JP7406483B2 - Nrのための動的帯域幅を用いた複数のtrpおよびパネル送信 - Google Patents

Nrのための動的帯域幅を用いた複数のtrpおよびパネル送信 Download PDF

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Description

<関連出願の相互参照>
この出願は、2017年9月8日に出願された「NRの動的帯域幅を使用した複数のTRPおよびパネル送信」と題する米国仮出願第62/556,005号、2017年9月28日に提出された「NRの動的帯域幅を用いた複数のTRPおよびパネル送信」と題する米国仮出願第第62/564,897号、2017年11月16日に提出された「NRの動的帯域幅を用いた複数のTRPおよびパネル送信」と題する米国仮出願第62/587,248号、および2018年1月11日に出願された「NRの動的帯域幅を用いた複数のTRPおよびパネル送信」と題する米国仮出願第62/616,009号の優先権の利益を主張するものであり、これらの全てが全体として、本明細書の一部として本願に援用される。
<分野>
本出願は、新無線(New Radio:NR)の動的帯域幅を用いた送信のための、複数の送信ポイント(Transmission Point:TRP)および送信パネルを使用する方法、ならびにシステムに関する。
既存のアーキテクチャは、NRユーザ機器(User Equipment:UE)が複数の物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel:PDCCH)または主TRPから同時スケジュールされたPDCCHを監視する必要があるときには、シグナリングおよび設定方法をサポートしない。
既存のアーキテクチャには、広帯域コンポーネントキャリア(Component Carrier:CC)および複数のリンクで構成されたユーザ機器(UE)でサポートされる帯域幅パート(Bandwidth Part:BWP)が含まれる場合がある。ただし、アクティブ帯域が複数のTRP/パネルを用いて如何にして機能するかを説明するプロトコルは存在しない。また、複数のTRP/パネルから、独立または共同のPDCCHを送信するためのプロトコルも存在しない。
物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel:PUCCH)送信の場合、準静的なPUCCHリソース設定は、非理想的なバックホールを介してTRPで共有できる。しかし、複数のTRPが同じリソースで物理アップリンク共有データチャネル(Physical Uplink Shared Data Channel:PUSCH)をスケジュールすることを防止する衝突解決プロトコルは存在しない。
幾つかの場合、PセルまたはSセル上の帯域幅パートにゼロリソースが設定される。しかし、UEが、BWPについてのゼロリソースを取扱うプロトコルは存在しない。
この概要は、以下の詳細な説明において更に説明される概念の選択を、簡略化された形式で紹介するために提供するものである。この概要は、特許請求の範囲に記載された主題の範囲を制限することを意図したものではない。前述のニーズは、本願によって、かなりの程度まで満たされるものである。
本出願の一態様は、基地局との遠隔無線制御(Remote Radio Control:RRC)接続を再確立するための命令が格納された、非一時的メモリを含むネットワーク上の装置に関する。当該装置はまた、非一時的メモリに動作可能に結合され、基地局に対してチューニングされた装置の第1の帯域幅パート(BWP)間で無線リンク障害が発生したことを判定する命令を実行できるプロセッサも含む。このプロセッサは、ランダムアクセス(Random Access:RA)手順を開始する命令をも実行する。当該プロセッサはまた、設定された競合ベースの物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel:PRACH)リソースが前記第1のBWPと重複するかどうかを判断する命令をも実行する。当該プロセスは更に、設定された競合ベースのPRACHリソースを含むRAプリアンブルを基地局に送信する命令を実行する。このプロセッサは更に、基地局からのRA応答を受信する命令を実行する。
本出願の別の態様は、ビーム回復を実行するための命令が格納された非一時的メモリを含むネットワーク上の装置に関する。当該装置はまた、非一時的メモリに動作可能に結合されて、アクティブな帯域幅パート(BWP)が所定の閾値未満であることに関連付けられたビーム品質を決定する命令を実行可能なプロセッサをも含む。当該プロセッサはまた、ランダムアクセス(RA)手順を開始する命令をも実行する。当該プロセッサは更に、ビーム回復要求(Beam Recovery Request:BRR)を送信する命令を実行する。当該プロセッサは更にまた、基地局からのランダムアクセス応答(RAR)を待つ命令を実行する。
本出願の更に別の態様は、ゼロ帯域幅パート(BWP)モードで装置を動作させるための命令が格納された非一時的メモリを含むネットワーク上の装置に関する。この装置はまた、非BWP動作中に選択機能を監視するように当該装置を設定する命令を実行できる、非一時的メモリに動作可能に結合されたプロセッサを含む。この装置はまた、受信した制御信号についてアクティブなまたはデフォルトのBWPを監視する命令を実行する。当該装置は更に、受信された制御信号の周期性を評価する命令を更に実行する。当該装置は更に、ゼロBWP動作のタイマーが期限切れしたことを決定する命令を実行する。当該装置は更に、このタイマーが期限切れした後に無線リソース制御(RRC)を介して、アクティブなまたはデフォルトのBWPに戻る命令を実行する。
上記の通り、本発明の特定の実施形態を、その詳細な説明をより良く理解できるように、また当該技術に対する本発明の貢献をより良く理解できるように、本発明の特定の実施形態をかなり広範に概説してきた。
本出願のより強固な理解を容易にするために、次に添付の図面を参照するが、ここでは同様の要素は同様の数字で参照される。これらの図面は、本願を限定するものと解釈されるべきではなく、例示のみを意図したものである。
図1Aは、一実施形態による例示的な通信システムを示す。 図1Bは、一実施形態による無線通信用に構成された例示的な装置を示す。 図1Cは、一実施形態による無線アクセスネットワークおよびコアネットワークのシステム図を示す。 図1Dは、別の実施形態による無線アクセスネットワークおよびコアネットワークのシステム図を示す。 図1Eは、更に別の実施形態による無線アクセスネットワークおよびコアネットワークのシステム図を示す。 図1Fは、一実施形態に従って、先に図1A、図1C、図1D、および図1Eに示した1つまたは複数のネットワークと通信する、例示的コンピューティングシステムのブロック図を示す。 図2は、UEアクティブ帯域にないチャネル状態情報(Channel State Information:CSI)リソースを示し、ギャップCSI測定はサポートされていない。 図3は、ギャップCSI測定がサポートされているUEアクティブ帯域にないCSI-RSリソースを示す。 図4Aは、独立したアクティブ帯域を用いて複数のPDCCHを監視するUEを示す。 図4Bは、複数のPDCCHを監視するUEを示し、BWPは異なる時間に主および副TRPによって独立に且つ動的に設定される。 図4Cは、複数のPDCCHを監視するUEを示し、BWPは同じ時間に主および副TRPによって独立に且つ動的に設定される。 図5Aは、同時スケジューリングの副PDCCHを用いて、単一のPDCCHを監視するUEを示す。 図5Bは、主PDCCH DCIによって独立に且つ動的に設定できるBWPを用いて、単一のPDCCHを監視するUEを示す。 図6は、複数のTRP受信のためのDMRS群を用いたCSI-RSリソースQCLを示す。 図7は、FDDシステムのためのアップリンクBWP設定を示す。 図8は、例示的なBWP設定を示す。 図9Aおよび図9Bは、複数のTRP受信のための例示的なBWP設定を示す。 図10は、オフセットおよび帯域幅で設定されたBWPを示す。 図11Aは、SSBおよびSSBがシステム情報(System Information:SI)を共有する例を示す。 図11Bは、SIがSSBおよびSSBにより独立に所有されている例を示す。 図12A1および図12A2は、単一の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示す。 図12B1および図12B2は、複数の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示しており、ここではPRACH送信について、i≠jではSI≠SIである。 図13Aは、第1の場合の単一の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示す。 図13Bは、第2の場合の単一の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示す。 図13Cは、i≠jについてSI≠SIである場合の、複数の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示す。 図14Aは、SIおよびSIに関連付けられたPRACHリソースの一例を示す。 図14Bは、SIおよびSIに関連付けられたPRACHリソースの別の例を示す。 図15Aは、システム情報(SI)がSSBによって共有される例を示す。 図15Bは、SIがSSBにより独立して所有される例を示す。 図16A1および16A2は、単一の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示す。 図16B1および16B2は、複数の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示す。 図17Aは、第1の事例における単一の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示す。 図17Bは、第2の事例における単一の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示す。 図17Cは、複数の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示す。 図18Aは、SIおよびSIに関連付けられたPRACHリソースの例を示す。 図18Bは、SIおよびSIに関連付けられたPRACHリソースの別の例を示す。 図19Aは、SSBの数秘術がSSBと同じであるSSBにブロードキャストされるNR CCの一例を示す。 図19Bは、SSB数秘術がSSBに等しくないSSBへのNR CCブロードキャストの一例を示す。 図20Aは、SSBおよびSSBに共有されるシステム情報(SI)の例を示す。 図20Bは、SSBおよびSSBが独立して所有するSIの例を示す。 図21A1および21A2は、単一の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示す。 図21B1および図21B2は、複数の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示す。 図22Aは、第1の事例における単一の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示す。 図22Bは、第2の事例における単一の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示す。 図22Cは、i≠jについてSIi≠SIjである複数の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示している 図23Aは、SIとSIに関連付けられたPRACHリソースの例を示し、ここではi≠jの場合にSI=SIである。 図23Bは、SIおよびSIに関連するPRACHリソースの例を示し、ここではi≠jの場合にSI≠SIである。 図24Aは、現在アクティブなBWの中にPRACHリソースが存在しない場合の、RRC接続の再確立を示している。 図24Bは、RRC接続の再確立を示しており、ここではRRC再確立手順中にUEアクティブBWが再設定される。 図25は、BWP設定を用いてRRC接続を再確立するための例示的な方法を示す。 図26は、BWP設定を用いたランダムアクセスを必要とするRRC_CONNECTEDの最中の、DLデータ到着のための例示的な方法を示す。 図27は、BWP操作を用いた例示的なUEハンドオーバ手順のコールフローである。 図28Aは、2つのPDCCHが同時スケジュールされ、デフォルトBW1に関連付けられたPRACH BWを使用する事例を示す。 図28Bは、2つのPDCCHが独立してスケジュールされ、各デフォルトBWP、例えばデフォルトBWP1およびデフォルトBWP2に関連付けられたPRACH BWを使用する事例を示す。 図29は、アクティブなBWPタイマーの期限切れと、UEがデフォルトのBWPに戻るタイミングの一例を示している。 図30Aは、HARQ RTTと、再送信タイマーのタイミングの例を示す。 図30Bは、BFRを備えたDL BWP非アクティブ化タイマーの例を示す。 図31Aは、起動がUL用であるときの、BWP切替えのガード期間のタイミングの一例を示す。 図31Bは、起動がDL用であるときの、BWP切替えのガード期間のタイミングの一例を示す。 図32は、BWP非アクティブ化タイマーがULについて期限切れになったときの、BWP切替えのガード期間のためのタイミングの例を示す。 図33は、BWP非アクティブ化タイマーがDLについて期限切れになったときの、BWP切替えのガード期間のためのタイミングの一例を示す。 図34は、TDDのBWP切替えのガード期間のためのタイミングの例を示す。 図35Aは、自己完結型サブフレームおよびBWPアクティブ化について同じ数秘術を用いたBWP切替えのために、UEによって作成されたガード期間のタイミングの一例を示す。 図35Bは、自己完結型サブフレームおよびBWP非アクティブ化タイマー期限切れについて同じ数秘術を用いたBWP切替えのために、UEによって作成されたガード期間のタイミングの一例を示す。 図36は、CAによるデフォルトのBWP設定のためのタイミングの一例を示す。 図37は、CC(複数)が同時スケジュールされるときのデフォルトBWPのタイミングの一例を示す。 図38は、SRSギャップ送信を実行するUEのガード期間についてのタイミングの一例を示す。 図39は、CSI-RSギャップ測定を実行するUEのガード期間についてのタイミングの一例を示す。 図40は、BWPアクティブ化DCIエラー処理についてのタイミングの一例を示す。 図41Aは、GFリソースが有効化されたBWPである許可なし(GF)の操作についてのタイミングの一例を示す。 図41Bは、GFリソースが有効化されたBWPである許可フリー(GF)の操作のタイミングの一例を示す。 図42は、ペアリングされないスペクトルについてのゼロBWP処理の一例を示す。
本明細書の様々な図、実施形態および態様を参照して、例示的な実施形態の詳細な説明を述べる。この説明は可能な実装の詳細な例を提供するものであるが、この詳細は例であることを意図しているため、本願の範囲を制限するものでないことが理解されるべきである。
一般に、本願は複数のPDCCHを監視する方法およびシステムに関する。本願はまた、BWPを設定するための方法およびシステムにも関する。本願はまた、PUCCHリソース割り当ての方法およびシステムにも関する。
<定義/頭字語>
本願において共通に使用される用語および語句についての定義が、下記の表に提供される。
Figure 0007406483000001
<一般的アーキテクチャ>
第3世代パートナーシッププロジェクト(The 3rd Generation Partnership Project:3GPP)は、無線アクセス、コアトランスポートネットワーク、ならびにサービス能力(コーデック、セキュリティ、およびサービス品質に関する作業を含む)を含んだセルラー電気通信ネットワーク技術の技術標準を開発している。最近の無線アクセス技術(Radio Access Technology:RAT)標準には、WCDMA(登録商標)(一般に3Gと呼ばれる)、LTE(一般に4Gと呼ばれる)、およびLTEアドバンスト標準が含まれる。3GPPは、NRと称される次世代のセルラー技術(これは「5G」とも呼ばれる)の標準化に取り組み始めた。3GPP NR規格の開発には、次世代無線アクセステクノロジー(新RAT)の定義が含まれると予想され、これには6GHz未満の新しい柔軟な無線アクセスの提供、および6GHzを超える新しい超高速大容量モバイル無線アクセスの提供が含まれる。前記柔軟な無線アクセスは、6GHz未満の新しいスペクトルにおける下位互換性のない新しい無線アクセスからなり、要件が異なる3GPP広範な一組のNR使用事例に対処するために、同じスペクトルで多重化できる種々の動作モードを含むことが期待される。超高速大容量モバイル通信には、cm波およびmm波スペクトルが含まれると予想され、これは、例えば屋内アプリケーションおよびホットスポットのための超高速大容量モバイル通信アクセスの機会を提供するであろう。特に、超高速大容量モバイル通信は、cm波およびmm波に固有の設計最適化を用いて、6GHz未満の柔軟な無線アクセスと共通した設計フレームワークを共有することが期待される。
3GPPは、NRがサポートすると予想される様々な使用事例を特定しており、その結果、データ速度、遅延時間、およびモビリティについて多種多様なユーザ経験要件が生じる。使用事例には、次の一般的なカテゴリーが含まれる。即ち、モバイルブロードバンドの強化(例えば、密集地域でのブロードバンドアクセス、屋内の超高ブロードバンドアクセス、密集地でのブロードバンドアクセス、場所を問わない50+Mbps、超低コストのブロードバンドアクセス、車両でのモバイルブロードバンド)、重要な通信、大規模なマシンタイプの通信、ネットワーク操作(例えば、ネットワークスライシング、ルーティング、移動およびインターワーキング、エネルギー節約)、および強化されたビークルツーエブリシング(Enhanced Vehicle-to-Everything:eV2X)通信である。これらカテゴリーの特定のサービスおよびアプリケーションには、幾つかの例を挙げると、例えば、監視およびセンサネットワーク、デバイスの遠隔制御、双方向遠隔制御、パーソナルクラウドコンピューティング、ビデオストリーミング、無線クラウドベースのオフィス、ファーストレスポンダー接続、車載緊急通報システム、災害警報、リアルタイムゲーム、複数人でのビデオ通話、自動運転、拡張現実、触覚インターネット、および仮想現実が含まれる。本明細書では、これらの使用事例の全部およびその他の使用事例を想定している。
図1Aは、本明細書において説明および特許請求される方法および装置が具現化され得る例示的な通信システム100の1つの実施形態を示している。図示のように、例示的通信システム100は、無線送信/受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit:WTRU)102a、102b、102c、および/または102d(一般にまたは集合的にWTRU102と称され得る)、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)103/104/105/103b/104b/105b、コアネットワーク106/107/109、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)108、インターネット110、およびその他のネットワーク112を含むことができる。ただし、開示された実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を想定していることが理解されるであろう。WTRU102a、102b、102c、102d、102eの各々は、無線環境で動作および/または通信するように設定された任意のタイプの装置またはデバイスであってよい。各WTRU102a、102b、102c、102d、102eは、図1A~図1Eでは手持ち型無線通信装置として示されているが、5G無線通信のために企図された多種多様な使用事例では、各WTRUは、無線信号を送信および/または受信するように設定された任意のタイプの装置またはデバイスを備え、またはそのように具現化され得るものであり、単なる例として挙げれば、ユーザ機器(User Equipment:UE)、移動局、固定または移動式の加入者ユニット、ポケットベル、携帯電話、携帯情報端末(Personal Digital Assistant:PDA)、スマートフォン、ラップトップ、タブレット、ネットブック、ノートブックコンピュータ、パーソナルコンピュータ、無線センサ、家電、スマートウォッチまたはスマートウェアなどのウェアラブルデバイス、医療用またはイーヘルス(eHealth)デバイス、ロボット、産業用機器、ドローン、車、トラック、電車、または飛行機のような乗り物などが含まれることが理解される。
