JP7430797B2 - 液体移送装置と方法、生化学物質反応装置、及び生化学物質分析装置 - Google Patents

液体移送装置と方法、生化学物質反応装置、及び生化学物質分析装置 Download PDF

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Description

本発明は、生化学反応分野に関し、特に、生化学反応に用いられる液体移送装置と方法、生化学物質反応装置、及び、生化学物質分析装置と方法に関する。
従来の第二世代遺伝子配列方法は、精密な温度制御と流体制御が必要であり、コストが高く、反応不均一な現象が発生しやすい。遺伝子配列反応に用いられる化学試薬はいずれも使い捨てであり、利用率が低く、配列コストが高くなり、スループットが低い場合もある。例えば、現在広く用いられているフローセル技術は、2枚の生体情報付きの平面媒体を上下に組み立てて構成したフローセルを複数回撮影することで塩基順序の識別を実現しているが、フローセル技術は流体の速度を制限されており、これは流速が速すぎるとベルヌーイの原理によりフローセル上板が下向きの圧力を受けて破砕されチップに吸着されて、チップ上の生体情報を損傷するためである。同時に、フローセル技術はコストをアップさせ、配列の過程は複数種類の試薬を200回に達する「反応-撮影」サイクルが必要であり、サイクル毎にチップ表面の液厚は2枚の平面媒体のスリットであるが、小さすぎるスリットでは組み立てが難しい。また、フローセル技術は、試薬と時間を浪費する。1サイクル毎に前の1種類の試薬を完全に置換する必要があり、従来の小さなスリットは表面力が支配的であり、多くの次の試薬で洗い流しておかなければ反応を開始できない。従って、上記の3点は、配列の性能、時間、コストが制限される。
コスト削減とスループット向上のために、従来の技術は、試薬の消費量を削減し、試薬を入れ替えるために、ロボットアームにより露出チップを把持し、異なる試薬タンクに試薬を浸漬させ、浸漬した薄層試薬を用いて反応させる方式も提供される。試薬を浸漬する方式によってスループットをある程度高め、試薬コストを低減させているが、試薬交差汚染が配列品質に影響を与え、液厚が不均一になりチップが乾いてしまうという問題や、システムが複雑すぎるなどの不利な要素がある。
上記の従来技術の少なくとも1つの問題及び/又は他の潜在的問題を解決するために、携帯型試料追加装置を提供する必要がある。
第1の態様は、液体移送装置を提供し、前記液体移送装置は、反応ステージの試料担体との間で液体移送を行い、基材と、駆動装置と、制御装置と、を備え、前記制御装置は、移動する前記基材が前記試料担体を通して前記試料担体との間で液体移送をするように、前記基材を駆動させて前記反応ステージに向けて移動させる前記駆動装置を制御し、前記液体移送は、前記基材に担持した液体を前記試料担体に移送させ及び/又は前記試料担体上の液体を前記基材に移送させることである。
さらに、前記液体移送装置は、前記基材に液体を配置させ、又は、前記基材に予め定められた時系列に応じて複数種類の液体を配置させる配液装置を更に備える。
さらに、前記配液装置は、出液機構、流体動力モジュール、バルブ装置、及び貯液装置を備え、前記流体動力モジュール及びバルブ装置は、前記制御装置の制御を受けて前記貯液装置から液体が流出して前記出液機構を介して前記基材上に配置されるように制御する。
さらに、前記出液機構は、塗布により前記基材上に液体を配置するダイである。
さらに、前記配液装置は、プリントにより前記基材上に液体を配置するプリント装置であり、或いは、
前記配液装置は、アニロックスロール、或いは、スクリーン印刷装置である。
さらに、前記配液装置は、前記基材に液体の厚さが200μm未満となるように配置される。
さらに、前記配液装置が複数種類の液体を前記基材上に配置する場合、前記複数種類の液体は、基材上に前後に接続しており、或いは、前記複数種類の液体は、反応試薬と、前後に位置する反応試薬に接続する緩衝試薬とを含め、或いは、前記緩衝試薬の首尾両端が、それぞれ前後に位置する上記反応試薬の端部と重なっている。
さらに、前記配液装置は、温度制御メモリである貯液装置を備える。
さらに、前記基材は、コイル材であり、或いは、前記基材は、透明材であり、或いは、前記基材の親疎水性と親疎油性は、前記液体の性質に適合する。
さらに、前記基材と前記試料担体との間隔は、0より大きく、前記基材上の液体の厚さと前記試料担体上の液体の厚さとの和より小さい。
さらに、前記液体移送装置は、前記基材の前記反応ステージから離間する側に配置され、前記基材が湾曲して前記試料担体に接触することを防止するために、前記基材を吸着する吸着装置を備える。
さらに、前記吸着装置は、液体層を塗布する物体平面であり、前記物体平面の前記基材に接触する面は、前記液体層を塗布し、前記基材の運動方向と平行であり、前記物体平面は、前記液体層を介して前記基材を吸着し、或いは、前記吸着は、前記基材に接触する面が前記基材の運動方向と平行である真空吸着装置である。
さらに、前記液体移送装置は、前記基材が前記反応ステージから離間する側に設けられた押圧装置をさらに備え、前記押圧装置は、液体の蒸発を防止するために、前記基材と前記試料担体との間に封止効果を形成するように前記基材を押圧する。
さらに、前記制御装置は、前記試料担体上で反応に関与する液体に必要な温度に応じて、前記押圧装置を起動させて前記基材を押圧するか否かを決定する。
さらに、前記液体移送装置は、基材移動経路の後端に設けられ、基材が試料担体を通過した後に前記基材上に残留した液体を除去する液体除去装置をさらに備える。
さらに、前記液体除去装置は、乾燥機及び/又はスクレーバである。
さらに、前記液体移送装置は、前記基材移動経路の先端に設けられ、前記基材に液体を配置した後、前記試料担体に移送する前に、前記液体を平坦化する平坦化装置をさらに備える。
さらに、前記平坦化装置は、スクレーバである。
さらに、前記液体移送装置は、前記基材と前記試料担体との間の液体移送を加速する加速装置をさらに備える。
さらに、前記加速装置は、音波、レーザー光及び/又は磁気加速装置である。
さらに、前記基材は複数であり、前記複数の基材は、前記配液装置を共用し、前記配液装置は、ガイドレールに沿って移動して前記複数の基材に液体を配置させるように制御される出液機構を備える。
第2の態様は、生化学物質反応装置を提供し、前記生化学物質反応装置は、上記の液体移送装置と、
試料をローディングする試料担体を含む反応ステージと、を備える。
さらに、前記反応ステージは、前記基材に接近可能及び離間可能な移動可能ステージであり、前記制御装置は、前記試料担体上で反応に関与する液体に必要な温度に応じて、前記反応ステージを起動するか否かを決定する。
さらに、前記反応ステージに、前記基材に向かうスペーサーが設けられ、前記スペーサーは、前記基材と前記反応ステージとの距離を隔てる。
