JP7418010B2 - マッサージ機 - Google Patents

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Description

本発明は、使用者の足部~ふくらはぎ~腿部にかけての広範囲の下肢部位を施療対象として揉みマッサージを行うことができ且つ、使用者の首部、肩部、背部、腰部、腰横部、臀部などの広範囲の上側部位を施療対象として押圧マッサージを行うことができるマッサージ機に関する。
従来より、足先から踵(かかと)までの足部から、踝(くるぶし)と膝との間に位置するふくらはぎへとつながる下肢の施療部に対して、マッサージ動作を付与するマッサージ機構を備えた下肢用マッサージ機がある(例えば、特許文献1を参照)。
一方で、使用者が着座して、例えば背部、腰部などに対してマッサージ動作を付与するマッサージ機構を備えた椅子型マッサージ機がある(例えば、特許文献2を参照)。
特開2011-103988号公報 特開2013-208264号公報
特許文献1は、足部などの下肢に対して効果的にマッサージを受けることができるものとなっている。また、特許文献2は、背部などに対して効果的にマッサージを受けることができるものとなっている。
ところで、近年では、マッサージに関する要望は多種多様となっている。例えば、「椅子などに着座した状態で、足部に加えて、ふくらはぎの下側から、ふくらはぎ全体を経て、腿部(太腿)までの広範囲の下肢部位に対してマッサージを受けられるようにして欲しい」といった要望や、「首部、肩部、背部、腰部、臀部などの広範囲の上側部位に対してマッサージ受けられるようにして欲しい」といった要望が、使用者から挙がってきている。
さらに、「使用者の体型によって、脚の長さや背中の大きさなどが異なってくるので、体型に合わせられるようにして欲しい」といった要望も挙がってきている。例えば、「背が低く小柄な体型の場合、比較的に脚の長さが短く、一方、背が高く大柄な体型の場合、比較的に脚の長さが長いので、その脚の長さに対応して調整できるようにして欲しい」といった要望も、使用者から挙がってきている。
また、「首部(首筋)、肩部、背部中央などの様々な部位に対して、マッサージを行えるように調整可能にして欲しい」といった要望も、使用者から挙がってきている。そして、前述した複数の要望を、1台のマッサージ機で行えるようにして欲しいといった要望も挙がってきている。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、マッサージ機構の位置を切り替え可能とすることで、使用者の脚の長さや背中の大きさに合わせて、マッサージの位置を容易に切り替え、足部~ふくらはぎ~腿部にかけての広範囲の下肢部位、または、首部、肩部、背部、腰部、腰横部、臀部などの広範囲の上側部位を施療対象として、揉みや押圧マッサージを、1台で行うことができるマッサージ機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明にかかるマッサージ機は、下部マッサージ機構と、前記下部マッサージ機構の上方に配備される上部マッサージ機構と、を有し、前記下部マッサージ機構は、前部に使用者が前方から着座して、使用者の腰部、臀部の少なくとも1つ以上を含む「第1施療部」に対してマッサージを受けることが可能な座部を備えるとともに、使用者の下肢の下方側を挿入して当該下肢の下方側である「第2施療部」に対してマッサージを受けることが可能な開口を備え、前記上部マッサージ機構は、下肢の上方側である「第3施療部」、背部
である「第4施療部」、肩部及び首部である「第5施療部」の少なくとも1つ以上をマッサージ可能に構成されていることを特徴とする。
好ましくは、前記上部マッサージ機構は、前記下部マッサージ機構に対して上下方向に移動可能に構成されているとよい。
好ましくは、前記下部マッサージ機構の前部に設けられ、前方から前記座部に着座した使用者の「第1施療部」に対してマッサージを行う第1施療部マッサージ機構と、前記下部マッサージ機構の後部に設けられ、後方から前記開口に挿入した使用者の「第2施療部」に対してマッサージを行う第2施療部マッサージ機構と、前記上部マッサージ機構内に配備され、使用者の「第3施療部」に対してマッサージを行う第3施療部マッサージ機構と、前記第3施療部マッサージ機構を上昇及び下降させる上下移動機構と、を有しているとよい。
好ましくは、前記第3施療部マッサージ機構の後側には、使用者の「第3施療部」を前方から覆う構成とされ且つ、「第3施療部」に対して挟み込んでマッサージを行うマッサージ部材を一対有し、前記マッサージ部材は、後方に延びるように配備されているとよい。
好ましくは、前記マッサージ部材は、基端が使用者の「第3施療部」より前側となるように配備されているとよい。
好ましくは、前記第3施療部マッサージ機構は、回転駆動力を発生する駆動部と、前記駆動部からの回転駆動力により回転する回転軸と、前記回転軸の回転駆動力を前記マッサージ部材の揺動運動に変換する変換部を有し、前記変換部は、前記回転軸に取り付けられ、当該回転軸と供回りをするボス部材と、前記マッサージ部材の基端に設けられ、前記ボス部材を外嵌する環状嵌合部と、を有し、前記ボス部材は、球形状に形成されていて、前記環状嵌合部の内周面は、球形状の前記ボス部材に沿った湾曲面とされているとよい。
好ましくは、前記環状嵌合部の内周面には、内部に向かって突出したピンが取り付けられていて、前記ボス部材の外周には、前記ピンが摺動する軌道が設けられていて、前記軌道は、前記回転軸に対して傾斜して設けられているとよい。
好ましくは、前記上部マッサージ機構の前側には、使用者の「第5施療部」に対してマッサージを行う第5施療部マッサージ機構が設けられているとよい。
好ましくは、前記第5施療部マッサージ機構は、前方に突出したアーム部材を有し、前記アーム部材は、前記マッサージ部材の基端に配備され且つ、先端に施療子を備えているとよい。
好ましくは、前記第2施療部マッサージ機構において、使用者の「第2施療部」を挟み込んだ上で、前記上部マッサージ機構を上方及び下方へ移動させることができる構成とされているとよい。
本発明の最も好ましい形態は、下部マッサージ機構と、前記下部マッサージ機構の上方に配備される上部マッサージ機構と、を有し、前記下部マッサージ機構は、前部に使用者が前方から着座して、使用者の腰部、臀部の少なくとも1つ以上を含む「第1施療部」に対してマッサージを受けることが可能な座部を備えるとともに、使用者の下肢の下方側を
挿入して当該下肢の下方側である「第2施療部」に対してマッサージを受けることが可能な開口を備え、前記上部マッサージ機構は、下肢の上方側である「第3施療部」、背部である「第4施療部」、肩部及び首部である「第5施療部」の少なくとも1つ以上をマッサージ可能に構成されており、前記上部マッサージ機構は、前記下部マッサージ機構に対して上下方向に移動可能に構成されていて、前記下部マッサージ機構の前部に設けられ、前方から前記座部に着座した使用者の「第1施療部」に対してマッサージを行う第1施療部マッサージ機構と、前記下部マッサージ機構の後部に設けられ、後方から前記開口に挿入した使用者の「第2施療部」に対してマッサージを行う第2施療部マッサージ機構と、前記上部マッサージ機構内に配備され、使用者の「第3施療部」に対してマッサージを行う第3施療部マッサージ機構と、前記第3施療部マッサージ機構を上昇及び下降させる上下移動機構と、を有しており、前記第3施療部マッサージ機構の後部側には、使用者の「第3施療部」を前方から覆う構成とされ且つ、「第3施療部」に対して挟み込んでマッサージを行うマッサージ部材を一対有し、前記マッサージ部材は、後方に延びるように配備されていることを特徴とする。
本発明のマッサージ機によれば、マッサージ機構の位置を切り替え可能とすることで、使用者の脚の長さや背中の大きさに合わせて、マッサージの位置を容易に切り替え、足部~ふくらはぎ~腿部にかけての広範囲の下肢部位、または、首部、肩部、背部、腰部、腰横部、臀部などの広範囲の上側部位を施療対象として、揉みや押圧マッサージを、1台で行うことができる。
本発明のマッサージ機の側面図であり、上部マッサージ機構(第3施療部マッサージ機構、第5施療部マッサージ機構)の上下方向の移動の状態を示す図である。 上ケース体を下降させて、上部マッサージ機構(第3施療部マッサージ機構、第5施療部マッサージ機構)を「第1の位置」(低い位置)に切り替えた状態を示す側面図である。 上ケース体を上昇させて、上部マッサージ機構(第3施療部マッサージ機構、第5施療部マッサージ機構)を「第2の位置」(高い位置)に切り替えた状態を示す側面図である。 本発明のマッサージ機を示す前方斜視図であり、上ケース体を下降させて、上部マッサージ機構(第3施療部マッサージ機構、第5施療部マッサージ機構)を「第1の位置」(低い位置)に切り替えた状態を示す図である。 本発明のマッサージ機を示す前方斜視図であり、上ケース体を上昇させて、上部マッサージ機構(第3施療部マッサージ機構、第5施療部マッサージ機構)を「第2の位置」(高い位置)に切り替えた状態を示す図である。 上ケース体を上昇させて、「第2の位置」に切り替えられたときの上部マッサージ機構(第3施療部マッサージ機構、第5施療部マッサージ機構)の概略を示す後方斜視図である。 本発明のマッサージ機の内部構造の概略を示す前方斜視図である(第2の位置)。 第3施療部マッサージ機構のマッサージ部材及びその周辺(変換部など)の構成の概略を示した後方斜視図である。 第2施療部マッサージ機構のマッサージ部材及びその周辺(変換部など)の構成の概略を示した後方斜視図である。
以下、本発明にかかるマッサージ機1の実施形態を、図を参照して説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明を具体化した一例であって、その具体例をもって本発明の構成を限定するものではない。また、図面に関して、見やすくするため、構成部品の一部を省略したり、仮想線などを用いて描いている。
本発明のマッサージ機1の前後及び左右等の方向については、図面に示す通りである。これはマッサージ機1の座部5に着座した使用者(椅子などの着座しマッサージ機1の第2挿入凹部7に下肢Lを挿入した使用者)から見た方向と一致する。以降の説明においては、図面において示す方向を、本発明のマッサージ機1を説明する際の方向とする。
また、本実施形態においては、腰部W~背部B~肩部S~首部N(首筋)にかけての部位を「上体」と呼ぶこととする。その人間の「上体」のうち、上体の上部分を「肩部S」とし、その肩部の上部分を「首部N(首筋)」とし、上体の後部分を「背部B(背中)」とし、その背部Bの下の部位を「腰部W」とし、腰部Wの側方を「腰横部D(体側)」とする。また、腰部Wの下側を「臀部A」とする。
この「腰部W」、「腰横部D(体側)」、「臀部A」など、少なくとも1つ以上を含む部位を、「第1施療部」とする。また、「背部B」を「第4施療部」とする。「肩部S」、「首部N(首筋)」など、少なくとも1つ以上を含む部位を、「第5施療部」とする。
