JP7412661B1 - コントロールセンタ - Google Patents

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JP7412661B1
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Abstract

コントロールセンタ(100)は、コントロールセンタ筐体(10)と、複数の制御装置(20)からなり、コントロールセンタ筐体(10)は、各制御装置(20)の間を仕切る仕切板(30)を備え、制御装置(20)は、操作ハンドル(23)のON/OFFに同期して直動するインターロックロッド(24)を備え、制御装置(20)は、運転位置においてコントロールセンタ筐体(10)と係合可能な仕切板係合部(51A)を有するラッチ板(51)と、仕切板係合部(51A)が、コントロールセンタ筐体(10)に係合されたときのみ、インターロックロッド(24)が仕切板(30)に係合できるように制御するインターロックロッド制御部(51B)とを有するラッチ機構(50)を備える。

Description

本願は、コントロールセンタに関するものである。
従来、操作ハンドルのON/OFFに同期して、配線用遮断器がON/OFFする機構と、インターロックロッドが上下する機構とを有する操作ハンドル機構が提案されている(例えば、特許文献1参照)。当該文献では、インターロックロッドは、操作ハンドルがOFFの時は引っ込んでおり、ONの時は突き出る。
盤に制御装置を実装した状態で、操作ハンドルをOFFからONにすると、インターロックロッドは、コントロールセンタ筐体内の仕切板に設けられた係合部を貫通し、コントロールセンタ筐体に固定される。
一方、操作ハンドルがONの状態で、コントロールセンタ筐体に制御装置を収納しようとした場合は、制御装置から上方に突き出たインターロックロッドが仕切板と干渉し、この状態での制御装置の収納を防止することができる。
このようなインターロックロッド機構により、以下の誤操作を防止できる。
まず、制御装置を配線用遮断機がON状態のまま盤に実装することを防止できる。
次に、実装された制御装置を配線用遮断器がON状態のまま盤から引出すことを防止できる。
特許第6429690号公報
特許文献1においては、仕切板の強度が十分でない場合、仕切板が撓んで、制御装置が所定の位置に収納されていない状態でONできてしまう場合がある。特に、遮断容量の大きい配線用遮断器の場合は、配線用遮断器をONするためには大きな力が必要となる。これに準じて操作ハンドルも大きな力を発揮する構造となっており、インターロックロッドが突き出る力も強い。したがって、仕切板の強度確保が必要になるが、これには製造コストが増えるという課題があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、製造コストを増加させることなく確実に誤操作を防止できるコントロールセンタを提供することを目的とする。
本願に開示されるコントロールセンタは、
コントロールセンタ筐体と、前記コントロールセンタ筐体に収納される複数の制御装置からなり、
前記コントロールセンタ筐体は、各前記制御装置の間を仕切る仕切板を備え、
前記制御装置は、操作ハンドルと、前記操作ハンドルのON/OFFに同期してON/OFFする配線用遮断器と、前記操作ハンドルのON/OFFに同期して直動するインターロックロッドを備え、
前記制御装置は、前記制御装置が前記コントロールセンタ筐体の運転位置まで収納された状態において前記コントロールセンタ筐体のラッチ機構係合部と係合可能な仕切板係合部を有するラッチ板と、前記ラッチ板の前記仕切板係合部が、前記コントロールセンタ筐体の前記ラッチ機構係合部に係合されたときのみ、前記インターロックロッドが前記仕切板のインターロックロッド係合部に係合できるように前記インターロックロッドの動作を制御するインターロックロッド制御部とを有するラッチ機構を備
前記ラッチ機構は、前記制御装置の収納方向に対して垂直な平板状の前記ラッチ板と、前記ラッチ板に垂直に接続された前記インターロックロッド制御部を有し、
前記ラッチ板は、前記制御装置の収納方向に平行な回転軸を中心に、回転可能であるものである。
また、本願に開示されるコントロールセンタは、
コントロールセンタ筐体と、前記コントロールセンタ筐体に収納される複数の制御装置からなり、
前記コントロールセンタ筐体は、各前記制御装置の間を仕切る仕切板を備え、
前記制御装置は、操作ハンドルと、前記操作ハンドルのON/OFFに同期してON/OFFする配線用遮断器と、前記操作ハンドルのON/OFFに同期して直動するインターロックロッドを備え、
前記制御装置は、前記制御装置が前記コントロールセンタ筐体の運転位置まで収納された状態において前記コントロールセンタ筐体のラッチ機構係合部と係合可能な仕切板係合部を有するラッチ板と、前記ラッチ板の前記仕切板係合部が、前記コントロールセンタ筐体の前記ラッチ機構係合部に係合されたときのみ、前記インターロックロッドが前記仕切板のインターロックロッド係合部に係合できるように前記インターロックロッドの動作を制御するインターロックロッド制御部とを有するラッチ機構を備え、
前記仕切板は、前記ラッチ機構係合部と、前記制御装置の試験位置において前記仕切板係合部と係合するラッチ機構試験位置係合部と、前記制御装置を前記運転位置から前記試験位置の間で移動させる際に、前記制御装置から前記コントロールセンタ筐体側に突出する、前記ラッチ板の運転位置-試験位置遷移部のみが下方を前後に通過できる、前記仕切板の板面から突出する仕切板凸部をさらに有し、
前記ラッチ機構係合部と前記ラッチ機構試験位置係合部とは、前記仕切板凸部の下方にできた空間によって繋がっているものである。
また、本願に開示されるコントロールセンタは、
コントロールセンタ筐体と、前記コントロールセンタ筐体に収納される複数の制御装置からなり、
前記コントロールセンタ筐体は、各前記制御装置の間を仕切る仕切板を備え、
前記制御装置は、操作ハンドルと、前記操作ハンドルのON/OFFに同期してON/OFFする配線用遮断器と、前記操作ハンドルのON/OFFに同期して直動するインターロックロッドを備え、
前記制御装置は、前記制御装置が前記コントロールセンタ筐体の運転位置まで収納された状態において前記コントロールセンタ筐体のラッチ機構係合部と係合可能な仕切板係合部を有するラッチ板と、前記ラッチ板の前記仕切板係合部が、前記コントロールセンタ筐体の前記ラッチ機構係合部に係合されたときのみ、前記インターロックロッドが前記仕切板のインターロックロッド係合部に係合できるように前記インターロックロッドの動作を制御するインターロックロッド制御部とを有するラッチ機構を備え、
前記インターロックロッドは、長手方向に垂直な断面がL字形状であり、前記ラッチ機構係合部は、L字形状の貫通孔である。
