JP7412654B2 - 設備制御システム - Google Patents

設備制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP7412654B2
JP7412654B2 JP2023552311A JP2023552311A JP7412654B2 JP 7412654 B2 JP7412654 B2 JP 7412654B2 JP 2023552311 A JP2023552311 A JP 2023552311A JP 2023552311 A JP2023552311 A JP 2023552311A JP 7412654 B2 JP7412654 B2 JP 7412654B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
equipment
communication terminal
unit
communication
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023552311A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2023119510A1 (ja
JPWO2023119510A5 (ja
Inventor
周作 梅田
明▲徳▼ 平
裕康 佐野
明 栗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2023119510A1 publication Critical patent/JPWO2023119510A1/ja
Publication of JPWO2023119510A5 publication Critical patent/JPWO2023119510A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7412654B2 publication Critical patent/JP7412654B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

本開示は、ビルなどの建物の設備を制御するシステムを構成する通信端末、設備制御システム、制御回路および記憶媒体に関する。
例えば、特許文献1では、照明および空調機といった機器が設置された空間の何処に利用者が存在するかを温度分布センサの検知結果から判定し、利用者が存在するエリアの機器と、利用者が存在しないエリアの機器とに分けて、異なる制御を行うシステムが開示されている。また、特許文献1に記載のシステムでは、利用者が存在するエリアの機器を制御する場合に、そのエリアで過去に行われた機器の調整内容に基づいて、実施する制御内容を決定する。
国際公開第2017/168855号
特許文献1に記載のシステムでは、熱源の有無でエリアに利用者が存在するか否かを判定しており、エリアに存在する利用者が過去に機器の調整を行った利用者と一致するかを確認せずに機器の制御を行う。そのため、過去に調整を行った利用者とエリアに存在する利用者とが異なる場合は不要な制御が行われ、利用者が希望する調整結果とならない可能性がある。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者の要望に沿って設備を制御するシステムを実現可能な通信端末を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる設備制御システムは、超広帯域無線信号による通信が可能な複数の設備と、複数の設備の一部または全部を制御する中央制御装置と、超広帯域無線信号による通信が可能な通信端末とを含み、中央制御装置と中央制御装置の制御対象の設備とが通信線を介して接続され、通信端末は、複数の設備との間で超広帯域無線信号による通信を行う通信部と、通信部による通信の結果に基づいて、自通信端末から通信相手の設備までの距離を算出する測距部と、測距部で算出された距離に基づいて自通信端末の位置を推定する位置推定部と、位置推定部で推定された位置を示す位置情報と、ユーザから取得済みの設備の制御に関する要求情報とを含むユーザ情報を中央制御装置および設備に通知し、通知したユーザ情報に従った制御を実施させるユーザ情報通知部と、を備える。通信端末は、測距部による距離の算出と、位置推定部による位置の推定と、ユーザ情報通知部によるユーザ情報の通知とを繰り返し実行し、自通信端末の移動状態に基づいて、測距部による距離の算出と、位置推定部による位置の推定と、ユーザ情報通知部によるユーザ情報の通知とを繰り返す頻度を変更する。
本開示にかかる通信端末は、利用者の要望に沿って設備を制御するシステムを実現できる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかる設備制御システムの構成例を示す図 実施の形態1にかかる通信端末の構成例を示す図 実施の形態1にかかる空調装置の構成例を示す図 実施の形態1にかかる照明装置の構成例を示す図 実施の形態1にかかる中央制御装置の構成例を示す図 実施の形態1にかかる設備制御システムの動作の一例を示すシーケンス図 実施の形態2にかかる通信端末の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態3にかかる設備制御システムの動作の一例を示すシーケンス図 実施の形態4にかかる設備制御システムの動作の一例を示すシーケンス図 実施の形態5にかかる設備制御システムの構成例を示す図 実施の形態5にかかる中央制御装置の構成例を示す図 実施の形態5にかかる設備制御システムの動作の一例を示すシーケンス図 実施の形態1~5にかかる通信端末を実現するハードウェアの一例を示す図
以下に、本開示の実施の形態にかかる通信端末、設備制御システム、制御回路および記憶媒体を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる設備制御システムの構成例を示す図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる設備制御システム1は、ユーザが利用する通信端末10と、ビルなどの建物の設備である1つ以上の空調装置20および照明装置30と、空調装置20を制御する中央制御装置40と、を含んで構成される。
