JP7428714B2 - プラスチック波長変換ファイバ - Google Patents

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Description

本発明はプラスチック波長変換ファイバに関する。
無機シンチレータ、有機液体シンチレータ、プラスチックシンチレータなどのシンチレータは、古くから素粒子検出など放射線検出分野で多用されており、放射線計測における重要部材である。これらのシンチレータは、光電子増倍管の最高感度に合わせ、放射線照射によって430nm付近の青色光を発光する蛍光剤を含有している。ここで、放射線照射によってシンチレータから発生した青色光を直接検出するのではなく、シンチレータで発生した青色光を光ファイバにおいて緑色光等に波長変換して伝播させ、間接的に検出する方法が知られている。
このような光ファイバは、波長変換(WLS:WaveLength Shifting)ファイバと呼ばれ、シンチレータにおいて発生した青色光を吸収して緑色光等に波長変換するコアの外周面に、コアよりも低屈折率のクラッドが被覆されたものである。特にプラスチックからなるプラスチック波長変換ファイバは、ガラス製に比べ低コストで加工が容易である。そのため、光ファイバ自体がシンチレーション性を有するプラスチックシンチレーションファイバと同様に、素粒子物理学研究用途などに多用されている。
プラスチック波長変換ファイバのコア基材としては、例えば高透明で比較的高屈折率を有する樹脂材料であるポリスチレンなどが用いられる。コア基材にポリスチレンを用いることによって屈折率差を大きく取れるので、クラッドとの全反射角を大きくすることができる。そのため、コア内で波長変換によって発生した緑色光をより広角度でコア内に閉じ込め、ファイバ端面まで伝送することができる。すなわち、コア基材にポリスチレンを用いることによって、高発光の波長変換ファイバを実現することができる。
ここで、図6は、青色光が照射された波長変換ファイバのコア内部における緑色発光の原理を示した図である。コア基材には、シンチレータの発光である波長430nm付近の青色光を吸収して550nm付近の緑色光に変換する有機蛍光剤が溶解されている。そのため、シンチレータにおいて発生し、波長変換ファイバを横断した青色光の一部もしくは全部が、図6に示すように、コア内で吸収されて緑色光に変換される。
また、図7は、波長変換ファイバを用いた検出器の模式図である。図7に示すように、シンチレータから発生した波長430nm付近の青色光は、プラスチック波長変換ファイバ1を横断すると、コア11に含有される蛍光剤に吸収され、波長550nm付近の緑色光に変換される。コア11内部で発生した緑色光は、コア11/クラッド12界面で全反射を繰り返しながらプラスチック波長変換ファイバ1の両端方向に伝播する。そして、プラスチック波長変換ファイバ1の一端へ導かれた緑色光は、光電子増倍管(PMT:PhotoMultiplier Tube)によって電気信号として検出される。
図7に示したPMTに代えてシリコンアバランシェフォトダイオード(Si-APD:Silicon-Avalanche PhotoDiode)を用いたSi-PM(Silicon-PhotoMultiplier)等の半導体検出器を用いてもよい。最近では、Si-PMが小さくセグメント化され、多数配列させたMPPC(Multi-Pixel Photon Counter)アレイ等が多用されている。MPPCアレイでは、各ピクセルが波長変換ファイバの1本1本に接続されており、各波長変換ファイバで発生した緑色光を同時に検出することができる。
素粒子物理学研究で用いられる検出器は、観測したい事象とノイズ事象(背景事象)との切り分けが重要であり、検出器の時間分解能や位置分解能の向上は長らく求められ続けてきた。特許文献1には、検出器の時間分解能を向上させるために、蛍光寿命を短くしたシンチレータが開示されている。また、非特許文献1には、ファイバを細径化することにより、青色光検出の位置分解能を向上させる方法が開示されている。
ところで、観測事象の発生確率が低い場合、検出装置を大型化することによって、観測頻度が向上する。例えば、非特許文献2に開示されているように、現在、スーパーカミオカンデの10倍の検出体積を有するハイパーカミオカンデの建設が計画されている。