本願に開示されるコントロールセンタによれば、製造コストを増加することなく確実に誤操作を防止できる。
実施の形態1に係るコントロールセンタの斜視図である。 実施の形態1に係る制御装置の斜視図である。 図3Aは、仕切板の上面側から仕切板と制御装置とを見た上面図である。図3Bは、制御装置の上面図である。 図4Aは、制御装置の要部拡大斜視図である。図4Bは、制御装置の要部拡大斜視図である。図4Cは、制御装置の要部拡大斜視図である。 ラッチ機構(回転軸を除く)の斜視図である。 ラッチ機構(回転軸を除く)の斜視図である。 ラッチ機構(回転軸を除く)の斜視図である。 図8Aは、制御装置がコントロールセンタ筐体の奥の運転位置まで収納され未だラッチ機構がOFFの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図8Bは、図8Aから仕切板を取り除いた図である。 図9Aは、図8Aを下方から見た斜視図である。図9Bは、図8Bを下方から見た斜視図である。 図10Aは、制御装置がコントロールセンタ筐体の奥の運転位置まで収納されラッチ機構がON、かつ操作ハンドルは未だOFFの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図10Bは、図10Aから仕切板を取り除いた図である。 図11Aは、図10Aを下方から見た斜視図である。図11Bは、図10Bを下方から見た斜視図である。 図12Aは、制御装置がコントロールセンタ筐体の奥の運転位置まで収納されラッチ機構がON、かつ操作ハンドルもONの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図12Bは、図12Aから仕切板を取り除いた図である。 図13Aは、図12Aを下方から見た斜視図である。図13Bは、図12Bを下方から見た斜視図である。 実施の形態2に係る制御装置の斜視図である。 図15Aは、制御装置がコントロールセンタ筐体の奥の運転位置まで収納され未だラッチ機構がOFFの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図15Bは、図15Aから仕切板を取り除いた図である。 図16Aは、図15Aを下方から見た斜視図である。図16Bは、図15Bを下方から見た斜視図である。 図17Aは、制御装置がコントロールセンタ筐体の奥の運転位置まで収納されラッチ機構がON、かつ操作ハンドルは未だOFFの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図17Bは、図17Aから仕切板を取り除いた図である。 図18Aは、図17Aを下方から見た斜視図である。図18Bは、図17Bを下方から見た斜視図である。 図19Aは、制御装置がコントロールセンタ筐体の奥の運転位置まで収納されラッチ機構がON、かつ操作ハンドルもONの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図19Bは、図19Aから仕切板を取り除いた図である。 図20Aは、図19Aを下方から見た斜視図である。図20Bは、図19Bを下方から見た斜視図である。 実施の形態2に係る制御装置の他の例を示す図である。 実施の形態3に係る制御装置の斜視図である。 図23Aは、コントロールセンタ筐体の仕切板の上面図である。図23Bは、コントロールセンタ筐体の仕切板の斜視図である。図23Cは、制御装置の天板の上面図である。図23Dは、制御装置の天板の斜視図である。 図24Aは、制御装置320の運転状態を示す要部斜視図である。図24Bは、制御装置の運転位置において、ラッチ機構をONし、操作ハンドルをONする状態を示す図である。 図25Aは、制御装置の遷移状態を示す要部斜視図である。図25Bは、制御装置のラッチ機構を試験位置に切り替え、操作ハンドルをOFFにして試験位置まで制御装置を引き出している状態を示す図である。 図26Aは、制御装置の試験位置を示す要部斜視図である。図26Bは、制御装置の試験位置において、ラッチ機構をONし、操作ハンドルはOFFの状態を示す図である。 図27Aは、制御装置をコントロールセンタ筐体から引き出した状態を示す要部斜視図である。図27Bは、制御装置をコントロールセンタ筐体から引き出すとき、および、運転位置まで収納するときのラッチ機構と、インターロックロッドの状態を示す図である。 実施の形態3に係るラッチ機構の斜視図である。 実施の形態3に係るラッチ機構の斜視図である。 実施の形態3に係るラッチ機構の斜視図である。 図31Aは、制御装置がコントロールセンタ筐体の奥の運転位置まで収納され未だラッチ機構がOFF、操作ハンドルもOFFの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図31Bは、図31Aから仕切板を取り除いた図である。 図32Aは、図31Aを下方から見た斜視図である。図32Bは、図31Bを下方から見た斜視図である。 図33Aは、制御装置がコントロールセンタ筐体の奥の運転位置まで収納されラッチ機構350がON、操作ハンドルがOFFの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図33Bは、図33Aから仕切板を取り除いた図である。 図34Aは、図33Aを下方から見た斜視図である。図34Bは、図33Bを下方から見た斜視図である。 図35Aは、制御装置がコントロールセンタ筐体の奥の運転位置まで収納されラッチ機構がON、操作ハンドルもONの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図35Bは、図34Aから仕切板を取り除いた図である。 図36Aは、図35Aを下方から見た斜視図である。図36Bは、図35Bを下方から見た斜視図である。 図37Aは、制御装置がコントロールセンタ筐体の奥の運転位置まで収納されラッチ機構が試験位置、操作ハンドルがOFFの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図37Bは、図37Aから仕切板を取り除いた図である。 図38Aは、図37Aを下方から見た斜視図である。図38Bは、図37Bを下方から見た斜視図である。 図39Aは、制御装置がコントロールセンタ筐体の試験位置まで引き出され、ラッチ機構がON、操作ハンドルがOFFの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図39Bは、図39Aから仕切板を取り除いた図である。 図40Aは、図39Aを下方から見た斜視図である。図40Bは、図39Bを下方から見た斜視図である。 図41Aは、ラッチ機構係合孔の他の例を示す図である。図41Bは、インターロックロッドの他の例を示す図である。
実施の形態1.
