JP7412369B2 - 半導体製造装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体製造装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本開示は、半導体製造装置および半導体装置の製造方法に関する。
半導体ウエハ(以下、ウエハと呼ぶ)の表面に向けて現像液又はエッチング液の何れかの液をスプレーしてウエハを処理する技術が例えば特許文献1において開示されている。
特開昭61-4576号公報
半導体製造装置のチャンバー内において、ウエハの処理に用いる液体の化学反応または飛散によってミストが発生する。チャンバー内のミストは、例えばウエハに付着してウエハの表面の異物または染みとなることにより、ウエハの品質低下につながる。
本開示はこのような問題を解決するためのもので、チャンバー内のミストを低減しウエハの品質を向上させるのに適した半導体製造装置、および当該半導体製造装置を用いた半導体装置の製造方法を提供するためのものである。
本開示の半導体製造装置は、その一態様において、チャンバーと、チャンバーの内部に設けられ半導体ウエハを載置する載置台と、載置台に載置された半導体ウエハの表面に液体を供給する液体供給部と、チャンバーから回収された液体を溜めるタンクと、を備え、タンクの内部に、第1の領域と、チャンバーから回収され第1の領域を通過した液体を溜める第2の領域と、が設けられており、第1の領域と第2の領域は部分的に開口を有する仕切りで分けられており、タンクの第1の領域に第1の流路と第2の流路とが接続されており、第1の流路はタンクの第1の領域とチャンバーとを接続している、半導体製造装置、である。
本開示の半導体製造装置は、別の一態様において、チャンバーと、チャンバーの内部に設けられ半導体ウエハを載置する載置台と、載置台に載置された半導体ウエハの表面に液体を供給する液体供給部と、チャンバーから回収された液体を溜めるタンクと、を備え、タンクには第1の流路と第2の流路とが接続されており、第1の流路はタンクとチャンバーとを接続しており、タンクの内部に、タンクの内容物とは区切られた、第4の流路が設けられており、第2の流路はタンク内の気体を排気する用の流路である、半導体製造装置、である。
本開示の半導体製造装置は、さらに別の一態様において、チャンバーと、チャンバーの内部に設けられ半導体ウエハを載置する載置台と、載置台に載置された半導体ウエハの表面に液体を供給する液体供給部と、チャンバーから回収された液体を溜めるタンクと、を備え、タンクに第1の流路が接続されており、第1の流路はタンクとチャンバーとを接続しており、載置台に載置された半導体ウエハの周囲を少なくとも部分的に囲うカップをさらに備え、カップは第1の流路に繋がる経路の側壁の少なくとも一部を構成し、カップには返しが設けられており、返しは、第1の流路に繋がる経路を遮る度合いを変えられるように可動である、半導体製造装置、である。
本開示の半導体製造装置は、さらに別の一態様において、チャンバーと、チャンバーの内部に設けられ半導体ウエハを載置する載置台と、載置台に載置された半導体ウエハの表面に液体を供給する液体供給部と、チャンバーから回収された液体を溜めるタンクと、を備え、タンクに第1の流路が接続されており、第1の流路はタンクとチャンバーとを接続しており、載置台に載置された半導体ウエハの周囲を少なくとも部分的に囲い、第1の流路に繋がる経路の側壁の少なくとも一部を構成するカップをさらに備え、カップの底面は2重底になっており、2重底の2つの底面のうち下側の底面には第1の流路に繋がる開口が設けられており、2重底の2つの底面のうち上側の底面には周方向の複数の位置に開口が設けられており、上側の底面の複数の位置の開口は、それぞれ、平面視で下側の底面の開口と重ならない位置に設けられている、半導体製造装置、である。
本開示の半導体装置の製造方法は、本開示の半導体製造装置を用い、半導体ウエハの表面に液体を供給する、半導体装置の製造方法、である。
本開示の半導体製造装置は、その一態様において、タンクの内部に、第1の領域と、チャンバーから回収され第1の領域を通過した液体を溜める第2の領域と、が設けられており、第1の領域と第2の領域は部分的に開口を有する仕切りで分けられており、タンクの第1の領域に第1の流路と第2の流路とが接続されており、第1の流路はタンクの第1の領域とチャンバーとを接続している、半導体製造装置、である。これにより、チャンバー内のミストを低減しウエハの品質を向上させるのに適した半導体製造装置が提供される。
本開示の半導体製造装置は、別の一態様において、タンクの内部に、タンクの内容物とは区切られた、第4の流路が設けられている、半導体製造装置、である。これにより、チャンバー内のミストを低減しウエハの品質を向上させるのに適した半導体製造装置が提供される。
本開示の半導体製造装置は、さらに別の一態様において、カップには返しが設けられており、返しは、第1の流路に繋がる経路を遮る度合いを変えられるように可動である、半導体製造装置、である。これにより、チャンバー内のミストを低減しウエハの品質を向上させるのに適した半導体製造装置が提供される。
本開示の半導体製造装置は、さらに別の一態様において、カップの底面は2重底になっており、2重底の2つの底面のうち下側の底面には第1の流路に繋がる開口が設けられており、2重底の2つの底面のうち上側の底面には周方向の複数の位置に開口が設けられており、上側の底面の複数の位置の開口は、それぞれ、平面視で下側の底面の開口と重ならない位置に設けられている、半導体製造装置、である。これにより、チャンバー内のミストを低減しウエハの品質を向上させるのに適した半導体製造装置が提供される。
