JP7415080B2 - 交通料割引額算出装置 - Google Patents

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Description

本開示は、交通料の割引額を算出する交通料割引額算出装置に関する。なお、「交通料」とは、利用者が利用した移動手段に関する利用料全般を意味し、例えば、交通機関の利用料(例えば、乗車券代、特急料金、特別車両(グリーン車等)利用料、席の種類(指定席、自由席)に応じた利用料等)、有料道路の通行料、乗り物(例えば自転車、自動車等)のシェアサービスの利用料等が広く含まれる。また、「割引」とは、利用者に授与する利得全体を意味する。
従来の交通機関における交通料の設定は、基本的に同一の利用内容に対して一律であり、交通機関の利用者一人ひとりの移動に起因した経済効果を加味した設定はなされていない。
一方、交通機関を利用した移動をきっかけとした利用者の購買活動によって、移動先に位置する小売店舗等での売り上げは変動する。そのため、個々の利用者のさまざまな移動先での過去の購買活動の傾向に応じて、移動先までの交通料を設定することで、移動先に位置する小売店舗等での売り上げ向上に寄与しうると考えられる。
特開2006-134018号公報
交通機関の利用と移動先での購買活動とをセットで割引をする送客手法は、既に知られている(上記の特許文献1参照)。しかし、従来の送客手法では、交通機関の利用と移動先での購買活動の両方が実行されて初めて割引内容が確定する。即ち、交通機関の利用と移動先での購買活動の両方が実行される前に、利用者による移動先での購買活動の傾向に応じて交通料の割引額を算出する技術は提案されていない。
本開示は、上記課題を解決するために成されたものであり、交通機関の利用と移動先での購買活動の両方が実行される前に、移動先での購買活動の傾向に応じて交通料の割引額を算出することを目的とする。
本開示に係る交通料割引額算出装置は、利用者の購買履歴を記録した購買履歴データベースから、対象とする利用者の購買履歴を取得するとともに、利用者の移動履歴を記録した移動履歴データベースから、前記対象とする利用者の移動履歴を取得する取得部と、前記取得部により取得された購買履歴および移動履歴に基づいて、対象とする目的地、時刻および利用者についての利用金額期待値を算出する利用金額期待値算出部と、前記利用金額期待値算出部により算出された、前記対象とする目的地、時刻および利用者についての利用金額期待値を予め定められた算出規則に適用することで、前記対象とする目的地、時刻および利用者についての交通料割引額を算出する割引額算出部と、を備える。
上記の交通料割引額算出装置では、取得部が、対象とする利用者の購買履歴を購買履歴データベースから取得するとともに、対象とする利用者の移動履歴を移動履歴データベースから取得すると、利用金額期待値算出部が、取得された購買履歴および移動履歴に基づいて、対象とする目的地、時刻および利用者についての利用金額期待値を算出する。このように、購買履歴および移動履歴から把握される対象とする目的地、時刻での当該利用者による購買活動の傾向に応じて適正な利用金額期待値を算出することができる。本開示では、対象とする利用者個人の購買履歴および移動履歴のみならず、属性情報が所定の基準に照らし当該利用者の属性情報と類似する他人の購買履歴および移動履歴をさらに、取得部により取得し、利用金額期待値算出部が、類似する他人の購買履歴および移動履歴を加えたものを基礎として、対象とする目的地、時刻および利用者についての利用金額期待値を算出してもよい。そして、割引額算出部が、算出された、対象とする目的地、時刻および利用者についての利用金額期待値を、予め定められた算出規則に適用することで、対象とする目的地、時刻および利用者についての交通料割引額を算出する。このようにして、利用者が実際に、交通機関の利用と、対象とする目的地、時刻での購買活動とを実行する前に、対象とする目的地、時刻での当該利用者による購買活動の傾向に応じて算出された適正な利用金額期待値を用いて、適正な交通料割引額を算出することができる。
本開示によれば、交通機関の利用と移動先での購買活動の両方が実行される前に、移動先での購買活動の傾向に応じて交通料の割引額を算出することができる。
発明の実施形態に係る交通料割引額算出装置および周辺装置の構成図である。 購買履歴DBに記録されたデータ例を示す図である。 移動履歴DBに記録されたデータ例を示す図である。 処理の流れの全体像を示すフロー図である。 交通料割引額算出処理を示すフロー図である。 利用金額期待値の算出を説明するための図である。 利用金額期待値の算出例を示す図である。 交通料割引額の算出を説明するための図である。 交通料割引額の算出例を示す図である。 交通料割引額算出装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、発明の実施形態に係る交通料割引額算出装置について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る交通料割引額算出装置10には、周辺装置として、利用者により携帯される端末20、購買履歴管理サーバ30、および、移動履歴管理サーバ40が存在する。このうち、端末20は、例えば、スマートフォン、携帯電話、ノート型パーソナルコンピュータなどに該当する。購買履歴管理サーバ30は、さまざまな利用者の購買履歴情報を記録するための購買履歴DB32と、図示しない外部装置(例えば店舗側のサーバ、POS端末など)から購買履歴情報を取得して購買履歴DB32に記録する購買履歴記録部31とを備える。移動履歴管理サーバ40は、さまざまな利用者の移動履歴情報を記録するための移動履歴DB42と、上記端末20および図示しない外部装置(例えば無線アクセスポイントなど)から移動履歴情報を取得して移動履歴DB42に記録する移動履歴記録部41とを備える。
