特許法第30条第2項適用 ・ウェブサイトのアドレス https://www.cpkasei.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/07/WEB発注システム.pdf 掲載日 令和3年8月1日 公開者 シーピー化成株式会社
以下、本発明の一実施形態について、図1~図25を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態では、本発明の一態様に係る発注システムを用いて発注される商品(以下、「対象商品」)として、弁当、惣菜等の食料品を被収容物として収容する包装用容器を例に挙げて説明する。包装用容器以外の対象商品としては、例えば衣類、スキンケア用品、コンビニエンスストアで販売される各種食料品を挙げることができる。
本実施形態では、本発明の一態様に係る端末として、据え置き型のパーソナルコンピュータを例に挙げて説明する。本発明の一態様に係る端末は、例えばスマートフォン、タブレット端末であってもよい。また本実施形態では、本発明の一態様に係るサーバが、対象商品の製造および販売を行っている企業(以下、「発注先」)のオフィスに備えられているものする。本発明の一態様に係るサーバは、例えばクラウドサーバであってもよいし、発注先から受注業務の一部または全部をアウトソーシングされた企業のオフィスに備えられたものであってもよい。
〔発注システムの概要〕
図1を参照して、本発明の一実施形態に係る発注システム500の概要について説明する。発注システム500は、発注元であるユーザーが、複数種類ある対象商品(不図示)の中から特定の対象商品を選択して発注するためのシステムである。以下の説明では、複数種類ある対象商品のうち、ユーザーによって選択され、発注された特定の対象商品を「発注商品」と称する。また、ユーザーが現在閲覧中の画面から特定の対象商品を発注することを「今回の発注」と称する。「画面」は、後述の表示部11に表示された画面である。さらに、今回の発注より1回前になされた過去の発注を「前回の発注」と称し、前回の発注より1回前になされた過去の発注を「前々回の発注」と称する。
本実施形態では、発注元は、弁当、惣菜等の販売業者に包装用容器(対象商品)を納入する納入業者であり、前述の販売業者が包装用容器の納入先となる。つまり、本実施形態では、対象商品の発注元と納入先とが異なっている。なお、対象商品の発注元と納入先とが同じであってもよい。また本実施形態では、発注先が発注システム500の管理者であり、かつ発注システム500による各種サービスの提供者であるものとする。以下の説明では、発注先、管理者および提供者を「発注先」に統一して表記する。なお、発注先、管理者および提供者の一部または全部が異なっていてもよい。
図1に示すように、発注システム500は、端末1、発注受付サーバ2(サーバ)、商品管理サーバ3および配信サーバ4を備えている。発注システム500を構成するこれらの各装置は、インターネット等の無線ネットワークを介して接続されている。発注受付サーバ2と商品管理サーバ3とは、構内ネットワークを介して接続されていてもよいし、有線ネットワークを介して接続されていてもよい。
<端末>
端末1は、発注操作をはじめとする各種操作を受け付けて操作結果を表示する情報処理装置である。発注操作は、ユーザーが対象商品の発注時に端末1に対して行う一連の操作である。図1に示すように、端末1は、表示部11、入力部12、記憶部13、通信部14および制御部15を備えている。
表示部11は、各種情報を表示する出力部である。本実施形態では、表示部11はモニタである。入力部12は、発注操作の他、ユーザーによる各種操作を受け付ける。本実施形態では、入力部12はキーボードおよびマウスである。なお、端末1は、表示部11と入力部12とが一体化したタッチパネルを備えていてもよい。記憶部13は、端末1が使用する各種情報を記憶する。記憶部13としては、例えばRAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスクが挙げられる。通信部14は、端末1が発注システム500を構成する他の各装置との間で各種情報の送受信を行うための部である。
制御部15は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、端末1の各部を統括して制御する。図1に示すように、制御部15は、端末側情報取得部151、表示制御部152および処理部153を有している。
端末側情報取得部151は、通信部14を介して各種情報を取得する。また端末側情報取得部151は、発注済商品情報および登録商品情報の両方を、発注受付サーバ2から取得する。
発注済商品情報は、発注済商品に係る(I)サイズ情報211、(II)画像情報212、(III)過去発注情報213、(IV)商品名情報214、(V)日付情報215で構成される情報である。発注済商品は、過去にユーザーによって発注された対象商品である。(I)サイズ情報211、(II)画像情報212、(III)過去発注情報213、(IV)商品名情報214および(V)日付情報215については、図7を参照されたい。
サイズ情報211は、対象商品のサイズを示す情報である。本実施形態では、サイズ情報211は、対象商品における縦方向のサイズおよび横方向のサイズの両方を示す情報となる。なお、サイズ情報211は、対象商品における縦方向のサイズおよび横方向のサイズに加えて、対象商品の高さ(深さ)をも示す情報であってもよい。
このようなサイズ情報211は、包装用容器のみならず、発注時の時間的・時期的状況に応じて販売量および売れ筋が変動する様々な商品を発注する際に有用である。対象商品が例えば日々消費される食料品の場合、催事において来店客が多く見込まれる予定日、あるいは日々の開店時間の中で多くの来店客が見込まれる時間帯に向けて、サイズ情報211を参考にして食料品を発注することができる。
画像情報212は、対象商品が撮像された画像を示す情報である。本実施形態では、画像情報212は、対象商品の全体的な外観が撮像された1つの画像を示す情報となる。なお、画像情報212は、対象商品の内部構造が撮像された画像を示す情報であってもよいし、対象商品の正面視、側面視および平面視の各外観が撮像された3つの画像から成る情報であってもよい。
過去発注情報213は、過去の発注内容を示す情報である。本実施形態では、過去発注情報213は、過去の各発注時の発注数を合計した合計発注数を示す情報である。なお、過去発注情報213は、例えば過去の各発注時の発注量を合計した合計発注量を示す情報であってもよいし、過去の納入先の住所あるいはメールアドレスであってもよい。
商品名情報214は、対象商品の名称を示す情報である。日付情報215は、発注受付サーバ2が今回の発注を受け付けた受付日に最も近い、過去の発注日を示す情報である。過去の発注日は、発注済商品の発注日である。以下の説明では、過去の発注日を「過去発注日」と称する。受付日および発注日の詳細については後述する。
発注済商品情報の例として、第1および第2発注済商品情報が挙げられる。第1発注済商品情報は、前回発注された発注済商品に係る(I)サイズ情報211、(II)画像情報212、(III)過去発注情報213、(IV)商品名情報214、(V)日付情報215で構成される情報である。第2発注済商品情報は、前々回に発注された発注済商品に係る(I)サイズ情報211、(II)画像情報212、(III)過去発注情報213、(IV)商品名情報214、(V)日付情報215で構成される情報である。以下の説明では、前回発注された発注済商品を「第1発注済商品」と称し、前々回に発注された発注済商品を「第2発注済商品」と称する。
登録商品情報は、発注受付サーバ2に登録された登録商品に係る(I)サイズ情報211、(II)画像情報212、(III)過去発注情報213、(IV)商品名情報214、(V)日付情報215で構成される情報である。本実施形態では、登録商品情報は、入力部12が登録商品情報を入力するための登録商品情報入力操作(詳細は後述)を受け付けることにより、処理部153によって生成される。そして、処理部153から送信された登録商品情報を発注受付サーバ2が受信して後述の記憶部21に記憶することにより、登録商品情報が発注受付サーバ2に登録される。発注受付サーバ2に登録された登録商品情報は、データベース化された状態で記憶部21に記憶されている。
本実施形態では、ユーザーが複数種類ある対象商品の中から発注商品の候補として選択した候補商品(詳細は後述)が、登録商品となる。また、登録商品情報は、候補商品に係る(I)サイズ情報211、(II)画像情報212、(III)過去発注情報213、(IV)商品名情報214、(V)日付情報215で構成される情報となる。
ここで、候補商品に係る(I)~(V)の各情報は、ユーザーによって直接選択されるわけではない。具体的には、候補商品に係る(I)~(V)の各情報は、商品情報(詳細は後述)のデータテーブルとしてデータベース化された状態で記憶部21に記憶されている。そして、候補商品と当該候補商品に係る(I)~(V)の各情報とが紐づいた状態で、表示部11に表示される。
登録商品は、ユーザーが発注商品の候補から除外すべく選択した候補外商品であってもよい。つまり、登録商品は、ユーザーが、複数種類ある対象商品の中から何らかの目的、意図を持って選択した対象商品であれば、どのような対象商品であってもよく、ユーザーの商品選択の目的、意図は何ら制限されない。
表示制御部152は、端末側情報取得部151が取得した発注済商品情報および登録商品情報の両方を表示部11に表示させる。また、表示制御部152は、表示部11の各種表示処理を制御する。処理部153は、端末1の各種処理を実行する。この各種処理には、発注システム500を構成する端末1以外の各装置から端末側情報取得部151が取得した各種情報に基づいて実行される処理が含まれる。
<発注受付サーバ>
発注受付サーバ2は、発注システム500を構成する発注受付サーバ2以外の各装置と通信可能なサーバであり、これらの各装置から送信された情報を受信して各種処理を実行する。図1に示すように、発注受付サーバ2は、記憶部21、通信部22および制御部23を備えている。
記憶部21は、発注受付サーバ2が使用する各種情報を記憶する。また、記憶部21は、データベース化された発注済商品情報を記憶する。なお、発注済商品情報は、後述の記憶部31に記憶されていてもよい。通信部22は、発注受付サーバ2が発注システム500を構成する他の各装置との間で各種情報の送受信を行うための部である。制御部23は、発注受付サーバ2の各部を総括的に制御する。図1に示すように、制御部23は、サーバ側情報取得部231、処理部232および特定部233を有している。
サーバ側情報取得部231は、通信部22を介して各種情報を取得する。また、サーバ側情報取得部231は、確定前発注情報を端末1から取得する。確定前発注情報は、発注商品の発注内容を示す発注情報と同一内容の情報であり、内容が確定していない点だけが発注情報と異なる。つまり、確定前発注情報は、実質的には発注情報である。確定前発注情報は、入力部12が発注情報を入力するための発注情報入力操作(詳細は後述)を受け付けることにより、処理部153によって生成される。確定前発注情報の詳細については後述する。
さらに、サーバ側情報取得部231は、在庫情報を商品管理サーバ3から取得する。在庫情報は、発注商品の在庫数(例えば、総数、倉庫毎の在庫数)、発注商品の在庫が保管されている保管倉庫の住所等、発注商品の在庫状況を示す情報である。
処理部232は、発注受付サーバ2の各種処理を実行する。この各種処理には、発注システム500を構成する発注受付サーバ2以外の各装置からサーバ側情報取得部231が取得した各種情報に基づいて実行される処理が含まれる。
特定部233は、サーバ側情報取得部231が取得した確定前発注情報および在庫情報に基づいて最短出荷日を特定する。最短出荷日は、発注商品の納入先に当該発注商品を出荷することが可能となる、サーバ側情報取得部231が確定前発注情報を取得した時点からの最短の営業日である。特定部233が最短出荷日を特定する処理の詳細については後述する。特定部233は、特定した最短出荷日を、当該最短出荷日を示す最短出荷日情報234として端末1に送信する。最短出荷日情報234については図8を参照されたい。
<商品管理サーバ>
商品管理サーバ3は、発注システム500を構成する商品管理サーバ3以外の各装置と通信可能なサーバであり、これらの各装置から送信された情報を受信して各種処理を実行する。図1に示すように、商品管理サーバ3は、記憶部31、通信部32および制御部33を備えている。
