JP2023082945A - 椅子型マッサージ機 - Google Patents

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幹享 青木
Mikiyuki Aoki
也寸志 曽根
Yasushi Sone
新策 清水
Shinsaku Shimizu
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Abstract

【課題】使用者が座部に着座した状態で、フットレスト部を上下方向に移動させて下肢の長さに合わせて位置を調整する際に適切な位置で停止するとともに、フットレスト部の移動が妨げられる状況が発生した際に、フットレスト部の移動を安全で且つ直ちに停止させることができる椅子型マッサージ機を提供する。【解決手段】本発明は、使用者が着座する座部2と、座部2の後部に設けられた背もたれ部3と、座部2の前部に設けられ且つ使用者の下肢Lが挿入可能なフットレスト部4と、フットレスト部4を上下方向に移動させる上下移動機構11と、フットレスト4の傾斜角度を変更する脚部昇降機構79と、を備えている椅子型マッサージ機1において、フットレスト部4は、当該フットレスト部4の移動が妨げられる状況が発生した際に、上下移動機構11を停止させる安全機構21を有している。【選択図】図3

Description

本発明は、下肢用マッサージ機構を格納するフットレスト部を座部の前側に備えた椅子型マッサージ機に関する。
従来より、椅子型マッサージ機においては、座部の前側に下肢をマッサージする下肢用マッサージ機構を備えたものがある。
例えば、特許文献1には、背凭れ部に対応する位置から座部に対応する位置までを移動可能な第一マッサージ部によって使用者の背部から臀部までをマッサージし、フットレストに対応する位置から座部に対応する位置までを移動可能な第二マッサージ部によって使用者の足部から臀部までをマッサージすることができる椅子型マッサージ機が開示されている。特許文献2には、下肢用マッサージ機を備える脚載せ部が脹脛挿入部と足部挿入部に分割された構成であって、脹脛挿入部は第一移動機構により座部に対して脚の長さ方向に移動可能であるとともに、足部挿入部が第二移動機構により座部に対して脚の長さ方向に移動可能である椅子型マッサージ機が開示されている。特許文献3には、被施療の体形になじむように背もたれ部の角度又は足置き部の角度若しくは位置を調節することができるマッサージ機が開示されている。
特開2014-210005号公報 特開2012-236092号公報 特許4496905号公報
ところが、特許文献1は、背もたれ部と座部とフットレストが一体型で、特に背が高い人であると対応できない(脚部(足先など)がフットレストに収まらない、また脚部(足先など)のマッサージできないなどの)虞がある。
特許文献2は、脚載せ部(フットレスト部)が座部などとは別に備えられ且つ、脹脛挿入部と足部挿入部に分割された構成である。すなわち、脛挿入部と足部挿入部が脚の長手方向に移動可能となっている。しかしながら、フットレスト部(特に足部挿入部)が上下方向に移動することが自動であると、上方向に移動する際、使用者の脚部(足裏)に当たっても稼働し続け、使用者に対して不快さや脚部に痛みなどを与える虞がある。そこで、特許文献3は、使用者の体型に合わせて調整可能となっている。
しかしながら、フットレスト部(足部挿入部)が下方向に自動で移動する際に、床上に障害物などが存在した場合、フットレスト部(足部挿入部)の底部下面が障害物に当たっても駆動し続け、障害物を損傷させてしまう虞がある。また、フットレスト部などを駆動する上下駆動機構も損傷してしまう虞がある。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、使用者が座部に着座した状態で、フットレスト部を上下方向に移動させて下肢の長さに合わせて位置を調整する際に適切な位置で停止するとともに、フットレスト部の移動が妨げられる状況が発生した際に、フットレスト部の移動を安全で且つ直ちに停止させることができる椅子型マッサージ機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明にかかる椅子型マッサージ機は、使用者が着座する座部と、前記座部の後部に設けられた背もたれ部と、前記座部の前部に設けられ且つ前記使用者の下肢が挿入可能なフットレスト部と、前記フットレスト部を上下方向に移動させる上下移動機構と、前記フットレストの傾斜角度を変更する脚部昇降機構と、を備えている椅子型マッサージ機において、前記フットレスト部は、当該フットレスト部の移動が妨げられる状況が発生した際に、前記上下移動機構を停止させる安全機構を有していることを特徴とする。
好ましくは、前記安全機構は、前記フットレスト部の移動が妨げられる状況を検出する検出部と、前記検出部の検出結果を基に、前記上下移動機構を停止させる制御部と、を有しているとよい。
好ましくは、前記検出部は、前記フットレスト部に上方向の力が加わった上力付与状況、又は、前記フットレスト部に下方向の力が加わった下力付与状況を検出するものとされ、前記制御部は、前記検出部が検出した結果を基に、前記上下移動機構を停止させるとよい。
好ましくは、前記検出部は、前記フットレスト部の上力付与状況を検出する第1検出部と、前記フットレスト部の下力付与状況を検出する第2検出部と、を有し、前記制御部は、前記第1検出部の検出信号により前記フットレスト部の下方向への移動を停止し、前記第2検出部の検出信号により前記フットレスト部の上方向への移動を停止するとよい。
好ましくは、前記安全機構は、前記上下移動機構に連結されている第1リンク部と、前記ケース体の底部に固定されている第2リンク部と、前記第1リンク部と前記第2リンク部を回転自在に連結する支持軸と、前記支持軸に組まれていて且つ前記フットレスト部のニュートラルの状態を作る第1バネ部材と、からなるリンク機構を有し、前記第1検出部は、リミットスイッチを有し且つ前記第1リンク部の一方側に取り付けられており、前記第2検出部は、リミットスイッチを有し且つ前記第1検出部に対向する前記第1リンク部の他方側に取り付けられているとよい。
好ましくは、前記第1検出部は、前記フットレスト部内に配備されたフレーム部材を構成する水平フレーム部が動いて第1ストッパ部に接触することで、前記上力付与状況を検出し、前記第2検出部は、前記水平フレーム部が動いて第2ストッパ部に接触することで、前記下力付与状況を検出するとよい。
好ましくは、前記リンク機構は、前記第1リンク部と前記第2リンク部を回転自在に連結する第3リンク部と、前記支持軸に組まれていて且つ前記フットレスト部のニュートラルの状態を作る第2バネ部材と、を備え、前記第1リンク部と前記第2リンク部は、前記第3リンク部を介して前記支持軸によって回転自在に連結されていて、前記第2リンク部の上部には前記第2ストッパ部が設けられていて、前記第3リンク部の下部には前記第1ストッパ部が設けられており、前記第1検出部を構成するリミットスイッチの接触子が当該リミットスイッチの下部に設けられ、前記第2検出部を構成するリミットスイッチの接触子が当該リミットスイッチの上部に設けられ、前記第1検出部を構成するリミットスイッチの接触子に前記第1ストッパ部が接触することで、前記上力付与状況を検出し、前記第2検出部を構成するリミットスイッチの接触子に前記第2ストッパ部が接触することで、前記下力付与状況を検出するとよい。
好ましくは、前記上力付与状況が、前記フットレスト部の下部と外部に存在する障害物との接触により発現するものであり、前記下力付与状況が、前記フットレスト部の上部と座部との挟み込み、乃至は前記フットレスト部の下部と当該フットレスト部に挿入された前記使用者の足との接触により発現するとよい。
好ましくは、前記フットレスト部は、前記使用者の下肢に対してマッサージを行う下肢用マッサージ機とされているとよい。
