JP7430019B1 - 自立式の樹脂容器の成形法および自立式の樹脂容器の一次成形体 - Google Patents

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Abstract

【課題】凸状底部を取り囲む状態に自立用のスカート部が一体形成された自立式の樹脂容器の製造に適したブロー成形法、および当該成形法を用いて成形した自立式の樹脂容器を提供すること。【解決手段】自立式の樹脂容器1は、樹脂製の射出成形品である一次成形体10の口部13、スカート部16を把持した状態で胴部14にブロー成形を施して、口部およびスカート部をそのまま容器口部3、容器スカート部6として残し、これらの間の部分を大径の容器胴部4に成形している。大径の容器胴部4の下端を封鎖する凸状底部5aを取り囲む状態に円筒状の容器スカート部6が一体形成された複雑な断面形状をした自立式の樹脂容器1をブロー成形により製造できる。【選択図】図1C

Description

本発明は、丸底、円錐底などの凸状底部を備えた筒状の容器本体の下端部に、凸状底部を取り囲むように自立用のスカート部が一体形成された自立式の樹脂容器の成形法および、当該樹脂容器の成形に用いる樹脂製の射出成形品である一次成形体に関する。
液体試薬、血液等の液体を収容する容器として、遠心分離機等に直接に掛けることができるように丸底、円錐底などの凸状底部を備えた容器が知られている。このような容器として、自立させた状態で保管、収納できるように、容器本体の下端に、凸状底部を取り囲む状態に、自立用のスカート部(袴部)が一体形成された自立式の容器が知られている。特許文献1には、円錐底を取り囲む円筒状のスカート部が一体形成され、ネジ付き口部を備えた自立式の標本容器が提案されている。特許文献2(図2)にも、円錐底を取り囲む円筒状のスカート部が一体形成され、閉栓可能な形状の口部を備えた自立式の試薬容器が提案されている。また、各種の樹脂製(PP製)の自立式遠沈管が市販されている。
特開昭53-74985号公報 特開2000-46624号公報
このような自立式の容器は、コスト、成形の容易性等の観点から、樹脂の成形品とされる場合が多い。この場合、飲料用のペットボトルのようにコールドパリソン式の射出ブロー成形を用いて自立式の樹脂容器を製造することが考えられる。しかしながら、従来においては、凸状底部を取り囲む状態に自立用のスカート部が一体形成された自立式の樹脂容器の製造に適したブロー成形法については何ら提案されていない。
本発明の目的は、この点に鑑みて、凸状底部を取り囲む状態に自立用のスカート部が一体形成された自立式の樹脂容器の製造に適したブロー成形法を提案することおよび当該樹脂容器の製造に用いる樹脂製の射出成型品である一次成形体を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、
容器口部、容器胴部および凸状の容器底部を備えた筒状の容器本体部と、
前記容器本体部が自立できるように、前記容器胴部の下端から前記容器底部を取り囲む状態で当該容器底部よりも下方に突出した筒状の容器スカート部と、
を備えた自立式の樹脂容器の成形法であって、
口部、胴部および底部を備えた筒状の本体部と、前記胴部の下端から前記底部を取り囲む状態で当該底部よりも下方に突出した筒状のスカート部とを備え、前記胴部は、ブロー成形が施されて当該胴部よりも大径の前記自立式の樹脂容器の容器胴部を形成する部位であり、前記底部は、円錐状に突出した円錐底または半球状に突出した丸底であり、前記スカート部は、前記底部を同軸に取り囲む円筒状スカート、または、前記底部を同軸に取り囲み、下方に向けて径が漸増している円錐台状スカートである自立式の樹脂製の射出成形品である一次成形体を用意し、
前記一次成形体の前記口部および前記脚部を除く部分を所定の温度状態となるように加熱する加熱工程と、
加熱後の前記一次成形体を、前記口部および前記脚部のそれぞれを把持した状態でブロー成形型にセットし、前記口部を介して前記胴部内に圧縮空気を吹き込んで当該胴部をブローして、当該一次成形体の胴部よりも大径の前記容器胴部を成形するブロー成形工程と、
を経て、