なお、特許文献2、3については、本発明の実施の形態の説明において言及する。
特開2003-248061号公報 特開2002-116327号公報 特開2009-104208号公報
Christian Joram、「The new Fibre Tracker for LHCb」、[online]、2014年5月23日、インターネット<URL:https://lhcb-doc.web.cern.ch/lhcb-doc/presentations/Seminars/postscript/PH_detector_seminar_SciFi.pdf> 「ハイパーカミオカンデとは」、[online]、インターネット<URL:http://www.hyper-k.org/overview.html>
本発明者等は、プラスチック波長変換ファイバについて以下の問題点を見出した。
波長変換ファイバは、細径である程、光が減衰し易く、伝送可能な距離が短くなる。ここで、装置が大型化した場合、波長変換ファイバによって伝送が必要な距離は長くなる。そのため、細径でも長距離伝送可能なプラスチック波長変換ファイバが必要となる。
本発明は、蛍光寿命が短く、かつ、細径でも長距離伝送可能なプラスチック波長変換ファイバを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るプラスチック波長変換ファイバは、
450~550nmの波長範囲に蛍光スペクトルのピークを有する蛍光剤を含有するコアと、
前記コアの外周面を被覆すると共に、前記コアよりも低い屈折率を有するクラッドと、を備えたプラスチック波長変換ファイバである。
前記蛍光剤は、
炭素原子数と酸素原子数との和が10~25であり、
前記蛍光剤は、量子収率QEと以下の式(2)で定義される重複パラメータOLとが以下の式(1)を満たす。
Figure 0007428714000001
Figure 0007428714000002
式(2)において、Abs(300+2×i)は、ピーク強度を1として規格化された吸収スペクトルの相対強度であり、Flu(300+2×i)は、ピーク強度を1として規格化された蛍光スペクトルの相対強度であり、iは、0~200まで2ずつ増加する変数である。
蛍光寿命が短く、かつ、細径でも長距離伝送可能なプラスチック波長変換ファイバを提供できる。
前記蛍光剤は、クマリン系化合物でもよい。特に、3-アリール-7-ジアルキルアミノクマリン(但し、アリール基は炭素数4~6の芳香環または複素芳香環、アミノ基に置換したアルキル基の炭素数は1~4)でもよい。
前記蛍光剤は、チアゾール系化合物でもよい。特に、前記蛍光剤は、4-ホルミル-5-(4-ジアルキルアミノフェニル)チアゾール(但し、アミノ基に置換したアルキル基の炭素数は1~4)、又は4-(4-ジアルキルアミノフェニル)-5-ホルミルチアゾール(但し、アミノ基に置換したアルキル基の炭素数は1~4)でもよい。
また、外径が3.0mm以下でもよい。
本発明により、蛍光寿命が短く、かつ、細径でも長距離伝送可能なプラスチック波長変換ファイバを提供できる。
実施の形態1に係るプラスチック波長変換ファイバの一例の断面図である。 蛍光剤による再吸収を説明するための模式図である。 蛍光剤における炭素数と酸素数との和と蛍光寿命との関係を示すグラフである。 減衰長測定装置の概略図である。 ファイバの減衰長ALと蛍光剤のOL×(1-QE)との関係を示すグラフである。 青色光が照射された波長変換ファイバのコア内部における緑色発光の原理を説明した図である。 波長変換ファイバを用いた検出器の模式図である。
図1を参照して、本発明の実施の形態1に係るプラスチック波長変換ファイバについて説明する。図1は、実施の形態に係るプラスチック波長変換ファイバの一例の断面図である。図1に示すように、本実施の形態に係るプラスチック波長変換ファイバ1は、断面円形状であって、コア11と、コア11の外周面を被覆するクラッド12と、を備えている。クラッド12をインナークラッドとして、クラッド12の外周面により低屈折率を有するアウタークラッド(不図示)を設け、マルチクラッド構造としてもよい。マルチクラッド構造とすることにより、より広角度の光を捕捉し、伝搬させることができるため、検出感度が向上する。
コア11は、青色光を吸収して緑色光を発光する蛍光剤を含んだ透明樹脂からなる。コア基材としては、例えば安価で取り扱い容易なスチレン系樹脂が用いられる。コア11を構成するコア基材及び蛍光剤の詳細については後述する。
