JP7428493B2 - フィルムコンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は、フィルムコンデンサに関する。
コンデンサの一種として、可撓性を有する樹脂フィルムを誘電体として用いながら、樹脂フィルムを挟んで互いに対向する第1の金属層及び第2の金属層を配置した構造のフィルムコンデンサが知られている。このようなフィルムコンデンサは、例えば、第1の金属層が形成された樹脂フィルムと第2の金属層が形成された樹脂フィルムとを巻回又は積層することによって作製される。
例えば、特許文献1には、少なくとも片側の表面に金属膜が形成された第1のフィルム部材と、第2のフィルム部材とを重畳して構成される金属化フィルムを備え、金属化フィルムが巻回されて形成され、かつ巻回された金属化フィルムの幅方向の両端のそれぞれに電極部材が接続されたフィルムコンデンサであって、第1のフィルム部材は、第2のフィルム部材に対して幅方向に突出するように配置されて巻回された金属化フィルムにおいて第1突出端と第1没入端とが積層方向に繰り返されるように構成され、金属膜は、第1突出端の第1没入端から幅方向へ突出する部分において露出するよう構成されている、フィルムコンデンサが開示されている。
特開2013-4916号公報
特許文献1に記載のフィルムコンデンサでは、第1のフィルム部材を加工することなく、金属化フィルムと電極部材との接触部分の機械的強度を向上させることができる、とされている。このように、金属化フィルムと電極部材との接触部分の機械的強度の向上が求められている理由は、ヒートショック等でこの接触部分の電気的接合が弱まると等価直列抵抗(ESR)が増加してしまうためである。しかしながら、特許文献1に記載のフィルムコンデンサにおいては、金属化フィルムと電極部材との接触部分の機械的強度を向上させる点で改善の余地がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、フィルムの積層体と外部電極との接合強度が高いフィルムコンデンサを提供することを目的とするものである。
本発明のフィルムコンデンサは、誘電体フィルムの主面上に金属層が設けられた金属化フィルムを含むフィルムが積層方向に積層された積層体と、上記積層方向と直交する幅方向における上記積層体の端面上に設けられ、上記金属層と接続された外部電極と、を備え、上記誘電体フィルムは、互いに対向する第1の主面及び第2の主面を有する第1の誘電体フィルムと、互いに対向する第3の主面及び第4の主面を有する第2の誘電体フィルムと、を含み、上記金属層は、上記第1の誘電体フィルムの上記第1の主面上に設けられた第1の金属層と、上記第1の誘電体フィルムの上記第2の主面及び上記第2の誘電体フィルムの上記第3の主面の一方の主面上に設けられた第2の金属層と、を含み、上記外部電極は、上記幅方向における上記積層体の一方の端面上に設けられ、上記第1の金属層と接続された第1の外部電極と、上記幅方向における上記積層体の他方の端面上に設けられた第2の外部電極と、を含み、上記金属化フィルムは、上記第1の誘電体フィルムの上記1の主面上に上記第1の金属層が設けられた第1の金属化フィルムを含み、上記積層体の一方の端面には、上記積層方向に隣り合う上記第1の金属化フィルムの間に第1の隙間が設けられている領域と、上記積層方向に隣り合う上記第1の金属化フィルムの間に第2の隙間が設けられている領域とが存在し、上記第1の隙間の上記積層方向における幅は、上記第2の誘電体フィルム及び上記第2の金属層の合計厚みよりも大きく、上記第2の隙間の上記積層方向における幅は、上記第2の誘電体フィルム及び上記第2の金属層の合計厚み以下であり、上記第1の外部電極は、上記第1の隙間において上記第2の隙間よりも上記第2の外部電極側に入り込んでおり、かつ、上記第2の金属層及び上記第2の外部電極と接続されていない、ことを特徴とする。
本発明によれば、フィルムの積層体と外部電極との接合強度が高いフィルムコンデンサを提供できる。
本発明のフィルムコンデンサの一例を示す斜視模式図である。 図1中の線分A1-A2に対応する部分を示す断面模式図である。 図2中の点線で囲まれた左側の領域で示される積層体の一方の端面の一部を幅方向から見たときの平面模式図である。 図2中の点線で囲まれた右側の領域で示される積層体の他方の端面の一部を幅方向から見たときの平面模式図である。 従来のフィルムコンデンサを示す断面模式図である。 図5中の点線で囲まれた左側の領域で示される積層体の一方の端面の一部を幅方向から見たときの平面模式図である。 図5中の点線で囲まれた右側の領域で示される積層体の他方の端面の一部を幅方向から見たときの平面模式図である。
