JP7423188B2 - 医用画像処理装置及びx線診断装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は医用画像処理装置及びX線診断装置に関する。
X線診断装置を用いた検査においては、血管が描出されたX線画像を収集するため、造影剤が用いられる場合がある。例えば、X線診断装置は、血管内に造影剤が注入された状態の被検体にX線を照射することにより、被検体の血管が描出されたX線画像を収集する。しかしながら、被検体によっては、使用することができる造影剤の量や種類が制限される場合がある。例えば、被検体が腎疾患やヨード(I)に対するアレルギーを有する場合、ヨードを主成分とする造影剤の使用が制限される。この場合には、例えば、使用する造影剤の量を少なくしたり、造影剤の種類を変更したりして、X線画像が収集される。
特開2011-104055号公報
本発明が解決しようとする課題は、X線画像の視認性を向上させることである。
実施形態に係る医用画像処理装置は、取得部と、設定部と、生成部とを備える。取得部は、X線画像を順次取得する。設定部は、画像処理の単位となる単位フレーム数を設定する。生成部は、順次取得される新規のX線画像と当該新規のX線画像の前に取得された少なくとも一つのX線画像とからなる前記単位フレーム数のX線画像に基づいて、各画素の画素値が、前記単位フレーム数のX線画像において対応する画素の画素値の最大値又は最小値を表す画像を順次生成する。
図1は、第1の実施形態に係る医用情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係るX線診断装置の構成の一例を示すブロック図である。 図3Aは、第1の実施形態に係る画像処理の一例を示す図である。 図3Bは、第1の実施形態に係る画像処理の一例を示す図である。 図3Cは、第1の実施形態に係る画像処理の一例を示す図である。 図3Dは、第1の実施形態に係る画像処理の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係る医用画像処理装置の処理の一連の流れを説明するためのフローチャートである。 図5は、第2の実施形態に係る医用画像処理装置の処理の一連の流れを説明するためのフローチャートである。 図6は、第4の実施形態に係るX線診断装置の構成の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、医用画像処理装置及びX線診断装置の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。第1の実施形態では、医用画像処理装置及びX線診断装置を含んだ医用情報処理システムを一例として説明する。
図1に示すように、第1の実施形態に係る医用情報処理システム1は、X線診断装置10と、画像保管装置20と、医用画像処理装置30とを備える。なお、図1は、第1の実施形態に係る医用情報処理システム1の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、X線診断装置10、画像保管装置20及び医用画像処理装置30は、ネットワークを介して相互に接続される。
X線診断装置10は、被検体PからX線画像を収集する。なお、データとして処理されるX線画像については、X線画像データとも記載する。例えば、X線診断装置10は、被検体Pから時系列の複数のX線画像データを収集し、収集した複数のX線画像データを画像保管装置20及び医用画像処理装置30に送信する。なお、X線診断装置10の構成については後述する。
画像保管装置20は、X線診断装置10によって収集された複数のX線画像データを保管する。例えば、画像保管装置20は、サーバ装置等のコンピュータ機器によって実現される。本実施形態では、画像保管装置20は、ネットワークを介してX線診断装置10から複数のX線画像データを取得し、取得した複数のX線画像データを、装置内又は装置外に設けられたメモリに記憶させる。
医用画像処理装置30は、ネットワークを介して時系列の複数のX線画像データを取得し、取得した複数のX線画像データを用いて種々の処理を実行する。例えば、医用画像処理装置30は、ワークステーション等のコンピュータ機器によって実現される。本実施形態では、医用画像処理装置30は、X線診断装置10によって収集された時系列の複数のX線画像データを取得する。また、医用画像処理装置30は、取得した複数のX線画像データについて画像処理を行なう。なお、医用画像処理装置30による画像処理については後述する。
図1に示すように、医用画像処理装置30は、入力インターフェース31と、ディスプレイ32と、メモリ33と、処理回路34とを有する。
入力インターフェース31は、各種指示や各種設定等を行なうためのトラックボール、スイッチ、ボタン、マウス、キーボード、操作面へ触れることで入力操作を行なうタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、音声入力回路等によって実現される。入力インターフェース31は、操作者から受け取った入力操作を電気信号へ変換し処理回路34へと出力する。なお、入力インターフェース31は、マウスやキーボード等の物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、医用画像処理装置30とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を処理回路34へ出力する電気信号の処理回路も入力インターフェース31の例に含まれる。
ディスプレイ32は、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ32は、操作者の指示を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)や、各種の画像データを表示する。例えば、ディスプレイ32は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイである。
メモリ33は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等により実現される。例えば、メモリ33は、X線診断装置10から取得した時系列の複数のX線画像データを記憶する。また、例えば、メモリ33は、医用画像処理装置30に含まれる各回路がその機能を実現するためのプログラムを記憶する。
処理回路34は、取得機能34a、設定機能34b、生成機能34c及び表示制御機能34dを実行することで、医用画像処理装置30全体の動作を制御する。
例えば、処理回路34は、取得機能34aに対応するプログラムをメモリ33から読み出して実行することにより、X線診断装置10から時系列の複数のX線画像データを取得する。また、例えば、処理回路34は、設定機能34bに対応するプログラムをメモリ33から読み出して実行することにより、複数フレームのX線画像ごとに行なう画像処理において、画像処理の単位となるフレーム数を設定する。また、例えば、処理回路34は、生成機能34cに対応するプログラムをメモリ33から読み出して実行することにより、時系列の複数のX線画像データのうち、設定機能34bにより設定されたフレーム数のX線画像ごとに、各画素の画素値が、設定されたフレーム数のX線画像データにおいて対応する画素の画素値の最大値又は最小値を表す画像を生成する。
