JP7408049B1 - 撹拌翼、撹拌方法、撹拌翼の組立方法 - Google Patents
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Abstract
Description
容器内の流体を撹拌するための撹拌翼であって、
前記撹拌翼は、略平板状の複数の羽根体と、前記複数の羽根体を挟んで対向配置される2つの位置決め板と、前記位置決め板の一方に密接して配置される支持板と、前記位置決め板の他方に密接して配置される環状板とを備え、
前記位置決め板は、前記羽根体の水平方向断面と略同形状で、且つ、僅かに大きい位置決め貫通溝を有し、
前記支持板は、中央に回転軸を固定するための回転軸締結用貫通孔を有し、
前記環状板は、中央に流体を流入させる流入孔を有し、
前記複数の羽根体の長手方向端部は、前記位置決め板の位置決め貫通溝に嵌合し、
前記位置決め板と、支持板及び環状板は、各々が相対する複数の締結用貫通孔を備え、
前記複数の締結用貫通孔の各々には、締結手段としてのボルト及びナットが配設され、前記位置決め板と中間支持板は、前記ボルトの外周部に配設されたスペーサーにより所定間隔を保持して配置され、
前記複数の羽根体と、位置決め板と、支持板及び環状板とが、前記複数の締結用貫通孔の各々に配設された前記ボルト及びナットにより一体的に固定され、
前記支持板には回転軸が配設されていることを特徴とする撹拌翼である。
前記撹拌翼による流体の撹拌方法であって、
前記撹拌翼が、自己の回転動作により、前記環状板の流入孔を介して前記撹拌翼内部に流入した流体を、前記撹拌翼の外周部から流出させる工程を含む撹拌方法である。
前記撹拌翼の組立方法であって、
前記ボルトにスペーサーを外挿する手段と、
前記位置決め板の位置決め貫通溝に、前記羽根体の長手方向端部を嵌合させる手段と、
前記ボルト及びナットにより、前記撹拌翼を一体的に固定する手段を備える撹拌翼の組立方法である。
撹拌翼1は、図1に示すように、略円板状の支持板11に密着して配される位置決め板13、及び略円環状の環状板12に密着して配される位置決め板13の間に、複数(ここでは6つ)の略平板状の羽根体14、及び円管状のスペーサー15が配されている。スペーサー15内部にはボルト161が挿通され、ナット162と共に締結手段として撹拌翼1を一体的に固定する。支持板11には回転軸17が接続されている。スペーサー15の数量はボルト161の数量と対応しており、ここではいずれも3つである。
なお、撹拌翼1において、図7(a)に示すようにボルト161に代えて両端にオスネジを備える両おねじスペーサー163を使用して、ナット162と締結しても良い。あるいは、図7(b)に示すように両端にメスネジを備える両めねじスペーサー164を使用して、ボルト161と締結しても良い。両おねじスペーサー163や両めねじスペーサー164を使用することにより、スペーサー15が不要になる。
撹拌翼の実施形態2に係る撹拌翼1Aは、図8に示すように、対向する2つの位置決め板13の間に中間支持板19が配され、2つの位置決め板13と中間支持板19はスペーサー151及びスペーサー152により隔てられており、中間支持板19の羽根体用貫通溝19cを羽根体14が貫通している。各々の位置決め板13の中間支持板19と対向する反対側の面には、環状板12が密接して配されている。スペーサー151及びスペーサー152の内部にはボルト161が挿通され、ナット162と共に締結手段として撹拌翼1Aを一体的に固定する。中間支持板19には回転軸17が接続されている。
本発明に係る撹拌翼は種々の用途に使用することができる。既に述べたように粒子等の固形分を含む液体であっても混合することが可能であり、閉塞を抑制して混合することが可能である。
11 支持板
12 環状板
13 位置決め板
14 羽根体
15,151,152 スペーサー
17 回転軸
18,181,182 (撹拌翼の)中空部
19 中間支持板
F 流体
M モータ
V 撹拌槽
Claims (5)
- 容器内の流体を撹拌するための撹拌翼であって、
前記撹拌翼は、略平板状の複数の羽根体と、前記複数の羽根体を挟んで対向配置される2つの位置決め板と、前記位置決め板の一方に密接して配置される支持板と、前記位置決め板の他方に密接して配置される環状板とを備え、
