JP7420814B2 - コイルディスク及び調理炊事用具 - Google Patents

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Description

優先権情報
本願は2019年1月3日に出願された、出願番号が201910013910.6で、発明名称が「コイルディスク及び調理炊事用具」で、出願番号が201920022962.5で、発明名称が「コイルディスク及び調理炊事用具」で、出願番号が201920017254.2で、発明名称が「コイルディスクベース、コイルディスク及び調理炊事用具」で、出願番号が201920017272.0で、発明名称が「コイルディスク及び調理炊事用具」で、出願番号が201920022963.Xで、発明名称が「コイルディスク及び調理器具」である五つの中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容を引用により本願に組み入れる。
本願はコイルディスクの分野に関し、特にコイルディスク及び調理炊事用具に関する。
技術の発展に伴い、コイルディスクの使用が益々広くなり、例えば、電気コンロ、電気炊飯器などの調理炊事用具などの応用されるようになってきている。従来のコイルディスクにおけるコイルは、通常接着剤により固定される。コイルが作動によって発熱すると、接着剤から異臭が発生して、使用者の調理炊事用具の使用に不利である。
本願の主な目的は、新たな巻付け方を提案して、コイルディスクの使用時に異臭が発生するのを避けるためのコイルディスクを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願が提案するコイルディスクは、
コイルディスクの中央部に位置する支持構造と、
一端が前記支持構造と接続され、他端が前記支持構造から遠く離れる方向に延びる第一ワイヤ挟持リブと、
前記第一ワイヤ挟持リブの下方に位置し、一端が前記支持構造と接続され、他端が前記支持構造から遠く離れる方向に延びる第二ワイヤ挟持リブとを含み、
前記第一ワイヤ挟持リブ、第二ワイヤ挟持リブ及び前記支持構造により囲われて、エナメル線の巻付けのための第一ワイヤ挟持隙間が形成されている。
好ましくは、前記第一ワイヤ挟持リブは複数あり、複数の前記第一ワイヤ挟持リブは前記支持構造の周方向に沿って放射状に配されており、及び/又は、
前記第二ワイヤ挟持リブは複数あり、複数の前記第二ワイヤ挟持リブは前記支持構造の周方向に沿って放射状に配されていることにより、第一ワイヤ挟持隙間が前記支持構造の周方向に沿って形成されている。
好ましくは、前記第一ワイヤ挟持リブの幅は、前記支持構造から外へ向かって次第に大きくなり、及び/又は、
前記第二ワイヤ挟持リブの幅は、前記支持構造から外へ向かって次第に大きくなる。
前記第一ワイヤ挟持隙間の径方向断面がストレートセクションを有するように、前記第一ワイヤ挟持リブと前記第二ワイヤ挟持リブはストレートセクションを有し、及び/又は、
前記第一ワイヤ挟持隙間の径方向断面が段差セクションを有するように、前記第一ワイヤ挟持リブと前記第二ワイヤ挟持リブは段差セクションを有し、及び/又は、
前記第一ワイヤ挟持隙間の径方向断面が弧状カーブセクションを有するように、前記第一ワイヤ挟持リブと前記第二ワイヤ挟持リブは弧状カーブセクションを有する。
好ましくは、前記第一ワイヤ挟持隙間内に巻付けられているコイル巻線の層数は2~5層である。
好ましくは、前記第一ワイヤ挟持隙間の高さHは、2~20mmである。
好ましくは、前記コイルディスクは内側環状加熱エリアと外側環状加熱エリアとを含み、
前記第一ワイヤ挟持隙間は前記内側環状加熱エリアに位置する内側ワイヤ挟持隙間と前記外側環状加熱エリアに位置する外側ワイヤ挟持隙間とを含み、前記内側ワイヤ挟持隙間と前記外側ワイヤ挟持隙間は上へ傾くように設けられ且つ傾きの角度が異なる。
好ましくは、前記外側ワイヤ挟持隙間は上下に形成されている第一巻付け隙間と第二巻付け隙間とを含み、前記第一巻付け隙間の傾斜角度と第二巻付け隙間の傾斜角度が異なる。
好ましくは、前記支持構造は前記内側環状加熱エリアに位置する内側支持構造と前記外側環状加熱エリアに位置する外側支持構造とを含み、
前記第一ワイヤ挟持リブは第一内側ワイヤ挟持リブと第一外側ワイヤ挟持リブとを含み、前記第二ワイヤ挟持リブは第二内側ワイヤ挟持リブと第二外側ワイヤ挟持リブとを含み、
前記第一内側ワイヤ挟持リブと第二内側ワイヤ挟持リブが内側支持構造から外側環状加熱エリアの方向へ、上へ傾くように設置されていることにより、前記第一内側ワイヤ挟持リブと第二内側ワイヤ挟持リブとの間に内側ワイヤ挟持隙間が形成されており、
前記第一外側ワイヤ挟持リブと第二外側ワイヤ挟持リブが外側支持構造から内側環状加熱エリアから遠く離れる方向へ、上へ傾くように設置されていることにより、前記第一外側ワイヤ挟持リブと第二外側ワイヤ挟持リブとの間に外側ワイヤ挟持隙間が形成されている。
好ましくは、前記コイルディスクは内側環状加熱エリアと外側環状加熱エリアとを含み、前記第一ワイヤ挟持隙間は前記内側環状加熱エリアに位置する内側ワイヤ挟持隙間と前記外側環状加熱エリアに位置する外側ワイヤ挟持隙間とを含み、
前記外側ワイヤ挟持隙間は上下に形成されている第一巻付け隙間と第二巻付け隙間とを含み、及び/又は、前記内側ワイヤ挟持隙間は上下に形成されている第三巻付け隙間と第四巻付け隙間とを含み、
前記第一巻付け隙間と第二巻付け隙間には第一コイル巻線と第二コイル巻線とがそれぞれ設置されており、及び/又は、前記第三巻付け隙間と第四巻付け隙間には第三コイル巻線と第四コイル巻線とがそれぞれ設置されている。
好ましくは、前記第一コイル巻線と前記第二コイル巻線とは互いに独立しており、又は、
前記第一コイル巻線と前記第二コイル巻線とは直列に接続されており、又は、
前記第一コイル巻線と前記第二コイル巻線とは並列に接続されている。
好ましくは、前記第三コイル巻線と前記第四コイル巻線とは互いに独立しており、又は、
前記第三コイル巻線と前記第四コイル巻線とは直列に接続されており、又は、
前記第三コイル巻線と前記第四コイル巻線とは並列に接続されている。
好ましくは、前記コイルディスクは制御電気回路基板を含み、前記制御電気回路基板には第一切換電気回路が設置されており、前記第一コイル巻線と第二コイル巻線の接続関係を切り換えるように前記第一切換電気回路はそれぞれ前記第一コイル巻線と第二コイル巻線と接続されている、及び/又は、
前記制御電気回路基板には第二切換電気回路が設置されており、前記第三コイル巻線と第四コイル巻線の接続関係を切り換えるように前記第二切換電気回路はそれぞれ前記第三コイル巻線と第四コイル巻線と接続されている。
好ましくは、前記コイルディスクは、さらに
前記第一コイル巻線とともに配置された第一インダクタンスL1と第一抵抗R1と、
前記第二コイル巻線とともに配置された第二インダクタンスL2と第二抵抗R2と、
前記第三コイル巻線とともに配置された第三インダクタンスL3と第三抵抗R3と、
前記第四コイル巻線とともに配置された第四インダクタンスL4と第四抵抗R4とを含み、
前記第一インダクタンスL1は前記第二インダクタンスL2及び/又は第四インダクタンスL4より小さく、
前記第一抵抗R1は前記第二抵抗R2及び/又は第四抵抗R4より大きく、
前記第三インダクタンスL3は前記第四インダクタンスL4及び/又は第二インダクタンスL2より小さく、
前記第三抵抗R3は前記第四抵抗R4及び/又は第二抵抗R2より大きい。
好ましくは、前記内側ワイヤ挟持隙間410内にあるコイル巻線の高さh1は、外側ワイヤ挟持隙間内にあるコイル巻線の高さh2と同等である。
好ましくは、前記第一ワイヤ挟持隙間は内側弧状セクションを含み、前記内側弧状セクションは前記支持構造から下へ向かって曲がるように延びる。
好ましくは、前記第一ワイヤ挟持隙間はさらに移行セクションと外側弧状セクションとを含み、前記内側弧状セクションは前記支持構造から下へ向かって凹弧状に設けられており、前記外側弧状セクションは前記移行セクションから上へ向かって凹弧状に設けられており、前記内側弧状セクションと前記外側弧状セクションとは移行セクションの円弧によって接続されている。
好ましくは、前記第一ワイヤ挟持リブには第一放熱口が開けられており、及び/又は、
前記第二ワイヤ挟持リブには第二放熱口が開けられている。
好ましくは、隣接する二つの前記第一ワイヤ挟持リブの間には第一隙間があり、前記第二ワイヤ挟持リブは前記第一隙間に対応して隣接する二つの前記第一ワイヤ挟持リブの間に位置する。
好ましくは、前記コイルディスクはさらにコイル支持フレームを含み、前記コイル支持フレームは前記第二ワイヤ挟持リブの下方に位置し、前記第二ワイヤ挟持リブ、コイル支持フレーム及び前記支持構造により囲われて第二ワイヤ挟持隙間が形成されており、
前記第一ワイヤ挟持隙間と第二ワイヤ挟持隙間は開口により連通し、コイルディスクのエナメル線の巻付け過程において、エナメル線が開口を通る時、第一ワイヤ挟持隙間から第二ワイヤ挟持隙間に入り、或いは第二隙間から第一ワイヤ挟持隙間に入ることで、エナメル線が開口を通って第一ワイヤ挟持隙間と第二ワイヤ挟持隙間とで交互に巻付けられるようになる。
好ましくは、開口は前記コイルディスクの径方向に設けられて、エナメル線が該開口を通るたびに第一ワイヤ挟持隙間から第二ワイヤ挟持隙間に入り、或いは第二ワイヤ挟持隙間から第一ワイヤ挟持隙間に入ることで、第一ワイヤ挟持隙間と第二ワイヤ挟持隙間の中のコイルが順に交互に巻付けられる。
本願の技術案では、第一ワイヤ挟持リブと第二ワイヤ挟持リブとの設置により、第一ワイヤ挟持リブと第二ワイヤ挟持リブとの間に第一ワイヤ挟持隙間を形成して、エナメル線を巻付け隙間内に巻付けることで、コイルを第一ワイヤ挟持リブと第二ワイヤ挟持リブとにより挟持して、コイルに対する固定を実現する。従来の固定方法に比べて、コイルの固定に接着剤を使う必要がないので、コイルの発熱時に異臭が生じることもなく、使用者の使用に有利である。また、この方法により、コイルの巻付けと固定の効率が大幅に向上し、巻付け後のコイルの安定性が大幅に増す。第一ワイヤ挟持リブと第二ワイヤ挟持リブはいずれも自由端を有するので、第一ワイヤ挟持リブと第二ワイヤ挟持リブの移動がより柔軟であり、第一挟持隙間内にコイルを巻付ける場合、コイルの進入と挟持に有利であり、特に複数層のコイルを設置する場合、コイルの第一挟持隙間における配置に有利であることは、説明しておくべきである。
本願実施例及び従来技術の技術案をより明確に説明するため、以下では、実施例或いは従来技術の説明に必要とされる添付図面を簡単に紹介する。下記説明における添付図面は本願の一部の実施例に過ぎないことは明らかであって、当業者にとって、創造的な労働を行わないことを前提に、これらの添付図面が示す構造により他の添付図面を得ることができる。
本願のコイルディスクの一実施例の構造模式図である。 図1の断面構造模式図である。 本願のコイルディスクのもう一つの実施例の構造模式図である。 図3の断面構造模式図である。 本願のコイルディスクのもう一つの実施例の構造模式図である。 図5の断面構造模式図である。 本願のコイルディスクのもう一つの実施例の構造模式図である。 図7の背面構造模式図である。 図7の断面構造模式図である。 本願のコイルディスクのもう一つの実施例の構造模式図である。 図10のAでの部分拡大図である。 図10においてコイル巻線が巻かれていない時の細部構造模式図である。 本願のコイルディスクのもう一つの実施例の内部構造模式図である。 本願のコイルディスクのもう一つの実施例の構造模式図である。 図14の背面構造模式図である。 図14の断面構造模式図である。 本願のコイルディスクのもう一つの実施例の内部構造模式図である。 本願のコイルディスクの一実施例におけるコイル巻線と制御電気回路ボードとの接続の模式図である。 本願の調理炊事用具の一実施例の構造模式図である。 本願のコイルディスクのもう一つの実施例の構造模式図である。 図20における外部磁気ストライプの構造模式図である。 図20における内部磁気ストライプの構造模式図である。 本願のコイルディスクのもう一つの実施例の構造模式図である。 図23のもう一つの角度からの構造模式図である。 図23の内部構造模式図である。 本願のコイルディスクのもう一つの実施例の構造模式図である。 図26のコイル巻線が取り付けられた構造模式図である。 図27のもう一つの角度からの構造模式図である。 図27の内部構造模式図である。 本願のコイルディスクのもう一つの実施例の構造模式図である。 図30のもう一つの角度からの構造模式図である。 図30の背面構造模式図である。 図30における内部磁気ストライプの構造模式図である。 図30における外部磁気ストライプの構造模式図である。 本願のコイルディスクベースの一実施例の構造模式図である。 図35のもう一つの角度からの構造模式図である。 図36のAでの部分拡大図である。 考案のコイルディスクベースの基盤の部分構造模式図である。 考案のコイルディスクのディスクベースの構造模式図である。 本願のコイルディスクベースのコイルが巻かれていない構造模式図である。 図40のBでの部分拡大図である。 図40のCでの部分拡大図である。 本願のコイルディスクベースのコイルが巻かれた構造模式図である。 図43のDでの部分拡大図である。 図43のEでの部分拡大図である。 本願のコイルディスクのもう一つの実施例の構造模式図である。 図46のFでの部分拡大図である。 本願のコイルディスクのもう一つの実施例の構造模式図である。 図48におけるA―Aでの断面構造模式図である。 本願のコイルディスクのもう一つの実施例の構造模式図である。 図50のGでの部分拡大図。 図50におけるB―Bでの断面構造模式図である。 本願の調理炊事用具の一実施例の構造模式図である。 図53のHでの部分拡大図である。 本願の調理炊事用具のもう一つの実施例の構造模式図である。 図55のIでの一実施例の部分拡大図である。 図55のIでのもう一つの実施例の部分拡大図である。 本願のディスクベースの一実施例の構造模式図である。 コイル巻線と磁気ストライプ支持フレームの一実施例の構造模式図である。 図59の正面構造模式図である。 コイル巻線(第一コイル巻線と第二コイル巻線を含む)と磁気ストライプ支持フレームのもう一つの実施例の正面構造模式図である。 コイル巻線と磁気ストライプ支持フレームのもう一つの実施例の正面構造模式図である。 コイル巻線の一実施例の構造模式図である。 コイル巻線のもう一つの実施例の構造模式図である。 ディスクベースの一実施例と鍋との装着後の構造模式図である。 図65の断面構造模式図である。 ディスクベースのもう一つの実施例と加熱器具との装着後の構造模式図である。
添付図面を参照して、実施例と組み合わせて本願目的の実現、機能特徴及び長所をさらに説明する。
