JP7420342B2 - ファン用カバー、ファン用カバー付ファン及び空調衣服 - Google Patents

ファン用カバー、ファン用カバー付ファン及び空調衣服 Download PDF

Info

Publication number
JP7420342B2
JP7420342B2 JP2019198836A JP2019198836A JP7420342B2 JP 7420342 B2 JP7420342 B2 JP 7420342B2 JP 2019198836 A JP2019198836 A JP 2019198836A JP 2019198836 A JP2019198836 A JP 2019198836A JP 7420342 B2 JP7420342 B2 JP 7420342B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
air
clothing
main body
engaged
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019198836A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021070889A (ja
Inventor
弘司 市ヶ谷
英仁 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SFT Laboratory Co Ltd
Original Assignee
SFT Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SFT Laboratory Co Ltd filed Critical SFT Laboratory Co Ltd
Priority to JP2019198836A priority Critical patent/JP7420342B2/ja
Publication of JP2021070889A publication Critical patent/JP2021070889A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7420342B2 publication Critical patent/JP7420342B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Description

本発明は、ファン用カバー、ファン用カバー付ファン及び空調衣服に関するものである。
近年、身体を冷却する空調衣服が実用化され、急速に普及している。従来の空調衣服は、通気性の低いシート状部材で形成された服本体と、服本体の後側の下方に取り付けられたファンと、ファンに電力を供給するための電源装置と、電源装置とファンとを電気的に接続するための電源ケーブルと、を備える。
ファンを作動させると、大量の空気がファンから服本体内に取り込まれる。取り込まれた空気の圧力により服本体と着用者の身体との間に空気流通路が自動的に形成され、取り込まれた空気は、形成された空気流通路を着用者の身体又は下着の表面に沿って流通し、例えば、襟部や袖部の開口部に形成された空気排出部から外部に排出される。
そして、取り込まれた空気が、服本体と着用者の身体又は下着との間の空気流通路を流通する間に、身体から出た汗を蒸発させ、蒸発する際の気化熱により身体が冷却される(例えば、特許文献1参照)。
このような空調衣服用のファン本体は、その骨格となる部分(筐体部分)は、ABS樹脂等のプラスチックを材料とすることが一般的である。
国際公開2005/063065号
しかしながら、空調衣服を着用して作業者が作業をする際に、空調衣服のファンの衣服の外側に位置する面が被衝突物に衝突して、被衝突物を傷つけてしまうという問題があった。
本発明の課題は、空調衣服を着用した作業者が、特に作業中、空調衣服のファンの衣服の外側に位置する面が被衝突物に衝突したとしても、被衝突物を傷つけにくくすることができるファン用カバー、ファン用カバー付ファン及び空調衣服を提供することである。
上記課題を達成するため、請求項1に記載の発明は
内部にプロペラとモーターとを収納し、服本体内部に外部の空気を取り込む複数の開口部を形成する貫通凹部を備えた空気取込部と、当該空気取込部から取り込まれた空気を服本体内に送出する空気送出部と、を備えた空調衣服用のファンの前記空気取込部の前記服本体の外側の面を覆うためのファン用カバーであって、
空調衣服用のファン内に外部の空気を取り込む複数の空気孔を備えた本体部と、
前記空気取込部の開口部を形成する貫通凹部を被係合部として、当該被係合部に係合する係合部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のファン用カバーであって、
前記本体部は、前記ファンの前記空気取込部と略同一の形状であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、ファン用カバーであって、
空調衣服用のファン内に外部の空気を取り込む複数の空気孔を備えた本体部と、前記ファンの空気取込部に設けられた被係合部に係合する係合部と、を備える第1カバー部材と、