前記一次成形体の前記口部および前記スカート部がそのまま前記容器口部および前記容器スカート部として残り、前記胴部が前記容器スカート部よりも大径の前記容器胴部にブロー成形された前記樹脂容器を得ることを特徴としている。
また、前記容器口部は、キャップ取付け用の雄ねじが外周面に形成されたねじ付き容器口部、または、閉栓可能な形状をした容器口部とすることができる。
次に、本発明は、上記の自立式の樹脂容器の成形法に用いるのに適した射出成形品である樹脂製の一次成形体であって、
口部、胴部および凸状の底部を備えた筒状の本体部と、
前記本体部が自立できるように、前記胴部の下端部から前記底部を取り囲む状態で当該底部よりも下方に突出した筒状のスカート部と、
を備えており、
前記口部および前記スカート部は、ブロー成形が施されずに、そのまま、前記自立式の樹脂容器における容器口部および容器スカート部として残る部位であり、
前記胴部は、ブロー成形が施されて当該胴部よりも大径の前記自立式の樹脂容器の容器胴部を形成する部位であり
前記底部は、円錐状に突出した円錐底または半球状に突出した丸底であり、
前記スカート部は、
前記底部を同軸に取り囲む円筒状スカート、または、
前記底部を同軸に取り囲み、下方に向けて径が漸増している円錐台状スカートであることを特徴としている。
本発明の自立式の樹脂容器の成形法によれば、樹脂の射出成形品である一次成形体における口部およびスカート部を把持した状態で、これらの間の胴部にブロー成形を施して、口部およびスカート部をそのまま容器口部および容器スカート部として残し、これらの間の部分を大径の容器胴部となるようにブロー成形している。これにより、大径の容器胴部の下端を封鎖する容器底部を取り囲む状態に小径の自立用の容器スカート部が一体形成された複雑な断面形状をした自立式の樹脂容器をブロー成形により製造することができる。
本発明を適用した自立式の樹脂容器の一例を示す正面図であり、一部を切断した状態で示してある。 図1Aに示す自立式の樹脂容器を成形するために用いる樹脂製の射出成形品である一次成形体の一例を示す正面図である。 図1Bに示す一次成形体をブローして図1Aに示す自立式の樹脂容器を成形する成形手順の一例およびブロー成形型の一例を示す説明図である。 本発明を適用した自立式の樹脂容器の別の例を示す正面図であり、一部を切断した状態で示してある。 図2Aに示す自立式の樹脂容器を成形するために用いる樹脂製の射出成形品である一次成形体の一例を示す縦断面を示す説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る自立式の樹脂容器およびその成形法を説明する。なお、本発明は、以下に述べる実施の形態に限定されるものではない。
(自立式の樹脂容器)
図1Aは、本発明を適用した自立式の樹脂容器の一例を示す正面図であり、一部を切断した状態で示してある。自立式の樹脂容器1は、有底筒状の容器本体部2と、この容器本体部2の底部に一体形成されている自立用の容器スカート部6とを備えている。容器本体部2は、上方に開口した円筒状の容器口部3と、容器口部3の下端から同軸に延びる円筒状の容器胴部4と、容器胴部4の下端を封鎖している容器底部5とを備えている。
容器口部3は、その外周面にキャップ取付け用の雄ねじ3aが形成されたねじ付き容器口部であり、雄ねじ3aの下側にはサポートリング3bが形成されている。容器口部3の下側の容器胴部4は、容器口部3よりも一回り大きな円筒形状をした胴部分である。容器胴部4の下端を封鎖している容器底部5は、その中心側の部分が下方に円錐状に突出した凸状底部5aとなっている。容器底部5には、その凸状底部5aを同軸に取り囲むように、容器胴部4よりも小径の円筒形状をした容器スカート部6が一体形成されている。容器スカート部6の円環状の下端面6aは容器中心軸線1aに直交する直交面上に位置する。よって、樹脂容器1を平面に立てることができる。
この構成の樹脂容器1は、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン樹脂の成形品であり、射出成形品である一次成形体にブロー成形を施こすことで製造される。
(一次成形体)