また、本実施形態においては、足部F~ふくらはぎC~腿部Tにかけての部位を下肢Lと呼ぶこととする。その人間の下肢Lのうち、膝部Kより上の部分を「腿部T」とし、膝下であって且つくるぶし(足首)より上の部分を「ふくらはぎC」とし、くるぶしより下(くるぶしも含むものとする)であって且つ、かかとHから足先Eまでの部分を「足部F」とする。
この下肢Lの下方側である、「足部F」、「ふくらはぎC」など、少なくとも1つ以上を含む部位を、「第2施療部」とする。また、下肢Lの上方側である、「膝部K」、「腿部T」など、少なくとも1つ以上を含む部位を、「第3施療部」とする。
本実施形態の下ケース体2には、下部マッサージ機構が格納されている。
下部マッサージ機構は、「第2施療部マッサージ機構8」と、「第1施療部マッサージ機構55」と、を有している。
膝下マッサージ機構8は、ふくらはぎC、足部Fなどの第2施療部に対して、挟み込むように揉むマッサージを行うので、「膝下マッサージ機構8」と呼ぶこともある。また、第1施療部マッサージ機構55は、腰部W、腰横部D(体側)、臀部Aなどの第1施療部や、背部Bの第4施療部に対して、指圧するように押し込むマッサージを行うので、「座部マッサージ機構55」と呼ぶこともある。
本実施形態の上ケース体3には、上部マッサージ機構が格納されている。
上部マッサージ機構は、「第3施療部マッサージ機構9」と、「第5施療部マッサージ機構27」と、を有している。
第3施療部マッサージ機構9は、膝部Kを含む、腿部Tなどの第3施療部に対して、挟
み込むように揉むマッサージを行うので、「膝上マッサージ機構9」と呼ぶこともある。また、第5施療部マッサージ機構27は、背部Bの第4施療部や、肩部S、首部N(首筋)などの第5施療部に対して、指圧するように押し込むマッサージを行うので、「前部マッサージ機構27」と呼ぶこともある。
また、上部のマッサージ位置に関し、例えば、図1の左図、図2に示す位置(を、「第1の位置」とする。この「第1の位置」は、使用者の下肢L1(脚)の長さが比較的に短い場合のふくらはぎC1に対応するように、上ケース体3内の上部マッサージ機構(膝上マッサージ機構9、前部マッサージ機構27)を低い位置に切り替えた位置である。
図1の右図、図3に示す位置を、「第2の位置」とする。この「第2の位置」は、使用者の下肢L2(脚)の長さが比較的に長い場合のふくらはぎC2に対応するように、上ケース体3内の上部マッサージ機構(膝上マッサージ機構9、前部マッサージ機構27)を高い位置に切り替えた位置である。
図1~図9は、本発明にかかるマッサージ機1の概略を示す図である。
本発明にかかるマッサージ機1は、床面Yなどに載置され、椅子などに着座した使用者の左右両方の下肢Lの足部F(足裏U、足の側方、足の甲、かかとHなど)~ふくらはぎCにかけての広範囲の「第2施療部」に対して挟み込むように揉むマッサージと、ふくらはぎCの「第2施療部」や腿部Tなどの「第3施療部」に対して挟み込むように揉むマッサージと、を同時に行えるように構成されている。また、本実施形態のマッサージ機1は、足裏Uや膝部Kなどに対して指圧するように押し込むマッサージを同時に行えるものとなっている。
さらに、本発明のマッサージ機1は、座部5に着座した使用者の臀部A~腰部W~腰横部Dなど「第1施療部」から、背部Bの「第4施療部」にかけての広範囲の部位に対してマッサージを行うことができるとともに、肩部S~首部N(首筋)の「第5施療部」にかけての広範囲の部位に対してマッサージを行うことができるものである。
つまり、本発明のマッサージ機1は、マッサージ位置を変えることにより、使用者の足部F、ふくらはぎC、腿部T、臀部A、腰部W、腰横部D、背部B、肩部Sなどにおける様々な部位(施療部)に対して、マッサージを行うことができるものである。
図1~図9などに示すように、本実施形態のマッサージ機1には、「下肢マッサージエリア」と、「座部マッサージエリア」と、が配設されている。
「下肢マッサージエリア」では、下ケース体2の後側において、使用者の下肢Lの下方側を後方から挿入可能な第2挿入凹部7が形成され、その下肢Lのうち、下方側の足部F~ふくらはぎCなど「第2施療部」に対して挟み込むようにマッサージを行い且つ、上ケース体3の後側において、下肢Lの上方側の腿部Tを後方から挿入可能な第1挿入凹部4が形成され、その腿部Tや膝部Kなどの「第3施療部」に対して挟み込むようにマッサージを行う。
「座部マッサージエリア」では、下ケース体2の前側において、座部5に着座した使用者の臀部A、腰部W、腰横部Dなどの「第1施療部」や、背部Bの「第4施療部」に対して押しながら擦るマッサージを行い且つ、上ケース体3の前側において、背部Bの「第4施療部」や、肩部Sや首部N(首筋)など「第5施療部」に対して押しながら擦るマッサージを行う。
本実施形態のマッサージ機1は、使用者が着座可能とされた下ケース体2と、下ケース体2に配備された上ケース体3と、を有している。上ケース体3には、使用者の腿部Tなどを後方から挿入することができる第1挿入凹部4が設けられている。
下ケース体2の前側には、使用者が着座する座部5と、使用者が凭れ掛かることができる背もたれ部6と、が設けられている。下ケース体2の後側には、使用者の下肢L(足部F、ふくらはぎCなど)を後方から挿入することができる第2挿入凹部7が設けられている。
下ケース体2には、使用者の足部FやふくらはぎCなどを含む第2施療部に対して挟み込むように揉むマッサージを行う膝下マッサージ機構8(第2施療部マッサージ機構8)が収容されている。上ケース体3には、膝下マッサージ機構8がマッサージする部位より
上側の施療部(ふくらはぎCの上側や腿部Tなど)をマッサージする膝上マッサージ機構9(第3施療部マッサージ機構9)が収容されている。膝上マッサージ機構9(上部マッサージ機構)は、上下移動機構10により、上昇及び下降するものとなっている。
さらに、マッサージ機1は、上ケース体3を上昇させて所定の位置に到達したときや、上ケース体3を下方へ移動させている時に妨げられる状況が発生したときに、上下移動機構10を停止させる安全停止機構(図示せず)を有している。
図1~図6などに示すように、上ケース体3は、側面視で前後方向に長尺の部材であって、後方に向かって突出した形状に形成されている。上ケース体3は、内部が空間とされていて、その空間に膝上マッサージ機構9が内蔵されている。また、上ケース体3は、上下移動機構10により、上昇及び下降可能に支持されている。
上ケース体3は、左端部と左右方向中央と右端部のそれぞれが後方に向かって突出した部材である。つまり、上ケース体3は、後方に向かって突出した、左突設部3Lと、右突設部3Rと、中央突設部3Cとを有している。この3つの突設部3L,3R,3Cは、左右方向に一定の間隔を空けて配備され且つ、前側(基端側)において連結されている。すなわち、上ケース体3は、平面視でフォーク形状の部材である。
左突設部3Lと右突設部3Rと中央突設部3Cのそれぞれの内部に、膝上マッサージ機構9の第1マッサージ部材11が配備されている。すなわち、一対の第1マッサージ部材11が、左右方向において、互いに離れて並設されている。また、中央突設部3Cには、膝上マッサージ機構9の第1駆動部12などが収容されている。
なお、使用者が手動で上ケース体3を持ち上げる場合、上ケース体3の左突設部3Lと右突設部3Rは、手で掴むことができる把持部となる。この把持部3L,3Rにより、上部のマッサージ位置を切り替えることができる。
左突設部3Lと中央突設部3Cの間の空間は、第1挿入凹部4Lとされている。また、中央突設部3Cと右突設部3Rの間の空間は、第1挿入凹部4Rとされている。すなわち、第1挿入凹部4L,4Rは、上ケース体3に左右一対互いに離れて並設されている。
第1挿入凹部4は、使用者の左右両方のふくらはぎC又は腿部Tなどを挿入することができるものである。この第1挿入凹部4は、後方、上方、下方へ向けて開放状に設けられている。つまり、第1挿入凹部4は、前方が塞がった形状とされ、膝部Kの前側や腿部Tなどを覆うように形成されている。
なお、左右一対の第1挿入凹部4内には、図示はしないが、弾力性及び柔軟性があり且つ適度な通気性を備えた内張材が設けられている。また、上ケース体3の上面(中央突設部3Cの上面が好ましい)に、マッサージ機1を駆動させたり、停止させたりするスイッチが設けられているとよい。スイッチを上ケース体6の上面に設けることで、使用者から見て常に目視確認できるので視認性が高まる。
ところで、上ケース体3は、例えば、揺動支持機構(図示せず)によって、下ケース体2に対して、左右方向を向く軸心回りに、前後方向に揺動可能に支持されていてもよい。つまり、上ケース体3は、前後方向の揺動に連動して、内蔵する膝上マッサージ機構9(上部マッサージ機構)を前後方向に揺動させる構成としていてもよい。
図1~図8などに示すように、膝上マッサージ機構9は、上ケース体3に収容されていて、ふくらはぎCなどの「第2施療部」や腿部Tなどの「第3施療部」(下肢Lの上側)を側方から挟み込む左右一対の第1マッサージ部材11と、回転駆動力を発生する第1駆動部12と、その第1駆動部12からの回転駆動力により回転する第1回転軸13と、第1回転軸13の回転駆動力を第1マッサージ部材11の揺動運動に変換する第1変換部14と、を有している。
この膝上マッサージ機構9は、上ケース体3に直接取り付けられている。具体的には、膝上マッサージ機構9は、上ケース体3内に設けられた支持部材15に取り付けられていて、上下移動機構10の上方に浮遊状態で支持されている。この膝上マッサージ機構9(上部マッサージ機構)は、上下移動機構10による上ケース体3の上昇及び下降により、上下方向に移動可能となっている。
図6、図7などに示すように、第1マッサージ部材11は、長尺の板材で形成されてい
て、膝上マッサージ機構9の後側に配備されている。第1マッサージ部材11は、ふくらはぎCなどの「第2施療部」、腿部Tなどの「第3施療部」を挟み込むことができるように左右に離間して一対配備されている。第1マッサージ部材11は、ふくらはぎCや腿部Tなどに対して挟み込み(押圧)マッサージ動作を付与するものである。
左外側の第1マッサージ部材11aは、左突設部3L内に配備されている。また、左内側の第1マッサージ部材11bは、中央突設部3C内に配備されている。左内側の第1マッサージ部材11bと、左外側の第1マッサージ部材11aとは、所定の間隔で向かい合うように配備されている。
右外側の第1マッサージ部材11cは、右突設部3R内に配備されている。右内側の第1マッサージ部材11dは、中央突設部3C内に配備されている。右内側の第1マッサージ部材11dと、右外側の第1マッサージ部材11cとは、所定の間隔で向かい合うように配備されている。また、左内側の第1マッサージ部材11bと、右内側の第1マッサージ部材11dは、第1駆動部12を挟むように配備されている。
第1マッサージ部材11は、図2などに示す「第1の位置」のとき、基端が膝部K1より前方に位置し且つ、先端が後方に突出して配備され、ふくらはぎC1の上側、膝部K1の前側、腿部T1などに対してマッサージ動作を付与する。