以下、本発明のフィルムコンデンサについて説明する。なお、本発明は、以下の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更されてもよい。また、以下において記載する個々の好ましい構成を複数組み合わせたものもまた本発明である。
[フィルムコンデンサ]
本発明のフィルムコンデンサの一例として、誘電体フィルムの少なくとも一方の主面上に金属層が設けられた金属化フィルムを含むフィルムが積層された状態で巻回されてなる、いわゆる巻回型のフィルムコンデンサを以下に説明する。本発明のフィルムコンデンサは、上記フィルムが積層されてなる、いわゆる積層型のフィルムコンデンサであってもよい。
図1は、本発明のフィルムコンデンサの一例を示す斜視模式図である。図2は、図1中の線分A1-A2に対応する部分を示す断面模式図である。図3は、図2中の点線で囲まれた左側の領域で示される積層体の一方の端面の一部を幅方向から見たときの平面模式図である。図4は、図2中の点線で囲まれた右側の領域で示される積層体の他方の端面の一部を幅方向から見たときの平面模式図である。図2は、図3及び図4中の線分B1-B2に対応する断面を示している。
本明細書中、フィルムコンデンサにおける積層方向及び幅方向を、図1及び図2に示すように、各々、矢印T及び矢印Wで定められる方向とする。なお、巻回型のフィルムコンデンサでは、積層方向が複数存在するとも言えるが、本明細書中では矢印Tで定められる方向とする。ここで、積層方向Tと幅方向Wとは、互いに直交している。
図1及び図2に示すように、フィルムコンデンサ1は、積層体10と、幅方向Wにおける積層体10の一方の端面上に設けられた第1の外部電極51と、幅方向Wにおける積層体10の他方の端面上に設けられた第2の外部電極52と、を有している。ここで、積層体10の両端面は、幅方向Wにおいて互いに対向している。
図2に示すように、積層体10は、第1の金属化フィルム21及び第2の金属化フィルム22が積層方向Tに積層された状態で巻回された巻回体である。フィルムコンデンサ1は、このような巻回体でもある積層体10を有する巻回型のフィルムコンデンサである。なお、図2では、図1中のフィルムコンデンサ1の積層方向Tにおける上半分の断面が主に示されているが、下半分の断面についても同様である。
フィルムコンデンサ1においては、フィルムコンデンサ1の低背化の観点から、積層体10の断面形状が楕円又は長円のような扁平形状にプレスされ、積層体10の断面形状が真円であるときよりも厚みが小さい形状とされることが好ましい。
フィルムコンデンサ1は、円柱状の巻回軸を有していてもよい。巻回軸は、巻回状態の第1の金属化フィルム21及び第2の金属化フィルム22の中心軸上に配置されるものであり、第1の金属化フィルム21及び第2の金属化フィルム22を巻回する際の巻軸となるものである。
第1の金属化フィルム21は、第1の誘電体フィルム31の第1の主面31A上に第1の金属層41が設けられたものである。
第1の金属層41は、幅方向Wにおいて、第1の金属化フィルム21の一方の側縁に届き、第1の金属化フィルム21の他方の側縁に届かないように設けられている。
第2の金属化フィルム22は、第2の誘電体フィルム32の第3の主面32A上に第2の金属層42が設けられたものである。
第2の金属層42は、幅方向Wにおいて、第2の金属化フィルム22の一方の側縁に届かず、第2の金属化フィルム22の他方の側縁に届くように設けられている。
積層体10においては、第1の金属層41における第1の金属化フィルム21の側縁に届いている側の端部が積層体10の一方の端面に露出し、第2の金属層42における第2の金属化フィルム22の側縁に届いている側の端部が積層体10の他方の端面に露出するように、隣り合う第1の金属化フィルム21及び第2の金属化フィルム22が幅方向Wにずれている。
積層体10は、第1の金属化フィルム21及び第2の金属化フィルム22が積層方向Tに積層された状態で巻回されてなることから、第1の金属層41、第1の誘電体フィルム31、第2の金属層42、及び、第2の誘電体フィルム32が積層方向Tに順に積層された状態で巻回された巻回体である、とも言える。