本開示の半導体装置の製造方法は、本開示の半導体製造装置を用い、半導体ウエハの表面に液体を供給する、半導体装置の製造方法、である。これにより、これにより、チャンバー内のミストを低減しウエハの品質を向上させるのに適した半導体製造装置を用いた半導体装置の製造方法が提供される。
実施の形態1の半導体製造装置を示す図である。 実施の形態2の半導体製造装置のタンクを示す図である。 実施の形態3の半導体製造装置のチャンバーを示す図である。 実施の形態3の半導体製造装置の返しおよび支持部を示す図である。 実施の形態4の半導体製造装置の下カップと載置台に載置されたウエハとを平面視した図である。 図5のA-A線におけるカップ30の断面図である。 図5のB-B線におけるカップ30の断面図である。 実施の形態1から4の半導体製造装置のいずれかを用いて製造される半導体装置の一例を示す図である。 実施の形態5の半導体装置の製造方法のフローチャートである。
<A.実施の形態1>
<A-1.構成>
図1は本実施の形態の半導体製造装置101を示す。半導体製造装置101は、例えば、枚葉式のスピンエッチング装置である。
半導体製造装置101は、チャンバー10とタンク14とタンク17と配管11と配管12と配管15と配管16と配管18とを備える。
チャンバー10はノズル1(液体供給部の一例)とカップ30と載置台35とを備える。チャンバー10は、ウエハ2に対するエッチング等の処理に用いられる処理室である。
載置台35はウエハチャック6とスピンドル7とを備える。半導体製造装置101でウエハ2にエッチング等の処理を行う際には、ウエハ2はウエハチャック6に載置される。ウエハ2に対する処理は、例えば、スピンドル7によりウエハチャック6を介してウエハチャック6に載置されたウエハ2を回転させながら行われる。
ノズル1は載置台35に載置されたウエハ2の表面に液体を供給する。当該液体は、例えば、フッ酸等の薬液または水である。薬液は例えばウエハ2をエッチングするためのエッチング液である。
カップ30は、載置台35に載置されたウエハ2の周囲を少なくとも部分的に囲っており、ノズル1からウエハ2の表面に供給された液体が飛散した際に、当該飛散した液体を受け止め、流路11a(第1の流路の一例)または流路12aへと案内する。カップ30は流路11aに繋がる経路の側壁の少なくとも一部を構成する。
カップ30は第1上カップ3、第2上カップ4、第3上カップ5、および下カップ8を備える。
第1上カップ3、第2上カップ4、および第3上カップ5は、この順番に、載置台35に近い側から遠い側へと配置されている。第1上カップ3、第2上カップ4、および第3上カップ5は、下カップ8とそれぞれ接触している。
下カップ8の底面には配管11および配管12が接続されている。
カップ30には整流板9が取り付けられている。整流板9は下カップ8と一体的に形成されたものであってもよいし、下カップ8とは別に形成された要素として配置されていても良い。整流板9は、第1上カップ3よりも内側に配置されている。つまり、整流板9は第1上カップ3よりも載置台35に近い側に配置されている。また、図1に示される整流板9とは別の場所に整流板を配置して、チャンバー10から液体を回収するための経路を構成してもよい。
第1上カップ3、第2上カップ4、および第3上カップ5は、これらが受け止めた薬液または水を配管11または配管12へと導く。
第1上カップ3および下カップ8および整流板9で構成される経路31と、第3上カップ5および下カップ8および第2上カップ4で構成される経路33とは、それぞれ、配管11を介してタンク14とつながっている。
第2上カップ4と第1上カップ3と下カップ8で構成される経路32は配管12を介してチャンバー10の外部と繋がっている。配管12は排水用の配管である。ノズル1からチャンバー10内に供給された水は、配管12を通って半導体製造装置101の外部に排水される。
第1上カップ3、第2上カップ4、および第3上カップ5がそれぞれ上下方向に移動することにより、経路31、経路32、および経路33はそれぞれ開閉される。図1に示される状態では、経路31は開いており、経路32と経路33は閉じている。
第1上カップ3、第2上カップ4、および第3上カップ5は下カップ8に対して上下方向に移動できる。ウエハ2の処理時には、半導体製造装置101は、ノズル1からチャンバー内に供給された薬液または水のミストがチャンバー内に飛散しないよう、第1上カップ3、第2上カップ4、および第3上カップ5を適切な位置に移動させる。
なお、実施の形態1ではチャンバー10は上述のような構成のカップ30を備えるが、薬液と廃水とを分けて回収できれば、チャンバー10は異なる構成のカップを備えていてもよい。ウエハ2の処理に用いられる薬液の種類の数に応じて上カップの数を変更してもよい。ウエハ2の処理には薬液に加え水も用いられるので、カップの数は、2つ以上である。ウエハ2の処理に一種類の薬液のみ用いられる場合、半導体製造装置101はタンク14を一つ備え、当該タンク14とチャンバー10とを繋ぐ配管11を備えていてよい。ウエハ2の処理に複数種類の薬液が用いられる場合、半導体製造装置101は、例えば用いられる薬液の種類の数と同じ数のタンク14を備え、チャンバー10とそれぞれのタンク14とが配管11で繋がれる。
チャンバー10とタンク14とは配管11により接続されている。つまり、半導体製造装置101にはチャンバー10とタンク14とを繋ぐ流路11aが設けられている。配管11は、チャンバー10内においてカップ30に接続されている。