以下では、本願実施例における図面と組み合わせ、本願実施例における技術案を明確且つ完全に説明する。説明される実施例は本願の全ての実施例ではなく、本願の一部の実施例に過ぎないことは明らかである。本願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行わないことを前提に得た全ての他の実施例は、本願の保護する範囲に属す。
本願実施例での全ての方向性指示(例えば上、下、左、右、前、後…)は、当該方向性指示はある特定の姿勢(添付図面に示す)における各部品間の相対的位置関係、移動状況等を説明するためだけに用いられるのであって、もし当該特定の姿勢が変わる場合、当該方向性指示もそれ相当に変わることは、説明しておく必要がある。
また、本願実施例において「第一」、「第二」等に係る説明は説明のために利用されるだけであって、その相対的重要性を提示又は暗示する、或いは提示される技術的特徴の数を暗示的に指定するように理解すべきではない。これにより、「第一」、「第二」に限定された特徴は明示的或いは暗示的に少なくとも一つの当該特徴を含んでもよい。また、全文において現れた「及び/又は」は三つの案を含むことを意味する。「A及び/又はB」を例に取ると、A案、或いはB案、或いはAとBとが同時に満たされる案を含むことになる。また、各実施例の技術案は互いに組み合わせることができる。ただし、当業者が実現できることはその前提である。技術案の組み合わせに矛盾が生じるか、実現できない場合には、このような技術案の組み合わせが存在せず、且つ本願が請求する保護範囲にないと理解すべきである。
本願は主に、コイルの装着の安定性と信頼性を向上させるとともに、コイルの固定過程に接着剤を使用するのを避けて、コイルディスクの使用中に異臭が発生するのを避けるために、主として調理炊事用具に用いられるコイルディスクを提案する。同時に、異なる形状のワイヤ挟持リブの形状を構成することにより、コイルディスクを異なる作動プラットホームに適させ、異なる鍋に対して加熱できるようにする。ワイヤ挟持隙間内の構造を改良することで、ワイヤ挟持隙間内にあるコイル巻線800の配置形状、サイズ、相対的位置関係などを所望のように変更させて、コイルディスクによる加熱をより均一にする。
以下では、主にコイルディスクの具体的な構造を説明する。
図1から図6を参照し、本願の実施例において、このコイルディスクは:
コイルディスクの中央部に位置する支持構造300と、
第一ワイヤ挟持リブ100と、
前記第一ワイヤ挟持リブ100の一端が前記支持構造300と接続されて、他端が前記支持構造300から遠く離れる方向に延伸し、
前記第一ワイヤ挟持リブ100の下方に位置し、一端が前記支持構造300と接続されて、他端が前記支持構造300から遠く離れる方向に延伸する第二ワイヤ挟持リブ200とを含み、
前記第一ワイヤ挟持リブ100、第二ワイヤ挟持リブ200及び前記支持構造300とが囲い合ってエナメル線に巻付けられるワイヤ挟持隙間を形成する。
具体的に、本実施例では、支持構造300の形状は複数あってもよいが、柱状に構成された場合を例として、支持構造300の横断面は、三角形、円形、楕円形、方形などであってもよく、円形とした場合を例とする。すると、支持構造がコイルディスクの中部にある場合、支持構造がコイルディスク全体の中部エリアに設置されて、コイルディスクの具体的な形状と構成(一体のコイルディスクとしてもよく、複数のサブコイルディスクを組み合わせてなるコイルディスクであってもよい)に制限されないように理解できる。第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200は支持構造300の側壁上に設置されている。第一ワイヤ挟持リブ100及び第二ワイヤ挟持リブ200と支持構造300との接続方式は様々あってもよく、例えばねじ接続、スナップフィット接続、接着などによって接続できるが、勿論、いくつかの実施例では、第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200を支持構造300と一体成型して構成してもよい。
第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200の形状と構造は同じでもよく、異なってもよい。第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200との間に第一ワイヤ挟持隙間400を形成できればよい。以下では、第一ワイヤ挟持リブ100を例として説明し、第二ワイヤ挟持リブ200には第一ワイヤ挟持リブ100が嵌合されて、囲い合うことで必要とする第一ワイヤ挟持隙間400を形成する。
第一ワイヤ挟持リブ100の形状は様々あってもよく、異なる形状の鍋によって異なる形状を構成して、第一ワイヤ挟持隙間400内のコイル巻線800が鍋の形状と一致させることが可能である。第一ワイヤ挟持リブ100の形状はさらに異なる作動条件要求によって構成してもよい。本実施例では、長いストライプ状に構成された場合を例とする。第一ワイヤ挟持リブ100の一端は支持構造300と固定接続され、他端が支持構造300から遠く離れる方向に延伸し、支持構造300の長さ方向と垂直な方向に延伸してもよく、斜め上又は斜め下へ延伸してもよい。具体的な延伸形態は具体的な作動条件又は実際の要求によって決める。第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200は絶縁性の硬質材料、例えば硬質プラスチックからなる。
巻付け効果を改善するために、前記第一ワイヤ挟持リブ100の数は複数として、複数の前記第一ワイヤ挟持リブ100は前記支持構造300の周方向に沿って放射状に配置されており、且つ/又は、前記第二ワイヤ挟持リブ200の数は複数として、複数の前記第二ワイヤ挟持リブ200は前記支持構造300の周方向に沿って放射状に配置されていることにより、ワイヤ挟持隙間が前記支持構造300の周方向に沿って配置されている。即ち、複数の第一ワイヤ挟持リブ100の一端は全て支持構造300と接続され、他端は支持構造300を中心として、周りへ放射するように配置され、同様に、複数の第二ワイヤ挟持リブ200の一端は全て支持構造300と接続され、他端は支持構造300を中心として、周りへ放射するように配置されている。こうして、第一ワイヤ挟持隙間400が支持構造300の周方向に沿って配置される。エナメル線を第一ワイヤ挟持隙間400内に巻付ける場合、複数の位置で挟持することで、エナメル線の挟持の安定性を向上させることができる。
第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200との相対的位置関係について、第二ワイヤ挟持リブ200が第一ワイヤ挟持リブ100の下方にあるとは、複数の場合を含んでもよく、異なる需要によって異なる場面を構成してもよい:
一つ目の場面では、第二ワイヤ挟持リブ200が第一ワイヤ挟持リブ100の真下にあり、この場合の第一ワイヤ挟持隙間400の断面が逆さまなU状に構成されている。二つ目の場面では、第二ワイヤ挟持リブ200の一部が第一ワイヤ挟持リブ100の真下にあり、一部が隣接する二つの第一ワイヤ挟持リブ100間の隙間の真下にある。三つ目の場面では、第二ワイヤ挟持リブ200が完全に、隣接する二つの第一ワイヤ挟持リブ100間の隙間の真下にあり、この場合、第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200の水平面内での投影は互いに交差しない。以下では、三つの場面を例として具体的に説明する:
隣接する二つの前記第一ワイヤ挟持リブ100の間には第一隙間110があり、隣接する二つの前記第二ワイヤ挟持リブ200の間には第二隙間210があり、前記第二ワイヤ挟持リブ200は前記第一隙間110に対応して隣接する二つの前記第一ワイヤ挟持リブ100の間に位置し、第一ワイヤ挟持リブ100は第二隙間210に対応して隣接する二つの第二ワイヤ挟持リブ200の間に位置する。第一ワイヤ挟持リブ100、第二ワイヤ挟持リブ200及び支持構造300を一体に射出成型する場合、離型に有利であり、しかも、このように構成することで、コイル巻線800の両側の間隔が支持される(第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200とに交互に支持される)ことにより、コイル巻線800がより安定して挟持されるようになる。
第一ワイヤ挟持隙間400内のエナメル線の層数について、必要に応じて設置できる。具体的に、前記ワイヤ挟持隙間内に巻付けられてなるコイル巻線800の層数は2~5層である。層数が少なすぎると、コイルディスクの作動効率の向上に不利であり、層数が多すぎると、コイル巻線800の巻付けの安定性に不利である。第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200との間の距離、即ちワイヤ挟持隙間の高さHは、2~20mmである。ワイヤ挟持隙間が小さすぎると、エナメル線の進入と巻付けに不利であり、隙間が大きすぎると、巻付け後のエナメル線の安定性に不利である。
本実施例では、第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200との設置により、第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200との間に第一ワイヤ挟持隙間400を形成して、エナメル線を巻付け隙間内に巻付けることで、コイルを第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200とにより挟持して、コイルに対する固定を実現する。従来の固定方法に比べて、コイルの固定に接着剤を使う必要がないので、コイルの発熱時に異臭が生じることもなく、使用者の使用に有利である。また、この方法により、コイルの巻付けと固定の効率が大幅に向上し、巻付け後のコイルの安定性が大幅に増す。第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200はいずれも自由端を有するので、第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200の移動がより柔軟であり、第一挟持隙間内にコイルを巻付ける場合、コイルの進入と挟持に有利であり、特に複数層のコイルを設置する場合、コイルの第一挟持隙間における配置に有利であることは、説明しておくべきである。
いくつかの実施例では、コイル巻線800を装着するように、複数の第二ワイヤ挟持リブ200と支持構造300とを接続して組み合わせることで支持フレーム500を形成することは、説明しておくべきである。いくつかの実施例では、コイル支持フレーム500の安定性を向上させるために、隣接する第二ワイヤ挟持リブ200の間は互いに接続されて、接続の位置は様々あってもよく、支持構造300から遠く離れた一端を例とする。
いくつかの実施例では、エナメル線が挟持される安定性を向上させるために、前記第一ワイヤ挟持リブ100の幅は、前記支持構造300から外へ次第に大きくなり、且つ/又は、前記第二ワイヤ挟持リブ200の幅は、前記支持構造300から外へ次第に大きくなる。本実施例では、第一ワイヤ挟持リブ100の幅が大きくなってもよく、第二ワイヤ挟持リブ200の幅が大きくはってもよく、さらに、第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200の幅が同時に大きくなってもよい。第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200はシート状に構成されており、且つ第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200の支持構造300からの距離が遠くなるほど、第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200の幅が大きくなる。こうして、第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200のコイル巻線800を挟持する面積は、コイル巻線800の直径が大きくなるのにつれて次第に大きくなる。こうして、第一ワイヤ挟持隙間400でコイル巻線800を挟持する安定性の向上に有利である。
コイルディスクの作動の安定性を向上させて、コイルディスクの作動時の温度を下げるために、前記第一ワイヤ挟持リブ100には第一放熱口が開けられており、且つ/又は、前記第二ワイヤ挟持リブ200には第二放熱口が開けられている。第一放熱口は第一ワイヤ挟持リブ100の長さ方向に沿って開けられ、第二放熱口は第二ワイヤ挟持リブ200の長さ方向に沿って開けられている。第一放熱口と第二放熱口の形状は様々あってもよく、例えば長いストライプ状、円形、多角形などであってもよい。第一放熱口と第二放熱口の設置により、コイルディスクの作動時に、熱が適時に放出され、コイルの温度が高すぎてコイルディスクの作動に影響してしまうのを避けることができる。
いくつかの実施例では、構造のコンパクト性を向上させるために、前記第二ワイヤ挟持リブ200の前記第一ワイヤ挟持リブ100から離れた側には磁気ストライプ600を取り付けるための取り付け溝が開けられている。取り付け溝の溝幅及び/又は溝深さは、第一ワイヤ挟持隙間400の延伸方向(支持構造300から開けられる)に次第に大きくなることで、取り付け溝に次第に広くなる又は次第に厚くなる磁気ストライプ600を取り付けられるようになり、コイルディスクの周辺部分でより強い磁場を発生させるようにすることは、説明しておくべきである。こうして、磁気ストライプ600はコイルディスク上に便利に取り付けられて、且つコイルの巻付けに一致して(磁気ストライプ600の幅を次第に大きくすることで、隣接する二つの磁気ストライプ600間の隙間がコイルディスクの直径の増大につれて大きくなる傾向を抑える)、コイルディスクによる加熱をより均一にできる。
異なる開示要求に適応させるために、第一ワイヤ挟持隙間400は異なる形状を有してもよい。以下では、いくつかの例を挙げて説明する:前記第一ワイヤ挟持隙間400の径方向断面がストレートセクションを有するように、前記第一ワイヤ挟持リブ100と前記第二ワイヤ挟持リブ200はストレートセクションを有し、且つ/又は、前記第一ワイヤ挟持隙間400の径方向断面が段差セクションを有するように、前記第一ワイヤ挟持リブ100と前記第二ワイヤ挟持リブ200は段差セクションを有し、且つ/又は、前記第一ワイヤ挟持隙間400の径方向断面が弧状カーブセクションを有するように、前記第一ワイヤ挟持リブ100と前記第二ワイヤ挟持リブ200は弧状カーブセクションを有する。
本実施例では、第一ワイヤ挟持隙間400は全部がストレートセクションであってもよく、一部がストレートセクションであってもよい。全部が段差セクションであってもよく、一部が段差部であってもよい。全部が弧状カーブセクションであってもよく、一部が弧状カーブセクションであってもよい。第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200とが全てストレートなワイヤ挟持リブである場合、第一ワイヤ挟持隙間400はストレートなワイヤ挟持隙間であり、コイルが第一ワイヤ挟持隙間400内に巻付けられた時、コイルの配置はストレート(コイルの層数が同じ)な円環をなす。
