JP7414157B2 - 送信装置、及び信号送信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁波の軌道角運動量(Orbital Angular Momentum:OAM)を用いて無線信号を空間多重伝送する技術に関連するものである。
近年、伝送容量向上のため、OAMを用いた無線信号の空間多重伝送技術の検討が進められている。(例えば、非特許文献1)。OAMを持つ電磁波は、伝搬軸を中心に伝搬方向にそって等位相面がらせん状に分布する。異なるOAMモードを持ち、同一方向に伝搬する電磁波は、回転軸方向において空間位相分布が直交するため、異なる信号系列で変調された各OAMモードの信号を受信局において分離することにより、信号を多重伝送することが可能である。
このOAM多重技術を用いた無線通信システムでは、複数のアンテナ素子を等間隔に円形配置した等間隔円形アレーアンテナ(以下、UCA(Uniform Circular Array)と称する。)を用い、複数のOAMモードを生成・合成して送信することにより、異なる信号系列の空間多重伝送を実現できる(例えば、非特許文献2)。複数のOAMモードの信号生成には、例えば、バトラー回路(バトラーマトリクス回路)が使用される。
また、異径の複数のUCAを同心円状に配置した多重UCAにより、同一OAMモードの信号を多重して送信することができる。受信側では、MIMO技術により、同一OAMモード内で多重された信号を分離することができる。
J. Wang et al., "Terabit free-space data transmission employing orbital angular momentum multiplexing, "Nature Photonics, Vol.6, pp.488-496, July 2012. Y. Yan et al., "High-capacity millimeter-wave communications with orbital angular momentum multiplexing, "Nature Commun., vol.5, p.4876, Sep. 2014.
上記のように、UCAとバトラー回路を用いた送信装置により、大容量の通信が可能になるが、今後は、移動通信への対応が望まれている。移動通信にOAM多重伝送技術を適用するためには、多方向に信号を送信できる多方向対応や移動追従性が必要である。
しかし、UCA及びバトラー回路を用いた従来の無線伝送技術では、複数のOAMモードの信号をモード間の干渉なく分離するために、送信アンテナと受信アンテナを正面で対向する位置に設置する必要があり、軸合わせが必要であることから多方向非対応かつ移動追従性が低いという課題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、UCAとバトラー回路を用いた送信装置において、多方向対応と移動追従を可能とする技術を提供することを目的とする。
開示の技術によれば、複数のアンテナ素子が円形に配置された円形アレーアンテナを複数備える多重円形アレーアンテナと、
前記多重円形アレーアンテナにおける複数のアンテナ素子のうちの一部のアンテナ素子により構成されるリニアアレーアンテナと前記多重円形アレーアンテナのそれぞれに対して位相差を持った複数の信号を供給可能な複数のバトラー回路と
を備える送信装置が提供される。
開示の技術によれば、UCAとバトラー回路を用いた送信装置において、多方向対応と移動追従を可能とする技術が提供される。
OAMモードの信号を生成するためのUCAの位相設定例を示す図である。 OAM多重信号の位相分布と信号強度分布の例を示す図である。 複数のUCAを同心円状に備えるアンテナ構成の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る技術の基本概念を説明するための図である。 本発明の実施の形態における送信装置の概要を示す図である。 本発明の実施の形態における送信装置の構成例を示す図である。 OAMモード生成部40の構成例を示す図である。 バトラー回路とアンテナ素子との接続構成例を示す図である、 信号処理の流れを示すフローチャートである。 ULAによるビームの例を示す図である。 ULAによるビームの例を示す図である。 本発明の実施の形態における送信装置の構成例を示す図である。 信号処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における送信装置の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における送信装置の構成例を示す図である。 信号処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(本実施の形態)を説明する。以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