タンク14とタンク17とは配管16により接続されている。配管16の途中にはポンプ16bが配置されている。ポンプ16bは、タンク14に溜められた液体を、配管16を通してタンク17に送るためのものである。
タンク17とノズル1とは配管18により接続されている。配管18の途中には、ポンプ18bが配置されている。ポンプ18bは、タンク17に溜められた液体を、配管18を通してノズル1に送るためのものである。
ノズル1からチャンバー10内に供給された後にチャンバー10から回収された薬液13は、タンク14に溜められた後、タンク17を経由して再度ノズル1に送られ、再利用される。
本実施の形態では半導体製造装置101がタンク14とタンク17とを備えている場合を示しているが、半導体製造装置101はタンク17を備えていなくてもよい。その場合、例えばタンク14とノズル1とが配管で接続される。
タンク14はチャンバー10から回収された薬液13を溜めるタンクである。また、タンク14はチャンバー10からの排気経路の一部となっている。チャンバー10から回収されタンク14に溜められた薬液13は、ポンプ16bによりタンク17へと配管16を通して送られる。
タンク14内には部分的に開口を有する仕切り19が設けられている。タンク14内は仕切り19により領域40a(第1の領域の一例)と領域40b(第2の領域の一例)とに仕切られている。仕切り19は開口42を有し、領域40aと領域40bとは開口42により繋がっている。仕切り19は例えば仕切り板である。領域40bは、チャンバー10から回収され領域40aを通過した薬液13を溜めるための領域である。回収された薬液13は例えば一定量溜まるまで領域40bで溜められ、一定量の薬液13が領域40bに溜まると、領域40bに溜まった薬液13はポンプ16bによりタンク17に送られる。
配管11と配管15とは、タンク14の領域40a側に接続されている。タンク14は、領域40aが上側、領域40bが下側に位置するように配置される。
領域40aは領域40b側に向けて突き出た突部41を有し、仕切り19の開口42は突部41の領域40b側の先端に位置する。これにより、チャンバー10から回収され配管11を通ってタンク14に入った薬液13が、領域40aを通って自然に領域40b側に移動する。仕切り19は、例えば、領域40a側の表面が、領域40b側に狭口側を向けた漏斗状の構造であるようなものである。仕切り19は例えば領域40b側に狭口側を向けた漏斗状の仕切り板である。
開口42は例えば点状であるが、開口42の形状は任意であってよく、例えば線状であってもよい。但し、領域40bに溜められた薬液13の揮発を抑える為に、開口42は狭いことが望ましい。開口42は複数あってもよい。
配管15の途中には排気部15bが設けられている。排気部15bは配管15の流路15a(第2の流路の一例)を通してタンク14からの排気を行う排気ポンプである。流路15aはタンク14内の気体を排気する用の流路である。また、流路15aを通してタンク14からの排気が行われることで、ウエハ2の周囲から経路31を通ってタンク14に向けて排気が行われる。排気部15bは、配管15の途中ではなく、タンク14と配管15の間に設けられていてもよい。また、チャンバー10内に気体を供給する機構をチャンバー10が備え、当該機構によりチャンバー10内に気体が供給されることにより、チャンバー10からタンク14に向けての排気が促されてもよい。
<A-2.動作>
半導体製造装置101を用いてウエハ2を処理する際、チャンバー10内には薬液13が供給される。薬液13の化学反応または飛散によってチャンバー10内でミストが発生する。ミストがウエハに付着すると、ウエハ2の表面の異物または染みとなり、ウエハ2の品質が不良となるため、チャンバー10内のミストを低減することが望ましい。
チャンバー10からの排気は、配管11、タンク14、および配管15を通り外部に排出される。その際、排気と共に薬液13もチャンバー10から吸い出される。チャンバー10から吸い出された薬液13は、配管11とタンク14の領域40aを通ってタンク14の領域40bに至り、領域40bで溜められる。
タンク14の領域40bで溜められた薬液13は、ポンプ16bにより配管16の流路16aを介してタンク17へ送られ、その後、ポンプ18bにより、配管18の流路18aを介してタンク17からノズル1へと送られ、再利用される。つまり、タンク14の領域40bとノズル1とは、流路16aとタンク17と流路18aとを合わせた流路(第3の流路の一例)により繋がっている。
チャンバー10からの排気は、タンク14を通って外部に排出されるため、タンク14に薬液13が溜められていると、タンク14に溜められている薬液13から揮発した薬液成分も外部に排出される。チャンバー10からの排気量が多いと、その分、タンク14に溜められている薬液13から揮発した薬液成分もより外部に排出されやすくなる。薬液13からの薬液成分の揮発量が多いと、薬液13の薬液濃度がより早く低下するため、薬液13の交換頻度を上げる必要がある。
