JP7432461B2 - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置および情報処理方法に関する。
従来、例えばコンサートなどのイベント時に、イベント施設周辺の混雑を緩和させる技術が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。従来技術にあっては、イベント時のバス運行事業者の運行管理システムにおいて、イベント施設にあるバス乗り場のモードが切り替えられ、臨時のバスが当該バス乗り場から出発できるようにし、バス待ちの人を減らすようにしていた。
国際公開第2016/079778号
しかしながら、従来技術には、イベント施設周辺における混雑の発生を抑制するという点で、改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、イベント施設周辺における混雑の発生を抑制することができる情報処理装置および情報処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、情報処理装置において、取得部と、設定部とを備える。取得部は、イベント施設を利用するユーザの使用言語を示す使用言語情報を取得する。設定部は、前記取得部によって取得された前記使用言語情報に基づいて、前記使用言語ごとの移動体の乗り場を動的に設定する。
本発明によれば、イベント施設周辺における混雑の発生を抑制することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す図である。 図2は、情報処理システムの構成例を示すブロック図である。 図3は、情報処理装置の構成例を示すブロック図である。 図4は、ユーザ情報の一例を示す図である。 図5は、施設情報の一例を示す図である。 図6は、乗り場情報の一例を示す図である。 図7は、車両情報の一例を示す図である。 図8は、提供情報の一例を示す図である。 図9は、設定部の処理を説明する図である。 図10は、表示装置を示す模式図である。 図11は、情報処理装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する情報処理装置および情報処理方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<情報処理方法の概要>
以下では先ず、実施形態に係る情報処理方法の概要について図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す図である。
図1に示すように、実施形態に係る情報処理方法は、例えば情報処理システム1に含まれる情報処理装置10によって実行される。情報処理装置10は、イベント施設100に関する情報の処理やイベント施設100周辺に関する情報の処理など各種の処理を実行可能なサーバである。ここで、イベント施設100は、例えばスポーツの試合などのイベントが行われるスポーツ施設、コンサートや演劇などのイベントが開催される施設(会場)である。
イベント施設100(以下「施設100」と記載する場合がある)では、例えばイベントが終了すると、施設100を利用したユーザ、すなわち観客が一斉に出てくる。そのため、例えば帰りのタクシーやバスの乗り場、最寄りの駅において長い行列ができやすく、施設100の周辺において混雑が発生しやすい。
ここで、例えばタクシーの乗り場等において、ユーザがタクシー等へスムーズに乗車することができれば、タクシーの乗り場等に長い行列ができにくく、施設100周辺における混雑の発生を抑制することができる。
しかしながら、例えばスポーツの国際試合など施設100で行われるイベントの種類によっては、観客であるユーザに外国人が多くなり、ユーザの使用言語が多岐にわたることがある。かかる場合、例えばユーザとタクシーやバスの運転手とのコミュニケーションに時間を要し、タクシー等へのスムーズな乗車ができなくなることがある。そのため、タクシーの乗り場等に長い行列ができ、結果として施設100周辺に混雑が発生してしまうおそれがある。
そこで、本実施形態に係る情報処理装置10にあっては、ユーザの使用言語が多岐にわたる場合であっても、施設100周辺における混雑の発生を抑制することができるような構成とした。
以下、情報処理装置10の処理について具体的に説明すると、情報処理装置10は先ず、施設100を利用するユーザの使用言語を示す使用言語情報を取得する(ステップS1)。ここで、使用言語は、ユーザが日常的に使用している言語に限定されるものではなく、ユーザが使用可能な言語あるいは理解可能な言語を含んでいてもよい。
なお、情報処理装置10は、上記した使用言語情報を、例えばユーザが所持する端末装置40(図2参照)から受信して取得するが、これについては後述する。
次いで、情報処理装置10は、取得された使用言語情報に基づいて、使用言語ごとのタクシーDの乗り場200を動的に設定する(ステップS2)。以下、タクシーDの乗り場200を「タクシー乗り場200」と記載する場合がある。
ここで、上記したタクシー乗り場200が設定される場所は、例えば施設100でイベントが開催されていないとき、あるいはイベント終了前、施設100周辺においてタクシー乗り場ではない場所、言い換えるとタクシー乗り場として機能していない場所とされる。すなわち、タクシー乗り場200は、施設100周辺において仮想的に設定される乗り場であり、例えばイベント終了後に新たに設定される乗り場である。
