JP7409146B2 - 処理装置および放射線撮影システム - Google Patents

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Description

本発明は、処理装置および放射線撮影システムに関する。
放射線撮影システムにおいては、放射線画像を撮影する際、本曝射と、本曝射より前に行うプレ曝射とを行う自動露出制御機能を有するものが知られている。この様なタイプの自動露出制御機能においては、本曝射よりも低い線量でプレ曝射を行い、得られたプレ曝射画像および当該プレ曝射画像に紐付けられた付帯情報(例えば、プレ曝射における照射時間)に基づいて、本曝射を行う際の線量等の曝射条件を決定する。
例えば、特許文献1には、プレ曝射画像の撮影が適切に行うことができたかをプレ曝射画像の画像解析から判断する構成が開示されている。画像解析の結果が適切である場合は本曝射による撮影が継続して行われ、画像解析の結果が適切でない場合は本曝射による撮影が中止される。
また、特許文献2には、プレ曝射における空間分解能を粗くすることで、X線検出器からプレ曝射画像を読み出す時間を短縮する構成が開示されている。
特開2019-126709号公報 特表2003-515366号公報
しかしながら、プレ曝射画像の転送時間や、プレ曝射画像の画像解析時間が長くなると、本曝射の曝射条件を導出する時間が長くなる。その結果、本曝射を開始できない等、放射線撮影システムにおける使い勝手が悪化する。
また、プレ曝射と本曝射との間の時間が長くなることにつれ、被写体の体動が増えて、本曝射における被写体のポジショニングが不適切になり、ひいては撮影失敗につながるおそれがあった。
本発明の目的は、プレ曝射と本曝射との間の時間が長くなることを抑制することが可能な処理装置および放射線撮影システムを提供することである。
本発明に係る処理装置は、
被写体に対して放射線の曝射を行う本曝射り前に行われるプレ曝射に基づいて導出される前記本曝射の本曝射条件が、前記本曝射を開始するタイミングまでに使用できるか否かについて判定する判定部と、
前記判定部の判定結果に応じて、前記本曝射の実行態様を変更する処理を行う処理部と、
を備える。
本発明に係る放射線撮影システムは、
放射線を曝射する放射線照射装置と、
前記放射線の曝射を受けることで曝射画像の画像データを生成する放射線撮影装置と、
上記の処理装置と、
を備える。
本発明によれば、プレ曝射と本曝射との間の時間が長くなることを抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る放射線撮影システムの構成を示すブロック図である。 放射線撮影装置の具体的構成を示すブロック図である。 コンソールの具体的構成を示すブロック図である。 放射線撮影システム、本曝射条件、計測部および放射線照射装置における各状態の時間変化の一例を示す図である。 放射線撮影システム、本曝射条件、計測部および放射線照射装置における各状態の時間変化の一例を示す図である。 制御部における曝射条件設定制御の動作例を示すフローチャートである。 放射線撮影システム、本曝射条件、計測部および放射線照射装置における各状態の時間変化の一例を示す図である。 撮影部位、撮影方向に紐付けられた計測時間を記載したテーブルの一例を示す図である。 撮影部位、撮影方向に紐付けられた計測時間を記載したテーブルの一例を示す図である。 装置の種類および通信方法に紐付けられた計測時間の算出パラメーターを記載したテーブルの一例を示す図である。 図10に示すテーブルの算出結果を記載したテーブルの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る放射線撮影システム100の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る放射線撮影システム100は、放射線照射装置1、放射線撮影装置2およびコンソール3を備えて構成されている。また、放射線撮影システム100は、図示しない放射線科情報システム(Radiology Information System:RIS)や画像保存通信システム(Picture Archiving and Communication System:PACS)等と接続可能となっている。
放射線照射装置1は、コンソール3と有線または無線で通信可能に接続されている。また、放射線照射装置1は、ジェネレーター11、曝射スイッチ12および放射線源13を備えて構成されている。
ジェネレーター11は、曝射スイッチ12が操作されたことに基づいて、予め設定された放射線曝射条件(管電圧や管電流、照射時間、管電流時間積(mAs値)等)に応じた電圧を放射線源13に印加することが可能に構成されている。
また、ジェネレーター11は、計測部11Aと照射制御部11Bと、記憶部11Cとを有する。計測部11Aは、後述する自動露出制御におけるプレ曝射によるプレ曝射画像に基づいて本曝射の本曝射条件を導出する際の導出完了タイミングを示す時間(導出時間)を計測する。尚、導出時間には、本曝射条件がジェネレーター11に設定可能になるまでに必要な処理にかかる時間を全て含む。例えば、後述するコンソール3からジェネレーター11にプレ曝射画像に基づいた本曝射条件を送信する際の通信時間も含む。
なお、計測部11Aは、計測開始のタイミングでカウントを開始し、計測終了のタイミングでカウントを停止またはリセットするアップカウンター、または、ダウンカウンターでも良いし、現在時刻を計測して、その経過時間を算出可能なものでも良い。なお、現在時刻を計測する構成であると、カウンター等の装置を別途設ける必要がなくなるので、より規模の小さい安価な装置を実現することができる。
照射制御部11Bは、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。照射制御部11BのCPUは、コンソール3等の外部機器からの制御信号等を受信したことに基づいて、記憶部11Cに記憶されている各種プログラムを読み出してRAM内に展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行し、放射線照射装置1における各部の動作を集中制御する。
照射制御部11Bは、計測部11Aによる時間計測終了前にコンソール3から曝射条件を受信できた場合は、受信した曝射条件を設定する。照射制御部11Bは、曝射条件を受信できなかった場合は、後述する仮曝射条件を設定する。照射制御部11Bは、本発明の「処理装置」に対応する。
放射線源13(管球)は、図示しない回転陽極やフィラメント等を有している。ジェネレーター11から電圧が印加されると、フィラメントが印加された電圧に応じた電子ビームを回転陽極に向けて照射し、回転陽極が電子ビームの強度に応じた線量の放射線X(X線等)を発生させるようになっている。
