JP7418786B2 - 発光ダイオード点灯回路及び発光ダイオード照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光ダイオード点灯回路及び発光ダイオード照明装置に関する。
発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)は、寿命が長く、消費電力が少ないという利点を有している。このため近年では、照明装置の光源としてLEDが採用されており、住宅用LED照明装置や工場用LED照明装置が多く見られるようになってきている。これら発光ダイオード照明装置(LED照明装置)は、発光ダイオードユニット(LEDユニット)と発光ダイオード点灯回路(LED点灯回路)を備えている。
LEDユニットは、複数のLEDと導電性(例えば、金属製)の筐体を有している。複数のLEDは、プリント基板に実装されており、各LEDが電気的に直列接続されて発光ダイオード回路(LED回路)を構成している。複数のLEDが実装されたプリント基板は筐体の内壁等に取り付けられている。なお、導電性(金属製)の筐体は、感電防止などのため、設置時には接地(アース)される。
LED点灯回路は、電源スイッチを介して商用電源から供給された交流電圧を全波整流し、更に、この全波整流電圧を昇圧した後に、スイッチング素子のスイッチング動作により降圧して、LED回路に出力するのに最適な直流電圧を生成する。この生成した直流電圧をLEDユニットのLED回路に出力して、各LEDに直流電流を流す。これにより、各LEDが発光する。
LED点灯回路は、例えば、整流回路と、力率改善回路(PFC(Power Factor Correction)回路)と、発光ダイオードドライバ回路(LEDドライバ回路)を有している。このLED点灯回路は、電源スイッチを介して商用電源に接続される。電源スイッチが閉(オン)されると、整流回路は、商用の交流電圧を整流して全波整流電圧を出力する。PFC回路は、力率改善動作を行うと共に、整流回路から入力された全波整流電圧を昇圧した直流電圧を出力する。このPFC回路は、AC-DCコンバータ(昇圧コンバータ)としての機能も果たしている。
LEDドライバ回路は、スイッチング素子とこのスイッチング素子のオンオフ動作を制御するドライバ制御回路(ドライバ制御IC)を有している。スイッチング素子は、オンオフ動作することにより、PFC回路から供給された直流電圧を降圧して、LEDユニットのLED回路に出力する。このようにしてLED回路に直流電圧を入力して直流電流を流すことにより、各LEDが発光する。このとき、ドライバ制御ICにより、スイッチング素子のオンオフ動作を制御することにより、LED回路に入力される直流電圧の電圧値を調整して、LEDの輝度制御(光度の制御)ができる。このようなLEDドライバ回路は、DC-DCコンバータ(降圧コンバータ)としての機能も果たしている。
LEDドライバ回路のスイッチング素子は、ローサイド配置される場合と、ハイサイド配置される場合がある。ローサイド配置とは、負荷であるLED回路よりも低電圧側にスイッチング素子を配置することである。ハイサイド配置とは、負荷であるLED回路よりも高電圧側にスイッチング素子を配置することである。
このうち、ハイサイド配置する回路は、LEDユニットの負極側を接地端子(GND)に接続することができるので、回路を設計し易いという利点がある。
なお、LEDドライバ回路のスイッチング素子をハイサイド配置する技術は、特許文献1,2などに示されている。
特開2014-6984号公報 特開2015-106439号公報
LEDドライバ回路のスイッチング素子をハイサイド配置した場合には、電源スイッチを開(オフ)にしてLED点灯回路への給電を遮断しても、LEDユニットのLEDが微点灯する状態が、電源スイッチを閉(オフ)にした時点から10秒程度続くという問題がある。なお、このような微点灯が発生する原因については後述する。