JP7238153B2 - 回転電機及び回転電機の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、回転電機に関する。
自動車に使用される機器は小型化及び高出力化が求められており、回転電機においては電流量の増加による固定子導体で発生した熱を冷却するため、冷却液によって冷却されている。
本技術分野の背景技術として、以下の先行技術がある。特許文献1(特開2009-247085号)には、固定子と、固定子の内部に所定のギャップを介して回転可能に保持された回転子とを有し、冷却液通路は、固定子の外周に位置し、ブラケットによって周方向に帯状に形成されており、冷却液通路は、境界壁と、境界壁を挟んで一方に設けられた冷却液導入口と、その他方に設けられた冷却液排出口とを有し、境界壁と冷却液導入口との距離よりも、境界壁と冷却液排出口との距離の方が小さくなるように、境界壁を形成する回転電機が記載されている(要約参照)。
特許文献2(特開2009-247085号)には、円筒形のモータ用ハウジング本体の内部に環状の冷却流路を有し、この環状の冷却流路に、モータ用ハウジング本体の外周部に開口する開口部を設け、この開口部を塞ぐ蓋部材をモータ用ハウジング本体に固定し、この蓋部材の内面に、環状の冷却流路を分断する境界部を設け、この境界部を挟んで環状の冷却流路に連通する冷却液の給水口と排水口を設けているモータ用ハウジングが記載されている(要約参照)。
しかし、特許文献1に記載された回転電機では、境界壁をダイカスト等の鋳造によりセンターブラケットに一体成型しているので、センターブラケットとリアブラケットに挟まれて形成される冷却液流路においてシール性が低い問題がある。また、特許文献2に記載されたモータ用ハウジングでは、組立時に境界部が脱落し易い構造であるので、組立性が悪い問題がある。
このため、本発明は、冷却液流路においてシール性が高く、かつ、組立性が良い境界壁(シール部材)の提供を目的とする。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、巻線が巻回される固定子コアと、前記固定子コアを支持する固定子フレームと、前記固定子フレームの外側に配設され、前記固定子フレームとの間で流路空間を形成するハウジングと、前記固定子フレームと前記ハウジングとの間に配置されるシール部材とを備える回転電機であって、前記シール部材は、前記ハウジング及び前記固定子フレームと接触するベース部と、前記ベース部から突出し、前記ハウジングの装着部に挿着される凸部とを有し、前記凸部は、突起部が形成された第1凸部と、前記突起部が形成されていない第2凸部とを有し、前記装着部は、前記突起部を収容する第1凹部と、前記凸部を収容する第2凹部とによって構成される。
本発明によれば、冷却液流路において高いシール性を有し、かつ、組立性が良いシール部材を提供できる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明によって明らかにされる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の一実施例の回転電機100の斜視図であり、図2は、回転電機100の全体構成を示す分解斜視図であり、図3は、リアハウジング11と回転子4を取り外した状態の回転電機100の正面図であり、図4は、図3のA部の拡大図である。
回転電機100は、軸方向の一端が開口した器型のフロントハウジング12と、その開口部を塞ぐリアハウジング11を有する。フロントハウジング12の軸方向後部には冷却液導入口111と冷却液排出口112が距離を隔てて設けられている。フロントハウジング12とリアハウジング11とは、複数本のボルトによって固定される。冷却液流路15は、固定子3(最外周の固定子フレーム34)とフロントハウジング12との間で、回転電機100の周方向に帯状に形成される。
図2、図3に示すように、フロントハウジング12と固定子フレーム34は円筒形状をしている。フロントハウジング12に、Oリング16やシール部材131等の漏水防止部品を介して、固定子フレーム34が軸方向から組み付けられることで、冷却液流路15が形成される。フロントハウジング12は、シール部材131を装着するための凹部123を有し、冷却液導入口111と冷却液排出口112との間の冷却液流路15に位置するようにシール部材131を固定する。