本実施の形態では、タンク14に仕切り19が設けられており、配管11および配管15が繋げられている領域40aと、薬液13が溜められている領域40bとは、仕切り19により仕切られており、仕切り19に設けられた開口42を通してつながっている。そのため、タンク14に溜められている薬液13から揮発した薬液成分は外部に排出されづらい。そのため、薬液13からの薬液成分の揮発が抑制され、タンク14に溜められている薬液13の薬液濃度が低下しづらい。その分、チャンバー10からの排気量を上げることができ、ウエハ2への処理中等にチャンバー10内のミストを低減できる。チャンバー10内のミストを低減することにより、例えば、ウエハ2の表面にミストが付着することによる品質低下を防げる。このように、半導体製造装置101は、チャンバー10内のミストを低減しウエハ2の品質を向上させるのに適した半導体製造装置である。
また、チャンバー10内のミストが減少すると、ミストがウエハ2の表面に付着することによる品質低下を抑制できるだけでなく、ミストがチャンバー10の天板に付着する頻度を低減できるため、チャンバー10の天板を清掃する頻度を下げることができ、また、チャンバー10の天板からの液滴の落下などのトラブルの減少も図れる。
薬液13からの薬液成分の揮発が抑制され、タンク14に溜められている薬液13の薬液濃度が低下しづらくなることから、薬液13を交換する頻度を下げ、装置停止時間の低減を図ることもできる。
上述のように第1上カップ3、第2上カップ4、および第3上カップ5がそれぞれ上下方向に移動する場合には、上カップに排気ラインを繋ぐことが難しい。例えばそのような場合に、薬液13を溜めておくタンクと下カップ8を配管11で繋ぎ、薬液13を溜めておくタンクを経由してチャンバー10からの排気を行う構成は有用である。当該構成において、タンクとして仕切り19が設けられたタンク14を用いることで、薬液13の劣化を抑制し、かつ、チャンバー10内のミストを低減できる。
<A-3.変形例>
半導体製造装置101は、タンク14からの排気ラインである配管15に設置されたバルブをさらに備えていてもよい。当該バルブは例えばエアオペバルブである。
半導体製造装置101は、例えば、経路31の開閉に応じて、配管15に設置されたバルブの開閉を行い、排気ラインを開閉する。
必要に応じて排気ラインのバルブの開閉を制御することによって、不必要な排気による薬液13の揮発による薬液13の劣化を防ぐことが可能になる。
排気ラインのバルブが無い場合には、チャンバー10からの排気が継続的に行われるため、チャンバー10内の圧力が低く維持され、排気が必要なタイミングでの排気量を上げるのが難しい。排気が不要なタイミングでは排気ラインのバルブを閉めてチャンバー10内の圧力を高くしておくことで、排気が必要なタイミングでバルブを開けて大きな排気量を確保することが容易となる。
仕切り19が設けられたタンク14と、排気ラインを開閉するバルブとが組み合わされることで、排気が必要なタイミングではチャンバー10からの排気量を大きくしてチャンバー10内のミストを低減し、かつ、薬液13の劣化を防ぐことが、容易になる。
<B.実施の形態2>
<B-1.構成・動作>
本実施の形態の半導体製造装置(以下、半導体製造装置102とする)は、半導体製造装置101と比べると、タンク14の代わりにタンク14bを備える。図2は、半導体製造装置102の備えるタンク14bを示す。また、半導体製造装置102は配管20をさらに備え、配管20はタンク14bの内部を通るように配置されている。これらの他の点では、半導体製造装置102は半導体製造装置101と同様である。配管20は、タンク14bに溜められた薬液13を冷却するための冷却配管である。
タンク14bは、タンク14bの内部を通るように配管20が配置されていることを除けば、タンク14と同様である。
配管20は、配管20を流れる冷媒が、タンク14bの外部からタンク14bの内部に入り、再びタンク14bの外部に抜けるように配置されている。
配管20はタンク14bの内部の、領域40bを通っている。配管20内の流路20a(第4の流路の一例)は、タンク14bの内容物、つまりタンク14bに溜められる薬液13とは区切られている。流路20aはタンク14bの内容物を冷却する冷媒を流す用の流路である。
配管20に流される冷媒は例えば水であるが、タンク14bに溜められている薬液13を冷却できるものであれば他の冷媒であってもよい。
タンク14bに溜められている薬液13の温度を配管20により下げることで、同じ排気量であれば、薬液13の揮発および揮発による劣化を抑制できる。また、薬液13の揮発を抑制できる分、排気量を上げて、チャンバー10内のミストを低減してウエハ2の表面に付着する染みおよび異物を低減させ、ウエハ2の品質を向上できる。このように半導体製造装置102は、チャンバー10内のミストを低減しウエハ2の品質を向上させるのに適した半導体製造装置である。
ウエハ2の処理においては、ノズル1から吐出された薬液13の温度が化学反応により上昇する場合がある。そのような場合はタンク14bに溜められた薬液13の温度も上昇するため、配管20によりタンク14bに溜められた薬液13の温度を抑えることが、薬液13の揮発および揮発による劣化を抑制するためにより有効である。
チャンバー10内のミストが減少すると、ミストがウエハ2の表面に付着することによるトラブルを抑制できるだけでなく、チャンバー10の天板を清掃する頻度を下げることができ、また、チャンバー10の天板からの液滴の落下などのトラブルの減少も図れる。
配管20により薬液13の温度を制御することで、薬液13の劣化を抑制できる事から、薬液13を交換する頻度を下げることができ、装置停止時間の低減が図れる。
<B-2.変形例>
半導体製造装置102は、タンク14bからの排気ラインである配管15に設置されたバルブをさらに備えていてもよい。当該バルブは例えばエアオペバルブである。
半導体製造装置102は、例えば、経路31の開閉に応じて、配管15に設置されたバルブの開閉を行い、排気ラインを開閉する。