図1に示す医用画像処理装置30においては、各処理機能がコンピュータによって実行可能なプログラムの形態でメモリ33へ記憶されている。処理回路34は、メモリ33からプログラムを読み出して実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路34は、読み出したプログラムに対応する機能を有することとなる。なお、図1においては単一の処理回路34にて、取得機能34a、設定機能34b、生成機能34c及び表示制御機能34dが実現するものとして説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路34を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。
次に、時系列の複数のX線画像データを収集するX線診断装置10について、図2を用いて説明する。図2は、第1の実施形態に係るX線診断装置10の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、X線診断装置10は、X線高電圧装置101と、X線管102と、コリメータ103と、フィルタ104と、天板105と、Cアーム106と、X線検出器107と、制御装置108と、メモリ109と、ディスプレイ110と、入力インターフェース111と、処理回路112とを備える。
X線高電圧装置101は、処理回路112による制御の下、X線管102に高電圧を供給する。例えば、X線高電圧装置101は、変圧器(トランス)及び整流器等の電気回路を有し、X線管102に印加する高電圧を発生する高電圧発生装置と、X線管102が照射するX線に応じた出力電圧の制御を行なうX線制御装置とを有する。なお、高電圧発生装置は、変圧器方式であってもよいし、インバータ方式であってもよい。
X線管102は、熱電子を発生する陰極(フィラメント)と、熱電子の衝突を受けてX線を発生する陽極(ターゲット)とを有する真空管である。X線管102は、X線高電圧装置101から供給される高電圧を用いて、陰極から陽極に向けて熱電子を照射することにより、X線を発生する。
コリメータ(X線絞り装置ともいう)103は、例えば、スライド可能な4枚の絞り羽根を有する。コリメータ103は、絞り羽根をスライドさせることで、X線管102が発生したX線を絞り込んで被検体Pに照射させる。ここで、絞り羽根は、鉛等で構成された板状部材であり、X線の照射範囲を調整するためにX線管102のX線照射口付近に設けられる。
フィルタ104は、被検体Pに対する被曝線量の低減とX線画像データの画質向上を目的として、その材質や厚みによって透過するX線の線質を変化させ、被検体Pに吸収されやすい軟線成分を低減したり、X線画像データのコントラスト低下を招く高エネルギー成分を低減したりする。また、フィルタ104は、その材質や厚み、位置等によってX線の線量及び照射範囲を変化させ、X線管102から被検体Pへ照射されるX線が予め定められた分布になるようにX線を減衰させる。
天板105は、被検体Pを載せるベッドであり、図示しない寝台の上に配置される。なお、被検体Pは、X線診断装置10に含まれない。
Cアーム106は、X線管102、コリメータ103及びフィルタ104と、X線検出器107とを、被検体Pを挟んで対向するように保持する。なお、図2では、X線診断装置10がシングルプレーンの場合を例に挙げて説明しているが、実施形態はこれに限定されるものではなく、バイプレーンの場合であってもよい。
X線検出器107は、例えば、マトリクス状に配列された検出素子を有するX線平面検出器(Flat Panel Detector:FPD)である。X線検出器107は、X線管102から照射されて被検体Pを透過したX線を検出して、検出したX線量に対応した検出信号を処理回路112へと出力する。なお、X線検出器107は、グリッド、シンチレータアレイ及び光センサアレイを有する間接変換型の検出器であってもよいし、入射したX線を電気信号に変換する半導体素子を有する直接変換型の検出器であっても構わない。
制御装置108は、モータ及びアクチュエータ等の駆動機構と、この機構を制御する回路とを含む。制御装置108は、処理回路112による制御の下、コリメータ103やフィルタ104、天板105、Cアーム106等の動作を制御する。例えば、制御装置108は、コリメータ103の絞り羽根の開度を調整することで、被検体Pに対して照射されるX線の照射範囲を制御する。また、制御装置108は、フィルタ104の位置を調整することで、被検体Pに対して照射されるX線の線量の分布を制御する。また、例えば、制御装置108は、Cアーム106を回転・移動させたり、天板105を移動させたりする。
メモリ109は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等により実現される。メモリ109は、例えば、処理回路112によって収集されたX線画像データを受け付けて記憶する。また、メモリ109は、処理回路112によって読み出されて実行される各種機能に対応するプログラムを記憶する。
ディスプレイ110は、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ110は、操作者の指示を受け付けるためのGUIや、各種のX線画像を表示する。例えば、ディスプレイ110は、液晶ディスプレイやCRTディスプレイである。
入力インターフェース111は、各種指示や各種設定等を行なうためのトラックボール、スイッチ、ボタン、マウス、キーボード、操作面へ触れることで入力操作を行なうタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、音声入力回路等によって実現される。入力インターフェース111は、操作者から受け取った入力操作を電気信号へ変換し処理回路112へと出力する。なお、入力インターフェース111は、マウスやキーボード等の物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、X線診断装置10とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を処理回路112へ出力する電気信号の処理回路も入力インターフェース111の例に含まれる。
処理回路112は、制御機能112a、収集機能112b及び表示制御機能112cを実行することで、X線診断装置10全体の動作を制御する。例えば、処理回路112は、メモリ109から制御機能112aに相当するプログラムを読み出して実行することにより、入力インターフェース111を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、処理回路112の各種機能を制御する。
また、処理回路112は、メモリ109から収集機能112bに相当するプログラムを読み出して実行することにより、X線画像データを収集する。例えば、収集機能112bは、X線高電圧装置101を制御し、X線管102に供給する電圧を調整することで、被検体Pに対して照射されるX線量やオン/オフを制御する。また、収集機能112bは、制御装置108を制御し、コリメータ103が有する絞り羽根の開度を調整することで、被検体Pに対して照射されるX線の照射範囲を制御する。また、収集機能112bは、制御装置108を制御し、フィルタ104の位置を調整することで、X線の線量の分布を制御する。また、収集機能112bは、制御装置108を制御し、Cアーム106の回転及び移動、天板105の移動等を制御する。また、収集機能112bは、X線検出器107から受信した検出信号に基づいてX線画像データを生成し、生成したX線画像データをメモリ109に格納する。ここで、収集機能112bは、メモリ109が記憶するX線画像データに対して各種画像処理を行なう場合であってもよい。例えば、収集機能112bは、X線画像データに対して、画像処理フィルタによるノイズ低減処理や、散乱線補正を実行する。
