JP7426022B2 - 無線デバイスの通信方法、デバイス及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

無線デバイスの通信方法、デバイス及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDF

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Description

本出願は、無線通信の分野に関し、具体的には、無線デバイスの通信方法、無線デバイス及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
科学技術の進歩と人々の現代生活の要求の向上に伴い、ブルートゥース無線デバイスは、プレーヤーからイヤホン本体へのリンクケーブルを脱却したため、人々から好まれている。ブルートゥース無線デバイスは、特に運動やその他の活動をするときに着用するのに適し、ケーブル体の絡合いによるトラブルを減らすことができ、非常に便利である。
従来のブルートゥース無線イヤホン(マスタデバイスとスレーブデバイスを備える)と端末との通信方式の一つとしては、端末とマスタデバイスとが第1のブルートゥースリンクを確立し、マスタデバイスとスレーブデバイスとが第2のブルートゥースリンクを確立しており、スレーブデバイスが第2のブルートゥースリンクを介して第1のブルートゥースリンクのリンク情報を取得し、端末が第1のブルートゥースリンクを介してデータをマスタデバイスに送信し、スレーブデバイスが第1のブルートゥースリンクのリンク情報によって第1のブルートゥースリンクを傍受して、このデータを受信し、かつ第2のブルートゥースリンクによる通信によってこのデータを同期に再生するという方式である。
上述の無線デバイスの通信方式では、マスタデバイス又はスレーブデバイスについては、これらの少なくとも一方がデータを成功的に受信しない場合には、端末にデータを再伝送させるよう通知する必要があり、マスタ/スレーブデバイスは受信及び傍受を行う必要があり、端末及びマスタ/スレーブデバイスの負担が増大する。また、端末による受信に失敗するデータの再伝送が完了するのを待った後、新たなデータを伝送する必要があり、データの伝送時間が長くなり、伝送効率が低い。
本出願の実施例は、データ伝送効率を向上するための無線デバイスの通信方法、無線デバイス及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
本出願の実施例の第1の側面は、マスタデバイスとスレーブデバイスを備える無線デバイスの通信方法であって、前記マスタデバイスが第1のブルートゥースリンクを介して端末と通信を確立し、かつ第2のブルートゥースリンクを介して前記スレーブデバイスと通信を確立して、前記第2のブルートゥースリンクを介して前記スレーブデバイスに前記第1のブルートゥースリンクのリンク情報を送信しており、前記スレーブデバイスが前記第1のブルートゥースリンクを傍受することにより、前記端末が前記マスタデバイスに送信したブルートゥースデータを受信しており、前記無線デバイスの通信方法は、
前記マスタデバイスと前記スレーブデバイスの一方を送信側とし、他方を受信側として、前記受信側がブルートゥースデータに対する前記送信側の受信結果を取得することと、
前記マスタデバイスと前記スレーブデバイスの一方のみが第1のブルートゥースデータを成功的に受信しない場合には、予定のダウンストリームタイムスロットにおいて、前記第1のブルートゥースデータを成功的に受信した成功側が、前記第2のブルートゥースリンクを介して前記第1のブルートゥースデータを失敗側に転送すること、を含んでもよいことを特徴とする無線デバイスの通信方法を提供する。
オプションとしては、可能な実施形態として、本出願の実施例における無線デバイスの通信方法は、
前記マスタデバイスと前記スレーブデバイスの少なくとも一方が現在のタイムスロットにおいて送信されたブルートゥースデータを成功的に受信した場合には、前記受信側が現在のタイムスロットにおいて、前記端末に第1の応答を送信して、前記端末に新たなブルートゥースデータを送信させるよう指示すること、をさらに含んでも良い。
オプションとしては、可能な実施形態として、本出願の実施例における無線デバイスの通信方法は、
前記マスタデバイスと前記スレーブデバイスがいずれも第2のブルートゥースデータを成功的に受信しない場合には、前記受信側が現在のタイムスロットにおいて、前記端末に第2の応答を送信して、前記端末に前記第2ブルートゥースデータを再送信させるよう指示すること、をさらに含んでも良い。
オプションとしては、可能な実施形態として、本出願の実施例における無線デバイスの通信方法は、
前記マスタデバイスと前記スレーブデバイスの一方のみが第1のブルートゥースデータを成功的に受信しない場合には、前記受信側は、自身が成功的に受信した前記第1のブルートゥースデータに対して補完識別子登録を行って、かつ自身が成功的に受信しない前記第1のブルートゥースデータに対して欠落識別子登録を行って、前記受信側が予定のダウンストリームタイムスロットにおいて、前記第2のブルートゥースリンクを介して前記補完識別子登録付きブルートゥースデータを送信側に転送し、かつ前記送信側に欠落識別子登録付き第1のブルートゥースデータを前記受信側に送信させるよう要求するようにすること、又は
前記マスタデバイスと前記スレーブデバイスの一方のみが第1のブルートゥースデータを成功的に受信しない場合には、前記無線デバイスにおいて前記第1のブルートゥースデータを成功的に受信しない失敗側が、前記第1のブルートゥースデータに対して欠落識別子登録を行って、前記失敗側が予定のダウンストリームタイムスロットにおいて前記第2のブルートゥースリンクを介して成功側に前記欠落識別子登録付きブルートゥースデータを失敗側に転送させるよう要求するようにすること、をさらに含んでも良い。
オプションとしては、可能な実施形態として、前記端末が前記無線デバイスに送信するブルートゥースデータはオーディオデータである場合には、本出願の実施例における無線デバイスの通信方法は、
前記無線デバイスが前記端末から送信されるオーディオデータを順次識別することと、
前記無線デバイスが受信されたオーディオデータを順次デコードする際に、オーディオデータが欠落すると、デコード動作を一時停止し、欠落するオーディオデータを補完した後、補完後のデコード動作を継続すること、をさらに含んでも良い。
オプションとしては、可能な実施形態として、本出願の実施例における無線デバイスの通信方法は、
前記無線デバイスが受信されたオーディオデータを順次デコードする際に、欠落するオーディオデータの順次識別子によって、前記ダウンストリームタイムスロットと現在のタイムスロットの時間間隔を動的に調整して、デコード動作の連続性を保障するようにすること、をさらに含んでも良い。
オプションとしては、可能な実施形態として、本出願の実施例における無線デバイスの通信方法は、
アップストリームタイムスロットにおいて少なくとも1つの前記第1のブルートゥースデータが存在する場合には、欠落する前記第1のブルートゥースデータの数又は/及びその総データ量によって、前記ダウンストリームタイムスロットと現在のタイムスロットの時間間隔を動的に調整すること、をさらに含んでも良い。
オプションとしては、可能な実施形態として、本出願の実施例における無線デバイスの通信方法は、