本発明の椅子型マッサージ機によれば、使用者が座部に着座した状態で、フットレスト部を上下方向に移動させて下肢の長さに合わせて位置を調整する際に適切な位置で停止するとともに、フットレスト部の移動が妨げられる状況が発生した際に、フットレスト部の移動を安全で且つ直ちに停止させることができる。
本発明にかかる椅子型マッサージ機及び下肢用マッサージ機を示す前方斜視図である。 下肢用マッサージ機の構造を示す前方斜視図である。 安全機構の構造を示す前方斜視図である。 安全機構の構造を示す分解図である。 安全機構の動作の一例を示す側面図である(障害物との接触、足裏との接触)。 フットレスト部が障害物と接触したときの安全機構の状態及び、フットレスト部が足裏と接触したときの安全機構の状態を示す後方斜視図である。 フットレスト部が障害物と接触したときの安全機構の状態及び、フットレスト部が足裏と接触したときの安全機構の状態を示す後方拡大図である。 フットレスト部が障害物と接触したときの安全機構の状態及び、フットレスト部が足裏と接触したときの安全機構の状態を示す前方斜視図である。 フットレスト部が障害物と接触したときの安全機構の状態及び、フットレスト部が足裏と接触したときの安全機構の状態を示す前方拡大図である。
本発明にかかる椅子型マッサージ機1の実施形態を、図1~図9などを参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を具体化した一例であって、その具体例をもって本発明の構成を限定するものではない。また、図1~図9などに関して、見やすくするため、一部を省略して描いているものもある。
本実施形態においては、ふくらはぎC~足部Fにかけての部位を、下肢L又は脚部Lと呼ぶこととする。また、本明細書においては、人間(使用者)の下肢Lのうち、膝下であって且つくるぶし(足首)より上の部分を「ふくらはぎC」と言うものとし、くるぶしより下であって且つかかとから足先までの部分を「足部F」と言うものとする。
また、以下の説明における方向は、図面に適宜示している。これは、座部2に着座して椅子型マッサージ機1を使用する使用者から見た前後方向、左右方向、上下方向と一致する。
図1などに示すように、本実施形態の椅子型マッサージ機1は、座部2内に配備されたマッサージ機構により使用者の臀部などに対してマッサージを行うことができるとともに、背もたれ部3内に配備されたマッサージ機構により使用者の背部などに対してマッサージを行うことができるものである。また、本実施形態の椅子型マッサージ機1は、前方に配備された下肢用マッサージ機5のマッサージ位置を変えることにより、使用者の脚部L(下肢L)における様々な部位(施療部)に対して、マッサージを行うことができる。
まず、椅子型マッサージ機1の概要について説明する。
本実施形態の椅子型マッサージ機1は、使用者が着座できるように椅子形状の外観を備えている。椅子型マッサージ機1は、使用者が着座することができる座部2と、その座部2に着座した使用者がもたれかかることができる背もたれ部3と、を有している。
本実施形態の椅子型マッサージ機1は、座部2の前側に、使用者の脚部L(下肢L)を挿入することができるフットレスト部4を備えている。また、本実施形態のフットレスト部4は、使用者の脚部Lに対してマッサージを行う下肢用マッサージ機5とされている。
座部2は、水平方向(前後方向及び左右方向)に沿って平らであって、上部にはクッション材が設けられている。また、座部2の内部には、臀部などの施療部をマッサージ(施療)する臀部マッサージ機構(図示せず)が内蔵されている。臀部マッサージ機構は、前後方向に移動可能となっている。座部2は、支持フレーム6により下方から一定の高さで支持されている。支持フレーム6は、鋼製の角材(棒材)を格子状(櫓状)に組み合わせたものである。
背もたれ部3は、座部2の後側に配備された部材であって、使用者に面する側(前側)が座部2と同様にクッション材で形成されている。また、背もたれ部3の内部には、着座した人の肩部、背中、腰部などの施療部をマッサージ(施療)する背部マッサージ機構(図示せず)が内蔵されている。背部マッサージ機構は、上下方向に移動可能となっている。背もたれ部3は、下端(基端)を中心に左右方向を向く軸回りにリクライニング可能となっている。
フットレスト部4は、座部2に対して近接離反することが可能な構造で支持されている。本実施形態のフットレスト部4は、使用者の脚部Lに対してマッサージを行うことができる下肢用マッサージ機5を内蔵している。フットレスト部4(下肢用マッサージ機5)は、脚部昇降機構79により、当該フットレスト4の傾斜角度を変えることができるようになっている。フットレスト部4は、前方に向かって突出した上ケース体7と、その上ケース体7の下方に配備された下ケース体8と、を有している。本実施形態のフットレスト部4は、ケース体が分割体となっている。
上ケース体7には、使用者の左右両方のふくらはぎC又は腿などを挿入することが可能な第1施療凹部9が、左右一対互いに離れて並設されている。この第1施療凹部9内には、弾力性及び柔軟性があり且つ、適度な通気性を備えた内張材(図示せず)が設けられている。
また、上ケース体7には、下肢用マッサージ機5を構成する上部マッサージ機構51(詳細は後述)が内蔵されている。この上ケース体7は、揺動駆動機構66(詳細は後述)の支持によって、左右方向を向く軸心回りに揺動可能とされている。
下ケース体8は、ドーム状(凸状)に形成されている。下ケース体8には、使用者の左右両方の足部Fが挿入可能な第2施療凹部10が、左右一対互いに離れて並設されている。この第2施療凹部10内には、弾力性及び柔軟性があり且つ、適度な通気性を備えた内張材(図示せず)が設けられている。
また、下ケース体8の内部には、下肢用マッサージ機5を構成する下部マッサージ機構50と、この下部マッサージ機構50と上部マッサージ機構51とを駆動する駆動機構49(共に後述)などが内蔵されている。
なお、本実施形態の椅子型マッサージ機1は、非使用時に座部2の下方内部(支持フレーム6内)にフットレスト部4を、収納機構73(詳細は後述)により収納することができるものとなっている。また、椅子型マッサージ機1は、フットレスト部4の姿勢を変えて、ふくらはぎC~足部Fを伸ばして載せることができる台(オットマン)に切り替えることができるものとなっている。
フットレスト部4は、上下移動機構11により、上下方向にスライドする(座部2に着座した使用者の脚部Lの長さ方向(身長方向)に沿って移動する)構成となっている。
図2~図6などに示すように、上下移動機構11は、フットレスト部4を上下方向に移動させる駆動力を発生する昇降駆動部12(スライド駆動部12)と、フットレスト部4を上下方向に案内するスライド部材13と、を有している。
昇降駆動部12は、フットレスト部4内の背面側に配備されている。本実施形態では、昇降駆動部12は、直動運動機構(アクチュエータ)を採用しており、フットレスト部4の後壁面に沿って上下方向に直動運動を行う。ただし、昇降駆動部12の構成については、手動で直線運動を行う装置(例えば、エアシリンダーなど)を採用してもよい。
アクチュエータ12は、駆動力を発生するモータ14と、その駆動力により回転するロッド15と、そのロッド15の長手方向に沿って摺動するスライダー16と、を有している。ロッド15は、軸心方向が上下方向を向いて配備されている。スライダー16は、ロッド15上を上下方向に摺動する。
スライド部材13は、フットレスト部4の背壁面に配備されている。スライド部材13は、フットレスト部4の背壁面に設けられた案内部材17上を上下方向に移動する。案内部材17は、フットレスト部4内に配備されたフレーム部材18を構成する部材である。
フレーム部材18は、案内部材17を備える垂直フレーム部19と、垂直フレーム部19の下端(基端)から前方に突出状に設けられた水平フレーム部20と、を有している。フレーム部材18は、鋼製の角材(棒材)を格子状に組み合わせて、側面視でL字形状に形成された部材である。フレーム部材18は、フットレスト部4に内蔵されている。
