JP7413384B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機に関する。
自動車に使用される機器は小型化及び高出力化が求められており、回転電機においては電流量の増加による固定子導体で発生した熱を冷却するため、冷却液によって冷却されている。
本技術分野の背景技術として、以下の先行技術がある。特許文献1(特開2009-247085号)には、固定子と、固定子の内部に所定のギャップを介して回転可能に保持された回転子とを有し、冷却液通路は、固定子の外周に位置し、ブラケットによって周方向に帯状に形成されており、冷却液通路は、境界壁と、境界壁を挟んで一方に設けられた冷却液導入口と、その他方に設けられた冷却液排出口とを有し、境界壁と冷却液導入口との距離よりも、境界壁と冷却液排出口との距離の方が小さくなるように、境界壁を形成する回転電機が記載されている(要約参照)。
特開2009-247085号公報
しかし、特許文献1に記載された回転電機では、境界壁をダイカスト等の鋳造によりセンターブラケットに一体成型しているので、センターブラケットとリアブラケットに挟まれて形成される冷却液流路においてシール性が低い問題がある。
このため、本発明は、冷却液流路においてシール性を提供する境界壁(シール部材)の提供が求められている。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、巻線が巻回される固定子コアと、前記固定子コアを支持する固定子フレームと、前記固定子フレームの外側に配設され、前記固定子フレームとの間で流路空間を形成するハウジングと、前記固定子フレームと前記ハウジングとの間に配置されるシール部材とを備える回転電機であって、前記ハウジングは、前記シール部材が装着される凹部を有し、前記シール部材は、前記固定子フレームと接触する接触面に沿って周方向に広がる形状に形成されるベース部と、前記ベース部から突出し、前記ハウジングの前記装着部に挿着される取付部とを有し、前記ベース部は、前記固定子フレームと相対する位置に、前記固定子フレーム及び前記ハウジングによる押圧によって前記接触面の形状を変形可能な空間形成部とを有し、前記空間形成部は、前記固定子フレーム及び前記ハウジングによる押圧により縮小可能な空間として、前記ベース部の前記接触面側に径方向に広がる第1空間部を形成し、前記第1空間部の中央部で前記取付部の方向に突出する第2空間部を形成する。
本発明によれば、冷却液流路において高いシール性を有するシール部材を提供できる前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明によって明らかにされる。
本発明の一実施例の回転電機の斜視図である。 回転電機の全体構成を示す分解斜視図である。 リアハウジングを取り外した状態の回転電機の正面図である。 図3のA部の拡大図である。 実施例1のシール部材の形状を示す図である。 挿着前のシール部材の形状を示す正面図である。 装着されたシール部材の形状を示す正面図である。 実施例2のシール部材の形状を示す図である。 実施例3のシール部材の形状を示す図である。 実施例4のシール部材の形状を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の一実施例の回転電機100の斜視図であり、図2は、回転電機100の全体構成を示す分解斜視図であり、図3は、リアハウジング11と回転子4を取り外した状態の回転電機100の正面図であり、図4は、図3のA部の拡大図である。
回転電機100は、軸方向の一端が開口した器型のフロントハウジング12と、その開口部を塞ぐリアハウジング11を有する。フロントハウジング12の軸方向後部には冷却液導入口111と冷却液排出口112が距離を隔てて設けられている。フロントハウジング12とリアハウジング11とは、複数本のボルトによって固定される。冷却液流路15は、固定子3(最外周の固定子フレーム34)とフロントハウジング12との間で、回転電機100の周方向に帯状に形成される。
図2、図3に示すように、フロントハウジング12と固定子フレーム34は円筒形状をしている。フロントハウジング12に、Oリング16やシール部材131等の漏水防止部品を介して、固定子フレーム34が軸方向から組み付けられることで、冷却液流路15が形成される。フロントハウジング12は、シール部材131を装着するための凹部123を有し、冷却液導入口111と冷却液排出口112との間の冷却液流路15に位置するようにシール部材131を固定する。
図3、図4に示すように、冷却液流路15は、フロントハウジング12と固定子フレーム34との間に設けられ、Oリング16によって外界と離隔され、シール部材131によって導入側と排出側とが仕切られている。シール部材131は、変形が容易なように弾性材料(例えば、EPDM)で形成されており、フロントハウジング12と固定子フレーム34との間において圧縮されて配置されている。
フロントハウジング12の内側には、固定子3が装着される。固定子3の内側には、回転子4が回転可能に保持される。