なお、タクシー乗り場200が設定される場所は、例えば施設100付近であってもよいし、施設100からある程度離れた場所であってもよい。また、図1ではタクシー乗り場200が2カ所である例を示したが、これに限定されず、1カ所または3カ所以上であってもよい。以下、2カ所のタクシー乗り場200を「第1タクシー乗り場200a」、「第2タクシー乗り場200b」と記載する場合があるが、これらを特に区別せずに説明する場合には「タクシー乗り場200」と記載する。
また、図1では、第1タクシー乗り場200aに使用言語「言語X」が設定され、第2タクシー乗り場200bに使用言語「言語Y」が設定されている例を示している。
なお、上記では、タクシー乗り場200が仮想的に設定される乗り場としたが、これに限定されるものではない。すなわち、情報処理装置10は、施設100周辺にある既存のタクシー乗り場を、使用言語ごとのタクシー乗り場200に変更して(切り替えて)設定してもよい。
次いで、情報処理装置10は、タクシー乗り場200が設定されると、タクシーDの配車処理を実行する(ステップS3)。例えば、情報処理装置10は、タクシー乗り場200に関する情報を、タクシーDに搭載された車載装置50に通知する。
具体的には、情報処理装置10は、タクシー乗り場200に設定された使用言語情報(以下「設定使用言語情報」と記載する場合がある)、タクシー乗り場200の位置情報などを、タクシーDの車載装置50に通知する。これにより、例えば、設定された使用言語について対応可能なタクシーDが、タクシー乗り場200に向かうため、タクシー乗り場200でユーザをスムーズに乗せることが可能になる。
また、情報処理装置10は、設定使用言語について対応可能なタクシーDに対して配車指示を送信してもよい。これにより、設定使用言語について対応可能なタクシーDをタクシー乗り場200に確実に向かわせることができるため、タクシー乗り場200ではユーザはスムーズに乗車することができる。
このように、本実施形態にあっては、使用言語ごとにタクシー乗り場200が設定されるようにした。これにより、ユーザの使用言語が多岐にわたる場合であっても、ユーザは、自身の使用言語に対応するタクシー乗り場200に行くことで、タクシーDにスムーズに乗車することができる。そのため、タクシー乗り場200には長い行列ができにくく、結果として施設100周辺における混雑の発生を抑制することができる。
なお、上記したタクシーDは、移動体の一例である。かかる移動体は、タクシーDに限られず、バスなどその他の種類の交通機関であってもよい。従って、例えば移動体がバスである場合、情報処理装置10は、使用言語情報に基づいて使用言語ごとのバスの乗り場を設定する。
<情報処理システムの構成>
次に、実施形態に係る情報処理装置10を含む情報処理システム1の構成について、図2を用いて説明する。図2は、情報処理システム1の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、情報処理システム1は、上記した情報処理装置10と、端末装置40と、車載装置50と、表示装置60とを含み、これらはインターネット網などの通信ネットワークNを介して通信可能に接続される。なお、図2では、図示の簡略化のため、端末装置40、車載装置50および表示装置60をそれぞれ1つ示したが、複数であってもよい。
端末装置40は、施設100のユーザ(観客)に所持されて使用される装置である。端末装置40としては、例えばスマートフォンやタブレット端末などを用いることができるが、これに限定されるものではない。
端末装置40には、例えばGPS(Global Positioning System)衛星からの信号に基づいてユーザの位置(正確には端末装置40の位置)を示すユーザ位置情報を検出するGPS受信機などが含まれる。端末装置40は、検出したユーザ位置情報を情報処理装置10へ送信することができる。
端末装置40は、タクシーを予約する処理を行うことができる。例えば、端末装置40は、ユーザの操作により、行先等が入力され、これらを予約情報として情報処理装置10へ送信する。なお、予約情報に含まれる行先は、「A方面」など方向を示す情報であってもよいし、具体的な降車予定位置の情報であってもよい。また、予約情報は、行先に加えて、あるいは代えて乗車予定人数などその他の情報が含まれてもよい。また、予約情報は、行先や乗車予定人数の情報を含まず、予約をする旨の情報のみであってもよい。情報処理装置10は、端末装置40から予約情報を受信すると、予約を受け付ける処理を実行するが、これについては後述する。
上記した予約処理は、例えば端末装置40に登録されたアプリケーション(以下、アプリ)によって行われるが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば図示しない外部装置(外部サーバ)から端末装置40に配信されるタクシー予約サイトを介して予約処理が行われ、予約情報が外部装置から情報処理装置10へ送信されるなど、その他の手法で予約処理が行われてもよい。
端末装置40は、ユーザの使用言語情報や国籍情報を情報処理装置10へ送信することができる。端末装置40において、ユーザの使用言語情報や国籍情報は、ユーザ自身により登録されたものであってもよいし、予め端末装置40やアプリに登録されたものであってもよい。
ここで、端末装置40のユーザは、タクシーを利用する際の通訳者を所望することができる。例えば、ユーザが通訳者を所望した場合、端末装置40は、ユーザの操作により、通訳者による通訳を要求する通訳要求を情報処理装置10へ送信することができる。ここでの通訳者は、例えばユーザとタクシーの運転手との通訳を行う者である。
なお、本実施形態にあっては、施設100の複数のユーザ(観客)のうち、通訳者を所望したユーザとは異なる他のユーザが通訳者として設定されるが、これについては後述する。