スライド部材13には、アクチュエータ12を構成するスライダー16が取り付けられている。スライド部材13は、アクチュエータ12の直動運動によって上下方向に移動する。
図2~図9などに示すように、本実施形態においては、フットレスト部4は、当該フットレスト部4の移動(特に、上下方向の移動)が妨げられる状況が発生した際に、上下移動機構11を直ちに停止させる安全機構21を有していることを特徴としている。
なお、フットレスト部4の移動が妨げられる状況としては、例えば、床面上などの外部に存在する障害物Oと、フットレスト部4の底部4aの下面(下ケース体8の底部8aの下面)とが接触する状況や、フットレスト部4(第2施療凹部10内)に挿入された使用者の足裏S(足部F)と、フットレスト部4の底部上面(第2施療凹部10内の足載せ部10a)とが接触する状況などが挙げられる。
図2、図3などに示すように、安全機構21は、上下移動機構11に連結されている第1リンク部22と、ケース体(フットレスト部4)の底部(下ケース体8の底部8a)に固定されている第2リンク部23と、第1リンク部22と第2リンク部23を回転自在に連結する支持軸24(軸心A)と、支持軸24に組まれていて且つフットレスト部4のニュートラルの状態を作る第1バネ部材24aと、からなるリンク機構を有している。また、安全機構21は、リンク機構を構成するものであり、支持軸24を介して第1リンク部22と第2リンク部23を回転自在に連結する第3リンク部25と、支持軸24に組まれていて且つフットレスト部4のニュートラルの状態を作る第2バネ部材24bと、を有している。
すなわち、本発明の安全機構21は、まず、第1リンク部22と第2リンク部23と支持軸24と第1バネ部材24aからなる4つの部品で構成されている。これら4つの構成部品で成り立つ安全機構21は、フットレスト部4が床面上に存在する障害物Oを挟んだ時に直ちに動作を停止する安全装置である。つまり、安全機構21は、床面上側(一方向)からの負荷に対する安全を確保している。
さらに、本発明の安全機構21は、使用者の脚部L側からの負荷に対する安全を考慮している。すなわち、安全機構21は、脚部L側からの負荷に対し、第3リンク部25と第2バネ部材24bの2つの部品を備えることで、フットレスト部4のニュートラルの状態を作り、床面側及び脚部L側の両方向の負荷に対する安全の確保を実現している。
安全機構21のリンク機構は、フットレスト部4の上下方向の移動が妨げられる状況が発生したとき、妨げによる負荷をリンクの動きによって逃がし、上下駆動機構11の損傷を防止する。
第1リンク部22は、鋼製の板部材を折り曲げ、前後方向と下方向が開口されるように配置されたものである。つまり、第1リンク部22は、コ字形状に形成された部材である。詳しくは、第1リンク部22は、前後方向に長い左側壁面22aと、前後方向に長い右側壁面22bと、架け渡すように配備され左右の側壁面22a,22bを連結する天壁面22cと、を有する。左側壁面22aと右側壁面22bは、一定の間隔をあけて配備されている。
左側壁面22aの後部には、左突出片26aが形成されている。この左突出片26aは、斜め下方を向いて突出状に形成されたものである。左突出片26a(左側壁面22aの後部)には、左右方向に貫通した左貫通孔27aが設けられている。
左側壁面22aの前部下側には、左右方向に貫通した左貫通孔28aが設けられている。左貫通孔28aは、左貫通孔27aより上方に配置されている。
左側壁面22aの前部上側には、前後方向に長い左長溝部29aが形成されている。左長溝部29aには、軸部材30(軸心B)が配備される。左側壁面22aの前端には、上下方向に長い切り欠き部31aが形成されている。左切り欠き部31aは左膨出片32aを有し、左膨出片32aは左側壁面22aの前端上側に形成されている。左切り欠き部31aには、軸部材33(軸心C)が配備される。
右側壁面22bの後部には、右突出片26bが形成されている。この右突出片26bは、左突出片26aと同形状であって、斜め下方を向いて突出状に形成されたものである。右突出片26b(右側壁面22bの後部)には、左右方向に貫通した右貫通孔27bが設けられている。右貫通孔27bは、左貫通孔27aと同径で且つ同軸心の孔部である。この左右の貫通孔27a,27bには、枢支軸34が挿入される。
右側壁面22bの前部下側には、左右方向に貫通した右貫通孔28bが設けられている。右貫通孔28bは、左貫通孔28aと同径で且つ同軸心の孔部である。右貫通孔28bは、右貫通孔27bより上方に配置されている。
右側壁面22bの前部上側には、前後方向に長い右長溝部29bが形成されている。右長溝部29bは、左長溝部29aと同形状で且つ相対する位置に設けられている。右長溝部29bには、軸部材30(軸心B)が配備される。
右側壁面22bの前端には、上下方向に長い右切り欠き部31bが形成されている。右切り欠き部31bは右膨出片32bを有し、右膨出片32bは右側壁面22bの前端上側に形成されている。右切り欠き部31bは、左切り欠き部31aと同形状で且つ相対する位置に設けられている。同様に、右膨出片32bは、左膨出片32aと同形状で且つ相対する位置に設けられている。右切り欠き部31bには、軸部材33(軸心C)が配備される。
第1リンク部22は、上下移動機構11を構成するアクチュエータ12の下端(基端)に回転自在に連結される。具体的には、左突出片26aと右突出片26bの間に、アクチュエータ12の下端(基端)側を挟み込むように配置し、左貫通孔27aと右貫通孔27bに、アクチュエータ12の下端(基端)を回転自在に枢支する枢支軸34を挿入する。これにより、第1リンク部22とアクチュエータ12の下端は、回転自在に連結される。
第1リンク部22の左貫通孔28aと右貫通孔28bには、第3リンク部25を介して第2リンク部23に回転自在に連結する支持軸24(軸心A)が挿入される。なお、支持軸24には、第1バネ部材24aと第2バネ部材24bが組まれている。これら第1バネ部材24aと第2バネ部材24bを備えることにより、上下方向の安全スイッチ構造(安全機構21)が成り立っている。
また、第1リンク部22に設けられた左右の長溝部29a,29bに軸部材30(軸心B)が配備される。第1リンク部22に設けられた左右の切り欠き部31a,31b(左右の膨出片32a,32b)に軸部材33(軸心C)が配備される。
第2リンク部23は、ケース体(下ケース体8)の底部8aに固定されている。第2リンク部23は、鋼製の板部材を折り曲げ、前後方向と上方向が開口されるように配置されたものである。つまり、第2リンク部23は、コ字形状に形成された部材である。詳しくは、第2リンク部23は、上下方向に長い左側壁面23aと、上下方向に長い右側壁面23bと、左右の側壁面23a,23bを連結する底壁面23cと、を有する。
左側壁面23aと右側壁面23bは、第1リンク部22の左側壁面22aと右側壁面22bの間隔より広い間隔で配備されている。つまり、第2リンク部23は、左側壁面23aと右側壁面23bとの間に、第1リンク部22を挿入することができるように、幅広で形成されている。
左側壁面23aの長手方向(上下方向)中途部には、左右方向に貫通した左貫通孔35aが設けられている。また、左側壁面23aの上部(先端側)には、左右方向に貫通した左貫通孔36aが設けられている。左貫通孔36aは、左貫通孔35aより上方に配備されている。
左側壁面23aの後端には、上下方向に長い左切り欠き部37aが形成されている。左切り欠き部37aは左膨出片38aを有し、左膨出片38aは左側壁面23aの後端下側に形成されている。この左切り欠き部37a(第2リンク部23の左側壁面23a)の上部には、第2検出部47bによる検出に用いられる第2ストッパ部40(詳細は後述)が設けられている。
右側壁面23bの長手方向(上下方向)中途部には、左右方向に貫通した右貫通孔35bが設けられている。右貫通孔35bは、左貫通孔35aと同径で且つ同軸心の孔部である。また、右側壁面23bの上部(先端側)には、左右方向に貫通した右貫通孔36bが設けられている。右貫通孔36bは、左貫通孔36aと同径で且つ同軸心の孔部である。右貫通孔36bは、右貫通孔35bより上方に配備されている。