必要に応じて排気ラインのバルブの開閉を制御することによって、不必要な排気による薬液13の揮発による薬液13の劣化を防ぐことが可能になる。
排気ラインのバルブが無い場合には、チャンバー10からの排気が継続的に行われるため、チャンバー10内の圧力が低く維持され、排気が必要なタイミングでの排気量を上げるのが難しい。排気が不要なタイミングでは排気ラインのバルブを閉めてチャンバー10内の圧力を高くしておくことで、排気が必要なタイミングでバルブを開けて大きな排気量を確保することが容易となる。
配管20が設けられたタンク14bと、排気ラインを開閉するバルブとが組み合わされることで、排気が必要なタイミングではチャンバー10からの排気量を大きくしてチャンバー10内のミストを低減し、かつ、薬液13の劣化を防ぐことが、容易になる。
半導体製造装置102の備えるタンク14bは、仕切り19を備えていなくてもよい。タンク14bが仕切り19を備えていなくても、配管20がタンク14bの内部を通るように配置されていれば、配管20を用いてタンク14bに溜められた薬液13を冷却することで、薬液13の揮発量を低減できる。また、配管20による薬液13の冷却により揮発量が低減される分、排気量を上げて、チャンバー10内のミストを低減することができる。但し、タンク14bが仕切り19を備えていることで、薬液13の揮発量を低減する効果はより高くなり、その分、排気量を上げて、チャンバー10内のミストをより低減することができる。
<C.実施の形態3>
<C-1.構成・動作>
本実施の形態の半導体製造装置(以下、半導体製造装置103とする)は、半導体製造装置101と比べると、チャンバー10の代わりにチャンバー10cを備える。その他の点では、半導体製造装置103は半導体製造装置101と同様である。
図3は半導体製造装置103の備えるチャンバー10cを示す。チャンバー10cでは、カップ30に返し21が設けられている。返し21は、支持部22を介してカップ30に取り付けられている。カップ30に返し21が支持部22を介して取り付けられている点を除けば、チャンバー10cは、実施の形態1の半導体製造装置101の備えるチャンバー10と同様である。返し21は、第1上カップ3と第2上カップ4と第3上カップ5とにそれぞれ取り付けられている。各返し21は可動である。各返し21は、それぞれ、流路11aまたは流路12aにつながる経路(つまり、経路31、経路32、または経路33のいずれか)を遮る度合いを変えられるように可動である。
図4は第1上カップ3に取り付けられた返し21と支持部22とを示す図である。返し21は、支持部22を介して第1上カップ3に取り付けられることによって、第1上カップ3に対する角度を調節できる。返し21の第1上カップ3に対する角度を調節することにより、流路11aにつながる経路31を遮る度合いを変えることができる。返し21は、例えば、経路31の吸引口31a部分を遮る度合いを変えるように設けられる。
返し21は、第1上カップ3と第2上カップ4と第3上カップ5との配置に連動して開閉してもよい。経路31、経路32、または経路33が閉じられる際に当該経路に配置された返し21が閉じるような構成とすることで、カップ30をコンパクトな形状にすることができる。
返し21の開閉が第1上カップ3と第2上カップ4と第3上カップ5との配置に連動するために、第1上カップ3と第2上カップ4と第3上カップ5との配置に連動して返し21を開閉する機構を支持部22が備えてもよい。また、経路31、経路32、または経路33が開く際は当該経路に配置された返し21が自重で開き、当該経路が閉じる際は返し21は当該返し21が取り付けられている側と逆側の側壁に押されて閉じる、という構成でもよい。
返し21は、平面視においてウエハ2を囲う周方向に複数並べて配置される。また、返し21は、支持部22から吸引口側に向けて延在するように配置されている。
返し21は、カップ30に対して着脱が可能であってもよい。例えば、返し21は、カップ30に固定された支持部22に対して抜き差しされることにより、カップ30に対して着脱される。返し21がカップ30に対して着脱可能なことで、返し21の交換が容易となり、メンテナンス性が向上する。例えば経年劣化によって返し21が破損した際に、返し21を個別に交換できるため、メンテナンスコストを抑えることができる。
返し21を設置することで、カップ30によって構成される経路31、経路32、および経路33の吸引口を狭くして、経路31、経路32、および経路33へ吸い込まれる気流の勢いを強くすることができ、これにより、チャンバー10c内のミストを低減できる。チャンバー10c内のミスト量が減少することにより、チャンバー10cの天板を清掃する頻度を下げることができ、また、チャンバー10cの天板からの液滴の落下などのトラブルの減少を図れる。返し21により、吸引口以外では経路の幅を広くしつつ吸引口を狭くできるため、吸引口以外の部分での抵抗により吸引力を落とさずに済む。
経路31、経路32、または経路33の吸引口(つまり、吸引口31a、吸引口32a、または吸引口33a)における下側の側壁、例えば経路32の吸引口32aにおける第1上カップ3、をウエハ2よりも下側に設置することで、ウエハ2の周囲の気流は下側に流れるように整流される。これによりミストの舞い上がりおよび薬液の跳ね返りが抑制されるためチャンバー10c内のミストが低減され、ウエハ2へのミストの付着を抑制できる。また、経路31、経路32、および経路33へ吸引された薬液または水が経路31、経路32、および経路33の側壁から跳ね返ってウエハ2に付着することを、返し21によって抑制することができる。