車載装置50は、上記したようにタクシーに搭載される装置である。車載装置50には、例えばGPS受信機が含まれ、GPS衛星からの信号に基づいてタクシーの位置を示す車両位置情報を検出する。車載装置50は、検出した車両位置情報を情報処理装置10へ送信することができる。
車載装置50は、タクシーの運転者が対応可能な言語を示す対応言語情報を情報処理装置10へ送信することができる。車載装置50において、対応言語情報は、運転者により登録されたものであってもよいし、タクシーを管理する管理サーバ(図示せず)により登録されたものであってもよい。
車載装置50は、車両位置情報や対応言語情報の他に、タクシーの稼働状態を示す稼働状態情報を情報処理装置10へ送信することができる。タクシーの稼働状態とは、例えば「空車」や「実車」などのタクシーの状態(動態)を意味する。なお、車載装置50において「空車」および「実車」の切り替えは、運転手の操作によって行われる。
車載装置50は、情報処理装置10から送信される配車指示を受信することができる。ここでは、配車指示は、タクシー乗り場200への配車指示である。車載装置50で配車指示が受信されると、タクシーは、対応可能な使用言語が設定されたタクシー乗り場200へ向かって移動し、タクシー乗り場200で乗客(ユーザ)を乗せる。
表示装置60は、タクシー乗り場200に設置可能に構成され、例えば行先などタクシー乗り場200に関する情報が表示される。表示装置60としては、例えばデジタルサイネージを用いることができ、情報処理装置10などから通信ネットワークNを介して配信される各種の情報が表示される。なお、表示装置60については、図10を参照して後述する。
<情報処理装置の構成>
次いで、情報処理装置10の構成について図3等を参照して具体的に説明する。図3は、情報処理装置10の構成例を示すブロック図である。なお、図3のブロック図では、本実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを機能ブロックで表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図3のブロック図に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各機能ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
図3に示すように、情報処理装置10は、通信部11と、制御部20と、記憶部30とを備える。
通信部11は、通信ネットワークNに双方向通信可能に接続する通信インターフェイスであり、端末装置40、車載装置50および表示装置60等との間で情報の送受信を行う。
制御部20は、取得部21と、受付部22と、設定部23と、提供部24と、表示制御部25とを備え、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、例えば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部20の取得部21、受付部22、設定部23、提供部24および表示制御部25として機能する。
また、制御部20の取得部21、受付部22、設定部23、提供部24および表示制御部25の少なくともいずれか一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、記憶部30は、例えば、不揮発性メモリやデータフラッシュ、ハードディスクドライブといった記憶デバイスで構成される記憶部である。かかる記憶部30には、ユーザ情報31、施設情報32、乗り場情報33、車両情報34、提供情報35および各種プログラムなどが記憶される。
ユーザ情報31は、施設100を利用するユーザに関する情報である。ここで、図4を用いて、ユーザ情報31について説明する。図4は、ユーザ情報31の一例を示す図である。
図4に示すように、ユーザ情報31には、「ユーザID」、「ユーザ位置」、「使用言語」、「国籍」、「行先」、「通訳要求」、「通訳資格」および「レベル」等の項目が含まれ、各項目は互いに関連付けられている。
「ユーザID」は、ユーザを識別する識別情報である。「ユーザ位置」は、ユーザの位置を示すユーザ位置情報である。なお、図4に示す例では、便宜上、「ユーザ位置」を「位置F01」といったように抽象的な記載とするが、「位置F01」には具体的な情報が記憶されるものとする。以下、他の情報についても抽象的に記載する場合がある。
「使用言語」は、ユーザの使用言語を示す使用言語情報である。「国籍」は、ユーザの国籍を示す国籍情報である。
「行先」は、ユーザの施設100からの行先を示す情報である。例えば「行先」は、施設100でのイベント終了後におけるユーザの行先を示す情報である。具体的に「行先」には、端末装置40から送信される予約情報に含まれる行先の情報が登録される。
なお、行先の情報が予約情報に含まれていない場合、あるいは予約がなされていない場合、その他の情報から行先が推定され、推定された行先の情報が「行先」に登録されてもよい。すなわち、ユーザは、例えばイベントが終了すると、施設100へ行くときの経路とは逆の経路で帰ったり、施設100から自宅へ帰ったりすることが多い。そのため、例えば制御部20の取得部21(図3参照)は、端末装置40からユーザの行動履歴情報(具体的には施設100へ行くときの経路の情報)や自宅情報などを取得し、かかる行動履歴情報や自宅情報などに基づいて、イベント終了後におけるユーザの行先を推定することができる。そして、取得部21は、推定された行先の情報を、ユーザ情報31の「行先」として登録することができる。