空気孔を有しない第2本体部と、前記係合部に係合される第2被係合部と、を備える第2カバー部材と、
を備え、
前記本体部及び前記第2本体部は、空調衣服本体に設けられたファン取付孔よりも大きく、
前記第1カバー部材と、前記第2カバー部材と、の間に前記ファン取付孔の周囲を挟み込んだ状態で、前記係合部を前記第2被係合部に係合させることによって、前記ファン取付孔を閉塞することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載のファン用カバーであって、
前記本体部は、前記係合部が前記被係合部に係合された状態で、前記空気孔が、前記空気取込部の開口部と重なるように構成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載のファン用カバーであって、
前記係合部は、凸部であり、
前記空気取込部の開口部を形成する貫通凹部に前記凸部が係合することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、ファン用カバーであって、
空調衣服用のファン内に外部の空気を取り込む複数の空気孔を備えた本体部と、前記ファンの近傍の空調衣服本体に設けられた被係合部に係合する係合部と、を備える第1カバー部材と、
空気孔を有しない第2本体部と、前記係合部に係合される第2被係合部と、を備える第2カバー部材と、
を備え、
前記本体部は、前記係合部が前記被係合部に係合された状態で、前記ファンの空気取込部を覆い、
前記本体部及び前記第2本体部は、空調衣服本体に設けられたファン取付孔よりも大きく、
前記第1カバー部材と、前記第2カバー部材と、の間に前記ファン取付孔の周囲を挟み込んだ状態で、前記係合部を前記第2被係合部に係合させることによって、前記ファン取付孔を閉塞することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、ファン用カバー付ファンであって、
空調衣服本体に設けられたファン取付孔に取り付けられるファンと、
請求項1から6のいずれか一項に記載のファン用カバーと、
を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、空調衣服であって、
ファン取付孔が形成された空調衣服本体と、
前記ファン取付孔に取り付けられるファンと、
請求項1から6のいずれか一項に記載のファン用カバーと、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、空調衣服を着用した作業者が、特に作業中、空調衣服のファンの衣服の外側に位置する面が被衝突物に衝突したとしても、被衝突物を傷つけにくくすることができるファン用カバー、ファン用カバー付ファン及び空調衣服を提供することができる。
前身頃の開閉手段を開いた状態における空調衣服の正面図である。 空調衣服の服本体のファン取付孔周辺を服本体の内面から見た図である。 空調衣服の服本体に取り付けられた状態のファンを示す概略図である。 本実施形態に係るファン用カバーを示す正面図である。 本実施形態に係るファン用カバーを示す背面図である。 本実施形態に係るファン用カバーを示す側面図である。 本実施形態に係るファン用カバー付ファンを示す概略図である。 本実施形態の変形例に係るファン用カバーを構成する第1カバー部材の背面図と第2カバー部材の正面図である。 本実施形態の変形例に係るファン用カバーが取り付けられた空調衣服の図1のIX-IX部における断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1から図9に基づいて説明する。
なお、本発明に係るファン用カバーは、空調衣服の服本体に取り付けられたファンを覆うために用いられるものである。したがって、まず、空調衣服の一例につき図1から図3に基づいて説明し、空調衣服のファンにファン用カバーが取り付けられる場合を例として、各実施形態につき説明する。ただし、本発明の技術的範囲は図示例に限定されるものではない。
[空調衣服]
空調衣服200は、図1に示すように、服本体210と、服本体210内部に空気を導入するファン240と、ファン240に電力を供給する電源部220と、ファン240と電源部220とを接続する接続ケーブル230と、を備え、ファン240によって服本体210内に取り込まれた空気を、着用者の身体又は下着の表面に沿って流通させることで、身体から出た汗を蒸発させ、蒸発する際の気化熱により身体を冷却するものである。
[服本体]
服本体210は、図1に示すように、通気性のない又はファン240による空気の導入によって膨らませることができる程度の通気性を有するシート状部材Sによって、着用者の少なくとも胴部を覆う形状に形成されている。なお、図1においては、服本体210を、着用者の胴部及び腕部を覆うブルゾン型に形成しているが、服本体210の形状はこれに限られず、例えば、上衣及び下衣が一体化されたつなぎ服型や、胴部のみを覆うベスト型に形成することも可能である。
服本体210は、第一開閉手段211と、第二開閉手段212と、空気漏れ防止手段213と、ファン取付孔214と、取付孔補強部材215と、襟部空気排出部216と、袖部空気排出部217と、電源部保持手段218と、ケーブル保持手段219と、を備える。
