孔部1207を介してラティス構造1205の内部に更に侵入することはできず、ラティス構造1205の内部(及び外周部材1202の内側面1203に設けられた内側孔1206)を通ってコアパック1201に触れるようなことはない。そして、ケース1208の内部に侵入した水は、コアパック1201に触れることなく(即ち、コアパック1201を濡らす前に)、ケース1208に設けられた貫通孔1208bを介して、バッテリユニット120の外部に排出(排水)される。
このように、本実施形態では、バッテリユニット120において、主に、1つの外周部材1202によって、衝撃吸収機能、ガス放出機能及び防水機能を実現している。従って、本実施形態では、衝撃吸収機能を実現するための構造、ガス放出機能を実現するための構造及び防水機能を実現するための構造をそれぞれ設けている従来技術と比較して、バッテリユニット120を構成する部材の(数の)削減や構造の簡易化を図ることができる。また、本実施形態では、空間SP2に配置されたコアパック1201から発生するガスを排出するための外側孔部1207(ガス抜き部)を任意の位置に設けることが可能である。このように、本実施形態によれば、高い設計自由度を有するバッテリユニット120を提供することができる。
また、バッテリユニット120において、外周部材1202の外側面1204に設けられる外側孔部1207は、上述したように、コアパック1201の下方に位置している。これにより、水や異物などが外側孔部1207を介してラティス構造1205の内部に侵入する可能性を低減し、かかる水や異物によるコアパック1201の破損を防止(抑制)することができる。
また、ケース1208に設けられる端子部1209と貫通孔1208bとは、図2Aに示すように、バッテリユニット120の左右方向(X方向)又は奥行方向(Y方向)、又は、バッテリユニット120の左右方向及び奥行方向において、予め定められた距離だけ離間して設けられている。このように、バッテリセルからの電力を出力するための端子部1209と、ケース1208の内部に侵入した水を排出するための貫通孔1208bとを離すことによって、端子部1209の防水性を向上させることができる。
また、端子部1209は、図2Aでは、ケース1208の底面において、左側の端部に設けられているが、これに限定されるものではない。図5に示すように、ケース1208の底面の中央部に設けてもよい。この場合、端子部1209の防水性の観点から、バッテリユニット120の水平方向に関しては、端子部1209を挟み込むように、且つ、奥行方向に関しては、端子部1209から予め定められた距離だけ離間するように、貫通孔1208bを設けるとよい。図5は、バッテリユニット120の構成を示す模式図であって、バッテリユニット120の正面断面図である。
バッテリユニット120は、図1に示すように、水平方向に対して傾いた状態で、電動車両1に着脱可能に装着され、バッテリユニット120が電動車両1に装着された状態において、端子部1209が貫通孔1208bよりも下方に位置している。例えば、バッテリユニット120は、図2Aに示す状態から、時計回りの方向に若干回転させた状態で、電動車両1に装着される。これにより、ケース1208の内部に侵入した水を排出しやすくし、端子部1209の防水性を向上させることができる。
なお、バッテリユニット120は、電動車両1に装着する場合だけでなく、バッテリセルに電力を供給する(バッテリセルを充電する)充電器に装着する場合においても、端子部1209が貫通孔1208bよりも下方に位置するように、水平方向に対して傾いた状態とすることが好ましい。これにより、バッテリユニット120の充電中においても、ケース1208の内部に侵入した水を排出しやすくし、端子部1209の防水性を向上させることができる。
本実施形態では、バッテリユニットを電動車両に適用する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、バッテリユニットは、電動機を電力源とする各種機器、例えば、耕運機、発電機、投光機などの作業機にも適用可能である。
<実施形態のまとめ>
1. 上述の実施形態のバッテリユニット(例えば、120)は、
バッテリセルを収容するコアパック(例えば、1201)と、
前記コアパックの外周面(例えば、1201a)を覆う外周部材(例えば、1202)と、を有し、
前記外周部材は、前記コアパックに近い側の内側面(例えば、1203)と、前記コアパックから遠い側の外側面(例えば、1204)との間に、複数の格子が配列されたラティス構造(例えば、1205)を有し、
前記内側面は、前記コアパックが配置される空間(例えば、SP2)と前記ラティス構造とを連通するための少なくとも1つの内側孔(例えば、1206)を含み、
前記外側面は、前記空間から前記内側孔及び前記ラティス構造を介して外部への流体の流出を可能とし、且つ、外部から前記ラティス構造への流体の流入を規制する外側孔部(例えば、1207)を含み、
前記外周部材は、前記外側孔部を除く部分で前記コアパックを密閉するように構成され
前記外周部材(例えば、1202)を収容するケース(例えば、1208)と、
前記ケースに設けられ、前記バッテリセルからの電力を出力するための端子部(例えば、1209)と、を更に有し、