記憶部31は、商品管理サーバ3が使用する各種情報を記憶する。通信部32は、商品管理サーバ3が発注システム500を構成する他の各装置との間で各種情報の送受信を行うための部である。
制御部33は、商品管理サーバ3の各部を総括的に制御する。図1に示すように、制御部33は、サーバ側情報取得部331および処理部332を有している。サーバ側情報取得部331は、通信部32を介して各種情報を取得する。また、サーバ側情報取得部331は、各保管倉庫に備えられた不図示の端末から在庫情報を取得して、記憶部31に送信する。
処理部332は、商品管理サーバ3の各種処理を実行する。この各種処理には、発注システム500を構成する商品管理サーバ3以外の各装置からサーバ側情報取得部331が取得した各種情報に基づいて実行される処理が含まれる。
<配信サーバ>
配信サーバ4は、発注システム500を構成する配信サーバ4以外の各装置と通信可能なサーバであり、これらの各装置から送信された情報を受信して各種処理を実行する。図1に示すように、配信サーバ4は、記憶部41、通信部42および制御部43を備えている。
記憶部41は、配信サーバ4が使用する各種情報を記憶する。通信部42は、配信サーバ4が発注システム500を構成する他の各装置との間で各種情報の送受信を行うための部である。制御部43は、配信サーバ4の各部を総括的に制御する。図1に示すように、制御部43は、サーバ側情報取得部431、照合部432および処理部433を有している。
サーバ側情報取得部431は、通信部42を介して各種情報を取得する。また、サーバ側情報取得部431は、端末1から照会情報411を取得して照合部432に送信する。照会情報411は、例えば、ユーザーが照会を希望する特定の発注済商品の請求書番号、納品書番号、発注番号等を示す情報である。照会情報411は、入力部12が照会情報411を入力するための照会操作を受け付けることにより、処理部153によって生成される。
照合部432は、サーバ側情報取得部431から照会情報411を取得すると、発注受付サーバ2に対してデータベース化された発注済商品情報を自サーバへ送信することを要求する。この送信要求は、照合部432が、送信要求を示す情報を発注受付サーバ2に送信することにより行われる。この送信要求を受け付けた発注受付サーバ2は、記憶部21に記憶された前述の発注済商品情報を配信サーバ4に送信する。
サーバ側情報取得部431を介して前述の発注済商品情報を取得した照合部432は、当該発注済商品情報と照会情報411と照合して、当該照会情報411に含まれる請求書番号等に対応する請求書等が存在するか否か確認する。つまり、本実施形態では、発注済商品情報は、発注済商品の請求書番号、納品書番号、発注番号等の各情報をも示す情報となっている。
そして、照合部432は、前述の照合による確認結果を端末1に送信する。本実施形態では、照合部432は、確認結果を端末1にメール配信する。このような、サーバ側情報取得部431による照会情報411の取得から照合部432によるメール配信までの一連の処理が、配信サーバ4の配信処理となる。
処理部433は、配信サーバ4の各種処理を実行する。この各種処理には、発注システム500を構成する配信サーバ4以外の各装置からサーバ側情報取得部431が取得した各種情報に基づいて実行される処理が含まれる。
〔表示部に表示される発注サービスの各種画面〕
図2~図13を参照して、表示部11に表示される発注サービスの各種画面について説明する。以下の説明において、各種画面に表示されたボタンの「押下」は、入力部12が当該ボタンの押下操作(本実施形態ではクリック操作)を受け付けることにより実行される。なお、入力部12がタッチパネルの一部を構成する場合、前述の押下操作はタップ操作となる。
<ログイン画面>
図2に示すログイン画面111は、ユーザーが発注サービスのアカウントの所有者であることを証明するために、ユーザーが認証行為を行う画面である。発注サービスは、発注システム500が提供するすべてのサービスの総称である。ログイン画面111には、ユーザーID入力欄1111、パスワード入力欄1112およびログインボタン1113が設けられている。
ユーザーID入力欄1111は、所定のユーザーIDが入力される欄である。所定のユーザーIDは、ユーザーに予め付与される。パスワード入力欄1112は、所定のパスワードが入力される欄である。所定のパスワードは、ユーザーによって任意に設定される。ログインボタン1113は、認証行為の開始時に押下されるボタンである。
<利用規約確認画面>
図3に示す利用規約確認画面112は、これまで発注サービスを利用したことのないユーザーの初回ログイン時に、ユーザーが発注システム500の利用規約を確認するための画面である。また、利用規約確認画面112は、発注サービスの利用規約が改訂された後の初回ログイン時に、ユーザーが発注システム500の利用規約を確認するための画面でもある。利用規約確認画面112には、利用規約確認ボタン1121、チェックボックス1122、利用開始ボタン1123および画面遷移ボタン1124が設けられている。
利用規約確認ボタン1121は、利用規約の確認時に押下されるボタンである。本実施形態では、利用規約は、PDF(Portable Document Format)形式の電子データとして記憶部21に記憶されている。
チェックボックス1122は、利用規約の内容を承認したことを示す承認操作が行われる欄である。本実施形態では、チェックボックス1122は「□」マークで表示され、入力部12がチェックボックス1122へのチェック操作(クリック操作)を受け付けると、「□」マーク内に「レ(チェック)」印が表示される。つまり、前述のチェック操作(クリック操作)が承認操作となる。
利用開始ボタン1123は、発注サービスの利用開始時に押下されるボタンである。画面遷移ボタン1124は、表示部11の表示を利用規約確認画面112からログイン画面111に再び遷移させるときに押下されるボタンである。
<メインメニュー画面>
図4に示すメインメニュー画面113は、発注サービスに含まれる主要サービスのすべてにアクセスできる画面である。主要サービスは、発注処理サービス、発注履歴照会サービス、アカウント情報確認サービスおよびWEB配信サービスで構成される。
発注処理サービスは、発注システム500が実行する発注処理のことである。発注履歴照会サービスは、発注システム500が実行する発注履歴照会処理のことである。アカウント情報確認サービスは、発注システム500が実行するアカウント処理のことである。WEB配信サービスは、配信サーバ4が実行する配信処理のことである。発注処理、発注履歴照会処理およびアカウント処理の詳細については後述する。
メインメニュー画面113には、発注処理ボタン11311および11312、発注履歴照会ボタン11321および11322、アカウント情報確認ボタン11331および11332、WEB配信ボタン11341および11342、営業日カレンダー確認ボタン1135、マニュアル確認ボタン1136、利用規約確認ボタン1137およびログアウトボタン1138が設けられている。
発注処理ボタン11311および11312は、発注処理サービスの開始時に押下されるボタンである。発注処理ボタン11311は、メインメニュー画面113における、上下方向の略中央に設けられている。発注処理ボタン11312は、メインメニュー画面113の上部に設けられている。発注処理ボタン11311は、発注処理ボタン11312よりも大きく表示されている。
発注履歴照会ボタン11321および11322は、発注履歴照会サービスの開始時に押下されるボタンである。発注履歴照会ボタン11321または11322のいずれかが押下されると、表示部11の表示がメインメニュー画面113から後述の発注履歴照会画面119に遷移する。発注履歴照会ボタン11321は、メインメニュー画面113における、上下方向の略中央に設けられている。発注履歴照会ボタン11322は、メインメニュー画面113の上部に設けられている。発注履歴照会ボタン11321は、発注履歴照会ボタン11322よりも大きく表示されている。
アカウント情報確認ボタン11331および11332は、カウント情報確認等サービスの開始時に押下されるボタンである。WEB配信ボタン11341および11342は、WEB配信サービスの利用開始時に押下されるボタンである。WEB配信ボタン11341は、メインメニュー画面113における、上下方向の略中央に設けられている。WEB配信ボタン11342は、メインメニュー画面113の上部に設けられている。WEB配信ボタン11341は、WEB配信ボタン11342よりも大きく表示されている。
営業日カレンダー確認ボタン1135は、該当月における発注先の全営業日の確認時に押下されるボタンである。該当月は今回ログインした日を含む月であり、該当月の全営業日はカレンダー形式で表示される。マニュアル確認ボタン1136は、利用規約確認ボタン1137は、利用規約の確認時に押下されるボタンであり、2回目以降のログイン時および利用規約が改訂されていない場合でも表示される。ログアウトボタン1138は、ログアウトするときに押下されるボタンである。
発注処理ボタン11311、発注履歴照会ボタン11321、アカウント情報確認ボタン11331およびWEB配信ボタン11341は、メインメニュー画面113において、横方向に並べられて配置されている。発注処理ボタン11312、発注履歴照会ボタン11322、アカウント情報確認ボタン11332、WEB配信ボタン11342および営業日カレンダー確認ボタン1135も、メインメニュー画面113において、横方向に並べられて配置されている。マニュアル確認ボタン1136、利用規約確認ボタン1137およびログアウトボタン1138も、メインメニュー画面113において、横方向に並べられて配置されている。但し、各種ボタンの配置は本実施形態の例に限定されない。
<発注情報入力画面>
図5に示す発注情報入力画面114は、ユーザーが確定前発注情報を入力するための画面である。後述の発注内容確定ボタン1177の押下により、確定前発注情報の内容が確定して当該確定前発注情報が発注情報となる。発注情報入力画面114には、必須情報入力欄1141、納入先検索ボタン1142、新規入力ボタン1143、出荷日欄1144、希望着日入力欄1145、任意情報入力欄1146、検索ボタン1147、発注商品情報入力欄1148および発注情報確認ボタン1149が設けられている。
必須情報入力欄1141は、発注商品の納入先を特定する上で必要となる必須情報が入力される欄である。本実施形態では、必須情報入力欄1141に、必須情報として、納入先の名称、郵便番号、住所(市区町村・丁目・番地)および電話番号のそれぞれが入力される。
納入先検索ボタン1142は、納入先の選択時に押下されるボタンである。納入先検索ボタン1142が押下されると、表示部11の表示が発注情報入力画面114から後述の納入先検索画面115に遷移する。新規入力ボタン1143は、必須情報の入力時に押下されるボタンである。新規入力ボタン1143が押下されると、キーボード操作によって、必須情報を必須情報入力欄1141に直接入力できるようになる。
出荷日欄1144は、希望出荷日入力欄11441と最短出荷日表示欄11442とで構成される。希望出荷日入力欄11441は、ユーザーが希望する出荷日(以下、「希望出荷日」)が入力される欄である。最短出荷日表示欄11442は、最短出荷日が自動的に表示される欄である。希望着日入力欄1145は、ユーザーが希望する到着日(以下、「希望到着日」)が入力される欄である。
任意情報入力欄1146は、任意情報が入力される欄である。任意情報は、有用情報と連絡情報とで構成される。有用情報は、入力可能であれば納入先を特定する上で有用な情報である。本実施形態では、有用情報として、発注商品の納入先の住所(ビル/マンション名等)が任意情報入力欄1146に入力される。連絡情報は、納入先および発注先への連絡事項を示す情報である。本実施形態では、連絡情報として、送り状の記載事項、納品書の記載事項および発注先への連絡事項が任意情報入力欄1146に入力される。
検索ボタン1147は、発注商品の選択時に押下されるボタンである。検索ボタン1147が押下されると、表示部11の表示が発注情報入力画面114から後述の商品検索画面116に遷移する。
発注商品情報入力欄1148は、発注商品情報が入力される欄である。本実施形態では、発注商品のケース数、発注番号および荷札への記載事項が、発注商品情報として発注商品情報入力欄1148に入力される。
