JP7415501B2 - 定着装置 - Google Patents

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本発明は、定着装置に関する。
従来、定着装置は、トナー像をシートに定着させる。定着装置は、ノズルユニットと、対向電極とを備える。ノズルユニットは、トナー像が形成されたシートに定着液を噴霧する。対向電極は、ノズルユニットと間隔を隔てて位置する。対向電極には、電圧が印加される(下記特許文献1参照)。
特開2017-068098号公報
しかし、上記した特許文献1に記載の定着装置では、ノズルから噴霧された定着液のミストは、帯電している。そのため、定着液のミストがシートに付与されることにより、シートが帯電する。帯電しているシートにさらに定着液を噴霧した場合、定着液のミストとシートとの間で静電斥力が生じ、定着液のミストが、シートに引き寄せられにくくなる。
そのため、定着液をシートに安定して付与することが困難である。
そこで、本開示の目的は、シートが帯電している場合であっても、複数のノズルのそれぞれから噴霧された定着液をシートに安定して付与することができる定着装置を提供することにある。
(1)本開示の定着装置は、トナー像をシートに定着させる。定着装置は、ノズルユニットと、対向電極とを備える。ノズルユニットは、トナー像が形成されたシートに定着液を噴霧する。対向電極は、ノズルユニットと間隔を隔てて位置する。対向電極には、電圧が印加される。
対向電極は、第1平板と、複数の第1突起とを有する。
第1平板は、第1方向に延びる。
複数の第1突起は、第1平板から第2方向に延びる。第2方向は、対向電極からノズルユニットに向かう方向である。複数の第1突起は、第1方向に沿って並ぶ。
このような構成によれば、複数の第1突起は、対向電極からノズルユニットに向かって延びる。
これにより、対向電極に電圧が印加された状態で、複数の第1突起のそれぞれの先端に、静電気力が集中する。
そのため、対向電極に印加される電圧を高くすることなく、複数の第1突起のそれぞれの先端に、強い電場を形成できる。
そして、複数の第1突起は、第1方向に沿って並ぶ。
そのため、第1方向に沿って形成される強い電場により、複数のノズルのそれぞれから噴霧された定着液を、対向電極に向かって安定して引き寄せることができる。
その結果、シートが帯電している場合であっても、複数のノズルのそれぞれから噴霧された定着液をシートに安定して付与することができる。
(2)ノズルユニットは、筐体と、複数のノズルとを有してもよい。筐体は、定着液を収容可能である。複数のノズルは、筐体内の定着液を排出する。
(3)複数の第1突起の数は、複数のノズルの数よりも多くてもよい。
(4)複数の第1突起は、対向突起と非対向突起とを含んでもよい。対向突起は、第2方向においてノズルと向かい合う。非対向突起は、第2方向においてノズルと向かい合わない。
(5)複数の第1突起のそれぞれは、第2方向において、第1平板からノズルユニットへ向かうにつれて細くなってもよい。
(6)複数の第1突起のそれぞれは、二等辺三角形の平板であってもよい。
(7)複数の第1突起のそれぞれの先端は、円弧形状を有してもよい。
(8)第1方向は、第3方向と交差してもよい。第3方向は、画像形成装置の感光ドラムから定着装置に向けてシートが搬送される方向である。第2方向は、第1方向および第3方向の両方と交差してもよい。
(9)感光ドラムは、第1方向に延びる軸について回転可能であってもよい。
(10)対向電極は、第2平板と、複数の第2突起と、接続板とを、さらに有してもよい。第2平板は、第3方向において第1平板から離れて位置する。第2平板は、第1方向に延びる。複数の第2突起は、第2平板からノズルユニットに向かって第2方向に延びる。複数の第2突起は、第1方向に沿って並ぶ。接続板は、第1平板と第2平板とを電気的に接続する。
(11)対向電極は、接続端子を、さらに有してもよい。接続端子は、画像形成装置の電源と電気的に接続される。接続端子は、第1方向における対向電極の一端部に位置する。
(12)複数の第1突起のそれぞれの先端は、第2方向において、ノズルユニットと接続端子の間に位置してもよい。