コア11の外周面を被覆するクラッド12は、コア11よりも低い屈折率を有する透明樹脂からなる。クラッド12を構成するクラッド基材については後述する。
プラスチック波長変換ファイバの外径は、例えば3.0mm以下であり、好ましくは2.0mm以下である。また、プラスチック波長変換ファイバの外径は、例えば0.1mm以上であり、好ましくは0.2mm以上である。
本実施の形態に係るプラスチック波長変換ファイバでは、蛍光剤分子に含まれる炭素原子数と酸素原子数との合計、蛍光剤の吸収スペクトルと発光スペクトルとの重複、及び蛍光剤の量子収率が制御されている。そのため、本実施の形態に係るプラスチック波長変換ファイバは、蛍光寿命が短く、かつ、細径でも長距離伝送可能である。
以下に、その原理について説明する。
上述の図6を参照して、より具体的に説明する。
蛍光とは蛍光剤分子がエネルギーを吸収して励起後、吸収光より長波長の光を放出する現象であり、π共役系の有機化合物においてよくみられる現象である。π共役系の有機化合物は、二重結合と単結合の繰り返し構造を有している。
発明者らは、波長範囲が450~550nmの緑色の蛍光を発する様々なπ共役系の有機化合物を調査した結果、炭素原子と酸素原子の数の合計が、蛍光剤から発せられる蛍光の寿命と相関することを見出した。炭素原子や酸素原子は二重結合を構成可能な原子であり、二重結合が必要なπ共役系の構造に大きく寄与しているからであると考えられる。詳細には後述する実験の結果、蛍光剤における炭素原子数と酸素原子数との和を10~25とした。
次に、本実施の形態に係るプラスチック波長変換ファイバ(以下、単に「ファイバ」ともいう)に含まれる蛍光剤は、細径でも長距離伝送可能とするために以下の式(1)を満たす。
Figure 0007428714000003
ここで、OLは発明者らが定義した重複パラメータであり、QEは量子収率である。
以下に、式(1)の詳細について説明する。
蛍光剤から生じた蛍光は、ファイバ内を導光する間に、蛍光剤や不純物による吸収やファイバの透過性能に従って、徐々に減衰していく。光の強度が1/e(e:自然対数の底)になる距離を減衰長(AL:Attenuation Length)といい、ファイバの光学性能を表す一つの指標として用いられている。当然のことながら、減衰長ALが大きい程、長距離伝送が可能となる。
蛍光の減衰要因として、蛍光剤による再吸収が知られている。この蛍光剤による再吸収について、図2を用いて説明する。図2は、蛍光剤による再吸収を説明するための模式図である。図2に示すように、蛍光剤の吸収スペクトル及び蛍光スペクトルは、いずれもピーク強度を1として規格化されている。吸収スペクトル及び蛍光スペクトルは幅を持っており、図2に示すように、蛍光スペクトルの短波長側と吸収スペクトルの長波長側に重複(Overlap)領域を有する場合がある。図2において、重複領域はドット表示されている。
図2に示すように、重複領域を有する場合、ファイバ内を伝搬する蛍光のうち短波長の光の一部が、蛍光剤に再吸収される。波長λにおける吸収スペクトルの相対強度Abs(λ)と蛍光スペクトルの相対強度Flu(λ)とが共に大きいと、再吸収が起き易いと考えられる。そのため、吸収スペクトルの相対強度Abs(λ)と蛍光スペクトルの相対強度Flu(λ)との積は、再吸収の起き易さの指標となる。そこで、その積の重複領域における積算値を重複パラメータOLとし、以下の式(2)で定義した。
Figure 0007428714000004
ここで、式(2)に示すように、一般的な緑色の蛍光材料の吸収及び蛍光の波長範囲から、重複パラメータOLを決定するための波長範囲を300~700nmとした。iは、0~200まで2ずつ増加する変数である。すなわち、式(2)では、吸収スペクトルの相対強度Abs(λ)と蛍光スペクトルの相対強度Flu(λ)との積が、300~700nmの波長範囲において2nmおきに積算される。
図2から明らかなように、吸収スペクトルの相対強度Abs(λ)と蛍光スペクトルの相対強度Flu(λ)との積の値は、波長λが重複領域の波長範囲内では正の値となり、波長λが重複領域の波長範囲外では0となる。図2に示した重複領域の波長範囲が広く、かつ、重複領域における吸収スペクトル及び蛍光スペクトルの強度が大きい程、重複パラメータOLの値が大きくなり、再吸収が起き易いと考えられる。