交通料割引額算出装置10は、取得部11、利用金額期待値算出部12、割引額算出部13、および出力部14を備える。以下、各機能部について説明する。
取得部11は、対象とする利用者の購買履歴を購買履歴DB32から、対象とする利用者の移動履歴を移動履歴DB42から、それぞれ取得する機能部である。
利用金額期待値算出部12は、取得部11により取得された購買履歴および移動履歴に基づいて、対象とする目的地、時刻および利用者についての利用金額期待値を算出する機能部であり、その算出方法の一例は、図6と図7を用いて、後述する。なお、前述したように、対象とする利用者個人の購買履歴および移動履歴のみならず、属性情報が所定の基準に照らし当該利用者の属性情報と類似する他人の購買履歴および移動履歴をさらに、取得部11により取得し、利用金額期待値算出部12が、類似する他人の購買履歴および移動履歴を加えたものを基礎として、対象とする目的地、時刻および利用者についての利用金額期待値を算出してもよい。
割引額算出部13は、利用金額期待値算出部12により算出された、対象とする目的地、時刻および利用者についての利用金額期待値を予め定められた算出規則に適用することで、対象とする目的地、時刻および利用者についての交通料割引額を算出する機能部であり、その算出方法の一例は、図8と図9を用いて、後述する。
出力部14は、割引額算出部13により算出された、対象とする目的地、時刻および利用者についての交通料割引額を出力する機能部であり、例えば、利用者の端末20へ交通料割引額の情報を転送し、利用者向けに表示させる。なお、「出力」は、交通料割引額算出装置10の図示しないディスプレイ等への表示出力、プリンタ等への印刷出力、外部装置(端末20など)への情報の転送など、さまざまな態様に該当する。また、図1には省略したが、出力部14が、交通機関の料金収受システム向けに、対象とする目的地、時刻および利用者についての交通料割引額の情報を出力し、交通機関の料金収受システムにおいて、利用者が実際に交通機関を利用するときに、上記交通料割引額を減額する構成としてもよい。
図2に示すように、購買履歴DB32には、さまざまな利用者が行った購買活動に関する購買履歴情報が記録されていく。購買履歴情報には、1つの店舗における購買活動を1つのレコードとして、各レコードを識別するためのレコードID、時刻、店舗識別子、店舗属性(店舗カテゴリ、所在地など)、購買した内容を示す利用内容、利用金額(購買額)、利用者識別子などの情報が含まれる。
図3に示すように、移動履歴DB42には、さまざまな利用者の移動に関する移動履歴情報が記録されていく。移動履歴情報には、1回の移動の履歴を1つのレコードとして、各レコードを識別するためのレコードID、時刻(移動開始時刻および移動終了時刻)、出発地および到着地を示す区間、利用者属性(年代、性別、居住地など)、利用者識別子、利用金額(交通費)などの情報が含まれる。例えば、図3のレコードID「1」の区間「上野10ポート→北千住02ポート」は、自転車のシェアサービスにおける出発ポートおよび到着ポートを示している。また、図3では省略したが、移動履歴DB42における「区間」の情報は、鉄道を利用した際の車両の種類(新幹線、特急、特別車両(グリーン車等))、席の種類(指定席、自由席)といった情報を含んでもよい。
以下、図4~図9を用いて、利用者Aを対象の利用者として、利用者Aの購買履歴および移動履歴を基に、対象とする目的地および時刻における交通料割引額を算出する処理を説明する。ここでの「対象とする目的地および時刻」としては、任意の目的地および将来の任意の時刻を設定可能である。もちろん、利用者A(対象の利用者)が、明示的に、対象とする目的地および時刻を設定してもよいし、利用者Aによる設定が無い場合、デフォルトの規則にしたがい、例えば、過去に対象とした所定回数分の目的地又は訪問頻度の高い方から所定数の目的地を「対象とする目的地」とし、現在時刻から所定時間経過後までの時間帯を「対象とする時刻」としてもよい。
図4に示すように、利用者Aの端末20における定期処理又は特定のアプリケーションの実行をトリガーにして、端末20から交通料割引額算出装置10へ交通料割引額算出処理の処理依頼が送信され、この処理依頼を受けた交通料割引額算出装置10において、図5の交通料割引額算出処理が実行開始される。なお、処理依頼には、対象の利用者(利用者A)の利用者ID(又は属性情報)、利用者A自身が設定した「対象とする目的地および時刻」の情報を含むが、前述したように「対象とする目的地および時刻」の情報は必須ではなく、これらの情報が未設定の場合、デフォルトの規則に沿って自動的に設定される。