図1Bは、樹脂容器1をブロー成形するために用いる樹脂製の射出成形品である一次成形体の一例を示す正面図である。一次成形体10は、有底筒状の本体部12と、この本体部12の底部に一体形成されている自立用のスカート部16とを備えている。本体部12は、上方に開口した円筒状の口部13と、口部3の下端から同軸に延びる円筒状の胴部14と、胴部14の下端を封鎖している底部15とを備えている。
口部13は、その外周面にキャップ取付け用の雄ねじ13aが形成されたねじ付き口部であり、雄ねじ13aの下側にはサポートリング13bが形成されている。口部13の下側の胴部14は、口部13と同一径の円筒形状をしている。胴部14の下端を封鎖している底部15は、その中心側の部分が下方に円錐状に突出した凸状底部である。底部15を同軸に取り囲むように、胴部4と同一径あるいは僅かに小径の円筒形状をしたスカート部16が一体形成されている。スカート部16の円環状の下端面16aは成形体中心軸線10aに直交する直交面上に位置する。
(自立式の樹脂容器のブロー成形手順、ブロー成形型)
図1Cは樹脂容器1の成形手順の一例およびブロー成形型の一例を示す説明図である。射出成形品である一次成形体10は、供給ステーション21において成形ライン22に供給される(供給工程ST1)。一次成形体10は成形ライン22に沿って加熱ステーション23を経由して搬送され加熱される(加熱工程ST2)。加熱されてブロー成形に適した温度状態の一次成形体10は、成形ライン22に沿ってブローステーション24に搬送され、ブロー成形型40にセットされてブロー成形が施される(ブロー成形工程ST3)。成形された樹脂容器1は、ブロー成形型から取り出されて成形ライン22に沿って回収ステーション25に搬送されて回収される(回収工程ST4)。
例えば、搬送具30によって一次成形体10の口部13が把持され、この状態で搬送具30によって一次成形体10が成形ライン22に沿って搬送される。加熱工程ST2においては、一次成形体10の口部13が搬送具30によって覆い隠され、スカート部16も不図示の遮蔽部材によって覆い隠された状態で加熱され、口部13およびスカート部16を除く容器胴部4に形成される部分である胴部14が加熱される。
加熱後の一次成形体10は、搬送具30によって、ブロー成形型40にセットされる。ブロー成形型40は、例えば、左右の開閉型41、42と、底型43とから構成される。左右の開閉型41、42の上端部内周面41a、42aは、一次成形体10におけるサポートリング13bの下側を左右から把持可能な口部把持部となっている。また、左右の開閉型41、42の下端部内周面41b、42bは、一次成形体10におけるスカート部16を左右から把持可能なスカート部把持部となっている。開閉型41、42における上端部内周面41a、42aと下端部内周面41b、42bの間が、容器胴部賦形面41c、42cとなっている。一方、底型43には、一次成形体10の底部15の下側表面、スカート部16の内周面および下端面に対応した型面が形成されている。
一次成形体10は、その口部13のサポートリング下側部分13cおよびスカート部16のそれぞれが左右の開閉型41、42によって把持された状態でブロー成形型40にセットされる。この状態で、上方から、口部13を介して胴部14の内部に圧縮空気が吹き込まれて胴部14がブローされ、当該胴部14よりも大径の容器胴部4に成形される。この結果、得られた樹脂容器1においては、一次成形体10の口部13、スカート部16およびスカート部16に囲まれた底部15が、そのまま容器口部3、容器スカート部6、および、容器スカート部6に囲まれた凸状底部5aとして残っており、一次成形体10の胴部14が、容器スカート部6よりも大径の図1Aに示した容器胴部4にブロー成形されている。
(自立式の樹脂容器の別の例)
図2Aは、本発明を適用した自立式の樹脂容器の別の例を示す正面図であり、一部を切断した状態で示してある。図2Bは、図2Aに示す自立式の樹脂容器を成形するために用いる樹脂製の射出成形品である一次成形体の一例を示す説明図であり、口部の部分を除き縦断面で示してある。
これらの図に示す自立式の樹脂容器50、一次成形体60の基本構成は図1A、1Bに示す樹脂容器1、一次成形体10と同一であり、異なる点は、スカート部が円筒形状ではなく、下方に向けて径が漸増している円錐台形状をしていることである。