以上より、本実施形態では、確定前発注情報は、必須情報、希望出荷日を示す希望出荷日情報235(図8参照)、希望到着日を示す希望到着日情報、任意情報および発注商品情報で構成されることとなる。そして、発注内容確定ボタン1177の押下により、確定前発注情報を構成する前述の各種情報が発注情報を構成する各種情報となる。また、発注情報入力画面114上で行われた一連の操作が発注情報入力操作となる。
発注情報確認ボタン1149は、確定前発注情報の内容を発注情報の発注内容として確定してよいか、確認するときに押下されるボタンである。発注情報確認ボタン1149が押下されると、表示部11の表示が発注情報入力画面114から後述の発注情報確認画面117に遷移する。
<納入先検索画面>
図6に示す納入先検索画面115は、ユーザーが、複数の登録企業の中から納入先を選択するための画面である。登録企業は、対象商品の納入先となり得る企業である。本実施形態では、登録企業は、過去に対象商品の納入先となった実績のある企業(以下、「実績企業」)のすべてと、ユーザーが選定した実績企業以外の企業(以下、「選定企業」)とで構成されている。記憶部21は、登録企業の必須情報がデータベース化された登録企業情報を記憶している。
また、記憶部21は、登録企業情報の一部をブックマーク企業情報として記憶している。ブックマーク企業情報は、ブックマーク企業の必須情報がデータベース化されたものである。ブックマーク企業は、実績企業のみで構成されていてもよいし、選定企業のみで構成されていてもよい。あるいは、ブックマーク企業は、実績企業および選定企業の両方で構成されていてもよい。
納入先検索画面115には、候補企業情報欄1151、候補企業選択ボタン1152、納入先名入力欄1153、検索ボタン1154、納入先選択ボタン1155および納入先決定ボタン1156が設けられている。
候補企業情報欄1151は、候補企業の必須情報(以下、「候補企業情報」)が表示される欄である。候補企業は、納入先となり得る登録企業である。候補企業選択ボタン1152は、候補企業の選択時に押下されるボタンである。本実施形態では、候補企業選択ボタン1152は、一部または全部のブックマーク企業が候補企業として選択されるブックマーク企業選択ボタン11521と、一部または全部の登録企業が候補企業として選択される全件選択ボタン11522とで構成される。
納入先名入力欄1153は、企業の名称が入力される欄である。納入先名入力欄1153には、ブックマーク企業の名称が入力されてもよいし、ブックマーク企業以外の登録企業の名称が入力されてもよい。なお、納入先名入力欄1153に登録企業以外の企業の名称が入力されてもよいが、この名称が入力された場合、候補企業情報欄1151には何も表示されない。
また、納入先名入力欄1153に企業の名称の全部が入力される必要はなく、企業を特定できる程度の名称部分が入力されればよい。図6に示す例のように、納入先名入力欄1153に「A株式会社」と入力されると、「A株式会社 本社」、「A株式会社 物流センター」等、企業名に「A株式会社」を含む企業の必須情報が、候補企業情報として候補企業情報欄1151に表示される。
検索ボタン1154は、候補企業の検索時に押下されるボタンである。検索ボタン1154が押下されると、候補企業選択ボタン1152の押下によって選択された登録企業と、納入先名入力欄1153に入力された企業の名称とを検索条件として候補企業が検索される。
納入先選択ボタン1155は、候補企業情報欄1151に表示された複数の候補企業の中から納入先を選択するときに押下されるボタンである。納入先決定ボタン1156は、納入先選択ボタン1155の押下によって選択された候補企業を納入先とするときに、押下されるボタンである。
<商品検索画面>
(商品検索画面の構成)
図7の符号701に示す商品検索画面116は、ユーザーが、第1および第2発注済商品ならびに登録商品の中から発注商品を選択するための画面である。商品検索画面116には、発注履歴照会ボタン1161、発注日入力欄1162、検索ボタン1163、第1発注済商品検索ボタン1164、第2発注済商品検索ボタン1165、登録商品検索ボタン1166、商品名入力欄1167、検索ボタン1168、商品情報表示画面1169、発注商品選択ボックス11610、発注商品登録ボタン11611および終了ボタン11615が設けられている。
発注履歴照会ボタン1161は、発注履歴照会サービスの開始時に押下されるボタンである。発注履歴照会ボタン1161が押下されると、表示部11の表示が商品検索画面116から後述の発注履歴照会画面119に遷移する。
発注日入力欄1162は、過去発注日が入力される欄である。検索ボタン1163は、過去発注日に発注された発注済商品を検索するときに押下されるボタンである。検索ボタン1163が押下されると、過去発注日に発注された発注済商品の発注済商品情報が商品情報表示画面1169に表示される。
第1発注済商品検索ボタン1164は、第1発注済商品の検索時に押下されるボタンである。第1発注済商品検索ボタン1164が押下されると、第1発注済商品情報が商品情報表示画面1169に表示される。第2発注済商品検索ボタン1165は、第2発注済商品の検索時に押下されるボタンである。第2発注済商品検索ボタン1165が押下されると、第2発注済商品情報が商品情報表示画面1169に表示される。登録商品検索ボタン1166は、登録商品の検索時に押下されるボタンである。登録商品検索ボタン1166が押下されると、登録商品情報が商品情報表示画面1169に表示される。
商品名入力欄1167は、候補商品の名称が入力される欄である。検索ボタン1168は、候補商品の検索時に押下されるボタンである。検索ボタン1168が押下されると、候補商品情報が商品情報表示画面1169に表示される。候補商品情報は、候補商品に係る(I)サイズ情報211、(II)画像情報212、(III)過去発注情報213、(IV)商品名情報214、(V)日付情報215で構成されており、データベース化されて記憶部21に記憶されている。
商品情報表示画面1169には、(i)過去発注日に発注された発注済商品の発注済商品情報、(ii)第1発注済商品情報、(iii)第2発注済商品情報、(iv)登録商品情報、(v)候補商品情報が表示される。本実施形態では、(ii)第1発注済商品情報、(iii)第2発注済商品情報または(iv)登録商品情報のいずれかが、商品情報表示画面1169に必ず表示される。一方、(i)過去発注日に発注された発注済商品の発注済商品情報および(v)候補商品情報は、商品情報表示画面1169に任意に表示される。
発注商品選択ボックス11610は、商品情報表示画面1169に前記(i)、(ii)、(iii)、(iv)または(v)のいずれかの情報が表示された対象商品(以下、「選択候補商品」)の中から、特定の選択候補商品を発注商品として選択する選択操作が行われる欄である。本実施形態では、発注商品選択ボックス11610は「□」マークで表示され、入力部12が発注商品選択ボックス11610へのチェック操作(クリック操作)を受け付けると、「□」マーク内に「レ(チェック)」印が表示される。つまり、前述のチェック操作(クリック操作)が選択操作となる。
発注商品登録ボタン11611は、前述の選択操作が行われた特定の選択候補商品を、発注商品として発注受付サーバ2に登録するときに押下されるボタンである。発注商品登録ボタン11611が押下されると、表示部11の表示が商品検索画面116から図7の符号702に示す選択確認画面11612に遷移する。
図7の符号702に示す選択確認画面11612には、商品検索継続ボタン11613および終了ボタン11614が表示される。商品検索継続ボタン11613は、発注商品の選択の継続時、つまり選択操作の継続時に押下されるボタンである。商品検索継続ボタン11613が押下されると、表示部11の表示が選択確認画面11612から再び商品検索画面116に遷移する。終了ボタン11614は、発注商品の選択の完了時、つまり選択操作の完了時に押下されるボタンである。終了ボタン11614が押下されると、表示部11の表示が選択確認画面11612から発注情報入力画面114に再び遷移する。
図7の符号701に示す終了ボタン11615は、発注商品の選択の完了時、つまり選択操作の完了時に押下されるボタンである。具体的には、終了ボタン11615は、表示部11の表示が選択確認画面11612から再び商品検索画面116に遷移した後、発注商品の追加選択(追加の選択操作)が行われない場合に押下される。終了ボタン11615がこの場合に押下されると、表示部11の表示が商品検索画面116から発注情報入力画面114に再び遷移する。
また、終了ボタン11615は、表示部11に商品検索画面116が表示された時点から選択操作を一切行わない場合にも押下される。この場合でも、終了ボタン11615が押下されると、表示部11の表示が商品検索画面116から発注情報入力画面114に再び遷移する。
(商品情報表示画面に表示される各種情報の表示態様)
商品情報表示画面1169には、過去発注日に発注された発注済商品の発注済商品情報、第1発注済商品情報、第2発注済商品情報、登録商品情報および候補商品情報がリスト形式で表示される。以下の説明では、過去発注日に発注された発注済商品の発注済商品情報、第1発注済商品情報、第2発注済商品情報、登録商品情報および候補商品情報を「各商品情報」と総称する。
具体的には、各商品情報を構成するサイズ情報211、画像情報212、過去発注情報213、商品名情報214および日付情報215(以下、「各構成情報」)が、商品情報表示画面1169(つまり表示部11)において、左右方向に並んで表示される。本実施形態では、図7の符号701に示す例のように、商品情報表示画面1169に向かって左側から「商品名情報214、サイズ情報211、画像情報212、過去発注情報213、日付情報215」の順に並んで表示される。そして、各構成情報が左右方向に並んで表示された状態の各商品情報が、商品情報表示画面1169において、上下方向に並んで表示される。このような各商品情報の表示態様が「リスト形式」にあたる。
ここで、「リスト形式」の「リスト」は、商品情報表示画面1169に向かって左側から「商品名情報214、サイズ情報211、画像情報212、過去発注情報213、日付情報215」の順に並んで表示させるためのデータ構造を指す。具体的には、各構成情報の格納場所のアドレスを示すポインタによって各構成情報が連結されたもの、各構成情報の格納場所を示す参照先データ構造等が、総じて「リスト」になる。
例えば、各構成情報のそれぞれが記憶部21内の異なる記憶領域に記憶されている場合、各構成情報のポインタに「商品名情報214、サイズ情報211、画像情報212、過去発注情報213、日付情報215」の順番でアクセスすることで、商品情報表示画面1169に向かって左側から「商品名情報214、サイズ情報211、画像情報212、過去発注情報213、日付情報215」の順に並んで表示される。
また例えば、各構成情報の間に当該各構成情報と異なる情報が入り乱れた状態で、各構成情報が記憶部21に記憶されている場合、参照を示す「ON」のフラグデータ、および非参照を示す「OFF」のフラグデータのそれぞれにアクセスすることで、商品情報表示画面1169に向かって左側から「商品名情報214、サイズ情報211、画像情報212、過去発注情報213、日付情報215」の順に並んで表示される。
このように、各商品情報がリスト形式で商品情報表示画面1169に表示されることから、商品情報表示画面1169を見るだけで、発注商品に関連する対象商品の傾向を俯瞰することができる。具体的には、発注商品に関連する対象商品に関する、時間的・時期的状況に応じたサイズ、形状、発注数等の傾向を、商品情報表示画面1169を見るだけで俯瞰することができる。そのため、今回の発注時の時間的・時期的状況に適合した発注内容を容易に決定できる。
また、対象商品の全体的な外観が撮像された1つの画像が、画像情報212としてリスト形式で表示されることから、商品情報表示画面1169を見るだけで発注商品に関連する対象商品の形状の傾向を容易に把握できる。さらに、対象商品の合計発注数が過去発注情報213としてリスト形式で表示されることから、商品情報表示画面1169を見るだけで発注商品に関連する対象商品の発注数の傾向を容易に把握できる。そのため、発注商品の発注数の過不足が生じ難くなる。