右側壁面23bの後端には、上下方向に長い右切り欠き部37bが形成されている。右切り欠き部37bは右膨出片38bを有し、右膨出片38bは右側壁面23bの後端下側に形成されている。右切り欠き部37bは、左切り欠き部37aと同形状で且つ相対する位置に設けられている。同様に、右膨出片38bは、左膨出片38aと同形状で且つ相対する位置に設けられている。
なお、第2ストッパ部40に関し、左切り欠き部37aの上部に代えて、右切り欠き部37bの上部に設けていてもよい。
また、底壁面23cには、前方向に突出した突出片が設けられていて、その突出片には上下方向に貫通した貫通孔41が複数設けられている。貫通孔41は、第2リンク部23をケース体(下ケース体8)の底部8aに固定するための締結具(ボルト)が挿入される孔部である。
第2リンク部23は、第1リンク部22に回転自在に連結される。具体的には、第2リンク部23の左側壁面23aと右側壁面23bとの間に、第1リンク部22を挟み込むように配置する。左側壁面23aの左貫通孔35aと、右側壁面23bの右貫通孔35bに支持軸24(軸心A)が挿入される。これにより、第2リンク部23は、支持軸24を介して第1リンク部22に回転自在に連結される。
また、第2リンク部23の左貫通孔36aと右貫通孔36bには、軸部材30(軸心B)が挿入される。軸部材30は、第1リンク部22に設けられた左右の長溝部29a,29bに配置され、その左右の長溝部29a,29b内を前後方向に移動するものである。
第3リンク部25は、第1リンク部22と第2リンク部23の間に配備される。第3リンク部25は、鋼製の板部材を折り曲げ、前後方向と上方向が開口されるように配置されたものである。つまり、第3リンク部25は、コ字形状に形成された部材である。詳しくは、第3リンク部25は、上下方向に長い左側壁面25aと、上下方向に長い右側壁面25bと、左右の側壁面25a,25bを連結する底壁面25cと、を有する。
左側壁面25aと右側壁面25bは、左側壁面22aと右側壁面22bの間隔より広い間隔で且つ、左側壁面23aと右側壁面23bの間隔より狭い間隔で配備されている。つまり、第3リンク部25は、左側壁面25aと右側壁面25bとの間に、第1リンク部22を挿入することができるように形成されている。また、第3リンク部25は、第2リンク部23の左側壁面23aと右側壁面23bの間に挿入することができるように形成されている。
第1リンク部22が第3リンク部25に挿入するように配備され、その第3リンク部25が第2リンク部23に挿入するように配備される。すなわち、リンク部の幅は、第1リンク部22、第3リンク部25、第2リンク部23の順で広くなる。
左側壁面25aの長手方向(上下方向)中途部には、左右方向に貫通した左貫通孔42aが設けられている。また、左側壁面25aの上部前縁側には、前方向に突出した突出片43aが設けられていて、その突出片43aには左右方向に貫通した左貫通孔44aが設けられている。左貫通孔44aは、左貫通孔42aより上方に配備されている。また、左側壁面25aの上部(先端側)には、上方向に突出した突出片45aが設けられていて、その突出片45aは長溝部29aを構成するものとなっている。
右側壁面25bの長手方向(上下方向)中途部には、左右方向に貫通した右貫通孔42bが設けられている。右貫通孔42bは、左貫通孔42aと同径で且つ同軸心の孔部である。また、左側壁面25bの上部前縁側には、前方向に突出した突出片43bが設けられていて、その突出片43bには左右方向に貫通した右貫通孔44bが設けられている。右貫通孔44bは、左貫通孔44aと同径で且つ同軸心の孔部である。右貫通孔44bは、右貫通孔42bより上方に配備されている。また、右側壁面25bの上部(先端側)には、上方向に突出した突出片45bが設けられていて、その突出片45bは長溝部29bを構成するものとなっている。
底壁面25cには、前方向に突出した突出片46が設けられていて、その突出片46(第3リンク部25の下部)の右縁側には、第1検出部47aによる検出に用いられる第1ストッパ部39(詳細は後述)が設けられている。
なお、第1ストッパ部39に関し、突出片46の右縁側に代えて、突出片46の左縁側に設けていてもよい。
図3~図9などに示すように、安全機構21は、フットレスト部4の移動が妨げられる状況を検出する検出部47と、検出部47の検出結果を基に、上下移動機構11を直ちに停止させる制御部と、を有している。
検出部47は、第1検出部47aと第2検出部47bとを有している。
図5に示すように、第1検出部47aは、フットレスト部4の移動が妨げられる状況、例えばフットレスト部4を構成する下ケース体8の底部8aの下面(水平フレーム部20)と外部に存在する障害物Oとの接触を検出するものとされている。
第1検出部47aは、第1リミットスイッチ47aを有している。第1リミットスイッチ47aは、第1リンク部22の一方側に取り付けられている。本実施形態においては、第1リミットスイッチ47aは、第1リンク部22の右側壁面22bに取り付けられている。
第1リミットスイッチ47aは、第1接触子48aが下側に位置するように設けられている。第1接触子48aは、第1ストッパ部39と向かい合う位置に配備されている。なお、第1接触子48aと第1ストッパ部39との間隔は、近いものとなっている。
第1検出部47aは、第1リンク部22が枢支軸34回りに動くことで、第1接触子48aが第1ストッパ部39に接触し、フットレスト部4と障害物Oとの接触を検出する。
図7の左図に示すように、具体的には、第1リンク部22が枢支軸34回りに上方向に揺動することで、第1リンク部22の前部が上昇し、第1接触子48aが下方向に移動することとなる。第1接触子48aは第1ストッパ部39に接触し、第1検出部47aはフットレスト部4と障害物Oとの接触を検出する。
第1検出部47aは、水平フレーム部20に対して下方から負荷がかかると、障害物Oとの接触を認識し、上下移動機構11を停止させるための検出信号を伝達する。
すなわち、第1検出部47a(第1リミットスイッチ47a)は、フットレスト部4の下方向への移動において、例えばフットレスト部4の底部4aの下面(下ケース体8の底部8aの下面)と外部に存在する障害物Oとの接触でフットレスト部4の移動が妨げられる状況を検出するものである。
一方、図7の右図に示すように、第1リンク部22が枢支軸34回りに下方向に揺動することで、第1リンク部22の前部が下降し、第1接触子48aが上方向に移動することとなる。第1接触子48aは第1ストッパ部39から離反し非接触となる。
図5に示すように、第2検出部47bは、フットレスト部4の移動が妨げられる状況、例えばフットレスト部4の底部上面(第2施療凹部10内の足載せ部10a)と当該フットレスト部4(第2施療凹部10内)に挿入された使用者の足裏S(足部F)との接触を検出するものとされている。
第2検出部47bは、第2リミットスイッチ47bを有している。第2リミットスイッチ47bは、第1リミットスイッチ47aに対向する第1リンク部22の他方側に取り付けられている。本実施形態においては、第2リミットスイッチ47bは、第1リンク部22の左側壁面22aに取り付けられている。
第2リミットスイッチ47bは、第2接触子48bが上側に位置するように設けられている。第2接触子48bは、第2ストッパ部40と向かい合う位置に配備されている。なお、第2接触子48bと第2ストッパ部40との間隔は、近いものとなっている。
第2検出部47bは、第1リンク部22が枢支軸34回りに動くことで、第2接触子48bが第2ストッパ部40に接触し、フットレスト部4と使用者の足裏S(足部F)との接触を検出する。
図9の右図に示すように、具体的には、第1リンク部22が枢支軸34回りに下方向に揺動することで、第1リンク部22の前部が下降し、第2接触子48bが前方向に移動することとなる。第2接触子48bは第2ストッパ部40に接触し、第2検出部47bはフットレスト部4と使用者の足裏Sとの接触を検出する。