(基本的な動作例)
まず、本実施の形態における送信装置において使用するUCAに係る基本的な設定・動作例について説明する。
図1は、OAMモードの信号を生成するためのUCAの位相設定例を示す。図1に示すUCAは、8つのアンテナ素子からなるUCAである。
図1において、送信側におけるOAMモード0,1,2,3,…の信号は、UCAの各アンテナ素子(●で示す)に供給される信号の位相差により生成される。すなわち、OAMモードnの信号は、位相がn回転(n×360度)になるように各アンテナ素子に供給する信号の位相を設定して生成する。例えば、図1に示すようにUCAがm=8個のアンテナ素子で構成される場合で、OAMモードn=2の信号を生成する場合は、図1(3)に示すように、位相が2回転するように、各アンテナ素子に反時計回りに360n/m=90度の位相差(0度,90度,180度,270度,0度,90度,180度,270度)を設定する。
なお、OAMモードnの信号に対して位相の回転方向を逆にした信号をOAMモード-nとする。例えば、正のOAMモードの信号の位相の回転方向を反時計回りとし、負のOAMモードの信号の位相の回転方向を時計回りとする。
異なる信号系列を異なるOAMモードの信号として生成し、生成した信号を同時に送信することで、空間多重による無線通信を行うことができる。
受信側でOAM多重信号を分離するためには、受信側のUCAの各アンテナ素子の位相を、送信側のアンテナ素子の位相と逆方向になるように設定すればよい。
図2は、OAM多重信号の位相分布と信号強度分布の例を示す。図2(1),(2)において、送信側から伝搬方向に直交する端面(伝搬直交平面)で見た、OAMモード1とOAMモード2の信号の位相分布を矢印で表す。矢印の始めは0度であり、位相が線形に変化して矢印の終わりは360度である。すなわち、OAMモードnの信号は、伝搬直交平面において、位相がn回転(n×360度)しながら伝搬する。なお、OAMモード-1,-2の信号の位相分布の矢印は逆向きになる。
各OAMモードの信号は、OAMモード毎に信号強度分布と信号強度が最大になる位置が異なる。ただし、符号が異なる同じOAMモードの強度分布は同じである。具体的には、OAMモードが高次になるほど、信号強度が最大になる位置が伝搬軸から遠くなる(非特許文献2)。ここで、OAMモードの値が大きい方を高次モードと称する。例えば、OAMモード3の信号は、OAMモード0、OAMモード1、OAMモード2の信号より、高次モードである。
図2(3)は、OAMモードごとに信号強度が最大になる位置を円環で示すが、OAMモードが高次になるほど信号強度が最大になる位置が中心軸から遠くなり、かつ伝搬距離に応じてOAMモード多重信号のビーム径が広がり、OAMモードごとに信号強度が最大になる位置を示す円環が大きくなる。
また、例えば図3に示すように、異径の複数のUCAを同心円状に配置した多重UCAにより、同一OAMモードの信号を多重して送信することができる。受信側では、MIMO技術により、同一OAMモード内で多重された信号を分離することができる。図3は、4つの異径のUCAが同心円に配置された多重UCAの例である。
(本発明の実施の形態の概要)
前述したように、UCAとバトラー回路を用いた送信装置により、大容量の通信が可能になるが、UCA及びバトラー回路を用いた従来の無線伝送技術では、多方向への通信が非対応であり、移動追従性も低い。
そこで、本実施の形態では、図4に示すように、UCAとULA(Uniform Linear Array)を組み合わせて送信装置を構成することとしている。ただし、本実施の形態では、多重UCAを使用し、ULAは、多重UCAを構成する一部のアンテナ素子から構成される。
ULAは、複数のアンテナ素子がリニア(直線状)に配置されたアンテナであり、各アンテナ素子に位相を変えて信号を供給することにより、アンテナ列に対する垂直方向から傾いた方向の種々の方向のビームを動的に生成することが可能である。これにより、多方向対応や移動追従性を実現できる。
図5は、本実施の形態における送信装置の概要構成を示す図である。図5に示すように、本実施の形態の送信装置において、同心異径の多重UCAのアンテナ素子のうち、一部の直列に並んだアンテナ素子をULAとして利用する。多重UCAを構成する各UCAに対し、位相差を持った信号を生成するバトラー回路が使用される。そのバトラー回路が、ULAへの位相差を持った信号の供給にも使用される。
