JP7413088B2 - 保持装置および半導体製造装置 - Google Patents

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Description

本開示は、対象物を保持する保持装置、および、対象物を保持する保持部材を有する半導体製造装置に関する。
保持装置に関する従来技術として、特許文献1には、冷却台に冷媒流路と断熱層を有する被加工物(対象物)の処理装置が開示されている。
特開2018-125463号公報
特許文献1に開示される装置においては、冷却台の上面側には静電チャックと被加工物を介して真空の処理空間が設けられているが、冷却台の下面は処理装置の外部の雰囲気に開放されている。そのため、冷媒流路を流れる冷媒は、冷却台の下面から当該下面が開放される雰囲気の熱を吸収することにより、冷却台の上面側から静電チャックの熱を吸収することが抑制されてしまい、静電チャックにおける冷却効果が低下するおそれがある。
特に、上下の冷媒流路の間に断熱性能を有する伝熱空間が設けられているが、冷却台上の被加工物に対する急激な抜熱を行うために伝熱空間による断熱性能を下げた場合に、上側の冷媒流路についても、当該上側の冷媒流路を流れる冷媒は、冷却台の下面から当該下面が開放される雰囲気の熱を吸収することにより、冷却台の上面側から静電チャックの熱を吸収することが抑制されてしまい、静電チャックにおける冷却効果が低下するおそれがある。そのため、静電チャックのような対象物を保持する保持装置において、その冷却効果を向上することが望まれる。
そこで、本開示は上記した問題点を解決するためになされたものであり、冷却効果を向上できる保持装置、および、冷却効果を向上できる保持部材を有する半導体製造装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本開示の一形態は、第1の面と、前記第1の面とは反対側に設けられる第2の面と、を備え、前記第1の面上にて対象物を保持するセラミックス部材と、第3の面と、前記第3の面とは反対側に設けられる第4の面と、を備えるベース部材と、を有し、前記セラミックス部材の前記第2の面と、前記ベース部材の前記第3の面とが、熱的に接続されている保持装置において、前記ベース部材は、冷媒を流すための冷媒流路を備え、前記セラミックス部材と前記ベース部材とが配列される第1の方向に沿って前記ベース部材を切り取った少なくとも1つの断面にて、前記冷媒流路に対して前記第1の方向の前記第4の面側に設けられる第1の断熱層と、前記冷媒流路に対して前記第1の方向に直交する第2の方向側に設けられる第2の断熱層と、を備え、前記第2の断熱層は、前記第1の断熱層に接続しており、前記第1の断熱層から前記第1の方向の前記第3の面側に向かって設けられること、を特徴とする。
この態様によれば、ベース部材には、冷媒流路に対して第4の面側に第1の断熱層が設けられ、冷媒流路に対して第2の方向側に第2の断熱層が設けられている。そして、第2の断熱層は、第1の断熱層に繋がっており、第1の断熱層から第1の面側(すなわち、セラミックス部材側)に向かって設けられている。
これにより、冷媒流路が、第1の断熱層と第2の断熱層により覆われて、外部の雰囲気に開放されるベース部材の第4の面から断熱される。そのため、冷媒流路の冷媒がベース部材の第4の面から外部の雰囲気の熱を吸収することが抑制される。したがって、冷媒流路の冷媒がセラミックス部材の熱を吸収することが促進されるので、セラミックス部材の冷却が促進される。ゆえに、保持装置におけるセラミックス部材の冷却効果を向上させることができる。
上記の態様においては、前記ベース部材は、前記断面にて、複数の前記冷媒流路が、前記第2の方向に間隔を空けて設けられており、前記第2の断熱層として、前記第2の方向に隣り合う前記冷媒流路の間に設けられる流路間断熱層を備えること、が好ましい。
この態様によれば、第2の断熱層として、隣り合う冷媒流路の間の部分に設けられる流路間断熱層が設けられている。これにより、隣り合う冷媒流路の熱の干渉を抑制できる。また、ベース部材の強度維持のためにベース部材において隣り合う冷媒流路の間の部分の第4の面側に第1の断熱層が設けられていない部分が存在する場合であっても、冷媒流路は、流路間断熱層によって、外部の雰囲気に開放されるベース部材の第4の面から断熱される。そのため、冷媒流路の冷媒がベース部材の第4の面から外部の雰囲気の熱を吸収することが抑制される。したがって、より確実に、冷媒流路の冷媒がセラミックス部材の熱を吸収することが促進されるので、セラミックス部材の冷却が促進される。ゆえに、より確実に、保持装置におけるセラミックス部材の冷却効果を向上させることができる。