以下、実施の形態1に係るコントロールセンタを、図を用いて説明する。
図1は、コントロールセンタ100の斜視図である。
コントロールセンタ100は、コントロールセンタ筐体10と、これに収納される複数の制御装置20からなる。コントロールセンタ筐体10は、各制御装置20の間を仕切るための仕切板30を備え、これによって、内部のスペースは、上下に複数に区切られている。
図2は、制御装置20の斜視図である。説明の都合上、前面のパネルを取り外している。また、図2においては、コントロールセンタ筐体10の仕切板30を破線で示している。
図3Aは、仕切板30の上面側から仕切板30と制御装置20とを見た上面図である。
図3Bは、制御装置20の上面図である。
制御装置20は、コントロールセンタ筐体10に設けられた主母線(図示せず)と制御装置20とを電気的に結合する接触子21と、制御装置20の下位に設けられる図示しない負荷設備(モータ、ポンプなど)を保護するための配線用遮断器22と、配線用遮断器22をON/OFFするための操作ハンドル23と、操作ハンドル23のON/OFFに同期して、上下方向に直動するインターロックロッド24と、運転位置においてコントロールセンタ筐体10の仕切板30と係合するラッチ機構50とを有する。
図4Aは、制御装置20の要部拡大斜視図である。制御装置20がコントロールセンタ筐体10の運転位置に収納され、ラッチ機構50が未だOFFの状態を示している。
図4Bは、制御装置20の要部拡大斜視図である。制御装置20がコントロールセンタ筐体10の運転位置に収納され、ラッチ機構50がONかつ、操作ハンドル23が未だOFFの状態を示している。
図4Cは、制御装置20の要部拡大斜視図である。制御装置20がコントロールセンタ筐体10の運転位置に収納され、ラッチ機構50がONかつ、操作ハンドル23がONの状態を示している。
ラッチ機構50は、コントロールセンタ筐体10の運転位置に収納された制御装置20をコントロールセンタ筐体10の仕切板30に固定する機能と、制御装置20が仕切板30に係合された状態においてのみ、操作ハンドル23のON動作に連動するインターロックロッド24を仕切板30に係合可能として操作ハンドル23の運転員による誤操作を防止する機能を有する。
図5~図7は、ラッチ機構50(回転軸を除く)の斜視図である。それぞれ違う方向から見た図である。
ラッチ機構50のラッチ板51は、制御装置20の、図1、図2に示す収納方向Yに対して垂直な平板からなり、図3Aに示すコントロールセンタ筐体10の仕切板30のラッチ機構係合孔30RH(ラッチ機構係合部)と係合する仕切板係合部51Aを有する。
インターロックロッド制御部51Bは、ラッチ板51に垂直に接続されており、ラッチ板51が制御装置20の収納方向Yに平行な回転軸Oを中心に、回転することによって、インターロックロッド24の通し/止めを制御する(仕切板30のインターロックロッド係合孔30IH(インターロックロッド係合部)に対するインターロックロッド24の挿入の可否を制御する)。実際には、本実施の形態1のラッチ機構50は、1枚の板から成る。
また、図3Bに示す制御装置20の天板25は、ラッチ板51を仕切板30に係合させるときにラッチ板51の仕切板係合部51Aが上方に貫通するラッチ板用貫通孔25RHと、インターロックロッド24を仕切板30に係合させるときにインターロックロッド24が上方に貫通するインターロックロッド用貫通孔25IHとを有する。
次に、制御装置20のコントロールセンタ筐体10への収納手順について、図4A~図4C、図8A~図13Bを用いて説明する。
図8Aは、制御装置20がコントロールセンタ筐体10の奥の運転位置まで収納され未だラッチ機構50がOFFの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図8Aでは、コントロールセンタ筐体10の仕切板30を描いている。
図8Bは、図8Aから仕切板30を取り除いた図である。
図9Aは、図8Aを下方から見た斜視図である。
図9Bは、図8Bを下方から見た斜視図である。
図10Aは、制御装置20がコントロールセンタ筐体10の奥の運転位置まで収納されラッチ機構50がON、かつ操作ハンドル23は未だOFFの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図10Aでは、コントロールセンタ筐体10の仕切板30を描いている。
図10Bは、図10Aから仕切板30を取り除いた図である。
図11Aは、図10Aを下方から見た斜視図である。
図11Bは、図10Bを下方から見た斜視図である。
図12Aは、制御装置20がコントロールセンタ筐体10の奥の運転位置まで収納されラッチ機構50がON、かつ操作ハンドル23もONの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図12Aでは、コントロールセンタ筐体10の仕切板30を描いている。
図12Bは、図12Aから仕切板30を取り除いた図である。
図13Aは、図12Aを下方から見た斜視図である。
図13Bは、図12Bを下方から見た斜視図である。
まず、図4Aに示すように、制御装置20を、操作ハンドル23がOFF、ラッチ機構50もOFFの状態でコントロールセンタ筐体10に押し込んで収納する。操作ハンドル23がOFFの状態では、インターロックロッド24は、下方に下がった状態である。
また、図4Aに示すラッチ機構50がOFFの状態では、ラッチ板51の仕切板係合部51Aは、仕切板30と係合されておらず、ラッチ板51のインターロックロッド制御部51Bは、インターロックロッド24の上方への動きを妨げる場所に位置している。