バトラー回路からの出力信号を、UCAに供給するか、ULAに供給するかの切り替えについては、例えばスイッチ(スイッチに相当する機構を含む)が使用される。すなわち、本実施の形態に係る送信装置においては、バトラー回路を共通利用し、バトラー回路からの出力信号をスイッチ等によりUCA又はULAに振り分けることにより、2種類の送信を切り替えて使用することが可能である。
以下、本実施の形態における送信装置の構成と動作の例として、実施例1~実施例3を説明する。実施例1~3は任意に組み合わせて実施することが可能である。例えば、送信装置は実施例1~3の機能を全て備えて、適宜機能を選択して動作することとしてもよい。
(実施例1)
図6は、実施例1における送信装置100の構成図である。図6に示すように、実施例1の送信装置100は、多重UCA10、切替スイッチ部30、OAMモード生成部40、アナログ信号処理部50、デジタル信号処理部60、制御部110を有する。
OAMモード生成部40は、多重UCA10を構成する複数のUCAの数と同じ数の複数のバトラー回路からなり、切替スイッチ部30は、各バトラー回路からの出力信号を対応するUCA又はULAへ物理的に切り替えるスイッチである。
例えば、多重UCA10が、異径の4つのUCA(UCA_1、UCA_2、UCA_3、UCA_4)からなるアンテナである場合において、図7に示すように、OAMモード生成部40は、各UCAに対応する4つのバトラー回路41~44を備える。
多重UCA10が、異径の4つのUCA(UCA_1、UCA_2、UCA_3、UCA_4)からなるアンテナである場合における、バトラー回路41と、多重UCA10との接続構成例を図8に示す。図8は一例として、UCA_1に対応するバトラー回路41に関しての接続構成を示しているが、多重UCA10を構成する他のUCAに関しても同様である。
図8に示すように、UCA_1は、8個のアンテナ素子#1~#8が円形状に配置されたアンテナである。また、図8に示す例では、UCA_1に対応するバトラー回路41からの信号供給を受けるULA(ULA_1)として、図8上での水平方向のアンテナ列(UCA_1のアンテナ素子#2と#6を結ぶ直線上のアンテナ素子の列)を使用しているが、これは例であり、他のアンテナ列を使用してもよい。
なお、本実施の形態では、あるUCA_nに対応するバトラー回路が、どのULA(多重UCA10内の一部のアンテナ列)に信号を供給するかについて、固定的に設定されているとし、そのULAをULA_nとする。ただし、あるUCA_nに対応するバトラー回路が、どのULA(多重UCA10内の一部のアンテナ列)に信号を供給するかについて、切替スイッチ部30により切替可能であるとしてもよい。
図8に示すULA_1は、8個のアンテナ素子#1~#8が直線状に配置されたアンテナである。図8の例において、ULA_1の8個のアンテナ素子#1~#8のうち、アンテナ素子#1と#8はUCA_1の一部であり、アンテナ素子#2と#7はUCA_2の一部であり、アンテナ素子#3と#6はUCA_3の一部であり、アンテナ素子#4と#5はUCA_4の一部である。
また、図8は、多重UCA10を構成する各UCAに接続されるバトラー回路が、N個の入力ポートを有していることを示している。基本的には、出力ポート数が、Nの最大数であり、図8の例のように、8個の出力ポートを有する場合、Nの最大数は8である。なお、「ポート」を「端子」と呼んでもよい。また、後述するように、本実施例では、一例として、OAMモード1の信号とOAMモード-1の信号を多重して送信する場合の例を示している。
図8のように、多重UCA10が4つのUCAから構成されることや、各UCAとULAのそれぞれのアンテナ素子数が8個であることや、OAMモード1の信号とOAMモード-1の信号を多重すること等は一例である。多重UCA10は4個よりも多くのUCAから構成されていてもよいし、4個よりも少ないUCAから構成されていてもよい。各UCAとULAのそれぞれのアンテナ素子数は、8個よりも多くてもよいし、少なくてもよい。また、各UCAが送信するOAMモードの数は2個よりも多くてもよいし、少なくてもよい。
図8に示す例において、入力ポートAに、OAMモード1で送信しようとする信号が入力され、入力ポートBにOAMモード-1で送信しようとする信号が入力されることを想定する。なお、N個の入力ポートのうち、入力ポートAと入力ポートB以外の入力ポートは、OAMモード1と-1以外のOAMモードに対応している。
入力ポートAからの入力に対して、各出力ポートから反時計回りに45°(360°/8)ずつの位相差を持った信号が出力され、入力ポートBからの入力に対して、各出力ポートから反時計回りに-45°ずつの位相差を持った信号が出力される。つまり、入力ポートAと入力ポートBの両方に入力がある場合、各出力ポートから異なる位相を持つ2つの信号が合波(多重)された信号が出力される。