(第一開閉手段及び第二開閉手段)
第一開閉手段211及び第二開閉手段212は、服本体210を前開きとし、空調衣服200を着用する際に、服本体210の前部を開閉するためのものであり、その具体的構成は任意であるが、例えば、一般的な線ファスナー等が用いられる。なお、第一開閉手段211は服本体210の前身頃の分割部分を着脱自在とすることができるものであればよく、線ファスナーに限られないが、空気の漏れを防止する観点からは線ファスナーが望ましい。
(空気漏れ防止手段)
空気漏れ防止手段213は、図1に示すように、服本体210下部に備えられた、服本体210と着用者の身体との間の空間内の空気が服本体210の裾部から外部に漏れることを防止するための手段であり、服本体210下部から空気が外部に漏れることを防止することができるものであれば、その具体的構成は任意であり、例えば、服本体210の着用者の腹部に対応する位置に、ゴム紐等の伸縮性のある部材を、着用者の身体を周回するように備えることによって形成される。
空調衣服200の着用時においては、空気漏れ防止手段213によって、服本体210の着用者の腹部に対応する位置が絞り込まれて着用者の身体に密着することで、ファン240によって導入された空気が、服本体210と着用者の上半身との間の空間から、服本体210と着用者の下半身との間の空間へと流れることを防止する。これによって、襟部空気排出部216及び袖部空気排出部217からの空気の排出量を増やし、着用者の上半身への冷却効果を高めることができる。
なお、空気漏れ防止手段213は必須の構成ではなく、例えば、空気漏れ防止手段213を備えず、服本体210がつなぎ服型である場合は、ファン240によって導入された空気が、服本体210と着用者の上半身との間の空間から、服本体210と着用者の下半身との間の空間へも流れ、これが裾から排出されるようにしてもよい。この場合、着用者の全身を万遍なく冷却することが可能となる。
(ファン取付孔)
ファン取付孔214は、図1及び図2に示すように、服本体210を形成するシート状部材Sの着用者の腰の左右に対応する位置に形成された、空調衣服200の着用時において、服本体210と着用者の身体との間の空間と、外部と、を繋ぐこととなる孔部である。
ファン取付孔214を挿通するようにしてファン240を取り付けることで、ファン取付孔214を介して、外部の空気を服本体210内に取り込むことができる。
なお、ファン取付孔214が形成される位置としては、空調衣服200の着用時に着用者を効果的に冷却する観点からは、上記の位置が好ましいが、これに限られず、例えば、着用者の脇の下方に対応する位置に形成することも可能である。
また、ファン取付孔214が形成される個数は、2個に限られず、これより少数又は多数のファン取付孔214を形成し、これに対応した数のファン240を取り付けてもよい。
(取付孔補強部材)
取付孔補強部材215は、図1及び図2に示すように、例えばプラスチック等によって形成された扁平な部材であり、中心にファン取付孔214と大きさが略一致する孔部215aを有する。図2に示すように、取付孔補強部材215は、孔部215aが、ファン取付孔214に重なるように、服本体210の内面に取り付けられる。これによって、服本体210のファン取付孔214周辺が補強され、ファン240をファン取付孔214に取り付け易くなり、また、取り付けられたファン240が外れ難くなる。
取付孔補強部材215は、服本体210を形成するシート状部材Sに対し、縫合、接着等任意の方法によって取り付けることができる。また、取付孔補強部材215を服本体210の内面から覆う裏地が備えられていてもよい。
なお、ファン240の取り付けの容易性及びファン240の外れ難さは低下するものの、取付孔補強部材215を備えない構成とすることも可能である。
(空気排出部)
襟部空気排出部216及び袖部空気排出部217は、図1に示すように、ファン240によってファン取付孔214から導入された空気を、着用者の身体又は下着に沿って流通させた後に排出するための開口部であり、それぞれ、着用者の首と服本体210の襟部の端部との間と、着用者の腕と服本体210の袖部の端部との間と、に形成される。
なお、空気排出部は、ファン240によって服本体210内に導入された空気を、着用者の身体又は下着に沿って流通させた後に排出できるものであればよく、その形成位置は、襟部及び袖部に限定されない。
(電源部保持手段)
電源部保持手段218は、電源部220を服本体210に装着するための手段であり、図1においてはポケットを用いた場合につき図示したが、その具体的構成は任意である。
(ケーブル保持手段)
ケーブル保持手段219は、接続ケーブル230を、服本体210の内面に保持するための手段であり、図1においては、一般的なベルト通しのように、縦長の布を上下2カ所において縫い付けることにより形成したものを図示したが、その具体的構成は任意である。
[電源部]
電源部220は、後述するファン240に電力を供給するための部材であり、例えば、安全保護回路が付加されたリチウムイオン組電池が内蔵され、後述する接続ケーブル230を通じてファン240と接続するための、第二接続端子(不図示)を備える。