仮にラッチ機構50がONの状態で、制御装置20をコントロールセンタ筐体10に収納しようとした場合、ラッチ板51の仕切板係合部51Aが、制御装置20の天板25よりも上方に突き出た状態であるため、仕切板係合部51Aと仕切板30とが干渉し、制御装置20をコントロールセンタ筐体10の奥の運転位置まで完全に収納することはできない。
図4Bに示すように、制御装置20を、コントロールセンタ筐体10の奥の運転位置まで収納後、ラッチ板51の仕切板係合部51Aを仕切板30と係合させる(仕切板係合部51Aを反時計方向に回す)と、これに同期して、インターロックロッド制御部51Bも反時計方向に回り、インターロックロッド24がラッチ機構50を上方に貫通できるようになる。この状態をラッチ機構50がONの状態とする。すなわち、ラッチ機構50がONの状態のときのみ、操作ハンドル23をOFFからONにすることができる。
図4Cに示すように、操作ハンドル23をONにすると、インターロックロッド24は、操作ハンドル23のOFFからONへの動作に同期して、上方に動作し、制御装置20の天板25に設けられたインターロックロッド用貫通孔25IHを上方に貫通して仕切板30に設けられたインターロックロッド係合孔30IHと係合する。
実施の形態1に係るコントロールセンタ100によれば、
コントロールセンタ筐体と、前記コントロールセンタ筐体に収納される複数の制御装置からなり、
前記コントロールセンタ筐体は、各前記制御装置の間を仕切る仕切板を備え、
前記制御装置は、操作ハンドルと、前記操作ハンドルのON/OFFに同期してON/OFFする配線用遮断器と、前記操作ハンドルのON/OFFに同期して直動するインターロックロッドを備え、
前記制御装置は、前記制御装置が前記コントロールセンタ筐体の運転位置まで収納された状態において前記コントロールセンタ筐体のラッチ機構係合部と係合可能な仕切板係合部を有するラッチ板と、前記ラッチ板の前記仕切板係合部が、前記コントロールセンタ筐体の前記ラッチ機構係合部に係合されたときのみ、前記インターロックロッドが前記仕切板のインターロックロッド係合部に係合できるように前記インターロックロッドの動作を制御するインターロックロッド制御部とを有するラッチ機構を備えるので、
仕切板30のインターロックロッド係合孔30IHに対するインターロックロッド24の挿入の可否をラッチ機構50のラッチ板51に設けたインターロックロッド制御部51Bで行える。
従来のインターロックロッドの通し/止め制御をラッチ機構に設けた仕切板で制御した場合、仕切板の撓み、変形が生じないようにしなければ、本来、操作ハンドルがON不可の位置でもONできてしまうため、仕切板の補強が不可欠であったが、本願では、ラッチ機構50のラッチ板51に設けたインターロックロッド制御部51Bの補強のみで対応が可能となる。
また、制御装置20のリプレース時においても、コントロールセンタ筐体10に組付けられた仕切板30を変更することなく、制御装置20内だけで補強を完結することができる。
なお、ラッチ板51の仕切板係合部51Aおよびインターロックロッド制御部51Bは、本実施の形態によるものだけでなく、仕切板係合部51Aは、コントロールセンタ筐体10の一部と係合する構造であれば良く、また、インターロックロッド制御部51Bは、制御装置20がコントロールセンタ筐体10と係合されているか否かによってインターロックロッド24の通し/止めを制御できる構造であれば良い。
また、本実施の形態1においては、インターロックロッド24の動作方向を制御装置20の上下方向としたが、左右方向、前後方向であっても差し支えない。
実施の形態1に係るコントロールセンタ100によれば、
前記ラッチ機構は、前記制御装置の収納方向に対して垂直な平板状の前記ラッチ板と、前記ラッチ板に垂直に接続された前記インターロックロッド制御部を有し、
前記ラッチ板は、前記制御装置の収納方向に平行な回転軸を中心に、回転可能であるので、ラッチ機構の構成を単純化でき、製造コストを削減できる。
実施の形態1に係るコントロールセンタ100によれば、
前記制御装置の天板は、前記ラッチ板を前記仕切板に係合させるときに前記ラッチ板の前記仕切板係合部が貫通するラッチ板用貫通孔と、前記インターロックロッドを前記仕切板に係合させるときに前記インターロックロッドが貫通するインターロックロッド用貫通孔とを有するので、
コントロールセンタ筐体10の内部での制御装置20の運転位置の位置決めを正確に行うことができる。
実施の形態1に係るコントロールセンタ100によれば、
前記インターロックロッドは、長手方向に垂直な断面がL字形状であり、前記ラッチ機構係合部は、L字形状の貫通孔である。
インターロックロッド24を円柱状の棒を用いたが、これに限ることなく、例えば、図41Bに示すように、動作方向に対して垂直な断面がL字形状であっても差し支えない。図41Aに示すように、仕切板30のインターロックロッド係合孔30IHを同じL字形状の貫通孔にすることで、L字の2辺によってインターロックロッド24とインターロックロッド係合孔30IHとの位置関係が決まるため、制御装置20が斜めに挿入された状態で、制御装置20をOFFからONにすることを防止できる。
また、本実施の形態1においては、インターロックロッド24として円柱状の棒を用いたが、レリーズ(機械式、電磁式など)を用いても良い。棒状のインターロックロッド24に対して、操作ハンドル23とラッチ機構50との位置関係上の制約が緩和され、ラッチ機構50を柔軟に配置することができる。
実施の形態2.