具体的には、UCA_1において、便宜上、アンテナ素子#1を基準(位相0°)とすると、UCA_1の各アンテナ素子からは、下記の位相を持った2つの信号が合波された信号が出力される。
アンテナ素子#1=(0°,0°)、アンテナ素子#2=(45°,-45°)、アンテナ素子#3=(90°,-90°)、アンテナ素子#4=(135°,-135°)、アンテナ素子#5=(180°,-180°)、アンテナ素子#6=(225°,-225°)、アンテナ素子#7=(270°,-270°)、アンテナ素子#8=(315°,-315°)。
図8の例では、バトラー回路41の出力ポートJが、UCA_1のアンテナ素子#1又はULA_1のアンテナ素子#1に接続され、出力ポートIが、UCA_1のアンテナ素子#2又はULA_1のアンテナ素子#2に接続され、出力ポートHが、UCA_1のアンテナ素子#3又はULA_1のアンテナ素子#3に接続され、出力ポートGが、UCA_1のアンテナ素子#4又はULA_1のアンテナ素子#4に接続され、出力ポートFが、UCA_1のアンテナ素子#5又はULA_1のアンテナ素子#5に接続され、出力ポートEが、UCA_1のアンテナ素子#6又はULA_1のアンテナ素子#6に接続され、出力ポートDが、UCA_1のアンテナ素子#7又はULA_1のアンテナ素子#7に接続され、出力ポートCが、UCA_1のアンテナ素子#8又はULA_1のアンテナ素子#8に接続される。
なお、図示の便宜上、図8では、出力ポートJのみの接続を示している。各出力ポートから出力された信号は、当該出力ポートに切替スイッチ部30(分岐点)を介して接続されるアンテナ素子に供給され、アンテナ素子から電波として出力される。
<動作例>
実施例1における図6に示す送信装置100の動作例を図9のフローチャートを参照して説明する。
S101において、データがデジタル信号処理部60に入力される。S102において、デジタル信号処理部60は、入力されたデータから、搬送波に乗せて送信するデジタル信号を生成し、生成したデジタル信号をアナログ信号処理部50に出力する。
S103において、アナログ信号処理部50は、デジタル信号をアナログ信号に変換(デジタル-アナログ変換)し、出力信号の周波数を搬送波の周波数帯(例:28GHz帯)に変換する。アナログ信号処理部50は、生成したアナログ信号をOAMモード生成部40における各バトラー回路に入力する。
OAMモード生成部40及び多重UCA10が、図7、図8に示した構成であると想定すると、OAMモード生成部40における各バトラー回路には、OAMモード1で送信する信号とOAMモード-1で送信する信号がアナログ信号処理部50から入力される。
S104において、OAMモード生成部40における各バトラー回路は、図8を参照して説明したように、OAMモードの信号を生成し、生成した信号を各出力ポートから出力する。
ここでは、送信装置100における制御部110が、各受信装置の位置(送信装置100に対する受信装置が存在する方向でもよい)を把握しているとする。なお、送信装置100の制御部110が、受信側の状態(受信装置の位置等)を把握する方法としてどのような方法を用いてもよい。例えば、制御部110が、受信装置から送信された参照信号を受信することで受信装置の位置を把握してもよいし、受信装置から送信された位置情報を受信することで受信装置の位置を把握してもよい。また、制御部110に、受信装置の位置(固定位置、時刻毎の移動予定位置等)が予め設定されることとしてもよい。
例えば、制御部110が、多重UCA10を用いた通信を行うことが可能な位置(送信装置100と対向する位置)に受信装置があることに加えて、多重UCAを用いた通信を行うことが可能な位置ではない位置に受信装置があると判断すると、制御部110は、切替スイッチ部30に対して、OAMモード生成部40におけるあるバトラー回路(UCA_xに対応するバトラー回路とする。なお、複数のバトラー回路でもよい)の各出力ポートをULA_xの各アンテナ素子に接続するよう指示する。他のバトラー回路の各出力ポートは、対応するUCAに接続されている。
このケースでは、S105、S106において、OAMモード生成部40を構成する複数バトラー回路のうちUCA_xに対応するバトラー回路の各出力ポートから出力された信号は、ULA_xの各アンテナ素子に供給される。他のバトラー回路の各出力ポートから出力された信号は対応するUCAの各アンテナ素子に供給される。