また、第1マッサージ部材11は、図2などに示す「第2の位置」のとき、基端が膝部K2より上方に位置し且つ、先端が後方に突出して配備され、腿部T2や膝部K2の上側などに対してマッサージ動作を付与する。
左右一対の第1マッサージ部材11に挟まれる位置(基端側)で且つ、第1回転軸13には、図示しないが、押圧部材が配備されていてもよい。押圧部材は、第1回転軸13に回転自在に取り付けられていて、膝部Kを前側から指圧するようにマッサージを行うものである。
押圧部材の外周面には、径方向外側を向いた突起が設けられている。この突起は、膝部Kに対して強く押し込まないように、柔らかい材料で形成されている。また、押圧部材は、偏心回転するローラや突起でもよい。
第1マッサージ部材11と押圧部材とを一組として、この組み合わせが上ケース体3の左右の第1挿入凹部4に対応するように合計二組、設けられている。第1マッサージ部材11がふくらはぎC、腿部Tなどに対して効果的に押圧マッサージを行い且つ、押圧部材が膝部Kに対して効果的に押圧マッサージを一体となって行う。
図7などに示すように、第1駆動部12は、上ケース体3の中央突設部3C内に収容されていて、第1回転軸13を回転させて、第1マッサージ部材11を駆動するものである。第1駆動部12は、回転駆動力を出力する駆動モータ16と、その回転駆動力を所定の速度に減速して第1回転軸13に伝達するギアケース17と、を有している。
駆動モータ16は、左右二組の第1マッサージ部材11の間、すなわち膝上マッサージ機構9の中央に配備されている。その駆動モータ16は、出力軸が前方を向くように配備されている。ギアケース17は、駆動モータ16の前側に配備されている。ギアケース17には、第1回転軸13が左右方向に貫通して配備されている。また、ギアケース17には、複数のギアが内蔵されていて、駆動モータ16の出力軸からの回転駆動力を減速して第1回転軸13に伝達する。
第1回転軸13は、軸心が左右方向を向き且つ、上ケース体3内において左突設部3Lから右突設部3Rに掛け渡されるように配備されている。つまり、第1回転軸13は、左突設部3L内の支持部材23Lと、右突設部3R内の支持部材23Rとにより回転自在に支持されている。第1回転軸13は、長手方向中途部が第1駆動部12のギアケース17に対して貫通した状態で配備されている。第1回転軸13は、第1駆動部12からの回転駆動力により回転する。
第1変換部14は、第1回転軸13に取り付けられ、当該第1回転軸13と供回りをする第1回転ボス部18と、第1マッサージ部材11の基端側に設けられ、第1回転ボス部18に相対回転自在な状態で外嵌する第1環状嵌合部19と、第1マッサージ部材11が第1回転軸13との同伴回転することを規制する第1規制部20と、を有している。
第1回転ボス部18は、球形状に形成されている。第1回転ボス部18の外周には、溝状の軌道24が設けられている。軌道24は、第1回転ボス部18の外周を周回するように形成されている。
軌道24には、第1環状嵌合部19の内側に取り付けられたピン部材26が摺動する。軌道24は、第1回転軸13の軸心に対して傾斜して設けられている。これにより、第1回転ボス部18は、第1回転軸13の軸心に対して傾斜回転する。
この第1回転ボス部18(軌道24)の傾きは、上ケース体3内に配備された一対の第1マッサージ部材11の間において、相対逆向き(例えば、平面視でV字状)に、互いに傾斜している。なお、第1回転ボス部18(軌道24)の傾きについては、適宜変更可能である。
第1環状嵌合部19は、内周面が球形状の第1回転ボス部18に沿った湾曲面25とされている(図8の一点破線)。第1環状嵌合部19は、内周面が第1回転ボス部18の外周と同じ曲率の面形状とされている。
第1環状嵌合部19の内周面には、内部に向かって突出したピン部材26が取り付けられている。本実施形態においては、第1環状嵌合部19が分割体となっていて、その内部にピン部材26が嵌め込まれるように取り付けられている(図8の二点破線)。
ピン部材26は、第1回転軸13により第1回転ボス部18が回転すると、軌道24内を摺動し、第1環状嵌合部19が第1回転ボス部18の周りを摺動する。これにより、第1回転軸13の回転駆動力が揺動運動に変換されて、第1マッサージ部材11が左右方向に揺動する。このように、第1環状嵌合部19が外嵌する第1回転ボス部18の回転(傾斜回転)により、第1マッサージ部材11は揺動運動をする。
第1規制部20は、第1環状嵌合部19の基端側に配備されている。第1規制部20は、第1環状嵌合部19(第1マッサージ部材11の基端)に設けられた第1規制ピン21と、上ケース体3内に設けられ、第1規制ピン21が摺動自在に嵌り込む第1規制溝22と、を有している。
第1規制ピン21は、円柱状の部材である。第1規制ピン21は、第1環状嵌合部19から上方向に突設されるとともに、下方向に突設されている。第1規制溝22は、円筒状に形成されている。第1規制溝22は、第1規制ピン21に対応するように、上ケース体3内の上側と下側にそれぞれ設けられている。
図6、図7に示すように、第1規制ピン21は、第1規制溝22内で略上下方向軸心回りに回転する。これにより、第1環状嵌合部19が第1回転ボス部18に対して供回りすることを規制する。
なお、膝上マッサージ機構9としては、様々な装置構成が採用可能である。また、膝上マッサージ機構9は、左右方向を向く第1回転軸13の軸心回りに揺動可能に支持されていてもよい。
図1~図8などに示すように、膝上マッサージ機構9(第3施療部マッサージ機構9)の前側には、使用者の背部Bの「第4施療部」、肩部S及び首部N(首筋)などの「第5施療部」に対してマッサージを行う第5施療部マッサージ機構27(前部マッサージ機構27)が設けられている。この第5施療部マッサージ機構は、上部マッサージ機構の前側に設けられていると言える。
前部マッサージ機構27は、上ケース体3から前方に突出した前部アーム部材28と、その前部アーム部材28の先端に設けられている前部施療子29と、を有している。
前部アーム部材28は、内側の第1マッサージ部材11の基端に取り付けられている。前部アーム部材28は、上ケース体3に設けられた孔部30から前方で且つ斜め上方を向いて突出して設けられている。前部アーム部材28は、内側の第1マッサージ部材11が左右方向に揺動すると、それに伴って左右方向に揺動する。
前部施療子29は、球形状に形成されていて、前方で且つ斜め上方を向いて突出状に、前部アーム部材28の先端に設けられている。前部施療子29は、前部アーム部材28が左右方向に揺動すると、その揺動に伴って左右方向に揺動する。
この前部施療子29は、「第1の位置」のとき、使用者の背部B(第4施療部)に接触
する位置に配備される。また、前部施療子29は、「第2の位置」のとき、肩部Sや首部Nなど(第5施療部)に接触する位置に配備される。前部施療子29は、背部B、肩部S、首部Nなどに沿って滑らかに移動する。
前部マッサージ機構27は、「座部マッサージエリア」において、内側の第1マッサージ部材11と共に前部アーム部材28が揺動することにより、前部施療子29が使用者の背部B、肩部S、首部Nなどに対して、後方から前方に向かって指圧するように、押しながら擦るマッサージを行うこととなる。
なお、前部アーム部材28と、前部施療子29に関し、例えば、背部B、肩部S、首部Nなどへの押し込みが強くなりすぎないように、負荷を逃がして、押し込みを少し弱めて背部B、肩部S、首部Nなどに対して痛みを抑えるものとするとよい。つまり、所定以上の負荷がかかった場合に負荷を逃がし、負荷がなくなると反発力で元に戻るように構成し、前部アーム部材28などの損傷を防止するものされているとよい。
また、本実施形態においては、前部アーム部材28は、内側の第1マッサージ部材11の基端に取り付けているが、その取り付け位置などについては、適宜変更可能である。
なお、本実施形態の膝上マッサージ機構9(第3施療部マッサージ機構9)には、一対の第1マッサージ部材11の幅を調整することができる幅調整機構が備えられていてもよい。幅調整機構は、図示はしないが、例えば、第1マッサージ部材11の基端に設けて置き、第1回転ボス部18が第1回転軸13上を左右方向に移動可能な構成とする。その第1回転ボス部18が第1回転軸13上を左右方向に移動することにより、第1マッサージ部材11が左右方向に移動することとなる。これにより、一対の第1マッサージ部材11の幅を任意で調整することが可能となる。このような幅調整機構を備えることにより、ふくらはぎCや腿部Tが細かったり、大きかったりといった下肢Lの形状(大きさ)に対応することができる。また、足部Fの形状(大きさ)にも個人差があるので、後述する膝下マッサージ機構8(第2施療部マッサージ機構8)の第2マッサージ部材39に幅調整機構を備えていてもよい。
図1~図8などに示すように、本実施形態のマッサージ機1には、上ケース体3及び膝上マッサージ機構9(上部マッサージ機構)を、使用者の背部Bに沿わせて上下方向に移動させる上下移動機構10が、配備されている。上下移動機構10は、下ケース体2の後方に設けられ、その下ケース体2に対して上ケース体3を上下方向に出退自在となるように、移動させる。
具体的には、上下移動機構10は、膝上マッサージ機構9などを上下方向に移動させる駆動力を発生する昇降駆動部と、軸心が左右方向を向くように設けられている昇降軸31と、上ケース体3の下方に設けられ、膝上マッサージ機構9などを上下方向に移動させる昇降手段32と、を有している。
昇降駆動部(図示せず)は、昇降軸31を回転させて、膝上マッサージ機構9(第3施療部マッサージ機構9)などを上下方向に移動させる駆動力を出力し、その駆動力を昇降手段32に伝達するものである。昇降駆動部は、例えば、駆動力(回転駆動力)を出力する昇降モータと、その回転駆動力を所定の速度に減速して昇降軸31に伝達するギアケースと、を有している。昇降モータの出力軸は、ギアケース内に挿入されている。ギアケースには、昇降軸31が貫通した状態で具備される。
昇降軸31は、軸心が左右方向を向き且つ、昇降手段32を構成する左スライダー34Lから右スライダー34Rに掛け渡されるように配備されている。この昇降軸31は、ギアケースに対して貫通した状態で配備されている。昇降軸31には、昇降モータからの回転駆動力がギアケースを介して伝達される。
昇降手段32は、下ケース体2の内部の左端及び右端にそれぞれ配備されている。昇降手段32は、断面が凹形状で上下方向に連続した案内レール33と、案内レール33に上下方向に移動可能に嵌合するスライダー34と、歯が前方向を向いて配備されているラックギア35と、ラックギア35上を回転して上下方向に移動するピニオンギア36と、を有している。
案内レール33は、下ケース体2の側方に取り付けられている。案内レール33は、凹
形状に形成された部材であり、スライダー34を上下方向に案内する。また、案内レール33は、スライダー34を支持する支持部材となっている。