なお、図1には、ジェネレーター11、曝射スイッチ12および放射線源13が別々に分かれたものを例示したが、これらは一体に構成されていても良い。また、図1には、曝射スイッチ12がジェネレーター11に接続されたものを例示したが、曝射スイッチ12は他の装置に備えられていても良い。また、放射線照射装置1は、撮影室内に据え付けても良いし、回診車等に組み込むことで移動可能に構成しても良い。
放射線撮影装置2は、コンソール3と有線または無線で通信可能に接続されている。また、放射線撮影装置2は、放射線照射装置1から被写体を介して放射線Xの曝射を受けることで当該被写体の曝射画像の画像データを生成することが可能に構成されている。
図2に示すように、放射線撮影装置2は、撮影制御部21,放射線検出部22、読出部23、通信部24、記憶部25および、各部を接続するバス26を備えて構成されている。
撮影制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。撮影制御部21のCPUは、コンソール3等の外部機器からの制御信号等を受信したことに基づいて、記憶部25に記憶されている各種プログラムを読み出してRAM内に展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行し、放射線撮影装置2における各部の動作を集中制御する。
放射線検出部22は、放射線Xを受けることで線量に応じた電荷を発生させる放射線検出素子やスイッチ素子を備えた画素が2次元状(マトリクス状)に配列された基板によって構成されている。
読出部23は、各画素から放出された電荷の量を信号値として読み出し、複数の信号値から画像データを生成することが可能に構成されている。
通信部24は、外部機器から各種制御信号や各種データ等を受信したり、各種制御信号や生成した画像データ等を外部機器へ送信したりすることが可能に構成されている。
記憶部25は、不揮発性の半導体メモリーやハードディスク等により構成され、撮影制御部21が実行する各種プログラムやプログラムにより処理の実行に必要なパラメーター等を記憶している。また、記憶部25は、読出部23が生成した画像データや、撮影制御部21が処理した各種データを記憶することが可能となっている。
このように構成された放射線撮影装置2は、撮影制御部21が放射線検出部22の各スイッチ素子をオフにした状態で放射線の曝射を受けると、各画素に放射線の線量に応じた電荷を蓄積する。撮影制御部21が各スイッチ素子をオンにして各画素から電荷が放出されると、読出部23が各電荷量を信号値に変換し、画像データとして読み出す。
なお、放射線撮影装置2は、シンチレーター等を内蔵し、照射された放射線Xをシンチレーターで可視光等の他の波長の光に変換し、変換した光に応じた電荷を発生させるものであっても良いし、シンチレーター等を介さずに放射線Xから直接電荷を発生させるものであっても良い。また、放射線撮影装置2は、撮影台と一体化された専用機型のものでも、可搬型のものであっても良い。
コンソール3は、PC、携帯端末、または専用の装置によって構成されており、放射線照射装置1および放射線撮影装置2等と有線または無線で通信可能に接続されている。コンソール3は、外部装置(RIS等)からの撮影オーダーやユーザーによる操作に基づいて、放射線照射装置1および放射線撮影装置2の撮影条件や撮影対象部位などを設定することが可能となっている。
図3に示すように、コンソール3は、制御部31、通信部32、記憶部33、表示部34、操作部35および、各部を接続するバス36を備えて構成されている。
制御部31は、CPU、RAM等により構成される。制御部31のCPUは、操作部35の操作に応じて記憶部33に記憶されている各種プログラムを読み出してRAM内に展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行し、コンソール3各部の動作を集中制御する。
通信部32は、LANアダプターやモデムやTA(Terminal Adapter)等を備え、通信ネットワークに接続された各装置との間のデータ送受信を制御する。
記憶部33は、不揮発性の半導体メモリーやハードディスク等により構成され、制御部31が実行する各種プログラムやプログラムにより処理の実行に必要なパラメーター等を記憶している。また、記憶部33は、放射線撮影装置2から受信した画像データや制御部31が処理した画像データを、付帯情報と紐付けて記憶することが可能となっている。
表示部34は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等のモニターにより構成され、制御部31から入力される表示信号の指示に従って、操作部35からの入力指示やデータ等を表示する。
操作部35は、カーソルキー、数字入力キー、および各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された指示信号を制御部31に出力する。また、操作部35は、表示部34の表示画面にタッチパネルを備えても良く、この場合、タッチパネルを介して入力された指示信号を制御部31に出力する。
次に、照射制御部11Bと制御部31による放射線撮影システム100の制御について説明する。照射制御部11Bと制御部31は、プレ曝射により得られたプレ曝射画像およびプレ曝射画像に紐付けられた付帯情報に基づいて本曝射を行う際の本曝射条件を決定する自動露出制御を行う。プレ曝射は、本曝射の前において、本曝射よりも低い線量で行われる。
自動露出制御では、撮影されたプレ曝射画像が放射線撮影装置2とコンソール3との間で転送され、コンソール3で当該プレ曝射画像が画像解析される。コンソール3は、プレ曝射画像を画像解析して本曝射の本曝射条件を導出する。
例えば、図4に示すように、放射線撮影システム100の撮影状態がプレ曝射画像の撮影の途中から、プレ曝射画像がコンソール3に転送されていき、コンソール3は、本曝射の本曝射条件の導出を開始する。なお、図4、図5等には、放射線撮影システム100の撮影状態、制御部31による本曝射条件の導出状態、計測部11Aの計測状態および放射線照射装置1の設定状態の時間変化が示されている。
照射制御部11Bは、コンソール3においてプレ曝射に基づいて導出される本曝射の本曝射条件をコンソール3から受信し、使用できるか否かについて判定する。そして、照射制御部11Bは、本曝射条件の使用の可否の判定結果に応じて、本曝射の実行態様を変更する処理を行う。照射制御部11Bは、本発明の「判定部」および「処理部」に対応する。
具体的には、照射制御部11Bは、本曝射条件の受信タイミングが、計測部11Aの計測時間が所定時間に達するよりも前である場合、本曝射条件を使用できると判定する。