通信端末10は、超広帯域無線であるUWB(Ultra Wide Band)を使用した通信が可能であり、UWBを使用して空調装置20および照明装置30と通信する。また、通信端末10は、超広帯域無線信号であるUWB信号の送受信結果に基づいて自端末の位置を推定する測位機能を有する。なお、通信端末10は、UWBに加えて、他の方式での無線通信が可能に構成されてもよい。通信端末10は、スマートフォンなどの一般的な通信装置であってもよいし、空調装置20および照明装置30と通信するための専用の通信装置であってもよい。
空調装置20および中央制御装置40は、通信線90に接続され、通信線90を介した有線通信により中央制御装置40が空調装置20を制御する。空調装置20と中央制御装置40とが通信線90を介して行う有線通信はどのような方式であってもよい。
また、空調装置20は、UWBを使用した通信を行うための通信部21を有し、照明装置30は、UWBを使用した通信を行うための通信部31を有する。
ここで、図1に示す設備制御システム1の全体動作の概要について説明する。設備制御システム1において、通信端末10は、周囲の複数の空調装置20とUWBを使用した通信(以下、UWB通信と記載する)を行い、通信相手の各空調装置20との距離を測定し、さらに、各空調装置20との距離から、自端末の位置を推定する。また、通信端末10は、自端末の推定位置を示す位置情報を、中央制御装置40および照明装置30へ送信する。通信端末10から中央制御装置40への位置情報の送信は空調装置20および通信線90を介して行う。このとき、通信端末10は、位置情報とともに、空調装置20および照明装置30の制御に関する要求情報を送信する。中央制御装置40は、通信端末10から受信した位置情報および要求情報に基づき、制御対象の空調装置20を決定するとともに、決定した制御対象の空調装置20を制御する。照明装置30は、通信端末10から受信した位置情報および要求情報に基づき、光源が発する光の強さ(明るさ)、色などを調整する調光処理を実施する。
つづいて、通信端末10、空調装置20、照明装置30および中央制御装置40の構成を説明する。
図2は、実施の形態1にかかる通信端末10の構成例を示す図である。通信端末10は、通信部11、測距部12、位置推定部13、記憶部14およびユーザ情報通知部15を備える。
通信部11は、空調装置20、照明装置30などの、UWB通信機能を有する装置とUWB通信を行う。
測距部12は、通信部11によるUWB通信の結果に基づいて、自端末(通信端末10)からUWB通信の相手装置までの距離を算出する。
位置推定部13は、測距部12が算出した、自端末から複数の相手装置それぞれまでの距離に基づいて、自端末の位置を推定する。
記憶部14は、各種情報、例えば、空調装置20の制御に関する要求情報、照明装置30の制御に関する要求情報、位置推定部13が推定した自端末の位置を示す位置情報、通信端末10の識別情報である端末ID(IDentifier)などを記憶する。空調装置20の制御に関する要求情報は、例えば、設定温度、設定湿度、送風量、送風方向などである。照明装置30の制御に関する要求情報は、例えば、発光量、発光色などである。通信端末10は、空調装置20の制御に関する要求情報および照明装置30の制御に関する要求情報を、任意のタイミングでユーザから取得して記憶部14で記憶する。通信端末10のユーザは、例えば、図示を省略した入力部を介して、好みの設定温度、設定湿度、発光量、などを入力する。なお、以下の説明では、空調装置20の制御に関する要求情報および照明装置30の制御に関する要求情報をまとめて、設備制御要求情報と記載する場合がある。
ユーザ情報通知部15は、位置推定部13が自端末の位置を推定した場合に、推定した位置を示す位置情報と、記憶部14が記憶している設備制御要求情報および端末IDとを、ユーザ情報として周囲の空調装置20および照明装置30に通知し、通知したユーザ情報に従った制御を実施させる。例えば、ユーザ情報通知部15は、通信部11を介してユーザ情報をブロードキャストすることで、ユーザ情報を周囲の空調装置20および照明装置30に通知する。なお、空調装置20に通知されたユーザ情報は、中央制御装置40に中継され、中央制御装置40がユーザ情報に基づいて空調装置20の制御を実施する。照明装置30は、通信端末10から通知されたユーザ情報に従い、自装置の動作を制御する。
図3は、実施の形態1にかかる空調装置20の構成例を示す図である。空調装置20は、通信部21、装置情報報知部22、中継処理部23、記憶部24および空調制御部25を備える。
通信部21は、通信端末10などの、UWB通信機能を有する装置とUWB通信を行う。また、通信部21は、通信線90を介して中央制御装置40と通信を行う。
装置情報報知部22は、自装置(空調装置20)に関する情報を含む報知信号を定められたタイミングで送信し、周囲に存在する通信端末10に自装置に関する情報を報知する。自装置に関する情報は、例えば、自装置の位置情報、自装置の識別情報などである。装置情報報知部22は、少なくとも、自装置の位置情報および自装置の識別情報を含む報知信号を送信する。
中継処理部23は、通信端末10からユーザ情報(通信端末10の位置情報および端末ID,設備制御要求情報)を受信した場合、これを中央制御装置40へ中継する。また、中継処理部23は、通信端末10に向けたデータを中央制御装置40から受信した場合、これを通信端末10へ中継する。
記憶部24は、各種情報、例えば、自装置の位置情報、自装置の識別情報、装置情報報知部22が報知信号を送信するタイミングなどを記憶する。
空調制御部25は、ユーザの周囲の温度および湿度が、ユーザが要求する値に近づくよう、空調装置20の図示を省略した室内機および室外機の各部、例えば、ファン、圧縮機などを制御する。
図4は、実施の形態1にかかる照明装置30の構成例を示す図である。照明装置30は、通信部31、調光処理部32および記憶部33を備える。
通信部31は、通信端末10などの、UWB通信機能を有する装置とUWB通信を行う。