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、LEDドライバ回路のスイッチング素子をハイサイド配置していても、電源スイッチの閉(オフ)後に、LEDの微点灯を生ずることなく直ちに消灯することができる、発光ダイオード点灯回路及び発光ダイオード照明装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る発光ダイオード点灯回路は、直流電圧を出力する直流電圧供給部と、複数の発光ダイオードを直列接続した発光ダイオード回路に対して高電圧側に配置され、オンオフ動作することにより、前記直流電圧供給部から供給された直流電圧を所定電圧値に調整して前記発光ダイオード回路に出力するスイッチング素子と、前記スイッチング素子のオンオフ動作を制御するドライバ制御回路と、前記直流電圧供給部から供給された直流電圧に応じた起動電圧を、前記ドライバ制御回路に出力する起動回路とを有する発光ダイオード点灯回路であって、前記起動回路は、前記直流電圧供給部から供給された直流電圧の電圧値が、所定の設定電圧値以下になったら、前記ドライバ制御回路への前記起動電圧の出力を停止することを特徴とする。
本発明の実施形態に係る発光ダイオード点灯回路において、前記起動回路は、前記直流電圧供給部側に配置された抵抗と、前記ドライバ制御回路側に配置されたツェナーダイオードとを直列接続して構成されているとしても良い。
本発明の実施形態に係る発光ダイオード点灯回路において、前記起動回路は、抵抗とスイッチング部材を直列接続した直列回路と、前記直流電圧供給部から供給された直流電圧の電圧値を検出すると共に検出した電圧値が所定の設定電圧値以下になったら前記スイッチング部材を開状態にする電圧検出回路とで構成されているとしても良い。
本発明の実施形態に係る発光ダイオード照明装置は、上述したいずれかの発光ダイオード点灯回路と、複数の発光ダイオードを備えており、前記発光ダイオード点灯回路から直流電圧が入力されて点灯する発光ダイオードユニットとを有していることを特徴とする。
本発明によれば、発光ダイオード点灯回路の発光ダイオードドライバ回路に備えたスイッチング素子を、ハイサイド配置していても、電源スイッチの閉(オフ)後に、発光ダイオードユニットの微点灯を生ずることなく直ちに消灯することができる。
本発明の第1の実施形態に係る、発光ダイオード点灯回路及び発光ダイオード照明装置の回路構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る、発光ダイオード点灯回路及び発光ダイオード照明装置の回路構成を示す回路図である。 本発明の第3の実施形態に係る、発光ダイオード点灯回路及び発光ダイオード照明装置の回路構成を示す回路図である。
以下、添付の図面を参照して、この発明の実施形態に係る発光ダイオード点灯回路及び発光ダイオード照明装置を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る、発光ダイオード点灯回路、及び、この発光ダイオード点灯回路と発光ダイオードユニットを有する発光ダイオード照明装置について説明する。
[発光ダイオード照明装置の説明]
本実施形態に係る発光ダイオード照明装置(LED照明装置)10は、発光ダイオード点灯回路(LED点灯回路)100と発光ダイオードユニット(LEDユニット)200を有している。LED点灯回路100は、商用電源から供給された交流電圧を整流すると共に、整流した全波整流電圧の電圧値を調整して、LEDユニット200に出力するものである。LEDユニット200は、LED点灯回路100から直流電圧が入力されることにより点灯して照明をするものである。
[LED点灯回路の説明]
LED点灯回路100は、整流回路110と、力率改善回路(PFC(Power Factor Correction)回路)120と、発光ダイオードドライバ回路(LEDドライバ回路)130を有している。なお、本実施形態では、整流回路110とPFC回路120とにより、直流電圧供給部が構成されている。
整流回路110は、4つのダイオードD1,D2,D3,D4を用いたブリッジ整流回路である。この整流回路110は、入力端子101a,101b及び電源スイッチ(図示省略)を介して商用電源に接続される。電源スイッチが閉(オン)されて、商用電源から交流電圧(例えば、100Vまたは200V、50Hzまたは60Hz)が、整流回路110に入力されると、整流回路110は全波整流をし、この整流した電圧がPFC回路120に入力される。
PFC回路120は、力率制御回路(PFC制御IC)121と、1次リアクトルL1及び2次リアクトルL2を有する昇圧用コイル122と、電源回路123と、抵抗R1,R2,R3,R4,R5と、ダイオードD5と、コンデンサC1を備えている。