(13)定着装置は、さらに、フレームと、電極とを備えてもよい。フレームは、収容部を有する。収容部は、底壁と、側壁とを備える。底壁は、第2方向において対向電極に対してノズルユニットの反対側に位置する。側壁は、底壁から第2方向に延びる。収容部は、ノズルユニットから噴霧された定着液を収容可能である。対向電極は、底壁に取り付けられている。電極は、対向電極に電圧を印加する。電極は、第1端子と、第2端子とを有する。第1端子は、収容部内において、対向電極と電気的に接続される。第2端子は、第1端子から離れて位置する。第2端子は、収容部外において、画像形成装置の電源と電気的に接続される。側壁は、開口を有する。電極が開口に通った状態で、電極は、側壁から離間している。
このような構成によれば、電極が側壁から離間しているため、対向電極に印加される電圧によって側壁が帯電することを抑制できる。
そのため、ノズルユニットから噴霧された定着液のミストが側壁に引き寄せられることを抑制できる。
その結果、ノズルユニットは、対向電極に向かって、定着液を安定に噴霧することができる。
(14)複数の第1突起のそれぞれの先端は、第2方向において、ノズルユニットと第1端子との間に位置してもよい。
(15)対向電極は、金属からなってもよい。
本開示の定着装置によれば、シートが帯電している場合であっても、複数のノズルのそれぞれから噴霧された定着液をシートに安定して付与することができる。
図1は、画像形成装置の概略構成図である。 図2は、図1に示すノズルユニットの、第3方向から見た側面図である。 図3Aは、図1に示す対向電極の斜視図である。図3Bは、図3Aに示す対向電極の、第1方向から見た側面図である。 図4Aは、複数のノズルと複数の第1突起との位置関係を説明するための説明図であって、第3方向から見た図である。図4Bは、図4Aとともに、複数のノズルと複数の第1突起との位置関係を説明するための説明図であって、第2方向から見た図である。 図5は、対向電極の接続端子と画像形成装置の電源との電気的な接続を説明するための説明図である。 図6Aは、第1の変形例を説明する説明図である。図6Bは、第2の変形例を説明する説明図である。 図7は、第3の変形例を説明する説明図であって、図8のA-A線に相当する断面を示す。 図8は、図7とともに第3の変形例を説明する説明図である。 図9は、第3の変形例の対向電極の斜視図である。
1.画像形成装置の概略
図1を参照して、画像形成装置1の概略について説明する。
画像形成装置1は、本体筐体2と、シート供給部3と、感光ドラム4と、帯電装置5と、露光装置6と、現像装置7と、転写装置8と、定着装置9とを備える。
1.1 本体筐体
本体筐体2は、シート供給部3と、感光ドラム4と、帯電装置5と、露光装置6と、現像装置7と、転写装置8と、定着装置9とを収容する。
1.2 シート供給部
シート供給部3は、感光ドラム4にシートSを供給する。シート供給部3は、シートカセット10と、ピックアップローラ11と、搬送ローラ12とを備える。シートカセット10は、シートSを収容する。シートSは、例えば、印刷用紙である。ピックアップローラ11は、シートカセット10内のシートSを搬送ローラ12に向かって搬送する。搬送ローラ12は、ピックアップローラ11からのシートSを感光ドラム4に向かって搬送する。
1.3 感光ドラム
感光ドラム4は、軸Aについて回転可能である。軸Aは、第1方向に延びる。感光ドラム4は、円筒形状を有する。感光ドラム4は、軸Aに沿って延びる。
1.4 帯電装置
帯電装置5は、感光ドラム4の表面を帯電させる。帯電装置5は、具体的には、帯電ローラである。なお、帯電装置5は、スコロトロン型帯電器であってもよい。帯電装置5が帯電ローラである場合、帯電装置5は、感光ドラム4の表面に接触する。帯電装置5がスコロトロン型帯電装置である場合、帯電装置5は、感光ドラム4の表面に対して間隔を隔てて位置する。
1.5 露光装置
露光装置6は、感光ドラム4の表面を露光する。詳しくは、露光装置6は、帯電装置5によって帯電された感光ドラム4の表面を露光する。これにより、感光ドラム4の表面に静電潜像が形成される。露光装置6は、具体的には、レーザースキャンユニットである。
なお、露光装置6は、LEDアレイであってもよい。
1.6 現像装置