第一ワイヤ挟持リブ100及び/又は第二ワイヤ挟持リブ200が段差を有する板である場合、第一ワイヤ挟持隙間400は段差を有する隙間であり、この場合、コイルの層数が異なり、コイル層数が多い位置は、円環の内側、中部及び外側の何れでもよく、複数あってもよい。外側に複数層設置されている場合を例として、このように設置することで、コイルディスクの外側のコイルが比較的多くなるのと、コイルディスクの外側の平均磁場が比較的弱い(コイルディスクの直径の増大により、隣接する磁気ストライプ600間の隙間も次第に増大するので、磁気ストライプ600間のコイルのあるエリアで、磁場強度が次第に弱くなる)ことにより加熱効率が高くないことを補償して、コイルディスクの内側と外側での作動過程における加熱を均一にできる。
第一ワイヤ挟持隙間400が弧状に曲がらせる第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200の形態は様々あってもよく、例えば、第一ワイヤ挟持リブ100を弧状に設置する(コイルを第一ワイヤ挟持リブ100の長さ方向に配置する)か、又は第二ワイヤ挟持リブ200を弧状に設置する(コイルを第二ワイヤ挟持リブ200の長さ方向に配置する)か、或いは第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200を全て弧状に設置する(コイルを第一ワイヤ挟持リブ100又は第二ワイヤ挟持リブ200の長さ方向に配置する)。第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200を全て弧状に設置する場合を例とする。しかも、第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200のカーブをほぼ同じとすることで、第一ワイヤ挟持隙間400のカーブ延伸方向が第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200の延伸方向と同じになり、かつ、第一ワイヤ挟持隙間400を均一に構成する(即ち第一ワイヤ挟持隙間400全体の幅をほぼ同じにする)ことで、コイルディスクの均一な動作に有利である。
いくつかの実施例では、図14~16を参照し、コイルディスクによる加熱の効率と均一性をさらに上げるために、前記第一ワイヤ挟持隙間400は内側弧状セクション850を含み、前記内側弧状セクション850は前記支持構造300から下へ曲がるように延伸する。内側弧状セクション850の形態は様々あってもよく、例えば、凹弧状としてもよく、又は凸弧状としてもよく、又は凹弧状と凸弧状とが同時に存在してもよい。第一ワイヤ挟持隙間400を内側弧状セクション850を含むように構成することで、内側弧状セクション850に巻付けられるエナメル線の密度(径方向の単位サイズあたりのエナメル線の巻き数)が増大し、こうして、コイルディスクの中部の効率の向上に有利である。通常では、コイルディスクの中間位置における磁場強度が比較的強いので、この場合、多くのコイルを設置することで、比較的強い磁場強度を十分に利用して、コイルディスクの作動効率を上げる。内側弧状セクション850を凹弧状に構成する場合を例として、内側弧状セクション850に巻付けられるエナメル線の密度(径方向の単位サイズあたりのエナメル線の巻き数)はコイルディスクの径方向に次第に小さくなり、即ち、内側弧状セクション850内で支持構造300に近いコイルの密度が高く、この配置方式は、磁場の強度の中部から周りへ次第に弱くなる傾向と一致するので、磁場強度をさらに十分且つ合理的に利用する。コイルディスクの外側に複数層のコイルが設置されたか、又は内側より大きい磁場強度が構成された場合、コイルディスクの内側(内側弧状セクション850)の加熱効率を上げることで、コイルディスク全体の加熱均一性の向上に有利である。
コイルディスクの作動効率をさらに向上させるために、第一ワイヤ挟持隙間400の形状を設定することで、第一ワイヤ挟持隙間400内に巻付けられたコイル巻線800に磁束収束の機能を持たせて、磁場を十分に利用してコイルディスクの作動効率を向上させる。具体的に、前記第一ワイヤ挟持隙間400はさらに移行セクション860と外側弧状セクション870とを含み、前記内側弧状セクション850は前記支持構造300から下へ凹弧状に構成され、前記外側弧状セクション870は前記移行セクション860から上へ凹弧状に構成され、前記内側弧状セクション850と前記外側弧状セクション870とは移行セクション860の円弧によって接続されている。移行セクション860はストレートセクションであってもよく、凹弧状セクションであってもよい。内側弧状セクション850、外側弧状セクション870及び移行セクション860の設置により、第一ワイヤ挟持隙間400が支持構造300(コイルディスクの中部)から周りへ延伸する過程において、次第に減少してから次第に増大し、これにより第一ワイヤ挟持隙間400内に巻付けられるコイルの密度も次第に減少してから次第に増大する。磁場がこのように設置されたコイル巻線800を通過する時、コイルを通過する磁場が十分に利用され、コイルディスクの作動効率の作動均一性を有効に向上させる。
いくつかの実施例では、図10~12を参照し、コイルディスクの作動の均一性をさらに向上させるために、前記コイルディスクはさらにコイル支持フレーム500を含み、前記コイル支持フレーム500は前記第二ワイヤ挟持リブ200の下方に位置し、前記第二ワイヤ挟持リブ200、コイル支持フレーム500及び前記支持構造300との間で囲い合って第二ワイヤ挟持隙間430を形成しており、前記ワイヤ挟持隙間と第二ワイヤ挟持隙間430は開口450により連通し、コイルディスクのエナメル線の巻付け過程において、エナメル線が開口450を通る時、ワイヤ挟持隙間から第二ワイヤ挟持隙間430に入り、或いは第二隙間210からワイヤ挟持隙間に入ることで、エナメル線が開口450を通ってワイヤ挟持隙間と第二ワイヤ挟持隙間430とで交互に巻付けられるようになる。
具体的に、本実施例では、第二ワイヤ挟持リブ200が隣接する二つの第一ワイヤ挟持リブ100間の隙間の真下にあり、即ち、第一ワイヤ挟持リブ100と第二ワイヤ挟持リブ200とは上下方向で部分的に重なるか、或いは重ならない。第二ワイヤ挟持リブ200とコイル支持フレーム500との間に隙間があり、且つ第二ワイヤ挟持リブ200が支持構造300の周方向に沿って間隔を開けて分布しているので、第一ワイヤ挟持隙間400と第二ワイヤ挟持隙間430とが隣接する二つの第二ワイヤ挟持リブ200間の隙間によって連通し、即ち、開口450の数は複数あってもよい。コイル巻線800の巻付け過程において、全ての開口450でワイヤ挟持隙間を切り換えてもよく(第一ワイヤ挟持隙間400と第二ワイヤ挟持隙間430との間での切り換え)、同じ一つの開口450でワイヤ挟持隙間を切り換えてもよい。コイル巻線800は、一回り巻くたびにワイヤ挟持隙間を切り換えてもよく、複数周り巻いてからもう一つのワイヤ挟持隙間に切り換えて、且つもう一つのワイヤ挟持隙間内で複数周り巻付けてからもとのワイヤ挟持隙間に切り換えて引き続き巻付けてもよい。
同じ一つの開口450のところを通るたびにワイヤ挟持隙間を切り換えるのを例とすると、開口450は前記コイルディスクの径方向に設けられて、エナメル線がこの開口450を通るたびに第一ワイヤ挟持隙間400から第二ワイヤ挟持隙間430に入り、或いは第二ワイヤ挟持隙間430から第一ワイヤ挟持隙間400に入ることで、第一ワイヤ挟持隙間400と第二ワイヤ挟持隙間430との中でコイルが順に交互に巻付けられる。今から第一ワイヤ挟持隙間400内で巻付ける場合を例とすると、開口450を通る時、コイルは第一ワイヤ挟持隙間400から第二ワイヤ挟持隙間430に入り、第二ワイヤ挟持隙間430で一回り巻かれてから、同じ一つの開口450を通って第一ワイヤ挟持隙間400内に戻って引き続き巻かれて、このように交互に繰り返される。このようにコイル巻線800を巻付けることで、第一ワイヤ挟持隙間400と第二ワイヤ挟持隙間430内でコイルが均一に巻付けられるようにして、コイルディスクの作動時の均一性を大幅に向上させると同時に、このように巻付けることで、一つのワイヤ挟持隙間(第一ワイヤ挟持隙間400を例とする)で巻付けてから、移行セクション860を設置しないと、もう一つのワイヤ挟持隙間(第二ワイヤ挟持隙間430を例とする)内に入って引き続き巻付けることができないのを避けて、移行セクション860の存在を完全に回避して、二層のコイルの巻付けをよりコンパクト、規則正しくして、作動均一性をより良くする。
いくつかの実施例では、コイルディスクの作動時の作動効率と均一性をさらに向上させるように、前記コイルディスクは内側環状加熱エリアと外側環状加熱エリアとを含み、前記第一ワイヤ挟持隙間400は前記内側環状加熱エリアに位置する内側ワイヤ挟持隙間410と前記外側環状加熱エリアに位置する外側ワイヤ挟持隙間420とを含み、前記内側ワイヤ挟持隙間410と前記外側ワイヤ挟持隙間420は上へ傾くように構成されて且つ傾く角度が異なる。本実施例では、二つの加熱エリアのみを例として説明したが、他の実施例では、三つ、四つ又はそれ以上の加熱エリアを含んでもよく、複数の加熱エリア間の位置関係は本実施例における内側環状加熱エリアと外側環状加熱エリアを参照して合理的に推定できることは、説明しておくべきである。複数の加熱エリアの技術案は、本実施例での二つの加熱エリアに基づくので、本願の保護範囲に属するはずであることは、理解できるであろう。
具体的に、本実施例では、コイルディスクは少なくとも二つの加熱エリアを含み、その一つはコイルディスクの中央に位置する内側環状加熱エリアであり、内側環状加熱エリアは円形に構成されてもよく、円環状に構成されてもよい。もう一つは内側環状加熱エリアの周りに設置されている外側環状加熱エリアであり、外側環状加熱エリアは円環状に構成されている。内側環状加熱エリアと外側環状加熱エリアはそれぞれ異なるコイル巻線800によって加熱されるので、それぞれ内側ワイヤ挟持隙間410と外側ワイヤ挟持隙間420が設けられている。
内側ワイヤ挟持隙間410と外側ワイヤ挟持隙間420が上へ傾くように設ける始点は支持構造300であり、即ち、支持構造300から支持構造300から遠く離れる上方へ傾くことは、説明しておくべきである。傾く形態としては複数種あるが、直線状に傾いてもよく、弧状に傾いてもよいが、弧状に傾く場合を例とする。通常では、内側環状隙間と外側環状隙間を傾斜角度が異なる(直線状に傾く場合に傾斜度が異なり、弧状に傾く場合に曲率が異なる)ように設置して、コイルディスクのコイルと加熱される鍋との間の距離をより多様化させることで、コイルディスクの加熱に、より高い適応能力(様々な異なる作動条件)とより良い均一性を有するようにする。
いくつかの実施例では、コイルディスクの作動の適応性と均一性をさらに向上させるように、前記外側ワイヤ挟持隙間420は上下に配置されている第一巻付け隙間421と第二巻付け隙間422とを含み、前記第一巻付け隙間421と第二巻付け隙間422の傾斜角度が異なる。本実施例では、外側環状加熱エリアの第一巻付け隙間421と第二巻付け隙間422とが積層されて設置され、且つ両者の傾斜角度が異なって、コイル巻線800と鍋との間の距離をより豊かにして、適応性と均一性を向上させた。
傾斜角度の角度について、傾斜の形態が弧状傾斜である場合、弧状の傾斜曲率の違いとして表され、図7~9を参照し、図面には、内側ワイヤ挟持隙間410、第一巻付け隙間421と第二巻付け隙間422が設置されている直線の延長線が表されており、各延長線の曲率R1、R2、R3はいずれも異なる。
コイルディスクの使用過程において、第一巻付け隙間421と第二巻付け隙間422におけるコイル巻線800は直列接続、並列接続としてもよく、互いに独立して作動してもよいことは、説明しておくべきである。具体的な作動条件需要によって、第一巻付け隙間421におけるコイル巻線800、第二巻付け隙間422におけるコイル巻線800を選択的に使用してもよく、直列接続又は並列接続するとともに第一巻付け隙間421と第二巻付け隙間422におけるコイル巻線800を使用してもよい。
以下では、上記実施例を実現する具体的な構造の案を提案する。
前記支持構造300は前記内側環状加熱エリアに位置する内側支持構造310と前記外側環状加熱エリアに位置する外側支持構造320とを含み、
前記第一ワイヤ挟持リブ100は第一内側ワイヤ挟持リブ121と第一外側ワイヤ挟持リブ122とを含み、前記第二ワイヤ挟持リブ200は第二内側ワイヤ挟持リブ221と第二外側ワイヤ挟持リブ222とを含み、
前記第一内側ワイヤ挟持リブ121と第二内側ワイヤ挟持リブ221は内側支持構造310から外側環状加熱エリアの方向へ上へ傾くように設置されていることで、前記第一内側ワイヤ挟持リブ121と第二内側ワイヤ挟持リブ221との間に内側ワイヤ挟持隙間410が形成されており、
前記第一外側ワイヤ挟持リブ122と第二外側ワイヤ挟持リブ222は外側支持構造320から内側環状加熱エリアから遠く離れる方向へ上へ傾くように設置されていることで、前記第一外側ワイヤ挟持リブ122と第二外側ワイヤ挟持リブとの間に外側ワイヤ挟持隙間420が形成されている。他の実施例では、支持構造の数は加熱エリアのエリア区分状況によって調整でき、本実施例では、基礎となる内側、外側支持構造のみについて説明することは、説明しておくべきである。複数の支持構造の技術案は、本実施例での内側、外側の二つの支持構造に基づくので、本願の保護範囲に属するはずであることは、理解できるであろう。
内側支持構造310は柱状にコイルディスクの中央に設置され、外側支持構造320は内側支持構造310の外側に取り囲むように設置され、内側支持構造と外側支持構造320の間に隙間がある。第一内側ワイヤ挟持リブ121と第二内側ワイヤ挟持リブ221は内側支持構造310から外側支持構造320へ延伸し、第一内側ワイヤ挟持リブ121は第二内側ワイヤ挟持リブ221の上方に位置する(上方にある形態は様々あり、ちょうど対面する場合、完全にずれた場合、部分的にずれた場合などのいくつかの状況を含み、具体的には、上記実施例を参照する)。第一内側ワイヤ挟持リブ121と第二内側ワイヤ挟持リブ221は直線状としてもよく、長い弧状ストライプ状としてもよく、第一内側ワイヤ挟持隙間410が上へ傾くのを保証すればよい。
同様に、第一外側ワイヤ挟持リブ122と第二外側ワイヤ挟持リブ222は外側支持構造320から内側支持構造310から遠く離れる方向へ延伸し、第一外側ワイヤ挟持リブ122は第二外側ワイヤ挟持リブ222の上方に位置する(上方にある形態は様々あり、ちょうど対面する場合、完全にずれた場合、部分的にずれた場合などのいくつかの状況を含み、具体的には、上記実施例を参照する)。第一外側ワイヤ挟持リブ122と第二外側ワイヤ挟持リブ222は直線状としてもよく、長い弧状ストライプ状としてもよく、第一外側ワイヤ挟持隙間420が上へ傾くのを保証すればよい。外側支持構造320は円環状に構成され、複数の第一外側ワイヤ挟持リブ122と第二外側ワイヤ挟持リブ222は支持構造320の周方向に配置されている。
