JP7422930B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本開示は、室内機と室外機とを備えた空気調和装置に関する。
従来、待機電力を削減することを目的に、交流電源からの交流電力を送電する電力配線と、信号を伝送する信号線と、交流電力の送電と信号の伝送に共用する共通線とが室外機と室内機の間に接続された空気調和装置がある。
特許文献1に記載の空気調和装置の室内機は、室内側制御回路と、この室内側制御回路による制御によって、信号線と電力配線とを接続するオン状態と非接続とするオフ状態とを切り替える第1スイッチとを有している。また、特許文献1に記載の空気調和装置の室外機は、メインリレーを含む室外側制御回路と、この室外側制御回路による制御によって、この室外側制御回路を交流電源に接続するオン状態と信号線に接続するオフ状態とを切り替える第2スイッチとを有している。そして、室内側制御回路および室外側制御回路は、第2スイッチがオフ状態で第1スイッチをオン状態に切り替えることで室外側制御回路を起動させている。この後、室内側制御回路および室外側制御回路は、第2スイッチをオン状態に切り替えた後に、第1スイッチをオフ状態に切り替えて室外機を起動させることで、室外機の待機電力を低減している。
特開2013-137116号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、室外機に容量の大きい平滑部が接続されている場合に、室外機を運転状態にするためにメインリレーをオン状態にすると、平滑部に突入電流が流れてしまうので、別途、突入電流防止用の回路が必要となる。このため、空気調和装置が大型化し、空気調和装置の実現に高コストを要するという問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、低コストで実現できる空気調和装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示は、室内機と室外機とを備え、室内機と室外機とが、電源線、共通線、及び信号線の3芯によって接続され、室外機又は室内機の何れかに供給された商用電源を、電源線及び共通線を介して給電する空気調和装置であって、室内機は、電源線と信号線との接続を開閉する第1の開閉器と、第1の開閉器を動作させ、信号線と共通線との間に商用電源からの交流電圧を供給させる室内制御部と、を備える。また、室外機は、電源線と室外機との接続を開閉する第2の開閉器と、第2の開閉器の後段に接続され、交流電圧を整流する整流部と、整流部の出力を平滑化する平滑部と、を備える。また、室外機は、オフ状態で信号線と第2の開閉器の後段に接続された抵抗とを接続し、オン状態で開放状態となる第3の開閉器と、第2の開閉器および第3の開閉器を制御する室外制御部と、を備える。室内制御部および室外制御部は、室外機を待機状態から起動して運転する際に、第3の開閉器がオフ状態で第1の開閉器をオンすることで、室内機を経由して室外機の平滑部に突入電流を流して平滑部を充電し、充電後に第2の開閉器をオンしてから、第1の開閉器をオフすることと第3の開閉器をオンすることとを実行する。
本開示にかかる空気調和装置は、低コストで実現できるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる空気調和装置の構成例を示す図 実施の形態1にかかる空気調和装置の動作手順を示すタイムチャート 実施の形態1にかかる空気調和装置が備える室外機の起動時の突入電流の流れ方を説明するための図 実施の形態1にかかる空気調和装置の通常運転時の電流の流れ方を説明するための図 実施の形態2にかかる空気調和装置の構成例を示す図 実施の形態2にかかる空気調和装置の動作手順を示すタイムチャート 実施の形態1,2に係る空気調和装置が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで実現する場合の処理回路の構成例を示す図 実施の形態1,2に係る空気調和装置が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の処理回路の構成例を示す図
以下に、本開示の実施の形態にかかる空気調和装置を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる空気調和装置の構成例を示す図である。空気調和装置101は、待機電力を低減するために運転待機時には室外機3が備える制御回路(室外制御部15)への電力供給を遮断する。空気調和装置101は、室内機2と、室外機3とを備えている。
室外機3には、商用電源である交流電源1が接続されている。なお、図1では、交流電源1が室外機3に接続されている場合を示しているが、交流電源1は室内機2に接続されていてもよい。また、交流電源1は、単相交流電源であるが、3相交流電源であってもよい。空気調和装置101では、室内機2と室外機3とが、電源線4、共通線5、および信号線6の3芯によって接続されている。