電源部220は、ファン240に電力を供給することができるものであればよく、その具体的な構成は任意である。
[接続ケーブル]
接続ケーブル230は、電源部220とファン240とを接続するケーブルである。接続ケーブル230を通じて、電源部220からファン240に対して、ファン240の稼働に必要な電力が供給される。
接続ケーブル230は、電源部220からファン240に対して、ファン240の稼働に必要な電力を供給できるものであればよく、その具体的な構成は任意である。
[ファン]
ファン240は、図1に示すように、ファン取付孔214を挿通するようにして服本体210に取り付けられ、ファン取付孔214を通して、服本体210と着用者の身体との間の空間に空気を導入する略扁平な平面視略円形の空気導入手段である。
ファン240としては、ファン取付孔214を挿通するようにして服本体210に取り付けられ、服本体210内部に空気を導入できるものであれば、任意の構成を採用可能であるが、例えば、図3に示すように、ファン本体241と、これを服本体210に固定するためのリング状の取付リング242と、を備える。
[ファン本体]
ファン本体241は、内部にプロペラ(不図示)とモーター(不図示)とを収納し、図3に示すように、ファン240の使用時において空気が取り込まれる側を構成する空気取込部2411と、ファン240の使用時において空気が送出される側を構成する空気送出部2412と、空気取込部2411と空気送出部2412との間の筒状の連結部である筒状部2413と、筒状部2413の空気取込部2411側の端部から筒状部2413の側面と略垂直な方向に突出するフランジ部2414とを有する。また、空気取込部2411は、空気送出部2412と貫通し、空調衣服内への空気の経路となる開口部を備え、筒状部2413は、その中心軸に垂直な面で切った際の断面の外形が円形となる円状に形成され、その外形は、ファン取付孔214の直径と同一か僅かに小さくなるように形成されている。
また、ファン本体241は、空気送出部2412側の所定の位置に、接続ケーブル230と接続される第一接続端子2415を有する。第一接続端子2415は、接続ケーブル230を接続し、電源部220から電力の供給を受けることができる端子であれば、その具体的な構成は任意である。
また、ファン本体241は、空気取込部2411の所定の位置に、後述する係合部120が係合される被係合部2416を備える。本実施形態においては、空気取込部2411の開口部の一部を形成する貫通凹部が、後述する係合部120を係合可能な被係合部2416として機能する。
なお、被係合部2416は、係合部120を係合し、ファン用カバー100の係合状態を保持することができるような構造であれば、その具体的な構成は任意である。
(取付リング)
取付リング242は、ファン本体241をファン取付孔214に取り付けるためのリング状の部材であり、その内径が筒状部2413の外形と同一か、僅かに大きくなるように形成されており、筒状部2413が取付リング242を挿通するようにして、ファン240に取り付けることができる。
筒状部2413の外面と、取付リング242の内面と、には、例えば、取付リング242の内面側に凸部が形成され、筒状部2413の外面側に当該凸部と係合する凹部を形成することにより、係止手段(不図示)が形成されている。
ファン240を服本体210に取り付ける際には、図3に示すように、ファン240の空気送出部2412側を、ファン取付孔214に服本体210の外面から挿通して、フランジ部2414が、服本体210のファン取付孔214の周囲の部分と接するようにする。次に、取付リング242を、服本体210の内面から筒状部2413の外側に差し込むことにより、フランジ部2414と取付リング242とによって、服本体210を形成するシート状部材Sのファン取付孔214周囲の部分及び取付孔補強部材215の孔部215aの周囲の部分を挟み込み、その状態で係止手段によって取付リング242をファン本体241に固定する。
これによって、ファン240をファン取付孔214に挿通するようにして服本体210に固定することができる。
次に、本実施形態に係るファン用カバー100について、図4から図9に基づいて説明する。
[ファン用カバーの構成]
図4から図6に示すように、本実施形態に係るファン用カバー100は、本体部110と、係合部120と、を備え、係合部120が被係合部2416に係合し、本体部110が空気取込部2411の表面を覆うことで、ファン240によって被衝突物を傷つけにくくすることができる。
ファン用カバー100の材料は、被衝突物を傷つけにくくするという観点から熱可塑性ポリウレタン(TPU)からなるのが好ましいが、これに限られず、シリコン等、任意の材料により形成することが可能である。
なお、ファン用カバー100は、例えばゴムのような弾性を有する材料により形成してもよく、この場合、ファン用カバー100が被衝突物に衝突してしまった場合でも、その衝撃を吸収して被衝突物を傷つけにくくなるとともに、ファン240を保護することができる。
(本体部)
