JP7418320B2 - 体液を誘導するためのカテーテル - Google Patents

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Description

[0001] 本願は、その全体が参照によって組み込まれる2017年4月10日出願の米国特許仮出願第62/483483号に対する優先権を主張する。
[0002] 本発明は、医療用カテーテルに関し、特に、例えば尿等の体液を誘導するための医療用カテーテルに関する。
[0003] 尿閉は、膀胱を空にすることができないことである。尿閉は、様々な原因から生じる一般的で深刻な問題であり、原因の1つは老化である。また、男性の尿閉は、尿道の閉塞、神経の問題、不適切な薬物治療、膀胱筋の衰退等も原因である。
[0004] 尿が尿路を通って自由に流れることが遮られる場合、閉塞が発生する。閉塞性の尿閉の一般的な原因には、良性前立腺肥大(BPH)、尿道狭窄、腎臓結石又は膀胱結石等が含まれる。非閉塞性の尿閉(例えば、膀胱筋の衰退、不適切な薬物治療、神経の問題等)の場合、脳と膀胱との間の信号が邪魔されている。非閉塞性の尿閉の一般的な原因は、脳卒中、骨盤損傷、創傷、神経疾患、筋肉損傷、薬物治療による神経機能障害、麻痺、及び、脳又は脊髄を損傷する事故等である。
[0005] 研究によると、40歳~83歳の男性1000人あたり、尿閉の発生の確率は4.5~6.8人である。具体的には、70歳代の男性の場合、全体の発生率は1000人中100人に増加する。80歳代では、急性の尿閉の発生率は1000人中300人まで増加する。急性又は慢性の尿閉の患者は様々な症状を発症する。急性の尿閉の患者は、排尿不能、痛み又は急な尿意、下腹部の急激な痛み又は不快感、下腹部の膨満感等の症状がある。速やかな治療を要する。
[0006] 尿閉の治療方法には、カテーテル法、尿道拡張、尿道ステント、前立腺特異性薬物治療及び手術等が含まれる。しかしながら、こうした治療法は全ての患者に常に適合するわけではない。例えば、神経性尿閉患者にはカテーテル法のオプションしかない。現在のカテーテル法には、フォーリー(Foley)カテーテル(尿道カテーテル)、恥骨上ドレナージ管又は間欠導尿法がある。
[0007] フォーリーカテーテル(すなわち留置カテーテル)は、その長さに沿って続く2つに分かれた通路又は内腔を含む。その通路のうちの一方は、両端に開口を有し、収集パック内に尿を排出するためのものである。他方の通路は、その外端に弁を有し、その内端にバルーンを有する。バルーンが膀胱内に配置されると、バルーンは、滅菌水によって満たされて、カテーテルが滑り出すのを防ぐアンカーとして機能する。しかしながら、フォーリーカテーテルは、クラスト形成、詰まり、尿道及び膀胱の構造損傷、膀胱結石又は腎結石の形成促進、並びに、感染(例えば、尿道感染(UTI)、腎臟感染及び血液感染)等の複数の欠点を有する。
[0008] フォーリーカテーテルに比べて、恥骨上カテーテルによる尿道損傷や狭窄のリスクは低い。しかしながら、上部尿路損傷、膀胱尿管逆流、腎臓結石又は膀胱結石、及び尿路感染を引き起こすことがある。
[0009] 間欠導尿法は、膀胱を空にするために一日に数回のカテーテルの挿入及び除去であり、長期にわたる留置カテーテルの必要性も低い。しかしながら、間欠導尿法は、患者の受け入れや手動による処理を包含する。間欠導尿法は、すべての処置、すなわち、毎回のカテーテルの挿入又は除去を完了するまでに約20分を必要とする。患者にとって非常に不便である上、自宅から離れて処置する場合に困惑を増大させることが多い。さらに、脊髓損傷患者は、間欠導尿法により、副睾丸炎(発生率約28%)、尿道炎(発生率約18%)、前立腺炎(発生率約33%)を発症する可能性があるという内容が報告されている。
[0010] このように、従来の治療/装置は、非常に高い感染率を有すると同時に、患者や医療スタッフにとっても不便である。このため、尿閉の患者は、不快感を覚えたり、社会滑動への参加を控えたりするので、患者の生活の質の低下を招く。
[0011] 上述の問題を克服するため、米国特許第7,547,291号には、尿閉を軽減する装置(すなわち人工尿道)が開示されている。当該装置は、第1及び第2管状要素と、その間に挟み込まれるブリッジセグメントと、を備えている。第1管状要素は、排出孔と、流体流のための通路と、人工尿道の位置を維持するための膨張可能なバルーンと、をさらに含む。さらに、装置は、第2管状要素に配置されて尿の流れを制御する弁を含む。装置は外部チューブ又は収集袋を必要としない。また、患者は、積極的に装置を制御して自身の膀胱を空にすることができる。しかしながら、バルーンが管状先端付近に設置されるため、尿が完全に排出されない可能性がある。このため、膀胱内に尿が残り、時間が経つと、炎症を引き起こしたり、膀胱感染を誘発したりすることがある。こうした装置の類似の設計は、米国特許第6,835,183号、第6,234,956号、第9,622,848号、第8,096,986号に開示されている。
[0012] 米国特許出願公開第20160015936号及び米国特許第9,011,314号では、尿流量制御システム(すなわちCymActiveTMシステム)が開示されている。当該システムは、膀胱及び尿道中に配置又は保持されることが可能で、2つの括約筋を通過する。具体的には、当該システムは、マルコーアンカーを利用して膀胱内でその位置を保持する。当該システムは、遠位端に磁気弁を含み、患者はアクチュエータ磁石によって弁の開閉を制御することができる。当該システムは、自己保持型(self-retaining)であり、外部機器なしで周期的に膀胱を満たしたり空にしたりすることができる。マルコーアンカーはさらに、排出を向上させるために使用されることができる。しかしながら、磁気弁はそのサイズに起因して患者を不快にさせ得る。また、患者は、アクチュエータ磁石を常に携帯する必要がある。アクチュエータ磁石がない場合、尿が溜まりすぎて、腎臟の圧力増加につながり得る。これは、腎不全を引き起こすか、又は、腎臓に永久的な損傷を与え得る。磁気作動尿道弁の類似の設計は、米国特許第6,234,956号及び米国特許第5,030,199号に開示されている。