本実施形態においては、案内レール33の長さは、スライダー34より短いものとなっている。案内レール33は、下ケース体2の左端に取り付けられた左案内レール33Lと、下ケース体2の右端に取り付けられた右案内レール33Rとからなる。
スライダー34は、上ケース体3の下端から下方に向かって突設された柱状の部材である。本実施形態においては、スライダー34の長さは、案内レール33より長いものとなっている。
長尺のスライダー34は、案内レール33に沿って案内されることにより、上下方向に移動する。スライダー34は、上ケース体3の下端の左側から下方に立設された左スライダー34Lと、上ケース体3の下端の右側から下方に立設された右スライダー34Rからなる。
ラックギア35は、スライダー34の前面に上下方向に長く形成されている。つまり、ラックギア35は、縦方向に長い歯である。ラックギア35は、スライダー34と同様に長いものであり、スライダー34の前面の上下に亘って形成されている。ラックギア35は、左スライダー34Lの前面に形成されたラックギア35Lと、右スライダー34Rの前面に形成されたラックギア35bからなる。
ピニオンギア36は、スライダー34の前側に配備されていて、そのスライダー34に設けられたラックギア35に歯合している。ピニオンギア36Lは、昇降軸31の左端部に取り付けられていて、ラックギア35Lと噛み合っている。また、ピニオンギア36Lは、左案内レール33Lの前側に設けられた窪み部に回転可能に装入されている。
ピニオンギア36Rは、昇降軸31の右端部に取り付けられていて、ラックギア35Rと噛み合っている。また、ピニオンギア36Rは、右案内レール33Rの前側に設けられた窪み部に回転可能に装入されている。
なお、スライダー34やピニオンギア36などが案内レール33から脱落することを防止するため、その案内レール33を外側から覆うカバー部材37が取り付けられている。
また、上下移動機構10については、本実施形態で例示した構成に限定されない。
また、上下移動機構10には、昇降軸31の回転角度を検出する軸角度検出部(図示せず)と、上ケース体3(膝上マッサージ機構9)の上昇又は下降の限界位置を検出する位置検出部(図示せず)と、軸角度検出部及び/又は位置検出部の検出結果を基に、上ケース体3の上昇又は下降を停止させる停止部(図示せず)が備えられている。
軸角度検出部は、昇降軸31に取り付けられているとよい。なお、軸角度検出部としては、例えば、ロータリーエンコーダなどを採用するとよい。
上ケース体3を上下方向に移動させている時において、昇降軸31の回転角度が予め決められた回転角度になると、軸角度検出部により上ケース体3の位置が検出され、その検出結果に基づいて停止部が昇降軸31の回転を停止し、予め決められた位置で上ケース体3の上下方向の移動を停止する。
位置検出部は、例えば、案内レール33に取り付けられているとよい。なお、位置検出部としては、例えば、リミットスイッチなどを採用するとよい。
ピニオンギア36がラックギア35上を走行して到達可能な最上端又は最下端に到達したとき、位置検出部により上ケース体3の位置が検出されると、その検出結果に基づいて停止部が昇降軸31の回転を停止し、上ケース体3の上昇又は下降を停止する。
ここで、上下移動機構10の動作について述べる。
昇降モータからの回転駆動力がギアケースに入力されると、ギアケース内で昇降軸31に伝達される。伝達された回転駆動力により昇降軸31が回転すると、その昇降軸31の左右端部のピニオンギア36L,36Rがラックギア35L,35R上を走行する。つまり、ピニオンギア36とラックギア35により、昇降軸31の回転駆動力が上下方向の運動に変換される。
左右のスライダー34L,34Rは、左右の案内レール33L,33Rに案内されて上昇又は下降する。例えば、左右のスライダー34L,34Rの上昇により、上ケース体3
(膝上マッサージ機構9)が上方向に移動する。また、左右のスライダー34L,34Rの下降により、上ケース体3が下方向に移動する。
ピニオンギア36がラックギア35の最下端に到達すると、位置検出部が最下端の位置を検出する。停止部は、位置検出部の検出結果に基づき、下ケース体2に近づいている上ケース体3(膝上マッサージ機構9)の下降を停止する。つまり、図1の左図、図2、図4などに示す「第1の位置」に移行する。
次に、例えばピニオンギア36がラックギア35の上下方向中央に到達すると、軸角度検出部が予め決められた位置に到達したことを検出する。停止部は、位置検出部の検出結果に基づき、上ケース体3(膝上マッサージ機構9)の上下方向の移動を停止する。
さらに、ピニオンギア36がラックギア35の最上端に到達すると、位置検出部が最上端の位置を検出する。停止部は、位置検出部の検出結果に基づき、下ケース体2から遠ざかっている上ケース体3(膝上マッサージ機構9)の上昇を停止する。つまり、図1の右図、図3、図5などに示す「第2の位置」に移行する。
このような構成及び動作により、上下移動機構10は、上ケース体3(膝上マッサージ機構9)を上下方向に移動自在に支持する。
さらに、本実施形態のマッサージ機1には、上ケース体3を上下方向へ移動させている時に妨げられる状況(例えば、上ケース体3が下降できなくなるような負荷)が発生したとき、上下移動機構10を直ちに停止させる安全停止機構(図示せず)が備えられているとよい。
安全停止機構は、上ケース体3の上下移動が妨げられる状況を検出し、その検出結果を基に、上下移動機構10を停止させる。この安全停止機構の検出部としては、例えば、リミットスイッチなどを採用するとよい。また、安全停止機構においては、急激な衝撃が発生したとき、その衝撃を緩和し、リミットスイッチの損傷を防ぐ装置を備えるとよい。
なお、「上ケース体3の上下移動が妨げられる状況」とは、例えば、下降する上ケース体3と下ケース体2との間に異物が存在した(例えば、使用者以外(子供等)の手の存在により挟み込みが発生した)といったような、外部から所定より超える負荷(上方に押されるような負荷)がかかる状況や、上ケース体3を上方へ移動させている時に妨げられる状況(例えば、上ケース体3が上昇できなくなるような負荷)が発生した状況などである。
また、安全停止機構は、下降する上ケース体3と下ケース体2との距離を検出していてもよい。つまり、安全停止機構は、上ケース体3と下ケース体2との距離が把握できる構成とするとよい。さらに、安全停止機構は、上ケース体3の揺動時に妨げられる状況が発生したとき、揺動支持機構を停止させるようにしてもよい。
上記の安全停止機構により、子供等の手などの挟み込みを防ぎ、上ケース体3及び膝上マッサージ機構9(上部マッサージ機構)にかかる負荷を回避することができる。
ここで、本発明のマッサージ機1を構成する上ケース体3(膝上マッサージ機構9、前部マッサージ機構27など)の上下方向の移動、すなわち「第1の位置」及び「第2の位置」について、図面を参照しながら説明する。
なお、下ケース体2、膝下マッサージ機構8(第2施療部マッサージ機構8)、座部マッサージ機構55(第1施療部マッサージ機構55)などの構成については、後ほど説明する。
はじめに、「第1の位置」における上ケース体3の状態について、図1の左図、図2、図4などに基づいて説明する。なお、「第1の位置」は、上ケース体3が低い位置にあり、例えば、体型が小さめの使用者の下肢L1に対応可能である。
例えば、図1の左図、図2、図4などに示す「第1の位置」のとき、上ケース体3は、下ケース体2の直上において、本体が略水平方向で且つ、先端側が後方向へ突出するように配備されている。
なお、上ケース体3には第1挿入凹部4が設けられていて、その第1挿入凹部4は、後方、上方、下方が開放された状態となっている。また、下ケース体2には、第2挿入凹部7が設けられていて、その第2挿入凹部7は、後方が開放された状態となっている。使用
者は、上ケース体3の第1挿入凹部4に、下肢L1のふくらはぎC1を挿入すると共に、下ケース体2の第2挿入凹部7に足部F1を挿入する。
詳しくは、図2に示すように、ふくらはぎC1は、上ケース体3により前方から覆われ且つ、膝上マッサージ機構9の第1マッサージ部材11により、挟み込まれる。第1マッサージ部材11は、「第1の位置」において、第1挿入凹部4内に挿入されたふくらはぎC1に対して、外側から押し込むように挟み込む、押圧マッサージ動作を付与する。
なお、使用者のふくらはぎC1の大きさによって、第1マッサージ部材11が押圧する長手方向における位置は異なる。また、膝上マッサージ機構9は、上下移動機構10により停止(固定)されている。
一方で、足部F1は、膝下マッサージ機構8の第2マッサージ部材39により、挟み込まれる。第2マッサージ部材39は、「第1の位置」において、第2挿入凹部7内に挿入された足先EからかかとHまでの足部F1に対して、外側から押し込むように挟み込む、押圧マッサージ動作を付与する。
ところで、「第1の位置」すなわち上ケース体3を下降させた場合において、使用者が座部5に着座し、背もたれ部6に凭れ掛かったとき、前部マッサージ機構27は、前部施療子29が背部Bに対して、後方から前方に向かって指圧するように、押しながら擦るマッサージを行う。
また、座部マッサージ機構55は、後方マッサージ部56の後部施療子61が背部B、腰部Wなどに対して、後方から前方に向かって指圧するように、押しながら擦るマッサージを行い、側方マッサージ部57の側部施療子64が腰横部D(体側)などに対して、外側から内側に向かって押し込む「押込マッサージ」を行い、下方マッサージ部58の下部施療子67が臀部Aなどに対して、下方から上方に向かって指圧するように、押しながら擦るマッサージを行う。
次に、「第2の位置」における上ケース体3の状態について、図1の右図、図3に基づいて説明する。なお、「第2の位置」は、例えば、上ケース体3が高い位置にあり、体型が大きめの使用者の下肢L2に対応可能である。
例えば、図1の右図、図3に示す「第2の位置」のとき、上ケース体3は、上下移動機構10により、下ケース体2から所定の高さだけ上方へ移動し、その位置において、略水平方向で且つ、先端側が後方向へ突出するように配備されている。なお、上ケース体3の第1挿入凹部4は、後方、上方、下方が開放された状態となっている。使用者は、上ケース体3の第1挿入凹部4に、下肢L2の腿部T2を挿入すると共に、下ケース体2の第2挿入凹部7に足部F2、ふくらはぎC2を挿入する。
詳しくは、図3に示すように、腿部T2は、上ケース体3により前方から覆われ且つ、膝上マッサージ機構9の第1マッサージ部材11により、挟み込まれる。第1マッサージ部材11は、「第2の位置」において、第1挿入凹部4内に挿入された腿部T2に対して、外側から押し込むように挟み込む、押圧マッサージ動作を付与する。
なお、使用者の腿部T2の大きさによって、第1マッサージ部材11が押圧する長手方向における位置は異なる。また、膝上マッサージ機構9は、上下移動機構10により停止(固定)されている。
一方で、足部F2、ふくらはぎC2は、膝下マッサージ機構8の第2マッサージ部材39により、挟み込まれる。第2マッサージ部材39は、「第2の位置」において、第2挿入凹部7内に挿入された足先EからかかとHまでの足部F2、ふくらはぎC2に対して、外側から押し込むように挟み込む、押圧マッサージ動作を付与する。
