JP7414189B2 - 検査装置及びエレベーター装置 - Google Patents

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Description

本開示は、ロープを検査するための装置とエレベーター装置とに関する。
特許文献1に、エレベーター装置が記載されている。特許文献1に記載されたエレベーター装置は、ロープを点検するための装置を備える。当該装置は、ロープに接触する布を備える。この布がロープの破断部に引っ掛かることによってスライド部がスライドし、ロープへのマーキングが行われる。
日本特開2010-30765号公報
特許文献1に記載された装置には、マーキングを行うための装置が1つしか備えられていない。このため、適切な位置へのマーキングのためにスライド部等が必要になり、構造が複雑になるといった問題があった。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、構造を簡素化でき、且つロープの破断部に対して適切な位置にマーキングを行うことができる検査装置を提供することである。本開示の他の目的は、このような検査装置を備えたエレベーター装置を提供することである。
本開示に係る検査装置は、ロープのうち特定の検出領域に配置された部分に破断部が存在することを検出するための検出器と、ロープのうち検出領域から延びる一方の部分にマーキング処理を行うための第1マーキング装置と、ロープのうち検出領域から延びるもう一方の部分にマーキング処理を行うための第2マーキング装置と、検出器の検出結果に応じて、第1マーキング装置及び第2マーキング装置を制御する制御手段と、ロープが移動する方向を検出する方向検出手段と、を備える。制御手段は、ロープが第1方向に移動している時に破断部が存在することが検出器によって検出されると、第2マーキング装置にマーキング処理を行わせずに第1マーキング装置にマーキング処理を行わせ、第1方向とは逆の第2方向にロープが移動している時に破断部が存在することが検出器によって検出されると、第1マーキング装置にマーキング処理を行わせずに第2マーキング装置にマーキング処理を行わる。第1方向は、ロープのうち第2マーキング装置に対向する部分が検出領域に近づく方向である。
本開示に係るエレベーター装置は、昇降路を移動するかごと、かごを吊り下げるロープと、ロープが巻き掛けられた巻上機と、ロープを検査するための検査装置と、を備える。検査装置は、ロープのうち特定の検出領域に配置された部分に破断部が存在することを検出するための検出器と、ロープのうち検出領域から上方に延びる部分にマーキング処理を行うための第1マーキング装置と、ロープのうち検出領域から下方に延びる部分にマーキング処理を行うための第2マーキング装置と、検出器の検出結果に応じて、第1マーキング装置及び第2マーキング装置を制御する制御手段と、ロープが移動する方向を検出する方向検出手段と、を備える。制御手段は、ロープが第1方向に移動している時に破断部が存在することが検出器によって検出されると、第2マーキング装置にマーキング処理を行わせずに第1マーキング装置にマーキング処理を行わせ、第1方向とは逆の第2方向にロープが移動している時に破断部が存在することが検出器によって検出されると、第1マーキング装置にマーキング処理を行わせずに第2マーキング装置にマーキング処理を行わせる。第1方向は、ロープのうち第2マーキング装置に対向する部分が検出領域に近づく方向である。
本開示に係る検査装置によれば、構造を簡素化でき、且つロープの破断部に対して適切な位置にマーキングを行うことができる。
実施の形態1におけるエレベーター装置の例を示す図である。 図1のA部を拡大した図である。 図2のB-B断面を示す図である。 検査装置の機能を説明するための図である。 検査装置の動作例を示すフローチャートである。 検査装置の機能を説明するための図である。 検査装置の他の例を示す図である。 検査装置の他の動作例を示すフローチャートである。 制御装置のハードウェア資源の例を示す図である。 制御装置のハードウェア資源の他の例を示す図である。
以下に、図面を参照して詳細な説明を行う。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるエレベーター装置の例を示す図である。エレベーター装置は、かご1及びつり合いおもり2を備える。かご1は、昇降路3を上下に移動する。つり合いおもり2は、昇降路3を上下に移動する。かご1及びつり合いおもり2は、ロープ4によって昇降路3に吊り下げられる。ロープ4は、例えばワイヤロープである。
ロープ4は、巻上機5に巻き掛けられる。具体的に、ロープ4は、巻上機5の駆動綱車6に巻き掛けられる。巻上機5は、かご1を駆動する。制御装置7は、巻上機5を制御する。即ち、かご1の移動は、制御装置7によって制御される。