通信システム100はまた、基地局114aおよび基地局114bを含むことができる。基地局114aは、WTRU102a、102b、102cのうちの少なくとも1つと無線でインターフェースして、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、および/または他のネットワーク112のような1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするように設定された任意のタイプのデバイスであり得る。基地局114bは、有線および/または無線で、RRH(Remote Radio Head:遠隔無線ヘッド)118a、118bおよび/またはTRP(Transmission and Reception Point:送信および受信ポイント)119a、119bの少なくとも1つとインターフェースして、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、および/または他のネットワーク112のような1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするように設定された、任意のタイプのデバイスであり得る。RRH118a、118bは、WTRU102cの少なくとも1つと無線でインターフェースして、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、および/または他のネットワーク112のような1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするように設定された任意のタイプのデバイスであり得る。TRP119a、119bは、WTRU102dの少なくとも1つと無線でインターフェースして、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、および/または他のネットワーク112のような1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするように設定された任意のタイプのデバイスとすることができる。例えば、基地局114a、114bは、基地トランシーバ局(Base Transceiver Station:BTS)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(Access Point:AP)、および無線ルータなどであってよい。基地局114a、114bは各々が単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含み得ることが理解されるであろう。
基地局114aは、RAN103/104/105の一部であってよく、これはまた、基地局コントローラ(Base Station Controller:BSC)、無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller:RNC)、リレーノードなどのような他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)をも含み得る。基地局114bは、RAN103b/104b/105bの一部であってよく、これはまた、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、リレーノードなどのような他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)をも含み得る。基地局114aは、セル(図示せず)と称し得る特定の地理的領域内において、無線信号を送信および/または受信するように設定され得る。基地局114bは、セル(図示せず)と称し得る特定の地理的領域内において、有線および/または無線信号を送信および/または受信するように設定され得る。前記セルは、更にセルセクタに分割され得る。例えば、基地局114aに関連付けられたセルは、3つのセクタに分割され得る。したがって、一実施形態において、基地局114aは3つ、例えば当該セルの各セクタに1つのトランシーバを含むことができる。一実施形態において、基地局114aは、多入力多出力(Multiple-Input Multiple Output:MIMO)技術を採用することができ、したがって、当該セルの各セクタについて複数のトランシーバを利用することができる。
基地局114aは、任意の適切な無線通信リンク[例えば、無線周波数(Radio Frequency:RF)、マイクロ波、赤外線(Infrared:IR)、紫外線(Ultraviolet:UV)、可視光、cm波、mm波など]であり得るエアインターフェース115/116/117を介して、WTRU102a、102b、102cの1つ以上と通信することができる。エアインターフェース115/116/117は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
基地局114bは、任意の適切な有線(例えば、ケーブル、光ファイバーなど)または無線[無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光、cm波、mm波など]の通信リンクであり得る有線インターフェースまたはエアインターフェース115b/116b/117bを介して、RRH118a、118b、および/またはTRP119a、119bの1つ以上と通信することができる。エアインターフェース115b/116b/117bは、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
RRH118a、118b、および/またはTRP119a、119bは、任意の適切な無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光、cm波、mm波など)であり得るエアインターフェース115c/116c/117cを介して、WTRU102c、102dのうちの1つ以上と通信することができる。エアインターフェース115c/116c/117cは、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
より詳細に言えば、上記で述べたように、通信システム100は多元接続システムであり、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどのような1つ以上のチャネルアクセス方式を採用することができる。例えば、RAN103/104/105における基地局114aおよびWTRU102a、102b、102c、またはRAN103b/104b/105bにおけるRRH118a、118bおよびWTRU102c、102dならびにTRP119a、119bは、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System:UMTS)地上無線アクセス(Terrestrial Radio Access:UTRA)のような無線技術を実装でき、これらはそれぞれ広帯域CDMA(Wideband CDMA:WCDMA)を使用して、エアインターフェース115/116/117または115c/116c/117cを確立できる。WCDMAは、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access:HSPA)および/または進化型HSPA(Evolved HSPA:HSPA+)のような通信プロトコルを含むことができる。HSPAには、高速ダウンリンクパケットアクセス(High-Speed Downlink Packet Access:HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(High-Speed Uplink Packet Access:HSUPA)が含まれ得る。
或る実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102c、またはRAN103b/104b/105bおよびWTRU102c、102dのRRH118a、118bおよびTRP119a、119bは、無線技術を実装することができる。例えば、進化型UMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access:E-UTRA)は、それぞれ長期進化(LTE)および/またはLTEアドバンスト(LTE-Advanced:LTE-A)を使用して、エアインターフェース115/116/117または115c/116c/117cを確立できる。将来、エアインターフェース115/116/117は3GPP NR技術を実装する可能性がある。
或る実施形態において、RAN103/104/105における基地局114aおよびWTRU102a、102b、102c、またはRAN103b/104b/105bおよびWTRU102c、102dにおけるRRH118a、118bおよびTRP119a、119bは、IEEE802.16[例えば、マイクロ波アクセスのための世界的な相互運用性(Worldwide Interoperability for Microwave Access:WiMAX)]、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000EV-DO、暫定標準2000(Interim Standard 2000:IS-2000)、暫定標準95(Interim Standard 95:IS-95)、暫定標準856(Interim Standard 856:IS-856)、移動体通信のためのグローバルシステム(Global System for Mobile Communications:GSM(登録商標))、GSM進化型高速データレート(Enhanced Data rates for GSM Evolution:EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などのような無線技術を実装し得る。
図1Aにおける基地局114cは、例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームeノードB、またはアクセスポイントであってよく、仕事場、家、車、キャンパスなどのような局所領域における無線接続を容易にするために、任意の適切なRATを利用してよい。一実施形態において、基地局114cおよびWTRU102eは、IEEE802.11のような無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network:WLAN)を確立することができる。一実施形態において、基地局114cおよびWTRU102dは、IEEE802.15のような無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(Wireless Personal Area Network:WPAN)を確立することができる。更に別の実施形態において、基地局114cおよびWTRU102eは、ピコセルまたはフェムトセルを確立するために、セルラーベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-Aなど)を利用することができる。図1Aに示されるように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有することができる。したがって、基地局114cは、コアネットワーク106/107/109を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
RAN103/104/105および/またはRAN103b/104b/105bは、コアネットワーク106/107/109と通信していてもよく、当該コアネットワークは、WTRU102a、102b、102c、102dの1つ以上に対して、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(Voice Over Internet Protocol:VoIP)サービスを提供する任意の種類のネットワークであり得る。例えば、コアネットワーク106/107/109は、通話制御、請求サービス、モバイル位置情報サービス、プリペイドコール、インターネット接続、ビデオ配信などを提供し、および/またはユーザ認証のような高レベルのセキュリティ機能を実行することができる。
図1Aには示されていないが、RAN103/104/105および/またはRAN103b/104b/105bおよび/またはコアネットワーク106/107/109は、RAN103/104/105および/またはRAN103b/104b/105bと同じRATまたは異なるRATを使用する他のRANと、直接または間接的に通信し得ることが理解されるであろう。例えば、E-UTRA無線技術を利用している可能性があるRAN103/104/105および/またはRAN103b/104b/105bに接続されていることに加え、コアネットワーク106/107/109は、GSM無線技術を使用する別のRAN(図示せず)とも通信状態にあり得る。
コアネットワーク106/107/109は、WTRU102a、102b、102c、102d、102eが、PSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしても機能し得る。PSTN108には、従来の基本電話サービス(Plain Old Telephone Service:POTS)を提供する回線交換電話ネットワークが含まれる。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおける伝送制御プロトコル(Transmission Control Protocol:TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol:UDP)およびインターネットプロトコル(Internet Protocol:IP)のような一般的な通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含み得る。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダが所有および/または運営する有線または無線通信ネットワークを含むことができる。例えば、ネットワーク112は、RAN103/104/105および/またはRAN103b/104b/105bと同じRATまたは異なるRATを採用し得る1つ以上のRANに接続された、別のコアネットワークを含み得る。
通信システム100のWTRU102a、102b、102c、102dの幾つかまたは全部はマルチモード機能を含むことができ、例えば、WTRU102a、102b、102c、102d、および102eは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含むことができる。例えば、図1Aに示されるWTRU102eは、セルラーベースの無線技術を採用し得る基地局114a、およびIEEE802無線技術を採用し得る基地局114cと通信するように設定され得る。
図1Bは、例えばWTRU102のような、本明細書に示された実施形態に従って、無線通信用に構成された例示的な装置またはデバイスのブロック図である。図1Bに示されるように、例示的なWTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド/表示装置128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(Global Positioning System:GPS)チップセット136、および他の周辺機器138を含むことができる。WTRU102は、実施形態との整合性を保ちながら、前述の要素のサブコンビネーションを含み得ることが理解されるであろう。また、実施形態は、基地局114aおよび114b、および/または基地局114aおよび114bが表すノード、例えば限定されるものではないが、中でも基地トランシーバ局(BTS)、ノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ホームノードB、進化型ホームノードB(Evolved Home Node-B:eNodeB)、ホーム進化型ノードB(Home Evolved Node-B:HeNB)、ホーム進化型ノードBゲートウェイ、およびプロキシノードは、図1Bに示され且つ本明細書に記載された要素の幾つかまたは全部を含み得ることを想定している。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor:DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)回路、その他任意の種類の集積回路(Integrated Circuit:IC)、および状態マシンなどであってよい。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/またはWTRU102が無線環境で動作することを可能にする他の機能を実行することができる。プロセッサ118はトランシーバ120に結合され、トランシーバ120は、送信/受信要素122に結合され得る。図1Bは、プロセッサ118およびトランシーバ120を別個のコンポーネントとして示しているが、プロセッサ118およびトランシーバ120は、電子パッケージまたはチップの中に統合され得ることが理解されるであろう。
送信/受信要素122は、エアインターフェース115/116/117を介して基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信し、または基地局から信号を受信するように設定され得る。例えば、一実施形態において、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように設定されたアンテナであり得る。図1Aには示されていないが、RAN103/104/105および/またはコアネットワーク106/107/109は、RAN103/104/105と同じRATまたは別のRATを使用する他のRANと、直接または間接的に通信できることが理解されるであろう。例えば、E-UTRA無線技術を利用し得るRAN103/104/105に接続されることに加えて、コアネットワーク106/107/109はまた、GSM無線技術を用いる別のRAN(図示せず)と通信している可能性がある。
コアネットワーク106/107/109は、PSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするWTRU102a、102b、102c、102dのゲートウェイとしても機能し得る。PSTN108は、従来の基本電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話ネットワークを含むことができる。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおける伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)およびインターネットプロトコル(IP)などの一般的な通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含み得る。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダが所有および/または運営する有線または無線通信ネットワークを含むことができる。例えば、ネットワーク112は、RAN103/104/105と同じRATまたは異なるRATを用いることができる1つ以上のRANに接続された、別のコアネットワークを含むことができる。