第2検出部47bは、水平フレーム部20に対して上方から負荷がかかると、使用者の足裏S(足部F)との接触を認識し、上下移動機構11を停止させるための検出信号を伝達する。
すなわち、第2検出部47b(第2リミットスイッチ47b)は、フットレスト部4の上方向への移動において、例えばフットレスト部4の底部上面(第2施療凹部10内の足載せ部10a)とフットレスト部4に挿入された使用者の足裏S(足部F)との接触でフ
ットレスト部4の移動が妨げられる状況を検出するものである。
一方、図9の左図に示すように、第1リンク部22が枢支軸34回りに上方向に揺動することで、第1リンク部22の前部が上昇し、第2接触子48bが後方向に移動することとなる。第2接触子48bは第2ストッパ部40から離反し非接触となる。
制御部(停止部)は、検出部47が検出したフットレスト部4の接触に関する信号を基に、上下移動機構11を安全で且つ直ちに停止させる。
すなわち、制御部は、第1検出部47aの検出信号により、フットレスト部4の移動が妨げられる状況となった(例えば、フットレスト部4が障害物Oと接触した)と認識し、フットレスト部4の下方向への移動を安全で且つ直ちに停止する。
また、制御部は、第2検出部47bの検出信号により、フットレスト部4の移動が妨げられる状況となった(例えば、フットレスト部4が使用者の足裏S(足部F)と接触した)と認識し、フットレスト部4の上方向への移動を安全で且つ直ちに停止する。
[検知動作]
椅子型マッサージ機1を使用するにあたって、使用者は座部2に座り込み、背もたれ部3にもたれかかる。脚部Lをフットレスト部4に挿入する。つまり、上ケース体7の第1施療凹部9にふくらはぎCを挿入し、下ケース体8の第2施療凹部10に足部Fを挿入する。椅子型マッサージ機1に備え付けられている操作部(スイッチ)を操作し、フットレスト部4の位置を調整する。
(障害物検知)
例えば、フットレスト部4の位置を下げたいとき、使用者は椅子型マッサージ機1の操作部を操作してフットレスト部4を下降させる。
このとき、フットレスト部4の移動が妨げられる状況が生じる場合がある。例えば、床面上の存在する障害物Oによって、フットレスト部4の移動が妨げられる場合がある。そのため、本実施形態の椅子型マッサージ機1は、安全機構21を備えている。
ここで、第1検出部47aは、フットレスト部4と障害物Oとの接触を検出する。
図5に示すように、フットレスト部4を下降させたとき、下ケース体8の底部8aの下面が障害物Oと接触すると、下ケース体8内の水平フレーム部20が上方向に移動するようになる。
図6~図9などに示すように、障害物Oの負荷により、下ケース体8の底部8aの下面に固定された第2リンク部23が押し上げられるようになり、支持軸24(軸心A)を介して第1リンク部22の前部が上昇する。つまり、第1リンク部22が枢支軸34回りに上方向に揺動する。なお、軸部材30(軸心B)は、第1リンク部22に設けられた左右の長溝部29a,29b内を移動する。また、第1リンク部22に設けられた左右の膨出片32a,32b(左右の切り欠き部31a,31b)は、軸部材33(軸心C)の周りを摺動する。
図7の左図に示すように、第1リンク部22の右側壁面22bに取り付けられた第1リミットスイッチ47aは、第1リンク部22の上昇に伴って、前側が上昇する。下方を向いて配備された第1接触子48aが下方向に移動することとなる。
すると、第1接触子48aは、第3リンク部25の下部(底壁面25cの突出片46)の右縁側に設けられた第1ストッパ部39に接触し、第1検出部47aはフットレスト部4と障害物Oとの接触を検出する。つまり、第1検出部47aは、下ケース体8の底部8aの下面に対して下方から負荷がかかると、障害物Oとの接触を認識し、上下移動機構11を停止させるための検出信号を伝達する。制御部の指令に基づき、上下移動機構11を安全で且つ直ちに停止させる。このようにして、フットレスト部4の下方向における位置を調整する。
なお、図9の左図に示すように、第2検出部47b(第2リミットスイッチ)については、第2接触子48bが後方向に移動しており、第2リンク部23の上部に設けられた第2ストッパ部40から離反し非接触となる。
(脚部検知)
例えば、フットレスト部4の位置を上げたいとき、使用者は椅子型マッサージ機1の操
作部を操作してフットレスト部4を上昇させる。
このとき、フットレスト部4の移動が妨げられる状況が生じる場合がある。例えば、フットレスト部4(第2施療凹部10内)に挿入された使用者の足部F(足裏S)によって、フットレスト部4の移動が妨げられる場合がある。そのため、本実施形態の椅子型マッサージ機1は、安全機構21を備えている。
ここで、第2検出部47bは、フットレスト部4と使用者の足裏Sとの接触を検出する。
図5に示すように、フットレスト部4を上昇させたとき、第2施療凹部10内の足載せ部10aが使用者の足裏Sと接触すると、下ケース体8内の水平フレーム部20が下方向に移動するようになる。
図6~図9などに示すように、使用者の足部Fの負荷により、下ケース体8の底部8aの下面に固定された第2リンク部23が押し下げられるようになり、支持軸24(軸心A)を介して第1リンク部22の前部が下降する。つまり、第1リンク部22が枢支軸34回りに下方向に揺動する。なお、軸部材30(軸心B)は、第1リンク部22の長溝部29a,29b内を移動する。また、第1リンク部22の膨出片32a,32b(切り欠き部31a,31b)は、軸部材33(軸心C)の周りを摺動する。
図9の右図に示すように、第1リンク部22の左側壁面22aに取り付けられた第2リミットスイッチ47bは、第1リンク部22の下降に伴って、前側が下降する。前方を向いて配備された第2接触子48bが前方向に移動することとなる。
すると、第2接触子48bは、第2リンク部23の左側壁面23aの上部に設けられた第2ストッパ部40に接触し、第2検出部47bはフットレスト部4と使用者の足裏Sとの接触を検出する。つまり、第2検出部47bは、第2施療凹部10内の足載せ部10aに対して上方から負荷がかかると、使用者の足裏Sとの接触を認識し、上下移動機構11を停止させるための検出信号を伝達する。制御部の指令に基づき、上下移動機構11を安全で且つ直ちに停止させる。このようにして、フットレスト部4の上方向における位置(脚部Lに対応するフットレスト部4の位置)を調整する。
なお、図7の右図に示すように、第1検出部47a(第1リミットスイッチ)については、第1接触子48aが上方向に移動しており、第3リンク部25の下部に設けられた第1ストッパ部39から離反し非接触となる。
以上述べたように、本発明の椅子型マッサージ機1によれば、安全機構21をフットレスト部4に備えることで、使用者が座部2に着座した状態で、フットレスト部4を上下方向に移動させて脚部L(下肢L)の長さに合わせて位置を調整する際に適切な位置で停止するとともに、フットレスト部4の移動が妨げられる状況が発生した際に、フットレスト部4の移動を安全で且つ直ちに停止させることができる。
すなわち、安全機構21によりフットレスト部4の移動を直ちに停止することで、フットレスト部4及び障害物Oの損傷を防止することができるようになる。また、フットレスト部4などを駆動する上下駆動機構11の損傷を防止することができるようになる。
このように、本発明にかかる安全機構21の構成であれば、使用者の脚部Lの長さが違う(身長の違い)といった様々な状況でも、フットレスト部4を適切な位置に配備することができ、脚部Lなどの施療部に対して安全で且つ効果的なマッサージ動作を付与することができる。また、本発明にかかる安全機構21の構成であれば、フットレスト部4が障害物Oなど他の部材に接触しても、フットレスト部4の移動を安全で且つ直ちに停止させることができる。
ここで、安全機構21において実現されるポジション(姿勢)についてまとめる。