ところで、「第2の位置」すなわち上ケース体3を上昇させた場合において、使用者が座部5に着座し、背もたれ部6に凭れ掛かったとき、前部マッサージ機構27は、前部施療子29が肩部S、首部N(首筋)などに対して、後方から前方に向かって指圧するように、押しながら擦るマッサージを行う(図6を参照)。
また、座部マッサージ機構55は、後方マッサージ部56の後部施療子61が背部B、腰部Wなどに対して、後方から前方に向かって指圧するように、押しながら擦るマッサージを行い、側方マッサージ部57の側部施療子64が腰横部D(体側)などに対して、外
側から内側に向かって押し込む「押込マッサージ」を行い、下方マッサージ部58の下部施療子67が臀部Aなどに対して、下方から上方に向かって指圧するように、押しながら擦るマッサージを行う。
このように、上ケース体3を上昇させたり、下降させたりすることによって、膝上マッサージ機構9を任意の位置(例えば、「第1の位置」や「第2の位置」)に動かすことができるようになるので、上部のマッサージ位置を容易に切り替えることができる。
なお、マッサージ位置については、「第1の位置」や「第2の位置」などは例であり、これらの位置に限定されない。
つまり、本発明のマッサージ機1は、例えば、図1の左図や図2などに示す「第1の位置」のとき、「下肢マッサージエリア」において、左右の第1挿入凹部4に、体形が小さめ(脚が短め)の使用者の左右の腿部T1を嵌め入れるとともに、左右の第2挿入凹部7に、足部F1~ふくらはぎC1を嵌め入れて、マッサージを受けることができる。
また、図4に示す「第1の位置」のとき、「座部マッサージエリア」においては、座部5に着座し背もたれ部6に凭れ掛かって、背部B~臀部Aにかけてマッサージを受けることができる。
また、本発明のマッサージ機1は、例えば、図1の右図や図3などに示す「第2の位置」のとき、左右の第1挿入凹部4に対して、体型が大きめ(脚が長め)の使用者の左右の腿部T2を嵌め入れとともに、左右の第2挿入凹部7に、足部F2~ふくらはぎC2を嵌め入れて、マッサージを受けることができる。
また、図5、図6などに示す「第2の位置」のとき、「座部マッサージエリア」においては、座部5に着座し背もたれ部6に凭れ掛かって、肩部Sや首部N(首筋)~背部B~臀部Aにかけてマッサージを受けることができる。
なお好ましくは、上ケース体3(膝上マッサージ機構9)を上昇させるとき、下ケース体2の第2挿入凹部7に挿入された足部Fが浮き上がろうとするので、一対の第2マッサージ部材39で足部Fを押さえ込んで固定する構成を備えることがよい。これにより、足部Fは浮き上がることはない。
膝下マッサージ機構8において、使用者の「第2施療部」を挟み込んだ上で、膝上マッサージ機構9を上方及び下方へ移動させることができる構成とされているとよい。
すなわち、第2マッサージ部材39で使用者の足を挟み込むことで、第1マッサージ部材11を「第1の位置」から「第2の位置」に移動させたとしても、下肢L2が浮き上がるなどの不都合を効果的に回避できるようになる。
また、上ケース体3の上昇と下降に関し、上下移動機構10に、上ケース体3を自動で上昇と下降を行うことができる機構(詳細は後述)を備えるようにしてもよい。これにより、下肢L(脚)の長さ(特に膝下)が短い場合でも長い場合でも、それぞれの使用者の下肢L(脚)の長さに容易に対応することができるようになる。また、体型が大きい場合でも小さい場合でも、また、所望の部位にマッサージをしたい場合でも容易に対応することができるようになる。
また例えば、「第1の位置」~「第2の位置」の間を往復するように、上ケース体3の上昇と下降を繰り返し行って、ふくらはぎCから腿部Tの間、又は、肩部Sや首部N(首筋)~背部Bを連続してマッサージを行う構成を採用してもよい。これにより、足部Fに加えて、ふくらはぎCから腿部Tまで、又は、肩部Sや首部N(首筋)~背部Bまでに対してマッサージ動作を付与することができるようになる。
また、第2マッサージ部材39で使用者の足部Fを挟み込んだ状態で、第1マッサージ部材11を「第2の位置」から「第1の位置」に移動(下降)させた場合、押圧マッサージ部材43の施療子46により、足裏Uに対して効果的なツボ押しマッサージが行えることとなる。
なお、足裏Uへのツボ押し刺激が強すぎる場合は、第1マッサージ部材11が「第2の位置」から「第1の位置」に移動(下降)するのに連動して、押圧マッサージ部材43の施療子46を下方に引っ込めるなどの措置を講じることは非常に好ましい。
以下に、下ケース体2、膝下マッサージ機構8の構成について、図面を参照しながら説
明する。
図1~図5などに示すように、下ケース体2は、前側から見ると、上下方向に対して左右方向に長い長方形或いは正方形に形成された筐体である。この下ケース体2は、床面Yに載置可能なものである。下ケース体2の側面には、使用者が把持可能な取手部68が設けられている。下ケース体2内の底部には、本実施形態のマッサージ機1を制御する制御部69が配備されている。制御部69は、上部マッサージ機構(膝上マッサージ機構9、前部マッサージ機構27)、上下移動機構10、下部マッサージ機構(膝下マッサージ機構8、座部マッサージ機構55)、加熱装置54などを制御する。
また、下ケース体2には、一対の第2挿入凹部7(開口)が左右に離れて並設されている。第2挿入凹部7は、下ケース体2の後方側に形成されていて、後方及び上方へ向けて開放状に形成されている。つまり、左右一対の第2挿入凹部7に、上下方向に長い開口となっていて、左右の下肢L(ふくらはぎC~足部F、第2施療部)を嵌め入れることができるようになっている(本実施形態の場合は、後方側から嵌め入れ可能となっている)。なお、第2挿入凹部7の内部には、内張材(図示せず)が設けられている。
支持部材38a,38bは、下ケース体2の内部において、膝下マッサージ機構8を底面から浮いたような状態で支持する。支持部材38aは、下ケース体2の内部の左右両端に取り付けられ且つ、膝下マッサージ機構8に備えられた第2回転軸40の左右両端を回転自在に支持する。支持部材38bは、下ケース体2の内部中央に取り付けられ且つ、第2回転軸40が貫通している第2駆動部41のギアケース48を支持する。
図1~図9などに示すように、膝下マッサージ機構8は、「下肢マッサージエリア」において、使用者の下肢Lの下方側(ふくらはぎCや足部Fなど)の「第2施療部」に対して、挟み込むように揉む「揉みマッサージ」を行う。
この膝下マッサージ機構8は、「第2施療部」を挟み込むように左右に離間して配備され、その「第2施療部」に対して揉みマッサージ動作を付与する左右一対の第2マッサージ部材39と、軸心が水平方向を向くように配備され且つ、第2マッサージ部材39の基端側を左右方向に亘って貫通するように設けられた第2回転軸40と、その第2回転軸40を回転駆動させる第2駆動部41と、第2マッサージ部材39の基端側に設けられていて、第2回転軸40の回転駆動力を第2マッサージ部材39の揺動運動に変換する第2変換部42と、を有している。
また、このマッサージ機1は、土踏まずなどの足裏Uに対して、指圧するような振動及び押圧マッサージも行える押圧マッサージ部材43も有している。
第2マッサージ部材39は、基端側から前方に突出状に設けられた水平マッサージ部材44(前方延設部)と、基端側から上方に突出状に設けられた垂直マッサージ部材45(上方延設部)と、を有する。
本実施形態においては、第2マッサージ部材39は、ふくらはぎCから足部Fへとつながる下肢Lの下方側(第2施療部)に沿うように、側面視で略L字形状(ブーツ形状)に形成されたものである。この第2マッサージ部材39は、第2挿入凹部7内に配備されている。
水平マッサージ部材44は、下ケース体2内において左右一対配備され、第2マッサージ部材39の基端側から、略水平方向で且つ前方向へ突出するように配備されている。水平マッサージ部材44は、足部Fを側方から覆う形状とされていて、前端側は足先Eを覆い、後端側はかかとHを覆うものとなっている。水平マッサージ部材44は、第2挿入凹部7内に挿入された足部Fに対して、外側及び内側から押すように挟み込むマッサージ動作を付与する。
垂直マッサージ部材45は、下ケース体2内において左右一対配備され、第2マッサージ部材39の基端側から、略垂直方向で且つ上方へ立ち上がるように配備されている。垂直マッサージ部材45は、ふくらはぎCを側方から覆う形状とされている。垂直マッサージ部材45は、第2挿入凹部7内に挿入されたふくらはぎCに対して、外側及び内側から押すように挟み込むマッサージ動作を付与する。
本実施形態の第2マッサージ部材39の基端(屈曲部位)には、第2回転軸40の回転
駆動力を第2マッサージ部材39の揺動運動に変換する第2変換部42が設けられている。つまり、本実施形態の水平マッサージ部材44と垂直マッサージ部材45は、第2変換部42を間に介して、連結されている。
第2マッサージ部材39は、下肢Lに対して外方向に押し込む、内側の第2マッサージ部材39aと、その内側の第2マッサージ部材39aと向かい合い、下肢Lに対して内方向に押し込む、外側の第2マッサージ部材39bと、を有している。
内側の第2マッサージ部材39aは、足部Fの内側(親指側)に接触するように配備され、足部Fの内側に対して外方向に押し込む水平マッサージ部材44aと、ふくらはぎCの内側に接触するように配備され、ふくらはぎCの内側に対して外方向に押し込む垂直マッサージ部材45aと、を有している。
外側の第2マッサージ部材39bは、足部Fの外側(小指側)に接触するように配備され、足部Fの外側に対して内方向に押し込む水平マッサージ部材44bと、ふくらはぎCの外側に接触するように配備され、ふくらはぎCの外側に対して内方向に押し込む垂直マッサージ部材45bと、を有している。
一対の水平マッサージ部材44a,44bとの近接離反と、一対の垂直マッサージ部材45a,45bとの近接離反を交互に繰り返すことにより、一対の第2マッサージ部材39a,39b、足部FからふくらはぎCの下肢L(第2施療部)に対して挟み込むように揉む「揉みマッサージ」を行う。また、押圧マッサージ部材43は、水平マッサージ部材44aと供に動くので、施療子46が一定の間隔で足裏Uに対して押し込み押圧マッサージを行う。
図7に示すように、第2回転軸40は、軸心が水平方向を向くように1つ配備されている。第2回転軸40は、左右一対の第2マッサージ部材39の基端側を左右方向に亘って、貫通するように設けられている。第2回転軸40は、ベアリング(図示せず)を介して支持部材38a,38bにより支持されている。
第2回転軸40は、側面視で、「座部マッサージエリア」と「下肢マッサージエリア」との間に、配備されている。すなわち、第2回転軸40より前方が「座部マッサージエリア」とされ、第2回転軸40より後方が「座部マッサージエリア」とされている。