通信システム100のWTRU102a、102b、102c、102dの幾つかまたは全部はマルチモード機能を含むことができ、例えば、WTRU102a、102b、102c、および102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための、複数のトランシーバを含むことができる。例えば、図1Aに示されるWTRU102cは、セルラーベースの無線技術を採用し得る基地局114a、およびIEEE802無線技術を採用し得る基地局114bと通信するように設定することができる。
図1Bは、例えば、WTRU102のような、本明細書に示された実施形態に従う無線通信用に構成された、例示的な装置またはデバイスのブロック図である。図1Bに示されるように、例示的なWTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド/表示器128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および他の周辺機器138を含むことができる。WTRU102は、実施形態との整合性を保ちながら、前述の要素のサブコンビネーションを含み得ることが理解されるであろう。また、実施形態は、基地局114aおよび114b、および/または基地局114aおよび114bが表すノード、例えば限定されるものではないが、とりわけ基地トランシーバ局(BTS)、ノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ホームノードB、進化型ホームノードB(eNodeB)、ホーム進化型したノードB(HeNB)、ホーム進化型ノードBゲートウェイ、およびプロキシノードは、図1Bに示され且つ本明細書に記載された要素の幾つかまたは全部を含み得ることを想定している。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、その他の種類の集積回路(IC)、および状態マシンなどであってよい。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/またはWTRU102が無線環境で動作することを可能にする他の機能を実行することができる。プロセッサ118はトランシーバ120に結合され、トランシーバ120は、送信/受信要素122に結合され得る。図1Bは、プロセッサ118およびトランシーバ120を別個のコンポーネントとして示しているが、プロセッサ118およびトランシーバ120は、電子パッケージまたはチップの中に統合され得ることが理解されるであろう。
送信/受信要素122は、エアインターフェース115/116/117を介して基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信し、または基地局から信号を受信するように設定され得る。例えば、一実施形態において、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように設定されたアンテナであり得る。一実施形態において、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV、または可視光信号を送信および/または受信するように設定されたエミッタ/検出器であり得る。更なる実施形態において、送信/受信要素122は、RF信号および光信号の両方を送信および受信するように設定されてもよい。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信および/または受信するように設定できることが理解されるであろう。
加えて、送信/受信要素122は単一の要素として図1Bに示されているが、WTRU102は任意の数の送信/受信要素122を含むことができる。より具体的には、WTRU102はMIMO技術を採用することができる。したがって、一実施形態において、WTRU102は、エアインターフェース115/116/117を介して無線信号を送信および受信するための2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含むことができる。
送受信機120は、送信/受信要素122によって送信されるべき信号を変調し、また送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように設定され得る。上記のように、WTRU102は、マルチモード機能を有することができる。したがって、トランシーバ120は、WTRU102が、例えばUTRAおよびIEEE802.11のような複数のRATを介して通信できるようにするための、複数のトランシーバを含むことができる。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド/表示器128(例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)ディスプレイユニット、または有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode:OLED)ディスプレイユニット)に結合され、そこからユーザ入力データを受信することができる。プロセッサ118はまた、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド/表示器128へと、ユーザデータを出力することもできる。加えて、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130および/またはリムーバブルメモリ132のような任意のタイプの適切なメモリから情報にアクセスし、且つその中にデータを格納することができる。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)、読取り専用メモリ(Read Only Memory:ROM)、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリ保存装置を含むことができる。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(Subscriber Identity Module:SIM)カード、メモリスティック、およびセキュアデジタル(Secure Digital:SD)メモリカードなどを含むことができる。一実施形態において、プロセッサ118は、サーバ上またはホームコンピュータ(図示せず)上のような、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリから情報にアクセスし、そこにデータを格納することができる。
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ることができ、WTRU102内の他のコンポーネントに電力を分配し、および/または制御するように設定することができる。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の適切なデバイスとすることができる。例えば、電源134は、1つ以上の乾電池、太陽電池、および燃料電池などを含み得る。
プロセッサ118はまた、WTRU102の現在の位置に関する位置情報(例えば、経度および緯度)を提供するように設定され得るGPSチップセット136に結合されてよい。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインターフェース115/116/117を介して位置情報を受信し、および/または2つ以上の近くの基地局から受信される信号のタイミングに基づいてその位置を決定することができる。WTRU102は、実施形態との整合性を保ちながら、任意の適切な位置決定方法によって位置情報を取得できることが理解されるであろう。
プロセッサ118は更に他の周辺機器138に結合されてよく、これには追加の特徴、機能性、および/または有線または無線接続を提供する1つ以上のソフトウエア、および/またはハードウェアモジュールが含まれ得る。例えば、周辺機器138は、加速度計、生体認証(例えば、指紋)センサのような様々なセンサ、電子コンパス、衛星送受信機、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus:USB)ポートまたはその他の相互接続インターフェース、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、ブルートゥース(登録商標)モジュール、周波数変調(Frequency Modulated:FM)ラジオユニット、デジタル音楽プレーヤー、メディアプレーヤー、ビデオゲームプレーヤーモジュール、インターネットブラウザなどを含むことができる。
WTRU102は、センサ、家庭用電化製品、スマートウォッチまたはスマート衣服などのウェアラブルデバイス、医療またはeヘルスデバイス、ロボット、産業用機器、ドローン、車、トラック、電車のような車両、または飛行機などの他の装置またはデバイスにおいて具現化されてもよい。WTRU102は、周辺機器138の1つを含み得る相互接続インターフェースのような1つ以上の相互接続インターフェースを介して、そのような装置またはデバイスの他のコンポーネント、モジュール、またはシステムに接続されることができる。
図1Cは、一実施形態によるRAN103およびコアネットワーク106のシステム図である。上述のように、RAN103は、UTRA無線技術を使用し、エアインターフェース115を介してWTRU102a、102b、および102cと通信することができる。RAN103は、コアネットワーク106とも通信することができる。図1Cに示すように、RAN103は、エアインターフェース115を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための、各々が1つ以上のトランシーバを含むノードB140a、140b、140cを含むことができる。ノードB140a、140b、140cの各々は、RAN103内の特定のセル(図示せず)と関連付けされ得る。RAN103はまた、RNC142a、142bを含み得る。RAN103は、実施形態との整合性を保ちながら、任意の数のノードBおよびRNCを含み得ることが理解されるであろう。
図1Cに示されるように、ノードB140a、140bは、RNC142aと通信中であってよい。加えて、ノードB140cは、RNC142bと通信中であり得る。ノードB140a、140b、140cは、Iubインターフェースを介して、それぞれのRNC142a、142bと通信することができる。RNC142a、142bは、Iurインターフェースを介して互いに通信中であってよい。RNC142a、142bの各々は、それが接続されるそれぞれのノードB140a、140b、140cを制御するように設定され得る。更に、RNC142a、142bの各々は、アウターループ電力制御、負荷制御、アドミッション制御、パケットスケジューリング、ハンドオーバ制御、マクロダイバーシティ、セキュリティ機能、およびデータ暗号化などのような他の機能を、実行またはサポートするように設定できる。
図1Cに示されるコアネットワーク106は、メディアゲートウェイ(Media Gateway:MGW)144、モバイルスイッチングセンター(Mobile Switching Center:MSC)146、サービングGPRSサポートノード(Serving GPRS Support Node:SGSN)148、および/またはゲートウェイGPRSサポートノード(Gateway GPRS Support Node:GGSN)150を含み得る。前述の要素の各々は、コアネットワーク106の一部として示されているが、これら要素の何れか1つは、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有および/または操作され得ることが理解されるであろう。
RAN103内のRNC142aは、IuCSインターフェースを介してコアネットワーク106内のMSC146に接続され得る。MSC146は、MGW144に接続され得る。MSC146およびMGW144は、WTRU102a、102b、102cと従来の有線通信装置との間の通信を容易するために、WTRU102a、102b、102cにPSTN108のような回線交換ネットワークへのアクセスを提供することができる。
RAN103におけるRNC142aはまた、IuPSインターフェースを介して、コアネットワーク106におけるSGSN148に接続されてもよい。SGSN148は、GGSN150に接続されてよい。SGSN148およびGGSN150は、WTRU102a、102b、102cに対して、インターネット110のようなパケット交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にすることができる。
上述したように、コアネットワーク106はまた、ネットワーク112に接続されてもよく、このネットワーク112は、他のサービスプロバイダが所有および/または運営する他の有線または無線ネットワークを含むことができる。
図1Dは、一実施形態によるRAN104およびコアネットワーク107のシステム図である。上記のように、RAN104は、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、および102cと通信するために、E-UTRA無線技術を使用することができる。RAN104はまた、コアネットワーク107とも通信することができる。
RAN104は、eノードB160a、160b、160cを含むことができるが、RAN104は、実施形態との整合性を保ちながら、任意の数のeノードBを含み得ることが理解されるであろう。eノードB160a、160b、160cは各々、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含むことができる。一実施形態において、eノードB160a、160b、160cは、MIMO技術を実装してもよい。したがって、eノードB160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aへと無線信号を送信し、またWTRU102aから無線信号を受信することができる。
eノードB160a、160b、および160cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられ、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、アップリンクおよび/またはダウンリンクなどにおけるユーザのスケジューリングを取扱うように設定され得る。図1Dに示されるように、eノードB160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信することができる。
図1Dに示されるコアネットワーク107は、モビリティ管理ゲートウェイ(Mobility Management Gateway:MME)162、サービングゲートウェイ164、およびパケットデータネットワーク(Packet Data Network:PDN)ゲートウェイ166を含むことができる。前述の要素の各々は、コアネットワーク107の一部として示されているが、これら要素の何れか1つが、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有および/または運用される可能性があることが理解されるであろう。
MME162は、S1インターフェースを介してRAN104内のeノードB160a、160b、および160cの各々に接続されてよく、制御ノードとして機能することができる。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザ認証、ベアラの有効化/無効化、およびWTRU102a、102b、102cの初期アタッチの際の特定のサービングゲートウェイの選択などを担当することができる。MME162は、RAN104と、GSMまたはWCDMAのような他の無線技術を使用する他のRAN(図示せず)との間を切替えるための制御プレーン機能も提供し得る。
サービングゲートウェイ164は、S1インターフェースを介してRAN104内のeノードB160a、160b、および160cの各々に接続され得る。サービングゲートウェイ164は、一般に、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cへ/からルーティングおよび転送することができる。サービングゲートウェイ164は他の機能も実行することができ、例えば、eノードB間でのハンドオーバの際中にユーザプレーンをアンカーし、ダウンリンクデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能なときにページングをトリガーし、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および格納することなどを行うことができる。
サービングゲートウェイ164はまた、PDNゲートウェイ166に接続されてよく、これはインターネット110のようなパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にすることができる。
コアネットワーク107は、他のネットワークとの通信を容易にすることができる。例えば、コアネットワーク107は、WTRU102a、102b、102cとPSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の地上通信装置との間の通信を容易にすることができる。例えば、コアネットワーク107は、コアネットワーク107とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem:IMS)サーバ)を含むか、またはそれと通信することができる。コアネットワーク107はまた、WTRU102a、102b、102cに対してネットワーク112へのアクセスを提供することができ、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダが所有および/または運営する他の有線または無線ネットワークを含むことができる。
図1Eは、一実施形態によるRAN105およびコアネットワーク109のシステム図である。RAN105は、IEEE802.16無線技術を使用して、エアインターフェース117を介してWTRU102a、102b、および102cと通信するアクセスサービスネットワーク(Access Service Network:ASN)であり得る。以下で更に説明するように、異なる機能エンティティ間の通信リンクWTRU102a、102b、102c、RAN105、およびコアネットワーク109が、基準点として定義されてもよい。
図1Eに示されるように、RAN105は、基地局180a、180b、180c、およびASNゲートウェイ182を含み得るが、RAN105は、実施形態との一貫性を保ちながら、任意の数の基地局およびASNゲートウェイを含み得ることが理解されるであろう。基地局180a、180b、180cは各々、RAN105内の特定のセルに関連付けられ、エアインターフェース117を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含むことができる。一実施形態において、基地局180a、180b、180cは、MIMO技術を実装してもよい。したがって、例えば、基地局180aは複数のアンテナを使用してWTRU102aに無線信号(複数)を送信し、WTRU102aから無線信号(複数)を受信することができる。基地局180a、180b、180cは、ハンドオフトリガリング、トンネル確立、無線リソース管理、トラフィック分類、サービス品質(Quality of Service:QoS)ポリシーの実施のようなモビリティ管理機能も提供することができる。ASNゲートウェイ182は、トラフィック集約ポイントとして機能することができ、ページング、加入者プロファイルのキャッシング、コアネットワーク109へのルーティングなどを担当することができる。
WTRU102a、102b、102cとRAN105との間のエアインターフェース117は、IEEE802.16仕様を実装するR1基準点として定義されてよい。更に、WTRU102a、102b、および102cの各々は、コアネットワーク109との論理インターフェース(図示せず)を確立することができる。WTRU102a、102b、102cとコアネットワーク109との間の論理インターフェースは、認証、認可、IPホスト設定管理、および/またはモビリティ管理に使用され得るR2基準点として定義され得る。