図3、図4に示すように、冷却液流路15は、フロントハウジング12と固定子フレーム34との間に設けられ、Oリング16によって外界と離隔され、シール部材131によって導入側と排出側とが仕切られている。シール部材131は、変形が容易なように弾性材料(例えば、EPDM)で形成されており、フロントハウジング12と固定子フレーム34との間において圧縮されて配置されている。
フロントハウジング12の内側には、固定子3が装着される。固定子3の内側には、回転子4が回転可能に保持される。
固定子3は、電磁鋼板を積層してなる固定子コアに設けられた複数のティースにボビンで隔てられて固定子コイルを巻装して構成され、固定子コアの外側に固定子フレーム34が取り付けられている。回転電機100が動作して、固定子コイルに電流が流れると、固定子コイルは銅損によって発熱する。固定子コイルは、固定子3内で密集しているため、銅損による熱がこもり、温度が高くなりやすい。このため、固定子フレーム34の外周に設けられた冷却液流路15を流れる冷却液によって、固定子3を冷却する。
回転子4は、電磁鋼板を積層してなる回転子コアに設けられた複数のスロットに挿入された複数本の磁石を有する。回転子コアは軸(図示省略)と焼き嵌め又は圧入によって締結される。軸は、リアハウジング11及びフロントハウジング12に設けられた軸受を介して回転可能に軸支され、フロントハウジング12より突出した部分から動力を出力する。
このような構成の回転電機100は、例えば、車両(図示省略)のエンジンルーム内に設置され、ベルト又は歯車を介して駆動力を伝達する。また、3相の電源ケーブルでインバータ等の制御装置と接続され、その動作(駆動、発電)が制御される。
図5は実施例1のシール部材131の形状を示す図であり、図6はシール部材131の正面図であり、図7はフロントハウジング12のシール部材131が装着される部分の斜視図である。
実施例1のシール部材131は、フロントハウジング12の第2凹部123Bに挿入される凸部132と、固定子フレーム34の外側面と接触するベース部133とを有する。
凸部132の両側面(左側面及び右側面)の各々には突起部136A、136Bが設けられる。突起部136A、136Bは、周方向においてシール部材131の一部に設けられており、突起部136A、136Bが設けられている部分(第1凸部132A)と設けられていない部分(第2凸部132B)との間で突起部136A、136Bによる段差を形成する。突起部136A、136Bの軸方向の長さは、5mm程度であるとよい。突起部136A、136Bは、図7に示すフロントハウジング12の第1凹部123Aに挿入されて、シール部材131の軸方向の移動を規制する。
図7に示すように、フロントハウジング12には、シール部材131の凸部132が挿着される第2凹部123Bと、突起部136A、136Bが挿着される第1凹部123Aが設けられる。第2凹部123Bは、フロントハウジング12を切削して第2凹部123Bを形成するためのエンドミルの破損や摩耗を抑制するために、深さ50mm、半径7mm程度が望ましい。また、第1凹部123Aは、フロントハウジング12を切削して第1凹部123Aを形成するためのエンドミルの破損や摩耗を抑制するために、深さ5mm、半径1.5mm程度が望ましい。
凸部132と突起部136A、136Bは、図5、図6に示すように、曲面で形成されるとよい。凸部132と突起部136A、136Bを曲面で形成することによって、応力が角へ集中することなく、シール部材131をフロントハウジング12へ取り付けた際に均等に変形させることができ、応力の集中による変形や破損を抑制できる。例えば、突起部136A、136Bの断面が辺の長さが異なる長方形である場合、各角部に応力が集中し、辺にかかる面圧が辺の長さに応じて異なり、弾性シールが歪みシール性が低下する恐れがある。このような変形を抑制するため、凸部132及び突起部136A、136Bを曲面で形成する。このため、シール部材131が圧縮された時に凸部132がフロントハウジング12を押圧する面圧が均等になるので、シール性に優れるシール部材131を提供できる。