OAMモード1に対応する位相差を持った信号とOAMモード-1に対応する位相差を持った信号とがULA_xの各アンテナ素子に供給されるため、ULA_xは複数の方向にビームを向けた信号を送信することができる。ULA_xは1つでもよいし、複数でもよい。
継続利用される多重UCA10に関して、ULA_xに使用されるアンテナ素子はUCAとしては利用されなくなるが、その他のUCAにより継続して大容量通信が可能である。
制御部110は、1つ又は複数のULA_x(UCA_x)を、受信装置の存在位置に応じて選択することができる。
例えば、便宜上、多重UCA10の円形の面が、地面(X-Yの水平面)に対して垂直であるとし、多重UCA10を上から見て、地面に対して平行になるULAが、図10に示すULA_xであるとする。ULA_xが、ビーム1とビーム2で信号を送信することができる場合、例えば、制御部110は、これらのビームの方向に受信装置が存在することを把握した場合、ULAとして当該ULA_xを選択する。
また、図11に示すように、ULA_yは、多重UCA10における垂直に立っている位置のULAであり、図示するように、上下方向にビームを形成できるとする。この場合、制御部110は、例えば、ビーム3の方向に受信装置が存在することを把握した場合、ULAとして当該ULA_yを選択することができる。また、制御部110は、受信装置の位置に応じて、ULA_xとULA_yの両方を選択することもできる。
また、図10に示すULA_xを使用するケースにおいて、例えば、受信装置が位置Aにあることを制御部110が把握したとすると、制御部110は、アナログ信号処理部50に対して、方向Aで送信する信号のみを該当バトラー回路の入力ポートAに入力させるととともに、切替スイッチ部30に対して、該当バトラー回路の各出力ポートをULA_xの各アンテナ素子に接続するよう指示する。これにより、ULA_xから、図10のビーム1で信号が送信され、受信装置は品質の良い信号を受信することができる。
更に、受信装置が位置Bに移動したことを制御部110が把握したとすると、制御部110は、アナログ信号処理部50に対して、方向Aで送信する信号を入力ポートBに入力させるように切り替えることで、ULA_xから、図10のビーム2で信号が送信され、受信装置は品質の良い信号を受信することができる。
同様に受信装置が他の位置に移動した場合は、制御部110は、アナログ信号処理部50に対して、OAMモード1で送信する信号の出力を、その方向に対応した入力ポートnに切り替えることで、OAMモード1に対応する位相差とは異なる位相差の信号をULA_xに供給できるので、ビームの方向を変更することができる。このように、ULA_xを用いることで、受信装置の移動に追随してビームを向けることができる。
また、受信装置R1,R2が異なる位置AとBにあることを制御部110が把握したとすると、制御部110は、アナログ信号処理部50に対して、受信装置R1に送信する信号を入力ポートAに入力させ、受信装置R2に送信する信号を入力ポートBに入力させるようにすることで、ULA_xから、図10のビーム1と2を用いて信号が送信され、受信装置R1、R2はそれぞれ品質の良い信号を受信することができる。
入力ポートA及びBへのこれらの信号の入力タイミングは、同時であっても別であっても良い。また、ULA_xのビームの生成自由度(方向の数)及びバトラー回路の入力ポート数に従って、同時または個別に複数の方向に信号を送信することができる。
上記のように、ある一定の移動方向に対するビーム方向の変更は、使用するULAに対応したバトラー回路の入力ポートを選択することで行うことが可能である。その上で、ULAを選択することで、3次元的に追従可能なビーム方向の制御を実現できる。
また、複数の信号を異なるポート(もしくは異なるULAに対応したバトラー回路の異なるポート)に入力することで、同時に複数の方向にビームを出すことが可能である。
すなわち、多重UCA10自体の向きや、選択する1又は複数のULAにより3次元的に多方向にビームを向けることができる。また、ULAの選択をダイナミックに行うことで、移動追従を行うことができる。
制御部110は、信号供給先をULAに切り替えるUCAを選択する際には、継続利用する多重UCA10による伝送品質の低下を最小化するように(あるいは要求品質を担保可能なように)UCAを選択することとしてもよい。
例えば、様々な伝搬チャネルの環境において、継続利用する多重UCA10による伝送品質の低下を最小化する(あるいは要求品質を担保可能な)UCA(ULAへ切り替えるために使用されなくなるUCA)がどれであるかを、シミュレーション等により決定しておき、そのデータを制御部110が保持しておく。そして、運用中には、制御部110は、受信装置から参照信号を受信することで、伝搬チャネルを推定し、保持するデータに基づいて、その伝搬チャネルに対応する、伝送品質の低下を最小化する(あるいは要求品質を担保可能な)UCAを選択する。なお、選択するUCAは1つでもよいし、複数でもよい。