現像装置7は、感光ドラム4の表面にトナーを供給する。これにより、静電潜像が現像され、感光ドラム4の表面にトナー像が形成される。現像装置7は、トナー収容部13と、現像ローラ14とを有する。
トナー収容部13は、トナーを収容する。トナーは、トナー粒子と、必要により、外添剤とを含有する。トナー粒子は、結着樹脂と、必要により、着色剤、顔料分散剤、離型剤、磁性体および帯電制御剤を含有する。結着樹脂は、トナー粒子のベースである。結着樹脂は、トナー粒子に含まれる成分を結着する。着色剤は、トナー粒子に所望の色を付与する。着色剤は、結着樹脂中に分散する。顔料分散剤は、着色剤の分散性を向上させる。帯電制御剤は、トナー粒子に帯電性を付与する。帯電性は、正帯電性および負帯電性のいずれであってもよい。外添剤は、トナー粒子の帯電性、流動性、保存安定性を調整する。
現像ローラ14は、トナー収容部13内のトナーを感光ドラム4の表面に供給する。現像ローラ14は、感光ドラム4と接触する。なお、現像ローラ14は、感光ドラム4と接触しなくてもよい。
現像装置7は、感光ドラム4および帯電装置5とともに、1つのプロセスユニットとして構成されてもよい。プロセスユニットは、本体筐体2に対して装着可能であってもよい。
また、現像装置7は、感光ドラム4および帯電装置5を有するドラムユニットに対して装着可能な現像カートリッジであってもよい。ドラムユニットは、本体筐体2に対して装着可能であってもよい。
また、現像装置7は、現像ローラ14を備える現像器と、現像器に対して装着可能なトナーカートリッジとを備えてもよい。この場合、トナーカートリッジは、トナー収容部13を備える。また、現像器は、ドラムユニットに設けられてもよい。現像器は、ドラムユニットに対して装着可能であってもよい。
1.7 転写装置
転写装置8は、トナー像を、感光ドラム4からシートSに転写する。これにより、シートSに、トナー像が、形成される。転写装置8は、感光ドラム4と接触する。なお、転写装置8は、感光ドラム4と接触しなくてもよい。転写装置8は、具体的には、転写ローラである。なお、転写装置8は、転写ベルトであってもよい。
1.8 定着装置
定着装置9は、定着液をトナー像に付与して、トナー像をシートSに定着させる。詳しくは、定着装置9は、定着液を静電噴霧によりシートS上のトナー像に向けて噴霧することで、定着液をトナー像に付与する。すると、トナーの結着樹脂は、定着液によって軟化する。その後、軟化した結着樹脂が硬化することにより、トナーは、シートSに定着する。これにより、トナー像は、シートSに定着する。トナー像が定着したシートSは、本体筐体2の外に排紙される。
2.定着装置の詳細
次に、図1から図4Bを参照して、定着装置9の詳細について説明する。
定着装置9は、図1に示すように、ノズルユニット9Aと、対向電極9Bとを備える。
2.1 ノズルユニット
ノズルユニット9Aは、トナー像が形成されたシートSに定着液を噴霧する。ノズルユニット9Aは、図2に示すように、筐体21と、複数のノズル22とを有する。
2.1.1 筐体
筐体21は、定着液を収容可能である。筐体21は、第1方向に延びる。第1方向は、感光ドラム4の軸Aが延びる方向である。また、第1方向は、シートSの幅方向である。
筐体21は、第2方向において、外面S1と、外面S2とを有する。第2方向は、対向電極9B(図1参照)からノズルユニット9Aに向かう方向である。第2方向は、第1方向と交差する。詳しくは、第2方向は、第1方向と直交する。外面S2は、第2方向において、外面S1から離れて位置する。外面S2は、第2方向において、外面S1よりも対向電極9Bの近くに位置する。筐体21は、ノズル電極21Aを備える。
ノズル電極21Aは、画像形成装置1の電源P1(図1参照)と電気的に接続される。これにより、ノズル電極21Aには、電圧が印加される。筐体21内の定着液は、ノズル電極21Aにより帯電される。
2.1.2 ノズル
複数のノズル22は、筐体21の外面S2に位置する。複数のノズル22は、第2方向において、ノズル電極21Aと対向電極9B(図1参照)との間に位置する。複数のノズル22のそれぞれは、筐体21の外面S2から対向電極9Bに向かって延びる。複数のノズル22のそれぞれは、第2方向に沿って延びる。複数のノズル22は、筐体21内の定着液を排出する。詳しくは、ノズル電極21Aと対向電極9Bとに電圧が印加された状態で、ノズル22の先端を通る定着液は、ノズル電極21Aと対向電極9Bとの間の静電気力によってミスト化される。ミスト化された定着液は、ノズルユニット9Aと対向電極9Bとの間を通過するシートS(図1参照)に付与される。