さらに、前記反応ステージは、ステージを含め、前記スペーサーは、前記ステージに設けられ、或いは、前記スペーサーは、前記試料担体に設けられている。
さらに、前記スペーサーは、前記反応ステージにコーティングまたはフォトリソグラフィーの方式により設けられる。
さらに、前記反応ステージには、温度制御装置が設けられ、前記制御装置は、反応が行った液体に必要な温度に基づいて、前記温度制御装置を加熱又は低温にさせるように制御する。
さらに、前記反応ステージには、前記基材と前記反応ステージとの間の液体移送を加速するための加速装置がさらに設けられる。
さらに、前記加速装置は、音波、レーザー光及び/又は磁気加速装置である。
第3の態様は、生化学物質分析装置を提供し、前記生化学物質分析装置は、上記の生化学物質反応装置と検出装置とを備える。
さらに、前記検出装置は、前記基材を介して前記試料担体上の試料に対して検出を実行する。
さらに、前記生化学物質分析装置は、前記生化学物質分析装置と前記検出装置との間で前記試料担体を移送させるための移送装置をさらに備える。
第3の態様は、以下のステップを含む液体移送方法を提供する。
試料を搭載した試料担体を含む反応ステージが位置する方向への基材の移動を制御する。
前記基材が反応ステージを通過し、前記試料担体との間で液体移送を行うように制御され、前記液体移送は、前記基材上の液体を前記試料担体に移送させ及び/又は前記試料担体上の液体を前記基材に移送させることである。
さらに、前記液体移送方法は、上記基材上に液体を配置するステップ、又は、移動する上記基材上に、上記基材と試料担体との間で上記液体移送を行うための液体を配置するステップをさらに含む。
さらに、前記液体を配置する方法は、塗布、プリントまたはスプレーである。
さらに、前記基材に液体を配置することは、予め設定された時系列で上記基材に複数種類の液体を配置することである。
さらに、前記複数種類の液体の間には、首尾が接続される。
さらに、前記複数種類の液体は、緩衝試薬と、2種類以上の反応試薬とを含み、前記基材に前後に分布する2種類の反応試薬の間が緩衝試薬によって接続され、あるいは、前記緩衝試薬の首尾両端が、それぞれ前後に位置する前記反応試薬の端部と重なっている。
さらに、前記基材上に配置される液体の厚みは、200μm未満である。
さらに、前記方法は、前記試料担体上に前記基材と前記試料担体との間で前記液体移送を行うための液体を配置するステップをさらに含む。
さらに、前記液体を配置する方法は、塗布またはスプレーである。
第5の態様は、以下のステップを含む生化学物質分析方法を提供する。
上記の液体移送方法と、
前記試料担体上の試料と液体の反応が完了してから、前記試料に対して検出を実行する。
さらに、前記方法は、検出装置により上記試料に対して検出を実行するように、前記試料担体を検出装置に移送するステップをさらに含む。
本発明の実施形態は、液体移送装置および方法、生化学物質反応装置と生化学物質分析装置および方法を提供する。上記制御装置の制御により、駆動装置により基材が一方向に移動して駆動され、基材が配液装置を通過する際に、配液装置が一又は複数種類の液体を基材に一定の長さ及び厚さで均一に覆い、基材が一定の速度又は速度の組み合わせで反応ステージ上を一定の高さで平行に通過する際に、その上に覆われた液体が試料担体と接触し、基材が移動続け、新鮮な液体又は他の種類の液体が試料担体と接触し続け、反応の継続又は他の反応を生じさせるように、元の液体に入れ替え、予定の反応が完了した後、試料担体がホームポジションで検出されるか、又は試料担体が検出装置に移送して検出される。移動する基材を用いて試料担体に液体を置換することで、極めて薄い液体(例えば、試薬)の塗布が可能となり、液体を大幅に節約し、液体の利用率を向上させ、また、液体の置換を迅速化し、かつ基材がコイル材を使用できるため、実装不要で生体特性測定のスループットを大幅に向上させる。さらに、基材を負方向に吸着する及び/又はスペーサーを用いて基材と試料担体とを離間することにより、試料担体と試料の傷付きを回避するとともに、基材が脆性なガラスではないため、基材への流体の配置速度を上げることによってフローセル上板の割れの問題が生じず、試料の損傷を回避する。同時に、時系列を調整することにより、液体移送装置を複数の試料担体で共用することができ、異なる試料担体の検出と反応の時間を重ねることができるため、時間とコストを一層節約し、装置全体の性能が向上する。
以下、本発明の実施例の技術案をより明確に説明するために、本発明の実施例において必要な図面を簡単に説明し、以下に説明する図面は、本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって創造的な労働を行わずに、これらの図面から他の図面が得られることは明らかである。
本発明の実施例における液体移送装置の原理模式図である。 液体を時系列で基材上に配置する例を例示する図である。 本発明の実施例1による液体移送装置の構成模式図である。 ダイが基材に液体を塗布する模式図である。 一態様における液体移送装置、試料担体及び検出装置の位置関係図である。 他の態様における液体移送装置、試料担体及び検出装置の位置関係図である。 基材と試料担体との距離模式図である。 試料担体にスペーサーを設置した模式図である。 ステージ上にスペーサーを設置した模式図である。 吸着装置を設けて基材を吸着する模式図である。 ステージ上に温度制御装置を設置した模式図である。 基材の反応ステージから遠い側に押圧装置を設置した模式図である。 基材移動方向後端に液体除去装置を設置して基材上の液体を浄化する模式図である。 基材移動方向先端に平坦化装置を設けて基材上の液体を平坦化する模式図である。 実施例2に係る液体移送装置の部品の一部を示す模式図である。 実施例3に係る液体移送装置の部品の一部を示す模式図である。 実施例4に係る液体移送装置の部品の一部を示す模式図である。 図20に示した液体移送装置におけるプリント装置の構成模式図である。 実施例5に係る液体移送装置の部品の一部を示す模式図である。 実施例6に係る生化学物質反応装置の模式図である。 実施例7に係る生化学物質分析装置の模式図である。 実施例8に係る生化学物質分析装置の模式図である。 実施形態9に係る液体移送方法のフローチャートである。 実施例10に係る生化学物質分析方法のフローチャートである。 下記の実施形態は、本発明を上記の図面に基づき更に説明する。
以下、本発明の実施例の図面と共に、本発明の実施例における技術案を明確かつ完全に説明し、説明した実施例は、本発明のいくつかの実施例に過ぎず、全ての実施形態ではないことは言うまでもない。本発明の実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行うことなく得られる全ての他の実施例は、すべて本発明の範囲に属する。