いくつかの実施例では、図17~図20に示すように、コイルディスクの適応性をさらに向上させて、コイルディスクのエネルギー利用率を向上させるように、前記コイルディスクは内側環状加熱エリアと外側環状加熱エリアとを含み、前記ワイヤ挟持隙間は前記内側環状加熱エリアに位置する内側ワイヤ挟持隙間410と前記外側環状加熱エリアに位置する外側ワイヤ挟持隙間420とを含み、前記外側ワイヤ挟持隙間420は上下に配置されている第一巻付け隙間421と第二巻付け隙間422とを含み、且つ/又は、前記内側ワイヤ挟持隙間410は上下に配置されている第三巻付け隙間411と第四巻付け隙間412とを含み、前記第一巻付け隙間421と第二巻付け隙間422には第一コイル巻線810と第二コイル巻線820とがそれぞれ設置されており、且つ/又は、前記第三巻付け隙間411と第四巻付け隙間412には第三コイル巻線830と第四コイル巻線840とがそれぞれ設置されている。
具体的に、本実施例では、コイルディスクの内側環状加熱エリアは単層としてもよく、複数層としてもよい。二層を例として、第三巻付け隙間411と第四巻付け隙間412がそれぞれ設置されており、対応するように、第三巻付け隙間411内に第三コイル巻線830が巻付けられて、第四巻付け隙間412内には第四コイル巻線840が巻付けられている。同様に、コイルディスクの外側環状加熱エリアは単層としてもよく、複数層としてもよい。二層を例として、第一巻付け隙間421と第二巻付け隙間422がそれぞれ設置されており、対応するように、第一巻付け隙間421内に第一コイル巻線810が巻付けられて、第二巻付け隙間422内には第二コイル巻線820が巻付けられている。
コイル巻線800間の関係について:
前記第一コイル巻線810と前記第二コイル巻線820とは互いに独立しており、又は、前記第一コイル巻線810と前記第二コイル巻線820とは直列接続されており、又は、前記第一コイル巻線810と前記第二コイル巻線820とは並列接続されている。前記第三コイル巻線830と前記第四コイル巻線840とは互いに独立しており、又は、前記第三コイル巻線830と前記第四コイル巻線840とは直列接続されており、又は、前記第三コイル巻線830と前記第四コイル巻線840とは並列接続されている。勿論、いくつかの実施例では、特別な必要に応じて、第一コイル巻線810と前記第三コイル巻線830(或いは第四コイル巻線840)との直列接続或いは並列接続を実現してもよく、第二コイル巻線820と第三コイル巻線830(或いは第四コイル巻線840)との直列接続或いは並列接続を実現してもよい。
異なる層のコイル巻線800から加熱される鍋までの間の距離が異なるので、異なる位置のコイルを、異なる鍋を加熱要求に適応させる。具体的に、異なる作動条件要求のために、内側環状加熱エリアと外側環状加熱エリアを選択的に使用してもよく、内側環状加熱エリアと外側環状加熱エリアを同時に使用してもよい。以下では、加熱の位置とコイルディスクの大、小パワーの角度から具体的に説明する:
中部のみを加熱する必要がある場合、第三コイル巻線830、第四コイル巻線840を選択し、或いは直列接続又は並列接続すると同時に第三コイル巻線830と第四コイル巻線840を使用し、第三コイル巻線830を使用する時にパワーが比較的大きく、第四コイル巻線840を使用する時にパワーが比較的小さく、第三コイル巻線830と第四コイル巻線840を並列接続して使用する時のパワーが単独で第三コイル巻線830を使用する時のパワーより大きく、
周辺のみを加熱する必要がある場合、第一コイル巻線810、第二コイル巻線820を選択し、或いは直列接続又は並列接続すると同時に第一コイル巻線810と第二コイル巻線820を使用し、第一コイル巻線810を使用する時にパワーが比較的大きく、第二コイル巻線820を使用する時にパワーが比較的小さく、第一コイル巻線810と第二コイル巻線820を並列接続して使用する時のパワーが単独で第一コイル巻線810を使用する時のパワーより大きい。
中部と周辺を全て加熱する必要がある場合、内側環状加熱エリアと外側環状加熱エリアからそれぞれ一組のコイル巻線800を選択して組み合わせて作動させる。例えば、第三コイル巻線830を選択して、且つ第一コイル巻線810と第二コイル巻線820を並列接続して使用する。
コイル巻線800の作動のインテリジェント化と制御の利便性を向上させるように、前記コイルディスクは制御電気回路基板を含み、前記制御電気回路基板には第一切換電気回路が設置され、前記第一切換電気回路はそれぞれ前記第一コイル巻線810と前記第二コイル巻線820と接続されて、前記第一コイル巻線810と第二コイル巻線820の接続関係を切り換えて、且つ/又は、前記制御電気回路基板には第二切換電気回路が設置され、前記第二切換電気回路はそれぞれ前記第三コイル巻線830と前記第四コイル巻線840と接続されて、前記第三コイル巻線830と第四コイル巻線840の接続関係を切り換える。本実施例では、第一切換電気回路を設置することで、需要に応じて第一コイル巻線810を作動するように制御するか、又は第二コイル巻線820を作動するように制御し、又は、第一コイル巻線810と第二コイル巻線820を直列接続又は並列接続して作動させる。同様に、第二切換電気回路を設置することで、必要に応じて第三コイル巻線830を作動するように制御するか、又は第四コイル巻線840を作動するように制御し、又は、第三コイル巻線830と第四コイル巻線840を直列接続又は並列接続して作動させる。勿論、いくつかの実施例では、第一切換電気回路と第二切換電気回路は制御電気回路基板上のメイン制御電気回路に制御されて、メイン制御電気回路は命令或いは需要に応じて第一切換電気回路と第二切換電気回路の作動を調整することで、コイルディスクの作動が需要に応じて作動させる。
いくつかの実施例では、コイルディスクのエネルギーに対する利用率をさらに向上させるために、及び電気回路基盤上のIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)の使用寿命を延ばすために、前記コイルディスクはさらに:
前記第一コイル巻線810と配置された第一インダクタンスL1と第一抵抗R1と、
前記第二コイル巻線820と配置された第二インダクタンスL2と第二抵抗R2と、
前記第三コイル巻線830と配置された第三インダクタンスL3と第三抵抗R3と、
前記第四コイル巻線840と配置された第四インダクタンスL4と第四抵抗R4とを含み、
前記第一インダクタンスL1は前記第二インダクタンスL2及び/又は第四インダクタンスL4より小さく、
前記第一抵抗R1は前記第二抵抗R2及び/又は第四抵抗R4より大きく、
前記第三インダクタンスL3は前記第四インダクタンスL4及び/又は第二インダクタンスL2より小さく、
前記第三抵抗R3は前記第四抵抗R4及び/又は第二抵抗R2より大きい。
具体的に、本実施例では、第一コイル巻線810は第二コイル巻線820の上方に位置し、第三コイル巻線830は第四コイル巻線840の上方に位置に位置することで、第一コイル巻線810と第三コイル巻線830とが比較的高いパワーの作動に適して、第二コイル巻線820と第四コイル巻線840とが比較的低いパワーの作動に適している。この場合、第一コイル巻線810に比較的小さい第一インダクタンスL1、比較的大きい第一抵抗R1、第二コイル巻線820に比較的大きい第二インダクタンスL2と比較的小さい第二抵抗R2を配置する必要があり、即ち、L1<L2、R1>R2であり、同様に、第三コイル巻線830に比較的小さい第三インダクタンスL3、比較的大きい第三抵抗R3、第四コイル巻線840に比較的大きい第四インダクタンスL4と比較的小さい第四抵抗R4を配置する必要があり、即ち、L3<L4、R3>R4である。こうして、異なる作動需要に異なるコイル巻線810を選択して、異なるコイル巻線800にそれに適するインダクタンスと抵抗を配置でき、対応するコイル巻線800が作動の需要に適合できるようにする。こうして、電気エネルギーを十分かつ合理的に利用すると同時に、電気回路基盤上のIGBTに比較的高い温度が発生するのを避けて、IGBTの作動温度を低く抑えるとともに、IGBTの使用寿命を延ばすのに有利である。インダクタンスを配置する方法は、コイル巻線800の巻き数を設定することで実現でき、コイルの巻き数が多いほどインダクタンスが大きく、コイルの巻き数が少ないほどインダクタンスが小さい。したがって、第一コイル巻線810の巻き数を第二コイル巻線820の巻き数より小さく設定して、第三コイル巻線830の巻き数を第四コイル巻線840の巻き数より小さく設定する。
内側環状加熱エリアと外側環状加熱エリアのコイル巻線800の作動を調整する目的をさらに達成させるために、インダクタンスと抵抗に対してさらに限定して、L1<L4,R1>R4、L3<L2,R3>R2としてもよい。こうして、第一コイル巻線810(外側環状加熱エリア)を第四コイル巻線840(内側環状加熱エリア)に合わせて使用できるようにして、第三コイル巻線830(内側環状加熱エリア)を第二コイル巻線820(外側環状加熱エリア)に合わせて使用できるようにする。こうして、コイル上のコイル巻線800を任意に配置して使用でき、いずれもコイルの省エネとIGBTの使用寿命の延長の需要を満足させることが可能である。
上記では、内側環状加熱エリアと外側環状加熱エリアの各二組のコイル巻線800を例として説明しただけであることは、説明しておくべきである。上記の案を各加熱エリアに複数組のコイル巻線800を設置するように拡張してもよく、より多い加熱エリアを設置するように拡張してもよいことは、理解できるであろう。上記拡張に属するものであれば、いずれも本願の発明構想に属する。
いくつかの実施例では、図13を参照し、コイルディスクを従来の作動プラットホームに適用させるために、コイルディスクの全高を大きくしないまま異なる形態のコイル巻線800を設置して、前記内側ワイヤ挟持隙間410内のコイル巻線800の高さh1は、外側ワイヤ挟持隙間420内のコイル巻線800の高さh2と同等である。外側環状加熱エリアに二層のコイル巻線800を設置する場合、二層のコイル巻線800の(上下に積層した)高さは、単層の内側環状加熱エリアのコイル巻線800の高さと同等である。逆に、内側環状加熱エリアに二層のコイル巻線800を設置する場合、二層のコイル巻線800の(上下に積層した)高さは、単層の外側環状加熱エリアのコイル巻線800の高さと同等である。コイル巻線800が傾くように設置されるので、コイル巻線800の傾斜角度を調節することで、単層の高さが二層の高さと同等であるのを実現できる。本実施例では、内側ワイヤ挟持隙間410内のコイル巻線800の高さh1を外側ワイヤ挟持隙間420内のコイル巻線800の高さh2と同等であるように設定することで、コイルディスクがスペースを十分かつ合理的に利用するようにして、コイルディスクの高さを余計に増大させるのを避けるので、コイルディスクを従来の作動プラットホームに応用できるようにして、調理炊事用具の製造コストを大幅に下げる。
図19を参照し、本願はさらに調理炊事用具を提案する。この調理炊事用具はベース700とコイルディスクを含み、このコイルディスクの具体的な構造については、上記実施例を参照する。この調理炊事用具が上記全ての実施例の全ての技術案を採用したので、少なくとも上記実施例の技術案がもたらす全ての有益効果を有し、ここでは改めて逐一説明しない。コイルディスクはベース700上に取り付けられている。
図20から図25を参照し、本願の実施例において、このコイルディスクはさらに:
中部に位置する内側加熱エリア200と周縁に位置する外側加熱エリア300を有するコイル支持フレーム100と、
前記内側加熱エリア200に対応して設置された内部磁気ストライプ500と、
前記外側加熱エリア300に対応して設置された外部磁気ストライプ400とを含み、
前記外部磁気ストライプ400の外側加熱エリア300を覆う面積は、前記内部磁気ストライプ500の内側加熱エリア200を覆う面積より大きい。
具体的に、本実施例では、コイル支持フレーム100の全体外形は様々あってもよく、例えば三角形、四角形などの多角形、楕円形、円形などでもよく、本実施例では、全体が円形として構成される場合を例とする。内側加熱エリア200の形状は様々あってもよく、例えば三角形、四角形、円形、円環状などとしてもよいが、円形として構成される場合を例とする。外側加熱エリア300は環状として設置されて、内側加熱エリア200の外側に外嵌されている。内側加熱エリア200は主にコイルディスクの中部の加熱効率に影響し、外側加熱エリア300は主にコイルディスクの周辺エリアの加熱効率に影響する。
内部磁気ストライプ500の形状は様々あってもよく、例えば長いストライプ状、円形、扇形などでもよい。内部磁気ストライプ500の数は複数であり、複数の内部磁気ストライプ500の一端が内側加熱エリア200の中部へ延伸し、他端が内側熱交換加熱エリアの周りへ放射するように配置されている。同様に、外部磁気ストライプ400の形状も様々あってもよく、例えば長いストライプ状、円形、扇形などでもよい。外部磁気ストライプ400の数は複数であり、複数の外部磁気ストライプ400の一端が外側加熱エリア300と内部加熱エリア200との境界部へ延伸し、他端が外側熱交換加熱エリアの周りへ放射するように配置されている。
外部磁気ストライプ400の外側加熱エリア300を覆う面積が内部磁気ストライプ500の内側加熱エリア200を覆う面積より大きいことを実現する方法は様々ある。単一の外部磁気ストライプ400のカバー面積が単一の内部磁気ストライプ500のカバー面積と同等である場合、外部磁気ストライプ400の数を増やして、外部磁気ストライプ400の外側加熱エリア300における配置密度を増大させることで、全体のカバー面積を増大させる目的を達成する。外部磁気ストライプ400の数が内部磁気ストライプ500の数と同等である場合、単一の外部磁気ストライプ400の面積を増大させることで、外部磁気ストライプ400がカバーする面積を増大させる。よって、外側加熱エリア300の磁場強度を増強する目的を達成する。前記外部磁気ストライプ400の数が前記内部磁気ストライプ500の数より大きい場合、前記外部磁気ストライプ400と前記内部磁気ストライプ500とは互いに独立して設置され、こうして、磁気ストライプの数を調整するだけで、磁場強度を増大させる目的を簡単に実現できる。
いくつかの実施例では、内部磁気ストライプ500と外部磁気ストライプ400とは一体成型により設置でき、この場合、磁気ストライプの幅が内側加熱エリア200から外側加熱エリア300へ向かう方向に沿って次第に増大することで、単一の磁気ストライプの磁場強度が磁気ストライプの長さ方向に次第に強くなる。