[0013] 米国特許第8,137,337号には、自己保持機構を有する留置尿カテーテルが開示されている。当該カテーテルの自動保持機構は、作動リンケージによって作動して「開放状態」又は「閉鎖状態」の間でカテーテルを制御する。従って、追加の固定要素を不注意でカテーテルが患者から引き抜かれてしまうことを防止する必要がない。さらに、自己保持機構は、尿の残留及び感染の可能性を低くし得る膀胱の連続排出を生じさせる。カテーテルは、カテーテルの導入及び除去をしやすくする改善された保持機構を提供するが、まだいくつかの欠点を有する。例えば、充分な力を提供してカテーテルを開放状態に維持するために、作動機構の材料には、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PC(ポリカーボネート)等の固い硬質プラスチックである必要がある。しかしながら、これらの材料は患者に不快感や痛みを引き起こしやすい。
[0014] 米国特許第6,589,208号には、自己展開型カテーテルアセンブリが開示されている。当該カテーテルアセンブリの主な構造は、管に装着された固定装置を含む。固定装置は、体腔内に挿入されている間、両端部が離間された状態で自動的に管形状を維持し、カテーテルが完全に体腔内に挿入された際にマッシュルーム形状に変換され、管は体腔からわずかに引き出される。また、当該カテーテルは、管形状を促進するためにアンカーの遠位端から放出可能に設計された縫合糸を含む。しかしながら、カテーテルの入口がアンカーの端部にあり、当該端部は、カテーテルが配置される時に膀胱の底部に配置しない。その結果、膀胱内の尿が完全に排出されず、膀胱の炎症や感染を引き起こし得る。さらに、使用者は、アンカーがマッシュルーム形状に変形されるかどうかを制御するためにワイヤを使用する必要がある。言い換えれば、アンカーをマッシュルーム形状に維持するためにカテーテルにそうした追加要素が必要とされる。このような追加部品は、製造過程における困難性を増大させ、操作をしにくくする。基本的には、前述の内容は、ロータス(Lotus)カテーテルと材料的に同様であり、従って、同様の欠点を有する。
[0015] 本発明の目的は、膀胱を適切に排水すると同時に操作が容易な装置を提供することである。当該装置は、合併症の可能性を軽減するのみならず、着脱をしやすくすることができる。
[0016] 本開示は、対象者の体液を誘導するためのカテーテルを提供する。カテーテルは、近位先端及び遠位先端を有する細長本体と、2つの反対の端部を有する調整機構と、を含む。一態様では、カテーテルは、第1部分と、第2部分と、第1部分及び第2部分の間の可撓性部分と、を備える。第2部分は、体液のための通路を規定する周壁を含み、通路はさらに入口及び出口を含む。別の態様では、調整機構の第1端はカテーテルの第1部分を接続し、調整機構の第2端は、通路の入口の近位でカテーテルの第2部分に係合する。調整機構は、異なる状態に応じて変化することに適合する。さらに、調整機構が第1状態にある時にカテーテルの可撓性部分が拡張してカテーテルを対象者内に固定し、可撓性部分が引っ込んだ時に調整機構が第2状態に変化して、対象者へのカテーテルの挿入/対象者からのカテーテルの除去を可能にする。また、体液は、第2部分の入口を介して通路に進入して第2部分の出口を介して出るように誘導される。
[0017] ある実施形態では、細長本体の第1部分は区画を含み、調整機構は、第1端の近くに付勢要素をさらに含む。さらに、付勢装置は区画内に収容される。
[0018] ある実施形態では、付勢装置は第2状態で圧縮される。
[0019] ある実施形態では、調整機構は第2状態で伸展される。
[0020] ある実施形態では、調整機構の第2端は通路を塞がない。
[0021] ある実施形態では、カテーテルは、第2部分に接続された引き抜きワイヤを含み、引き出しワイヤは、対象者の外側に延在して、カテーテルを取り出すために容易に引っ張り出されることができる。
[0022] ある実施形態では、第2部分の長さは約4cm~6cmである。
[0023] ある実施形態では、調整機構の第2端は、通路の入口の近位に第1弁機構を含み、第1弁機構が開放された時に体液が入口を介して通路に進入し、第1弁機構が閉鎖された時に体液が通路に進入することが阻止されることができる。
[0024] ある実施形態では、細長本体の第1部分は区画をさらに含み、調整機構は、第1端に近くに付勢要素を含む。さらに、付勢要素は区画内に収容される。
[0025] ある実施形態では、第2部分の長さは約7cm~10cmである。
[0026] ある実施形態では、調整機構は、第1弁機構を開閉するように構成された制御ワイヤを含む。
[0027] ある実施形態では、制御ワイヤが引っ張られて第1弁機構を開放する時に可撓性部分及び第1部分がより確実に対象者内に固定されるように、可撓性部分がさらに拡張する。
[0028] ある実施形態では、カテーテルは、ロッキングモジュール及び第2弁機構をさらに含む。また、ロッキングモジュールは、カテーテルの第1部分内に収容されて、調整機構に係合する。第2弁機構は、制御ワイヤの遠位端にあって、出口を介して通路から出るように体液を制御する。さらに、調整機構が第2状態にない時にロッキングモジュールが入口の開閉を制御する。
[0029] ある実施形態では、第2部分の長さは約15cm~20cmである。
[0030] ある実施形態では、通路の出口は対象者の外側にある。