ベース部133は、正面視で凸部132の左側に設けられるベース第1部133Aと右側に設けられるベース第2部133Bとを有し、左右に広がるような形状に形成される。
ベース第1部133Aとベース第2部133Bは、ベース部133から固定子フレーム34側へ突出する突出部133Cを有する。突出部133Cの高さは、ベース部133の高さに対して小さく、本実施例では約10分の1である。 また、ベース部133は、突出部133Cとベース第1部133Aとベース第2部133Bで構成する空間形成部134を有する。空間形成部134に沿って、固定子フレーム34に沿ってシール部材131との間に空間を形成する第1空間部135Aと、シール部材131の中央部で凸部132の方向に突出する空間を形成する第2空間部135Bとが形成される。なお、第1空間部135A及び第2空間部135Bは任意的な構成であり、第1空間部135A及び第2空間部135Bの両方又は一方を設けなくてもよい。
ベース第1部133Aとベース第2部133Bは、ベース部133から固定子フレーム34側へ突出する突出部133Cを有する。突出部133Cの高さは、ベース部133の高さに対して小さく、本実施例では約10分の1である。 また、ベース部133は、突出部133Cとベース第1部133Aとベース第2部133Bで構成する空間形成部134を有する。空間形成部134に沿って、固定子フレーム34に沿ってシール部材131との間に空間を形成する第1空間部135Aと、シール部材131の中央部で凸部132の方向に突出する空間を形成する第2空間部135Bとが形成される。なお、第1空間部135A及び第2空間部135Bは任意的な構成であり、第1空間部135A及び第2空間部135Bの両方又は一方を設けなくてもよい。
フロントハウジング12に固定子フレーム34を組み込む際に、シール部材131の突出部133Cは、固定子フレーム34と接触して、フロントハウジング12と固定子フレーム34によって圧縮される。固定子フレーム34によって圧縮された突出部133Cの体積の一部がベース第1部133Aとベース第2部133Bを圧縮して、空間形成部134の体積の一部が固定子フレーム34側に押し出される。押し出された空間形成部134は、固定子フレーム34と接触する。
本構造では、固定子フレーム34がシール部材131を圧縮する面積が、固定子フレーム34に面しているシール部材131の一部であるため、シール部材131を圧縮する荷重を抑制しつつ、シール部材131と固定子フレーム34が接触する面積は固定子フレーム34に面しているシール部材131のほぼ全面となり、固定子フレーム34とシール部材131との間のシール性を確保できる。したがって、冷却液導入口111からの流路と冷却液排出口112への流路とを分離するシール性を確保しつつ、シール部材131を圧縮しながら固定子フレーム34をフロントハウジング12に軸方向から組み込む際の摩擦力が小さくて済むため、組立作業性が良好である。
フロントハウジング12と固定子フレーム34は製作上の公差を有している。したがって、シール部材131の圧縮代はフロントハウジング12と固定子フレーム34との組合せによって異なる。圧縮代が大きい場合には、突出部133Cのみならず空間形成部134も圧縮される。空間形成部134が圧縮されると、空間形成部134の体積の一部は第2空間部135B方向に広がり、第2空間部135Bの空間体積が小さくなる。したがって、フロントハウジング12と固定子フレーム34との間でシール部材131の空間形成部134が圧縮されたことによる反力が緩和されるので、冷却液導入口111からの流路と冷却液排出口112への流路との間のシール性に関わるシール部材131と固定子フレーム34との接触面積を確保しつつ、固定子フレーム34をフロントハウジング12に組み込む際の摩擦力を低減することができる。
本実施例では、フロントハウジング12に固定子フレーム34を挿入する際の摩擦力が低減するだけでなく、シール部材131の圧縮反力による固定子フレーム34の径方向への荷重も抑制できるため、フロントハウジング12と固定子フレーム34の組み付け時の同軸精度を確保しやすい。フロントハウジング12は回転子4を支持しているため、本構成は固定子3と回転子4の同軸精度の向上にも寄与する。