また、コイルディスク上の加熱エリアの数については、加熱エリアの数は多くてもよく、内側加熱エリア200と外側加熱エリア300のみを含むのではなく、例えば、三つ、四つなどでもよい。本実施例では、基礎となる二つの加熱エリアの場合のみを例として説明する。
本実施例では、外部磁気ストライプ400の外側加熱エリア300をカバーするエリアを、内部磁気ストライプ500の内部加熱エリア200をカバーする面積より大きく設けることで、外側加熱エリア300の外側コイル巻線330を通る磁場強度を増大させて、外側コイル巻線330と内側コイル巻線220が置かれている位置の磁場強度の差を大幅に減少させて、コイルディスクの中部と周りの磁場強度を同等にすることで、コイルディスクの鍋の中部と周りに対する加熱効率を同等にして、鍋が均一に加熱されるようにして、同時に、外側環状コイルの磁場強度を増大させることによって、外側環状コイルの利用率を大幅に増して、コイルディスクの作動効率の向上に有利である。
図25から図24を参照し、以下では、内側加熱エリア200と外側加熱エリア300に設置されたコイル巻線と磁気ストライプの構造及び位置関係をそれぞれ説明し、
内側加熱エリア200の加熱効率をさらに向上させるように、前記内側加熱エリア200内に内側コイル巻線220が巻付けられており、前記内側コイル巻線220は内側加熱エリア200の中部にある内側平面加熱巻線221、及び縁部にあって且つ上へ傾くように設置された内側斜面加熱巻線222とを有し、内部磁気ストライプ500は前記内側平面加熱巻線221に対応して設置された内側平面セクション510、及び内側斜面加熱巻線222に対応して設置された内側傾斜セクション520とを含む。
具体的に、本実施例では、内側コイル巻線220の中部は水平に設置され、周りの部分は水平部分から上へ傾くように延伸している。即ち、内側コイル巻線220の中部部分は平面状に配列し(内側平面加熱巻線221)、内側コイル巻線220縁部の部分は平面部分から上へ傾斜面状に配列している(内側斜面加熱巻線222)。傾斜とは延伸の傾向を指すので、具体的な実現態様は様々あり、例えば、平面傾斜、弧状面傾斜、波状面傾斜などとしてもよい。内側コイル巻線220の径方向で、傾斜部分のコイル密度は平面部分のコイル密度より大きい。内部磁気ストライプ500を内側斜面加熱巻線222に対応する内側傾斜セクション520に設置することで、内側傾斜セクション520で内側斜面加熱巻線222の磁場強度を補償して、内側斜面加熱巻線222と内側平面加熱巻線221の位置するエリアの磁場強度を同等にするので、均一な加熱に有利である。また、内側斜面加熱巻線222の設置により、内側加熱エリア200の縁部の加熱効率を増大させると同時に、内側斜面加熱巻線222を鍋により近くして、鍋に対する加熱に有利である。
また、コイルディスク内側加熱エリア200の加熱均一性を向上させるために、前記内部磁気ストライプ500の幅を前記内側加熱エリア200の中部から縁部へ向かう方向に沿って次第に増大させる。内部磁気ストライプ500の幅の増大につれて、磁場強度も磁気ストライプの延伸方向につれて増大するので、ちょうど面積が次第に増大する内側コイル巻線220に対して補償して、隣接する二つの内部磁気ストライプ500間の距離の差を大幅に減少させて、内側加熱エリア200の中部と周辺の加熱効率を同等にする。
いくつかの実施例では、コイルディスク中部の加熱効率を向上させるために、前記内側斜面加熱巻線222を弧状に設置し、前記内側傾斜セクション520は前記内側斜面加熱巻線222に対応して弧状に設置して、前記内側傾斜セクション520と前記内側斜面加熱巻線222との間の距離を、内側平面セクション510から内側平面加熱巻線221との間の距離と同等にする。
本実施例では、内側斜面加熱巻線222を弧状に設置することで、内側平面加熱巻線221の作動に影響することなく、限られた高さ内でコイル巻線の数を増やすことで、限られた高さ空間内で内側斜面加熱巻線222の作動効率を向上させる。内側傾斜セクション520を内側斜面加熱巻線222に沿って弧状に延伸させることで、内側傾斜セクション520により内側斜面加熱巻線222に十分な磁場強度を提供するだけではなく、内側平面セクション510から内側平面加熱巻線221までの間と同等な距離を保って、内側斜面加熱巻線222と内側平面加熱巻線221の加熱効果を同等にして、均一な加熱に有利である。
いくつかの他の実施例では、内側加熱エリア200の中間位置の加熱効率を向上させるよう、前記内部磁気ストライプ500はさらに凸出セクション530を含み、前記凸出セクション530は、前記内側平面セクション510の前記内側傾斜セクション520から遠く離れた一端と接続されて、前記凸出セクション530は前記内側平面セクション510と垂直である。凸出セクション530はコイルディスクの高さ方向に設置され、内側加熱エリア200の中間の位置に集中して設置されていることにより、内側加熱エリア200の中部の磁場強度を大幅に増大させるので、内側加熱エリア200の中部の加熱効率を大幅に向上させるのに有利である。限られた空間内で加熱効率を上げるのに有利で、空間を十分かつ合理的に利用して、構造のコンパクト性を向上させる。
内側支持構造230の形状は様々あってもよいが、外形全体が柱状とする場合を例とすることは、説明しておくべきである。いくつかの実施例では、凸出セクション530の取り付け安定性を向上させるとともに、空間を合理的に利用するために、内部磁気ストライプ500の凸出セクション530を取り付けるように、内側支持構造230の底部には取り付け孔231が開けられている。凸出セクション530は取り付け孔231から鉛直で上へ延伸して、内側支持構造230内に挿入されて、取り付け孔231は内側支持構造230の高さ方向に貫通している。
内側コイル巻線220の取り付け安定性と利便性を向上させるために、前記内側加熱エリア200の中間に内側支持構造230が設置され、内側支持構造230には第一内側ワイヤ挟持リブ210が設置されており、第一内側ワイヤ挟持リブ210とコイル支持フレーム100との間には第一内側巻付け隙間240が形成され、前記内側コイル巻線220は前記第一内側巻付け隙間240内に設置されている。第一内側ワイヤ挟持リブ210の形状は様々あってもよく、ストレートセクションと弧状セクションを有する場合を例として、第一内側巻付け隙間240にもストレートセクションと弧状セクションを有するようになるので、内側コイル巻線220の内側平面加熱巻線221と内側斜面加熱巻線222とに対応させる。
第一内側ワイヤ挟持リブ210の一端が内側支持構造230に固定接続され、他端が内側支持構造230から内側加熱エリア200の縁部へ延伸することで、第一内側ワイヤ挟持リブ210、内側支持構造230とコイル支持フレーム100とが囲い合って第一内側巻付け隙間240を形成している。複数の第一内側ワイヤ挟持リブ210が支持構造に沿って環状に配列することにより、第一内側巻付け隙間が環状に配列することになり、こうして、内側コイル巻線220の巻付けに有利である。これによって、内側コイル巻線220の形状を第一内側ワイヤ挟持リブ210の配列を調整することで実現できる。内側コイル巻線220の巻付け過程において、エナメル線を第一内側巻付け隙間240内に挟持すればよい。これによって、エナメル線を簡単、確実に第一内側巻付け隙間240内に巻付けられるようになる。第一内側巻付け隙間240内の巻線は、密巻きを例とする。
内側加熱エリア200の加熱効率を向上させて、空間を十分且つ合理的に利用して、コイルディスクの面積を小さくするために、前記コイルディスクはさらに第二内側ワイヤ挟持リブを含み、前記第二内側ワイヤ挟持リブの一端が前記内側支持構造230と接続されて、且つ前記第一内側ワイヤ挟持リブ210の上方に位置し、前記第二内側ワイヤ挟持リブと前記第一内側ワイヤ挟持リブ210との間に第二内側巻付け隙間(不図示)が形成されて、前記内側コイル巻線220は前記第二内側巻付け隙間(不図示)内に設置されている。
具体的に、本実施例では、第二内側ワイヤ挟持リブの形状は第一内側ワイヤ挟持リブ210の形状と似ており、同様にストレートセクションと弧状セクションを有する。第二内側ワイヤ挟持リブが第一内側ワイヤ挟持リブ210と対応するように設置されることで、第二内側ワイヤ挟持リブと第一内側ワイヤ挟持リブ210との間にストレートセクションと弧状セクションを有する第二内側位置制限隙間が形成されている。第二内側位置制限隙間内でのコイル巻線の安定性を向上させるために、第一内側ワイヤ挟持リブ210の幅は第二内側ワイヤ挟持リブの幅より大きく、第一内側ワイヤ挟持リブ210の長さは第二内側ワイヤ挟持リブの長さより長い。複数の第二内側ワイヤ挟持リブは内側支持構造230の周方向に、第一内側ワイヤ挟持リブ210に対応して配置されていることで、第二内側位置制限隙間が内側支持構造230の周方向に円環として配列している。内側コイル巻線220の巻付け過程において、エナメル線を第一内側巻付け隙間240と第二巻付け隙間内に挟持すればよい。これによって、エナメル線を簡単、確実に第一内側巻付け隙間240と第二巻付け隙間内に巻付けられるようになる。第二内側巻付け隙間(不図示)内の巻線は、密巻きを例とする。第二内側ワイヤ挟持リブの設置により、コイル巻線の中部に二層のコイル構造が形成されている(上、下の二層は全て密巻きである)ので、内側加熱エリア200の加熱効率を大幅に向上させるのに有利である。
内側加熱エリア200の加熱効率を向上させて、且つ空間を十分且つ合理的に利用するとともに、コイルディスクの加工プロセスを簡略化するために、前記コイルディスクはさらに内側隔離リブを含み、複数の前記内側隔離リブが前記第一内側ワイヤ挟持リブ210の長さ方向に配列することで、第一内側ワイヤ挟持リブ210に前記第一内側ワイヤ挟持リブ210の長さ方向に配列する複数の内側巻付け溝を形成している。
具体的に、本実施例では、内側隔離リブの横断面の形状は様々あってもよく、例えば三角形、方形などの多角形でもよい。内側隔離リブは第一内側ワイヤ挟持リブ210の幅方向に延伸でき、内側隔離リブが凹弧状に延伸することで、複数の内側隔離リブが囲い合って円環を形成できるようにする。同一の第一内側ワイヤ挟持リブ210上の内側隔離リブは第一内側ワイヤ挟持リブ210の長さ方向に配列し、隣接する第一内側ワイヤ挟持リブ210上の同じ位置の内側隔離リブが内側支持構造230の周方向に配列することで、内側支持構造230の周方向に延伸する内側巻付け溝を形成している。同一の内側巻付け溝内に巻付け可能なコイルの数は必要に応じて設定でき、例えば1巻き、2巻き、3巻きなどとしてもよい。内側巻付け溝に内側コイル巻線220を形成するのは、疎巻きを例とする。第一内側ワイヤ挟持リブ210、内側隔離リブと内側支持構造230との間の接続は、互いに取り外し可能に(ねじ、スナップフィット又は接着などにより)接続されてもよく、一体成型で構成されてもよい。第一内側ワイヤ挟持リブ210と第二内側ワイヤ挟持リブを同時に設置する案と比較して、第一内側ワイヤ挟持リブ210と内側隔離リブを設置する案はより実現しやすい。内側隔離リブの設置により、コイル巻線の中部に二層のコイル構造(下層が密巻きで、上層が疎巻きである)を形成して、内側加熱エリア200の加熱効率を大幅に向上させるのに有利である。
外側加熱エリア300の加熱効率をさらに向上させるように、前記外側加熱エリア300に外側コイル巻線330が巻付けられており、前記外側コイル巻線330は外側加熱エリア300の中部にある外側平面加熱巻線331、及び縁部にあって且つ上へ傾くように設置された外側斜面加熱巻線332とを有し、外部磁気ストライプ400は前記外側平面加熱巻線331に対応して設置された外側平面セクション410、及び外側傾斜加熱巻線に対応して設置された外側傾斜セクション420とを含む。
具体的に、本実施例では、外側コイル巻線330の外側支持構造340に近い部分は水平に設置され、周りの部分は水平部分から上へ傾くように延伸している。即ち、外側コイル巻線330の中部部分は平面状に配列し(外側平面加熱巻線331)、外側コイル巻線330縁部の部分は平面部分から上へ傾斜面状に配列している(外側斜面加熱巻線332)。傾斜とは延伸の傾向を指すので、具体的な実現態様は様々あり、例えば、平面傾斜、弧状面傾斜、波状面傾斜などとしてもよい。外側コイル巻線330の径方向で、傾斜部分のコイル密度は平面部分のコイル密度より大きい。外部磁気ストライプ400を外側斜面加熱巻線332に対応する外側傾斜セクション420に設置することで、外側傾斜セクション420で外側斜面加熱巻線332の磁場強度を補償して、外側斜面加熱巻線332と外側平面加熱巻線331の位置するエリアの磁場強度を同等にするので、均一な加熱に有利である。また、外側斜面加熱巻線332の設置により、外側加熱エリア300の縁部の加熱効率を増大させると同時に、外側斜面加熱巻線332を鍋により近くして、鍋に対する加熱に有利である。
また、コイルディスク外側加熱エリア300の加熱均一性を向上させるために、前記外部磁気ストライプ400の幅を前記外側加熱エリア300の中部から縁部へ向かう方向に沿って次第に増大させる。外部磁気ストライプ400の幅の増大につれて、磁場強度も磁気ストライプの延伸方向につれて増大するので、ちょうど面積が次第に増大する外側コイル巻線330に対して補償して、隣接する二つの外部磁気ストライプ400間の距離の差を大幅に減少させて、外側加熱エリア300の中部と周辺の加熱効率を同等にする。
いくつかの実施例では、コイルディスク外側加熱エリア300の加熱効率を向上させるために、前記外側斜面加熱巻線332を弧状に設置し、前記外側傾斜セクション420は前記外側斜面加熱巻線332に対応して弧状に設置して、前記外側傾斜セクション420と前記外側斜面加熱巻線332との間の距離を、外側平面セクション410から外側平面加熱巻線331との間の距離と同等にする。
本実施例では、外側斜面加熱巻線332を弧状に設置することで、外側平面加熱巻線331の作動に影響することなく、限られた高さ外でコイル巻線の数を増やすことで、限られた高さ空間外で外側斜面加熱巻線332の作動効率を向上させる。外側傾斜セクション420を外側斜面加熱巻線332に沿って弧状に延伸させることで、外側傾斜セクション420により外側斜面加熱巻線332に十分な磁場強度を提供するだけではなく、外側平面セクション410から外側平面加熱巻線331までの間と同等な距離を保って、外側斜面加熱巻線332と外側平面加熱巻線331の加熱効果を同等にして、均一な加熱に有利である。
外側コイル巻線330の取り付け安定性と利便性を向上させるために、前記内側加熱エリア200と前記外側加熱エリア300との間の位置に外側支持構造340が設置され、外側支持構造340には第一外側ワイヤ挟持リブ310が設置され、第一外側ワイヤ挟持リブ310とコイル支持フレーム100との間に第一外側巻付け隙間350が形成されており、前記外側コイル巻線330は前記第一外側巻付け隙間350内に設置されている。第一外側ワイヤ挟持リブ310の形状は様々あってもよく、ストレートセクションと弧状セクションを有する場合を例として、第一外側巻付け隙間350にもストレートセクションと弧状セクションを有するようになるので、外側コイル巻線330の外側平面加熱巻線331と外側斜面加熱巻線332とに対応させる。