アップストリームタイムスロットにおいて少なくとも1つの前記第1のブルートゥースデータが存在する場合には、欠落する前記第1のブルートゥースデータの数又は/及びその総データ量によって、前記ダウンストリームタイムスロットの時間長さを動的に調整すること、をさらに含んでも良い。
オプションとしては、可能な実施形態として、少なくとも1つの前記第1のブルートゥースデータが存在する場合には、本出願の実施例における無線デバイスの通信方法は、
ダウンストリームタイムスロットにおいて、マスタデバイスとスレーブデバイスが欠落する前記第1のブルートゥースデータの数によって、前記無線デバイスの中の役を再確定し、欠落する前記第1のブルートゥースデータの数が小さいイヤホンをマスタデバイスとすること、又は、
ダウンストリームのタイムスロットにおいて、マスタデバイスとスレーブデバイスの電力量によって、前記無線デバイスの中の役を再確定し、電力量が高いデバイスをマスタデバイスとすること、をさらに含んでもよい。
本出願の実施例の第2の側面は、プロセッサを備え、かつ前記プロセッサがメモリに記憶されるコンピュータプログラムを実行する際に第1の側面及び第1の側面におけるいずれの可能な実施形態でのステップを達成することに用いられるコンピュータ装置を提供する。
本出願の実施例の第3の側面は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される際に第1の側面及び第1の側面におけるいずれの可能な実施形態でのステップを達成するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
本出願によって提供される無線デバイスの通信方法では、マスタデバイスとスレーブデバイスの一方のみがあるブルートゥースデータ(第1のブルートゥースデータ)を成功的に受信しない場合には、マスタ/スレーブデバイスが欠落する第1のブルートゥースデータは、予定のダウンストリームタイムスロットにおいて互いに補完することにより、データ伝送効率を向上することができるとともに、マスタ/スレーブデバイスの一方がデータを成功的に受信しない場合には、端末のデータを再伝送する必要がないため、マスタ/スレーブデバイスの消費電力を効果的に低減する。
本出願によって提供される無線デバイスのマスタ/スレーブデバイスと端末の通信アーキテクチャの模式図である。 本出願によって提供される無線デバイスの通信方法の一つの実施例の模式図である。 実施例1において、本出願によって提供される無線デバイスの通信方法を実行する際に、マスタ/スレーブデバイスと端末のタイミングチャートである。 実施例2において、本出願によって提供される無線デバイスの通信方法を実行する際に、マスタ/スレーブデバイスと端末のタイミングチャートである。 実施例2において、本出願によって提供される無線デバイスの通信方法を実行する際に、マスタ/スレーブデバイスと端末のタイミングチャートである。 実施例3において、本出願によって提供される無線デバイスの通信方法を実行する際に、マスタ/スレーブデバイスと端末のタイミングチャートである。 実施例4において、マスタ/スレーブ切り替えを行なわないマスタ/スレーブデバイスと端末のタイミングチャートである。 実施例4において、マスタ/スレーブ切り替えを行ったマスタ/スレーブデバイスと端末のタイミングチャートである。
以下、本出願の実施例における技術方案については、本出願の実施例における図面と結びつけて明確かつ完全に説明するが、説明される実施例は本出願の一部の実施例にすぎず、全部の実施例ではないことは明らかである。本出願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をしないことを前提として獲得した他のすべての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
本出願の明細書、特許請求の範囲、及び上述の図面の中の用語「第1」、「第2」、「第3」、「第4」など(もしあれば)は、類似の対象を区別するためのものであり、特定の順序や優先順位を説明することに用いられる必要がない。ここで説明される実施例をここで図示又は説明される内容以外の順序で実施できるために、このように使用される用語は、適切な場合に互いに交換可能であることを理解すべきである。なお、「含む」と「有する」といった用語、及びこれらの任意の変化形は、排他的でない包含に及ぶように意図して、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又はデバイスは、必ずしも明確に列挙されたステップ又はユニットに限定されず、明確に列挙されない又はこれらのプロセス、方法、製品またはデバイスに固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。
図1を参照して、その中に本出願の方案の基礎的な通信方式を示しており、マスタデバイスは第1のブルートゥースリンクを介して端末と通信を確立し、かつ第2のブルートゥースリンクを介してスレーブデバイスと通信を確立しており、マスタデバイスは第1のブルートゥースリンクと第2のブルートゥースリンクを確立した後、第2のブルートゥースリンクを介して第1のブルートゥースリンクに関連するリンク情報をスレーブデバイスに送信し、スレーブデバイスは第1のブルートゥースリンクに関連するリンク情報によってマスタデバイスと端末との通信を傍受し、マスタデバイスと端末との通信内容を取得する。
通常、マスタ/スレーブデバイスは第2のブルートゥースリンクを介してタイミングを同期にして、スレーブデバイスがマスタデバイスと端末との約定の通信時間において通信内容を傍受するようにし、マスタ/スレーブデバイスがいずれもブルートゥースデータ(オーディオデータ)を受信した後、同期してデコードするようにする。
本出願における無線デバイスは、ブルートゥースイヤホンであってもよく、ブルートゥースインターホン、ブルートゥースオーディオペアボックスなどの他のブルートゥースデバイスであってもよいことを理解すべきで、ここでは具体的な限定はしない。
上述の通信方式に基づいて、本出願は無線デバイスの通信方法を提供しており、前記方法は以下のことを含む。
201、マスタデバイスとスレーブデバイスの一方を送信側とし、他方を受信側として、受信側がブルートゥースデータに対する送信側の受信結果を取得する。
具体的には、送信側は端末から送信されたブルートゥースデータを受信し、その後、そのブルートゥースデータに対する受信結果(成功又は失敗)を受信側に送信する。送信側は、第2のブルートゥースリンクを介して端末から毎回送信されるブルートゥースデータに対する受信結果を受信側に直接送信してもよいし、送信側は、端末から送信されたブルートゥースデータを成功的に受信した場合だけ受信結果を送信して、今回の受信に成功したことを指示し、かつ端末から送信されたブルートゥースデータを成功的に受信しない場合には受信結果を送信しなく、今回の受信に成功しないことを指示するようにしてもよい。
202、マスタデバイスとスレーブデバイスの一方のみが第1のブルートゥースデータを成功的に受信しない場合には、予定のダウンストリームタイムスロットにおいて、第1のブルートゥースデータを成功的に受信した成功側が、第2のブルートゥースリンクを介して第1のブルートゥースデータを失敗側に転送する。