本実施形態では、図7の符号701に示す例のように、商品情報表示画面1169において、登録商品情報を構成する商品名情報214の画面向かって左側近傍に「My」マークが表示される。「My」マークは、このマークの画面向かって右側に表示された商品名情報214、サイズ情報211等の各種情報が登録商品情報を構成することを示すものである。ユーザーは、商品情報表示画面1169を見る際に「My」マークの有無を確認するだけで、当該マークの画面向かって右側に表示された一連の情報が登録商品情報であることを容易に把握できる。なお、「My」マークの表示態様に限定は無く、「My」マークに換えて「My」以外の文字、図形またはこれらの組み合わせ等が表示されてもよい。
<発注情報確認画面>
図8に示す発注情報確認画面117は、ユーザーが確定前発注情報の内容を確認するための画面である。発注情報確認画面117には、必須情報確認欄1171、出荷日確認欄1172、希望着日確認欄1173、任意情報確認欄1174、発注商品情報確認欄1175、画面遷移ボタン1176および発注内容確定ボタン1177が設けられている。
必須情報確認欄1171は、確定前発注情報を構成する必須情報が表示される欄である。出荷日確認欄1172は、希望出荷日確認欄11721と最短出荷日確認欄11722とで構成される。希望出荷日確認欄11721は、確定前発注情報を構成する希望出荷日情報235が表示される欄である。最短出荷日確認欄11722は、確定前発注情報を構成する最短出荷日情報234が表示される欄である。
希望着日確認欄1173は、確定前発注情報を構成する希望到着日情報が表示される欄である。任意情報確認欄1174は、確定前発注情報を構成する任意情報が表示される欄である。発注商品情報確認欄1175は、確定前発注情報を構成する発注商品情報が表示される欄である。
画面遷移ボタン1176は、発注情報確認画面117に表示された情報を修正、変更するときに押下されるボタンである。画面遷移ボタン1176が押下されると、表示部11の表示が発注情報確認画面117から発注情報入力画面114に再び遷移する。発注内容確定ボタン1177は、発注情報確認画面117に表示された確定前発注情報の内容を発注情報の発注内容として確定するときに押下されるボタンである。発注内容確定ボタン1177が押下されると、表示部11の表示が発注情報確認画面117から後述の発注受付完了画面118に遷移する。
ここで、発注内容確定ボタン1177の押下によって発注情報、つまり発注商品の発注内容が確定することから、発注内容確定ボタン1177が押下された日が、発注日となる。また、ログイン画面111から発注情報確認画面117までの各画面上で行われた一連の操作が、発注操作となる。
<発注受付完了画面>
図9に示す発注受付完了画面118は、発注受付サーバ2が発注情報確認画面117の表示内容を発注情報として受け付けたときに表示される画面である。このことから、表示部11に発注受付完了画面118が表示された日が、受付日となる。発注受付完了画面118には、発注情報入力継続ボタン1181、印刷ボタン1182および画面遷移ボタン1183が設けられている。
発注情報入力継続ボタン1181は、発注情報入力操作を継続するときに押下されるボタンである。発注情報入力継続ボタン1181が押下されると、表示部11の表示が発注受付完了画面118から発注情報入力画面114に再び遷移する。印刷ボタン1182は、発注内容確定ボタン1177が押下された時点の発注情報確認画面117の表示内容を紙に印刷するときに押下されるボタンである。画面遷移ボタン1183は、表示部11の表示を発注受付完了画面118からメインメニュー画面113に再び遷移させるときに押下されるボタンである。
<発注履歴照会画面>
図10に示す発注履歴照会画面119は、ユーザーが発注履歴を確認するための画面である。発注履歴は発注済商品の発注内容である。本実施形態では、発注履歴は、発注日、納品先の名称、発注済商品の名称、ケース数、総数および発注番号で構成される。発注履歴照会画面119には、発注日入力欄1191、納入先名入力欄1192、商品名入力欄1193、検索ボタン1194、発注履歴欄1195、表示件数追加ボタン1196および画面遷移ボタン1197が設けられている。
発注日入力欄1191は、発注日入力欄1162と同様、過去発注日が入力される欄である。本実施形態では、発注日入力欄1191は、所定の1日の過去発注日の他、所定の数日間の過去発注日を入力できるようになっている。また、過去発注日は必須の入力情報である。納入先名入力欄1192は、発注済商品の納入先の名称が入力される欄である。商品名入力欄1193は、発注済商品の名称が入力される欄である。
検索ボタン1194は、発注済商品の検索時に押下されるボタンである。検索ボタン1194が押下されると、発注日入力欄1191、納入先名入力欄1192および商品名入力欄1193のそれぞれの入力内容を検索条件として、当該検索条件を充足する発注済商品が検索される。
発注履歴欄1195は、発注履歴情報が表示される欄である。発注履歴情報は、検索ボタン1194の押下によって検索された発注済商品の発注履歴を示す情報である。本実施形態では、発注履歴欄1195には、一番過去の過去発注日に対応する発注履歴情報から、日付が新しい順に最多で10件の発注履歴情報がリスト形式で表示される。
表示件数追加ボタン1196は、発注履歴欄1195に表示される発注履歴情報の件数を追加するときに押下されるボタンである。本実施形態では、表示件数追加ボタン1196が押下されると、新たに最多で10件の発注履歴情報が、発注履歴欄1195にリスト形式で表示される。
画面遷移ボタン1197は、表示部11の表示を発注履歴照会画面119からメインメニュー画面113に再び遷移させるときに押下されるボタンである。なお、画面遷移ボタン1197は、発注履歴照会画面119に設けられていなくてもよい。
<アカウント情報確認画面>
図11に示すアカウント情報確認画面120は、ユーザーがアカウント情報を確認するための画面である。アカウント情報は、ユーザーが発注サービスのアカウントの所有者であることを示す情報である。本実施形態では、アカウント情報として、所定のユーザーID、ユーザーの名称およびユーザーのメールアドレスがアカウント情報確認画面120に表示される。アカウント情報確認画面120に表示されるユーザーのメールアドレスは、記憶部21に記憶されることで発注受付サーバ2に予め登録されている。
アカウント情報確認画面120には、ユーザーID欄1201、ユーザー名欄1202、メールアドレス欄1203、画面遷移ボタン1204、1205および1206が設けられている。
ユーザーID欄1201は、所定のユーザーIDが表示される欄である。ユーザー名欄1202は、ユーザーの名称が表示される欄である。メールアドレス欄1203、発注受付サーバ2に登録されたユーザーのメールアドレスが表示される欄である。
画面遷移ボタン1204は、表示部11の表示をアカウント情報確認画面120から後述のブックマーク企業編集画面121に遷移させるときに押下されるボタンである。画面遷移ボタン1205は、表示部11の表示をアカウント情報確認画面120から後述の登録商品情報編集画面122に遷移させるときに押下されるボタンである。
画面遷移ボタン1206は、表示部11の表示をアカウント情報確認画面120からメインメニュー画面113に再び遷移させるときに押下されるボタンである。なお、画面遷移ボタン1206は、アカウント情報確認画面120に設けられていなくてもよい。
<ブックマーク企業編集画面>
図12に示すブックマーク企業編集画面121は、ユーザーがブックマーク企業の追加登録および登録解除の少なくとも一方を行うための画面である。ブックマーク企業編集画面121には、企業情報欄1211、編集候補企業選択ボタン1212、納入先名入力欄1213、検索ボタン1214、登録要否決定ボックス1215および更新ボタン1216が設けられている。
企業情報欄1211は、ブックマーク企業情報および登録企業情報の少なくとも一方が、編集候補企業情報としてリスト形式で表示される欄である。具体的には、企業情報欄1211には、一部または全部のブックマーク企業情報が編集候補企業情報として表示される。あるいは、企業情報欄1211には、一部または全部の登録企業情報が編集候補企業情報として表示される。
編集候補企業選択ボタン1212は、編集候補企業の選択時に押下されるボタンである。本実施形態では、編集候補企業選択ボタン1212は、すべてのブックマーク企業が編集候補企業として選択されるブックマーク企業選択ボタン12121と、すべての登録企業が編集候補企業として選択される全件選択ボタン12122とで構成される。
納入先名入力欄1213は、編集候補企業の名称が入力される欄である。検索ボタン1214は、編集候補企業の検索時に押下されるボタンである。検索ボタン1214が押下されると、編集候補企業選択ボタン1212の押下によって選択されたブックマーク企業または登録企業と、納入先名入力欄1213に入力された編集候補企業の名称とを検索条件として編集候補企業が検索される。
登録要否決定ボックス1215は、企業情報欄1211に表示された複数の編集候補企業の中から、特定の編集候補商品をブックマーク企業として追加登録すること、あるいはブックマーク企業の登録を解除すること、を決定する決定操作が行われる欄である。
本実施形態では、登録要否決定ボックス1215は「□」マークで表示される。そして、特定の編集候補企業がブックマーク企業として既に登録されている場合、「□」マーク内に「レ(チェック)」印が表示されている。この場合において、入力部12が登録要否決定ボックス1215へのチェック操作(クリック操作)を受け付けると、「□」マーク内の「レ(チェック)」印が非表示になる。つまり、ブックマーク企業としての登録が解除される。
一方、特定の編集候補企業がブックマーク企業として未登録の場合、「□」マーク内には何も表示されていない。この場合において、入力部12が登録要否決定ボックス1215へのチェック操作(クリック操作)を受け付けると、「□」マーク内に「レ(チェック)」印が表示される。つまり、ブックマーク企業として追加登録される。以上のことから、前述のチェック操作(クリック操作)が決定操作となる。
また本実施形態では、ブックマーク企業編集画面121において、登録要否決定ボックス1215の画面向かって左側近傍に「★」マークが表示される。「★」マークは、このマークの画面向かって右側に表示された一連の情報がブックマーク企業の必須情報であることを示すものである。特定の編集候補企業がブックマーク企業として追加登録された場合、当該特定の編集候補企業の登録要否決定ボックス1215の左側近傍に「★」マークが表示される。
一方、特定の編集候補企業について、ブックマーク企業としての登録が解除された場合、当該特定の編集候補企業の登録要否決定ボックス1215の左側近傍に表示されていた「★」マークが非表示になる。なお、「★」マークの表示態様に限定は無く、「★」マークに換えて「★」以外の図形、文字またはこれらの組み合わせ等が表示されてもよい。
更新ボタン1216は、登録要否決定ボックス1215への決定操作によってブックマーク企業の追加登録および登録解除の少なくとも一方が完了したときに、押下されるボタンである。更新ボタン1216が押下されると、登録要否決定ボックス1215への決定操作後のブックマーク企業が、記憶部21に記憶される。
<登録商品情報編集画面>
図13に示す登録商品情報編集画面122は、ユーザーが、特定の対象商品の(I)サイズ情報211、(II)画像情報212、(III)過去発注情報213、(IV)商品名情報214、(V)日付情報215を、登録商品情報として発注受付サーバ2に追加登録するための画面である。また、登録商品情報編集画面122は、ユーザーが特定の登録商品情報の登録を解除するための画面でもある。登録商品情報編集画面122には、検索ボタン1221、商品名入力欄1222、検索ボタン1223、商品情報表示画面1224、商品選択ボックス1225、表示件数追加ボタン1226、更新ボタン1227および終了ボタン1228が設けられている。
検索ボタン1221は、すべての登録商品情報を商品情報表示画面1224に表示するときに押下されるボタンであり、特定の登録商品情報の登録を解除するときに押下されるボタンである。商品名入力欄1222は、対象商品の名称が入力される欄である。商品名入力欄1222に入力される対象商品の名称は、特定の登録商品の名称であってもよいし、登録商品以外の特定の対象商品の名称であってもよい。