2.2 対向電極
対向電極9Bは、図1に示すように、第2方向において、ノズルユニット9Aと間隔を隔てて位置する。対向電極9Bは、金属からなる。対向電極9Bは、図3Aに示すように、第1平板31と、複数の第1突起32と、第2平板33と、複数の第2突起34と、複数の接続板35と、接続端子36とを有する。
2.2.1 第1平板
第1平板31は、第1方向および第2方向に延びる。第1平板31は、第2方向において、エッジE1とエッジE2とを有する。エッジE2は、第2方向において、エッジE1から離れて位置する。エッジE2は、第2方向において、エッジE1よりもノズルユニット9A(図1参照)の近くに位置する。また、第1平板31は、第1方向において、エッジE3とエッジE4とを有する。エッジE4は、第1方向において、エッジE3から離れて位置する。
2.2.2 第1突起
複数の第1突起32のそれぞれは、図4Aに示すように、第1平板31のエッジE2から第2方向に延びる。これにより、対向電極9Bに電圧が印加された状態で、複数の第1突起32のそれぞれの先端321に、静電気力が集中する。そのため、対向電極9Bに印加される電圧を高くすることなく、複数の第1突起32のそれぞれの先端321に、強い電場を形成できる。詳しくは、複数の第1突起32のそれぞれは、第2方向において、第1平板31からノズルユニット9Aへ向かうにつれて細くなる。これにより、複数の第1突起32のそれぞれの先端321に、静電気力が、より集中する。具体的には、複数の第1突起32のそれぞれは、二等辺三角形の平板である。なお、複数の第1突起32のそれぞれは、円錐形状であってもよい。複数の第1突起32のそれぞれの先端321は、円弧形状を有する。
複数の第1突起32のそれぞれの第2方向における長さは、例えば、1mm以上、好ましくは、2mm以上である。複数の第1突起32のそれぞれの第2方向における長さは、例えば、10mm以下である。
また、図3Bに示すように、複数の第1突起32のそれぞれの先端321は、第2方向において、ノズルユニット9A(図4A参照)と接続端子36との間に位置する。そのため、対向電極9Bに電圧が印加された状態で、複数のノズル22(図4A参照)のそれぞれから噴霧された定着液は、接続端子36よりも、複数の第1突起32のそれぞれの先端321に引き寄せられる。
そして、複数の第1突起32は、図4Aに示すように、互いに間隔を隔てて、第1方向に沿って並ぶ。これにより、対向電極9Bに電圧が印加された状態で、第1方向に沿って強い電場が形成される。なお、隣り合う2つの第1突起32の第1方向における間隔は、好ましくは、隣り合う2つのノズル22の第1方向における間隔よりも小さい。隣り合う2つの第1突起32の第1方向における間隔は、例えば、10mm以下であり、好ましくは、5mm以下である。隣り合う2つの第1突起32の第1方向における間隔は、例えば、2mm以上である。複数の第1突起32の数は、複数のノズル22の数よりも多い。これにより、複数のノズル22から噴霧された定着液を、確実に、対向電極9Bに引き寄せることができる。複数の第1突起32は、第2方向においてノズル22と向かい合う対向突起32Aと、第2方向においてノズル22と向かい合わない非対向突起32Bとを含む。図4Bに示すように、対向突起32Aの先端321は、ノズル22を第2方向に投影した場合、ノズル22の投影面P内に入る。好ましくは、対向突起32Aの先端321は、ノズル22を第2方向に投影した場合、ノズル22の先端221と一致する。一方、非対向突起32Bの先端321は、ノズル22を第2方向に投影した場合、ノズル22の投影面P内に入らない。非対向突起32Bの先端321は、ノズル22から定着液が噴霧される範囲R内に入る。
2.2.3 第2平板
第2平板33は、図3Aに示すように、第3方向において第1平板31から離れて位置する。第3方向は、画像形成装置1の感光ドラム4(図1参照)から定着装置9(図1参照)に向けてシートS(図1参照)が搬送される方向である。第3方向は、第1方向および第2方向の両方と交差する。