「通訳要求」は、通訳者による通訳を要求する通訳要求の有無を示す情報である。「通訳資格」は、上記した通訳者になる資格の有無を示す情報である。かかる資格の情報は、例えばユーザが、語学の検定を行う機関など語学に関する機関において、通訳者の資格があると認定された場合に、当該機関の管理サーバ(図示せず)によって登録されるが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば情報処理装置10は、ユーザから通訳者の資格があることを証明する情報が提出された場合に、通訳者の資格があると認定して登録するなど、その他の手法によって資格の登録が行われてもよい。
「レベル」は、通訳者の資格があると認定されたユーザの語学レベルを示す情報である。語学レベルは、通訳者の通訳に関する能力の高低の度合いを示す指標値であり、数段階のレベルで示される値である。かかる語学レベルも、語学に関する機関の管理サーバによって登録されるが、これに限定されるものではない。
図4に示す例において、ユーザID「E01」で識別されるユーザのデータは、ユーザ位置が「位置F01」、使用言語が「言語Y」、国籍が「国籍G1」、行先が「A方面」、通訳要求が「あり」、通訳資格が「なし」であることを示している。また、ユーザID「E11」で識別されるユーザのデータは、ユーザ位置が「位置F11」、使用言語が「言語X」、国籍が「国籍G3」、行先が「A方面」、通訳要求が「なし」、通訳資格が「あり」、レベルが「レベルH1」であることを示している。
図3の説明に戻ると、施設情報32は、施設100に関する情報であり、詳しくは、施設100においてユーザが利用する出入口に関する情報である。ここで、図5を用いて、施設情報32について説明する。図5は、施設情報32の一例を示す図である。
図5に示すように、施設情報32には、「出入口ID」、「出入口位置」および「予測使用言語」等の項目が含まれ、各項目は互いに関連付けられている。
「出入口ID」は、施設100の出入口(例えば東口、西口など)を識別する識別情報である。「出入口位置」は、施設100の出入口の位置を示す位置情報である。
「予測使用言語」は、対応する出入口において利用が予測されるユーザの使用言語に関する情報である。これについて説明すると、例えば施設100で行われるイベントがスポーツの国際試合などである場合、施設100内において、ユーザ(観客)は、ホーム側、アウェイ側など試合をするチームごとに分かれる。そのため、イベントが終了すると、ユーザは、チームごとに分かれた集団で出入口を出る、すなわち出入口を利用する。
「予測使用言語」は、そのような出入口を利用することが予測されるユーザの集団が使用する使用言語に関する情報である。なお、施設100のイベントの種類や内容が変わると、「予測使用言語」の情報も変わる。本実施形態では、予測使用言語と同じ設定使用言語のタクシー乗り場200が、対応する出入口側の位置に設定されるが、これについては後述する。
図5に示す例において、出入口ID「I01」で識別される施設100の出入口のデータは、出入口位置が「位置J1」、予測使用言語が「言語X」であることを示している。
図3の説明に戻ると、乗り場情報33は、タクシー乗り場200に関する情報である。ここで、図6を用いて、乗り場情報33について説明する。図6は、乗り場情報33の一例を示す図である。
図6に示すように、乗り場情報33には、「乗り場ID」、「設定位置」および「設定使用言語」等の項目が含まれ、各項目は互いに関連付けられている。
「乗り場ID」は、タクシー乗り場200を識別する識別情報である。「設定位置」は、設定されたタクシー乗り場200の位置(場所)を示す位置情報である。「設定使用言語」は、タクシー乗り場200において設定された使用言語を示す情報である。
図6に示す例において、乗り場ID「K01」で識別されるタクシー乗り場200のデータは、設定位置が「位置L1」、設定使用言語が「言語X」であることを示している。
図3の説明に戻ると、車両情報34は、タクシーに関する情報である。ここで、図7を用いて、車両情報34について説明する。図7は、車両情報34の一例を示す図である。
図7に示すように、車両情報34には、「車両ID」、「車両位置」、「対応言語」および「稼働状態」等の項目が含まれ、各項目は互いに関連付けられている。
「車両ID」は、タクシーを識別する識別情報である。「車両位置」は、タクシーの位置を示す車両位置情報である。「対応言語」は、タクシーの運転者が対応可能な言語を示す情報である。「稼働状態」は、タクシーの稼働状態を示す稼働状態情報である。
図7に示す例において、車両ID「M01」で識別されるタクシーのデータは、車両位置が「位置N1」、対応言語が「言語X,Y」、稼働状態が「空車」であることを示している。
図3の説明に戻ると、提供情報35は、ユーザに対して提供される情報である。ここで、図8を用いて、提供情報35について説明する。図8は、提供情報35の一例を示す図である。
図8に示すように、提供情報35には、「提供情報ID」および「提供内容」等の項目が含まれ、各項目は互いに関連付けられている。
「提供情報ID」は、提供情報を識別する識別情報である。「提供内容」は、タクシーを利用するユーザに対して提供される情報の内容である。「提供内容」は、例えばおすすめのレストラン情報や観光スポット情報、ニュース情報など、ユーザにとって有益な内容あるいは興味のある内容の情報であるが、これに限定されるものではない。また、「提供内容」は、提供されるユーザの使用言語を用いた情報である。
図8に示す例において、提供情報ID「P01」で識別される提供情報は、提供内容が「内容Q1(言語X)」、すなわち「言語Xを用いた内容Q1」であることを示している。
図3の説明に戻る。制御部20の取得部21は、通信部11を介して各種の情報を取得する。例えば、取得部21は、端末装置40からユーザの位置情報を取得し、記憶部30のユーザ情報31(図4参照)に登録する。