図1は、一例として、2:1ローピング方式のエレベーター装置を示す。図1に示す例では、巻上機5は、昇降路3の頂部に設けられる。ロープ4の一方の端部4aは、昇降路3の頂部に設けられた固定体に支持される。ロープ4は、端部4aから下方に延びる。ロープ4は、端部4a側から、吊り車8、吊り車9、駆動綱車6、及び吊り車10に順に巻き掛けられる。ロープ4のもう一方の端部4bは、昇降路3の頂部に設けられた固定体に支持される。
吊り車8及び吊り車9は、かご1に備えられる。吊り車10は、つり合いおもり2に備えられる。エレベーター装置に、図1に示されていない他の滑車が備えられても良い。
ロープ4は、複数のストランドが縒り合されて形成される。ストランドは、複数の素線が縒り合されて形成される。ロープ4は、駆動綱車6等の各滑車によって繰り返し曲げられ、劣化する。ロープ4の劣化が進行すると、素線が破断することがある。ロープ4の劣化が更に進行すると、ストランドが破断することもある。素線の破断は、ロープ4と滑車との間に異物が噛み込まれることによっても発生する。以下の説明では、素線が破断した部分を破断部4cともいう。
検査装置11は、ロープ4を検査するための装置である。エレベーターの保守員は、例えば定期点検において、検査装置11を用いてロープ4の検査を行う。ロープ4の点検では、保守員は、先ずかご1の上に乗り、かご1を最上階の乗場に停止させる。次に、保守員は、かご1の上で、検査装置11の設置作業を行う。図1は、検査装置11が昇降路3の頂部に設けられた例を示す。
図2は、図1のA部を拡大した図である。図3は、図2のB-B断面を示す図である。図4は、検査装置11の機能を説明するための図である。検査装置11は、支持体12、検出器13、マーキング装置14、マーキング装置15、及び制御装置16を備える。支持体12は、検出器13、マーキング装置14、マーキング装置15、及び制御装置16を支持する。
検出器13に、特定の検出領域が設けられる。本実施の形態に示す例では、検出器13に、断面がU字形状の溝13aが形成される。溝13aの内側の空間は上記検出領域である。検出器13は、ロープ4のうちこの検出領域に配置された部分に破断部4cが存在することを検出する。検出器13は、どのような方法で破断部4cの存在を検出しても良い。一例として、検出器13は、漏洩磁束法を利用して破断部4cの存在を検出する。
図1は、ロープ4のうち巻上機5から下方に延びる部分が検出器13の検出領域に配置される好適な例を示す。図1に示す例であれば、ロープ4の中でも曲げられる頻度が特に高い部分の検査を行うことができる。
マーキング装置14及びマーキング装置15は、ロープ4にマーキング処理を行うための装置である。ロープ4に対するマーキング処理は、どのような方法で行われても良い。一例として、マーキング処理は、ロープ4に対して塗料を吹き付けることによって行われる。他の例として、マーキング処理は、ペン或いは筆等によってインクをロープ4に塗ることによって行われても良い。
検出器13は、マーキング装置14とマーキング装置15との間に配置される。即ち、マーキング装置14及びマーキング装置15により、ロープ4のうち検出領域に入る直前の部分と検出領域から出た直後の部分とに対してマーキング処理を行うことができる。マーキング装置14は、ロープ4のうち検出領域から延びる一方の部分にマーキング処理を行うための装置である。マーキング装置15は、ロープ4のうち検出領域から延びるもう一方の部分にマーキング処理を行うための装置である。
上述したように、本実施の形態に示す例では、ロープ4のうち巻上機5から下方に延びる部分が検出器13の検出領域に配置される。例えば、マーキング装置14は検出器13の上に配置される。即ち、マーキング装置14は、ロープ4のうち検出領域から上方に延びる部分にマーキング処理を行うことができるように配置される。マーキング装置15は検出器13の下に配置される。即ち、マーキング装置15は、ロープ4のうち検出領域から下方に延びる部分にマーキング処理を行うことができるように配置される。
制御装置16は、検出器13の検出結果に応じて、マーキング装置14とマーキング装置15とを制御する。例えば、制御装置16は、判定部21、及び制御部22を備える。
図5は、検査装置11の動作例を示すフローチャートである。図6は、検査装置11の機能を説明するための図である。図6は、図2に相当する図である。
例えば、保守員は、図1に示すように検査装置11を昇降路3の頂部に設置すると、かご1を最上階の乗場から最下階の乗場に向けて移動させる。これにより、検査装置11に対してロープ4が下方に移動する。かご1が最上階の乗場から最下階の乗場に移動する間に破断部4cが検出領域を通過すると、破断部4cの存在が検出器13によって検出される。