上記の方案では、4種類の役割定義に言及し、それぞれは受信側、送信側、成功側、及び失敗側であり、4種類の役割定義は、それぞれマスタデバイスやスレーブデバイスを特定するものではなく、マスタデバイスとスレーブデバイスとの間の通信(受信側、送信側)、及びマスタ/スレーブデバイスがそれぞれ端末との通信結果(成功側、失敗側)によって決定される。例えば、マスタデバイスとスレーブデバイスとの間の通信においては、上記のブルートゥースデータの受信結果に対して、スレーブデバイスが自身の受信結果をマスタデバイスに送信し、マスタデバイスにブルートゥースデータを成功的に受信したか否かを通知し、この場合、スレーブデバイスが送信側となり、マスタデバイスが受信側となり、ここで、スレーブデバイスがブルートゥースデータを成功的に受信し、マスタデバイスがブルートゥースデータを成功的に受信しなければ、スレーブデバイスが成功側となり、マスタデバイスが失敗側となり、スレーブデバイスが予定のダウンストリームタイムスロットにおいてブルートゥースデータをマスタデバイスに転送して、マスタデバイスが欠落するブルートゥースデータを補完する。この例におけるマスタ/スレーブデバイスの役割も相互に変換し、マスタデバイスを送信側と成功側とし、スレーブデバイスを受信側と失敗側とし、又はマスタデバイスを送信側と失敗側とし、スレーブデバイスを受信側と成功側とし、又はマスタデバイスを受信側と成功側とし、スレーブデバイスを送信側と失敗側としてもよく、これは本出願の上記方案の実施には影響しない。
本出願によって提供される無線デバイスの通信方法では、マスタデバイスとスレーブデバイスの一方のみがあるブルートゥースデータ(第1のブルートゥースデータ)を成功的に受信しない場合には、マスタ/スレーブデバイスが欠落する第1のブルートゥースデータは、予定のダウンストリームタイムスロットにおいて互いに補完することにより、データ伝送効率を向上することができる。同時に、マスタ/スレーブデバイスの一方がデータを成功的に受信しない場合には、端末のデータを再伝送する必要がないため、マスタ/スレーブデバイスの消費電力を効果的に低減する。
本出願におけるタイムスロットは、端末タイムスロットを時間区分の根拠とし、1つの端末タイムスロット(1つのslot)、マスタ/スレーブデバイスと端末の通信及びマスタデバイスとスレーブデバイスの間の通信は、1つ又は複数の端末タイムスロットを時間周期とし、1つ又は複数の周期内でデータの送信、結果の応答などを完了する。
上記の方法は、ブルートゥースデータに対するマスタ/スレーブデバイスの受信結果を確定した後、端末に反映する必要があり、端末に、受信に失敗する場合にデータを再伝送するよう、又は受信に成功する場合に新たなデータを伝送させるよう指示する。したがって、本出願の上記の方法は、受信側が現在のタイムスロットにおいて、ブルートゥースデータに対する自身及び送信側の受信結果によって端末に応答することをさらに含む。具体的には、
端末の少なくとも1つのタイムスロットにおいては、現在のタイムスロットでマスタデバイスとスレーブデバイスがいずれもブルートゥースデータを成功的に受信しないと、受信側は現在のタイムスロットにおいて端末に応答し、端末にブルートゥースデータを再伝送させるよう指示することと、
端末の少なくとも1つのタイムスロットにおいては、現在のタイムスロットでマスタデバイスとスレーブデバイスの少なくとも一つがブルートゥースデータを成功的に受信すると、受信側は現在のタイムスロットにおいて端末に応答し、端末に新たなブルートゥースデータを送信させるよう指示することである。
異なるタイムスロットにおけるブルートゥースデータは同じでも異なっていてもよい。現在のタイムスロットにおいては、マスタ/スレーブデバイスがいずれも端末から送信されたあるブルートゥースデータ(第2のブルートゥースデータ)を成功的に受信しないと、現在のタイムスロットにおいて端末に応答し、端末に次のタイムスロットにおいてこのブルートゥースデータを再伝送させるよう指示し、かつ現在のタイムスロットと次のタイムスロットにおいて、端末から送信されるブルートゥースデータは同じであり、マスタ/スレーブデバイスの少なくとも1つが端末から送信されたブルートゥースデータを成功的に受信すると、現在のタイムスロットにおいて端末に応答し、端末に次のタイムスロットにおいて新たなブルートゥースデータを送信させるよう指示し、かつ現在のタイムスロットと次のタイムスロットにおいて、端末から送信されるブルートゥースデータは異なるものである。
受信側は、ブルートゥースデータに対する送信側から送信された受信結果を受信した後、そのブルートゥースデータに対する自身の受信結果と結びつけて、自身と送信側の総合的な受信結果を知っていており、この総合的な受信結果には、1、自身が失敗側となり、送信側が失敗側となるケース、2、自身が成功側となり、送信側が成功側となるケース、3、自身が成功側となり、送信側が失敗側となるケース、4、自身が失敗側となり、送信側が成功側となるケースという4種類のケースを含む。そうすると、受信側は、現在のタイムスロットにおいて端末に応答する際に、受信側と送信側がいずれもブルートゥースデータを成功的に受信しない場合、すなわち、前記のケース1の場合には、NACK(第2の応答)を応答して、端末にマスタ/スレーブデバイスがブルートゥースデータの受信に失敗することを指示し、このブルートゥースデータを再伝送させるよう要求しており、受信側と送信側の少なくとも一方がブルートゥースデータを成功的に受信した場合、すなわち、前記のケース2、3、4の場合には、ACK(第1の応答)を応答して、端末にマスタ/スレーブデバイスがブルートゥースデータの受信に成功することを指示し、新たなブルートゥースデータを送信させるよう要求する。
ここで、スレーブデバイスを受信側とする場合には、スレーブデバイスは、取得された第1のブルートゥースリンクのパラメータによって、端末に第1の応答又は第2の応答を直接送信することができる。
上記の実施例に基づいて、送信側は、このブルートゥースデータに対する自身の受信結果のみを知って、受信側の応答を知らない。したがって、上記の方法では、送信側は、受信側が端末に送信した応答をさらに傍受することができる。
送信側は、受信側が端末に送信した応答を傍受した後、自身の受信結果と結びつけて、a、自身が失敗側となり、応答がNACKであると、受信側が失敗側となること、b、自身が失敗側となり、応答がACKであると、受信側は成功側となること、c、自身が成功側となり、応答がACKであると、受信側が成功側となる可能性も失敗側となる可能性もあることを導くことができる。
以上の分析から明らかなように、受信側について、現在のタイムスロットのブルートゥースデータに対する自身及び送信側の受信結果を明確に知ることができるが、送信側は受信に成功する場合には、受信側が欠落するかどうかを確認することができない。したがって、上記の方法では、マスタデバイスとスレーブデバイスの一方がブルートゥースデータを成功的に受信しない場合には、失敗側はブルートゥースデータに対して欠落識別子登録を行う。
可能な実施形態としては、マスタ/スレーブデバイスは、自身が欠落するブルートゥースデータを相手に通知する必要があり、相手が欠落のブルートゥースデータを転送するようにする。そのため、ダウンストリームタイムスロットにおいては、失敗側は、登録される欠落識別子によって、成功側に識別子を欠落するブルートゥースデータを転送させるよう指示する。