第一外側ワイヤ挟持リブ310の一端が外側支持構造340に固定接続され、他端が外側支持構造340から外側加熱エリア300の縁部へ延伸することで、第一外側ワイヤ挟持リブ310、外側支持構造340とコイル支持フレーム100とが囲い合って第一外側巻付け隙間350を形成している。複数の第一外側ワイヤ挟持リブ310が支持構造に沿って環状に配列することにより、第一外側巻付け隙間が環状に配列することになり、こうして、外側コイル巻線330の巻付けに有利である。これによって、外側コイル巻線330の形状を第一外側ワイヤ挟持リブ310の配列を調整することで実現できる。外側コイル巻線330の巻付け過程において、エナメル線を第一外側巻付け隙間350内に挟持すればよい。これによって、エナメル線を簡単、確実に第一外側巻付け隙間350外に巻付けられるようになる。第一外側巻付け隙間350内の巻線は、密巻きを例とする。
外側加熱エリア300の加熱効率を向上させて、空間を十分且つ合理的に利用して、コイルディスクの面積を小さくするために、前記コイルディスクはさらに第二外側ワイヤ挟持リブ320を含み、前記第二外側ワイヤ挟持リブ320の一端が前記外側支持構造340と接続されて、且つ前記第一外側ワイヤ挟持リブ310の上方に位置し、前記第二外側ワイヤ挟持リブ320と前記第一外側ワイヤ挟持リブ310との間に第二外側巻付け隙間360が形成されて、前記外側コイル巻線330は前記第二外側巻付け隙間360内に設置されている。
具体的に、本実施例では、第二外側ワイヤ挟持リブ320の形状は第一外側ワイヤ挟持リブ310の形状と似ており、同様にストレートセクションと弧状セクションを有する。第二外側ワイヤ挟持リブ320が第一外側ワイヤ挟持リブ310と対応するように設置されることで、第二外側ワイヤ挟持リブ320と第一外側ワイヤ挟持リブ310との間にストレートセクションと弧状セクションを有する第二外側位置制限隙間が形成されている。第二外側位置制限隙間内でのコイル巻線の安定性を向上させるために、第一外側ワイヤ挟持リブ310の幅は第二外側ワイヤ挟持リブ320の幅より大きく、第一外側ワイヤ挟持リブ310の長さは第二外側ワイヤ挟持リブ320の長さより長い。複数の第二外側ワイヤ挟持リブ320は外側支持構造340の周方向に、第一外側ワイヤ挟持リブ310に対応して配置されていることで、第二外側位置制限隙間が外側支持構造340の周方向に円環として配列している。外側コイル巻線330の巻付け過程において、エナメル線を第一外側巻付け隙間350と第二巻付け隙間内に挟持すればよい。これによって、エナメル線を簡単、確実に第一外側巻付け隙間350と第二巻付け隙間の外に巻付けられるようになる。第二外側巻付け隙間360内の巻線は、密巻きを例とする。第二外側ワイヤ挟持リブ320の設置により、コイル巻線の中部に二層のコイル構造が形成されている(上、下の二層は全て密巻きである)ので、外側加熱エリア300の加熱効率を大幅に向上させるのに有利である。
外側加熱エリア300の加熱効率を向上させて、且つ空間を十分且つ合理的に利用するとともに、コイルディスクの加工プロセスを簡略化するために、前記コイルディスクはさらに外側隔離リブ370を含み、複数の前記外側隔離リブ370が前記第一外側ワイヤ挟持リブ310の長さ方向に配列することで、第一外側ワイヤ挟持リブ310に前記第一外側ワイヤ挟持リブ310の長さ方向に配列する複数の外側巻付け溝371を形成している。
具体的に、本実施例では、外側隔離リブ370の横断面の形状は様々あってもよく、例えば三角形、方形などの多角形でもよい。外側隔離リブ370は第一外側ワイヤ挟持リブ310の幅方向に延伸でき、外側隔離リブ370が凹弧状に延伸することで、複数の外側隔離リブ370が囲い合って円環を形成できるようにする。同一の第一外側ワイヤ挟持リブ310上の外側隔離リブ370は第一外側ワイヤ挟持リブ310の長さ方向に配列し、隣接する第一外側ワイヤ挟持リブ310上の同じ位置の外側隔離リブ370が外側支持構造340の周方向に配列することで、外側支持構造340の周方向に延伸する外側巻付け溝371を形成している。同一の外側巻付け溝371の外に巻付け可能なコイルの数は必要に応じて設定でき、例えば1巻き、2巻き、3巻きなどとしてもよい。外側巻付け溝371に外側コイル巻線330を形成するのは、疎巻きを例とする。第一外ワイヤ挟持リブ310、外側隔離リブ370と外側支持構造340との間の接続は、互いに取り外し可能に(ねじ、スナップフィット又は接着などにより)接続されてもよく、一体成型で構成されてもよい。第一外側ワイヤ挟持リブ310と第二外側ワイヤ挟持リブ320を同時に設置する案と比較して、第一外側ワイヤ挟持リブ310と外側隔離リブ370を設置する案はより実現しやすい。外側隔離リブ370の設置により、コイル巻線の中部に二層のコイル構造(下層が密巻きで、上層が疎巻きである)を形成して、外側加熱エリア300の加熱効率を大幅に向上させるのに有利である。
図35から図45を参照し、本願の実施例において、このコイルディスクベース100は:
巻付けエリアを有する基盤110と、
前記基盤110上に設置された位置制限シート120であって、前記位置制限シート120と前記巻付けエリアの内側壁又は外側壁との間には、コイルが装着される巻付け隙間が形成されている位置制限シート120とを含む。
具体的に、本実施例では、基盤110の形状は様々あってもよく、例えば平板状、弧状板状、又は底部、側壁などの複数の部分からなる立体構造でもよい。本実施例では、基盤が底部及び底部から上へ延伸する側壁とを含む場合を例として、巻付けエリアは基盤110上の任意の必要なエリア、例えば底部、側壁などに設置できる。巻付けエリアは、コイルディスクベース100の作動時に、鍋などに熱を発生させるエリアであり、コイルは巻付けエリアに巻付けられる。
位置制限シート120の形状は様々あってもよく、異なる形状の基盤110によって異なる形状の位置制限シート120を選択してもよく、異なる作動条件需要によって位置制限シート120の形状を設定してもよく、本実施例では、長いストライプ状に設置する場合を例とする。位置制限シート120の一端が基盤110と接続され、他端が基盤110の延伸方向に延伸する。位置制限シート120は絶縁性の材質、例えば硬質のプラスチックからなる。位置制限シート120と基盤110との接続方法は様々あり、例えば、ねじ接続、スナップフィット接続、接着などでもよいが、勿論、いくつかの実施例では、位置制限シート120を基盤110と一体成型により設置してもよい。
位置制限シート120は基盤110の内側面に設置してもよく、外側面に設置してもよいが、位置制限シート120が基盤110の内側面に設置された場合、位置制限シート120と基盤110の内側壁との間に巻付け隙間が形成され、位置制限シート120が基盤110の外側面に設置された場合、位置制限シート120と基盤110の外側壁との間に巻付け隙間が形成される。コイルが巻付け隙間内に巻付けられた場合、コイルが位置制限シート120と基盤110の側壁によって挟みこまれることで、コイルは固定される。
本実施例では、基盤110上に位置制限シート120を設置することで、位置制限シート120と基盤110の内側壁又は外側壁との間に巻付け隙間を形成し、コイルが巻付け隙間内に巻かれることにより、コイルが基盤110の側壁と位置制限シート120により挟持されて、コイルに対する固定を実現し、従来の固定方法に比較して、コイルの固定に接着剤を使う必要がないので、コイルの発熱時に異臭が生じることもなく、使用者の使用に有利である。また、この方法により、コイルの巻付けと固定の効率が大幅に向上し、巻付け後のコイルの安定性が大幅に増す。
コイルの取り付けの安定性をさらに向上させるために、前記位置制限シート120の数は複数であり、複数の前記位置制限シート120が前記基盤110の周方向に間隔を開けて配置されている。複数の位置制限シート120を基盤110の周方向に配置することで、複数の位置制限隙間が基盤110の周方向に配置されるようになり、こうして、コイルがその延伸方法での複数箇所で位置制限シート120と基盤110によって挟持されて、コイルの取り付けをより安定させて信頼性のあるものにする。
いくつかの実施例では、位置制限シート120の配置形状は即ちコイルの巻付け形状であり、位置制限シート120の配置形状を設定することでコイルの形状(一巻き目のコイルは位置制限シート120と基盤110との接続部にあり、コイルはこれに基づいて巻付けられる)を実現できることは、説明しておくべきである。こうして、コイルディスクの製造過程において、コイルの形状を便利、確実に制御するのにより有利になる。
以下では、一つの具体的な基盤110の構造を例として、コイルディスクの構造を具体的に説明するが、前記基盤110は収容チャンバーを有し、前記巻付けエリアは前記基盤の底部にある底部巻付けエリア、及び前記基盤の側壁112上にある周囲側巻付けエリアとを含む。本実施例では、基盤110は底部及び底部の周縁を取り囲むように設置された周囲側壁を含み、周囲側壁は底部の周縁から底部の片側へ延伸することで、囲い合って加熱待ち容器(例えば鍋)が装着される収容チャンバーを形成する。加熱待ち容器をより均一に加熱するために、或いは、より多い加熱方法を実現するために、基盤の底部と周囲側壁のいずれにも巻付けエリアが設置されている。
コイルの取り付けの安定性を向上させるために、前記位置制限シート120は底部位置制限シート121を含み、前記基盤の底部には前記基盤の内部へ延伸する支持構造125が設置され、前記底部位置制限シート121の一端が前記支持構造125と固定接続され、他端が前記基盤の表面111に沿って延伸することで、前記底部位置制限シート121と基盤の底面111との間に底部巻付け隙間123が形成されている。
本実施例では、支持構造125の形状は様々あってもよいが、柱状に構成された場合を例として、底部位置制限シート121に接続を提供でき、且つ接続点と基盤の底面111の間に隙間を有する構造である限り、可能である。支持構造125は底部中間の位置に設置されて、且つ基盤の中部へ延伸し、複数の底部位置制限シート121は支持構造125から周りへ放射する。底部位置制限シート121と支持構造125とが接続される位置は巻付け線の径方向寸法によって設定してもよく、異なる接続位置によって、底部巻付け隙間123の異なる寸法が決まる。巻付け線の径方向寸法が大きいほど、底部巻付け隙間123が大きくなり、巻付け線の径方向寸法が小さいほど、底部巻付け隙間123が小さくなる。底部位置制限シート121の他端が底面111に沿って延伸することで、底部巻付け隙間123を均一にして、巻付け線が底部巻付け隙間123内に入った時、どの位置においても、巻付け線は安定して挟持される。また、支持構造125と底部位置制限シート121を基盤の内部に設置することで、位置制限シート120の作動が外部環境から受ける干渉をできるだけ少なくして、位置制限シート120の安定性を向上させる。
いくつかの実施例では、前記基盤の底部の、前記底部位置制限シート121に対応する位置には底部放熱口113が開けられている。底部放熱口113の形状及び寸法は、底部位置制限シート121の形状及び寸法と同等であり、底部放熱口113は底部位置制限シート121の真下に位置する。底部放熱口113の設置により、底部位置制限シート121が良好に放熱でき、底部巻付けエリアの安定した作動に有利になる。同時に、底部放熱口113の設置により、底部位置制限シート121と基盤110との一体成長のプロセスにおいて、底部位置制限シート121の形成プロセスの難易度を下げて、即ち、底部放熱口113の設置は、底部位置制限シート121の形成に有利である。
側部コイルの取り付けの安定性を向上させるために、前記位置制限シート120は側壁位置制限シート122を含み、前記基盤の側壁112上には前記基盤110の内部へ延伸するリブ126が設置されており、前記側壁位置制限シート122の一端が前記支持リブ126と固定接続され、他端が前記基盤の側壁112に沿って下から上へ延伸することで、側壁位置制限シート122と基盤の側壁112との間に側壁巻付け隙間124が形成されている。
本実施例では、リブ126の形状は様々あってもよいが、円環状に構成された場合を例として、側壁位置制限シート122に接続を提供でき、且つ接続点と基盤の側壁112の間に隙間を有する構造である限り、可能である。リブ126は底部の縁部位置に設置されて、且つ上へ延伸し、複数の側壁位置制限シート122はリブ126の異なる位置から基盤110の内側壁に沿って延伸する。側壁位置制限シート122とリブ126とが接続される位置は巻付け線の径方向寸法によって設定してもよく、異なる接続位置によって、側壁巻付け隙間124の異なる寸法が決まる。巻付け線の径方向寸法が大きければ大きいほど、側壁巻付け隙間124が大きく、巻付け線の径方向寸法が小さければ小さいほど、側壁巻付け隙間124が小さい。側壁位置制限シート122の他端が基盤110の内側壁に沿って延伸することで、側壁巻付け隙間を均一にして、巻付け線が側壁巻付け隙間124に入った時、どの位置にあっても、巻付け線は安定して挟持される。また、リブ126と側壁位置制限シート122を基盤110の内部に設置することで、位置制限シート120の作動が外部環境から受ける干渉をできるだけ少なくして、位置制限シート120の安定性を向上させる。
いくつかの実施例では、前記基盤110の底部の前記側壁位置制限シート122に対応する位置には、側壁放熱口114が開けられている。側壁放熱口114の形状と寸法は、側壁位置制限シート122の形状と寸法とは同等であり、側壁放熱口114は側壁位置制限シート122の外側にある。側壁放熱口114の設置により、側壁位置制限シート122が良好に放熱でき、側部加熱エリアの安定した作動に有利になる。同時に、側壁放熱口114の設置により、側壁位置制限シート122と基盤110との一体成長のプロセスにおいて、側壁位置制限シート122の形成プロセスの難易度を下げて、即ち、側壁放熱口114の設置は、側壁位置制限シート122の形成に有利である。
基盤110の内側壁は様々な形状を有してもよく、弧状に設置される場合を例として、前記基盤110の内側壁が凹弧状に設置され、前記側壁位置制限シート122が凹弧状に設置されていることにより、前記側壁巻付け隙間124が前記側壁位置制限シート122の長さ方向に均一に設置されるようになることは、説明しておくべきである。本実施例では、側壁位置制限シート122の形状は基盤内側壁の形状とは同等であり、且つ両者の曲率が同等であることにより、側壁巻付け隙間124を非常に均一にして、巻付け線の安定した取り付けに有利である。