フットレスト部4の上下移動を制御する安全機構21の状態については、3つのポジションが可能となる。
具体的には、第1リミットスイッチ47aを検知した状態(床面上の挟み込み検知)を「第1ポジション」とする。第2リミットスイッチ47bを検知した状態(脚部L検知)を「第2ポジション」とする。第1リミットスイッチ47a及び第2リミットスイッチ47bの両方とも検知していないニュートラル状態を「第3ポジション」とする。
まず、安全機構21においては、第3ポジション(ニュートラル状態)が基準となる。その基準から上下方向(床面側又は脚部L側)のどちらかの負荷をフットレスト部4に受けたときに、負荷を受けた方向により安全機構21は第1ポジションもしくは第2ポジションに移ることとなる。
例えば、基準となる第3ポジション(ニュートラル状態)が無いと、床面上の障害物Oで挟まれ第1リミットスイッチ47aを検知した状態から、床面上の障害物Oを取り除くだけで、足裏(脚部L)を検知する第2ポジションに移行してしまう。また、足裏(脚部L)で押している第2リミットスイッチ47bを検知した状態から、足裏の負荷を抜くだけで、床面上の障害物Oに挟まれた状態を検知する第1ポジションに移行してしまう。
このように、本発明の安全機構21は、第1ポジションと第2ポジションの二つだけでは負荷の方向が変わっただけで動作が切り替わってしまうので、フットレスト部4の上下移動を制御するため第3ポジション(ニュートラル)を備えている。この第3ポジションを維持するため、第2リンク部23と第3リンク部25をそれぞれ設けている。
つまり、本発明の安全機構21は、第1~第3ポジションの3つのポジションを作るため、3つのリンク部(第1リンク部22、第2リンク部23、第3リンク部25)の構成としている。
安全機構21の構造について説明する。
第1リンク部22の外側に第3リンク部25を配置し、第3リンク部25の外側に第2リンク部23を配置する。連通された左右の貫通孔28a,28b,35a,35b,42a,42bに、回転自在に連結する支持軸24(軸心A)が挿入されている。
この支持軸24には、3つのリンク部(第1リンク部22と第2リンク部23と第3リンク部25)及び、2つのバネ部材(第1バネ部材24aと第2バネ部材24b)が組み込まれている。
第1バネ部材24aは、コイル状の中心部に支持軸24(軸心A)を通して、一端を軸部材30(軸心B)に係合し、反対側の他端を第3リンク部25の第1ストッパ部39に係合する。これにより、第3リンク部25は、第1バネ部材24aの反力により、第1リンク部22に対して押さえつける状態となる。
第2バネ部材24bは、コイル状の中心部に支持軸24(軸心A)を通して、一端を第1リンク部22の天壁面22cに係合し、反対側の他端を第3リンク部25の第1ストッパ部39に係合する。これにより、第1リンク部22は、第2バネ部材24bの反力により、第3リンク部25に対して開く方向の状態となる。
このように配備することで、第1リンク部22と第2リンク部23は、第3リンク部25と二つのバネ部材24a,24bを介して、開く方向となる。
ニュートラル状態の第3ポジションについて、床面からの負荷も脚部Lからの負荷も無い状態であると、第3リンク部25は初期状態となっており、第2リンク部23に押さえつけられた状態を維持している。また、第1リンク部22も初期状態となっており、第3リンク部25に対して開いた状態を維持している。
床面状の障害物Oを検知する第1ポジションについて、床面からの負荷により、第3リンク部25は、第1リンク部22に対して初期状態となっており、押さえつけられた状態である。第1リンク部22は、支持軸24を中心に回転して枢支軸34が下降することにより、第1ストッパ部39が第1リミットスイッチ47aを検知する。このとき、第2バネ部材24bは、圧縮された状態となっている。
脚部Lを検知する第2ポジションについて、脚部Lからの負荷により、第3リンク部25と第1リンク部22は、共に支持軸24を中心に回転して上昇することにより、第2ストッパ部40が第2リミットスイッチ47bを検知する。このとき、第1バネ部材24aは、圧縮された状態となっている。
なお、第3リンク部25と第1リンク部22が共に回転するのは、第3リンク部25上に設けられた軸部材33(軸心C)に、第1リンク部22に設けられたフック状の膨出片32a及び膨出片32bが係合されるためである。
さて、図2に戻って、フットレスト部4には、駆動機構49が格納されている。駆動機
構49は、下ケース体8内に格納されていて、下肢用マッサージ機5を駆動する。駆動機構49は、使用者の足部Fなどに対して挟み込みマッサージを行う下部マッサージ機構50と、使用者のふくらはぎCなどに対して挟み込みマッサージを行う上部マッサージ機構51と、を同時に駆動する。
駆動機構49は、回転駆動力を出力する駆動モータ52と、この駆動モータ52から出力された回転駆動力を伝達する伝達軸53と、伝達された回転駆動力が入力される第1ギアケース54と、伝達された回転駆動力が入力される第2ギアケース55と、を有している。
伝達軸53は、上下方向に亘って掛け渡すように備えられている。伝達軸53は、駆動モータ52から出力された回転駆動力を下部マッサージ機構50に入力する下部伝達軸53aと、駆動モータ52から出力された回転駆動力を上部マッサージ機構51に入力する上部伝達軸53bと、を有する一体の軸体である。下部伝達軸53aは、軸心が下方向を向いて配備されている。また、上部伝達軸53bは、軸心が上方向を向いて配備されている。
駆動機構49は、駆動モータ52から回転駆動力を出力し、伝達軸53に回転駆動力を伝達する。伝達軸53は、回転駆動力を下部伝達軸53aと上部伝達軸53bに振り分ける。下部伝達軸53aは、回転駆動力を下側の第1ギアケース54に入力する。第1ギアケース54では、下部マッサージ機構50を構成する第1回転軸56に伝達する。これと同時に、上部伝達軸53bは、回転駆動力を上側の第2ギアケース55に入力する。第2ギアケース55では、上部マッサージ機構51を構成する第2回転軸62に伝達する。
これにより、駆動モータ52一つで、下部マッサージ機構50と上部マッサージ機構51とを同時に駆動させて、使用者の足部FやふくらはぎCなどに対して挟み込みマッサージを行う。なお、駆動モータ52を複数用意し、一の駆動モータで下部マッサージ機構50を駆動し、他の駆動モータで上部マッサージ機構51を駆動するようにしてもよい。
図2などに示すように、本実施形態の下部マッサージ機構50は、下ケース体8に取り付けられている。下部マッサージ機構50は、第1回転軸56と、第1マッサージ部材57と、第1変換部58と、を有している。
第1回転軸56は、軸心が水平方向を向くように配備されている。第1回転軸56は、第1マッサージ部材57の基端側(第1変換部58)を左右方向に亘って貫通して配備されている。第1回転軸56は、駆動機構49を構成する下部伝達軸53aからの回転駆動力により回転する。
第1マッサージ部材57は、長尺とされた板状の部材であって、左右に離間して一対配備されている。第1マッサージ部材57は、少なくとも足先からかかとまでの足部Fを含む施療部に対して、挟み込む(押圧)マッサージを行う。
第1変換部58は、第1ボス部58aと、第1環状嵌合部58bと、第1規制部58cと、を有している。第1ボス部58aは、第1回転軸56に取り付けられていて、同伴回転する。第1環状嵌合部58bは、第1マッサージ部材57の基端側に設けられていて、第1回転軸56を外嵌する。第1規制部58cは、第1環状嵌合部58bの基端側に配備されている。第1規制部58cは、第1環状嵌合部58bが第1ボス部58aに対して供回りすることを規制する。第1変換部58は、第1回転軸56の回転駆動力を揺動動作に変換して、左右一対の第1マッサージ部材57を近接離反の動作をさせる。
さらに、下部マッサージ機構50は、足裏Sの長手方向中央(土踏まず)に対して、押圧マッサージ動作を付与する足裏マッサージローラ59を有している。加えて、下部マッサージ機構50には、振動マッサージ部材60が備えられている。