ビームの方向に応じて、ULAへの切り替え対象とするUCAを選択する場合には、例えば、制御部110は、まず、ビームの方向に応じてULAへの切り替え対象とするUCAを選択し、そのUCAを除いた多重UCA10が要求品質を担保可能であるかどうかをチェックし、担保可能であれば切り替えを実行する。担保可能でなければ、例えば、最初に選択したUCA(ULA)によるビームに近いビームになるUCA(ULA)を選択し、そのUCAを除いた多重UCA10が要求品質を担保可能であるかどうかをチェックする。このような処理を繰り返す。
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。以下、主に、実施例1と異なる点について説明する。
<装置構成例>
図12は、実施例2における送信装置100の構成図である。図12に示すように、実施例2の送信装置100は、多重UCA10、周波数制限フィルタ70、OAMモード生成部40、アナログ信号処理部50、デジタル信号処理部60、制御部110を有する。
図12に示すように、実施例1の切替スイッチ部30に代えて、周波数制限フィルタ70が備えられた点が実施例1と異なる。
実施例2では、多重UCA10を動作させる周波数帯と、多重UCA10の一部のアンテナ列であるULAを動作させる周波数帯を分けることを想定している。例えば、OAMモード生成部40(バトラー回路)から出力される信号の周波数帯が5~10であるとし、多重UCA10を動作させる周波数帯が8~10であり、ULAを動作させる周波数帯が5~7であるとする。
多重UCA10とULAの動作可能な周波数帯が重なっている場合やその周波数帯以外の電波漏洩を防ぐため、周波数制限フィルタ70を設けることで動作周波数帯を制限する。実施例2では、多重UCA10とULAの動作可能な周波数帯が重なっていることを想定しており、そのため、周波数制限フィルタ70の通過帯域8~10のフィルタ出力は多重UCA10に、通過帯域5~7のフィルタ出力はULAに接続することで動作帯域を分ける。なお、多重UCA10とULAの動作可能な周波数帯が異なる場合は、周波数制限フィルタ70を除いても良い。
実施例2において、アナログ信号処理部50は、周波数変換処理によって、多重UCA10に対応した周波数の信号、又は、ULAに対応した周波数の信号を出力することを想定している。
<動作例>
実施例2における図12に示す送信装置100の動作例を図13のフローチャートを参照して説明する。
S101~S104は、基本的に実施例1におけるS101~S104と同じである。実施例2では、実施例1での切替スイッチ部30での信号切替に代えて、周波数制限フィルタ70での帯域制限(動作帯域の分け方)に従って、アナログ信号処理部50により周波数変換を行い、各バトラー回路の各出力ポートから出力される信号の供給先の選択(切り替え)を行って、多重UCA10及びULAから信号を送信する(S115、S106)。切り替えのための制御内容は実施例1と同様である。
例えば、制御部110が、受信装置の位置等に基づき、UCA_xとUCA_yをそれぞれULA_xとULA_yに切り替えることを決定すると、制御部110は、アナログ信号処理部50に対して、デジタル信号処理部60から受信した信号の周波数をULA_xとULA_yに対応した周波数に変換するよう指示する。
なお、周波数制限フィルタ70に通過帯域を制御可能なチューナブルフィルタを適用し、アナログ信号処理部50の出力信号の周波数制御に合わせて、このフィルタの通過帯域を動的に設定しても良い。例えば、UCAから信号を送信させたい場合に、アナログ信号処理部50が、UCA向けの周波数帯域として7~8の帯域の周波数への変換を行う場合には、周波数制限フィルタ70の通過帯域を7~8に設定する。このような制御は制御部110により行うことが可能である。
<実施例2における他の構成例>
上記の構成では、アナログ信号処理部50が搬送波周波数帯への変換機能を有することとしたが、その変換機能をアナログ信号処理部50の外部に備えてもよい。その場合の構成例を図14に示す。図14に示すように、アナログ信号処理部50の出力に周波数変換部80を接続し、アナログ信号処理部50の出力信号の周波数帯を、周波数変換部80によってUCAやULAに対応した周波数帯に変換する。
(実施例3)
次に、実施例3を説明する。主に、実施例1と異なる点について説明する。
<装置構成例>
図15は、実施例3における送信装置100の構成図である。図15に示すように、実施例3の送信装置100は、多重UCA10、分波部90、OAMモード生成部40、合波部95、アナログ信号処理部50、デジタル信号処理部60、制御部110を有する。