いくつかの実施例では、コイルの巻付けの安定性をさらに向上させるために、前記基盤110の中部には内側巻付け溝131が形成され、前記内側巻付け溝131の底部には、内側リード線310が内側巻付け溝131内の巻付け線に押さえられるように内側リード線310が通る内側リード線310孔が開けられており、且つ/又は、巻付け完了後の外側リード線320を取り付けるように、前記基盤110の縁部には外側巻付け溝132が形成されている。
本実施例では、内側巻付け溝131の形成方法は様々あり、基盤110に直接開けてもよく、基盤110上に部品を設置することで形成してもよく、例えば、複数本の位置制限リブ126を設置して囲い合わせることで形成してもよい。内側巻付け溝131の長さは需要に応じて設置でき、例えば、1/4円環、1/2円環、完全な円環なとの何れでもよい。内側リード線310は巻付け線の巻始め端から引き出された導線であり、外側リード線320は巻付け線の巻終わり端から引き出された導線であることは、説明しておくべきである。内側リード線310は先ず、内側巻付け溝131から内側リード線310孔を通って内側巻付け溝131から出てきて、巻付け線はそして内側巻付け溝131内で巻付けられて、内側巻付け溝131内に巻付けられた巻付け線(巻付け線は少なくとも一巻き目のコイルを含む)は、内側リード線310の上方に押さえられる。こうして設置することで、内側リード線310端を非常に安定的に固定でき、巻付け線が延伸方向で変位することで寸法の誤差を引き起こすのを避けて、巻付けコイルの精度の向上に有利である。内側巻付け溝131と底部巻付け隙間123との間に間隔があり、内側巻付け溝131と底部巻付け隙間123との間は導線の移行セクション330により接続されている。これにより、巻付けコイルの位置と数の正確性を保証できるだけではなく、需要に応じて内側巻付け溝131の位置を設定でき、コイルディスクベース100の構造レイアウトの合理性の向上に有利で、コイルディスクベース100の使用の安定性に有利であることは、説明しておくべきである。
同様に、外側巻付け溝132の形成方法も内側巻付け溝131のように様々あってもよく、その長さも1/4円環、1/2円環、完全な円環としてもよい。巻付け終了後の巻付け線を固定しやすいように、外側巻付け溝132は基盤110の縁部に設置されている。いくつかの実施例では、外側リード線320を固定しやすくするように、外側巻付け溝132の形成位置を、内側巻付け溝131の位置より高くすることで、外側巻付け溝132を巻付けが完了しようとする位置により近くする。巻付けが終わろうとする時、巻付け線が外側巻付け溝132に沿って延伸し、外側巻付け溝132内には、少なくとも最後の一巻きのコイルが設置され、巻付けが完了後、外側リード線320は外側巻付け溝132から延伸してくる。
コイルディスクは通常、さらにコイルディスクグループと協働するディスクベース200を含み、ディスクベース200はコイルディスクグループと固定接続されている。基盤110が収容チャンバーを有する場合、ディスクベース200は収容チャンバー内に取り付けられ、磁気ストライプは巻付けられたコイルに対応して設置されている。具体的に、前記ディスクベース200の底部には内側位置制限凸リブ210が設置され、前記内側位置制限凸リブ210の前記ディスクベース200から遠く離れた側は基盤110の内側巻付け溝131内に取り付けられ、且つ/又は、前記ディスクベース200の底部には外側位置制限凸リブ220が設置され、前記外側位置制限凸リブ220の前記ディスクベース200から遠く離れた側は基盤110の外側巻付け溝132内に取り付けられている。ディスクベース200の基盤110に面する側に、内側巻付け溝131に対応して内側位置制限凸リブ210が設置され、外側巻付け溝132に対応して外側位置制限凸リブ220が設置されている。巻付けが完了後に、内側位置制限凸リブ210は内側巻付け溝131内に取り付けられて、内側リード線310を押さえて位置を制限することで、内側リード線310をさらに(鉛直方向に対して位置制限して且つ押さえつけの強度を大きくして)制限する目的を達成し、外側位置制限凸リブ220は外側巻付け溝132内に取り付けられて、外側リード線320を押さえて位置を制限することで、外側リード線320をさらに(鉛直方向に対して位置制限して且つ押さえつけの強度を大きくして)制限する目的を達成する。
他のいくつかの実施例では、図46~図52を参照し、内側リード線310に対するさらなる固定を実現するように、内側リード線310と外側リード線320を固定する様々な方法はさらにあることは、理解できるであろう。以下では、二つの例を挙げて説明する:
位置決め孔127の位置決めによる例:内側リード線310が巻付けの前に通って締め付けられるように、基盤110の底部には前記基盤110を貫通する位置決め孔127が開けられている。位置決め孔127の孔径は2~10mmであり、位置決め孔127の中心と底部巻付け隙間123(底部位置制限隙間123と支持構造125に近い位置)との間の距離Lは0~6mmであり、位置決め孔127は底部巻付け隙間123の内側にあり、位置決め孔127の上面は底部巻付け隙間123に近い基盤110の表面と同じ高さにあるか少し低く、距離の範囲は0~6mmであり(このように設置するのは、内側リード線310が位置決め孔127に入って且つ通るのに有利である)、位置決め孔127の底面は基盤110の底面を超えない。このように設置することで、内側リード線310が位置決め孔から通って出てくるのに有利である。
ワイヤ掛け溝128での固定による例:内側リード線310を巻付けの前に取り付けて締め付けるように、基盤110の底部にはワイヤ掛け溝128が開けられている。具体的に、底部巻付け隙間123の内側に一つのワイヤ掛け溝128を設置し、ワイヤ掛け溝128の開口は時計回り方向に設けられて、ワイヤ溝止めリブ129は反時計回り方向に設けられており、ワイヤ溝止めリブ129の上面は、底部巻付け隙間123寄りの基盤110の表面と同じ高さにあるか少し低く、距離の範囲は0~6mmであり(このように設置するのは、内側リード線310がワイヤ掛け溝128に入って且つ通るのに有利である)、ワイヤ溝止めリブ129の底面は基盤110の底面を超えない。このように設置することで、内側リード線310がワイヤ掛け溝128から延伸してくるのに有利であり、ワイヤ掛け溝128は開口式であり、ワイヤ掛け溝128とワイヤ溝止めリブ129の形状は長いストライプ状に限られず、円形、方形などとしてもよい。
本願はさらにコイルディスクを提案する。このコイルディスクはディスクベース200とコイルディスクベース100を含み、このコイルディスクベース100の具体的な構造については、上記実施例を参照する。この調理炊事用具が上記全ての実施例の全ての技術案を採用したので、少なくとも上記実施例の技術案がもたらす全ての有益効果を有し、ここでは改めて逐一説明しない。前記ディスクベース200は前記コイルディスクベース100と接続されている。
本願はさらに調理炊事用具を提案する。図53から図57を参照し、この調理炊事用具はコイルディスク或いはコイルディスクベース100を含み、この調理炊事用具の具体的な構造については、上記実施例を参照する。この調理炊事用具が上記全ての実施例の全ての技術案を採用したので、少なくとも上記実施例の技術案がもたらす全ての有益効果を有し、ここでは改めて逐一説明しない。調理炊事用具は電気炊飯器、電磁調理器、電気コンロ、電子レンジ、電気オーブンなどのコイルを使用して電磁加熱する調理機器とすることが可能であることは、説明しておくべきである。
いくつかの実施例では、ベース400とコイルディスクとの接続の利便性を向上させるために、前記調理炊事用具はベース400を含み、前記ベース400上には位置決め柱410が設置され、コイルディスクベース100又はディスクベース200上には、前記位置決め柱410に対応して位置決め孔260が設けられ、前記調理炊事用具はさらに締め付け具420を含み、前記締め付け具420は前記位置決め孔260を通った位置決め柱410と固定接続されている。
具体的に、本実施例では、位置決め柱410は鉛直で上向きに設置され、位置決め柱410の横断面は様々あってもよく、例えば、円形、楕円形及び多角形などとしてもよいが、円形として構成される場合を例とする。位置決め孔260をコイルディスクベース100に開ける場合を例として、コイルディスクベース100をベース400に取り付ける場合、位置決め孔260は位置決め柱410に嵌められる。位置決め柱410が位置決め孔260から抜けるのを防ぐように、締め付け具420は位置決め柱410と固定接続されている。おうして、コイルディスクベース100とベース400との組立プロセスを大幅に簡略して、コイルディスクベース100の組立効率の向上に有利である。
コイルディスクベース100をより良く位置決めするように、前記位置決め柱410は段差のある柱であり、前記位置決め孔260は段差のある孔であり、前記ベース400と前記コイルディスクベース100又はディスクベース200との距離を限定するように、前記位置決め柱410の段差は前記位置決め孔260の段差と当接されている。段差のある軸の大径端は下部にあり、小径端は上部にあり、段差のある孔の大径端は下部にあり、小径端は上部にある。コイルディスクベース100を支持するように、段差のある軸の大径端の先端部は段差のある孔の大径端の先端部と当接され、これにより、段差の具体的なサイズを設定することでベース400とコイルディスクベース100との間の距離を実現できる。
締め付け具420と固定柱との接続方法は様々あってもよく、例えば、スナップフィット接続、直接係接、接着接続などとすることも可能である。いくつかの実施例では、接続の効率をさらに向上させるために、位置決め柱410を位置決め孔260から延出させて、そして、圧力及び/又は高温によって、変形部分のサイズが位置決め孔260の孔径より大きくなるように、延出した位置決め柱410を変形させることによって、位置決め柱410と位置決め孔260との固定を実現する。具体的に、前記締め付け具420は、前記位置決め柱410の前記位置決め孔260から延出した部分を潰し及び/又は溶融の方法によって変形させてなる。本実施例では、熱圧プロセスを例として、即ち、位置決め柱410の延出した部分を同時に加熱と加圧を行う。こうして、コイルディスクベース100とベース400との接続プロセスをさらに大幅に簡略化して、調理炊事用具の組立効率のさらなる向上に有利である。
本願では、不規則な形状を加熱エリアを有することで、加熱効果をより均一にできるコイルディスクを提案する。
本願の一実施例において、図58と図59に示すように、このコイルディスクはディスクベース100と第一コイル巻線200とを含み、前記ディスクベース100の周囲側壁には第一巻付け溝が設けられ、前記第一コイル巻線200は既定軌跡に沿って前記第一巻付け溝内に巻かれて、前記第一コイル巻線200が異形になるように設置されることで、前記コイルディスクによる加熱効果の均一性を向上させる。
ここでは、第一コイル巻線200が異形になるように設置されるとは、少なくとも以下のような二つの側面を含むことは、説明しておく必要がある:一つ目は、第一コイル巻線200がディスクベースの周囲側壁の高さ方向で異形になるように設置されることで、第一コイル巻線200で高度差のある複数の加熱エリアを形成できるようにして、さらには、コイルディスクによる加熱効果の均一性を向上させることができることで、二つ目は、第一コイル巻線200の全体としての形状が異形になるように設置されるとは、例えば、第一コイル巻線200は楕円形に又は多角形に構成でき、こうして、第一コイル巻線200は楕円形の加熱器具又は多角形の加熱器具に適合でき、さらには、加熱器具とコイル巻線との間隔を比較的小さくできるので、加熱器具による加熱効果をより均一にできることである。
具体的に、以上のような二つの側面の効果は、下記第一実施例と第二実施例で詳しく説明される。
本願の第一実施例において、前記既定軌跡は山部と谷部とを有して、前記山部と前記谷部との間には高度差がって、前記第一コイル巻線200により高度差を有する複数の加熱エリアを形成している。
本願が提案するコイルディスク200が既定軌跡に沿って前記第一巻付け溝内に巻かれて、前記既定軌跡が山部と谷部とを有し、前記山部と前記谷部との間に高度差があるので、高度差を有する複数の加熱エリアを形成できるので、加熱エリアを分解することが可能である。即ち:磁場が一番強いエリアは、もともとの一つの中間位置から、山部加熱エリアと谷部加熱エリアとの二つの加熱位置に変わって、山部加熱エリアの磁場が一番強いエリアは山部加熱エリアの中間加熱位置に集中し、谷部加熱エリアの磁場が一番強いエリアは谷部加熱エリアの中間加熱位置に集中するが、山部加熱エリアと谷部加熱エリアとの間に高度差があって、両者の中間加熱位置の高さが異なるので、コイルディスクによる加熱効果の均一性をさらに改善できる。
さらに、図2と図3を参照し、これから、前記第一コイル巻線200の構造を説明する。本実施例では、前記第一コイル巻線200は前記ディスクベース100の高さ方向に沿って順に巻かれた上ハーフコイル巻線210、移行巻線220と下ハーフコイル巻線230を含み、前記上ハーフコイル巻線210により第一加熱エリアを形成し、前記移行巻線220により第二加熱エリアを形成し、前記下ハーフコイル巻線230により第三加熱エリアを形成している。第一加熱エリア、第二加熱エリアと第三加熱エリアは前記ディスクベース100の高さ方向に順に分布しているので、第一加熱エリア、第二加熱エリアと第三加熱エリアの磁場が一番強いエリアの高さが異なり、さらに、第一加熱エリア、第二加熱エリアと第三加熱エリアの高温加熱エリアの高さを異ならせることができるので、コイルディスクのディスクベース100の高さ方向での加熱効果の均一性を改善できる。
さらに、引き続き図59と図60を参照し、コイルディスクによる加熱効果の均一性をさらに向上させるために、本願の一実施例において、前記上ハーフコイル巻線210、前記移行巻線220と前記下ハーフコイル巻線230は前記ディスクベース100の周方向にずれて設置されていることにより、前記第一加熱エリア、前記第二加熱エリアと前記第三加熱エリアのディスクベース100の周方向における加熱効果の均一性をさらに改善できる。
しかしながら、本願の設計はそれに限られるのもではなく、他の実施例において、前記第一コイル巻線200はさらに前記ディスクベース100の高さ方向に順に巻かれたN個の第一ハーフコイル巻線を含んでもよく、但し、Nは4以上の正の整数であり、また、前記第一コイル巻線200はさらに前記ディスクベース100の周方向に順に巻かれたM個の第二ハーフコイル巻線を含んでもよく、但し、Mは2以上の正の整数である。
さらに、依然として図59と図60を参照し、これから、前記第一コイル巻線200の構造を詳しく説明する。本実施例では、前記第一コイル巻線200は複数のネスト状に設置された不規則的な環状コイルを含み、全ての前記不規則的な環状コイルは複数組の順に接続された上セクション、移行セクションと下セクションとを含み、複数の前記不規則的な環状コイルの上セクションにより前記上ハーフコイル巻線210を構成し、複数の前記不規則的な環状コイルの移行セクションにより前記移行巻線220を構成し、複数の前記不規則的な環状コイルの下セクションにより前記下ハーフコイル巻線230を構成している。