整流回路110からPFC回路120に整流した直流電圧が入力されると、電源回路123は、PFC制御IC121に駆動電圧を供給する。これによりPFC制御IC121が駆動される。PFC制御IC121は、昇圧用コイル122の1次リアクトルL1に流れる電流を適切に調整する制御を行うことにより、入力電流を正弦波にして力率を改善する。1次リアクトルL1、ダイオードD5及びコンデンサC1は、昇圧用コイル122により昇圧された電圧を平滑化することによって、高電圧(例えば、400V)の平滑化電圧を生成し、この平滑化電圧をコンデンサC1にチャージする。このコンデンサC1にチャージされた電圧が、PFC回路120の出力電圧となり、この電圧がLEDドライバ回路130に供給される。
PFC制御IC121は、整流回路110から入力される整流電圧を抵抗R1,R2で分圧した電圧値と、コンデンサC1にチャージされた電圧を抵抗R3,R4で分圧した電圧値とを比較する。このようにして得た比較値に基づき、PFC制御IC121は、力率改善制御を適切に行うと共に、コンデンサC1にチャージされる電圧の電圧値を所定値(例えば、400V)に維持する制御を行う。このように、PFC回路120は、昇圧コンバータとしても機能している。
LEDドライバ回路130は、ドライバ制御回路(ドライバ制御IC)131と、コンバータ回路132と、起動回路133と、ダイオードD6,D7と、コンデンサC2を備えている。
ドライバ制御IC131は、レギュレータを内蔵した内部電源回路131aの他、コンバータ回路132を制御する各種の機能回路(図示省略)を有している。内部電源回路131aは、その高電位側が外部電源入力端子Vinに接続されており、その低電位側が正電源電圧端子Vccに接続されている。正電源電圧端子Vccは、コンデンサC2を介してグラウンド端子Gに接続されている。グラウンド端子Gは、コンバータ回路132の抵抗R6とリアクトルL3の接続ノードに接続され、起動後に電位がゼロと400Vの間を繰り返すフローティンググラウンドになっている。
コンバータ回路132は、スイッチング素子Q1と、抵抗R6,R7と、リアクトルL3と、転流ダイオードD8と、コンデンサC3を備えている。スイッチング素子Q1は、ハイサイド配置、即ち、負荷であるLEDユニット200の発光ダイオード回路210(後述)よりも高電圧側に配置されている。このスイッチング素子Q1は、ドライバ制御IC131によりオンオフ動作が制御される。
スイッチング素子Q1がオンのときには、PFC回路120から供給された直流電圧によりリアクトルL3に電流が流れて、リアクトルL3に電磁エネルギーが蓄積される。スイッチング素子Q1がオフのときには、リアクトルL3に蓄積された電磁エネルギーが放出される。このとき、ドライバ制御IC131は、電流検出用の抵抗R6に発生した電圧を基にリアクトルL3に流れる電流値を検出して、スイッチング素子Q1のオンオフ動作(PWM制御:Pulse Width Modulation)を適切に行う。これにより、定電流制御を行う。
このような電磁エネルギーの蓄積・放出によりコンデンサC3が充電され、その両端には、LEDユニット200に出力するのに適切な電圧値(例えば、126V)に降圧された直流電圧が発生する。コンデンサC3に発生した直流電圧が、LEDドライバ回路130の出力電圧となり、この直流電圧が、出力端子102a,102bを介して、LEDユニット200に入力される。このように、LEDドライバ回路130は、降圧コンバータとしても機能している。
本実施形態においては、LED点灯回路100は、昇圧コンバータとして機能するPFC回路120と、降圧コンバータとして機能するLEDドライバ回路130を備えた、2コンバータ方式と呼ばれる2段階構成になっている。このため、商用電源の電圧値が変動しても、LEDユニット200による照明がちらつかない。これは、2つのコンバータが独立して制御されており、互いに干渉することがないので、広い入力電圧範囲及び負荷条件でも、高い精度で出力電圧(LEDドライバ回路130から出力される電圧)の調整ができるからである。
起動回路133は、PFC回路120側に配置された抵抗R8と、ドライバ制御IC131側に配置されたツェナーダイオードZD1とを直列接続して構成されている。ドライバ制御IC131の外部電源入力端子Vinには、起動回路133からの起動電圧がダイオードD6を介して入力されると共に、PFC回路120の電源回路123からの駆動電圧がダイオードD7を介して供給される。ドライバ制御IC131の外部電源入力端子Vinに入力される起動電圧及び駆動電圧の詳細については後述する。