以下、実施の形態2に係るコントロールセンタを実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図14は、制御装置220の斜視図である。説明の都合上、前面のパネルを取り外している。また、図14においては、コントロールセンタ筐体10の仕切板230を破線で示している。
実施の形態1と実施の形態2との違いは、実施の形態1では、制御装置20にそれぞれ1つのラッチ機構50とインターロックロッド24と備えていたのに対して、本実施の形態2では、制御装置220に、2つのラッチ機構250A、ラッチ機構250Bと、2つのインターロックロッド224A、インターロックロッド224Bを備える点である。なお、操作ハンドル223は1つであり、1つの操作ハンドルのON/OFF動作に同期して2つのインターロックロッド224A、224Bが直動する。
図15Aは、制御装置220がコントロールセンタ筐体10の奥の運転位置まで収納され未だラッチ機構250A、250BがOFFの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図15Aでは、コントロールセンタ筐体10の仕切板230を描いている。
図15Bは、図15Aから仕切板230を取り除いた図である。
図16Aは、図15Aを下方から見た斜視図である。
図16Bは、図15Bを下方から見た斜視図である。
図17Aは、制御装置220がコントロールセンタ筐体10の奥の運転位置まで収納されラッチ機構250A、250BがON、かつ操作ハンドル223は未だOFFの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図17Aでは、コントロールセンタ筐体10の仕切板230を描いている。
図17Bは、図17Aから仕切板230を取り除いた図である。
図18Aは、図17Aを下方から見た斜視図である。
図18Bは、図17Bを下方から見た斜視図である。
図19Aは、制御装置220がコントロールセンタ筐体10の奥の運転位置まで収納されラッチ機構250A、250BがON、かつ操作ハンドル223もONの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図19Aでは、コントロールセンタ筐体10の仕切板230を描いている。
図19Bは、図19Aから仕切板230を取り除いた図である。
図20Aは、図19Aを下方から見た斜視図である。
図20Bは、図19Bを下方から見た斜視図である。
制御装置220をコントロールセンタ筐体10の奥の運転位置まで収納した後、ラッチ機構250A、ラッチ機構250BをOFFからONにする。これにより、仕切板係合部251A1、251A2が仕切板230のラッチ機構係合孔230RH1、ラッチ機構係合孔230RH2と係合し、インターロックロッド制御部251B1、インターロックロッド制御部251B2が開状態となって、インターロックロッド224A、224Bが、制御装置220の上方に動作できるようになる。
その後、操作ハンドル223をOFFからONにすると、これに同期して、インターロックロッド224A、224Bが、制御装置220の上方に動作し、制御装置220の天板225に設けられたインターロックロッド用貫通孔225IH1、225IH2を貫通して、仕切板230に設けられたインターロックロッド係合孔230IH1、230IH2と係合する。
実施の形態2に係るコントロールセンタによれば、
前記ラッチ機構および前記インターロックロッドの少なくとも一方を複数備える。
2つのラッチ機構250A、250Bを備え、2つのインターロックロッド224A、224Bを備えれば、それぞれの冗長性を確保できる。
また、複数の位置で、制御装置220と仕切板230とが係合するため、制御装置20が斜めに格納された状態で操作ハンドル23をOFFからONすることを防止できる。
また、インターロックロッド224A、24Bに伝わる力を2分の1に抑えることができるため、インターロックロッド制御部の補強を簡略化(例えば、請求項1の場合よりも板厚を薄くする)することができる。これにより、コスト抑制ができる。
本実施の形態2においては、ラッチ機構、インターロックロッドの双方を2つ設けたが、何れかが1つであっても差し支えない。
また、ラッチ機構、インターロックロッドが3つ以上設けられた場合であっても差し支えない。
例として、図21は、制御装置の他の例を示す図であり、ラッチ機構250Aを1つ、2つのインターロックロッド224A、224Bを備える制御装置の正面図である。
実施の形態3.