本体部110は、ファン用カバー100の本体を形成し、空気孔111を備える。本体部110は、図4から図7に示すように空気取込部2411の外形と略同一の平面視略円板状である。また、ファン用カバー100は、空気取込部2411の外形に対応して湾曲した形状であると、空気取込部2411と係合した際によりフィットするので好ましい。
(空気孔)
空気孔111は、ファン用カバー100がファン240に係合していても、空気取込部2411から、空調衣服200内に空気を取り込むことができるようにするために設けられた孔部であり、例えば、図4及び5に示すように略楕円形であり、ファン用カバー100上に複数設けられる。
空気孔111の大きさ及び形状は、任意のものとすることができ、例えば、略矩形状や、ファン用カバー100の中心から端部へ放射状に広がるような形状としても構わないが、空調衣服200内に空気を取り込む効率を考慮すると、空気取込部2411の開口部と略同一の形状であり、かつ、ファン用カバー100をファン240に係合した際、空気孔111が空気取込部2411の開口部と重なるように形成されており、本体部110が空気の取り込みを妨げないような形状となっていることが好ましい。
(係合部)
係合部120は、被係合部2416に係合することで、ファン用カバー100をファン240に係合させるための凸部であり、図5に示すように、例えば、略矩形状であり、本体部110の内面の周上に複数形成される。各係合部120は、本体部110の内面から外方に突出するように形成される。
なお、係合部120の形状は、被係合部2416に係合させることができればよく、略矩形状に限られず、例えば、略半楕円状でも良い。また、その数も図5に示すように6個に限られず、例えば、4個でも8個でも構わない。
[実施形態の効果]
図7に示すように、ファン用カバー100が取り付けられたファン240であるファン用カバー付ファン243によれば、凸部である係合部120を、被係合部2416の開口部を形成する貫通凹部に嵌合することで、ファン用カバー100が空気取込部2411の表面を覆うように係合され、空調衣服200を着用した作業者が、特に作業中、ファン240の衣服の外側に位置する面が被衝突物に衝突したとしても、被衝突物を傷つけにくくすることができる。
このとき、ファン用カバー100の形状がファン240の外形と略同一となるように形成されていることで、ファン用カバー100をファン240から広がらないように取り付けることができ、着用者等の邪魔になりにくい。
なお、このとき、係合部120と、被係合部2416と、に互いに対応する目印が設けられていると、どの係合部120とどの被係合部2416を係合させれば、開口部と空気孔111とを重ねつつ、ファン用カバー100をファン240に係合させられるかがわかりやすくなり、着用者が簡便に取り付けられるようになるため、好ましい。
[変形例]
以下、本実施形態の変形例につき説明する。
上記においては、係合部120を被係合部2416に係合させ、ファン240と略同一の形状であるファン用カバー100をファン240に係合する構成を記載したが、これに限らず、服本体210が、外面のシート状部材Sのファン取付孔214近傍に被係合部2416を備え、ファン240より大きいファン用カバー100を、ファン240を覆うように、服本体210に係合させるようにしても構わない。
このようにすることで、ファン240の正面だけでなく、側面もファン用カバー100で覆うことができるようになり、より被衝突物を傷つけにくくすることができる。また、凸部である係合部120を、空気取込部2411の開口部である被係合部2416に係合させずにファン用カバー100を係合するため、空気取込部2411が空気を取り込む効率をより高めることができるようになる。
また、上記においては、係合部120を被係合部2416に係合させ、ファン用カバー100をファン240に係合する構成を記載したが、図8に示すように、ファン用カバー100Bが第1カバー部材101Bと、第2カバー部材102Bと、を備える構成としてもよい。
第1カバー部材101Bは、ファン取付孔214より大きく、空気孔111Bを備える本体部110Bと、係合部120Bと、を備える。第2カバー部材102Bは、空気孔を備えず、ファン取付孔214より大きい第2本体部130Bと、開口部である第2被係合部140Bと、を備える。そして、係合部120Bと、第2被係合部140Bと、は互いに係合可能となっている。
このとき、図9に示すように、ファン取付孔214からファン240を取り外した状態で、服本体210の内外から、第1カバー部材101Bと、第2カバー部材102Bと、でファン取付孔214の周囲を挟み込み、係合部120Bと、第2被係合部140Bと、を係合させることで、ファン取付孔214を閉塞させることができる蓋としても用いることができるようになる。なお、第2カバー部材102Bは、例えばABS樹脂等のプラスチック等の樹脂を材料とするのが好ましいが、これに限られず、任意の材料により形成することが可能である。
100、100B ファン用カバー
101B 第1カバー部材
102B 第2カバー部材
110、110B 本体部
111、111B 空気孔
120、120B 係合部
130B 第2本体部
140B 第2被係合部
200 空調衣服
210 服本体
214 ファン取付孔
240 ファン
241 ファン本体
2411 空気取込部
2416 被係合部
243 ファン用カバー付ファン