第2平板33は、第1方向および第2方向に延びる。第2平板33は、第2方向において、エッジE11とエッジE12とを有する。エッジE12は、第2方向において、エッジE11から離れて位置する。エッジE12は、第2方向において、エッジE11よりもノズルユニット9A(図1参照)の近くに位置する。
2.2.4 第2突起
複数の第2突起34のそれぞれは、第2平板33のエッジE12からノズルユニット9Aに向かって第2方向に延びる。複数の第2突起34のそれぞれは、複数の第1突起32のそれぞれと同じ形状を有する。これにより、複数の第2突起34のそれぞれは、複数の第1突起32のそれぞれと同じ機能を有する。複数の第2突起34は、互いに間隔を隔てて、第1方向に沿って並ぶ。
2.2.5 接続板
複数の接続板35のそれぞれは、第1方向および第3方向に延びる。複数の接続板35のそれぞれの、第3方向における一端部は、第1平板31のエッジE1と接続する。また、複数の接続板35のそれぞれの、第3方向における他端部は、第2平板33のエッジE11と接続する。複数の接続板35のそれぞれは、第1平板31と第2平板33とを電気的に接続する。これにより、対向電極9Bに電圧が印加された状態で、第1平板の電圧と第2平板の電圧とが同じになる。複数の接続板35のそれぞれは、第1方向において、互いに間隔を隔てて並ぶ。
2.2.6 接続端子
接続端子36は、第1方向における対向電極9Bの一端部に位置する。詳しくは、接続端子36は、第1平板31のエッジE3から延びる。接続端子36は、画像形成装置1の電源P2(図1参照)と電気的に接続される。
詳しくは、図5に示すように、定着装置9は、フレーム9Cと、電極9Dとを備える。
フレーム9Cは、収容部90を有する。収容部90は、ノズルユニット9Aから噴霧された定着液を収容可能である。収容部90は、底壁91と、側壁92とを備える。底壁91は、第2方向において、対向電極9Bに対してノズルユニット9Aの反対側に位置する。側壁92は、底壁91から第2方向に延びる。対向電極9Bは、底壁91に取り付けられている。
電極9Dは、側壁92に取り付けられている、電極9Dは、画像形成装置1の電源P2(図1参照)と電気的に接続される。接続端子36は、電極9Dと接触する。これにより、接続端子36は、電極9Dを介して、画像形成装置1の電源P2と電気的に接続される。これにより、対向電極9Bには、電極9Dによって、電圧が印加される。
3.作用効果
定着装置9によれば、図3Aに示すように、対向電極9Bは、複数の第1突起32を有する。複数の第1突起32は、対向電極9Bからノズルユニット9A(図1参照)に向かって延びる。
対向電極9Bに電圧が印加された状態で、複数の第1突起32のそれぞれの先端321には、静電気力が集中する。
そのため、対向電極9Bに印加される電圧を高くすることなく、複数の第1突起32のそれぞれの先端321に、強い電場を形成できる。
そして、複数の第1突起32は、第1方向に沿って並ぶ。
そのため、第1方向に沿って形成される強い電場により、複数のノズル22のそれぞれから噴霧された定着液を、対向電極9Bに向かって安定して引き寄せることができる。
その結果、シートSが帯電している場合であっても、複数のノズル22のそれぞれから噴霧された定着液をシートSに安定して付与することができる。
また、定着装置9によれば、図4Aに示すように、複数の第1突起32のそれぞれは、第2方向において、第1平板31からノズルユニット9Aへ向かうにつれて細くなる。
これにより、複数の第1突起32のそれぞれの先端321に、静電気力を、より集中させることができる。
また、定着装置9によれば、図3Aに示すように、複数の接続板35のそれぞれは、第1平板31と第2平板33とを電気的に接続する。
これにより、対向電極9Bに電圧が印加された状態で、第1平板31の電圧と第2平板33の電圧とが同じになる。
その結果、複数の第1突起32と複数の第2突起34とで、均一な強さの電場を形成することができる。
また、定着装置9によれば、図3Bに示すように、複数の第1突起32のそれぞれの先端321は、第2方向において、ノズルユニット9A(図1参照)と接続端子36との間に位置する。