受信側について、自身が成功側となるときに上記のケース2とケース3を含み、欠落識別子登録を行う必要がなく、自身が失敗側となるときに上記のケース1とケース4を含んでおり、上記ケース1においては、受信側自身が失敗側となり、送信側も失敗側となり、この場合、失敗側は欠落識別子登録を行う必要がなく、受信側が端末にNACKを応答し、かつ端末にブルートゥースデータを再伝送させるよう指示するため、欠落識別子登録を行うか否かは、マスタ/スレーブデバイスの一方がブルートゥースデータを成功的に受信した後に決定される必要があり、上記のケース4においては、受信側自身が失敗側となり、送信側が成功側となり、この場合、失敗側、すなわち受信側は、欠落識別子登録を行う必要があり、ダウンストリームタイムスロットにおいて成功側に欠落のブルートゥースデータを知らせ、転送させるよう指示するようにする。
一方、送信側について、自身が成功側となるときに上記のケースcを含み、欠落識別子登録を行う必要がなく、自身が失敗側となるときに上記のケースaとケースbを含んでおり、上記のケースaにおいては、送信側自身が失敗側となり、受信側が端末にNACKを応答し、受信側も失敗側となることが分かり、同様に、この場合、失敗側は欠落識別子登録を行う必要がなく、上記のケースbにおいては、送信側自身が失敗側となり、受信側は端末にACKを応答し、受信側が成功側となることが分かり、この場合、失敗側は、欠落識別子登録を行う必要があり、失敗側が予定のダウンストリームタイムスロットにおいて第2のブルートゥースリンクを介して成功側に欠落識別子登録付きブルートゥースデータを失敗側に転送させるよう要求するようにする。
以上のように、失敗側は登録される欠落識別子を成功側に送信するタイムスロットは、本出願においてダウンストリームタイムスロットが好ましく、失敗側はダウンストリームタイムスロットにおいて成功側に複数の欠落識別子を一括送信してもよく、現在のタイムスロットにおいて、受信側は、失敗側を確定しかつ欠落識別子登録を行う必要になった後、自身が失敗側であれば、欠落識別子登録を直接行ってもよく、送信側が失敗側であれば、送信側に通知し、現在のタイムスロットにおけるブルートゥースデータに対して欠落識別子登録を行うよう指示してもよい。その後、ダウンストリームタイムスロットにおいて、マスタ/スレーブデバイスは互いに登録する欠落識別子を相手に送信し、欠落するブルートゥースデータを互いに補完する。
別の可能な実施形態としては、受信側は誰が失敗側で、誰が成功側であるかを明確に知ることができるため、自身で送信側が欠落するブルートゥースデータをマークすればよい。したがって、マスタデバイスとスレーブデバイスの一方がブルートゥースデータを成功的に受信しなく、かつ受信側が成功側となる場合には、受信側はブルートゥースデータに対して補完識別子登録を行う。
受信側について、送信側は成功側となるときに上記のケース2とケース4を含み、送信側は失敗側となるときに上記のケース1とケース3を含む。上記のケース1においては、受信側自身が失敗側となり、送信側も失敗側となり、この場合、欠落識別子登録を行う必要がなく、補完識別子登録を行う必要もなく、受信側が端末にNACKを応答し、かつ端末にブルートゥースデータを再伝送させるよう指示するため、欠落識別子登録と補完識別子登録を行うか否かは、マスタ/スレーブデバイスの一方がブルートゥースデータを成功的に受信した後に決定される必要があり、上記ケース2においては、受信側自身が成功側となり、送信側も成功側となり、欠落識別子登録と補完識別子登録を行う必要がなく、上記のケース3においては、受信側自身が成功側となり、送信側が失敗側となり、この場合、補完識別子登録を行う必要があり、成功側が予定のダウンストリームタイムスロットにおいて第2のブルートゥースリンクを介して補完識別子登録付きブルートゥースデータを失敗側に転送するようにしており、上記のケース4においては、受信側自身が失敗側となり、送信側が成功側となり、この場合、欠落識別子登録を行う必要があり、ダウンストリームタイムスロットにおいて成功側に欠落のブルートゥースデータを通知するようにする。
上記の方法では、転送されるブルートゥースデータを成功側から失敗側に転送した後、失敗側は、転送されるブルートゥースデータに対する自身の受信結果によって、成功側に応答する。失敗側が転送されるブルートゥースデータの受信に失敗すると、成功側に転送されるオーディオデータを再伝送させるよう指示しており、失敗側が転送されるブルートゥースデータの受信に成功すると、マスタ/スレーブデバイスが欠落するブルートゥースデータの補完が完了する。
さらに、上記の方法では、アップストリームタイムスロットとダウンストリームタイムスロットは少なくとも1つの端末タイムスロットを含み、アップストリームタイムスロットの少なくとも1つの端末タイムスロットにおいて、マスタデバイスとスレーブデバイスの一方がブルートゥースデータを成功的に受信しないと、ダウンストリームタイムスロットでブルートゥースデータを成功側から失敗側に転送する。
アップストリームタイムスロットは少なくとも1つの端末タイムスロットを含んでもよく、同様に、ダウンストリームタイムスロットは少なくとも1つの端末タイムスロットを含んでもよく、アップストリームタイムスロットはマスタデバイスと端末との通信、スレーブデバイスの傍受に用いられ、ダウンストリームタイムスロットはマスタ/スレーブデバイスが欠落するブルートゥースデータの補完に用いられる。上記の方法は、アップストリームタイムスロットとダウンストリームタイムスロットからなる少なくとも1つのタイムスロットを周期とし、周期内においてマスタデバイスとスレーブデバイスの一方がブルートゥースデータを成功的に受信しないと、ブルートゥースデータの転送、補完、及びお互いの補完を実行する。
ブルートゥースデバイスでは、データは受信後にキャッシュスペースに記憶され、デコードされてスピーカーで再生されており、上記の方法は、ブルートゥースデータが欠落するときに、欠落するブルートゥースデータのフロントエンドデータをデコードした後、バックエンドデータをデコードし続けると、データの乱れにつながる。このため、上記の方法は、アップストリームタイムスロット内の少なくとも1つのタイムスロットにおいて、マスタ/スレーブデバイスが各タイムスロットで受信されたブルートゥースデータを順次識別し、かつマスタ/スレーブデバイスがさらに順次識別されるブルートゥースデータによってブルートゥースデータを順次デコードすることをさらに含んでもよい。マスタ/スレーブデバイスは、ブルートゥースデータをデコードする際に、ブルートゥースデータが欠落すると、デコード動作を一時停止し、欠落するブルートゥースデータを補完した後、補完後のデコード動作を継続する。
上記の通信方法の最適化の一つとして、ダウンストリームタイムスロットの位置は調整可能である。具体的には、
一例としては、端末の少なくとも1つのタイムスロットにおいて、マスタデバイスとスレーブデバイスの一方がブルートゥースデータを成功的に受信しない場合が発生すると、第1のブルートゥースデータを欠落する場合の数又はその総データ量によってダウンストリームタイムスロットの位置を動的に調整する。ここで、本出願においてダウンストリームタイムスロットの位置を調整することは、ダウンストリームタイムスロットと現在のタイムスロットとの時間間隔を調整して、ダウンストリームタイムスロットにおけるデータ補完操作の実行を早め又は遅らせるようにすることを意味する。総データ量とは、統計周期内で欠落するすべての第1のブルートゥースデータが占めているストレージスペースの大きさである。
