JP7420195B2 - 印刷用液体容器 - Google Patents
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Description
図1に示されるように、複合機10は、概ね直方体形状である。複合機10は、インクジェット記録方式で用紙12(図2参照)に画像を記録するプリンタ部11を下部に有している。プリンタ部11は、筐体14を備えている。筐体14は、前壁229に開口13が形成された本体34と、本体34に支持された開閉蓋230とを備える。
図3及び図4に示されるタンクセット99は、本体34の収容空間に収容されている。タンクセット99は、記録ヘッド39に供給されるインクを貯留するものである。タンクセット99は、異なる色のインクをそれぞれ貯留する4つのインクタンク100と、保持部材110とを備える。なお、タンクセット99は、保持部材110を備えていなくてもよい。
図3及び図4に示されるように、インクタンク100は、全体として、左右方向9に沿った寸法が短く、上下方向7及び前後方向8それぞれに沿った寸法が左右方向9に沿った寸法よりも長い扁平の直方体形状である。また、前後方向8の寸法は、上下方向7の寸法よりも長い。なお、インクタンク100の側面が開口しているが、この開口した側面はフィルムによって封止されている。
図3及び図4に示されるように、保持部材110は、4つのインクタンク100を、前後方向8の前方から、左右方向9に沿って一列に並んだ状態で保持するものである。保持部材110は、インクタンク100を保持した状態において、インクタンク100の前部を覆っている。
図5に示されるボトル130は、インクを貯留するものである。図5に示されるように、ボトル130は、ボトル本体131と、ボトル本体131に対して着脱可能なボトルキャップ132と、ボトルキャップ132に対して着脱可能なノズルキャップ133(キャップの一例)とを備えている。
図5及び図6に示されるように、ボトル本体131は、底壁150と、第1側壁151と、第2側壁152と、第3側壁153とを備える。
図7に示されるように、ボトルキャップ132は、単体の部材である。図5及び図6に示されるように、ボトルキャップ132は、ボトル本体131に着脱可能である。なお、ボトルキャップ132は、ボトル本体131に一体に構成されていてもよい。
キャップ本体160は、底壁164と、側壁165とを備える。底壁164は、概ね円形状の壁である。側壁165は、底壁164の外縁から第2向き135に延びた概ね円筒形状の壁である。
図6及び図7に示されるように、ノズル161は、キャップ本体160の底壁164の外面168から第1向き134に突出している。つまり、装着状態において、ノズル161は、ボトル本体131からキャップ本体160を介して第1向き134に突出している。
図7及び図8に示されるように、環状突起162は、底壁164の外面168から第1向き134に突出している。環状突起162は、ノズル161の周囲から突出している。つまり、ボトルキャップ132を第2向き135に沿って視た場合、環状突起162は、ノズル161を囲んでいる。これにより、環状突起162とノズル161と底壁164とによって、周方向136に延びた溝193が形成されている。
図7及び図8に示されるように、リブ163は、ノズル161の外周面177から突出している。リブ163は、ノズル161の基端から先端へ向けて第1向き134に沿って延びている。図8に示されるように、リブ163の第2向き135の端は、底壁164の外面168と当接している。リブ163の第1向き134の端は、環状突起162よりも第1向き134にある。換言すると、リブ163は、環状突起162よりもノズル161の先端の近くまで延びている。本実施形態において、図7に示されるように、リブ163の第1向き134の端は、ノズル161の外周面178よりは第2向き135にある。
図10に示されるように、ノズルキャップ133は、単体の部材であり、概ね円柱形状である。図5及び図6に示されるように、ノズルキャップ133は、ボトルキャップ132に着脱可能である。ノズルキャップ133は、ボトルキャップ132を介してボトル本体131に着脱可能である。
図4及び図13に示されるように、ボトル130のノズル161がインクタンク100の貫通孔112に挿入されることによって、ボトル130がインクタンク100に接続される。以下、ボトル130がインクタンク100に接続されたときのボトル130の姿勢は、接続姿勢とも称される。
本実施形態によれば、ボトル本体131がインクタンク100に装着される際に、貯留室154から第1流路181及び第2流路182を通じて外部へ流出したインクが、ノズル161の外周面177を伝って、ノズル161と環状突起162の内周面の間に形成された溝193へ流れ落ちるおそれがある。ここで、凸部192は、環状突起162の外周面191にある。つまり、凸部192は、溝193を構成している環状突起162の内周面の裏面にあり、ノズル161の外周面177とも離間している。そのため、流出したインクは、凸部192に付着し難い。また、凸部192が環状突起162の外側にあるので、ノズルキャップ133がボトルキャップ132に装着される際に、ノズル161に付着したインクが凸部125に付着し難い。