積層体10においては、第1の誘電体フィルム31の第1の主面31Aと第2の誘電体フィルム32の第4の主面32Bとが対向し、第1の誘電体フィルム31の第2の主面31Bと第2の誘電体フィルム32の第3の主面32Aとが対向するように、第1の金属化フィルム21及び第2の金属化フィルム22が積層方向Tに積層された状態で巻回されている。つまり、積層体10においては、第1の金属化フィルム21が第2の金属化フィルム22の内側となり、第1の金属層41が第1の誘電体フィルム31の内側となり、第2の金属層42が第2の誘電体フィルム32の内側となるように、第1の金属化フィルム21及び第2の金属化フィルム22が積層方向Tに積層された状態で巻回されている。
第2の金属層42は、第2の誘電体フィルム32の第3の主面32A上ではなく、第1の誘電体フィルム31の第2の主面31B上に設けられていてもよい。この場合、積層体10においては、第1の誘電体フィルム31の第1の主面31A上に第1の金属層41が設けられ、かつ、第2の主面31B上に第2の金属層42が設けられた金属化フィルムと、第2の誘電体フィルム32とが積層方向Tに積層された状態で巻回されていることになる。
第1の誘電体フィルム31及び第2の誘電体フィルム32は、各々、硬化性樹脂を主成分として含有することが好ましい。ここで、主成分とは、重量百分率が最も大きい成分を意味し、好ましくは、重量百分率が50重量%よりも大きい成分を意味する。
硬化性樹脂は、熱硬化性樹脂であってもよいし、光硬化性樹脂であってもよい。熱硬化性樹脂とは、熱で硬化し得る樹脂を意味しており、硬化方法を限定するものではない。したがって、熱で硬化し得る樹脂である限り、熱以外の方法(例えば、光、電子ビーム等)で硬化した樹脂も熱硬化性樹脂に含まれる。また、材料によっては、材料自体が有する反応性によって反応が開始する場合があり、必ずしも外部から熱又は光等を与えずに硬化が進むものについても熱硬化性樹脂とする。光硬化性樹脂についても同様であり、光で硬化し得る樹脂である限り、硬化方法を限定するものではない。
硬化性樹脂は、ウレタン結合及びユリア結合の少なくとも一方を有していてもよいし、ウレタン結合及びユリア結合の両方を有していなくてもよい。なお、ウレタン結合及び/又はユリア結合の存在については、フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)を用いて確認できる。
硬化性樹脂は、第1の有機材料と第2の有機材料との硬化物からなることが好ましい。このような硬化物としては、例えば、第1の有機材料が有する水酸基(OH基)と第2の有機材料が有するイソシアネート基(NCO基)とが反応して得られる硬化物等が挙げられる。このような反応によって硬化物を得る場合、出発材料の未硬化部分が誘電体フィルム中に残留する場合がある。例えば、第1の誘電体フィルム31及び第2の誘電体フィルム32は、各々、水酸基及びイソシアネート基の少なくとも一方を含有していてもよい。この場合、第1の誘電体フィルム31及び第2の誘電体フィルム32は、各々、水酸基及びイソシアネート基の一方を含有していてもよいし、水酸基及びイソシアネート基の両方を含有していてもよい。なお、水酸基及び/又はイソシアネート基の存在については、フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)を用いて確認できる。
第1の有機材料は、分子内に複数の水酸基を有するポリオールであることが好ましい。ポリオールとしては、例えば、ポリビニルアセトアセタール等のポリビニルアセタール、フェノキシ樹脂等のポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール等が挙げられる。第1の有機材料として、複数種類の有機材料を併用してもよい。
第2の有機材料は、分子内に複数の官能基を有する、イソシアネート化合物、エポキシ樹脂、又は、メラミン樹脂であることが好ましい。第2の有機材料として、複数種類の有機材料を併用してもよい。
イソシアネート化合物としては、例えば、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、トリレンジイソシアネート(TDI)等の芳香族ポリイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)等の脂肪族ポリイソシアネート、等が挙げられる。イソシアネート化合物としては、これらのポリイソシアネートの変性体、例えば、カルボジイミド又はウレタン等を有する変性体であってもよい。