そのため、対向電極9Bに電圧が印加された状態で、複数のノズル22のそれぞれから噴霧された定着液は、接続端子36よりも、複数の第1突起32のそれぞれの先端321に引き寄せられる。
また、定着装置9によれば、図4Aに示すように、複数の第1突起32の数は、複数のノズル22の数よりも多い。
これにより、複数のノズル22から噴霧された定着液を、確実に、対向電極9Bに引き寄せることができる。
4.変形例
図6Aから図9を参照して、変形例について説明する。なお、変形例において、上記した実施形態と同じ部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
(1)図6Aに示すように、複数の第1突起32および複数の第2突起34は、第2方向においてノズル22と向かい合う対向突起32Aを含まなくてもよい。複数の第1突起32および複数の第2突起34は、ノズル22から定着液が噴霧される範囲R内に入っていればよく、ノズル22の投影面P内に入らなくてもよい。
(2)図6Bに示すように、対向電極9Bは、第2平板33を有さなくてもよい。
(3)図7および図8に示すように、電極9Dは、収容部90の側壁92に取り付けられなくてもよい。側壁92は、開口921を有する。電極9Dは、開口921を通って、収容部90の外側で、画像形成装置1の電源P2と電気的に接続される。電極9Dが開口921に通った状態で、電極9Dは、側壁92から離間している。
詳しくは、電極9Dは、第3方向に延びる。第3方向は、シートSがノズルユニット9Aと対向電極9Bとの間を通過する方向である。第3方向は、第1方向および第2方向の両方と交差する。好ましくは、第3方向は、第1方向および第2方向の両方と直交する。電極9Dは、第1端子T1と、第2端子T2とを有する。
第1端子T1は、収容部90内に位置する。第1端子T1は、収容部90内において、対向電極9Bと電気的に接続される。第1端子T1は、第1方向における対向電極9Bの中央部と接触する。第1端子T1は、対向電極9Bの接続板35と接触する。第1端子T1が対向電極9Bの接続板35と接触した状態で、第1端子T1は、第2方向において、複数の第1突起32のそれぞれの先端321よりも、ノズルユニット9Aから離れて位置する。言い換えると、第1端子T1が対向電極9Bの接続板35と接触した状態で、複数の第1突起32のそれぞれの先端321は、第2方向において、ノズルユニット9Aと第1端子T1との間に位置する。なお、この変形例では、図9に示すように、対向電極9Bは、接続端子36を有さない。
第2端子T2は、収容部90外に位置する。第2端子T2は、第1端子T1から離れて位置する。第2端子T2は、収容部90外において、画像形成装置1の電源P2と電気的に接続される。
この変形例では、図7に示すように、電極9Dが側壁92から離間しているため、対向電極9Bに印加される電圧によって側壁92が帯電することを抑制できる。
そのため、ノズルユニット9Aから噴霧された定着液のミストが側壁92に引き寄せられることを抑制できる。
その結果、ノズルユニット9Aは、対向電極9Bに向かって、定着液を安定に噴霧することができる。
9 定着装置
9A ノズルユニット
9B 対向電極
9C フレーム
9D 電極
21 筐体
22 ノズル
31 第1平板
32 第1突起
32A 対向突起
32B 非対向突起
33 第2平板
34 第2突起
35 接続板
36 接続端子
321 先端
90 収容部
91 底壁
92 側壁
921 開口
T1 第1端子
T2 第2端子
S シート
P2 電源

Claims (14)

  1. トナー像をシートに定着させる定着装置であって、
    前記トナー像が形成された前記シートに定着液を噴霧するノズルユニットと、
    前記ノズルユニットと間隔を隔てて位置する対向電極であって、第1方向に延びる第1平板と、前記第1平板から、前記対向電極から前記ノズルユニットに向かう方向である第2方向に延びる複数の第1突起であって、前記第1方向に沿って並ぶ複数の第1突起とを有し、電圧が印加される対向電極と、
    前記第2方向において前記対向電極に対して前記ノズルユニットの反対側に位置する底壁と、前記底壁から前記第2方向に延びる側壁とを備え、前記ノズルユニットから噴霧された定着液を収容可能な収容部であって、前記底壁に前記対向電極が取り付けられた収容部を有するフレームと、