調光処理部32は、図示を省略した光源(例えばLED(Light Emitting Diode))を制御し、光源が発する光の強さ、色などをユーザが要求する状態に調整する。
記憶部33は、各種情報、例えば、自装置(照明装置30)の位置情報、自装置の識別情報などを記憶する。
図5は、実施の形態1にかかる中央制御装置40の構成例を示す図である。中央制御装置40は、通信部41、ユーザ情報取得部42、制御対象選択部43、制御情報生成部44、制御情報送信部45および記憶部46を備える。
通信部41は、通信線90を介して空調装置20と通信を行う。
ユーザ情報取得部42は、通信端末10から送信されるユーザ情報(通信端末10の位置情報および端末ID,設備制御要求情報)を空調装置20および通信線90を介して取得する。
制御対象選択部43は、ユーザ情報取得部42が取得したユーザ情報に基づいて、通信線90を介して接続された複数の空調装置20の中から、空調制御の実施対象とする空調装置20を選択する。
制御情報生成部44は、ユーザ情報取得部42が取得したユーザ情報に基づいて、空調装置20に対する制御情報を生成する。
制御情報送信部45は、制御情報生成部44が生成した制御情報を、制御対象の空調装置20へ送信する。
記憶部46は、各種情報、例えば、設備制御システム1を構成する空調装置20の位置情報、ユーザ情報取得部42が取得したユーザ情報、制御情報生成部44が生成した制御情報などを記憶する。
つづいて、設備制御システム1の詳細動作について、図6を参照しながら説明する。図6は、実施の形態1にかかる設備制御システム1の動作の一例を示すシーケンス図である。図6において、空調装置#1~#Mは、図1に示す複数の空調装置20に対応し、照明装置#1~#Nは、図1に示す複数の照明装置30に対応する。ユーザ端末は通信端末10に対応する。
設備制御システム1において、空調装置#1~#Mは、予め定められたタイミングで報知信号を送信し、これをユーザ端末が受信する(ステップS11)。報知信号は、送信元の空調装置の識別情報および位置情報を少なくとも含む。
次に、ユーザ端末が、ステップS11で受信した報知信号の送信元の空調装置の中から選択した複数の空調装置との間で測距を行い、自端末の位置を推定する(ステップS12)。ユーザ端末は、3台以上の空調装置を選択して測距を行い、測距結果および選択した空調装置の位置情報を用いて、3点測位により自端末の位置を推定する。このステップS12では、例えば、ユーザ端末は、報知信号の送信元の空調装置の中から任意の3台を選択し、選択した3台の空調装置との間でUWB信号の送受信を行い、UWB信号の送信時刻および受信時刻から、自装置と3台の空調装置それぞれとの距離を算出する。さらに、ユーザ端末は、算出した距離と、ステップS11で3台の空調装置から受信済みの位置情報とを用いて自端末の推定位置を算出する。なお、ユーザ端末は、3台の空調装置の位置情報をステップS11で受信する報知信号から取得するのではなく、ステップS12でUWB信号を送受信する際に取得するようにしてもよい。ステップS12でUWB信号を送受信する際に位置情報を取得する構成とする場合、ユーザ端末は、過去に位置情報を取得したことがある空調装置については位置情報の取得を省略し、測距のためのUWB信号の送受信のみを行うようにしてもよい。
次に、ユーザ端末が、自端末の位置情報および設備制御要求情報をブロードキャストする(ステップS13)。なお、ユーザ端末がブロードキャストする位置情報は、ステップS12で推定した自端末の位置を示す位置情報である。
次に、ユーザ端末と通信可能な空調装置のうち、いずれかの空調装置が中央制御装置に位置情報および設備制御要求情報を送信する(ステップS14)。すなわち、ステップS13でユーザ端末からブロードキャストされた位置情報および設備制御要求情報を受信した空調装置のいずれかが、受信した位置情報および設備制御要求情報を中央制御装置に送信する。なお、位置情報および設備制御要求情報を受信した全ての空調装置が位置情報および設備制御要求情報を中央制御装置に送信してもよい。また、空調装置は、位置情報および設備制御要求情報を送信する際に、照明装置の制御に関する要求情報を除外し、空調装置の制御に関する要求情報のみを送信してもよい。
次に、空調装置から位置情報および設備制御要求情報を受信した中央制御装置が、空調装置に対する制御情報を生成して各空調装置に送信する(ステップS15)。このステップS15において、中央制御装置は、例えば、受信した位置情報に基づいて制御対象の空調装置を決定し、受信した要求情報に基づいて、制御対象の空調装置に対する制御情報を生成する。中央制御装置は、ユーザ端末に最も近い空調装置を制御対象として選択してもよいし、ユーザ端末に近いm台(mは2以上の整数)の空調装置を制御対象として選択してもよいし、ユーザ端末から一定の範囲内にある空調装置を制御対象として選択してもよい。また、中央制御装置は、例えば、ユーザ端末の周囲の温度および湿度が受信した設備制御要求情報で示される値となるように指示する制御情報を生成する。
中央制御装置から制御情報を受信した空調装置は、受信した制御情報に従って空調処理を実施し、ユーザ端末の周囲の温度がユーザ端末を使用するユーザが要求する値に近づくように制御する(ステップS16)。
また、照明装置は、ステップS13でユーザ端末からブロードキャストされた位置情報および設備制御要求情報を受信すると、受信した位置情報および設備制御要求情報に基づいて調光処理を行う(ステップS17)。このステップS17において、照明装置は、例えば、自装置とユーザ端末との位置関係を特定し、調光が必要か否かを判断する。照明装置は、例えば、自装置からユーザ端末までの距離が定められた値よりも小さい場合は調光が必要と判断する。また、照明装置は、自装置から見通せない位置にユーザ端末が存在しているなど、発する光がユーザ端末に直接届かない状態を検知できた場合は調光が不要と判断する。照明装置は、調光が必要と判断した場合、設備制御要求情報に従って調光処理を行う。なお、ここでの調光処理には、光の強さの調整、色の調整などに加えて、消灯状態から点灯状態とする処理も含まれる。照明装置は、光の強さを調整する場合、調整量を自装置からユーザ端末までの距離に基づいて決定してもよい。例えば、距離が大きい場合は調整量も大きくする。