上記の態様においては、前記流路間断熱層の少なくとも1つは、前記第1の方向について、前記冷媒流路の高さの1/3~2/3の位置まで設けられること、が好ましい。
この態様によれば、流路間断熱層の高さ(すなわち、第1の方向の長さ)を、冷媒流路の全体ではなく、冷媒流路の1/3~2/3の高さにする。これにより、冷媒流路の冷媒は、冷媒流路における流路間断熱層に覆われていない部分からセラミックス部材の熱を吸収できる。そのため、ベース部材において隣り合う冷媒流路の間の部分から均一にセラミックス部材を冷却できるので、セラミックス部材の冷却が促進される。したがって、より確実に、セラミックス部材の冷却効果を向上させることができる。また、隣り合う冷媒流路間の熱の干渉を適度に抑制できる。
上記の態様においては、前記ベース部材は、前記断面にて、複数の前記冷媒流路が、前記第2の方向に間隔を空けて設けられており、前記第2の断熱層として、前記第2の方向の最も外側に設けられる前記冷媒流路に対して前記第2の方向の外側に設けられる外側断熱層を備えること、が好ましい。
この態様によれば、第2の断熱層として、最も外側に設けられる冷媒流路に対してさらに外側に設けられる外側断熱層を備える。これにより、最も外側の冷媒流路が、外側断熱層により覆われて、外部の雰囲気に開放されるベース部材の第4の面から断熱される。そのため、最も外側の冷媒流路の冷媒がベース部材の第4の面から外部の雰囲気の熱を吸収することが抑制される。したがって、最も外側の冷媒流路の冷媒がセラミックス部材の熱を吸収することが促進されるので、セラミックス部材の冷却が促進される。ゆえに、より確実に、保持装置におけるセラミックス部材の冷却効果を向上させることができる。
上記の態様においては、前記外側断熱層は、前記第1の方向について、前記冷媒流路の高さの1/2よりも高い位置まで設けられること、が好ましい。
この態様によれば、外側断熱層は、冷媒流路の高さの1/2よりも高く設けられている。これにより、最も外側の冷媒流路の大部分または全体が、外側断熱層により覆われて、外部の雰囲気に開放されるベース部材の第4の面から断熱される。そのため、より確実に、最も外側の冷媒流路の冷媒がベース部材の第4の面から外部の雰囲気の熱を吸収することが抑制される。したがって、より確実に、最も外側の冷媒流路の冷媒がセラミックス部材の熱を吸収することが促進されるので、セラミックス部材の冷却が促進される。ゆえに、より確実に、保持装置におけるセラミックス部材の冷却効果を向上させることができる。
上記課題を解決するためになされた本開示の他形態は、第1の面と、前記第1の面とは反対側に設けられる第2の面と、を備え、前記第1の面上にて対象物を保持するセラミックス部材と、第3の面と、前記第3の面とは反対側に設けられる第4の面と、を備えるベース部材と、を備え、前記セラミックス部材の前記第2の面と、前記ベース部材の前記第3の面とが、熱的に接続されている保持部材と、前記セラミックス部材に保持される前記対象物に対してプラズマ処理を行うためのプラズマを生成する電極部と、を有する半導体製造装置において、前記ベース部材は、冷媒を流すための冷媒流路を備え、前記セラミックス部材と前記ベース部材とが配列される第1の方向に沿って前記ベース部材を切り取った少なくとも1つの断面にて、前記冷媒流路に対して前記第1の方向の前記第4の面側に設けられる第1の断熱層と、前記冷媒流路に対して前記第1の方向に直交する第2の方向側に設けられる第2の断熱層と、を備え、前記第2の断熱層は、前記第1の断熱層に接続しており、前記第1の断熱層から前記第1の方向の前記第3の面側に向かって設けられること、を特徴とする。
この態様によれば、前記の保持装置の作用効果を得ることができると共に、対象物に対してプラズマ処理を行った後において、セラミックス部材の急冷特性(ランプダウン特性)を高めることができる。そのため、半導体製造装置において、対象物の製造における工程時間を短縮させることができる。
本開示の保持装置および半導体製造装置によれば、保持装置または保持部材における冷却効果を向上できる。
本実施形態の半導体製造装置の構成を示す概略断面図である。 本実施形態の静電チャックの外観斜視図である。 ベース部材のXY断面(図2にて一点鎖線で示す位置のXY断面)の概略図である。 Z軸方向に沿って静電チャックを切り取った断面図であり、図3に示すA-Aの位置における断面図である。 Z軸方向に沿って静電チャックを切り取った断面図であり、図3に示すB-Bの位置における断面図である。 第1の断熱層と第2の断熱層の変形例を示す図である。 第1の断熱層と第2の断熱層の変形例を示す図である。 冷媒流路の変形例を示す図である。 第2の断熱層が設けられていない例を示す図である。