以下、実施の形態3に係るコントロールセンタを実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図22は、制御装置320の斜視図である。説明の都合上、前面のパネルを取り外している。また、図22においては、コントロールセンタ筐体10の仕切板330を破線で示している。
図23Aは、コントロールセンタ筐体10の仕切板330の上面図である。
図23Bは、コントロールセンタ筐体10の仕切板330の斜視図である。
図23Cは、制御装置320の天板325の上面図である。
図23Dは、制御装置320の天板325の斜視図である。
図24Aは、制御装置320の運転状態を示す要部斜視図である。
図24Bは、制御装置320の運転位置において、ラッチ機構350をONし、操作ハンドル23をONする状態を示す図である。コントロールセンタ筐体10の仕切板330も描いている。
図25Aは、制御装置320の遷移状態を示す要部斜視図である。
図25Bは、制御装置320のラッチ機構350を試験位置に切り替え、操作ハンドル23をOFFにして試験位置まで制御装置320を引き出している状態を示す図である。コントロールセンタ筐体10の仕切板330も描いている。
図26Aは、制御装置320の試験位置を示す要部斜視図である。
図26Bは、制御装置320の試験位置において、ラッチ機構350をONし、操作ハンドル23はOFFの状態を示す図である。コントロールセンタ筐体10の仕切板330も描いている。試験位置においては、制御装置320を主母線から切り離した状態で、制御装置320の回路の試験をすることができる。
図27Aは、制御装置320をコントロールセンタ筐体10から引き出した状態を示す要部斜視図である。
図27Bは、制御装置320をコントロールセンタ筐体10から引き出すとき、および、運転位置まで収納するときのラッチ機構350と、インターロックロッド324の状態を示す図である。コントロールセンタ筐体10の仕切板330も描いている。
本実施の形態3と実施の形態1との相違点は、制御装置320のラッチ機構350およびコントロールセンタ筐体10の仕切板330に、制御装置320のコントロールセンタ筐体10内における収納位置と、それぞれの位置における機能とを制御する機構を持たせた点である。
すなわち、
(1)図24A、図24Bに示す制御装置320の運転位置では、ラッチ機構350をONにすることによって、操作ハンドル23をONにできる。
(2)図25A、図25Bに示すように、ラッチ機構350を試験位置とし、操作ハンドル23をOFFにすることによって、制御装置320を運転位置から試験位置へ移動させ、また、その逆の移動が可能となる。この場合、インターロックロッド324は、インターロックロッド制御部351Bと干渉するので、操作ハンドル23をONすることはできない。
(3)図26A、図26Bに示すように、制御装置320を試験位置に移動させ、ラッチ機構350をONにすることによって制御装置320の位置を固定できる。なお、この位置では、操作ハンドル23をONにしようとしてもインターロックロッド324が、制御装置320の天板325に干渉するのでONにはできない。
(4)図27A、図27Bに示すように、ラッチ機構350をOFFの位置にセットすることによって、制御装置320を、運転位置まで移動させ、或いは、制御装置320をコントロールセンタ筐体10から完全に引き出すことができる。ラッチ機構350がOFFの状態では、制御装置320を移動できるが、操作ハンドル23をONすることはできない。
図29は、ラッチ機構350の斜視図である。
図30は、ラッチ機構350の斜視図である。
図31は、ラッチ機構350の斜視図である。
それぞれ違う方向から見た図である。ラッチ機構350は、コントロールセンタ筐体10の仕切板330と係合する仕切板係合部351Aと、コントロールセンタ筐体10に収納された制御装置320を運転位置と試験位置との間でのみ移動可能とする運転位置-試験位置遷移部351Cとを有するラッチ板351と、インターロックロッド324の通し/止めを制御するインターロックロッド制御部351Bとを有する。
ラッチ板351は、制御装置320の図22に示す収納方向Yに対して垂直な平板からなり、ラッチ板351は、制御装置320の収納方向Yに平行な回転軸Oを中心に、回転可能である。インターロックロッド制御部351Bは、断面コ字状の板が、ラッチ板351に対して垂直に回転軸Oに固定されている。
図23A、図23Bに示すように、仕切板330は、制御装置320の運転位置において、ラッチ機構350の仕切板係合部351Aと係合するラッチ機構係合孔330RHと、制御装置320の試験位置において仕切板係合部351Aと係合するラッチ機構試験位置係合孔330RHT(ラッチ機構試験位置係合部)と、制御装置320を運転状態位置から試験位置の間で移動させる際に、制御装置320からコントロールセンタ筐体10側に突出する、ラッチ板351の運転位置-試験位置遷移部351Cのみが下方を前後に通過できる、仕切板330の板面から上方に突出する仕切板凸部330Pを有する。ラッチ機構係合孔330RHとラッチ機構試験位置係合孔330RHTとは、仕切板凸部330Pの下方にできた空間によって繋がっていることになる。
図23C、図23Dに示すように、制御装置320の天板325は、ラッチ板351の仕切板係合部351Aおよび運転位置-試験位置遷移部351Cが上下に貫通可能なラッチ板用貫通孔325RHと、実施の形態1のインターロックロッド用貫通孔25IHの機能および、インターロックロッド制御部351Bの回転時に干渉を防止するための機能を兼ね備える貫通孔325H3とを備える。
次に、制御装置320のコントロールセンタ筐体10への収納手順について説明する。
図31Aは、制御装置320がコントロールセンタ筐体10の奥の運転位置まで収納され未だラッチ機構350がOFF、操作ハンドル23もOFFの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図31Aでは、コントロールセンタ筐体10の仕切板330を描いている。
図31Bは、図31Aから仕切板330を取り除いた図である。
図32Aは、図31Aを下方から見た斜視図である。
図32Bは、図31Bを下方から見た斜視図である。
図33Aは、制御装置320がコントロールセンタ筐体10の奥の運転位置まで収納されラッチ機構350がON、操作ハンドル23がOFFの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図33Aでは、コントロールセンタ筐体10の仕切板330を描いている。
図33Bは、図33Aから仕切板330を取り除いた図である。