Claims (8)

  1. 内部にプロペラとモーターとを収納し、服本体内部に外部の空気を取り込む複数の開口部を形成する貫通凹部を備えた空気取込部と、当該空気取込部から取り込まれた空気を服本体内に送出する空気送出部と、を備えた空調衣服用のファンの前記空気取込部の前記服本体の外側の面を覆うためのファン用カバーであって、
    空調衣服用のファン内に外部の空気を取り込む複数の空気孔を備えた本体部と、
    前記空気取込部の開口部を形成する貫通凹部を被係合部として、当該被係合部に係合する係合部と、
    を備えたことを特徴とするファン用カバー。
  2. 前記本体部は、前記ファンの前記空気取込部と略同一の形状であることを特徴とする請求項に記載のファン用カバー。
  3. 空調衣服用のファン内に外部の空気を取り込む複数の空気孔を備えた本体部と、前記ファンの空気取込部に設けられた被係合部に係合する係合部と、を備える第1カバー部材と、
    空気孔を有しない第2本体部と、前記係合部に係合される第2被係合部と、を備える第2カバー部材と、
    を備え、
    前記本体部及び前記第2本体部は、空調衣服本体に設けられたファン取付孔よりも大きく、
    前記第1カバー部材と、前記第2カバー部材と、の間に前記ファン取付孔の周囲を挟み込んだ状態で、前記係合部を前記第2被係合部に係合させることによって、前記ファン取付孔を閉塞することを特徴とするファン用カバー。
  4. 前記本体部は、前記係合部が前記被係合部に係合された状態で、前記空気孔が、前記空気取込部の開口部と重なるように構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のファン用カバー。
  5. 前記係合部は、凸部であり、
    前記空気取込部の開口部を形成する貫通凹部に前記凸部が係合することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のファン用カバー。
  6. 空調衣服用のファン内に外部の空気を取り込む複数の空気孔を備えた本体部と、前記ファンの近傍の空調衣服本体に設けられた被係合部に係合する係合部と、を備える第1カバー部材と、
    空気孔を有しない第2本体部と、前記係合部に係合される第2被係合部と、を備える第2カバー部材と、
    を備え、
    前記本体部は、前記係合部が前記被係合部に係合された状態で、前記ファンの空気取込部を覆い、
    前記本体部及び前記第2本体部は、空調衣服本体に設けられたファン取付孔よりも大きく、
    前記第1カバー部材と、前記第2カバー部材と、の間に前記ファン取付孔の周囲を挟み込んだ状態で、前記係合部を前記第2被係合部に係合させることによって、前記ファン取付孔を閉塞することを特徴とするファン用カバー。
  7. 空調衣服本体に設けられたファン取付孔に取り付けられるファンと、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のファン用カバーと、
    を備えたことを特徴とするファン用カバー付ファン。
  8. ファン取付孔が形成された空調衣服本体と、
    前記ファン取付孔に取り付けられるファンと、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のファン用カバーと、
    を備えたことを特徴とする空調衣服。
JP2019198836A 2019-10-31 2019-10-31 ファン用カバー、ファン用カバー付ファン及び空調衣服 Active JP7420342B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019198836A JP7420342B2 (ja) 2019-10-31 2019-10-31 ファン用カバー、ファン用カバー付ファン及び空調衣服