また、処理回路112は、メモリ109から表示制御機能112cに相当するプログラムを読み出して実行することにより、ディスプレイ110において、収集機能112bによって収集されたX線画像データを表示する。また、表示制御機能112cは、ディスプレイ110において、操作者の指示を受け付けるためのGUIを表示する。
図2に示すX線診断装置10においては、各処理機能がコンピュータによって実行可能なプログラムの形態でメモリ109へ記憶されている。処理回路112は、メモリ109からプログラムを読み出して実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路112は、読み出したプログラムに対応する機能を有することとなる。なお、図2においては単一の処理回路112にて、制御機能112a、収集機能112b及び表示制御機能112cが実現するものとして説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路112を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、あるいは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサはメモリ33又はメモリ109に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。
なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。また、図1及び図2においては、単一のメモリ33又はメモリ109が各処理機能に対応するプログラムを記憶するものとして説明した。しかしながら、複数のメモリ33を分散して配置し、処理回路34は、個別のメモリ33から対応するプログラムを読み出す構成としても構わない。同様に、複数のメモリ109を分散して配置し、処理回路112は、個別のメモリ109から対応するプログラムを読み出す構成としても構わない。また、メモリ33及びメモリ109にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。
以上、医用画像処理装置30及びX線診断装置10を含んだ医用情報処理システム1について説明した。かかる構成の下、医用情報処理システム1における医用画像処理装置30は、以下、詳細に説明する処理回路34による処理によって、X線画像の視認性を向上させる。以下、第1の実施形態に係る医用画像処理装置30が行なう処理について詳細に説明する。
まず、設定機能34bは、画像処理の単位となるフレーム数を設定する。例えば、設定機能34bは、入力インターフェース31を介して、フレーム数の入力操作を受け付けることにより、フレーム数を設定する。以下では一例として、画像処理の単位となるフレーム数として「3フレーム」が設定された場合について説明する。
次に、X線診断装置10における収集機能112bは、時系列の複数のX線画像データを収集する。例えば、収集機能112bは、まず、X線管102から被検体Pに対してパルス状のX線を照射させる。この際、X線検出器107は、被検体Pの心臓を透過したX線を検出して、検出したX線量に対応した検出信号を処理回路112に出力する。次に、収集機能112bは、X線検出器107から受信した検出信号に基づいてX線画像データを生成し、生成したX線画像データを医用画像処理装置30に出力する。更に、収集機能112bは、パルス状のX線を照射する度にX線画像データを生成し、生成したX線画像データを医用画像処理装置30に順次出力する。
次に、取得機能34aは、時系列の複数のX線画像データを取得する。例えば、取得機能34aは、収集機能112bによって収集されたX線画像データを順次取得し、メモリ33に記憶させる。例えば、収集機能112bによって図3Aに示すX線画像データI11が収集されると、取得機能34aは、X線画像データI11を取得してメモリ33に記憶させる。次に、収集機能112bによってX線画像データI12が収集されると、取得機能34aは、X線画像データI12を取得してメモリ33に記憶させる。次に、収集機能112bによってX線画像データI13が収集されると、取得機能34aは、X線画像データI13を取得してメモリ33に記憶させる。なお、図3Aは、第1の実施形態に係る画像処理の一例を示す図である。
図3Aにおいて、X線画像データI11は、血管内に造影剤が注入されていない状態の被検体Pが描出されたX線画像データである。例えば、X線画像データI11は、被検体Pに対する造影剤の注入が行われる前に収集されたX線画像データである。
また、図3Aにおいて、X線画像データI12及びX線画像データI13は、血管内に造影剤が注入された状態の被検体Pが描出されたX線画像データである。例えば、X線画像データI12及びX線画像データI13は、X線の照射範囲内において造影剤が注入され、又は、X線の照射範囲外において注入された造影剤がX線の照射範囲内に流入した後に収集されたX線画像データである。なお、造影剤の注入は、図示しないインジェクターが行なう場合であってもよいし、操作者が行なう場合であってもよい。
ここで、造影剤の種類には、被検体Pの周辺組織よりX線減弱係数の大きな陽性造影剤と、被検体Pの周辺組織よりX線減弱係数の小さな陰性造影剤とがある。例えば、陽性造影剤は、ヨードや硫酸バリウム等を主成分とする造影剤である。また、例えば、陰性造影剤は、二酸化炭素、酸素、窒素、空気等の気体造影剤である。以下では、一例として、造影剤が二酸化炭素である場合について説明する。図3AのX線画像データI12及びX線画像データI13に示すように、血管内に注入された二酸化炭素は、周辺組織よりも画素値が大きく(明るく)描出される。また、血管内に注入された二酸化炭素は、血流によって、下流方向に流される。
次に、生成機能34cは、取得機能34aが取得した複数のX線画像データのうち、設定機能34bが設定したフレーム数「3フレーム」のX線画像データごとに、各画素の画素値が、「3フレーム」のX線画像データにおいて対応する画素の画素値の最大値又は最小値を表す画像データを生成する。ここで、対応する画素とは、例えば、X線画像データにおける位置(座標)が同じ画素である。例えば、生成機能34cは、各画素の画素値が、X線画像データI11、X線画像データI12及びX線画像データI13において対応する画素の画素値の最大値又は最小値を表す画像データを生成する。
以下、各画素の画素値が、複数のX線画像データにおいて対応する画素の画素値の最大値を表す画像データを最大値画像と記載する。また、以下では、各画素の画素値が、複数のX線画像データにおいて対応する画素の画素値の最小値を表す画像データを最小値画像と記載する。生成機能34cは、最大値画像及び最小値画像の双方を生成してもよいし、最大値画像及び最小値画像のいずれか一方を生成してもよい。
例えば、生成機能34cは、造影剤の種類に応じて、最大値画像及び最小値画像のいずれか一方を生成する。一例を挙げると、生成機能34cは、造影剤が二酸化炭素である場合、最大値画像を生成する。ここで、生成機能34cは、造影剤の種類を、操作者からの入力操作を受け付けることにより取得してもよいし、被検体Pに対する撮影条件から取得してもよい。また、インジェクターにより造影剤の注入を行なう場合、生成機能34cは、造影剤の種類を、インジェクターにおける造影条件から取得してもよい。