制御装置16では、判定部21が、破断部4cが存在するか否かを判定する(S101)。検出器13によって破断部4cの存在が検出されなければ、S101でNoと判定される。検出器13によって破断部4cの存在が検出されると、S101でYesと判定される。
図6(a)は、破断部4cが検出領域に配置された状態を示す。即ち、図6(a)に示す状態では、S101でYesと判定される。S101でYesと判定されると、制御部22は、マーキング装置14とマーキング装置15との双方にマーキング処理を行わせる(S102)。例えば、S102では、ロープ4のうち検出領域の直上に配置された部分に対してマーキング装置14から塗料が吹き付けられる。同時に、ロープ4のうち検出領域の直下に配置された部分に対してマーキング装置15から塗料が吹き付けられる。
その後のかご1の移動に伴い、破断部4cは検出領域を通過し、更に下方に移動する。図6(b)は、破断部4cが検出領域の下方に移動した状態を示す。図6(b)に示すように、破断部4cは、マーキング装置14によって付された印14aとマーキング装置15によって付された印15aとの間に存在する。
本実施の形態に示す例では、検出器13は、マーキング装置14とマーキング装置15との間に配置されている。このため、マーキング装置14とマーキング装置15とにより、ロープ4のうち検出領域に入る直前の部分と検出領域から出た直後の部分との双方に対してマーキング処理を行うことができる。本実施の形態に示す例であれば、検査装置11に可動部等を備える必要がなく、構造の簡素化が可能である。また、本実施の形態に示す例であれば、破断部4cに対して適切な位置にマーキングを行うことができる。
上述した例では、破断部4cの存在が検出されると、マーキング装置14とマーキング装置15との双方が同時にマーキング処理を行う。保守員は、かご1を最下階の乗場に停止させた後に、ロープ4のうち、マーキング装置14によって付された印14aとマーキング装置15によって付された印15aとの間に配置された部分を調べれば良い。このため、ロープ4の検査に必要な時間と手間とを軽減できる。また、本実施の形態に示す例であれば、ロープ4の移動方向に関わらず、上述した効果を奏することが可能である。
以下に、検査装置11が採用可能な他の機能について説明する。
制御装置16は、図4に示すように、方向検出部23を更に備えても良い。方向検出部23は、ロープ4が移動する方向を検出する。方向検出部23は、どのような方法によってロープ4の移動方向を検出しても良い。一例として、検査装置11は、利用者が手動で情報を入力するための入力装置17を備える。かかる場合、方向検出部23は、入力装置17から入力された情報に基づいて、ロープ4が移動する方向を検出する。
第1釦及び第2釦(図示せず)が入力装置17として検査装置11に備えられる場合、方向検出部23は、第1釦が押されていればロープ4の移動方向が第1方向であると検出する。第1方向は、ロープ4のうちマーキング装置15に対向する部分が検出領域に近づく方向である。本実施の形態に示す例であれば、かご1が上方に移動すると、ロープ4は第1方向に移動する。
方向検出部23は、第2釦が押されていればロープ4の移動方向が第2方向であると検出する。第2方向は、ロープ4のうちマーキング装置14に対向する部分が検出領域に近づく方向である。即ち、第2方向は、第1方向とは逆の方向である。本実施の形態に示す例であれば、かご1が下方に移動すると、ロープ4は第2方向に移動する。
他の例として、検査装置11は、ロープ4に接触するローラ18を備えても良い。図7は、検査装置11の他の例を示す図である。図7は、ローラ18が検出器13に内蔵されている例を示す。図7に示す例では、方向検出部23は、ローラ18が回転する方向に基づいて、ロープ4が移動する方向を検出する。
図8は、検査装置11の他の動作例を示すフローチャートである。制御装置16が方向検出部23を備える場合、制御装置16では、ロープ4の移動方向が判定される。例えば、ロープ4が第1方向に移動していることが方向検出部23によって検出されると、S201でYesと判定される。ロープ4が第2方向に移動していることが方向検出部23によって検出されると、S202でYesと判定される。
本実施の形態に示す例では、かご1が上方に移動していれば、S201でYesと判定される。S201でYesと判定されると、判定部21は、破断部4cが存在するか否かを判定する(S203)。S203に示す処理は、S101に示す処理と同様である。検出器13によって破断部4cの存在が検出されると、S203でYesと判定される。
S203でYesと判定される、即ち、ロープ4が第1方向に移動している時に破断部4cが存在することが検出器13によって検出されると、制御部22は、マーキング装置14にマーキング処理を行わせる(S204)。S204では、制御部22は、マーキング装置15にマーキング処理を行わせない。この時、制御部22は、破断部4cにも印14aが付されるように、マーキング装置14を制御しても良い。