所定時間は、プレ曝射画像の撮影終了後から本曝射画像の撮影開始までにかけてもよい最大時間である。言い換えると本曝射の開始タイミングの遅れがどこまでなら撮影成否に影響しないかの限界値を規定するものである。よって撮影の成否を考慮した値を設定する。例えば、撮影における体動の大きさと、プレ曝射画像の撮影終了後から本曝射画像の撮影開始までの時間と、最終的に得られる画像が撮影の目的を達成できるかどうかの関係を予め実験で求めておき、所定時間としてジェネレーター11に設定する。この関係は、撮影部位や患者属性、撮影の目的などによって異なる為、これらの種別又は種別グループごとに最適な所定時間を設定するとよい。これについては後述する。もしくは、種別又は種別グループごとに値を変えずに、全ての種別を包含する所定時間を設定してもよい。この場合、全ての種別の所定時間の内、最も短い所定時間を設定すればよい。この場合は、所定時間に設定する値が少ない為、少ないメモリー量で実現でき、装置コストを抑えることができる。
ジェネレーター11への所定時間の設定方法は、例えばコンソール3の操作部35からユーザーが入力した値を、通信部32経由でジェネレーター11に送信し、ジェネレーター11の記憶部11Cに保存することで設定する。もしくは、ジェネレーター11が操作部を持つ場合は、操作部からユーザーが入力した値を、記憶部11Cに保存してもよい。
計測部11Aは、プレ曝射画像の撮影完了時からプレ曝射画像の撮影完了からの経過時間の計測を開始し、所定時間後、経過時間の計測を終了する。
照射制御部11Bは、例えばジェネレーター11の計測部11Aから取得した計時が終了したか否かの状態と、ジェネレーター11が本曝射条件を受信したか否かの状態(言い換えると本曝射導出が終ったか否かの状態)を用いて、所定時間経過前に本曝射条件が導出できたか否かについて判定する。なお、判定方法はこれに限定されず、例えば、受信時点の計測時間と所定時間を比較して所定時間経過前に本曝射条件が導出できたか否かを判定してもよい。
照射制御部11Bは、所定時間経過前に本曝射条件の導出が終わった場合、本曝射条件を使用できると判定する。具体的には、計測部11Aの計時が終了する前(すなわち、プレ曝射画像の撮影完了からの経過時間が所定時間に達する前)に、本曝射条件を受信した場合、照射制御部11Bは、本曝射条件を使用できると判定する。そして、受信後速やかに当該本曝射条件で本曝射を開始する。つまり、計測部11Aの計時が終了するのを待たずに本曝射を開始する。こうすることで、プレ曝射画像に基づいて導出された本曝射条件を用いて、本曝射が、可能な限り小さい遅延で行われる。尚、本曝射条件を受信した時点で、本曝射を実施するのに必要な準備が終わっていない場合(例えば管球の準備が終わっていない等)、これらの準備が終わってから本曝射を開始する。これらの準備が、本曝射条件を受信してから準備開始する必要がある場合は、所定時間はこの準備にかかる時間Tを考慮する必要がある。具体的には、計測部11Aに使う所定時間を、前述した予め実験で求めた所定時間から時間T分引いたものにする。このようにする事で、プレ曝射画像の撮影完了から本曝射開始までの時間が、実験で求めた所定時間に収まり、体動による撮影失敗を防止できる。
また、図5に示すように、照射制御部11Bは、所定時間経過前に本曝射条件の導出が終わらない場合、本曝射条件を使用できないと判定する。具体的には、計測部11Aの計時が終了する前に(すなわち、プレ曝射画像の撮影完了からの経過時間が所定時間に達する前)本曝射条件を受信できなかった場合、照射制御部11Bは、本曝射条件を使用できないと判定する。
照射制御部11Bは、本曝射条件を使用できないと判定した場合、記憶部11Cに保存された後述する仮曝射条件を本曝射に使用し、本曝射を開始する。つまり、所定時間に達したタイミングで仮曝射条件で本曝射を撮影する。
仮曝射条件は、例えば、放射線撮影システム100における被写体の撮影部位および撮影方向に基づいて決定され、例えば、放射線撮影システム100における上記の自動露出制御以外の曝射制御における条件と同一になるように決定される。
自動露出制御以外の曝射条件は、例えば、1回の曝射による曝射画像の撮影における曝射条件である。自動露出制御以外の曝射条件は、例えば、被写体の撮影部位(例えば、胸部、腹部、頭部等)と撮影方向(例えば、正面、側面等)の組合せ毎に紐付けられてテーブルに記載される。このテーブルは、記憶部33等に記憶されている。
制御部31は、被写体の撮影部位と撮影方向の入力情報を取得した場合、上記のテーブルを参照して、入力情報に基づく撮影部位と撮影方向の組合せに対する仮曝射条件を選択する。そして、制御部31は、選択した仮曝射条件を放射線照射装置1(ジェネレーター11)に設定する。照射制御部11Bは、受信した仮曝射条件を記憶部11Cに保存する。
尚、本実施の形態では、撮影部位および撮影方向に基づいて仮曝射条件を決定するとしたが、曝射条件に影響する条件であれば、これに限らない。例えば、患者体、患者体形、焦点受像器間距離、焦点皮膚間距離、付加フィルターの有無および種類、散乱線除去グリッドの有無および種類も、曝射条件に影響する。よって、これら前記テーブルにこれらの組合せごとの値を設け、影でこれらをどのような条件にするかの情報に基づいてテーブルの値を参照し、使用してもよい。
こうすることで、本曝射が仮曝射条件によって開始される。プレ曝射画像に基づいて導出された本曝射条件を本曝射の撮影条件に用いる場合の本曝射開始タイミングは、本曝射の導出が完了したタイミングになるが、このタイミングはプレ曝射完了から所定時間経過したタイミングよりも早くなる。一方で、仮曝射条件を本曝射の撮影条件に用いる場合の本曝射開始タイミングは、プレ曝射完了から所定時間経過したタイミングになる。つまり、本実施の形態での本曝射の開始タイミングは、プレ曝射画像に基づいて導出された本曝射条件の導出が完了したタイミングと、プレ曝射に関する所定時点から所定時間経過したタイミングのいずれか早い方であると言える。すなわち、本実施の形態では、プレ曝射画像に基づく本曝射の本曝射条件の導出時間に関わらず、本曝射が特定の時間までに確実に開始される。
また、本実施の形態は、本曝射条件の導出が完了したタイミングと、プレ曝射に関する所定時点から所定時間経過したタイミングのうち、後者を本曝射の開始タイミングにした場合に、プレ曝射画像に基づいて導出された本曝射条件を使用できないと判定していると言える。
プレ曝射画像に基づく本曝射の曝射条件の導出時間に関わらず、本曝射が特定の時間までに確実に開始されることが解決する課題について説明する。例えば、プレ曝射画像の転送時間や、プレ曝射画像の画像解析時間が長くなると、本曝射の本曝射条件を導出する時間が長くなる。その結果、特定の時間に本曝射を開始できない等、放射線撮影システムにおける使い勝手が悪化する。
また、プレ曝射と本曝射との間の時間が長くなることにつれ、被写体の体動が増えて、本曝射における被写体のポジショニングが不適切になり、ひいては撮影失敗につながるおそれがあった。
しかし、本実施の形態では、本曝射条件の導出時間が長くなった場合、仮曝射条件によって本曝射が開始される。その結果、本曝射が特定の時間までに確実に開始されるので、プレ曝射と本曝射との間の時間が長くなることを抑制することができる。