例えば、生成機能34cは、図3Aに示すように、各画素の画素値が、X線画像データI11、X線画像データI12及びX線画像データI13において対応する画素の最大値を表す最大値画像I21を生成する。ここで、二酸化炭素は周辺組織よりも画素値が大きく描出されることから、X線画像データI11、X線画像データI12及びX線画像データI13のうち少なくとも1つに描出された二酸化炭素が、最大値画像I21においても描出されることとなる。
なお、血管内の二酸化炭素は、注入時や血管内を流れる途中に分断され、単一の気泡になっていない場合がある。この場合、X線画像データI12やX線画像データI13においては、本来連続的であるはずの血管が分断されて描出されることとなる。ここで、生成機能34cは、最大値画像I21を生成することにより、血管を連続的なものとして描出し、視認性を向上させることができる。また、血管内での二酸化炭素の広がり方によっては、X線画像データにおいて、周辺組織に対する二酸化炭素のコントラストが弱くなる場合がある。この場合でも、生成機能34cは、最大値画像I21を生成することにより、周辺組織に対する二酸化炭素のコントラストを強調し、視認性を向上させることができる。
表示制御機能34dは、生成機能34cによって生成された最大値画像I21をディスプレイ32に表示させる。また、メモリ33は、生成機能34cによって生成された最大値画像I21を記憶する。或いは、生成機能34cは、生成した最大値画像I21を画像保管装置20に出力してもよい。この場合、画像保管装置20は、生成機能34cによって生成された最大値画像I21を記憶する。なお、生成機能34cは、最大値画像I21を生成した後、メモリ33において記憶するX線画像データI11を削除することとしてもよい。
また、収集機能112bによって、図3Bに示すX線画像データI14が更に収集された場合、取得機能34aは、X線画像データI14を取得してメモリ33に記憶させる。なお、図3Bは、第1の実施形態に係る画像処理の一例を示す図である。図3Bにおいて、X線画像データI14は、血管内に造影剤が注入された状態の被検体Pが描出されたX線画像データである。
次に、生成機能34cは、取得機能34aが取得した複数のX線画像データのうち、設定機能34bが設定したフレーム数「3フレーム」のX線画像データごとに、最大値画像を生成する。例えば、生成機能34cは、図3Bに示すように、新たに取得されたX線画像データI14と、X線画像データI14の直前に取得されたX線画像データI12及びX線画像データI13とから成る「3フレーム」のX線画像データについて、最大値画像I22を生成する。
次に、表示制御機能34dは、生成機能34cによって生成された最大値画像I22をディスプレイ32に表示させる。例えば、表示制御機能34dは、ディスプレイ32に表示させていた最大値画像I21を、最大値画像I22に切り替えて表示させる。ここで、図3Bに示すように、最大値画像I22は、最大値画像I21と比較すると、より下流にまで拡散した二酸化炭素が描出されている。従って、最大値画像I21及び最大値画像I22を表示させることにより、操作者は、血管の形状のみならず、血管内において造影剤が拡散する様子を視認することができる。
また、メモリ33は、生成機能34cによって生成された最大値画像I22を記憶する。或いは、生成機能34cは、生成した最大値画像I22を画像保管装置20に出力してもよい。この場合、画像保管装置20は、生成機能34cによって生成された最大値画像I22を記憶する。なお、生成機能34cは、最大値画像I22を生成した後、メモリ33において記憶するX線画像データI12を削除することとしてもよい。
また、収集機能112bによって、図3Cに示すX線画像データI15が更に収集された場合、取得機能34aは、X線画像データI15を取得してメモリ33に記憶させる。なお、図3Cは、第1の実施形態に係る画像処理の一例を示す図である。図3Cにおいて、X線画像データI15は、血管内に造影剤が注入された状態の被検体Pが描出されたX線画像データである。
次に、生成機能34cは、取得機能34aが取得した複数のX線画像データのうち、設定機能34bが設定したフレーム数「3フレーム」のX線画像データごとに、最大値画像を生成する。例えば、生成機能34cは、図3Cに示すように、新たに取得されたX線画像データI15と、X線画像データI15の直前に取得されたX線画像データI13及びX線画像データI14とから成る「3フレーム」のX線画像データについて、最大値画像I23を生成する。
次に、表示制御機能34dは、生成機能34cによって生成された最大値画像I23をディスプレイ32に表示させる。例えば、表示制御機能34dは、ディスプレイ32に表示させていた最大値画像I22を、最大値画像I23に切り替えて表示させる。ここで、図3Cに示すように、最大値画像I23は、最大値画像I22と比較すると、より下流にまで拡散した二酸化炭素が描出されている。従って、最大値画像I21、最大値画像I22及び最大値画像I23を表示させることにより、操作者は、血管の形状のみならず、血管内において造影剤が拡散する様子を視認することができる。
また、メモリ33は、生成機能34cによって生成された最大値画像I23を記憶する。或いは、生成機能34cは、生成した最大値画像I23を画像保管装置20に出力してもよい。この場合、画像保管装置20は、生成機能34cによって生成された最大値画像I23を記憶する。なお、生成機能34cは、最大値画像I23を生成した後、メモリ33において記憶するX線画像データI13を削除することとしてもよい。
また、収集機能112bによって、図3Dに示すX線画像データI16が更に収集された場合、取得機能34aは、X線画像データI16を取得してメモリ33に記憶させる。なお、図3Dは、第1の実施形態に係る画像処理の一例を示す図である。図3Dにおいて、X線画像データI16は、血管内に造影剤が注入された状態の被検体Pが描出されたX線画像データである。
次に、生成機能34cは、取得機能34aが取得した複数のX線画像データのうち、設定機能34bが設定したフレーム数「3フレーム」のX線画像データごとに、最大値画像を生成する。例えば、生成機能34cは、図3Dに示すように、新たに取得されたX線画像データI16と、X線画像データI16の直前に取得されたX線画像データI14及びX線画像データI15とから成る「3フレーム」のX線画像データについて、最大値画像I24を生成する。
次に、表示制御機能34dは、生成機能34cによって生成された最大値画像I24をディスプレイ32に表示させる。例えば、表示制御機能34dは、ディスプレイ32に表示させていた最大値画像I23を、最大値画像I24に切り替えて表示させる。ここで、図3Dに示すように、最大値画像I24は、最大値画像I23と比較すると、血管の上流に位置する一部において、二酸化炭素が描出されていない領域を有する。この領域は、二酸化炭素が流入した後、血流により、略全ての二酸化炭素が流出した領域である。従って、最大値画像I21、最大値画像I22、最大値画像I23及び最大値画像I24を表示させることにより、操作者は、血管の形状のみならず、血管内に流入してから流出するまでの造影剤の流れ方を視認することができる。