制御装置16は、速度検出部24を更に備えても良い。速度検出部24は、ロープ4が移動する速度を検出する。検査装置11にローラ18が備えられていれば、速度検出部24は、ローラ18が回転する速度からロープ4が移動する速度を検出できる。
速度検出部24は、ロープ4が移動する速度を具体的な数値として検出できなくても良い。例えば、第3釦及び第4釦(図示せず)が入力装置17として検査装置11に更に備えられる。速度検出部24は、第3釦が押されていれば、ロープ4が高速で移動していることを検出する。速度検出部24は、第4釦が押されていれば、ロープ4が低速で移動していることを検出する。検査装置11に、ロープ4が中速で移動していることを検出するための第5釦が入力装置17として更に備えられても良い。
制御装置16が速度検出部24を備える場合、制御部22は、S204において、速度検出部24によって検出された速度に基づいて、マーキング装置14を制御しても良い。例えば、制御部22は、当該速度に基づいて、マーキング処理の開始タイミングと終了タイミングとを決定する。他の例として、制御部22は、当該速度に基づいて、破断部4cにも印14aが付されるようにマーキング処理の終了タイミングを決定しても良い。
また、かご1が下方に移動していれば、S202でYesと判定される。S202でYesと判定されると、判定部21は、破断部4cが存在するか否かを判定する(S205)。S205に示す処理は、S101に示す処理と同様である。検出器13によって破断部4cの存在が検出されると、S205でYesと判定される。
S205でYesと判定される、即ち、ロープ4が第2方向に移動している時に破断部4cが存在することが検出器13によって検出されると、制御部22は、マーキング装置15にマーキング処理を行わせる(S206)。S206では、制御部22は、マーキング装置14にマーキング処理を行わせない。この時、制御部22は、破断部4cにも印15aが付されるように、マーキング装置15を制御しても良い。
制御装置16が速度検出部24を備えていれば、制御部22は、S206において、速度検出部24によって検出された速度に基づいて、マーキング装置15を制御しても良い。例えば、制御部22は、当該速度に基づいて、マーキング処理の開始タイミングと終了タイミングとを決定する。他の例として、制御部22は、当該速度に基づいて、破断部4cにも印15aが付されるように、マーキング処理の終了タイミングを決定しても良い。
図9は、制御装置16のハードウェア資源の例を示す図である。制御装置16は、ハードウェア資源として、プロセッサ31とメモリ32とを含む処理回路30を備える。処理回路30に複数のプロセッサ31が含まれても良い。処理回路30に複数のメモリ32が含まれても良い。
本実施の形態において、符号21~24に示す各部は、制御装置16が有する機能を示す。符号21~24に示す各部の機能は、プログラムとして記述されたソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現できる。当該プログラムは、メモリ32に記憶される。制御装置16は、メモリ32に記憶されたプログラムをプロセッサ31によって実行することにより、符号21~24に示す各部の機能を実現する。メモリ32として、半導体メモリ等が採用できる。
図10は、制御装置16のハードウェア資源の他の例を示す図である。図10に示す例では、制御装置16は、プロセッサ31、メモリ32、及び専用ハードウェア33を含む処理回路30を備える。図10は、制御装置16が有する機能の一部を専用ハードウェア33によって実現する例を示す。制御装置16が有する機能の全部を専用ハードウェア33によって実現しても良い。専用ハードウェア33として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらの組み合わせを採用できる。
本実施の形態では、ロープ4を検査するための装置について説明した。これは一例である。検査装置11を用いて、エレベーター装置に備えられた他のロープを検査しても良い。また、検査装置11を用いて、エレベーター装置以外の設備に備えられたロープを検査しても良い。
本開示に係る検査装置は、ロープの検査を行うために利用できる。
1 かご、 2 つり合いおもり、 3 昇降路、 4 ロープ、 4a~4b 端部、 4c 破断部、 5 巻上機、 6 駆動綱車、 7 制御装置、 8~10 吊り車、 11 検査装置、 12 支持体、 13 検出器、 13a 溝、 14~15 マーキング装置、 14a~15a 印、 16 制御装置、 17 入力装置、 18 ローラ、 21 判定部、 22 制御部、 23 方向検出部、 24 速度検出部、 30 処理回路、 31 プロセッサ、 32 メモリ、 33 専用ハードウェア

Claims (9)

  1. ロープを検査するための装置であって、