水平マッサージ部材44には、土踏まずなどの足裏Uに対して、押圧マッサージ動作を付与する押圧マッサージ部材43が設けられている。この押圧マッサージ部材43は、第2挿入凹部7に挿入された足部Fの足裏Uに対応するように、一方側から他方側へ向かって延びるアーム状に形成されている。
押圧マッサージ部材43の先端には、球形状の施療子46が取り付けられている。施療子46は、足裏Uに対して、例えば親指などで強く押し込むような、押圧マッサージ動作を付与する。
押圧マッサージ部材43は、水平マッサージ部材44が足部Fを側方から挟み込むマッサージ動作に連動して、施療子46を足裏Uに近接させて、上方へ押し込みながら押圧し、その後足裏Uから離反する動作を繰り返し行う。
図7、図9などに示すように、第2駆動部41は、回転駆動力を出力し、第2回転軸40を回転させる。この回転駆動力は、第2変換部42で第2回転軸40の回転駆動力を揺動動作に変換され、水平マッサージ部材44と垂直マッサージ部材45からなる第2マッサージ部材39をマッサージ動作させる。
第2駆動部41は、回転駆動力を発生する駆動モータ47と、その回転駆動力を所定の速度に減速して、回転軸40に伝達するギアケース48と、を有している。この第2駆動部41は、支持部材38bに支持されている。
駆動モータ47は、下ケース体2内の略中央に配備されている。つまり、駆動モータ47は、左右の内側第2マッサージ部材39aの間(下ケース体2内の略中央)に配備されている。本実施形態では、駆動モータ47は、一つ備えられている。駆動モータ47の下方には、ギアケース48が配備されている。
ギアケース48には、駆動モータ47の出力軸が挿入され、複数のギアが格納されている。また、ギアケース48には、第2回転軸40が左右方向に貫通している。つまり、駆
動モータ47の回転駆動力は、ギアケース48に入力されると、所定の速度に減速されて第2回転軸40に伝達される。
第2変換部42は、第2回転軸40の回転駆動力を、第2マッサージ部材39の揺動運動(近接離反動作)に変換するものである。本実施形態においては、第2変換部42は、略L字形状(ブーツ形状)に形成された第2マッサージ部材39の屈曲部位(基端)に配備されている。
第2変換部42は、第2回転軸40に取り付けられ且つ、その第2回転軸40と一体回転する第2回転ボス部49と、第2マッサージ部材39の基端側に設けられ且つ、第2回転ボス部49に外嵌する第2環状嵌合部50と、第2マッサージ部材39が第2回転軸40との同伴回転することを規制する第2規制部51と、を有している。
第2回転ボス部49の外周面には、カム面52が設けられている。本実施形態のカム面52は、第2回転軸40に対して傾斜している。すなわち、第2回転ボス部49は、第2回転軸40の軸心に対して傾斜回転する。
この第2回転ボス部49(カム面52)の傾きは、下ケース体2内に配備された一対の第2マッサージ部材39a,39b間において、相対逆向き(例えば、正面視でV字状)に、互いに傾斜している。なお、第2回転ボス部49(カム面52)の傾きについては、適宜変更可能である。
第2環状嵌合部50は、第2マッサージ部材39の基端側に形成されていて、第2回転ボス部49を相対回転自在な状態で外嵌する。本実施形態においては、第2環状嵌合部50は、ベアリング70を介して、第2回転ボス部49を外嵌する。第2マッサージ部材39は、第2環状嵌合部50が外嵌する第2回転ボス部49の傾斜回転により、揺動運動をする。
第2規制部51は、第2環状嵌合部50が第2回転ボス部49に対して供回りすることを規制する。第2規制部51は、第2環状嵌合部50の前方に設けられている。第2規制部51は、第2環状嵌合部50から前方向に突設された規制ピン53と、下ケース体2内に設けられ、第2規制ピン53が左右方向に摺動自在に嵌り込む第2規制溝と、を有している。
以上の構成を有する第2変換部42が、第2回転軸40の回転駆動力を第2マッサージ部材39の揺動運動に変換することにより、左右一対の水平マッサージ部材44が足部Fに対して挟み込みマッサージを付与するとともに、左右一対の垂直マッサージ部材45が倒れ込むことによりふくらはぎCに対して挟み込みマッサージを付与する。なおこのとき、押圧マッサージ部材43は、水平マッサージ部材44の動作とともに揺動し、足裏Uに対して上方に向かって指圧するような押圧マッサージ動作を付与する。
さらに、本実施形態のマッサージ機1には、下ケース体2内を温めて、下肢L(第2施療部)に対して、温熱マッサージを行う加熱装置54が備えられている。加熱装置54としては、下ケース体2内の空気を温める温熱ヒータ(例えば、PTCヒータなど)が挙げられる。温熱ヒータで暖められた温風が下ケース体2の内部で拡散されることにより、第2マッサージ部材39の近傍を暖められるので、足部Fなどに対して温熱マッサージが行われる。
さて、本実施形態においては、下ケース体2の前側(「下肢マッサージエリア」の前)に、使用者が着座可能とされた領域の「座部マッサージエリア」が配設されている。つまり、下ケース体2の前部には、座部5が設けられている。この座部5は、略平面であって、使用者が着座することができる広さを有している。
座部5の後部には、背もたれ部6が設けられている。この背もたれ部6は、使用者がもたれ掛かることができる広さを有している。また、背もたれ部6は、後方に傾斜したものとなっている。つまり、本実施形態の下ケース体2は、座部5と背もたれ部6とを有する椅子形状とされている。
下ケース体2は、使用者の背部Bの第4施療部や、腰部W、腰横部D(体側)、臀部Aなどの第1施療部に対してマッサージを行う座部マッサージ機構55と、その座部マッサージ機構55を駆動させる第2駆動部41と、を収容している。なお、本実施形態の第2駆動部41は、座部マッサージ機構55と膝下マッサージ機構8とを共に駆動させるものとなっている。
座部マッサージ機構55(第1施療部マッサージ機構55)は、「座部マッサージエリア」において、使用者の背部B、腰部W、腰横部D(体側)、臀部Aのうち、いずれか一つ以上の部位に対して、押しながら擦るマッサージを行う。
本実施形態の座部マッサージ機構55は、背部Bや腰部Wなどに対して、後方から前方に向かって押し込むようにマッサージを行う後方マッサージ部56と、腰横部Dに対して、外側から内側に向かって押し込むようにマッサージを行う側方マッサージ部57と、臀部Aに対して、下方から上方に向かって押し込むようにマッサージを行う下方マッサージ部58と、を有している。
後方マッサージ部56は、背もたれ部6の上部に設けられた孔部59から前方に突出して設けられている。後方マッサージ部56は、第2マッサージ部材39の縁部に取り付けられた後部アーム部材60と、その後部アーム部材60の先端に設けられている後部施療子61と、を有している。
図7、図9などに示すように、本実施形態の後部アーム部材60は、内側の第2マッサージ部材39aに取り付けられている。詳しくは、後部アーム部材60は、前方で且つ斜め上方を向いて突出状に、内側の垂直マッサージ部材45aに取り付けられている。
後部アーム部材60は、背もたれ部6の上部に設けられた孔部59から前方に突出して設けられている。後部アーム部材60は、内側の垂直マッサージ部材45aが左右方向に揺動すると、それに伴って左右方向に揺動する。
後部施療子61は、球形状に形成されていて、前方で且つ斜め上方を向いて突出状に、後部アーム部材60の先端に設けられている。後部施療子61は、後部アーム部材60が左右方向に揺動すると、その揺動に伴って左右方向に揺動する。この後部施療子61は、背もたれ部6に凭れ掛かった使用者の背部Bや腰部Wなどに接触する位置に配備されている。後部施療子61は、背部Bや腰部Wなどに沿って滑らかに移動する。
後方マッサージ部56は、「座部マッサージエリア」の背もたれ部6において、内側の垂直マッサージ部材45a(内側の第2マッサージ部材39a)と共に後部アーム部材60が揺動することにより、後部施療子61が使用者の背部Bや腰部Wなどに対して、後方から前方に向かって指圧するように、押しながら擦るマッサージを行うこととなる。
なお、後部アーム部材60と、後部施療子61に関し、例えば、背部B、腰部Wなどへの押し込みが強くなりすぎないように、負荷を逃がして、押し込みを少し弱めて背部B、腰部Wなどに対して痛みを抑えるものとするとよい。つまり、所定以上の負荷がかかった場合に負荷を逃がし、負荷がなくなると反発力で元に戻るように構成し、後部アーム部材60などの損傷を防止するものされているとよい。
また、本実施形態においては、後部アーム部材60は、内側の垂直マッサージ部材45aの前縁の上部側に取り付けているが、その取り付け位置などについては、適宜変更可能である。
側方マッサージ部57は、座部5の側方に設けられた孔部62から前方に突出して設けられている。側方マッサージ部57は、第2マッサージ部材39の縁部に取り付けられた側部アーム部材63と、その側部アーム部材63の先端に設けられている側部施療子64と、を有している。
本実施形態の側部アーム部材63は、外側の第2マッサージ部材39bに取り付けられている。詳しくは、側部アーム部材63は、前方で且つ斜め上方を向いて突出状に、外側の水平マッサージ部材44bの上縁側に取り付けられている。側部アーム部材63は、外側の水平マッサージ部材44bが左右方向に揺動すると、それに伴って左右方向に揺動する。
側部施療子64は、側部アーム部材63の先端において、前方を向いて突出状に設けられている。側部施療子64は、側面視で、矩形状に形成されている。また、側部施療子64は、背もたれ部6に凭れ掛かった使用者の腰横部D(体側)に接触する位置に配備されている。側部施療子64は、腰横部Dに沿って滑らかに移動する。
左右一対の側方マッサージ部57の間隔は、使用者の腰部Wの幅と略同じである。つまり、座部5に着座した使用者は、左右一対の側方マッサージ部57の間に入り込むように、背もたれ部6に凭れ掛かる。
側方マッサージ部57は、「座部マッサージエリア」の背もたれ部6において、外側の水平マッサージ部材44b(外側の第2外側マッサージ部材39b)と共に側部アーム部材63が揺動することにより、矩形状の側部施療子64が使用者の腰横部Dに対して、外側から内側に向かって押し込む「押込マッサージ」を行うこととなる。この側部施療子64について、膨張と収縮を繰り返すエアバッグを備えていてもよい。
なお、本実施形態においては、側部アーム部材63は、外側の水平マッサージ部材44bの上縁側に取り付けているが、その取り付け位置などについては、適宜変更可能である。
下方マッサージ部58は、座部5の前部に設けられた孔部65から上方に突出して設けられている。下方マッサージ部58は、第2マッサージ部材39の縁部に取り付けられた下部アーム部材66と、その下部アーム部材66の先端に設けられている下部施療子67と、を有している。
図7、図9などに示すように、本実施形態の下部アーム部材66は、内側の第2マッサージ部材39aに取り付けられている。詳しくは、下部アーム部材66は、上方で且つ斜め前方を向いて突出状に、内側の水平マッサージ部材44aの先端に取り付けられている。