なお、アセンブリは別のアセンブリに「固定」や「取り付け」と言う場合、別のコンポーネント上に直接存在するまたは中央のアセンブリが存在してもよい。1つのアセンブリが別のアセンブリに「設けられ」と言う場合、別のコンポーネント上に直接設置するまたは同時に中央のアセンブリが存在してもよい。本明細書で使用される用語「及び/又は」は、一つまたは複数の関連する項目のすべてと任意の組み合わせを含む。
図1に示すように、本発明の液体移送装置の液体移送方法を実施する原理模式図である。上記液体移送装置1は、反応ステージ3の上方を一定速度で通過するように制御され、反応ステージ3に新たな液体を充填する及び/又は反応ステージ3に元の液体を持ち去る基材11を備えている。さらに、基材11は、液体を担持していない基材又は液体を担持した基材であってもよく、液体を担持していない基材11又は基材11が液体を担持していないエリアで反応ステージ3の上方を通過し、基材11と反応ステージ3との相対速度を制御することにより、反応ステージ3上の既存の液体を拭き取ることができ、液体を担持している基材11又は基材11が液体を担持しているエリアで反応ステージ3の上方を通過し、基材11と反応ステージ3との相対速度を制御することにより、(1).反応ステージ3上の既存の液体を拭き取ることができ、(2).反応ステージ3上に新しい液体を充填し、反応ステージ3上で次回の反応を開始させる。
対向する2つの平面(例えば、基材11と反応ステージ3)が相対的に移動することを制御することにより、移動する平面(例えば、基材11)は、2つの平面の間に介在する液体に、移動する平面(例えば、基材11)と液体との相互作用力、固定平面(例えば、反応ステージ3)と液体との相互作用力、液体層の厚み、液体粘度に関する一定の速度を得る。関連する理論は、先行技術における「クエツト流」(“Couette flow”)の検討を参照ください。従って、基材11が反応ステージ3上を一定時間又は一定長さの距離だけするように制御すると、反応ステージ3上の液体が、基材11に持ち去られたり、基材11に担持された液体と入れ替わる。
上記液体移送装置1は、液体L1を基材11に塗布やスプレー等の方式によって配置する配液装置13をさらに備えていてもよい。複数の液体L1を配置する必要がある場合、配液装置13は、予め設定された時系列順に異なる液体L1を出力するように制御され、液体L1毎に必要に応じて(例えば、反応ステージ3上の試料との反応時間の長さに応じて)一定の長さだけ基材11上に配置されるように制御される複数の出液機構を使用することができる。複数の液体L1を配置する必要がある場合、配液装置13は、予め設定された時系列で異なる液体L1を出力するように制御され、液体L1毎に必要に応じて一定の長さだけ基材11上に配置されるように制御する1つの出液機構を使用してもよい。
図2に示すように、図2では、複数の液体を時系列で基材11上に配置する例を挙げている。この場合、複数の液体は、反応試薬A、B、C、D、緩衝試薬Eを含み、反応試薬A、緩衝試薬E、反応試薬B、緩衝試薬E、反応試薬C、緩衝試薬E、反応試薬D、緩衝試薬Eの順番で、1周期内に基材11上に配置され、前の反応試薬を洗浄するための緩衝試薬Eが、前後に隣接する反応試薬と一部重なりを有しており、すなわち、緩衝試薬Eの1区画ずつの頭部が前の反応試薬の末尾に重なり、後の反応試薬の頭部が緩衝試薬Eの末尾に重なることで、基材11の上面張力が異なる試薬を連結することができ、基材11が異なる液体を反応ステージ3に持ち運ぶ際の表面張力の影響を少なくして、気泡の導入を回避する。反応試薬A、B、C、D、及び緩衝試薬Eを予め設定された時系列で基材11上に配置すると、基材11上に、一つの反応周期の試薬区画111が形成され、試薬区画111のうち、符号1111が指すエリアが、緩衝試薬Eと反応試薬とのオーバーラップエリアとなる。
実施例1
図3に示すように、実施例1における液体移送装置1の構成模式図である。上記液体移送装置1は、基材11と配液装置13の他に、駆動装置14、テンション装置15、ガイド装置16、及び制御装置17を備えている。上記駆動装置14は、基材11を一定速度で移動させるためのものであり、本実施形態では、駆動装置14は、離間して設けられた巻取り装置141と巻出し装置143とを備え、基材11の両端が巻取り装置141と巻出し装置143にそれぞれ回設され、巻取り装置141が回動することにより、基材11を引っ張って一定速度で移動させる。上記テンション装置15は、基材11の移動経路上に設けられ、基材11上に液体が配置されるように基材11をテンションするために用いられ、液体配置の均一性を向上させる。上記ガイド装置16は、基材11が予め設定された経路に沿って移動することをガイドするためのものであり、予め設定された基材11の移動経路が巻出し装置143と巻取り装置141との直線距離である場合には、ガイド装置16を省略することができる。本実施形態において、上記ガイド装置16はガイド輪である。本実施形態では、上記配液装置13の出液機構は、ダイを使用し、所望の配置される液体の種類に応じて、基材11の移動経路に沿って配置された複数のダイ131を備え、ダイ131毎に特定の液体を貯留する貯液装置132に接続され、一定量の液体を出力するように制御される。本実施形態では、配液装置13は、A、B、C、Dの4種の反応試薬及びEの1種の緩衝試薬をそれぞれ貯留する5つの貯液装置132と、A~Eの5種の試薬をそれぞれ出力する5つのダイ131と、を備え、ダイ131が試薬を出力する時系列は、図2を参照することができ、最終的に、基材11上に複数の試薬区画111が形成され、各試薬区画111が反応ステージ3を通過することは、反応ステージ3上の試料と1回の反応、例えば遺伝子配列を完成したことを表し、反応ステージ3上の試料が1つのDNAノードに対してアデニン、グアニン、チミン、シトシンの測定反応を完成したことを表す。
図4に示すように、ダイ131が基材11に液体を塗布する模式図である。ダイ131には、基材11に正対する液が吐出されるスリット1311が設けられている。上記配液装置13は、バルブ装置133をさらに備え、バルブ装置133は、電磁弁やその他の流体の流通と遮断とを制御する装置であってもよい、且つ制御装置17による制御のもと、ダイ131へ流す液体を制御し、制御装置17は、予め設定された時系列に従い、予め設定された時系列に従ってダイ131が液体を基材11に塗布するときに、該ダイ131に関連するバルブ装置133を開き、対応する貯液装置132から液体を該ダイ131に流出させ、ダイ131のスリット1311から流出させて、基材11の移動及びダイ131への液体の供給の継続に伴って、液体の分子間力に抗して液体を基材11上に均一に展着する。さらに、上記配液装置13は、ポンプのように、液体がダイ131に進入し、ダイ131から基材11に塗布されて動力を供給する流体動力装置である流体動力モジュール(図示せず)を備えてもよく、流体動力モジュールが提供する動力は、液体が基材11に薄層を形成する際に生じる分子間力に抗して、液体が基材11に欠陥がなく又は少欠陥(例えばピンホール欠陥)で均一に展着することができる。