そして、これにより、プレ曝射と本曝射との間の時間が長くなることに起因する、被写体の体動の増加を低減し、ひいては放射線撮影システムにおける撮影失敗の頻度を低減することができる。
自動露出制御以外の曝射制御における曝射条件は、例えば、撮影部位および撮影方向に紐付けられてテーブルに記載された状態で記憶部33等に記憶されている。制御部31は、このテーブルを参照することで仮曝射条件を決定する。
このようにすることで、仮曝射条件が記載されたテーブルを別途記憶部33に記憶しておく必要がないため、記憶部33における記憶サイズを少なくすることができ、ひいては装置全体におけるコストダウンを図ることができる。なお、上記テーブルを参照した後に、参照値の前提となる撮影距離(被写体と放射線照射装置の距離等)と、実際の装置における撮影距離との比を用いて仮曝射条件を補正しても良い。
また、制御部31は、自動露出制御以外の曝射制御における条件よりも低線量になるように仮曝射条件を決定しても良い。自動露出制御以外の曝射制御は、1回の曝射による制御であるので、仮曝射条件を当該曝射制御と同一の条件とした場合、仮曝射条件の線量がプレ曝射分の線量と、本曝射分の線量とが合算されたものとなることがある。
そのため、自動露出制御において、プレ曝射に基づくプレ曝射画像と、本曝射に基づく本曝射画像との画像加算を行う構成で、曝射制御と同一の条件とした仮曝射条件とすると、実質的にプレ曝射を2回、本曝射を1回行うことと同等のものとなる。その結果、プレ曝射を1回余分に行うこととなり、その分、被写体が余計に被曝することとなる。
そこで、当該構成においては、制御部31は、自動露出制御以外の曝射制御における条件に対して、プレ曝射分の線量を差し引いた線量に設定した仮曝射条件とする。
例えば、自動露出制御以外の曝射制御における曝射条件が、管電圧が120kV、管電流時間積が10mAsであり、プレ曝射による曝射条件が、管電圧が120kV、管電流時間積が1mAsであったとする。
この場合、仮曝射条件において、管電圧を120kV、管電流時間積を、10mAsから1mAsを差し引いた9mAsとする。こうすることで、プレ曝射を1回余分に行うことに起因する余計な被曝を抑制することができる。
また、制御部31は、仮曝射条件を表示部34に表示する制御を行う。例えば、1回の曝射スイッチ12の押下でプレ曝射と本曝射とを行う構成の場合、表示部34は、プレ曝射が行われる前に仮曝射条件を表示する。この構成では1回の押下操作でプレ曝射と本曝射の一連の撮影が自動かつ短時間で行われるため、ユーザーはプレ曝射と本曝射の間で仮撮影条件がはじめて表示されても、仮撮影条件の値に応じた対応を取る事ができない。よって、このようにプレ曝射前に仮曝射条件を表示することで、ユーザーは仮撮影条件の値に応じた対応(例えば、仮撮影条件が大きすぎる場合に仮撮影条件を見直してから撮影を行うなど)が取る事ができ、より適切な撮影条件で撮影することができる。
また、プレ曝射に基づくプレ曝射画像と、本曝射に基づく本曝射画像との画像加算を行う構成で、かつ、プレ曝射の管電圧と管電流と、本曝射の管電圧と管電流に共通の値を使う構成の場合では、プレ曝射が行われる前に、共通の管電圧と共通の管電流をまとめて表示してもよい。さらに、プレ曝射の照射時間と仮曝射条件の照射時間を合算した照射時間を表示してもよい。もしくは、共通の管電圧と、プレ曝射の管電流時間積と仮曝射条件の管電流時間積を合算した管電流時間積を表示してもよい。このようにすることで、ユーザーはプレ曝射と本曝射の一連の撮影でのトータルの放射線出力を一目で把握でき、使い勝手が向上する。
また、照射制御部11Bにより、仮曝射条件を使用することを判断するので、照射制御部11Bは、コンソール3に仮曝射条件を使用する旨を通知する。これにより、コンソール3の表示部34における表示が切り替えられる。
また、プレ曝射と本曝射とのそれぞれで曝射スイッチ12を押下する構成の場合、表示部34は、仮曝射条件の使用が確定する前後で仮曝射条件の表示内容を異ならせる。具体的には、表示部34は、仮曝射条件の使用が確定するまで仮曝射条件を表示せず、仮曝射条件の使用が確定した後、仮曝射条件を表示する。もしくは仮曝射条件の表示色を変えてもよい。プレ曝射終了後から仮曝射条件が確定するまでは、仮曝射条件は目立ちにくい色もしくは通常撮影前に表示する色とは異なる色で表示し、仮曝射条件の使用が確定した後、仮曝射条件を目立ちにやすい色もしくは通常撮影前に表示する色と同じ色で表示する。もしくは表示形状(サイズや形など)を変えてもよい。プレ曝射終了後から仮曝射条件が確定するまでは、仮曝射条件を小さいサイズで表示し、仮曝射条件の使用が確定した後、それまでよりも大きなサイズで表示する。上記の例では、プレ曝射終了後から仮曝射条件を表示しているが、プレ曝射撮影前から仮曝射条件を表示し、仮曝射条件の使用が確定する前後で仮曝射条件の表示内容を異ならせるようにしてもよい。
このようにすることで、仮曝射条件で本曝射が行われることをユーザーが把握することができる。これにより、仮曝射条件が所望の条件でない場合に、ユーザーは本曝射を実施しないといった対応が可能となり、結果として、無駄な被曝を減らすことができる。
以上のように構成された照射制御部11Bにおける曝射条件設定制御の動作例について説明する。図6は、照射制御部11Bにおける曝射条件設定制御の動作例を示すフローチャートである。図6における処理は、例えば、放射線撮影システム100における曝射画像の撮影が開始された際に適宜実行される。
図6に示すように、照射制御部11Bは、プレ曝射を実行する(ステップS101)。プレ曝射終了後、照射制御部11Bは、本曝射条件を受信したか否かについて判定する(ステップS102)。
判定の結果、本曝射条件を受信した場合(ステップS102、YES)、照射制御部11Bは、放射線照射装置1を本曝射条件に設定する(ステップS103)。一方、本曝射条件を受信していない場合(ステップS102、NO)、照射制御部11Bは、計測部11Aにより計時が終了したか否かについて判定する(ステップS104)。
判定の結果、計時が終了していない場合(ステップS104、NO)、処理はステップS102に戻る。一方、計時が終了した場合(ステップS104、YES)、照射制御部11Bは、放射線照射装置1を仮曝射条件に設定する(ステップS105)。
ステップS103またはステップS105の後、照射制御部11Bは、本曝射を実行する(ステップS106)。ステップS106の後、本制御は終了する。
以上のように構成された本実施の形態によれば、プレ曝射画像に基づく本曝射条件の導出時間に関わらず、本曝射が特定の時間までに確実に開始される。その結果、プレ曝射と本曝射との間の時間が長くなることを抑制することができる。
そして、これにより、プレ曝射と本曝射との間の時間が長くなることに起因する、被写体の体動の増加を低減し、ひいては放射線撮影システム100における撮影失敗の頻度を低減することができる。