図34Aは、図33Aを下方から見た斜視図である。
図34Bは、図33Bを下方から見た斜視図である。
図35Aは、制御装置320がコントロールセンタ筐体10の奥の運転位置まで収納されラッチ機構350がON、操作ハンドル23もONの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図35Aでは、コントロールセンタ筐体10の仕切板330を描いている。
図35Bは、図35Aから仕切板330を取り除いた図である。
図36Aは、図35Aを下方から見た斜視図である。
図36Bは、図35Bを下方から見た斜視図である。
図37Aは、制御装置320がコントロールセンタ筐体10の奥の運転位置まで収納されラッチ機構350が試験位置、操作ハンドル23がOFFの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図37Aでは、コントロールセンタ筐体10の仕切板330を描いている。
図37Bは、図37Aから仕切板330を取り除いた図である。
図38Aは、図37Aを下方から見た斜視図である。
図38Bは、図37Bを下方から見た斜視図である。
図39Aは、制御装置320がコントロールセンタ筐体10の試験位置まで引き出され、ラッチ機構350がON、操作ハンドル23がOFFの状態を斜め上方から見た要部斜視図である。図39Aでは、コントロールセンタ筐体10の仕切板330を描いている。
図39Bは、図39Aから仕切板330を取り除いた図である。
図40Aは、図39Aを下方から見た斜視図である。
図40Bは、図39Bを下方から見た斜視図である。
(1)制御装置320の収納
制御装置320をコントロールセンタ筐体10に収納するには、図27A、図27B、図31A、図31B、図32A、図32Bに示すように、操作ハンドル23がOFF、ラッチ機構350もOFFの状態でコントロールセンタ筐体10の奥の運転位置まで押し込んで収納する。操作ハンドル23がOFFの状態では、インターロックロッド324は、下方に下がった状態である。そしてラッチ機構350がOFFの状態では、ラッチ板351の仕切板係合部351Aは、仕切板330と係合されていない。また、インターロックロッド制御部351Bは、インターロックロッド324の上方への動きを妨げる位置に位置している。
(2)制御装置320を運転状態にする
制御装置320を、コントロールセンタ筐体10に収納後、図24A、図24B、図33A、図33B、図34A、図34Bに示すように、ラッチ機構350の仕切板係合部351Aを、天板325のラッチ板用貫通孔325RHを上方に貫通させ、さらに、仕切板330のラッチ機構係合孔330RHに係合させると(図31Aにおいて、仕切板係合部351Aを時計方向に180度回す)、これに同期してインターロックロッド制御部351Bも時計方向に180度回り、インターロックロッド324に対する上方への移動規制が解除される。
この状態(図33A~図34B)から、操作ハンドル23をONにすると、図35A~図36Bの状態となり、インターロックロッド324が天板325の貫通孔325H3を上方に貫通し、さらに、仕切板330のインターロックロッド係合孔330IHに係合する。
制御装置320の接触子21は、制御装置320をコントロールセンタ筐体10の奥の運転位置まで収納した時点で主母線に接続され、上記の手順を経て操作ハンドル23をONにすることによって、主母線から負荷へ電源を供給できるようになる。
次に、制御装置320の試験手順について説明する。
(1)運転の停止
まず、操作ハンドル23をOFFにして、制御装置320の運転を停止する。これに伴い、インターロックロッド324と仕切板330の係合は解除される。
(2)制御装置320を運転状態位置から試験位置に引き出す。
制御装置320に実装された制御回路の試験するためには、接触子21を主母線から切り離す必要がある。そのために、制御装置320を運転位置から試験位置に引き出す。制御装置320を引出すことで、接触子21は主母線から切り離される。
次に、ラッチ機構の仕切板係合部51Aを反時計回りに90度回す。これにより、仕切板330とラッチ板351の関係は、図25A、図25B、図37A~図38Bに示すようになる。
図37Bに示すように、制御装置320の天板よりも上に、ラッチ板351の運転位置-試験位置遷移部351Cが突出している。この状態で、制御装置320を手前に引き出すと、ラッチ板351の運転位置-試験位置遷移部351Cは、仕切板凸部330Pの下面に沿って通過し、仕切板330のラッチ機構試験位置係合孔330RHTの前方の縁に当たって止まる。
ここで、ラッチ機構350をONすると、図26A、図26B、図39A~図40Bの状態となり、仕切板係合部51Aが、ラッチ機構試験位置係合孔330RHTと係合し、制御装置320が試験位置に位置決めされる。制御装置320を引出すことで、接触子21は主母線から切り離されるので、接触子21と主母線が切り離された安全な状態で、制御装置320の制御回路の試験を行うことができる。
なお、この順序を逆にすれば、試験位置から運転位置に戻すことができる。いずれの位置でもラッチ機構350をOFFにすれば、制御装置320を完全に引出すことができる。
なお、仕切板凸部330Pは、仕切板係合部51Aは通過できない形状となっている。運転位置-試験位置遷移部351Cは、制御装置320の天板325から上に出ている状態では、仕切板凸部の下を前後に通過して制御装置320の試験位置と運転位置との間を移動できるが、制御装置320を完全に引出すことはできない。
実施の形態3に係るコントロールセンタによれば、
前記仕切板は、前記ラッチ機構係合部と、前記制御装置の試験位置において前記仕切板係合部と係合するラッチ機構試験位置係合部と、前記制御装置を前記運転位置から前記試験位置の間で移動させる際に、前記制御装置から前記コントロールセンタ筐体側に突出する、前記ラッチ板の運転位置-試験位置遷移部のみが下方を前後に通過できる、前記仕切板の板面から突出する仕切板凸部をさらに有し、
前記ラッチ機構係合部と前記ラッチ機構試験位置係合部とは、前記仕切板凸部の下方にできた空間によって繋がっているので、
制御装置320の収納位置制御用のラッチ機構350と、操作ハンドル23のON/OFFを制御するインターロックロッド制御部351Bを組み合わせることができる。これにより、制御装置320の収納位置でのみ操作ハンドル23をONできる。
実施の形態3に係るコントロールセンタによれば、
前記ラッチ機構の前記ラッチ板は、前記制御装置の収納方向に対して垂直な平板からなり、
前記ラッチ板は、前記制御装置の収納方向に平行な回転軸を中心に、回転可能であり、