配液装置13の各バルブ装置133と流体動力モジュールを制御装置17により制御することにより、必要に応じて異なる液体が敷設される長さ、厚さ、および異なる液体間の間隔を調節できることが理解できる。好ましくは、気泡の導入や反応ステージ3での液体の表面張力の大きな変化のより、反応ステージ3上の試料情報が破壊されることを回避するために、異なる液体間の間隔をに0とするか、あるいは、図2に示すように、緩衝試薬により異なる反応試薬を接続し、緩衝試薬の首尾両端が前後の反応試薬に重なるようにしてもよい。
本実施形態では、基材11の材料は、コロナのポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルムと略称)、ポリスチレンフィルム(PSフィルムと略称)、ポリエチレンフィルム(PEフィルムと略称)、またはその他の親疎水性を有し、基材11上に配置された液体と合わせる材料を含め、例えば、液体が基材11上に均一に展着するように、基材11上に配置する液体が水性塗料であれば、基材11に親水性材料を使用し、基材11上に配置する液体が油性塗料であれば、基材11に親油性材料を使用する。
実施形態では、基材11は透明な材質を使用することができ、図5に示すように、検出装置41が反応ステージ3の上方に置かれ、基材11が検出装置11と反応ステージ3との間を通過する。基材11は、検出装置41が基材11を透過して反応ステージ3上の試料を検出し、試料の生体特徴情報の取得するように、透明な材質を使用する。
他の実施形態では、基材11は、他の非透明又は半透明の材質を使用することができ、図6に示すように、この場合、検出装置41が他の箇所に設けられ、移送装置43(例えば、ロボットアーム)によって、反応ステージ3上の試料担体32を反応ステージ3と検出装置41とで移送させることで、試料担体32上の試料を反応ステージ3で反応させ且つ検出装置41で検出させて、試料の生体特徴情報が得られる。
別の実施形態では、複数の試料担体32が反応ステージ3を共用することができ、一の試料担体32が検出装置41に移送して検出される際に、他の試料担体32が反応ステージ3に移送され、制御装置17の制御により、当該他の試料担体32上の液体が基材11によって置換されることで、当該他の試料担体32内の試料に新たな反応が生じ生じさせる。
続いて、図3に示すように、上記反応ステージ3は、ステージ31と、ステージ31に載置された試料担体32とを含む。上記試料担体32はバイオチップであってもよい。上記反応ステージ3は、基材11が通る経路の近傍に設けられ、基材11から離間して設けられている。図7および図8を参照して、基材11と試料担体32との距離は、ゼロよりも大きくが、基材11上の液体層H1の厚みと試料担体32上の液体層H2の厚みとの和よりも小さい。基材11と試料担体32との距離を設けることにより、基材11が試料担体32上の液体を持ち去る際に、試料担体32上に情報を持った試料と接触せず、試料情報を破損することを回避するとともに、試料担体32上の液体を持ち去りやすくするために、基材11上に担持された液体が、試料担体32上の液体と混ざり合うことができ、分子間力を形成する。
図9に示すように、実施形態では、試料担体32の上方に基材11に向かうスペーサー321を設けることにより、スペーサー321により基材11と試料担体32とを離間させ、基材11と試料担体32との距離が、図3に示す距離要求を満たすようにする。具体的には、本実施形態では、試料担体32の対向する両端にそれぞれスペーサー321が設けられており、各スペーサー321は、試料担体32へのコーティング又はフォトレジスト等の方式を使用して作製される。スペーサー321を予め設定された高さに制御するために、既知の直径の粒子とコロイドを混合することができる。コロイドを圧着する場合には、1つの力センサーを設計して圧着を停止する時間を決めることができる。
図10に示すように、別の実施形態では、ステージ31上に基材11に向かうスペーサー311を設けることにより、ステージ31上に設けられたスペーサー321により基材11と試料担体32とを離間させ、基材11と試料担体32との距離が、図3に示す距離要求を満たすようにする。具体的には、本実施形態では、ステージ31の対向する両端にそれぞれスペーサー311が設けられており、各スペーサー311は、コーティングやスペーサー条の取り付けにより形成される。
スペーサー311・321を用いることにより、基材11と試料担体32との所定距離の維持が容易となるだけでなく、反応ステージ3上での試料と液体との反応が封止と相似の効果を奏するため、液体の揮発を少なくし、試料と液体との反応に必要な温度を安定させるのに有利である。
いくつかの実施態様において、基材11に反応ステージ3から離れた力を加えることによって、基材11が移動中に湾曲して試料担体32に接触することを回避こともできる。図11と図12に示すように、一実施形態では、基材11の反応ステージ3から離れた上側に吸着装置を設け、吸着装置により基材11を負方向に吸着することによって、基材11が湾曲して試料担体32に接触することを回避する。上記吸着装置は、図11に示すように物体平面180であってもよく、物体平面180上に液体層181が塗布され、液体層181が基材11を物体平面180に固着する。ここで、物体平面180と基材11とが接触する面1801は、基材11の移動方向と平行である。上記吸着装置は、図12に示すような真空吸着装置182であってもよく、真空吸着装置182が上記基材11と接触する面1821が基材11の移動方向と平行である。
図3に戻って参照するに、上記配液装置13は、貯留された液体の反応に必要な温度に応じて、制御装置17によって必要な温度を維持するように制御される温度制御メモリであってもよい貯液装置132を備える。
別の実施形態では、上記貯液装置132は非温度制御メモリであるが、このとき、反応温度が要求される液体については、当該液体が貯液装置132から基材11上に配置された状態に流出する過程で、当該液体が適切な温度まで加熱または冷却される。例えば、配液装置13内に、液体を基材11に流出する際に適切な温度まで加熱又は冷却するように、温度制御装置(図示せず)を別途設けられる。
第3実施形態では、図13に示すように、反応ステージ3上の液体と試料とが適切な温度になる毎に反応させるように、上記反応ステージ3に温度制御装置33を設け、予め設定された時系列に従って、上記制御装置17により温度制御装置33を制御して加熱又は低温にさせてもよい。加熱/低温の方式は、半導体冷凍機(TEC)またはその他の急速昇降温の方式を使用することができる。