前記ケースは、前記外側孔部と外部とを連通する貫通孔(例えば、1208b)を含み、
前記端子部と前記貫通孔とは、前記バッテリユニットの左右方向又は奥行方向、又は、前記バッテリユニットの左右方向及び奥行方向において、予め定められた距離だけ離間して設けられていることを特徴とする。
この実施形態によれば、外周部材によって、衝撃吸収機能、ガス放出機能及び防水機能を実現することで、バッテリユニットを構成する部材の削減や構造の簡易化を図るとともに、高い設計自由度を有するバッテリユニットを提供することができる。また、この実施形態によれば、端子部の防水性を向上させることができる。
2. 上述のバッテリユニット(例えば、120)では、
前記外周部材(例えば、1202)は、絶縁性を有することを特徴とする。
この実施形態によれば、コアパック(に収容されたバッテリセル)に対する絶縁を担保することができる。
3. 上述のバッテリユニット(例えば、120)では、
前記外周部材(例えば、1202)は、可撓性を有することを特徴とする。
この実施形態によれば、外部からの衝撃を外周部材で効率的に吸収することができる。
4. 上述のバッテリユニット(例えば、120)では、
前記外側孔部(例えば、1207)は、上下方向において、前記外側面(例えば、1204)のうち最も下方に位置する下面に設けられていることを特徴とする。
この実施形態によれば、水や異物などが外側孔部を介してラティス構造の内部に侵入する可能性を低減し、かかる水や異物によるコアパックの破損を防止(抑制)することができる。
6. 上述のバッテリユニット(例えば、120)では、
前記バッテリユニットは、水平方向に対して傾いた状態で、前記バッテリセルからの電力が供給される電動機を動力源とする機器(例えば、1)に着脱可能に装着され、
前記貫通孔(例えば、1208b)は、前記バッテリユニットが前記機器に装着された状態において、前記端子部(例えば、1209)よりも下方に位置することを特徴とする。
この実施形態によれば、ケースの内部に侵入した水を排出しやすくし、端子部の防水性を向上させることができる。
7. 上述のバッテリユニット(例えば、120)では、
前記機器は、電動車両(例えば、1)を含むことを特徴とする。
この実施形態によれば、電動車両の利用中において、ケースの内部に侵入した水を排出しやすくし、端子部の防水性を向上させることができる。
8. 上述のバッテリユニット(例えば、120)では、
前記バッテリユニットは、水平方向に対して傾いた状態で、前記バッテリセルに電力を供給する充電器に着脱可能に装着され、
前記貫通孔(例えば、1208b)は、前記バッテリユニットが前記充電器に装着された状態において、前記端子部(例えば、1209)よりも下方に位置することを特徴とする。
この実施形態によれば、バッテリユニットの充電中において、ケースの内部に侵入した水を排出しやすくし、端子部の防水性を向上させることができる。
9. 上述のバッテリユニット(例えば、120)では、
前記ケース(例えば、1208)に設けられ、前記外周部材(例えば、1202)の上面を支持する上面側支持部(例えば、1210)を更に有することを特徴とする。
この実施形態によれば、バッテリユニットの上下方向の振動に対して、コアパック及び外周部材を適切に支持することができる。
10. 上述のバッテリユニット(例えば、120)では、
前記ケース(例えば、1208)に設けられ、前記外周部材(例えば、1202)の下面を支持する下面側支持部(例えば、1211)を更に有することを特徴とする。
この実施形態によれば、バッテリユニットの上下方向の振動に対して、コアパック及び外周部材を適切に支持することができる。
11. 上述のバッテリユニット(例えば、120)では、
前記コアパック(例えば、1201)と前記端子部(例えば、1209)とを接続するハーネス(例えば、1212)を更に有することを特徴とする。
この実施形態によれば、コアパックが振動しても、ハーネスの揺動で吸収して、コアパックと端子部との間に確実な電気的接続を提供するとともに、ケースの底面における端子部の配置に関する設計自由度を向上させることができる。
12. 上述のバッテリユニット(例えば、120)では、
前記流体は、気体及び液体のうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする。
13. 上述の実施形態の電動二輪車(例えば、1)は、
車両本体(例えば、100)と、
前記車両本体に着脱可能に装着されるバッテリユニット(例えば、120)と、を有し、
前記バッテリユニットは、
バッテリセルを収容するコアパック(例えば、1201)と、
前記コアパックの外周面(例えば、1201a)を覆う外周部材(例えば、1202)と、を有し、
前記外周部材は、前記コアパックに近い側の内側面(例えば、1203)と、前記コアパックから遠い側の外側面(例えば、1204)との間に、複数の格子が配列されたラティス構造(例えば、1205)を有し、
前記内側面は、前記コアパックが配置される空間(例えば、SP2)と前記ラティス構造とを連通するための少なくとも1つの内側孔(例えば、1206)を含み、
前記外側面は、前記空間から前記内側孔及び前記ラティス構造を介して外部への流体の流出を可能とし、且つ、外部から前記ラティス構造への流体の流入を規制する外側孔部(例えば、1207)を含み、