図15に示すように、実施例1の構成に対して、合波部95が追加されるとともに、切替スイッチ部30に代えて、分波部90が備えられた点が実施例1と異なる。
実施例3においても、多重UCA10を動作させる周波数帯と、ULAを動作させる周波数帯が異なることを想定している。
実施例3では、アナログ信号処理部50から、多重UCA10に対応する周波数帯の信号と、ULAに対応する周波数帯の信号とが出力され、合波部95にて、これらの信号が合波(多重)される。
合波された信号は、合波部95から各バトラー回路に入力される。具体的には、図8に示した構成例において、バトラー回路41に着目すると、UCA_1によりOAMモード1で送信される信号とULA_1によりOAMモード1に対応した位相差で送信される信号とが合波された信号が入力ポートAに入力され、UCA_1によりOAMモード-1で送信される信号とULA_1によりOAMモード-1に対応した位相差で送信される信号とが合波された信号が入力ポートBに入力される。
なお、アナログ信号処理部50と合波部95との間に、図14で説明した周波数変換部80を備えてもよい。この場合、周波数変換部80が、多重UCA10に対応する周波数帯への周波数変換、及び、ULAに対応する周波数帯への周波数変換を行う。
バトラー回路の各出力ポートからは、OAMモードに対応した位相差を持った信号(合波信号)が出力される。分波部90は、バトラー回路の各出力ポートから合波信号を受信し、合波信号を、UCA向けの周波数帯の信号と、ULA向けの周波数帯の信号に分波(分離)する。そして、分波部90は、UCAから信号を送信させる場合には、UCA向けの周波数帯の信号をUCAの各アンテナ素子に供給し、ULAから信号を送信させる場合には、ULA向けの周波数帯の信号をULAの各アンテナ素子に供給する。なお、分波部90は、このような切り替えを行うための切替スイッチの機能を分波機能の後段に備えてもよい。
分波部90の機能は、前述した周波数制限フィルタ70の機能と同様であり、通過帯域を分けることである。また、分波部90の通過帯域は予め設定されていて固定であることを想定している。ただし、分波部90の通過帯域をチューナブルとしてもよい。すなわち、分波部90として周波数制限フィルタ70を用いてもよい。
<動作例>
実施例3における図15に示す送信装置100の動作例を図16のフローチャートを参照して説明する。
S101~S103は、実施例1におけるS101~S103と同様である。実施例3では、S123において上述した合波を行う点と、S125において、分波を行う点が実施例1と異なる。
切り替えのための制御内容は基本的には実施例1と同様である。例えば、制御部110が、受信装置の位置等に基づき、UCA_xとUCA_yをそれぞれULA_xとULA_yに切り替えることを決定すると、制御部110は、分波部90に対して、UCA_xとUCA_yに対応する各バトラー回路の各出力ポートからの信号をULA_xとULA_yの各アンテナ素子に供給するように指示する。
(実施の形態の効果)
以上説明した本実施の形態に係る技術により、UCAとバトラー回路を用いた送信装置において、多方向対応と移動追従が可能となる。
(実施の形態のまとめ)
本明細書には、少なくとも下記の各項に記載した送信装置、及び信号送信方法が記載されている。
(第1項)
複数のアンテナ素子が円形に配置された円形アレーアンテナを複数備える多重円形アレーアンテナと、
前記多重円形アレーアンテナにおける複数のアンテナ素子のうちの一部のアンテナ素子により構成されるリニアアレーアンテナと前記多重円形アレーアンテナのそれぞれに対して位相差を持った複数の信号を供給可能な複数のバトラー回路と
を備える送信装置。
(第2項)
前記複数のバトラー回路と、前記多重円形アレーアンテナとの間に周波数制限フィルタが備えられ、前記周波数制限フィルタにより、前記多重円形アレーアンテナに対応した周波数の信号が前記多重円形アレーアンテナに供給される、又は、前記リニアアレーアンテナに対応した周波数の信号が前記リニアアレーアンテナに供給される
第1項に記載の送信装置。
(第3項)
前記複数のバトラー回路と、前記多重円形アレーアンテナとの間に切替スイッチ部が備えられ、前記切替スイッチ部が、あるバトラー回路から出力された信号を前記多重円形アレーアンテナ又は前記リニアアレーアンテナに供給する
第1項に記載の送信装置。
(第4項)
前記複数のバトラー回路への信号入力側において、前記多重円形アレーアンテナに対応した周波数の信号と、前記リニアアレーアンテナに対応した周波数の信号とを合波する合波部を備える