[0031] ある実施形態では、可撓性部分は少なくとも2つのアームを備える。
[0032] ある実施形態では、カテーテルの材料は、ポリ塩化ビニル(PVC)、シリコーン、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、熱可塑性ゴム(TPR)又はそれらのいずれかの組み合わせを含む。
[0033] ある実施形態では、カテーテルが第2状態にない時、第1部分及び可撓性部分のみが対象者の内腔内に配置される。
[0034] ある実施形態では、内腔は膀胱によって規定される。
[0035] 本発明は、対象者の体液を誘導するためのカテーテルを提供する。カテーテルは、近位先端及び遠位先端を有する細長本体と、第1端及び反対の第2端を有する調整機構と、調整機構の第2端に弁機構と、を備える。一態様では、細長本体は、第1部分と、第2部分と、第1部分及び第2部分の間の可撓性部分と、をさらに含む。部分は、体液のための通路を規定する周壁を含む。通路は入口及び出口をさらに含む。別の態様では、調整機構の第1端はカテーテルの第1部分に係合する。弁機構は通路の入口の近位で第2部分に係合する。弁機構が開放された時に体液は入口を介して通路に進入し、弁機構が閉鎖された時に体液は通路に進入するのを阻止されることができる。具体的には、可撓性部分が拡張してカテーテルを対象者内に固定する時に調整機構は第1状態にあり、可撓性部分が後退して対象者へのカテーテルの挿入又は対象者からのカテーテルの除去を可能にする時に調整機構は第2状態に変化する。従って、体液は、第2部分の入口を介して通路に進入し、第2部分の出口を介して出るように誘導される。
[0036] 添付の図面において、限定によってではなく、例示を通して1以上の実施形態が図示され、同じ参照符号を有する構成要素は類似の構成要素を表す。そうでないように開示されない限り、図面は正確な縮尺ではない。
本開示のいくつかの実施形態に係る、膀胱内の正確な位置に配置された、弁機構を有しない体液を誘導するためのカテーテルの概略図である。 本開示のいくつかの実施形態に係る、膀胱内の正確な位置に配置された、弁機構を有しない体液を誘導するためのカテーテルの断面図である。調整機構が第1状態にある時にカテーテルが変形させられることを示す。 本開示のいくつかの実施形態に係る、膀胱内の正確な位置に配置された、弁機構を有しない体液を誘導するためのカテーテルの断面図である。線A-A’線に沿った断面図である。 本開示のいくつかの実施形態に係る、膀胱内の正確な位置に配置された、弁機構を有しない体液を誘導するためのカテーテルの断面図である。調整機構が第2状態にある時にカテーテルが管形状であることを示す。 本開示のいくつかの実施形態に係る、体液の流れを制御する弁機構を有するカテーテルの断面図である。調整機構が第1状態にある時にカテーテルが変形させられて弁機構が閉鎖されることを示す。 本開示のいくつかの実施形態に係る、体液の流れを制御する弁機構を有するカテーテルの断面図である。調整機構が第2状態にある時にカテーテルが管形状であることを示す。 本開示のいくつかの実施形態に係る、体液の流れを制御する弁機構を有するカテーテルの断面図である。調整機構が第1状態でも第2状態でもない時にカテーテルが変形させられてさらに弁機構が開放されていることを示す。 本開示のいくつかの実施形態に係る、異なる調整機構と、体液の流れを制御する弁機構と、を有する別のカテーテルの断面図である。調整機構が第1状態にある時にカテーテルが変形させられて弁機構が閉鎖されることを示す。 本開示のいくつかの実施形態に係る、異なる調整機構と、体液の流れを制御する弁機構と、を有する別のカテーテルの断面図である。調整機構が第2状態にある時にカテーテルが管形状であることを示す。 本開示のいくつかの実施形態に係る、異なる調整機構と、体液の流れを制御する弁機構と、を有する別のカテーテルの断面図である。調整機構が第1状態でも第2状態でもない時にカテーテルが変形させられてさらに弁機構が開放されていることを示す。 本開示のいくつかの実施形態に従って、ロッキングモジュールと、体液の流れを制御するための2つの弁機構と、を有するカテーテルが膀胱内の正確な位置に配置されること、及び、体質量の外側にカテーテルの一部が延在していることを示す概略図である。 本開示のいくつかの実施形態に従って、ロッキングモジュールと、体液の流れを制御するための弁機構と、を有するカテーテルの断面図である。 本開示のいくつかの実施形態に従って、ロッキングモジュールと、体液の流れを制御するための弁機構と、を有するカテーテルの断面図である。 本開示のいくつかの実施形態に従って、ロッキングモジュールと、体液の流れを制御するための弁機構と、を有するカテーテルの断面図である。 本開示のいくつかの実施形態に従って、ロッキングモジュールと、体液の流れを制御するための弁機構と、を有するカテーテルの断面図である。
[0043] 図面は、図示するためのみのものであり、非限定的なものである。図面中、構成要素のいくつかのサイズは、例示の目的のために誇張されて、縮尺どおりに描かれていない。寸法及び相対的な寸法は、法定の発明の実施に必ずしも対応しない。請求項中のいかなる参照符号も、範囲を限定するものとして解釈されない。様々な図面において同一の参照符号は同一の構成要素を示す。
[0044] 以下に、本開示の実施形態の形成及び使用について詳細に説明する。しかしながら、実施形態は、様々な具体的状況で具現化され得る多くの適用可能な発明概念を提供することが理解されるべきである。検討する特定の実施形態は、実施形態を形成して使用するための特定の方法の単なる例示に過ぎず、本開示の範囲を制限するものではない。