また、メモリ33は、生成機能34cによって生成された最大値画像I24を記憶する。或いは、生成機能34cは、生成した最大値画像I24を画像保管装置20に出力してもよい。この場合、画像保管装置20は、生成機能34cによって生成された最大値画像I24を記憶する。なお、生成機能34cは、最大値画像I24を生成した後、メモリ33において記憶するX線画像データI14を削除することとしてもよい。
上述したように、取得機能34aは、X線診断装置10によって収集されたX線画像データを順次取得する。また、生成機能34cは、新たに取得されたX線画像データと、直前に取得された2つのX線画像データとから成る「3フレーム」のX線画像データごとに、最大値画像を順次生成する。換言すると、生成機能34cは、X線診断装置10によるX線画像データの収集及び取得機能34aによるX線画像データの取得の少なくとも一方と並行して最大値画像を生成する。
なお、これまで、造影剤が二酸化炭素である場合について説明したが、造影剤は、酸素、窒素、空気等の二酸化炭素以外の気体造影剤であってもよいし、ヨードや硫酸バリウム等を主成分とする造影剤であってもよい。例えば、生成機能34cは、造影剤がヨードを主成分とする造影剤(以下、単にヨードと記載する)である場合、設定されたフレーム数のX線画像データごとに、最小値画像を生成する。また、例えば、生成機能34cは、造影剤が気体造影剤である場合、設定されたフレーム数のX線画像データごとに、最大値画像を生成する。なお、生成機能34cは、造影剤の種類及び量について特段の制限がない場合、最大値画像及び最小値画像の生成を行なわないこととしてもよい。例えば、造影剤がヨードであり、かつ、使用量について特段の制限がない場合、表示制御機能34dは、取得機能34aが取得したX線画像をディスプレイ32に表示させる。
次に、医用画像処理装置30による処理の手順の一例を、図4を用いて説明する。図4は、第1の実施形態に係る医用画像処理装置30の処理の一連の流れを説明するためのフローチャートである。ステップS104及びステップS109は、取得機能34aに対応するステップである。ステップS101、ステップS102及びステップS103は、設定機能34bに対応するステップである。ステップS105、ステップS106及びステップS107は、生成機能34cに対応するステップである。ステップS108は、表示制御機能34dに対応するステップである。
まず、処理回路34は、フレーム数の入力操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。フレーム数の入力操作を受け付けた場合(ステップS101肯定)、処理回路34は、入力されたフレーム数を設定する(ステップS102)。一方で、フレーム数の入力操作を受け付けなかった場合(ステップS101否定)、処理回路34は、フレーム数としてプリセット値を設定する(ステップS103)。
次に、処理回路34は、時系列の複数のX線画像データを取得し(ステップS104)、造影剤が気体造影剤であるか否かを判定する(ステップS105)。ここで、造影剤が気体造影剤である場合(ステップS105肯定)、処理回路34は、設定されたフレーム数のX線画像データごとに、最大値画像を生成する(ステップS106)。一方で、造影剤が気体造影剤でない場合(ステップS105否定)、処理回路34は、設定されたフレーム数のX線画像データごとに、最小値画像を生成する(ステップS107)。そして、処理回路34は、ステップS106又はステップS107において生成された画像をディスプレイ32に表示させる(ステップS108)。
ここで、処理回路34は、新たにX線画像データを取得したか否かを判定する(ステップS109)。新たにX線画像データを取得した場合(ステップS109肯定)、処理回路34は、再度ステップS105に移行する。一方で、新たにX線画像データを取得しない場合(ステップS109否定)、処理回路34は、処理を終了する。
上述したように、第1の実施形態によれば、取得機能34aは、時系列の複数のX線画像データを取得する。また、設定機能34bは、複数フレームのX線画像データごとに行なう画像処理において、画像処理の単位となるフレーム数を設定する。また、生成機能34cは、複数のX線画像データのうち設定されたフレーム数のX線画像データごとに、各画素の画素値が、設定されたフレーム数のX線画像データにおいて対応する画素の画素値の最大値又は最小値を表す画像データを生成する。従って、第1の実施形態に係る医用画像処理装置30は、X線画像の視認性を向上させることができる。
例えば、医師にとっては、通常使用する種類及び量の造影剤を用いて収集したX線画像データが視認し易いものの、造影剤の量や種類は制限される場合がある。例えば、通常使用するヨードの使用が制限される場合には、代替的に二酸化炭素が使用される。しかしながら、二酸化炭素は、ヨードと比較すると、血管内で分断され得る点やコントラストが弱くなりやすい点で異なっている。即ち、ヨードを通常使用する医師にとって、二酸化炭素を用いて収集したX線画像は視認しにくい場合がある。このような場合において、医用画像処理装置30は、二酸化炭素を用いて収集したX線画像データから最大値画像を生成することによって、血管内での造影剤の分断を補完するとともにコントラストを強調し、視認性を向上させることができる。
また、例えば、ヨードの使用量が制限される場合には、通常の使用量よりも少量のヨードを用いてX線画像データが収集される。このような場合において、医用画像処理装置30は、少量のヨードを用いて収集したX線画像データから最小値画像を生成することにより、コントラストを強調して、視認性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、画像処理の単位となるフレーム数を、フレーム数の入力操作を受け付けることにより設定する場合について説明した。これに対して、第2の実施形態では、フレーム数を、フレーム期間とフレームレートとに基づいて設定する場合について説明する。
第2の実施形態に係る医用画像処理装置30は、図1に示した医用画像処理装置30と同様の構成を有し、設定機能34bによる処理の一部が相違する。そこで、第1の実施形態において説明した構成と同様の構成を有する点については、図1と同一の符号を付し、説明を省略する。
まず、設定機能34bは、フレーム期間を設定する。ここで、フレーム期間は、フレーム数と同様、画像処理の単位となる期間である。即ち、生成機能34cは、設定されたフレーム期間内のX線画像データごとに画像処理を行なうこととなる。設定機能34bは、フレーム期間の入力操作を受け付けることによりフレーム期間を設定してもよいし、フレーム期間をプリセット値に設定してもよい。以下では一例として、フレーム期間として「2秒間」が設定された場合について説明する。
また、設定機能34bは、フレームレートを取得する。ここで、フレームレートは、単位時間当たりに収集される複数のX線画像データの数である。例えば、設定機能34bは、X線の照射レート(単位時間当たりにX線のパルス照射を行なう回数)を、フレームレートとして取得する。なお、設定機能34bは、X線の照射レートを、操作者からの入力操作を受け付けることにより設定してもよいし、被検体Pに対する撮影条件から取得してもよいし、照射レートのプリセット値に設定してもよい。