以上説明したように、半導体製造装置103は、可動な返し21により、コンパクトな形状のカップ30を用いて、チャンバー10c内のミストを低減できる。このように、半導体製造装置103は、チャンバー10c内のミストを低減しウエハ2の品質を向上させるのに適した半導体製造装置である。
<C-2.変形例>
半導体製造装置103は、半導体製造装置101からチャンバー10がチャンバー10cに変更された構成として説明したが、半導体製造装置103は、タンク14には仕切り19が設けられていなくてもよい。この場合も、返し21により、チャンバー10c内のミストを低減することができる。
但し、タンク14が仕切り19を備えていることで、薬液13の揮発量を低減する効果が得られ、その分、排気量を上げて、チャンバー10c内のミストをより低減することができる。
また、半導体製造装置103は、半導体製造装置102またはその変形例から、チャンバー10がチャンバー10cに変更された構成であってもよい。
<D.実施の形態4>
<D-1.構成・動作>
本実施の形態の半導体製造装置(以下、半導体製造装置104とする)は、半導体製造装置101と比べ、下カップ8の代わりに下カップ8dを備える。半導体製造装置104は、その他の点では半導体製造装置101と同様である。
図5は本実施の形態の下カップ8dと載置台35に載置されたウエハ2とを平面視した図である。
図6および図7は、それぞれ、図5のA-A線および図5のB-B線におけるカップ30の断面図である。図6および図7では、載置台35およびウエハ2も示されている。
下カップ8dの底面は2重底になっている。つまり、カップ30の底面は二重底になっている。下カップ8dの2重底の上側の底面26に、開口23、開口24、および開口25が設けられている。開口23は経路31に設けられた開口であり、開口24は経路32に設けられた開口であり、開口25は経路33に設けられた開口である。
開口23、開口24、および開口25はそれぞれ周方向の複数の位置に設けられている。
下カップ8dの2重底の下側の底面27には、配管11および配管12が接続されている。図5では、配管11または配管12が接続されている位置が破線で示されている。
開口23、開口24、および開口25は、配管11または配管12が接続されている開口とは平面視で重ならない位置に設けられている。
下カップ8dの底面が2重底になっており、かつ、開口23、開口24、および開口25がそれぞれ周方向の複数の位置に設けられていることで、配管11または配管12に至る排気の通る経路が複数の開口23、複数の開口24、または複数の開口25に分散されるため、チャンバー10内の排気の気流が均一に近づく。つまり、ウエハ2から一方向に対して吸引されるのではなく、ウエハ2から周囲の各方向に対してより均一に吸引されるようになる。これにより、チャンバー10内でのミストの舞い上がりおよび跳ね返りが抑制され、ウエハ2へのミストの付着がより抑制される。このように、半導体製造装置104は、チャンバー10内のミストを低減しウエハ2の品質を向上させるのに適した半導体製造装置である。また、チャンバー10内のミストを低減できることで、チャンバー10の天板を清掃する頻度を下げることができ、また、チャンバー10の天板からの液滴の落下などのトラブルの減少も図れる。
下カップ8dの2重底の開口23、開口24、および開口25の設けられ方は、図5から7に示されたものに限られず、半導体製造装置104が用いられる環境、または半導体製造装置104の構成に応じて、開口の数または開口の位置または開口の形状が変更されてもよい。例えば、開口23、開口24、および開口25は、スリット状であってもよい。
開口23、開口24、および開口25それぞれは、周方向の2つ以上の位置に配置されていればよい。ただし、開口23、開口24、および開口25それぞれは、ウエハ2から周囲の各方向に対してなるべく均一に吸引されるように配置されることが望ましい。
開口23の面積と開口24の面積と開口25の面積とは同じであっても異なっていてもよい。
複数の開口23それぞれの面積は、同一であっても異なっていてもよい。例えば、配管11に近い側の開口23と、配管11から遠い側の開口23とで、面積が異なっていてもよい。開口24、開口25についても同様である。
<D-2.変形例>
半導体製造装置104は、タンク14に仕切り19が設けられていないものでもよい。その場合でも、下カップ8dにより、<D-1.構成・動作>で説明した効果が得られる。但し、タンク14が仕切り19を備えていることで、薬液13の揮発量を低減する効果が得られ、その分、排気量を上げて、チャンバー10内のミストをより低減することができる。
また、半導体製造装置104は、半導体製造装置102または半導体製造装置103またはそれらの変形例の下カップ8を下カップ8dに置き換えたものであってもよい。
<E.実施の形態5>
<E-1.構成>
図8は、実施の形態1から4の半導体製造装置のいずれかを用いて製造される半導体装置の一例である半導体素子50を示す図である。半導体素子50はIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)である。