検索ボタン1223は、商品名入力欄1222に入力された対象商品の発注済商品情報を検索するときに押下されるボタンである。つまり、検索ボタン1223は、特定の対象商品の発注済商品情報を登録商品情報として追加登録するときに押下されるボタンである。検索ボタン1223が押下されると、商品名入力欄1222に入力された対象商品の発注済商品情報が商品情報表示画面1224に表示される。
商品選択ボックス1225は、商品情報表示画面1224に表示された発注済商品情報の中から特定の発注済商品情報を登録商品情報として追加登録する追加登録操作が行われる欄である。また、商品選択ボックス1225は、商品情報表示画面1224に表示された登録商品情報の中から特定の登録商品情報を登録解除する登録解除操作が行われる欄である。これらのことから、本実施形態では、登録商品情報入力操作は追加登録操作と登録解除操作とで構成されることとなる。
本実施形態では、商品情報表示画面1224には、一番過去の過去発注日に対応する発注済商品情報または登録商品情報から、日付が新しい順に最多で10件の発注済商品情報または登録商品情報がリスト形式で表示される。
また本実施形態では、商品選択ボックス1225は「□」マークで表示される。商品名入力欄1222に入力された対象商品が商品情報表示画面1224に表示されている場合、「□」マーク内には何も表示されていない。この場合において、入力部12が商品選択ボックス1225へのチェック操作(クリック操作)を受け付けると、「□」マーク内に「レ(チェック)」印が表示される。つまり、前述のチェック操作(クリック操作)が追加登録操作となる。
一方、登録商品が商品情報表示画面1224に表示されている場合、「□」マーク内に「レ(チェック)」印が表示されている。この場合において、入力部12が商品選択ボックス1225へのチェック操作(クリック操作)を受け付けると、「□」マーク内の「レ(チェック)」印が非表示になる。つまり、前述のチェック操作(クリック操作)が登録解除操作となる。
また本実施形態では、登録商品情報が表示された商品情報表示画面1224において、図13の例に示すように、登録商品情報を構成する商品名情報214の画面向かって左側近傍に「My」マークが表示される。前述の登録解除操作が行われると、「My」マークが非表示になる。一方、発注済商品情報が表示された商品情報表示画面1224においては、発注済商品情報を構成する商品名情報214の画面向かって左側近傍には何も表示されていない(不図示)。前述の追加登録操作が行われると、「My」マークが表示される。
表示件数追加ボタン1226は、商品情報表示画面1224に表示される発注済商品情報または登録商品情報の件数を追加するときに押下されるボタンである。本実施形態では、表示件数追加ボタン1226が押下されると、新たに最多で10件の発注済商品情報または登録商品情報が、商品情報表示画面1224にリスト形式で表示される。
更新ボタン1227は、商品選択ボックス1225への追加登録操作または登録解除操作によって登録商品の追加登録または登録解除が完了したときに、押下されるボタンである。更新ボタン1227が押下されると、商品選択ボックス1225への操作後の登録商品情報が、記憶部21に記憶されて発注受付サーバ2に更新登録される。終了ボタン1228は、登録商品情報の発注受付サーバ2への更新登録が完了したときに押下されるボタンである。
〔発注システムが実行する各種処理〕
<基本処理>
図14を参照して、発注システム500が実行する基本処理について説明する。基本処理は、発注システム500の主要サービスに相当する。図14に示すように、基本処理は、ログイン処理、発注処理、発注履歴照会処理およびアカウント処理で構成される。これらの各処理の詳細については後述する。
まず、図14に示すフローチャートのステップS(以下、「S」と略記)601では、制御部15がログイン処理を実行する。次に、S602では、入力部12が発注処理ボタン11311のクリック操作または発注処理ボタン11312のクリック操作を受け付けた場合(S602でYES(以下、「Y」と略記))、制御部15が発注処理を実行する(S603)。そして、発注処理の終了後、入力部12が画面遷移ボタン1183のクリック操作を受け付けて、S604の処理に進む。
一方、入力部12が発注処理ボタン11311のクリック操作および発注処理ボタン11312のクリック操作のいずれも受け付けない場合(S602でNO(以下、「N」と略記))、制御部15が発注処理を実行することなく、S604の処理に進む。
次に、S604では、入力部12が発注履歴照会ボタン11321のクリック操作または発注履歴照会ボタン11322のクリック操作を受け付けた場合(S604でY)、制御部15が発注履歴照会処理を実行する(S605)。そして、発注履歴照会処理の終了後、入力部12が画面遷移ボタン1197のクリック操作を受け付けて、S606の処理に進む。一方、入力部12が発注履歴照会ボタン11321のクリック操作および発注履歴照会ボタン11322のクリック操作のいずれも受け付けない場合(S604でN)、制御部15が発注履歴照会処理を実行することなく、S606の処理に進む。
次に、S606では、入力部12がアカウント情報確認ボタン11331のクリック操作またはアカウント情報確認ボタン11332のクリック操作を受け付けた場合(S606でY)、制御部15がアカウント処理を実行する(S607)。そして、アカウント処理の終了後、入力部12が画面遷移ボタン1206のクリック操作を受け付けて、S608の処理に進む。一方、入力部12がアカウント情報確認ボタン11331のクリック操作およびアカウント情報確認ボタン11332のクリック操作のいずれも受け付けない場合(S606でN)、制御部15がアカウント処理を実行することなく、S608の処理に進む。
次に、S608では、入力部12がWEB配信ボタン11341のクリック操作またはWEB配信ボタン11342のクリック操作を受け付けた場合(S608でY)、サーバ側情報取得部431が照会情報411を取得して、制御部43が配信処理を実行する(S609)。そして、S609の処理の終了によって基本処理が終了する。一方、入力部12がWEB配信ボタン11341のクリック操作およびWEB配信ボタン11342のクリック操作のいずれも受け付けない場合(S608でN)、再びS602以降の処理が実行される。
なお、発注処理、発注履歴照会処理、アカウント処理および配信処理の各処理順番は、図14に示すフローチャートの例に限定されない。ユーザーが意図している処理の優先順位に応じて、各処理の順番を任意に変更することができる。また、発注処理、発注履歴照会処理、アカウント処理および配信処理の中で、実行されない処理があってもよい。
<ログイン処理>
図15を参照して、発注システム500が実行するログイン処理について詳細に説明する。前提として、端末1において所定のブラウザが起動しており、処理部153が発注先指定のURL(Uniform Resource Locator)へのアクセスを実行し、表示制御部152が表示部11にログイン画面111を表示させているものとする。
まず、図15に示すフローチャートのS611では、入力部12がキーボード操作を受け付けて、端末側情報取得部151が、入力されたユーザーIDを示す入力ID情報、および入力されたパスワードを示す入力パスワード情報を取得する。そして、端末側情報取得部151は、取得した入力ID情報および入力パスワード情報を処理部153に送信する。なお、図15に示すフローチャートでは、入力ID情報および入力パスワード情報を「アカウント情報」と総称する。
次に、S612では、処理部153が認証処理を実行する。具体的には、入力部12がログインボタン1113のクリック操作を受け付け、処理部153が発注受付サーバ2からID情報を取得して入力ID情報と照合し、両者が一致することを確認する。同様に、処理部153は、発注受付サーバ2からパスワード情報を取得して入力パスワード情報と照合し、両者が一致することを確認する。ID情報は所定のユーザーIDを示す情報であり、パスワード情報は所定のパスワードを示す情報である。ID情報およびパスワード情報は、記憶部21に予め記憶されている。
次に、S613では、ID情報と入力ID情報とが一致すること、およびパスワード情報と入力パスワード情報とが一致することを確認した処理部153が、発注受付サーバ2から承認ステータス情報を取得する。承認ステータス情報は、ユーザーが利用規約の内容を承認済か否かを示す情報であり、記憶部21に予め記憶されている。ユーザーの初回ログイン時点では、「未承認」の承認ステータス情報が記憶部21に記憶されている。
発注受付サーバ2から「未承認」の承認ステータス情報を取得した場合(S613でN)、処理部153は、認証結果および「未承認」の承認ステータス情報を表示制御部152に送信する。
次に、S614では、認証結果および「未承認」の承認ステータス情報を取得した表示制御部152が、表示部11の表示をログイン画面111から利用規約確認画面112に遷移させる。そして、入力部12が、チェックボックス1122への承認操作および利用開始ボタン1123のクリック操作を受け付ける。
次に、S615では、端末側情報取得部151が、入力部12から承認操作および利用開始ボタン1123のクリック操作を受け付けた旨の情報を取得して、これらの情報を表示制御部152に送信する。情報取得した表示制御部152は、表示部11の表示を利用規約確認画面112からメインメニュー画面113に遷移させる。このメインメニュー画面113への遷移が、ログイン処理が正常に終了したことを示す。S615の処理の終了によってログイン処理が終了する。
なお、記憶部21も、入力部12から承認操作を受け付けた旨の情報を取得する。そして、記憶部21は、承認ステータス情報の内容を「未承認」から「承認済」に更新し、更新後の承認ステータス情報を記憶する。
一方、発注受付サーバ2から「承認済」の承認ステータス情報を取得した場合(S613でY)、処理部153が、認証結果および「承認済」の承認ステータス情報を表示制御部152に送信する。認証結果および「承認済」の承認ステータス情報を取得した表示制御部152は、表示部11の表示をログイン画面111からメインメニュー画面113に遷移させる(S615)。
<発注処理>
(発注処理の概要)
図16を参照して、発注システム500が実行する発注処理の概要について説明する。図16に示すように、発注処理は、入力フォーム表示処理、納入先検索処理、商品検索処理、発注情報確認処理および発注受付完了処理で構成される。これらの各処理の詳細については後述する。また、前提として、入力部12が発注処理ボタン11311のクリック操作または発注処理ボタン11312のクリック操作を受け付けて、表示制御部152が表示部11に発注情報入力画面114を表示させているものとする。
まず、図16に示すフローチャートのS621では、表示制御部152が入力フォーム表示処理を実行する。次に、S622では、入力部12が納入先検索ボタン1142のクリック操作を受け付けた場合(S622でY)、表示制御部152が、表示部11の表示を発注情報入力画面114から納入先検索画面115に遷移させる。そして、制御部15が納入先検索処理を実行する(S623)。納入先検索処理の終了後、入力部12が納入先決定ボタン1156のクリック操作を受け付けて、表示制御部152が、表示部11の表示を納入先検索画面115から発注情報入力画面114に再び遷移させる。
一方、入力部12が納入先検索ボタン1142のクリック操作を受け付けない場合(S622でN)、表示部11が発注情報入力画面114を表示したままの状態でS624の処理に進む。
次に、S624では、入力部12が検索ボタン1147のクリック操作を受け付けた場合(S624でY)、表示制御部152が、表示部11の表示を発注情報入力画面114から商品検索画面116に遷移させる。そして、制御部15が商品検索処理を実行する(S625)。商品検索処理の終了後、入力部12が終了ボタン11614(または終了ボタン11615)のクリック操作を受け付けて、表示制御部152が、表示部11の表示を商品検索画面116から発注情報入力画面114に再び遷移させる。
一方、入力部12が検索ボタン1147のクリック操作を受け付けない場合(S624でN)、表示部11が発注情報入力画面114を表示したままの状態でS626の処理に進む。
次に、S626では、入力部12が発注情報確認ボタン1149のクリック操作を受け付けた場合(S626でY)、表示制御部152が、表示部11の表示を発注情報入力画面114から発注情報確認画面117に遷移させる。そして、制御部15が発注情報確認処理を実行する(S627)。発注情報確認処理の終了後、入力部12が発注内容確定ボタン1177のクリック操作を受け付けて、表示制御部152が、表示部11の表示を発注情報確認画面117から発注受付完了画面118に遷移させる。一方、入力部12が発注情報確認ボタン1149のクリック操作を受け付けない場合(S626でN)、再びS622以降の処理が実行される。