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019198836A JP7420342B2 (ja) 2019-10-31 2019-10-31 ファン用カバー、ファン用カバー付ファン及び空調衣服

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021070889A JP2021070889A (ja) 2021-05-06
JP7420342B2 true JP7420342B2 (ja) 2024-01-23

Family

ID=75712635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019198836A Active JP7420342B2 (ja) 2019-10-31 2019-10-31 ファン用カバー、ファン用カバー付ファン及び空調衣服

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7420342B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018012908A (ja) 2016-07-08 2018-01-25 有限会社ワーカー 空調服用のファンフードとファン
JP3220715U (ja) 2019-01-17 2019-03-28 株式会社サンエス 空調服用風発生手段の異物侵入防止部材
JP3221981U (ja) 2019-03-18 2019-07-04 中西 文雄 衣服用ファン
JP2019199674A (ja) 2018-05-18 2019-11-21 株式会社クラレ ウェアラブル身体冷却装置
JP2020020056A (ja) 2018-07-31 2020-02-06 日光物産株式会社 空調衣服及び空調衣服用カバー部材
JP2020172899A (ja) 2019-04-11 2020-10-22 クロダルマ株式会社 冷却ファン
JP2021143448A (ja) 2019-09-30 2021-09-24 山真製鋸株式会社 空調機構を備えた上着

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018012908A (ja) 2016-07-08 2018-01-25 有限会社ワーカー 空調服用のファンフードとファン
JP2019199674A (ja) 2018-05-18 2019-11-21 株式会社クラレ ウェアラブル身体冷却装置
JP2020020056A (ja) 2018-07-31 2020-02-06 日光物産株式会社 空調衣服及び空調衣服用カバー部材
JP3220715U (ja) 2019-01-17 2019-03-28 株式会社サンエス 空調服用風発生手段の異物侵入防止部材
JP3221981U (ja) 2019-03-18 2019-07-04 中西 文雄 衣服用ファン
JP2020172899A (ja) 2019-04-11 2020-10-22 クロダルマ株式会社 冷却ファン
JP2021143448A (ja) 2019-09-30 2021-09-24 山真製鋸株式会社 空調機構を備えた上着

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021070889A (ja) 2021-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2016009511A1 (ja) 空調防護服
WO2006098429A1 (ja) 空調衣服
US20210120890A1 (en) Garment
JP2006307354A (ja) 空調衣服
WO2023022209A1 (ja) ファン用フィルタ及びファン付きウェア
WO2006009108A1 (ja) 空調衣服
JP3221474U (ja) 空調衣服の服本体及び空調衣服
JP2023175913A (ja) 空調衣服の服本体及び空調衣服
JP4399765B2 (ja) ファン露出型空調服用のファン取付装置及びファン露出型空調服用の送風装置
JP3220715U (ja) 空調服用風発生手段の異物侵入防止部材
JP2024009203A (ja) 空調衣服
EP3841900B1 (en) Garment and air-conditioned garment
JP7239915B2 (ja) 空調衣服の服本体及び空調衣服
JP7420342B2 (ja) ファン用カバー、ファン用カバー付ファン及び空調衣服
JPWO2015162695A1 (ja) 帽子内換気装置
US20220386712A1 (en) Garment body of fan-equipped garment and fan-equipped garment
JP3246102U (ja) 空調衣服の服本体及び空調衣服
JP3243218U (ja) ファン用カバー、カバー付きファン及びファン付きウェア
WO2021221037A1 (ja) ファン付きウェアのウェア本体及びファン付きウェア
JP3242494U (ja) ファンカバー及びファン付きウェア
JP7429962B2 (ja) 空調衣服及び空調衣服用衣服本体
JP3241405U (ja) ファン付きウェアのウェア本体及びファン付きウェア
JP3246953U (ja) ファン付きウェアの服本体及びファン付きウェア
JP2022117564A (ja) 送風装置及びファン付きウェア
JP3240160U (ja) スペーサ及びファン付きウェア

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220719

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230509

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20230706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7420342

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150