基地局180a、180b、および180cの各々の間の通信リンクは、WTRUハンドオーバおよび基地局間のデータの転送を容易にするためのプロトコルを含んだR8基準点として定義され得る。基地局180a、180b、180cとASNゲートウェイ182との間の通信リンクは、R6基準点として定義され得る。このR6基準点は、WTRU102a、102b、102cの各々に関連付けられたモビリティ事象に基づいて、モビリティ管理を容易にするためのプロトコルを含むことができる。
図1Eに示されるように、RAN105は、コアネットワーク109に接続され得る。RAN105とコアネットワーク109との間の通信リンクは、例えば、データ転送およびモビリティ管理機能を容易にするためのプロトコルを含んだR3基準点として定義され得る。コアネットワーク109は、モバイルIPホームエージェント(MIP-HA)184、認証、許可、アカウンティング(AAA)サーバ186、およびゲートウェイ188を含むことができる。前述の要素の各々は、コアネットワーク109の一部として示されているが、これら要素の何れか1つは、コアネットワークオペレータ以外のエンティティが所有および/または運用する可能性のあることが理解されるであろう。
MIP-HAは、IPアドレス管理を担い、WTRU102a、102b、および102cが異なるASNおよび/または異なるコアネットワーク間でローミングすることを可能にし得る。MIP-HA184は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110のようなパケット交換ネットワークへのアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供することができる。AAAサーバ186は、ユーザ認証およびユーザサービスのサポートを担当することができる。ゲートウェイ188は、他のネットワークとの相互作用を容易にし得る。例えば、ゲートウェイ188は、WTRU102a、102b、102cと従来の陸上通信装置との間の通信を容易にするために、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供することができる。加えて、ゲートウェイ188は、WTRU102a、102b、102cに対してネットワーク112へのアクセスを提供することができ、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダが所有および/または運営する他の有線または無線のネットワークを含むことができる。
図1Eには示されていないが、RAN105は他のASNに接続されてもよく、またコアネットワーク109は他のコアネットワークに接続されてもよいことが理解されるであろう。RAN105と他のASNとの間の通信リンクは、R4基準点として定義され得るものであり、RAN105と他のASNとの間でのWTRU102a、102b、102cのモビリティを調整するためのプロトコルを含み得る。コアネットワーク109と他のコアネットワークとの間の通信リンクは、R5基準として定義され得るものであり、ホームコアネットワークと訪問先コアネットワークとの間の相互作用を容易にするためのプロトコルを含み得る。
本明細書で説明され、図1A、1C、1D、および1Eに示されるコアネットワークエンティティは、特定の既存の3GPP仕様において当該エンティティに与えられた名称により識別されるが、将来、これらエンティティおよび機能は他の名称によって識別され、また特定のエンティティまたは機能は、3GPPによって公開される将来の仕様(将来の3GPP NR仕様を含む)において結合され得るものと理解される。したがって、図1A、1B、1C、1D、および1Eに説明および図示された特定のネットワークエンティティおよび機能は、例としてのみ提供されたものであり、本明細書で開示および特許請求される主題は、現在定義されているか、または将来定義されるかにかかわらず、何れか同様の通信システムにおいて実施または実装され得るものと理解される。
図1Fは、例示的コンピューティングシステム90のブロック図であり、ここでは図1A、1C、1Dおよび1Eに示される通信ネットワークの1つ以上の装置、例えばRAN103/104/105、コアネットワーク106/107/109、PSTN108、インターネット110、またはその他のネットワーク112における特定のノードまたは機能エンティティが具現化され得る。コンピューティングシステム90は、コンピュータまたはサーバを備えてよく、また主に、コンピュータ読取り可能な命令によって制御されてよく、このような命令はソフトウエアの形態であることができ、また斯かるソフトウエアは何処にまたは如何なる手段で格納またはアクセスされるかを問わない。そのようなコンピュータ可読命令は、コンピューティングシステム90に仕事をさせるために、プロセッサ91内で実行されてよい。プロセッサ91は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、その他任意のタイプの集積回路(IC)、および状態マシンなどであり得る。プロセッサ91は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/またはコンピューティングシステム90が通信ネットワークで動作することを可能にする他の機能を実行することができる。コプロセッサ81は、追加の機能を実行しまたはプロセッサ91を支援する、メインプロセッサ91とは別のオプションのプロセッサである。プロセッサ91および/またはコプロセッサ81は、本明細書で開示される方法および装置に関連したデータを受信、生成、および処理することができる。
動作において、プロセッサ91は、命令をフェッチ、デコード、および実行し、コンピューティングシステムのメインデータ転送経路であるシステムバス80を介して、他のリソースとの間で情報をやり取りする。そのようなシステムバスは、コンピューティングシステム90における部品を接続し、またデータ交換のための媒体を定義する。システムバス80は、通常、データを送信するためのデータライン、アドレスを送信するためのアドレスライン、ならびに割り込みを送信するためおよびシステムバスを操作するための制御ラインを含む。そのようなシステムバス80の例は、周辺機器相互接続(Peripheral Component Interconnect:PCI)バスである。
システムバス80に結合されたメモリには、ランダムアクセスメモリ(RAM)82および読取り専用メモリ(ROM)93が含まれる。そのようなメモリは、情報を記憶および検索できる回路を含む。ROM93は、一般に、容易に変更できない保存されたデータを含む。RAM82に格納されたデータは、プロセッサ91または他のハードウェアデバイスによって読取られ、または変更される可能性がある。RAM82および/またはROM93へのアクセスは、メモリコントローラ92によって制御できる。メモリコントローラ92は、命令が実行されるときに、仮想アドレスを物理アドレスに変換するアドレス変換機能を提供し得る。メモリコントローラ92はまた、システム内のプロセスを隔離し、システムプロセスをユーザプロセスから隔離するメモリ保護機能を提供できる。したがって、第1のモードで実行されているプログラムは、独自のプロセス仮想アドレス空間によってマップされたメモリのみにアクセスできる。プロセス間のメモリ共有が設定されていない限り、別のプロセスの仮想アドレス空間内のメモリにはアクセスできない。
更に、コンピューティングシステム90は、プロセッサ91から周辺機器、例えばプリンタ94、キーボード84、マウス95、およびディスクドライブ85への命令の通信を担当する周辺機器コントローラ83を含むことができる。
ディスプレイコントローラ96によって制御されるディスプレイ86は、コンピューティングシステム90によって生成された視覚出力を表示するために使用される。そのような視覚出力は、テキスト、グラフィック、アニメーショングラフィック、およびビデオを含むことができる。前記視覚出力は、グラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の形式で提供される。ディスプレイ86は、CRTベースのビデオディスプレイ、LCDベースのフラットパネルディスプレイ、ガスプラズマベースのフラットパネルディスプレイ、またはタッチパネルを用いて実装され得る。ディスプレイコントローラ96は、ディスプレイ86に送信されるビデオ信号を生成するために必要な電子部品を含んでいる。
更に、コンピューティングシステム90は、例えばネットワークアダプタ97のような通信回路を含むことができ、これはコンピューティングシステム90を、RAN103/104/105、コアネットワーク106/107/109、PSTN108、インターネット110、または図1A、1B、1C、1D、および1Eの他のネットワーク112のような外部通信ネットワークに接続するために使用でき、コンピューティングシステム90がこれらネットワークの他のノードまたは機能エンティティと通信することを可能にする。前記通信回路は、単独で、またはプロセッサ91と組み合わせて、本明細書に記載した特定の装置、ノード、または機能エンティティの送信および受信ステップを実行するために使用されてよい。
本明細書に記載の装置、システム、方法、およびプロセスの何れかまたは全部は、コンピュータ可読記憶媒体に格納されたコンピュータ実行可能命令(例えばプログラムコード)の形で実施でき、その命令は、プロセッサ118または91のようなプロセッサによって実行されるときに、当該プロセッサに、本明細書に記載のシステム、方法、およびプロセスを実行および/または実装させることが理解される。詳細に言えば、本明細書に記載のステップ、動作、または機能の何れかは、無線および/または有線のネットワーク通信のために設定された装置またはコンピューティングシステムのプロセッサ上で実行されるような、コンピュータ実行可能な命令の形で実装され得る。コンピュータ読取り可能な記憶媒体には、情報を保存するための非一時的な(例えば、有形または物理)方法またはテクノロジーで実装された揮発性および不揮発性の、リムーバブルおよび非リムーバブルな媒体が含まれるが、そのようなコンピュータ読取り可能な記憶媒体には信号は含まれない。コンピュータ読取り可能な記憶媒体には、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリまたはその他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(Digital Versatile Disk:DVD)またはその他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置などの磁気記憶装置、または目的の情報を保存するために使用でき且つコンピューティングシステムからアクセスできる他の有形のまたは物理的な媒体が含まれるが、これらに限定されない。
<LTEにおける基準信号>
3GPP TR38.913は、次世代アクセス技術のシナリオおよび要件を定義している。eMBB、URLLC、mMTCデバイスについての主要特性評価指標(KPI)を表2に纏める。
Figure 0007406483000002
<LTE TM10>
TM10は、3GPP Rel-11で定義されており、以下の機能を含む。(i)DL CoMP操作を有効にし、サービングセルごとに設定可能である。(ii)TM10は、CSI-RSの複数のセットを評価および報告するようにUEを設定するサービングセルを提供し、これにより、CoMP測定セットの複数の送信ポイントの評価を可能にする。(iii)TM-10はまた、DL送信のためのUE固有のDMRS(2つのUE DMRSスクランブリングID)の使用をサポートする。(iv)DCI-1Aおよび新DCIフォーマット2Dの使用をサポートし、これはCS/CBのために使用されるか、またはJPの使用時にPDSCHリソース要素マッピングを可能にする。
<複数のTRP/パネルのための設定方法>
本出願の一態様によれば、UEは複数のPDCCHを監視し、または複数のPDSCHを同時スケジュールすることができる。監視は、UEが2つ(または複数)の非ゼロ電力NZP-CSI(CSI-RS)プロセスを用いて設定される場合に行われる。監視はまた、DCIにおけるPDSCHおよび疑似コロケーション指標(またはPQI)フィールド(設定されたパラメータセット「n」)が複数のCORESETを示す場合にも生じ得る。
一実施形態において、CSIプロセスはサブフレームの時系列であり、ここではCSI-RSおよびIMRが所定の送信仮説に対応する。当該サブフレームの時系列は、CSIがフィードバックされる場所である。例えば、最初のCSIプロセスのサブフレームにおいて、TRP1は初期化パラメータYを使用してCSI-RSを設定および送信する。2番目のプロセスのサブフレームでは、TRP2が初期化パラメータYを用いてCSI-RSを設定および送信する。パラメータYおよびYの値は、RRCまたはMAC-CEシグナリングによって、UEについて設定される。NZP-CSI-RSプロセスは、CSI要求の定期的または非定期的な設定によってトリガーできる。複数のTRPについてのCSIトリガーは、MビットCSI要求フィールドを使用できる。M=2ビットの例を以下の表3に示す。
ここで、CSIプロセスは、CSI-RSリソース、CSI-IMリソース、およびレポートモードによって定義される。CSIプロセスは、次の関連付け、即ち、(i)数秘術、スロット、およびサブフレームの設定、(ii)CoMP測定セットからの1つの非ゼロ電力CSI-RSリソース、(iii)1つの干渉測定リソース(IMR)、(iv)1つのCSIレポートモード(PUCCHまたはPUSCH)、および(v)コードブックサブセット制限のようなその他のフィードバック関連パラメータによって、UEに設定されたRRC/MAC-CEである。
例えば、2TRP送信をサポートするために、独特のCSI-RSが各協調TRPによって送信される。UEは2つのCSI-RSリソースで設定され、チャネル品質の推定値を提供する。各CSI-RSリソースが、送信ポイントの1つから送信される。例えば、CSI-RS#0はTRP1から送信され、CSI-RS#1はTRP2から送信される。特に、4つの送信仮説が4つのCSIプロセスによって実装され得る。CSI-RSおよびCSI-IMリソースの採用。以下の表4は、この実施形態を示している。
上記の表4に示すように、CSI-IM#0リソースは、干渉を測定するためにTRP1とTRP2の両方に使用される。CSIレポートには2つのオプションが存在する。最初のオプションでは、個別のTRPレポートが実行される。具体的には、各TRPに個別のCSIレポート設定が設定されている場合、UEはTRPをレポートするためのPMI/RI、コードブック、およびCQIをレポートする。2番目のオプションでは、共同TRPレポートが実行される。具体的には、UEが単一のCSIレポート設定で設定されている場合、UEは、各TRPのPMI/RI、コードブック、およびCQIを共同でレポートする。
狭帯域(Narrow Band:NB)における例示的な実施形態によれば、UEは広帯域CCに留まり、以下のシナリオに基づいて複数のCSIプロセスでトリガーされる。例えば、CSIレポートのオプションの1つは、設定された(NZP)CSI-RSおよび/またはCSI-IMリソースの何れかが、CSI要求によってトリガーされたにもかかわらずアクティブ帯域に存在しないかどうかを判断することに基づいている。もしそうであれば、UEは対応するCSIレポートを無視し、アクティブ帯域にないCSI選択プロセスを終了できる。一方、複数のTRPのCSIが一緒に報告され、且つアクティブ帯域にないならば、CSI報告はゼロ設定される。或いは、アクティブな帯域にない場合、レポートCSIは切り捨てられる。複数のTRPのCSIが個別に報告されるならば、対応するCSIレポート活動は存在しない。更に、CSI-RSリソースがアクティブな帯域に存在せず、DMRS群を用いてQCLされるならば、ギャップCSI測定がサポートされているときには、関連するDMRS群をPDSCH復調のために使用することはできない。
CSI-RSリソースがアクティブな帯域になく、アクティブな帯域(またはギャップ)の外にあるならば、CSI測定が許可される。したがって、対応するCSIプロセスの1つ以上を実行できる。1つのCSIプロセスでは、上位層のシグナリングを介して設定されたギャップCSI測定が実行される。アクティブ帯域をサポートするために、上位層のシグナリングRRCまたはMAC-CEがCSI-RSおよび/またはCSI-IMリソース設定パラメータを更新するならば、新しいCSI要求が再発行されるときに、UEは対応するCSIプロセスをリアクティブにすることができる。
一実施形態が図2に例示的に示されており、それによれば、TRP2からの設定されたCSI-RSリソース#1はアクティブ帯域になく、ギャップCSI測定は許可/サポートされない。その場合、表3に示されているCSIプロセス#0、プロセス#1、およびプロセス#3を終了できる。ここでは、複数のTRP用に設定された2つのCSI-RSリソース#0(TRP1から)および#1(TRP2から)が存在する。CSI-RS#0リソースはアクティブバンドにある。CSI-RS#1リソースはアクティブバンドにはない。UEは省電力またはUEの機能制限のためギャップ測定をサポートまたは有効にしないので、ギャップ測定は許可されない。したがって、CSI-RSリソース#1に関連する対応のCSIプロセス(または仮説)はプロセス#0であり、プロセス#1およびプロセス#3は停止することができる。
図3に例示的に示される更に別の実施形態によれば、TRP2からの設定されたCSI-RSリソース#1がアクティブ帯域になく、ギャップCSI測定がサポートされるならば、CSIプロセス#0、プロセス#1およびプロセス#3は、上記の表4で参照されているように、CSI要求がトリガーされたときに処理され得る。ここでは、複数のTRP用に設定された2つのCSI-RSリソース#0(TRP1から)および#1(TRP2から)が存在する。しかし、CSI-RS#0リソースのみがアクティブ帯域にある。CSI-RS#1リソースはアクティブバンドにない。ギャップ測定がサポートされているため、表4のCSI-RSリソース#1に関連した対応のCSIプロセス(または仮説)が報告され得る。
<PDSCHレートマッチングおよび疑似コロケーション指標の設定>
更に別の実施形態によれば、UEは、RRCおよび/またはMAC-CEシグナリングにより、「N」個のパラメータ組リストに設定して、UEおよび所定のサービングセル向けのDCIを備えた検出されたPDCCHによって複数のPDSCHをデコードすることができる。UEは、PDSCHアンテナポート疑似コロケーションを決定するために、DCIを備える検出されたPDCCHのPDSCHおよび疑似コロケーション指標フィールドの値(つまり、以下の表5で定義されるマッピング)ごとに、パラメータ組リストを使用すべきである。設定されたパラメータ組リストには、1つまたは2つのRS組を含めることができる。UEは、サービングセルのPDSCHの1つまたは2つのDM-RSポート群のアンテナポートが、示されたパラメータ組リストにより与えられた対応する1つまたは2つのRS組と疑似コロケーションされると推測する。各RS組は、対応するDM-RS群内のDM-RSポートでQCLされる1つまたは複数のRSを用いて設定される。
RRCおよび/またはMAC-CEによって設定されるパラメータ組「n」には、次のパラメータセッティングを含めることができる。即ち、(i)セル/TRPのTRS位置(ポート数および周波数シフト)、(ii)セル/TRP数秘術、スロットおよびサブフレームの設定、(iii)ゼロパワーCSI-RS(CSI-IM)設定、(iv)PDSCH開始記号の値、(v)DMRS疑似コロケーションのCSI-RSリソース指標、(vi)セル/TRPのSSバースト組ロケーション、および(vii)単一のPDCCHまたは複数のPDCCHを監視するためのCORESETロケーションである。
明確化のために言えば、RRCおよび/またはMAC-CEにより複数のTRP/パネルについて設定されたパラメータ組「n」は、UEに対して、複数のPDCCHを別々の時点で設定しながら、2つのNR-PDCCH/PDSCHの能力のシグナリングを一度に実行させることができる。