下部アーム部材66は、座部5の前部に設けられた孔部65から上方に突出して設けられている。下部アーム部材66は、内側の水平マッサージ部材44aが左右方向に揺動すると、それに伴って左右方向に揺動する。
下部施療子67は、球形状に形成されていて、上方で且つ斜め前方を向いて突出状に、下部アーム部材66の先端に設けられている。下部施療子67は、下部アーム部材66が左右方向に揺動すると、それに伴って左右方向に揺動する。この下部施療子67は、座部5に着座した使用者の臀部Aなどに接触する位置に配備されている。下部施療子67は、臀部Aなどに沿って滑らかに移動する。
下方マッサージ部58は、「座部マッサージエリア」の座部5において、内側の水平マッサージ部材44a(内側の第2マッサージ部材39a)と共に下部アーム部材66が揺動することにより、下部施療子67が使用者の臀部Aなどに対して、下方から上方に向かって指圧するように、押しながら擦るマッサージを行うこととなる。
なお、下部アーム部材66と、下部施療子67に関し、例えば、臀部Aなどへの押し込みが強くなりすぎないように、負荷を逃がして、押し込みを少し弱めて臀部Aなどに対して痛みを抑えるものとするとよい。つまり、所定以上の負荷がかかった場合に負荷を逃がし、負荷がなくなると反発力で元に戻るように構成し、下部アーム部材66などの損傷を防止するものされているとよい。
また、本実施形態においては、下部アーム部材66は、内側の水平マッサージ部材44aの前縁(先端側)に取り付けているが、その取り付け位置などについては、適宜変更可能である。
[作動態様1]
以下に、本発明のマッサージ機1の作動態様の1例目(足部F、ふくらはぎC、腿部Tなどに対するマッサージ)について、説明する。すなわち、下部マッサージ機構の膝下マッサージ機構8、上部マッサージ機構の膝上マッサージ機構9、上下移動機構10の作動態様について、説明する。
使用者は、一般的な椅子などに着座し、その椅子の前の載置したマッサージ機1の「下肢マッサージエリア」の開口に、下肢Lを後方から挿入する。具体的には、下ケース体2の第2挿入凹部7に、下肢Lの下方側(ふくらはぎC、足部F)を後方から挿入する。また、上ケース体3の第1挿入凹部4に、下肢Lの上方側(膝部K、腿部T)を後方から挿入する。
次に、使用者は、マッサージ機1のスイッチを操作して、上下移動機構10を起動させ
る。図2に示すように、例えば、体型が小さめの使用者の場合、上ケース体3を下降させて「第1の位置」に移動させる。つまり、上下移動機構10は、左右の案内レール33L,33Rにより、左右のスライダー34L,34Rを下方に案内することにより、上ケース体3を下降させて「第1の位置」に移動させる。上ケース体3を、体型が小さめの使用者の下肢L1(腿部T1など)に対応させる。
一方、図3に示すように、例えば、体型が大きめの使用者の場合、上ケース体3を上昇させて「第2の位置」に移動させる。つまり、上下移動機構10は、左右の案内レール33L,33Rにより、左右のスライダー34L,34Rを上方に案内することにより、上ケース体3を上昇させて「第2の位置」に移動させる。上ケース体3を、体型が大きめの使用者の下肢L2(腿部T2など)に対応させる。
ここで、使用者は、マッサージ機1のスイッチを操作して、膝上マッサージ機構9及び膝下マッサージ機構8を起動させる。
膝上マッサージ機構9(第3施療部マッサージ機構9)においては、第1駆動部12の駆動モータ16が回転駆動力をギアケース17に入力する。ギアケース17においては、回転駆動力を所定の速度に減速して、第1回転軸13に伝達する。
第1回転軸13が回転すると、第1変換部14は回転駆動力を第1マッサージ部材11の揺動運動に変換する。すなわち、第1回転軸13の回転によって、第1回転ボス部18が回転する。湾曲面25を有する第1環状嵌合部19のピン部材26が、球形状の第1回転ボス部18に形成された軌道24を摺動することにより、第1マッサージ部材11が左右方向の揺動運動を行う。
一対の第1マッサージ部材11が互いに近接し、腿部Tなどの第3施療部を側方から押し込むように挟み込む。すなわち、第1マッサージ部材11の基端が近接し、その後先端(後端)が近接する。
第1マッサージ部材11は、腿部Tの前側(膝部K側)から後側(付け根側)に向かって押し込むようにマッサージする。また、第1回転軸13に回転自在に取り付けられた押圧部材(突起)は、回転することにより、膝部Kを前側から指圧するようにマッサージを行う。
膝下マッサージ機構8(第2施療部マッサージ機構8)においては、第2駆動部41の駆動モータ47が回転駆動力をギアケース48に入力する。ギアケース48においては、回転駆動力を所定の速度に減速して、第2回転軸40に伝達する。
第2回転軸40が回転すると、第2変換部42は回転駆動力を第2マッサージ部材39の揺動運動(水平マッサージ部材44及び垂直マッサージ部材45の近接離反動作)に変換する。
第2回転軸40の回転によって、一対の水平マッサージ部材44a,44bは、前端から後端に向かって互いに近接し、足先E(つま先)からかかとH(足部F)に対して側方から押し込むように挟み込む。一方、一対の垂直マッサージ部材45a,45bは、下端から上端に向かって互いに近接し、ふくらはぎCを側方から押し込むように挟み込む。
以上、一対の水平マッサージ部材44a,44bの近接離反動作により、足先E(つま先)~足の甲~かかとHの順に連続して、足部Fを押し込むように挟み込むと共に、一対の垂直マッサージ部材45a,45bの近接離反動作により、ふくらはぎCを下方から上方に向かって押し込むように挟み込み、さらに一対の第1マッサージ部材11の近接離反動作により、腿部Tの前側(膝部K側)から後側(付け根側)に向かって押し込むようにマッサージすることを繰り返すことで、下肢Lの血流を足部F~ふくらはぎC~腿部Tへと押し上げることができる。
つまり、本発明のマッサージ機1は、下肢L全体の筋肉などを解して、下肢Lの凝りの解消や血行を促進させるといった効果的なマッサージ感を付与することができる。
[作動態様2]
以下に、本発明のマッサージ機1の作動態様の2例目(臀部A、腰部W、肩部Sなどに対するマッサージ)について、説明する。すなわち、下部マッサージ機構の座部マッサージ機構55、上部マッサージ機構の前部マッサージ機構27、上下移動機構10の作動態
様について、説明する。
使用者は、マッサージ機1のスイッチを操作して、上下移動機構10を起動させる。図4に示すように、例えば、体型が小さめの使用者の場合、又は、背部Bの第4施療部に対して重点的にマッサージを行いたい場合、上ケース体3を下降させて「第1の位置」に移動させる。
つまり、上下移動機構10は、左右の案内レール33L,33Rにより、左右のスライダー34L,34Rを下方に案内することにより、上ケース体3を下降させて「第1の位置」に移動させる。上ケース体3を、使用者の背部Bに対応させる。
一方で、図5、図6などに示すように、例えば、体型が大きめの使用者の場合、又は、肩部Sや首部N(首筋)の第5施療部に対して重点的にマッサージを行いたい場合、上ケース体3を上昇させて「第2の位置」に移動させる。
つまり、上下移動機構10は、左右の案内レール33L,33Rにより、左右のスライダー34L,34Rを上方に案内することにより、上ケース体3を上昇させて「第2の位置」に移動させる。上ケース体3を、使用者の肩部Sや首部Nなどに対応させる。
ここで、使用者は、「座部マッサージエリア」の座部5に着座し、背部Bを傾斜させて背もたれ部6に凭れ掛かる。使用者は、マッサージ機1のスイッチを操作して、座部マッサージ機構55及び前部マッサージ機構27を起動させる。
前部マッサージ機構27(第5施療部マッサージ機構27)においては、第1駆動部12の駆動モータ16が回転駆動力をギアケース17に入力する。ギアケース17においては、回転駆動力を所定の速度に減速して、第1回転軸13に伝達する。
第1回転軸13が回転すると、第1変換部14は回転駆動力を第1マッサージ部材11の揺動運動に変換する。すなわち、第1回転軸13の回転によって、第1回転ボス部18が回転する。湾曲面25を有する第1環状嵌合部19のピン部材26が、球形状の第1回転ボス部18に形成された軌道24を摺動することにより、第1マッサージ部材11が左右方向の揺動運動を行う。
第1マッサージ部材11の基端に設けられた前部マッサージ機構27は、略水平方向に揺動する。つまり、左側の前部アーム部材28と、右側の前部アーム部材28は、左右方向に揺動する。左右一対の前部施療子29は、互いに略水平方向に近接離反動作を繰り返す。
このとき、上ケース体3が「第1の位置」(低い位置)にある場合、左右一対の前部施療子29は、使用者の背部Bの第4施療部に対して、後方から前方に向かって指圧するように、押しながら擦るマッサージを行う(図4を参照)。
また、上ケース体3が「第2の位置」(高い位置)にある場合、左右一対の前部施療子29は、使用者の肩部Sや首部Nなどの第5施療部に対して、後方から前方に向かって指圧するように、押しながら擦るマッサージを行う(図6を参照)。
座部マッサージ機構55(第1施療部マッサージ機構55)においては、第2駆動部41の駆動モータ47が回転駆動力をギアケース48に入力する。ギアケース48においては、回転駆動力を所定の速度に減速して、第2回転軸40に伝達する。
第2回転軸40が回転すると、第2変換部42は回転駆動力を第2マッサージ部材39の揺動運動(水平マッサージ部材44及び垂直マッサージ部材45の近接離反動作)に変換する。第2回転軸40の回転によって、一対の垂直マッサージ部材45a,45bは、互いに近接離反動作を繰り返す。
このとき、内側の垂直マッサージ部材45a(内側の第2マッサージ部材39a)に設けられた後方マッサージ部56は、略水平方向に揺動する。つまり、左側の後部アーム部材60と、右側の後部アーム部材60は、左右方向に揺動する。
左右一対の後部施療子61は、互いに略水平方向に近接離反動作を繰り返す。左右一対の後部施療子61は、背部Bや腰部Wなどに対して、後方から前方に向かって指圧するように、押しながら擦るマッサージを行う(図4を参照)。
一方、外側の垂直マッサージ部材45b(外側の第2マッサージ部材39b)に設けられた側方マッサージ部57は、略水平方向に揺動する。つまり、左側の側部アーム部材6
3と、右側の側部アーム部材63は、左右方向に揺動する。
左右一対の側部施療子64は、互いに略水平方向に近接離反動作を繰り返す。左右一対の側部施療子64は、腰横部D(体側)などに対して、外側から内側に向かって押し込む「押込マッサージ」を行う(図4を参照)。
また、第2回転軸40の回転によって、一対の水平マッサージ部材44a,44bは、互いに近接離反動作を繰り返す。そのとき、内側の水平マッサージ部材44a(第2内側マッサージ部材39a)に設けられた下方マッサージ部58は、略水平方向に揺動する。つまり、左側の下部アーム部材66と、右側の下部アーム部材66は、左右方向に揺動する。
左右一対の下部施療子67は、互いに略水平方向に近接離反動作を繰り返す。左右一対の下部施療子67は、臀部Aなどに対して、下方から上方に向かって指圧するように、押しながら擦るマッサージを行う(図4を参照)。