左右一対の第1マッサージ部材57が近接離反する揺動動作をすることにより、足先からかかとまでの足部Fに対して、効果的な挟み込みマッサージが付与される。また、足裏マッサージローラ59が回転動作をすることにより、足裏Sの土踏まずに対して効果的な押圧マッサージを付与する。また、振動する足裏マッサージ部材60が、足裏Sの前後に対して振動マッサージを付与する。
図2などに示すように、本実施形態の上部マッサージ機構51は、上ケース体7内に格
納されている。
詳しくは、上部マッサージ機構51は、下ケース体8の上方に浮遊状態で位置する基盤体61上に配備されていて、その基盤体61を介して上ケース体7内に取り付けられている。また、上部マッサージ機構51は、揺動駆動機構66により、左右方向を向く軸心回りに揺動可能に支持されている。
上部マッサージ機構51は、第2回転軸62と、第2マッサージ部材63と、第2変換部64と、を有している。
第2回転軸62は、軸心が水平方向を向くように配備されている。第2回転軸62は、第2マッサージ部材63の基端側(第2変換部64)を左右方向に亘って貫通して配備されている。第2回転軸62は、駆動機構49を構成する上部伝達軸53bからの回転駆動力により回転する。
第2マッサージ部材63は、長尺とされた板状の部材であって、左右に離間して一対配備されている。第2マッサージ部材63は、ふくらはぎC又は腿など上側の施療部に対して、挟み込む(押圧)マッサージを行う。
第2変換部64は、第2マッサージ部材63の基端側に設けられていて、第2回転軸62を外嵌する。第2変換部64は、第2回転軸62の回転駆動力を揺動動作に変換して、左右一対の第2マッサージ部材63を近接離反の動作をさせる。
基盤体61は、揺動駆動機構66により揺動自在に支持されている。基盤体61は、軸支持部65により、第2回転軸62の両端部を回転自在に支持している。
なお、下部マッサージ機構50と上部マッサージ機構51に関しては、膨張と収縮を繰り返すエアバッグを採用しても構わない。
このように、第2マッサージ部材63が上ケース体7の左右の第1施療凹部9に対応するように合計二組、備えられている。左右一対の第2マッサージ部材63が近接離反する揺動動作をすることにより、ふくらはぎC~腿に対して、効果的な挟み込みマッサージが付与される。
揺動駆動機構66は、左右方向を向く揺動軸67を介して、上部マッサージ機構51の先端側が立ち上がり可能なように、電動で揺動自在に支持している。
なお、本実施形態においては、揺動軸67は、第2回転軸62と同一軸体からなるものとしている。ただし、揺動軸67は、第2回転軸62とは別の第2の軸体として設けていても構わない。
揺動駆動機構66は、駆動機構49の上方に配備されている。揺動駆動機構66は、回転駆動力を出力する駆動モータ68と、その回転駆動力により回転する回転軸69と、その回転軸69に取り付けられ且つ伴に回転するギア70と、そのギア70とかみ合い且つ基盤体61に取り付けられているギア71と、を有している。
駆動モータ68から回転駆動力が出力されると、回転軸69が回転駆動力により回転し、ギア70が回転軸69の回転とともに回転する。ギア70の回転によりギア71が回転し、基盤体61が揺動軸67回りに回転する。これにより、第2マッサージ部材63は、揺動軸67回りに前後方向に揺動することとなる。
上部マッサージ機構51は、揺動駆動機構66によって、第2マッサージ部材63(もみ板)位置を切り替え可能とすることで、ふくらはぎCから腿に至るまでに対して揉みマッサージを付与する。
なお、第2マッサージ部材63の跳ね上がり角度を、所定の角度に安全に調整する機構を備えていてもよい。すなわち、揺動軸67(第2回転軸62)の回転角度をロータリーエンコーダなどで検出し、制御部の指令により第2マッサージ部材63を所定の位置に安全に調整するようにしてもよい。
また、上部マッサージ機構51には、ふくらはぎCや腿が大きいといった脚部Lの形状(大きさ)には個人差があるので、一対の第2マッサージ部材63の幅を任意で且つ自動で調整することができる幅調整機構72が備えられていてもよい。なお、足部Fの形状(大きさ)にも個人差があるので、下部マッサージ機構50に幅調整機構72を備え、左右一対の第1マッサージ部材57の幅を可変としていてもよい。
本実施形態のフットレスト部4(下肢用マッサージ機5)は、収納機構73(回動機構)により電動で、座部2の内部から前方に出退自在な構成となっている。
収納機構73は、座部2(支持フレーム6)の前側に取り付けられた揺動可能なアーム部材74と、そのアーム部材74と回動自在に連結されたリンクアーム部材75と、そのリンクアーム部材75を前後方向に移動させる駆動部76と、を有する。
アーム部材74は、一端側が支持フレーム6の前側上部に設けられた突出状の支持部材77に回動自在に取り付けられている。
駆動部76について、本実施形態では、アクチュエータ(直動運動機構)を採用しており、座部2の前後方向に沿って直動運動を行う。ただし、駆動部76の構成については、アクチュエータに限らない。
アクチュエータ76の駆動により、リンクアーム部材75が前方に押し出され、アーム部材74が支持軸78回りに前方へ回動する。フットレスト部4は、支持フレーム6から外部へ出ることとなる。このとき、フットレスト部4は、床面に接触することなく上方向に回動することとなる。
また、本実施形態の椅子型マッサージ機1は、フットレスト部4の姿勢を変えて、ふくらはぎC~足部Fを伸ばして載せることができる台(オットマン)に切り替えることができるものとなっている。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
特に、今回開示された実施形態において、明示されていない事項、例えば、作動条件や操作条件、構成物の寸法、重量などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な事項を採用している。
例えば、下肢用マッサージ機5に、送風ポンプと、送風ポンプからの空気を暖める加熱装置と、を備えておいてもよい。すなわち、加熱装置により暖められた温風を下肢用マッサージ機5の内部に送風することで、第1マッサージ部材57や第2マッサージ部材63の近傍を暖めて、足部F、ふくらはぎC、腿などの施療部に対して温熱マッサージを行う構成を設けてもよい。
なお、本実施形態の椅子型マッサージ機1に関しては、特願2021-053634を参照するとよい。また、本実施形態の下肢用マッサージ機5に関しては、特開2021-090645号公報を参照するとよい。また、幅調整機構72に関しては、特許6412517号公報に開示された機構が最も好ましい。
本発明の1つの実施形態を上記に記したが、より広い観点で説明すれば、本発明の検出部は、フットレスト部4に上方向の力が加わった「上力付与状況」、又は、フットレスト部4に下方向の力が加わった「下力付与状況」を検出するものであり、検出部が検出した結果を基に、制御部が上下移動機構11を停止させる機能を有している。
第1検出部47aはフットレスト部4の上力付与状況を検出し、第2検出部47bはフットレスト部4の下力付与状況を検出するものであり、制御部は、第1検出部47aの検出信号によりフットレスト部4の下方向への移動を停止し、第2検出部47bの検出信号によりフットレスト部4の上方向への移動を停止するように構成されている。
なお、上力付与状況が、フットレスト部4の下部と外部に存在する障害物Oとの接触により発現するものであり、下力付与状況が、フットレスト部4の上部と座部2との挟み込み、乃至はフットレスト部4の下部と当該フットレスト部に挿入された使用者の足F(特に足裏)との接触により発現することが想定される。
1 椅子型マッサージ機
2 座部
3 背もたれ部
4 フットレスト部
5 下肢用マッサージ機
6 支持フレーム
7 上ケース体
8 下ケース体
9 第1施療凹部
10 第2施療凹部
10a 足載せ部
11 上下移動機構