[0045] 各図面及び例示の実施形態を通じて、同様の参照符号は同様の構成要素を表すために用いられる。ここで、添付の図面に示された例示の実施形態について説明する。可能な限り、図面及び説明において、同じ参照符号を用いて、同一の又は同様の部分を表す。図面では、明確性及び利便性のために、形状及び厚みは誇張され得る。この説明は、特に、本開示に係る装置の一部を形成する構成要素、又は、装置とより直接協働する構成要素に関する。具体的に示されていない又は描かれていない構成要素が様々な形式をとり得ることが理解されることができる。本明細書を通じて、「一実施形態」又は「ある実施形態」という引用は、当該実施形態で説明された特定の特徴、構造又は特性が少なくとも一実施形態内に含まれることを意味している。従って、本明細書を通じて様々な場所に現れる「一実施形態にいて」又は「ある実施形態において」という文言は、すべて同一の実施形態を指すものとは限らない。さらに、特定の特徴、構造又は特性は、1以上の実施形態においていかなる適切な方法を通して組み合わされ得る。以下の図面は縮尺どおりに描かれておらず、これらの図面は単に例示を目的としていることが理解されることができる。
定義
[0046] ある構成要素が別の構成要素「上」にあるものと述べられている場合、ある構成要素が他の構成要素の上に直接あり得、又は、介在する構成要素が存在し得ることが理解されよう。対照的に、ある構成要素が別の構成要素「上に直接」あるものと述べられている場合、介在する構成要素は存在しない。
[0047] そうではないと明確に示している場合を除き、単数形「a」、「an」及び「the」は、複数形も含むと意図されていることが理解されよう。
[0048] 本明細書中で使用される「約」は、例えば数量、持続時間等の測定可能な数値を参照する場合、特定の数値から±5%の変動、より好ましくは±1%の変動を包含することを意味しており、そうした変動は、開示された方法を実行するために適切である。
[0049] 別途定義されない限り、本明細書で使用される全ての用語(科学技術用語を含む)は、本開示が属する分野の当業者が一般的に理解する意味と同一の意味を有している。さらに、常用辞書中で定義されるような用語は、関連分野及び本開示に関連してそれらの意味と一致する意味を有するものと解釈されるべきであり、本明細書中に明確に定義されない限り、理想的な又は過度に形式的な意味で解釈されない。
詳細な説明
[0050] 本開示はカテーテルを提供し、当該カテーテルは、患者の体内に配置されて排尿を助けることができる。図1は、膀胱50内の正確な位置に配置される、体液(例えば、尿55)を誘導するための、弁機構を有しないカテーテル10(すなわち、フレーム)を示す概略図である。図に示すように、カテーテル10が対象者の体腔(例えば、膀胱50)内に正確に配置された時に、カテーテル10の第2部分104のみが前立腺52を通過する(すなわち、カテーテル10の第2部分のみが尿道51内に配置される)。さらに、カテーテル10が通常状態にある時に、カテーテル10の可撓性部分106が展開されてアンカーとして機能し、カテーテル10を正確な位置に維持する。従って、膀胱50内の尿55はカテーテル10の第2部分104を通って排出される。
[0051] 図2は、体液を誘導するための、弁機構を有しないカテーテル10を示す3つの断面図(図2A~図2C)含む。図2Aに示すように、カテーテル10は、近位先端と遠位先端を有する細長本体と、2つの反対の端(すなわち、第1端1084及び第2端1086)を有する調整機構108と、を備える。さらに、カテーテル10の細長本体は、第1部分102と、第2部分104と、第1部分及び第2部分の間に位置する可撓性部分106と、を備える。第2部分104は、体液が流れるための通路1046を規定する周壁を含み、通路1046は入口1042及び出口1044をさらに含む。ある実施形態では、第2部分104は、使用者がカテーテル10を除去するための、出口1044の近くで第2部分104に接続する引き抜きワイヤ112をさらに含んでもよい。さらに、第2部分104の入口1042はシース1048をさらに含む。別の態様では、調整機構108の第1端1084は、カテーテル10の第1部分102に固定され、調整機構108の第2端1086は、通路1046の入口1042の近くで第2部分104のシース1048に係合する。調整機構108は、付勢要素(例えば、ばね)又は弾性要素(例えば、弾性ワイヤ)により形成され得る。調整機構108の長さは、その静止、平衡位置から圧縮又は伸展された時に変化する。調整機構108が静止(すなわち、平衡)状態の時、すなわち、調整機構108に伸展又は圧縮の力が加わらずにその長さが初期の長さである時、可撓性部分106は拡張されて、カテーテルが体腔内に固定されることを可能にする。調整機構108が伸展された時(調整機構108を長くする時)、可撓性部分106が引っ込められてカテーテル10を管形状に変化させることが可能である。調整機構108が圧縮された時(調整機構108を短くする時)、可撓性部分106が拡張して、カテーテルが体腔内から容易に除去されることができないことを確実にする。本開示によれば、調整機構108は、異なる状態に変化し、すなわち、長さを変化させ、可撓性部分106の拡張又は引っ込みに対応するように適合される。
[0052] 調整機構108が静止状態である時(すなわち、初期の長さである時)、調整機構108は第1状態にあると定義される。第1状態では、カテーテル10の可撓性部分106は拡張されてアンカーとして機能し、カテーテル10を対象者の体腔内に維持する。カテーテル10が適切に設置された時、カテーテル10の入口1042は、体腔の底部又はその近くにあるため、体腔内の体液が完全に排出されることを可能にする。
[0053] 図2Bは、図2Aの第2部分104の入口のA-A’線に沿った断面図である。調整機構(図示せず)の第2端1086の構造は、リング形状、又は、体液が通路1046内に流入することを遮らない任意の類似の形状である。