UEが複数(または2つ)のPDCCHを監視するように設定されており、UEが主PDCCH(主TRP)および副PDCCH(副TRP)の両方からPDCCH送信を受信すると仮定すると、主PDCCHと副PDCCHを同時に受信できる。アクティブ帯域は、主セルまたはTRPによって動的に設定できまる。主PDCCHおよび副PDCCHは、異なる時間スロットで受信できる。
アクティブ帯域は、主PDCCHおよび副PDCCH、ならびにDCIによって個別に設定できる。BWPを用いてDPS/DCSをサポートする場合、例えば、UEは異なるまたは同じ時間スロットで、主TRPまたは副TRPからの複数のPDCCHを監視し、各TRPはアクティブな帯域を個別に動的に設定できる。これは、図4A~Cに例示的に示されている。
別の実施形態によれば、UEが主PDCCHからPDCCH送信を受信すると仮定すると、UEが単一のPDCCHを監視するように設定されるときは、主PDCCHは複数のPDSCHを同時スケジューリングすべきである。これは、図5A~Bに例示的に示されている。
PDSCH(何れかのTRP)のDMRS設定に関して、DCIはDCS/DPS事例について対応するDMRSリソースを設定するので、それはTRPに対して透明であることができる。NCJT事例について、調整セット内の各TRPに許可されるDM-RSポート群は1つだけなので、DCIフォーマットの数を最小限に抑えるために、DCI内の各PQI状態において、対応するTRPから同じRS指数を有する2つのRS組を設定できる。これを図6に例示する。
DMRS群セットは、HARQプロセスA/NフィードバックおよびCSIレポートのPUCCHリソースを示すために使用できる。異なるHARQプロセスのA/Nには、多重化またはバンドリングの何れかを含めることができる。UEのみが設定されるのであれば、それは(主要な)同時スケジューリングPDCCHである。
一実施形態に従って、CSI-RSまたはDMRS設定を介してUL PUCCHリソース割り当てを示すための、詳細な設計方法を説明する。具体的には、CSI-RSのスクランブルシーケンスの初期化に使用されるシード値は次のように設定される。
Figure 0007406483000006
ここで、Yは、可能な全てのセルIDの範囲内の任意の値にすることができ、サービングセル(またはCoMP測定組内の他のセル)のセルIDである必要はない。PUCCHリソースはYの関数として設定でき、例えば、PUCCHリソースはf(Y)として表現できき、ここで、f(Y)はYのマッピング関数であり、2つのCSI-RS・YおよびYからのPDCCHリソースマッピングは、それぞれf(Y)およびf(Y)に等しい。2つのPDCCHリソースが重複しないようにするために、Y≠Yについてf(Y)≠f(Y)である。f(Y)およびf(Y)は、異なる非オーバーラップOFDM記号に割り当てられ、例えば、異なるTRPからのPUCCHリソースはTDMである。したがって、Y≠Yの場合、異なるTRPからのPUCCHリソースは重複しない。複数の(または2つの)PUCCHが個別にセットアップされるならば、1つのCSI-RSまたはDMRSが使用され、PUCCHリソースを一意に決定できる。なお、複数(または2つ)のPUCCHが個別にセットアップされるならば、1つのCSI-RSまたはDMRSが使用され、PUCCHリソースを一意に決定できる。各TRPからの送信層の数は、PDCCH DCIまたは各PDCCH DCIを同時にスケジュールすることによって独立に設定できる。
TDDまたは自己完結型のサブフレームシステムについて、UL BWPは、設定されたDL BWPと同様にセットされる。UEは、TDDまたは自己完結型サブフレームシステムのDLとULの間で、チャネルBWの中心周波数を再チューニングすることを予測されていないため、余分な上位層またはDCIシグナリングは必要とされない。FDDシステムの場合、割り当てられたUL BWPは、UL許可を介して独立に設定できる。例示的実施形態において、図7は、FDDシステムのBWP構成例を示している。UL許可を介して設定された2つのUL BWPが存在する。最初のUL BWP#1はm番目のPRBで始まり、2番目のUL BWP#2は、n番目のPRBで始まる。
<デフォルトBWP>
当該アプリケーションの更に別の実施形態では、gNBまたはセル/TRPについて、少なくとも1つのDL BWPをデフォルトBWPとして構成でき、デフォルトBWPはUEのBW内に設定されたSSバーストを含むべきである。これらのSSバースト情報は、システム情報(SI)を介して設定できる。図8において、この例には2つのBWPセットアップが存在する。SSバーストセット(例えばBWP#1内のSSB1)が存在するため、BWP#1はデフォルトBWPとして扱うことができる。
BWP#2が別のセルから来るとき(例えばBWP#1はセル#1に関連付けられ、BWP#2はセル#2に関連付けられる)、デフォルトのBWPセットアップは、複数のTRP受信で次のオプションを使用できる。PDCCHが共同でスケジュールされる場合、例えばセル#1とセル#2に対して同時にスケジュールされた単一のPDCCHが存在する場合に、BWP#1およびBWP#2は、同じデフォルトBWP(例えば、主BWP)を使用できる。PDCCHが個別にスケジュールされる場合、例えば、セル#1およびセル#2から個別にスケジュールされた複数のPDCCHが存在する場合は、各設定された各BWPは、当該セルに関連付けられた独自のデフォルトBWPを使用する。
一実施形態に従って、複数のTRP受信のためのデフォルトBWPが図9Aおよび9Bに示されている。図9Aでは、BWP#1およびBWP#2は、BWP#1 CORESETによって同時スケジュールされ、BWP#1はデフォルトのBWPである。図9Bにおいて、BWP#1およびBWP#2は、それぞれのBWP#1 CORESETおよびBWP#2 CORESETによって個別にスケジュールされる。この場合、デフォルトBWPは各TRPによって個別に設定される。
<DRXを用いたBWP操作>
XスロットまたはサブフレームのためのDLおよびULトラフィックが存在しない場合、gNBは、例えばRRCアイドルまたはRRC非アクティブタイマーに戻るタイマーを定義でき、これはUEをトリガーして、RRCコネクテッドモードからRRCアイドルモードまたは非アクティブモードへの転送中にデフォルトBWPへと戻す。更に、gNBはまた、定期的な時間パターン、例えばDRXパターンを設定でき、これはUEに対して、RRCアイドルまたはRRC非アクティブモードからRRCコネクテッドモードへの転送中に、デフォルトBWPからULまたはDL BWPへと再チューニングするように仕向ける。例えば、RRCアイドルモードで、デフォルトBWP上の共通の探索空間(Common Search Space:CSS)においてCORESETを検出し、またはRRCコネクテッドモードにおいて、所定のBWPでの測定を実行および報告することができる。gNBは、次の何れかでUEを設定できる。即ち、(i)現在アクティブなDL BWP上の、XスロットのDL割り当てまたはUL許可が受信されない場合に、RRCコネクテッドモードにおけるデフォルトDL BWPへと再チューニングするようにUEをトリガーするタイマー、または(ii)UEをDL BWPへと再チューニングするようにトリガーする時間パターン、例えば周期的パターンである。
UEがRRCコネクテッドモードから、RRCアイドルモードまたは非アクティブモードへ変化するときに、UEはデフォルトBWPに戻ることができ、ここではデフォルトBWPに設定されたSSバーストを介して、同期、モビリティ測定などを実行することができる。UEがDRXタイマーを用いて設定されれば、UEは、DRXスリープサイクルからウェイクアップした後、ビーム回復(BR)を実行するためにデフォルトのBWPへと再チューニングでき、また(i)デフォルトBWPまたは設定済みBWPの競合PRACH、または(ii)デフォルトBWPまたは利用可能な場合は設定済みBWPにおけるPUCCHを介して、ビーム回復要求(BRR)を送信できる。
<複数のBWP操作のレートマッチングまたはパンクチャリング>
更に別の実施形態によれば、BWPの位置は、RRC、MAC CEのような上位層シグナリングによって設定され、またはDCIによって動的に設定された開始オフセットRpおよび帯域幅Wによって識別することができる。開始オフセットRpは、BWPが基準点(システムの基準PRBなど)から離れているユニット(PRBなど)の数を表す。帯域幅Wは、BWPが占有するユニットの数であり、ここでのユニットはPRBまたはRBGの中に配置できる。UEは、同時に複数のBWPを受信できる。一例としては2つのBWPが使用され、図10に示すように、Rp1およびW1がBWP1のために設定され、またRp2およびW2がBWP2のために設定される。当該2つのBWPの場所には、次の3つのオプションがある。即ち、(i)BWP1およびBWP2は、開始オフセットが同じで帯域幅が異なり、ここでは、Rp1=Rp2およびW1≠W2であり、(ii)BWP1およびBWP2は異なる開始オフセットおよび同じ帯域幅を有し、ここでは、Rp1≠Rp2およびW1=W2であり、また(iii)BWP1およびBWP2は異なる開始オフセットおよび異なる帯域幅を有し、ここでは、Rp1≠Rp2およびW1≠W2である。
UEが2つのアクティブなBWPを用いて設定され、ここで両方のBWPがデータ受信に使用されるときは、当該2つのBWPは重複できない。1つのアクティブなBWP1および1つの非アクティブなBWP2を用いてUEが設定されるときは、これら2つのBWPは非オーバーラップであることができ、または部分的なオーバーラップであることができる。このシナリオにおいて、アクティブなBWP1はデータ受信に使用され、非アクティブなBWP2は次の機能の1つ以上を実行するために使用できる。即ち、(i)CSI測定用のCSI-RS、(ii)モビリティ測定用のCSI-RS/SSブロック、および(iii)時間/周波数追跡のためのTRSである。
UEは、異なる時間にアクティブなBWP1でデータを受信している間、同一または異なる非アクティブなBWPを監視できる。UEが異なる時間に異なるBWPを監視する必要があるならば、次のオプションの何れかを使用して、監視すべきBWPのパターンを設定できる。
(i)BWP周波数ホッピングパターンは、上位層シグナリング、例えばRRCシグナリングおよびMac CEを通してUEに設定され得る。UEは、監視されるべき{Rp1…Rpn}および{W1…Wn、}を備えた非アクティブBWPのロケーション、nBWPの周波数ホッピングパターン、監視時間(例えば、各BWPはmスロットにおいて監視される必要がある)、および監視すべき基準信号の情報を用いて設定される。
(ii)監視すべき非アクティブなBWPは、DCIによって動的に設定できる。DCIは、BWPロケーション、監視すべき基準信号のような非アクティブなBWPの情報を含むパラメータ組を示すフィールドを搬送し、これは上位層シグナリングによって設定される。UEは、BWPのCORESETを介して対応するPDCCHを検出することによって設定の詳細を決定し、非アクティブなBWPを監視する。
UEがアクティブBWP1および非アクティブBWP2で設定される場合、これら2つのBWPの時間および周波数リソースの一部が互いにオーバーラップする可能性がある。同じリソース要素が異なる目的で両方のBWPにスケジュールされる場合、信号の衝突が発生し、パフォーマンスが低下する。この問題を解決するために、様々な使用事例に応じて、次の何れかの方法を使用できる。
第1の方法では、アクティブなBWP1がレートマッチングを実行する。例えば、PDSCHについてBWP1により使用されるリソース、およびCSI-RS、TRSのような基準信号を送信するためにBWP2により使用されるリソース上で、衝突が発生している可能性がある。このシナリオにおいて、gNBは、基準信号ポートとしてBWP2により使用されるリソース要素の周りで、PDSCHのレートマッチを実行する。UEは、レートマッチングがgNBによって要求されることを示す。基準信号の設定を用いて、UEは、BWP1の何れのREが基準信号ポートに対してミュートされているかを判断し、それに応じてPDSCH上のデータをデコードできる。
第2の方法では、アクティブなBWP1がパンクチャされる。このオプションは、2つのBWP間での重複領域が小さいシナリオに適用される可能性がある。BWP2のCSI-RSの幾つかのREがBWP1のPDSCHとオーバーラップしているならば、BWP1のためのPDSCHの明白なパフォーマンス低下を引き起こすことなく、BWP2のためのCSI-RSの送信を保証するために、CSR-RSポートについて使用されるオーバーラップResにおいてPDSCHがパンクチャされ得る。
第3の方法では、非アクティブなBWP2がパンクチャされる。このオプションは、BWP2が、複数のスロットでのサンプル収集が要求される測定を実行しているシナリオに適用される可能性がある。例えば、UEが時間ウィンドウ内でBWP2についてCSIベースの測定を実行しているときに、幾つかのCSI-RSがパンクチャされた場合、例えばそれらのポートで送信されない場合には、パフォーマンスに影響を与えることなく、BWP1での送信、例えばBWP1におけるPDCCH送信の高い優先性を保証できる一方、測定結果に有意に影響することはないであろう。
本願によれば、CSI-RSが例示的に使用され、また上記で述べた方法の何れかを、BWP1での制御またはデータ送信と共にBWP2上で使用できることが想定される。衝突が発生したときには複数のオプションを使用できるので、UEは、何れの方法を使用するかを指示する必要がある。この指示は、例えば定期的または半永続的な設定について、RRCシグナリングおよび/またはMAC CEのような上位層設定を通して実行できる。或いは、それはDCIによって動的に示すことができ、ここでのDCIフィールドは、上位層のシグナリングによって設定された関連パラメータを含むパラメータ組を指称する。
<BWPについてのPRACH操作>
本願の別の態様によれば、BWPを用いたPRACH操作は、例えば、初期アクセス、RRC_INACTIVEからRRC_CONNECTEDへの移行、RRC接続の再確立、ランダムアクセスを必要とするRRC_CONNECTED中のDL到着、ハンドオーバ、マルチリンク、およびビーム回復のような、幾つかのUEモードで使用できる。
この出願において、PRACHリソースには2つの主要部分が含まれている。最初の部分は、UL PRACH送信リソース(例えば、UL BWPおよびプリアンブル)である。2番目の部分は、DL RA応答(RA response:RAR)リソース(例えば、DL BWP)である。動的TDDフレキシブルサブフレームの場合、DL RARおよびUL PRACH送信は同じBWP内にある。RAR受信用DL BWPおよびPRACH送信用UL BWPは、UEがサポートするBWP内で個別に設定および割り当てることができる。一方、RARおよびPRACHは、FDDのための個別のBWPにセットされる。即ち、2つのBWPが存在する。1つはUL PRACH送信、例えばUL BWPであり、もう1つはDL RAR受信、例えばDL BWPである。
<RRC_INACTIVEからRRC_CONNECTEDへの初期アクセスまたは移行>
初期RRC接続のセットアップにおいて、RRC_IDLE/RRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED状態へ切替えるために、UEはランダムアクセスを開始できる。複数のSSB(Synchronization Burst Set:同期バーストセット)へのNR CCブロードキャストがSSBiとして示されていれば、異なるSSラスターにおいて、i=1、……Sである。図11Aおよび図11Bに示すように、数秘術SSBiは、i≠jについての数秘術SSBjに等しい。図11Aは、SSB1およびSSB2がシステム情報(SI)を共有する例を示している。図11Bは、SIが、SSB1およびSSB2によって独立して所有されている例を示している。
UEがRRC_IDLEモードから初期アクセスを実行するとき、PRACHリソースは異なる場合がある。例えば、i≠jについてSIi=SIjであれば、図12A1に示すように、PRACHリソースは共有PRACH割り当てリソースとして設定できる。図12A2は、単一の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示す。
或いは、図12B1は、複数の割り当てられたリソースとして設定されたPRACHリソースを示している。図12B2は、PRACH送信のためのi≠jについてSIi=SIjのときの、複数の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示している。
i≠jについてSIi≠SIjであれば、PRACHリソースは、図13Aに示すように、共有PRACH割り当てリソースとして設定できる。図13Aは、単一の割り当てられたPRACH周波数リソース事例1の例を示している。或いは、図13Bに示すように、PRACHリソースは複数の割り当てられたリソースとして設定することもできる。図13Bは、単一の割り当てられたPRACH周波数リソース事例2の例を示している。図13Cは、i≠jについてSIi≠SIjのときの、複数の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示している。
ここで、我々は狭帯域UE、例えばBWUEと称するそのサポートされたBWを定義する。狭帯域UE、例えばBWUE<BWCCが、i≠jについてSIi=SIjのときに、PRACHを送信するための複数の割り当てられたPRACHリソースを有していれば、UEは割り当てられたPRACHリソースをランダムに選択するか、またはセルIDおよびRA-RNTIに基づいてPRACHリソースを選択することができる。
図14Aおよび14Bは、RRC_IDLEモードから初期アクセスを実行する2つのUEを示している。各UEについて、BWUE<BWCCおよびSIは、割り当てられた複数のPRACHリソースを示す。この場合、UE1およびUE2は、PRACHを送信(UL)するための2つのPRACHリソースを有している。図14Aにおいて、i≠jについてSIi=SIjのとき、PRACHリソースはSI1およびSI2に関連付けられる。図14Bにおいて、i≠jについてSIi≠SIjのときに、PRACHリソースはSI1およびSI2に関連付けられる。
別の実施形態において、gNBまたはセル/TRPは、少なくとも1つのDL BWPをデフォルトBWPとして設定することができ、このデフォルトBWP(複数可)は、UEのBW内にセットされたSSバーストを含むべきである。PRACHリソースには、割り当てられた周波数リソースとPRACHプリアンブル構成が含まれる。PRACHリソースはSSBに結び付けられる可能性がある。
デフォルトBWPについて、UEのPRACHリソース(割り当てられた周波数リソースおよびPRACHプリアンブルを含む)は、SI情報によって示され得る。PDSCHキャリーSIはMIBによって示され得る。図15Aおよび15Bに示すように、数秘術SSBiは、i≠jについての数秘術SSBjと等しくはない。図15Aは、システム情報(SI)が、SSB1およびSSB2によって共有される例を示している。図15Bは、SIがSSB1とSSB2によって独立に所有される例を示している。
UEがRRC_IDLEモードから初期アクセスを実行するときのPRACHリソースは、次のオプションの何れかを採用できる。i≠jについてSIi=SIjのときに、PRACHリソースは、図16A1に示すように、共有PRACH割り当てリソースとして設定できる。図16A2は、PRACH送信の場合の、i≠jについてSIi=SIjのときの、単一の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示している。或いは、PRACHリソースは、図16B1に示すように、複数の割り当てられたリソースとして設定できる。図16B2は、複数の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示しており、ここでPRACH送信の場合、i≠jについてSIi=SIjである。