以下、本開示の保持装置および半導体製造装置の実施形態について説明する。なお、以下においては、本開示の半導体製造装置の一実施形態として半導体製造装置1を例示し、本開示の保持装置の一実施形態として静電チャック11を例示して、説明する。
<半導体製造装置の全体概要>
まず、本実施形態の半導体製造装置1の全体概要について説明する。図1に示すように、半導体製造装置1は、処理容器10と、静電チャック11と、電極部12と、電源部13と、ガス供給部14と、第1の排気部15と、第2の排気部16などを有する。
処理容器10は、静電チャック11と電極部12を収容する容器である。この処理容器10は、対象物である半導体のウエハWを処理するための空間である処理空間21と、この処理空間21からの排気を行うための排気口22を備えている。
静電チャック11は、半導体のウエハWを保持する保持装置(または、保持部材)である。この静電チャック11は、そのベース部材42において、ボルト17により処理容器10に固定されている。なお、静電チャック11については、後で詳しく説明する。
電極部12は、静電チャック11における後述するベース部材42と共に、一対の電極として機能する。すなわち、電極部12が上部電極として機能し、ベース部材42が下部電極として機能する。そして、後述するように、電極部12は、静電チャック11のセラミックス部材41に保持されるウエハWに対してプラズマ処理を行うためのプラズマを生成する。また、電極部12は、処理ガスを流すためのガス流路31を備えている。
電源部13は、電極部12に接続しており、電極部12に電圧を印加する。
ガス供給部14は、電極部12のガス流路31に接続しており、ガス流路31へ処理ガスを供給する。
第1の排気部15は、処理容器10の排気口22に接続しており、処理空間21から排気口22を介して排気を行う。
第2の排気部16は、ベース部材42の第1の断熱層64に接続しており、第1の断熱層64と第2の断熱層65から排気口66を介して排気を行う。なお、ベース部材42の第1の断熱層64や第2の断熱層65や排気口66については、後で詳しく説明する。
このような構成の半導体製造装置1は、以下のように作用する。まず、ウエハWが静電チャック11の上に保持される。そして、処理ガスが、ガス供給部14から電極部12のガス流路31を介して、処理容器10内の処理空間21に供給される。その一方、第1の排気部15により処理空間21から処理容器10の排気口22を介して排気がなされ、処理空間21が所定の真空度まで減圧される。そして、このようにして処理空間21を真空にした状態で、電源部13から電極部12に電圧が印加されることにより、電極部12と静電チャック11のベース部材42との間に高周波電界が形成される。これにより、処理空間21内の処理ガスが解離し、処理ガス中の分子および/または原子の活性種によって、静電チャック11の上に保持されたウエハWに対して、エッチングなどのプラズマ処理が行われる。
<静電チャックについて>
次に、本実施形態の静電チャック11について説明する。図2に示すように、静電チャック11は、セラミックス部材41と、ベース部材42と、接合層43などを有する。なお、以下の説明においては、説明の便宜上、図2に示すようにXYZ軸を定義するものとする。ここで、Z軸は静電チャック11の中心軸方向(図2の上下方向)の軸であり、X軸とY軸は静電チャック11の径方向の軸である。
セラミックス部材41は、例えば円盤状の部材であり、セラミックスにより形成されている。セラミックスとしては、様々なセラミックスが用いられるが、強度や耐摩耗性、耐プラズマ性等の観点から、例えば、酸化アルミニウム(アルミナ、Al)または窒化アルミニウム(AlN)を主成分とするセラミックスが用いられることが好ましい。なお、ここでいう主成分とは、含有割合の最も多い成分(例えば、体積含有率が90vol%以上の成分)を意味する。
なお、セラミックス部材41の熱伝導率は、例えば20W/mKである。また、セラミックス部材41の直径は、例えば150mm~300mmであり、セラミックス部材41の厚さは、例えば2mm~6mmである。なお、セラミックス部材41の熱伝導率は、10~50W/mK(より好ましくは、18~30W/mK)の範囲内が望ましい。
図1と図2に示すように、セラミックス部材41は、上面である吸着面51と、セラミックス部材41の中心軸方向(すなわち、Z軸方向)について吸着面51とは反対側に設けられる下面52と、を備えている。このセラミックス部材41は、吸着面51上にてウエハWを保持する。なお、吸着面51は本開示の「第1の面」の一例であり、下面52は本開示の「第2の面」の一例である。