ベース部133は、凸部132の右側に設けられるベース第1部133Aと左側に設けられるベース第2部133Bとを有するので、シール部材131が3点で支持されることから、シール部材131に加わる圧縮荷重を均等にできてシール性が確保しやすい。また、圧縮荷重が均等化することによって、シール部材131の圧縮反力がフロントハウジング12の中心軸から径方向と同一線上に合わせやすくなり、固定子フレーム34をフロントハウジング12に組み込む際に、フロントハウジング12と固定子フレーム34の同軸を合わせやすく組立作業性に優れる。
図8は、シール部材131の装着手順を示す図である。
第1工程では、まず、突起部136A、136Bを軸方向から第1凹部123Aに挿入し、凸部132の上部(第1凸部132A)をフロントハウジング12に装着する。これによって、突起部136A、136Bの端面と第1凹部123Aの端面が接して、フロントハウジング12に対するシール部材131の軸方向の位置が定められる。
次に、第2工程では、凸部132の下部(第2凸部132B)を径方向から第2凹部123Bに挿入する。
以上に説明したように、本発明の実施例のシール部材131は、フロントハウジング12及び固定子フレーム34と接触するベース部133と、ベース部133から突出し、フロントハウジング12の装着部(凹部123)に挿着される凸部132とを有し、凸部132は、突起部136A、136Bが形成された第1凸部132Aと、突起部136A、136Bが形成されていない第2凸部132Bとを有し、装着部(凹部123)は、突起部136A、136Bを収容する第1凹部123Aと、凸部132を収容する第2凹部123Bとによって構成されるので、回転電機の組立時のシール部材131の変形を抑制でき、冷却液流路においてシール性の低下を抑制できる。すなわち、シール部材131が突起部136A、136Bによって第1凹部123Aと係合しているので、固定子フレーム34をフロントハウジング12に挿入する際に、シール部材131の脱落や変形を抑制できる。
本実施例では、突起部136A、136Bを凸部132の両側に設けることで、固定子フレーム34をフロントハウジング12に挿入する際のシール部材131の脱落や変形を抑制している。しかし、突起部136A、136Bを両側に設けない片側1ヶ所でも、固定子フレーム34をフロントハウジング12に挿入する際のシール部材131の脱落や変形を抑制できる。
また、凸部132は、互いに略平行な左側面と右側面と、前記左側面と右側面を上部で連結する曲面によって構成され、突起部136A、136Bは、前記略平行の面の各々から外側に突出するので、鋭角の角部が存在せず、シール部材131の表面圧が局所的に低い箇所ができないことから、シール性を向上できる。
また、本発明の実施例の回転電機の製造方法は、突起部136A、136Bを第1凹部123Aに軸方向から挿入して、第1凸部132Aを装着部(凹部123)に収容する第1工程と、第2凸部132Bを第2凹部123Bに径方向から挿入する第2工程とを有するので、第1工程において、シール部材131が突起部136A、136Bによって第1凹部123Aと係合させることによって、シール部材131の軸方向の移動を規制し、第2工程において、シール部材131をフロントハウジング12取り付ける際に、シール部材131が軸方向に移動せず、シール部材131の取付位置が定まる。さらに、固定子フレーム34をフロントハウジング12に挿入する際に、シール部材131が軸方向に移動することなく、シール部材131の脱落や変形を抑制できる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。
また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
たとえば、固定子フレーム34とリアハウジング11は一体化されていても構わないし、固定子3は巻線構造(例えば集中巻か分布巻きか)に依存しない。
<本明細書に開示された発明の他の態様> 本明細書に開示された発明のうち、特許請求の範囲に記載した以外の本発明の観点の代表的なものとして、以下のものがある。