液体の加熱が失われ、試料反応に影響を及ぼすことを避けるため、例えば、反応ステージ3に温度制御装置33を設けて液体を加熱する場合、一実施形態では、反応に必要な温度の高低に応じて、基材11上で液体が配置される長さを適宜長くし、基材11が移動して上記反応ステージ3上の液体を新しい液体に置換した後も、制御装置17は、加熱によって失われた液体を補充したり、乾燥を防止したりするために、基材11を徐々に移動させるように制御し、反応ステージ3に新しい液体を供給し続ける。別の実施形態において、上記反応ステージ3は、基材11に接近可能及び離間可能な移動可能ステージとして設けられてもよい、制御装置17は、液体が加熱されて反応する際に、基材11と一定の距離だけ反応ステージ3が近接するように制御して、基材11と試料担体32とが直接的に封止効果に類似するようにし、反応中の液体の蒸発を防止する。同様に、さらに別の実施形態では、図14に示すように、基材11の反応ステージ3から離間した上方に、制御装置17の制御のもと、基材11を反応ステージ3に一定の距離だけ接近するように一定の距離だけ下移させ、基材11と試料担体32とが直接的に封止効果に類似するようにし、反応中の液体の蒸発を防止する押圧装置183を設けてもよい。そこで、制御装置17は、反応に関与する液体の必要な温度に応じて、押圧装置183を起動して基材11を押し下げるか否か、または反応ステージ3を押し上げるか否かを決定する。
本実施形態では、基材11の移動経路後端に、さらに液体除去装置が設けられ、一実施形態では、図15に示すように、上記液体除去装置は、乾燥機184であり、上記基材11は、反応ステージ3を通過した後、乾燥機184を通過し、乾燥機184をオンにして基材11上の残留液体H3を乾燥させる。別の実施形態では、図16に示すように、上記液体除去装置は、基材11に先部が接触して基材11上の残留液体H3を掻き取るスクレーバ185であり、掻き取った液体はスクレーバ185の下方に置かれている廃棄物バケット186に滴下される。さらに別の実施形態では、スクレーバ185と乾燥機184とを併設し、スクレーバ185が掻き取っていない液体を乾燥機184で乾燥させるようにしてもよいし、乾燥機184が乾燥させていない液体をスクレーバ185で掻き取るようにしてもよい。このように、残留液体を除去することにより、残留液体による接触する装置や部品の汚染、錆び等が回避される。
一実施形態では、図17に示すように、基材11の移動経路の先端に平坦化装置187を設け、液体が基材11を配列した後、試料担体32上に移る前に、平坦化装置187によって平坦化されることもできる。一実施形態では、上記平坦化装置187は、スクレーバである。
いくつかの実施形態において、いくつかの補助手段によって、基材11の反応ステージ3上の液体の除去/置換効率を向上させることもできる。例えば、基材11と試料担体32との間の液体が音波、レーザー光又は磁気により駆動され、例えば、基材11の上方及び/又は試料担体32下方に音波、レーザー光又は磁気加速等の加速装置(図示せず)を設けて基材11の反応ステージ3上の液体の除去/置換効率を加速させる。
上記制御装置17は、駆動装置11を制御して基材11の起動停止及び移動速度を制御し、テンショナ装置15を制御して基材11上の配置された液体の区画毎に合わせ、配液装置13を制御して予め設定された時系列で、基材11に液体を配置させる、及び、液体を配置させる量(厚みと長さ)を制御する。
本実施形態では、基材11上に配置される液厚が200μm以下であり、液体が厚くなり過ぎて液垂れること、または、液体が薄くなり過ぎて、上段の液体を持ち去り及び次段の液体を置換するため、長すぎる基材11が必要となることを避ける。
さらに、制御装置17は、温度制御メモリを使用した場合、液体反応毎に必要な温度に応じて温度制御メモリの温度を制御する。制御装置17は、温度制御装置を使用した場合、液体反応毎に必要な温度に応じて予め設定された時系列に合わせて、温度制御装置を制御して適切な温度に加熱または冷却する。反応ステージ3を複数の試料担体で共用する場合には、基材11上の液体の配置、試料担体毎の液体反応、試料担体毎の移送及び検出等を、各試料担体及び予め設定された時系列に応じて制御する。制御装置は、基材11または反応ステージ3が互いに近接および離間可能である場合、反応を関与する液体に応じて、基材11と反応ステージ3とを近接または離間を制御する。液体の除去・置換効率を高める装置を設置する際に、装置の起動停止ないし出力を制御する。要するに、制御装置17は、必要に応じて、制御が必要な部品およびその作動の規則を制御することができる。
なお、制御装置17は、全ての制御の一部を実施する複数のサブ制御装置(図示せず)に切り分けられていてもよい。サブ制御装置間で相互に通信が可能となり、連携作業が容易になる。
本実施形態では、上記制御装置17の制御により、駆動装置14により基材11が一方向に移動して駆動され、基材11がダイ131を通過する際に、ダイ131が貯液装置132中の一又は複数の種類の液体を基材11の幅方向の一部又は全部の面積に一定の長さ及び厚さで均一に覆い、基材11が一定の速度又は速度の組み合わせで反応ステージ3の上を一定の高さで平行に通過する際に、その上に覆われた液体が試料担体32と接触し、基材11が移動続け、新鮮な液体又は他の種類の液体が試料担体32と接触し続け、反応の継続(新鮮な液体が元の液体と同種の液体であり、この場合は補充液)又は他の反応(新鮮な液体が元の液体と同種の液体ではない)を生じさせるように、元の液体に入れ替え、予定の反応が完了した後、試料担体32がホームポジションで検出(すなわち反応ステージ3で検出)されるか、又は試料担体32が検出装置41に移送して検出される。移動する基材11を用いて試料担体32に液体を置換することで、極めて薄い液体(例えば、試薬)の塗布が可能となり、液体を大幅に節約し、液体の利用率を向上させ、また、液体の置換を迅速化し、基材にコイル材を使用できるため、実装不要で生体特性測定のスループットを大幅に向上させる。さらに、基材11を負方向に吸着する及び/又はスペーサー311/321を用いて基材11と試料担体32とを離間することにより、試料担体32の傷付きを回避するとともに、基材11が脆性なガラスではないため、基材11への流体の配置速度を上げることによってフローセル上板の割れの問題が生じず、試料の損傷を回避する。同時に、時系列を調整することにより、液体移送装置1を複数の試料担体32で共用することができ、異なる試料担体の検出と反応の時間を重ねることができるため、時間とコストを一層節約し、装置全体の性能が向上する。なお、液体移送装置1の他の液体と接触する部品は、液体と電解質とによって接触する部品が錆びたり、液体に溶解したりするのを防止するために、チタン、ハステロイ、あるいは高分子材料を用いることができる。
実施例2
図18に示すように、実施例2の液体移送装置の部品の一部を示す模式図であって、上記液体移送装置2は、配液装置23を共用する複数の基材21を備え、配液装置23のダイ231は、ガイドレール232上に設けられ、ガイドレール232に沿って複数の基材21の間を移動し、基材21ごとに予め設定された時系列で液体を配置する。図18に示す実施形態では、ダイ231は、第1位置A、第2位置B、及び第3位置Cの間を移動可能であり、3つの基材21に液体を配置する。液体移送装置2の他の部分の配置は、液体移送装置1を参照することができ、また、液体移送装置2が実現できる機能、達成できる有利な効果も液体移送装置1を参照することができるため、ここでは説明を省略する。