また、ジェネレーター11が計測部11Aを有することにより、放射線を曝射する部分において、プレ曝射の終了後すぐに時間を計測することができる。コンソール3に計測部を設ける構成であると、プレ曝射の終了後、コンソール3がプレ曝射の終了を通信によって認識した後に時間を計測することとなるので、通信遅延の発生によっては、計測開始が遅れることとなる。
それに対し、本実施の形態では、ジェネレーター11においてプレ曝射の終了後のタイミングで計測を開始できるので、計測時間を正確な時間とすることができる。
なお、上記実施の形態では、仮曝射条件が本曝射に使用される場合、そのまま本曝射が仮曝射条件により行われたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図7に示すように、仮曝射条件で本曝射が開始された後に導出された本曝射の本曝射条件に、本曝射の途中で変更しても良い。
具体的には、照射制御部11Bは、仮曝射条件を使用して本曝射を開始した後から本曝射が終了するまでの間に、プレ曝射に基づいて導出された本曝射の本曝射条件を受信した場合(すなわち導出が完了した場合)、当該本曝射条件を仮曝射条件に代えて本曝射に使用するか否かについて判定する。
照射制御部11Bは、放射線の被写体への照射時間以外の条件が、本曝射条件と仮曝射条件とで同じであり、かつ、本曝射条件の照射時間が仮曝射条件の照射時間より長い場合、当該本曝射条件を仮曝射条件に代えて本曝射に使用すると判定する。
こうすることにより、仮曝射条件での本曝射が実質的に延長されて、本曝射条件の照射時間に合わせられる。その結果、本曝射における適切な条件で曝射を行うことができる。
また、照射制御部11Bは、放射線の被写体への照射時間以外の条件が、本曝射条件と仮曝射条件とで同じであり、かつ、本曝射条件の照射時間が仮曝射条件の照射時間より短い場合、本曝射条件の照射時間に基づいて本曝射を終了する。
こうすることにより、仮曝射条件での本曝射の途中で本曝射が終了することとなる。その結果、本曝射条件の照射時間が経過していなければ、本曝射条件による本曝射となるので、本曝射における適切な条件で曝射を行うことができる。また、本曝射条件の照射時間が経過していれば、直ちに本曝射が終了となるので、無駄に被曝することを低減することができる。
また、上記実施の形態では、所定時間経過前に本曝射条件の導出が終らない場合、本曝射条件を使用できないと判定していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、照射制御部11Bは、プレ曝射に基づいて導出された本曝射の本曝射条件が、放射線撮影システム100における所定の条件の範囲外である場合、当該本曝射条件を使用できないと判定する。照射制御部11Bは判定後ただちに仮曝射条件を用いて本曝射を開始する。つまり、計測部11Aの計時が終了するのを待たずに本曝射を開始する。こうすることで、本曝射が可能な限り小さい遅延で行われる。
所定の条件は、例えば、被写体の健康リスクは問題ないレベルであるが、比較的高めの値である管電圧、管電流時間積、照射時間等の設定の条件である。所定の条件は、本曝射条件と比較されても良いし、本曝射条件とプレ曝射のプレ曝射条件とを合算した条件と比較されても良い。
こうすることで、本曝射条件が適切ではない場合、本曝射条件を本曝射に使用しないので、適切ではない本曝射条件で本曝射が行われることを抑制することができる。尚、上記実施の形態では、照射制御部11Bが本曝射条件と所定の条件を比較していたが、制御部31でプレ曝射に基づいて導出された本曝射条件をジェネレーター11に送る前に所定の条件と比較し、範囲外であるか否かの情報を付帯してジェネレーター11に送ってもよい。その場合、照射制御部11Bは付帯された情報を用いて、所定の条件の範囲外であるか否かを判定し、範囲外である場合は本曝射条件を使用できないと判定する。もしくは、制御部31で、プレ曝射に基づいて導出された本曝射条件をジェネレーター11に送る前に所定の条件と比較し、範囲外であった場合は、ジェネレーター11に送る本曝射条件を仮曝射条件に挿げ替えて送ってもよい。
また、上記実施の形態では、本曝射条件を使用できないと判定した場合、仮曝射条件を本曝射に使用していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、照射制御部11Bは、本曝射を禁止するようにしても良い。
このようにすることで、本曝射を行うことによる無駄な被曝を抑制することができる。また、プレ曝射と本曝射との間の時間が長くなる前に本曝射を禁止するので、無駄に撮影時間が長くなることを抑制することができる。尚、本実施の形態では、照射制御部11Bが本曝射を禁止しているが、コンソール3の制御部31が、例えば、プレ曝射に基づいて導出された本曝射条件をジェネレーター11に送る前に所定の条件と比較し、範囲外であった場合は、本曝射を禁止させる旨の通知をジェネレーター11に送ることで、本曝射を禁止してもよい。
また、照射制御部11Bは、本曝射条件を使用できないと判定した場合、本曝射を禁止する第1処理と、仮曝射条件を本曝射に使用する第2処理との何れかを行うようにしても良い。具体的には、照射制御部11Bは、放射線撮影システム100における被写体に対する撮影条件の情報、ユーザーの情報、および、放射線撮影システム100に係る装置の情報の少なくとも1つ以上に基づいて第1処理と第2処理との何れかを選択する。この場合、照射制御部11Bは、選択に用いる情報を遅くとも本曝射条件を使用できるか否かを判定する時点で取得している必要がある。各情報の詳細については後述するが、これらの情報はコンソール3において、外部装置(RIS等)からの撮影オーダーやユーザーによる操作に基づいて設定可能になっている為、遅くとも本曝射条件を使用できるか否かを判定する時点までに、コンソール3の制御部31は、ジェネレーター11の照射制御部11Bにこれらの情報を送信する。これらの情報はプレ撮影前には確定している為、プレ撮影前に送信してもよい。それによりプレ撮影中から本撮影開始までの通信負荷による通信遅延の増加をおさえることができる。
撮影条件の情報は、例えば、被写体の撮影部位、被写体に対する撮影方向に係る情報である。ユーザーの情報は、例えば、患者、撮影者に係る情報である。装置の情報は、例えば、放射線撮影システム100に用いられる放射線照射装置1、放射線撮影装置2に係る情報である。また、装置の情報には、曝射スイッチ12をプレ曝射と本曝射とのそれぞれで押下する構成や、曝射スイッチ12をプレ曝射の開始時に1回押下する構成に係る情報が含まれる。
例えば、照射制御部11Bは、被写体の撮影部位が、被写体(患者)の体動が大きくなりやすい部位である場合や、患者が、体動が大きくなりやすい属性である場合(例えば、小児等)、本曝射を禁止する第1処理を行う。これにより、被写体の体動に起因した撮影失敗の頻度を低減することができる。