前記位置決め板は、前記羽根体の水平方向断面と略同形状で、且つ、僅かに大きい位置決め貫通溝を有し、
前記支持板は、中央に回転軸を固定するための回転軸締結用貫通孔を有し、
前記環状板は、中央に流体を流入させる流入孔を有し、
前記複数の羽根体の長手方向端部は、前記位置決め板の位置決め貫通溝に嵌合し、
前記位置決め板と、支持板及び環状板は、各々が相対する複数の締結用貫通孔を備え、
前記複数の締結用貫通孔の各々には、締結手段としてのボルト及びナットが配設され、前記2つの位置決め板は、前記ボルトの外周部に配設されたスペーサーにより所定間隔を保持して配置され、
前記複数の羽根体と、位置決め板と、支持板及び環状板とが、前記複数の締結用貫通孔の各々に配設された前記ボルト及びナットにより一体的に固定され、
前記支持板には回転軸が配設されていることを特徴とする撹拌翼。 - 容器内の流体を撹拌するための撹拌翼であって、
前記撹拌翼は、略平板状の複数の羽根体と、前記複数の羽根体を挟んで対向配置される2つの位置決め板と、前記位置決め板の一方に密接して配置される支持板と、前記位置決め板の他方に密接して配置される環状板とを備え、
前記位置決め板は、前記羽根体の水平方向断面と略同形状で、且つ、僅かに大きい位置決め貫通溝を有し、
前記支持板は、中央に回転軸を固定するための回転軸締結用貫通孔を有し、
前記環状板は、中央に流体を流入させる流入孔を有し、
前記複数の羽根体の長手方向端部は、前記位置決め板の位置決め貫通溝に嵌合し、
前記位置決め板と、支持板及び環状板は、各々が相対する複数の締結用貫通孔を備え、
前記複数の締結用貫通孔の各々には、締結手段としての両おねじスペーサー及びナット、又は、両めねじスペーサー及びボルトが配設され、前記2つの位置決め板は、前記両おねじスペーサー又は両めねじスペーサーにより所定間隔を保持して配置され、
前記複数の羽根体と、位置決め板と、支持板及び環状板とが、前記複数の締結用貫通孔の各々に配設された前記両おねじスペーサー及びナット、又は、両めねじスペーサー及びボルトにより一体的に固定され、
前記支持板には回転軸が配設されていることを特徴とする撹拌翼。 - 容器内の流体を撹拌するための撹拌翼であって、
前記撹拌翼は、略平板状の複数の羽根体と、前記複数の羽根体を挟んで対向配置される2つの位置決め板と、前記2つの位置決め板の間に配置される中間支持板と、前記位置決め板の各々に密接して配置される環状板とを備え、
前記位置決め板は、前記羽根体の水平方向断面と略同形状であって、僅かに大きい位置決め貫通溝を有し、
前記中間支持板は、中央に回転軸を固定するための回転軸締結用貫通孔と、前記羽根体の水平方向断面と略同形状であって、僅かに大きい羽根体用貫通溝を有し、
前記環状板は、中央に流体を流入させる流入孔を有し、
前記複数の羽根体は前記中間支持板の羽根体用貫通溝を貫通し、且つ、前記複数の羽根体の長手方向端部は前記位置決め板の位置決め貫通溝に嵌合し、
前記位置決め板と、中間支持板及び環状板は、各々が相対する複数の締結用貫通孔を備え、
前記複数の締結用貫通孔の各々には、締結手段としてのボルト及びナットが配設され、前記位置決め板と中間支持板は、前記ボルトの外周部に配設されたスペーサーにより所定間隔を保持して配置され、
前記複数の羽根体と、位置決め板と、中間支持板及び環状板とが、前記複数の締結用貫通孔の各々に配設された前記ボルト及びナットにより一体的に固定され、
前記中間支持板には回転軸が配設されていることを特徴とする撹拌翼。 - 請求項1~3に記載の撹拌翼による流体の撹拌方法であって、
前記撹拌翼が、自己の回転動作により、前記環状板の流入孔を介して前記撹拌翼内部に流入した流体を、前記撹拌翼の外周部から流出させる工程を含む撹拌方法。 - 請求項1又は3に記載の撹拌翼の組立方法であって、
前記ボルトにスペーサーを外挿する手段と、
前記位置決め板の位置決め貫通溝に、前記羽根体の長手方向端部を嵌合させる手段と、
前記ボルト及びナットにより、前記撹拌翼を一体的に固定する手段を備える撹拌翼の組立方法。
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