次に、光が蛍光剤に再吸収されると、量子収率QEの値に応じて、再度蛍光として発光する。量子収率QEは、吸収光に対する放出光の比率を示し、一般的には1以下である。すなわち、再吸収された光よりも、それに伴い再放出される光は少なくなり、(1-QE)が損失率となる。よって、減衰長ALを大きくするためには、再吸収が起きにくく、かつ、量子収率QEが高い(すなわち、損失率(1-QE)が小さい)ことが好ましい。反対に、再吸収が起き易く、かつ、損失率(1-QE)が大きいと、減衰長ALが小さくなる。
そのため、再吸収の起き易さの指標である重複パラメータOLと損失率(1-QE)との積OL×(1-QE)が、大きい程、減衰長ALが小さくなり、小さい程、減衰長ALが大きくなると考えられる。実験の結果、OL×(1-QE)の値が0.07未満であれば、減衰長ALが300cm以上となった。そのため、減衰長ALが大きく優れた光学性能を発揮する蛍光剤の条件を上記式(1)によって規定した。
<コア基材>
コア基材としては、透明で比較的高屈折率を有する樹脂材料を用いることが好ましい。例えば、ベンジルメタクリレート、フェニルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、クロロベンジルメタクリレート、1-フェニルエチルメタクリレート、1,2-ジフェニルエチルメタクリレート、ジフェニルエチルメタクリレート、フルフリルメタクリレート、1-フェニルシクロヘキシルメタクリレート、ペンタクロロフェニルメタクリレート、ペンタブロモフェニルメタクリレート、1-ナフチルメタクリレート、2-ナフチルメタクリレート、スチレン、α-メチルスチレン及びビニルトルエンからなるモノマー群のうちのいずれか1種類を重合して得られる重合体が好適である。
また、メチルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、フェニルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、クロロベンジルメタクリレート、1-フェニルエチルメタクリレート、1,2-ジフェニルエチルメタクリレート、ジフェニルエチルメタクリレート、フルフリルメタクリレート、1-フェニルシクロヘキシルメタクリレート、ペンタクロロフェニルメタクリレート、ペンタブロモフェニルメタクリレート、1-ナフチルメタクリレート、2-ナフチルメタクリレート、スチレン、α-メチルスチレン及びビニルトルエンからなるモノマー群のうちのいずれか2種類以上を共重合して得られる共重合体も適している。重合に際しては、一般的な重合開始剤及び分子量調整剤を添加してもよい。
<クラッド基材>
クラッド基材としては、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート及びブチルアクリレートからなるモノマー群のうちの1種類以上を重合又は共重合して得られる重合体が適している。中でも、メチルメタクリレートの重合体又はメチルメタクリレートと他のモノマーとの共重合体が望ましい。メチルメタクリレートは透明性が高く、容易に重合するため取り扱い易い利点がある。重合に際しては、一般的な重合開始剤及び分子量調整剤を添加してもよい。
また、アウタークラッド基材としては、前述のクラッド基材より低屈折率であれば市販のものでもよい。具体的には、メチルメタクリレート、2,2,2-トリフルオロエチルメタクリレート、2,2,3,3-テトラフルオロプロピルメタクリレート、2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピルメタクリレート、2,2,3,4,4,4-ヘキサフルオロブチルメタクリレート,2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロペンチルメタクリレート、α-フルオロアクリル酸メチル及び2-(トリフルオロメチル)プロペン酸メチル、フッ化ビニリデンからなるモノマー群のうちの1種類以上を重合又は共重合して得られる重合体、及び、前記重合体とポリフッ化ビニリデンの混合物が適している。特には、2,2,2-トリフルオロエチルメタクリレートポリマーとポリフッ化ビニリデンの混合物が望ましい。
<蛍光剤>