室内機2は、第1の開閉器7と、室内制御部8と、室内整流部16と、室内平滑部17と、室内制御電源生成部18と、室内通信回路19と、室内電流ヒューズ25とを備えている。また、室内機2は、端子T1~T3を備えている。
室外機3は、第2の開閉器9と、室外整流部10と、室外平滑部11と、第3の開閉器12と、抵抗13と、室外通信回路14と、室外制御部15と、室外制御電源生成部20と、インバータ回路21と、ノイズフィルタ23と、室外電流ヒューズ26とを備えている。また、室外機3は、端子T4~T6を備えている。
電源線4は、端子T1,T4に接続され、共通線5は、端子T2,T5に接続され、信号線6は、端子T3,T6に接続されている。電源線4は、端子T4を介して交流電源1に接続され、共通線5は、端子T5を介して交流電源1に接続されている。
室内機2内では、端子T1が室内電流ヒューズ25に接続され、端子T2が接続点C4に接続され、端子T3が接続点C5に接続されている。
室内機2において、室内電流ヒューズ25の一方の端部が電源線4のラインに接続された端子T1に接続され、他方の端部が接続点C2に接続されている。室内電流ヒューズ25は、許容電流を超え続けた場合に溶断する。
第1の開閉器7は、接続点C2、室内電流ヒューズ25、および端子T1を介して電源線4に接続されるとともに、接続点C5および端子T3を介して信号線6に接続されている。すなわち、第1の開閉器7は、室内電流ヒューズ25を介して電源線4と信号線6とを接続する配線間に接続されている。
第1の開閉器7は、室内制御部8からのオン指令によって電源線4と信号線6とを短絡させ、室内制御部8からのオフ指令によって、電源線4と信号線6との接続を開放させる。第1の開閉器7は、A接点の機械式リレーであるA接点リレーでもよいし、半導体で構成されてもよい。
室内整流部16は、一方の端部が接続点C1,C2に接続され、他方の端部が接続点C3,C4に接続されている。室内整流部16は、交流電源1の電圧を整流した電圧を出力する。室内整流部16は、ダイオードを用いて構成されている。
室内平滑部17は、接続点C1,C3に接続されている。室内平滑部17の例は、平滑コンデンサである。室内平滑部17は、室内整流部16が出力した電圧を平滑化する。
室内制御電源生成部18は、接続点C1,C3に接続されている。室内制御電源生成部18は、室内平滑部17が平滑化した電圧から、低圧の直流電圧を生成する。なお、室内制御電源生成部18は、その構成および方式が限定されるわけではなく、スイッチングトランスを用いたDC/DCコンバータでもよいし、直接降圧する降圧コンバータでもよい。
室内制御部8は、リモートコントローラー(以下、リモコンという)24に接続されている。室内制御部8は、リモコン24から送られてくる指令を受け付ける。また、室内制御部8は、室内制御電源生成部18、第1の開閉器7、および室内通信回路19に接続されている。
室内制御部8は、マイクロコンピュータなどを用いて構成されている。室内制御部8は、室内制御電源生成部18が生成した電圧で動作し、室内機2の制御を行う。具体的には、室内制御部8は、第1の開閉器7および室内通信回路19を制御する。
室内通信回路19は、接続点C4および端子T2を介して共通線5に接続され、接続点C5および端子T3を介して信号線6に接続されている。室内通信回路19は、電位の変化を室内制御部8に伝達するとともに、室内制御部8の動作に応じて電位を変化させて、室内制御部8と室外制御部15とが通信できるようにする。
室外機3内では、端子T4が室外電流ヒューズ26に接続され、端子T5が接続点C10に接続され、端子T6が接続点C20に接続されている。
室外機3において、室外電流ヒューズ26の一方の端部が端子T4に接続され、他方の端部が第2の開閉器9に接続されている。すなわち、第2の開閉器9は、室外電流ヒューズ26および端子T4を介して電源線4に接続されている。また、第2の開閉器9は、接続点C6に接続されている。
第2の開閉器9は、室外制御部15によって開閉される。第2の開閉器9は、A接点の機械式リレーであるA接点リレーでもよいし、半導体で構成されてもよい。第2の開閉器9の後段には、ノーマルモードノイズおよびコモンモードノイズを低減するノイズフィルタ23が接続されている。ノイズフィルタ23は、接続点C6~C9に接続されている。ノイズフィルタ23の構成は問わないが、ノイズフィルタ23は、例えば、Xコンデンサ、Yコンデンサ(図示せず)などを含んでいる。
図1では、ノイズフィルタ23が、2つのコンデンサと、2つのコイルとを有している場合を示している。ノイズフィルタ23では、第1のコンデンサは、接続点C6,C8に接続され、第2のコンデンサは、接続点C7,C9に接続されている。また、ノイズフィルタ23では、第1のコイルが、接続点C6,C7に接続され、第2のコイルが、接続点C8,C9に接続されている。接続点C7は、接続点C11に接続され、接続点C8は、接続点C10に接続され、接続点C9は、接続点C14に接続されている。