次に、S628では、制御部15が発注受付完了処理を実行する。S628の処理の終了によって発注処理が終了する。なお、納入先検索処理および商品検索処理の各処理順番は入れ替わってもよい。
(入力フォーム表示処理)
図17を参照して、発注システム500が実行する入力フォーム表示処理について詳細に説明する。前提として、入力部12が発注処理ボタン11311のクリック操作または発注処理ボタン11312のクリック操作を受け付けて、表示制御部152が表示部11に発注情報入力画面114を表示させているものとする。
まず、図17に示すフローチャートのS631では、入力部12が発注情報入力画面114の各入力欄への入力操作(キーボード操作)、あるいは入力処理を受け付け、処理部153が確定前発注情報を生成して発注受付サーバ2に送信する。そして、サーバ側情報取得部231が、処理部153から送信された確定前発注情報を取得する。サーバ側情報取得部231は、取得した確定前発注情報を特定部233に送信する。
次に、S632では、サーバ側情報取得部231が記憶部21から締切時刻情報および営業日情報を取得する。締切時刻情報は、発注先が対象商品の発注を受け付ける締め切りの時刻(以下、「締切時刻」)を示す情報である。営業日情報は、発注商品の発注日が属する年の全営業日を示す情報である。また、サーバ側情報取得部231が商品管理サーバ3から在庫情報を取得する。サーバ側情報取得部231は、取得した締切時刻情報、営業日情報および在庫情報を特定部233に送信する。
次に、S633では、特定部233が記憶部21から取得日時情報を取得する。取得日時情報は、サーバ側情報取得部231が確定前発注情報を取得した日時(以下、「取得日時」)を示す情報である。そして、特定部233は、締切時刻情報と取得日時情報とを照合して取得日時の時刻が締切時刻を過ぎているか否かを判定する。
取得日時の時刻が締切時刻を過ぎていないと判定した場合(S633でN)、特定部233が、取得日時情報と営業日情報とを照合して取得日が営業日にあたるか否かを判定する。また、特定部233は、取得日時情報と在庫情報とを照合して、取得日時の時点において発注商品の在庫があるか否かを判定する(S634)。一方、取得日時の時刻が締切時刻を過ぎていると判定した場合(S633でY)、特定部233がS634の処理を実行することなく、S636の処理に進む。
次に、S634では、取得日が営業日にあたると判定し、かつ、取得日時の時点において発注商品の在庫があると判定した場合(S634でY)、特定部233が取得日を最短出荷日として特定し、最短出荷日情報234として端末1に送信する。端末側情報取得部151を介して最短出荷日情報234を取得した表示制御部152は、最短出荷日表示欄11442に取得日を示す最短出荷日情報234を表示させる(S635)。
一方、取得日が営業日にあたらないと判定した場合、または取得日時の時点において発注商品の在庫がないと判定した場合(S634でN)、特定部233が、希望出荷日情報235、営業日情報および在庫情報に基づいて最短出荷日を特定する。具体的には、希望出荷日が営業日にあたり、かつ、希望出荷日の時点で発注商品の在庫がある場合、特定部233は希望出荷日を最短出荷日として特定する。一方、希望出荷日が営業日にあたらない、または、希望出荷日の時点で発注商品の在庫がない場合、特定部233は、発注商品の在庫を確保することが可能となる、希望出荷日からの最短の営業日(以下、「出荷可能営業日」)を最短出荷日として特定する。
そして、特定部233が希望出荷日または出荷可能営業日を示す最短出荷日情報234を端末1に送信することにより、表示制御部152が、最短出荷日表示欄11442に希望出荷日または出荷可能営業日を示す最短出荷日情報234を表示させる(S636)。
次に、S637では、発注情報入力画面114に確定前発注情報以外の一部の情報が表示されていない場合(S637でN)、入力部12が、発注情報入力画面114への入力操作、あるいは入力処理を引き続き受け付ける(S638)。一方、発注情報入力画面114に確定前発注情報を含むすべての情報が表示されている場合(S637でY)、S639の処理に進む。次に、S639では、入力部12が発注情報確認ボタン1149のクリック操作を受け付けて、処理部153が確定前発注情報を取得する。
S639の処理の終了によって入力フォーム表示処理が終了する。なお、入力フォーム表示処理において、締切時刻情報、営業日情報、在庫情報および取得日時情報の取得順番は図17に示すフローチャートの例に限定されず、任意に変更できる。
(納入先検索処理)
図18を参照して、発注システム500が実行する納入先検索処理について詳細に説明する。前提として、入力部12が納入先検索ボタン1142のクリック操作を受け付けて、表示制御部152が表示部11に納入先検索画面115を表示させているものとする。
まず、図18に示すフローチャートのS641では、入力部12がブックマーク企業選択ボタン11521のクリック操作を受け付けた場合(S641でY)、処理部153が発注受付サーバ2からブックマーク企業情報を取得する(S642)。S642の処理の終了後、S644の処理に進む。
一方、入力部12がブックマーク企業選択ボタン11521のクリック操作を受け付けない場合(S641でN)、入力部12が全件選択ボタン11522のクリック操作を受け付けて、処理部153が発注受付サーバ2から登録企業情報を取得する(S643)。
次に、S644では、入力部12が納入先名入力欄1153への入力操作(キーボード操作)を受け付けた場合(S644でY)、処理部153が納入先名入力欄1153に入力された名称を第1名称情報として取得する(S645)。一方、入力部12が納入先名入力欄1153への入力操作を受け付けない場合(S644でN)、処理部153が第1名称情報を取得することなく、S646の処理に進む。
次に、S646では、処理部153が、取得した各情報を検索条件として、候補企業情報欄1151に表示させる候補企業情報を検索し決定する。具体的には、処理部153は、取得したブックマーク企業情報と第1名称情報とを照合することにより、企業名の一部または全部が納入先名入力欄1153に入力された名称と一致するブックマーク企業を特定する。そして、処理部153は、特定したブックマーク企業の必須情報を候補企業情報欄1151に表示する候補企業情報とする。
または、処理部153は、取得した登録企業情報と第1名称情報とを照合することにより、企業名の一部または全部が納入先名入力欄1153に入力された名称と一致する登録企業を特定する。そして、処理部153は、特定した登録企業の必須情報を候補企業情報欄1151に表示する候補企業情報とする。処理部153は、決定した候補企業情報を表示制御部152に送信する。
次に、S647では、表示制御部152が取得した候補企業情報を候補企業情報欄1151に表示させる。次に、S648では、入力部12が納入先決定ボタン1156のクリック操作を受け付けた場合(S648でY)、表示制御部152は、入力部12が納入先選択ボタン1155のクリック操作を受け付けた候補企業の候補企業情報を取得する。この候補企業情報が納入先の必須情報となる。そして、表示制御部152は、表示部11の表示を、納入先検索画面115から必須情報入力欄1141に納入先の必須情報(前述の候補企業情報)が表示された発注情報入力画面114に遷移させる(S649)。一方、入力部12が納入先決定ボタン1156のクリック操作を受け付けない場合(S648でN)、再びS641以降の処理が実行される。
S649の処理の終了によって納入先検索処理が終了する。なお、納入先検索処理において、ブックマーク企業情報、登録企業情報および第1名称情報の取得順番は図18に示すフローチャートの例に限定されず、任意に変更できる。
(商品検索処理)
図19を参照して、発注システム500が実行する商品検索処理について詳細に説明する。前提として、入力部12が納入先決定ボタン1156のクリック操作を受け付けて、表示制御部152が表示部11に商品検索画面116を表示させているものとする。
まず、図19に示すフローチャートのS651では、入力部12が発注履歴照会ボタン1161のクリック操作を受け付けた場合(S651でY)、表示制御部152が表示部11の表示を商品検索画面116から発注履歴照会画面119に遷移させる(S652)。S652の処理の終了によって、商品検索処理が実行されることなく終了する。
S651でNの場合、入力部12が第1発注済商品検索ボタン1164のクリック操作を受け付けると(S653でY)、端末側情報取得部151が第1発注済商品情報を取得して表示制御部152に送信する(情報取得ステップ)。そして、表示制御部152が商品情報表示画面1169に第1発注済商品情報をリスト形式で表示させる(S654;表示ステップ)。S654の処理の終了後、S6513の処理に進む。
S653でNの場合、入力部12が第2発注済商品検索ボタン1165のクリック操作を受け付けると(S655でY)、端末側情報取得部151が第2発注済商品情報を取得して表示制御部152に送信する(情報取得ステップ)。そして、表示制御部152が商品情報表示画面1169に第2発注済商品情報をリスト形式で表示させる(S656;表示ステップ)。S656の処理の終了後、S6513の処理に進む。
S655でNの場合、入力部12が検索ボタン1163のクリック操作を受け付けると(S657でY)、端末側情報取得部151が、過去発注日に発注された発注済商品の発注済商品情報を取得して表示制御部152に送信する(情報取得ステップ)。そして、表示制御部152が前述の発注済商品情報を商品情報表示画面1169にリスト形式で表示させる(S658;表示ステップ)。前提として、発注日入力欄1162に過去発注日が入力されているものとする。S658の処理の終了後、S6513の処理に進む。
S657でNの場合、入力部12が検索ボタン1168のクリック操作を受け付けると(S659でY)、端末側情報取得部151が候補商品情報を取得して表示制御部152に送信する(情報取得ステップ)。そして、表示制御部152が候補商品情報を商品情報表示画面1169にリスト形式で表示させる(S6510;表示ステップ)。S6510の処理の終了後、S6513の処理に進む。
S659でNの場合、入力部12が登録商品検索ボタン1166のクリック操作を受け付けると(S6511でY)、端末側情報取得部151が登録商品情報を取得して表示制御部152に送信する(情報取得ステップ)。そして、表示制御部152が登録商品情報を商品情報表示画面1169にリスト形式で表示させる(S6512;表示ステップ)。S6511でNの場合、再びS651以降の処理が実行される。
次に、S6513では、入力部12が発注商品登録ボタン11611のクリック操作を受け付けた場合(S6513でY)、処理部153が、特定の選択候補商品が発注商品として選択された旨の情報を発注受付サーバ2に送信する。そして、記憶部21が前述の特定の選択候補商品を発注商品として記憶することにより、発注受付サーバ2が前述の特定の選択候補商品を発注商品として登録する(S6514)。ここで、S6513の処理の前提として、入力部12が1つ以上の発注商品選択ボックス11610へのチェック操作を受け付けているものとする。
一方、入力部12が発注商品登録ボタン11611のクリック操作を受け付けない場合(S6513でN)、つまり、入力部12が発注商品選択ボックス11610へのチェック操作を受け付けない場合、再びS6513の処理に進む。
次に、S6515では、入力部12が終了ボタン11614または11615のクリック操作を受け付けた場合(S6515でY)、商品検索処理が終了する。一方、入力部12が終了ボタン11614または11615のクリック操作を受け付けない場合(S6515でN)、言い換えれば入力部12が商品検索継続ボタン11613のクリック操作を受け付けた場合、再びS651以降の処理が実行される。
なお、商品検索処理において、入力部12による各ボタン(発注商品登録ボタン11611を除く)のクリック操作の受け付け順番は図19に示すフローチャートの例に限定されず、任意に変更できる。
(発注情報確認処理)
