JP7428005B2 - 接合構造、柱梁接合構造、及び、柱梁接合構造の施工方法 - Google Patents
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Description
第1方向を長手方向とする第1部材と、前記第1方向と交差する第2方向を長手方向とする第2部材と、が接合されている接合構造であって、
前記第1部材は、前記第1方向および前記第2方向と交差する第3方向の両端に一対の切り欠き部を有し、
前記第2部材は、
前記第1部材の前記一対の切り欠き部にそれぞれ篏合し、前記第2方向に沿って配置された一対の縁部と、
前記一対の縁部の間に挟まれるとともに、前記第1部材によって分断された本体部と、
を有し、
前記本体部は、一方側の一方側本体部と、他方側の他方側本体部とに、前記第1部材によって分断されており、
前記一対の縁部は、前記一方側本体部と前記他方側本体部とに跨っていることを特徴とする。
第1方向を長手方向とする第1部材と、前記第1方向と交差する第2方向を長手方向とする第2部材と、が接合されている接合構造を有し、
前記第1部材は、前記第1方向および前記第2方向と交差する第3方向の両端に一対の切り欠き部を有し、
前記第2部材は、
前記第1部材の前記一対の切り欠き部にそれぞれ篏合し、前記第2方向に沿って配置された一対の縁部と、
前記一対の縁部の間に挟まれるとともに、前記第1部材によって分断された本体部と、
を有し、
前記第1部材と前記第2部材との接合部が前記柱の内部に設けられ、
前記第1部材および前記第2部材のそれぞれの長手方向の両端部が、前記柱の外側に延出している、
ことを特徴とする。
以下、本発明に係る接合構造を用いた柱梁接合構造を、図を用いて説明する。まず、本実施形態について説明する前に、比較例について説明する。
図12は、比較例の柱梁接合構造を示す斜視図である。図13は、比較例の柱梁接合構造の構成を示す分解斜視図である。この比較例において、図に示すように、互いに直交するX方向、Y方向、Z方向を定めている。Z方向は、柱が鉛直に建てられている状態で、上下となる方向(すなわち鉛直方向に沿った方向)である。以下、Z方向のことを上下方向ともいう。また、X方向およびY方向は、上下方向に垂直な方向(水平方向)である。ここでは、柱梁接合構造を構成している木質板材の積層方向をY方向とし、Y方向(およびZ方向)と直交する水平方向をX方向とする。
図1は、本実施形態に係る仕口ユニット1を示す斜視図である。図2は、仕口ユニット1の分解斜視図である。
本実施形態の柱部材10は、柱枠部11と蓋部12とを備えている。
図3Aは、図2の十字パネル20のA-A断面図であり、図3Bは、図2の十字パネル20のB-B断面図である。なお、図3Aおよび図3Bでは、参考として、十字パネル20と対向する柱部材10の部位(柱枠部11の収容端面11b、蓋部12の下端面12b)も図示している。
<蓋部12の施工について>
図4Aは、本実施形態における蓋部12の施工方法の説明図である。本実施形態では、図に示すように、断面が正方形で同じ長さの5つの棒状部材(角材)を綴り材などで互いに接合して蓋部12を構成している。
図5Aは、本実施形態における柱枠部11の施工方法の説明図である。本実施形態では、図5Aに示すように所定の長さの9つの棒状部材(角材)を綴り材などで互いに接合して柱枠部11を構成している。なお、四隅(突出部11aを構成する部位)には他のものよりも長い棒状部材を用いており、さらにこれらの部材は、他の短い部材よりもZ方向の上側に少しずらして接合する。これにより凹部10bおよび突出部11aを形成することができる。また、5つの短い部材の長手方向の端面によって収容端面11bが形成され、当該収容端面11bと突出部11aとによって収容空間Sが形成される。
図6A~図6Cは、十字パネル20の施工方法の一例を示す図である。
が設けられており、ウェブ部22bのY方向端面に窪み部21cと対向する窪み部22cが設けられている。そして、板材21の窪み部21cと、ウェブ部22bの窪み部22cとによって形成される空間にコッター23が配置されている。なお、窪み部21c、窪み部22c、および、コッター23は、ずれ抑制部に相当する。
図9Aおよび図9Bは、仕口ユニット1の施工方法の説明図である。
以上、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
10 柱部材(柱)、10a 凸部、10b 凹部、
11 柱枠部、11a 突出部、11b 収容端面(当接面)、
12 蓋部、12a 上端面、12b 下端面、
20 十字パネル(接合構造)、
21 板材(第1部材)、21a 切り欠き部、21c 窪み部(ずれ抑制部)、
22 板材(第2部材)、22a フランジ部(縁部)、22b ウェブ部(本体部)、
22c 窪み部(ずれ抑制部)、22d 突起部(ずれ抑制部)、