室外整流部10は、ノイズフィルタ23の後段に接続され、交流電源1の交流電圧を整流する。具体的には、室外整流部10は、接続点C9,C11,C16,C18に接続されている。図1では、室外整流部10が4つのダイオードを有した単相交流用のブリッジダイオードである場合を示している。
室外整流部10は、接続点C12~C15を有している。室外整流部10では、第1のダイオードが接続点C12,C13に接続され、第2のダイオードが接続点C12,C15に接続され、第3のダイオードが接続点C13,C14に接続され、第4のダイオードが接続点C14,C15に接続されている。
このような構成により、室外整流部10では、第1のダイオードが接続点C12を介して第2のダイオードに接続され、第3のダイオードが接続点C14を介して第4のダイオードに接続されている。接続点C12は、接続点C11に接続され、接続点C14は、接続点C9に接続されている。また、接続点C13は、接続点C16に接続され、接続点C15は、接続点C18に接続されている。
室外平滑部11は、接続点C16,C18に接続されている。室外平滑部11は、室外整流部10の出力を平滑化する。室外整流部10および室外平滑部11は、図1では全波整流回路となっているが、これに限定されるものではない。室外整流部10および室外平滑部11は、コイルおよびスイッチング素子を備えて構成されてもよく、力率制御するような整流回路でもよいし、または室外平滑部11の両端の直流電圧を制御するような整流回路でもよい。接続点C16は、接続点C17に接続され、接続点C18は、接続点C19に接続されている。
室外制御電源生成部20は、接続点C17,C19に接続されている。室外制御電源生成部20は、室外平滑部11を介して送られてくる高圧の電圧から低圧の直流電圧を生成する。室外制御電源生成部20は、その構成および方式が限定されるわけではなく、スイッチングトランスを用いたDC/DCコンバータでもよいし、直接降圧する降圧コンバータでもよい。
室外制御部15は、室外制御電源生成部20に接続されている。また、室外制御部15は、第3の開閉器12、第2の開閉器9、室外通信回路14、およびインバータ回路21に接続されており、これらを制御する。室外制御部15は、マイクロコンピュータなどを用いて構成されている。室外制御部15は、室外制御電源生成部20の電圧によって駆動し、インバータ回路21を制御して室外平滑部11の両端の直流電圧を3相の交流電圧に変換し、圧縮機モータ22を駆動する。図1には記載していないが、室外制御部15は、ファンモーター、四方弁、LEV(Linear Expansion Valve、電子リニア膨張弁)などに用いられるアクチュエータ、サーミスタなどのセンサなどにも接続されており、室外機3の全体を制御してもよい。
インバータ回路21は、接続点C17,C19に接続されている。また、インバータ回路21は、圧縮機モータ22に接続されている。インバータ回路21は、三相交流を生成して圧縮機モータ22を回転させる。
第3の開閉器12は、C接点の機械式リレーであるC接点リレーでもよいし、半導体で構成されてもよい。第3の開閉器12は、接続点C20にノーマルクローズ接点が接続されている。第3の開閉器12は、ノーマルオープン接点には何も接続されておらず、可動部接点に抵抗13の一端が接続されている。接続点C20は、信号線6に接続された端子T6に接続されている。
抵抗13の他端は、第2の開閉器9の後段である接続点C11に接続されている。室外通信回路14は、接続点C10を介して共通線5に接続されており、接続点C20を介して信号線6に接続されている。室外通信回路14は、電位の変化を室外制御部15に伝達するとともに、室外制御部15の動作に応じて電位を変化させて、室内機2と室外機3とが通信できるようにする。
つぎに、空気調和装置101の動作について説明する。図2は、実施の形態1にかかる空気調和装置の動作手順を示すタイムチャートである。ここでは、空気調和装置101の待機時から室外機3が起動して運転する場合の空気調和装置101の動作について説明する。
図2に示す矢印50は、ユーザーがリモコン24を操作したタイミングである。ユーザーが、リモコン24を操作する前の状態である状態1において、室内機2には、交流電源1が通電されている。
この状態1は、以下の(1-1)~(1-9)である。
(1-1)室内制御電源生成部18は、電源を生成している。
(1-2)室内制御部8は、動作しており、リモコン24からの信号を待っている。ただし、室内制御部8は、リモコン24からの受信以外の動作は不要なので、機能を最小限に抑えた動作を行うことで、消費電力を最小の状態に保っている。
(1-3)第1の開閉器7は、オフ状態であり、電源線4および信号線6は開放されている。
(1-4)第2の開閉器9は、オフ状態であり、室外機3の第2の開閉器9より後段へは交流電源1は通電されていない。