実施例3
図19に示すように、実施例3における液体移送装置5は、基材51と、駆動装置54と、制御装置57とを備える。制御装置57の制御のもと、駆動装置54が基材51を一方向に移動するように駆動し、基材51が反応ステージ3の上方を通過するように駆動され、試料担体32上の液体が持ち去られる。本実施形態では、制御装置57又は他の制御装置が移送装置(図示せず)を制御してステージ31上に異なる試料担体32載置し、異なる試料担体32上の液体を基材51で持ち去ることができる。なお、各試料担体32は、予めダイ(図示せず)やインクジェットダイなどの他の類似の配液装置を利用して、試料担体32の表面に一定量の液体を配置することができる。一方、試料担体32上の液体を基材51で持ち去った後、該試料担体32をホームポジション検出するか、または該試料担体32を移送装置により検出装置(図示せず)に移送して検出する。
本実施形態において、液体移送装置5内の各部品の配置および反応ステージ3の配置は、いずれも実施例1を参照することができる。
他の実施形態において、液体移送装置5内に配液装置(図示せず)が含まれ、配液装置により基材51に緩衝液又は一部の反応試薬が塗布されてもよい。
実施例3では、実施例1と比較して、液体は、全てが基材51を介して基材51によって試料担体32上に担持されるものではなく、少なくとも一部が試料担体32上に直接配置されているため、1つの基材51が複数の試料担体32の液拭き取りを担うことができる。
実施例4
図20に示すように、本実施例において、液体移送装置6は、基材61と、配液装置63、駆動装置64と、ガイド装置66と、制御装置67とを備え、上記配液装置63は、従来のプリンタに類似したプリント装置631であるが、プリント装置631が乾燥機能を有さない点が主に異なり、上記プリント装置631は、静電吸着または磁気吸着によって異なる液体を基材61表面にプリントするものであり、図21に示すように、記憶装置6311と制御装置6312とを備え、液体をプリントするの予め設定された時系列等を制御する制御パラメータが記憶装置6311に予め記憶されており、プリント中に制御装置6312が記憶装置6311から制御パラメータを読み出し、印刷装置6313を制御して液体プリントジョブを実行させることができる。他の実施形態では、制御装置6312は、通信装置(図示せず)を介して制御装置67と通信可能であり、制御装置67の制御をリアルタイムで受信する。上記液体移送装置6は、駆動装置64と、ガイド装置66とをさらに備える。本実施形態では、上記ガイド装置66はガイドレール661であり、上記駆動装置64は上記基材61をガイドレール661に沿って移動させるように駆動し、上記制御装置67は、上記駆動装置64とプリント装置631とを同期させる。
本実施例において、液体移送装置6の他の配置および反応ステージ3との相互の位置は、実施例1を参照することができるため、その説明を省略する。
実施例5
図22に示すように、本実施例では、液体移送装置7は、基材71と、制御装置77により制御される駆動装置74により駆動され、基材71上に液体が配置されるアニロックスローラ731である配液装置73と、駆動装置74と、制御装置77とを備える。アニロックスローラ731は、多数のプレキャスト模様7311を有しており、基材71への配置すべき液体がプレキャスト模様7311内に予め配置される。上記駆動装置74は、制御装置77によって制御され、基材71が一方向に移動させるように駆動し、反応ステージ3を介して、基材71上の液体を反応ステージ3の試料担体32上に移動させ、試料担体32上の試料の反応を促進する。他の実施形態では、上記配液装置73は、スクリーン印刷装置でもよく、スクリーン印刷によって基材71上に液体を塗布する。
実施例6
実施例6は、生化学物質反応装置を提供し、図23に示すように、上記生化学物質反応装置8は、反応ステージ3の試料担体32との間で液体移送を行うための液体移送装置81及び反応ステージ3を備え、上記液体移送は、移動する基材上の液体を試料担体32に移送させること、及び/又は、試料担体32上の液体を移動する基材上に移送させることを含む。上記液体移送装置81は、上記いずれの実施例に記載の液体移送装置であってもよい。
実施例7
実施例7は、生化学物質分析装置を提供し、図24に示すように、上記生化学物質分析装置9aは、実施例6における生化学物質反応装置8と、上記試料担体32上の試料に対する信号検出を行い、上記試料の生体特徴情報を取得するための検出装置41とを備える。
実施例8
図25に示すように、実施例8に係る生化学物質分析装置9bは、実施例7と比較して、試料担体32上の試料が反応ステージ3で反応し、検出装置41で信号検出を行うために、反応ステージ3上の試料担体32を反応ステージ3と検出装置41との間で移送させる移送装置43を更に備える。
実施例9
実施例9は、上記実施例の液体移送装置を用いて実施することが可能な液体移送方法を提供する。
図26に示すように、上記液体移送方法は、試料を搭載した試料担体を含む反応ステージが位置する方向への基材の移動を制御するステップS2601と、基材が反応ステージを通過し、移動する基材と試料担体との間で液体移送を行うように制御されるステップS2602とを含め、上記液体移送は、基材上の液体を試料担体に移送すること及び/又は試料担体上の液体を基材に移送することである。
また、他の実施例において、上記液体移送方法は、上記基材上に液体を配置するステップ、又は、移動する上記基材上に、上記基材と試料担体との間で上記液体移送を行うための液体を配置するステップを含んでもよい。上記液体を配置する方法は、塗布、プリント、スプレーである。
さらに、他の実施例において、上記基材に液体を配置するには、予め設定された時系列で上記基材に複数種類の液体を配置することを含む。上記複数種類の液体の間には、首尾が接続される。具体的には、上記複数種類の液体は、緩衝試薬と、2以上の反応試薬とを含み、上記基材に前後に分布する2種の反応試薬の間が緩衝試薬によって接続される。あるいは、さらに、上記緩衝試薬の首尾両端が、それぞれ前後に位置する上記反応試薬の端部と重なっている。
さらに、他の実施形態では、基材上に配置される液体の厚みは、200μm未満である。
さらに、他の実施例では、上記液体移送方法は、上記試料担体に液体を配置するステップをさらに含んでもよい。上記液体は、上記基材と上記試料担体との間で上記液体の移送を行うためのものである。上記液体を配置する方法は、塗布またはスプレーである。
実施例10