なお、空調装置#1~#Mは、予め定められた周期で上述したステップS11を繰り返し実行する。ユーザ端末は、空調装置#1~#Mから報知信号を受信するごとに、上述したステップS12~S17を実行する。
このように、本実施の形態にかかる設備制御システム1において、ユーザ端末である通信端末10は、周囲の複数の空調装置20との間でUWB信号を送受信して測距を行い、測距で得られた空調装置20までの距離と、空調装置20の位置情報とに基づいて自端末の位置を推定する。また、通信端末10は、自端末の推定位置を示す位置情報と、ユーザから取得しておいた設備制御要求情報(空調装置20および照明装置30の制御に関する要求情報)とを、空調装置20を制御する中央制御装置40および照明装置30に送信する。中央制御装置40は、通信端末10から受信した設備制御要求情報に基づいて空調装置20を制御する。照明装置30は、通信端末10から受信した位置情報および設備制御要求情報に基づいて調光処理を実施し、発する光の強さの調整、発する光の色の調整などを行う。これにより、通信端末10を使用するユーザの要望に沿った空調装置20の制御および照明装置の制御を実現できる。
なお、本実施の形態では、各空調装置20が報知信号を定期的に送信し、通信端末10は、空調装置20からの報知信号を受信した場合に測距および測位を実施することとしたが、他の例として、空調装置20が報知信号の送信を行わない構成としてもよい。この場合、通信端末10は、任意のタイミングで空調装置との測距を試み、測距が可能な場合は自端末の測位を行う。例えば、通信端末10は、空調装置20を検知するための信号を定期的に送信し、送信した信号に対する応答信号を受信した場合、信号の送信時刻および受信時刻に基づいて、自端末から応答信号の送信元の空調装置20までの距離を算出する。3台以上の空調装置20との間で測距が完了した場合は自端末の位置を推定する。通信端末10は、空調装置20を検知するための信号を定期的に送信するのではなく、ユーザから所定の操作を受け付けた場合に信号を送信するようにしてもよい。
実施の形態2.
つづいて、実施の形態2にかかる設備制御システムを説明する。実施の形態2にかかる設備制御システムの構成は、実施の形態1にかかる設備制御システム1と同様である。また、設備制御システムを構成する通信端末10、空調装置20、照明装置30および中央制御装置40の構成は実施の形態1と同様である。本実施の形態では、実施の形態1と異なる部分について説明を行う。
上述したように、実施の形態1にかかる設備制御システム1では、各空調装置20が報知信号を定期的に送信し、通信端末10は、報知信号を受信するごとに自端末の測位を行い、自端末の推定位置の情報(位置情報)と、設備制御要求情報とを中央制御装置40および照明装置30に送信することで、通信端末10の周囲の空調装置20および照明装置30を制御する。そのため、通信端末10が移動していない場合、空調装置20および照明装置30の制御が不要であるにもかかわらず同じ動作を繰り返すことになるので、必要以上に消費電力が大きくなり、通信端末10のバッテリーの消耗速度が速くなってしまう。
このような問題を解決するため、本実施の形態にかかる設備制御システム1において、通信端末10は、移動していない状態のときには、実施の形態1で説明した図6に示す動作の実行頻度を低下させ、電力の消費を低減する。
図7は、実施の形態2にかかる通信端末10の動作の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、実施の形態2にかかる通信端末10は、自端末の位置を推定した後、自端末の状態が移動状態から停止状態に変化したかを判定する(ステップS21,S22)。ここで、ステップS21は、実施の形態1で説明した図6のステップS12に対応している。実施の形態2にかかる通信端末10は、図6に示す各ステップの処理を実行し、さらに、図7に示す処理を実行する。すなわち、実施の形態2にかかる通信端末10は、図6に示すステップS12を実行して自端末の位置を推定した後、図6に示すステップS13~S17の処理を実行し、さらに、図7に示すステップS22~S25も実行する。図7のステップS22~S25は、図16のステップS13~S17を実行した後に実行してもよいし、並列に実行してもよい。
ステップS22において、通信端末10は、例えば、前回推定した自端末の位置と今回推定した自端末の位置との差が定められたしきい値以上の場合は自端末が移動状態、差がしきい値未満の場合は停止状態と判定する。通信端末10は、前回の自端末の状態の判定結果が移動状態であり、かつ今回の状態の判定結果が停止状態である場合、移動状態から停止状態に変化したと判定する。
通信端末10は、自端末の状態が移動状態から停止状態に変化した場合(ステップS22:Yes)、位置推定の実行頻度を低下させる(ステップS23)。例えば、通信端末10は、報知信号を受信するごとに実行していた位置推定を、報知信号をK回(Kは2以上の整数)受信するごとに実行するように、設定を変更する。通信端末10は、ステップS23を実行した後、動作を終了する。
通信端末10は、自端末の状態が移動状態から停止状態に変化していない場合(ステップS22:No)、自端末の状態が停止状態から移動状態に変化したかを判定する(ステップS24)。すなわち、通信端末10は、前回の自端末の状態の判定結果が停止状態であり、かつ今回の状態の判定結果が移動状態である場合、停止状態から移動状態に変化したと判定する。
通信端末10は、自端末の状態が停止状態から移動状態に変化した場合(ステップS24:Yes)、位置推定の実行頻度を元に戻す(ステップS25)。すなわち、通信端末10は、報知信号を受信するごとに位置推定を実行するように、設定を変更する。通信端末10は、ステップS25を実行した後、動作を終了する。通信端末10は、自端末の状態が停止状態から移動状態に変化していない場合(ステップS24:No)、動作を終了する。
このように、本実施の形態にかかる通信端末10は、自端末が停止状態か移動状態かを確認し、停止状態のときは、位置を推定して空調装置20および照明装置30の制御を要求する動作(位置情報および設備制御要求情報の送信)の実行頻度を低下させる。これにより、通信端末10の電力消費を低減できる。
実施の形態3.