23 コッター(ずれ抑制部)、
24 外側板材、24a 孔、25 添板材、25a 孔、30 綴り材、
110 柱、111 柱内側木質板材、112 柱外側木質板材、112a 柱開孔、
120 梁、121 梁内側木質板材、122 梁外側木質板材、122a 梁開孔、
130 綴り材、140 鋼棒、
S 収容空間
Claims (10)
- 第1方向を長手方向とする第1部材と、前記第1方向と交差する第2方向を長手方向とする第2部材と、が接合されている接合構造であって、
前記第1部材は、前記第1方向および前記第2方向と交差する第3方向の両端に一対の切り欠き部を有し、
前記第2部材は、
前記第1部材の前記一対の切り欠き部にそれぞれ篏合し、前記第2方向に沿って配置された一対の縁部と、
前記一対の縁部の間に挟まれるとともに、前記第1部材によって分断された本体部と、
を有し、
前記本体部は、一方側の一方側本体部と、他方側の他方側本体部とに、前記第1部材によって分断されており、
前記一対の縁部は、前記一方側本体部と前記他方側本体部とに跨っていることを特徴とする接合構造。 - 請求項1に記載の接合構造であって、
前記第2部材の前記一対の縁部は、圧縮木材、又は、金属で形成されている、
ことを特徴とする接合構造。 - 請求項1又は請求項2に記載の接合構造であって、
前記第1部材、および、前記第2部材の前記本体部は、木質の部材であり、それぞれ、前記第3方向に沿う繊維方向の比率が15~100%である、
ことを特徴とする接合構造。 - 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の接合構造であって、
前記第1部材と、前記第2部材の前記本体部との間に、前記第3方向へのずれを抑制するためのずれ抑制部が設けられている、
ことを特徴とする接合構造。 - 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の接合構造であって、
前記一対の縁部と前記本体部は、接着剤で接合されている、
ことを特徴とする接合構造。 - 梁と柱とが接合されている柱梁接合構造であって、
第1方向を長手方向とする第1部材と、前記第1方向と交差する第2方向を長手方向とする第2部材と、が接合されている接合構造を有し、
前記第1部材は、前記第1方向および前記第2方向と交差する第3方向の両端に一対の切り欠き部を有し、
前記第2部材は、
前記第1部材の前記一対の切り欠き部にそれぞれ篏合し、前記第2方向に沿って配置された一対の縁部と、
前記一対の縁部の間に挟まれるとともに、前記第1部材によって分断された本体部と、
を有し、
前記第1部材と前記第2部材との接合部が前記柱の内部に設けられ、
前記第1部材および前記第2部材のそれぞれの長手方向の両端部が、前記柱の外側に延出している、
ことを特徴とする柱梁接合構造。 - 請求項6に記載の柱梁接合構造であって、
前記柱は、
前記接合構造の少なくとも前記接合部を含む部位を前記第3方向に沿わせて収容可能な収容空間を有する柱枠部と、
前記収容空間に収容され、前記接合構造の前記第3方向の一方側の端面と当接する蓋部と、
を備え、
前記柱枠部は、
前記接合構造の前記第3方向の他方側の端面と当接する当接面と、
前記当接面よりも前記第3方向の前記一方側に突出し、前記当接面とともに前記収容空間を構成する複数の突出部と、
を有し、
前記第1部材および前記第2部材のそれぞれの長手方向の端部は、隣接する前記突出部の間から前記柱の外側に延出している、
ことを特徴とする柱梁接合構造。 - 請求項6又は請求項7に記載の柱梁接合構造であって、
当該柱梁接合構造を構成する前記柱の前記第3方向の長さが、対象建物の一つの階層の高さである、
ことを特徴とする柱梁接合構造。 - 請求項6乃至請求項8の何れかに記載の柱梁接合構造であって、
当該柱梁接合構造を構成する前記柱の前記第3方向の一方側の端部に、凸部が形成されており、
前記柱の前記第3方向の他方側の端部に、前記凸部と篏合する凹部が形成されている、
ことを特徴とする柱梁接合構造。 - 請求項6乃至請求項9の何れかに記載の柱梁接合構造の施工方法であって、
前記第1部材と、前記第2部材とを接合して前記接合構造を施工する接合構造施工ステップと、
前記接合構造の少なくとも前記接合部を含む部位を、前記第3方向に沿わせて収容可能な収容空間を有する柱枠部を施工する柱枠部施工ステップと、
前記収容空間に収容される蓋部を施工する蓋部施工ステップと、
前記接合構造の少なくとも前記接合部を含む部位を、前記柱枠部の前記収容空間に挿入する第1挿入ステップと、
前記第1挿入ステップの後、前記収容空間に前記蓋部を挿入し、前記接合構造を前記柱枠部と前記蓋部との間に挟む第2挿入ステップと、
を有することを特徴とする柱梁接合構造の施工方法。
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