具体的に説明すると、自立式の樹脂容器50(以下、単に「樹脂容器50」という。)は、有底筒状の容器本体部52と、この容器本体部52の底部に一体形成されている自立用の容器スカート部56とを備えている。容器本体部52は、上方に開口した円筒状の容器口部53と、容器口部53の下端から同軸に延びる円筒状の容器胴部54と、容器胴部54の下端を封鎖している容器底部55とを備えている。容器口部53は、その外周面にキャップ取付け用の雄ねじ53aが形成されたねじ付き容器口部であり、雄ねじ53aの下側にはサポートリング53bが形成されている。容器口部53の下側の容器胴部54は、容器口部53よりも一回り大きな円筒形状をした胴部分である。容器胴部54の下端を封鎖している容器底部55は、その中心側の部分が下方に円錐状に突出した凸状底部55aとなっている。容器底部55には、その凸状底部55aを同軸に取り囲むように、容器胴部54よりも小径の円筒形状をした容器スカート部56が一体形成されている。容器スカート部56の円環状の下端面56aは容器中心軸線50aに直交する平坦な面となっており、樹脂容器50を自立させることができる。樹脂容器1は、例えば、ポリプロピレン樹脂の成形品であり、射出成形品である一次成形体60にブロー成形を施こすことで製造される。
一次成形体60は、有底筒状の本体部62と、この本体部62の底部に一体形成されている自立用のスカート部66とを備えている。本体部62は、上方に開口した円筒状の口部63と、口部63の下端から同軸に延びる円筒状の胴部64と、胴部64の下端を封鎖している底部65とを備えている。口部63は、その外周面にキャップ取付け用の雄ねじ63aが形成されたねじ付き口部であり、雄ねじ63aの下側にはサポートリング63bが形成されている。口部63の下側の胴部64は、口部63と同一径の円筒形状をしている。胴部64の下端を封鎖している底部65は、その中心側の部分が下方に円錐状に突出した凸状底部である。底部65を同軸に取り囲むように、円錐台形状のスカート部66が一体形成されている。スカート部66の上端部は胴部64と同一径であり、最も大きな径となっている円環状の下端面66aは成形体中心軸線60aに直交する平坦な面となっている。
この構成の樹脂容器50も、樹脂容器1と同様に、一次成形体60にブロー成形を施すことにより得られる。すなわち、一次成形体60の口部63およびスカート部66を除く容器胴部54に形成される部分である胴部64が加熱され、口部63およびスカート部66のそれぞれを把持した状態でブロー成形が施される。得られた樹脂容器50においては、一次成形体60の口部63、スカート部66およびスカート部66に囲まれた底部65が、そのまま容器口部53、容器スカート部56、および、容器スカート部56に囲まれた凸状底部55aとして残っており、一次成形体60の胴部64が、容器スカート部56よりも大径の図2Aに示した容器胴部54にブロー成形されている。
(その他の実施の形態)
上記の例は、キャップ取付け用のねじ付き容器口部を備えた樹脂容器に関するものであるが、本発明は、ねじ込み式のキャップ以外のキャップその他の栓、シールによって容器口部の閉栓を行うことのできる閉栓可能な形状の容器口部を備えた自立式の樹脂容器についても同様に適用可能である。
また、樹脂容器を自立させるためのスカート部の形状は、円筒形状、円錐台形状に限定されるものではなく、射出成形が可能である自立させることのできる形状であればよい。すなわち、この部分はブロー成形される部分ではないので、各種の形状とすることができる。
さらに、容器成形用の樹脂としては、ポリエチレンやポリプロピレン以外の各種の熱可塑性樹脂を用いることができる。
1、50 樹脂容器
1a、50a 容器中心軸線
2、52 容器本体部
3、53 容器口部
3a、53a 雄ねじ
3b、53b サポートリング
4、54 容器胴部
5、55 容器底部
5a、55a 凸状底部
6、56 容器スカート部
6a、56a 下端面
10、60 一次成形体
10a、60a 成形体中心軸線
12、62 本体部
13、63 口部
13a、63a 雄ねじ