図20を参照して、発注システム500が実行する発注情報確認処理について詳細に説明する。前提として、入力部12が発注情報確認ボタン1149のクリック操作を受け付けて、表示制御部152が表示部11に発注情報確認画面117を表示させているものとする。また、処理部153が、確定前発注情報を取得しているものとする。
まず、図20に示すフローチャートのS661では、表示制御部152が、発注情報確認画面117に確定前発注情報を表示させる。次に、S662では、入力部12が画面遷移ボタン1176のクリック操作を受け付けた場合(S662でY)、表示制御部152が、表示部11の表示を発注情報確認画面117から発注情報入力画面114に再び遷移させて(S663)、発注情報確認処理が終了する。
一方、S662でNの場合、入力部12が発注内容確定ボタン1177のクリック操作を受け付けると(S664でY)、処理部153が、確定前発注情報の内容を発注情報の発注内容として確定する(S665)。S665の処理の終了によって発注情報確認処理が終了する。一方、S664でNの場合、再びS662以降の処理が実行される。
(発注受付完了処理)
図21を参照して、発注システム500が実行する発注受付完了処理について詳細に説明する。前提として、入力部12が発注内容確定ボタン1177のクリック操作を受け付けて、表示制御部152が表示部11に発注受付完了画面118を表示させているものとする。
まず、図21に示すフローチャートのS671では、入力部12が発注情報入力継続ボタン1181のクリック操作を受け付けた場合(S671でY)、入力フォーム表示処理から発注情報確認処理までの一連の処理が再び実行される(S672)。一方、入力部12が発注情報入力継続ボタン1181のクリック操作を受け付けない場合(S671でN)、S672の処理が実行されることなくS673の処理に進む。
次に、S673では、入力部12が印刷ボタン1182のクリック操作を受け付けた場合(S673でY)は、処理部153が、発注内容確定ボタン1177が押下された時点の発注情報確認画面117の表示内容、つまり発注情報を不図示のプリンタに送信する。プリンタは、端末1との間で無線通信を行ってもよいし有線通信を行ってもよい。発注情報を受信したプリンタは、当該発注情報を紙に印字して出力する(S674)。一方、入力部12が印刷ボタン1182のクリック操作を受け付けない場合(S673でN)、S674の処理が実行されることなくS675の処理に進む。
次に、S675では、入力部12が画面遷移ボタン1183のクリック操作を受け付けた場合(S675でY)、表示制御部152が、表示部11の表示を発注受付完了画面118からメインメニュー画面113に再び遷移させる(S676)。S676の処理の終了によって発注受付完了処理が終了する。一方、入力部12が画面遷移ボタン1183のクリック操作を受け付けない場合(S675でN)、再びS671以降の処理が実行される。
<発注履歴照会処理>
図22を参照して、発注システム500が実行する発注履歴照会処理について詳細に説明する。前提として、入力部12が発注履歴照会ボタン11321、11322または1161のいずれかのクリック操作を受け付けて、表示制御部152が表示部11に発注履歴照会画面119を表示させているものとする。
まず、図22に示すフローチャートのS681では、入力部12が発注日入力欄1191への入力操作(キーボード操作)を受け付けて、処理部153が発注日入力欄1191に入力された過去発注日を示す過去発注日入力情報を取得する。
次に、S682では、入力部12が検索ボタン1194のクリック操作を受け付けた場合(S682でY)、処理部153が発注受付サーバ2からデータベース化された登録商品情報を取得する。そして、処理部153は、過去発注日入力情報と前述の登録商品情報とを照合して、日付情報215が過去発注日入力情報と一致する登録商品情報を特定する(S683)。処理部153は、特定した登録商品情報を表示制御部152に送信する。次に、S684では、登録商品情報を取得した表示制御部152が、当該登録商品情報を発注履歴欄1195に表示させる。S684の処理の終了後、S688の処理に進む。
一方、入力部12が検索ボタン1194のクリック操作を受け付けない場合(S682でN)、入力部12が、納入先名入力欄1192および商品名入力欄1193の少なくとも一方への入力操作(キーボード操作)を受け付ける。そして、処理部153が、納入先名入力欄1192に入力された名称を示す納入先名称入力情報、および商品名入力欄1193に入力された名称を示す商品名入力情報の少なくとも一方を、さらに取得する(S685)。以下の説明では、処理部153が取得した納入先名称入力情報および商品名入力情報の少なくとも一方を「追加取得情報」と称する。
次に、S686では、入力部12が検索ボタン1194のクリック操作を受け付けて、処理部153が、発注受付サーバ2からデータベース化された発注情報およびデータベース化された登録商品情報を取得する。そして、処理部153は、過去発注日入力情報および追加取得情報と、前述の発注情報および登録商品情報とを照合する。
具体的には、追加取得情報が納入先名称入力情報のみで構成される場合、処理部153は、日付情報215と過去発注日入力情報とを照合し、かつ必須情報に含まれる納入先の名称と納入先名称入力情報とを照合する。そして、処理部153は、日付情報215と過去発注日入力情報とが一致し、かつ前述の納入先の名称と納入先入力情報とが一致する登録商品情報を特定する。
追加取得情報が商品名入力情報のみで構成される場合、処理部153は、日付情報215と過去発注日入力情報とを照合し、かつ商品名情報214と商品名入力情報とを照合する。そして、処理部153は、日付情報215と過去発注日入力情報とが一致し、かつ商品名情報214と商品名入力情報とが一致する登録商品情報を特定する。
追加取得情報が納入先名称入力情報と商品名入力情報とで構成される場合、処理部153は、日付情報215と過去発注日入力情報とを照合する。かつ、処理部153は、必須情報に含まれる納入先の名称と納入先名称入力情報とを照合する。かつ、処理部153は、商品名情報214と商品名入力情報とを照合する。そして、処理部153は、日付情報215と過去発注日入力情報とが一致し、かつ前述の納入先の名称と納入先入力情報とが一致し、かつ商品名情報214と商品名入力情報とが一致する登録商品情報を特定する。処理部153は、特定した登録商品情報を表示制御部152に送信する。
次に、S687では、登録商品情報を取得した表示制御部152が、当該登録商品情報を発注履歴欄1195に表示させる。次に、S688では、入力部12が表示件数追加ボタン1196のクリック操作を受け付けた場合(S688でY)、表示制御部152が発注履歴欄1195に最多で10件の登録商品情報を追加表示させる(S689)。一方、入力部12が表示件数追加ボタン1196のクリック操作を受け付けない場合(S688でN)、S689の処理が実行されることなく、S6810の処理に進む。
次に、S6810では、入力部12が画面遷移ボタン1197のクリック操作を受け付けて、表示制御部152が表示部11の表示を発注履歴照会画面119からメインメニュー画面113に再び遷移させる。S6810の処理の終了によって発注履歴照会処理が終了する。
<アカウント処理>
(アカウント処理の概要)
図23を参照して、発注システム500が実行するアカウント処理の概要について説明する。図23に示すように、アカウント処理は、ブックマーク企業編集処理と登録商品情報編集処理とを含んでいる。ブックマーク企業編集処理および登録商品情報編集処理の詳細については後述する。また、前提として、入力部12がアカウント情報確認ボタン11331のクリック操作またはアカウント情報確認ボタン11332のクリック操作を受け付けて、表示制御部152が表示部11にアカウント情報確認画面120を表示させているものとする。
まず、図23に示すフローチャートのS691では、入力部12が画面遷移ボタン1204のクリック操作を受け付けた場合(S691でY)、表示制御部152が表示部11の表示をアカウント情報確認画面120からブックマーク企業編集画面121に遷移させる。そして、制御部15がブックマーク企業編集処理を実行する(S692)。一方、入力部12が画面遷移ボタン1204のクリック操作を受け付けない場合(S691でN)、制御部15がブックマーク企業編集処理を実行することなく、S693の処理に進む。
次に、S693では、入力部12が画面遷移ボタン1205のクリック操作を受け付けた場合(S693でY)、表示制御部152が表示部11の表示をアカウント情報確認画面120から登録商品情報編集画面122に遷移させる。そして、制御部15が登録商品情報編集処理を実行する(S694)。一方、入力部12が画面遷移ボタン1205のクリック操作を受け付けない場合(S693でN)、制御部15が登録商品情報編集処理を実行することなく、S695の処理に進む。
次に、S695では、入力部12が画面遷移ボタン1206のクリック操作を受け付けた場合(S695でY)、表示制御部152が、表示部11の表示をアカウント情報確認画面120からメインメニュー画面113に再び遷移させる(S696)。S696の処理の終了によってアカウント処理が終了する。一方、入力部12が画面遷移ボタン1206のクリック操作を受け付けない場合(S695でN)、再びS691以降の処理が実行される。
なお、アカウント処理において、入力部12による画面遷移ボタン1204および1205、ならびに画面遷移ボタン1206のクリック操作の受け付け順番は図23に示すフローチャートの例に限定されず、任意に変更できる。
(ブックマーク企業編集処理)
図24を参照して、発注システム500が実行するブックマーク企業編集処理について詳細に説明する。前提として、入力部12が画面遷移ボタン1204のクリック操作を受け付けて、表示制御部152が表示部11にブックマーク企業編集画面121を表示させているものとする。
まず、図24に示すフローチャートのS701では、入力部12がブックマーク企業選択ボタン12121のクリック操作を受け付けた場合(S701でY)、処理部153が発注受付サーバ2からブックマーク企業情報を取得する(S702)。S702の処理の終了後、S704の処理に進む。
一方、入力部12がブックマーク企業選択ボタン12121のクリック操作を受け付けない場合(S701でN)、入力部12が全件選択ボタン12122のクリック操作を受け付けて、処理部153が発注受付サーバ2から登録企業情報を取得する(S703)。
次に、S704では、入力部12が納入先名入力欄1213への入力操作(キーボード操作)を受け付けた場合(S704でY)、処理部153が納入先名入力欄1213に入力された名称を第2名称情報として取得する(S705)。一方、入力部12が納入先名入力欄1213への入力操作を受け付けない場合(S704でN)、処理部153が第2名称情報を取得することなく、S706の処理に進む。
次に、S706では、処理部153が、取得した各情報を検索条件として、企業情報欄1211に表示させる編集候補企業情報を検索し決定する。具体的には、処理部153は、取得したブックマーク企業情報と第2名称情報とを照合することにより、企業名の一部または全部が納入先名入力欄1213に入力された名称と一致するブックマーク企業を特定する。そして、処理部153は、特定したブックマーク企業の必須情報を企業情報欄1211に表示する編集候補企業情報とする。
または、処理部153は、取得した登録企業情報と第2名称情報とを照合することにより、企業名の一部または全部が納入先名入力欄1213に入力された名称と一致する登録企業を特定する。そして、処理部153は、特定した登録企業の必須情報を企業情報欄1211に表示する編集候補企業情報とする。処理部153は、決定した編集候補企業情報を表示制御部152に送信する。
次に、S707では、表示制御部152が取得した編集候補企業情報を企業情報欄1211に表示させる。
次に、S708では、入力部12が登録要否決定ボックス1215へのチェック操作(クリック操作)を受け付けた場合(S708でY)、表示制御部152は、前述のチェック操作が行われた登録要否決定ボックス1215の「□」マーク内に「レ」印を表示させる。または、表示制御部152は、前述のチェック操作が行われた登録要否決定ボックス1215の「□」マーク内の「レ」印を非表示にする。そして、処理部153は、入力部12が受け付けた登録要否決定ボックス1215へのチェック操作の内容に従って、発注受付サーバ2から取得したブックマーク企業情報の内容を更新する(S709)。