また、取得部21は、ユーザの使用言語を示す使用言語情報、および、ユーザの国籍情報を取得する。例えば、取得部21は、端末装置40から使用言語情報および国籍情報を取得し、記憶部30のユーザ情報31に登録する。
また、取得部21は、施設情報を取得する。詳しくは、取得部21は、施設100の出入口の位置情報と、当該出入口の利用が予測されるユーザの使用言語に関する予測使用言語情報とを含む施設情報を取得する。例えば、取得部21は、施設100および施設100のイベントを管理する施設管理サーバ(図示せず)から施設情報を取得することができる。そして、取得部21は、取得された施設情報を、記憶部30の施設情報32(図5参照)に登録する。
また、取得部21は、車載装置50から送信される車両位置情報や対応言語情報、稼働状態情報等を取得し、取得された車両位置情報等を記憶部30の車両情報34(図7参照)に登録する。
また、取得部21は、タクシーを利用するユーザに対して提供する提供情報を取得し、記憶部30に提供情報35として記憶させる。なお、提供情報は、例えば外部サーバから送信されるが、これに限られず、例えば予め記憶部30に記憶されていてもよい。
受付部22は、通信部11を介して端末装置40からタクシーの予約情報を受信し、予約を受け付ける処理を実行する。例えば、受付部22は、予約情報に含まれる行先などの情報をユーザ情報31(図4参照)に登録する。また、受付部22は、予約を受け付けたことを示す内容を端末装置40へ通知することができる。
なお、端末装置40においてタクシーの予約処理が、タクシー予約サイトを介して行われた場合、受付部22は、タクシー予約サイトを配信する外部装置から予約情報を受信して予約を受け付ける処理を実行してもよい。
受付部22は、端末装置40から送信される通訳要求を受け付けることができる。通訳要求を受け付けると、受付部22は、通訳要求を受け付けたことを示す情報をユーザ情報31(図4参照)に登録する。
また、受付部22は、通訳要求を受け付けると、通訳者を募集する処理を実行する。例えば、受付部22は、通訳要求に関する情報を、通訳要求を行ったユーザとは異なる他のユーザの端末装置40へ配信して通訳者を募集するとともに、設定部23へ通知する。
通訳要求に関する情報には、例えば、通訳要求を行ったユーザの使用言語、ユーザが利用するタクシーの行先、ユーザが所望する通訳者の語学レベルなどの情報が含まれるが、これらはあくまで例示であって限定されるものではない。なお、受付部22は、通訳者を募集する処理を、通訳要求を受け付ける前に予め実行しておいてもよい。
そして、受付部22は、端末装置40を介し、複数のユーザの中から、通訳者の募集に対する応募を受け付けることができる。詳しくは、受付部22は、タクシーの行先別で応募を受け付ける、より詳しくは通訳要求を行ったユーザが利用するタクシーの行先別で応募を受け付ける。
受付部22は、応募を受け付けると、応募したユーザのユーザ情報31(図4参照)を記憶部30から読み出し、設定部23へ通知する。ここで通知される情報には、例えば応募したユーザの行先、通訳資格の有無および語学レベルなどの情報が含まれるが、これに限定されるものではない。なお、設定部23では、応募したユーザが通訳要求を行ったユーザによって指定された条件を満たすか否かの判定が行われるが、これについては後述する。
設定部23は、記憶部30のユーザ情報31の使用言語情報を読み出し、使用言語情報に基づいて、使用言語ごとのタクシー乗り場200を動的に設定する。言い換えると、設定部23は、使用言語情報に基づいて位置や数が変化する動的なタクシー乗り場200を設定する。ここで、タクシー乗り場200の設定等について図9を参照しつつ説明する。図9は、設定部23で行われる処理を説明する図である。
図9に示すように、例えば設定部23は、ユーザ情報31の使用言語情報に、使用言語が言語Xであるユーザと言語Yであるユーザとが含まれる場合、設定使用言語「言語X」の第1タクシー乗り場200aと、設定使用言語「言語Y」の第2、第3タクシー乗り場200b,200cとを動的に設定する。
タクシー乗り場200の設定の一例としては、設定部23は、予め設定された複数の乗り場候補場所の中から、使用言語情報に基づいて適切な数、位置の場所を選択し、選択された乗り場候補場所を、タクシー乗り場200として設定することができる。なお、設定部23は、タクシー乗り場200の設定位置、設定された使用言語などタクシー乗り場200に関する各種情報を記憶部30の乗り場情報33(図6参照)に登録する。
設定部23は、タクシー乗り場200を設定した後、タクシー乗り場200の設定使用言語情報や位置情報などを、タクシーDの車載装置50に通知する配車処理を実行してもよい。また、設定部23は、記憶部30の車両情報34を読み出し、設定使用言語に対応でき、かつ、稼働状態が空車のタクシーに対して、タクシー乗り場200へ向かうように配車指示を送信する配車処理を実行してもよい。これにより、設定使用言語について対応可能なタクシーDが、タクシー乗り場200に向かうこととなる。
これにより、例えば施設100のユーザ(観客)の使用言語が多岐にわたる場合であっても、ユーザは、自身の使用言語に対応するタクシー乗り場200に行くことで、タクシーDの運転手と容易にコミュニケーションがとれ、タクシーDにスムーズに乗車することができる。そのため、タクシー乗り場200には長い行列ができにくく、結果として施設100周辺における混雑の発生を抑制することができる。
また、設定部23は、使用言語ごとのユーザの人数に応じてタクシー乗り場200を設定してもよい。例えば、設定部23は、使用言語ごとのユーザの人数を用いてタクシー乗り場200が適正な数となるようにしてもよい。