また、図1に示すように、セラミックス部材41は、その内部にチャック電極53を備えている。チャック電極53は、導電性材料(例えば、タングステンやモリブデン等)により形成されている。そして、このチャック電極53に電源(不図示)から電圧が印加されて発生する静電引力によって、ウエハWが吸着面51に吸着されて保持される。
また、図1に示すように、セラミックス部材41は、その内部にヒータ54を備えている。このヒータ54は、導電性材料(例えば、タングステンやモリブデン等)を含む抵抗発熱体により構成されている。そして、このヒータ54に電源(不図示)から電圧が印加されてヒータ54が発熱することによって、セラミックス部材41が温められ、吸着面51に保持されるウエハWが温められる。
ベース部材42は、例えば図2に示すように円柱状(詳しくは、直径の異なる2つの円柱が中心軸を共通にして重なるようにして(大きな直径の円柱状の下段部の上に小さな直径の円柱状の上段部が載せられるようにして)形成される段付きの円柱状)に形成されている。このベース部材42は、金属(例えば、アルミニウムやアルミニウム合金等)により形成されていることが好ましいが、金属以外であってもよい。
そして、図1や図2に示すように、ベース部材42は、上面61と、ベース部材42の中心軸Ca(図3参照)方向(すなわち、Z軸方向)について上面61とは反対側に設けられる下面62と、を備えている。ここで、図1に示すように、下面62は、大気(処理容器10の外部の雰囲気の一例)に開放されている。なお、上面61は本開示の「第3の面」の一例であり、下面62は本開示の「第4の面」の一例である。
なお、ベース部材42の熱伝導率は、例えば230W/mKある。また、ベース部材42の直径は、上段部が例えば150mm~300mmであり、下段部が例えば180mm~350mmである。また、ベース部材42の厚さは、例えば20mm~50mmである。なお、ベース部材42(アルミニウムを想定)の熱伝導率は、180~250W/mK(好ましくは、230W/mK程度)の範囲内が望ましい。
また、図1に示すように、ベース部材42は、冷媒(例えば、フッ素系不活性液体や水等)を流すための冷媒流路63を備えている。冷媒は、半導体製造装置1の使用時においてベース部材42よりも温度が低い。そのため、この冷媒流路63に冷媒を流すことにより、ベース部材42が冷却され、これにより、接合層43を介してセラミックス部材41が冷却される。そして、ヒータ54によるセラミックス部材41の加熱と併せて、冷媒流路63を流れる冷媒によるセラミックス部材41の冷却が行われることにより、セラミックス部材41の吸着面51に保持されるウエハWの温度を一定に維持することができる。また、ヒータ54に加える電力を調整してウエハWの温度が制御される。また、後述するウエハWに対するプラズマ処理を行った後、冷媒流路63を流れる冷媒によるセラミックス部材41の冷却が行われることにより、ウエハWを冷却できる。
ベース部材42の冷媒流路63について、さらに説明する。図3に示すように、冷媒流路63は、ベース部材42の下面62に設けられる供給口71と排出口72とに接続している。そして、図3に示すように、Z軸方向から見たときに、供給口71と排出口72はともにベース部材42の径方向の外側の部分に設けられており、冷媒流路63はベース部材42の中心軸Ca付近で折り返されるようにして螺旋形状に形成されている。この冷媒流路63において、冷媒は、図3にて矢印で示すように、供給口71から排出口72へ向かって流れる。なお、Z軸方向(すなわち、ベース部材42の中心軸Ca方向)は、本開示の「第1の方向」の一例である。
図4や図5に示すように、Z軸方向に沿ってベース部材42を切り取った断面にて、複数の冷媒流路63が、ベース部材42の径方向(図4や図5の左右方向)に間隔を空けて設けられている。なお、冷媒流路63の高さH(すなわち、ベース部材42の中心軸Ca方向(Z軸方向)の寸法)は、例えば、15mmである。また、冷媒流路63の幅Wcは、例えば、10mmである。また、ベース部材42の径方向は、本開示の「第2の方向」の一例である。また、図4や図5に示す例では、複数の冷媒流路63の大きさは同一であるが、これに限定されず、異なっていてもよい。
本実施形態では、ベース部材42は、さらに、第1の断熱層64と、第2の断熱層65を備えている。なお、第1の断熱層64と第2の断熱層65については、後で詳しく説明する。
図1や図2などに示すように、接合層43は、セラミックス部材41の下面52とベース部材42の上面61との間に配置され、セラミックス部材41とベース部材42とを接合している。そして、このようにして、セラミックス部材41の下面52と、ベース部材42の上面61とが、熱的に接続されている。接合層43は、例えばシリコーン系樹脂やアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂等の接着剤により形成されている。