[LEDユニットの説明]
LEDユニット200は、複数の発光ダイオード(LED)201を有している。これらLED201は、プリント基板(図示省略)に実装されており、各LED201が電気的に直列接続されて、発光ダイオード回路(LED回路)210が形成されている。複数のLED201が実装されたプリント基板は、導電性(例えば、金属製)の筐体220内に備えられている。具体的には、複数のLED201が実装されたプリント基板は筐体220の内壁等に取り付けられている。このため、LED回路210(各LED201)と筐体220の間には、プリント基板の浮遊容量Csが存在する。なお、筐体220は、感電防止などのために、接地(アース)されている。
[第1の実施形態の動作の説明]
ここで、図1に示す第1の実施形態の回路の動作を説明する。
スイッチング素子Q1をローサイド配置するLED点灯回路であれば、スイッチング素子Q1のドレイン側電圧が低いため、PFC回路120の電源回路123からの駆動電圧(例えば、20V)により、ドライバ制御IC131を駆動することは可能である。これに対して、第1の実施形態のドライバ制御IC131では、スイッチング素子Q1をハイサイド配置しているため、スイッチング素子Q1のドレイン側電圧が高い。このため、PFC回路120の電源回路123からの駆動電圧(例えば、20V)が、ダイオードD7を介してドライバ制御IC131の外部電源入力端子Vinに入力されただけでは、ドライバ制御IC131の内部電源回路131aに必要な電圧は確保されない。
そこで、従来のローサイド配置用のドライバ制御IC131を使用しつつ、ドライバ制御IC131のグラウンド端子Gをフローティンググラウンドにすると共に、起動回路133からの起動電圧(例えば、268V)を、ダイオードD6を介してドライバ制御IC131の外部電源入力端子Vinに入力する構成にしている。このようにすることにより、ドライバ制御IC131の内部電源回路131aに必要な電圧が高電圧側で確保される。つまり、ドライバ制御IC131が起動して動作状態になるためには、PFC回路120の電源回路123からの駆動電圧のみならず、起動回路133からの起動電圧も、内部電源回路131aに入力する必要がある。なお、起動回路133から内部電源回路131aに入力された起動電圧(例えば、268V)は、内部電源回路131aに内蔵したレギュレータにより適切な電圧に降圧されて、内部電源回路131aの供給電圧として使用される。
[起動回路の説明]
ここでLEDドライバ回路130の起動回路133について更に説明する。起動回路133には、PFC回路120から高電圧(例えば、400V)の直流電圧が供給される。このように供給された直流電圧は、ツェナーダイオードZD1により電圧値が降下する(例えば、268Vになる)。降圧した直流電圧は起動電圧として、ダイオードD6を介して、内部電源回路131aに入力される。このとき、ツェナーダイオードZD1は、そのアノード-カソード間に印加される電圧が、定常状態での印加電圧よりも低い所定の設定電圧値、例えば132V以下になると、遮断状態になる遮断閾値電圧を有している。なお、前述したように、PFC回路120の電源回路123からの駆動電圧(例えば、20V)も、ダイオードD7を介して、内部電源回路131aに入力される。
電源スイッチが開(オフ)のときには、フローティンググラウンド(グラウンド端子G)の電位はゼロである。電源スイッチが閉(オン)になると、起動回路133の起動電圧による電流は、ダイオードD6を介して内部電源回路131aに流れ込むと共に、PFC回路120の電源回路123の駆動電圧による電流も、ダイオードD7を介して内部電源回路131aに流れ込み、コンデンサC2が充電されてドライバ制御IC131が起動し、スイッチング素子Q1をオンする。これに伴い、フローティンググラウンドの電位が上昇する。電源回路123の駆動電圧による電流は、フローティンググラウンドの電位が上昇してくると減少し、フローティンググラウンドの電位が例えば20Vになると、この電流はゼロになる。起動回路133の起動電圧による電流も、フローティンググラウンドの電位が上昇してくると減少し、フローティンググラウンドの電位が例えば268Vになると、この電流はゼロになる。これにより、起動回路133はオフになるが、ドライバ制御IC131は、コンデンサC2に充電された電位で動作してスイッチング素子Q1をオンオフし、それに伴ってフローティンググラウンド電位もゼロと400Vとの間を繰り返す定常状態になる。