更に、i≠jについてSIi≠SIjの場合、図17Aに示すように、PRACHリソースは共有PRACH割り当てリソースとして設定できる。図17Aは、i≠jについてSIi≠SIjの場合の、単一の割り当てられたPRACH周波数リソースの事例1の例を示している。或いは、PRACHリソースは、図17Bに示すように、複数の割り当てられたリソースとして設定され得る。図17Bは、単一の割り当てられたPRACH周波数リソースの事例2の例を示しており、ここではi≠jについてSIi≠SIjである。図17Cは、複数の割り当てられたPRACH周波数リソースの例を示しており、ここではi≠jについてSIi≠SIjである。ここで、我々は狭帯域UE、例えばBWUEと表示されるサポートされたBWを定義する。狭い帯域UE、例えばBWUE<BWCCが、i≠jについてSIi=SIjであるときに、PRACHを送信するための複数の割り当てられたPRACHリソースを有するならば、UEは、セルIDおよびRA-RNTIに基づいてPRACHリソースを選択するか、またはUEは割り当てられたPRACHリソースをランダムに選択してよい。
図18Aは、SI1およびSI2に関連付けられ、またi≠jについてSIi≠SIjのPRACHリソースを示している。図18Bは、i≠jについてSIi≠SIjである場合のSI1およびSI2に関連するPRACHリソースを示す。図18Aおよび18Bの両方において、2つのUEが、RRC_IDLEモードから初期アクセスを実行する。各UEについて、BWUE<BWCCおよびSIは、割り当てられた複数のPRACHリソースを示す。この場合、UE1およびUE2は、PRACHを送信するための2つのPRACHリソースを有する。gNBまたはセル/TRPは、少なくとも1つのDL BWPをデフォルトBWPとして設定でき、このデフォルトBWPは、UEのBW内のSSバースト組、ならびに割り当てられた周波数リソースを含むPRACHリソースおよびPRACHプリアンブル設定を含むことができる。PRACHリソースは、SSBに関連付けられ得る。
図19Aは、SSBへのNR CCブロードキャストを示しており、ここでのSSB1の数秘術はSSB2と同じである。図19Bは、SSB1数秘術がSSB2と等しくないSSBへの、NR CCブロードキャストを示している。デフォルトBWPについてのUEのPRACHリソース(割り当てられた周波数リソースおよびPRACHプリアンブルを含む)は、SI情報で示されるPRACHリソース由来であり得る。PDSCHキャリーSIはMIBによって示される。
事例1および事例2の場合、SSBiおよびSSBjのマスター情報ブロック(MIB)で示されるシステム情報(SI)が、i≠jについて共有できること、例えば、i≠jについてシステム情報のリソースSIi=SIjが、この出願に従って想定される。或いは、SIはi≠jについて異なる周波数リソースに独立に割り当てられてよく、例えば、i≠jについてシステム情報SIi≠SIjである。i=1、…SについてのSIiの帯域幅は、システムがサポートし得る最小帯域幅を超えてはならない。
図20Aは、SSB1およびSSB2で共有されるSI(a)を示している。図20Bは、SSB1およびSSB2が独立に所有するSIを示している。
図21A1は、割り当てられた単一のPRACH周波数リソースを示しており、ここでPRACH送信の場合は、i≠jについてSIi=Sijである。UEがRRC_IDLEモードから初期アクセスを実行するPRACHリソースには、多くのオプションが存在する。例えば、i≠jについてSIi=SIjであれば、図21A2に示すように、PRACHリソースは共有されたPRACH割り当てリソースとして設定できる。図21B1は、複数の割り当てられたPRACH周波数リソースを示しており、PRACH送信の場合、i≠jについてSIi=SIjである。ここでは、図21B2に示すように、PRACHリソースは複数の割り当てられたリソースとして設定できる。
図22Aは、i≠jについてSIi≠SIjである、単一の割り当てられたPRACH周波数リソースの事例1を示している。i≠jについてSIi≠SIjであれば、図22Aに示すように、PRACHリソースは共有PRACH割り当てリソースとして設定できる。図22Bは、i≠jについてSIi≠SIjである場合の、単一の割り当てられたPRACH周波数リソース事例2を示している。或いは、図22Bに示すように、PRACHリソースを複数の割り当てられたリソースとして設定することもできる。図22Cは、i≠jについてSIi≠SIjである場合の、複数の割り当てられたPRACH周波数リソースを示している。
この実施形態によれば、狭帯域UEは、BWUEとして示されるサポートされたBWを含む。狭帯域UE(例えば、BWUE<BWCC)が、PRACHを送信するための複数の割り当てられたPRACHリソースを有していれば、i≠jについてSIi=SIjのときに、UEは、セルIDおよびRA-RNTIに基づいてPRACHリソースを選択でき、或いは、割り当てられたPRACHリソースの1つをランダムに選択できる。
更なる実施形態において、図23Aおよび図23Bは、2つのUEがRRC_IDLEモードから初期アクセスを実行する例を示している。各UEについて、BWUE<BWCCおよびSIは、割り当てられた複数のPRACHリソースを示す。この場合、UE1およびUE2は、PRACHを送信するための2つのPRACHリソースを有している。図23Aは、SI1およびS12に関連付けられ、且つi≠jについてSIi=SIjであるPRACHリソースの例を示している。図23Bは、SI1およびS12に関連付けられ、ここではi≠jについてSIi≠SIjであるPRACHリソースの例を示している。
gNBまたはセル/TRPは、少なくとも1つのDL BWPをデフォルトBWPとして設定でき、また当該デフォルトBWPは、UEのBW内のSSバースト組、ならびに割り当てられた周波数リソースおよびPRACHプリアンブル設定を含むPRACHリソースを含むべきである。このPRACHリソースは、SSBに結び付けることができる。デフォルトBWPのためのUEのPRACHリソース(割り当てられた周波数リソースおよびPRACHプリアンブルを含む)は、SI情報で示されるPRACHリソースから取得できる。PDSCHキャリーSIは、MIBによって示される。
<RRC接続の再確立手順>
アプリケーションの更に別の態様によれば、無線リンク障害(RLF)が発生すると、UEはRRC接続を再確立する必要がある。このシナリオにおいて、UEはランダムアクセスを開始する。設定された競合PRACHリソースがアクティブなBWPに存在しなければ、UEはそのBWを、設定された競合ベースのPRACHリソースに再チューニングでき、例えば、ランダムアクセスプリアンブルを送信し且つランダムアクセス応答を受信するデフォルトBWPで定義された競合ベースのPRACHリソースに再チューニングできる。
RRC再確立手順の最中に、gNBは、UEの新しいBWPを設定できる。RRC再確立手順が完了すると、UEは、そのBWPをアクティブなBWPにチューニングできる。競合ベースのPRACHリソースがデフォルトBWPに存在すれば、UEは、SSBに関連付けられたPRACHリソースを使用してPRACHを送信できる。競合ベースのPRACHリソースがデフォルトのBWPに存在しなければ、UEはCSI-RSに関連付けられたPRACHリソースを使用して、PRACHを送信することができる。
図24Aは、PRACHリソースが現在アクティブなBWに存在しない場合の、RRC接続の再確立を示している。ここでは、設定された競合ベースのPRACHが、デフォルトのBWP内で割り当てられる。現在のアクティブなBWPは、PRACH周波数リソースと重複しない。RRC接続を再確立する必要があるならば、UEは、BWを現在のアクティブなBWPからデフォルトのBWPに、またはPRACHリソースを含むBWPへとチューニングできる。RRC再確立手順が完了したら、UEは、RRC再確立手順の最中に新しいアクティブなBWPが設定されている場合には、BWPを新しいアクティブなBWPに再チューニングできる。そうであれば、UEは、RRCが再確立される前に、BWPをアクティブなBWPに再チューニングできる。
図24Bは、RRC接続の再確立を示しており、ここではRRC再確立手順の最中にUEアクティブBWが再設定される。
BWP設定を用いてRRC接続を再確立する方法が、図25に例示的に示される。一実施形態では、RRC_CONNECTED状態のUEがアップリンクデータをgNBに送信し、それがアップリンク同期シナリオ外であることを発見することが必要とされる方法が採用され得る。別の実施形態において、この方法は、ランダムアクセス手順を必要とするRRC_CONNECTEDの際のDLデータ到着について、例えば、UL同期状態が「非同期」であるときに採用することができる。
一実施形態において、gNBが、RRC_CONNECTED状態のダウンリンクデータをUEに送信する必要があり、アライメントタイマーの期限切れによりUEがアップリンク同期から外れていることを発見するときに、gNBはUEに対して、無競合のランダムアクセスを開始するよう指示する。無競合のPRACHは、DCI(PDCCH)およびBWP操作のPRACHリソースを介して動的にトリガーされる。無競合のPRACHリソース、例えばUL PRACH送信およびDL RAR受信リソースが、アクティブ帯域に割り当てられるならば、DL RA応答(RAR)およびUL PRACH送信は同じアクティブ帯域内で実行されるため、アクティブなBWPを再チューニングする必要はない。他方、無競合のPRACHリソースがアクティブな帯域にないならば、UEはアクティブなBWPからBWPへと再チューニングして、そこでDL RARを受信し、PRACHプリアンブルを送信できる。
UEは、同期が完了すると、再チューニングしてアクティブBWPに戻ることができる。割り当てられた無競合のPRACHリソースは、CSI-RSまたはコネクテッドモードSSBによって示され得る。PRACHプリアンブルを送信するタイミングは、時間スロットでのDCIの受信と共に、l記号の後に設定され得る。
図26は、BWP設定を用いたランダムアクセスを必要とするRRC_CONNECTEDの際のDLデータ到着のための方法の例を示している。各ステップはアラビア数字で示される。特に、UEは、ステップ4において時間アライメントタイマーが期限切れすることを判断する。UEは、バッファ状態のgNBからDLデータを受信する。UEは、必要に応じてBWPをPRACH BWPに再チューニングし、ステップ7において、gNBにRACHプリアンブルを含むメッセージを送信する。UEはステップ8において、RARタイミング調整(TA)を受信する。次に、UEはそのULを同期させる(ステップ9)。ステップ10および11においてRRCE接続の再設定を受信して確認した後、UEは、BWPをアクティブBWPへと再チューニングする。
<ハンドオーバ>
ハンドオーバに関する本願の更に別の態様によれば、UEはターゲットセルでランダムアクセスを開始する。競合ベースのPRACHがハンドオーバに使用され、設定された競合PRACHリソースがアクティブなBWPに存在しなければ、UEはそのBWを、定義済みの競合PRACHリソースへと再チューニングできる。例えば、デフォルトBWPで定義された競合PRACHリソースは、ランダムアクセスプリアンブルの送信および応答の受信に使用される。
ターゲットgNBは、ハンドオーバーコマンド、例えば、UEに送信されるRRCConnectionReconfigurationメッセージで提供されるPHY/MAC設定を介して、新しいBWP(複数可)情報を設定できる。ハンドオーバ手順が完了すると、UEはBWPを、新しいアクティブBWPとしてターゲットセル内のRRC設定されたBWPにチューニングできる。ターゲットセルのBWP設定は、表6に示すように、radioResourceConfigDedicatedリストの中にある。
Figure 0007406483000007
新しい「bandwidthPartInfo」サブフィールドが、「physicalConfigDedicated」フィールドに追加される。「bandwidthPartInfo」は、UEのターゲットセルBWP情報を列記する。
競合PRACHリソースがデフォルトBWP(複数可)にあるならば、UEは、ターゲットセルのSSBに関連付けられたPRACHリソースを使用できる。競合PRACHリソースがデフォルトBWP(複数可)になければ、UEは、ターゲットセルのSSBに関連付けられたPRACHリソースtを使用してもよい。
無競合ベースのPRACHがハンドオーバに使用される場合、無競合のPRACHはDCI(PDCCH)を介して動的にトリガーされる。例えば、PDCCH順序および無競合PRACHリソース、例えばBWP(複数可)操作は、アクティブバンド内にある無競合PRACH周波数リソースである場合があり、この場合、PRACHプリアンブルを送信し、またRA応答(RAR)はアクティブバンドで行うことができる。或いは、無競合のPRACHリソースに無競合のPRACHリソースを割り当てることができる。例えば、BWPが(現在の)アクティブ帯域にない場合、UEはそのBWPを再チューニングして無競合のPRACHに戻し、また設定されたPRACH BWPにおいてRARを受信する。UEがハンドオーバを完了すると、UEはアクティブなBWPに戻る。割り当てられた無競合のPRACHリソースは、CSI-RSまたはコネクテッドモードSSBによって示すことができる。PRACHを送信するタイミングは、DCIの受信に続いて設定されたl記号であり得る。
図27に、BWP操作を使用したUEハンドオーバ手順のコールフローの例を示す。この手順では、無競合ベースのPRACH操作のために、BWP設定によるランダムアクセスが必要である。
<マルチリンク>
本出願の更なる態様によれば、1つまたは複数のPDSCHが、1つのBWPで送信され得ることが想定される。一実施形態において、PDSCHは、送信のために2つのBWPに分割され得る。例えば、UEは3つのBWPおよび2つのPDSCH送信で設定される。この例において、UEは、例えばBWP#1、BWP#2、BWP#3のような3つのBWPで設定される。PDSCH#1は、BWP#1およびBWP#3において送信されてよい。PDSCH#2は、BWP#2において送信されてよい。これは、(主)PDCCHが(主)BWPにおいて2つのPDSCHを同時スケジュールする場合に実現され得る。例えば、BWP#1をPDCCHの同時スケジューリングの主BWPとしてセットする。或いは、2つのPDSCHは、2つのPDCCHによって独立にスケジュールされてもよい。各PDCCHは、設定されたCORESETを有するBWP上でのみ送信する。例えば、PDCCH#1はBWP#1上で送信されてよく、PDCCH#2はBWP#3において送信されてよい。
主PDCCHが2つのPDCSHを同時スケジュールし、これらのリンク(またはTRP)の1つがRRC再設定またはDL/UL非同期を要求するならば、ランダムアクセスはデフォルトBWPに関連付けられたPRACH BWPを使用できる。デフォルトBWPがアクティブなBWPの1つと部分的または全体的にオーバーラップするならば、割り当てられたPRACH BWを含むレートマッチング情報を、UEに通知する必要がある。
主PDCCHが2つのPDCSHを独立にスケジュールし、またリンク(またはTRP)の1つがRRC再設定またはDL/UL同期外れを要求するのであれば、RAは、各デフォルトBWPに関連付けられたPRACH BWPを使用できる。各デフォルトBWPがアクティブなBWPの1つと部分的または完全に重複するのであれば、割り当てられたPRACH BWを含むレートマッチング情報は、UEに通知する必要がある。複数のBWPが主デフォルトBWPのみを使用するのであれば、UEは、主デフォルトBWPにおいてPRACHリソース(例えば、PRB上のPRACH)を使用できる。
図28Aに示す例示的な実施形態において、2つのPDCCHは、同時スケジュールされ、またデフォルトBW1に関連付けられたPRACH BWを使用する。図28Bでは、2つのPDCCHが独立にスケジュールされ、また各デフォルトBWPに関連付けられたPRACH BW、例えばデフォルトBWP1およびデフォルトBWP2を使用する。
<ビーム回復要求>
本出願の更に別の態様によれば、UEの現在のビームがビーム障害回復をトリガーするときに、UEはビーム回復要求(BRR)を送信する必要があることが発見された。例えば、PUCCHをBRR送信に使用できないのであれば、UEはRAを開始し、そこで(主)デフォルトBWP(複数可)に戻り、主BWPに関連付けられたPRACHを使用して、BRRと共にPRACHを送信する。専用のPRACHプリアンブルを使用して、BRRを識別できる。次いで、UEはBWPタイマーを設定および開始でき、またBWPタイマーが切れてRARの受信に成功しないならば、UEは(主)デフォルトBWP(複数可)に留まり、RRC_CONNECTをRRC_IDLEに設定できる。BWPタイマーが切れる前にビームが回復するならば、UEは、アクティブなBWP(複数可)への切替え(再チューニング)を行う。
或いは、UEは、RRCを介して設定されたRAリソースを使用できる。RAリソースには2つの主要な部分が含まれる。これら部分の1つはUL PRACH送信用である。もう1つの部分は、DL RAR受信用である。設定されたRAリソースは、現在のアクティブなBWP(複数可)と同じものでも異なるBWP(複数可)でもよい。UEは、主BWPに関連付けられたPRACHを使用して、PRACHをBRRと共に送信することができる。専用PRACHプリアンブルを使用して、BRRを識別できる。専用PRACHプリアンブルは、BWPタイマーのセッティングおよび開始にも使用できる。RARを受信する前にBWPタイマーが期限切れすると、UEは設定されたBWPに留まり、RRC_CONNECTをRRC_IDLEにセットする。しかし、BWPタイマーが期限切れする前にビームが回復したならば、UEは必要に応じてアクティブなBWPに切替える(再チューニングする)ことができる。
PUCCHがBRR送信のために利用可能であれば、UEは、アクティブなBWPからPUCCHを介してBRRを送信し、BWPタイマーをセットおよび開始することができる。BWPタイマーが期限切れする前にACKの受信に成功したしたならば、ビームは回復し、UEはデータの送受信を再開できる。BRRのACKを正常に受信せずにBWPタイマーが期限切れしたならば、UEは、設定されたBWP(複数可)から(主)デフォルトBWP(複数可)に再チューニングして、RRC_CONNECTをRRC_IDLEにセットできる。
図29に例示的に示される更なる実施形態に従って、アクティブなBWPタイマーが期限切れし、またUEがデフォルトBWPに戻るタイミングを説明する。UEが、BWPタイマーを使用して、アクティブなDL/UL帯域幅パート(BWP)をデフォルトまたは別のアクティブなDL/UL BWPに切替えるために、BWPタイマーの構成、解像度、および操作方法を使用できる。ここで説明するアクティブなBWPからデフォルトのBWPに切替えるためのメカニズムは、1つのアクティブなBWPから別のアクティブなBWPへの切替えなどのシナリオにも適用できる。
BWP非アクティビティタイマーは、以下の例示的方法の1つにより設定され、またUEにシグナリングすることができる。例えば、bwp-inactivityTimerは、連続スロットの数を特定でき、当該スロットの間で、UEはPDCCHを正常にデコードした後にアクティブになり、これはULまたはDLでの新しい送信または再送信を示す。例えば、このタイマーは、DLスケジューリングPDCCH上でUL許可を受信したときに、再起動/リセットされる。このタイマーが切れると、UEは、デフォルトBWPに切替えることができる。
BWP非アクティビティタイマーは、サービングセル、例えば主セル(Pセル)または主Sセル(PSセル)のためのRRCメッセージによって設定される。BWP非アクティビティタイマー設定は、DRXサイクル設定のMAC-MainConfigと共同で、RRCConnectionReeconfiguartionのようなRRCメッセージにおけるbwp-config IEの下で運ばれ得る。
TDDのようなペアリングされていないスペクトルについては、非アクティビティDLおよびUL BWPタイマーを共同で設定するか、または1つのBWP非アクティビティタイマーをDLおよびULの両方で共有できる。例えば、図29に示すように、BWP非アクティビティタイマー値を1msにセットできる。この場合、BWP非アクティビティタイマーが期限切れになると、UEはデフォルトのBWPに戻る。一方、FDDのようなペアスペクトルについては、DLおよびUL BWP非アクティビティタイマー、例えばDLおよびUL非アクティビティタイマーを個別に設定できる。