図5のステップS21において、取得部11は、対象とする利用者(利用者A)の購買履歴を購買履歴DB32から、利用者Aの移動履歴を移動履歴DB42から、それぞれ取得し、得られたデータを利用金額期待値算出部12へ転送する。
次のステップS22において、利用金額期待値算出部12は、ステップS21で取得された購買履歴および移動履歴に基づいて、以下のようにして、対象とする目的地、時刻および利用者Aについての利用金額期待値を算出し、得られたデータを割引額算出部13へ転送する。即ち、図6に示すように、利用金額期待値算出部12は、まず、対象とする目的地aおよび時刻tに利用者hによってx円の利用がある確率であって以下の式(1)により表される確率p(x|a,t,h)における、定数αa,t,h、βa,t,h、λa,t,hを利用者h(ここでは利用者A)の購買履歴および移動履歴に基づいて算出する。
なお、「∀x∈R」は、「0より大きい実数全体の集合中の任意のxについて」を意味する。そして、利用金額期待値算出部12は、算出された確率p(x|a,t,h)を用いた以下の式(2)によって、利用金額期待値E[X]を算出する。
このようなステップS22の処理により、図7に例示した対象とする目的地(品川駅、上野ポート001、千葉駅)、時刻および利用者Aの利用者ID(CC001)についての利用金額期待値が算出される。なお、図7には、利用者Aの配偶者である利用者Bの利用者ID(CD012)についての利用金額期待値も例示している。
ここで、利用金額期待値の算出例を示す。本を買う傾向が比較的強い利用者hについて、本屋が多いエリアに位置する神保町駅を、対象とする目的地aとしたとき、対象とする時刻t(2021年3月6日15時00分)における利用金額期待値E[X]を算出する場合を説明する。この場合の上記式(1)における定数αa,t,h、βa,t,h、λa,t,hが、
であったとき(なお、これらの定数は、5000円以上の買い物をする確率が約60%である場合に相当)、利用金額期待値E[X]は、以下のように求められる。
次のステップS23において、割引額算出部13は、ステップS22で算出された、対象とする目的地、時刻および利用者Aについての利用金額期待値から、以下のようにして、対象とする目的地、時刻および利用者Aについての交通料割引額を算出し、得られたデータを出力部14へ転送する。図8にも示すように、割引額算出部13は、ステップS22で算出された利用金額期待値E[X]に、当該利用金額期待値をどれだけ加味するかを示す予め定められた係数δを乗算し、得られた値を交通料割引額とする。但し、交通料割引額には、上限額bが予め定められている。そのため、上記の乗算結果が上限額未満であれば、交通料割引額は当該乗算結果とされるが、もし上記の乗算結果が上限額b以上であれば、交通料割引額は上限額bとされ、上限額bを超えないように調整される。
即ち、対象とする目的地a、時刻tおよび利用者hについての交通料割引額をy(a,t,h)とすると、以下のように算出される。
y(a,t,h)=f(E[X],b)=δE[X] (δE[X]<bの場合)
=b (δE[X]≧bの場合) (3)
なお、図8に記載した「δ∈R」は、「0より大きい実数の範囲で設定されるδ」を意味する。上記のようなステップS23の処理により、図9に例示した利用者Aについての、対象とする目的地(品川駅、上野ポート001、千葉駅)までの交通料に関する交通料割引額が算出される。
前述した利用金額期待値の算出例と同じ設定(目的地a、時刻t、利用者h)に対する交通料割引額を算出する際に、利用金額期待値をどれだけ加味するかを示す係数δ=0.01、上限額b=200円であるとき、算出される交通料割引額y(a,t,h)は、以下の通りとなる。
即ち、利用金額期待値E[X](10000円)に係数δを乗算して得られた値(100円)は、上限額bより小さいため、この乗算結果(100円)が目的地a、時刻t、利用者hに対する交通料割引額y(a,t,h)とされる。
さらに、次のステップS24において、出力部14は、ステップS23で算出された、対象とする目的地、時刻および利用者についての交通料割引額を出力する。例えば、出力部14は、利用者の端末20への交通料割引額の情報を転送し表示出力させる。これにより、利用者Aは、実際に交通機関を利用する前に交通料割引額を知ることができ、積極的に交通機関を利用して移動し、移動先で購買活動を行うことに関する動機付けがなされる。
また、出力部14が、交通機関の料金収受システム向けに、対象とする目的地、時刻および利用者についての交通料割引額の情報を出力する構成を採用した場合、交通機関の料金収受システムにおいて、利用者が実際に交通機関を利用するときに、上記の適正な交通料割引額を減額することができる。
以上説明した発明の実施形態によれば、利用者が実際に、交通機関の利用と、対象とする目的地、時刻での購買活動とを実行する前に、対象とする目的地、時刻での当該利用者による購買活動の傾向に応じて算出された適正な利用金額期待値を用いて、適正な交通料割引額を算出することができる。
また、利用金額期待値算出部12は、対象とする目的地aおよび時刻tに利用者hによってx円の利用がある確率であって前述した式(1)により表される確率p(x|a,t,h)、における、定数αa,t,h、βa,t,h、λa,t,hを利用者hの購買履歴および移動履歴に基づいて算出したうえで、得られた適正な定数αa,t,h、βa,t,h、λa,t,hを用いた確率p(x|a,t,h)を含む前述の式(2)によって、利用金額期待値E[X]を算出するため、適正な定数αa,t,h、βa,t,h、λa,t,hに基づき適正な利用金額期待値E[X]を算出することができる。