一方、入力部12が登録要否決定ボックス1215へのチェック操作を受け付けない場合(S708でN)、再びS708以降の処理が実行される。
次に、S7010では、入力部12が更新ボタン1216のクリック操作を受け付けた場合(S7010でY)、処理部153が更新後のブックマーク企業情報を発注受付サーバ2に送信する。発注受付サーバ2は、更新後のブックマーク企業情報を記憶部21に記憶させることにより、ブックマーク企業情報を更新登録する(S7011)。S7011の処理の終了によってブックマーク企業編集処理が終了する。
一方、入力部12が更新ボタン1216のクリック操作を受け付けない場合(S7010でN)、再びS701以降の処理が実行される。なお、ブックマーク企業編集処理において、ブックマーク企業情報、登録企業情報および第2名称情報の取得順番は図24に示すフローチャートの例に限定されず、任意に変更できる。
(登録商品情報編集処理)
図25を参照して、発注システム500が実行する登録商品情報編集処理について詳細に説明する。前提として、入力部12が画面遷移ボタン1205のクリック操作を受け付けて、表示制御部152が表示部11に登録商品情報編集画面122を表示させているものとする。
まず、図25に示すフローチャートのS711では、入力部12が検索ボタン1221のクリック操作を受け付けた場合(S711でY)、表示制御部152が、発注受付サーバ2から登録商品情報を取得して商品情報表示画面1224に表示させる(S712)。S712の処理の終了後、S714の処理に進む。
一方、入力部12が検索ボタン1221のクリック操作を受け付けない場合(S711でN)、入力部12が商品名入力欄1222への入力操作(キーボード操作)を受け付ける。そして、表示制御部152が、発注受付サーバ2から商品名入力欄1222に入力された対象商品の発注済商品情報を取得して商品情報表示画面1224に表示させる(S713)。
次に、S714では、入力部12が商品選択ボックス1225へのチェック操作(クリック操作)を受け付けた場合(S714でY)、表示制御部152は、前述のチェック操作が行われた商品選択ボックス1225の「□」マーク内に「レ」印を表示させる。または、表示制御部152は、前述のチェック操作が行われた商品選択ボックス1225の「□」マーク内の「レ」印を非表示にする。そして、処理部153は、入力部12が受け付けた商品選択ボックス1225へのチェック操作の内容に従って、発注受付サーバ2から取得した登録商品情報の内容を更新する(S715)。
一方、入力部12が商品選択ボックス1225へのチェック操作を受け付けない場合(S714でN)、再びS714以降の処理が実行される。
次に、S716では、入力部12が表示件数追加ボタン1226のクリック操作を受け付けた場合(S716でY)、表示制御部152が、商品情報表示画面1224に最多で10件の発注済商品情報または登録商品情報を追加表示させる(S717)。一方、入力部12が表示件数追加ボタン1226のクリック操作を受け付けない場合(S716でN)、S717の処理が実行されることなく、S718の処理に進む。
次に、S718では、入力部12が更新ボタン1227のクリック操作を受け付けた場合(S718でY)、処理部153が更新後の登録商品情報を発注受付サーバ2に送信する。発注受付サーバ2は、更新後の登録商品情報を記憶部21に記憶させることにより、登録商品情報を更新登録する(S719)。一方、入力部12が更新ボタン1227のクリック操作を受け付けない場合(S718でN)、再びS711以降の処理が実行される。
次に、S7110では、入力部12が終了ボタン1228のクリック操作を受け付けて、表示制御部152が表示部11の表示を登録商品情報編集画面122からメインメニュー画面113に再び遷移させる。
S7110の処理の終了によって登録商品情報編集処理が終了する。なお、登録商品情報編集処理において、発注済商品情報および登録商品情報の取得順番は図25に示すフローチャートの例に限定されず、任意に変更できる。
〔変形例〕
本発明の変形例について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、前述の実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
まず、商品情報表示画面1169に表示される各商品情報の表示態様は、リスト形式に限定されない。例えば、表示制御部152が、各構成情報を商品情報表示画面1169において上下方向に並べて表示させ、かつ、各構成情報が上下方向に並んで表示された状態の各商品情報を、商品情報表示画面1169において左右方向に並べて表示させてもよい。
また、各商品情報には、第1発注済商品情報、第2発注済商品情報および候補商品情報の少なくとも1つが含まれていなくてもよく、替わりに第3発注済商品情報が含まれていてもよい。第3発注済商品情報は、3回前に発注された発注済商品に係る(I)サイズ情報211、(II)画像情報212、(III)過去発注情報213、(IV)商品名情報214、(V)日付情報215で構成される情報である。さらに、各構成情報には、商品名情報214および日付情報215が含まれていなくてもよく、替わりに、例えば発注済商品等の価格を示す価格情報が含まれていてもよい。
即ち、発注システム500は、表示制御部152が少なくとも、発注済商品情報に係るサイズ情報211、画像情報212および過去発注情報213と、登録商品情報に係るサイズ情報211、画像情報212および過去発注情報213と、を表示部11に並べて表示させるものであればよい。
次に、発注システム500は、表示制御部152が最短出荷日表示欄11442に最短出荷日情報234を表示させなくてもよい。この場合、例えば発注受付サーバ2が、最短出荷日を報知するための報知メールを端末1に送信してもよい。また、発注受付サーバ2が特定部233を備えていなくてもよく、備えていたとしても特定部233が最短出荷日を特定しなくてもよい。
特定部233が最短出荷日を特定しない場合、特定部233は、例えば、希望到着日情報、在庫情報および予測輸送時間情報に基づいて最短到着日を特定してもよい。最短到着日は、発注商品の納入先に当該発注商品を納入することが可能となる、サーバ側情報取得部231が確定前発注情報を取得した時点からの最短の営業日である。予測輸送時間情報は、発注商品の保管倉庫から納入先までの輸送時間の予測値を示す情報である。輸送時間の予測値は、例えば、輸送距離、輸送ルートの平均的な渋滞状況等に応じて事前に予測された値であり、保管倉庫に備えられた端末1に記憶されていてもよいし、記憶部31に記憶されていてもよい。特定部233が最短到着日を特定する場合、表示制御部152が表示部11に最短到着日を示す最短到着日情報を表示させてもよい。
即ち、発注受付サーバ2は少なくとも、発注済商品情報および登録商品情報を記憶する記憶部31と、端末1に対して記憶部31に記憶された発注済商品情報および登録商品情報を送信する通信部32と、を備えるものであればよい。
次に、発注システム500は、商品管理サーバ3および配信サーバ4の少なくとも一方を備えていなくてもよい。また、発注システム500は、発注受付サーバ2が、商品管理サーバ3および配信サーバ4の少なくとも一方の機能を併有するものであってもよい。
〔発注システムが奏する効果〕
発注システム500では、サイズ情報211と画像情報212と過去発注情報213を少なくとも含む発注済商品情報と、サイズ情報211と画像情報212と過去発注情報213を少なくとも含む登録商品情報とが、表示部11に並んだ状態で表示される。これにより、ユーザーは、表示部11を見るだけで、発注済商品の過去の傾向および登録商品の過去の傾向を、発注済商品情報と登録商品情報との関連性も含めて的確に把握できる。
よって、ユーザーは、表示部11に表示された発注済商品情報および登録商品情報の少なくとも一方を見るだけで、今回の発注時の時間的・時期的状況に適合した発注内容を容易に決定できる。
また発注システム500では、前回および前々回に発注された発注済商品に係るサイズ情報211等が、発注済商品情報として表示部11に表示される。これにより、ユーザーは、表示部11を見るだけで発注済商品における直近の過去の傾向を的確に把握できる。よって、今回の発注時の時間的・時期的状況に適合した発注内容を決定することが更に容易になる。
また発注システム500では、商品名情報214と日付情報215とを更に含んだ発注済商品情報および登録商品情報が、表示部11にリスト形式で表示される。これにより、表示部11に表示される発注済商品情報および登録商品情報のそれぞれの情報量がより充実するとともに、両情報の過去の傾向の関連性をより的確に把握できる。
また、視線は、一般的に、左から右に流れた後に上から下に流れる(視線の法則)。表示部11の表示がリスト形式であることから、ユーザーは特段意識しない限り、この法則に従って、発注済商品情報または登録商品情報を構成する各種情報を順次見た後、別の発注済商品情報または別の登録商品情報を構成する各種情報を順次見ることになる。このような情報の視認順序は、発注済商品および登録商品の各関連情報のスムーズな把握に繋がる。よって、ユーザーは、表示部11に表示された発注済商品情報および登録商品情報の内容を、視線の動きに違和感を覚えることなくスムーズに把握できる。以上より、今回の発注時の時間的・時期的状況に適合した発注内容を決定することが更に容易になる。
また発注システム500では、サーバ側情報取得部231が発注情報および在庫情報を取得し、特定部233が最短出荷日を特定する。これにより、最短出荷日を簡易な処理で特定できる。
また発注システム500では、サーバ側情報取得部231が発注情報および在庫情報を取得することにより、端末1の表示部11に最短出荷日情報234が表示される。これにより、ユーザーは、表示部11を見るだけで最短出荷日を容易に把握できる。
〔持続可能な開発目標(SDGs)の達成への貢献〕
発注システム500の構成によれば、発注時の時間的・時期的状況に適合した発注内容を容易に決定できる。そのため、例えば発注商品の発注数を適切に設定することが容易になり、発注商品の無駄な発注を低減できる。これにより、持続可能な開発目標(SDGs)、特に「目標12:つくる責任つかう責任(天然材料、リサイクル、廃棄物処理等)」の達成に貢献できる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
本発明の各態様に係る端末1は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを前記端末1が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより前記端末1をコンピュータにて実現させる端末1のプログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
つまり、端末1(以下、「装置」と呼ぶ)の機能は、当該装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該装置の各制御ブロック(特に制御部15に含まれる各部)としてコンピュータを機能させるためのプログラムにより実現することができる。
この場合、前記装置は、前記プログラムを実行するためのハードウェアとして、少なくとも1つの制御装置(例えばプロセッサ)と少なくとも1つの記憶装置(例えばメモリ)を有するコンピュータを備えている。この制御装置と記憶装置により前記プログラムを実行することにより、前記各実施形態で説明した各機能が実現される。
前記プログラムは、一時的ではなく、コンピュータ読み取り可能な、1または複数の記録媒体に記録されていてもよい。この記録媒体は、前記装置が備えていてもよいし、備えていなくてもよい。後者の場合、前記プログラムは、有線または無線の任意の伝送媒体を介して前記装置に供給されてもよい。
また、前記各制御ブロックの機能の一部または全部は、論理回路により実現することも可能である。例えば、前記各制御ブロックとして機能する論理回路が形成された集積回路も本発明の範疇に含まれる。この他にも、例えば量子コンピュータにより前記各制御ブロックの機能を実現することも可能である。
〔付記事項〕
本発明は前述の実施形態および変形例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。具体的には、前述の実施形態および変形例にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。