次に、設定機能34bは、フレーム期間とフレームレートとに基づいてフレーム数を設定する。例えば、設定機能34bは、フレーム期間とフレームレートとを乗算することにより、フレーム数を設定する。例えば、フレームレートが「3fps(frames per second)」である場合、設定機能34bは、フレーム期間「2秒間」とフレームレート「3fps」とを乗算することにより、フレーム数「6フレーム」を設定する。そして、生成機能34cは、フレーム数「6フレーム」(フレーム期間「2秒間」)のX線画像ごとに、最大値画像又は最小値画像を生成する。
なお、フレームレートは、一定でない場合がある。例えば、取得機能34aが取得した時系列の複数のX線画像データに、フレームレート「3fps」で収集された複数のX線画像データと、フレームレート「6fps」で収集された複数のX線画像データとが含まれる場合がある。この場合、設定機能34bは、フレーム期間「2秒間」と、フレームレートとに基づいて、X線画像データごとにフレーム数を設定する。
例えば、設定機能34bは、フレームレート「3fps」で収集された複数のX線画像データについては、フレーム数として「6フレーム」を設定する。また、設定機能34bは、フレームレート「6fps」で収集された複数のX線画像データについては、フレーム数として「12フレーム」を設定する。即ち、生成機能34cは、フレーム期間を固定し、フレームレートに応じてフレーム数を変更する。これにより、設定されたフレーム数ごとに生成される最大値画像又は最小値画像において、各画像が表す期間を揃えることができる。
次に、医用画像処理装置30による処理の手順の一例を、図5を用いて説明する。図5は、第2の実施形態に係る医用画像処理装置30の処理の一連の流れを説明するためのフローチャートである。ステップS204及びステップS210は、取得機能34aに対応するステップである。ステップS201、ステップS202、ステップS203、ステップS205及びステップS211は、設定機能34bに対応するステップである。ステップS206、ステップS207及びステップS208は、生成機能34cに対応するステップである。ステップS209は、表示制御機能34dに対応するステップである。
まず、処理回路34は、フレーム期間の入力操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS201)。フレーム期間の入力操作を受け付けた場合(ステップS201肯定)、処理回路34は、入力されたフレーム期間を設定する(ステップS202)。一方で、フレーム期間の入力操作を受け付けなかった場合(ステップS201否定)、処理回路34は、フレーム期間としてプリセット値を設定する(ステップS203)。
次に、処理回路34は、時系列の複数のX線画像データを取得する(ステップS204)。また、処理回路34は、設定したフレーム期間と、取得した複数のX線画像データのフレームレートとに基づいて、フレーム数を設定する(ステップS205)。また、処理回路34は、造影剤が気体造影剤であるか否かを判定し(ステップS206)、造影剤が気体造影剤である場合(ステップS206肯定)、設定されたフレーム数のX線画像データごとに最大値画像を生成する(ステップS207)。一方で、造影剤が気体造影剤でない場合(ステップS206否定)、処理回路34は、設定されたフレーム数のX線画像データごとに、最小値画像を生成する(ステップS208)。そして、処理回路34は、ステップS207又はステップS208において生成された画像をディスプレイ32に表示させる(ステップS209)。
ここで、処理回路34は、新たにX線画像データを取得したか否かを判定する(ステップS210)。新たにX線画像データを取得した場合(ステップS210肯定)、処理回路34は、フレームレートが変更されたか否かを判定する(ステップS211)。フレームレートが変更された場合(ステップS211肯定)、処理回路34は、再度ステップS205に移行し、フレーム期間と変更後のフレームレートとに基づいてフレーム数を設定する。一方で、フレームレートが変更されない場合(ステップS211否定)、処理回路34は、再度ステップS206に移行する。また、新たにX線画像データを取得しない場合(ステップS210否定)、処理回路34は、処理を終了する。
上述したように、第2の実施形態によれば、設定機能34bは、フレーム期間を設定し、設定したフレーム期間と複数のX線画像データのフレームレートとに基づいて、フレーム数を設定する。従って、第2の実施形態に係る医用画像処理装置30は、設定されたフレーム数ごとに生成される最大値画像又は最小値画像において、各画像が表す期間を揃えて、視認性を向上させることができる。
例えば、フレーム数を固定し、フレームレートに応じてフレーム期間を変更して最大値画像又は最小値画像を生成すると、フレームレートが変更されることによって、最大値画像又は最小値画像において造影剤が描出される範囲が変化する。一例を挙げると、フレーム数を固定し、フレームレートに応じてフレーム期間を変更する場合、フレームレートが増加することによってフレーム期間は短縮され、最大値画像又は最小値画像において造影剤が描出される範囲は小さくなる。これに対して、医用画像処理装置30は、フレーム期間を固定し、フレームレートに応じてフレーム数を変更することにより、フレームレートが変更されても、最大値画像又は最小値画像において造影剤が描出される範囲が急激に変化することを防止することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、フレーム数の設定のバリエーションについて説明する。第3の実施形態に係る医用画像処理装置30は、図1に示した医用画像処理装置30と同様の構成を有し、設定機能34bによる処理の一部が相違する。そこで、第1の実施形態において説明した構成と同様の構成を有する点については、図1と同一の符号を付し、説明を省略する。
例えば、設定機能34bは、複数のX線画像データに描出された被検体Pの部位に応じて、フレーム数を設定してもよい。例えば、まず、設定機能34bは、撮影条件として設定された対象部位を、複数のX線画像データに描出された被検体Pの部位として取得する。次に、設定機能34bは、部位とフレーム数との対応関係を定めたテーブルを取得する。かかるテーブルは、例えば、設定機能34bがフレーム数の設定を行なうよりも前に予め作成されて、メモリ33に記憶される。
例えば、部位とフレーム数との対応関係を定めたテーブルにおいては、心臓のように動きの大きい部位については小さいフレーム数が対応付けられ、動きの小さい部位については大きいフレーム数が対応付けられる。そして、設定機能34bは、テーブルにおいて複数のX線画像データに描出された被検体Pの部位に対応付いたフレーム数を、画像処理の単位となるフレーム数として設定する。なお、テーブルは、部位とフレーム期間との対応関係を定めたものであってもよい。
また、例えば、設定機能34bは、複数のX線画像データに描出された被検体Pの部位について動きの大きさを評価し、評価した動きの大きさに応じて、フレーム数を設定してもよい。
例えば、まず、設定機能34bは、取得機能34aが取得した複数のX線画像データのうち、血管内に造影剤が注入されていない状態の被検体Pが描出されたX線画像データを複数取得する。ここで、血管内に造影剤が注入されていない状態の被検体Pが描出されたX線画像データとは、例えば、X線画像データI11のように、被検体Pに対する造影剤の注入が行われる前に収集されたX線画像データである。次に、設定機能34bは、取得した複数のX線画像データに含まれるX線画像データの組み合わせごとに、対応する各画素の間で画素値の差分を二乗した値の合計値を算出する。