エポキシ樹脂としては、エポキシ環を有する樹脂であれば特に限定されず、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビフェニル骨格エポキシ樹脂、シクロペンタジエン骨格エポキシ樹脂、ナフタレン骨格エポキシ樹脂等が挙げられる。
メラミン樹脂としては、構造の中心にトリアジン環、その周辺に3つのアミノ基を有する有機窒素化合物であれば特に限定されず、例えば、アルキル化メラミン樹脂等が挙げられる。メラミン樹脂としては、メラミンの変性体であってもよい。
第1の誘電体フィルム31及び第2の誘電体フィルム32は、好ましくは、第1の有機材料及び第2の有機材料を含む樹脂溶液をフィルム状に成形した後、熱処理して硬化させることによって作製される。
第1の誘電体フィルム31及び第2の誘電体フィルム32は、各々、蒸着重合膜を主成分として含有していてもよい。蒸着重合膜は、ウレタン結合及びユリア結合の少なくとも一方を有していてもよいし、ウレタン結合及びユリア結合の両方を有していなくてもよい。なお、蒸着重合膜は、蒸着重合法により成膜されたものを指し、基本的には硬化性樹脂に含まれる。
第1の誘電体フィルム31及び第2の誘電体フィルム32は、各々、熱可塑性樹脂を主成分として含有していてもよい。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリアリレート等が挙げられる。
第1の誘電体フィルム31及び第2の誘電体フィルム32は、各々、主成分以外の成分として、例えば、シリコーン樹脂、第1の有機材料及び第2の有機材料等の出発材料の未硬化部分等を含有していてもよい。
第1の誘電体フィルム31及び第2の誘電体フィルム32は、各々、各種機能を付加するための添加剤を含有していてもよい。添加剤としては、例えば、平滑性を付与するためのレベリング剤等が挙げられる。添加剤は、水酸基及び/又はイソシアネート基と反応する官能基を有し、硬化物の架橋構造の一部を形成するものであることが好ましい。このような添加剤としては、例えば、水酸基、エポキシ基、シラノール基、及び、カルボキシル基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有する樹脂等が挙げられる。
第1の誘電体フィルム31及び第2の誘電体フィルム32の組成は、互いに異なっていてもよいが、互いに同じであることが好ましい。
第1の誘電体フィルム31及び第2の誘電体フィルム32の厚みは、各々、好ましくは0.5μm以上、5μm以下である。第1の誘電体フィルム31及び第2の誘電体フィルム32の厚みは、互いに異なっていてもよいが、互いに同じであることが好ましい。
第1の誘電体フィルム31及び第2の誘電体フィルム32の厚みについては、光学式膜厚計を用いて測定できる。
第1の金属層41及び第2の金属層42の構成材料としては、各々、例えば、アルミニウム、亜鉛、チタン、マグネシウム、スズ、ニッケル等の金属が挙げられる。
第1の金属層41及び第2の金属層42の組成は、互いに異なっていてもよいが、互いに同じであることが好ましい。
第1の金属層41及び第2の金属層42の厚みは、各々、好ましくは5nm以上、40nm以下である。
第1の金属層41の厚みについては、第1の金属化フィルム21の厚み方向における切断面を、透過電子顕微鏡(TEM)を用いて観察することにより特定できる。第2の金属層42の厚みについても同様に特定できる。
第1の外部電極51は、積層体10の一方の端面上に設けられ、第1の金属層41の露出端部と接触することで第1の金属層41と接続されている。
第1の金属層41と第1の外部電極51との接続性の観点から、積層体10の一方の端面において、第1の金属化フィルム21は、第2の金属化フィルム22に対して幅方向Wに突出していることが好ましい。
第2の外部電極52は、積層体10の他方の端面上に設けられ、第2の金属層42の露出端部と接触することで第2の金属層42と接続されている。
第2の金属層42と第2の外部電極52との接続性の観点から、積層体10の他方の端面において、第2の金属化フィルム22は、第1の金属化フィルム21に対して幅方向Wに突出していることが好ましい。
第1の外部電極51及び第2の外部電極52の構成材料としては、各々、例えば、亜鉛、アルミニウム、スズ、亜鉛-アルミニウム合金等の金属が挙げられる。第1の外部電極51及び第2の外部電極52は、好ましくは、各々、積層体10の一方の端面上及び他方の端面上に、上述したような金属を溶射することにより形成される。