また、例えば、照射制御部11Bは、撮影者がシステムに慣れている属性である場合や、患者が比較的健康で、仮曝射条件を満たす属性である場合、仮曝射条件を本曝射に使用する第2処理を行う。これにより、プレ曝射と本曝射との両方を正確に行うことができる。
また、例えば、照射制御部11Bは、装置が複雑なものである場合、第1処理を選択し、装置が簡易なものである場合、第2処理を選択するようにしても良い。
尚、本実施の形態では、ジェネレーター11の照射制御部11Bで、放射線撮影システム100における被写体に対する撮影条件の情報、ユーザーの情報、および、放射線撮影システム100に係る装置の情報の少なくとも1つ以上に基づいて第1処理と第2処理との何れかを選択していたが、コンソール3の制御部31で第1処理と第2処理の何れかを選択するかを決定し、ジェネレーター11の照射制御部11Bにその決定内容を送信し、照射制御部11Bでその決定内容に従って第1処理と第2処理を切り替えてもよい。このようにすることで、コンソール3の制御部31からジェネレーター11の照射制御部11Bに、ユーザー情報等の第1処理と第2処理の選択に用いる情報を送信する必要がなくなり、処理を簡略化できる。
また、照射制御部11Bは、上記の第1処理や第2処理等の処理を行った場合であり、かつ、プレ曝射に基づくプレ曝射画像と、本曝射に基づく本曝射画像との画像加算を行う構成の場合、制御部31に対して、当該画像加算を行わないように指示しても良い。もしくは、制御部31が能動的に、上記の第1処理や第2処理等の処理の実施情報を参照し、当該画像加算を実施するか否かを選択してもよい。
例えば、本曝射を禁止した場合、画像加算を行う必要がなく、また、プレ曝射画像に基づかない仮曝射条件を使用して本曝射を行った場合、画像加算を行っても、正確な曝射結果が得られない可能性があるからである。
なお、照射制御部11Bは、放射線撮影システム100における被写体に対する撮影条件の情報、ユーザーの情報、および、放射線撮影システム100に係る装置の情報の複数の組み合わせ(例えば、撮影部位とユーザーの属性)に基づいて第1処理と第2処理との何れかを選択するようにしても良い。
また、上記実施の形態では、計測部11Aの計測開始タイミングおよび所定時間の起点をプレ曝射の終了時としていたが、これらは本曝射の開始タイミングを規定できればよく、本発明はこれに限定されない。例えば、プレ曝射終了から一定期間経過後であってもよい。但し、この一定期間は、前述した予め実験で求めた、本曝射の開始タイミングの遅れがどこまでなら撮影成否に影響しないかの限界を超えない程度に小さい値である必要がある。
また、プレ曝射の曝射開始時や、プレ曝射の際に曝射スイッチ12を押下する時を計測開始タイミングおよび所定時間の起点としても良いが、この場合、プレ曝射の準備時間の実績値や曝射時間の実績値を取得してシステムに反映する必要がある。例えば、プレ曝射に要する時間がプレ曝射に用いる曝射時間に応じて変化する場合は、プレ曝射の標準照射時間とそれに対応する標準所定時間を決めておき、標準所定時間に「プレ曝射の曝射時間実績値-標準照射時間」を足したものを所定時間とする必要がある。そのため、計測開始タイミングおよび所定時間の起点を、プレ曝射の終了やプレ曝射終了から一定期間経過度などのプレ曝射所要時間の変動の影響を受けない時点を用いる方が、処理を簡素化させることができる。
また、計測部11Aの計測時間の最大値、つまり、所定時間が、が、放射線撮影システム100における被写体に対する撮影条件の情報、ユーザーの情報、および、プレ曝射におけるプレ曝射画像の転送時間の情報の少なくとも1つ以上に基づいて決定されても良い。
被写体の撮影部位や撮影方向(被写体に対する撮影条件)によって放射線撮影システム100の撮影時間と被写体の体動の大きさとの関係が異なる。例えば、胸部撮影においては、一般的に患者(被写体)に息を大きく吸った状態で息止めをしてもらって撮影が行われるが、撮影時間が長くなると、患者は息止めを継続できなくなり、ひいては体動が発生する。この場合、所定時間が短い方が好ましい。
また、手の正面撮影においては、一般的に放射線撮影装置2の上に手を広げた状態で患者に静止してもらって撮影が行われるが、安定した体勢であるので、撮影時間が長くなっても患者の体動が発生しにくい。
そのため、例えば、図8に示すテーブルを記憶部33に記憶させ、制御部31が撮影部位および撮影方向に基づいて所定時間を選択する。図8に示すテーブルは、撮影部位および撮影方向毎に、所定時間が対応付けられている。
例えば、撮影部位が胸部で撮影方向が正面である場合、制御部31はNo.1の5秒を所定時間として選択する。このようにすることで、被写体に対する撮影条件に応じて所定時間を適切に調整して、撮影失敗の頻度を低減させることができる。
また、例えば、患者(ユーザー)の属性が、呼吸器疾患患者である場合、呼吸器疾患患者ではない患者と比較して、長く生き止めできない傾向がある。そのため、患者の属性が呼吸器疾患患者である場合、所定時間を短くすることが好ましい。
また、患者の属性が、手足のふるえ(振戦)を有する患者である場合、当該ふるえを有さない患者と比較して、手足の体勢維持が困難であるので、患者の属性が手足のふるえを有する患者である場合、所定時間を短くすることが好ましい。
また、患者の属性が、高齢者や乳幼児である場合、体勢維持が困難であるので、所定時間を短くすることが好ましい。
そのため、例えば、図9に示すテーブルを記憶部33に記憶させ、制御部31が撮影部位および撮影方向に基づいて所定時間を選択する。図9に示すテーブルは、撮影部位および撮影方向毎に、所定時間が対応付けられている。また、このテーブルは、疾患補正および年齢補正に基づく所定時間も、撮影部位および撮影方向毎に対応付けられている。この際、疾患補正や年齢補正を参照して、患者の属性が疾患補正の対象または年齢補正の対象に該当する場合、疾患補正または年齢補正に記載された補正を所定時間に反映する。
例えば、撮影部位が手、撮影方向が正面である場合、所定時間は8秒であるが、患者の属性が振戦を有する患者である場合、疾患補正に記載された-7秒が所定時間に反映される。そのため、この場合の所定時間は1秒となる。
こうすることで、患者の疾患や年齢を考慮した所定時間に調整することができ、ひいては撮影失敗の頻度を低減させることができる。
また、撮影者が患者の体勢維持の困難性を判断して、所定時間を調整するようにしても良い。例えば、操作部35等に、体動の大きさを示すボタンを設け(例えば、体動大、体動中、体動小)、撮影者が患者の体動に応じて、適切なボタンを押下する。
例えば、体動大ならば、-4秒、体動中ならば、-2秒、体動小ならば、-1秒としておくことで、図9に示すテーブルに示す所定時間を適宜補正することができる。これにより、例えばRISに接続しておらず、患者の情報を取得できないようなシステムであっても、患者の属性に応じた所定時間の調整が可能になる。