蛍光剤は、450~550nmの波長範囲に蛍光スペクトルのピークを有し、青色光を吸収して緑色光に波長変換する。このような蛍光剤としては、炭素原子数と酸素原子数との和が10~25であると共に、上記式(1)を満たす蛍光剤であれば制限はない。例えば、クマリン系化合物やチアゾール系化合物が好ましい。
クマリン系化合物としては、例えば、3-アリール-7-ジアルキルアミノクマリン(但し、アリール基は炭素数4~6の芳香環または複素芳香環、アミノ基に置換したアルキル基の炭素数は1~4)を挙げることができる。具体的には、7-(ジエチルアミノ)-3-フェニルクマリン、あるいは、7-(ジエチルアミノ)-3-(2-チエニル)クマリンといった分子量の小さな置換基を有するクマリン系化合物を挙げることができる。
チアゾール系化合物としては、例えば、4-ホルミル-5-(4-ジアルキルアミノフェニル)チアゾール(但し、アミノ基に置換したアルキル基の炭素数は1~4)、又は4-(4-ジアルキルアミノフェニル)-5-ホルミルチアゾール(但し、アミノ基に置換したアルキル基の炭素数は1~4)を挙げることができる。
波長変換蛍光剤の選定に当たっては、コア基材の原料であるモノマー、さらにその重合体への溶解性が高いことが好ましい。蛍光剤の濃度は、30~10000質量ppmが、さらに50~1000質量ppmが、さらには100~500質量ppmが好適である。好適な濃度の指標は、蛍光剤のモル吸光係数である。例えば、1mm径の波長変換ファイバであれば1mmの横断距離でシンチレータからの青色光を70~99%吸収できるような濃度に設定する。
<ファイバの製造方法>
波長変換ファイバの製造方法については特に制限はない。例えば、低屈折率基材からなるクラッド用の円筒状透明重合体(クラッド用パイプ)に高屈折率基材からなるコア用の透明棒状重合体(コア用ロッド)を挿入してプリフォームロッドを作製した後、先端を加熱して細く線引きするロッド線引き法を用いることができる。ファイバの外径や長さは、使用する条件に合せて適宜選択できる。
<コア用ロッドの製造方法>
コア用ロッドは円筒状の重合容器にモノマーを入れて、熱重合によって製造できる。重合方法は、開始剤を添加せずに熱だけによる自発的重合が好ましいが、最小限量の熱開裂型ラジカル開始剤を添加してもよい。さらに、光開裂型ラジカル開始剤を併用してもよい。また、コア用ロッドは、分子量が低過ぎると、光ファイバとして機械的強度や信頼性が確保できないことがある。逆に、分子量が高過ぎると、溶融粘度が高くなるため、加熱温度を高くする必要があり、熱劣化による着色や熱分解といった問題が発生することがある。このため、必要に応じて、分子量調整剤を添加してもよい。
<クラッド用パイプ製造方法>
クラッド用パイプは、円形ダイを装着した溶融押出機に熱可塑性樹脂ペレットを投入してパイプ状に押出成形する方法により製造することができる。また、回転する円筒容器中で遠心力によってモノマーを側面に押し付けるようにして中空部を形成させながら重合固化させる方法を用いてもよい。さらに、ロッド状の重合体の軸中心部にドリル等で穴を開けて中空部を形成する方法を用いてもよい。
<ファイバ性能>
蛍光剤の濃度は前述の通り、ファイバ外径で青色光を70~99%吸収できるように設定する。外径1mmのシングルクラッド構造の場合、ファイバの光学性能としては、減衰長AL>300cmが好ましい。減衰長ALは、クラッドの構成や、蛍光剤の種類、蛍光剤の濃度、ファイバの外径により調節することができる。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明は係る実施例により何ら限定されない。
表1に実施例1~3に係る蛍光剤の分子構造、分子量、分類、分子式、炭素原子数+酸素原子数(表1における「C+O」)、蛍光寿命(ns)をまとめて示す。
ここで、蛍光寿命は、約10ppmの希薄濃度の蛍光剤をスチレンモノマーに溶かした溶媒を浜松ホトニクス製の小型蛍光寿命測定装置Quantaurus-Tauを用いて測定した。励起波長は蛍光剤溶媒の吸収スペクトルに合わせて、ピーク波長に近い光を選択した。
Figure 0007428714000005
[実施例1]
表1に記載のチアゾール系の蛍光剤を使用した。炭素原子と酸素原子の和は13であり、蛍光寿命は2.3nsであった。
[実施例2]
表1に記載の7-(ジエチルアミノ)-3-(2-チエニル)クマリンというクマリン系の蛍光剤を使用した。炭素原子と酸素原子の和は18であり、蛍光寿命は2.6nsであった。