BWP非アクティビティタイマー値は、同じ数秘術または異なる数秘術で設定されたBWP、またはBWPのBWに依存する可能性がある。RRCシグナリングは、各設定されたBWPごとに個別のBWPタイマーを設定できる。しかしながら、デフォルトのBWPに非アクティビティタイマーを設定する必要はない。UEは、BWPアクティベーションDCIから、BWP非アクティビティタイマー値を参照できる。アクティベーションDCIは、ビットマップまたはBWPインデックスを使用して、設定されたBWPが有効であること、またはアクティベートされていることを示す。UEは、アクティベートされたBWPに従って、BWP非アクティビティタイマーを設定できる。BWPのタイマー値は、RRCのような上位層シグナリングを介して設定できる。
RRCメッセージでは、BWP非アクティビティタイマー値は、msのような時間の観点から定義できるため、様々な数秘術または帯域幅に適応できる。FDDでは、DLまたはULの非アクティビティタイマーを、スロットごとに連続してカウントダウンできる。TDDでは、DLサブフレームおよび特殊サブフレーム(SSF)をカウントするときにのみ、BWP非アクティビティタイマーが減少し、ここでのSSFは、DLからULへの切替えを容易にするために使用される。
UEは、UL BWP非アクティビティタイマーがオンのときにスケジューリング要求(SR)を送信できるが、SRを送信すると、DL BWP非アクティビティタイマーが期限切れになった場合でも、SR手順を完了するまではPDCCHを継続的に監視しなければならない。或いは、UEがULでSRを送信するときに、FDDについてはULを、TDDについてはULをリセットするか、または自己完結型サブフレームBWP非アクティビティタイマーをリセットするか、またはアップリンク許可のDL DCIを受信したときにはBWP非アクティビティタイマーを一時停止または保持する必要がある。この方法において、DL BWP非アクティビティタイマーが対応するsr-ProhibitTimerよりも短ければ、UEはsr-ProhibitTimerが期限切れになるまでPDCCHを監視し続ける必要がある。
FDDでは、UEがアップリンク許可DCI(SRに対応)を取得すると、それはUL BWP非アクティビティタイマー、例えばulbwp-inactivityTimerをリセットする。TDDでは、それはBWP非アクティビティタイマーbwp-inactivityTimerをリセットする。もし、UEがアクティブなDL(第1の)BWPから別のアクティブなDLまたはデフォルト(第2の)DL BWPに切替わり、第1および第2のBWPが異なる数秘術を使用しているならば、PRACHリソースが各(UL)BWPに割り当てられる必要がある。
図30Aは、HARQ RTTおよび再送信タイマーのタイミングの例示的な実施形態を示す。UEは、例えば、複数のBWPを備えたサービングセルごとにBWP非アクティビティタイマーおよび1つのHARQエンティティを有し得る。BWP非アクティビティタイマーが進行中(例えば、カウントダウン)の間、もし再送信(NACK)があれば、UEは多くの方法で応答し得る。例えば、UEは、再送信に従ってBWP非アクティビティタイマーを設定し得る。或いは、UEは再送信のためにBWP非アクティビティタイマーを保持し得る。
UEは、以下のうちの最も早いものの後に、非アクティベーションタイマーの維持を解除することができる。即ち、再送信がACKされること(例えば、再送信データの復号化が成功したとき)、再送信がタイムアウトすること、または再送信が最大再送信に達することである。
再送信タイマー値は、DCI HARQメッセージを介して動的にシグナリングすることができる。UEは、DCIを介して動的DL/UL HARQタイミングパラメータを設定できる。動的DL/UL HARQ A/Nタイミングパラメータは、KおよびNである。スロットNにおけるDL/ULデータ受信、およびスロット+Kにおける確認応答。したがって、再送信タイマー値は、2N、例えば最小HARQ往復時間(RTT)として設定できる。再送信タイマー値は、再送信回数の最大値としてHARQ RTTをセットできる。
BWP非アクティビティタイマーが進行中(例えばカウントダウンなど)で、且つBWPアクティベーションDCIが受信されている間、再送信は、アクティベーションDCIを運ぶスケジューリングPDCCHを用いてターゲットBWPにスケジュールされる。例えば、UEは再送信のためにアクティブ化BWPに切替え、また、BWP非アクティビティタイマーをリセットまたは脱アクティブ化する。
BWP非アクティビティタイマー、例えばbwp-inactivityTimerが期限切れになり、且つHARQバッファがまだ空でないとき、UEは、デフォルトまたは別のアクティブなBWPへの切替えを実行している間、HARQバッファをフラッシュしないことを選択できる(例えば、非同期であることをUEが報告しない、またはデフォルト(UL)BWPに割り当てられたPUCCHリソースが存在しない場合)。
図30Bによると、UEがビーム障害回復(BFR)を要求したならば、例えば、DLおよびULの両方のためのビーム回復タイマーおよびbwp-inactivityTimerの両方が実行中である間にBFRのPRACHまたはPUCCHを送信すると、UEは、DLおよびULの両方のためのBWPの非アクティビティタイマーを一時停止し。次いでgNBの応答について現在のBWPにおけるDL PDCCHを監視することができる。ビーム障害回復タイマーが期限切れになる前、またはUEがビーム障害回復要求(BFRR)の最大送信数に達する前に、UEがgNBのビーム回復(BR)応答を受信したならば、UEは、BWP非アクティビティタイマーを再開できる。そうでなければ、UEはHARQバッファをフラッシュし、ビーム障害の回復が失敗したことを宣言し、次いでデフォルトのBWPに戻すために切替える。
現在のBWPでビーム障害を検出するときに、CSI-RSまたはSSBが、UEのために新しい候補ビームの識別を実行するように設定されていなければ、UEは、ビーム回復タイマーを開始し、データをHARQバッファに保持する。UEは、デフォルトのBWPに切替えて、DLおよびULの両方のBWP非アクティビティタイマーを停止し、新しい候補ビーム識別を実行し、BFRRを要求できる。UEは、ビーム回復タイマーが期限切れになるか、またはUEがBFRRの最大送信数に達するまで、BFRR応答を監視する。図30Bは、BFRを備えたDL BWP非アクティビティタイマーの例示的な実施形態を示す。UEがBWP非アクティビティタイマーの実行時間中にビーム回復タイマーを開始したならば、UEがBFRRを実行するときに、UEは、現在のBWPにおいてDL PDCCH上でBFR指示を受信するまで、BWP非アクティビティタイマーを一時停止するか、BWP非アクティビティタイマーをリセットできる。
FDDについてのDL、UL、またはTDD BWPの非アクティビティタイマーのDL-UL、例えばbwp-inactivityTimerの何れかが進行中(ON)であり、且つHARQバッファがまだ空でない間に、UEが同期外れを検出したならば、UEはHARQバッファをフラッシュアウトさせない。UEが同期外れを宣言したら、例えば、無線リンク(RL)回復タイマーが期限切れしたならば、UEはデフォルトのBWPに行くことができ、UEはデフォルトのBWPから新しいRLを再確立できる。
BWP非アクティビティタイマーは、コネクテッドモードのDRXタイマーと相互作用し得る。例えば、現在のアクティブなDL BWP上のXスロットについてDL割り当てまたはUL許可が受信されなければ、gNBは、RRCモードに関係なくUEをトリガーして、デフォルトのDL BWPへと再チューニングするBWPタイマーを用いてUEを設定することができる。BWP非アクティビティタイマーの目的は、アクティブなBWP上に非アクティビティが存在するときに、デフォルトのBWPに切替えることである。
onDuration期間の最初のスロットから開始して、UEは、このUEについての初期UL許可またはDL送信を示すPDCCHを正常にデコードした後まで、デフォルトのBWPに留まる。初期BWPがPDCCHに示されていれば、UEは、初期BWPに切替える。UEがDRXスリープモードに戻ると、UEはデフォルトのBWPに戻る。デフォルトのBWPが設定されていなければ、初期BWP上のDRXスリープモードに移行する。これは、UEが、この初期BWPのonDuration期間中にウェイクアップすることを意味する。DL/UL drx_RetransmissionTimerの実行中にBWP非アクティビティタイマーが期限切れになったならば、UEは、bwp-inactivityTimerを維持することができ、デフォルトのBWPには切替わらない。BWP非アクティビティタイマーが期限切れになり、且つrx_RetransmissionTimerまたはdrx_inactivityTimerの実行中に、デフォルトのBWPが現在アクティブなBWPとは異なる数値を有しているならば、UEはHARQバッファをフラッシュアウトしないか、または
drx_RetransmissionTimerの実行中に、UEがデフォルトのBWPにあるならば、UEは、drx_RetransmissionTimerが期限切れになるのを待つ。drx-InactivityTimerの実行中にBWP非アクティビティタイマーが期限切れになれば、UEは、デフォルトのBWPに切替える。
図31Aは、ULのアクティブ化についてのBWP切替えのガード期間のタイミングの例を示している。図31Bは、DLのアクティブ化についてのBWP切替えのガード期間のためのタイミングの例を示している。図32は、ULのBWP非アクティビティタイマーが期限切れになったときの、BWP切替えのガード期間のタイミングの例を示している。図33は、DLのBWP非アクティビティタイマーが期限切れになったときのBWP切替えのガード期間についてのタイミングの例を示している。
FDDのようなペアリングされたスペクトルについて、ガード期間は、2つの連続したスロット間の周波数再チューニングのために使用される。UL BWP非アクティビティタイマーが進行中(例えば、カウントダウン)で、且つUL BWPアクティブ化DCIが受信されている間は、アクティブ化DCIと共にDLスケジューリングDCIによって、ガード期間が作成される。例えば、それは、受信されたアクティベーションDCIまたは現在のDL BWPスロットにおけるPDCCHから参照される、KガードOFDMまたはSC-FDMA記号を予約できる(現在のDL BWPとは、UEが留まっているDL BWPを意味する)。例えば、図32Aに示すように、K値は3つの記号にセットすることができる。UEは、ターゲットUL BWPにおいてK2記号の後にPUSCHを送信し、ここでのターゲットUL BWPは、UEが切替えようとしている切替え先のUL BWPを意味する。
DL BWP非アクティビティタイマーが進行中であり(例えば、カウントダウン)、且つDL BWPアクティベーションDCIが受信される間、ガード期間は、アクティベーションDCIを用いてDLスケジューリングDCIにより作成される。例えば、現在のDL BWPスロットで受信したアクティベーションDCIまたはPDCCHから参照されるKガード記号を予約できる(現在のDL BWPは、UEが留まっているDL BWPを意味する)。例えば、図32Bに示すように、Kの値を3つの記号に設定できる。UEは、ターゲットDL BWPにおいてK1記号の後のPDSCHを受信し、ここでのターゲットDL BWPは、UEが切替わろうとする先のDL BWPを意味する。
図34は、TDDのためのBWP切替えについて、ガード期間のタイミングの例を示している。図35Aは、自己完結型サブフレームおよびBWPアクティベーションの同じ数値計算を使用した、BWP切替え用にUEによって作成されたガード期間のタイミングの例を示している。図35Bは、自己完結型サブフレームおよびBWP非アクティビティタイマーの有効期限についての同じ数秘術を用いて、BWP切替えのためにUEによって作成されたガード期間のタイミングの例を示している。
TDDのようなペアリングされていないスペクトルの場合、BWP非アクティビティタイマーが進行中で(カウントダウンなど)、BWPアクティベーションDCIが受信されている間、DLスケジューリングDCIによってガード期間が作成される。例えば、図34に示すように、それは現在のDL BWP TDDのアクティベーションDCIまたはPDCCHから参照されるK1ガード記号を予約できる。BWP非アクティビティタイマーが期限切れになり、且つUEが現在のBWPから切替わってデフォルトのBWPに戻った後、UEは、それがTDD DLスロットであれば、デフォルトのBWP PDCCH領域においてスケジューリングDCIを監視するか、またはUEは、それがTDD ULスロットであれば、デフォルトのBWPにおいてSRS、PUCCH(長いかまたは短い形式)、PRACHを送信できる。
自己完結型サブフレームの場合、BWP非アクティビティタイマーが進行中で(カウントダウンなど)、且つBWPアクティベーションDCIが受信されている間、スロット内切替えの送信ガード記号Kは、図35Aに示すように、アクティベーションDCIによって暗黙的に、またはスケジューリングDCIによって明示的に示すことができる。BWP非アクティビティタイマーが期限切れになり、UEが現在のBWPからデフォルトのBWPに切替わる間は、図35Bに示すように、最後のKUL記号をドロップすることによってガード期間を予約できる。
更に他の実施形態によれば、図36は、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation:CA)を用いたデフォルトのBWP設定のタイミングの例を示している。gNBは、1つのDL BWPを各コンポーネントキャリア(component carrier:CC)のデフォルトBWPとして設定することができ、各デフォルトBWPは、UEのBW内にSSバーストセットを含むことができる。副CCの場合、gNBはデフォルトのBWPを設定できる。図36において、CC#1およびCC#2は異なる数秘術を使用しており、各CCは個別のデフォルトBWPで設定される。
SSバースト(一組のSSブロック)は、各CCのデフォルトBWPについての測定期間(コネクテッドモードのみ)内で設定できる。これらのSSバースト情報は、システム情報(system information:SI)を介して設定できる。CCが無効にされれば、対応する設定済みのデフォルトBWPは無効になる。DCIキャリア表示(carrier indicator:CIF)およびBWPビットマップは、どのBWPがどのCCでアクティブ化されているかを示すために使用できる。例えば、CIFの4ビットおよびBWPの4ビットが、CCがアクティブ化されているBWPの表示に使用されるならば、バイナリ0010 0100は2番目のCCを示し、3番目のBWPがアクティブ化される。
プライマリサービングセルについて、デフォルトのBWPが設定されていなければ、デフォルトのBWPのために初期(アクティブ)BWPを使用できる。初期(アクティブ)BWPは、UEが初期アクセスを実行するBWPを意味する。各CCは、BWP非アクティビティタイマーを用いて設定でき、BWP非アクティビティは数秘術に依存する。CAにおいて、BWP#1がデフォルトのBWPとしてのCC#1のためであれば、UEは幾つかの方法で応答できる。PDCCHがCAに共同でスケジュールされているならば、例えば、CC#1およびCC#2に共同でスケジュールされた単一のPDCCHがある場合、UEは、CC#2のためのデフォルトのBWP設定が存在しないときに、デフォルトのBWP(例えば、主デフォルトBWP)としてBWP#1を使用できる。CC#1およびCC#2の数秘術が同じであれば、UEは、BWP#1をCC#1およびCC#2の両方のためのデフォルトとして使用でき、それ以外の場合、CC#1はBWP#1をデフォルトのBWPとして使用でき、またCC#2はBWP#2をデフォルトのBWPとして使用できる。PDCCHが個別にスケジュールされていれば、例えば、CC#1およびCC#2から独立にスケジュールされた複数のPDCCHが存在するならば、CC#1はデフォルトのBWPとしてBWP#1を使用でき、またCC#2はデフォルトのBWPとしてBWP#2を使用できる。
更に他の実施形態において、図37は、CCが同時スケジュールされるときのデフォルトBWPのタイミングの例を示す。CAを用いたデフォルトのBWP操作が示されている。CC#1およびCC#2は同時スケジュールされ、またCC#1およびCC#2は同じ数秘術を使用する。BWP#1 CORESETおよびBWP#1は、CC#1および#2の両方のためのデフォルトBWPである。
CAにおいて、例えば図36において、BWP#2がデフォルトのBWPとしてCC#2に設定され、BWP#1がデフォルトのBWPとしてCC#1に設定されるならば、UEは多くの方法で応答できる。FDDについて、DLおよびUL BWPタイマーは、各CCに対して独立に設定できる。TDDおよび自己完結型サブフレームの場合、BWPタイマーは、各CCについて個別に設定される。
PDCCHが共同でCAのためにスケジュールされているか、または個別にスケジュールされるならば、例えば、CC#1およびCC#2について単一のPDCCHが同時にスケジュールされるなら、CC#1およびCC#2の数値が同じであれば、UEは単一のBWPタイマー値を用いてRRCによりセットでき、そうでなければ、BWPタイマー値は各CCについて独立にセットアップできる。PDCCHがCA時に共同でスケジュールされるならば、単一のDRXタイマーを全てのCCに使用できる。CA時にPDCCHが個別にスケジュールされるならば、それらの数秘術が主CCと異なる場合、個別のDRXタイマーを各CCについて独立に設定できる。
更に別の実施形態に従い、図38は、UEがSRSギャップ送信を実行するためのガード期間のタイミングの例を示す。図39は、UEがCSI-RSギャップ測定を実行するためのガード期間のタイミングの例を示す。UEが測定ギャップを実行するか、またはアクティブなBWPの外でSRSを送信し、且つペアスペクトル(FDD)についてBWP非アクティビティタイマーがオン(例えば、期限切れでない)のときに、非周期的なSPまたは周期的なSRSが、ULスロット内の長いPUCCHまたは短いPUCCHを用いて送信するようにスケジュールされるならば、UEは、非周期的なSPまたは周期的なSRS送信をスキップできる。PUSCHが非周期的なSPまたは周期的なSRSを用いて送信するようにスケジュールされるならば、ガード期間がUEによって生成され、次のスロットにおいてPUSCH送信が続く。それは、kOFDMまたはSC-FDMA記号を用いてガード期間を生成し、その後にスケジュールされたSRS送信が続き、また最初のkOFDMまたはSC-FDMAガード記号が2番目のPUSCH送信スロットにおいて生成される。PUCCHが非周期的なSPまたは周期的なSRSを用いて送信するようにスケジュールされるならば、ガード期間がUEによって生成され、次のスロットにおいてPUSCH送信が続く。それは、kOFDMまたはSC-FDMA記号を用いてガード期間を生成し、その後にスケジュールされたSRS送信が続き、また最初のkOFDMまたはSC-FDMAガード記号が2番目のPUCCH送信スロットにおいて生成される。PUSCHが非周期的なSPまたは周期的なSRSを用いて送信するようにスケジュールされているならば、UEによってガード期間が生成され、次のスロットにおいてPUCCH送信が続く。これは、kOFDMまたはSC-FDMA記号を用いてガード期間を生成し、その後にスケジュールされたSRS送信が続き、次いで現在の送信スロットの最後にkOFDMまたはSC-FDMAガード記号が続く。PDSCHが非周期的なSPまたは周期的なCSI-RSを用いて送信するようにスケジュールされているならば、UEによってガード期間が生成され、次のスロットにおいてPDSCH送信が続く。図39に示すように、それはkOFDM記号を用いてガード期間を生成し、次いでスケジュールされたCSI-RS(アクティブなBWPの外)が続き、次いで現在のスロットの最後にkOFDMガード記号が続く。