以上、一対の垂直マッサージ部材45a,45bの近接離反動作により、後方マッサージ部56の後部施療子61が使用者の背部Bや腰部Wなどに対して、後方から前方に向かって指圧するように、押しながら擦るマッサージを行い且つ、側方マッサージ部57の側部施療子64が使用者の腰横部Dに対して、外側から内側に向かって押し込む「押込マッサージ」を行うと共に、一対の水平マッサージ部材44a,44bの近接離反動作により、下方マッサージ部58の下部施療子67が使用者の臀部Aなどに対して、下方から上方に向かって指圧するように、押しながら擦るマッサージを行い、さらに一対の第1マッサージ部材11の近接離反動作により、前部マッサージ機構27の前部施療子29が使用者の背部B、肩部S、首部Nなどに対して、後方から前方に向かって指圧するように、押しながら擦るマッサージを行うことを繰り返すことで、背部Bや腰横部D(体側)や臀部Aなどに対して、筋肉などを解して、身体の凝りの解消や血行を促進させるといった効果的なマッサージ感を付与することができる。
本発明のマッサージ機1によれば、上部マッサージ機構(膝上マッサージ機構9、前部マッサージ機構27)の位置を切り替え可能とすることで、使用者の脚の長さや背中Bの大きさに合わせて、マッサージの位置を容易に切り替え、足部F~ふくらはぎC~腿部Tにかけての広範囲の下肢L、または、首部N(首筋)、肩部S、背部B、腰部W、腰横部D、臀部Aなどの広範囲の身体上側部位を施療対象として、揉みや押圧マッサージを、1台で行うことができる。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
特に、今回開示された実施形態において、明示されていない事項、例えば、作動条件や操作条件、構成物の寸法、重量などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な事項を採用している。
例えば、マッサージ機1に備えられている第1マッサージ部材11の長さや、左右一対の第1マッサージ部材11(第1回転ボス部18の軌道24)の第1回転軸13に対する傾斜角度、左右一対の第1マッサージ部材11の離間距離などは、施療範囲に対応して適宜変更可能である。
また、前部施療子29に関し、前部アーム部材28を介して、第1マッサージ部材11に取り付けた構成としているが、第1マッサージ部材11に直接、取り付ける構成としてもよい。また、前部施療子29及び前部アーム部材28の個数、本数や形状などについては、本実施形態で例示したものに限定されない。
つまり、上部マッサージ機構(膝上マッサージ機構9、前部マッサージ機構27)の構成については、本実施形態で例示したものに限定されない。
また、第2マッサージ部材39の長さや、左右一対の第2マッサージ部材39の第2回転軸40に対する傾斜角度、左右一対の第2マッサージ部材39の離間距離などは、施療範囲に対応して適宜変更可能である。
また、後部施療子61、側部施療子64、下部施療子67に関し、後部アーム部材60、側部アーム部材63、下部アーム部材66を介して、第2マッサージ部材39に取り付けた構成としているが、第2マッサージ部材39に直接、取り付ける構成としてもよい。また、施療子61,64,67及びアーム部材60,63,66の個数、本数や形状などについては、本実施形態で例示したものに限定されない。
本実施形態においては、第2マッサージ部材39について、側面視で略L字形状(ブーツ形状)に一体形成された部材(水平マッサージ部材44と垂直マッサージ部材45とを繋げた部材)としたが、それぞれを側面視で略L字形状に独立させて配置した構成(水平マッサージ部材44と垂直マッサージ部材45とを、分割して配置する構成)としてもよい。
すなわち、上部マッサージ機構(膝上マッサージ機構9、前部マッサージ機構27)、上下移動機構10、下部マッサージ機構(膝下マッサージ機構8、座部マッサージ機構55)等については、本実施形態で例示した構成に限定されない。例えば、膝下マッサージ機構8などの基本的な装置構成については、特開2019-180468号公報、特開2019-000159号公報などに開示されている構成などを参考にするとよい。
また、マッサージ機1については、伸縮自在の袋体に覆われていてもよい。つまり、上部マッサージ機構(膝上マッサージ機構9、前部マッサージ機構27)、上下移動機構10、下部マッサージ機構(膝下マッサージ機構8、座部マッサージ機構55)などは、伸縮自在の袋体に、一体的に覆われていてもよい。
1 マッサージ機
2 下ケース体
3 上ケース体
3L 左突設部(把持部)
3R 右突設部(把持部)
3C 中央突設部
4 第1挿入凹部
4L 第1挿入凹部(左側)
4R 第1挿入凹部(右側)
5 座部
6 背もたれ部
7 第2挿入凹部(開口)
8 膝下マッサージ機構(第2施療部マッサージ機構)
9 膝上マッサージ機構(第3施療部マッサージ機構)
10 上下移動機構
11 第1マッサージ部材
11a 左外側の第1マッサージ部材
11b 左内側の第1マッサージ部材
11c 右外側の第1マッサージ部材
11d 右内側の第1マッサージ部材
12 第1駆動部
13 第1回転軸
14 第1変換部
15 支持部材(上ケース体)
16 駆動モータ
17 ギアケース
18 第1回転ボス部
19 第1環状嵌合部
20 第1規制部
21 第1規制ピン
22 第1規制溝
23L 支持部材(左突設部)
23R 支持部材(右突設部)
24 軌道
25 湾曲面
26 ピン部材
27 前部マッサージ機構(第5施療部マッサージ機構)
28 前部アーム部材
29 前部施療子
30 孔部(上ケース体)
31 昇降軸
32 昇降手段
33 案内レール
33L 左案内レール
33R 右案内レール
34 スライダー
34L 左スライダー
34R 右スライダー
35 ラックギア
35L ラックギア
35R ラックギア
36 ピニオンギア
36L ピニオンギア
36R ピニオンギア
37 カバー部材
38a 支持部材
38b 支持部材
39 第2マッサージ部材
39a 内側の第2マッサージ部材
39b 外側の第2マッサージ部材
40 第2回転軸
41 第2駆動部
42 第2変換部
43 押圧マッサージ部材
44 水平マッサージ部材
44a 内側の水平マッサージ部材
44b 外側の水平マッサージ部材
45 垂直マッサージ部材
45a 内側の垂直マッサージ部材
45b 外側の垂直マッサージ部材
46 施療子
47 駆動モータ
48 ギアケース
49 第2回転ボス部
50 第2環状嵌合部
51 第2規制部
52 カム面
53 第2規制ピン
54 加熱装置
55 座部マッサージ機構(第1施療部マッサージ機構)
56 後方マッサージ部
57 側方マッサージ部
58 下方マッサージ部
59 孔部(背もたれ部上部)
60 後部アーム部材
61 後部施療子
62 孔部(座部側方)
63 側部アーム部材
64 側部施療子
65 孔部(座部前部)
66 下部アーム部材
67 下部施療子
68 制御部
69 取手部
70 ベアリング
S 肩部
N 首部(首筋)
B 背部
W 腰部
D 腰横部(体側)
A 臀部
L 下肢
T 腿部
K 膝部
C ふくらはぎ
F 足部
H かかと
U 足裏
E 足先
Y 床面

Claims (7)

  1. 下部マッサージ機構と、前記下部マッサージ機構の上方に配備される上部マッサージ機構と、を有し、
    前記下部マッサージ機構は、前部に使用者が前方から着座して、使用者の腰部、臀部の少なくとも1つ以上を含む「第1施療部」に対してマッサージを受けることが可能な座部を備えるとともに、使用者の下肢の下方側を挿入して当該下肢の下方側である「第2施療部」に対してマッサージを受けることが可能な開口を備え、前記上部マッサージ機構は、下肢の上方側である「第3施療部」、背部である「第4施療部」、肩部及び首部である「第5施療部」の少なくとも1つ以上をマッサージ可能に構成されており、
    前記上部マッサージ機構は、前記下部マッサージ機構に対して上下方向に移動可能に構成されていて、
    前記下部マッサージ機構の前部に設けられ、前方から前記座部に着座した使用者の「第1施療部」に対してマッサージを行う第1施療部マッサージ機構と、前記下部マッサージ機構の後部に設けられ、後方から前記開口に挿入した使用者の「第2施療部」に対してマッサージを行う第2施療部マッサージ機構と、前記上部マッサージ機構内に配備され、使用者の「第3施療部」に対してマッサージを行う第3施療部マッサージ機構と、前記第3施療部マッサージ機構を上昇及び下降させる上下移動機構と、を有しており、
    前記第3施療部マッサージ機構の後部側には、使用者の「第3施療部」を前方から覆う構成とされ且つ、「第3施療部」に対して挟み込んでマッサージを行うマッサージ部材を一対有し、前記マッサージ部材は、後方に延びるように配備されている
    ことを特徴とするマッサージ機。
  2. 前記マッサージ部材は、基端が使用者の「第3施療部」より前側となるように配備されている
    ことを特徴とする請求項に記載のマッサージ機。
  3. 前記第3施療部マッサージ機構は、回転駆動力を発生する駆動部と、前記駆動部からの回転駆動力により回転する回転軸と、前記回転軸の回転駆動力を前記マッサージ部材の揺動運動に変換する変換部を有し、
    前記変換部は、前記回転軸に取り付けられ、当該回転軸と供回りをするボス部材と、前
    記マッサージ部材の基端に設けられ、前記ボス部材を外嵌する環状嵌合部と、を有し、
    前記ボス部材は、球形状に形成されていて、
    前記環状嵌合部の内周面は、球形状の前記ボス部材に沿った湾曲面とされている
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のマッサージ機。
  4. 前記環状嵌合部の内周面には、内部に向かって突出したピンが取り付けられていて、
    前記ボス部材の外周には、前記ピンが摺動する軌道が設けられていて、
    前記軌道は、前記回転軸に対して傾斜して設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載のマッサージ機。
  5. 前記上部マッサージ機構の前側には、使用者の「第5施療部」に対してマッサージを行う第5施療部マッサージ機構が設けられている
    ことを特徴とする請求項1~のいずれかに記載のマッサージ機。
  6. 前記第5施療部マッサージ機構は、前方に突出したアーム部材を有し、
    前記アーム部材は、前記マッサージ部材の基端に配備され且つ、先端に施療子を備えている
    ことを特徴とする請求項に記載のマッサージ機。
  7. 前記第2施療部マッサージ機構において、使用者の「第2施療部」を挟み込んだ上で、前記上部マッサージ機構を上方及び下方へ移動させることができる構成とされている
    ことを特徴とする請求項のいずれかに記載のマッサージ機。
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