半導体素子50は、一方主面側に設けられたコレクタ電極64と、コレクタ電極64上に設けられたp型コレクタ層61と、p型コレクタ層61上に設けられたn型バッファ層60と、n型バッファ層60上に設けられたn型ドリフト層51と、n型ドリフト層51上に設けられたp型ベース層52と、p型ベース層52上の部分的な領域に設けられたn型エミッタ層53と、p型ベース層52上のうちn型エミッタ層53が設けられていない領域に設けられたp型コンタクト層54と、を備える。ここで、n型またはp型は当該領域の不純物濃度がn型またはp型の領域よりも不純物濃度が高いことを表す。n型またはp型は当該領域の不純物濃度がn型またはp型の領域の不純物濃度よりも低いことを表す。
半導体素子50では、n型エミッタ層53およびp型コンタクト層54の上面を含む面から、p型ベース層52を貫通しn型ドリフト層51に達するトレンチが形成されている。当該トレンチ内にゲート絶縁膜57を介して埋め込みゲート電極58が設けられることでトレンチゲートが構成されている。埋め込みゲート電極58は、ゲート絶縁膜57を介してn型ドリフト層51に対向している。ゲート絶縁膜57は、p型ベース層52およびn型エミッタ層53に接している。埋め込みゲート電極58にゲート駆動電圧が印加されると、ゲート絶縁膜57に接するp型ベース層52にチャネルが形成される。埋め込みゲート電極58とエミッタ電極63との間には層間絶縁膜59が設けられている。
実施の形態1から4の半導体製造装置のいずれかを用いて製造される半導体装置は、IGBTに限られず、例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor、金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)またはダイオードであってもよい。
<E-2.製造方法>
実施の形態1から4の半導体製造装置のいずれかを用いた半導体素子50の製造方法について説明する。
図9は本実施の形態の半導体装置の製造方法のフローチャートである。
まず、ウエハ2に半導体素子50の構造を部分的に形成する(ステップS1)。ステップS1では、例えば、ウエハ2に、半導体素子50の構造のうちn型ドリフト層51よりもエミッタ電極63側の構造が形成される。その場合、ステップS1が終わった段階では、半導体素子50の構造のうちn型ドリフト層51よりもコレクタ電極64側の構造は形成されておらず、ウエハ2の主面であってエミッタ電極63とは逆側の主面には、n型ドリフト層51が露出している。
次に、載置台35のウエハチャック6にウエハ2を載置する(ステップS2)。
次に、載置台35に載置されたウエハ2の表面に、ノズル1から液体を供給し、ウエハ2に対し処理を行う(ステップS3)。ステップS3では、例えば、n型ドリフト層51がエッチングされ、n型ドリフト層51の厚さが調整される。
次に、半導体製造装置のチャンバーからウエハ2を取り出す(ステップS4)。
次に、ウエハ2に半導体素子50の残りの構造を形成する(ステップS5)。
次に、ダイシングによりウエハ2を個別の半導体素子50に切り分ける(ステップS6)。
以上の工程を経て、本実施の形態の半導体装置の一例である半導体素子50が得られる。本実施の形態の半導体装置は、半導体素子50が封止された半導体モジュールであってもよい。
半導体素子50の製造に実施の形態1から4の半導体製造装置のいずれかを用いることにより、ステップS3でのウエハ2に対する処理においてチャンバー内のミストを低減してウエハ2の品質を向上でき、さらに、最終的に得られる半導体素子50の品質を向上できる。
ステップS3でウエハ2に対し行われる処理は、例えば、ウエハ2の洗浄、ウエハ2にマスクを形成する際のレジストの塗布、またはウエハ2に塗布されたレジストの現像のいずれかであってもよい。
なお、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 ノズル、2 ウエハ、3 第1上カップ、4 第2上カップ、5 第3上カップ、6 ウエハチャック、7 スピンドル、8,8d 下カップ、9 整流板、10,10c チャンバー、11,12,15,16,18,20 配管、11a,12a,15a,16a,18a,20a 流路、13 薬液、14,14b,17 タンク、15b 排気部、16b,18b ポンプ、19 仕切り、21 返し、22 支持部、23,24,25,42 開口、26,27 底面、30 カップ、35 載置台、40a,40b 領域、41 突部、50 半導体素子。

Claims (14)

  1. チャンバーと、
    前記チャンバーの内部に設けられ半導体ウエハを載置する載置台と、
    前記載置台に載置された前記半導体ウエハの表面に液体を供給する液体供給部と、
    前記チャンバーから回収された前記液体を溜めるタンクと、
    を備え、
    前記タンクの内部に、第1の領域と、前記チャンバーから回収され前記第1の領域を通過した前記液体を溜める第2の領域と、が設けられており、
    前記第1の領域と前記第2の領域は部分的に開口を有する仕切りで分けられており、
    前記タンクの前記第1の領域に第1の流路と第2の流路とが接続されており、
    前記第1の流路は前記タンクの前記第1の領域と前記チャンバーとを接続している、
    半導体製造装置。
  2. 請求項1に記載の半導体製造装置であって、
    前記第1の領域は前記第2の領域側に向けて突き出た突部を有し、
    前記仕切りの前記開口は前記突部の前記第2の領域側の先端部分に位置する、
    半導体製造装置。
  3. 請求項1または2に記載の半導体製造装置であって、
    前記仕切りの前記第1の領域側の表面は漏斗状の構造を有する、