    前記ロープのうち特定の検出領域に配置された部分に破断部が存在することを検出するための検出器と、
    前記ロープのうち前記検出領域から延びる一方の部分にマーキング処理を行うための第1マーキング装置と、
    前記ロープのうち前記検出領域から延びるもう一方の部分にマーキング処理を行うための第2マーキング装置と、
    前記検出器の検出結果に応じて、前記第1マーキング装置及び前記第2マーキング装置を制御する制御手段と、
    前記ロープが移動する方向を検出する方向検出手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記ロープが第1方向に移動している時に破断部が存在することが前記検出器によって検出されると、前記第2マーキング装置にマーキング処理を行わせずに前記第1マーキング装置にマーキング処理を行わせ、
    前記第1方向とは逆の第2方向に前記ロープが移動している時に破断部が存在することが前記検出器によって検出されると、前記第1マーキング装置にマーキング処理を行わせずに前記第2マーキング装置にマーキング処理を行わせ、
    前記第1方向は、前記ロープのうち前記第2マーキング装置に対向する部分が前記検出領域に近づく方向である検査装置。
  2. 利用者が手動で情報を入力するための入力装置を更に備え、
    前記方向検出手段は、前記入力装置から入力された情報に基づいて、前記ロープが移動する方向を検出する請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記ロープが移動する速度を検出する速度検出手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記速度検出手段によって検出された速度に基づいて、前記第1マーキング装置及び前記第2マーキング装置によるマーキング処理の終了タイミングを決定する請求項1又は請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記ロープが移動する速度を検出する機能を有していない請求項1又は請求項2に記載の検査装置。
  5. 昇降路を移動するかごと、
    前記かごを吊り下げるロープと、
    前記ロープが巻き掛けられた巻上機と、
    前記ロープを検査するための検査装置と、
    を備え、
    前記検査装置は、
    前記ロープのうち特定の検出領域に配置された部分に破断部が存在することを検出するための検出器と、
    前記ロープのうち前記検出領域から上方に延びる部分にマーキング処理を行うための第1マーキング装置と、
    前記ロープのうち前記検出領域から下方に延びる部分にマーキング処理を行うための第2マーキング装置と、
    前記検出器の検出結果に応じて、前記第1マーキング装置及び前記第2マーキング装置を制御する制御手段と、
    前記ロープが移動する方向を検出する方向検出手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記ロープが第1方向に移動している時に破断部が存在することが前記検出器によって検出されると、前記第2マーキング装置にマーキング処理を行わせずに前記第1マーキング装置にマーキング処理を行わせ、
    前記第1方向とは逆の第2方向に前記ロープが移動している時に破断部が存在することが前記検出器によって検出されると、前記第1マーキング装置にマーキング処理を行わせずに前記第2マーキング装置にマーキング処理を行わせ、
    前記第1方向は、前記ロープのうち前記第2マーキング装置に対向する部分が前記検出領域に近づく方向であるエレベーター装置。
  6. 利用者が手動で情報を入力するための入力装置を更に備え、
    前記方向検出手段は、前記入力装置から入力された情報に基づいて、前記ロープが移動する方向を検出する請求項に記載のエレベーター装置。
  7. 前記ロープが移動する速度を検出する速度検出手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記速度検出手段によって検出された速度に基づいて、前記第1マーキング装置及び前記第2マーキング装置によるマーキング処理の終了タイミングを決定する請求項又は請求項に記載のエレベーター装置。
  8. 前記検査装置は、前記ロープが移動する速度を検出する機能を有していない請求項5又は請求項6に記載のエレベーター装置。
  9. 前記巻上機は、前記昇降路の頂部に設けられ、
    前記検査装置は、前記昇降路の頂部に設けられ、
    前記ロープのうち前記巻上機から下方に延びる部分が前記検出領域に配置された請求項から請求項の何れか一項に記載のエレベーター装置。
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