(1-5)第3の開閉器12は、オフ状態であり、接点はノーマルクローズ接点側に接続されている。すなわち、第3の開閉器12は、抵抗13と接続点C20とを接続している。
(1-6)交流電源1には電流は流れていない。
(1-7)空気調和装置101では、室内機2の待機電力分の電流は流れているが非常に小さい。
(1-8)室外制御電源生成部20は、動作しておらず、室外制御部15へ電源は供給されていない。
(1-9)共通線5と信号線6との間の通信は行われていない。
なお、実施の形態1のノイズフィルタ23は、第2の開閉器9の後段側に接続されているので、ノイズフィルタ23にXコンデンサが含まれていても電圧がかからず、このため、無効電流も流れない。すなわち、空気調和装置101は、室外機3に流れる無効電力および待機電力を、ともに0[A]とすることができる。
空気調和装置101は、状態1の後に、状態2に遷移する。この状態2は、以下の(2-1)である。
(2-1)室内制御部8は、待機電力が最小の状態から、通常モードに移行し動作をする準備をする。これにより、交流電源1に流れる電流は多少増えるが非常に小さいので、図2では図示を省略している。また、このとき、空気調和装置101は、室内機2のファン(図示せず)を動作させてもよい。
空気調和装置101は、状態2の後に、状態3に遷移する。この状態3は、以下の(3-1)~(3-4)である。
(3-1)室内制御部8は、第1の開閉器7をオン状態にする。すなわち、室内制御部8は、電源線4と信号線6とを短絡する。これにより、図3に示す経路で突入電流が流れる。
図3は、実施の形態1にかかる空気調和装置が備える室外機の起動時の突入電流の流れ方を説明するための図である。図3では、室外機3の起動時に室外機3に流れる突入電流の経路を示している。なお、図3および後述する図4では、接続点C1~C20,および端子T1~T6の符号の図示を省略している。
室外機3の起動時に、第1の開閉器7がオン状態になると、電源線4と信号線6とが接続される。これにより、電流は、交流電源1→電源線4→室内電流ヒューズ25→第1の開閉器7→信号線6→第3の開閉器12→抵抗13→室外整流部10→室外平滑部11→室外整流部10→ノイズフィルタ23の共通線5側→交流電源1(交流電源1の電流位相が反対の場合は逆の経路)の順番で流れ、室外平滑部11が充電される。
抵抗13は、室外平滑部11が充電される際の突入電流を防止する制限抵抗として機能する。なお、抵抗13は、PTC(Positive Temperature Coefficient、サーミスタ)であってもよい。例えば、室外平滑部11、インバータ回路21などが短絡している場合に、電流が通常の突入電流より大きく流れてしまう場合であっても、PTCであれば、温度が上がると抵抗値が非常に大きくなるので、空気調和装置101は、電流を制限し、抵抗13が焼損するリスクを低減することができる。
(3-2)室外制御電源生成部20が、制御電源を生成する。
(3-3)室外制御部15は、室外制御電源生成部20から電源供給された後、立ち上がりの処理を行い、起動する準備をする。
(3-4)交流電源1の電流は、突入電流が流れた後は、室外制御部15などの消費電力の分の電流、およびインバータ回路21などの待機電力の分の電流が流れ、また、ノイズフィルタ23にXコンデンサが含まれる場合には無効電力分の電流が流れるが、図2では図示を省略している。
なお、室内機2の第1の開閉器7は、室内機2の突入電流および通常電流で故障しない容量の開閉器であればよい。また、室内電流ヒューズ25は、室内機2の突入電流および通常電流で溶断せず、かつ室内機2の許容電流を超えた場合に溶断する容量の電流ヒューズであればよい。
実施の形態1では、上述したように室外機3に流れる突入電流が、第1の開閉器7と室内電流ヒューズ25とを流れる。そのため、第1の開閉器7は、室外機3の起動時に流れる突入電流に耐える容量である突入電流耐量およびスペックを有している。また、室内電流ヒューズ25は、室外機3の突入電流のような瞬時の電流で溶断せず、かつ室内機2の許容電流を超え続けた場合に溶断する容量およびスペックを有している。
空気調和装置101は、状態3の後に、状態4に遷移する。この状態4は、以下の(4-1)である。
(4-1)室外制御部15は、第2の開閉器9をオンする。このとき、交流電源1の電流は、第2の開閉器9を駆動する消費電力分の電流が増加するが、図2では図示を省略している。
空気調和装置101は、状態4の後に、状態5に遷移する。この状態5は、以下の(5-1)である。
(5-1)室外制御部15は、第3の開閉器12をオンすることで、第3の開閉器12の接点を開放させる。このとき、交流電源1の電流は、第3の開閉器12を駆動する消費電力分の電流が増加するが、図2では図示を省略している。
空気調和装置101は、状態5の後に、状態6に遷移する。この状態6は、以下の(6-1)である。