    前記対向電極に電圧を印加するための電極であって、前記収容部内において前記対向電極と電気的に接続される第1端子と、前記第1端子から離れて位置する第2端子であって、前記収容部外において画像形成装置の電源と電気的に接続される第2端子と、を有する電極と
    を備え、
    前記側壁は、開口を有し、
    前記電極が前記開口に通った状態で、前記電極は、前記側壁から離間していることを特徴とする、定着装置。
  2. 前記ノズルユニットは、
    前記定着液を収容可能な筐体と、
    前記筐体内の前記定着液を排出するための複数のノズルと
    を有することを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記複数の第1突起の数は、前記複数のノズルの数よりも多いことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記複数の第1突起は、前記第2方向において前記ノズルと向かい合う対向突起と、前記第2方向において前記ノズルと向かい合わない非対向突起と、を含むことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記複数の第1突起のそれぞれは、前記第2方向において、前記第1平板から前記ノズルユニットへ向かうにつれて細くなることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の定着装置。
  6. 前記複数の第1突起のそれぞれは、二等辺三角形の平板であることを特徴とする、請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記複数の第1突起のそれぞれの先端は、円弧形状を有することを特徴とする、請求項5または請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記第1方向は、前記画像形成装置の感光ドラムから前記定着装置に向けて前記シートが搬送される方向である第3方向と交差し、
    前記第2方向は、前記第1方向および前記第3方向の両方と交差することを特徴とする、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の定着装置。
  9. 前記感光ドラムは、前記第1方向に延びる軸について回転可能であることを特徴とする、請求項8に記載の定着装置。
  10. 前記対向電極は、
    前記第3方向において前記第1平板から離れて位置する第2平板であって、前記第1方向に延びる第2平板と、
    前記第2平板から前記ノズルユニットに向かって前記第2方向に延びる複数の第2突起であって、前記第1方向に沿って並ぶ複数の第2突起と、
    前記第1平板と前記第2平板とを電気的に接続する接続板と
    を、さらに有することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の定着装置。
  11. 前記対向電極は、前記画像形成装置の電源と電気的に接続される接続端子であって、前記第1方向における前記対向電極の一端部に位置する接続端子を、さらに有することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の定着装置。
  12. 前記複数の第1突起のそれぞれの先端は、前記第2方向において、前記ノズルユニットと前記接続端子の間に位置することを特徴とする請求項11に記載の定着装置。
  13. 前記複数の第1突起のそれぞれの先端は、前記第2方向において、前記ノズルユニットと前記第1端子との間に位置することを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の定着装置。
  14. 前記対向電極は、金属からなることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の定着装置。
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