[0054] 図2Cは、管形状におけるカテーテル10を示しており、すなわち、可撓性部分106は引っ込んでいる。カテーテル10がこうした管形状にある時、調整機構108は伸展されて第2状態にあるものとして定義される。使用者がカテーテル10を除去する時、使用者は、引き抜きワイヤ112を引っ張ってカテーテル10を対象者の体腔から除去する。引き抜きワイヤ112は、第2部分の端部又はその近くに取り付けられるように構成される。使用者が引き抜きワイヤ112を引っ張ってカテーテルを取り出す時、尿道を囲む筋肉が可撓性部分を引っ込ませて調整機構を伸展させ、カテーテル10は管状になる。言い換えれば、調整機構が第2状態に変化する時に可撓性部分が引っ込んでカテーテルが対象者から除去されることを可能にする。
[0055] 別の態様では、使用者がカテーテル10を対象者の体腔内に挿入することを試みる時、使用者は可撓性部分106を引っ込ませてカテーテル10を容易な挿入のために管形状にすることを望む。使用者は、可撓性部分に直接力を加えて可撓性部分を引っ込ませて調整機構108を伸展させる。カテーテル10の第1部分102及び可撓性部分106が体腔内に挿入されて、調整機構108の復元力が、それを静止位置に復帰させて可撓性部分106を拡張させる。
[0056] 留意されるべきは、外部の力が加えられない時、可撓性部分の要素の各々(すなわち、可撓性部分のみ)が引っ込んだ状態にあるということである。ある実施形態では、可撓性部分は、力を受けない時に、連続的に長手方向に延在する。この状況において、可撓性部分は遮る機能を提供しないので、カテーテルは体腔から容易に除去可能である。その結果、カテーテルが体腔から除去されない時(すなわち、カテーテルが第2状態にない時)、調整機構を通じて力を加えられて可撓性部分を変形させる。具体的には、可撓性部分はケージの形状になって、遮蔽物として機能して、カテーテルが体腔から抽出されるのを阻止する。さらに、可撓性部分は、少なくとも2つの可撓性アームを含んでもよく、可撓性アームの数は3つであることが好ましい。カテーテル10は、対象者の前立腺を通る通路を維持し、カテーテル10の第2部分の好適な長さは約4cm~6cmである。
[0057] 本開示は、体液を排出する別のカテーテルも提供し、こうしたカテーテルの使用者は、尿が対象者から排出されたかどうかを制御することができる。
[0058] 図3Aは、調整機構208が静止位置にある(すなわち、第1状態)時に第1弁機構2082が閉鎖された状態のカテーテル20を開示している。図3Aに示すように、カテーテル20は、第1部分202と、第2部分204と、可撓性部分206と、調節機構208と、を有しており、第2部分204は、2つの反対の端に入口2042及び出口2044と、入口2042の近くにシース2048と、通路2046と、を有している。カテーテル20は、調整機構208の第2端に第1弁機構2082と、第1弁機構2082に接続されて対象者の身体の外側に延在する制御ワイヤ210と、をさらに含む。第1弁機構2082は、通路2046内にスライド可能に収容されて、シース2048に取り外し可能に係合させられる。前述したように、使用者が管状のカテーテル20を体腔内に挿入した後、調整機構208の復元力が可撓性部分206を拡張するに誘導し、それによってカテーテル20は適切に体腔内に固定される。図3Aは、可撓性部分206(例えば、3つの可撓性アーム)が拡張された状態のカテーテル20と、第1状態の調整機構208を示している。さらに、第1弁機構2082(例えば、球状弁)は、シース2048に係合させられ、かつ、入口2042を塞いで体液が通路2046内に流れ込まないようにする。言い換えれば、調整機構208の復元力は、第1弁機構2082が、シース2048により確実に係合して入口2042を遮蔽することを助ける。
[0059] 図3Bは、調整機構208が第2状態にある時の管形状のカテーテル20を示している。前述したように、使用者が可撓性部分206の可撓性アームを引っ込ませてカテーテル20を管状にすることでき、その結果、体腔内への挿入又は体腔からの取り出しを容易にすることができる。ある実施形態では、カテーテル20は、カテーテル20を取り出しやすくすることができる引き抜きワイヤ212をさらに含んでもよい。
[0060] 図3Cは、調整機構208が第1状態及び第2状態にない時に第1弁機構2082が開放された状態のカテーテル20を開示している。使用者が、体液(例えば、尿)を排出する必要がある時、使用者は、制御ワイヤ210を単に引っ張って、シース2048から第1弁機構2082を分離させることができる(すなわち、入口2042を開放させる)。具体的には、使用者が制御ワイヤ210に加えられる引っ張り力が調整機構208の復元力より大きい時、第1弁機構2082がシース2048から離れるように移動する。
[0061] さらに、使用者が、調整機構がその最大長さまで伸展された後に制御ワイヤ210を引っ張り続けると、制御ワイヤ210の引っ張り力により、調整機構208の位置をカテーテル20と相対する位置にシフトさせる。第1端2084が第1部分202に固定されているので、調整機構208のシフトは、第1端2084と入口2042との間の距離を短くする。従って、可撓性部分206がさらに拡張して、可撓性アームに形成されたケージの直径はさらに増大する。こうした構造は、第1部分202と3つの可撓性アーム(すなわち、可撓性部分206)とを体腔内により良好に固定する。使用者が入口2042を閉鎖したい場合、使用者は制御ワイヤ210を単に解放し、調整機構208は、図3Aに示す状態にカテーテル20を復帰させる。
[0062] 一態様では、可撓性アームの数は、少なくとも2つであり、好ましくは3つである。別の態様では、調整機構208は、ばね又は弾性ワイヤから形成され得る。さらに、カテーテル20の第2部分204の長さは約7cm~10cmである。