(6-1)室内制御部8は、第1の開閉器7をオフすることで、電源線4と信号線6とを開放する。これにより、室内通信回路19と室外通信回路14とは、共通線5および信号線6を介して通信ができるようになる。
なお、状態5および状態6で説明したように、第3の開閉器12をオンし、その後、第1の開閉器7をオフするように第3の開閉器12および第1の開閉器7を切り替えたが、第3の開閉器12および第1の開閉器7を切り替える順序はこの順序に限らない。空気調和装置101は、状態4で第2の開閉器9をオン状態にした後であれば、第3の開閉器12をオンする処理と、第1の開閉器7をオフする処理との順序を入れ替えてもよいし、同時に行ってもよい。
室内制御部8と室外制御部15との間の通信の際に、例えば、室内制御部8側がマスターであり、室外制御部15側がスレーブであり、室内制御部8側が最初に通信信号を送信する場合がある。この場合、空気調和装置101が、第3の開閉器12をオンした後に、第1の開閉器7をオフしてから、室内制御部8が、室内通信回路19から通信を開始してもよい。
また、室外制御部15側がマスターであり、室内制御部8側がスレーブであり、室外制御部15側が最初に通信信号を送信する場合がある。この場合、空気調和装置101が、第1の開閉器7をオフした後に、第3の開閉器12をオンしてから、室外制御部15が、室外通信回路14から通信を開始してもよい。
室内通信回路19または室外通信回路14の何れから通信を開始する場合であっても、空気調和装置101では、少なくとも、第1の開閉器7がオフ状態であり、第3の開閉器12がオン状態であれば、通信を開始するようになっている。
仮に、第1の開閉器7がオン状態で、室外通信回路14が通信動作をすると、共通線5と信号線6との電位を短絡させることになる。第1の開閉器7がオン状態であると、信号線6は電源線4の電位と同電位であるので、電流は、交流電源1→電源線4→室内電流ヒューズ25→第1の開閉器7→室内通信回路19→共通線5→交流電源1の順番で流れて電源短絡を発生させるので、回路を故障させる恐れがある。
また、仮に第3の開閉器12がオフ状態で、室内通信回路19が通信を開始しようとすると、第2の開閉器9がオフであれば何もおきないが、第2の開閉器9がオン状態になっていれば、電源短絡が発生する。すなわち、電流は、交流電源1→室外電流ヒューズ26→第2の開閉器9→ノイズフィルタ23→抵抗13→第3の開閉器12→信号線6→室内通信回路19→共通線5→交流電源1の順番で流れて電源短絡を発生させる。このような電流が流れている状態で、室外制御部15が、第3の開閉器12をオンすると、接点にアークが発生し、接点寿命の低下、溶着などが発生してしまう。したがって、実施の形態1では、空気調和装置101は、第1の開閉器7がオフ状態であり、かつ第3の開閉器12がオン状態である時に通信を開始する。
空気調和装置101は、状態6の後に、状態7に遷移する。この状態7は、以下の(7-1)である。
(7-1)室外制御部15が、運転を開始して交流電源1から電流が流れる。この通常運転時の電流の流れ方を図4に示す。
図4は、実施の形態1にかかる空気調和装置の通常運転時の電流の流れ方を説明するための図である。空気調和装置101は、通常運転では、電流が、交流電源1→室外電流ヒューズ26→第2の開閉器9→ノイズフィルタ23の電源線4側→室外整流部10→室外平滑部11→インバータ回路21→圧縮機モータ22→インバータ回路21→室外平滑部11→室外整流部10→ノイズフィルタ23の共通線5側→交流電源1の順番の経路で流れる。また、交流電源1の電流位相が反対の場合は、これとは逆の経路で電流が流れる。なお、室内機2にもアクチュエータを運転する電流が流れる。
このように、空気調和装置101は、室外機3を起動させる際に、第1の開閉器7および第3の開閉器12の後段に設けられた抵抗13を介して室外平滑部11に突入電流を流している。すなわち、空気調和装置101は、室外機3を起動させる際に、室内機2の第1の開閉器7を介して室外機3の主回路の平滑部である室外平滑部11に突入電流を流している。
これにより、空気調和装置101は、突入電流防止用の回路を用いる必要がない。空気調和装置101は、例えば、突入電流防止用の回路部品として、リレーなどの開閉器、抵抗、コイルなどを用いる必要がない。したがって、空気調和装置101は、室外機3に配置する開閉器の数を抑制できるので大型化することがなく、低コストで作製できる。
このように、実施の形態1によれば、室外機3の待機電力を低減するために運転待機時には室外制御部15への電力供給を遮断する空気調和装置101が、室外機3を起動させる際に、室内機2の第1の開閉器7と、室外機3の第3の開閉器12の後段に設けられた抵抗13とを介して室外平滑部11に突入電流を流している。この構成により、空気調和装置101は、待機電力を削減しつつ突入電流防止用の開閉器を省略している。これにより、空気調和装置101を小型化できるので、低コストで空気調和装置101を実現できる。
実施の形態2.