つづいて、実施の形態3にかかる設備制御システムを説明する。実施の形態3にかかる設備制御システムの構成は、実施の形態1にかかる設備制御システム1と同様である。また、設備制御システムを構成する通信端末10、空調装置20、照明装置30および中央制御装置40の構成は実施の形態1と同様である。本実施の形態では、実施の形態1と異なる部分について説明を行う。
本実施の形態にかかる設備制御システム1は、実施の形態1にかかる設備制御システム1が有する機能に加えて、照明装置30のファームウェアを更新する機能をさらに有する。
各照明装置30は、通信端末10とのUWB通信が可能であるが、通信線90には接続されておらず、スタンドアローンで動作する。このため、本実施の形態にかかる設備制御システム1では、照明装置30のファームウェアを更新する場合、空調装置20および通信端末10を介して中央制御装置40から照明装置30へ最新のファームウェアを送信する。この動作について、図8を参照しながら説明する。
図8は、実施の形態3にかかる設備制御システム1の動作の一例を示すシーケンス図である。図8は、図6のシーケンス図を一部変更したものであり、図6のシーケンス図と同じステップ番号は同じ処理を示す。
図8に示すように、本実施の形態にかかる設備制御システム1において、ユーザ端末は、ステップS12で自端末の位置を推定した後、自端末の位置情報および設備制御要求情報と、照明装置の最新ファームウェアバージョンをブロードキャストする(ステップS13a)。すなわち、ステップS13aでは、実施の形態1で説明したステップS13でブロードキャストする情報に加えて、照明装置の最新のファームウェアのバージョン情報をブロードキャストする。照明装置の最新のファームウェアのバージョン情報は、例えば、ファームウェアが更新された場合に中央制御装置から空調装置#1~#Mに送信される。空調装置#1~#Mは、ステップS11において送信する報知信号に照明装置の最新のファームウェアのバージョン情報を含ませる。
照明装置#1~#Nは、自装置の現在のファームウェアのバージョンとステップS13aでユーザ端末からブロードキャストされた最新ファームウェアバージョンとを比較し、両者が異なる場合、ファームウェアの更新が必要と判断し、ステップS17に続いてステップS18を実行してファームウェアを更新する。
ステップS18では、ファームウェアの更新が必要と判断した照明装置が、ファームウェアの更新要求をユーザ端末へ送信する。照明装置から送信されたファームウェアの更新要求はユーザ端末からいずれかの空調装置へ中継され、さらに、空調装置から中央制御装置へ中継される。中央制御装置は、ファームウェアの更新要求を受信すると、照明装置の最新のファームウェアをいずれかの空調装置およびユーザ端末を介して、要求元の照明装置へ送信する。最新のファームウェアを受信した照明装置は、使用するファームウェアを最新のファームウェアに変更する。
このように、本実施の形態にかかる設備制御システム1において、ユーザ端末である通信端末10は、実施の形態1で説明した位置情報および設備制御要求情報に加えて、照明装置30の最新のファームウェアのバージョン情報をブロードキャストし、照明装置30は、保持しているファームウェアが最新のファームウェアと異なる場合、通信端末10および空調装置20を介してファームウェアを更新する。これにより、スタンドアローンで動作する照明装置30のファームウェアを更新することができる。
なお、通信端末10は、実施の形態2と同様に、自端末が停止状態の場合は位置推定の実行頻度を低下させるようにしてもよい。
また、通信端末10を介して照明装置のファームウェアを更新する動作は、特定の通信端末10、例えば、特別な端末IDを有する保守用の通信端末10に限定して行うようにしてもよい。例えば、照明装置#1~#Nは、現在のファームウェアのバージョンが通信端末10から受信した最新ファームウェアバージョンと異なり、かつ、最新ファームウェアバージョンを送信した通信端末10の端末IDが特定の値である場合に、ステップS18を実行する。これにより、一般の通信端末10にファームウェアが送信され、その結果ファームウェアが外部に漏洩してしまうのを防止できる。
実施の形態4.