ペアリングされていないスペクトル(TDD、自己完結型サブフレーム)について、非周期的なSP、または周期的なSRSが、ULスロット内の長いPUCCHまたは短いPUCCH、または自己完結型サブフレームにおけるUL記号を用いて送信するようにスケジュールされるならば、UEは、非周期的なSP、または周期的なSRS送信をスキップできる。PUSCHが非周期的なSP、または周期的なSRSを用いて送信するようにスケジュールされているならば、UEによってガード期間が生成される。それは、kOFDMまたはSC-FDMA記号を用いてガード期間を生成し、その後にスケジュールされたSRS送信が続き、次いで現在の送信スロットの最後にkOFDMまたはSC-FDMAガード記号が続く。
bwp-CSIマスクがCQI/PMI/PTI/RIおよび/またはQCLレポートを(DL)bwpタイマー非アクティブサイクルの持続期間に制限するときに、gNBはUEのCSIマスクを設定できる。CSIマスクがRRCによってセットアップされるならば、DL BWP非アクティビティタイマーが期限切れしていないときには、PUCCH上でのCQI/PMI/RI/PTIおよび/またはQCLのレポートは無効にすべきでない。そうでない場合、UEは、非周期的なCSI、SP-CSIおよび周期的なCSIレポートについて、CQI/PMI/RI/PTIレポートを送信すべきであろう。
bwp-SRSマスクが、SRS送信をUL BWPタイマーの非アクティブサイクルの持続期間に制限するときに、gNBは、UEのSRSマスクを設定できる。SRSマスクがRRCによってセットアップされるなら、UL BWP非アクティビティタイマーが期限切れしていない間は、UEはSRSを送信すべきでない。そうでない場合、UEは非周期的なSRS、SP-SRS、および周期的なSRSのSRSを送信すべきである。
図40は、BWP起動DCIエラー処理のタイミングの例示的な実施形態を示している。BWPアクティベーションDCIを正常にデコードできないとき、例えば、UEのBWPアクティベーションが失敗したときに、UEは、多くの方法で応答できる。DLデータ割り当てまたはUL許可の有無にかかわらず、BWPアクティベーションDCIを受信したならば、UEは、DLまたはUL BWP非アクティビティタイマーが期限切れするまで現在のDLまたはUL BWPに留まり、またデフォルトのBWPに戻ることができる。或いは、DLデータがスケジュールされているならば、またはUL DCI許可があるならば、それはBWP非アクティビティタイマーをリセットする。UEは、HARQバッファをフラッシュアウトせずに、BWP非アクティビティタイマーが期限切れになるまでDL DCIを監視し続けることができる。スケジュールされたSRS(非周期的、半永続的、または周期)のようなアップリンク送信がある場合、UEは、スケジュールされたSRSを引き続き送信できる。スケジュールされたCSI-RS(非周期的、半永続的、または周期的)またはSSBのような何らかのDL測定がある場合、UEは、スケジュールされたCSI-RSまたはSSBの測定を引き続き送信する。
図41Aに示すように、BWPを使用した無許可の操作について、UEは、無許可の送信についてRRCによって設定された、PDCCHによって半静的にスケジュールされるか動的にアクティブ化されたGFリソースを使用することができる。図41Bに示すように、GFリソースがアクティブ化されたUL BWPに割り当てられないならば、UEは無許可の送信を実行できない。BWP切替えについて、もしRRC設定によって明示的に示され、MAC CEによって半静的に示され、またはPDCCHによって動的に示されるならば、UEは、RRCによって設定され、MAC CEによって半静的に示され、または、BWP非アクティビティタイマー値を使用する、BWP非アクティビティタイマーをセットできる。BWP非アクティビティタイマーが期限切れになると、UEは、RRC、MAC CE、またはPDCCHで示される別のアクティブBWPまたはそのデフォルトBWPに切替えることができる。UEは、再送信のためのBWP非アクティビティタイマーを一時停止またはリセットし、また、再送信が確認されたとき(ACKなど)、または再送信がタイムアウトになったとき、または再送信の最大数に達したときに、(タイマーが一時停止されていれば)当該タイマーを再開する。L1シグナリングによって示され、またはアクティブ化される無許可のリソース、例えばPDCCHについて、BWPのアクティブ化/非アクティブ化DCIは、UEがアクティブなBWP(複数)の間またはアクティブBWPとデフォルトのBWPの間で切替えるための、無許可のリソースアクティブ化/非アクティブ化DCIと組み合わせることができる。現在アクティブなBWPが脱アクティブ化されるならば、このBWPに割り当てられているGFリソースもまた、BWP非アクティビティタイマーまたはMAC CEまたは脱アクティブ化DCIによって脱アクティブ化される。
<BWPについてのPRB割り当てなし>
本出願の更に別の態様によれば、ゼロBWPは、DL-またはUL-BWPについてのゼロリソース割り当て(resource assignment:RA)として定義することができる。DLもしくはULのゼロBWPが設定または通知されるとき、UEの動作は、以下で説明する次のシナリオに依存する。
ペアリングされていないスペクトルの第1の実施形態には、ゼロPRB設定が存在する。Sセル BWPは脱アクティブ化される。ペアリングされていないスペクトル、即ち、TDDまたは自己完結型サブフレームシステムについて、DLおよびUL-BWPは一緒に設定される。DL-BWPが、1つまたは一群の副セル(Sセル)についてゼロリソース(複数可)で設定されるならば、それがPセル-Sセル同時スケジューリングであるとき、またはSセルを介して直接設定されるとき、UEは、対応するSセル BWPから脱アクティブ化される。ゼロ脱アクティブ化されたBWPは、再送信があるならば、即ち、HARQバッファが空にならないならば、DL受信またはUL送信をサポートしないので、UEは、脱アクティブ化されたSセルのDL-およびUL-BWPから下記へと切替えることができる。即ち、(i)SセルのデフォルトBWP、(ii)PセルのアクティブDL、およびゼロ以外のリソース割り当てのUL-BWP、(iii)PセルのデフォルトDLおよびUL-BWP、または(iv)Pセル初期アクセスDLおよびUL-BWPである。これは、RRC設定またはDCIシグナリングを介したgNBからの指示(例えば、BWP DCIがゼロのフラグ)に基づいている。gNBからの指示がないならば、デフォルトの選択順序は次のようになり得る。即ち、(i)設定されていればSセルのデフォルトBWP、(ii)SセルのデフォルトBWPがないならば、PセルのアクティブDL、およびUL-BWP、(iii)PセルのアクティブDLおよびUL-BWPがないならば、PセルのデフォルトDLおよびUL-BWP、(iv)PセルのデフォルトDLおよびUL-BWPが設定されないならば、Pセルの初期アクセスDLおよびUL-BWPである。
SセルのDL-およびUL-BWPがアクティブ化されたBWPタイマーで設定されるなら、即ち、BWP-InactivityTimerが期限切れでないならば、UEはSセルのデフォルトBWP、PセルのアクティブBWPまたはPセルのデフォルトBWPに切替えて、BWPタイマーを停止することができる。この場合、ゼロBWPはSセルのアクティブBWPを脱アクティブ化し、関連付けられたBWPタイマーを無効にする。
この態様の第2の実施形態は、PセルのBWPが脱アクティブ化されているペアリングされていないスペクトルを説明する。PセルのDL-BWPがデフォルトのPセルのDL-BWP以外のゼロリソースで設定されていれば、UEは、DL-およびUL-BWPを脱アクティブ化し、デフォルトのDLおよびUL-BWPに切替えることができる。これは、設定時に発生するか、またはPセルでデフォルトのBWPが設定されていなければ、初期のアクティブなDLおよびUL-BWPである。UEは、そのデフォルトのDL BWPまたは初期アクセスDL BWP上で、スケジューリングCORESET(例えば、共通の探索空間またはフォールバックDCIにおけるグループ共通のDCIまたはDCI)を監視することができる。或いは、それはデフォルトのUL BWPまたはPセルにおける初期アクセスUL BWP上で、PRACHを送信できる。PセルのDL-およびUL-BWPがアクティブ化されたBWPタイマーを用いて設定されているならば、即ち、BWP-InactivityTimerおよびBWP-InactivityTimerが期限切れでないならば、UEはPセルのデフォルトPWBに切替えることができ、またはデフォルトのBWPが設定されていないならば、初期のアクティブなBWPに切替えて、BWPタイマーを停止させることができる。
この態様の第3の実施形態は、サービングセル由来の非アクティブであるゼロBWPを説明する。ゼロBWPが設定されているか、またはサービングセルからシグナリングされるならば、zero_BWP_timerは、UEの非アクティブ持続期間のために設定でき、例えば、UEは「非アクティブモード」または「マイクロスリープモード」にあり、共通のまたはUE特異的な検索スペースにおけるPDCCHを監視または検出しない。ゼロBWPタイマーの満了時に、UEは、デフォルトまたはアクティブなBWPに戻ることができる。これは、共通またはUE固有の検索スペースを監視するための、ゼロBWP DCIを用いてのRRCまたはDCIシグナリングを介した設定に依存する。アクティブなBWPまたはデフォルトのBWPが設定されていないならば、UEは、zero_BWP_timerの満了後に初期アクセスBWPを使用できる。モニタリングDCI期間中にBWPがアクティブ化されたならば、UEは、再アクティブ化されたBWPに切替えることができる。DCIの監視期間は、RRCシグナリングを介して設定できる。UEウェイクアップタイミングとネットワーク送信タイミングの同期を確実にするために、TRSはDCIの監視期間中に送信することができる。第1、第2、および第3の実施形態における、ペアリングされないスペクトルのゼロBWP処理を図42に示す。
この態様の第4の実施形態はペアリングされたスペクトルを説明し、ここではSセルのDL/UL BWPが脱アクティブ化される。ペアリングされたスペクトル(即ち、FDDシステムと、DL BWPおよびUL BWPが別々に設定されている)の場合、DL-BWP(複数可)およびUL-BWP(複数可)は、1つまたは一群の副セル(Sセル)についてゼロリソースを用いて設定される。BWP(複数可)が、Pセルを介して同時スケジュールされるとき、またはSセルを介して直接設定され且つBWPタイマーが設定されないならば、DL/UL SセルのBWPが脱アクティブ化される。UEは、可能であれば、アクティブ化されたPセルのBWPのDCIを監視し続けることができる。ゼロDL/UL BWPは、DL/ULデータ受信をサポートできないため、DL/UL(再)送信を、PセルのDL/UL BWPに切替えることができる。DL/UL BWPにBWPタイマーがセットアップされていて、且つBWPタイマーが期限切れしていないならば、この脱アクティブ化はBWPタイマーを無視する。
この態様の第5の実施形態は、SセルのBWPを用いずにPセルの DL/UL BWPが脱アクティブ化される、ペアリングされたスペクトルを説明する。ペアリングされたスペクトルの場合、DL/UL BWPがデフォルトのBWPではなく、PセルのBWPのゼロリソースで設定されているならば、UEは、設定されていればPセルのデフォルトDL/UL BWPに切替えられる。DL/UL BWPにBWPタイマーが設定されていて、且つBWPタイマーが期限切れになっていなければ、非アクティブ化によってBWPタイマーは無視され得る。UEは、グループ共通のDCIもしくは共通の検索スペースにおけるDCIを監視するか、または、DCIをそのDLデフォルトBWP(設定されていれば)にフォールバックさせる。或いは、それは、設定されているならば、そのULデフォルトBWP上でPRACHを監視でき、またはPセルにはデフォルトが設定されていないならば、そのUL初期アクセスBWP(設定されて入れば)上で監視できる。
<ゼロBWP設定期間におけるDCI監視>
本願の更なる態様によれば、UEがゼロBWPで設定されるとき、それは、監視のために以下の方法の1つで動作することができる。即ち
(i)ゼロBWP設定期間においては監視なし
(ii)UEは、ゼロBWP設定のタイマーが期限切れになるまで、PHYチャネルの監視を停止する。これにより、UEはゼロBWPタイマーの持続時間に亘って電力を節約できる。
(iii)ゼロBWPタイマーが期限切れになると、UEは、設定に応じてデフォルトまたはアクティブなBWPに戻る。デフォルトまたはアクティブなBWPに戻す設定は、UEに固有の方法またはセルに固有の方法で、RRCを介して行うことができる。
一実施形態において、ゼロBWP設定期間では監視が制限される。ゼロBWPのために設定されるとき、UEはデータチャネルおよび特定の制御チャネルの監視を停止する。しかし、UEはアクティブなBWP(監視している最新のBWPであり、当該BWPの設定を受信する最新のBWP)または特定の制御信号のデフォルトBWP、例えば設定されたCORESET(ここで、それはグループ共通のDCIまたは共通検索スペースのDCIを受信する)を監視し続けることができる。したがって、ゼロBWPにおいて、UEはSFI、SI-RNTIに関連する制御情報のような特定の制御情報を受信し続けることができるが、DLおよびUL許可は受信しない。その目的は、UEがこのモードでの電力を節約できるように、監視される制御シグナリングについての監視周期を十分に低く保つことである。この状態は、ゼロBWP設定のタイマーが期限切れになるまで継続し得る。
或いは、ゼロBWPタイマーがまだ実行中であるときであっても、UEは、グループ共通PDCCHのような監視されるDCIを介してBWP再構成を受信することができ、UEは当該再構成に従って切替わることができる。ゼロBWPタイマーの期限が切れると、UEは設定に応じてデフォルトまたはアクティブなBWPに戻る。デフォルトまたはアクティブなBWPに戻す設定は、UE固有の方法またはセル固有の方法でRRCを介して行うことができる。
<ゼロBWP設定のためのDCIフォーマット>
更に別の態様によれば、ゼロBWPをサポートするためのDCIはRRC設定に依存する。帯域幅経路指標フィールドがDCIフォーマット1_1で設定されるならば、帯域幅経路指標フィールド値は、DL受信用に設定されたDL BWP組からのアクティブDL BWPを示す。帯域幅経路指標フィールドがDCIフォーマット0_1で構成されるならば、帯域幅経路指標フィールドの値は、UL送信用に設定されたUL BWP組からのアクティブなUL BWPを示す。以下の表7に、ゼロBWP設定をサポートするための、DLおよびUL許可の両方のDCIフォーマットを示す。
以下の表8に、ゼロBWP設定をサポートするDL許可およびUL許可の両方のための別のDCIフォーマットを示す。
本願によれば、本明細書に記載のシステム、方法、およびプロセスの何れかまたは全部が、コンピュータ可読記憶媒体に格納されるコンピュータ実行可能な命令、例えばプログラムコードの形で具現化でき、その命令は、コンピュータ、サーバ、M2M端末デバイス、M2Mゲートウェイデバイス、トランジットデバイスのようなマシンによって実行されたときに、本明細書に記載のシステム、方法、およびプロセスを実行および/または実装することが理解される。具体的には、上記のステップ、操作、または機能は何れも、そのようなコンピュータ実行可能命令の形で実装できる。コンピュータ可読記憶媒体は、情報の記憶のための任意の方法または技術で実装された、揮発性および不揮発性の、取り外し可能および取り外し不能な媒体を含むが、そのようなコンピュータ可読記憶媒体は信号を含まない。コンピュータ可読記憶媒体には、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリまたはその他のメモリ技術、CD ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)またはその他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置などの磁気記憶装置、または目的の情報を保存するために使用でき且つコンピュータからアクセスできる他の物理媒体が含まれるが、これらに限定されない。
前記システムおよび方法は、現時点において特定の態様であると考えられるものに関して説明されてきたが、本願は、これら開示された態様に限定される必要はない。特許請求の範囲の精神および範囲内に含まれる様々な改変および類似の構成をカバーすることが意図されており、その範囲は、そのような改変および類似の構造を全て包含するように最も広い解釈が与えられるべきである。本開示は、特許請求の範囲の任意の且つ全ての態様を含むものである。

Claims (13)

  1. 基地局との遠隔無線制御(RRC)接続を再確立するための命令が格納された、非一時的メモリと、
    前記非一時的メモリに動作可能に結合されたプロセッサとを備えた無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、前記プロセッサは、
    アクティブなダウンリンク帯域幅パート(DL BWP)での測定に基づいて、ランダムアクセスチャネル(RACH)手順を開始することを判定する命令を実行でき、
    アクティブなアップリンク帯域幅パート(UL BWP)から、少なくとも1つのRACHリソースが構成されるデフォルトUL BWPへ切り替えて前記RACH手順を行う命令を実行でき、
    前記RACH手順を開始する命令を実行でき、
    前記基地局へ、前記デフォルトUL BWPに構成されたRACHのうちの1つを用いて、ランダムアクセス(RA)プリアンブルを送信する命令を実行することができ、
    前記基地局からのRA応答を受信する命令を実行することができ、また
    無線リソース制御(RRC)接続を再確立した後に、前記デフォルトUL BWPから、前記アクティブなUL BWPまたは前記基地局により設定された別のアクティブなUL BWPに切り替える命令を実行することができる無線送信/受信ユニット(WTRU)。
  2. 前記プロセッサは更に、前記基地局からの要求を受信して、アラインメントタイマーの期限切れに基づいて、前記RAを開始する命令を実行するように設定される、請求項1に記載のWTRU。
  3. 前記送信されたRAプリアンブルは、ダウンリンク制御情報(DCI)の受信後に、1つの記号の後に生じる、請求項1に記載のWTRU。
  4. 前記送信されたRAプリアンブルは、二次同期ブロードキャスト(SSB)に関連付けられる、請求項に記載のWTRU。
  5. 前記命令は、ネットワークで動作するWTRUによって実行される、請求項1に記載のWTRU。
  6. アクティブなダウンリンク帯域幅パート(DL BWP)での測定に基づいて、ランダムアクセスチャネル(RACH)手順を開始することを判定し、
    アクティブなアップリンク帯域幅パート(UL BWP)から、少なくとも1つのRACHリソースが構成されるデフォルトUL BWPへ切り替えて前記RACH手順を行い、
    前記RACH手順を開始し、
    地局へ、前記デフォルトUL BWPに構成されたRACHのうちの1つを用いて、ランダムアクセス(RA)プリアンブルを送信し、
    前記基地局からのRA応答を受信し、また
    無線リソース制御(RRC)接続を再確立した後に、デフォルトUL BWPから、前記アクティブUL BWPまたは前記基地局により設定された別のアクティブなUL BWPに切り替える方法。
  7. 更に、前記基地局からの要求を受信して、アラインメントタイマーの期限切れに基づいて、前記RAを開始する、請求項6に記載の方法。
  8. 前記送信されたRAプリアンブルは、ダウンリンク制御情報(DCI)の受信後に、1つの記号の後に生じる、請求項6に記載の方法。
  9. 前記送信されたRAプリアンブルは、二次同期ブロードキャスト(SSB)に関連付けられる、請求項6に記載の方法。
  10. 前記RACH手順は、前記基地局との無線リンク障害の観点で開始される、請求項6に記載の方法。
  11. 前記RACH手順は、WTRUと前記基地局との間での無線リンク障害の観点で開始される、請求項6に記載の方法。
  12. 前記プロセッサは更に、非アクティブなタイマーの期限切れの後に、前記デフォルトUL BWPに切り替える命令を実行することができる、請求項1に記載のWTRU。
  13. 更に、非アクティブなタイマーの期限切れの後に、前記デフォルトUL BWPに切り替える、請求項6に記載の方法。
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