第1の外部電極51及び第2の外部電極52の組成は、互いに異なっていてもよいが、互いに同じであることが好ましい。
積層体10の構成は、図2に示すような構成と異なっていてもよい。例えば、第1の金属化フィルム21において第1の金属層41が幅方向Wで2つの金属層に分断され、一方の金属層が第1の金属化フィルム21の一方の側縁に届き、他方の金属層が第1の金属化フィルム21の他方の側縁に届くように設けられていてもよい。この場合、第1の金属層41において、一方の金属層が第1の外部電極51と接続され、かつ、他方の金属層が第2の外部電極52と接続されつつ、第2の金属層42が第1の外部電極51及び第2の外部電極52の両方と接続されないように設けられると、第1の金属層41と第2の金属層42との間でコンデンサを構成できる。
図2及び図3に示すように、積層体10の一方の端面には、積層方向Tに隣り合う第1の金属化フィルム21の間に第1の隙間61が設けられている領域と、積層方向Tに隣り合う第1の金属化フィルム21の間に第2の隙間62が設けられている領域とが存在している。
積層体10の一方の端面において、第1の隙間61の積層方向Tにおける幅Lは、第2の誘電体フィルム32及び第2の金属層42の合計厚みよりも大きい。また、積層体10の一方の端面において、第2の隙間62の積層方向Tにおける幅Mは、第2の誘電体フィルム32及び第2の金属層42の合計厚み以下である。よって、第1の隙間61の積層方向Tにおける幅Lは、第2の隙間62の積層方向Tにおける幅Mよりも大きいため、第1の外部電極51の形成時に、例えば、金属を溶射すると、その金属が第1の隙間61に入り込みやすくなる。その結果、図2に示すように、第1の外部電極51は、第1の隙間61において第2の隙間62よりも第2の外部電極52側に入り込んでおり、かつ、第2の金属層42及び第2の外部電極52と接続されていない。したがって、特に第1の隙間61では、積層体10と第1の外部電極51との接合強度が高まる。
図2及び図4に示すように、積層体10の他方の端面には、積層方向Tに隣り合う第2の金属化フィルム22の間に第1の隙間61が設けられている領域と、積層方向Tに隣り合う第2の金属化フィルム22の間に第2の隙間62が設けられている領域とが存在していてもよい。
積層体10の他方の端面において、第1の隙間61の積層方向Tにおける幅Lは、第2の誘電体フィルム32及び第2の金属層42の合計厚みよりも大きい。また、積層体10の他方の端面において、第2の隙間62の積層方向Tにおける幅Mは、第2の誘電体フィルム32及び第2の金属層42の合計厚み以下である。よって、第1の隙間61の積層方向Tにおける幅Lは、第2の隙間62の積層方向Tにおける幅Mよりも大きいため、第2の外部電極52の形成時に、例えば、金属を溶射すると、その金属が第1の隙間61に入り込みやすくなる。その結果、図2に示すように、第2の外部電極52は、第1の隙間61において第2の隙間62よりも第1の外部電極51側に入り込んでおり、かつ、第1の金属層41及び第1の外部電極51と接続されていない。したがって、特に第1の隙間61では、積層体10と第2の外部電極52との接合強度が高まる。
第1の隙間61が設けられている領域は、図2、図3、及び、図4に示すように積層体10の両端面に存在していることが好ましい。
図2に示すような構成とは異なり、積層体10において、第1の誘電体フィルム31の第1の主面31A上に第1の金属層41が設けられ、かつ、第2の主面31B上に第2の金属層42が設けられた第1の金属化フィルムと、第2の誘電体フィルム32とが積層方向Tに積層された状態で巻回されている場合がある。この場合、積層体10の一方の端面には、積層方向Tに隣り合う第1の金属化フィルムの間に第1の隙間61が設けられている領域と、積層方向Tに隣り合う第1の金属化フィルムの間に第2の隙間62が設けられている領域とが存在することになる。
第1の隙間61の積層方向Tにおける幅Lは、好ましくは30μm以上、90μm以下である。第1の隙間61の積層方向Tにおける幅Lは、図2で示した積層体10の断面において、以下のように定められる。積層体10の一方の端面においては、積層方向Tに隣り合う第1の金属化フィルム21の間の積層方向Tにおける最大距離によって、第1の隙間61の積層方向Tにおける幅Lが定められる。また、積層体10の他方の端面においては、積層方向Tに隣り合う第2の金属化フィルム22の間の積層方向Tにおける最大距離によって、第1の隙間61の積層方向Tにおける幅Lが定められる。