上記実施形態では、第1流路181及び第2流路182の断面形状は円形状であり、各開口183、184、185、186も円形状であった。しかし、第1流路181、第2流路182、及び各開口183、184、185、186の形状は、上記実施形態と異なる形状であってもよい。
125・・・凸部(被係合部)
130・・・ボトル(印刷用液体容器)
131・・・ボトル本体(本体)
132・・・ボトルキャップ(本体)
133・・・ノズルキャップ(キャップ)
154・・・貯留室
161・・・ノズル
162・・・環状突起(第1環状突起)
168・・・外面
179・・・先端面
180・・・基端面(基端)
181・・・第1流路(流路)
182・・・第2流路(流路)
184・・・開口
186・・・開口
191・・・外周面
192・・・凸部(係合部)
Claims (13)
- 印刷用液体を貯留する貯留室を有する本体と、
上記本体に着脱可能なキャップと、を備え、
上記本体は、
上記本体の外面から突出しており、基端において上記貯留室と連通し且つ先端面に形成された開口によって外部と連通する流路を有するノズルと、
上記ノズルが突出する方向と直交する方向において上記ノズルと間隔を空けて配置されており、上記ノズルより短く突出した第1環状突起と、
上記第1環状突起と上記ノズルと上記外面とによって区画されており、上記第1環状突起の周方向に延びた溝と、
上記第1環状突起の外周面にあり、上記本体に装着された上記キャップと係合する係合部と、を備え、
上記キャップは、
上記本体に装着された装着状態において上記ノズルの上記先端面から上記ノズルが突出する方向に間隔を空けて位置する底面と上記ノズルの先端部に液密に当接する側面とを有する底壁と、
上記底壁の外縁から上記ノズルが突出する方向とは逆方向に突出する筒状の第1側壁と、
上記第1側壁から上記逆方向に延びて上記溝に挿入されており、上記第1環状突起と液密に当接する第2環状突起と、を有しており、
上記底面、上記側面、および上記先端面は、バッファー空間を区画しており、
上記ノズルの外周面、上記側面、上記第1環状突起の内周面、上記第1側壁の内周面、および上記第2環状突起の外面は、液密なシール空間を区画する印刷用液体容器。 - 上記シール空間の容積は、上記バッファー空間の容積よりも大きい請求項1に記載の印刷用液体容器。
- 上記第1側壁から上記逆方向に延びて上記第1環状突起の外周面と液密に当接する筒状の第2側壁を更に備えており、
上記第2側壁は、その内周面に位置しており、上記係合部と係合する被係合部を有しており、
上記第2環状突起の下端は、上記装着状態において上記第2側壁の下端よりも上記ノズルが突出する方向に位置する請求項1または2に記載の印刷用液体容器。 - 上記側面は、上記ノズルの外周面と液密に当接する請求項1から3のいずれかに記載の印刷用液体容器。
- 上記本体は、上記ノズルの外周面から突出しており上記ノズルの基端から先端へ向けて延びたリブを備える請求項1から4のいずれかに記載の印刷用液体容器。
- 上記リブは、上記ノズルの突出方向周りの周方向において間隔を空けて複数設けられている請求項5に記載の印刷用液体容器。
- 上記リブは、上記第1環状突起よりも上記ノズルの先端の近くまで延びている請求項5または6に記載の印刷用液体容器。
- 上記ノズルは、上記ノズルの先端に対して上記開口を有する上記先端面が凹んだ凹部を有する請求項1から7のいずれかに記載の印刷用液体容器。
- 上記凹部を区画する側面は、上記先端面から上記ノズルの先端へ向かうにしたがって上記先端面の外縁へ向かって延びている請求項8に記載の印刷用液体容器。
- 上記ノズルの外周面は、円周面状である請求項1から9のいずれかに記載の印刷用液体容器。
- 上記本体は、上記第1環状突起の周囲に第1凸部を備え、
上記キャップは、上記第2側壁の内面から突出しており、上記装着状態において上記第1凸部と当接可能な第2凸部を備え、
上記第1凸部または上記第2凸部の少なくとも一方は、上記装着状態において上記第1環状突起の周方向に対して傾斜した傾斜面を備え、
上記傾斜面は、上記装着状態において上記キャップが上記周方向に回転したときに上記第1凸部または上記第2凸部を案内して、上記キャップを上記本体から脱抜される向きへ移動させる請求項3に記載の印刷用液体容器。 - 上記第1凸部は、上記周方向において、上記係合部及び上記被係合部の係合位置と同位置にある請求項11に記載の印刷用液体容器。
- 上記被係合部は、上記第1環状突起の周方向において間隔を空けて複数設けられており、
上記被係合部の各々は、他の上記被係合部と上記第1環状突起の軸線に対して点対称とならない位置にある請求項11または12のいずれかに記載の印刷用液体容器。
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