つぎに、図5および図6を用いて実施の形態2について説明する。実施の形態1では、室内機2が1台である場合について説明したが、実施の形態2では、室内機が2台以上である場合について説明する。
図5は、実施の形態2にかかる空気調和装置の構成例を示す図である。図5の各構成要素のうち図1に示す実施の形態1の空気調和装置101と同一機能を達成する構成要素については同一符号を付しており、重複する説明は省略する。
空気調和装置102は、室内機2,2aと、室外機3aとを備えている。空気調和装置102では、室内機2と室外機3aとが接続され、室内機2aと室外機3aとが接続されている。空気調和装置102では、室内機2と室外機3aとが、電源線4、共通線5、および信号線6で接続されており、室内機2aと室外機3aとが、電源線4a、共通線5a、および信号線6aで接続されている。
室内機2aは、室内機2と同様の構成を有している。すなわち、室内機2aは、第1の開閉器7aと、室内制御部8aと、室内整流部16aと、室内平滑部17aと、室内制御電源生成部18aと、室内通信回路19aと、室内電流ヒューズ25aとを備えている。
第1の開閉器7a、室内制御部8a、室内整流部16a、および室内平滑部17aは、それぞれ第1の開閉器7、室内制御部8、室内整流部16、および室内平滑部17と同様の機能を有し同様の動作を実行する。また、室内制御電源生成部18a、室内通信回路19a、および室内電流ヒューズ25aは、それぞれ室内制御電源生成部18、室内通信回路19、および室内電流ヒューズ25と同様の機能を有し同様の動作を実行する。接続点C1a~C5aは、接続点C1~C5と同様の位置に配置されている。また、室内機2aの内部では、室内機2aが備える各構成要素が、室内機2が備える各構成要素と同様の接続構成を有している。室内制御部8aは、リモコン24aに接続されている。
また、室内機2は、端子T1a~T3aを備えている。端子T1a~T3aは、それぞれ端子T1~T3と同様の端子である。室内機2aの端子T1aは、室外機3aの端子T4に接続され、室内機2aの端子T2aは、室外機3aの端子T5に接続されている。また、室内機2aの端子T3aは、室外機3aの端子T7に接続されている。
室外機3aは、室外機3の構成要素に加えて、第1の逆素子用ダイオード30、第2の逆素子用ダイオード30a、室外通信回路14a、および端子T7を備えている。
室外機3aの端子T4は、電源線4を介して端子T1に接続されるとともに、電源線4aを介して端子T1aに接続されている。室外機3aの端子T5は、共通線5を介して端子T2に接続されるとともに、共通線5aを介して端子T2aに接続されている。室外機3aの端子T6は、信号線6を介して端子T3に接続され、室外機3aの端子T7は、信号線6aを介して端子T3aに接続されている。
室外機3aでは、端子T5と接続点C10とを接続する配線間に接続点C41が設けられている。また、接続点C20と第3の開閉器12とを接続する配線間に接続点C43が設けられている。
第1の逆素子用ダイオード30は、接続点C43と接続点C20とを接続する配線間に配置されている。端子T7と接続点C43とを接続する配線間には、接続点C42が設けられている。室外通信回路14aは、接続点C41,C42に接続されている。第2の逆素子用ダイオード30aは、接続点C42と接続点C43とを接続する配線間に配置されている。
室外機3aにおいて、第1の逆素子用ダイオード30は、アノードが接続点C20を介して信号線6に接続され、カソードが接続点C43を介して第3の開閉器12のノーマルクローズ接点に接続されている。
第2の逆素子用ダイオード30aは、アノードが接続点C42に接続され、カソードが接続点C43に接続されている。これにより、第2の逆素子用ダイオード30aは、アノードが接続点C42を介して信号線6aに接続されている。また、第2の逆素子用ダイオード30aは、カソードが接続点C43,C20を介して信号線6に接続されるとともに接続点C43を介して第3の開閉器12のノーマルクローズ接点に接続されている。
室外通信回路14aは、室外通信回路14と同様の機能を有し同様の動作を実行する。室外機3aの室外通信回路14aは、共通線5aおよび信号線6aを介して、室内通信回路19aと通信する。これにより、室外機3aは、共通線5aおよび信号線6aを介して、室内機2aと通信する。
つぎに、空気調和装置102の動作について説明する。以下では、実施の形態2にかかる空気調和装置102の動作と実施の形態1にかかる空気調和装置101の動作との違いを中心に空気調和装置102の動作を説明する。
空気調和装置102と空気調和装置101とは、空気調和装置102が複数台の室内機を備える点で異なっている。また、空気調和装置102と空気調和装置101とは、空気調和装置102の室外機3aが、第1の逆素子用ダイオード30、第2の逆素子用ダイオード30a、室外通信回路14a、および端子T7を備えている点で異なっている。
図6は、実施の形態2にかかる空気調和装置の動作手順を示すタイムチャートである。ここでは、空気調和装置102の待機時から室外機3aが起動して運転する場合の空気調和装置102の動作について説明する。
ユーザーが、室内機2aのリモコン24aを操作した場合を考える。図6において、状態1A,2Aにおける空気調和装置102の動作は、実施の形態1で説明した状態1,2における空気調和装置101の動作と同様であるので説明を省略する。
空気調和装置102は、状態2Aの後に、状態3Aに遷移する。この状態3Aは、以下の(3A-1)~(3A-4)である。