なお、接合層43の厚さ(すなわち、ベース部材42の中心軸Ca方向(Z軸方向)の高さ)は、例えば0.1mm~1.0mmである。また、接合層43の熱伝導率は、例えば1.0W/mKである。なお、接合層43(シリコーン系樹脂を想定)の熱伝導率は、0.1~2.0W/mK(好ましくは、0.5~1.5W/mK)の範囲内が望ましい。
<断熱層について>
次に、本実施形態の第1の断熱層64と第2の断熱層65について説明する。本実施形態では、ベース部材42は、当該ベース部材42における図4や図5に示す断面にて、複数の冷媒流路63が、ベース部材42の径方向(図4や図5の左右方向)に間隔を空けて設けられており、第1の断熱層64と第2の断熱層65を備えている。
ここで、図4に示す断面と図5に示す断面は、セラミックス部材41とベース部材42とが配列されるZ軸方向に沿ってベース部材42を切り取った断面である点で共通するが、ベース部材42の中心軸Caを中心とする周方向について異なる位置の断面である点で相違する。すなわち、図4に示す断面は図3に示すA-Aの位置での断面であり、図5に示す断面は図3に示すB-Bの位置での断面である。
図4や図5に示すように、第1の断熱層64は、冷媒流路63に対してZ軸方向の下面62側に設けられている。詳しくは、図4に示す断面では、第1の断熱層64は、冷媒流路63の下側にて冷媒流路63に対向する部分とともに、隣り合う冷媒流路63の間の部分αの下側の部分にも設けられている。一方、図5に示す断面では、第1の断熱層64は、冷媒流路63の下側の部分に設けられているが、隣り合う冷媒流路63の間の部分αの下側の部分には設けられていない。
このように、Z軸方向に沿ってベース部材42を切り取った断面のうち図5に示す断面においては、隣り合う冷媒流路63の間の部分αの下側の部分に第1の断熱層64が設けられておらず、隣り合う冷媒流路63間の部分αがベース部材42の下面62と接続している。このようにして、ベース部材42において隣り合う冷媒流路63の間の部分αの下側の部分に第1の断熱層64を設けないようにして隣り合う冷媒流路63間の部分αがベース部材42の下面62と接続している部分が設けられていることにより、ベース部材42の強度を維持している。
なお、ベース部材42において隣り合う冷媒流路63間の部分αがベース部材42の下面62と接続している部分は、ベース部材42の中心軸Caを中心とする周方向について、ベース部材42に要求される強度に応じて、複数設けられていてもよい。
第1の断熱層64と第2の断熱層65は、ベース部材42の材料よりも熱伝導率が低くなるように形成されている。ここでは、第1の断熱層64と第2の断熱層65は、第1の断熱層64に接続する第2の排気部16(図5参照)により排気口66を介して排気されて真空となるものとしている。なお、第1の断熱層64と第2の断熱層65は、ベース部材42の材料よりも熱伝導率が低い断熱材が充填されるものとしてもよい。なお、第1の断熱層64の熱伝導率は、例えば1.0w/mK(シリコーンを想定、真空なら0)である。また、第2の断熱層65の熱伝導率は、例えば1.0w/mK(シリコーンを想定、真空なら0)である。また、第1の断熱層64と第2の断熱層65の熱伝導率は、20W/mK以下が望ましく、好ましくは10W/mK以下、より好ましくは5W/mK以下である。さらに、第1の断熱層64と第2の断熱層65が真空である場合には、第1の断熱層64と第2の断熱層65における圧力は5Pa以下が望ましく、好ましくは3Pa以下、より好ましくは1Pa以下である。
図4や図5に示すように、第2の断熱層65は、冷媒流路63に対向している位置に設けられ、冷媒流路63に対してベース部材42の中心軸Ca方向(Z軸方向)に直交する径方向側に設けられている。この第2の断熱層65は、第1の断熱層64に接続しており、第1の断熱層64からZ軸方向の上面61側に向かって設けられている。
また、第2の断熱層65は、図3に示すように冷媒流路63に沿って連続して形成されているが、これに限定されず、冷媒流路63に沿って断続的に形成されていてもよい。
なお、図4や図5に示す第1の断熱層64の厚みT1(すなわち、ベース部材42の中心軸Ca方向(Z軸方向)の高さ)は、例えば2mmである。また、図5に示す第1の断熱層64の幅W1(すなわち、ベース部材42の径方向の寸法)は、例えば2mmである。また、図4や図5に示す第2の断熱層65の厚みT2は、例えば2mmである。また、第2の断熱層65の高さH2(すなわち、Z軸方向の寸法、詳しくは、Z軸方向について第1の断熱層64との接続部から上面61側の端部までの長さ)は、例えば5mmである。