電源スイッチが閉(オン)状態から開(オフ)状態に切り替わると、LED点灯回路100への給電が遮断される。このように、LED点灯回路100への給電が遮断されると、PFC回路120の電源回路123から出力される駆動電圧は直ちにゼロになる。しかし、PFC回路120のコンデンサC1には電圧(例えば、400V)がチャージされており、このチャージ電圧が起動回路133に印加される。
仮に、起動回路133にツェナーダイオードZD1を備えていない場合には、コンデンサC1にチャージされた電荷による放電電流が起動回路133に流れ込み、この電流が、ダイオードD6を介して内部電源回路131aに流れ込み、更に、ドライバ制御IC131のグラウンド端子Gから流れ出し、リアクトルL3を通って、LEDユニット200のLED回路210に流れ込む。つまり、図1において、点線の矢印で示す経路に沿い電流が流れる。このため、電源スイッチが閉(オン)状態から開(オフ)状態に切り替わっても、LED回路210のLED201が微点灯することがある。この微点灯は、電源スイッチが閉(オフ)になった時点から10秒程度続くこともある。
本実施形態では、起動回路133にツェナーダイオードZD1を備えているため、電源スイッチが閉(オン)状態から開(オフ)状態に切り替わったときには、コンデンサC1にチャージした電圧(例えば、400V)が放電して低下し、抵抗R8を通してツェナーダイオードZD1に印加される電圧がツェナーダイオードZD1の遮断閾値電圧、例えば132V以下になると、ツェナーダイオードZD1が遮断状態になる。このため、上述したような、LEDユニット200のLED回路210に流れ込む電流(図1において、点線の矢印で示す経路に沿い流れる電流)は遮断され、LED回路210のLED201の微点灯が続くことを防止できる。即ち、閉(オン)状態になっている電源スイッチを開(オフ)にすることにより、各LED201を速やかに消灯することができる。
また、ドライバ制御IC131に印加される電圧は、ツェナーダイオードZD1の電圧降下の分だけ下がるため、ドライバ制御IC131の耐圧が、PFC回路120から供給される電圧(例えば、400V)よりも低い場合であっても、このドライバ制御IC131を使用することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態を、図2を参照して説明する。第2の実施形態に係るLED照明装置10-2は、LED点灯回路100-2とLEDユニット200を有している。LED点灯回路100-2は、図1に示すLEDドライバ回路130の代わりにLEDドライバ回路130-2を用いたものであり、他の部分は図1に示す第1の実施形態と同様な構成になっている。
LEDドライバ回路130-2は、ドライバ制御IC131と、コンバータ回路132と、起動回路133-2を有している。ドライバ制御IC131及びコンバータ回路132は、第1の実施形態と同様な構成のものである。
起動回路133-2は、抵抗R8とスイッチング部材134とを直列接続した直列回路と、電圧検出回路135を有している。スイッチング部材134としては、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の半導体スイッチであっても、リレースイッチであってもよい。電圧検出回路135は、PFC回路120からLEDドライバ回路130-2(起動回路133-2)に供給されてくる直流電圧の電圧値を検出する。検出した電圧が設定電圧(例えば、261V)以下になったら、電圧検出回路135は、スイッチング部材134を開(オフ)にする。
本実施形態では、起動回路133-2を上述したような構成にしているため、電源スイッチを閉(オン)状態から開(オフ)状態に切り替えたときには、PFC回路120のコンデンサC1にチャージした電圧(例えば、400V)が放電して低下し設定電圧(例えば、261V)以下になると、電圧検出回路135によりスイッチング部材134が直ちに開(オフ)状態になる。このように、閉(オン)状態になっている電源スイッチを開(オフ)にすると、LEDユニット200のLED回路210に流れ込む電流は遮断され、各LED201を速やかに消灯することができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態を、図3を参照して説明する。第3の実施形態に係るLED照明装置10-3は、LED点灯回路100-3とLEDユニット200を有している。LED点灯回路100-3は、図1に示すLEDドライバ回路130の代わりにLEDドライバ回路130-3を用いたものであり、他の部分は図1に示す第1の実施形態と同様な構成になっている。