第1項又は第2項に記載の送信装置。
(第5項)
前記複数のバトラー回路への信号入力側において、あるバトラー回路へ入力する信号の周波数を、前記多重円形アレーアンテナ又は前記リニアアレーアンテナに対応した周波数に変換する周波数変換部を備える
請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載の送信装置。
(第6項)
複数のアンテナ素子が円形に配置された円形アレーアンテナを複数備える多重円形アレーアンテナと、前記多重円形アレーアンテナにおける複数のアンテナ素子のうちの一部のアンテナ素子により構成されるリニアアレーアンテナと前記多重円形アレーアンテナのそれぞれに対して位相差を持った複数の信号を供給可能な複数のバトラー回路と、を備える送信装置における信号送信方法であって、
受信装置の位置に応じて、前記複数のバトラー回路から1つ以上のバトラー回路を選択し、当該1つ以上のバトラー回路から出力される信号の供給先を、前記多重円形アレーアンテナから前記リニアアレーアンテナに切り替え、前記リニアアレーアンテナに信号を送信させる
信号送信方法。
(第7項)
前記送信装置は、リニアアレーアンテナに対応するアンテナ素子を使用しない前記多重円形アレーアンテナによる伝送品質に基づいて、前記1つ以上のバトラー回路を前記複数のバトラー回路から選択する
第6項に記載の信号送信方法。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 多重UCA
30 切替スイッチ部
40 OAMモード生成部
50 アナログ信号処理部
60 デジタル信号処理部
70 周波数制限フィルタ
80 周波数変換部
90 分波部
95 合波部
100 送信装置
110 制御部

Claims (7)

  1. 複数のアンテナ素子が円形に配置された円形アレーアンテナを複数備える多重円形アレーアンテナと、
    前記多重円形アレーアンテナにおける複数のアンテナ素子のうちの一部のアンテナ素子により構成されるリニアアレーアンテナと前記多重円形アレーアンテナのそれぞれに対して位相差を持った複数の信号を供給可能な複数のバトラー回路と
    を備える送信装置。
  2. 前記複数のバトラー回路と、前記多重円形アレーアンテナとの間に周波数制限フィルタが備えられ、前記周波数制限フィルタにより、前記多重円形アレーアンテナに対応した周波数の信号が前記多重円形アレーアンテナに供給される、又は、前記リニアアレーアンテナに対応した周波数の信号が前記リニアアレーアンテナに供給される
    請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記複数のバトラー回路と、前記多重円形アレーアンテナとの間に切替スイッチ部が備えられ、前記切替スイッチ部が、あるバトラー回路から出力された信号を前記多重円形アレーアンテナ又は前記リニアアレーアンテナに供給する
    請求項1に記載の送信装置。
  4. 前記複数のバトラー回路への信号入力側において、前記多重円形アレーアンテナに対応した周波数の信号と、前記リニアアレーアンテナに対応した周波数の信号とを合波する合波部を備える
    請求項1又は2に記載の送信装置。
  5. 前記複数のバトラー回路への信号入力側において、あるバトラー回路へ入力する信号の周波数を、前記多重円形アレーアンテナ又は前記リニアアレーアンテナに対応した周波数に変換する周波数変換部を備える
    請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載の送信装置。
  6. 複数のアンテナ素子が円形に配置された円形アレーアンテナを複数備える多重円形アレーアンテナと、前記多重円形アレーアンテナにおける複数のアンテナ素子のうちの一部のアンテナ素子により構成されるリニアアレーアンテナと前記多重円形アレーアンテナのそれぞれに対して位相差を持った複数の信号を供給可能な複数のバトラー回路と、を備える送信装置における信号送信方法であって、
    受信装置の位置に応じて、前記複数のバトラー回路から1つ以上のバトラー回路を選択し、当該1つ以上のバトラー回路から出力される信号の供給先を、前記多重円形アレーアンテナから前記リニアアレーアンテナに切り替え、前記リニアアレーアンテナに信号を送信させる
    信号送信方法。
  7. 前記送信装置は、リニアアレーアンテナに対応するアンテナ素子を使用しない前記多重円形アレーアンテナによる伝送品質に基づいて、前記1つ以上のバトラー回路を前記複数のバトラー回路から選択する
    請求項6に記載の信号送信方法。
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