ここで、取得した複数のX線画像データにおいては、造影剤が血管内を流れることによる画素値の変化はないため、設定機能34bが算出した合計値は、被検体Pの部位の動きに起因する画素値の変化の大きさを表すこととなる。従って、設定機能34bは、算出した合計値により、複数のX線画像データに描出された被検体Pの部位について動きの大きさを評価することができる。なお、合計値を複数算出していた場合、設定機能34bは、算出した合計値の平均値や中央値等により、複数のX線画像データに描出された被検体Pの部位について動きの大きさを評価することができる。そして、設定機能34bは、評価した動きの大きさに応じて、フレーム数を設定する。例えば、設定機能34bは、動きが大きいほど、フレーム数を小さな値に設定する。
なお、心臓が対象部位である場合等、複数のX線画像データに描出された被検体Pの部位の動きが大きい場合において、大きなフレーム数を単位として画像処理を行なうと、生成される最大値画像にフレーム間の動きが反映され、最大値画像に描出される血管の形状が歪んでしまう場合がある。これに対し、設定機能34bは、被検体Pの部位に応じてフレーム数を設定し、又は、評価した動きの大きさに応じてフレーム数を設定することにより、最大値画像に描出される血管の形状の歪みを緩和することができる。
(第4の実施形態)
さて、これまで第1~第3の実施形態について説明したが、上述した第1~第3の実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
上述した実施形態では、生成機能34cが、X線診断装置10によるX線画像データの収集及び取得機能34aによるX線画像データの取得の少なくとも一方と並行して、最大値画像又は最小値画像を生成する場合について説明した。即ち、上述した実施形態では、生成機能34cが、最大値画像又は最小値画像をリアルタイムに生成する場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。
例えば、まず、取得機能34aは、図3Dに示したX線画像データI11、X線画像データI12、X線画像データI13、X線画像データI14、X線画像データI15及びX線画像データI16を含む時系列の複数のX線画像データを取得し、メモリ33に記憶させる。また、設定機能34bは、画像処理の単位となるフレーム数を設定する。ここで、設定機能34bは、X線画像データごとにフレーム数を設定してもよい。次に、生成機能34cは、メモリ33から複数のX線画像データを読み出して、読み出した複数のX線画像データのうち、設定されたフレーム数のX線画像データごとに、最大値画像又は最小値画像を生成する。例えば、生成機能34cは、メモリ33からX線画像データI11、X線画像データI12、X線画像データI13、X線画像データI14、X線画像データI15及びX線画像データI16を読み出して、「3フレーム」のX線画像データごとに、最大値画像I21、最大値画像I22、最大値画像I23及び最大値画像I24を生成する。
また、生成機能34cは、DSA(Digital Subtraction Angiography)画像データについて画像処理を行なってもよい。DSA画像データは、被検体Pに対する造影剤の注入前後におけるX線画像データの差分を行なうことにより生成されるX線画像データであり、造影剤によって染影された血管が選択的に描出される。なお、造影剤が被検体Pに注入された状態でX線撮像されたX線画像データについては、コントラスト画像とも記載する。また、造影剤が被検体Pに注入されていない状態でX線撮像されたX線画像データについては、マスク画像とも記載する。即ち、DSA画像データは、コントラスト画像からマスク画像を差分して得た画像データである。例えば、取得機能34aは、収集機能112bによって収集された時系列の複数のDSA画像データを取得し、生成機能34cは、設定されたフレーム数のDSA画像データごとに、最大値画像又は最小値画像を生成する。
また、例えば、取得機能34aは、収集機能112bによって収集された時系列の複数のX線画像データを取得する。次に、生成機能34cは、複数のX線画像データのうち、血管内に造影剤が注入された状態の被検体Pが描出されたX線画像データの各々を、血管内に造影剤が注入されていない状態の被検体Pが描出されたX線画像データにより差分することで、時系列の複数のDSA画像データを生成する。そして、生成機能34cは、設定されたフレーム数のDSA画像データごとに、最大値画像又は最小値画像を生成する。
また、生成機能34cは、動き補正後のX線画像データについて画像処理を行なってもよい。ここで、動き補正とは、例えば、被検体Pの拍動や呼吸、体動等によって生じる画像内の動きを補正する処理である。一例を挙げると、まず、取得機能34aは、収集機能112bによって収集された時系列の複数のX線画像データを取得する。次に、生成機能34cは、複数のX線画像データのそれぞれから特徴点を抽出し、画像内の特徴点の位置を合わせるように、X線画像データの動きを補正する。なお、特徴点の例としては、被検体Pに挿入された医療デバイスに付されたマーカや、医療デバイスにおける所定の構造等が挙げられる。例えば、被検体Pの血管内にステントが挿入されている場合、生成機能34cは、ステントに付されるマーカや、網目状のステントストラット、ステントを血管内に挿入するために使用されるカテーテルやガイドワイヤに付されたマーカ等を特徴点として抽出し、画像内の特徴点の位置を合わせるように、複数のX線画像データそれぞれの動きを補正する。また、特徴点の別の例としては、被検体Pの構造物(例えば、骨や軟組織等)が挙げられる。また、別の例を挙げると、生成機能34cは、被検体Pの拍動や呼吸の周期に同期させて、複数のX線画像データそれぞれの動きを補正する。そして、生成機能34cは、動き補正後のX線画像データに基づいて、設定されたフレーム数ごとに最大値画像又は最小値画像を生成する。
或いは、取得機能34aは、収集機能112bによって収集された時系列の複数の動き補正後のX線画像データを取得し、生成機能34cは、動き補正後のX線画像データに基づいて、設定されたフレーム数ごとに最大値画像又は最小値画像を生成することとしてもよい。
また、上述した実施形態では、取得機能34aが、X線診断装置10から時系列の複数のX線画像データを取得する場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、取得機能34aは、X線診断装置10から画像保管装置20に送信され、画像保管装置20において保管される複数のX線画像データを取得する場合であってもよい。
また、上述した実施形態では、医用画像処理装置30における処理回路34が、取得機能34a、設定機能34b及び生成機能34cを有するものとして説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、X線診断装置10における処理回路112が、取得機能34a、設定機能34b及び生成機能34cに対応した機能を有する場合であってもよい。
例えば、X線診断装置10における処理回路112は、図6に示すように、設定機能34bに対応する設定機能112d、及び、生成機能34cに対応する生成機能112eを更に有する。なお、図6は、第4の実施形態に係るX線診断装置10の構成の一例を示すブロック図である。