なお、ベース部材42の径方向に並ぶ複数の冷媒流路63は、図3に示すように、Z軸方向から見たときには連通しており、同じ冷媒が流れる流路となっている。
本実施形態では、ベース部材42は、図4や図5に示す断面にて、第2の断熱層65として、流路間断熱層91と外側断熱層92を備えている。
流路間断熱層91は、ベース部材42の径方向に隣り合う冷媒流路63の間に設けられている。このようにして、第2の断熱層65として、隣り合う冷媒流路63の間に設けられる流路間断熱層91が設けられている。
また、図4や図5に示すように、流路間断熱層91は、Z軸方向について、冷媒流路63の高さHの1/2の位置まで設けられている。なお、流路間断熱層91は、複数設けられているが、高さが異なっていてもよく、また、Z軸方向について、冷媒流路63の高さHの1/3~2/3の位置まで設けられていてもよい。このようにして、流路間断熱層91の少なくとも1つは、Z軸方向について、冷媒流路63の高さHの1/3~2/3の位置まで設けられている。
外側断熱層92は、ベース部材42の径方向の最も外側に設けられる冷媒流路63aに対して、さらにベース部材42の径方向の外側に設けられている。このようにして、第2の断熱層65として、最も外側に設けられる冷媒流路63に対してさらに外側に設けられる外側断熱層92を備える。
また、図4や図5に示すように、外側断熱層92は、Z軸方向について、冷媒流路63の高さHの1/2の位置まで設けられている。しかしながら、外側断熱層92は、Z軸方向について、冷媒流路63の高さHの1/2よりも高い位置まで設けられていてもよい。
<本実施形態の作用効果>
図9に示すように、図5に示す断面において第2の断熱層65がない場合には、冷媒流路63の冷媒が、図9にて破線の矢印で示すように、ベース部材42の下面62から大気の熱を吸収することにより、セラミックス部材41の熱を吸収することが抑制され、セラミックス部材41の冷却効果が低下するおそれがある。
そこで、本実施形態の静電チャック11および半導体製造装置1は、Z軸方向に沿ってベース部材42を切り取った少なくとも1つの断面にて、第1の断熱層64と第2の断熱層65とを備えている。そして、第1の断熱層64は、冷媒流路63に対してZ軸方向の下面62側に設けられている。また、第2の断熱層65は、冷媒流路63に対してベース部材42の径方向側に設けられている。この第2の断熱層65は、第1の断熱層64に接続しており、第1の断熱層64からZ軸方向の上面61側に向かって設けられている。
このように、ベース部材42には、冷媒流路63に対して下面62側(具体的には、大気側、下面側)に第1の断熱層64が設けられ、冷媒流路63に対してベース部材42の径方向側(具体的には、冷媒流路63の側面側)に第2の断熱層65が設けられている。そして、第2の断熱層65は、第1の断熱層64に繋がっており(すなわち、第1の断熱層64と第2の断熱層65との間が離れておらず)、第1の断熱層64から上面61側(具体的には、セラミックス部材41側)に向かって設けられている。
これにより、図4や図5に示すように、冷媒流路63の下部(すなわち、冷媒流路63の下面82と、冷媒流路63の側面83における少なくとも下側の部分84)が、第1の断熱層64と第2の断熱層65により覆われて、大気に開放されるベース部材42の下面62から断熱される。そのため、冷媒流路63の冷媒がベース部材42の下面62から冷媒流路63の下部を介して大気の熱を吸収することが抑制される。したがって、図4や図5にて破線の矢印で示すように、冷媒流路63の冷媒が冷媒流路63の上部(すなわち、冷媒流路63の上面81や側面83)からセラミックス部材41の熱を吸収することが促進されるので、セラミックス部材41の冷却が促進される。ゆえに、セラミックス部材41の冷却効果と、セラミックス部材41に保持されるウエハWの冷却効果を向上させることができる。
さらに、静電チャック11に保持されているウエハWに対してプラズマ処理を行った後において、セラミックス部材41の急冷特性(ランプダウン特性)を高めて、プラズマ処理を行った後のウエハWを急冷することができる。そのため、半導体製造装置1において、ウエハWをプラズマ処理した後に短時間で冷却して取り出すことができので、ウエハWの製造における歩留まりを向上させることができる。
また、ベース部材42は、図4や図5に示す断面にて、複数の冷媒流路63が、ベース部材42の径方向に間隔を空けて設けられており、第2の断熱層65として、ベース部材42の径方向に隣り合う冷媒流路63の間に設けられる流路間断熱層91を備えている。