具体的には、マスタデバイスとスレーブデバイスの一方がブルートゥースデータを成功的に受信しない場合の発生数、すなわち、上記の受信側と送信側の欠落識別子の合計数、又は受信側の欠落識別子と補完識別子の合計数によって、ダウンストリームタイムスロットの位置を動的に調整することができる。マスタ/スレーブデバイスが動作を開始する前に、ダウンストリームタイムスロットにおいて転送する必要があるブルートゥースデータの合計数と具体的な転送時点を予め設定してもよく、その合計数が設定される閾値に達していないが転送時点に達した場合には、ダウンストリームタイムスロットの位置を動的に調整して転送時点を適切に遅らせるようにしてもよく、この合計数が設定される閾値に達したが転送時点に達していない場合には、ダウンストリームタイムスロットの位置を動的に調整して転送時点を適切に早めるようにしてもよい。
具体的には、マスタデバイスとスレーブデバイスの一方がブルートゥースデータを成功的に受信しない場合が発生することに応じて、発生した場合における受信に成功しないブルートゥースデータの大きさ、すなわち、上記の失敗側が有している識別子を欠落するブルートゥースデータの大きさによって、ダウンストリームタイムスロットの位置を動的に調整することができる。マスタ/スレーブデバイスが動作を開始する前に、ダウンストリームタイムスロットにおいて転送する必要があるブルートゥースデータの大きさと具体的な転送時点を予め設定してもよく、その転送する必要があるブルートゥースデータの大きさが設定される閾値に達していないが転送時点に達した場合には、ダウンストリームタイムスロットの位置を動的に調整して転送時点を適切に遅らせるようにしてもよく、この転送する必要があるブルートゥースデータの大きさが設定される閾値に達したが転送時点に達していない場合には、ダウンストリームタイムスロットの位置を動的に調整して転送時点を適切に早めるようにしてもよい。
別の例として、端末の少なくとも1つのタイムスロットにおいて、マスタデバイスとスレーブデバイスの一方がブルートゥースデータを成功的に受信しない場合が発生すると、欠落するブルートゥースデータの順次識別子によってダウンストリームタイムスロットの位置を動的に調整する。上記のように、マスタ/スレーブデバイスは、各タイムスロットにおいて受信されたブルートゥースデータを順次識別し、かつ順次デコードして再生するようにしており、マスタデバイスとスレーブデバイスの一方がブルートゥースデータを成功的に受信しない場合が発生するときに、欠落するブルートゥースデータの順次識別子が前に寄れば、ダウンストリームタイムスロットの位置を動的に調整して転送時点を適切に早めて、その後のデコード再生動作がスムーズに行われることを保証するようにしてもよく、欠落するブルートゥースデータの順次識別子が後ろに寄れば、ダウンストリームタイムスロットの位置を動的に調整して転送時点を適切に遅らせるようにしてもよい。
注意すべきなのは、ブルートゥースデバイスでは、データの受信からキャッシュ、さらに再生まで一定の時間があり、アップストリームタイムスロットと予定のダウンストリームタイムスロットとの重ね時長はこの時間より大きくすべきでないことである。
上記の通信方法の最適化の一つとして、ダウンストリームタイムスロットにおいて、ブルートゥースデータを成功側から失敗側に転送する通信時長は調整可能である。具体的には、
一例としては、端末の少なくとも1つのタイムスロットにおいて、マスタデバイスとスレーブデバイスの一方がブルートゥースデータを成功的に受信しない場合が発生するときに、受信側は、発生した場合における自身が受信に成功するブルートゥースデータの数によって、ダウンストリームタイムスロットにおけるマスタ/スレーブデバイスの通信時長(ダウンストリームタイムスロットの時間長さ)を動的に調整する。
具体的には、マスタデバイスとスレーブデバイスの一方がブルートゥースデータを成功的に受信しない場合の発生数、すなわち、上記の受信側と送信側の欠落識別子の合計数、又は受信側の欠落識別子と補完識別子の合計数によって、ダウンストリームタイムスロットにおけるマスタ/スレーブデバイスの通信時長を動的に調整することができる。マスタ/スレーブデバイスが動作を開始する前に、ダウンストリームタイムスロットにおけるマスタ/スレーブデバイスの通信時長を予め設定してもよく、予め設定される通信時長は、一定の回数(数)のブルートゥースデータを成功的に受信しないことが発生する場合に対応して、その通信時長が設定される閾値を超える場合には、通信時長を動的に調整して通信時間を適切に延長するようにしてもよく、この通信時長が設定される閾値に達していない場合には、通信時長を動的に調整して通信時間を適切に短縮するようにしてもよい。
別の例として、端末の少なくとも1つのタイムスロットにおいて、マスタデバイスとスレーブデバイスの一方がブルートゥースデータを成功的に受信しない場合が発生するときに、受信側は、発生した場合における自身が受信に成功しないブルートゥースデータの数によって、送信側自身が成功的に受信しないブルートゥースデータの数と結びつけて、ダウンストリームタイムスロットにおけるマスタ/スレーブデバイスの通信時長を動的に調整する。
具体的には、マスタデバイスとスレーブデバイスの一方がブルートゥースデータを成功的に受信しない場合が発生することに応じて、受信側は、発生した場合における自身が受信に成功しないブルートゥースデータの大きさと、送信側自身が受信に成功しないブルートゥースデータの大きさ、すなわち、上記の受信側が有している識別子を欠落するブルートゥースデータの大きさと、上記の送信側が有している識別子を欠落するブルートゥースデータの大きさによって、ブルートゥースデータを転送するときのマスタ/スレーブデバイスの通信時長を動的に調整することができる。マスタ/スレーブデバイスが動作を開始する前に、ダウンストリームタイムスロットにおけるマスタ/スレーブデバイスの通信時長を予め設定してもよく、予め設定される通信時長が一定の大きさの転送されるブルートゥースデータに対応しており、受信側と送信側とが互いに相手の欠落するブルートゥースデータを転送する通信時長は予め設定される通信時長より大きい場合には、通信時長を動的に調整して通信時間を適切に延長するようにしてもよく、受信側と送信側が互いに相手の欠落するブルートゥースデータを転送する通信時長は予め設定される通信時長よりも小さい場合には、通信時長を動的に調整して通信時間を適切に短縮するようにしてもよい。
具体的には、マスタデバイスとスレーブデバイスの一方がブルートゥースデータを成功的に受信しない場合が発生することに応じて、受信側は、発生した場合における自身が受信に成功しないブルートゥースデータの大きさと、自身が受信に成功するブルートゥースデータの大きさ、すなわち、上記の受信側が有している識別子を欠落する及び識別子を補完するブルートゥースデータの大きさによって、ブルートゥースデータを転送するときのマスタ/スレーブデバイスの通信時長を動的に調整することができる。類似的には、マスタ/スレーブデバイスの通信時長を予め設定することにより、受信側と送信側とが互いに相手の欠落するブルートゥースデータを転送する通信時長は予め設定される通信時長よりも大きい場合には、通信時長を動的に調整して通信時間を適切に延長するようにしてもよく、受信側と送信側が互いに相手の欠落するブルートゥースデータを転送する通信時長は予め設定される通信時長よりも小さい場合には、通信時長を動的に調整して通信時間を適切に短縮するようにしてもよい。