図6に示す場合、まず、収集機能112bは、時系列の複数のX線画像データを収集する。また、設定機能112dは、生成機能112eによる画像処理の単位となるフレーム数を設定する。また、生成機能112eは、収集機能112bにより収集された複数のX線画像データのうち、設定機能112dにより設定されたフレーム数のX線画像データごとに、最大値画像又は最小値画像を生成する。そして、表示制御機能112cは、生成機能112eにより生成された最大値画像又は最小値画像をディスプレイ110に表示させる。
上述した実施形態に係る各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。即ち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。更に、各装置にて行われる各処理機能は、その全部又は任意の一部が、CPU及び当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現されうる。
また、上述した実施形態で説明した医用画像処理方法は、予め用意された医用画像処理プログラムをパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することによって実現することができる。この医用画像処理プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することができる。また、この医用画像処理プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD-ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な非一過性の記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、X線画像の視認性を向上させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 X線診断装置
30 医用画像処理装置
34 処理回路
34a 取得機能
34b 設定機能
34c 生成機能
34d 表示制御機能

Claims (12)

  1. X線画像を順次取得する取得部と、
    前記X線画像に描出された被検体の部位について動きの大きさを評価し、評価した前記動きの大きさに応じて、画像処理の単位となる単位フレーム数を設定する設定部と、
    順次取得される新規のX線画像と当該新規のX線画像の前に取得された少なくとも一つのX線画像とからなる前記単位フレーム数のX線画像に基づいて、各画素の画素値が、前記単位フレーム数のX線画像において対応する画素の画素値の最大値又は最小値を表す画像を順次生成する生成部と
    を備え、
    前記設定部は、前記X線画像のうち血管内に造影剤が注入されていない状態の被検体が描出されたX線画像に基づいて、前記動きの大きさを評価する、医用画像処理装置。
  2. 時系列のX線画像を記憶する記憶部と、
    前記X線画像に描出された被検体の部位について動きの大きさを評価し、評価した前記動きの大きさに応じて、画像処理の単位となる単位フレーム数を設定する設定部と、
    前記時系列のX線画像のうちの対象フレームのX線画像と、当該対象フレームのX線画像の前に撮像された少なくとも一つのX線画像とからなる前記単位フレーム数のX線画像に基づいて、各画素の画素値が前記単位フレーム数のX線画像において対応する画素の画素値の最大値又は最小値を表す画像を、前記時系列のX線画像に含まれる連続する複数のフレームのそれぞれを前記対象フレームとして生成する生成部と
    を備え、
    前記設定部は、前記X線画像のうち血管内に造影剤が注入されていない状態の被検体が描出されたX線画像に基づいて、前記動きの大きさを評価する、医用画像処理装置。
  3. 前記設定部は、前記画像処理の単位となる単位期間を設定し、当該単位期間と前記X線画像のフレームレートとに基づいて前記単位フレーム数を設定する、請求項1又は2に記載の医用画像処理装置。
  4. 前記設定部は、前記単位期間の入力操作を受け付けることにより、前記単位期間を設定する、請求項に記載の医用画像処理装置。
  5. 前記生成部は、前記X線画像における造影剤の種類に応じて、前記単位フレーム数のX線画像ごとに、各画素の画素値が前記最大値を表す画像、及び、各画素の画素値が前記最小値を表す画像のいずれか一方を生成する、請求項1~のいずれか一項に記載の医用画像処理装置。
  6. 前記生成部は、前記造影剤の種類を、操作者からの入力操作を受け付けることにより取得する、請求項に記載の医用画像処理装置。
  7. 前記生成部は、前記造影剤が気体造影剤である場合、前記単位フレーム数のX線画像ごとに、各画素の画素値が前記最大値を表す画像を生成する、請求項5又は6に記載の医用画像処理装置。
  8. 前記生成部は、前記造影剤が二酸化炭素である場合、前記単位フレーム数のX線画像ごとに、各画素の画素値が前記最大値を表す画像を生成する、請求項に記載の医用画像処理装置。
  9. 前記生成部によって生成された画像を記憶する記憶部を更に備える、請求項1~のいずれか一項に記載の医用画像処理装置。
  10. 前記X線画像は、造影剤が被検体に注入された状態でX線撮像したコントラスト画像から、前記造影剤が前記被検体に注入されていない状態でX線撮像したマスク画像を差分して得た画像である、請求項1~のいずれか一項に記載の医用画像処理装置。
  11. X線を照射するX線管と、
    前記X線管により照射されたX線を検出するX線検出器と、
    前記X線検出器の出力に基づくX線画像を順次取得する取得部と、
    前記X線画像に描出された被検体の部位について動きの大きさを評価し、評価した前記動きの大きさに応じて、画像処理の単位となる単位フレーム数を設定する設定部と、
    順次取得される新規のX線画像と当該新規のX線画像の前に取得された少なくとも一つのX線画像とからなる前記単位フレーム数のX線画像に基づいて、各画素の画素値が、前記単位フレーム数のX線画像において対応する画素の画素値の最大値又は最小値を表す画像を順次生成する生成部と
    を備え、
    前記設定部は、前記X線画像のうち血管内に造影剤が注入されていない状態の被検体が描出されたX線画像に基づいて、前記動きの大きさを評価する、X線診断装置。
  12. X線を照射するX線管と、
    前記X線管により照射されたX線を検出するX線検出器と、
    前記X線検出器の出力に基づくX線画像を順次取得する取得部と、
    取得された時系列のX線画像を記憶する記憶部と、
    前記X線画像に描出された被検体の部位について動きの大きさを評価し、評価した前記動きの大きさに応じて、画像処理の単位となる単位フレーム数を設定する設定部と、
    前記時系列のX線画像のうちの対象フレームのX線画像と、当該対象フレームのX線画像の前に撮像された少なくとも一つのX線画像とからなる前記単位フレーム数のX線画像に基づいて、各画素の画素値が、前記単位フレーム数のX線画像において対応する画素の画素値の最大値又は最小値を表す画像を、前記時系列のX線画像に含まれる連続する複数のフレームのそれぞれを前記対象フレームとして生成する生成部と
    を備え、
    前記設定部は、前記X線画像のうち血管内に造影剤が注入されていない状態の被検体が描出されたX線画像に基づいて、前記動きの大きさを評価する、X線診断装置。
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