このようにして、第2の断熱層65として、隣り合う冷媒流路63の間の部分αに設けられる流路間断熱層91が設けられている。これにより、隣り合う冷媒流路63の熱の干渉を抑制できる。また、ベース部材42の強度維持のために図5に示すようにベース部材42において隣り合う冷媒流路63の間の部分αの下側に第1の断熱層64が設けられていない部分が存在する場合であっても、冷媒流路63の側面83は、流路間断熱層91によって、大気に開放されるベース部材42の下面62から断熱される。そのため、冷媒流路63の冷媒が冷媒流路63の側面83を介してベース部材42の下面62から大気の熱を吸収することが抑制される。したがって、より確実に、冷媒流路63の冷媒が冷媒流路63の上部からセラミックス部材41の熱を吸収することが促進されるので、セラミックス部材41の冷却が促進される。ゆえに、より確実に、セラミックス部材41とウエハWの冷却効果を向上させることができる。
また、流路間断熱層91の少なくとも1つは、Z軸方向について、冷媒流路63の高さHの1/3~2/3の位置まで設けられている。
このようにして、流路間断熱層91の高さH2を、冷媒流路63の全体ではなく、冷媒流路63の1/3~2/3の高さにする。これにより、冷媒流路63の冷媒は、冷媒流路63の側面83における流路間断熱層91に覆われていない部分(すなわち、セラミックス部材41側の部分)からセラミックス部材41の熱を効率良く吸収できる。そのため、ベース部材42において隣り合う冷媒流路63の間の部分αの上部から迅速かつ均一にセラミックス部材41を冷却できるので、セラミックス部材41の冷却が促進される。したがって、より確実に、セラミックス部材41とウエハWの冷却効果を向上させることができる。また、隣り合う冷媒流路63間の熱の干渉を適度に抑制できる。
また、ベース部材42は、第2の断熱層65として、ベース部材42の径方向の最も外側に設けられる冷媒流路63に対してベース部材42の径方向の外側に設けられる外側断熱層92を備えている。
このようにして、第2の断熱層65として、最も外側に設けられる冷媒流路63に対してさらに外側に設けられる外側断熱層92を備える。これにより、最も外側の冷媒流路63における外側の側面83が、外側断熱層92により覆われて、大気に開放されるベース部材42の下面62から断熱される。そのため、最も外側の冷媒流路63aの冷媒が冷媒流路63aにおける外側の側面83を介してベース部材42の下面62から大気の熱を吸収することが抑制される。したがって、より確実に、冷媒流路63の冷媒が冷媒流路63の上部からセラミックス部材41の熱を吸収することが促進されるので、セラミックス部材41の冷却が促進される。ゆえに、より確実に、セラミックス部材41とウエハWの冷却効果を向上させることができる。
また、外側断熱層92は、Z軸方向について、冷媒流路63の高さHの1/2よりも高い位置まで設けられていてもよい。
このようにして、外側断熱層92は、冷媒流路63の高さHの1/2よりも高く設けられている。これにより、最も外側の冷媒流路63aにおける外側の側面83の大部分または全体が、外側断熱層92により覆われて、大気に開放されるベース部材42の下面62から断熱される。そのため、より確実に、最も外側の冷媒流路63aの冷媒が冷媒流路63aにおける外側の側面83を介してベース部材42の下面62から大気の熱を吸収することが抑制される。したがって、より確実に、冷媒流路63の冷媒が冷媒流路63の上部からセラミックス部材41の熱を吸収することが促進されるので、セラミックス部材41の冷却が促進される。ゆえに、より確実に、セラミックス部材41とウエハWの冷却効果を向上させることができる。
<変形例について>
また、以下のような変形例も考えられる。例えば、図6に示すように、全ての冷媒流路63ではなく任意の冷媒流路63について第2の断熱層65を設けるようにして、複数の冷媒流路63の下部をまとめて第1の断熱層64と第2の断熱層65で覆うようにしてもよい。このとき、第2の断熱層65は、冷媒流路63に沿って、連続的に、または、断続的に形成されている。そして、このようにして、ベース部材42の強度を最低限維持できる部分だけ、隣り合う冷媒流路63の間の部分αの下側の部分に第1の断熱層64が設けられておらず、隣り合う冷媒流路63間の部分αがベース部材42の下面62と接続していてもよい。
例えば、図7に示すように、第1の断熱層64と第2の断熱層65とがU字(垂直に交わっていないもの)の形状に形成されていてもよい。
また、例えば、隣り合う冷媒流路63間に1つだけ第2の断熱層65が設けられていてもよい。
また、例えば、図8に示すように、Z軸方向から見たときに、供給口71がベース部材42の径方向の外側の部分に設けられ、排出口72がベース部材42の中心の部分に設けられており、冷媒流路63は供給口71と排出口72に接続するようにして螺旋形状に形成されていてもよい。