つづいて、実施の形態4にかかる設備制御システムを説明する。実施の形態4にかかる設備制御システムの構成は、実施の形態1にかかる設備制御システム1と同様である。また、設備制御システムを構成する通信端末10、空調装置20、照明装置30および中央制御装置40の構成は実施の形態1と同様である。本実施の形態では、実施の形態1と異なる部分について説明を行う。
実施の形態1~3にかかる設備制御システム1では空調装置20が報知信号を送信することとしたが、本実施の形態にかかる設備制御システム1では、空調装置20および照明装置30が報知信号を送信する。通信端末10は、空調装置20または照明装置30との間で測距を行い、自端末の位置を推定する。
図9は、実施の形態4にかかる設備制御システム1の動作の一例を示すシーケンス図である。図9は、図6のシーケンス図を一部変更したものであり、図6のシーケンス図と同じステップ番号は同じ処理を示す。
図9に示すように、本実施の形態にかかる設備制御システム1において、照明装置#1~#Nは、空調装置#1~#Mが送信する報知信号と同様の報知信号を送信する(ステップS31)。ユーザ端末は、ステップS11で受信した報知信号の送信元の空調装置、または、ステップS31で受信した報知信号の送信元の照明装置の中から選択した複数の装置(空調装置または照明装置)との間で測距を行い、自端末の位置を推定する(ステップS12a)。測距を行う対象の複数の装置は、空調装置と照明装置とが混在してもよい。ステップS13以降は実施の形態1と同様である。照明装置#1~#Nは、実施の形態1~3と同様にスタンドアローンで動作する構成としてもよし、空調装置#1~#Mと同様に通信線90に接続され、中央制御装置により制御される構成としてもよい。
このように、本実施の形態にかかる設備制御システム1においては、空調装置20および照明装置30が報知信号を送信し、通信端末10は、受信した報知信号の送信元の空調装置20または照明装置30の中から選択した装置までの距離を算出し、自端末の位置を求める。本実施の形態にかかる設備制御システム1は、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
実施の形態5.
つづいて、実施の形態5にかかる設備制御システムを説明する。図10は、実施の形態5にかかる設備制御システム1aの構成例を示す図である。実施の形態5にかかる設備制御システム1aは、実施の形態1~4にかかる設備制御システム1の中央制御装置40を中央制御装置40aに置き換え、さらに、位置情報収集装置50を追加した構成である。本実施の形態では、実施の形態1~4と異なる部分について説明を行う。
位置情報収集装置50は中央制御装置40aに接続される。なお、位置情報収集装置50は、通信線90を介して中央制御装置40aに接続されてもよいし、図示を省略した通信ネットワークを介して中央制御装置40aに接続されてもよい。
位置情報収集装置50は、通信端末10の端末IDおよび位置情報を中央制御装置40a経由で収集し、管理する。位置情報収集装置50は、例えば、通信端末10の位置を監視する監視システムから要求を受けた場合、管理している位置情報を監視システムに提供する。
中央制御装置40aは、通信端末10から送信されるユーザ情報(通信端末10の位置情報および端末ID,設備制御要求情報)を空調装置20および通信線90を介して取得した場合、取得したユーザ情報から通信端末10の位置情報および端末IDを抽出して位置情報収集装置50に出力する。
図11は、実施の形態5にかかる中央制御装置40aの構成例を示す図である。中央制御装置40aは、通信部41、ユーザ情報取得部42、制御対象選択部43、制御情報生成部44、制御情報送信部45、記憶部46および位置情報出力部47を備える。
中央制御装置40aの通信部41、ユーザ情報取得部42、制御対象選択部43、制御情報生成部44、制御情報送信部45および記憶部46は、実施の形態1~4にかかる中央制御装置40の通信部41、ユーザ情報取得部42、制御対象選択部43、制御情報生成部44、制御情報送信部45および記憶部46と同様である。位置情報出力部47は、ユーザ情報取得部42が通信端末10から取得したユーザ情報に含まれる情報のうち、通信端末10の端末IDと通信端末10の位置情報とを位置情報収集装置50に送信する。
図12は、実施の形態5にかかる設備制御システム1aの動作の一例を示すシーケンス図である。図12は、図6のシーケンス図を一部変更したものであり、図6のシーケンス図と同じステップ番号は同じ処理を示す。
図12に示すように、設備制御システム1aの中央制御装置は、ステップS14を実行してユーザ端末の位置情報および設備制御要求情報を取得すると、ユーザ端末の位置情報を位置情報収集装置に送信する(ステップS19)。このとき、中央制御装置は、ユーザ端末の端末IDも一緒に送信する。位置情報収集装置は、中央制御装置から受信したユーザ端末の位置情報および端末IDを、これらを受信した時刻の情報と対応付けて記憶する。なお、ステップS19の実行タイミングはステップS15の実行後であってもよい。
このように、本実施の形態にかかる設備制御システム1aは、位置情報収集装置50をさらに備え、通信端末10の位置情報を位置情報収集装置50が収集して管理する。これにより、通信端末10の位置情報を他のシステムで利用可能となる。
なお、各実施の形態では、通信端末10が測距および測位を行い、得られた位置情報を空調装置20経由で中央制御装置40,40aに送信することとしたが、中央制御装置40,40aが測位を行うようにしてもよい。例えば、実施の形態1で説明した図6のシーケンスにおいて、ユーザ端末である通信端末10は、ステップS11で報知信号を受信すると、ステップS12を実行せずに設備制御要求情報をブロードキャストする。設備制御要求情報を受信した空調装置20は、報知信号の送信時刻および設備制御要求情報の受信時刻に基づいて、通信端末10までの距離を算出し、算出した距離を示す距離情報と、自装置(空調装置20)の位置情報と、通信端末10から受信した設備制御要求情報とを中央制御装置40へ送信する。中央制御装置40は、複数の空調装置20から受信した距離情報および位置情報から通信端末10の位置を推定し、推定した位置と設備制御要求情報とに基づいて、制御対象の空調装置の決定および制御情報の生成を行う。このようにすることで、通信端末10の処理負荷を低減できる。
つづいて、各実施の形態で説明した通信端末10の各部を実現するハードウェアについて説明する。通信端末10は、例えば、図13に示すハードウェア、具体的には、プロセッサ101、メモリ102および無線通信モジュール103で実現することができる。図13は、実施の形態1~5にかかる通信端末10を実現するハードウェアの一例を示す図である。
プロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)、システムLSI(Large Scale Integration)などである。メモリ102は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などである。無線通信モジュール103は超広帯域無線信号の送信および受信を行うための電子回路が一纏めにされた部品である。
通信端末10の通信部11は無線通信モジュール103で実現され、記憶部14はメモリ102で実現される。また、通信端末10の測距部12、位置推定部13およびユーザ情報通知部15は、プロセッサ101およびメモリ102で実現される。すなわち、測距部12、位置推定部13およびユーザ情報通知部15として動作するためのプログラムをメモリ102に格納しておき、このプログラムをプロセッサ101が読み出して実行することにより、通信端末10の測距部12、位置推定部13およびユーザ情報通知部15が実現される。
なお、メモリ102に格納される、測距部12、位置推定部13およびユーザ情報通知部15として動作するためのプログラムは、例えば、CD(Compact Disc)-ROM、DVD(Digital Versatile Disc)-ROMなどの記憶媒体に書き込まれた状態でユーザ等に提供される形態であってもよいし、ネットワークを介して提供される形態であってもよい。
また、図13は汎用のプロセッサ101およびメモリ102により通信端末10を実現する場合のハードウェアの例であるが、プロセッサ101およびメモリ102の代わりに専用の処理回路で通信端末10を実現してもよい。すなわち、専用の処理回路で測距部12、位置推定部13、記憶部14およびユーザ情報通知部15を実現してもよい。ここで、測距部12、位置推定部13、記憶部14およびユーザ情報通知部15を実現する専用の処理回路は、単一回路、複合回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせた回路である。
通信端末10の各部を実現するハードウェアについて説明したが、各実施の形態で説明した空調装置20の各部、照明装置30の各部についても図13に示すプロセッサ101、メモリ102および無線通信モジュール103と同様のハードウェアで実現することが可能である。なお、空調装置20を実現する場合は、プロセッサ101、メモリ102および無線通信モジュール103に加え、通信線90を介して通信を行うための通信回路がさらに必要となる。具体的には、また、各実施の形態で説明した中央制御装置40および40aの各部は、図13に示すプロセッサ101およびメモリ102と同様のハードウェアと、通信線90を介して通信を行うための通信回路とで実現することが可能である。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1a 設備制御システム、10 通信端末、11,21,31,41 通信部、12 測距部、13 位置推定部、14,24,33,46 記憶部、15 ユーザ情報通知部、20 空調装置、22 装置情報報知部、23 中継処理部、25 空調制御部、30 照明装置、32 調光処理部、40,40a 中央制御装置、42 ユーザ情報取得部、43 制御対象選択部、44 制御情報生成部、45 制御情報送信部、47 位置情報出力部、50 位置情報収集装置、90 通信線。

Claims (6)

  1. 超広帯域無線信号による通信が可能な複数の設備と、
    複数の前記設備の一部または全部を制御する中央制御装置と、
    前記超広帯域無線信号による通信が可能な通信端末と、
    を含み、
    前記中央制御装置と前記中央制御装置の制御対象の設備とが通信線を介して接続され、
    前記通信端末は、
    複数の前記設備との間で前記超広帯域無線信号による通信を行う通信部と、
    前記通信部による前記通信の結果に基づいて、自通信端末から通信相手の設備までの距離を算出する測距部と、
    前記測距部で算出された距離に基づいて自通信端末の位置を推定する位置推定部と、
    前記位置推定部で推定された位置を示す位置情報と、ユーザから取得済みの前記設備の制御に関する要求情報とを含むユーザ情報を前記中央制御装置および前記設備に通知し、通知した前記ユーザ情報に従った制御を実施させるユーザ情報通知部と、
    を備え、
    前記通信端末は、前記測距部による前記距離の算出と、前記位置推定部による前記位置の推定と、前記ユーザ情報通知部による前記ユーザ情報の通知とを繰り返し実行し、自通信端末の移動状態に基づいて、前記測距部による前記距離の算出と、前記位置推定部による前記位置の推定と、前記ユーザ情報通知部による前記ユーザ情報の通知とを繰り返す頻度を変更する、
    ことを特徴とする設備制御システム。
  2. 前記ユーザ情報通知部は、前記ユーザ情報を前記通信線に接続された前記設備を介して前記中央制御装置に通知する、
    ことを特徴とする請求項に記載の設備制御システム。
  3. 前記中央制御装置の制御対象ではない前記設備のファームウェアが最新のファームウェアと異なる場合、前記中央制御装置の制御対象ではない前記設備は、前記通信端末を介してファームウェアを最新バージョンのファームウェアに更新する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の設備制御システム。
  4. 前記設備を空調装置および照明装置とし、
    前記中央制御装置は前記空調装置を制御対象とする、
    ことを特徴とする請求項からのいずれか一つに記載の設備制御システム。
  5. 前記設備を空調装置および照明装置とし、
    前記中央制御装置はすべての前記空調装置および照明装置を制御対象とする、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の設備制御システム。
  6. 前記位置情報を前記通信端末から収集して管理する位置情報収集装置、
    をさらに含むことを特徴とする請求項からのいずれか一つに記載の設備制御システム。
JP2023552311A 2021-12-22 2021-12-22 設備制御システム Active JP7412654B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2021/047640 WO2023119510A1 (ja) 2021-12-22 2021-12-22 通信端末、設備制御システム、制御回路および記憶媒体

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2023119510A1 JPWO2023119510A1 (ja) 2023-06-29
JPWO2023119510A5 JPWO2023119510A5 (ja) 2023-11-22
JP7412654B2 true JP7412654B2 (ja) 2024-01-12