前記ラッチ板は、前記仕切板係合部と、前記運転位置-試験位置遷移部を備え、前記インターロックロッド制御部は、断面コ字状の板が、前記ラッチ板に対して垂直に前記回転軸に固定されているので、
制御装置320の収納位置制御用のラッチ機構と、操作ハンドル23のON/OFFを制御するインターロックロッド制御部351Bとを組み合わせることができる。これにより、部材削減、収納効率の向上を図ることができる。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
100 コントロールセンタ、10 コントロールセンタ筐体、20,220,320 制御装置、21 接触子、22 配線用遮断器、23,223 操作ハンドル、24,224A,224B,324 インターロックロッド、25,225,325 天板、25RH,325RH ラッチ板用貫通孔、25IH,225IH1,225IH2 インターロックロッド用貫通孔、30,230,330 仕切板、30IH,230IH1,230IH2,330IH インターロックロッド係合孔、30RH,230RH1,230RH2,330RH ラッチ機構係合孔、325H3 貫通孔、330P 仕切板凸部、330RHT ラッチ機構試験位置係合孔、50,250A,250B,350 ラッチ機構、51,351 ラッチ板、51A,251A1,251A2,351A 仕切板係合部、51B,251B1,251B2,351B インターロックロッド制御部、351C 運転位置-試験位置遷移部。

Claims (7)

  1. コントロールセンタ筐体と、前記コントロールセンタ筐体に収納される複数の制御装置からなり、
    前記コントロールセンタ筐体は、各前記制御装置の間を仕切る仕切板を備え、
    前記制御装置は、操作ハンドルと、前記操作ハンドルのON/OFFに同期してON/OFFする配線用遮断器と、前記操作ハンドルのON/OFFに同期して直動するインターロックロッドを備え、
    前記制御装置は、前記制御装置が前記コントロールセンタ筐体の運転位置まで収納された状態において前記コントロールセンタ筐体のラッチ機構係合部と係合可能な仕切板係合部を有するラッチ板と、前記ラッチ板の前記仕切板係合部が、前記コントロールセンタ筐体の前記ラッチ機構係合部に係合されたときのみ、前記インターロックロッドが前記仕切板のインターロックロッド係合部に係合できるように前記インターロックロッドの動作を制御するインターロックロッド制御部とを有するラッチ機構を備え
    前記ラッチ機構は、前記制御装置の収納方向に対して垂直な平板状の前記ラッチ板と、前記ラッチ板に垂直に接続された前記インターロックロッド制御部を有し、
    前記ラッチ板は、前記制御装置の収納方向に平行な回転軸を中心に、回転可能であるコントロールセンタ。
  2. コントロールセンタ筐体と、前記コントロールセンタ筐体に収納される複数の制御装置からなり、
    前記コントロールセンタ筐体は、各前記制御装置の間を仕切る仕切板を備え、
    前記制御装置は、操作ハンドルと、前記操作ハンドルのON/OFFに同期してON/OFFする配線用遮断器と、前記操作ハンドルのON/OFFに同期して直動するインターロックロッドを備え、
    前記制御装置は、前記制御装置が前記コントロールセンタ筐体の運転位置まで収納された状態において前記コントロールセンタ筐体のラッチ機構係合部と係合可能な仕切板係合部を有するラッチ板と、前記ラッチ板の前記仕切板係合部が、前記コントロールセンタ筐体の前記ラッチ機構係合部に係合されたときのみ、前記インターロックロッドが前記仕切板のインターロックロッド係合部に係合できるように前記インターロックロッドの動作を制御するインターロックロッド制御部とを有するラッチ機構を備え、
    前記仕切板は、前記ラッチ機構係合部と、前記制御装置の試験位置において前記仕切板係合部と係合するラッチ機構試験位置係合部と、前記制御装置を前記運転位置から前記試験位置の間で移動させる際に、前記制御装置から前記コントロールセンタ筐体側に突出する、前記ラッチ板の運転位置-試験位置遷移部のみが下方を前後に通過できる、前記仕切板の板面から突出する仕切板凸部をさらに有し、
    前記ラッチ機構係合部と前記ラッチ機構試験位置係合部とは、前記仕切板凸部の下方にできた空間によって繋がっているコントロールセンタ。
  3. 前記ラッチ機構の前記ラッチ板は、前記制御装置の収納方向に対して垂直な平板からなり、
    前記ラッチ板は、前記制御装置の収納方向に平行な回転軸を中心に、回転可能であり、
    前記ラッチ板は、前記仕切板係合部と、前記運転位置-試験位置遷移部を備え、前記インターロックロッド制御部は、断面コ字状の板が、前記ラッチ板に対して垂直に前記回転軸に固定されている請求項に記載のコントロールセンタ。
  4. 前記制御装置の天板は、前記ラッチ板を前記仕切板に係合させるときに前記ラッチ板の前記仕切板係合部が貫通するラッチ板用貫通孔と、前記インターロックロッドを前記仕切板に係合させるときに前記インターロックロッドが貫通するインターロックロッド用貫通孔とを有する請求項1から請求項のいずれか1項に記載のコントロールセンタ。
  5. 前記ラッチ機構および前記インターロックロッドの少なくとも一方を複数備える請求項1から請求項のいずれか1項に記載のコントロールセンタ。
  6. コントロールセンタ筐体と、前記コントロールセンタ筐体に収納される複数の制御装置からなり、
    前記コントロールセンタ筐体は、各前記制御装置の間を仕切る仕切板を備え、
    前記制御装置は、操作ハンドルと、前記操作ハンドルのON/OFFに同期してON/OFFする配線用遮断器と、前記操作ハンドルのON/OFFに同期して直動するインターロックロッドを備え、
    前記制御装置は、前記制御装置が前記コントロールセンタ筐体の運転位置まで収納された状態において前記コントロールセンタ筐体のラッチ機構係合部と係合可能な仕切板係合部を有するラッチ板と、前記ラッチ板の前記仕切板係合部が、前記コントロールセンタ筐体の前記ラッチ機構係合部に係合されたときのみ、前記インターロックロッドが前記仕切板のインターロックロッド係合部に係合できるように前記インターロックロッドの動作を制御するインターロックロッド制御部とを有するラッチ機構を備え、
    前記インターロックロッドは、長手方向に垂直な断面がL字形状であり、前記ラッチ機構係合部は、L字形状の貫通孔である請求項1に記載のコントロールセンタ。
  7. 前記インターロックロッドは、レリーズである請求項1から請求項のいずれか1項に記載のコントロールセンタ。
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