以上、ダウンストリームタイムスロットの位置の調整、及びダウンストリームタイムスロットにおけるマスタ/スレーブデバイスの通信時長の調整の内容について、位置及び/又は通信時長を調整する前に、マスタ/スレーブデバイスは、第2のブルートゥースリンクを介して通信してネゴシエーションし、互いに欠落するブルートゥースデータによって、具体的なダウンストリームタイムスロットの位置と具体的な通信時長を約定する必要があり、ネゴシエーションする時点は、予め設定されるダウンストリームタイムスロットの前のタイムスロットであってもよいし、マスタデバイスとスレーブデバイスの一方がブルートゥースデータを成功的に受信しないことが発生するときの各現在のタイムスロットであってもよい。
同様に注意する必要があるのは、マスタ/スレーブデバイスは、ダウンストリームタイムスロットにおいて欠落するブルートゥースデータを互いに補完する際に、端末との通信を中断し、端末は新たなブルートゥースデータを送信した後、応答が得られない場合にはデータの再伝送を行い、再伝送の回数はブルートゥースプロトコルにおいて最大の試行回数を有するため、ダウンストリームタイムスロットの時長は端末が同一のブルートゥースデータを伝送する最大の試行回数の時長よりも小さく、これにより、マスタ/スレーブデバイスはブルートゥースデータのお互いの補完が完了した後、端末と通信する時間があり、新たなブルートゥースデータを受信することを保証するようにすることである。
上記の内容の中で、受信側は端末との通信を担当しつつ、送信側との通信を担当しており、消費電力の面では送信側より高く、これはマスタデバイス又はスレーブデバイスが担任し、又はマスタ/スレーブデバイスが交替で担任してもよく、マスタ/スレーブデバイスが交替で担任する場合には、マスタ/スレーブデバイスの消費電力を均衡させることができるが、毎回の交替は権限を移管するためにマスタデバイスとスレーブデバイスの間の通信のインタラクションが必要となり、煩雑で複雑であり、かつマスタ/スレーブデバイスの消費電力を均衡させるが、何度も交替に通信することによって消費電力が向上した。そのため、比較的な簡単な方式は、マスタ/スレーブデバイスの一方が固定的に担任することがであってもよいが、受信側を固定的に担任する役割は消費電力が大きく、消費電力の均衡がとれない。また、マスタデバイスと端末との通信において、マスタデバイスと端末との通信が不良であると、マスタ/スレーブデバイスのデータに対する受信結果に影響を与える可能性があり、上記の欠落するブルートゥースデータが多すぎて、通信効率が低下しまう。
そのため、上記の方法は、少なくとも1つのダウンストリームタイムスロットを経過した後に、マスタデバイスとスレーブデバイスとがマスタ/スレーブ役割の切り替えを行うことをさらに含む。1つのダウンストリームタイムスロットにおいて、マスタ/スレーブデバイスがそれぞれ欠落するブルートゥースデータの多さによってマスタ/スレーブ役割を再確定してもよく、マスタ/スレーブデバイスは1つのダウンストリームタイムスロットにおいてそれぞれが欠落するブルートゥースデータを統計(又は、受信側で欠落識別子と補完識別子のそれぞれの数を統計)しており、別の面でマスタ/スレーブデバイスのそれぞれと端末との通信安定性を表明することができ、欠落するブルートゥースデータが少ないほど、端末との通信が安定し、通信効率が高いことを示す。マスタ/スレーブデバイスが両者の電力量の比較結果によってマスタ/スレーブ役割を再確定してもよく、これにより、マスタ/スレーブデバイスの電力量を均衡させる。
同様に注意する必要があるのは、マスタ/スレーブ役割を切り替えた後に新たなブルートゥースデータの受信に影響を与えないことを保証するために、ダウンストリームタイムスロットの時長とマスタ/スレーブ役割の切り替えに要する時長の重ね時長は、端末が同一のブルートゥースデータを伝送するときの最大試行回数の時長よりも小さいことである。
理解を容易にするために、本出願では、以下のオーディオデータをブルートゥースデータとして通信伝送する具体的な適用実施例を提供しており、以下に開示されている実施例は例示にすぎず、当業者が上記の内容をよりよく理解するように支援するものにすぎない。
実施例1:
本実施例は、本出願の基礎的な実施例であり、図2を参照して、その中に上述の方法を実行するときのマスタ/スレーブデバイスと端末のタイミングチャートを示しており、図中に示すslot1~slotn-m-1はアップストリームタイムスロットであり、slotn-mはダウンストリームタイムスロットであり、マスタ/スレーブデバイスのオーディオデータの補完はn-m個のタイムスロットを周期とし、マスタデバイスはアップストリームタイムスロットにおいて端末と通信してオーディオデータを受信し、スレーブデバイスはオーディオデータを傍受及び受信し、マスタデバイスが受信側となり、スレーブデバイスが送信側となり、かつダウンストリームタイムスロットにおいて欠落するオーディオデータの補完を行う。
図3に示すように、アップストリームタイムスロットのslot1において、端末から送信されたオーディオデータdata1については、マスタデバイスは受信に失敗し(fail)、スレーブデバイスは同時に傍受及び受信に失敗し、マスタデバイスはスレーブデバイスの受信結果を受信した後、現在のタイムスロットslot1において端末にNACKを応答し、端末に次のタイムスロットslot2においてオーディオデータdata1を再伝送させるよう指示しており、slot2において、端末はオーディオデータdata1を再伝送し、この場合、マスタデバイスは受信に成功し(success)、スレーブデバイスは傍受及び受信に失敗し、マスタデバイスはスレーブデバイスの受信結果を受信した後、現在のタイムスロットslot2において端末にACKを応答し、端末に次のタイムスロットにおいて新たなオーディオデータを送信させるよう指示するとともに、オーディオデータdata1に対して補完識別子登録を行っており、アップストリームタイムスロットの複数のタイムスロットを経過した後、ダウンストリームタイムスロットslotn-mにおいて、マスタ/スレーブデバイスは欠落するオーディオデータの補完を行っており、図3に示すスレーブデバイスが欠落するオーディオデータはdata1であり、マスタデバイスは補完識別子によってスレーブデバイスにオーディオデータdata1を転送し、スレーブデバイスはマスタデバイスによって転送されたオーディオデータdata1を受信した後、マスタデバイスにその受信結果を応答する。
実施例2:
本実施例は、上述の実施例1のさらなる最適化の実施例であり、実施例1との違いは、ダウンストリームタイムスロットの位置の動的な調整である。以上の内容ように、アップストリームタイムスロットにおいては、転送する必要があるオーディオデータが比較的少ない場合には、ダウンストリームタイムスロットの位置を動的に調整して転送時点を適切に遅らせるようにしてもよい。
図4A、図4Bを参照して、図中に示すslot1~slotn-1はアップストリームタイムスロットであり、slotnはダウンストリームタイムスロットであり、マスタ/スレーブデバイスのオーディオデータの補完はn個のタイムスロットを周期とする。アップストリームタイムスロットのslot1において、端末から送信されたオーディオデータdata1については、マスタデバイスは受信に失敗し、スレーブデバイスは受信に失敗し、slot2においてデータを再伝送し、マスタデバイスは受信に成功し、スレーブデバイスは受信に失敗し、マスタデバイスはオーディオデータdata1に対して補完識別子登録を行う。