(1)巻線が巻回される固定子コアと、 前記固定子コアを支持する固定子フレームと、 前記固定子フレームの外側に配設され、前記固定子フレームとの間で流路空間を形成するハウジングと、 前記固定子フレームと前記ハウジングとの間に配置されるシール部材とを備える回転電機であって、 前記ハウジングは、前記シール部材が装着される装着部を有し、 前記シール部材は、 前記ハウジング及び前記固定子フレームと接触するベース部と、 前記ベース部から突出し、前記ハウジングの前記装着部に挿着される取付部とを有する回転電機。
(2)前記ベース部は、前記固定子フレームと相対する位置に、前記固定子フレーム及び前記ハウジングによる押圧によって下面形状を変形可能な空間形成部を有する(1)に記載の回転電機。
(3)前記空間形成部は、前記固定子フレーム及び前記ハウジングによる押圧により縮小可能な空間を形成する(2)に記載の回転電機。
(4)前記ベース部は、前記取付部の左側に設けられるベース第1部と右側に設けられるベース第2部とを有する(3)に記載の回転電機。
(5)前記空間形成部は、前記ベース第1部と前記ベース第2部との中間に設けられる第1空間部を形成する(4)に記載の回転電機。
(6)前記空間形成部は、 その下面側に第1空間部を形成し、 前記第1空間部から前記取付部の方向に突出する第2空間部を形成する(5)に記載の回転電機。
3 固定子、4 回転子、11 リアハウジング、12 フロントハウジング、15 冷却液流路、16 Oリング、34 固定子フレーム、100 回転電機、111 冷却液導入口、112 冷却液排出口、123 凹部、123A 第1凹部、123B 第2凹部、131 シール部材、132 凸部、132A 第1凸部、132B 第2凸部、133 ベース部、133A ベース第1部、133B ベース第2部、133C 突出部、134 空間形成部、135A 第1空間部、135B 第2空間部、136A及び136B 突起部
Claims (4)
- 巻線が巻回される固定子コアと、
前記固定子コアを支持する固定子フレームと、
前記固定子フレームの外側に配設され、前記固定子フレームとの間で流路空間を形成するハウジングと、
前記固定子フレームと前記ハウジングとの間に配置されるシール部材とを備える回転電機であって、
前記シール部材は、前記ハウジング及び前記固定子フレームと接触するベース部と、前記ベース部から突出し、前記ハウジングの装着部に挿着される凸部とを有し、
前記凸部は、突起部が形成された第1凸部と、前記突起部が形成されていない第2凸部とを有し、
前記装着部は、前記突起部を収容する第1凹部と、前記凸部を収容する第2凹部とによって構成される回転電機。 - 請求項1に記載の回転電機であって、
前記突起部は、前記凸部の両側の各々に設けられ、
前記第1凹部は、前記第2凹部の内面の両側の各々に設けられる回転電機。 - 請求項1に記載の回転電機であって、
前記凸部は、互いに略平行な左側面と右側面と、前記左側面と右側面を上部で連結する曲面によって構成され、
前記突起部は、前記略平行な面の各々から外側に突出する回転電機。 - 回転電機の製造方法であって、
前記回転電機は、巻線が巻回される固定子コアと、前記固定子コアを支持する固定子フレームと、前記固定子フレームの外側に配設され、前記固定子フレームとの間で流路空間を形成するハウジングと、前記固定子フレームと前記ハウジングとの間に配置されるシール部材とを有し、
前記シール部材は、前記ハウジング及び前記固定子フレームと接触するベース部と、前記ベース部から突出し、前記ハウジングの装着部に挿着される凸部とを有し、
前記凸部は、突起部が形成された第1凸部と、前記突起部が形成されていない第2凸部とを有し、
前記装着部は、前記突起部を収容する第1凹部と、前記凸部を収容する第2凹部とによって構成されており、
前記突起部を前記第1凹部に軸方向から挿入して、前記第1凸部を前記装着部に収容する第1工程と、
前記第2凸部を前記第2凹部に径方向から挿入する第2工程とを有する回転電機の製造方法。
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