実施例10は、上記実施例における生化学物質反応装置を用いて実施することができる生化学物質分析方法を提供する。図27に示すように、上記生物質反応方法は、試料を搭載した試料担体を含む反応ステージが位置する方向への基材の移動を制御するステップS2701と、移動した基材と試料担体との間で、基材上の液体を試料担体に移送させ及び/又は試料担体上の液体を基材に移送させる液体移送が行われるように、基材が反応ステージを通過するように制御するステップS2702と、試料担体上の試料と液体の反応が完了してから、反応を終了した上記試料に対して検出を実行するステップS2703と、を含む。
さらに、他の実施例では、上記液体移送方法は、上記基材に液体を配置するステップをさらに含んでもよい。上記液体は、上記基材と上記試料担体との間で上記液体の移送を行うためのものである。上記液体を配置する方法は、塗布、プリントまたはスプレーである。
さらに、他の実施例において、上記基材に液体を配置することは、予め設定された時系列で上記基材に複数種類の液体を配置することである。上記複数種類の液体の間には、首尾が接続される。具体的には、上記複数種類の液体は、緩衝試薬と、2種類以上の反応試薬とを含み、上記基材に前後に分布する2種類の反応試薬の間が緩衝試薬によって接続される。あるいは、さらに、上記緩衝試薬の首尾両端が、それぞれ前後に位置する上記反応試薬の端部と重なっている。
さらに、他の実施形態では、基材上に配置される液体の厚みは、200μm未満である。
さらに、他の実施例では、上記液体移送方法は、上記試料担体に液体を配置するステップをさらに含んでもよい。上記液体は、上記基材と上記試料担体との間で上記液体の移送を行うためのものである。上記液体を配置する方法は、塗布またはスプレーである。
また、他の実施例では、上記ステップS2703において、検出装置により上記試料に対して検出を実行するように、試料担体を検出装置に移送することをさらに含む。
以上の実施例の効果は、いずれも実施例1の効果の説明を参照にすることができ、その説明は省略する。
なお、以上の実施例は、本発明を限定するものではなく本発明を説明するためのものであるから、好ましい実施例を参照して詳細に説明されたが、当業者は、本発明の技術的思想の精神および範囲から離脱することなく、本発明の技術的思想を修正ないし同等なものとすることができることを理解すべきである。
1、2、5、6、7、81 液体移送装置、
3 反応ステージ、
41 検出装置、
43 移送装置、
8 生化学物質反応装置、
9a、9b 生化学物質分析装置、
11、21、51、61、71 基材、
13、63、73 配液装置、
14、54、64、74 駆動装置、
16、66 テンショナ装置、
17、57、67、6312、77 制御装置、
141 巻取り装置、
143 巻出し装置、
131,231 ダイ、
132 貯液装置、
111 試薬区画、
1311 スリット、
L1 液体、
1111 オーバーラップエリア、
31 ステージ、
32 試料担体、
H1、H2、181 液体層、
321,311 スペーサ、
180 物体平面、
182 真空吸着装置、
33 温度制御装置、
183 押圧装置、
184 乾燥機、
185 スクレーバ、
186 廃棄物バケット、
187 平坦化装置、
232,661 レール、
631 プリント装置、
6311 記憶装置、
6313 印刷装置、
731 アニロックスローラ、
7311 プレキャスト模様、
S2601、S2602、S2701~S2703 ステップ、
H3 残留液体

Claims (42)

  1. 反応ステージの試料担体との間で液体移送を行う液体移送装置であって、
    基材と、駆動装置と、制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、移動する前記基材が前記試料担体を通して前記試料担体との間で液体移送をするように、前記基材を駆動させて前記反応ステージの平面と平行な方向に沿って前記反応ステージに向けて移動させる前記駆動装置を制御し、
    前記液体移送は、前記基材に担持した液体を前記試料担体に移送させ及び/又は前記試料担体上の液体を前記基材に移送させ、
    前記基材と前記試料担体との間隔は、分子間力が形成される距離でかつ0より大きく、前記基材上の液体の厚さと前記試料担体上の液体の厚さとの和より小さいことであることを特徴とする液体移送装置。
  2. 前記基材に液体を配置させ、又は、前記基材に予め定められた時系列に応じて複数種類の液体を配置させる配液装置を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の液体移送装置。
  3. 前記配液装置は、出液機構、流体動力モジュール、バルブ装置、及び貯液装置を備え、
    前記流体動力モジュール及び前記バルブ装置は、前記制御装置の制御を受けて前記貯液装置から液体が流出して前記出液機構を介して前記基材上に配置されるように制御することを特徴とする請求項2に記載の液体移送装置。
  4. 前記出液機構は、塗布により前記基材上に液体を配置するダイであることを特徴とする請求項3に記載の液体移送装置。
  5. 前記配液装置は、プリントにより前記基材上に液体を配置するプリント装置であり、或いは、
    前記配液装置は、アニロックスロール、或いは、スクリーン印刷装置であることを特徴とする請求項2に記載の液体移送装置。
  6. 前記配液装置は、前記基材に液体の厚さが200μm未満となるように配置されることを特徴とする請求項2に記載の液体移送装置。
  7. 前記配液装置が複数種類の液体を前記基材上に配置する場合、前記複数種類の液体は、前記基材上に前後に接続しており、或いは、
    前記複数種類の液体は、反応試薬と、前後に位置する前記反応試薬に接続する緩衝試薬とを含め、或いは、
    前記緩衝試薬の首尾両端が、それぞれ前後に位置する前記反応試薬の端部と重なっていることを特徴とする請求項2に記載の液体移送装置。
  8. 前記配液装置は、温度制御メモリである貯液装置を備えることを特徴とする請求項2に記載の液体移送装置。
  9. 前記基材は、コイル材であり、或いは、
    前記基材は、透明材であり、或いは、
    前記基材の親疎水性と親疎油性は、前記液体の性質に適合することを特徴とする請求項1に記載の液体移送装置。
  10. 前記液体移送装置は、前記基材の前記反応ステージから離間する側に配置され、前記基材が湾曲して前記試料担体に接触することを防止するために、前記基材を吸着する吸着装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の液体移送装置。
  11. 前記吸着装置は、液体層を塗布する物体平面であり、
    前記物体平面の前記基材に接触する面は、前記液体層を塗布し、前記基材の運動方向と平行であり、
    前記物体平面は、前記液体層を介して前記基材を吸着し、或いは、
    前記吸着は、前記基材に接触する面が前記基材の運動方向と平行である真空吸着装置であることを特徴とする請求項10に記載の液体移送装置。
  12. 前記基材が前記反応ステージから離間する側に設けられた押圧装置をさらに備え、