[実施例3]
表1に記載の7-(ジエチルアミノ)-3フェニルクマリンというクマリン系の蛍光剤を使用した。炭素原子と酸素原子の和は21であり、蛍光寿命は2.3nsであった。
表2に比較例1~4に係る蛍光剤の分子構造、分子量、分類、分子式、炭素原子数+酸素原子数(表2における「C+O」)、蛍光寿命(ns)をまとめて示す。
Figure 0007428714000006
[比較例1]
表1に記載のペリレン系の蛍光剤を使用した。炭素原子と酸素原子の和は34であり、蛍光寿命は3.8nsであった。
[比較例2]
表1に記載のクマリン系の蛍光剤を使用した。炭素原子と酸素原子の和は22であり、蛍光寿命は2.4nsであった。
[比較例3]
表1に記載のクマリン系の蛍光剤を使用した。炭素原子と酸素原子の和は23であり、蛍光寿命は2.2nsであった。
[比較例4]
表1に記載のキサンテン系の蛍光剤を使用した。炭素原子と酸素原子の和は27であり、蛍光寿命は5.7nsであった。
ここで、図3は、蛍光剤における炭素数と酸素数との和と蛍光寿命との関係を示すグラフである。表1、表2、及び図3に示すように、炭素原子数と酸素原子数との和が25を超えると蛍光寿命が3nsを超え、好ましくないことが分かった。
そこで、以下に示すように、蛍光寿命が3ns以下の実施例1~3及び比較例2、3に係る蛍光剤を用いたファイバを製造し、減衰長ALを評価した。また、減衰長ALと、蛍光剤の重複パラメータOL及び量子収率QE)との関係を評価した。具体的には、減衰長ALと、式(1)に示したOL×(1-QE)との関係を評価した。
[モノマー溶媒中での蛍光剤の評価]
[吸収スペクトルの測定]
吸収スペクトルは、約10ppmの希薄濃度の蛍光剤をスチレンモノマーに溶かした溶媒を島津製作所製の紫外可視赤外分光光度計UV3600によって測定した。スペクトルの測定範囲は、300~700nmとした。
[蛍光スペクトルの測定]
蛍光スペクトルは、約10ppmの希薄濃度の蛍光剤をスチレンモノマーに溶かした溶媒を堀場製作所製の蛍光分光光度計FluoroMax-4にて測定した。励起波長は各蛍光剤の吸収最大波長にて実施した。スペクトルの測定範囲は、300~700nmとした。
[重複パラメータOLの評価]
得られた吸収スペクトル及び蛍光スペクトルを、ピーク強度を1として規格化し、上述の式(2)を用いて、重複パラメータOLを求めた。
[量子収率QEの測定]
量子収率QEは、約10ppmの希薄濃度の蛍光剤をスチレンモノマーに溶かした溶媒を浜松ホトニクス製の絶対PL量子収率測定装置Quantaurus-QYを用いて測定した。励起波長は各蛍光剤の吸収最大波長にて実施した。
[蛍光剤を使用したファイバの性能評価]
[ファイバ製造方法]
特許文献2、3に記載の方法に準じて、実施例1~3、比較例2、3に係る蛍光剤を含有するファイバを製造した。外径が1mmであり、シングルクラッド構造を有するファイバとした。蛍光剤の濃度は、1mmの横断距離で青色光を70~99%吸収するような濃度に設定した。
[減衰長ALの測定]
ファイバの減衰長ALの測定は図4に示す装置で実施した。図4は、減衰長測定装置の概略図である。図4に示した減衰長測定装置では、光電子増倍管(PMT)からの距離を変えてサンプルファイバに青色光を入射し、サンプルファイバ中を導光した光の強度をPMTにて観測した。光源としては470nmにピーク波長を有する青色LEDを使用した。PMTには、浜松ホトニクス製の光電子増倍管R647を使用した。導光距離100~285cmのデータを使用し、導光距離と検出光強度との関係式から減衰長ALを計算した。
図4に示すように、外部からの光を遮断するため、減衰長測定装置はブラックボックスに覆われている。青色LEDは、サンプルファイバの長手方向に移動可能な可動リニアステージ上に搭載されている。可動リニアステージは、ステッピングモータを駆動源として、サンプルファイバと平行に延設されたリニアガイド上を移動する。青色LEDからの青色光は、可動リニアステージ上に設けられた電磁シャッタ及びピンホールを介してサンプルファイバ中に入射される。
[評価結果]
表3に、実施例1~3、比較例2、3に係る蛍光剤及びそれを用いたファイバの評価結果をまとめて示す。表3には、上から、蛍光剤の吸収ピーク波長(nm)、発光ピーク波長(nm)、重複パラメータOL、量子収率QE、1-QE、OL×(1-QE)、ファイバにおける蛍光剤濃度(ppm)、及び、ファイバの減衰長AL(cm)が示されている。