第1の隙間61の幅方向Wにおける幅Lは、好ましくは0.8mm以上、1.3mm以下である。第1の隙間61の幅方向Wにおける幅Lは、図2で示した積層体10の断面において、以下のように定められる。積層体10の一方の端面においては、積層方向Tに隣り合う第1の金属化フィルム21の間の領域で、第1の金属化フィルム21の幅方向Wにおける端面と第2の金属化フィルム22の幅方向Wにおける端面との間の、幅方向Wにおける最大距離によって、第1の隙間61の幅方向Wにおける幅Lが定められる。また、積層体10の他方の端面においては、積層方向Tに隣り合う第2の金属化フィルム22の間の領域で、第2の金属化フィルム22の幅方向Wにおける端面と第1の金属化フィルム21の幅方向Wにおける端面との間の、幅方向Wにおける最大距離によって、第1の隙間61の幅方向Wにおける幅Lが定められる。
第1の隙間61の存在については、図2に示すような幅方向Wと平行な積層体10の切断面を、走査型電子顕微鏡(SEM)等を用いて観察することにより確認できる。具体的には、積層体10の一方の端面付近において、積層方向Tに隣り合う第1の金属化フィルム21の間の隙間で、第1の外部電極51が他の隙間(例えば、第2の隙間62)よりも第2の外部電極52側に入り込んでいる隙間があることで確認できる。あるいは、積層体10の他方の端面付近において、積層方向Tに隣り合う第2の金属化フィルム22の間の隙間で、第2の外部電極52が他の隙間(例えば、第2の隙間62)よりも第1の外部電極51側に入り込んでいる隙間があることで確認できる。
図2に示すように、第1の隙間61は、積層体10を幅方向Wに貫通していないことが好ましい。第1の隙間61が積層体10を幅方向Wに貫通している場合、第1の外部電極51又は第2の外部電極52の形成時に、例えば、金属を溶射すると、その金属が第1の隙間61を通して積層体10の両端面に届きやすくなる。これに対して、第1の隙間61が積層体10を幅方向Wに貫通していないことにより、第1の外部電極51が第2の外部電極52と短絡するのを好適に防止できる。
積層方向Tに隣り合う第1の金属化フィルム21における第1の外部電極51側の端部の少なくとも一方は、第1の隙間61が設けられるように曲がっていることが好ましい。具体的には、積層方向Tに隣り合う第1の金属化フィルム21における第1の外部電極51側の2つの端部のうち、第1の隙間61が設けられるように、一方が曲がっていてもよいし、両方が曲がっていてもよい。この場合、第1の金属化フィルム21の端部は、湾曲していてもよいし、屈曲していてもよい。このように第1の金属化フィルム21の端部が曲がっていることにより、積層方向Tに隣り合う第1の金属化フィルム21の間に第1の隙間61を好適に設けることができる。
[フィルムコンデンサの製造方法]
本発明のフィルムコンデンサは、例えば、以下の方法で製造される。
<金属化フィルムを作製する工程>
まず、例えば、上述した第1の有機材料及び第2の有機材料、添加剤等を混合することにより、樹脂溶液を調製する。そして、得られた樹脂溶液をフィルム状に成形した後、熱処理して硬化させることによって、第1の誘電体フィルム及び第2の誘電体フィルムを作製する。
そして、第1の誘電体フィルムの第1の主面上に、例えば、アルミニウム、亜鉛、チタン、マグネシウム、スズ、ニッケル等の金属を蒸着して第1の金属層を形成することにより、第1の金属化フィルムを作製する。この際、幅方向において、第1の金属化フィルムの一方の側縁に届き、第1の金属化フィルムの他方の側縁に届かないように第1の金属層を形成する。
また、第2の誘電体フィルムの第3の主面上に、例えば、アルミニウム、亜鉛、チタン、マグネシウム、スズ、ニッケル等の金属を蒸着して第2の金属層を形成することにより、第2の金属化フィルムを作製する。この際、幅方向において、第2の金属化フィルムの一方の側縁に届かず、第2の金属化フィルムの他方の側縁に届くように第2の金属層を形成する。
第2の金属層については、第2の誘電体フィルムの第3の主面上ではなく、第1の誘電体フィルムの第2の主面上に形成してもよい。この場合、本工程では、第1の誘電体フィルムの第1の主面上に第1の金属層が設けられ、かつ、第2の主面上に第2の金属層が設けられた金属化フィルムを作製することになる。この際、幅方向において、金属化フィルムの一方の側縁に届き、金属化フィルムの他方の側縁に届かないように第1の金属層を形成し、かつ、金属化フィルムの一方の側縁に届かず、金属化フィルムの他方の側縁に届くように第2の金属層を形成してもよい。
<積層体を作製する工程>