    前記押圧装置は、液体の蒸発を防止するために、前記基材と前記試料担体との間に封止効果を形成するように前記基材を押圧することを特徴とする請求項1に記載の液体移送装置。
  13. 前記制御装置は、前記試料担体上で反応に関与する液体に必要な温度に応じて、前記押圧装置を起動させて前記基材を押圧するか否かを決定することを特徴とする請求項12に記載の液体移送装置。
  14. 基材移動経路の後端に設けられ、前記基材が前記試料担体を通過した後に前記基材上に残留した液体を除去する液体除去装置をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の液体移送装置。
  15. 前記液体除去装置は、乾燥機及び/又はスクレーバであることを特徴とする請求項14に記載の液体移送装置。
  16. 基材移動経路の先端に設けられ、前記基材に液体を配置した後、前記試料担体に移送する前に、前記液体を平坦化する平坦化装置をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の液体移送装置。
  17. 前記平坦化装置はドクターブレードであることを特徴とする請求項16に記載の液体移送装置。
  18. 前記基材と前記試料担体との間の液体移送を加速する加速装置をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の液体移送装置。
  19. 前記加速装置は、音波、レーザー光及び/又は磁気加速装置であることを特徴とする請求項18に記載の液体移送装置。
  20. 前記基材は複数であり、
    前記複数の基材は、前記配液装置を共用し、
    前記配液装置は、ガイドレールに沿って移動して前記複数の基材に液体を配置させるように制御される出液機構を備えることを特徴とする請求項2に記載の液体移送装置。
  21. 請求項1~20のいずれか一項に記載の液体移送装置と、
    試料をローディングする試料担体を含む反応ステージと、を備えることを特徴とする生化学物質反応装置。
  22. 前記反応ステージは、前記基材に接近可能及び離間可能な移動可能ステージであり、
    前記制御装置は、前記試料担体上で反応に関与する液体に必要な温度に応じて、前記反応ステージを起動するか否かを決定することを特徴とする請求項21に記載の生化学物質反応装置。
  23. 前記反応ステージに、前記基材に向かうスペーサーが設けられ、
    前記スペーサーは、前記基材と前記反応ステージとの距離を隔てることを特徴とする請求項21に記載の生化学物質反応装置。
  24. 前記反応ステージは、ステージを含み、
    前記スペーサーは、前記ステージに設けられ、或いは、
    前記スペーサーは、前記試料担体に設けられていることを特徴とする請求項23に記載の生化学物質反応装置。
  25. 前記スペーサーは、前記反応ステージにコーティングまたはフォトリソグラフィーの方式により設けられることを特徴とする請求項24に記載の生化学物質反応装置。
  26. 前記反応ステージには、温度制御装置が設けられ、
    前記制御装置は、反応が行った液体に必要な温度に基づいて、前記温度制御装置を加熱又は低温にさせるように制御することを特徴とする請求項21に記載の生化学物質反応装置。
  27. 前記反応ステージには、前記基材と前記反応ステージとの間の液体移送を加速するための加速装置がさらに設けられることを特徴とする請求項21に記載の生化学物質反応装置。
  28. 前記加速装置は、音波、レーザー光及び/又は磁気加速装置であることを特徴とする請求項27に記載の生化学物質反応装置。
  29. 請求項21~28のいずれか一項に記載の生化学物質反応装置と、
    検出装置と、を備えることを特徴とする生化学物質分析装置。
  30. 前記検出装置は、前記基材を介して前記試料担体上の試料に対して検出を実行することを特徴とする請求項29に記載の生化学物質分析装置。
  31. 前記生化学物質分析装置と前記検出装置との間で前記試料担体を移送させるための移送装置をさらに備えることを特徴とする請求項29に記載の生化学物質分析装置。
  32. 基材を、試料を搭載した試料担体を含む反応ステージの平面と平行な方向に沿って前記反応ステージに向けて移動させるように制御するステップと、
    前記基材が前記反応ステージを通過し、前記試料担体との間で液体移送を行うように制御するステップ、を含み、
    前記液体移送は、前記基材上の液体を前記試料担体に移送させ及び/又は前記試料担体上の液体を前記基材に移送させ、
    前記基材と前記試料担体との間隔は、分子間力が形成される距離でかつ0より大きく、前記基材上の液体の厚さと前記試料担体上の液体の厚さとの和より小さいことであることを特徴とする液体移送方法。
  33. 前記基材上に液体を配置するステップ、又は、
    移動する前記基材上に、前記基材と前記試料担体との間で前記液体移送を行うための液体を配置するステップをさらに含むことを特徴とする請求項32に記載の液体移送方法。
  34. 前記液体を配置する方法は、塗布、プリント、又はスプレーであることを特徴とする請求項33に記載の液体移送方法。
  35. 前記基材に液体を配置することは、予め設定された時系列で前記基材に複数種類の液体を配置することであることを特徴とする請求項33に記載の液体移送方法。
  36. 前記複数種類の液体の間には、首尾が接続されることを特徴とする請求項35に記載の液体移送方法。
  37. 前記複数種類の液体は、緩衝試薬と、2種類以上の反応試薬とを含み、
    前記基材に前後に分布する2種類の前記反応試薬の間が前記緩衝試薬によって接続され、あるいは、
    前記緩衝試薬の首尾両端が、それぞれ前後に位置する前記反応試薬の端部と重なっていることを特徴とする請求項36に記載の液体移送方法。
  38. 前記基材に配置された液体の厚さが200μm未満であることを特徴とする請求項33に記載の液体移送方法。
  39. 前記試料担体上に前記基材と前記試料担体との間で前記液体移送を行うための液体を配置するステップをさらに含むことを特徴とする請求項32に記載の液体移送方法。
  40. 前記液体を配置する方法は、塗布又はスプレーであることを特徴とする請求項36に記載の液体移送方法。
  41. 請求項32~40のいずれか一項に記載の液体移送方法と、
    前記試料担体上の試料と液体の反応が完了してから、前記試料に対して検出を実行するステップと、を含むことを特徴とする生化学物質分析方法。
  42. 検出装置により前記検出を実行するように、前記試料担体を前記検出装置に移送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項41に記載の生化学物質分析方法。
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