Figure 0007428714000007
[実施例1]
重複パラメータOL=0.13、量子収率QE=0.8であり、OL×(1-QE)=0.03であった。ファイバの減衰長ALは、蛍光剤濃度が125ppmにおいて313cmであり、目標とする300cmを超え、良好であった。
[実施例2]
重複パラメータOL=0.34、量子収率QE=0.86であり、OL×(1-QE)=0.05であった。ファイバの減衰長ALは、蛍光剤濃度が125ppmにおいて360cmであり、目標とする300cmを超え、良好であった。
[実施例3]
重複パラメータOL=0.11、量子収率QE=0.93であり、OL×(1-QE)=0.01であった。ファイバの減衰長ALは、蛍光剤濃度が200ppmにおいて477cmであり、目標とする300cmを大きく上回り、極めて良好であった。
[比較例2]
重複パラメータOL=0.51、量子収率QE=0.83であり、OL×(1-QE)=0.09であった。ファイバの減衰長ALは、蛍光剤濃度が125ppmにおいて186cmであり、目標とする300cmを下回った。
[比較例3]
重複パラメータOL=0.39、量子収率QE=0.82であり、OL×(1-QE)=0.07であった。ファイバの減衰長ALは、蛍光剤濃度が100ppmにおいて154cmであり、目標とする300cmを下回った。
ここで、図5は、ファイバの減衰長ALと蛍光剤のOL×(1-QE)との関係を示すグラフである。表3及び図5に示すように、OL×(1-QE)の値が小さい程、減衰長ALが大きくなる傾向があることが分かった。具体的には、OL×(1-QE)の値が0.07未満であれば、減衰長ALが300cm以上となった。
本発明は上記実施の形態に限られず、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
この出願は、2019年7月30日に出願された日本出願特願2019-139408を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 プラスチック波長変換ファイバ
11 コア
12 クラッド

Claims (6)

  1. 450~550nmの波長範囲に蛍光スペクトルのピークを有する蛍光剤を含有するコアと、
    前記コアの外周面を被覆すると共に、前記コアよりも低い屈折率を有するクラッドと、を備えたプラスチック波長変換ファイバであって、
    前記蛍光剤は、
    炭素原子数と酸素原子数との和が10~25であり、
    量子収率QEと以下の式(2)で定義される重複パラメータOLとが以下の式(1)を満たす、
    プラスチック波長変換ファイバ。
    Figure 0007428714000008
    Figure 0007428714000009
    式(2)において、Abs(300+2×i)は、ピーク強度を1として規格化された吸収スペクトルの相対強度であり、Flu(300+2×i)は、ピーク強度を1として規格化された蛍光スペクトルの相対強度であり、iは、0~200まで2ずつ増加する変数である。
  2. 前記蛍光剤は、クマリン系化合物である、
    請求項1に記載のプラスチック波長変換ファイバ。
  3. 前記蛍光剤は、3-アリール-7-ジアルキルアミノクマリン(但し、アリール基は炭素数4~6の芳香環または複素芳香環、アミノ基に置換したアルキル基の炭素数は1~4)である、
    請求項2に記載のプラスチック波長変換ファイバ。
  4. 前記蛍光剤は、チアゾール系化合物である、
    請求項1に記載のプラスチック波長変換ファイバ。
  5. 前記蛍光剤は、4-ホルミル-5-(4-ジアルキルアミノフェニル)チアゾール(但し、アミノ基に置換したアルキル基の炭素数は1~4)、又は4-(4-ジアルキルアミノフェニル)-5-ホルミルチアゾール(但し、アミノ基に置換したアルキル基の炭素数は1~4)である、
    請求項4に記載のプラスチック波長変換ファイバ。
  6. 外径が3.0mm以下である、
    請求項1~5のいずれか一項に記載のプラスチック波長変換ファイバ。
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