[0063] 図4は、第1弁機構3082を有する別のカテーテル30をさらに開示している。カテーテル30と前述のカテーテルとの相違点は調整機構の構造である。図4Aは、調整機構が第1状態の時に第1弁機構3082が閉鎖された状態のカテーテル30を示している。図4Aに示すように、調整機構は、付勢要素3088(例えば、ばね)及び接続ワイヤ3090を含む。さらに、カテーテル30の第1部分302は、付勢要素3088及び接続ワイヤ3090の一部を収容するための区画3092を有している。付勢要素3088が区画3092内で最大長さを有する時、付勢要素3088は第1状態(すなわち、初期状態)にあるものと定義され、付勢要素3088は、第1弁機構3082をシース3048に係合させるように誘導して入口3042を塞ぐ。
[0064] 図4Bは、調整機構が第2状態にある時に管形状にあるカテーテル30を開示している。使用者は、カテーテル30の容易な挿入又は取り出しのために可撓性部分306(例えば、可撓性アーム)を引っ込める。カテーテル30が管形状である時、区画3092内の付勢要素3088は、その最小長さまで圧縮され、第2状態にあるものと定義される。圧縮した付勢要素3088は、第1弁機構3082が入口3042を確実に塞ぐように誘導することができる。
[0065] 図4Cは、付勢要素3088が第1又は第2状態にない時に第1弁機構3082が開放された状態のカテーテル30を開示している。使用者が第1弁機構3082を開放して体液を排出する必要がある時、使用者は、制御ワイヤ310を単に引っ張ってシース3048から第1弁機構3082を切り離す。同時に、可撓性部分306によって形成されたケージの直径が増大して、より高い固定能力を提供する。
[0066] 本開示は、非埋め込みカテーテルをさらに提供する。図5に示すように、非埋め込みカテーテル40は、細長の第2部分404を有しており、従って、カテーテル40が挿入された時に第2部分404の一部は対象者の身体の外側に延在する。図6は、非埋め込みカテーテル40の詳細な構造を開示している。図6Aに示すように、カテーテル40は、細長の第2部分404のみならず、第1部分402の区画4092内にロッキングモジュールと、第1弁機構4082から離れた接続ワイヤ4090の端部に第2弁機構4084と、入口4042の近くにある第1部分402の端部から突出する円筒ブロック4022と、を含む。さらに、ロッキングモジュールは、第1部分402の内壁上に位置する複数の歯4026と、接続ワイヤ4090の端部に接続されて、区画4092内にスライド可能に収容されるロッキングギア4024と、を含む。さらに、複数の歯2046は、ロッキングギア4024を複数の位置(例えば、2つの異なる位置)に維持して、第1弁機構4082及び第2弁機構4084を制御する。図6Aに示すように、カテーテル40が通常状態にある時、付勢要素4088は、最大長さを有する第1状態にあり、ロッキングギア4024は、歯4026に対して第1位置にある。ロッキングギア4024が第1位置にある時、カテーテル40は適切に挿入され、可撓性アームが付勢要素4088によって拡張されるのでその位置が維持される。さらに、第1弁機構4082は、第2部分404の入口4042を塞ぎ、第2弁機構4084は第2部分404の出口4044を塞ぐ。言い換えれば、体液がカテーテル40に流入したり、カテーテルから流出したりすることはない。留意すべきは、ロッキングギア4024が第1位置にある時、ロッキングギア4024は歯4026によって固定されることである。
[0067] 図6Bに示すように、使用者は、容易な挿入又は取り出しのために可撓性アームを引っ込めてカテーテル40を管形状にする。この時、付勢要素4088は、第2状態にあって圧縮され、ロッキングギア4024が、歯4026に対して第2位置に移動する。さらに、第2部分404の入口4042及び出口4044は閉鎖されており、ロッキングギア4024は、歯4026によって第2位置に固定される。言い換えれば、操作者がロッキングギア4024を第2位置まで移動させる時に、カテーテル40は管形状を維持する。留意すべきことは、カテーテル40は、ロッキングギア4024が第2位置にある時に対象者の身体から容易に除去可能であるという点である。ロッキングギア4024は、カテーテル40が誤って管形状に変化して対象者の身体から容易に除去可能になることを防止する。ここで、図6Aに示すように、本実施形態の付勢要素4088の強度は、可撓性部分が容易に引っ込まないように特に構成されている。特に、付勢要素4088は、第2部分404に比較的大きな力がかかった場合に維持することがように設計されている。こうした維持力は、可撓性部分406が、ケージ形状に維持されて、尿道の周囲の筋肉からの反作用力によって変形されないようにする。ロッキングギア4024が第2位置にある時のみ、カテーテル40は管形状になる。つまり、ロッキングモジュール(すなわち、歯4026及びロッキングギア4024)は、カテーテル40を異なる形状/状態を切り換えるために用いられ、使用者が、望ましくない方法や望まない時に誤ってカテーテルを除去してしまうことを防止する。
[0068] さらに、図6Cは、カテーテル40の(図6Bに示すような)管形状/状態及び(図6Aに示すような)通常状態の間の中間状態を示している。図6Cに示すように、使用者が第2弁機構4084を調節して円筒ブロック4022を移動させて入口4042に係合する時、付勢要素4088は圧縮されて、ロッキングギア4024が歯4026に対して第3位置まで移動させられる。留意すべきは、ロッキングギア4024は、歯4026によって(その第1位置及び第2位置にある時と反対であるような)第3位置に固定されないという点である。言い換えれば、図6Cは、カテーテル40が、ロッキングギア4024が(図6Aに示すような)第1位置又は(図6Bに示すような)第2位置の両者にある時の間に作動することを示すことを意図している。特に、図6Cの作動では、使用者は、第2弁機構4084に力を加える。その開始の状態に応じて、カテーテル40は、図6Aから図6Cに変化した後に図6Bに変化するか、又は、図6Bから図6Cに変化した後に図6Aに変化する。図6Cでの作動は、カテーテル40が対象者の身体から容易に除去可能であるように(又は除去可能でないように)カテーテル40を切り替える。図6Cに示すように、上述の作動は、操作者が第2弁機構4084に力を加えた後で解放することに応答して、付勢要素4088の復元力によって実現される。