第1の金属化フィルム及び第2の金属化フィルムを、幅方向に所定の距離だけずらした状態で重ねた後、巻回することにより積層体(巻回体)を作製する。
この際、第1の金属化フィルム及び第2の金属化フィルムに高いテンションをかけながら巻回すると、第1の金属化フィルムの幅方向における端部が曲がりやすくなる。その結果、積層体の一方の端面において、積層方向に隣り合う第1の金属化フィルムの間に第1の隙間が設けられる。あるいは、第2の金属化フィルムの幅方向における端部が曲がりやすくなり、結果的に、積層体の他方の端面において、積層方向に隣り合う第2の金属化フィルムの間に第1の隙間が設けられる。あるいは、積層体の両端面に上述したような第1の隙間が設けられる。このような第1の隙間を設ける観点からは、第1の金属化フィルム及び第2の金属化フィルムの巻回時のテンションを0.12MPa以上、0.20MPa以下とすることが好ましい。
なお、必要に応じて、得られた積層体を幅方向とは垂直な方向から挟んで楕円円筒形状にプレスしてもよい。
<外部電極を形成する工程>
積層体の一方の端面上に、例えば、亜鉛、アルミニウム、スズ、亜鉛-アルミニウム合金等の金属を溶射することにより、第1の外部電極を第1の金属層と接続されるように形成する。
また、積層体の他方の端面上に、例えば、亜鉛、アルミニウム、スズ、亜鉛-アルミニウム合金等の金属を溶射することにより、第2の外部電極を第2の金属層と接続されるように形成する。
以上により、本発明のフィルムコンデンサが製造される。
本発明のフィルムコンデンサの比較対象として、従来のフィルムコンデンサを以下に説明する。
図5は、従来のフィルムコンデンサを示す断面模式図である。図6は、図5中の点線で囲まれた左側の領域で示される積層体の一方の端面の一部を幅方向から見たときの平面模式図である。図7は、図5中の点線で囲まれた右側の領域で示される積層体の他方の端面の一部を幅方向から見たときの平面模式図である。図5は、図6及び図7中の線分C1-C2に対応する断面を示している。
図5に示すように、フィルムコンデンサ101は、積層体110と、幅方向Wにおける積層体110の一方の端面上に設けられた第1の外部電極151と、幅方向Wにおける積層体110の他方の端面上に設けられた第2の外部電極152と、を有している。
図5に示すように、積層体110は、第1の金属化フィルム121及び第2の金属化フィルム122が積層方向Tに積層された状態で巻回された巻回体である。
第1の金属化フィルム121は、第1の誘電体フィルム131の一方の主面上に第1の金属層141が設けられたものである。
第1の金属層141は、幅方向Wにおいて、第1の金属化フィルム121の一方の側縁に届き、第1の金属化フィルム121の他方の側縁に届かないように設けられている。
第2の金属化フィルム122は、第2の誘電体フィルム132の一方の主面上に第2の金属層142が設けられたものである。
第2の金属層142は、幅方向Wにおいて、第2の金属化フィルム122の一方の側縁に届かず、第2の金属化フィルム122の他方の側縁に届くように設けられている。
積層体110においては、第1の金属層141における第1の金属化フィルム121の側縁に届いている側の端部が積層体110の一方の端面に露出し、第2の金属層142における第2の金属化フィルム122の側縁に届いている側の端部が積層体110の他方の端面に露出するように、隣り合う第1の金属化フィルム121及び第2の金属化フィルム122が幅方向Wにずれている。
第1の外部電極151は、積層体110の一方の端面上に設けられ、第1の金属層141の露出端部と接触することで第1の金属層141と接続されている。
第2の外部電極152は、積層体110の他方の端面上に設けられ、第2の金属層142の露出端部と接触することで第2の金属層142と接続されている。
図5及び図6に示すように、積層体110の一方の端面には、積層方向Tに隣り合う第1の金属化フィルム121の間に、積層方向Tにおける幅が第2の誘電体フィルム132及び第2の金属層142の合計厚みよりも大きい隙間が設けられていない。つまり、積層体110の一方の端面には、積層方向Tに隣り合う第1の金属化フィルム121の間に、積層方向Tにおける幅が第2の誘電体フィルム132及び第2の金属層142の合計厚み以下である隙間のみが設けられている。よって、第1の外部電極151の形成時に、例えば、金属を溶射しても、その金属が積層方向Tに隣り合う第1の金属化フィルム121の間に入り込みにくく、結果的に、積層体110と第1の外部電極151との接合強度が高まりにくい。