また、例えば、接合層43が設けられていなくてもよい。具体的には、接合層43の代わりに別の層が設けられていたり、セラミックス部材41とベース部材42とがそれらの周縁部でボルトで固定されていてもよい。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本開示を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。
1 半導体製造装置
11 静電チャック
41 セラミックス部材
42 ベース部材
43 接合層
51 吸着面
52 下面
61 上面
62 下面
63 冷媒流路
63a 最も外側の冷媒流路
64 第1の断熱層
65 第2の断熱層
81 上面
82 下面
83 側面
84 下側の部分
91 流路間断熱層
92 外側断熱層
W ウエハ
H (冷媒流路の)高さ
α 隣り合う冷媒流路の間の部分

Claims (6)

  1. 第1の面と、前記第1の面とは反対側に設けられる第2の面と、を備え、前記第1の面上にて対象物を保持するセラミックス部材と、
    第3の面と、前記第3の面とは反対側に設けられる第4の面と、を備えるベース部材と、を有し、
    前記セラミックス部材の前記第2の面と、前記ベース部材の前記第3の面とが、熱的に接続されている保持装置において、
    前記ベース部材は、冷媒を流すための冷媒流路を備え、
    前記セラミックス部材と前記ベース部材とが配列される第1の方向に沿って前記ベース部材を切り取った少なくとも1つの断面にて、
    前記冷媒流路に対して前記第1の方向の前記第4の面側に設けられる第1の断熱層と、
    前記冷媒流路に対して前記第1の方向に直交する第2の方向側に設けられる第2の断熱層と、
    を備え、
    前記第2の断熱層は、前記第1の断熱層に接続しており、前記第1の断熱層から前記第1の方向の前記第3の面側に向かって設けられること、
    を特徴とする保持装置。
  2. 請求項1の保持装置において、
    前記ベース部材は、
    前記断面にて、
    複数の前記冷媒流路が、前記第2の方向に間隔を空けて設けられており、
    前記第2の断熱層として、前記第2の方向に隣り合う前記冷媒流路の間に設けられる流路間断熱層を備えること、
    を特徴とする保持装置。
  3. 請求項2の保持装置において、
    前記流路間断熱層の少なくとも1つは、前記第1の方向について、前記冷媒流路の高さの1/3~2/3の位置まで設けられること、
    を特徴とする保持装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つの保持装置において、
    前記ベース部材は、
    前記断面にて、
    複数の前記冷媒流路が、前記第2の方向に間隔を空けて設けられており、
    前記第2の断熱層として、前記第2の方向の最も外側に設けられる前記冷媒流路に対して前記第2の方向の外側に設けられる外側断熱層を備えること、
    を特徴とする保持装置。
  5. 請求項4の保持装置において、
    前記外側断熱層は、前記第1の方向について、前記冷媒流路の高さの1/2よりも高い位置まで設けられること、
    を特徴とする保持装置。
  6. 第1の面と、前記第1の面とは反対側に設けられる第2の面と、を備え、前記第1の面上にて対象物を保持するセラミックス部材と、第3の面と、前記第3の面とは反対側に設けられる第4の面と、を備えるベース部材と、を備え、前記セラミックス部材の前記第2の面と、前記ベース部材の前記第3の面とが、熱的に接続されている保持部材と、
    前記セラミックス部材に保持される前記対象物に対してプラズマ処理を行うためのプラズマを生成する電極部と、
    を有する半導体製造装置において、
    前記ベース部材は、冷媒を流すための冷媒流路を備え、
    前記セラミックス部材と前記ベース部材とが配列される第1の方向に沿って前記ベース部材を切り取った少なくとも1つの断面にて、
    前記冷媒流路に対して前記第1の方向の前記第4の面側に設けられる第1の断熱層と、
    前記冷媒流路に対して前記第1の方向に直交する第2の方向側に設けられる第2の断熱層と、
    を備え、
    前記第2の断熱層は、前記第1の断熱層に接続しており、前記第1の断熱層から前記第1の方向の前記第3の面側に向かって設けられること、
    を特徴とする半導体製造装置。
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