[0069] 留意すべきは、細長管を有する従来のカテーテルは、尿が管内に残留するという課題を有する点である。カテーテル40の二重の弁機構及びロッキングモジュールはこうした課題を解決する。図6Cに示すように、使用者が第2弁機構4084を引っ張ってカテーテル40を中間状態にした時、第1弁機構4082及び第2弁機構4084はそれぞれ、入口4042及び出口4044から切り離され、円筒ブロック4022は、入口4042に確実に係合して入り繰り4042を塞ぐ。言い換えれば、入口4042は閉鎖されるが出口4044は開放される。従って、通路4046内の尿は完全に排出されることができる。その結果、尿がカテーテル内自体に残留するという課題は良好に回避され得る。
[0070] 図6Dは、カテーテル40が通常状態/形状にある時に、カテーテル40を使用して、体腔(例えば、膀胱)内の体液(例えば、尿)を排出する状態を示している。図6Dに示すように、使用者が尿を排出する必要がある時、使用者は、第2弁機構4084を単に引いて、ロッキングギア4024を第1位置から離れるようにわずかに移動させるが、第3位置にまでは移動させず、さらに、付勢要素4088を圧縮する。従って、入口4042及び出口4044はいずれも開放されて、体液はカテーテル40の第2部分404を通じて排出される。ここで、使用者が第2弁機構4084を解放すると、カテーテル40は、付勢要素4088の復元力により(図6Aに示すような)通常状態に復帰する(すなわち、ロッキングギア4024が歯4026によって第1位置に固定される)。言い換えれば、図6Dで使用者が加えた力の量(体腔内の尿を排出するため)が図6Cの力(カテーテル中に残った尿を排出するため)より小さい。図6Cの作動中に加えられた力は、ロッキングギア4024を第1位置及び第2位置の間を切り換えるように相当なものである必要がある。他方で、図6Dの作動で加えられる力は上述の作動を達成することことを意図していない。すなわち、カテーテル40を対象者の身体から容易に除去可能な状態に切り換えることとは反対に、使用者が体腔から尿を排出することのみを意図している。
[0071] さらに、カテーテル40は非埋め込みカテーテルであるので、カテーテル40の第2部分404の好適な長さは約15cm~20cmである。上述の機能を実現するため、本開示のカテーテルは、ポリ塩化ビニル(PVC)、シリコーン、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、熱可塑性ゴム(TPR)又はそれらのいずれかの組合せによって形成されることができる。
10、20、30、40 カテーテル
50 膀胱
51 尿道
52 前立腺
53 外尿道括約筋
54 海綿体
55 尿
102、202、302、402 第1部分
104、204、404 第2部分
106、206、306、406 可撓性部分
108、208 調整機構
112、212 引き抜きワイヤ
210、310 制御ワイヤ
1042、2042、3042、4042 入口
1044、2044、4044 出口
1046、2046、4046 通路
1048、2048、3048 シース
1084、2084 第1端
1086 第2端
2082、3082、4082 第1弁機構
3088、4088 付勢要素
3090、4090 接続ワイヤ
3092、4092 区画
4022 円筒ブロック
4024 ロッキングギア
4026 歯
4084 第2弁機構

Claims (20)

  1. 対象者の体液を誘導するためのカテーテルであって、前記カテーテルは、
    近位先端及び遠位先端を有する細長本体であって、前記細長本体は、第1部分と、第2部分と、前記第1部分及び前記第2部分の間の可撓性部分と、をさらに含み、前記第2部分は、前記体液のための通路を規定する周壁を含み、前記通路は入口及び出口をさらに含む、細長本体と、
    2つの対向する端を有する調整機構であって、前記調整機構の第1端は、前記第1部分に係合し、前記調整機構の第2端は、前記通路の前記入口の近位で前記第2部分に取り外し可能に係合し、前記調整機構は、異なる状態の間で変化するように適合される、調整機構と、を備え、
    前記調整機構は、前記可撓性部分が拡張する時に第1状態にあって前記カテーテルを前記対象者内に固定し、前記調整機構は、前記可撓性部分が引っ込んだ時に第2状態に変化して前記対象者への前記カテーテルの挿入又は前記対象者からの前記カテーテルの取り出しを可能にし、
    前記体液は、前記第2部分の前記入口を介して前記通路に進入し、前記第2部分の前記出口を介して排出されるように誘導され、
    前記第1部分及び第2部分は、同軸上に配置され、
    前記調整機構は、前記調整機構の軸方向移動を通じて、前記第2部分の前記入口に取り外し可能に接続される、カテーテル。
  2. 前記細長本体の前記第1部分は区画をさらに備え、前記調整機構は、前記第1端に近くに付勢要素をさらに備え、前記付勢要素は前記区画内に収容される、請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記付勢要素は前記第2状態で圧縮される、請求項2に記載のカテーテル。