前記外周部材は、前記外側孔部を除く部分で前記コアパックを密閉するように構成されていることを特徴とする。
この実施形態によれば、車両本体に装着されるバッテリユニットに関して、外周部材によって、衝撃吸収機能、ガス放出機能及び防水機能を実現することで、バッテリユニットを構成する部材の削減や構造の簡易化を図るとともに、高い設計自由度を有することができる。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
1:車両 120:バッテリユニット 1201:コアパック 1202:外周部材 1203:内側面 1204:外側面 1205:ラティス構造 1206:内側孔 1207:外側孔部 1208:ケース 1208b:貫通孔 1209:端子部 1210:上面側支持部 1211:下面側支持部 1212:ハーネス

Claims (12)

  1. バッテリユニットであって、
    バッテリセルを収容するコアパックと、
    前記コアパックの外周面を覆う外周部材と、を有し、
    前記外周部材は、前記コアパックに近い側の内側面と、前記コアパックから遠い側の外側面との間に、複数の格子が配列されたラティス構造を有し、
    前記内側面は、前記コアパックが配置される空間と前記ラティス構造とを連通するための少なくとも1つの内側孔を含み、
    前記外側面は、前記空間から前記内側孔及び前記ラティス構造を介して外部への流体の流出を可能とし、且つ、外部から前記ラティス構造への流体の流入を規制する外側孔部を含み、
    前記外周部材は、前記外側孔部を除く部分で前記コアパックを密閉するように構成され
    前記外周部材を収容するケースと、
    前記ケースに設けられ、前記バッテリセルからの電力を出力するための端子部と、を更に有し、
    前記ケースは、前記外側孔部と外部とを連通する貫通孔を含み、
    前記端子部と前記貫通孔とは、前記バッテリユニットの左右方向又は奥行方向、又は、前記バッテリユニットの左右方向及び奥行方向において、予め定められた距離だけ離間して設けられていることを特徴とするバッテリユニット。
  2. 前記外周部材は、絶縁性を有することを特徴とする請求項1に記載のバッテリユニット。
  3. 前記外周部材は、可撓性を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のバッテリユニット。
  4. 前記外側孔部は、上下方向において、前記外側面のうち最も下方に位置する下面に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のバッテリユニット。
  5. 前記バッテリユニットは、水平方向に対して傾いた状態で、前記バッテリセルからの電力が供給される電動機を動力源とする機器に着脱可能に装着され、
    前記貫通孔は、前記バッテリユニットが前記機器に装着された状態において、前記端子部よりも下方に位置することを特徴とする請求項に記載のバッテリユニット。
  6. 前記機器は、電動車両を含むことを特徴とする請求項に記載のバッテリユニット。
  7. 前記バッテリユニットは、水平方向に対して傾いた状態で、前記バッテリセルに電力を供給する充電器に着脱可能に装着され、
    前記貫通孔は、前記バッテリユニットが前記充電器に装着された状態において、前記端子部よりも下方に位置することを特徴とする請求項に記載のバッテリユニット。
  8. 前記ケースに設けられ、前記外周部材の上面を支持する上面側支持部を更に有することを特徴とする請求項乃至のうちいずれか1項に記載のバッテリユニット。
  9. 前記ケースに設けられ、前記外周部材の下面を支持する下面側支持部を更に有することを特徴とする請求項乃至のうちいずれか1項に記載のバッテリユニット。
  10. 前記コアパックと前記端子部とを接続するハーネスを更に有することを特徴とする請求項乃至のうちいずれか1項に記載のバッテリユニット。
  11. 前記流体は、気体及び液体のうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1乃至10のうちいずれか1項に記載のバッテリユニット。
  12. 車両本体と、
    前記車両本体に着脱可能に装着されるバッテリユニットと、を有し、
    前記バッテリユニットは、
    バッテリセルを収容するコアパックと、
    前記コアパックの外周面を覆う外周部材と、を有し、
    前記外周部材は、前記コアパックに近い側の内側面と、前記コアパックから遠い側の外側面との間に、複数の格子が配列されたラティス構造を有し、
    前記内側面は、前記コアパックが配置される空間と前記ラティス構造とを連通するための少なくとも1つの内側孔を含み、
    前記外側面は、前記空間から前記内側孔及び前記ラティス構造を介して外部への流体の流出を可能とし、且つ、外部から前記ラティス構造への流体の流入を規制する外側孔部を含み、
    前記外周部材は、前記外側孔部を除く部分で前記コアパックを密閉するように構成されていることを特徴とする電動二輪車
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