また、割引額算出部13は、利用金額期待値E[X]に、当該利用金額期待値をどれだけ加味するかを示す係数δを乗算し、得られた値を交通料割引額とすることで、上記係数δを用いて適正に交通料割引額を算出することができる。
さらに、交通料割引額については、上限額bが予め定められており、もし上記の乗算結果が上限額b以上であれば、交通料割引額は上限額bとされ、上限額bを超えないように設定されるため、交通料割引額が、意図しない過大な値となる事態を未然に防ぐことができる。
(変形例)
なお、図1には、購買履歴管理サーバ30、および、移動履歴管理サーバ40が、交通料割引額算出装置10の外部に、周辺装置として存在する構成例を示したが、交通料割引額算出装置10が、上記2つのサーバのうち少なくとも1つの機能を兼ね備えた構成を採用してもよい。
また、図1の構成例で、交通料割引額算出装置10が備える、取得部11、利用金額期待値算出部12、割引額算出部13、および出力部14の計4つの機能部は、物理的に分離された複数の装置に分散して配置された構成を採用してもよく、その場合、当該物理的に分離された複数の装置の全体が「交通料割引額算出装置10」に相当するものと把握される。
また、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)、送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本開示の一実施の形態における交通料割引額算出装置は、本実施形態における処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図10は、本開示の一実施の形態に係る交通料割引額算出装置10のハードウェア構成例を示す図である。上述の交通料割引額算出装置10は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。交通料割引額算出装置10のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
交通料割引額算出装置10における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、端末、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施の形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。 また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
10…交通料割引額算出装置、11…取得部、12…利用金額期待値算出部、13…割引額算出部、14…出力部、20…端末、30…購買履歴管理サーバ、31…購買履歴記録部、32…購買履歴DB、40…移動履歴管理サーバ、41…移動履歴記録部、42…移動履歴DB、1001…プロセッサ、1002…メモリ、1003…ストレージ、1004…通信装置、1005…入力装置、1006…出力装置、1007…バス。

Claims (4)

  1. 利用者の購買履歴を記録した購買履歴データベースから、対象とする利用者の購買履歴を取得するとともに、利用者の移動履歴を記録した移動履歴データベースから、前記対象とする利用者の移動履歴を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された購買履歴および移動履歴に基づいて、対象とする目的地、時刻および利用者についての利用金額期待値を算出する利用金額期待値算出部と、
    前記利用金額期待値算出部により算出された、前記対象とする目的地、時刻および利用者についての利用金額期待値を予め定められた算出規則に適用することで、前記対象とする目的地、時刻および利用者についての交通料割引額を算出する割引額算出部と、
    を備える交通料割引額算出装置。
  2. 前記利用金額期待値算出部は、
    対象とする目的地aおよび時刻tに利用者hによってx円の利用がある確率であって以下の式(1)により表される確率p(x|a,t,h)における、定数αa,t,h、βa,t,h、λa,t,hを前記利用者hの購買履歴および移動履歴に基づいて算出し、
    算出された確率p(x|a,t,h)を用いた以下の式(2)によって、利用金額期待値E[X]を算出する、
    請求項1に記載の交通料割引額算出装置。
  3. 前記割引額算出部は、
    算出された前記利用金額期待値に、当該利用金額期待値をどれだけ加味するかを示す予め定められた係数を、乗算することで得られた金額を、前記交通料割引額として算出する、
    請求項2に記載の交通料割引額算出装置。
  4. 前記算出規則は、前記交通料割引額の予め定められた上限額を含み、
    前記割引額算出部は、前記乗算することで得られた金額が前記上限額以上の場合、前記上限額を前記交通料割引額として算出する、
    請求項3に記載の交通料割引額算出装置。
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