(3A-1)室内制御部8aは、室内機2aが備える第1の開閉器7aをオン状態にする。すなわち、室内制御部8aは、電源線4aと信号線6aとを短絡する。これにより、以下の経路で突入電流が流れる。
すなわち、電流は、交流電源1→電源線4a→室内機2aの室内電流ヒューズ25a→室内機2aの第1の開閉器7a→信号線6a→第2の逆素子用ダイオード30a→室外機3aの第3の開閉器12→抵抗13→室外整流部10→室外平滑部11→室外整流部10→ノイズフィルタ23の共通線5側→交流電源1の順番で流れ、室外平滑部11が充電される。
ただし、空気調和装置102は、空気調和装置101の場合とは異なり、交流電源1の電流位相が反対(逆位相)の場合には、電流が流れない。これは、空気調和装置102が、第2の逆素子用ダイオード30aを備えているからである。
状態3Aにおける(3A-2)~(3A-4)は、実施の形態1で説明した(3-2)~(3-4)と同様であるので説明を省略する。また、状態4A~7Aにおける空気調和装置102の動作は、実施の形態1で説明した状態4~7における空気調和装置101の動作と同様であるので説明を省略する。
ここで、空気調和装置102が、第1の逆素子用ダイオード30および第2の逆素子用ダイオード30aを備えることの効果について説明する。第1の逆素子用ダイオード30は、アノードが、信号線6および室外通信回路14に接続されている。また、第2の逆素子用ダイオード30aは、アノードが、信号線6aおよび室外通信回路14aに接続されている。
室内機2と室外機3aとの間の通信、室内機2aと室外機3aとの間の通信は、それぞれ個別に行われる。このため、室外機3aに第1の逆素子用ダイオード30および第2の逆素子用ダイオード30aが無いと、信号線6と信号線6aとが同電位となってしまう。この場合、室外機3aは、室内機2,2aとの間で通信回路を介して信号の電位差を検出できないので、電位差を発生させることができなくなり、その結果、室内機2,2aとの間で通信を実行することができなくなってしまう。このように、第1の逆素子用ダイオード30および第2の逆素子用ダイオード30aは、室外機3aに複数の室内機2,2aを接続する場合に必要となる。
抵抗13の抵抗値は、第1の開閉器7または第1の開閉器7aがオンされた時に流れる突入電流が、第1の逆素子用ダイオード30および第2の逆素子用ダイオード30aの許容電流以下となるように設定されている。抵抗13の抵抗値を大きくしておけば、電流容量の小さい第1の逆素子用ダイオード30および第2の逆素子用ダイオード30aを選定できる。また、抵抗13の抵抗値を小さくしておけば、室外平滑部11を充電する時間が短くてすむ。
なお、実施の形態2では、空気調和装置102が、2台の室内機2,2aを備える場合について説明したが、空気調和装置102は、3台以上の室内機を備えていてもよい。この場合において、空気調和装置102は、備える室内機と同数の室外通信回路を備えていていればよい。
空気調和装置102が、3台以上の室内機を備えている場合も、各室内機は、電源線、共通線、および信号線に接続される。また、各室内機は、電源線を介して室外機の端子T4に接続し、共通線を介して室外機の端子T5に接続される。また、室外機は、室内機毎の信号線用の端子と、室内機毎の室外通信回路を備えている。各室内機は、それぞれ室内機毎の信号線用の端子と、室内機毎の室外通信回路とに接続される。
このように実施の形態2によれば、空気調和装置102において、室外機3aに2台の室内機2,2aが接続される場合であっても、空気調和装置101と同様に、突入電流防止用の開閉器を省略できる。これにより、空気調和装置102を小型化できるので、低コストで空気調和装置102を実現できる。
また、空気調和装置102の室外機3aが、第1の逆素子用ダイオード30および第2の逆素子用ダイオード30aを備えているので、室外機3aに2台の室内機2,2aが接続される場合であっても、室外機3aは室内機2,2aとの間で通信を実行することができる。
ここで、空気調和装置101,102が備える室内制御部8、空気調和装置102が備える室内制御部8a、および空気調和装置101,102が備える室外制御部15のハードウェア構成について説明する。なお、室内制御部8,8aおよび室外制御部15のハードウェア構成は同様であるので、ここでは室外制御部15のハードウェア構成について説明する。
室外制御部15は、処理回路により実現される。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサおよびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。
図7は、実施の形態1,2に係る空気調和装置が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで実現する場合の処理回路の構成例を示す図である。室外制御部15は、図7に示した制御回路90、すなわちプロセッサ91、およびメモリ92により実現することができる。
プロセッサ91は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)、またはシステムLSI(Large Scale Integration)である。メモリ92は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)といった不揮発性または揮発性の半導体メモリを例示できる。またメモリ92は、これらに限定されず、磁気ディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)でもよい。