また、プレ曝射におけるプレ曝射画像の転送時間は、有線で通信する構成と無線で通信する構成とで異なる。一般的には、無線で通信する構成は、有線で通信する構成と比較して転送時間が長くかかる傾向がある。
例えば、装置の異常によりプレ曝射画像に基づいて導出される本曝射条件が異常となる際に本曝射を禁止する構成の場合の所定時間が、無線で通信する構成と有線で通信する構成とで異なる値にした方が良いと考えられる。そのようにすることで、本曝射条件の異常を精度良く検知でき、ひいては異常時の装置で本曝射を行うことを防止できる。
また、放射線照射装置の種類によっては無線通信の方式が異なる場合があり、放射線照射装置の種類毎に所定時間を最適化しても良い。
例えば、図10に示す、所定時間の算出パラメーターを記載したテーブルを記憶部33に記憶させる。制御部31が放射線照射装置の種類、通信方法を参照して、プレ曝射画像の転送時間と、転送時間の標準偏差1σと、プレ曝射画像の転送後、本曝射条件の作成にかかる最大時間(以下、最大時間)とを取得する。
プレ曝射画像の転送時間は、プレ曝射画像の転送時間の平均値である。転送時間の標準偏差1σは、転送時間のばらつきに基づく値である。
制御部31は、例えば、プレ曝射画像の転送時間と、転送時間の標準偏差1σを5倍したもの(5σ)と、最大時間との和を算出して、当該和を装置の異常を判定する時間(計測時間)とする。例えば、放射線照射装置の種類がAであり、通信方法が無線であるとする。この場合、プレ曝射画像の転送時間は1秒であり、標準偏差1σが0.2秒であり、最大時間は0.5秒である。
制御部31は、これらの和である1+0.2×5+0.5=2.5秒を所定時間として算出する。そして、制御部31は、所定時間が2.5秒を経過して、本曝射条件を導出できていない場合、装置の異常と判定する。
また、図10に示す装置および無線方式毎に計測時間を算出して、例えば、図11に示すテーブルを作成して記憶部33に記憶させても良い。
そうすることで、制御部31は、このテーブルを参照して選択した計測時間をジェネレーター11に送信する。ジェネレーター11は、受信した所定時間を計測部11Aにおいて用いる。
また、上記の放射線撮影システム100における被写体に対する撮影条件の情報、ユーザーの情報、および、プレ曝射におけるプレ曝射画像の転送時間の情報の2以上を組み合わせて所定時間を調整しても良い。この場合、例えば、最小値となる所定時間を選択するようにしても良い。
上記実施の形態では、所定時間の選択をコンソール3で行っていたが、ジェネレーター11で行ってもよい。この場合、選択に用いるテーブルは、ジェネレーター11の記憶部11Cに保存する。また操作部35のかわりにジェネレーター11に設けられる操作部を、制御部31のかわりに照射制御部11Bを用いる。また、放射線撮影システム100における被写体に対する撮影条件の情報、ユーザーの情報、および、プレ曝射におけるプレ曝射画像の転送時間の情報をコンソール3がジェネレーター11に送信し、ジェネレーターでそれらの情報を用いてもよい。
また、上記実施の形態では、計測部11Aがジェネレーター11に設けられていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、コンソール3に設けられていても良いし、放射線撮影システム100の外部に設けられていても良い。
上記実施の形態のように、ジェネレーター11に計測部11Aを設ける場合、場合によっては、ジェネレーター11をカスタマイズする必要が出てくる。その場合、例えば、高額な放射線撮影システムに採用するジェネレーターと、低額な放射線撮影システムに採用するジェネレーターが異なる場合に、それぞれのジェネレーターをカスタマイズする必要があり、開発期間および開発コストがかかる。これに対して、コンソール3に計測部を持たせる構成にすれば、各種ジェネレーターのカスタマイズを不要にでき経済的である。
しかし、コンソール3に計測部を設ける構成では、前述の通り、計測時間の正確性が低下する問題が発生する。
しかしこれに対しては、ジェネレーター11とコンソール3間の通信方式を遅延の小さい通信方式を採用する、もしくは、通信遅延のばらつきが小さい通信方式を採用して、通信遅延分の時間を計測時間に加算することで、計測時間の正確性を高める事ができる。例えば、ジェネレーター11とコンソール3間の通信に無線通信(IEEE802.11系、Bluetooth(登録商標)など)を用いず、有線通信方式(例えばRS232Cやハードウェア信号など)を用いることで解決できる。
もしくは、ジェネレーター11とコンソール3間の時刻を同期した上で、ジェネレーター11からプレ曝射の終了時点の時刻(同期済の計時手段で測定した時刻)をコンソール3に通知し、コンソール3では通知された時刻と自身が持つ同期済の計時手段を比較して、プレ曝射の終了からの経過時間を計時してもよい。時刻同期の方式としては、例えばIEEE1588で規定された時刻同期方式を使うとよい。時刻同期を使うと、例えば複数ある放射線撮影システムごとに、コンソール3とジェネレーター11間のケーブル長や通信速度に異なるものを採用する場合に、それらの差異による通信遅延差を容易に吸収することができ、放射線撮影システムごとに異なる設定や追加の開発を行う必要がなくなり、経済的である。
また、上記実施の形態では、ジェネレーター11が判定部および処理部を有している。これにより本曝射に本曝射条件を使用するか仮曝射条件を使用するかの判定後すぐに本曝射を開始できる。また、判定の後に判定に基づく各種処理を実施した後本曝射を行う場合も同様に、処理後すぐに本曝射を開始できる。つまり、プレ曝射画像の撮影終了後から本曝射画像の撮影開始までにかかる時間が、所定時間より極端に長くなることを防ぐことができ、体動による撮影失敗を防止できる。
ただし、ジェネレーター11に判定部と処理部を設ける構成では、場合によっては、ジェネレーター11をカスタマイズする必要が出てくる。この場合、例えば、高額な放射線撮影システムに採用するジェネレーターと、低額な放射線撮影システムに採用するジェネレーターが異なる場合に、それぞれのジェネレーターをカスタマイズする必要があり、開発期間および開発コストがかかる。これに対して、コンソール3に判定部と処理部を持たせる構成にすれば、各種ジェネレーターのカスタマイズを不要にでき経済的である。
しかし、コンソール3に判定部および処理部を設ける構成では、判定後に判定結果をコンソール3からジェネレーター11に通信によって送る必要があり、通信遅延の影響をうける。処理部についても、処理結果をコンソール3からジェネレーター11に通信によって送る必要がある為、同様に通信遅延の影響をうける。つまり、この構成では、通信遅延が大きくなると、プレ曝射画像の撮影終了後から本曝射画像の撮影開始までにかかる時間が、所定時間よりも通信遅延分長くなっていまい、体動による撮影失敗の可能性が高まる。