固定子3は、電磁鋼板を積層してなる固定子コアに設けられた複数のティースにボビンで隔てられて固定子コイルを巻装して構成され、固定子コアの外側に固定子フレーム34が取り付けられている。回転電機100が動作して、固定子コイルに電流が流れると、固定子コイルは銅損によって発熱する。固定子コイルは、固定子3内で密集しているため、銅損による熱がこもり、温度が高くなりやすい。このため、固定子フレーム34の外周に設けられた冷却液流路15を流れる冷却液によって、固定子3を冷却する。
回転子4は、電磁鋼板を積層してなる回転子コアに設けられた複数のスロットに挿入された複数本の磁石を有する。回転子コアは軸(図示省略)と焼き嵌め又は圧入によって締結される。軸は、リアハウジング11及びフロントハウジング12に設けられた軸受を介して回転可能に軸支され、フロントハウジング12より突出した部分から動力を出力する。
このような構成の回転電機100は、例えば、車両(図示省略)のエンジンルーム内に設置され、ベルト又は歯車を介して駆動力を伝達する。また、3相の電源ケーブルでインバータ等の制御装置と接続され、その動作(駆動、発電)が制御される。
以下、各実施例のシール部材131の形状について詳しく説明する。
<実施例1> 図5は実施例1のシール部材131の形状を示す図であり、図6は装着前のシール部材131の形状を示す正面図であり、図7はフロントハウジング12と固定子フレーム34との間に取り付けられたシール部材131の形状を示す正面図である。
実施例1のシール部材131は、フロントハウジング12の凹部123に挿入される凸部132と、固定子フレーム34の外側面と接触するベース部133と、ベース部133の下面(凸部132と逆側の面)に空間形成部134とを有する。
ベース部133は、凸部132の左側に設けられるベース第1部133Aと右側に設けられるベース第2部133Bとを有し、左右に広がるような形状に形成される。ベース第1部133Aとベース第2部133Bは、ベース部133から固定子フレーム34側へ突出する突出部133Cを有する。突出部133Cの高さは、ベース部133の高さに対して小さく、本実施例では約10分の1である。また、ベース部133は、突出部133Cとベース第1部133Aとベース第2部133Bで構成する空間形成部134を有する。空間形成部134は、固定子フレーム34に沿ってシール部材131との間に空間を形成する第1空間部135Aと、シール部材131の中央部で凸部132の方向に突出する空間を形成する第2空間部135Bとを有する。
図7に示すように、フロントハウジング12に固定子フレーム34を組み込む際に、シール部材131の突出部133Cは、固定子フレーム34と接触して、フロントハウジング12と固定子フレーム34によって圧縮される。固定子フレーム34によって圧縮された突出部133Cの体積の一部がベース第1部133Aとベース第2部133Bを圧縮して、空間形成部134の体積の一部が固定子フレーム34側に押し出される。押し出された空間形成部134は、固定子フレーム34と接触する。
本構造では、固定子フレーム34がシール部材131を圧縮する面積が、固定子フレーム34に面しているシール部材131の一部であるため、シール部材131を圧縮する荷重を抑制しつつ、シール部材131と固定子フレーム34が接触する面積は固定子フレーム34に面しているシール部材131のほぼ全面となり、固定子フレーム34とシール部材131との間のシール性を確保できる。したがって、冷却液導入口111からの流路と冷却液排出口112への流路とを分離するシール性を確保しつつ、シール部材131を圧縮しながら固定子フレーム34をフロントハウジング12に軸方向から組み込む際の摩擦力が小さくて済むため、組立作業性が良好である。
フロントハウジング12と固定子フレーム34は製作上の公差を有している。したがって、シール部材131の圧縮代はフロントハウジング12と固定子フレーム34との組合せによって異なる。圧縮代が大きい場合には、突出部133Cのみならず空間形成部134も圧縮される。空間形成部134が圧縮されると、空間形成部134の体積の一部は第2空間部135B方向に広がり、第2空間部135Bの空間体積が小さくなる。したがって、フロントハウジング12と固定子フレーム34との間でシール部材131の空間形成部134が圧縮されたことによる反力が緩和されるので、冷却液導入口111からの流路と冷却液排出口112への流路との間のシール性に関わるシール部材131と固定子フレーム34との接触面積を確保しつつ、固定子フレーム34をフロントハウジング12に組み込む際の摩擦力を低減することができる。
本実施例では、フロントハウジング12に固定子フレーム34を挿入する際の摩擦力が低減するだけでなく、シール部材131の圧縮反力による固定子フレーム34の径方向への荷重も抑制できるため、フロントハウジング12と固定子フレーム34の組み付け時の同軸精度を確保しやすい。フロントハウジング12は回転子4を支持しているため、本構成は固定子3と回転子4の同軸精度の向上にも寄与する。