13b、63b サポートリング
13c サポートリング下側部分
14、64 胴部
15、65 底部
16、66 スカート部
16a、66a 下端面
21 供給ステーション
22 成形ライン
23 加熱ステーション
24 ブローステーション
25 回収ステーション
30 搬送具
40 ブロー成形型
41、42 開閉型
43 底型
41a、42a 上端部内周面(口部把持部)
41b、42b 下端部内周面(スカート部把持部)
41c、42c 容器胴部賦形面
ST1 供給工程
ST2 加熱工程
ST3 ブロー成形工程
ST4 回収工程

Claims (5)

  1. 自立式の樹脂容器の製造に用いる樹脂製の射出成形品である一次成形体であって、
    口部、胴部および凸状の底部を備えた筒状の本体部と、
    前記本体部が自立できるように、前記胴部の下端部から前記底部を取り囲む状態で当該底部よりも下方に突出した筒状のスカート部と、
    を備えており、
    前記口部および前記スカート部は、ブロー成形が施されずに、そのまま、前記自立式の樹脂容器における容器口部および容器スカート部として残る部位であり、
    前記胴部は、ブロー成形が施されて当該胴部よりも大径の前記自立式の樹脂容器の容器胴部を形成する部位であり、
    前記底部は、円錐状に突出した円錐底または半球状に突出した丸底であり、
    前記スカート部は、
    前記底部を同軸に取り囲む円筒状スカート、または、
    前記底部を同軸に取り囲み、下方に向けて径が漸増している円錐台状スカートである自立式の樹脂容器の一次成形体。
  2. 請求項1に記載の自立式の樹脂容器の一次成形体において、
    前記口部は、
    キャップ取付け用の雄ねじが外周面に形成されたねじ付き口部、または、
    閉栓可能な形状をした口部
    である自立式の樹脂容器の一次成形体。
  3. 容器口部、容器胴部および凸状の容器底部を備えた筒状の容器本体部と、
    前記容器本体部が自立できるように、前記容器胴部の下端から前記容器底部を取り囲む状態で当該容器底部よりも下方に突出した筒状の容器スカート部と、
    を備えた自立式の樹脂容器の成形法であって、
    請求項1に記載の一次成形体を用意し、
    前記一次成形体の前記口部および前記スカート部を除く部分をブロー成形に適した所定の温度状態となるように加熱する加熱工程と、
    加熱後の前記一次成形体を、前記口部および前記スカート部のそれぞれを把持した状態でブロー成形型にセットし、前記口部を介して前記胴部内に圧縮空気を吹き込んで当該胴部をブローして、当該胴部よりも大径の前記容器胴部を成形するブロー成形工程と、
    を経て、
    前記一次成形体の前記口部および前記スカート部がそのまま前記容器口部および前記容器スカート部として残り、前記胴部が前記容器スカート部よりも大径の前記容器胴部にブロー成形された前記樹脂容器を得ることを特徴とする自立式の樹脂容器の成形法。
  4. 請求項3に記載の自立式の樹脂容器の成形法において、
    前記ブロー成形工程では、
    前記ブロー成形型として、左右の開閉型および底型を備えたものを用い、
    前記一次成形体の前記口部の下側部分を、前記左右の開閉型の上端部内周面に形成した口部把持部によって、左右から把持する口部把持状態を形成し、
    前記一次成形体における前記底型が内側に装着された状態の前記スカート部を、前記左右の開閉型の下端部内周面に形成したスカート部把持部によって、左右から把持するスカート部把持状態を形成し、
    前記口部把持状態および前記スカート部把持状態において、前記一次成形体の前記口部を介して前記胴部の内部に圧縮空気を吹き込むことで、当該胴部をブローして前記容器胴部を成形する自立式の樹脂容器の成形法。
  5. 請求項4に記載の自立式樹脂容器の成形法において、
    前記容器口部は、
    キャップ取付け用の雄ねじが外周面に形成されたねじ付き容器口部、または、
    閉栓可能な形状をした容器口部
    である自立式の樹脂容器の成形法。
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