一つのケースでは、ダウンストリームタイムスロットの位置を動的に調整した後、図4Aに示すように、アップストリームタイムスロットの次のタイムスロットにおいて、端末から送信されたオーディオデータdatakについては、マスタデバイスは受信に成功し、スレーブデバイスは受信に失敗し、マスタデバイスはオーディオデータdatakに対して補完識別子登録を行っており、その後、ダウンストリームタイムスロットslotnにおいて、マスタ/スレーブデバイスは欠落するオーディオデータの補完を行っており、図中に示すスレーブデバイスが欠落するオーディオデータはdata1とdatakであり、マスタデバイスは補完識別子によってスレーブデバイスにオーディオデータdata1+datakを転送し、スレーブデバイスはマスタデバイスによって転送されたオーディオデータdata1を受信した後、マスタデバイスにその受信結果を応答する。
別のケースでは、ダウンストリームタイムスロットの位置を動的に調整した後、図4Bに示すように、アップストリームタイムスロットの次のタイムスロットにおいて、端末から送信されたオーディオデータdataiについては、マスタデバイスは受信に失敗し、スレーブデバイスは受信に成功し、マスタデバイスはオーディオデータdataiに対して欠落識別子登録を行っており、その後、ダウンストリームタイムスロットslotnにおいて、マスタ/スレーブデバイスは欠落するオーディオデータの補完を行っており、図中に示すスレーブデバイスが欠落するオーディオデータはdata1であり、マスタデバイスが欠落するオーディオデータはdataiであり、マスタデバイスは補完識別子によってスレーブデバイスにオーディオデータdata1を転送し、かつ欠落識別子によってスレーブデバイスにオーディオデータdataiをマスタデバイスへ転送させるよう通知して、時分割多重化によりマスタ/スレーブデバイスが欠落するオーディオデータのお互いの補完を完了する。同様に、転送が完了した後に、マスタ/スレーブデバイスのそれぞれは転送側にその受信結果を応答する。
実施例3:
本実施例は、上述の実施例1のさらなる最適化の実施例であり、実施例1との違いは、ダウンストリームタイムスロットにおけるマスタ/スレーブデバイスの通信時長の動的な調整である。以上の内容ように、アップストリームタイムスロットにおいて、転送する必要があるオーディオデータが比較的多い場合には、ダウンストリームタイムスロットにおけるマスタ/スレーブデバイスの通信時長を動的に調整して通信時間を適切に延長するようにしてもよい。
図5を参照して、図中に示すslot1~slotn-1はアップストリームタイムスロットであり、slotnとslotn+1はダウンストリームタイムスロットであり、マスタ/スレーブデバイスのオーディオデータの補完はn+1個のタイムスロットを周期とする。アップストリームタイムスロットのslot1において、端末から送信されたオーディオデータdata1については、マスタデバイスは受信に成功し、スレーブデバイスは受信に失敗し、オーディオデータdata2については、マスタデバイスは受信に成功し、スレーブデバイスは受信に失敗し、マスタデバイスはオーディオデータdata1とdata2に対して補完識別子登録を行っており、類似的には、オーディオデータdatakについては、マスタデバイスは受信に失敗し、スレーブデバイスは受信に成功し、オーディオデータdataiについては、マスタデバイスは受信に失敗し、スレーブデバイスは受信に成功し、マスタデバイスはオーディオデータdatakとdataiに対して欠落識別子登録を行う。
ダウンストリームタイムスロットにおいて、転送する必要があるオーディオデータが比較的多く、data1、data2、datak、及びdataiが含まれており、したがって、動的に調整してダウンストリームタイムスロットにおけるマスタ/スレーブデバイスの通信時長を延長し、この通信時長は、2つのタイムスロットslotnとslotn+1にまたがっている。引き続き図5を参照して、ダウンストリームタイムスロットのslotnにおいて、マスタデバイスは補完識別子によってスレーブデバイスにオーディオデータdata1+data2を転送し、かつ欠落識別子によってスレーブデバイスにダウンストリームタイムスロットのslotn+1においてオーディオデータdatak+dataiをマスタデバイスへ転送させるよう通知して、時分割多重化によりマスタ/スレーブデバイスが欠落するオーディオデータのお互いの補完を完了する。同様に、転送が完了した後に、マスタ/スレーブデバイスのそれぞれは転送側にその受信結果を応答する。
実施例4:
本実施例は、上述の実施例1のさらなる最適化の実施例であり、実施例1との違いは、ダウンストリームタイムスロットの後のマスタ/スレーブ切り替えである。以上の内容ように、少なくとも1つのダウンストリームタイムスロットを経過した後に、マスタデバイスとスレーブデバイスはマスタ/スレーブ役割の切り替えを行う。1つのダウンストリームタイムスロットにおいて、マスタ/スレーブデバイスがそれぞれ欠落するオーディオデータの多さによってマスタ/スレーブ役割を再確定してもよく、マスタ/スレーブデバイスが両者の電力量の比較結果によってマスタ/スレーブ役割を再確定してもよい。
図6A、図6Bを参照して、図6Aは、ダウンストリームタイムスロットの後にマスタ/スレーブ切り替えを行わないマスタ/スレーブデバイスと端末のタイミングチャートを示し、図6Bは、ダウンストリームタイムスロットの後にマスタ/スレーブ切り替えを行うマスタ/スレーブデバイスと端末のタイミングチャートを示す。図6Aに示すように、マスタ/スレーブ切り替えを行わない場合には、マスタデバイスは受信側となり、端末との通信を担いながら、スレーブデバイスとの通信を担うことになり、負担が重く、消費電力が高く、マスタ/スレーブデバイスの消費電力が不均衡になる。図6Bに示すように、マスタ/スレーブの切り替えを行った後、元のマスタデバイスを新たなスレーブデバイスに切り替え、元のスレーブデバイスを新たなマスタデバイスに切り替えて、受信側は元のマスタデバイスが担任しなくなり、新たなマスタデバイスにより代替されることで、マスタ/スレーブデバイスの消費電力を均衡させる。
上記の内容及び実施例に基づいて、本出願は、メモリとプロセッサとを備える無線デバイスをさらに提供しており、前記メモリにはコンピュータプログラムを記憶しており、前記無線デバイスは、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行することにより、上記の無線デバイスの通信方法を実現する。デバイスに関する説明は、上記の内容に関する説明と効果に対応して理解できるので、ここでは説明しない。
上記の内容及び実施例に基づいて、本出願は、(非一過性の)コンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供しており、前記非一過性のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、前記コンピュータプログラムはプロセッサによって実行されるときに上記の無線デバイスの通信方法を実現することに用いられる。プログラムに関する説明は、上記の内容に関する説明と効果に対応して理解できるので、ここでは説明しない。