ベース部133は、凸部132の右側に設けられるベース第1部133Aと左側に設けられるベース第2部133Bとを有するので、シール部材131が3点で支持されることから、シール部材131に加わる圧縮荷重を均等にできてシール性が確保しやすい。また、圧縮荷重が均等化することによって、シール部材131の圧縮反力がフロントハウジング12の中心軸から径方向と同一線上に合わせやすくなり、固定子フレーム34をフロントハウジング12に組み込む際に、フロントハウジング12と固定子フレーム34の同軸を合わせやすく組立作業性に優れる。
<実施例2> 図8は、実施例2のシール部材131の形状を示す図である。
実施例2のシール部材131は、第2空間部135Bを有さない点で前述した実施例1のシール部材131と異なるが、実施例1の一部と同様の機能と効果を有する。なお、実施例1と同じ機能を有する構成の説明は省略し、主に異なる構成について説明する。
実施例2において、ベース部133は、突出部133Cと、ベース第1部133A及びベース第2部133Bで構成する空間形成部134とを有する。空間形成部134は、固定子フレーム34に沿ってシール部材131との間に空間を形成する第1空間部135Aを有する。突出部133Cの高さは、ベース部133の高さに対して小さく、本実施例では約10分の1である。
フロントハウジング12に固定子フレーム34を組み込む際に、シール部材131の突出部133Cは、固定子フレーム34と接触して、フロントハウジング12と固定子フレーム34によって圧縮される。固定子フレーム34によって圧縮された突出部133Cの体積の一部がベース第1部133Aとベース第2部133Bを圧縮して、空間形成部134の体積の一部が固定子フレーム34側に押し出される。押し出された空間形成部134は、固定子フレーム34と接触する。
本構造では、固定子フレーム34がシール部材131を圧縮する面積が、固定子フレーム34に面しているシール部材131の一部であるため、シール部材131を圧縮する荷重を抑制しつつ、シール部材131と固定子フレーム34が接触する面積は固定子フレーム34に面しているシール部材131のほぼ全面となり、固定子フレーム34とシール部材131との間のシール性を確保できる。したがって、冷却液導入口111からの流路と冷却液排出口112への流路とを分離するシール性を確保しつつ、シール部材131を圧縮しながら固定子フレーム34をフロントハウジング12に軸方向から組み込む際の摩擦力が小さくて済むため、組立作業性が良好である。
本実施例では、フロントハウジング12に固定子フレーム34を挿入する際の摩擦力が低減するだけでなく、シール部材131の圧縮反力による固定子フレーム34の径方向への荷重も抑制できるため、フロントハウジング12と固定子フレーム34の組み付け時の同軸精度を確保しやすい。フロントハウジング12は回転子4を支持しているため、本構成は固定子3と回転子4の同軸精度の向上にも寄与する。
ベース部133は、凸部132の右側に設けられるベース第1部133Aと左側に設けられるベース第2部133Bとを有するので、シール部材131が3点で支持されることから、シール部材131に加わる圧縮荷重を均等にできてシール性が確保しやすい。また、圧縮荷重が均等化することによって、シール部材131の圧縮反力がフロントハウジング12中心軸から径方向と同一線上に合わせやすくなり、固定子フレーム34をフロントハウジング12に組み込む際に、フロントハウジング12と固定子フレーム34の同軸を合わせやすく組立作業性に優れる。
<実施例3> 図9は、実施例3のシール部材131の形状を示す図である。
実施例3のシール部材131は、明確な突出部133Cが形成されていない点で前述した実施例2のシール部材131と異なるものの、ベース第1部133Aとベース第2部133Bの一部がベース部133の中において最も厚さを有しており、実施例2の突出部133Cと同様の機能を有している。したがって、実施例3は、実施例1の一部と同様の機能と効果を有する。なお、実施例1、2と同じ機能を有する構成の説明は省略し、主に異なる構成について説明する。
実施例3において、ベース部133は、ベース第1部133A及びベース第2部133Bで構成する空間形成部134を有する。空間形成部134は、固定子フレーム34に沿ってシール部材131との間に空間を形成する第1空間部135Aを有する。
フロントハウジング12に固定子フレーム34を組み込む際に、固定子フレーム34によってベース第1部133Aとベース第2部133Bを圧縮して、空間形成部134の体積の一部が固定子フレーム34側に押し出される。押し出された空間形成部134は、固定子フレーム34と接触する。
本構造では、固定子フレーム34がシール部材131を圧縮する面積が、固定子フレーム34に面しているシール部材131の一部であるため、シール部材131を圧縮する荷重を抑制しつつ、シール部材131と固定子フレーム34が接触する面積は固定子フレーム34に面しているシール部材131のほぼ全面となり、固定子フレーム34とシール部材131との間のシール性を確保できる。したがって、冷却液導入口111からの流路と冷却液排出口112への流路とを分離するシール性を確保しつつ、シール部材131を圧縮しながら固定子フレーム34をフロントハウジング12に軸方向から組み込む際の摩擦力が小さくて済むため組立作業性が良好である。