    半導体製造装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体製造装置であって、
    前記タンクの前記第2の領域に第3の流路が接続されており、
    前記第3の流路は、前記タンクの前記第2の領域と前記液体供給部を接続している、
    半導体製造装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体製造装置であって、
    前記タンクの内部の前記第2の領域に、前記タンクの内容物とは区切られた、第4の流路が設けられている、
    半導体製造装置。
  6. チャンバーと、
    前記チャンバーの内部に設けられ半導体ウエハを載置する載置台と、
    前記載置台に載置された前記半導体ウエハの表面に液体を供給する液体供給部と、
    前記チャンバーから回収された前記液体を溜めるタンクと、
    を備え、
    前記タンクには第1の流路と第2の流路とが接続されており、
    前記第1の流路は前記タンクと前記チャンバーとを接続しており、
    前記タンクの内部に、前記タンクの内容物とは区切られた、第4の流路が設けられており、
    前記第2の流路は前記タンク内の気体を排気する用の流路である、
    半導体製造装置。
  7. チャンバーと、
    前記チャンバーの内部に設けられ半導体ウエハを載置する載置台と、
    前記載置台に載置された前記半導体ウエハの表面に液体を供給する液体供給部と、
    前記チャンバーから回収された前記液体を溜めるタンクと、
    を備え、
    前記タンクには第1の流路と第2の流路とが接続されており、
    前記第1の流路は前記タンクと前記チャンバーとを接続しており、
    前記タンクの内部に、前記タンクの内容物とは区切られた、第4の流路が設けられており、
    前記載置台に載置された前記半導体ウエハの周囲を少なくとも部分的に囲うカップをさらに備え、
    前記カップは前記第1の流路に繋がる経路の側壁の少なくとも一部を構成し、
    前記カップには返しが設けられており、
    前記返しは、前記第1の流路に繋がる前記経路を遮る度合いを変えられるように可動である、
    半導体製造装置。
  8. 請求項またはに記載の半導体製造装置であって、
    前記第4の流路は前記タンクの内容物を冷却する冷媒を流す用の流路である、
    半導体製造装置。
  9. チャンバーと、
    前記チャンバーの内部に設けられ半導体ウエハを載置する載置台と、
    前記載置台に載置された前記半導体ウエハの表面に液体を供給する液体供給部と、
    前記チャンバーから回収された前記液体を溜めるタンクと、
    を備え、
    前記タンクに第1の流路が接続されており、
    前記第1の流路は前記タンクと前記チャンバーとを接続しており、
    前記載置台に載置された前記半導体ウエハの周囲を少なくとも部分的に囲うカップをさらに備え、
    前記カップは前記第1の流路に繋がる経路の側壁の少なくとも一部を構成し、
    前記カップには返しが設けられており、
    前記返しは、前記第1の流路に繋がる前記経路を遮る度合いを変えられるように可動である、
    半導体製造装置。
  10. 請求項またはに記載の半導体製造装置であって、
    前記返しは、前記第1の流路に繋がる前記経路の吸引口を遮る度合いを変えられるように可動である、
    半導体製造装置。
  11. 請求項7または9に記載の半導体製造装置であって、
    前記返しは前記カップに対し着脱可能である、
    半導体製造装置。
  12. 請求項7または9に記載の半導体製造装置であって、
    前記カップの底面は2重底になっており、
    前記2重底の2つの底面のうち下側の底面には前記第1の流路に繋がる開口が設けられており、
    前記2重底の2つの底面のうち上側の底面には周方向の複数の位置に開口が設けられており、
    前記上側の底面の前記複数の位置の前記開口は、それぞれ、平面視で前記下側の底面の前記開口と重ならない位置に設けられている、
    半導体製造装置。
  13. チャンバーと、
    前記チャンバーの内部に設けられ半導体ウエハを載置する載置台と、
    前記載置台に載置された前記半導体ウエハの表面に液体を供給する液体供給部と、
    前記チャンバーから回収された前記液体を溜めるタンクと、
    を備え、
    前記タンクに第1の流路が接続されており、
    前記第1の流路は前記タンクと前記チャンバーとを接続しており、
    前記載置台に載置された前記半導体ウエハの周囲を少なくとも部分的に囲い、前記第1の流路に繋がる経路の側壁の少なくとも一部を構成するカップをさらに備え、
    前記カップの底面は2重底になっており、
    前記2重底の2つの底面のうち下側の底面には前記第1の流路に繋がる開口が設けられており、
    前記2重底の2つの底面のうち上側の底面には周方向の複数の位置に開口が設けられており、
    前記上側の底面の前記複数の位置の前記開口は、それぞれ、平面視で前記下側の底面の前記開口と重ならない位置に設けられている、
    半導体製造装置。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載の半導体製造装置を用い、前記半導体ウエハの表面に前記液体を供給する、
    半導体装置の製造方法。
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