図5及び図7に示すように、積層体110の他方の端面には、積層方向Tに隣り合う第2の金属化フィルム122の間に、積層方向Tにおける幅が第1の誘電体フィルム131及び第1の金属層141の合計厚みよりも大きい隙間が設けられていない。つまり、積層体110の他方の端面には、積層方向Tに隣り合う第2の金属化フィルム122の間に、積層方向Tにおける幅が第1の誘電体フィルム131及び第1の金属層141の合計厚み以下である隙間のみが設けられている。よって、第2の外部電極152の形成時に、例えば、金属を溶射しても、その金属が積層方向Tに隣り合う第2の金属化フィルム122の間に入り込みにくく、結果的に、積層体110と第2の外部電極152との接合強度が高まりにくい。
積層体110は、第1の金属化フィルム121及び第2の金属化フィルム122を、幅方向に所定の距離だけずらした状態で重ねた後、巻回することにより作製される。この際、第1の金属化フィルム121及び第2の金属化フィルム122の巻回時のテンションは、例えば、0.10MPa以下と低くされる。
1、101 フィルムコンデンサ
10、110 積層体
21、121 第1の金属化フィルム
22、122 第2の金属化フィルム
31、131 第1の誘電体フィルム
31A 第1の主面
31B 第2の主面
32、132 第2の誘電体フィルム
32A 第3の主面
32B 第4の主面
41、141 第1の金属層
42、142 第2の金属層
51、151 第1の外部電極
52、152 第2の外部電極
61 第1の隙間
62 第2の隙間
第1の隙間の積層方向における幅
第1の隙間の幅方向における幅
第2の隙間の積層方向における幅
T 積層方向
W 幅方向

Claims (4)

  1. 誘電体フィルムの主面上に金属層が設けられた金属化フィルムを含むフィルムが積層方向に積層された積層体と、
    前記積層方向と直交する幅方向における前記積層体の端面上に設けられ、前記金属層と接続された外部電極と、を備え、
    前記誘電体フィルムは、互いに対向する第1の主面及び第2の主面を有する第1の誘電体フィルムと、互いに対向する第3の主面及び第4の主面を有する第2の誘電体フィルムと、を含み、
    前記第1の誘電体フィルム及び前記第2の誘電体フィルムは、各々、熱硬化性樹脂を主成分として含有し、
    前記金属層は、前記第1の誘電体フィルムの前記第1の主面上に設けられた第1の金属層と、前記第1の誘電体フィルムの前記第2の主面及び前記第2の誘電体フィルムの前記第3の主面の一方の主面上に設けられた第2の金属層と、を含み、
    前記外部電極は、前記幅方向における前記積層体の一方の端面上に設けられ、前記第1の金属層と接続された第1の外部電極と、前記幅方向における前記積層体の他方の端面上に設けられた第2の外部電極と、を含み、
    前記金属化フィルムは、前記第1の誘電体フィルムの前記第1の主面上に前記第1の金属層が設けられた第1の金属化フィルムを含み、
    前記積層体の一方の端面には、1枚分の前記第2の誘電体フィルムを挟んで前記積層方向に隣り合う前記第1の金属化フィルムの間に第1の隙間が設けられている領域と、1枚分の前記第2の誘電体フィルムを挟んで前記積層方向に隣り合う前記第1の金属化フィルムの間に第2の隙間が設けられている領域とが存在し、
    前記第1の隙間の前記積層方向における幅は、前記第2の誘電体フィルム及び前記第2の金属層の合計厚みよりも大きく、
    前記第2の隙間の前記積層方向における幅は、前記第2の誘電体フィルム及び前記第2の金属層の合計厚み以下であり、
    前記第1の外部電極は、前記第1の隙間において前記第2の隙間よりも前記第2の外部電極側に入り込んでおり、かつ、前記第2の金属層及び前記第2の外部電極と接続されていない、ことを特徴とするフィルムコンデンサ。
  2. 前記第1の隙間は、前記積層体を前記幅方向に貫通していない、請求項1に記載のフィルムコンデンサ。
  3. 前記積層方向に隣り合う前記第1の金属化フィルムにおける前記第1の外部電極側の端部の少なくとも一方は、前記第1の隙間が設けられるように曲がっている、請求項1又は2に記載のフィルムコンデンサ。
  4. 前記積層体は、前記フィルムが前記積層方向に積層された状態で巻回された巻回体である、請求項1~3のいずれかに記載のフィルムコンデンサ。
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