しかしこれに対しては、ジェネレーター11とコンソール3間の通信方式を遅延の小さい通信方式を採用する、もしくは、通信遅延のばらつきが小さい通信方式を採用した上で、計測部11Aに使う所定時間を、前述した予め実験で求めた所定時間から通信遅延にかかる時間T2を引いたものにするとよい。例えば、ジェネレーター11とコンソール3間の通信に無線通信(IEEE802.11系、Bluetooth(登録商標)など)を用いず、有線通信方式(例えばRS232Cやハードウェア信号など)を用いる。このようにする事で、プレ曝射画像の撮影完了から本曝射開始までの時間が、実験で求めた所定時間に収まり、体動による撮影失敗を防止できる。
また、上記のような対策を行うことにより、コンソール3に計測部、判定部および処理部の全てを設けるように構成することができる。
また、上記実施の形態では、照射制御部11Bもしくは制御部31が判定部および処理部を兼用する構成であったが、本発明はこれに限定されず、判定部と処理部とが別々に設けられた構成であっても良い。
また、上記実施の形態では、処理装置としてジェネレーター11の照射制御部11Bを例示したが、本発明はこれに限定されず、処理装置が、放射線撮影システム100の外部に設けられていても良い。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 放射線照射装置
2 放射線撮影装置
3 コンソール
11 ジェネレーター
11A 計測部
11B 照射制御部
11C 記憶部
12 曝射スイッチ
13 放射線源
21 撮影制御部
22 放射線検出部
23 読出部
24 通信部
25 記憶部
31 制御部
32 通信部
33 記憶部
34 表示部
35 操作部
100 放射線撮影システム

Claims (19)

  1. 被写体に対して放射線の曝射を行う本曝射より前に行われるプレ曝射に基づいて導出される前記本曝射の本曝射条件が、前記本曝射を開始するタイミングまでに使用できるか否かについて判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じて、前記本曝射の実行態様を変更する処理を行う処理部と、
    を備える処理装置。
  2. 前記処理部は、前記本曝射条件の導出が完了したタイミングと、前記プレ曝射に関する所定時点から所定時間経過したタイミングのいずれかのタイミングで前記本曝射を開始する、
    請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記判定部は、
    前記所定時間経過したタイミングまでに、前記本曝射の導出が完了していない場合、前記本曝射条件を使用できないと判定する、
    請求項2に記載の処理装置。
  4. 前記所定時間は、放射線撮影システムにおける前記被写体に対する撮影条件の情報、ユーザーの情報、および、前記プレ曝射におけるプレ曝射画像の転送時間の情報の少なくとも1つ以上に基づいて決定される、
    請求項2または請求項3に記載の処理装置。
  5. 前記処理部は、前記判定部により前記本曝射条件を使用できないと判定された場合、仮曝射条件を前記本曝射に使用する、
    請求項1~4の何れか1項に記載の処理装置。
  6. 前記判定部は、前記仮曝射条件を使用して前記本曝射を開始した後、前記プレ曝射に基づいて前記本曝射の本曝射条件が導出された場合、前記本曝射条件を前記仮曝射条件に代えて前記本曝射に使用するか否かについて判定する、
    請求項に記載の処理装置。
  7. 前記判定部は、放射線の前記被写体への照射時間以外の条件が、前記本曝射条件と前記仮曝射条件とで同じであり、かつ、前記本曝射条件の照射時間が前記仮曝射条件の照射時間より長い場合、前記本曝射条件を前記仮曝射条件に代えて前記本曝射に使用すると判定する、
    請求項に記載の処理装置。
  8. 前記処理部は、放射線の前記被写体への照射時間以外の条件が、前記本曝射条件と前記仮曝射条件とで同じであり、かつ、前記本曝射条件の照射時間が前記仮曝射条件の照射時間より短い場合、前記本曝射条件の照射時間に基づいて前記本曝射を終了する、
    請求項または請求項に記載の処理装置。
  9. 前記処理部は、放射線撮影システムにおける前記被写体の撮影部位、撮影方向、患者体厚に関する情報、患者体形に関する情報、撮影距離に関する情報、付加フィルターの有無と種別、グリッドの有無と種別のいずれか1つ以上に基づいて前記仮曝射条件を決定する、
    請求項の何れか1項に記載の処理装置。
  10. 放射線撮影システムにおいては、前記プレ曝射と前記本曝射とを行う自動露出制御と、前記自動露出制御以外の曝射制御とが実行可能であり、
    前記処理部は、前記自動露出制御以外の曝射制御における曝射条件と同一になるように前記仮曝射条件を決定する、
    請求項に記載の処理装置。
  11. 放射線撮影システムにおいては、前記プレ曝射と前記本曝射とを行う自動露出制御と、前記自動露出制御以外の曝射制御とが実行可能であり、
    前記処理部は、前記自動露出制御以外の曝射制御における曝射条件よりも低線量になるように前記仮曝射条件を決定する、
    請求項に記載の処理装置。
  12. 前記プレ曝射が行われる前に前記仮曝射条件を表示する表示部を備える、
    請求項11の何れか1項に記載の処理装置。
  13. 前記仮曝射条件の使用が確定する前後で前記仮曝射条件の表示内容を異ならせて表示する表示部を備える、
    請求項12の何れか1項に記載の処理装置。
  14. 前記表示部は、前記仮曝射条件の使用が確定するまで前記仮曝射条件を表示せず、前記仮曝射条件の使用が確定した後、前記仮曝射条件を表示する、
    請求項12または請求項13に記載の処理装置。
  15. 前記判定部は、前記プレ曝射に基づいて導出された前記本曝射の本曝射条件が、放射線撮影システムにおける所定の条件の範囲外である場合、前記本曝射条件を使用できないと判定する、
    請求項1~14の何れか1項に記載の処理装置。
  16. 前記処理部は、前記判定部により前記本曝射条件を使用できないと判定された場合、前記プレ曝射に基づくプレ曝射画像と、前記本曝射に基づく本曝射画像との画像加算を行わない、
    請求項1~15の何れか1項に記載の処理装置。
  17. 放射線を曝射する放射線照射装置と、
    前記放射線の曝射を受けることで曝射画像の画像データを生成する放射線撮影装置と、
    請求項1~16の何れか1項に記載の処理装置と、
    を備える放射線撮影システム。
  18. 前記放射線照射装置は、前記本曝射の本曝射条件を導出する時間を計測する計測部を有する、
    請求項17に記載の放射線撮影システム。
  19. 前記放射線照射装置の設定を行うコンソールを備え、
    前記コンソールは、前記放射線照射装置と間の通信に無線通信を用いない、
    請求項17または請求項18に記載の放射線撮影システム。
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