本実施例では、フロントハウジング12に固定子フレーム34を挿入する際の摩擦力が低減するだけでなく、シール部材131の圧縮反力による固定子フレーム34の径方向への荷重も抑制できるため、フロントハウジング12と固定子フレーム34の組み付け時の同軸精度を確保しやすい。フロントハウジング12は回転子4を支持しているため、本構成は固定子3と回転子4の同軸精度の向上にも寄与する。
ベース部133は、凸部132の右側に設けられるベース第1部133Aと左側に設けられるベース第2部133Bとを有するので、シール部材131が3点で支持されることから、シール部材131に加わる圧縮荷重を均等にできてシール性が確保しやすい。また、圧縮荷重が均等化することによって、シール部材131の圧縮反力がフロントハウジング12中心軸から径方向と同一線上に合わせやすくなり、固定子フレーム34をフロントハウジング12に組み込む際に、フロントハウジング12と固定子フレーム34の同軸を合わせやすく組立作業性に優れる。
<実施例4> 図10は、実施例4のシール部材131の形状を示す図である。
実施例4のシール部材131は、第1空間部135A及び第2空間部135Bのいずれも有さない、すなわち、空間形成部134を有さない点で前述した実施例のシール部材131と異なるものの、ベース第1部133Aとベース第2部133Bの一部がベース部133の中において最も厚さを有しており、ベース部133の弾性変形によって実施例3の突出部133Cと同様の機能を有している。したがって、実施例4は、実施例3と同様の機能と効果を有する。なお、実施例1、2、3と同じ機能を有する構成の説明は省略し、主に異なる構成について説明する。
実施例4において、ベース部133は、ベース第1部133A及びベース第2部133Bで構成される。
フロントハウジング12に固定子フレーム34を組み込む際に、固定子フレーム34によってベース第1部133Aとベース第2部133Bを圧縮して、ベース部133を固定子フレーム34に押しつける。
本構造では、シール部材131と固定子フレーム34が接触する面積は固定子フレーム34に面しているシール部材131のほぼ全面となり、固定子フレーム34とシール部材131との間のシール性を確保できる。したがって、冷却液導入口111からの流路と冷却液排出口112への流路とを分離するシール性を確保できる。
ベース部133は、凸部132の右側に設けられるベース第1部133Aと左側に設けられるベース第2部133Bとを有するので、シール部材131が上下から確実に支持されることから、シール部材131に加わる圧縮荷重を均等にできてシール性が確保しやすい。また、圧縮荷重が均等化することによって、シール部材131の圧縮反力がフロントハウジング12中心軸から径方向と同一線上に合わせやすくなり、固定子フレーム34をフロントハウジング12に組み込む際に、フロントハウジング12と固定子フレーム34の同軸を合わせやすく組立作業性に優れる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
たとえば、固定子フレーム34とリアハウジング11は一体化されていても構わないし、固定子3は巻線構造(例えば集中巻か分布巻きか)に依存しない。
3…固定子、4…回転子、11…リアハウジング、12…フロントハウジング、15…冷却液流路、16…O-リング、34…固定子フレーム、100…回転電機、111…冷却液導入口、112…冷却液排出口、123…凹部、131…シール部材、132…凸部、133…ベース部、133A…ベース第1部、133B…ベース第2部、133C…接触部、134…空間形成部、135A…第1空間部、135B…第2空間部

Claims (1)

  1. 巻線が巻回される固定子コアと、
    前記固定子コアを支持する固定子フレームと、
    前記固定子フレームの外側に配設され、前記固定子フレームとの間で流路空間を形成するハウジングと、
    前記固定子フレームと前記ハウジングとの間に配置されるシール部材とを備える回転電機であって、
    前記ハウジングは、前記シール部材が装着される装着部を有し、
    前記シール部材は、前記固定子フレームと接触する接触面に沿って周方向に広がる形状に形成されるベース部と、前記ベース部から突出し、前記ハウジングの前記装着部に挿着される取付部とを有し、
    前記ベース部は、前記固定子フレームと相対する位置に、前記固定子フレーム及び前記ハウジングによる押圧によって前記接触面の形状を変形可能な空間形成部とを有し、
    前記空間形成部は、前記固定子フレーム及び前記ハウジングによる押圧により縮小可能な空間として、前記ベース部の前記接触面側に径方向に広がる第1空間部を形成し、前記第1空間部の中央部で前記取付部の方向に突出する第2空間部を形成する回転電機。
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