LEDドライバ回路130-3は、ドライバ制御IC131-3と、コンバータ回路132と、起動回路133と、更に、ツェナーダイオードZD2を有している。ドライバ制御IC131-3は、図1に示すドライバ制御IC131とは異なり、内部電源回路を内蔵していない。ドライバ制御IC131-3とツェナーダイオードZD2以外の部分は、第1の実施形態と同様な構成になっている。
本実施形態では、ドライバ制御IC131-3に内部電源回路が内蔵されていないため、このドライバ制御IC131-3の外部で定電圧回路を作るために、ツェナーダイオードZD2を追加して、ドライバ制御IC131-3の正電源電圧端子Vccに定電圧を印加するようにしている。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、電源スイッチを閉(オン)状態から開(オフ)状態に切り替えたときには、LEDユニット200のLED回路210に流れ込む電流は遮断され、各LED201を速やかに消灯することができる。
10,10-2,10-3…発光ダイオード照明装置(LED照明装置)、100,100-2,100-3…発光ダイオード点灯回路(LED点灯回路)、110…整流回路、120…力率改善回路(PFC回路)、130,130-2,130-3…発光ダイオードドライバ回路(LEDドライバ回路)、131,131-3…ドライバ制御回路(ドライバ制御IC)、132…コンバータ回路、133,133-2…起動回路、134…スイッチング部材、135…電圧検出回路、Q1…スイッチング素子、R8…抵抗、ZD1…ツェナーダイオード、200…発光ダイオードユニット(LEDユニット)、201…発光ダイオード(LED)、210…発光ダイオード回路(LED回路)、220…筐体。

Claims (4)

  1. 直流電圧を出力する直流電圧供給部と、
    複数の発光ダイオードを直列接続した発光ダイオード回路に対して高電圧側に配置されたスイッチング素子及びこのスイッチング素子によって流れる電流が制御されるリアクトルを含み、前記スイッチング素子がオンオフ動作することにより、前記直流電圧供給部から供給された直流電圧を所定電圧値に調整して前記発光ダイオード回路に出力するコンバータ回路と、
    前記リアクトルに接続されたフローティンググラウンド端子を有し、前記スイッチング素子のオンオフ動作を制御するドライバ制御回路と、
    前記直流電圧供給部から供給された直流電圧に応じた起動電圧を、前記ドライバ制御回路に出力する起動回路と
    を有する発光ダイオード点灯回路であって、
    前記起動回路は、前記直流電圧供給部から供給された直流電圧の電圧値が、所定の設定電圧値以下になったら、前記ドライバ制御回路への前記起動電圧の出力を停止する
    ことを特徴とする発光ダイオード点灯回路。
  2. 前記起動回路は、前記直流電圧供給部側に配置された抵抗と、前記ドライバ制御回路側に配置されたツェナーダイオードとを直列接続して構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード点灯回路。
  3. 前記起動回路は、抵抗とスイッチング部材を直列接続した直列回路と、前記直流電圧供給部から供給された直流電圧の電圧値を検出すると共に検出した電圧値が所定の設定電圧値以下になったら前記スイッチング部材を開状態にする電圧検出回路とで構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード点灯回路。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発光ダイオード点灯回路と、
    複数の発光ダイオードを備えており、前記発光ダイオード点灯回路から直流電圧が入力されて点灯する発光ダイオードユニットと
    を有していることを特徴とする発光ダイオード照明装置。
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