具体的には、例えば設定部23は、取得された使用言語情報に基づいて、使用言語ごとのユーザの人数を計測する。そして、設定部23は、計測された人数に応じてタクシー乗り場200の数を増減させるように設定してもよい。より具体的には、例えば設定部23は、使用言語が「言語X」のユーザの人数が多くなるにつれて、設定使用言語「言語X」のタクシー乗り場200の数が多くなるように設定してもよい。
このように、使用言語ごとのユーザの人数に応じてタクシー乗り場200が設定されることで、例えば使用言語が「言語X」のユーザが多い場合でも、タクシー乗り場200に並ぶユーザを分散させることができる。これにより、タクシーDにスムーズに乗車することができ、よって施設100周辺における混雑の発生を効果的に抑制することができる。
逆に、使用言語が「言語X」のユーザの人数が極端に少なくなった場合、設定部23は、設定使用言語「言語X」のタクシー乗り場200を廃止してもよい。また、図9に示す例において、使用言語が「言語X」のユーザの人数が多くなった場合、設定部23は、第1タクシー乗り場200aを複数の第1タクシー乗り場200aに分割してもよい(異なった位置に追加設置し、増加させてもよい)。また、図9に示す例において、使用言語が「言語Y」のユーザの人数が少なくなった場合、2つの第2、第3タクシー乗り場200b,200cを統合して1つのタクシー乗り場200にしてもよい。さらに、使用言語が「言語X」、「言語Y」のユーザの人数が少なくなった場合、3つの第1、第2、第3タクシー乗り場200a,200b,200cを統合して1つのタクシー乗り場200にしたり、2つの第1、第2タクシー乗り場200a,200bだけを統合して2つのタクシー乗り場200a・b(言語X、言語Y)、200c(言語Y)にしたり等、状況に応じて統合してもよい。これにより、タクシー乗り場200の数を、タクシーDを利用しようとする人数に応じた適切な数にすることが可能となるため、タクシーDにスムーズに乗車することができ、よって施設100周辺における混雑の発生を効果的に抑制することができる。
上記では、使用言語ごとのユーザの人数を用いてタクシー乗り場200が適正な数となるようにしたが、これに限られず、例えば国籍情報などその他の情報を用いてもよい。
例えば、設定部23は、取得された国籍情報に基づいてタクシー乗り場200を設定してもよい。すなわち、例えば設定部23は、使用言語ごとのタクシー乗り場200を、さらに国籍ごとに分けてタクシー乗り場200を設定してもよい。なお、図9の例では、設定部23は、設定使用言語「言語Y」のタクシー乗り場200を、国籍が「国籍G1」の第2タクシー乗り場200bと、国籍が「国籍G2」の第3タクシー乗り場200cとに分けて設定している。
これにより、例えば設定使用言語「言語Y」のタクシー乗り場200に並ぶユーザを分散させることができるため、設定使用言語「言語Y」のタクシー乗り場200には長い行列ができにくく、施設100周辺における混雑の発生を効果的に抑制することができる。
なお、上記では、使用言語ごとのユーザの人数や国籍を用いたが、これに限られず、設定部23は、行先ごとやタクシーの予約の有無などで分けてタクシー乗り場200を設定してもよい。
また、設定部23は、各種の情報に基づいて、タクシーDを利用しようとするユーザの人数を推定し、推定された人数(以下「タクシー利用者推定数」と記載する場合がある)などに応じてタクシー乗り場200を設定してもよい。
一例としては、取得部21が、施設100における過去のタクシー利用率(例えば過去、施設100を利用したユーザのうち、タクシーを予約せずにタクシーDを利用したユーザ(タクシー非予約者)の割合)や、チケット販売数等から得られる当日の施設100の利用者数などの情報を外部装置から取得する。
設定部23は、取得されたタクシー利用率および施設100の利用者数などの情報に基づいて、当日のタクシー非予約者のタクシー利用者数を予測し、これに実際のタクシー予約者数を加算して、タクシー利用者推定数を推定する。設定部23は、かかるタクシー利用者推定数を使用言語ごとに推定し、推定されたタクシー利用者推定数などに応じて、使用言語ごとのタクシー乗り場200を動的に設定してもよい。これにより、タクシー乗り場200の数を、予測されるタクシー非予約者のタクシー利用者数を考慮した適切な数にすることが可能となるため、タクシーDにスムーズに乗車することができ、よって施設100周辺における混雑の発生を効果的に抑制することができる。
また、設定部23は、取得された施設情報に基づいて乗り場を設定してもよい。これにより、施設100周辺における混雑の発生をより効果的に抑制することができる。
具体的に説明すると、施設情報(図5参照)には、上記したように、施設100の出入口の利用が予測されるユーザの使用言語に関する予測使用言語情報が含まれる。ここでは、一例として図9に示すように、施設100の出入口110の利用が予測されるユーザU1の使用言語が「言語X」、出入口120の利用が予測されるユーザU2の使用言語が「言語Y」であるものとする。
設定部23は、例えば予測使用言語と同じ設定使用言語のタクシー乗り場200を、対応する出入口側の位置に設定する。具体的には、設定部23は、設定使用言語「言語X」の第1タクシー乗り場200aを出入口110側の位置に、設定使用言語「言語Y」の第2、第3タクシー乗り場200b,200cを出入口120側の位置に設定する。
これにより、例えば試合をするチームごとに分かれた集団の中のユーザU1であって、使用言語が「言語X」のユーザU1は、出入口110を通ってすぐに、設定使用言語「言語X」の第1タクシー乗り場200aに到着することができる。同様に、集団の中のユーザU2であって、使用言語が「言語Y」のユーザU2も、出入口120を通ってすぐに、設定使用言語「言語Y」の第2、第3タクシー乗り場200b,200c到着することができる。