Family

ID=86901583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023552311A Active JP7412654B2 (ja) 2021-12-22 2021-12-22 設備制御システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7412654B2 (ja)
WO (1) WO2023119510A1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009034720A1 (ja) 2007-09-14 2009-03-19 Mitsubishi Electric Corporation 測位システム、空調システム、照明システム
JP2011075246A (ja) 2009-10-01 2011-04-14 Mitsubishi Electric Corp 設備制御端末、設備制御システム、設備制御方法並びにプログラム
JP2012174421A (ja) 2011-02-18 2012-09-10 Panasonic Corp 照明装置
JP2016031616A (ja) 2014-07-28 2016-03-07 株式会社Nttファシリティーズ 制御システム、端末装置、制御サーバ、制御方法及びプログラム
JP2019526952A (ja) 2016-06-11 2019-09-19 エンライテッド・インコーポレーテッド アセットまたは物理空間への情報の関連付け
CN112148334A (zh) 2020-11-03 2020-12-29 广州彩熠灯光股份有限公司 固件升级方法、装置、系统、终端、灯具和存储介质

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009034720A1 (ja) 2007-09-14 2009-03-19 Mitsubishi Electric Corporation 測位システム、空調システム、照明システム
JP2011075246A (ja) 2009-10-01 2011-04-14 Mitsubishi Electric Corp 設備制御端末、設備制御システム、設備制御方法並びにプログラム
JP2012174421A (ja) 2011-02-18 2012-09-10 Panasonic Corp 照明装置
JP2016031616A (ja) 2014-07-28 2016-03-07 株式会社Nttファシリティーズ 制御システム、端末装置、制御サーバ、制御方法及びプログラム
JP2019526952A (ja) 2016-06-11 2019-09-19 エンライテッド・インコーポレーテッド アセットまたは物理空間への情報の関連付け
CN112148334A (zh) 2020-11-03 2020-12-29 广州彩熠灯光股份有限公司 固件升级方法、装置、系统、终端、灯具和存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2023119510A1 (ja) 2023-06-29
WO2023119510A1 (ja) 2023-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9894735B2 (en) Systems and methods of determining a type and feature set of a light source, and the control thereof
US9420667B2 (en) User control of an environmental parameter of a structure
US9383438B2 (en) Presence detection system, presence detection method, and program
JP6918435B2 (ja) 照明制御システム
US10845086B2 (en) Air-conditioning control device, air-conditioning apparatus, and air-conditioning system
CN104918356B (zh) 学习照明器和照明器的学习控制设备
JP2017529509A (ja) 温度調節方法及び装置
JP5705260B2 (ja) 照明制御システム及び照明制御方法
US11181603B2 (en) Building automation system
CN105404263A (zh) 智能穿戴设备、空调器、空调运行交互系统和控制方法
JP7412654B2 (ja) 設備制御システム
US20190296550A1 (en) Smart light switch with temperature sensing
JP7029918B2 (ja) 環境測定装置および環境測定システム
JP2019090548A (ja) 空調制御システム、遠隔制御装置及び空調制御方法
WO2019049363A1 (ja) 空気調和機および空気調和機の制御方法
CN108302698A (zh) 空调器控制方法、系统和空调器
CN110360732B (zh) 空调系统控制的方法、装置及计算机可读存储介质
US20230232261A1 (en) Percentile floor link qualification
JP7458145B2 (ja) 空気調和システム及び時刻同期方法
KR20180110716A (ko) 조명을 이용하는 IoT 시스템 및 이의 제어방법
WO2021231991A1 (en) Positioning routers of a network around noise sources
CN114207480A (zh) 接近检测设备
JP7001135B2 (ja) 照明制御システムの制御方法
KR101540262B1 (ko) 원격제어장치 및 그 장치의 구동방법
CN110360733B (zh) 空调系统控制的方法、装置及计算机可读存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230829

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230829

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20230829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7412654

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150