具体的に、本実施例では、複数の前記不規則的な環状コイルの頭部と尾部の端部とが順に接続され、各不規則的な環状コイルは複数組の順に接続された上セクション、移行セクション及び下セクションに分けられる。
さらに、第一コイル巻線200の磁束線の強度を向上させるために、本願の一実施例では、前記ディスクベース100はさらに磁気ストライプ支持フレーム400を含み、前記磁気ストライプ支持フレーム400上に磁気ストライプ500が設置され、前記磁気ストライプ500は前記上ハーフコイル巻線210及び/又は前記下ハーフコイル巻線230に対応して設置されている。
具体的に、図60に示すように、第一実施例において、前記磁気ストライプ500は前記上ハーフコイル巻線210に対応して設置され、図61に示すように、第二実施例において、前記磁気ストライプ500は前記下ハーフコイル巻線230に対応して設置され、図62に示すように、第三実施例において、前記磁気ストライプ500は前記上ハーフコイル巻線210及び前記下ハーフコイル巻線230に対応して設置され、磁気ストライプ500が上ハーフコイル巻線210及び/又は下ハーフコイル巻線230に対応して設置されているので、磁気ストライプ500は上ハーフコイル巻線210及び/又は下ハーフコイル巻線230に発生した磁束線に対して収束の作用を持つので、磁束線の集中密度をより大きくでき、単位面積当たりの加熱器具(不図示)により多くの磁束線に接触させることが可能であることにより、コイルディスクの加熱速度を向上させることが可能になる。
しかしながら、本願の設計はこれに限られることなく、他の実施例において、前記磁気ストライプ500は移行巻線220に対応して設置されてもよい。
さらに、図63と図64を参照し、前記ディスクベース100の底壁上には第二巻付け溝が設けられ、前記第二巻付け溝の中には第二コイル巻線300が巻かれている。こうして、底部の第二コイル巻線300と側壁の第一コイル巻線200により、加熱器具の底部と側壁が同時に加熱されることが可能であり、こうして、湧き上がり加熱を実現して、コイルディスクによる加熱効果をより均一にできる。
一つの好ましい態様として、本願の一実施例では、前記第二コイル巻線300は複数のサブコイル巻線(不図示)を含む。好ましくは、本実施例では、複数の前記サブコイル巻線の形状は、前記ディスクベース100の底部を全て覆うように構成され、例えば、本実施例では、ディスクベース100の底部は円形として、コイル巻線は二つの半円形のサブコイル巻線又は四つの90°の扇形のサブコイル巻線を含む。
さらに、引き続き図64を参照し、本願の一実施例では、前記第二コイル巻線300は同心円状で、且つ前記第二コイル巻線300は疎巻きコイル巻線であり、即ち、前記第二コイル巻線300は疎巻きにより形成されている。疎巻きと密巻きは、コイル巻線の最も良く見かける二つの巻き方であり、密巻きの長所は、線と線とが密着し、磁場が強く、面積が大きく、効率が高いことであり、密巻きの短所は、放熱性が悪く、且つエナメル線に短絡の発生リスクが高いことである。疎巻きの長所は巻付けが便利で、放熱効果がよく、短絡発生のリスクが低く、品質が管理しやすいことであり、疎巻きの短所は、巻線が占めるスペースが密巻きに比べて大きめで、一方で巻線間の結合度を低下させて、漏れインダクタンスが密巻きより大きく、他方では、疎巻きの線間分布容量が比較的大きく、比較高い周波数で運転する高周波数変圧器に対するロスも大きくなる。
本実施例では、前記第二コイル巻線300は同心円状として、且つ第二コイル巻線300が疎巻きプロセスを利用して巻いてなるので、第二コイル巻線300の放熱効果が良く、品質が管理しやすい。しかしながら、本願の設計はこれに限られるものではなく、他の実施例では、図63に示すように、前記第二コイル巻線300は多角形として設置してもよく、前記第二コイル巻線300は疎巻き又は密巻きプロセスによって巻付けてなることが可能である。
さらに、本願の第二実施例では、図65から図67を参照し、通常のコイルディスクのディスクベース100の多くが椀状に構成されており、円形の加熱器具10(例えば鍋)を適用しかないことを考え、コイルディスクを異なる形状の鍋に適合させるように、本実施例では、前記第一コイル巻線200は楕円形又は多角形に構成されて、これによって、第一コイル巻線200が楕円形の加熱器具又は多角形の加熱器具に適合でき、さらには加熱器具とコイル巻線との間隔を比較的小さくすることが可能なので、加熱器具による加熱効果をより均一にできる。本実施例では、前記多角形は四角形、六角形と八角形などの形状を含む。
一つの好ましい態様として、前記ディスクベース100内には加熱器具が置かれる収容チャンバーが設けられ、前記収容チャンバーは前記加熱器具の形状に適合するように構成され、前記第一コイル巻線200は前記収容チャンバーの外周壁上に巻付けられている。具体的に、本実施例では、前記収容チャンバーは楕円形又は多角形に構成できる。
本願はさらに調理器具(不図示)を提案する。この調理器具は前記コイルディスクを含み、このコイルディスクの具体的な構造については、上記実施例を参照する。本願が提案する調理器具が上記全ての実施例の全ての技術案を採用したので、少なくとも上記実施例の技術案がもたらす全ての有益効果を有し、ここでは改めて逐一説明しない。
本実施例では、前記調理器具は電気炊飯器であるが、他の実施例では、前記調理器具はさらに電気コンロ、電気圧力鍋、炒め機、電気煮込み鍋、高速ブレンダーなどとしてもよいことは、ここで説明しておく必要がある。
以上に述べたことは本願の好ましい実施例に過ぎず、それによって本願の特許の範囲を制限するわけではない。本願の発明構想の下で、本願の明細書及び添付図面の内容を利用してなされた等価構造変換、或いは他の関連する技術分野への直接/間接的な応用は、何れも本願の特許の保護範囲に含まれる。
下記は明細書の添付図面1から19に対応する符号の説明である(他の添付図面の符号の説明は具体的な実施例における対応の部分の内容を参照できる)。
100 第一ワイヤ挟持リブ
110 第一隙間
120 内側ワイヤ挟持リブ
121 第一内側ワイヤ挟持リブ
122 第一外側ワイヤ挟持リブ
160 第一放熱口
200 第二ワイヤ挟持リブ
210 第二隙間
220 外側ワイヤ挟持リブ
221 第二内側ワイヤ挟持リブ
222 第二外側ワイヤ挟持リブ
300 支持構造
310 内側支持構造
320 外側支持構造
400 第一ワイヤ挟持隙間
410 内側ワイヤ挟持隙間
411 第三巻付け隙間
412 第四巻付け隙間
420 外側ワイヤ挟持隙間
421 第一巻付け隙間
422 第二巻付け隙間
430 第二ワイヤ挟持隙間
450 開口
500 コイル支持フレーム
600 磁気ストライプ
700 ベース
800 コイル巻線
810 第一コイル巻線
820 第二コイル巻線
830 第三コイル巻線
840 第四コイル巻線
850 内側弧状セクション
860 移行セクション
870 外側弧状セクション

Claims (15)

  1. 調理炊事用具に用いられるコイルディスクであって、
    前記コイルディスクの中央部に位置する支持構造と、
    一端が前記支持構造と接続され、他端が前記支持構造から遠く離れる方向に延びる第一ワイヤ挟持リブと、
    前記第一ワイヤ挟持リブの下方に位置し、一端が前記支持構造と接続され、他端が前記支持構造から遠く離れる方向に延びる第二ワイヤ挟持リブとを含み、
    前記第一ワイヤ挟持リブは複数あり、複数の前記第一ワイヤ挟持リブは互いに間隔をあけて、前記支持構造から放射状に設けられており、
    前記第二ワイヤ挟持リブは複数あり、複数の前記第二ワイヤ挟持リブは互いに間隔をあけて、前記支持構造から放射状に設けられており、
    前記支持構造の中心軸方向からみたとき、複数の前記第一ワイヤ挟持リブと複数の前記第二ワイヤ挟持リブが前記支持構造の周方向に沿って交互に並べられて、放射状に配されており、
    複数の前記第一ワイヤ挟持リブ、複数の前記第二ワイヤ挟持リブ及び前記支持構造により囲われて、エナメル線の巻付けのための第一ワイヤ挟持隙間が形成されており、
    複数の前記第一ワイヤ挟持リブ及び複数の前記第二ワイヤ挟持リブは、非磁性体の絶縁材料で形成され、前記支持構造と一体成型されている、コイルディスク。
  2. 第一ワイヤ挟持隙間が前記支持構造の周方向に沿って形成されている
    請求項1に記載のコイルディスク。
  3. 前記第一ワイヤ挟持リブの幅は、前記支持構造から外へ向かって次第に大きくなり、及び/又は、
    前記第二ワイヤ挟持リブの幅は、前記支持構造から外へ向かって次第に大きくなる
    請求項1に記載のコイルディスク。
  4. 前記第一ワイヤ挟持隙間の径方向断面がストレートセクションを有するように、前記第一ワイヤ挟持リブと前記第二ワイヤ挟持リブはストレートセクションを有し、及び/又は、
    前記第一ワイヤ挟持隙間の径方向断面が段差セクションを有するように、前記第一ワイヤ挟持リブと前記第二ワイヤ挟持リブは段差セクションを有し、及び/又は、
    前記第一ワイヤ挟持隙間の径方向断面が弧状カーブセクションを有するように、前記第一ワイヤ挟持リブと前記第二ワイヤ挟持リブは弧状カーブセクションを有する
    請求項1に記載のコイルディスク。
  5. 前記第一ワイヤ挟持隙間内に巻付けられているコイル巻線の層数は2~5層である
    請求項1から4の何れか一項に記載のコイルディスク。
  6. 前記第一ワイヤ挟持隙間の高さHは、2~20mmである
    請求項1から4の何れか一項に記載のコイルディスク。
  7. 前記コイルディスクは少なくとも内側環状加熱エリアと外側環状加熱エリアとを含み、
    前記第一ワイヤ挟持隙間は前記内側環状加熱エリアに位置する内側ワイヤ挟持隙間と、前記外側環状加熱エリアに位置する外側ワイヤ挟持隙間とを含み、前記内側ワイヤ挟持隙間と前記外側ワイヤ挟持隙間は上へ傾くように設けられ且つ傾きの角度が異なる
    請求項1に記載のコイルディスク。
  8. 前記外側ワイヤ挟持隙間は上下に形成されている第一巻付け隙間と第二巻付け隙間とを含み、前記第一巻付け隙間の傾斜角度と第二巻付け隙間の傾斜角度が異なる
    請求項7に記載のコイルディスク。
  9. 前記支持構造は少なくとも前記内側環状加熱エリアに位置する内側支持構造と前記外側環状加熱エリアに位置する外側支持構造とを含み、
    前記第一ワイヤ挟持リブは第一内側ワイヤ挟持リブと第一外側ワイヤ挟持リブとを含み、前記第二ワイヤ挟持リブは第二内側ワイヤ挟持リブと第二外側ワイヤ挟持リブとを含み、
    前記第一内側ワイヤ挟持リブと第二内側ワイヤ挟持リブが内側支持構造から外側環状加熱エリアの方向へ、上へ傾くように設置されていることにより、前記第一内側ワイヤ挟持リブと第二内側ワイヤ挟持リブとの間に内側ワイヤ挟持隙間が形成されており、
    前記第一外側ワイヤ挟持リブと第二外側ワイヤ挟持リブが外側支持構造から内側環状加熱エリアとは反対の方向へ、上へ傾くように設置されていることにより、前記第一外側ワイヤ挟持リブと第二外側ワイヤ挟持リブとの間に外側ワイヤ挟持隙間が形成されている
    請求項7に記載のコイルディスク。
  10. 前記コイルディスクは内側環状加熱エリアと外側環状加熱エリアとを含み、前記第一ワイヤ挟持隙間は前記内側環状加熱エリアに位置する内側ワイヤ挟持隙間と前記外側環状加熱エリアに位置する外側ワイヤ挟持隙間とを含み、
    前記外側ワイヤ挟持隙間は上下に形成されている第一巻付け隙間と第二巻付け隙間とを含み、及び/又は、前記内側ワイヤ挟持隙間は上下に形成されている第三巻付け隙間と第四巻付け隙間とを含み、
    前記第一巻付け隙間と第二巻付け隙間には第一コイル巻線と第二コイル巻線とがそれぞれ設置されており、及び/又は、前記第三巻付け隙間と第四巻付け隙間には第三コイル巻線と第四コイル巻線とがそれぞれ設置されている
    請求項1に記載のコイルディスク。
  11. 前記第一コイル巻線と前記第二コイル巻線とは互いに独立しており、又は、
    前記第一コイル巻線と前記第二コイル巻線とは直列に接続されており、又は、
    前記第一コイル巻線と前記第二コイル巻線とは並列に接続されている
    請求項10に記載のコイルディスク。
  12. 前記第三コイル巻線と前記第四コイル巻線とは互いに独立しており、又は、
    前記第三コイル巻線と前記第四コイル巻線とは直列に接続されており、又は、
    前記第三コイル巻線と前記第四コイル巻線とは並列に接続されている
    請求項10に記載のコイルディスク。
  13. 前記コイルディスクは制御電気回路基板を含み、前記制御電気回路基板には第一切換電気回路が設置されており、前記第一コイル巻線と第二コイル巻線の接続関係を切り換えるように前記第一切換電気回路はそれぞれ前記第一コイル巻線と第二コイル巻線と接続されている、及び/又は、
    前記制御電気回路基板には第二切換電気回路が設置されており、前記第三コイル巻線と第四コイル巻線の接続関係を切り換えるように前記第二切換電気回路はそれぞれ前記第三コイル巻線と第四コイル巻線と接続されている、
    請求項10に記載のコイルディスク。
  14. 前記コイルディスクは、さらに、
    前記第一コイル巻線とともに配置された第一インダクタンスL1と第一抵抗R1と、
    前記第二コイル巻線とともに配置された第二インダクタンスL2と第二抵抗R2と、
    前記第三コイル巻線とともに配置された第三インダクタンスL3と第三抵抗R3と、
    前記第四コイル巻線とともに配置された第四インダクタンスL4と第四抵抗R4とを含み、
    前記第一インダクタンスL1は前記第二インダクタンスL2及び/又は第四インダクタンスL4より小さく、
    前記第一抵抗R1は前記第二抵抗R2及び/又は第四抵抗R4より大きく、
    前記第三インダクタンスL3は前記第四インダクタンスL4及び/又は第二インダクタンスL2より小さく、
    前記第三抵抗R3は前記第四抵抗R4及び/又は第二抵抗R2より大きい
    請求項10に記載のコイルディスク。
  15. 前記第一ワイヤ挟持隙間は内側弧状セクションを含み、前記内側弧状セクションは前記支持構造から下へ向かって曲がるように延び、
    前記第一ワイヤ挟持隙間はさらに移行セクションと外側弧状セクションとを含み、前記内側弧状セクションは前記支持構造から下へ向かって凹弧状に設けられており、前記外側弧状セクションは前記移行セクションから上へ向かって凹弧状に設けられており、前記内側弧状セクションと前記外側弧状セクションとは移行セクションの円弧によって接続されている
    請求項1に記載のコイルディスク。
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