  4. 前記調整機構は前記第2状態で伸展される、請求項1に記載のカテーテル。
  5. 前記調整機構の前記第2端は前記通路を塞がない、請求項1に記載のカテーテル。
  6. 前記カテーテルは、前記第2部分に接続された引き抜きワイヤをさらに備え、前記引き抜きワイヤは、前記対象者の外側に延在して前記カテーテルを容易に取り出すことができるように適合される、請求項1に記載のカテーテル。
  7. 前記第2部分の長さは約4cm~6cmである、請求項1に記載のカテーテル。
  8. 前記調整機構の前記第2端は、前記通路の前記入口の近位に第1弁機構を備え、前記第1弁機構が開放された時に前記体液が前記入口を介して前記通路に進入し、前記第1弁機構が閉鎖された時に前記体液が前記通路に進入することが阻止される、請求項1に記載のカテーテル。
  9. 前記細長本体の前記第1部分は区画をさらに備え、前記調整機構は、前記第1端の近くに付勢要素をさらに備え、前記付勢要素は前記区画内に収容される、請求項8に記載のカテーテル。
  10. 前記第2部分の長さは約7cm~10cmである、請求項8に記載のカテーテル。
  11. 対象者の体液を誘導するためのカテーテルであって、前記カテーテルは、
    近位先端及び遠位先端を有する細長本体であって、前記細長本体は、第1部分と、第2部分と、前記第1部分及び前記第2部分の間の可撓性部分と、をさらに含み、前記第2部分は、前記体液のための通路を規定する周壁を含み、前記通路は入口及び出口をさらに含む、細長本体と、
    2つの対向する端を有する調整機構であって、前記調整機構の第1端は、前記第1部分に係合し、前記調整機構の第2端は、前記通路の前記入口の近位で前記第2部分に取り外し可能に係合し、前記調整機構は、異なる状態の間で変化するように適合される、調整機構と、を備え、
    前記調整機構は、前記可撓性部分が拡張する時に第1状態にあって前記カテーテルを前記対象者内に固定し、前記調整機構は、前記可撓性部分が引っ込んだ時に第2状態に変化して前記対象者への前記カテーテルの挿入又は前記対象者からの前記カテーテルの取り出しを可能にし、
    前記体液は、前記第2部分の前記入口を介して前記通路に進入し、前記第2部分の前記出口を介して排出されるように誘導され、
    前記調整機構の前記第2端は、前記通路の前記入口の近位に第1弁機構を備え、前記第1弁機構が開放された時に前記体液が前記入口を介して前記通路に進入し、前記第1弁機構が閉鎖された時に前記体液が前記通路に進入することが阻止され、
    前記調整機構は、前記第1弁機構を開放又は閉鎖するように構成された制御ワイヤを備える、カテーテル。
  12. 前記可撓性部分は、前記制御ワイヤが引っ張られて前記第1弁機構を開放する時に前記可撓性部分及び前記第1部分が前記対象者内により確実に固定されるように拡張する、請求項11に記載のカテーテル。
  13. 前記カテーテルは、
    前記第1部分内に収容されて前記調整機構に係合するロッキングモジュールと、
    前記制御ワイヤの遠位端にあって、前記出口を介して前記通路から前記体液を排出させるように制御する第2弁機構と、をさらに備え、
    前記調整機構が第2状態ではない時、前記ロッキングモジュールは前記入口の開閉を制御する、請求項11に記載のカテーテル。
  14. 前記第2部分の長さは約15cm~20cmである、請求項13に記載のカテーテル。
  15. 前記通路の前記出口は前記対象者の外側にある、請求項13に記載のカテーテル。
  16. 前記可撓性部分は少なくとも2つのアームを備える、請求項1に記載のカテーテル。
  17. 前記カテーテルの材料は、ポリ塩化ビニル(PVC)、シリコーン、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、熱可塑性ゴム(TPR)又はそれらのいずれかの組合せを含む、請求項1に記載のカテーテル。
  18. 前記カテーテルが前記第2状態ではない時、前記第1部分及び前記可撓性部分は前記対象者の管状又は袋状の器官内に配置される、請求項1に記載のカテーテル。
  19. 前記管状又は袋状の器官は膀胱によって規定される、請求項18に記載のカテーテル。
  20. 対象者の体液を誘導するためのカテーテルであって、前記カテーテルは、
    近位先端及び遠位先端を有する細長本体であって、前記細長本体は、第1部分と、第2部分と、前記第1部分及び前記第2部分の間の可撓性部分と、をさらに含み、前記第2部分は、前記体液のための通路を規定する周壁を含み、前記通路は入口及び出口をさらに含む、細長本体と、
    2つの反対の端を有する調整機構であって、前記調整機構の第1端は、前記第1部分に係合し、第1弁機構が前記調整機構の第2端に構成され、前記第1弁機構は、前記通路の前記入口の近位で前記第2部分に取り外し可能に係合し、前記第1弁機構が開放された時に前記体液は前記入口を介して前記通路に進入することができ、前記第1弁機構が閉鎖された時に前記体液が前記通路に進入することが阻止される、調整機構と、を備え、
    前記調整機構は、前記可撓性部分が拡張する時に第1状態にあって前記カテーテルを前記対象者内に固定し、前記可撓性部分が引っ込んだ時に前記調整機構は第2状態に変化して前記対象者への前記カテーテルの挿入/前記対象者からの前記カテーテルの取り出しを可能にし、
    前記体液は、前記第2部分の前記入口を介して前記通路に進入して前記第2部分の前記出口を介して排出されるように誘導され、
    前記第1部分及び第2部分は、同軸上に配置され、
    前記調整機構は、前記調整機構の軸方向移動を通じて、前記第2部分の前記入口に取り外し可能に接続される、カテーテル。
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