12 昇降駆動部
13 スライド部材
14 モータ
15 ロッド
16 スライダー
17 案内部材
18 フレーム部材
19 垂直フレーム部
20 水平フレーム部
21 安全機構
22 第1リンク部
22a 左側壁面
22b 右側壁面
22c 天壁面
23 第2リンク部
23a 左側壁面
23b 右側壁面
23c 底壁面
24 支持軸(軸心A)
24a 第1バネ部材
24b 第2バネ部材
25 第3リンク部
25a 左側壁面
25b 右側壁面
25c 底壁面
26a 左突出片(第1リンク部の後部)
26b 右突出片(第1リンク部の後部)
27a 左貫通孔(左突出片)
27b 右貫通孔(右突出片)
28a 左貫通孔(第1リンク部の前部)
28b 右貫通孔(第1リンク部の前部)
29a 長溝部(第1リンク部の左側)
29b 長溝部(第1リンク部の右側)
30 軸部材(軸心B)
31a 切り欠き部(第1リンク部の左前端)
31b 切り欠き部(第1リンク部の右前端)
32a 膨出片(第1リンク部の左前端)
32b 膨出片(第1リンク部の右前端)
33 軸部材(軸心C)
34 枢支軸
35a 左貫通孔(第2リンク部の中途部)
35b 右貫通孔(第2リンク部の中途部)
36a 左貫通孔(第2リンク部の上部)
36b 右貫通孔(第2リンク部の上部)
37a 切り欠き部(第2リンク部の左側)
37b 切り欠き部(第2リンク部の右側)
38a 膨出片(第2リンク部の左側)
38b 膨出片(第2リンク部の右側)
39 第1ストッパ部
40 第2ストッパ部
41 貫通孔(第2リンク部)
42a 左貫通孔(第3リンク部の左側)
42b 右貫通孔(第3リンク部の右側)
43a 左突出片(第3リンク部の前縁側)
43b 右突出片(第3リンク部の前縁側)
44a 左貫通孔(第3リンク部の前縁側)
44b 右貫通孔(第3リンク部の前縁側)
45a 左突出片(第3リンク部の上端側)
45b 右突出片(第3リンク部の上端側)
46 突出片(第3リンク部の底壁面)
47 検出部
47a 第1検出部(第1リミットスイッチ)
47b 第2検出部(第2リミットスイッチ)
48a 第1接触子(第1検出部)
48b 第2接触子(第2検出部)
49 駆動機構
50 下部マッサージ機構
51 上部マッサージ機構
52 駆動モータ
53 伝達軸
53a 下部伝達軸
53b 上部伝達軸
54 第1ギアケース
55 第2ギアケース
56 第1回転軸
57 第1マッサージ部材
58 第1変換部
58a 第1ボス部
58b 第1環状嵌合部
58c 第1規制部
59 足裏マッサージローラ
60 振動マッサージ部材
61 基盤体
62 第2回転軸
63 第2マッサージ部材
64 第2変換部
65 軸支持部
66 揺動駆動機構
67 揺動軸
68 駆動モータ
69 回転軸
70 ギア
71 ギア
72 幅調整機構
73 収納機構
74 アーム部材
75 リンクアーム部材
76 駆動部
77 支持部材
78 支持軸
79 脚部昇降機構
L 脚部(下肢)
F 足部
C ふくらはぎ
S 足裏
O 障害物

Claims (9)

  1. 使用者が着座する座部と、前記座部の後部に設けられた背もたれ部と、前記座部の前部に設けられ且つ前記使用者の下肢が挿入可能なフットレスト部と、前記フットレスト部を上下方向に移動させる上下移動機構と、前記フットレストの傾斜角度を変更する脚部昇降機構と、を備えている椅子型マッサージ機において、
    前記フットレスト部は、当該フットレスト部の移動が妨げられる状況が発生した際に、前記上下移動機構を停止させる安全機構を有している
    ことを特徴とする椅子型マッサージ機。
  2. 前記安全機構は、
    前記フットレスト部の移動が妨げられる状況を検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果を基に、前記上下移動機構を停止させる制御部と、を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の椅子型マッサージ機。
  3. 前記検出部は、
    前記フットレスト部に上方向の力が加わった上力付与状況、又は、前記フットレスト部に下方向の力が加わった下力付与状況を検出するものとされ、
    前記制御部は、前記検出部が検出した結果を基に、前記上下移動機構を停止させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の椅子型マッサージ機。
  4. 前記検出部は、
    前記フットレスト部の上力付与状況を検出する第1検出部と、
    前記フットレスト部の下力付与状況を検出する第2検出部と、を有し、
    前記制御部は、前記第1検出部の検出信号により前記フットレスト部の下方向への移動を停止し、前記第2検出部の検出信号により前記フットレスト部の上方向への移動を停止する
    ことを特徴とする請求項3に記載の椅子型マッサージ機。
  5. 前記安全機構は、
    前記上下移動機構に連結されている第1リンク部と、
    前記ケース体の底部に固定されている第2リンク部と、
    前記第1リンク部と前記第2リンク部を回転自在に連結する支持軸と、
    前記支持軸に組まれていて且つ前記フットレスト部のニュートラルの状態を作る第1バネ部材と、からなるリンク機構を有し、
    前記第1検出部は、リミットスイッチを有し且つ前記第1リンク部の一方側に取り付けられており、
    前記第2検出部は、リミットスイッチを有し且つ前記第1検出部に対向する前記第1リンク部の他方側に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項4に記載の椅子型マッサージ機。
  6. 前記第1検出部は、前記フットレスト部内に配備されたフレーム部材を構成する水平フレーム部が動いて第1ストッパ部に接触することで、前記上力付与状況を検出し、
    前記第2検出部は、前記水平フレーム部が動いて第2ストッパ部に接触することで、前記下力付与状況を検出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の椅子型マッサージ機。
  7. 前記リンク機構は、前記第1リンク部と前記第2リンク部を回転自在に連結する第3リンク部と、前記支持軸に組まれていて且つ前記フットレスト部のニュートラルの状態を作る第2バネ部材と、を備え、
    前記第1リンク部と前記第2リンク部は、前記第3リンク部を介して前記支持軸によって回転自在に連結されていて、
    前記第2リンク部の上部には前記第2ストッパ部が設けられていて、前記第3リンク部の下部には前記第1ストッパ部が設けられており、
    前記第1検出部を構成するリミットスイッチの接触子が当該リミットスイッチの下部に設けられ、前記第2検出部を構成するリミットスイッチの接触子が当該リミットスイッチの上部に設けられ、
    前記第1検出部を構成するリミットスイッチの接触子に前記第1ストッパ部が接触することで、前記上力付与状況を検出し、
    前記第2検出部を構成するリミットスイッチの接触子に前記第2ストッパ部が接触することで、前記下力付与状況を検出する
    ことを特徴とする請求項6に記載の椅子型マッサージ機。
  8. 前記上力付与状況が、前記フットレスト部の下部と外部に存在する障害物との接触により発現するものであり、
    前記下力付与状況が、前記フットレスト部の上部と座部との挟み込み、乃至は前記フットレスト部の下部と当該フットレスト部に挿入された前記使用者の足との接触により発現する
    ことを特徴とする請求項3~7のいずれかに記載の椅子型マッサージ機。
  9. 前記フットレスト部は、前記使用者の下肢に対してマッサージを行う下肢用マッサージ機とされている
    ことを特徴とする請求項1~8のいずれかに記載の椅子型マッサージ機。
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