これにより、使用言語が「言語X」のユーザも、使用言語が「言語Y」のユーザも、タクシーDにスムーズに乗車することができ、施設100周辺における混雑の発生をより効果的に抑制することができる。
また、設定部23は、上記したように、通訳者に応募したユーザが通訳要求を行ったユーザにより指定された条件を満たすか否かの判定を行うことができる。例えば、設定部23は、受付部22から通知される通訳要求に関する情報と、通訳者に応募したユーザのユーザ情報とに基づいて判定を行う。
一例としては、設定部23は、通訳要求を行ったユーザの使用言語が通訳者に応募したユーザの資格と一致し、通訳要求を行ったユーザが利用するタクシーの行先が応募したユーザの行先と一致し、通訳要求を行ったユーザが所望する通訳者の語学レベルを応募したユーザが満たしている場合、応募したユーザを通訳者として設定する。また、設定部23は、かかる通訳者(図9のユーザU3)を、通訳要求を行ったユーザ(図9のユーザU4)が利用するタクシーDに同乗可能な同乗者として設定する。なお、上記した応募したユーザを通訳者として設定する条件は、あくまでも例示であって限定されるものではない。
これにより、通訳要求を行ったユーザU4は、同乗した通訳者(ユーザU3)による通訳により、タクシーDの運転手と一層容易にコミュニケーションがとれ、タクシーDにスムーズに乗車することができる。そのため、タクシー乗り場200には長い行列ができにくく、施設100周辺における混雑の発生を効果的に抑制することができる。
このとき、設定部23は、通訳者として同乗したユーザU3に対して特典を付与してもよい。例えば、設定部23は、ユーザU3に対し、タクシーを通常に利用した場合に比べて、言い換えると、通訳者としてタクシーに乗車しない場合に比べて、運賃が低くなるようにしてもよい。このように特典を付与することで、施設100を利用するユーザに対し、通訳者としての応募を促すことが可能になる。
また、設定部23は、通訳者の語学レベルに応じて運賃を変更するようにしてもよい。例えば、設定部23は、通訳者の語学レベルが高くなるにつれて、運賃が低くなるようにしてもよい。これにより、例えば語学レベルが比較的高いユーザに対し、通訳者としての応募をより一層促すことが可能になる。さらに、通訳要求を行うユーザは、語学レベルが比較的高いユーザが通訳者となってタクシーに同乗することとなるため、タクシーDの運転手とより一層容易にコミュニケーションがとれ、タクシーDにより一層スムーズに乗車することができる。
図3の説明を続けると、提供部24は、記憶部30の提供情報35を読み出し、ユーザの使用言語情報に応じた情報を、当該使用言語情報に対応するユーザに対して提供する。例えば、提供部24は、ユーザの使用言語情報に応じた情報を、ユーザの端末装置40に送信して提供する。この提供部24による情報の提供は、ユーザがタクシーに乗る前に行われるが、これに限られず、タクシーに乗った後に行われてもよい。
これにより、タクシーを利用するユーザは、自身の使用言語を用いた情報(例えばおすすめのレストラン情報などユーザにとって有益な内容あるいは興味のある内容の情報)を得ることができる。
表示制御部25は、表示装置60(図2参照)の表示を制御することができる。例えば、表示制御部25は、表示装置60が設置された場所が設定部23によってタクシー乗り場200として設定された場合、かかるタクシー乗り場200に対応するタクシーに関する情報を表示装置60に表示させる。
ここで、表示装置60について図10を用いて説明する。図10は、表示装置60を示す模式図である。図10に示すように、表示装置60は、各種の情報を表示可能な表示画面61を備える。表示装置60は、例えば施設100の周辺であって、予め設定された乗り場候補場所に設置される。
そして、表示制御部25は、表示装置60が設置された乗り場候補場所がタクシー乗り場200として設定された場合、タクシー乗り場200に対応するタクシーに関する情報を通信ネットワークN(図2参照)を介して表示装置60に配信する。これにより、表示装置60の表示画面61には、タクシー乗り場200のタクシーに関する情報が表示される。
なお、図10では、タクシーに関する情報が、タクシーの行先、待ち時間などである例を示したが、これらはあくまでも例示であって限定されるものではない。すなわち、例えばタクシーに関する情報は、タクシー乗り場200に配車されるタクシーの車種、タクシー乗り場200におけるタクシーの待機数などその他の情報であってもよい。
このように、タクシー乗り場200には、表示制御部25によって表示制御される表示装置60が設置されることで、タクシーを利用するユーザは、タクシー乗り場200として設定された場所を容易に確認することができ、かかるタクシー乗り場200へスムーズに移動することが可能になる。
なお、表示制御部25は、表示装置60が設置された場所(すなわち乗り場候補場所)がタクシー乗り場200として設定されない場合、タクシーに関する情報を表示させないようにしてもよい。
また、表示装置60は、上記した乗り場候補場所に予め固定される固定式であってもよいし、乗り場候補場所あるいは設定されたタクシー乗り場200に適宜なタイミングで移動させて設置される移動式であってもよい。また、図10では、一例として自立式の表示装置60を示したが、これに限られず、壁掛け式、吊り下げ式などであってもよい。
<情報処理装置の制御処理>
次に、情報処理装置10における具体的な処理手順の一例について図11を用いて説明する。図11は、情報処理装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。