メモリ92には、室外制御部15の機能を実行するプログラムが格納されている。プロセッサ91は、メモリ92で記憶されているプログラムを読み出して実行することによって、室外制御部15による処理を実行する。メモリ92に格納されているプログラムは、室外制御部15の手順または方法に対応する複数の命令をコンピュータに実行させるものであるともいえる。メモリ92は、プロセッサ91が各種処理を実行する際の一時メモリとしても使用される。
プロセッサ91が実行するプログラムは、コンピュータで実行可能な、データ処理を行うための複数の命令を含むコンピュータ読取り可能かつ非遷移的な(non-transitory)記録媒体を有するコンピュータプログラムプロダクトであってもよい。
図8は、実施の形態1,2に係る空気調和装置が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の処理回路の構成例を示す図である。処理回路93は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらを組み合わせたものが該当する。なお、室外制御部15の機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 交流電源、2,2a 室内機、3,3a 室外機、4,4a 電源線、5,5a 共通線、6,6a 信号線、7,7a 第1の開閉器、8,8a 室内制御部、9 第2の開閉器、10 室外整流部、11 室外平滑部、12 第3の開閉器、13 抵抗、14,14a 室外通信回路、15 室外制御部、16,16a 室内整流部、17,17a 室内平滑部、18,18a 室内制御電源生成部、19,19a 室内通信回路、20 室外制御電源生成部、21 インバータ回路、22 圧縮機モータ、23 ノイズフィルタ、24,24a リモコン、25,25a 室内電流ヒューズ、26 室外電流ヒューズ、30 第1の逆素子用ダイオード、30a 第2の逆素子用ダイオード、90 制御回路、91 プロセッサ、92 メモリ、93 処理回路、101,102 空気調和装置、C1~C20,C41~C43,C1a~C5a 接続点、T1~T7,T1a~T3a 端子。

Claims (7)

  1. 室内機と室外機とを備え、前記室内機と前記室外機とが、電源線、共通線、及び信号線の3芯によって接続され、前記室外機又は前記室内機の何れかに供給された商用電源を、前記電源線及び共通線を介して給電する空気調和装置であって、
    前記室内機は、
    前記電源線と前記信号線との接続を開閉する第1の開閉器と、
    前記第1の開閉器を動作させ、前記信号線と前記共通線との間に前記商用電源からの交流電圧を供給させる室内制御部と、
    を備え、
    前記室外機は、
    前記電源線と前記室外機との接続を開閉する第2の開閉器と、
    前記第2の開閉器の後段に接続され、前記交流電圧を整流する整流部と、
    前記整流部の出力を平滑化する平滑部と、
    オフ状態で前記信号線と前記第2の開閉器の後段に接続された抵抗とを接続し、オン状態で開放状態となる第3の開閉器と、
    前記第2の開閉器および前記第3の開閉器を制御する室外制御部と、
    を備え、
    前記室内制御部および前記室外制御部は、前記室外機を待機状態から起動して運転する際に、前記第3の開閉器がオフ状態で前記第1の開閉器をオンすることで、前記室内機を経由して前記室外機の前記平滑部に突入電流を流して前記平滑部を充電し、充電後に前記第2の開閉器をオンしてから、前記第1の開閉器をオフすることと前記第3の開閉器をオンすることとを実行する、
    空気調和装置。
  2. 前記第1の開閉器および前記第2の開閉器は、A接点リレーであり、
    前記第3の開閉器は、C接点リレーである、
    請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記第1の開閉器は、前記室外機の前記平滑部に流れる突入電流耐量を有している、
    請求項1または2に記載の空気調和装置。
  4. 前記室内機は、前記第1の開閉器の前段に接続されたヒューズをさらに備え、
    前記ヒューズは、前記室外機の前記平滑部に流れる突入電流が流れても溶断せず、かつ前記室内機の許容電流を超えた場合には溶断する、
    請求項1から3の何れか1つに記載の空気調和装置。
  5. 前記第2の開閉器の後段および前記整流部の前段に接続され、ノーマルモードノイズおよびコモンモードノイズを低減するノイズフィルタをさらに備え、
    前記ノイズフィルタは、Xコンデンサを含んでいる、
    請求項1から4の何れか1つに記載の空気調和装置。
  6. 前記室内機は、複数台であり、
    前記室内機と前記室外機とは、それぞれ前記電源線、前記共通線、及び前記信号線の3芯によって接続され、
    前記室外機は、アノードが前記信号線に接続されるとともにカソードが前記第3の開閉器のノーマルクローズ接点に接続された逆素子用ダイオードを、前記室内機の台数と同数さらに備え、
    前記室内機に接続されたそれぞれの前記信号線は、それぞれ前記逆素子用ダイオードに接続されている、
    請求項1から5の何れか1つに記載の空気調和装置。
  7. 前記抵抗は、前記突入電流が、前記逆素子用ダイオードの許容電流以下になる抵抗値を有している、
    請求項6に記載の空気調和装置。
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