本発明の技術方案は、本質的に、あるいは従来技術に貢献する部分、あるいはこの技術方案の全部又は一部は、ソフトウェア製品の形で表現でき、このコンピュータソフトウェア製品は、1台のコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスなどであってもよい)に本発明の各実施例で説明した方法のステップの全部又は一部を実行させるためのいくつかの指令を含む1つの記憶媒体に記憶される。そして、前述の記憶媒体には、USBフラッシュディスク、リムーバブルハードディスク、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなどのプログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
上に述べたように、以上の実施例は本発明の技術方案を説明するためのものにすぎず、これを制限するものではなく、前記の実施例を参照して本発明を詳細に説明したが、当業者は、前記の各実施例に記載された技術方案を修正したり、その技術特徴の一部を同等に置き換えたりすることができることを理解すべきであり、これらの修正又は置き換えは、対応する技術方案の本質を本発明の各実施例の技術方案の精神と範囲から逸脱するものではない。

Claims (10)

  1. マスタデバイスとスレーブデバイスを備える無線デバイスの通信方法であって、前記マスタデバイスが第1のブルートゥースリンクを介して端末と通信を確立し、かつ第2のブルートゥースリンクを介して前記スレーブデバイスと通信を確立して、前記第2のブルートゥースリンクを介して前記スレーブデバイスに前記第1のブルートゥースリンクのリンク情報を送信しており、前記スレーブデバイスが前記第1のブルートゥースリンクを傍受することにより、前記端末が前記マスタデバイスに送信したブルートゥースデータを受信しており、前記無線デバイスの通信方法は、
    前記マスタデバイスと前記スレーブデバイスの一方を送信側とし、他方を受信側として、前記受信側がブルートゥースデータに対する前記送信側の受信結果を取得することと、
    前記マスタデバイスと前記スレーブデバイスの一方のみが第1のブルートゥースデータを成功的に受信しない場合には、予定のダウンストリームタイムスロットにおいて、前記第1のブルートゥースデータを成功的に受信した成功側が、前記第2のブルートゥースリンクを介して前記第1のブルートゥースデータを失敗側に転送すること、を含み、
    前記マスタデバイスと前記スレーブデバイスの一方のみが第1のブルートゥースデータを成功的に受信しない場合には、前記受信側は、自身が成功的に受信した前記第1のブルートゥースデータに対して補完識別子登録を行って、かつ自身が成功的に受信しない前記第1のブルートゥースデータに対して欠落識別子登録を行って、前記受信側が予定のダウンストリームタイムスロットにおいて、前記第2のブルートゥースリンクを介して前記補完識別子登録付きブルートゥースデータを送信側に転送し、かつ前記送信側に欠落識別子登録付き第1のブルートゥースデータを前記受信側に送信させるよう要求するようにすること、又は
    前記マスタデバイスと前記スレーブデバイスの一方のみが第1のブルートゥースデータを成功的に受信しない場合には、前記無線デバイスにおいて前記第1のブルートゥースデータを成功的に受信しない失敗側が、前記第1のブルートゥースデータに対して欠落識別子登録を行って、前記失敗側が予定のダウンストリームタイムスロットにおいて前記第2のブルートゥースリンクを介して成功側に前記欠落識別子登録付きブルートゥースデータを失敗側に転送させるよう要求するようにすること、
    をさらに含むことを特徴とする無線デバイスの通信方法。
  2. 前記マスタデバイスと前記スレーブデバイスの少なくとも一方が現在のタイムスロットにおいて送信されたブルートゥースデータを成功的に受信した場合には、前記受信側が現在のタイムスロットにおいて、前記端末に第1の応答を送信して、前記端末に新たなブルートゥースデータを送信させるよう指示すること、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記マスタデバイスと前記スレーブデバイスがいずれも第2のブルートゥースデータを成功的に受信しない場合には、前記受信側が現在のタイムスロットにおいて、前記端末に第2の応答を送信して、前記端末に前記第2ブルートゥースデータを再送信させるよう指示すること、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記端末が前記無線デバイスに送信するブルートゥースデータはオーディオデータである場合には、前記方法は、
    前記無線デバイスが前記端末から送信されるオーディオデータを順次識別することと、
    前記無線デバイスが受信されたオーディオデータを順次デコードする際に、オーディオデータが欠落すると、デコード動作を一時停止し、欠落するオーディオデータを補完した後、補完後のデコード動作を継続すること、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記無線デバイスが受信されたオーディオデータを順次デコードする際に、欠落するオーディオデータの順次識別子によって、前記ダウンストリームタイムスロットと現在のタイムスロットの時間間隔を動的に調整して、デコード動作の連続性を保障するようにすること、
    をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. アップストリームタイムスロットにおいて少なくとも1つの前記第1のブルートゥースデータが存在する場合には、欠落する前記第1のブルートゥースデータの数又は/及びその総データ量によって、前記ダウンストリームタイムスロットと現在のタイムスロットの時間間隔を動的に調整すること、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  7. アップストリームタイムスロットにおいて少なくとも1つの前記第1のブルートゥースデータが存在する場合には、欠落する前記第1のブルートゥースデータの数又は/及びその総データ量によって、前記ダウンストリームタイムスロットの時間長さを動的に調整すること、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  8. 少なくとも1つの前記第1のブルートゥースデータが存在する場合には、前記方法は、
    ダウンストリームタイムスロットにおいて、マスタデバイスとスレーブデバイスがそれぞれ欠落する前記第1のブルートゥースデータの数によって、前記無線デバイスの中の役を再確定し、欠落する前記第1のブルートゥースデータの数が少ないイヤホンをマスタデバイスとすること、又は、
    ダウンストリームタイムスロットにおいて、マスタデバイスとスレーブデバイスの電力量によって、前記無線デバイスの中の役を再確定し、電力量が高いデバイスをマスタデバイスとすること、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  9. プロセッサを備え、かつ前記プロセッサがメモリに記憶されるコンピュータプログラムを実行する際に請求項1~8のいずれか一項に記載の方法のステップを達成することに用いられることを特徴とする無線デバイス。
  10. コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される際に請求項1~8のいずれか一項に記載の方法のステップを達成することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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