図11に示すように、情報処理装置10の制御部20は、施設100を利用するユーザの使用言語を示す使用言語情報を取得する(ステップS10)。次いで、制御部20は、使用言語情報に基づいて、使用言語ごとのタクシー乗り場200を動的に設定する(ステップS11)。
次いで、制御部20は、設定されたタクシー乗り場200の使用言語情報、位置情報などを、タクシーの車載装置50に通知する配車処理を実行する(ステップS12)。
次いで、制御部20は、通訳者による通訳を要求する通訳要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS13)。制御部20は、通訳要求を受け付けたと判定された場合(ステップS13,Yes)、通訳要求を行ったユーザとは異なる他のユーザの中から通訳者の応募を受け付けて通訳者を設定し、かかる通訳者を、通訳要求を行ったユーザが利用するタクシーに同乗可能な同乗者として設定する(ステップS14)。
他方、制御部20は、通訳要求を受け付けていないと判定された場合(ステップS13,No)、ステップS14の処理をスキップして処理を終了する。
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置10は、取得部21と、設定部23とを備える。取得部21は、イベント施設100を利用するユーザの使用言語を示す使用言語情報を取得する。設定部23は、取得部21によって取得された使用言語情報に基づいて、使用言語ごとのタクシー(移動体の一例)の乗り場(タクシー乗り場200)を動的に設定する。これにより、イベント施設100周辺における混雑の発生を抑制することができる。
また、移動体はタクシーである。これにより、施設100周辺のユーザをタクシー乗り場200へ移動させ、スムーズに乗車させることが可能となり、よって施設100周辺における混雑の発生を抑制することができる。
なお、情報処理システム1は、表示装置60を備えない構成であってもよい。すなわち、例えば情報処理装置10が、設定されたタクシー乗り場200の使用言語情報や位置情報などをユーザに対して通知すれば(正確にはユーザ所有の端末装置40に送信する等すれば)、ユーザはタクシー乗り場200へ向かうことが可能になるため、情報処理システム1は表示装置60を備えない構成であってもよい。
また、情報処理装置10が、上記のように、タクシー乗り場200に関する情報を端末装置40に送信する際、当該端末装置40を所有するユーザの使用言語に対応するタクシー乗り場200の情報のみを送信してもよい。また、例えば端末装置40にユーザの使用言語情報が複数登録されているような場合、情報処理装置10は、当該端末装置40に対し、複数の使用言語にそれぞれ対応するタクシー乗り場200の情報を送信してもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
10 情報処理装置
20 制御部
21 取得部
22 受付部
23 設定部
24 提供部
25 表示制御部
100 イベント施設
200 タクシー乗り場

Claims (8)

  1. 施設を利用するユーザの使用言語を示す使用言語情報を取得し、
    取得された前記使用言語情報に基づいて、前記使用言語ごとの移動体の乗り場の位置および数の少なくともいずれかを設定する、
    情報処理装置。
  2. 前記使用言語情報に応じて前記使用言語ごとの前記ユーザの人数を計測し、
    計測された前記使用言語ごとの前記ユーザの人数に応じて前記乗り場を設定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記ユーザの国籍を示す国籍情報を取得し、
    取得された前記国籍情報に基づいて前記乗り場を設定する、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記施設の出入口の位置情報と当該出入口の利用が予測される前記ユーザの使用言語に関する予測使用言語情報とを含む施設情報を取得し、
    取得された前記施設情報に基づいて前記乗り場を設定する、
    請求項1~3のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  5. 複数の前記ユーザの中から、前記移動体の運転手との通訳を行う通訳者の募集に対する応募を前記移動体の行先別で受け付け、
    受け付けた前記通訳者を前記移動体に同乗可能な同乗者として設定する、
    請求項1~4のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  6. 前記移動体はタクシーである、
    請求項1~5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  7. 前記使用言語情報に応じた情報を、当該使用言語情報に対応する前記ユーザに対して提供する、
    請求項1~6のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  8. CPUを備える情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    前記CPUは、
    施設を利用するユーザの使用言語を示す使用言語情報を取得し、
    取得された前記使用言語情報に基づいて、前記使用言語ごとの移動体の乗り場の位置および数の少なくともいずれかを設定する、
    情報処理方法。
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